JPH08316841A - 2進データ符号化/復号化方法 - Google Patents

2進データ符号化/復号化方法

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JPH08316841A
JPH08316841A JP11570195A JP11570195A JPH08316841A JP H08316841 A JPH08316841 A JP H08316841A JP 11570195 A JP11570195 A JP 11570195A JP 11570195 A JP11570195 A JP 11570195A JP H08316841 A JPH08316841 A JP H08316841A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクなど記録装置に情報データを高密
度で記録するのに適した2進データ符号化方法を得る。 【構成】 情報2ビットをチャネルビット8ビットの比
率で変換する2進データ符号化方法において、情報2ビ
ットの内容にしたがって変換長を情報の4ビット,6ビ
ット,8ビットまたは10ビットのいずれかに指定し、
情報の4ビットは16ビットのチャネルビットに変換
し、情報の6ビットは24ビットのチャネルビットに変
換し、情報の8ビットは32ビットのチャネルビットに
変換し、情報の10ビットは40ビットのチャネルビッ
トに変換するとともに、変換後の各チャネルビット列内
の“0”の連続個数を最低9個から最大39個の範囲内
に収め、かつ、“1”が連続しないように符号化規則を
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光メモリ装置や磁気メ
モリ装置などの記録装置に使用する2進データの符号
化、および復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている光ディスクや磁気デ
ィスクでは、情報を記録するときに、一旦、記録変調符
号とも呼ばれる2進データの符号化によって情報をチャ
ネルビット列からなる符号語へ変換してから媒体上に記
録するのが一般的である。これは、記録装置や記録媒体
の特性に合わせて、できるだけ高密度に情報を記録でき
るようにするためである。
【0003】代表的な記録変調符号として、たとえば、
特公昭55−26494号公報に開示されている(2−
7)RLL(Run Length Limited)
符号と呼ばれる符号がある。図16にこの記録変調符号
の符号化/復号化テーブルを示す。この(2−7)RL
L符号は、2ビットの情報ビットを4ビットのチャネル
ビットの割合で変換するもので、情報によって、3ビッ
トの情報ビットを6ビットのチャネルビットに変換した
り、4ビットの情報ビットを8ビットのチャネルビット
に変換したりするが、割合は一定(=1対2)である。
符号化変換後のチャネルビット列、すなわち、符号語列
の中ではビット“1”は連続することなく、また、ビッ
ト“0”は最低2個から最大7個までの範囲で連続する
ように符号化規則が決められている。
【0004】この(2−7)RLL符号を使って符号化
すると、もとの情報ビット列では起こり得た、“0”や
“1”が際限なく連続するためにビットの境界が不明に
なったりする可能性が無くなり、また、ビットデータの
変化、すなわち、“0”から“1”へ、または、“1”
から“0”への変化が発生する間隔が符号化によって長
くなる、といった利点がある。これは、RLL符号が一
般に有する特長である。
【0005】(2−7)RLL符号を符号パラメータ
(d,k;m,n)を用いて表現すると、(2,7;
2,4)符号となる。その主要な特性として、記録変調
後にピットエッジ記録した場合の最短ピット長(また
は、最短極性反転間隔と言うこともできる)Tmin と最
長ピット長(あるいは、最長極性反転間隔と言うことも
できる)Tmax は、以下のようになる。
【0006】dを最小ランレングス(符号化後のチャネ
ルビット“0”の連続個数の最小値)、チャネルビット
長および検出窓幅をTc とすると、ピットエッジ記録し
た場合の最短ピット長Tmin は、 Tmin =(d+1)Tc となり、この値が大きいほど、最短ピット長が長くな
り、信号を高密度に記録しても再生波形の振幅が劣化せ
ず、したがって、記録密度の向上に適している。
【0007】また、kを最大ランレングス(符号化後の
チャネルビット“0”の連続個数の最大値)とすると、
ピットエッジ記録した場合の最長ピット長Tmax は、 Tmax =(k+1)Tc となり、これが小さいほど、信号変化が頻繁に発生する
ことになる。再生クロックの同期情報などのタイミング
情報を頻繁に欲しい系では、kは小さい方がよい。ま
た、再生信号波形の点でも、kが大きいとDSV(=D
igital Sum Value)が大きくなりやす
く、DCフリー化に不利である。
【0008】次に記録密度を考える。mを変換の単位と
して扱う情報ビット数、nを変換の単位として扱うチャ
ネルビット数とし、mビットの情報ビットをnビットの
チャネルビットに変換する場合、情報ビット長をTb と
すると、 Tc =(m/n)Tb になる。したがって、 Tmin =(d+1)(m/n)Tb Tmax =(k+1)(m/n)Tb と表される。最短ピットに収容される情報量は、上記T
min の式で与えられる。
【0009】従来の(2−7)RLL符号の場合、 (d,k;m,n)=(2,7;2,4) から求めると、 Tmin =(2+1)(2/4)Tb =1.5Tb となり、つまり最短ピットに1.5ビット分の情報が入
っていることになる。
【0010】また、(2−7)RLL符号では、最長ピ
ット長Tmax は Tmax =(7+1)(2/4)Tb =4Tb したがって、 Tmax /Tmin =(4.0Tb /1.5Tb )=2.6
7 となり、最短ピット長のピット列の2.67倍の周期を
持つ低い周波数成分を有する。コンパクトディスクプレ
ーヤに代表される光ディスク装置では、符号が低い周波
数成分を持つとサーボエラー信号にノイズとして混入
し、フォーカシングやトラッキングのサーボ動作に悪影
響を与えるという問題点があるが、この程度なら許容範
囲内である。
【0011】さて、光ディスクにおいては、記録密度の
限界は、光スポットでどれだけ小さなピットを読みとる
ことができるかによって決定されている。光スポットの
サイズは、使用するレーザ波長と集光レンズのNAによ
って決まるので、同じ光ヘッドを使用したままで記録密
度を向上するには、同じ最小サイズのピットに収容でき
る情報量を増加させる方法が必要である。
【0012】Tmin の大きい他のRLL符号の従来例と
して、文献「田崎他“(3,19;4,9;3)符号の
提案”,1989電子情報通信学会全国大会予稿C−3
1(1989)」がある。これは、(d,k;m,n)
=(3,19;4,9)符号である。ただし、符号化/
復号化のアルゴリズムやテーブルは開示されていない。
この符号では、最短ピット長は、 Tmin =(3+1)(4/9)Tb =1.78Tb となり、(2−7)RLL符号より大きい。
【0013】また、(3,19;4,9;3)符号で
は、最長ピット長Tmax は Tmax =(19+1)(4/9)Tb =8.89Tb したがって、 Tmax /Tmin =(8.89Tb /1.78Tb )=5 となり、最短ピット長のピット列の5倍の周期を持つ低
い周波数成分を有する。(2−7)RLL符号に比べて
Tmin を拡大した反面、Tmax /Tmin は増加し、符号
がサーボ動作に悪影響を与える低い周波数成分を持つよ
うになっている。
【0014】記録密度を向上するには、最短ピット長当
たりに収容できる情報量を増加させるとともに、Tmax
/Tmin は低く抑える必要がある。記録変調に用いる符
号化方法として、従来の記録変調符号化方法に比べて最
短ピット長Tmin を大きくする符号化方法が必要であ
る。この点で、従来の(2−7)RLL符号や(3,1
9;4,9;3)符号にはまだ改善の余地がある。
【0015】なお、上記のような記録密度の限界は、光
ディスクだけでなく磁気ディスクにも磁気ヘッドのギャ
ップ長として存在する。したがって、記録密度向上のた
めに最短磁化反転間隔を拡大する方法は光ディスクだけ
でなく磁気ディスクにも有効であり、同じ符号化方法を
適用することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点を解決するためになされたもので、最短ピット
長、または、最短磁化反転間隔のTmin の大きい、高密
度記録に適した2進データの符号化/復号化方法を提供
することを目的としている。
【0017】また、符号化論理を簡潔な論理で構成で
き、簡略な回路構成で実際の符号化回路を実現できる符
号化/復号化方法を得ることを目的とする。
【0018】さらに、復号化論理を簡潔な論理で構成で
き、簡略な回路構成で実際の復号化回路を実現できる符
号化/復号化方法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、情報
2ビットをチャネルビット8ビットの比率で変換する2
進データ符号化方法において、情報ビットの内容にした
がって変換長を情報の4ビット,6ビット,8ビット,
または10ビットの4通りのいずれかに指定し、情報の
4ビットは16ビットのチャネルビットに変換し、情報
の6ビットは24ビットのチャネルビットに変換し、情
報の8ビットは32ビットのチャネルビットに変換し、
情報の10ビットは40ビットのチャネルビットに変換
するとともに、変換後の各チャネルビット列内の“0”
の連続個数を9個以上、かつ、39個以下の範囲内に収
め、かつ、“1”が連続しないように符号化規則を規定
したものである。
【0020】請求項2の発明は、請求項1記載の2進デ
ータ符号化方法において、情報4ビット、6ビット、8
ビット、または10ビットから変換した16ビット、2
4ビット、32ビット、または40ビットのチャネルビ
ットの末尾8ビットをすべて“0”とするように符号化
規則を構成したものである。
【0021】請求項3の発明は、請求項1、または2の
いずれかに記載の符号化方法で符号化された2進データ
符号語を復号する復号化方法であって、入力されるチャ
ネルビットを8ビットごとに区切り、当該8ビットがす
べて“00000000”であるか否か、および当該8
ビットの直前の8ビットがすべて“00000000”
であるか否か、を検出することで符号語のターミネータ
を検出し、このターミネータが検出されたときから次の
ターミネータが検出されるまでのあいだに入力されるチ
ャネルビットを入力順に記憶するとともに、その間に入
力されたビット数をカウントし、このカウントしたチャ
ネルビット数が、16ビットの場合は情報4ビットに、
24ビットの場合は情報6ビットに、32ビットの場合
は情報8ビットに、40ビットの場合は情報10ビット
に、それぞれ上記記憶したチャネルビットを情報ビット
に復号するようにしたものである。
【0022】
【作用】請求項1の発明の符号化方法によれば、符号化
変換されたチャネルビット列をピットエッジ記録した場
合、エッジの最小間隔Tmin はチャネルビットの10
倍、すなわち、情報ビットの(10/4)=2.5倍と
なり、(2−7)RLL符号に比べて最小ピット1個当
たりに収容する情報量を増加させることができる。エッ
ジの最大間隔Tmax はチャネルビットの40倍、すなわ
ち、Tmin の4倍となり、低周波成分は、(2−7)R
LL符号に比べて増加するものの、(3,19;4,
9;3)符号に比べてかなり低減させることができる。
【0023】また、変換長を情報ビット4ビットから2
ビット単位で4通りに設定してチャネルビット長を変え
たので、最大変換長を比較的短い値に制限しながら、符
号語として採用するチャネルビットパターンを、必要個
数だけ確保することができる。
【0024】請求項2の発明の符号化方法によれば、請
求項1の2進データ符号化方法において、情報4ビッ
ト、6ビット、8ビット、または10ビットから変換し
た16ビット、24ビット、32ビット、または40ビ
ットのチャネルビットの末尾8ビットをすべて“0”と
するように符号化規則を構成したので、符号語末尾が
“00000000”であることで符号語の境界を明確
にすることができる。これは、複号アルゴリズムに利用
できる。
【0025】請求項3の発明の復号化方法によれば、請
求項1、または、請求項2のいずれかの2進データ符号
化方法で符号化された符号語のチャネルビットの末尾8
ビットが“00000000”であり、かつ、それに先
行する直前の8ビットが“00000000”ではない
ことを検出すると、この末尾8ビットを符号語のターミ
ネータであると判定して、それ以前に検出した符号語の
ターミネータ以後に入力されたチャネルビットの個数の
カウント結果に基づいて、チャネルビット数を知り、こ
の検知したチャネルビット数に基づいて符号語長を判定
し、チャネルビットを情報ビットに復号する。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、図1〜図8を用いて本発明の実施例1
の2進データの符号化アルゴリズムを説明する。図1
は、本実施例1における符号化の基本変換を表した図で
ある。図2は、本実施例1における符号化の可変語長符
号化変換を表した図である。図3は、本実施例1におけ
る符号語を構成するエレメントとしてとりうるチャネル
ビットパターンと、それらをシンボルで表記した一覧図
である。図4は、本実施例1におけるチャネルビットシ
ンボルの接続可能条件を示す図である。図5は、本実施
例1における符号語のターミネータとなるチャネルビッ
トシンボル、およびターミネータとならないチャネルビ
ットシンボルを示す図である。図6は、本実施例1にお
ける可変語長符号化変換の概要を表した図である。図7
は、本実施例1における符号語として必要なシンボルの
種類とその存在個数を示す図である。図8は、本実施例
1における符号化変換における唯一の例外処理になるチ
ャネルビットシンボルの置換を示す図である。
【0027】実施例1は、情報ビットを2ビット毎に区
切って1単位とし、チャネルビット8ビットからなる1
符号語エレメントに対応付ける。この基本変換の様子を
図1に示す。1符号語は、この符号語エレメントの連結
によって構成する。
【0028】符号化変換は、4〜10ビットの情報ビッ
トを、2〜5符号語エレメント(=16〜40チャネル
ビット)からなる符号語に変換する固定比率可変語長符
号化方式である。変換の考え方を図2に示す。符号化変
換長は、先頭の情報ビットの内容で決定する。また、復
号化時の変換長は、符号語エレメントが符号語の末尾に
置かれるターミネータかどうかで判別して決定する。
【0029】本実施例1の符号化方法では、チャネルビ
ットの“0”が最低9個以上連続するように符号語を選
択するので(すなわち、d=9)、符号語エレメントと
してとりうるビットパターンには、図3に示すように9
通りがある。
【0030】ここで、以下に示す符号化テーブルの表記
を簡略化するために、チャネルビット列を図3に示すシ
ンボルで表すこととする。すなわち、“0000000
0”はZ、“10000000”はA、“010000
00”はB、“00100000”はC、などと表現
し、表現を簡略化するため、Z、A、B、C、D、E、
F、G、HをXで、A、B、C、D、E、F、G、H、
すなわちすべてのチャネルビットが“0”ではない1シ
ンボルをNで表現する。
【0031】符号パラメータのd=9(すなわち、Tmi
n =10Tc )を満たしてチャネルビット列になりうる
ビットパターンは、シンボル表現を用いると、図4に示
す38通りの接続条件を満たすものに限られ、この接続
条件は、符号語内でも符号語境界でも適用される条件で
ある。図4中に、このシンボル表現とビットパターンを
併記した。
【0032】復号時に、2〜5エレメントからなる1符
号語の完結位置を検出できるようにするため、図3と図
4に示した符号語エレメントを図5に示すように分類
し、ターミネータを定義する。ターミネータに割り当て
るのは、末尾2エレメントのシンボルが“NZ”、すな
わち、チャネルビットが“xxxxxxxx00000
000”(ただし“xxxxxxxx”は“00000
000”ではない)の8パターンとし、他の8パターン
の符号語エレメントは符号語の末尾には置かない。1つ
の符号語は、これらの符号語エレメントを図4に示す制
約のもとに連結して構成する。なお、“Z”単独では1
符号語としない。
【0033】図2に示した情報と符号語の可変語長符号
化変換を、具体的には、図6のように対応付けて行う。
すなわち、“00xx”と“01xx”の8通りの場合
には、情報4ビットをチャネルビット16ビットに変換
する。“1000xx”及び“1001xx”の8通り
と、“11”に“0000”でない4ビットが続く15
通りの、合計23通りの場合には、情報6ビットをチャ
ネルビット24ビットに変換する。“1010xxx
x”の16通りと、“1011”に“0000”でない
4ビットが続く15通りの、合計31通りの場合には、
情報8ビットをチャネルビット32ビットに変換する。
“10110000xx”の4通りの場合と“1100
00xxxx”の16通りの、合計20通りの場合に
は、情報10ビットをチャネルビット40ビットに変換
する。以上のように符号化規則を構成している。
【0034】図7は、符号語になりうる符号語エレメン
ト列、すなわち、チャネルビットのシンボル列の個数
と、符号語として必要なシンボル列の個数を求めてまと
めた図である。各長さのシンボル列の必要個数は、図6
で説明したとおりである。また、各長さのシンボル列の
存在個数は、図4のエレメントの接続条件を満たすもの
を数え上げることで求められる。図4に示したように、
符号化された符号語列がTmin =9の制限を守るように
するためには、“Z”から“A”への接続は、“Z”の
直前のエレメントが“H”でないときのみ許される。そ
こで、後続符号語が3エレメント以上の場合には、先頭
が“A”にならないエレメント列のみを使用するように
した。
【0035】後続符号語が2エレメントの場合には、
“AZ”も使用するが、先行符号語の末尾が“HZ”
で、かつ、後続符号語が“AZ”となる場合には、接続
条件を守るために後続符号語“AZ”を“ZZ”に置換
するようにした。図8は、この符号化変換の例外規則で
ある。図7の符号語エレメントパターンの存在個数に
は、2エレメントの場合は“AZ”も含め、3エレメン
ト以上の場合には、先頭が“A”にならないエレメント
列のみを数えている。
【0036】図7から、必要なシンボル列の個数以上の
シンボル列が符号語になりうるチャネルシンボル列とし
て存在しており、本実施例1に述べた可変語長変換符号
化が実現できることがわかる。
【0037】ここで、図6に示した符号化方法を採った
場合のTmax を求める。符号語内で“0”のランレング
スkが最大になるのは、 AZ、または、ZH のときであり、k=7+8=8+7=15となる。
【0038】符号語境界部分で“0”のランレングスk
が最大になるのは、図8の置換を使用しないときは、 ・・・AZ+ZH・・・ のとき、 k=7+8+8+7=30 となり、図8の置換を使用したときは、 ・・・HZ+ZZ+ZH・・・ のとき、 k=8+8+8+8+7=39 となる。したがって、k=39、すなわち、Tmax =4
0Tc になっている。
【0039】このように、本発明による符号化/復号化
方法は実際に構成可能であって、Tmin の拡大とTmax
の制限に優れた特長を有する。
【0040】実際の符号化テーブルは、符号化/復号化
回路を簡単化できるように、符号語シンボルを選択し、
符号語シンボルと情報との対応付けを規定した。この具
体例を次の実施例2に示す。
【0041】実施例2.本発明の実施例2として、2エ
レメントから5エレメントまで符号語長別に、符号化/
復号化テーブルをまとめた。図9に、本実施例2の、2
エレメントで変換の完結する、すなわち、符号語長が2
エレメントの符号語の符号化/復号化テーブルを示す。
【0042】図10に、本実施例2の、3エレメントで
変換の完結する、すなわち、符号語長が3エレメントの
符号語の符号化/復号化テーブルを示す。図11に、本
実施例2の、4エレメントで変換の完結する、すなわ
ち、符号語長が4エレメントの符号語の符号化/復号化
テーブルを示す。図12に、本実施例2の、5エレメン
トで変換の完結する、すなわち、符号語長が5エレメン
トの符号語の符号化/復号化テーブルを示す。
【0043】図13に、本実施例2の、6エレメントで
変換の完結する、すなわち、符号語長が6エレメントの
符号語を示す。この5パターンは情報の表現には使用し
ない冗長パターンである。このパターンは、図12中の
末尾に示した冗長パターン1パターンとともに、再生時
に誤りの発生を知って誤り訂正を行うために使用した
り、データの同期をとるために使用することができる。
【0044】図14と図15に、図9から図13に示し
た本実施例2の符号化/復号化テーブルをまとめて示
す。
【0045】以上のように、符号語長別にまとめた4つ
のテーブル群で2進データの符号化/復号化を行う。図
9から図12、または、図14から図15において、符
号化の際には、右側に示した情報データが左側の符号語
に変換され、復号化の際には、左側に示した符号語が右
側の情報データに変換される。
【0046】符号化するときには、まず入力された情報
を2ビットづつに区切り、その先頭2ビットないし8ビ
ットの内容を読みとり、図6に示すどのパターンに該当
するかによって変換長を決定する。ここで変換が2エレ
メントで完結する、すなわち、符号語長が2のパターン
である場合には、図9に示す変換規則に従う。変換規則
は8通りある。
【0047】また、変換が3エレメントで完結する、す
なわち、符号語長が3のパターンである場合には、図1
0に示す変換規則に従う。変換規則は23通りある。
【0048】また、変換が4エレメントで完結する、す
なわち、符号語長が4のパターンである場合には、図1
1に示す変換規則に従う。変換規則は31通りある。
【0049】また、変換が5エレメントで完結する、す
なわち、符号語長が5のパターンである場合には、図1
2に示す変換規則に従う。変換規則は20通りある。
【0050】以上のような符号化/復号化を実現するよ
うな符号化回路、及び復号化回路は、一般的なROM
(Read Only Memory)ICやPLA
(Programmable Logic Arra
y)を用いて容易に構成できる。
【0051】実施例3.本発明の実施例3の復号化手順
を説明する。復号化に使用するテーブルは、符号化時と
同じ図9〜図15に示す符号化/復号化テーブルであ
る。
【0052】復号化するときには、まず入力されたチャ
ネルビットをビット同期を確立した後で8ビット毎に区
切っていき、ターミネータ検出手段によって、チャネル
ビット8ビットが“00000000”すなわち、
“Z”であるか否かを検出し、この8ビットが符号語の
ターミネータであるか否かを判定する。ただし、ターミ
ネータであるのは、図5に示すように先行エレメントを
含めて見て、“NZ”である場合に限られる。
【0053】“Z”が2個続く場合、先頭の“Z”はそ
の前の“N”に連なるターミネータであり、2個目の
“Z”は後続符号語の先頭部分である。“Z”が3個続
く場合、先頭の“Z”はその前の“N”に連なるターミ
ネータであり、2個目と3個目の“ZZ”は、図8の置
換変換を受けた符号語“AZ”である。“Z”が4個続
く場合、先頭の“Z”はその前の“N”に連なるターミ
ネータであり、2個目と3個目の“ZZ”は、図8の置
換変換を受けた符号語“AZ”であり、4個目の“Z”
は、後続符号語の先頭部分である。
【0054】このようにしてターミネータが検出された
時点で、それ以前の最新時点でターミネータが検出され
たのち、チャネルビット何ビット分が入力されたかをカ
ウントしておいた値から、符号語長を判定する。
【0055】この符号語長は、チャネルビットで16ビ
ット、24ビット、32ビット、40ビットのいずれか
である。ターミネータが検出されるまでは、入力される
チャネルビットを入力順にメモリ手段に蓄積していき、
符号語長の決定後一括して復号化変換を行う。
【0056】符号語長が16ビットの場合は、図9に示
す復号化変換規則を用いて情報4ビットに復号する。符
号語長が24ビットの場合は、図10に示す復号化変換
規則を用いて情報6ビットに復号する。符号語長が32
ビットの場合は、図11に示す復号化変換規則を用いて
情報8ビットに復号する。符号語長が40ビットの場合
は、図12に示す復号化変換規則を用いて情報10ビッ
トに復号する。
【0057】以上のような符号化/復号化を実現するよ
うな符号化回路、及び復号化回路は、一般的なROM
(Read Only Memory)ICやPLA
(Programmable Logic Arra
y)を用いて容易に構成できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
符号化方法によれば、符号化変換されたチャネルビット
の最小ピット1個当たりに収容する情報量を大幅に増加
させることが可能になり、(2−7)RLL符号の1.
5Tb 、(3,19;4,9;3)符号の1.78Tb
に対して2.5Tb と、それぞれの1.67倍、1.4
倍に拡大できる。記録密度、記録容量ともにおよそ1.
67倍、あるいは、1.4倍に高めることができるわけ
で、これにより、記録装置の高密度/大容量化が可能に
なる。
【0059】また、請求項1の発明の符号化方法によれ
ば、最長ピット長Tmax と最短ピット長Tminの比Tmax
/Tmin は4、と従来の(3,19;4,9;3)符号
の5に比較して0.8倍に短縮することができ、符号が
持つ最低周波数成分を高域側にシフトさせてサーボ動作
に悪影響を与えにくくすることが可能となる効果が得ら
れる。
【0060】また、請求項1の発明の符号化方法によれ
ば、変換長を情報ビット4ビットから2ビット単位に4
通りに設定したことにより、最大変換長を比較的短い値
に制限しながら、符号語として採用するチャネルビット
パターンを必要個数だけ確保することができる。このた
め、誤り発生時の誤り伝搬を短く制限することができ、
信頼性の高いデータ再生が可能になる。
【0061】請求項2の発明の符号化方法によれば、容
易に検出可能なターミネータを設定したので、復号化時
の変換区切り点である1符号語の末尾が容易に検知でき
るようになり、復号化回路を簡略に構成できる。このタ
ーミネータの構成方法は、論理規模の圧縮と本発明を適
用した回路や装置の低価格化に寄与できる。
【0062】また、請求項2の発明の符号化方法によれ
ば、符号化と復号化の両方の論理が簡潔に表現できるよ
うに実際に符号化/復号化テーブルを構成することがで
きる。これによって、本発明が適用される光メモリ装置
では、符号化/復号化回路の簡略化が可能であり、装置
の小型化や低価格化に寄与できる。
【0063】また、請求項2の発明の符号化方法によれ
ば、情報の表現に使用しない冗長パターンを確保できる
ので、この冗長パターンを、再生時に誤りの発生を知っ
て誤り訂正を行うために使用したり、データの同期をと
るために使用することができ、データの信頼性を向上す
るのに有効である。
【0064】請求項3の発明の復号化方法によれば、復
号時に復号化変換の区切り点である1符号語末尾のター
ミネータを容易に検知できるようになり、復号化回路を
簡略に構成できる。このターミネータの検出方法は、論
理規模の圧縮と本発明を適用した回路や装置の低価格化
に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における符号化の基本変換
を表した説明図である。
【図2】 実施例1における符号化の可変語長符号化変
換を表した説明図である。
【図3】 実施例1における符号語を構成するエレメン
トとしてとりうるチャネルビットパターンの一覧図であ
る。
【図4】 実施例1におけるチャネルビットパターンの
シンボルによる表現を示す図である。
【図5】 実施例1におけるチャネルビットシンボルの
接続可能条件を示す一覧図である。
【図6】 実施例1における符号語チャネルビットシン
ボルのターミネータの一覧図である。
【図7】 実施例1における可変語長符号化変換の概要
を表した説明図である。
【図8】 実施例1における符号語シンボルの必要種類
とその存在個数を示す図である。
【図9】 本発明の実施例2および3の符号語長が2エ
レメントの符号語の符号化/復号化テーブルを示す図で
ある。
【図10】 実施例2および3の符号語長が3エレメン
トの符号語の符号化/復号化テーブルを示す図である。
【図11】 実施例2および3の符号語長が4エレメン
トの符号語の符号化/復号化テーブルを示す図である。
【図12】 実施例2および3の符号語長が5エレメン
トの符号語の符号化/復号化テーブルを示す図である。
【図13】 実施例2および3の符号語長が6エレメン
トの符号語の符号化/復号化テーブルを示す図である。
【図14】 図9から図13に示した符号化/復号化テ
ーブルをまとめた前半部分を示す図である。
【図15】 図9から図13に示した符号化/復号化テ
ーブルをまとめた後半部分を示す図である。
【図16】 従来の2進データ符号化/復号化テーブル
を示す図である。
【符号の説明】
Z チャネルビット“00000000”のシンボル表
示、 A チャネルビット“10000000”のシンボル表
示、 B チャネルビット“01000000”のシンボル表
示、 C チャネルビット“00100000”のシンボル表
示、 D チャネルビット“00010000”のシンボル表
示、 E チャネルビット“00001000”のシンボル表
示、 F チャネルビット“00000100”のシンボル表
示、 G チャネルビット“00000010”のシンボル表
示、 H チャネルビット“00000001”のシンボル表
示、 X A,B,C,D,E,F,G,H,Z、のいずれか
のシンボル表示、 N A,B,C,D,E,F,G,H、のいずれかのシ
ンボル表示。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報2ビットをチャネルビット8ビット
    の比率で変換する2進データ符号化方法において、情報
    ビットの内容にしたがって変換長を情報の4ビット、6
    ビット、8ビット、または10ビットの4通りのいずれ
    かに指定し、情報の4ビットは16ビットのチャネルビ
    ットに変換し、情報の6ビットは24ビットのチャネル
    ビットに変換し、情報の8ビットは32ビットのチャネ
    ルビットに変換し、情報の10ビットは40ビットのチ
    ャネルビットに変換するとともに、変換後の各チャネル
    ビット列内の“0”の連続個数を9個以上、かつ、39
    個以下の範囲内に収め、かつ、“1”が連続しないよう
    に符号化規則を規定したことを特徴とする2進データ符
    号化方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2進データ符号化方法に
    おいて、情報4ビット、6ビット、8ビット、または1
    0ビットから変換した16ビット、24ビット、32ビ
    ット、または40ビットのチャネルビットの末尾8ビッ
    トをすべて“0”とするように符号化規則を構成したこ
    とを特徴とする2進データ符号化方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、または2のいずれかに記載の
    符号化方法で符号化された2進データ符号語を復号する
    復号化方法であって、入力されるチャネルビットを8ビ
    ットごとに区切り、当該8ビットがすべて“00000
    000”であるか否か、および当該8ビットの直前の8
    ビットがすべて“00000000”であるか否か、を
    検出することで可変語長符号語の変換完結点であるター
    ミネータを検出し、このターミネータが検出されたとき
    から次のターミネータが検出されるまでのあいだに入力
    されるチャネルビットを入力順に記憶するとともに、そ
    の間に入力されたビット数をカウントし、このカウント
    したチャネルビット数が、16ビットの場合は情報4ビ
    ットに、24ビットの場合は情報6ビットに、32ビッ
    トの場合は情報8ビットに、40ビットの場合は情報1
    0ビットに、それぞれ前記記憶したチャネルビットを情
    報ビットに復号するようにした2進データ復号化方法。
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