JPH08315584A - 強誘電体メモリ・アレイ装置およびその形成方法 - Google Patents
強誘電体メモリ・アレイ装置およびその形成方法Info
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- JPH08315584A JPH08315584A JP8127649A JP12764996A JPH08315584A JP H08315584 A JPH08315584 A JP H08315584A JP 8127649 A JP8127649 A JP 8127649A JP 12764996 A JP12764996 A JP 12764996A JP H08315584 A JPH08315584 A JP H08315584A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C11/00—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
- G11C11/21—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
- G11C11/22—Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Dram (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型化および性能向上を図った強誘電体メモ
リ・アレイ(41)を提供する。 【解決手段】 強誘電体メモリ・アレイ(41)は、メ
モリ・セル列およびメモリ・セル行に配列される。各メ
モリ・セル列は、隣接するメモリ・セル列と、BITまた
はBITBAR線を共有する。各メモリ・セル行には2本の行
イネーブル線が設けられ、これらはメモリ・セル行内に
あるメモリ・セルに交互に結合されるので、競合状態が
防止される。BITおよびBITBAR線を共有することによ
り、メモリ・アレイ(41)の幅を縮小し、メモリ・セ
ル行の抵抗を小さくすることができ、より高速なメモリ
・アレイが得られる。また、各メモリ行において2本以
上の行イネーブル線を用いることにより、1回のリード
/ライトでアクセスされるメモリ・セル数が減少するの
で、メモリ・アレイ(41)の寿命を2倍に延ばすこと
ができる。
リ・アレイ(41)を提供する。 【解決手段】 強誘電体メモリ・アレイ(41)は、メ
モリ・セル列およびメモリ・セル行に配列される。各メ
モリ・セル列は、隣接するメモリ・セル列と、BITまた
はBITBAR線を共有する。各メモリ・セル行には2本の行
イネーブル線が設けられ、これらはメモリ・セル行内に
あるメモリ・セルに交互に結合されるので、競合状態が
防止される。BITおよびBITBAR線を共有することによ
り、メモリ・アレイ(41)の幅を縮小し、メモリ・セ
ル行の抵抗を小さくすることができ、より高速なメモリ
・アレイが得られる。また、各メモリ行において2本以
上の行イネーブル線を用いることにより、1回のリード
/ライトでアクセスされるメモリ・セル数が減少するの
で、メモリ・アレイ(41)の寿命を2倍に延ばすこと
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に半導体メ
モリに関し、更に特定すれば強誘電体メモリ・アーキテ
クチャに関するものである。
モリに関し、更に特定すれば強誘電体メモリ・アーキテ
クチャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】強誘電体メモリ(FeRAM;ferro-el
ectric memory)は不揮発性メモリである。これは、電
力をメモリから除去してもデータの保持を必要とする用
途には有益である。FeRAMにはリードおよびライト
動作双方が行われる。FeRAMのリードおよびライト
・サイクル時間は、4096ビット・メモリの場合で、
200ないし1000ナノ秒の範囲内である。メモリ・
サイズおよびメモリ・アーキテクチャは、FeRAMの
リードおよびライト・アクセス時間に影響を与える。E
ERPOMおよびFLASH EEPROMは、強誘電
体メモリと競合する既知の不揮発性メモリである。
ectric memory)は不揮発性メモリである。これは、電
力をメモリから除去してもデータの保持を必要とする用
途には有益である。FeRAMにはリードおよびライト
動作双方が行われる。FeRAMのリードおよびライト
・サイクル時間は、4096ビット・メモリの場合で、
200ないし1000ナノ秒の範囲内である。メモリ・
サイズおよびメモリ・アーキテクチャは、FeRAMの
リードおよびライト・アクセス時間に影響を与える。E
ERPOMおよびFLASH EEPROMは、強誘電
体メモリと競合する既知の不揮発性メモリである。
【0003】強誘電体メモリの不揮発性は、強誘電体メ
モリ・セルの双安定特性(bistablecharacteristic)によ
るものである。単一コンデンサ・メモリ・セルおよびデ
ュアル・コンデンサ・メモリ・セルの2種類のメモリ・
セルが用いられている。単一コンデンサ・メモリ・セル
は密度を高めるが、ノイズやプロセスの変動に対する抵
抗力が弱く、記憶されたメモリ状態を決定するために電
圧基準を必要とする。デュアル・コンデンサ・メモリ・
セルは、相補信号を記憶するので記憶された情報の差動
サンプリング(differential sampling)が可能であり、
しかも安定である。
モリ・セルの双安定特性(bistablecharacteristic)によ
るものである。単一コンデンサ・メモリ・セルおよびデ
ュアル・コンデンサ・メモリ・セルの2種類のメモリ・
セルが用いられている。単一コンデンサ・メモリ・セル
は密度を高めるが、ノイズやプロセスの変動に対する抵
抗力が弱く、記憶されたメモリ状態を決定するために電
圧基準を必要とする。デュアル・コンデンサ・メモリ・
セルは、相補信号を記憶するので記憶された情報の差動
サンプリング(differential sampling)が可能であり、
しかも安定である。
【0004】メモリ・アレイの中でデュアル・コンデン
サ強誘電体メモリ・セルは、BITおよびBITBAR線に結合
されるが、これは多くの他の種類のメモリ(例えば、ス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ)にも共通で
ある。メモリ・ブロックのメモリ・セルは、メモリ行お
よびメモリ列に形成されている。デュアル・コンデンサ
強誘電体メモリ・セルは、2つのトランジスタと、2つ
の強誘電体コンデンサとで構成される。第1トランジス
タは、BIT線と第1コンデンサとの間に結合されてい
る。第2トランジスタは、BITBAR線と第2コンデンサと
の間に結合されている。第1および第2コンデンサは、
共通端子即ち板を有し、これに信号が印加され、これら
のコンデンサを偏向(polarize)させる。
サ強誘電体メモリ・セルは、BITおよびBITBAR線に結合
されるが、これは多くの他の種類のメモリ(例えば、ス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ)にも共通で
ある。メモリ・ブロックのメモリ・セルは、メモリ行お
よびメモリ列に形成されている。デュアル・コンデンサ
強誘電体メモリ・セルは、2つのトランジスタと、2つ
の強誘電体コンデンサとで構成される。第1トランジス
タは、BIT線と第1コンデンサとの間に結合されてい
る。第2トランジスタは、BITBAR線と第2コンデンサと
の間に結合されている。第1および第2コンデンサは、
共通端子即ち板を有し、これに信号が印加され、これら
のコンデンサを偏向(polarize)させる。
【0005】ライト動作の間、デュアル・コンデンサ強
誘電体メモリ・セルの第1および第2トランジスタはイ
ネーブルされ、メモリに記憶される論理状態に対応する
BIT線およびBITBAR線上の相補論理レベルに、コンデン
サを結合する。ライト動作の間、コンデンサの共通端子
にはパルスが供給され、デュアル・コンデンサ・メモリ
・セルを2つの論理状態の一方に偏向させる。
誘電体メモリ・セルの第1および第2トランジスタはイ
ネーブルされ、メモリに記憶される論理状態に対応する
BIT線およびBITBAR線上の相補論理レベルに、コンデン
サを結合する。ライト動作の間、コンデンサの共通端子
にはパルスが供給され、デュアル・コンデンサ・メモリ
・セルを2つの論理状態の一方に偏向させる。
【0006】リード動作の間、デュアル・コンデンサ・
メモリ・セルの第1および第2トランジスタはイネーブ
ルされ、第1および第2コンデンサ上に記憶されている
情報を、BIT線およびBITBAR線に結合する。デュアル・
コンデンサ・メモリ・セルによって、差動信号がBIT線
とBITBAR線との間に発生する。差動信号はセンス・アン
プ(sense amplifier)によって検出され、センス・アン
プはメモリ内に記憶されている論理レベルに対応する信
号を発生する。強誘電体メモリの特徴は、リード動作が
用途によっては破壊的であるということである。メモリ
・セル内のデータは、リード動作の完了後に、メモリ・
セルに書き戻さなければならない。
メモリ・セルの第1および第2トランジスタはイネーブ
ルされ、第1および第2コンデンサ上に記憶されている
情報を、BIT線およびBITBAR線に結合する。デュアル・
コンデンサ・メモリ・セルによって、差動信号がBIT線
とBITBAR線との間に発生する。差動信号はセンス・アン
プ(sense amplifier)によって検出され、センス・アン
プはメモリ内に記憶されている論理レベルに対応する信
号を発生する。強誘電体メモリの特徴は、リード動作が
用途によっては破壊的であるということである。メモリ
・セル内のデータは、リード動作の完了後に、メモリ・
セルに書き戻さなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】強誘電体メモリのメモ
リ・セルは、メモリ・セルの信頼性がなくなるまでに行
えるリードおよびライト動作が有限数に限定される。強
誘電体メモリ上で実行可能な動作の回数は、メモリの耐
久度(endurance)として知られている。耐久度は、不揮
発性メモリを必要とする多くの用途において、重要な要
因である。メモリ・サイズ、メモリ速度、および電力消
費のような他の要因も、強誘電体メモリがメモリ市場に
おいて生存可能かどうかを判断する際に重要な役割を担
う。
リ・セルは、メモリ・セルの信頼性がなくなるまでに行
えるリードおよびライト動作が有限数に限定される。強
誘電体メモリ上で実行可能な動作の回数は、メモリの耐
久度(endurance)として知られている。耐久度は、不揮
発性メモリを必要とする多くの用途において、重要な要
因である。メモリ・サイズ、メモリ速度、および電力消
費のような他の要因も、強誘電体メモリがメモリ市場に
おいて生存可能かどうかを判断する際に重要な役割を担
う。
【0008】長寿命化、高速化、高密度化、および低電
力化を実現する強誘電体メモリを提供できれば、非常に
有益であろう。
力化を実現する強誘電体メモリを提供できれば、非常に
有益であろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、サイズの小型
化および性能の向上を図った強誘電体メモリ・アレイを
提供する。この強誘電体メモリ・アレイは、メモリ・セ
ル列およびメモリ・セル行に配列される。各メモリ・セ
ル列は、隣接するメモリ・セル列と、BITまたはBITBAR
線を共有する。各メモリ・セル行には2本の行イネーブ
ル線が設けられている。これら行イネーブル線は、メモ
リ・セル行内にあるメモリ・セルに交互に結合されてい
るので、競合状態が防止される。BITおよびBITBAR線を
隣接するメモリ・セル列で共有することにより、強誘電
体メモリ・アレイの幅を縮小し、メモリ・セル行の各線
CPの抵抗を小さくすることができる。この結果、より高
速で動作可能なメモリ・アレイが得られる。また、各メ
モリ行において2本以上の行イネーブル線を用いること
により、1回のリードまたはライト動作においてアクセ
スされるメモリ・セルの数を減少させる。これによっ
て、強誘電体メモリ・アレイの寿命を2倍に延ばすこと
ができる。
化および性能の向上を図った強誘電体メモリ・アレイを
提供する。この強誘電体メモリ・アレイは、メモリ・セ
ル列およびメモリ・セル行に配列される。各メモリ・セ
ル列は、隣接するメモリ・セル列と、BITまたはBITBAR
線を共有する。各メモリ・セル行には2本の行イネーブ
ル線が設けられている。これら行イネーブル線は、メモ
リ・セル行内にあるメモリ・セルに交互に結合されてい
るので、競合状態が防止される。BITおよびBITBAR線を
隣接するメモリ・セル列で共有することにより、強誘電
体メモリ・アレイの幅を縮小し、メモリ・セル行の各線
CPの抵抗を小さくすることができる。この結果、より高
速で動作可能なメモリ・アレイが得られる。また、各メ
モリ行において2本以上の行イネーブル線を用いること
により、1回のリードまたはライト動作においてアクセ
スされるメモリ・セルの数を減少させる。これによっ
て、強誘電体メモリ・アレイの寿命を2倍に延ばすこと
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】強誘電体メモリ(FeRAM)は、その
メモリ・セル固有の特性のために、そう名付けられた。
強誘電体メモリ・アレイは、非線形誘電体物質を組み込
んだ強誘電体膜コンデンサを利用する。この強誘電体膜
コンデンサは、メモリから電力が取り除かれても、情報
を保持する。用途によっては、強誘電体メモリ・セル上
でのリード動作は破壊的動作となる。各リード動作の後
にリライト動作を行い、メモリ・セルに情報を復元す
る。強誘電体コンデンサ、メモリ・セル、およびメモリ
・アーキテクチャに関する情報は、Joseph T. Evans お
よび Richard Womackの"AnExperimental 512-bit Nonvo
latile Memory with Ferro-electric Storage Cell"
(l.E.E.E.印刷。 Journal of Solid-State Circuits,
vol. 23, no.5 pages1171-1175(1988年10月)と
題する論文、および1989年10月に発行された、S.
Sheffield Eaton, Jr.による"Self Restoring Ferro-e
lectric Memory" と題する米国特許第4,873,66
4号に記載されており、これらの双方は、本願でも使用
可能である。
メモリ・セル固有の特性のために、そう名付けられた。
強誘電体メモリ・アレイは、非線形誘電体物質を組み込
んだ強誘電体膜コンデンサを利用する。この強誘電体膜
コンデンサは、メモリから電力が取り除かれても、情報
を保持する。用途によっては、強誘電体メモリ・セル上
でのリード動作は破壊的動作となる。各リード動作の後
にリライト動作を行い、メモリ・セルに情報を復元す
る。強誘電体コンデンサ、メモリ・セル、およびメモリ
・アーキテクチャに関する情報は、Joseph T. Evans お
よび Richard Womackの"AnExperimental 512-bit Nonvo
latile Memory with Ferro-electric Storage Cell"
(l.E.E.E.印刷。 Journal of Solid-State Circuits,
vol. 23, no.5 pages1171-1175(1988年10月)と
題する論文、および1989年10月に発行された、S.
Sheffield Eaton, Jr.による"Self Restoring Ferro-e
lectric Memory" と題する米国特許第4,873,66
4号に記載されており、これらの双方は、本願でも使用
可能である。
【0011】強誘電体メモリは、他の不揮発性メモリに
対して多くの利点を有する。例えば、EEPROMは、
非常に普及しており強誘電体メモリと対比される不揮発
性メモリである。まず、強誘電体メモリは、3ボルトよ
り低い電圧で動作する。半導体業界における一般的な傾
向は、半導体チップの動作電圧を低下させ電力を低減さ
せることであるので、強誘電体メモリは、次世代半導体
の完成(integration)には、最適なものとなる。EEP
ROMは、動作のために電源電圧よりも高い電圧を供給
するためのチャージ・ポンプ回路のような、付加回路を
必要とする。チャージ・ポンプ回路の使用は、電源電圧
を低下させようとする傾向とは両立しない。将来、半導
体の動作電圧が低下すると、EEPROMに必要とされ
る電圧を得るためには、より複雑なチャージ・ポンプ回
路を必要となるからである。
対して多くの利点を有する。例えば、EEPROMは、
非常に普及しており強誘電体メモリと対比される不揮発
性メモリである。まず、強誘電体メモリは、3ボルトよ
り低い電圧で動作する。半導体業界における一般的な傾
向は、半導体チップの動作電圧を低下させ電力を低減さ
せることであるので、強誘電体メモリは、次世代半導体
の完成(integration)には、最適なものとなる。EEP
ROMは、動作のために電源電圧よりも高い電圧を供給
するためのチャージ・ポンプ回路のような、付加回路を
必要とする。チャージ・ポンプ回路の使用は、電源電圧
を低下させようとする傾向とは両立しない。将来、半導
体の動作電圧が低下すると、EEPROMに必要とされ
る電圧を得るためには、より複雑なチャージ・ポンプ回
路を必要となるからである。
【0012】第2に、強誘電体メモリ上でのライト時間
は、他の不揮発性メモリと比較すると高速である(4キ
ロ・ビット・メモリで約500ナノ秒程度)。EEPR
OM上でのライトは、約10倍長くかかる。また、EE
PROMは、データをブロック全体にリライトする前
に、ブロックの消去を必要とする。ブロック消去は、強
誘電体メモリでは不要である。EEPROMのためのブ
ロック消去は極端な低速処理(slow procedure)であり、
通常、実行にはミリ秒という時間がかかる。
は、他の不揮発性メモリと比較すると高速である(4キ
ロ・ビット・メモリで約500ナノ秒程度)。EEPR
OM上でのライトは、約10倍長くかかる。また、EE
PROMは、データをブロック全体にリライトする前
に、ブロックの消去を必要とする。ブロック消去は、強
誘電体メモリでは不要である。EEPROMのためのブ
ロック消去は極端な低速処理(slow procedure)であり、
通常、実行にはミリ秒という時間がかかる。
【0013】第3に、殆どの不揮発性メモリは、その信
頼性に疑問が生じる前に実行可能な動作回数が有限であ
る。強誘電体メモリは、EEPROMよりも6桁多い回
数の動作を実行可能である。不揮発性メモリの耐久度
は、メモリの信頼性が保証された動作回数を示すために
用いられる用語である。
頼性に疑問が生じる前に実行可能な動作回数が有限であ
る。強誘電体メモリは、EEPROMよりも6桁多い回
数の動作を実行可能である。不揮発性メモリの耐久度
は、メモリの信頼性が保証された動作回数を示すために
用いられる用語である。
【0014】最後に、強誘電体メモリ・アレイを形成す
るために、2種類のメモリ・セルが用いられる。非常に
安定な2つのトランジスタと2つのコンデンサとから成
るメモリ・セル(2T/2C)、または1つのトランジスタと
1つのコンデンサとから成るメモリ・セル(1T/1C)が用
いられる。いずれのメモリ・セルの密度も、現在提供さ
れているEEPROMメモリ・セルの密度とはかけ離れ
ているが、技術が円熟すれば、EEPROMまたはDR
AMメモリ・セルのサイズに、強誘電体メモリ・セルが
近づくことも想像に難くない。
るために、2種類のメモリ・セルが用いられる。非常に
安定な2つのトランジスタと2つのコンデンサとから成
るメモリ・セル(2T/2C)、または1つのトランジスタと
1つのコンデンサとから成るメモリ・セル(1T/1C)が用
いられる。いずれのメモリ・セルの密度も、現在提供さ
れているEEPROMメモリ・セルの密度とはかけ離れ
ているが、技術が円熟すれば、EEPROMまたはDR
AMメモリ・セルのサイズに、強誘電体メモリ・セルが
近づくことも想像に難くない。
【0015】図1は、2T/2C(2つのトランジスタ
/2つのコンデンサ)強誘電体メモリ・セル11の構成
図である。メモリ・セル11は、トランジスタT1,T
2、およびコンデンサC1,C2で構成されている。ト
ランジスタT1は、BIT線とコンデンサC1との間に結
合されている。コンデンサC1は、トランジスタT1と
制御端子C2との間に結合されている。トランジスタT
2は、BITBAR線とコンデンサC2との間に結合されてい
る。コンデンサC2はトランジスタT2と制御端子CP
との間に結合されている。トランジスタT1,T2双方
のゲートは、ROW ENABLE端子に結合されている。ここで
述べるBITBARは、図面ではBITという用語の上に線が引
かれたものに対応する。
/2つのコンデンサ)強誘電体メモリ・セル11の構成
図である。メモリ・セル11は、トランジスタT1,T
2、およびコンデンサC1,C2で構成されている。ト
ランジスタT1は、BIT線とコンデンサC1との間に結
合されている。コンデンサC1は、トランジスタT1と
制御端子C2との間に結合されている。トランジスタT
2は、BITBAR線とコンデンサC2との間に結合されてい
る。コンデンサC2はトランジスタT2と制御端子CP
との間に結合されている。トランジスタT1,T2双方
のゲートは、ROW ENABLE端子に結合されている。ここで
述べるBITBARは、図面ではBITという用語の上に線が引
かれたものに対応する。
【0016】コンデンサC1,C2は、2枚の導電板間
に強誘電体物質を配置することによって形成されてい
る。強誘電体物質は非線形の強誘電体特性を有し、これ
によって電力が除去されてそして復元されても、メモリ
・セルが情報を保持することができる。制御端子CP
は、コンデンサC1,C2の共通底板に結合されてい
る。制御端子CPは、メモリ・セル行の強誘電体メモリ
・セルを偏向させるために用いられる。ROW ENABLE端子
はトランジスタT1,T2をそれぞれイネーブルし、リ
ードまたはライト動作のためにコンデンサC1,C2を
BITおよびBITBAR線に結合する。
に強誘電体物質を配置することによって形成されてい
る。強誘電体物質は非線形の強誘電体特性を有し、これ
によって電力が除去されてそして復元されても、メモリ
・セルが情報を保持することができる。制御端子CP
は、コンデンサC1,C2の共通底板に結合されてい
る。制御端子CPは、メモリ・セル行の強誘電体メモリ
・セルを偏向させるために用いられる。ROW ENABLE端子
はトランジスタT1,T2をそれぞれイネーブルし、リ
ードまたはライト動作のためにコンデンサC1,C2を
BITおよびBITBAR線に結合する。
【0017】図2は、強誘電体メモリ・セル・アレイ3
1の従来技術のブロック図であり、8本のメモリ・セル
列と4本のメモリ・セル行とを示している。全体とし
て、このブロック図は、強誘電体メモリ・セルがどのよ
うにメモリ・セルの列および行に配列されているかを表
わすものであり、図示した正確な構造に特定するもので
はない。メモリ・セル・アレイ31は2ビットを入出力
し、BIT0端子およびBIT1端子は、メモリ・セル・アレイ
31への入出力(I/O)である。
1の従来技術のブロック図であり、8本のメモリ・セル
列と4本のメモリ・セル行とを示している。全体とし
て、このブロック図は、強誘電体メモリ・セルがどのよ
うにメモリ・セルの列および行に配列されているかを表
わすものであり、図示した正確な構造に特定するもので
はない。メモリ・セル・アレイ31は2ビットを入出力
し、BIT0端子およびBIT1端子は、メモリ・セル・アレイ
31への入出力(I/O)である。
【0018】各メモリ・セル行は、8つのセルから成
り、対応する行イネーブル線と線CPとを有する。メモリ
・セル行は、MEMORY CELL ROW0-3という記号で示されて
いる。行イネーブル線はROWO-ROW3という記号で示さ
れ、線CPはCPO-CP3という記号で示されている。各メモ
リ・セル行の線CPは、図1に示すように、各メモリ・セ
ル内で、2つのコンデンサの共通板に結合されている。
各メモリ・セル列は、4つのメモリ・セルから成り、そ
れ自体のBITおよびBITBAR線を有する。8本のメモリ・
セル列は、4つのメモリ・セル列から成る2つの群に纏
められ、各列群内の各列はそれぞれCOLUMNO-COLUMN3と
いう記号で示されている。第1群の列はBIT0端子に対応
し、第2群の列はBIT1端子に対応する。
り、対応する行イネーブル線と線CPとを有する。メモリ
・セル行は、MEMORY CELL ROW0-3という記号で示されて
いる。行イネーブル線はROWO-ROW3という記号で示さ
れ、線CPはCPO-CP3という記号で示されている。各メモ
リ・セル行の線CPは、図1に示すように、各メモリ・セ
ル内で、2つのコンデンサの共通板に結合されている。
各メモリ・セル列は、4つのメモリ・セルから成り、そ
れ自体のBITおよびBITBAR線を有する。8本のメモリ・
セル列は、4つのメモリ・セル列から成る2つの群に纏
められ、各列群内の各列はそれぞれCOLUMNO-COLUMN3と
いう記号で示されている。第1群の列はBIT0端子に対応
し、第2群の列はBIT1端子に対応する。
【0019】メモリ回路32が、メモリ・セル・アレイ
31の各メモリ・セル列のBITおよびBITBAR線に結合さ
れている。メモリ回路32は、各列群内のイネーブルさ
れたメモリ・セルに対して、リードまたはライト動作を
実行する。データは、メモリ回路32に結合されている
端子BIT0,BIT1において、入力および出力される。通
常、センス・アンプおよび多重化回路がメモリ回路32
の中に配置されている。
31の各メモリ・セル列のBITおよびBITBAR線に結合さ
れている。メモリ回路32は、各列群内のイネーブルさ
れたメモリ・セルに対して、リードまたはライト動作を
実行する。データは、メモリ回路32に結合されている
端子BIT0,BIT1において、入力および出力される。通
常、センス・アンプおよび多重化回路がメモリ回路32
の中に配置されている。
【0020】行イネーブル線(ROWO-ROW3)に行イネーブ
ル信号が印加されると、イネーブルされたメモリ行の各
メモリ・セルがイネーブルされる。イネーブルされた行
に対応する線CPにパルスが送られ、強誘電体セルをリー
ド動作またはライト動作のいずれかに偏向させる。メモ
リ回路32内のマルチプレクサが、各列群の4本のメモ
リ・セル列の1本をセンス・アンプ回路に結合する。
ル信号が印加されると、イネーブルされたメモリ行の各
メモリ・セルがイネーブルされる。イネーブルされた行
に対応する線CPにパルスが送られ、強誘電体セルをリー
ド動作またはライト動作のいずれかに偏向させる。メモ
リ回路32内のマルチプレクサが、各列群の4本のメモ
リ・セル列の1本をセンス・アンプ回路に結合する。
【0021】メモリ・セル・アレイ31に書き込まれる
データは、ライト動作の間、BIT0およびBIT1に印加され
る。マルチプレクサは、このデータを、各列群の特定の
メモリ・セル列に結合する。好適実施例では、双方の列
群において同じ列がイネーブルされる。例えば、第1列
群および第2列群において、COLUMN1がイネーブルされ
る。BIT0端子に印加されたデータは、第1群の列のCOLU
MN1のBITおよびBITBAR線に転送される。同様に、BIT1端
子に印加されたデータは、第2群の列のCOLUMN1のBITお
よびBITBAR線に転送される。行イネーブル信号が、例え
ば、行イネーブル線ROW3に印加され、(第1列群および
第2列群の)COLUMN1およびROW3に対応するメモリ・セ
ルに書き込みを行う。また、線CP3にパルスを送り、強
誘電体メモリ・セルを2つの論理状態の一方に偏向させ
ることによって、イネーブルされたメモリ・セルが対応
するBITおよびBITBAR線上のデータを記憶する。
データは、ライト動作の間、BIT0およびBIT1に印加され
る。マルチプレクサは、このデータを、各列群の特定の
メモリ・セル列に結合する。好適実施例では、双方の列
群において同じ列がイネーブルされる。例えば、第1列
群および第2列群において、COLUMN1がイネーブルされ
る。BIT0端子に印加されたデータは、第1群の列のCOLU
MN1のBITおよびBITBAR線に転送される。同様に、BIT1端
子に印加されたデータは、第2群の列のCOLUMN1のBITお
よびBITBAR線に転送される。行イネーブル信号が、例え
ば、行イネーブル線ROW3に印加され、(第1列群および
第2列群の)COLUMN1およびROW3に対応するメモリ・セ
ルに書き込みを行う。また、線CP3にパルスを送り、強
誘電体メモリ・セルを2つの論理状態の一方に偏向させ
ることによって、イネーブルされたメモリ・セルが対応
するBITおよびBITBAR線上のデータを記憶する。
【0022】リード動作によって、1つのメモリ・セル
がそれに対応するBITおよびBITBAR線に結合される。こ
のメモリ・セルは、BITおよびBITBAR線間に差動電圧を
発生し、メモリ回路32内のセンス・アンプがこの電圧
差を検出して、先のメモリ・セル内に記憶されている論
理状態に対応する論理レベルを出力する。ライト動作に
おいて述べたように、列および行が選択される。強誘電
体メモリのリード動作は、メモリ・セルに記憶されてい
る論理状態にとって破壊的である。センス・アンプによ
って検出されたデータは、偏向を元の状態に戻すように
切り替えることによって、強誘電体メモリ・セルに書き
戻される。対応するイネーブルされたメモリ行のCP線に
は、リード動作の間、パルスが送られる。
がそれに対応するBITおよびBITBAR線に結合される。こ
のメモリ・セルは、BITおよびBITBAR線間に差動電圧を
発生し、メモリ回路32内のセンス・アンプがこの電圧
差を検出して、先のメモリ・セル内に記憶されている論
理状態に対応する論理レベルを出力する。ライト動作に
おいて述べたように、列および行が選択される。強誘電
体メモリのリード動作は、メモリ・セルに記憶されてい
る論理状態にとって破壊的である。センス・アンプによ
って検出されたデータは、偏向を元の状態に戻すように
切り替えることによって、強誘電体メモリ・セルに書き
戻される。対応するイネーブルされたメモリ行のCP線に
は、リード動作の間、パルスが送られる。
【0023】先に述べたように、強誘電体メモリ・セル
では、それが疲労しメモリ機能(memory storage)に信頼
性がなくなるまでのリード/ライト動作の回数が有限で
ある。図2に示すメモリ・アーキテクチャに基づいて説
明すると、ある行がイネーブルされたとき当該行の各メ
モリ・セルがアクセスされるが、書き込みまたは読み出
しが行われるのは2つのメモリ・セルにおいてのみであ
る。メモリ行内の全メモリ・セルをイネーブルすると、
使用されていないメモリ・セルも連続的に動作させるこ
とになり、強誘電体メモリの短寿命化(耐久度低下)を招
くことになる。また、各リードまたはライト動作毎に、
メモリ・セル行内の多数のメモリ・セルをイネーブルお
よびディゼーブルすることによって、電力消費も増大す
る。
では、それが疲労しメモリ機能(memory storage)に信頼
性がなくなるまでのリード/ライト動作の回数が有限で
ある。図2に示すメモリ・アーキテクチャに基づいて説
明すると、ある行がイネーブルされたとき当該行の各メ
モリ・セルがアクセスされるが、書き込みまたは読み出
しが行われるのは2つのメモリ・セルにおいてのみであ
る。メモリ行内の全メモリ・セルをイネーブルすると、
使用されていないメモリ・セルも連続的に動作させるこ
とになり、強誘電体メモリの短寿命化(耐久度低下)を招
くことになる。また、各リードまたはライト動作毎に、
メモリ・セル行内の多数のメモリ・セルをイネーブルお
よびディゼーブルすることによって、電力消費も増大す
る。
【0024】動作速度は、メモリ・セルのレイアウトに
直接関係する。特に、CP線の抵抗は、強誘電体メモリの
リードまたはライト・アクセス時間に対して大きな影響
(impact)を有する。図2に示すようなメモリ・アレイ・
アーキテクチャは、線CPにパルスを送るのに必要な時間
のために、高速リードおよびライト時間には適していな
い。CP線の抵抗は、メモリ・セルのレイアウトと、強誘
電体メモリ・セル内の2つのコンデンサの共通導電板を
形成する物質との直接的な関数である。好適実施例で
は、メモリ・セルの共通導電性コンデンサ板は、隣接す
るメモリ・セルに結合されることによって、内在的に(i
nherently)線CPを形成する。広い強誘電体メモリ・セル
では、線CPの長さが増大し、これが線CPの抵抗の増大へ
直接対応する。通常、CP線の抵抗は、強誘電体メモリの
低速化に関して、あらゆる寄生容量効果よりも影響が大
きい。これは、CP線に印加される信号が、メモリ行内の
全メモリ・セルのコンデンサを駆動するという事実によ
るものである。1本のメモリ・セル行内の全コンデンサ
の全容量値と、そのCP線の抵抗がRC時定数を形成し、
これによって、CP線にパルスを送る周波数が決定され
る。最終結果は、強誘電体メモリの速度は、線CPにパル
スを送ることができる最大速度に制限され得るというこ
とである。
直接関係する。特に、CP線の抵抗は、強誘電体メモリの
リードまたはライト・アクセス時間に対して大きな影響
(impact)を有する。図2に示すようなメモリ・アレイ・
アーキテクチャは、線CPにパルスを送るのに必要な時間
のために、高速リードおよびライト時間には適していな
い。CP線の抵抗は、メモリ・セルのレイアウトと、強誘
電体メモリ・セル内の2つのコンデンサの共通導電板を
形成する物質との直接的な関数である。好適実施例で
は、メモリ・セルの共通導電性コンデンサ板は、隣接す
るメモリ・セルに結合されることによって、内在的に(i
nherently)線CPを形成する。広い強誘電体メモリ・セル
では、線CPの長さが増大し、これが線CPの抵抗の増大へ
直接対応する。通常、CP線の抵抗は、強誘電体メモリの
低速化に関して、あらゆる寄生容量効果よりも影響が大
きい。これは、CP線に印加される信号が、メモリ行内の
全メモリ・セルのコンデンサを駆動するという事実によ
るものである。1本のメモリ・セル行内の全コンデンサ
の全容量値と、そのCP線の抵抗がRC時定数を形成し、
これによって、CP線にパルスを送る周波数が決定され
る。最終結果は、強誘電体メモリの速度は、線CPにパル
スを送ることができる最大速度に制限され得るというこ
とである。
【0025】各メモリ・セル列は、別個のBITおよびBIT
BAR線を有する。BITおよびBITBAR線は、典型的に、抵抗
を最少に抑えるために金属で形成される。金属の短絡を
防止するために、各隣接するメモリ・セル間に金属対金
属間隔(metal-to-metal spacing)が必要となる。1本の
行における隣接メモリ・セル間の間隔のために、更にCP
線抵抗が増大することになる。
BAR線を有する。BITおよびBITBAR線は、典型的に、抵抗
を最少に抑えるために金属で形成される。金属の短絡を
防止するために、各隣接するメモリ・セル間に金属対金
属間隔(metal-to-metal spacing)が必要となる。1本の
行における隣接メモリ・セル間の間隔のために、更にCP
線抵抗が増大することになる。
【0026】強誘電体メモリの動作速度を高めるための
解決案は、メモリ・セルの幅を狭めることによって線CP
の抵抗を減らすことである。更に改善するには、隣接す
るメモリ・セル間の金属対金属間隔を無くすることであ
る。隣接するメモリ・セル間でビット線を共有すること
によって、メモリ・アレイ・サイズを縮小し、線CPの抵
抗を減少させることになる。更に、1本の行の全メモリ
・セルにアクセスしないメモリ・アレイ・アーキテクチ
ャによって、強誘電体メモリの寿命を延ばすことにな
る。上述の概念を実施することによって、動作の高速
化、超寿命化、消費電力の低減、およびメモリ・アレイ
・サイズの小型化を達成した強誘電体メモリを得ること
ができる。
解決案は、メモリ・セルの幅を狭めることによって線CP
の抵抗を減らすことである。更に改善するには、隣接す
るメモリ・セル間の金属対金属間隔を無くすることであ
る。隣接するメモリ・セル間でビット線を共有すること
によって、メモリ・アレイ・サイズを縮小し、線CPの抵
抗を減少させることになる。更に、1本の行の全メモリ
・セルにアクセスしないメモリ・アレイ・アーキテクチ
ャによって、強誘電体メモリの寿命を延ばすことにな
る。上述の概念を実施することによって、動作の高速
化、超寿命化、消費電力の低減、およびメモリ・アレイ
・サイズの小型化を達成した強誘電体メモリを得ること
ができる。
【0027】図3は、図2のメモリ・セル・アレイ31
と同等な機能を有し動作する、8本のメモリ・セル列と
4本のメモリ・セル行とを有する、強誘電体メモリ・セ
ル・アレイ41のブロック図である。4本のメモリ・セ
ル行は、MEMORY CELL ROWO -ROW3という記号で示されて
いる。8本のメモリ・セル列は、COLUMNO-COLUMN3とい
う記号で示されたメモリ・セル列を含む、2つの群に分
割されている。第1群のメモリ・セル列は、BIT0端子に
対応し、第2群のメモリ・セル列はBIT1端子に対応す
る。
と同等な機能を有し動作する、8本のメモリ・セル列と
4本のメモリ・セル行とを有する、強誘電体メモリ・セ
ル・アレイ41のブロック図である。4本のメモリ・セ
ル行は、MEMORY CELL ROWO -ROW3という記号で示されて
いる。8本のメモリ・セル列は、COLUMNO-COLUMN3とい
う記号で示されたメモリ・セル列を含む、2つの群に分
割されている。第1群のメモリ・セル列は、BIT0端子に
対応し、第2群のメモリ・セル列はBIT1端子に対応す
る。
【0028】各メモリ・セル行は、8つのメモリ・セル
を有し、4つのメモリ・セルは第1行イネーブル線に結
合され、残りの4つのセルは第2行イネーブル線に結合
されている。例えば、MEMORY CELL ROWOは、行イネーブ
ル線ROWOAおよび行イネーブル線ROWOBに交互に結合され
たメモリ・セルを有する。線CP0はメモリ・セル行の各
メモリ・セルに結合されている。メモリ・セル行の半分
のメモリ・セルだけをイネーブルすれば、各動作でメモ
リ・セル行の半分だけがイネーブルされることになり、
強誘電体メモリの寿命は2倍になる。平均して、図2の
メモリ・アーキテクチャと同じ数のメモリ・セルにアク
セスするために、2回のリード/ライト動作が行われ
る。したがって、メモリ・セルの疲労が問題となる前
に、強誘電体メモリ・セル・アレイ41上では、リード
/ライト動作を2倍多く実行することができ、強誘電体
メモリの長寿命化および信頼性向上が達成される。メモ
リ・セル行に更に行イネーブル線を加えて、強誘電体メ
モリの寿命を更に延ばすことも可能であるが、行イネー
ブル信号を供給するための行デコーディング回路がより
複雑となり、付加されたイネーブル線の経路(routing)
の影響についても対応しなければならなくなるであろ
う。
を有し、4つのメモリ・セルは第1行イネーブル線に結
合され、残りの4つのセルは第2行イネーブル線に結合
されている。例えば、MEMORY CELL ROWOは、行イネーブ
ル線ROWOAおよび行イネーブル線ROWOBに交互に結合され
たメモリ・セルを有する。線CP0はメモリ・セル行の各
メモリ・セルに結合されている。メモリ・セル行の半分
のメモリ・セルだけをイネーブルすれば、各動作でメモ
リ・セル行の半分だけがイネーブルされることになり、
強誘電体メモリの寿命は2倍になる。平均して、図2の
メモリ・アーキテクチャと同じ数のメモリ・セルにアク
セスするために、2回のリード/ライト動作が行われ
る。したがって、メモリ・セルの疲労が問題となる前
に、強誘電体メモリ・セル・アレイ41上では、リード
/ライト動作を2倍多く実行することができ、強誘電体
メモリの長寿命化および信頼性向上が達成される。メモ
リ・セル行に更に行イネーブル線を加えて、強誘電体メ
モリの寿命を更に延ばすことも可能であるが、行イネー
ブル信号を供給するための行デコーディング回路がより
複雑となり、付加されたイネーブル線の経路(routing)
の影響についても対応しなければならなくなるであろ
う。
【0029】隣接するメモリ・セル列のBIT/BITBARを共
有することによって、線CPO-CP3の抵抗の大幅な低減が
達成される。例えば、COLUMNOのBITBAR線は、COLUMN1の
BITBAR線でもあり、同様に、COLUMN3のBIT線は、COLUMN
2のBITBAR線でもある。BIT/BITBAR線を共有することに
よって、隣接するメモリ・セル間に金属対金属空間を設
ける必要性がなくなり、図2に示すメモリ・アレイ・ア
ーキテクチャにおいて用いられている BIT/BITBAR線も
不要となる。BIT/BITBAR線を共有することにより、メモ
リ・セル行の線CPの全長を短縮し、抵抗を減少させるこ
とができる。また、BIT/BITBAR線を共有することによ
り、メモリ・セル・アレイのサイズを縮小することもで
きる。長さの短縮は、線CPO-CP3の抵抗減少に対応す
る。線CPO-CP3の抵抗が小さくなれば、CP線をより高い
周波数で動作させることが可能になる。
有することによって、線CPO-CP3の抵抗の大幅な低減が
達成される。例えば、COLUMNOのBITBAR線は、COLUMN1の
BITBAR線でもあり、同様に、COLUMN3のBIT線は、COLUMN
2のBITBAR線でもある。BIT/BITBAR線を共有することに
よって、隣接するメモリ・セル間に金属対金属空間を設
ける必要性がなくなり、図2に示すメモリ・アレイ・ア
ーキテクチャにおいて用いられている BIT/BITBAR線も
不要となる。BIT/BITBAR線を共有することにより、メモ
リ・セル行の線CPの全長を短縮し、抵抗を減少させるこ
とができる。また、BIT/BITBAR線を共有することによ
り、メモリ・セル・アレイのサイズを縮小することもで
きる。長さの短縮は、線CPO-CP3の抵抗減少に対応す
る。線CPO-CP3の抵抗が小さくなれば、CP線をより高い
周波数で動作させることが可能になる。
【0030】隣接するメモリ・セルに対して行イネーブ
ル線を交互に設けることにより、同一BITまたはBITBAR
線を共有するメモリ・セルが同時にイネーブルされると
引き起こされる競合問題が、全く発生しないことが保証
される。BITまたはBITBAR線を隣接するメモリ・セルと
結合すると、イネーブルされたメモリ・セル上の容量性
負荷が増大する。例えば、メモリ・セル・アレイ41内
部のメモリ・セルは、他の7つのメモリ・セルに結合さ
れているが、これに対して図2のメモリ・セルは他の3
つのメモリ・セルに結合されているに過ぎない。いくつ
かの強誘電体メモリ・アレイの評価から、リードおよび
リライトには、BIT/BITBAR線容量と強誘電体メモリ・セ
ルの容量との間の容量比が約2の場合が理想的であるこ
とが示された。ある用途において、強誘電体メモリ・セ
ル・アレイがBITおよびBITBAR線を共有しない場合、理
想的な比を満足するためには、BIT/BITBAR線容量を更に
必要なこともある。したがって、BIT/BITBAR線を共有す
ることによってBIT/BITBAR線容量を増大させると、時と
して、メモリ・セル列が理想的な容量比に近づく方向に
移動することになり、これは負の属性(attribute)では
ない。
ル線を交互に設けることにより、同一BITまたはBITBAR
線を共有するメモリ・セルが同時にイネーブルされると
引き起こされる競合問題が、全く発生しないことが保証
される。BITまたはBITBAR線を隣接するメモリ・セルと
結合すると、イネーブルされたメモリ・セル上の容量性
負荷が増大する。例えば、メモリ・セル・アレイ41内
部のメモリ・セルは、他の7つのメモリ・セルに結合さ
れているが、これに対して図2のメモリ・セルは他の3
つのメモリ・セルに結合されているに過ぎない。いくつ
かの強誘電体メモリ・アレイの評価から、リードおよび
リライトには、BIT/BITBAR線容量と強誘電体メモリ・セ
ルの容量との間の容量比が約2の場合が理想的であるこ
とが示された。ある用途において、強誘電体メモリ・セ
ル・アレイがBITおよびBITBAR線を共有しない場合、理
想的な比を満足するためには、BIT/BITBAR線容量を更に
必要なこともある。したがって、BIT/BITBAR線を共有す
ることによってBIT/BITBAR線容量を増大させると、時と
して、メモリ・セル列が理想的な容量比に近づく方向に
移動することになり、これは負の属性(attribute)では
ない。
【0031】メモリ回路42は、メモリ・セル・アレイ
41の各メモリ・セル列のBIT線およびBITBAR線に結合
されている。メモリ回路42は、メモリ・セル列の各グ
ループのイネーブルされたメモリ・セルに対して、リー
ドまたはライト動作を行う。データは、メモリ回路42
に結合されている端子BIT0,BIT1において入力および出
力される。通常、センス・アンプおよび多重化回路はメ
モリ回路42の中に配置されている。
41の各メモリ・セル列のBIT線およびBITBAR線に結合
されている。メモリ回路42は、メモリ・セル列の各グ
ループのイネーブルされたメモリ・セルに対して、リー
ドまたはライト動作を行う。データは、メモリ回路42
に結合されている端子BIT0,BIT1において入力および出
力される。通常、センス・アンプおよび多重化回路はメ
モリ回路42の中に配置されている。
【0032】行イネーブル信号が、メモリ・セル行の2
本の行イネーブル線の一方に印加される。イネーブルさ
れたメモリ・セル行に対応する線CPには、リードまたは
ライト動作のいずれかの間、パルスが送られ、強誘電体
メモリ・セルを偏向させる。メモリ回路42内のマルチ
プレクサは、各メモリ・セル列群の4本のメモリ・セル
列の1本を、センス・アンプ回路に結合する。
本の行イネーブル線の一方に印加される。イネーブルさ
れたメモリ・セル行に対応する線CPには、リードまたは
ライト動作のいずれかの間、パルスが送られ、強誘電体
メモリ・セルを偏向させる。メモリ回路42内のマルチ
プレクサは、各メモリ・セル列群の4本のメモリ・セル
列の1本を、センス・アンプ回路に結合する。
【0033】ライト動作の間、データがBIT0およびBIT1
端子に印加される。メモリ回路42内のマルチプレクサ
は、このデータを特定のメモリ・セル列に結合する。好
適実施例では、BIT0およびBIT1端子に印加されたデータ
は第1群および第2群のメモリ・セル列の同一名のメモ
リ・セル列のBITおよびBITBAR線に転送される。例え
ば、BIT0およびBIT1端子に印加されたデータは、それぞ
れ、第1群のメモリ・セル列のCOLUMN1および第2群の
メモリ・セル列のCOLUMN1のBITおよびBITBAR線にそれぞ
れ結合される。メモリ・セル行の2本の行イネーブル線
の一方に、行イネーブル信号が印加され、例えば、行イ
ネーブル線ROW2Bがイネーブルされる。BIT0およびBIT1
に対応するデータは、それぞれ、第1列群および第2列
群のCOLUMN1のBITおよびBITBAR線に書き込まれる。メモ
リ・セル33,34はBITおよびBITBAR線に結合され、
各メモリ・セルにデータを書き込む。また、線CP3にも
パルスが送られ、各強誘電体メモリ・セルを2つの論理
状態の一方に偏向させることによって、イネーブルされ
たメモリ・セル33,34に、対応するBITおよびBITBA
R線上のデータを記憶する。
端子に印加される。メモリ回路42内のマルチプレクサ
は、このデータを特定のメモリ・セル列に結合する。好
適実施例では、BIT0およびBIT1端子に印加されたデータ
は第1群および第2群のメモリ・セル列の同一名のメモ
リ・セル列のBITおよびBITBAR線に転送される。例え
ば、BIT0およびBIT1端子に印加されたデータは、それぞ
れ、第1群のメモリ・セル列のCOLUMN1および第2群の
メモリ・セル列のCOLUMN1のBITおよびBITBAR線にそれぞ
れ結合される。メモリ・セル行の2本の行イネーブル線
の一方に、行イネーブル信号が印加され、例えば、行イ
ネーブル線ROW2Bがイネーブルされる。BIT0およびBIT1
に対応するデータは、それぞれ、第1列群および第2列
群のCOLUMN1のBITおよびBITBAR線に書き込まれる。メモ
リ・セル33,34はBITおよびBITBAR線に結合され、
各メモリ・セルにデータを書き込む。また、線CP3にも
パルスが送られ、各強誘電体メモリ・セルを2つの論理
状態の一方に偏向させることによって、イネーブルされ
たメモリ・セル33,34に、対応するBITおよびBITBA
R線上のデータを記憶する。
【0034】リード動作によって、1つのメモリ・セル
がそれに対応するBITおよびBITBAR線に結合される。ラ
イト動作において説明したのと同様に、複数のメモリ・
セル列および1本のメモリ・セル行がイネーブルされ
る。BITおよびBITBAR線に結合された1つのメモリ・セ
ルが、BITおよびBITBAR線間に差動電圧を発生し、メモ
リ回路42内のセンス・アンプがこの差動電圧を増幅
し、メモリ・セル内に記憶されている論理状態に対応す
る論理レベルを出力する。先に述べたように、リード動
作は、メモリ・セル内に記憶されている論理状態に対し
て破壊的である。センス・アンプによって検出されたデ
ータは、偏向を元の状態に戻すように切り替えることに
よって、強誘電体メモリ・セルに書き戻される。対応し
てイネーブルされたメモリ行のCP線には、リード動作の
間パルスが送られる。
がそれに対応するBITおよびBITBAR線に結合される。ラ
イト動作において説明したのと同様に、複数のメモリ・
セル列および1本のメモリ・セル行がイネーブルされ
る。BITおよびBITBAR線に結合された1つのメモリ・セ
ルが、BITおよびBITBAR線間に差動電圧を発生し、メモ
リ回路42内のセンス・アンプがこの差動電圧を増幅
し、メモリ・セル内に記憶されている論理状態に対応す
る論理レベルを出力する。先に述べたように、リード動
作は、メモリ・セル内に記憶されている論理状態に対し
て破壊的である。センス・アンプによって検出されたデ
ータは、偏向を元の状態に戻すように切り替えることに
よって、強誘電体メモリ・セルに書き戻される。対応し
てイネーブルされたメモリ行のCP線には、リード動作の
間パルスが送られる。
【0035】メモリ・セル・アレイ内の隣接するメモリ
・セル列でBIT/BITBAR線を共有し、メモリ・セル行内の
行イネーブル線数を増加させることによって、多くの利
点が得られる。先ず、金属線およびメモリ・セル行の隣
接するメモリ・セル間の金属対金属間隔をなくすること
によって、メモリ・セル・アレイのサイズが縮小され
る。第2に、メモリ・セル行の幅が狭くなるので、線CP
の抵抗が小さくなる。線CP(CP0-CP3)の抵抗が小さくな
れば、強誘電体メモリの動作速度を高めることができ
る。第3に、メモリ・セル行のメモリ・セル半分のみを
イネーブルすることにより、電力消費が低減する。最後
に、各リードまたはライト動作に際にアクセスするメモ
リ・セルの数を減らすことにより、強誘電体メモリの寿
命が延びる。
・セル列でBIT/BITBAR線を共有し、メモリ・セル行内の
行イネーブル線数を増加させることによって、多くの利
点が得られる。先ず、金属線およびメモリ・セル行の隣
接するメモリ・セル間の金属対金属間隔をなくすること
によって、メモリ・セル・アレイのサイズが縮小され
る。第2に、メモリ・セル行の幅が狭くなるので、線CP
の抵抗が小さくなる。線CP(CP0-CP3)の抵抗が小さくな
れば、強誘電体メモリの動作速度を高めることができ
る。第3に、メモリ・セル行のメモリ・セル半分のみを
イネーブルすることにより、電力消費が低減する。最後
に、各リードまたはライト動作に際にアクセスするメモ
リ・セルの数を減らすことにより、強誘電体メモリの寿
命が延びる。
【0036】図4は、図1の構成図に対応する強誘電体
メモリ・セル51のレイアウトである。強誘電体メモリ
・セル51は、トランジスタT1,T2と、コンデンサ
C1,C2とから成る。強誘電体メモリ・セル51は、
メモリ・セルの幅を最少にするように最適化されてい
る。メモリ・セルの幅を狭くすることによって、線CPの
抵抗が小さくなる。
メモリ・セル51のレイアウトである。強誘電体メモリ
・セル51は、トランジスタT1,T2と、コンデンサ
C1,C2とから成る。強誘電体メモリ・セル51は、
メモリ・セルの幅を最少にするように最適化されてい
る。メモリ・セルの幅を狭くすることによって、線CPの
抵抗が小さくなる。
【0037】トランジスタT1は、BIT線に結合された
ドレイン52と、ROW ENABLE線に結合されたゲートと、
コンデンサC1の導電板53に結合されたソースとを有
する。トランジスタT2は、BITBAR線に結合されたドレ
イン54と、ROW ENABLE線に結合されたゲートと、コン
デンサC2の導電板55に結合されたソースとを有す
る。コンデンサC1,C2の共通導電板56は、線CPに
結合されている。
ドレイン52と、ROW ENABLE線に結合されたゲートと、
コンデンサC1の導電板53に結合されたソースとを有
する。トランジスタT2は、BITBAR線に結合されたドレ
イン54と、ROW ENABLE線に結合されたゲートと、コン
デンサC2の導電板55に結合されたソースとを有す
る。コンデンサC1,C2の共通導電板56は、線CPに
結合されている。
【0038】強誘電体メモリ・セル51の幅は、トラン
ジスタT1,T2をメモリ・セルの中で垂直に形成する
ことにより(ドレインおよびソースが垂直方向に整列さ
れている)、縮小されている。強誘電体メモリ・セル5
1の最少幅は、トランジスタT2,T2と、素子に平行
して走るレイアウトを有するBITおよびBITBAR線とのレ
イアウトによって決定される。コンデンサC1,C2
は、BITおよびBITBAR線によって規定される強誘電体メ
モリ・セル51の境界内に導電板53,55を有して形
成されている。メモリ・セル51が隣接するメモリ・セ
ルに結合されている境界付近の導電物質を広げることに
よって、共通導電板56の抵抗を減少させている。BIT
およびBITBAR線は、BITおよびBITBAR線を共有するメモ
リ・アーキテクチャでは隣接するメモリ・セルに接する
ので(abut)、その実際の幅の半分で引かれている。
ジスタT1,T2をメモリ・セルの中で垂直に形成する
ことにより(ドレインおよびソースが垂直方向に整列さ
れている)、縮小されている。強誘電体メモリ・セル5
1の最少幅は、トランジスタT2,T2と、素子に平行
して走るレイアウトを有するBITおよびBITBAR線とのレ
イアウトによって決定される。コンデンサC1,C2
は、BITおよびBITBAR線によって規定される強誘電体メ
モリ・セル51の境界内に導電板53,55を有して形
成されている。メモリ・セル51が隣接するメモリ・セ
ルに結合されている境界付近の導電物質を広げることに
よって、共通導電板56の抵抗を減少させている。BIT
およびBITBAR線は、BITおよびBITBAR線を共有するメモ
リ・アーキテクチャでは隣接するメモリ・セルに接する
ので(abut)、その実際の幅の半分で引かれている。
【0039】図5は、メモリ・セル行およびメモリ・セ
ル列のレイアウトを示す、メモリ・セル・アレイ61の
レイアウトの一部である。メモリ・セル・アレイ61の
メモリ・セルは、図4におけるメモリ・セル51のレイ
アウトに対応する。メモリ・セル列の一部は、メモリ・
セル62,63,64を含む。メモリ・セル行の一部
は、メモリ・セル65,63,66を含む。図5が示す
のは、図3に示すようなBITおよびBITBAR線を共有する
メモリ・アーキテクチャにおいて、いかにしてメモリ・
セルが互いに配置されているか(tile)である。
ル列のレイアウトを示す、メモリ・セル・アレイ61の
レイアウトの一部である。メモリ・セル・アレイ61の
メモリ・セルは、図4におけるメモリ・セル51のレイ
アウトに対応する。メモリ・セル列の一部は、メモリ・
セル62,63,64を含む。メモリ・セル行の一部
は、メモリ・セル65,63,66を含む。図5が示す
のは、図3に示すようなBITおよびBITBAR線を共有する
メモリ・アーキテクチャにおいて、いかにしてメモリ・
セルが互いに配置されているか(tile)である。
【0040】メモリ・セル62,63,64は、メモリ
・セル・アレイ61内では垂直方向に整列されて、1本
の列を形成する。メモリ・セル62,63,64は、各
々その列のBITおよびBITBAR線に結合されている。
・セル・アレイ61内では垂直方向に整列されて、1本
の列を形成する。メモリ・セル62,63,64は、各
々その列のBITおよびBITBAR線に結合されている。
【0041】メモリ・セル65,63,66,67はメ
モリ行を形成する。行イネーブル線を共有する1本の行
のメモリ・セルは互いに整列されている。例えば、メモ
リ・セル65,66は互いに水平方向に整列されてお
り、メモリ・セル63,67も互いに整列されている。
好適実施例では、隣接するトランジスタはずらされてお
り、メモリ・セル行の上部に近い行イネーブル線Aと、
メモリ・セル行の下部に近い行イネーブル線Bとを有す
る。各メモリ・セルは隣接するメモリ・セルと接してお
り、隣接するメモリ・セルはBITまたはBITBAR線を共有
する。線CPは、メモリ・セル行にわたって、行イネーブ
ル線A,B間の中央に結合されている。
モリ行を形成する。行イネーブル線を共有する1本の行
のメモリ・セルは互いに整列されている。例えば、メモ
リ・セル65,66は互いに水平方向に整列されてお
り、メモリ・セル63,67も互いに整列されている。
好適実施例では、隣接するトランジスタはずらされてお
り、メモリ・セル行の上部に近い行イネーブル線Aと、
メモリ・セル行の下部に近い行イネーブル線Bとを有す
る。各メモリ・セルは隣接するメモリ・セルと接してお
り、隣接するメモリ・セルはBITまたはBITBAR線を共有
する。線CPは、メモリ・セル行にわたって、行イネーブ
ル線A,B間の中央に結合されている。
【0042】以上の説明から、強誘電体メモリ・アレイ
・アーキテクチャが提供されたことは明らかであろう。
本発明によるメモリ・アレイ・アーキテクチャおよび方
法は、隣接するメモリ・セル列でBITまたはBITBAR線を
共有することを含む。各メモリ・セル行に2本のイネー
ブル線を設けることによって、競合問題は避けられる。
イネーブル線は交互のセルに結合されるので、隣接する
2本のメモリ・セル列が同時にイネーブルされることは
決して起こらない。各リードおよびライトの間メモリ行
内の半分のメモリセルにのみアクセスすることにより、
メモリ・アレイの耐久度も向上する。このメモリ・アレ
イ・アーキテクチャは、小型化されしかも高密度化され
たメモリ・アレイを生成するので、各ウエハ上にはより
多くのメモリの形成が可能となる。メモリ行の幅は大幅
に狭くなるため、CP線の抵抗が小さくなる。各CP線の遅
延が減少しサイクル時間の短縮が可能になるので、メモ
リはより高い速度で動作することができる。このCP線、
およびメモリ・セル行当たり1本以上の行イネーブル線
を用いることの双方により、電力消費が低減される。
・アーキテクチャが提供されたことは明らかであろう。
本発明によるメモリ・アレイ・アーキテクチャおよび方
法は、隣接するメモリ・セル列でBITまたはBITBAR線を
共有することを含む。各メモリ・セル行に2本のイネー
ブル線を設けることによって、競合問題は避けられる。
イネーブル線は交互のセルに結合されるので、隣接する
2本のメモリ・セル列が同時にイネーブルされることは
決して起こらない。各リードおよびライトの間メモリ行
内の半分のメモリセルにのみアクセスすることにより、
メモリ・アレイの耐久度も向上する。このメモリ・アレ
イ・アーキテクチャは、小型化されしかも高密度化され
たメモリ・アレイを生成するので、各ウエハ上にはより
多くのメモリの形成が可能となる。メモリ行の幅は大幅
に狭くなるため、CP線の抵抗が小さくなる。各CP線の遅
延が減少しサイクル時間の短縮が可能になるので、メモ
リはより高い速度で動作することができる。このCP線、
およびメモリ・セル行当たり1本以上の行イネーブル線
を用いることの双方により、電力消費が低減される。
【0043】これまで本発明の具体的な実施例について
示し記載してきたが、当業者には更に他の変更や改良が
想起されよう。本発明はこれら特定形態に限定されるの
ではないことは理解すべきであり、本発明の精神および
範囲から逸脱しない全ての変更は、特許請求の範囲に含
まれることを意図するものである。
示し記載してきたが、当業者には更に他の変更や改良が
想起されよう。本発明はこれら特定形態に限定されるの
ではないことは理解すべきであり、本発明の精神および
範囲から逸脱しない全ての変更は、特許請求の範囲に含
まれることを意図するものである。
【図1】強誘電体メモリ・セルの構成図。
【図2】各メモリ・セル列に対して別個のBITおよびBIT
BAR線を有する強誘電体メモリ・セル・アレイの従来技
術のブロック図。
BAR線を有する強誘電体メモリ・セル・アレイの従来技
術のブロック図。
【図3】本発明による、共有BITおよびBITBAR線を有す
る強誘電体メモリ・セル・アレイのブロック図。
る強誘電体メモリ・セル・アレイのブロック図。
【図4】本発明による、BITまたはBITBAR線を隣接する
メモリ・セルと共有する強誘電体メモリ・セルのレイア
ウトを示す図。
メモリ・セルと共有する強誘電体メモリ・セルのレイア
ウトを示す図。
【図5】本発明による、メモリ・セル列およびメモリ・
セル行を示すレイアウト図。
セル行を示すレイアウト図。
11,33,34 メモリ・セル 31 強誘電体メモリ・セル・アレイ 32 メモリ回路 33,34 メモリ・セル 41 強誘電体メモリ・セル・アレイ 42 メモリ回路 51 強誘電体メモリ・セル 52 ドレイン 53 導電板 55 導電板 56 共通導電板 61 メモリ・セル・アレイ 62,63,64,65,66,67 メモリ・セル T1,T2 トランジスタ C1,C2 コンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】複数のメモリ・セル行および複数のメモリ
・セル列に配列された複数のメモリ・セルから成る強誘
電体メモリ・アレイ(41)であって:前記複数のメモ
リ・セル列の隣接するメモリ・セル列はBIT線を共有す
ることを特徴とする強誘電体メモリ(41)。 - 【請求項2】メモリ・アレイ(41)を形成する方法で
あって:複数のメモリ・セルを設ける段階;前記複数の
メモリ・セルを、複数のメモリ・セル列と複数のメモリ
・セル行とを有するように配列する段階;および隣接す
るメモリ・セル列間でBIT線を共有することにより前記
隣接するメモリ・セル列のメモリ・セルを前記BIT線に
結合する段階;から成ることを特徴とする方法。 - 【請求項3】複数のメモリ・セル行と複数のメモリ・セ
ル列に配列された複数のメモリ・セルから成るメモリ・
アレイ・アーキテクチャであって:各メモリ・セル行は
1本以上の行イネーブル線を含み、1回のリードまたは
ライト動作においてアクセスされるメモリ・セル数を減
少させることを特徴とするメモリ・アレイ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/433,880 US5619447A (en) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | Ferro-electric memory array architecture and method for forming the same |
US433880 | 1995-05-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08315584A true JPH08315584A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=23721900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8127649A Pending JPH08315584A (ja) | 1995-05-02 | 1996-04-25 | 強誘電体メモリ・アレイ装置およびその形成方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5619447A (ja) |
EP (1) | EP0741388B1 (ja) |
JP (1) | JPH08315584A (ja) |
DE (1) | DE69615441T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6870754B2 (en) | 2002-11-12 | 2005-03-22 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Ferroelectric memory |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69630773D1 (de) * | 1996-04-11 | 2003-12-24 | St Microelectronics Srl | Multiblockspeicher |
US6028783A (en) * | 1997-11-14 | 2000-02-22 | Ramtron International Corporation | Memory cell configuration for a 1T/1C ferroelectric memory |
US6157979A (en) * | 1998-03-14 | 2000-12-05 | Advanced Technology Materials, Inc. | Programmable controlling device with non-volatile ferroelectric state-machines for restarting processor when power is restored with execution states retained in said non-volatile state-machines on power down |
JP4726292B2 (ja) * | 2000-11-14 | 2011-07-20 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 薄膜磁性体記憶装置 |
US20030053330A1 (en) * | 2001-09-13 | 2003-03-20 | Uniram Technology, Inc. | Dual capacitor dynamic random access memory cell |
US11061646B2 (en) * | 2018-09-28 | 2021-07-13 | Intel Corporation | Compute in memory circuits with multi-Vdd arrays and/or analog multipliers |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4873664A (en) * | 1987-02-12 | 1989-10-10 | Ramtron Corporation | Self restoring ferroelectric memory |
JP2600304B2 (ja) * | 1988-06-30 | 1997-04-16 | 三菱電機株式会社 | 半導体記憶装置とこれを用いたデータパス |
US5224069A (en) * | 1989-07-06 | 1993-06-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ferroelectric capacitor memory circuit MOS setting and transmission transistors |
JPH05151778A (ja) * | 1991-06-05 | 1993-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | スタテイツクランダムアクセスメモリおよびその制御方法 |
US5345414A (en) * | 1992-01-27 | 1994-09-06 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor memory device having ferroelectric film |
US5276650A (en) * | 1992-07-29 | 1994-01-04 | Intel Corporation | Memory array size reduction |
CA2141860A1 (en) * | 1992-09-03 | 1994-03-17 | Albert W. Vinal | Coincident activation of pass transistors in a random access memory |
KR970000870B1 (ko) * | 1992-12-02 | 1997-01-20 | 마쯔시다덴기산교 가부시기가이샤 | 반도체메모리장치 |
JPH07296589A (ja) * | 1994-04-21 | 1995-11-10 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
-
1995
- 1995-05-02 US US08/433,880 patent/US5619447A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-04-25 JP JP8127649A patent/JPH08315584A/ja active Pending
- 1996-04-29 EP EP96106735A patent/EP0741388B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-04-29 DE DE69615441T patent/DE69615441T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6870754B2 (en) | 2002-11-12 | 2005-03-22 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Ferroelectric memory |
US6999336B2 (en) | 2002-11-12 | 2006-02-14 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Ferroelectric memory |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0741388A2 (en) | 1996-11-06 |
EP0741388B1 (en) | 2001-09-26 |
DE69615441T2 (de) | 2002-07-11 |
US5619447A (en) | 1997-04-08 |
EP0741388A3 (en) | 1997-07-02 |
DE69615441D1 (de) | 2001-10-31 |
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