JPH08317374A - ネットワーク・システム - Google Patents

ネットワーク・システム

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JPH08317374A
JPH08317374A JP7119895A JP11989595A JPH08317374A JP H08317374 A JPH08317374 A JP H08317374A JP 7119895 A JP7119895 A JP 7119895A JP 11989595 A JP11989595 A JP 11989595A JP H08317374 A JPH08317374 A JP H08317374A
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JP
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video
image
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camera
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JP7119895A
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Inventor
Masatoshi Otani
正寿 大谷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意のカメラからの映像を容易に得られるよ
うにする。 【構成】 LAN10,12−1〜12−4にコンピュ
ータ24−1〜24−5及び映像サーバ装置26−1〜
26−4を接続し、複数のカメラ22−1〜22−11
をLAN12−1〜12−4に直接、若しくは、コンピ
ュータ24−5又は映像サーバ装置26−3を介して接
続する。カメラ22−1〜22−11には、映像送信元
を検出する手段と、検出された要求元に撮影画像の圧縮
データを送信する送信手段を設ける。また、カメラ22
−1〜22−11に、映像送信要求の要求う元に応じ
て、コンピュータ24−1〜24−5毎に予め設定され
た撮像領域にパン、チルト及びズームして、撮影する制
御手段を設ける。更に、カメラ22−1〜22−11
に、コンピュータ24−1〜24−5からの制御権要求
を排他制御する制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の撮像装置と、映
像表示手段を具備する1台以上の情報機器とを有機的に
接続するネットワーク・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、同軸ケーブル又は光ファイバー等
の映像伝送ケーブルを張り巡らして、複数のカメラ入力
を選択、合成及び切換え表示する映像伝送システム(例
えば、CCTV(closed circuit te
levision)システム)が、大きなビルや銀行等
の大規模の監視システムとしてだけではなく、コンビニ
エンス・ストアや共同住宅を対象とする小規模な監視シ
ステムとして使用されるようになった。
【0003】このような監視システムでは、多数のカメ
ラが各地に設置され、その撮影画像を監視センターのモ
ニタ画面に同時に又は切り換えて表示するのが一般的で
ある。図2は、従来の監視システムの概略構成ブロック
図を示す。310−1,310−2,310−3,・・
・,310−nは各場所に設置される監視カメラであ
り、映像用の同軸ケーブル又は光ファイバ・ケーブル及
び電源制御信号用のケーブルからなる接続ケーブル31
2を介して、ビデオ・スイッチャ314の各入力ポート
に接続する。各監視カメラ310−1,310−2,3
10−3,・・・,310−nの撮影映像は、ケーブル
312を介してビデオ・スイッチャ314に供給され
る。
【0004】ビデオ・スイッチャ314は、コントロー
ラ316の制御下に、監視カメラ310−1,310−
2,310−3,・・・,310−nの選択された映像
をモニタ318及び/又はタイムラプスVTR320に
供給する。コントローラ316は、オペレータの指示に
従い、ビデオ・スイッチャ314における映像表示及び
/又は記録すべき映像の選択及び合成を制御し、個々の
監視カメラ310−1,310−2,310−3,・・
・,310−nの撮影方位及び倍率などを制御し、VT
R320の動作を制御する。モニタ318は、複数のデ
ィスプレイ装置からなる。各ディスプレイ装置では、マ
ルチ画面により複数の撮影画像(例えば2×2のマルチ
画面では4つの撮影画像)を同時に表示できるが、本明
細書では、マルチ画面では、それを構成する数だけのデ
ィスプレイ装置が用意されているとする。例えば、2×
2のマルチ画面は、4つのディスプレイ装置からなる。
【0005】電源制御装置322は、監視カメラ310
−1,310−2,310−3,・・・,310−n、
ビデオ・スイッチャ314、モニタ318及びVTR3
20に電源を供給し、また、その電源供給を制御する。
【0006】ビデオ・スイッチャ314、モニタ31
8、VTR320、コントローラ316及び電源制御装
置322は、中央の監視センターに設置される。監視カ
メラ310−1,310−2,310−3,・・・,3
10−nは、監視対象を撮影できるように各所に設置さ
れるので、ケーブル312は、監視カメラ310−1,
310−2,310−3,・・・,310−nの設置場
所と監視センターとの間に配設されることになる。
【0007】このように、従来の監視システムでは、映
像伝送用の同軸/光ファイバケーブルを監視カメラと監
視センターとの間に設置し、監視センター内で、任意の
カメラからの画像又は全部のカメラからの画像をモニタ
画面に表示するようになっている。
【0008】映像伝送の専用ケーブルを使用する従来の
映像伝送システムに対し、コンピュータ・ネットワーク
に映像のリアルタイム伝送機能を組み込むことが検討さ
れている。これにより例えば、別の部屋にいる同僚又は
ゲストと、あたかも同じ場所にいるかのごとく会話でき
るし、別の部屋に同僚が在席するかどうかをカメラ画像
により確認することができるようになる。また、他の場
所の状況、例えば、食堂の混み具合などを、容易に自分
のコンピュータのモニタ画面上で確認できるようにな
る。
【0009】通信トラフィックの増大と今後の映像・音
声情報等のリアルタイム伝送に備えて、コンピュータ・
ネットワークの大容量化と高速化が図られている。現
在、基幹LANとして、ATM(Asynchrono
us Transfer Mode)一LAN、及びF
DDI(Fiber−Distributed Dat
a Interface)−LAN等があり、これらで
は、100Mb/s〜155Mb/sの高速伝送が可能
である。支線系でも、100Mb/sを実現するツイス
トペアLAN等の標準化が進められている。公衆網系で
は、B一ISDN(広帯域ISDN)の勧告化が図ら
れ、CATV上でのATM通信の実験等が盛んに行なわ
れ始めており、通信インフラストラクチャとして高速ネ
ットワーク環境が徐々に整備されつつある。
【0010】また、 画像入力手段としてのビデオ・カ
メラについては、将来のパーソナル・コンピュータ又は
ワークステーション(以下、コンピュータと総称す
る。)によるDTV(DeskTop Video−C
onferecing)市場をターゲットとして、コン
ピュータ接続を主眼とする各種カメラが廉価に堤供され
つつある。
【0011】周知の通り、NSTC/PAL等の標準テ
レビジョン規格の映像をその画質を維持してデジタル化
すると、100Mb/s以上の伝送レートが必要であ
り、同様に、音声情報も音声帯域3.4MHz程度でP
CM化しただけでは64kb/s必要とする。従って、
通常は、データ圧縮して伝送される。
【0012】映像情報のディジタル圧縮技術には、種々
の方式が提案されている。例えば、静止画圧縮系ではJ
PEG符号化方式がある。動画圧縮系では、蓄積用に適
したMPEG1(1.5Mb/s以下)符号化方式、通
信系では、狭帯域ISDN(64kb/s〜2Mb/
s)用のH.261符号化方式、ハイビジョン対応の画
質から現行テレビジョン画質に等価な画質までをカバー
する蓄積用及びATM通信用の両方に対応するMPEG
2(数Mb/s〜数十M/b)符号化方式、アナログ電
話回線程度で保証される伝送レート(9.6kb/s〜
28.8kb/s)を対象とするMPEG4符号化方式
がある。
【0013】音声情報に関しては、7kHz帯域まで保
証するG.722、3.4kHz音声帯域をより低ビッ
ト・レートに圧縮するADPCM(32kb/s以下)
及びLD−CELP(16kb/s)等の符号化方式が
標準化されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】映像伝送に専用ケーブ
ルを使用する映像伝送システムでは、多数のカメラと多
数のモニタを必要に応じて有機的に接続したい用途には
不向きである。
【0015】他方、コンピュータ・ネットワーク、カメ
ラ及び画像・音声圧縮技術に関する技術開発は、将来を
睨んだ個別先行的なアプローチの感を否めず、現実のシ
ステム構築にあたっては様々な問題をはらんでいる。例
えば、コンピュータ・ネットワーク環境の普及・整備は
目覚ましく、高速な基幹LANが実用化着実に高速化さ
れているものの、現在設置され使用されているLAN上
で、たとえ圧縮符号化してあっても、動画映像情報の伝
送には伝送容量の多くを消費するので、他の利用が妨げ
られる。また、伝送容量と遅延時間を保証する手段が必
要になる。
【0016】本発明は、多数のカメラと、映像表示手段
を具備する少なくとも1台の情報機器とを有機的に接続
し、任意のカメラの映像を任意の映像表示手段に表示さ
せることのできるネットワーク・システムを提示するこ
とを目的とする。
【0017】本発明はまた、任意のカメラを遠隔操作で
きるネットワーク・システムを提示することを目的とす
る。
【0018】本発明はまた、任意のカメラを所望の制御
状態に制御する機能を具備するネットワーク・システム
を提示することを目的とする。
【0019】本発明は更に、カメラを設置すべき箇所を
容易に判断できるようにしたネットワーク・システムを
提示することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るネットワー
ク・システムは、撮影方位及び撮影倍率の少なくとも一
方を変更自在な複数の撮像装置と、当該映像表示手段を
具備する1台以上の情報機器とを相互に接続するネット
ワーク・システムであって、当該撮像装置は、当該情報
機器からの映像送信要求を受信して、その要求元を検出
する要求元検出手段と、当該要求元検出手段により検出
された要求元に応じて予め設定された撮像領域に撮影方
位及び撮影倍率を調整する方位・倍率調整手段と、撮影
画像を当該要求元に送信する送信手段とを有することを
特徴とする。
【0021】本発明に係るネットワーク・システムはま
た、撮影方位及び撮影倍率の少なくとも一方を変更自在
な複数の撮像装置と、当該映像表示手段を具備する1台
以上の情報機器とを相互に接続するネットワーク・シス
テムであって、当該撮像装置は、予め設定された複数の
撮像領域について指定順に撮影し、その撮影画像を蓄積
する画像蓄積手段と、当該情報機器からの映像送信要求
を受信して、その要求元を検出する要求元検出手段と、
当該要求元検出手段により検出された要求元に応じて予
め設定された撮像領域の撮影画像を当該画像蓄積手段か
ら読み出して当該要求元に送信する送信手段とを有する
ことを特徴とする。
【0022】本発明に係るネットワーク・システムはま
た、撮影方位及び撮影倍率の少なくとも一方を変更自在
な複数の撮像装置と、当該映像表示手段を具備する1台
以上の情報機器とを相互に接続するネットワーク・シス
テムであって、当該撮像装置は、当該情報機器からの制
御要求を受信する制御要求受信手段と、当該制御要求の
要求元を検出する要求元検出手段と、当該制御要求が所
定の情報を含むときにのみ、その要求元に制御権を設定
する制御権管理手段とを具備することを特徴とする。
【0023】本発明に係るネットワーク・システムはま
た、複数の撮像装置と、当該映像表示手段を具備する1
台以上の情報機器とを相互に接続するネットワーク・シ
ステムであって、各撮像装置は、映像送信要求に対し
て、要求元に撮影映像を送信する映像送信手段と、要求
元毎及び送信条件毎などの所定の分類での映像送信要求
回数をカウントし、映像送信要求ロギングを記憶する記
憶手段とを有することを特徴とする。
【0024】本発明に係るネットワーク・システムはま
た、複数の撮像装置と、当該複数の撮像装置を一括管理
する映像サーバ装置と、映像表示手段を具備する1台以
上の情報機器とを相互に接続するネットワーク・システ
ムであって、当該映像サーバ装置は、映像送信要求を受
信し、その要求元を検出する送信要求処理手段と、当該
映像送信要求により映像送信を要求した当該情報機器
に、当該映像送信要求で指定される当該撮像装置による
撮影画像を送信する画像送信手段と、上記各撮像装置に
ついて映像送信の要求元及び回数を記憶する記憶手段と
を具備することを特徴とする。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロ
ック図を示す。10は、ATM−LAN、FDDI−L
AN等の高速LANからなる基幹LAN、12−1,1
2−2,12−3,12−4は、イーサネット及びトー
クンリング等のLANからなる支線LANである。支線
LAN12−1,12−2,12−3は、それぞれ、ル
ータ/ブルータ14−1,14−2,14−3により基
幹LAN10と接続し、支線LAN12−4は、ルータ
/ブルータ16、B−ISDN等の公衆回線網又は専用
線からなる通信回線18、及びルータ/ブルータ20を
介して、基幹LAN10に接続する。
【0027】22−1,22−2,・・・,22−11
は映像入力用のビデオ・カメラ、24−1,24−2,
24−3,24−4,24−5は、デスク上に置かれた
コンピュータ、26−1,26−2,26−3,26−
4は、それぞれ、各支線LAN12−1,12−2,1
2−3,12−4(又は自身)に接続されるカメラを管
轄制御する映像サーバ装置である。
【0028】コンピュータ24−1,24−2,24−
3は支線LAN12−2に接続し、コンピュータ24−
4は支線LAN12−3に接続し、コンピュータ24−
5は支線LAN12−4に接続する。
【0029】カメラ22−1,22−2,22−3は支
線LAN12−1に接続して、映像サーバ装置26−1
により制御される。カメラ22−4は支線LAN12−
2に接続して、映像サーバ装置26−2により制御され
る。カメラ22−5,22−6は支線LAN12−3に
接続し、カメラ22−7,22−8は映像サーバ装置2
6−3を介して支線LAN12−3に接続して、映像サ
ーバ装置26−3により制御される。カメラ22−9,
22−11は支線LAN12−4に接続し、カメラ22
−10はコンピュータ24−5を介して支線LAN12
−4に接続して、映像サーバ装置26−4により制御さ
れる。
【0030】図3は、コンピュータ24−1〜24−5
における映像表示処理部分の概略構成ブロック図を示
す。30は、LAN12−1〜12−4との接続及びL
ANを介した通信を制御する通信制御装置、32は、受
信した符号化ビデオ画像を復号化するビデオ復号化装
置、34は、グラフィック画面上に受信画像をオーバー
レイする画像合成処理装置、36はディスプレイ・モニ
タ装置38で表示すべき画像データを記憶するVRAM
である。40は、ハードディスク装置及び主メモリなど
からなり、グラフィック画面に表示すべき画像データな
どを記憶する記憶装置、42はCPU、ROM及びRA
Mからなり、全体を制御するシステム制御装置である。
通信制御装置30、ビデオ復号化装置32、及び画像合
成処理装置34の一部又は全部は、周知のように、CP
U上のソフトウエアとして実現できる。
【0031】LAN12−1〜12−4からの符号化画
像データは通信制御装置30を介してビデオ復号化装置
32に印加され、復号化される。画像合成処理装置34
は、ビデオ復号化装置32により復元された画像データ
をグラフィック画面上にオーバレイし、VRAM36の
指定箇所(例えば、表示用に割り当てられたウインドウ
に対応する位置)に書き込む。VRAM36に書き込ま
れた画像データは順次読み出され、モニタ38に印加さ
れて、画像表示される。
【0032】図4は、LAN12−1〜12−4に直接
接続するカメラ22−1〜22−6,22−9,22−
11の概略構成ブロック図を示す。50は光学像を電気
信号に変換し、所定形式のビデオ信号で出力する撮像部
であり、光学的な変倍のためのズーム・レンズを具備す
る。52は撮像部50を支持し、その撮影方位を回転
(パン及びチルト)自在な雲台である。A/D変換器5
4は撮像部50の出力ビデオ信号をディジタル信号に変
換し、メモリ・アクセス制御回路56は、A/D変換器
54の出力データをビデオ・メモリ58に一時格納し、
読み出してビデオ符号化装置60に供給する。ビデオ符
号化装置60はメモリ・アクセス制御装置56からのビ
デオ・データを所定符号化方式で符号化する。
【0033】62はLAN12−1〜12−4との接続
及びLANを介した通信を制御する通信制御装置、64
は、LAN12−1〜12−4を介して送られる制御情
報の要求元情報(例えば、要求元アドレス)を検出及び
監視する要求元情報検出監視装置、66は全体を制御す
るシステム制御装置、68は、撮影画像のLAN12−
1〜12−4への送出に関するロギング情報及び統計情
報を記憶すると共に、撮影映像の蓄積記憶に利用される
記憶装置である。
【0034】ビデオ符号化装置60、通信制御装置62
及び要求元情報検出監視装置64の一部又は全部は、ソ
フトウエアによっても実現できることはいうまでもな
い。
【0035】映像サーバ装置26−3に接続するカメラ
22−7,22−8及びコンピュータ24−5に接続す
るカメラ22−10は、例えば、図4において撮像部5
0と雲台52に相当する部分のみからなり、図4に図示
したその他の部分54〜68の機能は、映像サーバ装置
26−3及びコンピュータ24−5により実現される。
【0036】カメラ22−1〜22−11の全部又は1
つ以上は、撮影方位及び撮影倍率を外部制御できる。撮
影方位として水平方向の回転であるパンと、垂直方向の
回転であるチルトがある。ズームは、通常、撮影レンズ
内の所定のレンズ又はレンズ群を光軸方向に移動させる
べく光軸を中心に回転することで実現される。パン、チ
ルト及びズームの関係を図5に示す。図5は、カメラを
正面から見た図である。
【0037】図6及び図7を参照して、撮影方位及び撮
影倍率を制御することによる撮影領域の変更を簡単に説
明する。図6において、110はパン、チルト及びズー
ムをフルに利用して撮影可能な全撮像領域であり、11
2,114,116,118は、パン、チルト及びズー
ムを特定値に設定したときの撮像領域を示す。撮像領域
112,114,116,118を実現するパン、チル
ト及びズームを制御値をプリセットしておき、順に指定
することで、撮像領域は、図7に示すように循環的に変
更制御される。
【0038】図8、図9、図10、及び図11は、カメ
ラとコンピュータの配置図を示す。本実施例では、4階
建ての本館と3階建ての別館があり、それらに、カメラ
22−1〜22−11及びコンピュータ24−1〜24
−5が分散配置されているものとする。図8は、カメラ
配置を示す建物の側面図、図9は、コンピュータ配置を
示す建物の側面図である。図10は、本館2階の平面
図、図11は本館3階の平面図である。図8〜図11で
は、コンピュータ24−1〜24−5を白抜きの丸で示
し、カメラ22−1〜22−11を黒丸で示している。
また、図10及び図11において、C1〜10はカメラ
の識別名又はアドレスを示し、P1〜P9はコンピュー
タの識別名又はアドレスを示す。
【0039】モニタ画面に表示したい映像、即ちカメラ
を選択する動作のフローチャートを図12に示す。ユー
ザは、自身のコンピュータにカメラ指定画面の表示を指
示し、これに応じて、モニタ画面には、図8に示すよう
なカメラ配置全体図が表示される(S1)。ユーザは、
そのカメラ配置全体図上で、選択したいカメラが設置さ
れているエリアを指定する(S2)。コンピュータは指
定されたエリアのカメラ位置詳細図を表示する(S
3)。例えば、本館2階が指定されたときには、図10
に示すようなカメラ配置図を表示する。
【0040】ユーザは、カメラ位置詳細図上、選択すべ
き1つのカメラを指定する(S4)。例えば、マウス・
ポインタを目的のカメラを示すアイコン上に移動して、
マウス・ボタンをクリックする。
【0041】1つのカメラを指定した上で、送信条件
(例えば、フレーム・レート、送信時間、画像サイズ及
び符号化方式)を設定する(S5,6,7)。特に設定
操作しない場合には、デフォールト条件(例えば、1フ
レーム送信)が設定される(S6)。例えば、1フレー
ム画像サイズを320×240として、毎分2フレーム
を5分間、シーケンシャルJPEG符号化方式で符号化
して送信するといような条件を設定する。
【0042】送信条件の設定後、選択されたカメラに対
して、映像送信条件及び送信要求元アドレスを含む映像
送信要求コマンドを送出し(S8)、映像受信を待つ
(S9)。映像受信が検知されると(S9)、受信映像
データを復号化しつつ(S10)、復元された受信映像
をグラフィック画面にオーバレイして、モニタ画面に表
示する(S11)。
【0043】図13は映像送信要求コマンドに対するカ
メラ側の動作フローチャートを示す。カメラは、当初、
撮像領域をデフォールト位置(例えば、撮影可能範囲に
おける中央位置。通常は、正面)にしており(S2
1)、映像送信要求コマンドの受信を待つ(S22)。
この間、このカメラは、映像送信要求コマンドの受信処
理に必要な部分のみに電源供給されている低消費電力モ
ードになっているのが好ましい。
【0044】映像送信要求からその要求元情報を検出し
(S23)、その要求元に設定されている撮像エリアの
有無を調べ(S24)、該当する位置まで、カメラのパ
ン、チルト及びズームを起動する(S25)。各映像送
信要求元に対する撮像エリアの対応表が、例えば、各カ
メラの記憶装置68に予め記憶されており、また、逐
次、変更可能である。
【0045】撮影方位及び撮影倍率が所定値に設定され
るのを待ち(S26)、映像送信要求に付加された送信
条件を解析する(S27)。実際には、パン等を制御す
る間に同時に、送信条件を解析する。解析された送信条
件に合致するように、ビデオ符号化装置60及び通信制
御装置62を設定する。
【0046】撮像部50による撮影画像をフレーム毎に
取り込み(S28)、ビデオ符号化装置60により符号
化しながら、通信制御装置62によりLAN12−1〜
12−4を介して映像送信要求元に送信する(S2
9)。即ち、撮像部50による撮影画像信号は、A/D
変換器54によりディジタル信号に変換され、メモリ・
アクセス制御回路56及びビデオ・メモリ58を介して
ビデオ符号化装置60に供給される。ビデオ符号化装置
60は、指定の送信条件に従いメモリ・アクセス制御装
置56からのビデオ・データを符号化し、通信制御装置
62は、符号化データをLAN12−1〜12−4を介
して映像送信要求元に送信する。
【0047】1フレーム分の送信終了毎に、送信を終了
すべきかどうかを確認し(S31)、送信条件に従い送
信を終了すべきときには、S21に戻り、撮像エリアを
デフォールト値に戻して(S21)、次の映像送信要求
を待つ(S22)。送信を継続すべきときには(S3
1)、次のフレームの送信開始を待って(S32)、S
28,S29を繰り返す。
【0048】図13では、フレーム映像のキャプチャ、
符号化及び送信をシーケンシャルに実行しているが、こ
れは理解を容易にするためであり、可能な範囲で並列動
作で良いことはいうまでもない。
【0049】図14は、カメラ内に撮影映像を蓄積して
おき、映像送信要求に応じて、要求元に蓄積映像を送信
する動作のフローチャートを示す。
【0050】映像送信要求を受信するまで(S41)、
撮像エリアを指定順に変更しながら(例えば、図7に示
すように、エリア112、エリア114、エリア11
6、エリア118及びエリア112というように循環的
に変更しながら)、撮影を行ない、各撮像エリアのフレ
ーム画像を圧縮符号化して記憶装置68に蓄積しておく
(S42〜45)。即ち、撮像エリアを次の指定位置に
変更し(S42)、そのための移動の終了を待って(S
43)、撮像部50によるフレーム画像を取り込み(S
44)、ビデオ符号化装置60により符号化しながら、
記憶装置68に蓄積する(S45)。映像送信要求を受
信するまで(S41)、S42〜45を繰り返す。勿
論、撮像エリアを固定してもよいし、1つの撮像エリア
での撮影フレーム数を任意に設定できる。フレーム・レ
ート、画像サイズ及び圧縮率などは、記憶装置68の容
量によっても制限される。
【0051】映像送信要求を受信すると(S41)、そ
の要求元情報を検出し(S46)、その要求元に対して
予め設定されている撮像エリアを調べ(S47)、記憶
装置68に蓄積されている、その撮像エリアの符号化画
像データを要求元に送信する(S48)。送信を終了し
たら、S41に戻る。
【0052】図14では、簡単のため、予め指定された
撮像エリアの映像データを要求元に送信するとしたが、
勿論、要求元は、任意の撮像エリアを指定することがで
きる。その指定情報は、映像送信要求と一緒にカメラに
送信される。
【0053】次に、任意のカメラを制御する際の動作を
説明する。図15は、コンピュータ側で、操作したいカ
メラを選択する動作のフローチャート、図16は、選択
されたカメラの動作フローチャートを示す。
【0054】コンピュータ側では、先ず、図12のS1
〜S4と同様にして、動作制御したいカメラを指定する
(S51)。選択されたカメラは同時に、その映像をモ
ニタ画面に表示するカメラでもあるので、カメラの指定
に応じて、継続的な映像送信条件で映像送信要求コマン
ドをそのカメラに送信して、そのカメラからの映像をモ
ニタ画面に継続的に表示する。
【0055】遠隔操作権を獲得するのに必要な情報(例
えば、パスワード及び制御ユーザ名など)を入力し(S
52)、要求元情報として設定する(S53)。指定し
たカメラに、その要求元情報と共に、カメラ動作指示を
送信し(S54)、そのカメラからの指示動作の完了信
号を待つ(S55)。カメラ動作指示は例えば、パン、
チルト及びズームの各目標値からなる。
【0056】操作対象のカメラからの信号により、正常
終了したかどうかを確認する(S56)。正常終了して
いる場合(S56)、ユーザが動作指示の終了を入力す
るまで(S57)、S54〜S56を繰り返す。正常終
了していない場合(S56)、その旨のエラーを表示し
て終了する(S58)。
【0057】図15では、理解を容易にするために、動
作指示に関してのみ記述したが、いうまでもなく、操作
対象のカメラに対する適当な送信条件での映像送信要求
を適切なタイミングで送信する必要がある。また、S5
2で入力される情報は、パスワード及び操作ユーザ名で
ある必要もなく、また、改めて入力せずにログインして
いるユーザ名及び/又はそのコンピュータのアドレスで
あってもよい。
【0058】図16を参照して、カメラ側の動作を説明
する。カメラ動作指示の受信を待ち(S61)、受信し
たら、要求元情報検出監視装置64により、その要求元
によるカメラ操作が許可されているかどうかを確認する
(S62)。カメラ操作が許可されている場合(S6
2)、指示された動作を解析し(S63)、その動作が
可能かどうかを調べる(S64)。動作可能な指示であ
れば(S64)、その指示内容に応じて撮像部50のズ
ーム並びに雲台52のパン及びチルトを目標値に駆動し
(S65)、目標値に到達するのを待って(S66)、
指示動作完了確認信号を要求元に送信して(S67)、
次のカメラ動作指示の受信を待つ(S61)。
【0059】カメラ操作が許可されていないコンピュー
タからのカメラ動作指示の場合(S62)、その旨を示
すエラー信号を要求元に返信する(S68)。また、カ
メラ操作が許可されていても、動作指示の内容が、実現
できないものである場合(例えば、パン又はチルトの限
界を越えている場合など)(S64)、その旨を示すエ
ラー信号を要求元に返信する(S68)。
【0060】指示動作完了確認信号(S67)及びエラ
ー信号(S68)が、図15のS55で受信され、S5
6で評価される。
【0061】図15及び図16では、各カメラについて
予め定められたコンピュータのみがカメラを遠隔操作で
きるが、どのコンピュータも制御権を獲得できるように
してもよい。図17は、より早く制御権を要求したコン
ピュータに制御権を与えるようにした、カメラの動作フ
ローチャートを示す。
【0062】カメラ動作制御権の獲得要求の受信を待つ
(S71)。カメラ動作制御権の獲得要求が受信される
と(S71)、その要求元の制御下に移行し(S7
2)、要求元にカメラ動作制御権の付与を通知する(S
73)。
【0063】その後、カメラ制御権を設定されたコンピ
ュータが制御権を放棄するまで(S77)、他のコンピ
ュータから制御権獲得要求があっても(S74)、制御
権ビジー信号を返信して、既に他のコンピュータに制御
権が設定されている旨を通知する(S75)。
【0064】制御権が設定されたコンピュータからの動
作指示に対して(S76)、指示された動作を解析し
(S78)、その動作が可能かどうかを調べる(S7
9)。動作可能な指示であれば(S79)、その指示内
容に応じて撮像部50のズーム並びに雲台52のパン及
びチルトを目標値に駆動し(S80)、目標値に到達す
るのを待って(S81)、制御権を保持するコンピュー
タに指示動作完了確認信号を送信して(S82)、次の
カメラ動作指示又は制御権の放棄の受信を待つ(S7
6,S77)。
【0065】動作指示の内容が、実現できないものであ
る場合(例えば、パン又はチルトの限界を越えている場
合など)(S79)、制御権を保持するコンピュータに
エラー信号を返信して(S83)、次のカメラ動作指示
又は制御権の放棄の受信を待つ(S76,S77)。
【0066】カメラ制御権を設定されたコンピュータか
らの制御権放棄指示を受信すると(S77)、制御権が
フリーであることを示す制御権アイドル状態に移行し
て、再び、カメラ動作制御権の獲得要求の受信を待つ
(S71)。
【0067】図17では、制御権の獲得・解放に関し全
てのコンピュータを同列に扱ったが、優先順位を設け、
上位の優先順位による制御権獲得要求に対しては、制御
権が上位のコンピュータに移行するようにしてもよい。
これには、周知の仲裁制御を利用できる。
【0068】また、制御権放棄の明示の指示が無くて
も、所定期間、動作指示が受信されない場合に、その制
御権を解放するようにしてもよい。そうすれば、1つの
コンピュータが制御権を長期に独占するのを防止でき
る。
【0069】次に、カメラに対するアクセス要求(映像
送信要求及び/又は制御要求)をカウントするようにし
て、必要なカメラ配置を容易に決定できるようにした実
施例を説明する。この実施例では、LAN12−1〜1
2−4に直接接続するカメラ22−1〜22−6,22
−9,22−11の内部構成は、図4に示す構成から図
18に示す構成に変更される。図4と同じ構成要素には
同じ符号を付してある。具体的には要求元情報検出監視
装置64の代わりに、より簡略な、アクセスしてきた相
手アドレス及び映像送信条件を検出するのみの、より簡
略な相手アドレス検出装置70を設ける。記憶装置72
には、記憶装置68に記憶される情報の他に、各コンピ
ュータのアクセス回数を記憶する。装置64と同様に、
相手アドレス検出装置70の機能も、ソフトウエアによ
り実現できる。
【0070】映像サーバ装置26−3に接続するカメラ
22−7,22−8及びコンピュータ24−5に接続す
るカメラ22−10では、装置54〜62,66,7
0,72の機能は、映像サーバ装置26−3及びコンピ
ュータ24−5により実現される。
【0071】図19は、映像サーバ装置26−1〜26
−4の映像処理部分の概略構成ブロック図を示す。80
は、LAN12−1〜12−4との接続及び通信を制御
する通信制御装置、82は、ビデオ・データを符号化復
号化するビデオ符号化復号化装置、84は、コンピュー
タ24−1〜24−5などからの要求に従いカメラ映像
を合成する画像合成処理装置、86は、ハードディスク
装置及び半導体メモリ装置などからなり、映像情報など
を記憶する記憶装置、88は、制御情報及び映像情報の
通信相手のアドレスを検出する相手アドレス検出装置、
90は全体を制御するシステム制御装置である。いうま
でもないが、通信制御装置80の一部、ビデオ符号化復
号化装置82、画像合成処理装置84、及び相手アドレ
ス検出装置88の機能は、ソフトウエアによっても実現
できる。
【0072】この実施例でも、カメラ22−1〜22−
11及びコンピュータ24−1〜24−5は、図8乃至
図11に示すように配置されているとする。
【0073】図20はカメラC1の記憶装置72に記憶
される映像送信要求の通信ロギング情報例、図21は、
カメラC1の記憶装置72に記憶される映像送信要求回
数の統計情報例である。同様の情報が、各カメラの記憶
装置72に記憶される。図22は、あるコンピュータに
よる映像送信要求のカメラ別の統計管理表1及び2であ
る。図22に示すデータは、各カメラの記憶装置72に
記憶される通信ロギング情報及び映像送信要求回数統計
情報を収集して、各カメラ毎に集計したものである。図
23は同様に、部署別及びカメラ別の映像送信要求回数
の統計表である。図23に示すデータも、各カメラの記
憶装置72に記憶される通信ロギング情報及び映像送信
要求回数統計情報を収集して、部署単位及び各部署のコ
ンピュータ毎にカメラ毎に集計したものである。
【0074】図20〜図23に示す回数値を得る動作を
説明する。
【0075】図24は、カメラ側の動作フローチャート
を示す。映像送信要求の受信を待ち(S101)、映像
送信要求を受信すると(S101)、相手アドレス検出
装置70が、映像送信要求に付加されている要求元アド
レスと映像送信条件を検出する(S102)。その要求
元アドレスの、その映像送信条件のカウンタ値を記憶装
置72から読み出し、インクリメントして、再度、記憶
装置72に格納する(S103)。例えば、アドレスP
1のコンピュータからカメラC1に静止画モードでの映
像送信要求があったときには、図21の、要求元アドレ
スP1の送信モード:静止画のカウンタを、1増やす。
【0076】また、記憶装置72の映像送信ロギング記
憶エリアに映像送信時刻と映像送信要求元アドレス及び
映像送信モード等のロギング情報を追加記録し(S10
4)、映像送信を開始する。
【0077】即ち、映像送信モードが静止画送信のとき
には(S105)、撮像部50から出力される1フレー
ムを取り込み(S106)、必要によりビデオ符号化装
置60により符号化して送信する(S107)。
【0078】映像送信モードが動画送信モードのときに
は(S105)、そう信時間を設定し(S108)。そ
の送信時間の間、撮像部50による撮影画像の取り込
み、符号化及び送信を繰り返す(S109,S110,
S111)。
【0079】図25は、コンピュータ24−1〜24−
5における統計情報・ロギング情報の収集手順のフロー
チャートを示す。ロギング・統計情報(以下、略してロ
グと記す。)の収集時刻になるのを待つ(S121)。
どの程度の時間間隔又はどの時刻にログを収集するか
は、別に設定されている。収集時刻になったら(S12
1)、収集対象のカメラのアドレスを設定し(S12
2)、そのカメラ宛てにログ収集要求を送信する(S1
23)。このログ収集要求を受信したカメラは、記憶装
置72に記憶するロギング・統計情報を要求元に送信す
る。コンピュータは、該当するカメラからのログの受信
を待ち(S124)、受信したログの内容を、そのカメ
ラの統計情報に反映させる(S125)。例えば、図2
2に示すカメラ別映像送信要求統計管理表1のカメラ毎
及び送信モード毎の回数カウンタ、表2のカメラ毎及び
映像送信要求要求元グループ毎の回数カウンタ、図23
に示すグループ別映像送信要求回数統計管理表1及び2
の要求元毎及びカメラ別の回数カウンタを求める。
【0080】S122〜S125の処理を、全ての又は
指定されたカメラについて実行する(S126)。
【0081】ログ収集が終了すると(S126)、統計
情報の表示要求があるかどうかを判断し(S127)、
表示要求があれば(S127)、指定された統計情報を
表示する(S128)。表示要求が無ければ、次のログ
収集時刻を待つ(S121)。
【0082】ログ収集時刻が予め指定されている例を説
明したが、勿論、ユーザの指示に応じて、収集し、表示
するようにしてもよい。これらの統計結果を表示するだ
けでなく、ユーザの希望により記憶装置に記憶できるこ
とはいうまでもない。
【0083】図26は、映像サーバ装置26−1〜26
−4を使用した場合の動作フローチャートを示す。コン
ピュータ24−1〜24−5からの管轄カメラの映像送
信要求を受信するのを待つ(S131)。管轄カメラの
映像送信要求を受信すると(S131)、相手アドレス
検出装置88により要求元アドレスを検出し、システム
制御装置90により映像送信要求を解析し、映像送信モ
ードをチェックする(S132)。記憶装置86上で、
その要求元アドレス及び映像送信モードに該当する統計
情報を更新し、ロギング情報を追加記録する(S13
3)。
【0084】該当カメラの映像送信準備がOKかどうか
を調べ(S134)、準備できていなければ(S13
4)、該当カメラからの映像を獲得し(S135)、必
要によりビデオ符号化復号化装置82により符号化しな
がら、通信制御装置80及びLANを介して要求元に送
信する(S136)。また、該当カメラの映像送信準備
ができている場合には(S134)、その映像データ
を、必要によりビデオ符号化復号化装置82により符号
化しながら、通信制御装置80及びLANを介して要求
元に送信する(S136)。
【0085】送信終了すべきときまで、S134〜S1
36を繰り返す(S137)。
【0086】図20〜図23では、実際に記憶・収集す
る統計情報・ロギング情報の一例を示したものであり、
その他の情報を記憶・収集してもよいことは明らかであ
る。
【0087】カメラ側がログ情報の収集要求に応じてロ
グ情報を返信するとしたが、定期的に又は、記憶データ
量が所定値を越えたときに、LAN接続する何れかのコ
ンピュータ又はサーバなどに転送するようにしてもよい
ことは明らかである。
【0088】上記実施例において、コンピュータ22−
4〜24−5が映像サーバ26−1〜26−4の機能を
兼ねることができることも明らかである。
【0089】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、以下の効果がある。即ち、LAN
等のデータ・ネットワークを介して任意のカメラの映像
を獲得でき、また、任意のカメラを遠隔操作できる。撮
影方位又は撮影倍率を変更自在なカメラに対しては、撮
影領域を指定又はプリセットしておくことで、任意の撮
影領域の映像を獲得できる。これらにより、複数の画像
入力手段と複数の画像出力手段を有機的に接続する安価
な映像伝送システムを提供できる。
【0090】また、撮影画像を蓄積記憶する手段を設け
ることにより、そのカメラが制御中であっても、撮影画
像を即座に獲得できるようになり、レスポンスの良い快
適な映像伝送システムを提供できる。
【0091】複数のユーザによるカメラの同時制御を排
除するので、カメラ制御の混乱を防止できる。更には、
他のユーザが制御権を既に保有するカメラに対する制御
権要求に対して、制御権が他に設定されていることを通
知するので、制御権の獲得に関する混乱を回避できる。
【0092】カメラのアクセス状況を集計することによ
り、カメラの設置場所の変更及び追加を適切に判断でき
るようになり、カメラを有効配置できるだけでなく、ネ
ットワークの容量配分も適切なものにできる。これらの
管理を映像サーバ装置にまかせることで、カメラの費用
を安価なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略構成ブロック図であ
る。
【図2】 従来の監視システムの概略構成ブロック図で
ある。
【図3】 コンピュータ24−1〜24−5の映像表示
処理部分の概略構成ブロック図を示す。
【図4】 カメラ22−1〜22−6,22−9,22
−11の概略構成ブロック図を示す。
【図5】 カメラ22−1〜22−11の正面図であ
る。
【図6】 パン、チルト及びズームによる撮像領域の変
化の説明図である。
【図7】 撮像領域の変更の説明図である。
【図8】 カメラ配置の全体図である。
【図9】 コンピュータ配置の全体図である。
【図10】 本館2階のカメラ・コンピュータのレイア
ウトを示す平面図である。
【図11】 本館3階のカメラ・コンピュータのレイア
ウトを示す平面図である。
【図12】 撮影映像を表示したいカメラを選択する動
作フローチャートである。
【図13】 映像送信要求コマンドに対するカメラ側の
動作フローチャートを示す。
【図14】 カメラ内に撮影映像を蓄積しておき、映像
送信要求に応じて、要求元に蓄積映像を送信する動作の
フローチャートである。
【図15】 コンピュータ側で、操作したいカメラを選
択する動作のフローチャートである。
【図16】 選択されたカメラの動作フローチャートを
示す。
【図17】 早い者勝ちで制御権を与えるようにした、
カメラの動作フローチャートを示す。
【図18】 カメラ22−1〜22−6,22−9,2
2−11の別の構成を示す概略構成ブロック図である。
【図19】 映像サーバ装置26−1〜26−4の映像
処理部分の概略構成ブロック図である。
【図20】 カメラC1の記憶装置72に記憶される映
像送信要求の通信ロギング情報例である。
【図21】 カメラC1の記憶装置72に記憶される映
像送信要求回数の統計情報例である。
【図22】 あるコンピュータによる映像送信要求のカ
メラ別の統計管理表1及び2である。
【図23】 部署別及びカメラ別の映像送信要求回数の
統計表である。
【図24】 アクセス管理のための、カメラ側の動作フ
ローチャートである。
【図25】 コンピュータ24−1〜24−5における
統計情報・ロギング情報の収集手順のフローチャートで
ある。
【図26】 アクセス管理に映像サーバ装置26−1〜
26−4を使用した場合の動作フローチャートを示す。
【符号の説明】
10:基幹LAN 12−1,12−2,12−3,12−4:支線LAN 14−1,14−2,14−3:ルータ/ブルータ 16:ルータ/ブルータ 18:通信回線 20:ルータ/ブルータ 22−1,22−2,・・・,22−11:ビデオ・カ
メラ 24−1,24−2,24−3,24−4,24−5:
コンピュータ 26−1,26−2,26−3,26−4:映像サーバ
装置 30:通信制御装置 32:ビデオ復号化装置 34:画像合成処理装置 36:VRAM 38:ディスプレイ・モニタ装置 40:記憶装置 42:システム制御装置 50:撮像部 52:雲台 54:A/D変換器 56:メモリ・アクセス制御回路 58:ビデオ・メモリ 60:ビデオ符号化装置 62:通信制御装置 64:要求元情報検出監視装置 66:システム制御装置 68:記憶装置 70:相手アドレス検出装置 72:記憶装置 80:通信制御装置 82:ビデオ符号化復号化装置 84:画像合成処理装置 86:記憶装置 88:相手アドレス検出装置 90:システム制御装置 110:全撮像領域 112,114,116,118:撮像領域 310−1,310−2,310−3,・・・,310
−n:監視カメラ 312:接続ケーブル 314:ビデオ・スイッチャ 316:コントローラ 318:モニタ 320:タイムラプスVTR 322:電源制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影方位及び撮影倍率の少なくとも一方
    を変更自在な複数の撮像装置と、当該映像表示手段を具
    備する1台以上の情報機器とを相互に接続するネットワ
    ーク・システムであって、当該撮像装置は、当該情報機
    器からの映像送信要求を受信して、その要求元を検出す
    る要求元検出手段と、当該要求元検出手段により検出さ
    れた要求元に応じて予め設定された撮像領域に撮影方位
    及び撮影倍率を調整する方位・倍率調整手段と、撮影画
    像を当該要求元に送信する送信手段とを有することを特
    徴とするネットワーク・システム。
  2. 【請求項2】 撮影方位及び撮影倍率の少なくとも一方
    を変更自在な複数の撮像装置と、当該映像表示手段を具
    備する1台以上の情報機器とを相互に接続するネットワ
    ーク・システムであって、当該撮像装置は、予め設定さ
    れた複数の撮像領域について指定順に撮影し、その撮影
    画像を蓄積する画像蓄積手段と、当該情報機器からの映
    像送信要求を受信して、その要求元を検出する要求元検
    出手段と、当該要求元検出手段により検出された要求元
    に応じて予め設定された撮像領域の撮影画像を当該画像
    蓄積手段から読み出して当該要求元に送信する送信手段
    とを有することを特徴とするネットワーク・システム。
  3. 【請求項3】 撮影方位及び撮影倍率の少なくとも一方
    を変更自在な複数の撮像装置と、当該映像表示手段を具
    備する1台以上の情報機器とを相互に接続するネットワ
    ーク・システムであって、当該撮像装置は、当該情報機
    器からの制御要求を受信する制御要求受信手段と、当該
    制御要求の要求元を検出する要求元検出手段と、当該制
    御要求が所定の情報を含むときにのみ、その要求元に制
    御権を設定する制御権管理手段とを具備することを特徴
    とするネットワーク・システム。
  4. 【請求項4】 更に、上記制御権管理手段は、既に他の
    情報機器に制御権が設定されている場合に、上記制御要
    求の要求元に、設定済みである旨を通知する請求項3に
    記載のネットワーク・システム。
  5. 【請求項5】 複数の撮像装置と、当該映像表示手段を
    具備する1台以上の情報機器とを相互に接続するネット
    ワーク・システムであって、各撮像装置は、映像送信要
    求に対して、要求元に撮影映像を送信する映像送信手段
    と、要求元毎及び送信条件毎などの所定の分類での映像
    送信要求回数をカウントし、映像送信要求ロギングを記
    憶する記憶手段とを有することを特徴とするネットワー
    ク・システム。
  6. 【請求項6】 上記情報機器は、上記撮像装置に記憶さ
    れる映像送信要求回数及び映像送信要求ロギングに関す
    る情報を収集する収集手段と、当該収集手段による収集
    結果を情報機器毎及び要求元グループ毎等に集計表示す
    る演算表示手段を有する請求項5に記載のネットワーク
    ・システム。
  7. 【請求項7】 複数の撮像装置と、当該複数の撮像装置
    を一括管理する映像サーバ装置と、映像表示手段を具備
    する1台以上の情報機器とを相互に接続するネットワー
    ク・システムであって、当該映像サーバ装置は、映像送
    信要求を受信し、その要求元を検出する送信要求処理手
    段と、当該映像送信要求により映像送信を要求した当該
    情報機器に、当該映像送信要求で指定される当該撮像装
    置による撮影画像を送信する画像送信手段と、上記各撮
    像装置について映像送信の要求元及び回数を記憶する記
    憶手段とを具備することを特徴とするネットワーク・シ
    ステム。
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