JPH08317299A - 音声および映像分配システム - Google Patents

音声および映像分配システム

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JPH08317299A
JPH08317299A JP7296540A JP29654095A JPH08317299A JP H08317299 A JPH08317299 A JP H08317299A JP 7296540 A JP7296540 A JP 7296540A JP 29654095 A JP29654095 A JP 29654095A JP H08317299 A JPH08317299 A JP H08317299A
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デイビッド・ダブリュ・ワックス
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ジョン・ハワース
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通バス(40)上を運ばれる娯楽信号の
適切な組込み増幅および等価を与える乗客娯楽システム
(30)のための分配システムを提供する。 【解決手段】 この分配システムは、バスに接続された
ゾーン管理ユニット(ZMU)(42a、42b、…4
2n)のネットワークと座席エレクトロニクスユニット
(SEU)(48a、48b、…48n)とのネットワ
ークを含む。各ZMUは、バス上の娯楽信号を増幅す
る、バスと直列の可変利得増幅器を含む。各ZMUはま
た、可変勾配補償ネットワーク(84)を含み、連続的
に調節して信号帯域幅にわたって娯楽信号の振幅を等化
する。各SEUはバスと直列の可変利得増幅器を含み、
バス上の娯楽信号を増幅する。各SEUはまた、バスと
直列に切換えられ得る固定勾配補償ネットワーク(33
0)を含み、信号帯域幅にわたって娯楽信号の振幅を等
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は、一般的には旅客機娯楽シス
テムに関し、より特定的には旅客機の座席に娯楽信号を
分配するためのシステムに関する。
【0002】
【発明の背景】長い飛行時間の間、航空機で旅行する乗
客のための娯楽の選択は典型的にはかなり限られてき
た。航空会社は飛行中の映画の提供によってサービスの
改善に努めてきたが、乗客は受取る映像番組の内容を選
択することがほとんどできない。乗客へのサービスの品
質を改善するために、多くの航空機製造者たちはゆえに
向上した乗客娯楽システムを機内客室に備えることを望
んでいる。そのような娯楽システムでは、各客席に個々
に制御可能な音声受信器および映像表示器を設けること
が想定される。音声受信器があれば乗客はいくつかの異
なったチャンネルの音楽番組を聞きその中で選択できる
ようになる。映像表示器があれば乗客はテレビゲームを
したり多くの異なった映画やショーの中から選択したり
することができるようになる。乗客が受取る番組の内容
の選択が可能になると、乗客は長い飛行時間の間も楽し
むことができるようになるだろう。
【0003】個々の要求に合せた乗客娯楽システムを航
空機に備えるに際して、難しい技術上の問題がある。複
数チャンネルの音声および映像信号が中央制御位置から
各々の客席に送信されなければならない。ほとんどの営
業用旅客機には何百もの座席があるので、信号分配を可
能にするために各航空機内に大きな同軸バスネットワー
クが設けられなければならない。音声および映像信号が
ネットワーク上で分割され分配されると、信号が中央制
御ステーションから遠くなるほど信号の電力レベルは降
下する傾向にある。信号強度の全降下に加えて、軸バス
の固有の抵抗もまた娯楽信号の電力を不均一に消散す
る。より高い周波数のケーブル損失はより低い周波数の
ケーブル損失よりもかなり大きい。娯楽信号減衰と信号
の周波数のグラフはゆえにほぼ線形の勾配を示し、より
高い周波数はより低い周波数よりもより減衰される。適
切な信号を確実に各客席で得るために、乗客娯楽システ
ムはゆえに全信号振幅の変化も信号の帯域幅にわたった
不均質な減衰も調整しなければならない。乗客への分配
の間に娯楽信号を増幅かつ調整できない娯楽システムで
は各座席の受信の品質に違いが出ることになる。
【0004】適切な分配ネットワークの設計の問題をさ
らに複雑にしているのはさまざまな航空機設計である。
ほとんどの航空機製造者たちは単一の航空機でありなが
ら座席の配置がさまざまである多くの異なった型のもの
を販売しているので、すべての航空機に用いられるよう
な標準ネットワークを設計することは可能ではない。航
空機の寿命の間に航空機の座席は典型的には増加された
り減少させられたりして、その航空機内の座席構成を変
更する。座席の数および位置が変わると、ネットワーク
のケーブル長が変化し、ネットワークにかかる全負荷も
変化する。各変化は娯楽システムの信号の品質に影響を
及ぼす。乗客娯楽システムはゆえに航空機の座席の配置
が変化すると生ずる変化する条件を考慮するように動的
に補償できるような分配ネットワークを含まなければな
らない。
【0005】個々の要求に合せた乗客娯楽システムの一
例は、「旅客機映像分配システムにおける自動RFレベ
リング」(“Automatic RF Leveling In Passenger Air
craft Video Distribution System ”)と題された米国
特許第5,220,419号、および「旅客機映像分配
システムにおける自動RF等価」(Automatic RF Equal
ization in Passenger Aircraft Video Distribution S
ystem ”)と題された第5,214,505号において
説明されている。システムは、ケーブル(16、26)
上を運ばれる音声/映像信号をタップしかつ分割する多
くのステーション(18、28)を含む。ステーション
のうちいくつかはマイクロプロセッサによって制御され
る可変利得増幅器および可変利得等価器を含む。マイク
ロプロセッサはケーブル上の信号レベルをモニタし、利
得および/または等価を調節して音声/映像信号を所望
のレベルに設定する。米国特許第5,220,419号
および第5,214,505号において開示されたシス
テムはまた、マイクロプロセッサがさまざまなステーシ
ョンの間で通信することを可能にする。1つのステーシ
ョンが可変利得増幅器または等価器の動作制限のために
十分な増幅または等価を音声/映像信号に与えることが
できなくても、信号源の近くに置かれたステーションは
それが与える増幅または等価を増大し得る。いくつかの
ステーションはゆえに一緒にネットワークで結ばれ、信
号電力レベルおよび調整がシステム全体を通して十分で
あることを確実にすることができる。
【0006】米国特許第5,220,419号において
示唆されたような、信号を増幅かつ調整する前にバスか
らの信号をタップするまたは分割する乗客娯楽システム
分配ネットワークは、いくつかの欠点を有する。最も重
大なことに、チェーン接続されたステーション内の各ス
テーションにおいて信号を分割すると、信号の電力レベ
ルが次第に低減される。チェーンの最後のステーション
でも最小限の信号強度が利用可能でなければならないの
で、初期の信号振幅はゆえに非常に大きくなければなら
ない。高電力信号を生成しネットワーク上で信号を分配
するとき、いくつかの問題が生じる。高電力の信号が生
成されると、飛行機の電力の消費は増加する傾向にな
る。航空機上のすべての電気システムは機上電源から動
作しなければならないので、航空機上のどのシステムの
電力消費も最小にすることが望ましい。しかしながら、
より問題であるのは、高電力信号がネットワークから輻
射され、航空機に存在するほかの信号ラインに結合する
おそれがあるということである。特に離陸および着陸の
間に、航空機動作を妨害するおそれのある漂遊信号に対
する懸念が高まっているので、乗客娯楽システムの電力
信号レベルが低いことが、妨害のおそれを最小にし得る
ために好ましい。
【0007】信号を増幅するまたは調整する前に信号を
タップし分割する上でのさらなる不利点として、それは
一緒にチェーン接続され得るステーションの数を制限す
るということがある。各ステーション間に分離がなけれ
ば、信号がタップされかつ分割されるときにバス上に信
号反射が生じる。ステーションは典型的には旅客機娯楽
分配システムにおいて一定の間隔をあけられているの
で、反射は、ある周波数で発せられるバス上の振幅リプ
ルを引き起こす。バス上のステーションの数が多くなれ
ばなるほど、振幅リプルは大きくなる。ゆえにリプルの
分離または補償が欠けているために、バスに接続され得
るステーションの最大数が制限される。さらに、上述の
ように、信号を分割するごとに全信号レベルは低減す
る。結果的に、信号レベルは、システムノイズが信号を
妨害するほどまで降下し、音声および映像受信の品質に
大きく影響を及ぼす。ゆえに、一般的にチェーン接続さ
れ得るステーションの数は限られるので、大きなシステ
ムに必要な全ケーブル配線が増大する。
【0008】この発明は上述のような問題を克服するま
たは最小にする旅客機娯楽システムに関する。
【0009】
【発明の概要】この発明に従って、共通のバス上を運ば
れる娯楽信号の組込み増幅および等価を有する乗客娯楽
分配システムが開示される。娯楽信号は、多重音声およ
び映像源から信号をマルチプレクスして音声および映像
チャンネル両方を有する信号を生成する娯楽マルチプレ
クサコントローラによって生成される。分配システム
は、共通バスによって配線されるゾーン管理ユニット
(ZMU)および座席エレクトロニクスユニット(SE
U)のネットワークを含む。ZMUは共通バス上でデイ
ジーチェーン形式で娯楽マルチプレクサコントローラに
接続されている。各ZMUは、バスと直列に接続された
可変利得増幅器と周波数勾配補償ネットワークとを含
む。2つのパイロットトーン、つまり低周波数パイロッ
トトーンおよび高周波数パイロットトーンが娯楽信号に
与えられる。高周波数パイロットトーンの振幅をモニタ
することによって、確実に娯楽信号が分配に十分な強さ
になるようにZMUは可変利得増幅器によって与えられ
た利得を調節する。高周波数パイロットトーンおよび低
周波数パイロットトーン両方の振幅をモニタすることに
よって、ZMUは周波数補償ネットワークによって与え
られた減衰を制御する。周波数補償ネットワークは低周
波数を通したり阻止したりするように調節され、そのよ
うにしてZMUによって与えられた利得の勾配を励起信
号の帯域幅にわたって調節する。ゆえにZMUは信号に
与えられる増幅および調整を適切に調節することによっ
て適当な娯楽信号の強度を維持する。娯楽信号を増幅し
かつ調整した後、各ZMUはいくつかの直列にデイジー
チェーン接続されたSEUへの分配のために娯楽信号を
分割する。
【0010】各SEUは、バスと直列に接続された可変
利得増幅器を含む。娯楽信号を所望の振幅に維持するた
めにSEUは娯楽信号に搬送される低周波数パイロット
トーンの振幅を測定し、可変利得増幅器の利得を自動的
に調節する。さらに、各SEUはバスとの直列接続に切
換えられ得る周波数勾配補償ネットワークを含む。SE
Uは娯楽信号内の高周波数パイロットトーンの振幅をモ
ニタし、信号調整が必要であれば周波数勾配補償ネット
ワークをバスに切換える。娯楽信号の適切な増幅および
調整の後、信号は各客席で含まれる個々の音声および映
像受信器への分配のために分割される。
【0011】この発明の一局面にしたがって、ZMUに
対する初期化処理が開示される。高周波数パイロットト
ーンの振幅を調べることによって、ZMUは娯楽信号の
振幅をターゲット信号振幅と比較する。可変利得増幅器
の利得は、娯楽信号の振幅がターゲット信号振幅に等し
くなるまで増分して調節される。娯楽信号の振幅を設定
した後、ZMUは低周波数パイロットトーンの振幅をタ
ーゲット信号振幅と比較する。低周波数パイロットトー
ンの振幅がターゲット信号レベルに等しくなければ、周
波数勾配補償ネットワークが調節される。この発明の好
ましい実施例では、勾配補償ネットワークは可変抵抗p
−i−nダイオードを含む。勾配補償ネットワークによ
って与えられる周波数減衰の量はゆえにp−i−nダイ
オードの抵抗を変えることによって調節され得る。ZM
Uが娯楽信号の振幅および周波数等価両方を初期化した
後、ZMUはSEU初期化処理を管理する。
【0012】この発明の別の局面に従って、SEUに対
する初期化処理が開示される。デイジーチェーン接続さ
れたSEUは、ZMUに最も近いユニットから始まって
デイジーチェーンの最後のユニットまで順次初期化され
る。各SEUはRFバス上で運ばれる娯楽信号の振幅を
自動的に維持するように設計された特定用途向け集積回
路(ASIC)を含む。娯楽信号に含まれる高周波数パ
イロットトーンの信号をモニタすべく制御回路もまた各
SEUに設けられる。高周波数パイロットトーンの振幅
が勾配補償が必要であることを示すと、周波数勾配補償
ネットワークはバスとの直列接続に切換えられる。初期
化処理の間、各SEUはゆえに、娯楽信号を正しく調整
するために周波数勾配補償ネットワークがバスに接続さ
れなければならないかどうかを判断する。
【0013】ZMUおよびSEUのための初期化処理
は、ここに開示された分配システムが設置される航空機
の座席構成の変化を動的に補償することを可能にする。
初期化処理はまた、ネットワーク構成を再設計する必要
を伴わずに分配システムがさまざまな航空機レイアウト
内に設置されることを可能にする。
【0014】この発明のさらなる局面は、ここに開示さ
れた旅客機娯楽分配システムの動作モードを開示するこ
とである。初期化の後、分配システムはバス上を搬送さ
れた娯楽信号に与えられる増幅および調整のレベルを調
節し続ける。各ZMUは娯楽信号に与えられる利得およ
び周波数勾配補償両方を連続的にかつ自動的に調節す
る。各SEUは、娯楽信号に与えられる利得を連続的に
かつ自動的に調節する。ここに開示された分配システム
はゆえに、各客席で受取られた娯楽信号の品質に影響を
及ぼしかねない温度またはほかの周囲条件の変化を動的
に補償する。
【0015】この発明のさらなる別の局面に従って、デ
イジーチェーン接続されたSEUの故障状態を識別しか
つ処理する新規な方法が開示される。各SEUは、SE
Uに接続された音声および映像受信器に適切な受信を与
えるのに必要なレベルより下に娯楽信号が下がったのを
判定する回路を含む。不適切な信号が検出されると、各
SEUは娯楽信号を運ぶバスからそれ自体を切り離す能
力を有する。SEUの故障はゆえに分配システムの残り
のSEUによる受信に影響を及ぼさない。さらに、SE
Uの故障は、どの映像または音声ユニットが動作しない
かに注目することによって容易に検出され得る。
【0016】組込み信号増幅および調整を有するこの発
明の乗客娯楽分配システムからいくつかの利点が生じ
る。最も重要なことに、組込み増幅器の使用は、デイジ
ーチェーン接続されたSEU上の伝送反射を制限し、バ
ス上の振幅リプルを最小限におさえる。各組込み増幅器
によって与えられる分離はゆえに多くのSEUがデイジ
ーチェーンに接続されることを可能にする。さらに、開
示された分配システムは非常に低い電力の娯楽信号で動
作する。娯楽信号が座席への分配のためにタップされた
り分割されたりする前に信号の増幅が各ZMUおよびS
EUで与えられる。共通バスに接続された増幅器間に分
割が生ずるので、信号の全レベルはデイジーチェーンの
最初のSEUからデイジーチェーンの最後のSEUまで
大して降下しない。さらに、低電力信号が娯楽分配信号
内で用いられるので、他の航空機電気システムを妨害す
ることはほとんどない。低電力信号を用いることによっ
てまた、システムの全電力要求が低減される。ここに開
示された娯楽分配システムはゆえに、信号を増幅しかつ
調整する前にバスからの信号をタップしまたは分割する
システムよりも、改良を表わす。
【0017】この発明は添付図面と関連付けられ以下の
詳しい説明を参照することによってよりよく理解される
ようになるとき、この発明の前掲の局面および多くのそ
の利点はより容易に評価されるようになるであろう。
【0018】
【好ましい実施例の詳しい説明】図1は、この発明に従
った営業用航空機内への設置に適しかつ分配システムを
含む乗客娯楽システム30のブロック図である。乗客娯
楽システムは、音声プログラミングソース32および映
像プログラミングソース34からそれらの個々の座席の
各乗客に変調無線周波数キャリヤ信号を与える。代表的
な音声プログラミングは、コンパクトディスク、カセッ
トテープまたは民間放送番組からの素材を含み、映像プ
ログラミングは、ビデオディスク、ビデオテープ、また
は民間放送番組からの素材を含み得る。娯楽マルチプレ
クサコントローラ(EMC)36が用いられ、各音声ま
たは映像プログラミングソースからの変調無線周波数キ
ャリヤ信号を加えてバス上にのせる。この発明の好まし
い実施例では、変調キャリヤ信号は、90MHzから3
60MHzの範囲の無線周波数帯域内にある周波数を有
する。当業者であれば乗客娯楽信号上にのせられる音声
または映像プログラミングのチャンネルの数は各チャン
ネルの帯域幅によって限定されるということを理解する
であろう。
【0019】娯楽マルチプレクサコントローラ36はま
た、乗客娯楽分配システムによって音声および映像プロ
グラミング信号の振幅をモニタし維持するのに用いられ
る、2つの正弦パイロットトーンを生成する。好ましい
実施例では、パイロットトーンはおよそ90MHzおよ
び360MHzで生成される。以下で詳細に議論される
ように、90MHzパイロットトーンは、音声および映
像プログラミング信号の全振幅をモニタしかつ修正する
ように用いられる。360MHzパイロットトーンは、
多重プログラミングチャンネルにわたって減衰の何らか
の非線形をモニタしかつ修正するように用いられる。こ
のシステムの好ましい実施例のために90MHzパイロ
ットトーンと360MHzパイロットトーンとが選択さ
れたが、当業者はシステムの動作帯域幅内のほかのパイ
ロットトーン周波数も選択できることを認めるであろ
う。
【0020】映像および音声プログラミング信号で変調
された無線周波数キャリヤは、娯楽マルチプレクサコン
トローラによって組合され単一の無線周波数(RF)バ
ス40にのせられる。この説明を通じて、1以上のパイ
ロットトーンを有しかつ音声または映像プログラミング
信号によって変調された1以上のキャリヤ信号を有する
信号は、「娯楽信号」と呼ばれる。音声または映像プロ
グラミングによって変調された各キャリヤ信号は「チャ
ンネル」と呼ばれる。娯楽信号はゆえに多くのチャンネ
ルを運ぶ。乗客娯楽システムによって与えられたRFバ
ス上の娯楽信号の内容を操作するための制御パネル38
が設けられる。
【0021】RFバスに接続されるゾーン管理ユニット
(ZMU)42a、42b、…42nおよび座席エレク
トロニクスユニット(SEU)48a、48b、…48
nのネットワークによって、娯楽信号が航空機の乗客に
分配される。ZMUの各々は、RFバス40上の娯楽信
号をタップし、直列にデイジーチェーン接続されたSE
Uに信号を分配する。娯楽信号をこれらの客席に与える
バスはSEUの各々から分岐している。たとえば、SE
U48aは客席50a、50b、および50cに信号を
与え、SEU48bは座席52a、52b、および52
cに信号を与える。客席は、キャリヤ信号からの映像ま
たは音声プログラミング信号を復調し、音声および映像
プログラミングの多重チャンネルから選択するための受
信器を含む。そして乗客はテレビモニタで映像プログラ
ミングを見る、またはヘッドホーンを用いて音声プログ
ラミングを聞く。
【0022】娯楽信号がRFバス40上を乗客娯楽シス
テムを介して送信されると、信号は減衰する。RF減衰
は、バスケーブル配線の誘電損および抵抗、ならびにZ
MUおよびSEUによる信号の分割によって引き起こさ
れる。減衰の量は典型的には送信される娯楽信号の周波
数範囲にわたって異なるが、高周波数の信号は低周波数
の信号よりもより減衰することが理解されるであろう。
図2は、同軸バス上の送信によって引き起こされる娯楽
信号の減衰のグラフ54である。グラフ54の横軸は、
好ましい実施例では90MHzから360MHzにわた
る娯楽信号の帯域幅を示す。グラフ54の縦軸は信号の
減衰を表し、原点から遠ざかるほど減衰は増大する。グ
ラフによって示されているように、娯楽信号の減衰は信
号の帯域幅にわたって不均一である。3つの曲線がグラ
フに提示されているが、各曲線は長さの異なるケーブル
配線に対応する。曲線56は最も短いケーブルを表し、
曲線57、曲線58は順に長いケーブル長を表わす。ケ
ーブル長が増すと、娯楽信号の高周波数減衰は増大す
る。より低い周波数では、信号の減衰はケーブル長にか
かわらずほぼ同じである。しかしながら、一般的には、
所与のケーブル長に関して90MHzから360MHz
の娯楽信号帯域幅間の減衰は特定の勾配を有するライン
としてモデリングされ得る。
【0023】好ましい実施例の信号は90MHzから3
60MHzの帯域幅を有するので、360MHzに近い
チャンネルは90MHzに近いチャンネルよりも減衰す
る。適切に補償されなければ、分配の間の信号振幅の全
損失によって客席の映像または音声再生の品質が不良に
なる。歪みのない音声および映像プログラミングがすべ
ての乗客に与えられるようにするには、乗客娯楽分配シ
ステムはゆえに、分配バス上を運ばれる信号の不均一な
減衰を動的に補償しなければならない。
【0024】I.分配システム初期化 ネットワークの不均一な減衰を補償するために、この発
明の乗客娯楽システム30の分配システムは、スタート
アップのとき初期化して、ネットワークを通じて与える
べき適切な信号調整および増幅を決定する。ZMU、S
EUの追加などの変化、またはケーブル長の変化が分配
ネットワークにおこるときいつでも、初期化するのが適
切である。図3は、乗客娯楽分配システムを初期化する
ための主な初期化処理のフロー図60である。初期化
は、所与のネットワークの娯楽信号上でZMUおよびS
EUによって行なわれるべき増幅または調整の適切なレ
ベルの決定を含む。初期化に続いて、乗客娯楽分配シス
テムは動作モードに入る。動作モードの間も、増幅は調
節され続けるが、最小レベルの付加的信号調整が行なわ
れる。以下では主な初期化処理の各ブロックについて議
論するので、初期化される特定の分配システム部品のた
めのハードウェア設計が説明され、初期化ルーチンが詳
細に議論される。
【0025】1.EMC初期化 分配ネットワークにおける何らかの変化の後に乗客娯楽
システムが最初にパワーアップされるとき、ブロック6
2で、乗客娯楽分配システムの初期化の第1のステップ
は、娯楽マルチプレクサコントローラ(EMC)36の
初期化を可能にするためにある一定の時間を与えること
である。適切な分配システム動作のためには、EMCに
よって与えられる娯楽信号は以下の要件を満たさなけれ
ばならない。第1に、娯楽信号上で運ばれるチャンネル
は正規化されなければならない。すなわち、個々の音声
および映像チャンネルの振幅とダイナミックレンジは、
信号品質が音声信号の帯域幅にわたって一貫しているよ
うにほぼ同じでなければならない。第2に、娯楽マルチ
プレクサコントローラはパイロットトーンを信号に加え
なければならない。この発明の好ましい実施例では、パ
イロットトーンはおよそ90MHzおよび360MHz
で加えられる。バイロットトーンは周波数においても振
幅においても高度に正確でなければならない。なぜなら
分配システムは娯楽信号上で行なわれるべき増幅および
調整を決定するためにパイロットトーンを用いるからで
ある。ゆえに90MHzパイロットトーンおよび360
MHzのパイロットトーンが正確に生成されかつ維持さ
れることを確実にするために、EMCは専用回路、さら
に好ましくは冗長回路を含まなければならない。
【0026】図1を参照して、娯楽信号が一旦EMCに
よって構成されると、それは同軸バス40を介してゾー
ン管理ユニット42a、42b、…42nに送信され
る。バス40の長さは航空機内のEMCの位置および航
空機の構成に依存して異なり得る。上述したように、バ
スの長さに依存して、娯楽信号は第1のZMU42aに
達する前に可変の量だけ減衰される。各ZMUはゆえに
初期化され適切な増幅および調整を決定し、EMCから
受け取られた娯楽信号を与えなければならない。
【0027】2.ZMUハードウェアおよび初期化 図3の主な初期化処理60を参照して、ブロック64で
乗客娯楽分配システムのゾーン管理ユニット(ZMU)
42a、42b、…42nが初期化される。デイジーチ
ェーンの各ZMUはEMCに最も近いZMU42aから
始まって最後のZMU42nまで順次初期化される。各
ZMUの初期化は図4および5−10を参照するとより
よく理解できる。
【0028】図4は、各ZMU42a、42b、…42
n内に含まれる信号の増幅および調整ハードウェアのブ
ロック図である。ZMUハードウェアは2つの経路を有
するものとして描かれ得る。すなわち、娯楽信号を調整
しかつ増幅する上部経路、および上部経路によって与え
られる調整および増幅の量を制御する下部経路がある。
上部経路から始めて、娯楽信号はバス40a上で受け取
られ最初にリレー80を通る。通常動作では、リレー8
0は、娯楽信号を減衰器82に接続するように付勢され
る。好ましい実施例では、減衰器82は可変減衰器であ
り、娯楽信号の振幅を0と−17dBとの間で低減し得
る。減衰器82によって与えられる減衰の量は、以下で
さらに詳細に説明されるATTEN制御信号によって決
定される。
【0029】減衰された後、娯楽信号は周波数勾配補償
ネットワーク84を通る。勾配補償ネットワーク84内
には2つのフィルタが設けられている。第1のフィルタ
は、RFバスと接地との間に直列に接続されたインダク
タ90および可変抵抗p−i−nダイオード88からな
る。第1のフィルタはハイパスフィルタとして動作し、
低周波数を接地にそらす。第1のフィルタのカットオフ
周波数はp−i−nダイオード88の抵抗に依存し、以
下で議論される制御回路によって生成されたSLOPE
RP制御信号の値によって制御される。勾配補償ネッ
トワーク84の第2のフィルタは、p−i−nダイオー
ド94と並列にキャパシタ92から構成される。第2の
フィルタはRFバスと直列に接続され、ハイパスフィル
タとして動作し、バス上で運ばれた低周波数を阻止す
る。ハイパスフィルタのカットオフ周波数はp−i−n
ダイオード94の抵抗に依存し、制御回路によって生成
されたSLOPE RS制御信号の値によって決定され
る。
【0030】勾配補償ネットワークを通った後、娯楽信
号は増幅器86に入力される。分配システムの好ましい
実施例では、増幅器86は一定の+25dBの利得を信
号に与え、全娯楽信号レベルを上げる。そして乗客娯楽
信号は、通常は娯楽信号が3つの信号分割器98、10
0、および102に達せられるように付勢されているリ
レー96を通る。
【0031】分割器98、100、および102は、残
りの乗客娯楽システムへの分配のために娯楽信号を分け
る。分割器98は娯楽信号を3つのコピーに分ける。娯
楽信号の1つのコピーはバス40b上に出力され、チェ
ーン接続されたZMU内のほかのZMUに娯楽信号を分
配する。娯楽信号の残りの2つのコピーは分割器100
と分割器102とに与えられる。分割器100および1
02の各々は娯楽信号を2列のSEUに分配する。図1
を参照して、各ZMUは、乗客娯楽信号のコピーを4つ
のデイジーチェーン接続されたSEUに与えることがで
きる。分割器100はこれらのチェーンのうち、図4で
列1および列2として識別された2つに接続する。分割
器102は列3および列4として識別された他方の2つ
のチェーンに接続する。分割器100からの残りのライ
ンはこれからのシステム拡張に利用可能である。分割器
102によって生成された乗客娯楽信号の残りのコピー
は、ZMU内に含まれる制御回路に与えられる。
【0032】ZMUの制御回路は図4の下部経路によっ
て表わされる。制御回路は、減衰器82の減衰、および
勾配補償ネットワーク84によって与えられる勾配補償
を調節するためのフィードバックを提供する。最初に、
乗客娯楽信号は分割器102によってフィルタ104に
与えられる。フィルタ104は各々が娯楽信号中に運ば
れたパイロットトーンの周波数を中心とする2つのバン
ドパスフィルタを含む。この発明の好ましい実施例で
は、バンドパスフィルタの1つはゆえに90MHzを中
心とし、第2のバンドパスフィルタは360MHzを中
心とする。フィルタ104はフィルタ選択スイッチ10
6に接続された2つの出力を有する。フィルタ選択スイ
ッチ106は、どのパイロットトーンがスイッチを通る
かを制御回路内のマイクロプロセッサ116が選択でき
る入力を有する。マイクロプロセッサ116は信号を選
択制御回路118に出力し、所望のパイロットトーンを
わたすように選択的にフィルタ選択スイッチ106を設
定する。パイロットトーンを切換えることにより、所望
のパイロットトーンがサンプリングされかつ分析される
ことが可能になるが、両方のパイロットトーンを同時に
検査することはできない。
【0033】フィルタ選択スイッチ106からの出力は
増幅器108に接続される。好ましい実施例において、
増幅器108は一定の+30dB利得を信号に与える。
増幅器108からの出力は電力検出器110に接続され
る。電力検出器110は正弦パイロットトーンのrms
振幅に比例した直流(DC)電圧レベルを生成する。当
業者は、ACパイロットトーンの振幅に比例するDC信
号レベルを生成するためにいくつかの異なった回路を用
いることができることを理解するであろう。
【0034】電力検出器110からの出力はフィルタ1
12に入力される。フィルタ112は、調べられている
パイロットトーンの振幅を表わすDC電圧レベル上に含
まれる何らかの高周波数ノイズをフィルタリングしたり
取り除いたりするローパスフィルタである。フィルタ1
12は信号のAC成分を取り除き、パイロットトーン信
号の正確な平均をある一定の時間にわたって与える。フ
ィルタ112からの出力はアナログ−デジタルコンバー
タ114に接続され、アナログ−デジタルコンバータは
パイロットトーンの振幅を表わすDCレベルをサンプリ
ングし、それをデジタル値に変換し、マイクロプロセッ
サ116に与える。この発明の好ましい実施例では、A
−Dコンバータ114は入力DC信号範囲に対して10
ビットの分解能を与える。フィルタ選択スイッチ106
を選択的に切換えることによって、マイクロプロセッサ
116はゆえに90MHzパイロットトーンまたは36
0MHzパイロットトーンの振幅を表わすデジタル値を
受取ることができることが理解されるであろう。パイロ
ットトーンは音声および映像情報を含む娯楽信号チャン
ネルを挟んでいるので、マイクロプロセッサ116は娯
楽信号の全減衰を評価できる。減衰はRFバス40上の
EMCからZMUへの娯楽信号の送信によって引き起こ
され得る、またはデイジーチェーン接続されたZMU内
のEMCにより近いZMUからの送信によって引き起こ
され得る。
【0035】RFバス40によって引き起こされる減衰
を補償するために、マイクロプロセッサ116は3つの
制御信号を生成し、ZMUの上部経路において与えられ
た娯楽信号増幅および調整を制御する。マイクロプロセ
ッサ116はデジタル−アナログ(D−A)コンバータ
120に接続される。マイクロプロセッサによってD−
Aコンバータ120に送られるデジタル制御信号は3つ
のアナログ制御信号に変換される。ZMUによって与え
られる全増幅を制御するために、マイクロプロセッサは
ATTEN制御信号を生成する。ATTEN信号は減衰
器82に達する前に、フィルタ122によってフィルタ
リングされ、利得および勾配制御回路124を通る。減
衰器によって与えられる減衰における急速な変化を回避
するために、フィルタ122はATTEN制御信号から
高周波数成分を取り除く。信号ATTENのレベルを調
節することによって、マイクロプロセッサは減衰器82
によって与えられた減衰を変更し、ゆえに娯楽信号に与
えられた全増幅を変更する。
【0036】ZMUによって与えられる信号調整の量を
制御するために、マイクロプロセッサはSLOPE
S制御信号およびSLOPE RP制御信号を生成す
る。制御信号は勾配補償ネットワーク84内に含まれる
p−i−nダイオードの抵抗を変更し、ネットワークに
よって与えられた補償を調節する。SLOPE RS制
御信号はp−i−nダイオード94の抵抗を変更するの
に用いられ、p−i−nダイオードおよびキャパシタ9
2によって阻止される信号のカットオフ周波数を変え
る。SLOPE RP制御信号はp−i−nダイオード
88の抵抗を調節するのに用いられ、p−i−nダイオ
ードおよびインダクタ90によってそらされた信号のカ
ットオフ周波数を変える。3つの制御信号のレベルを変
えることによって、マイクロプロセッサ116はゆえ
に、ZMUによって娯楽信号に与えられる振幅および勾
配補償を調節することができる。
【0037】図5−10は、ZMUを初期化して娯楽信
号のための適切な振幅および調整を決定するためにマイ
クロプロセッサ116によって行なわれる初期化プログ
ラム140のフロー図を示す。プログラム動作が図4に
示されたハードウェア構成を参照して議論される。ブロ
ック142では、プログラムは最初にマイクロプロセッ
サによって制御される3つの制御信号のためのデフォル
ト値を設定する。SLOPE RS、SLOPE
P、およびATTEN変数の各々が公称値に設定され、
ベースラインとして用いられる。(初期化プログラムの
説明におけるSLOPE RS、SLOPE RP、お
よびATTEN変数は、減衰器82および周波数勾配補
償ネットワーク84に与えられるSLOPE RS、S
LOPE RP、およびATTEN制御信号のレベルを直
接設定することが理解されるだろう。)ブロック144
で、プログラムはZMUのハードウェアを構成する。常
開リレー80および96は、娯楽信号がバイパスライン
95上で通されるのではなく、減衰器82および勾配補
償ネットワーク84を通るように付勢される。フィルタ
選択スイッチ106はまた、360MHzパイロットト
ーンが最初にサンプリングされるように設定される。
【0038】ブロック146で、プログラムは娯楽信号
にのって運ばれた360MHzパイロットトーンの振幅
を測定する。決定ブロック150では、プログラムは、
パイロットトーンの測定振幅にデッドバンド値を加えた
ものを、パイロットトーンのターゲット振幅と比較す
る。パイロットトーンのターゲット振幅は不揮発性メモ
リ(図示せず)に記憶され、各客席の音声および映像受
信器の信号要件に基づいて選択される。デッドバンド
は、パイロットトーンのターゲット振幅のまわりの測定
パイロットトーンの許容可能な動作範囲を規定する定数
である。この発明の好ましい実施例では、デッドバント
は、ターゲットパイロットトーン振幅のまわりの±2d
Bであると規定される。このようにして、決定ブロック
150では、パイロットトーンの測定振幅にデッドバン
ド値を加えたものよりターゲット振幅が大きければ、分
岐する。
【0039】ターゲットパイロットトーン振幅が測定パ
イロットトーン振幅にデッドバンドを加えたものより大
きければ、プログラムはブロック152に分岐する。測
定振幅よりターゲットが大きいので、ZMUの減衰は低
減されなければならない。減衰器82はATTEN信号
の値に反比例して娯楽信号を減衰する。ゆえに、ATT
EN値がより高くなると減衰はより少なくなる。ATT
EN値がより低くなると減衰はより大きくなる。減衰器
82によって与えられた減衰を低減するために、ATT
EN変数はゆえに増大しなければならない。ブロック1
52では、ATTEN変数がATTENの現在値に比例
して増分される。ATTEN値が現在低ければ、ATT
ENは大きなステップによって増分する。ATTENが
現在高ければ変数はより小さなステップで増分される。
決定ブロック154では、プログラムは、ATTEN変
数が最小の減衰に対応して最大の許容値を超えたかどう
かをチェックする。もし超えていれば、プログラムはブ
ロック156に分岐する。ブロック156では、ATT
EN変数は最大値で設定される。ATTEN変数が最大
値を超えていなければ、プログラムはブロック158に
続く。ブロック158では、プログラムは短い一定の時
間の間遅延し、娯楽信号が新しい振幅で安定化すること
を可能にする。ブロック160では、プログラムは36
0MHzパイロットトーンの振幅の測定を繰り返す。決
定ブロック164では、プログラムはパイロットトーン
振幅をターゲット振幅と比較し、パイロットトーンのタ
ーゲット振幅がパイロットトーンの測定レベルよりも大
きいかまたはそれに等しいかを調べる。主要ルーチンと
は対照的に、ブロック152−164からなる分岐は、
適切な娯楽信号振幅を決定するためにデッドバンドを用
いない。代わりに、分岐は、ターゲットパイロットトー
ン振幅と測定パイロットトーン振幅とをできるだけ近づ
けるように設定しようとする。決定ブロック164で
は、ターゲット振幅がまだ測定振幅より大きければ、プ
ログラムはブロック152に戻ってATTEN変数を増
分する。しかしながら、ターゲットが測定振幅より小さ
ければ、プログラムはブロック166に進む。ブロック
166では、プログラムは最後の2つの測定信号振幅を
比較し、ターゲット振幅に最も近いパイロットトーン振
幅を生成するATTEN値を選択する。すなわち、最後
の2つの測定パイロットトーン振幅のうち、一方の測定
パイロットトーン振幅がターゲット振幅より大きく、他
方の測定パイロットトーン振幅がターゲット振幅より小
さいだろう。ブロック166では、プログラムはターゲ
ット振幅より大きい測定振幅、およびターゲット振幅よ
り小さい測定振幅を調べ、絶対値においてターゲット振
幅に最も近いパイロットトーン振幅を生成するATTE
N値を選択する。ブロック156または166に続い
て、プログラムはブロック186に継続する。
【0040】決定ブロック150に続いて、ターゲット
振幅が測定振幅にデッドバンドを加えたものより大きく
なければ、プログラムは決定ブロック168に進む。ブ
ロック168では、プログラムは、ターゲット振幅が測
定振幅からデッドバンドを差し引いたものより小さいか
どうかを判断する。ターゲットが測定振幅からデッドバ
ンドを差し引いたものより小さければ、プログラムはブ
ロック170に分岐する。ターゲットが測定振幅よりも
小さければ、ZMUによって与えられた娯楽信号の減衰
は増やされなければならない。ブロック170では、A
TTEN変数はゆえに、現在のATTEN値に比例した
ステップを用いて減分される。ブロック172−184
は、ATTEN変数が増分されるのではなく減分される
点以外はブロック154−166のステップをそのまま
用いる。プログラムは、ブロック172−174でAT
TEN変数が最小値より小さくなったかどうかを判断
し、もしそうであるならば変数を0に等しく設定する。
ATTENが0より下まで下がっていなければ、ブロッ
ク178−182でプログラムは360MHzパイロッ
トトーンを再測定し、測定振幅がターゲットパイロット
振幅に最も近いATTEN値を見つける。プログラムは
これを、測定振幅がターゲット振幅より下のレベルから
ターゲット振幅より大きいレベルになるまでATTEN
値を減分することによって決定する。ブロック184で
は、プログラムは最後の2つの測定パイロットトーン振
幅を比較し、測定パイロットトーン振幅をターゲット振
幅に最も近づけるATTENの値を識別する。ブロック
174または184に続いて、プログラムはブロック1
86で継続する。
【0041】プログラムがブロック186に達すると、
ZMUによって娯楽信号に与えられる振幅は、360M
Hzパイロットトーンの振幅が360MHzパイロット
トーンのためのターゲット振幅のまわりの予め規定され
たデッドバンドの範囲内になるように設定される。すな
わち、ZMUによる娯楽信号の適切な減衰を与えるよう
な変数ATTENの値が決定される。ATTEN変数の
設定に続いて、ZMUはALOPE RSおよびSLO
PE RP変数の適切な値を決定しなければならない。
この処理を始めるために、ブロック186ではプログラ
ムは、マイクロプロセッサが90MHzのパイロットト
ーンの信号レベルをサンプリングするのを可能にするよ
うにフィルタ選択スイッチ106を設定することによっ
てプログラムはZMU中のハードウェアを構成する。
【0042】ブロック188では、プログラムは娯楽信
号内に含まれる90MHzパイロットトーンの振幅を測
定する。決定ブロック192では、パイロットトーンの
測定振幅にデットバンド値を加えたものをターゲット振
幅と比較する。前述したように、プログラムは、確実に
測定パイロットトーン振幅がターゲットパイロットトー
ン振幅のまわりのあるデッドバンド内で動作するように
設計されている。この発明の好ましい実施例では、デッ
ドバンドはターゲット振幅のまわり±2dBであるよう
に規定される。
【0043】ターゲット振幅が測定振幅にデッドバンド
を加えたものより大きければ、プログラムはブロック1
94に分岐する。ブロック194ないし216によって
表わされた分岐は、勾配補償ネットワーク84の低周波
数除去を低減する。最初にプログラムは概略調節段階に
入る。ブロック194では、SLOPE RS変数は概
略ステップによって増分される。概略ステップによる増
分は、SLOPE RS変数が最小の数の分岐の繰返し
で所望の値に素早く近づくことを可能にする。ブロック
196では、SLOPE RS変数が変数の最大値と比
較される。SLOPE RS変数が最大値を超えていた
とすれば、ブロック198でSLOPE RS値は最大値
に設定される。SLOPE RS値が最大値を超えてい
なかったとすると、ブロック200でSLOPE RP
制御信号が概略ステップによって減分される。SLOP
RS変数の増分およびSLOPE RP変数の減分
は、ネットワークのp−i−nダイオードの抵抗を変え
ることによって勾配補償ネットワーク84の低周波数除
去を低減する。
【0044】ブロック202では、プログラムは90M
Hzパイロットトーンの振幅を測定する。決定ブロック
206では、プログラムは測定パイロットトーン振幅を
ターゲット−パイロット振幅と比較する。ターゲット振
幅が測定振幅より大きいまたはそれと等しければ、プロ
グラムはブロック194に戻り、勾配補償ネットワーク
の除去を支配する2つの変数が概略ステップによって再
び変更され測定振幅はターゲット振幅と再比較される。
概略ステップによって変数を変更することによって、ブ
ロック194ないし206のプログラムは素早く所望の
勾配補償ネットワーク設定に近づく。
【0045】しかしながら、測定パイロットトーン振幅
がターゲットパイロットトーン振幅よりも大きければ、
プログラムは細かな調節段階に入る。ブロック208で
は、SLOPE RS変数が細かなステップによって減
分され、さらにSLPE RP変数が細かなステップに
よって増分される。ブロック210および214で90
MHzパイロットゾーンの振幅が測定され、ターゲット
振幅と比較される。ターゲット振幅が測定パイロットト
ーン振幅より小さいかまたはそれに等しければ、プログ
ラムはブロック208に戻り、SLOPE RSおよび
SLOPE RP変数が再び細かなステップによって変
更される。しかしながら、ターゲット振幅が測定振幅よ
り小さいかそれに等しければ、プログラムはブロック2
16に継続する。ブロック216では、プログラムは最
後の2つの測定振幅のうちどちらがターゲット振幅に最
も近いかを判断する。最も近い測定パイロットトーン振
幅が決定され、最も近い測定値に対応するSLOPE
RSおよびSLOPE RP値が選択される。ブロック
198またはブロック216に進んだ後、プログラムは
ブロック234に継続する。
【0046】ブロック192に戻って、パイロットトー
ンのターゲット振幅がパイロットトーンの測定振幅にデ
ッドバンドを加えたものより大きくなければ、プログラ
ムは決定ブロック218に進む。決定ブロック218で
は、プログラムはパイロットトーンのターゲット振幅が
パイロットトーンの測定振幅からデッドバンドを差し引
いたものより小さいかどうかをチェックする。ターゲッ
ト振幅が測定振幅からデッドバンドを差し引いたものよ
り小さければプログラムはブロック220ないし242
によって規定された分岐に進む。当業者は、ブロック2
20ないし242はブロック194ないし216によっ
て述べられた分岐に相当することを認めるであろう。し
かしながら、SLOPE RS変数の増分およびSLO
PE RP変数の減分に代わって、ブロック220ない
し242の分岐においては、SLOPE RS変数が減
分され、SLOPE RP変数が増分される。これは勾
配補償ネットワークによる阻止を増大し、90MHzパ
イロットトーンの振幅を下げる。前述のように、勾配補
償ネットワーク変数のための適切な値は、細かな等化段
階に入る前の概略等化段階の間に変数を増分することに
よって急速に決定される。
【0047】プログラムが決定ブロック192および決
定ブロック218に進んで、ブロックに規定された条件
のいずれをも満たさなければ、90MHzパイロットト
ーンの振幅はパイロットトーンをターゲット振幅のまわ
りのデッドバンド範囲内になるようにする。この範囲内
で動作すると、適切な等化がZMUによって娯楽信号に
与えられ、送信の間の信号の不均一な周波数減衰を補償
する。そしてプログラムはブロック244に進み、プロ
グラムはある一定の時間の間遅延する。遅延期間マイク
ロプロセッサはZMU内のほかの機能のために使用され
てもよい。遅延の長さは娯楽信号レベルの予測される変
動に依存する。頻繁な周波数信号レベル変化が予測され
ると、減衰器および勾配補償ネットワークを制御する変
数の設定はかなりしばしばリセットされるかもしれな
い。乗客娯楽信号がかなり安定していれば、再較正は頻
繁には行なわれないだろう。このシステムの好ましい実
施例では、再較正はほぼ200ないし500msecご
とに行なわれる。初期化ルーチンがZMUによって行な
われた後、娯楽信号内に含まれるチャンネルは所望でか
つ既知の振幅範囲内に維持されることが理解されであろ
う。すなわち、90MHzパイロットトーンおよび36
0MHzパイロットトーン両方の振幅を適切に設定する
ことによって、これらのパイロットトーン間の帯域幅に
おいて運ばれる音声および映像チャンネルは正確に増幅
され、残りの乗客娯楽システムへの分配に適切になる。
【0048】ブロック244の遅延の後、プログラムは
ブロック144に戻り、減衰器および勾配補償ネットワ
ークを再較正する。以下で議論されるように、通常動作
の間ZMUは残りの娯楽乗客システムへの分配のための
娯楽信号の適切な増幅および調整を維持する。RFバス
40a上で受け取られた娯楽信号の振幅が変動すると、
ZMUは主として減衰器82および周波数勾配補償ネッ
トワーク84の構成によって限定される動作範囲内に振
幅のいかなる損失をも修正する。
【0049】3.SEUハードウェアおよび初期化 図3を参照して、ZMUがブロック64で初期化された
後、座席エレクトロニクスユニット(SEU)の各々4
8a、48b、…48nは、ZMUに最も近いSEU4
8aから始まって各デイジーチェーン内の最後のSEU
48nまで順次進んで、初期化される。ブロック66で
は、各SEUがデイジーチェーンにおけるその位置を示
すアドレスを最初に割当られる。ブロック68では、各
SEUが初期化される。SEUハードウェアおよび初期
化は、図11、12、13、および14を参照してより
よく理解され得る。
【0050】図11は、SEU48のハードウェアのブ
ロック図である。SEUの中心の構成要素は特定用途向
け集積回路(ASIC)300であって、RFバス上に
運ばれる信号の振幅を自動的に維持するよう特に設計さ
れてきた。ASIC300の設計は1995年3月14
日に出願された「無線周波数バスレベリングシステム」
(“Radio Frequency Bus Leveling System ”)と題さ
れた同時係属中の米国出願番号第08/403,408
号(ここに引用により援用する)において開示されてい
る。ASICの動作の簡単な説明がここに説明される
が、チップの動作のさらなる詳細を求める場合は同時係
属中の出願を参照されたい。
【0051】簡単に、ASIC300はRFバスと直列
に接続された2つの可変利得無線周波数(RF)増幅器
302および304を含む。各増幅器は、バス上を運ば
れた娯楽信号をオンチップ制御回路の自動および連続制
御下で増幅する。3つのバッファ306、308、およ
び310が増幅器304の出力に接続されている。バッ
ファ306および308は娯楽信号をRFバス40から
タップし、その信号を客席音声および映像受信器(図示
せず)に与える。バッファ310は、増幅器302およ
び304の増幅をモニタしかつ調節するのに用いられる
初期段階の制御回路を形成する。娯楽信号はバス40b
からバッファ310によってタップされ、バンドパスフ
ィルタ314に入力される前に前置増幅器312を通
る。バンドパスフィルタ314は90MHzおよび36
0MHzパイロットトーンを娯楽信号からフィルタリン
グする。360MHzパイロットトーンは、パイロット
トーンのrms振幅に比例するDC電圧を生成する勾配
検出器316に入力される。90MHzパイロットトー
ンは利得コンパレータ320と利得検出器318とに入
力される。利得検出器318は90MHzパイロットト
ーンのrms振幅に比例するDC電圧を生成する。利得
コンパレータ320は、90MHzパイロットトーンの
rms振幅を、所望の振幅を示す電圧基準と比較する。
パイロットトーンの振幅が電圧基準と等しくないとき、
利得コンパレータは制御信号を生成し、増幅器302お
よび304によって与えられた増幅を変更する。利得コ
ンパレータ320によって生成された制御信号はドライ
バ322によって増幅され、ドライバ322はRF増幅
器302および304内に含まれた2つのp−i−nダ
イオードの抵抗を調節するのに十分な電流を与える。パ
イロットトーン振幅が低すぎると、制御信号は増幅器に
よって与えられた増幅を、増幅器におけるp−i−nダ
イオードの抵抗を増やすことによって増大する。パイロ
ットトーンが高すぎると、増幅器302および304に
よって与えられた振幅は低減される。このようにして、
ASIC300はRFバス上で運ばれる娯楽信号の所望
の振幅を自動的にかつ連続的に維持する。
【0052】娯楽信号の振幅の維持に加えて、送信の間
に引き起こされる信号の不均一な周波数減衰を修正する
ためにSEUは、娯楽信号を維持しかつ適切な補償を与
える回路を含む。利得検出器318および勾配検出器3
16によって生成されかつ90MHzおよび360MH
zパイロットトーンの振幅を示すDC電圧レベルは、A
SIC300からA−Dコンバータおよびマルチプレク
サ342に結合される。A−Dコンバータはパイロット
トーンの振幅をデジタル化し、その値をバス340を介
してマイクロプロセッサ332に与える。以下にさらに
説明される初期化処理の間に、マイクロプロセッサ33
2は360MHzパイロットトーンの振幅を不揮発性メ
モリ338に記憶される所望の振幅レベルと比較する。
測定パイロットトーンの振幅に基づいて、マイクロプロ
セッサは周波数勾配補償ネットワーク330がRFバス
と直列に切換えられるべきかどうかを判断する。マイク
ロプロセッサは、ダブルポールダブルスロー(DPD
T)リレー328を選択的に付勢するかまたはその付勢
を止めるかによって、周波数勾配補償ネットワークがA
SIC300のRF増幅器302とRF増幅器304と
の間に接続されるかどうかを制御する。周波数勾配補償
ネットワーク330をRFバスと直列に切換えること
を、以下では、周波数勾配補償ネットワークを「オン」
にすると言及している。リレー328の付勢を止めるこ
とによって増幅器302と304との間から周波数勾配
補償ネットワークを取り除くことを、以下で周波数勾配
補償ネットワークを「オフ」にすると言及している。
【0053】周波数勾配補償ネットワーク330の概略
図が図12に示されている。図12に示されているよう
に、SEUの好ましい実施例では、周波数勾配補償ネッ
トワークは、抵抗器、キャパシタ、およびインダクタか
らなる受動ネットワークである。キャパシタC2と直列
の抵抗器R1およびキャパシタC1の並列の組合せがD
PDTリレー328の2つの端子を介して接続されてい
る。R1とC1との並列の組合せがキャパシタC2に結
び付けられている点において、抵抗器R2とインダクタ
L1との直列の組合せが接地に接続されている。周波数
勾配補償ネットワークは低周波数の娯楽信号を高周波数
よりもより減衰するように設計されている。周波数勾配
補償ネットワークがオンになると、(90MHzパイロ
ットトーンを含む)低周波数の娯楽信号が減衰される。
90MHzパイロットトーンが減衰されると、ASIC
300によって与えられる増幅が自動的に増大する。ゆ
えに周波数勾配補償ネットワークをオンにすることによ
って、娯楽信号の全振幅は低減されることなく適切な勾
配補償が与えられ、娯楽信号の不均一な周波数減衰を修
正する。
【0054】図11に戻って、マイクロプロセッサ33
2はまた、乗客娯楽システムのほかの構成要素に接続さ
れ、初期化および動作の間の通信を可能にする。マイク
ロプロセッサはユニバーサル非同期受信器/送信器(U
ART)334および通信インタフェース350を介し
てZMUと通信できる。好ましい実施例では、通信イン
タフェース350は撚線対を介して関連のZMUと結合
される。直列データがRS485規格に基づいてマイク
ロプロセッサとZMUとの間で送受信され得る。マイク
ロプロセッサはまた、バス340によってマイクロプロ
セッサに接続されたプロセッサインタフェース344を
介して、各客席に置かれた乗客制御ユニット(図示せ
ず)と通信できる。
【0055】SEUを介する娯楽信号の流れは2つの経
路のうち1つをとり得る。娯楽信号がSEUでRFバス
40a上で受け取られ、それは最初にバイパスリレー3
24を通る。バイパスリレーはマイクロプロセッサによ
って選択的に付勢され、ASIC300をRFバス40
と接続したりその接続を外したりすることができる。第
1の経路では、SEUが初期化されるかまたはSEU中
に故障状態がある期間に対応して、マイクロプロセッサ
はリレーを付勢せず、RFバス40aの入力がRFバス
40bの出力と直接接続される。娯楽信号はゆえに、A
SIC300を迂回して、SEUのデイジーチェーンに
おける次のSEUに直接通される。
【0056】SEUの通常動作に対応する第2の経路で
は、バイパスリレーがマイクロプロセッサ332によっ
て付勢される。これはハイパスフィルタ326を介して
娯楽信号を送る。ハイパスフィルタ326は90MHz
より下の周波数をフィルタリングして取り除くことによ
って娯楽信号上のノイズをなくす。そして娯楽信号が第
1のRF増幅器302、DPDTリレー328、および
第2のRF増幅器304を介して送られる。上で議論さ
れたように、娯楽信号の振幅は自動的にASIC300
によって維持される。リレー328の状態に依存して、
娯楽信号はまた、周波数勾配補償ネットワーク330を
介して送られ、信号を適切に調整する。増幅および調整
の後、娯楽信号はバイパスリレー324を通り、RFバ
ス40b上に出力される。等価を娯楽信号に与えるかど
うかの決定は、以下で議論される初期化ルーチンの間に
なされる。
【0057】各SEUが各ZMUから延びるストリング
形式でデイジーチェーン接続されていることを図1から
思い出されたい。SEUの初期化に先立って、デイジー
チェーンの各SEUは、デイジーチェーンにおけるその
位置を示すアドレスを割当られなければならない。デイ
ジーチェーンにおけるSEUの配置を示すアドレスが必
要なのは、SEUが娯楽信号のレベルを正しく設定する
ために順次初期化されなければならないためである。
【0058】システムが最初にパワーオンされるとき、
SEUに含まれるRFバイパスリレー324は通常、付
勢を止められ、RFバス40aの入力は直接RFバス4
0bの出力に接続される。これは、デイジーチェーン中
の特定のSEUがパワーアップできなくても娯楽信号が
さらにデイジーチェーンに沿ってSEUになおも与えら
れることを確実にする。各SEUにアドレスを割り当て
るために、ZMU中のマイクロプロセッサはトークン信
号をRFバス40上に生成する。図4を参照して、TO
KEN1、TOKEN2、TOKEN3、およびTOK
EN4としてそれぞれ識別されたライン上でトークン信
号がSEUの各デイジーチェーンに与えられる。好まし
い実施例では、トークン信号は低直流(DC)電圧から
高DC電圧への遷移を示す。図11を参照して、DCト
ークン信号遷移は、RFバイパスリレー324に含まれ
るキャパシタ325によって効果的に阻止され、デイジ
ーチェーン内の第1のSEUがトークン信号を検出する
第1のSEUとなることを確実にする。トークン信号
は、マイクロプロセッサ332によって検出される前に
入力トークン回路346を介してプロセッサインタフェ
ース344中に受け取られる。入力トークン回路346
は、プロセッサインタフェースからのノイズがRFバス
に結合されないことを確実にするためのローパスフィル
タである。マイクロプロセッサ332がトークン信号を
検出すると、マイクロプロセッサはRS−485撚線対
上でZMUマイクロプロセッサとの通信を確立し、デイ
ジーチェーンにおけるその位置を識別する別個のアドレ
スを受取る。一旦デイジーチェーン上の第1のSEUの
マイクロプロセッサ332がそのアドレスを受取ると、
プロセッサインタフェースおよび出力トークン回路34
8を介してトークン信号を生成する。トークン信号はR
F出力バス40b上で与えられ、デイジーチェーンの第
2のSEUユニットに与えられ、第2のユニットのRF
バイパスリレー324内のキャパシタ325によって阻
止される。そのようにして第2のSEUがトークン信号
を検出し、ZMUからデイジーチェーンにおけるその位
置を識別する別個のアドレスを受取る。このようにし
て、デイジーチェーンの各SEUは、トークン信号がS
EUからSEUにわたるときZMUから別個のアドレス
を順次受取る。
【0059】一旦各SEUがデイジーチェーンバス上の
アドレスを受取ると、SEUは初期化され得る。図13
および14は、デイジーチェーンにおける各SEUに関
して周波数勾配補償ネットワークがRFバスと直列に切
換えられるべきかどうかを判断するために用いられ得る
初期化プログラム360のフロー図である。初期化ルー
チンが、SEUのデイジーチェーンの第1のSEUにつ
いて議論される。しかしながら、チェーンの各SEUは
ZMUのコマンド下で順次初期化されるということが理
解される。ブロック362では、SEUは上で議論され
た態様でデイジーチェーンアドレスを受取る。そして初
期化プログラムはブロック364に進み、DPDTリレ
ー328の付勢を止めることによって周波数勾配補償ネ
ットワーク330がターンオフされる。ブロック364
は、リレー328は、SEUの初期化に先立って正しく
リセットされることを確実にする。ブロック366で
は、マイクロプロセッサはRFバイパスリレー324を
付勢する。これはASIC300をRFバス40と直列
に接続し、通常動作のためのSEUを構成する。
【0060】決定ブロック368では、初期化プログラ
ムは、ZMUから順次番号付けされたデイジーチェーン
内でSEUのアドレスが位置番号2、3、または15を
割り当てられたかどうかを判断する。この発明の好まし
い実施例では31のSEUを有するデイジーチェーンに
ついてSEU番号2、3、および15の周波数勾配補償
ネットワークがRFバスと直列に切換えられることが決
められている。これらのそれぞれのSEUについて周波
数勾配補償ネットワークをオンにすることによって、多
くのSEUが正しく初期化できなくても、十分な勾配補
償が娯楽信号になおも与えられ、デイジーチェーンの終
りのSEUが適切な信号レベルを受取ることが確実にな
る。ブロック369では、SEUアドレスが2、3、ま
たは15の位置を示すと、マイクロプロセッサはゆえ
に、DPDTリレー328を付勢することによって周波
数勾配補償ネットワーク330をオンにする。異なる長
さのデイジーチェーンに関しては、他のアドレスのSE
Uの周波数勾配補償ネットワークがRFバスと直列に切
換えられるべきことは実験に基づいて決定され得ること
が理解されるであろう。
【0061】ブロック370ではSEUは関連のZMU
から初期化コマンドを受取るのを待つ。各SEUは順次
初期化され、デイジーチェーンの第1のSEUから始ま
ってデイジーチェーンの最後のSEUまで続く。初期化
コマンドの受信のとき、ブロック371で周波数勾配補
償ネットワークはターンオフされる。ブロック371に
よって、リレー328が娯楽信号レベルのテストに先立
って正しくリセットされることが確実になる。
【0062】ブロック372では、プログラムは90M
Hzパイロットトーンの振幅を測定する。マイクロプロ
セッサは利得検出器318によって生成されたDC信号
をサンプリングすることによって振幅を測定する。ブロ
ック374では、90MHzパイロットトーンの測定振
幅は、不揮発性メモリ338に記憶されているターゲッ
ト振幅と比較される。決定ブロック376で、プログラ
ムは、パイロットトーンの測定振幅がターゲット振幅の
まわりの許容動作範囲内にあるかどうかを判断する。測
定振幅がターゲット振幅のまわりの許容動作範囲外にあ
るならば、プログラムはブロック378に分岐し、マイ
クロプロセッサはRFバイパスリレー324の付勢を止
めてRF入力バス40aをRF出力バス40bに直接接
続する。プログラムはまたZMUに故障、すなわちAS
IC300の故障を知らせ、適切な増幅をSEUの娯楽
信号に与える。
【0063】しかしながら、90MHzパイロットトー
ンの測定振幅が許容動作範囲内になると、プログラムは
ブロック380に進み、プログラムは360MHzパイ
ロットトーンの振幅を測定する。360MHzパイロッ
トトーンの振幅は、勾配検出器316によって生成され
たDC出力電圧をサンプリングすることによって決定さ
れる。ブロック382では、プログラムは、DPDTリ
レー328の状態をチェックすることによって周波数勾
配補償回路330がASIC300と接続されているか
どうかを判断する。周波数勾配補償がオンであるなら
ば、プログラムは決定ブロック386に分岐し、それ
は、360MHzパイロットトーンの測定電力レベルを
+0dBターゲットレベルと比較する。すなわち、ブロ
ック386でプログラムは、360MHzパイロットト
ーンの測定振幅がターゲット振幅レベルより+0dB上
の振幅を有する信号より大きいかどうかをチェックす
る。測定振幅が+0dBターゲット振幅より大きけれ
ば、ブロック388でマイクロプロセッサは、DPDT
リレー328の付勢を止めることによって周波数勾配補
償ネットワークをオフにする。ブロック386または3
88の後、SEUの初期化は完了しプログラムは停止す
る。
【0064】決定ブロック382に戻って、周波数勾配
補償ネットワークが最初にオフになると、プログラムは
ブロック392に続く。ブロック392では、プログラ
ムは360MHzパイロットトーンの振幅を−3dBタ
ーゲット振幅と比較する。−3dBターゲット振幅は、
パイロットトーンのターゲット振幅より3dB小さい振
幅を有する信号に等しい。測定振幅が−3dBターゲッ
ト振幅より小さければ、プログラムはブロック394に
進み、周波数勾配補償はDPDTリレー328を付勢す
ることによってターンオンされる。しかしながら、測定
パイロットトーン振幅が−3dBターゲットレベルより
大きければ、SEUの初期化は完了しプログラムは停止
する。
【0065】SEUデイジーチェーンにおける各SEU
の初期化の後、SEUはデイジーチェーンの長さに沿っ
て所望でかつ既知の振幅範囲内に娯楽信号チャンネルを
維持する。90MHzパイロットトーンおよび360M
Hzパイロットトーン両方の振幅を適切に設定すること
によって、パイロットトーン間の帯域幅において運ばれ
る振幅および映像チャンネルは、正確に増幅され、各客
席の音声および映像受信器への分配に適切になる。RF
バス40a上の娯楽信号の振幅が変動しようとすると、
各SEUは、ASIC300および周波数勾配補償ネッ
トワーク330の構成によって部分的に制限される動作
範囲内で周波数におけるいかなる損失をも修正する。
【0066】II.分配システム動作 図3にもどって、ZMUおよびSEUが初期化された
後、旅客機娯楽分配システムはブロック70で動作モー
ドに入る。上で議論されたように、初期化は、分配ネッ
トワークに変化があったときだけ生じる。ネットワーク
に変化がなければ、システムはブロック62ないし68
によって説明された初期化処理を迂回し、直接動作モー
ドに進む。
【0067】動作モードの間、ZMU42a、42b、
…42nは、娯楽信号に与えられた増幅、および娯楽信
号の帯域幅にわたって与えられた周波数勾配補償を連続
的にモニタしかつ調節する。ZMUの初期化の説明に加
えて、図5ないし10のフロー図において説明されたプ
ログラムが各ZMUによって行なわれ、通常動作の間の
娯楽信号に与えられた増幅および信号調整をモニタしか
つ調節する。この発明の好ましい実施例では、信号増幅
および調整の量は、およそ200ないし500msec
ごとに再較正される。
【0068】同様に、動作モードの間、SEU48a、
48b、…48nは、娯楽信号の増幅をモニタしかつ連
続的に調節して適切な信号レベルを各客席に与える。増
幅の自動モニタリングおよび調節は「無線周波数バスレ
ベリングシステム」と題された同時係属中の出願におい
て説明されている。SEUの各々によって与えられた周
波数勾配調整は通常動作の間は固定したままである。各
周波数勾配補償ネットワークが特定のSEUに関してタ
ーンオンされるかオフされるかは、図13および14の
フロー図に説明された初期化処理の間に判断される。
【0069】上述された態様で、この発明の乗客娯楽分
配システムは、ネットワークに対する何らかの変化にも
かかわらず娯楽信号がネットワーク上で分配されること
を可能にする。異なった航空機座席の構成に適用するた
めに、ネットワークにおけるケーブルの長さを変更して
もよいし、各SEUデイジーチェーンにSEUを加えて
も各SEUデイジーチェーンからSEUを取り除いても
よい。新しいネットワークが航空機に生み出されると
き、この発明の分配システムは再初期化されてネットワ
ークを構成し、娯楽信号の適切な増幅および信号調整を
与える。
【0070】ここで述べられた分配システム構成は先行
技術に示されたそれらの分配システムに対していくつか
の利点を有することが理解されるであろう。最も重要な
ことに、組込み増幅器の使用によってSEUのデイジー
チェーン上の送信反射が制限され、バス上の振幅リプル
が最小に保たれる。各組込み増幅器によって与えられる
分離によってゆえに、より多くの数のSEUがデイジー
チェーンに接続されることが可能になる。分配システム
の好ましい実施例では、調節バス上に不適切な振幅リプ
ルを引き起こさずに少なくとも31のSEUが一緒にデ
イジーチェーン接続され得る。さらに、信号が各SEU
でタップされる前に増幅および調整を与えることによっ
て、全信号電力レベルが比較的低いレベルに保たれ得
る。分配システムの好ましい実施例では、各RFキャリ
ヤの信号電力は、2x10-6ワットより下に維持され
る。より低い信号電力レベルは他の航空機電子システム
とのインタフェースの可能性を最小にする。
【0071】ここに開示される分配システム内の故障は
容易に識別され得ることもまた理解されるであろう。各
SEUは、選択的に切換えられて、SEUに故障がある
とSEUの入力バスをSEUの出力バスに直接接続する
バイパスリレーを含む。バイパスリレーは、SEUが故
障しても、デイジーチェーンの遠くに置かれるSEUへ
の娯楽信号の品質を下げる可能性があるようないかなる
負荷も共通バスにかけないことを確実にする。システム
における1つのSEUの故障はゆえにデイジーチェーン
の残りのSEUに影響を与えない。特定の動作しない乗
客娯楽音声受信器および映像表示器を識別することによ
って分配ネットワークにおけるいかなる故障も識別しか
つ修正することもまた簡単である。
【0072】ここに開示されたアクティブなタップ構成
によってまた、さらなる客席を提供すべく分配ネットワ
ークを容易に拡張できることがさらに理解されるであろ
う。さらなるZMUまたはSEUがデイジーチェーンに
加えられて分配ネットワークのサイズを増大してもよ
い。一緒にデイジーチェーン接続され得るSEUの数
は、デイジーチェーンにおける各増幅器によってもたら
される歪みおよびノイズの量によって部分的に制限され
る。このシステムの好ましい実施例では、デイジーチェ
ーンの終りのSEUに配される娯楽信号の品質に大きな
損失を伴うことなく少なくとも31のSEUが一緒にデ
イジーチェーン接続され得る。
【0073】この発明の好ましい実施例が示され説明さ
れてきたが、この発明の精神および範囲から離れること
なくさまざまな変更が行なわれ得ることが理解されるで
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って形成された乗客娯楽分配シス
テムのブロック図である。
【図2】同軸バス上を送信される信号の減衰のグラフ図
である。
【図3】バス上を運ばれる娯楽信号の適切な増幅および
調整のために図1の乗客娯楽分配システムを構成する初
期化処理のフロー図である。
【図4】図1の乗客娯楽分配システムの使用に適切なゾ
ーン管理ユニット(ZMU)のブロック図である。
【図5】バス上を運ばれる娯楽信号を増幅しかつ調整す
るようにZMUを構成するための初期化プログラムのフ
ロー図である。
【図6】バス上を運ばれる娯楽信号を増幅しかつ調整す
るようにZMUを構成するための初期化プログラムのフ
ロー図である。
【図7】バス上を運ばれる娯楽信号を増幅しかつ調整す
るようにZMUを構成するための初期化プログラムのフ
ロー図である。
【図8】バス上を運ばれる娯楽信号を増幅しかつ調整す
るようにZMUを構成するための初期化プログラムのフ
ロー図である。
【図9】バス上を運ばれる娯楽信号を増幅しかつ調整す
るようにZMUを構成するための初期化プログラムのフ
ロー図である。
【図10】バス上を運ばれる娯楽信号を増幅しかつ調整
するようにZMUを構成するための初期化プログラムの
フロー図である。
【図11】図1の乗客娯楽分配システムの使用に適切な
座席エレクトロニクスユニット(SEU)のブロック図
である。
【図12】図11のSEU内の代表的な周波数勾配補償
ネットワークの回路 図である。
【図13】バス上で運ばれる娯楽信号を調整するように
SEUを構成するための初期化プログラムのフロー図で
ある。
【図14】バス上で運ばれる娯楽信号を調整するように
SEUを構成するための初期化プログラムのフロー図で
ある。
【符号の説明】
30 乗客娯楽システム 40 RFバス 42 ゾーン管理ユニット 48 座席エレクトロニクスユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・ハワース アメリカ合衆国、98037 ワシントン州、 リンウッド、ワンハンドレッドアンドフォ ーティフィフス・プレイス・エス・ダブリ ュ、4420

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス上で娯楽信号源から複数の音声およ
    び映像受信器に娯楽信号を分配するための音声および映
    像分配システムであって、前記娯楽信号は第1および第
    2のパイロットトーンを含み、前記分配システムは、 (a) 娯楽信号源に結合され、娯楽信号を運ぶバス
    と、 (b) 前記バスに結合された複数の座席エレクトロニ
    ックユニット(SEU)とを含み、前記複数のSEUの
    各々は、(i) バスと直列に接続された可変利得増幅
    器を含み、前記可変利得増幅器は制御入力を有し、前記
    制御入力に与えられる制御信号が前記可変利得増幅器に
    よって生成された利得を変更するようにし、さらに、
    (ii) 前記バスと前記可変利得増幅器の制御入力とに
    結合された制御回路を含み、前記可変利得増幅器の利得
    を調節して前記娯楽信号の振幅を所望のレベルに維持す
    るために、前記制御回路は前記バス上を運ばれる娯楽信
    号の前記第1のパイロットトーンの振幅をモニタし、制
    御信号を生成し、かつそれを前記制御入力に与え、さら
    に、(iii ) 前記バスに結合され、前記バス上を運ば
    れる娯楽信号を前記複数の音声および映像受信器の1つ
    に与えるタップを含む、音声および映像分配システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のSEUの各々はさらに、 (a) 勾配補償ネットワークと、 (b) 前記勾配補償ネットワークに結合された2位置
    スイッチとを含み、第1の位置では前記スイッチは前記
    勾配補償ネットワークをバスと直列に接続し、第2の位
    置では前記スイッチは前記勾配補償ネットワークと前記
    バスの接続を外す、請求項1に記載の分配システム。
  3. 【請求項3】 前記複数のSEUの各々はさらに、前記
    可変利得増幅器の出力と前記スイッチとに結合されたコ
    ンピュータを含み、前記コンピュータは前記第2のパイ
    ロットトーンの振幅をモニタし、前記第2のパイロット
    トーンの前記振幅が所望のレベルと等しくなければ前記
    勾配補償ネットワークを前記バスと直列に切換える、請
    求項2に記載の分配システム。
  4. 【請求項4】 前記勾配補償ネットワークはハイパスフ
    ィルタである、請求項3に記載の分配システム。
  5. 【請求項5】 前記複数のSEUの各々において娯楽信
    号は、前記可変利得増幅器によって増幅された後、前記
    バスからタップされる、請求項4に記載の分配システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記複数のSEUの各々はさらに、前記
    タップと前記複数の音声および映像受信器の1つとの間
    に接続されたバッファを含む、請求項5に記載の分配シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記複数のSEUの各々はさらに、前記
    タップと前記複数の音声および映像受信器の第2の1つ
    との間に接続された第2のバッファを含む、請求項6に
    記載の分配システム。
  8. 【請求項8】 前記複数のSEUの各々はさらに、前記
    バスと直列に接続されたバイパスリレーを含み、付勢し
    た状態では、前記バイパスリレーは前記可変利得増幅
    器、制御回路、およびタップを前記バスに接続し、付勢
    を止められた状態では、前記バイパスリレーは前記可変
    利得増幅器、制御回路、およびタップと前記バスの接続
    を外す、請求項1に記載の分配システム。
  9. 【請求項9】 前記娯楽信号源と前記複数のSEUとの
    間で前記バスに接続されたゾーン管理ユニット(ZM
    U)をさらに含み、前記ゾーン管理ユニットは、 (a) 前記バスと直列に接続された可変利得増幅器を
    含み、前記可変利得増幅器は制御入力を有し、前記制御
    入力に与えられた制御信号が前記可変利得増幅器によっ
    て生成された利得を変更するようにし、さらに、 (b) 前記バスと前記可変利得増幅器の前記制御入力
    とに結合された制御回路を含み、前記可変利得増幅器の
    利得を調節して娯楽信号の振幅を所望のレベルに維持す
    るために、前記制御回路は前記バス上を運ばれた前記娯
    楽信号の第2のパイロットトーンの振幅をモニタし、制
    御信号を生成し、かつそれを前記制御入力に与え、さら
    に、 (c) 前記バスと直列に接続され、前記バス上に運ば
    れた娯楽信号を複数の娯楽信号に分割する分割器を含
    み、複数の娯楽信号の1つは前記複数のSEUに結合さ
    れたバス上に与えられる、請求項1に記載の分配システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記ZMUに含まれる前記可変利得増
    幅器は、固定利得増幅器と直列に接続された可変減衰器
    を含み、前記可変減衰器は前記制御信号に応答して、前
    記バス上に運ばれた娯楽信号の減衰を変更する、請求項
    9に記載の分配システム。
  11. 【請求項11】 前記ZMUがさらに前記バスに結合さ
    れた勾配補償ネットワークを含む、請求項9に記載の分
    配システム。
  12. 【請求項12】 前記ZMUに含まれる前記勾配補償ネ
    ットワークは、 (a) 前記バスに出力された第1の導線を有するイン
    ダクタと、 (b) 接地に接続された第1の導線と前記インダクタ
    の第2の導線に接続された第2の導線とを有するp−i
    −nダイオードとを含み、前記p−i−nダイオードは
    前記ZMUの制御回路に接続された制御導線を有し、所
    望の量の周波数補償を維持するために、前記制御回路は
    前記娯楽信号の第1のパイロットトーンの振幅をモニタ
    し、第1の勾配制御信号を生成して、それを前記p−i
    −nダイオードの制御導線に与え、それによって前記勾
    配補償ネットワークによって与えられた前記p−i−n
    ダイオードの抵抗および周波数補償を変更する、請求項
    11に記載の分配システム。
  13. 【請求項13】 前記ZMUに含まれる前記勾配補償ネ
    ットワークはさらに、 (a) 前記バスと直列に接続されたキャパシタと、 (b) 前記キャパシタと並列に接続された第2のp−
    i−nダイオードとを含み、前記第2のp−i−nダイ
    オードは、前記ZMUの制御回路に接続された制御導線
    を有し、所望の量の周波数補償を維持するために、前記
    制御回路は娯楽信号の第1のパイロットトーンの振幅を
    モニタし、第2の勾配制御信号を生成し、それを前記第
    2のp−i−nダイオードの制御導線に与え、それによ
    って勾配補償ネットワークによって与えられた第2のp
    −i−nダイオードの抵抗および周波数補償を変更す
    る、請求項12に記載の分配システム。
  14. 【請求項14】 前記娯楽信号は前記ZMUの可変利得
    増幅器によって増幅された後、前記バスから分割され
    る、請求項9に記載の分配システム。
  15. 【請求項15】 前記ZMUはさらに、前記バスと直列
    に接続されたバイパスリレーを含み、付勢された状態で
    は、前記バイパスリレーは前記可変利得増幅器および勾
    配補償ネットワークを前記バスに接続し、付勢を止めら
    れた状態では、前記バイパスリレーは前記可変利得増幅
    器および勾配補償ネットワークと前記バスの接続を外
    す、請求項9に記載の分配システム。
  16. 【請求項16】 前記ZMUの分割器に接続された第2
    のバスをさらに含み、複数のSEUは前記バスに結合さ
    れ、前記第2のバスは前記分割器によって生成された複
    数の娯楽信号のうち1つを運ぶ、請求項9に記載の分配
    システム。
  17. 【請求項17】 第1のパイロットトーンおよび第2の
    パイロットトーンを有する娯楽信号をバスを通じて複数
    の音声および映像受信器に分配するための音声および映
    像分配システムであって、前記システムは、 (a) 娯楽信号を運ぶためのバスと、 (b) 複数の座席エレクトロニックユニット(SE
    U)とを含み、前記複数のSEUの各々は(i) 勾配
    補償ネットワークと、(ii) 前記勾配補償ネットワー
    クをバスと直列に切換えるための手段と、(iii ) バ
    スと直列に接続された可変利得増幅器とを含み、前記可
    変利得増幅器は制御入力を有し、前記制御入力に与えら
    れる制御信号は前記可変利得増幅器によって生成された
    利得を変更し、さらに、(iv) 前記バスと、勾配補償
    回路を前記バスと直列に切換えるための手段と、前記可
    変利得増幅器の前記制御入力とに結合された制御回路を
    含み、娯楽信号の所望の等価を維持するために前記制御
    回路は前記バス上に運ばれた娯楽信号の第1および第2
    のパイロットトーンの振幅をモニタし、前記第1および
    第2のパイロットトーンの振幅が所望のレベルより下に
    下がれば勾配補償ネットワークをバスと直列に切換え、
    前記制御回路はさらに、前記可変利得増幅器の利得を調
    節して前記娯楽信号の振幅を所望のレベルに維持するた
    めに前記第1のパイロットトーンをモニタし、制御信号
    を生成し、それを前記制御入力に与え、さらに、(v)
    前記バスに結合され、前記バスからの娯楽信号が音声
    および映像受信器に与えられることを可能にするタップ
    を含む、音声および映像分配システム。
  18. 【請求項18】 前記勾配補償ネットワークはハイパス
    フィルタである、請求項17に記載の分配システム。
  19. 【請求項19】 前記複数のSEUの各々において、前
    記娯楽信号は前記可変利得増幅器によって増幅されかつ
    前記勾配補償ネットワークによって等価された後、前記
    バスからタップされる、請求項18に記載の分配システ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記複数のSEUの各々は前記タップ
    と音声および映像受信器との間に接続されたバッファを
    さらに含む、請求項17に記載の分配システム。
  21. 【請求項21】 前記複数のSEUの各々は、前記タッ
    プと第2の音声および映像受信器との間に接続された第
    2のバッファをさらに含む、請求項18に記載の分配シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記複数のSEUの各々は、バスと直
    列に接続されたバイパスリレーをさらに含み、付勢され
    た状態では、前記バイパスリレーは、前記勾配補償ネッ
    トワーク、可変利得増幅器、制御回路、およびタップを
    切換えるための手段をバスに接続し、付勢を止められた
    状態では、前記バイパスリレーは前記勾配補償ネットワ
    ーク、可変利得増幅器、制御回路、およびタップを切換
    えるための手段とバスの接続を外す、請求項17に記載
    の分配システム。
  23. 【請求項23】 第1のパイロットトーンおよび第2の
    パイロットトーンを有する娯楽信号をバスを通じて複数
    の音声および映像受信器に分配するための音声および映
    像分配システムであって、前記システムは、 (a) 娯楽信号を運ぶためのバスと、 (b) 複数のゾーン管理ユニット(ZMU)とを含
    み、前記複数のZMUの各々は、(i) 前記バスと直
    列に接続された勾配補償ネットワークを含み、前記勾配
    補償ネットワークは、勾配制御入力を有し、前記勾配制
    御入力に与えられた勾配制御信号は前記勾配補償ネット
    ワークによって与えられたフィルタリングを変更し、さ
    らに、(ii) バスと直列に接続された可変利得増幅器
    を含み、前記可変利得増幅器は利得制御入力を有し、前
    記利得制御入力に与えられた利得制御信号は、可変利得
    増幅器によって生成された利得を変更し、さらに、(ii
    i ) 前記バスと、前記勾配補償ネットワークの勾配制
    御入力と、前記可変利得増幅器の利得制御入力とに結合
    された制御回路を含み、娯楽信号の所望の等価を維持す
    るために前記制御回路は前記バス上に運ばれた娯楽信号
    の第1および第2のパイロットトーンの振幅をモニタ
    し、勾配制御信号を生成しかつ与え、前記制御回路はさ
    らに、前記可変利得増幅器の利得を調整して娯楽信号の
    振幅を所望のレベルに維持するために前記第1のパイロ
    ットトーンをモニタし、利得制御信号を生成しかつそれ
    を前記利得制御入力に与え、さらに、(v) 前記バス
    に結合され、前記バスからの娯楽信号が音声または映像
    受信器に与えられることを可能にするタップを含む、音
    声および映像分配システム。
  24. 【請求項24】 前記勾配補償ネットワークはハイパス
    フィルタである、請求項23に記載の分配システム。
  25. 【請求項25】 前記複数のZMUの各々において、前
    記娯楽信号は前記可変利得増幅器によって増幅されかつ
    前記勾配補償ネットワークによって等化された後、バス
    からタップされる、請求項23に記載の分配システム。
  26. 【請求項26】 前記複数のZMUの各々はさらに、バ
    スと直列に接続されたバイパスリレーを含み、付勢され
    た状態では、前記バイパスリレーは前記勾配補償ネット
    ワーク、可変利得増幅器、制御回路、およびタップをバ
    スに接続し、付勢を止められた状態では、前記バイパス
    リレーは前記勾配補償ネットワーク、可変利得増幅器、
    制御回路、タップと前記バスの接続を外す、請求項23
    に記載の分配システム。
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