JPH08315418A - 光記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光記録媒体及びその製造方法

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JPH08315418A
JPH08315418A JP7138637A JP13863795A JPH08315418A JP H08315418 A JPH08315418 A JP H08315418A JP 7138637 A JP7138637 A JP 7138637A JP 13863795 A JP13863795 A JP 13863795A JP H08315418 A JPH08315418 A JP H08315418A
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JP7138637A
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Yuuki Nakamura
有希 中村
Yujiro Kaneko
裕治郎 金子
Koji Deguchi
浩司 出口
Katsuyuki Yamada
勝幸 山田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐環境性、信頼性にすぐれ、多数回の繰り返
し使用が可能な相変化形光記録媒体を提供する。 【構成】 記録を担う物質の相変化により記録消去を行
い、記録再生にEFM変調方式を用いる光記録媒体にお
いて、基板の光入射面に保護被膜を有することを特徴と
する。この光記録媒体では、その記録層の構成元素が、
主にAg、In、Te、Sbであり、それぞれの組成比
α、β、γ、δ(原子%)が、 0<α≦30、 0<β≦30、 10≦γ≦50、 10≦δ≦80、及び α+β+γ+δ=100 であるものが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録媒体及びその製造
方法に関し、詳しくは光ビームを照射することにより記
録層材料に相変化を生じさせ、情報の記録、再生を行
い、かつ、書き換えが可能である情報記録媒体(光記録
媒体)とその光記録媒体の製造方法に関するものであ
り、光メモリー関連機器、特に書き換え可能なコンパク
トディスク(CD)に応用される。
【0002】
【従来の技術】電磁波、特にレーザービームの照射によ
る情報の記録、再生及び消去可能な光メモリー媒体の一
つとして、結晶−非結晶相間、あるいは結晶−非結晶相
間の転移を利用する、いわゆる相変化形記録媒体がよく
知られている。特に光磁気メモリーでは困難な単一ビー
ムによるオーバーライトが可能であり、ドライブ側の光
学系もより単純であることなどから、最近その研究開発
が活発になっている。
【0003】その代表的な例として、USP35304
41に開示されているように、Ge−Te、Ge−Te
−Sn、Ge−Te−S、Ge−Se−S、Ge−Se
−Sb、Ge−As−Se、In−Te、Se−Te、
Se−Asなどのいわゆるカルコゲン系合金材料があげ
られる。また安定性、高速結晶化などの向上を目的に、
Ge−Te系にAu(特開昭61−219692号)、
SnおよびAu(特開昭61−270190号)、Pd
(特開昭62−19490号)などを添加した材料の提
案や、記録/消去の繰り返し性能向上を目的に、Ge−
Te−Se−Sb、Ge−Te−Sbの組成比を特定し
た材料(特開昭62−73438号、特開昭63−22
8433号)の提案などもなされている。
【0004】しかしながら、そのいずれもが相変化形書
換可能光メモリー媒体として要求される諸特性のすべて
を満足しうるものとはいえない。特に記録感度、消去感
度の向上、オーバーライト時の消し残りによる消去比低
下の防止、ならびに記録部、未記録部の長寿命化が解決
すべき最重要課題となっている。
【0005】また、特開昭63−251290号には結
晶状態が実質的に三元以上の多元化合物単相からなる記
録層を具備した記録媒体が提案されている。ここで「実
質的に三元以上の多元化合物単相」とは三元以上の化学
量論組成を持った化合物(例えばIn3SbTe2)を記
録中層に90原子%以上含むものとされている。このよ
うな記録層を用いることにより記録、消去特性の向上が
はかれるとしている。しかしながら消去比が低い、記録
消去に要するレーザーパワーが未だ十分に低減されてい
ないなどの欠点を有している。
【0006】更に、特開平1−277338号には(S
aTe1-a1-YY(ここで0.4≦a<0.7、Y≦
0.2であり、MはAg、Al、As、Au、Bi、C
u、Ga、Ge、In、Pb、Pt、Se、Si、Sn
及びZnからなる群から選ばれる少なくとも1種であ
る。)で表される組成の合金からなる記録層を有する光
記録媒体が提案されている。この系の基本はSb2Te3
であり、Sb過剰にすることにより、高速消去、繰り返
し特性を向上させ、Mの添加により高速消去を促進させ
ている。加えて、DC光による消去率も大きいとしてい
る。しかし、この文献にはオーバーライト時の消去率は
示されておらず(本発明者らの検討結果では消し残りが
認められた)、記録感度も不十分である。
【0007】同様に、特開昭60−177446号公報
では記録層に(In1-XSbX)1-YMY(0.55≦X≦0.
80、0≦Y≦0.20であり、MはAu、Ag、C
u、Pb、Pt、Al、Si、Ge、Ga、Sn、T
e、Se、Biである。)なる合金を用い、また、特開
昭63−228433号公報では記録層にGeTe−S
2Te3-Sb(過剰)なる合金を用いているが、いずれ
も感度、消去比等の特性を満足するものではない。
【0008】これまでみてきたように、光記録媒体にお
いては、特に記録感度、消去感度の向上、オーバーライ
ト時の消し残りによる消去比低下の防止、ならびに記録
部、未記録部の長寿命化が解決すべき最重要課題となっ
ている。
【0009】一方、近年CD(コンパクトディスク)の
急速な普及に伴い、一回だけの書き込みが可能な追記型
コンパクトディスク(CD−R)が開発され、市場に普
及され始めた。しかし、CD−Rでは書き込み時に一度
でも失敗すると修正不可能なためそのディスクは使用不
能となってしまい、廃棄せざるを得ない。したがって、
その欠点を補える書換可能なコンパクトディスクの実用
化が待望されていた。研究開発された一つの例として、
光磁気ディスクを利用した書換可能なコンパクトディス
クがあるが、オーバーライトの困難さや、CD−RO
M、CD−Rとの互換がとりにくい等といった欠点を有
するため、原理的に互換性確保に有利な相変化形光ディ
スクの実用化開発が活発化してきた。
【0010】相変化形光ディスクを用いた書換可能なコ
ンパクトでの研究発表例としては、古池(他):第4回
相変化記録研究会シンポジウム講演予稿集,70(19
92)、神野(他):第4回相変化記録研究会シンポジ
ウム講演予稿集,76(1992)、川西(他):第4
回相変化記録研究会シンポジウム講演予稿集,82(1
992)、T.Handa(et al):Jpn.
J.Appl.Phys.32(1993)5226、
米田(他):第5回相変化記録研究会シンポジウム講演
予稿集,9(1993)、富永(他):第5回相変化記
録研究会シンポジウム講演予稿集,5(1993)のよ
うなものがあるが、いずれもCD−Rとの互換性確保、
記録消去性能、記録感度、書き換えの繰り返し可能回
数、再生回数、保存安定性等、総合性能を充分満足させ
るものではなかった。それらの欠点は、主に記録材料の
組成、構造に起因する消去比の低さに因るところが大き
かった。これらの事情から消去比が高く、高感度の記
録、消去に適する相変化形記録材料の開発、さらには高
性能で書換可能な相変化形コンパクトディスクが望まれ
ていた。
【0011】本発明者等は、それらの欠点を見事に解決
する新材料として、AgTeSbTe系記録材料を見い
だし開示してきた。その代表例としては、特開平4−7
8031号、特願平4−123551号、H.Iwas
aki(et al):pn.J.Appl.Phy
s.31(1992)461、井手(他):第3回相変
化記録研究会シンポジウム講演予稿集,102(199
1)、H.Iwasaki(et al):pn.J.
Appl.Phys.32(1993)5241等があ
げられる。これらの開示技術により、極めて優れた性能
を有する相変化形光ディスクを獲得できることは、既に
明らかであったが、CD−Rとの互換性確保等、上記総
合性能を完璧に満足し、新たに市場を形成しえるに足る
相変化形光ディスクの作成技術を完成させるためには尚
一層の努力が望まれていた。さらに、書き換え可能な光
記録媒体は、CD−Rと比較して、1枚のディスクの使
用期間が長く、使用回数がはるかに多いため、耐環境性
(耐候性、耐光性、耐湿性、耐擦傷性など)、信頼性の
高いものが要求される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の実状
に鑑みてなされたものであり、第1の目的はEFM変調
で記録再生する光記録媒体ので特性を改善し、耐環境、
耐擦傷性及び信頼性を向上させることであり、第2の目
的は生産性に優れた光記録媒体の及びその製造方法を提
供することであり、第3の目的は書き換え可能な相変化
光記録媒体に最適な記録層の組成を提供することであ
り、第4の目的は薄膜でもピンホールなどの欠陥の少な
い光記録媒体及びその製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、光記録媒
体及びその作成方法について鋭意研究を重ねた結果、前
記課題に対処する光記録媒体及びその作成方法を見出し
た。すなわち、本発明によれば、(1)記録を担う物質
の相変化により記録消去を行い、記録再生にEFM変調
方式を用いる光記録媒体において、基板の光入射面に保
護被膜を有することを特徴とする光記録媒体、(2)前
記(1)において保護被膜の膜厚が30nm以上50μ
m以下であることを特徴とする相変化形光記録媒体、
(3)前記(1)において記録・再生時に用いる光源の
波長は、保護被膜の屈折率n1が基板の屈折率n2より小
さいことを特徴とする相変化形光記録媒体、(4)前記
(1)において保護被膜の表面抵抗が1×1015Ω以下
であることを特徴とする相変化形光記録媒体、(5)前
記(1)において保護被膜の表面硬度がB以上であるこ
とを特徴とする相変化形光記録媒体、(6)前記(1)
において保護被膜の表面粗さが10nm以下であること
を特徴とする相変化形光記録媒体、(7)前記(1)の
保護被膜が紫外線硬化樹脂を塗布し硬化させたものであ
ることを特徴とする相変化形光記録媒体及びその製造方
法、(8)前記(7)において紫外線硬化樹脂の粘度が
5cp以上300cp以下であることを特徴とする相変
化形光記録媒体及びその製造方法、(9)前記(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)又は
(8)における記録層の構成元素が、主にAg、In、
Te、Sbであり、それぞれの組成比α、β、γ、δ
(原子%)が、 0<α≦30、 0<β≦30、 10≦γ≦50、 10≦δ≦80、及び α+β+γ+δ=100 であることを特徴とする相変化形記録媒体、(10)前
記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は(9)
の保護被膜が気相成長法により制作されてあることを特
徴とする相変化形記録媒体の製造方法、(11)前記
(10)において保護被膜が硬質炭素からなることを特
徴とする相変化形記録媒体及びその製造方法、が提供さ
れる。
【0014】以下、本発明をさらに詳細に説明する。A
g、In、Te、Sbを含む4元素の相変化形光記録材
料を主成分として含有する材料は、記録(アモルファス
化)感度、消去(結晶化)感度・速度、及び消去比が極
めて良好なため、記録層の材料として適している。良好
なディスク特性が得られる記録層組成は前記(9)に記
述の通りである。
【0015】本発明において、記録層の組成は記録膜を
蛍光X線により測定して得られる値を用いたが、その他
にもX線マイクロアナリシス、ラザフォード後方散乱、
オージェ電子分光、発光分析等の分析法が考えられる。
その場合は、蛍光X線で得られる値との校正をする必要
がある。記録層中に含まれる物質の観測はX線回折また
は電子線回折等が適している。すなわち結晶状態の判定
として、電子線回折像でスポット状及至デバイリング状
のパターンが観測される場合には結晶状態、リング状の
パターン乃至ハローパターンが観測される場合には非結
晶(アモルファス)状態とする。結晶子径はX線回折ピ
ークの半値幅からシェラーの式を用いて求めることがで
きる。さらに、記録層中の化学結合状態、例えば酸化
物、窒化物の分析には、FT−IR、XPS等の分析手
法が有効である。
【0016】本発明の記録層の膜厚としては100〜1
000Å、好適には150〜700Åとするのがよい。
100Åより薄いと光吸収性が著しく低下し、記録層と
しての役割を果たさなくなる。また1000Åより厚い
と高速で均一な相変化が起こりにくくなる。
【0017】ターゲット中に、主にSb、及び/又はカ
ルコパイライト構造を有する化学量論組成及び/又はそ
れに近い組成のAgInTe2が存在することにより、
薄膜記録層を設置した後、適切な処理(初期化)を行
い、例えば1991年秋期第3回相変化記録研究会シン
ポジウム講演予稿集p102やJapanese Jo
urnal of Applied Physics
Vol.32(1993)pp.5241−5247に
あるような微結晶相AgSbTe2とアモルファス相と
の混相状態を得ることができる。この混相状態を記録層
の未記録状態として設けることによりにより、消去比が
高く低パワーで記録・消去の繰り返しが可能な光情報記
録媒体を得ることが可能となる。
【0018】カルコパイライト構造を有する化学量論組
成及び/又はそれに近い組成のAgInTe2の結晶子
粒径は、例えばターゲットを粉砕しX線回折で得られる
メインピーク(X線源Cu、λ≒1.54Åの場合、約
24.1°)の線幅より計算することができる。計算に
際しては充分に結晶子径の大きな基準サンプルで線幅の
構成を行う必要がある。AgInTe2の結晶子粒径が
450Å以上の場合には、薄膜記録層を設置した後、適
切な処理を施しても安定な記録消去を行うことができる
混相状態を得ることが困難となる。
【0019】スパッタリング前の背圧pは3×10-7
p≦5×10-6Torrであることが望ましい。この範
囲内で膜中に適当な不連続相(バリア)ができ、AgI
nTe2とSbとのアモルファス相から微結晶AgIn
Te2とアモルファス相との混相状態を得やすくなる。
また、スパッタリング時のガスにアルゴンガスに窒素ガ
スを0mol%以上10mol%以下混合したガスを用
いることで窒素量に応じて、ディスク回転の線速、層構
成等、ディスクの使用条件に最も適した記録層を得るこ
とができる。また、窒素ガスとアルゴンガスとの混合ガ
スをもちいることにより繰り返し記録消去の耐久性も向
上する。混合ガスは所望のモル比であらかじめ混合した
ガスを用いても、チャンバー導入時に所望のモル比にな
るよう流量をそれぞれ調整してもよい。
【0020】更に、本発明の記録層材料には更なる性能
向上、信頼性向上等を目的に他の元素や不純物を添加す
ることができる。一例としては、特開平4−1488号
に記載されている元素やO,S,Se,Al,Ti,
V,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,S
n,Pd,Pt,Au等が好ましい例としてあげられ
る。
【0021】添付の図1は本発明の代表的な構成例を示
すものであり、基板1上に第1の誘電体層(耐熱性保護
層)2、記録層3、第2の誘電体層(耐熱性保護層)
4、反射放熱層5が設けられており、基板1の反対面に
は保護被膜6が設けられている。耐熱性保護層2、4は
かならずしも記録層3の両側共に設ける必要はないが、
基板1がポリカーボネート樹脂のように耐熱性が低い材
料の場合には耐熱性保護層2を設けることが望ましい。
【0022】基板1の材料は通常ガラス、セラミクス、
あるいは樹脂であり、樹脂基板が成形性、コストの点で
好適である。樹脂の代表例としてはポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、
アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコン系樹脂、フッ素
系樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂などがあげられる
が、加工性、光学特性などの点でポリカーボネート樹
脂、アクリル系樹脂が好ましい。また基板1の形状とし
ては、ディスク状、カード状あるいはシート状であって
もよい。
【0023】耐熱性保護層2、4の材料としては、Si
O、SiO2、ZnO、SnO2、Al23、TiO2
In23、MgO、ZrO2などの金属酸化物、Si3
4、AlN、TiN、BN、ZrNなどの窒化物、Zn
S、In23、TaS4などの硫化物、SiC、Ta
C、B4C、WC、TiC、ZrCなどの炭化物やダイ
ヤモンド状カーボンあるいはそれらの混合物が挙げられ
る。これらの材料は単体で保護層とすることもできる
が、お互いの混合物としてもよい。また、必要に応じて
不純物を含んでいてもよい。但し耐熱性保護層2、4の
融点は記録層3の融点よりも高いことが必要である。こ
のような耐熱性保護層2、4は各種気相成長法、たとえ
ば真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマCVD法、
光CVD法、イオンプレーティング法、電子ビーム蒸着
法などによって形成できる。
【0024】第1の誘電体層(耐熱性保護層)2の膜厚
としては1000〜2500Å、好適には1200〜2
300Åとするのがよい。1000Åよりも薄くなると
耐熱性保護層としての機能をはたさなくなり、逆に25
00Åよりも厚くなると感度の低下をきたしたり、界面
剥離を生じやすくなる。また必要に応じて保護層を多層
化することもできる。第2の誘電体層(耐熱性保護層)
4の膜厚としては100〜1500Å、好適には150
〜1000Åとするのがよい。100Åよりも薄くなる
と耐熱性保護層としての機能をはたさなくなり、逆に1
500Åよりも厚くなると1.2〜5.6m/sの範囲
の所謂低線速領域で使用した場合、C/Nや消去比の低
下、Jitterの上昇等を生じ良好な特性が得られな
くなる。界面剥離を生じやすくなり、繰り返し記録性能
も低下する。また必要に応じて保護層を多層化すること
もできる。
【0025】反射放熱層5としては、Al、Au、A
g、Cu、Cr、Ti、Ni、Ta、Moなどの金属材
料、あるいはSi、Geなどの半導体、またはそれらの
合金を用いることができる。反射放熱層5は必ずしも必
要ではないが、過剰な熱を放出しディスクへの熱負担を
軽減するために設けるほうが望ましい。このような反射
放熱層は各種気相成長法、例えば真空蒸着法、スパッタ
リング法、プラズマCVD法、光CVD法、イオンプレ
ーティング法、電子ビーム蒸着法などによって形成でき
る。反射放熱層の膜厚としては300〜1500Å、好
適には500〜1300Åとするのがよい。
【0026】本発明の光記録媒体に用いる記録層の処理
(初期化)、記録、再生及び消去に用いる電磁波として
はレーザー光、電子線、X線、紫外線、可視光線、赤外
線、マイクロ波など種々のものが採用可能である。特に
記録、再生及び消去に用いる電磁波としては、ドライブ
に取り付ける際小型でコンパクトな半導体レーザーが最
適である。
【0027】保護被膜6としては、記録再生に用いる光
を透過する材料であればよく、無機物、有機物を問わな
い。無機物ではSiO、SiO2、ZnO、SnO2、A
23、TiO2、In23、MgO、ZrO2などの金
属酸化物、Si34、AlN、TiN、BN、ZrNな
どの窒化物、ZnS、In23、TaS4などの硫化
物、SiC、TaC、B4C、WC、TiC、ZrCな
どの炭化物や硬質炭素あるいはそれらの混合物があげら
れる。有機物では各種樹脂を塗布、硬化させたものが好
適に用いられる。樹脂の代表例としてはポリカーボネー
ト樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン系樹脂、フ
ッ素系樹脂、ABS系樹脂、ウレタン樹脂などがあげら
れる。これらの材料は単体で保護被膜6とすることがで
きるが、お互いの混合物としてもよい。
【0028】このような保護被膜6は各種気相成長法、
例えば真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマCVD
法、光CVD法、プラズマ重合法、イオンプレーティン
グ法などによって形成できる。特に硬質炭素は成膜条件
によって物性が広範囲に制御できるため設計の自由度が
大きい。硬質でしかも厚膜にできるため機械的損傷を受
け難くまた厚膜化によるピンホールの減少も期待でき
る。室温付近の低温においても良質の膜を形成できるの
で、基板材料に制約がないなどの特徴を有し保護被膜と
して好適である。硬質炭素膜は、炭素及び水素原子を主
な組織形成元素として非晶質及び微結晶の少なくとも一
方を含む膜でi−C膜、ダイヤモンド状炭素、アモルフ
ァスダイヤモンド膜とも呼ばれる。硬質炭素膜を得るに
は有機化合物、特に炭化水素の気体をプラズマ、熱、光
などで分解、活性化し、基板上に堆積させることができ
る。
【0029】樹脂を保護被膜に用いる場合は、スクリー
ン印刷、平板オフセット印刷、凸版印刷、凹版印刷など
の印刷法、あるいはディップ、スプレー、スピン塗布な
どの塗布法を用いることができる。このようにして塗布
した樹脂を光、熱、放射線などで反応、あるいは乾燥硬
化させ被膜を得る。
【0030】保護被膜6の膜厚は基板全面に均一に形成
されていればよいが、好ましくは気相成長法で作成する
場合は30nm以上の膜厚が必要である。それ以下で
は、ピンホールが生じやすい。さらに0.1μm以上で
はガス及び水蒸気透過性が著しく低下し、より好適であ
る。しかし20μm以上の膜厚は成膜に要するタクトが
増加し生産効率が低下する。また界面剥離が生じやすく
なるため好ましくない。樹脂を保護被膜6に用いる場合
は、各種印刷及び塗布法で100nm以下の膜厚に均一
に形成するのは困難であるが、1μmから数10μmの
膜厚に被膜を形成するのは容易である。しかし光透過率
が低下するため50μm以下が好ましく、感度が低下す
るため30μm以下がより好適である。
【0031】保護被膜6の屈折率n1は記録・再生に用
いる照射光源の波長において基板の屈折率n2より小さ
くすることによって、同じ基板、同じ光源と光学系を使
っても図2のように記録膜上のビーム系が小さくなるた
めにジッタが減少し、エラーレートも小さくなる。保護
被膜の表面抵抗は小さいほど静電気による埃の付着は少
ないが、通常ガラスや樹脂の表面抵抗は基板厚1mmで
1016から1018Ωであるから、保護被膜の表面抵抗は
1015Ω以下、好ましくは1013Ω以下であると埃の付
着量が非常に減少し、エラーレートが減少する。
【0032】保護被膜として紫外線硬化樹脂を用いる
と、短時間で硬化反応するため、硬化時にごみ等が付着
することが無く、高歩溜まりで生産することができる。
また塗布法についてはスピナー塗布が最も均一な膜厚に
形成できる方法であるが紫外線硬化樹脂の粘度が5cp
以下であるとスピナー回転数が1000rpm以下の不
安定な領域で塗布しなければならず、また300cp以
上であるとスピナーの回転数が6000rpm以上の高
負荷な条件で回転させなければならないため実用的では
ない。
【0033】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に説明
する。但しこれらの実施例は本発明をなんら制限するも
のではない。
【0034】
【実施例】
実施例1〜16、比較例1〜8 表1にカルコパイライト構造を有する化学量論組成及び
/又はそれに近い組成のAgInTe2が存在するスパ
ッタリングターゲットの組成、及びそれらを用いた場合
のディスク特性を示す。幅0.5μm、深さ600Åで
トラックピッチ1.6μmのグループが形成されている
ポリカーボネートディスク基板の光入射面に、紫外線硬
化樹脂である三菱レイヨン社製ダイヤビームMH−71
78(粘度80cp)をスピナー回転数4000回転で
塗布し、120W/cmの高圧水銀ランプで30秒間紫
外線を照射し硬化させた。得られた保護被膜の厚さは8
μm、屈折率は1.5、可視光透過率は90%以上であ
った。それぞれの記録層に最適な層構成で第1の誘電体
層(下部保護層)、記録層、第2の誘電体層(上部保護
層)、合金層(反射放熱層)、UV樹脂コート層(環境
保護層)を設置した。
【0035】回転線速度は1.2〜5.6m/sの範囲
内で各々のディスクに最適な線速で測定(記録再生)
し、信号変調方式はEFM変調方式を用い、レーザー記
録時には照射するレーザーパルスをマルチパルス化して
記録した。半導体レーザーの波長は780nm、対物レ
ンズのNAは0.5である。表1のディスク特性の欄の
評価値は、レベル3が最も良好な特性を示す記録層組成
であることを表し、レベル2は良好な特性を示す記録層
組成であることを表し、レベル1は良好な特性を有する
ディスクが得られなかった記録層組成であることを示
す。Ag、In、Te、Sbそれぞれの記録層組成とし
ては、0<α≦30、0<β≦30、10≦γ≦50、
10≦δ≦80、α+β+γ+δ=100であるとき良
好なディスク特性が得られていることが分かる(実施例
1〜16、比較例1〜8)。また保護被膜のない同じ作
成条件のディスクと比較して感度が向上した(図2)。
またジッタが相対的に5〜10%減少し(図3)、表面
粗さが小さいために光入射面での乱反射が低減され、絶
対反射率が約2%向上するなど、ディスク特性が改善さ
れた。なお、図2及び図3で塗りつぶしてあるのは保護
被膜のないものを表わし、塗りつぶしてないのは保護被
膜のあるものを表わしている。さらに表面抵抗は5×1
12Ωであるため、基板へのゴミの付着が少なく、ポリ
カーボネート基板より表面硬度が高いため傷がつきにく
く、長期の使用によってもエラーが少なく、信頼性の高
いものであった。
【0036】
【表1】
【0037】実施例17 実施例1と同じ基板に保護被膜としてプラズマCVD法
により硬質炭素膜を100nmの厚さに堆積させた以外
は実施例1と同様にしてディスクを作成し評価したとこ
ろ、ディスク特性は保護被膜の無いものと同等の特性が
得られた。硬質炭素膜の表面粗さは5nm以下であり、
表面硬度は4H以上、表面抵抗は2×1014Ωであるた
め、信頼性の高いものであった。
【0038】
【発明の効果】本発明により感度、ジッタ、反射率、信
頼性の向上を達成できた。以下に請求項ごとの効果を示
す。 (1)請求項1の発明によれば、基板の光入射面に保護
被膜を設けることで、被膜なしの基板に比べ総合的に優
れた相変化形光記録媒体を提供できる。 (2)請求項2の発明によれば、保護被膜の膜厚を特定
することで感度、信頼性、生産性の優れた相変化形光記
録媒体を提供できる。 (3)請求項3の発明によれば、保護被膜の屈折率を特
定することで記録、再生、消去特性の優れた相変化形光
記録媒体を提供できる。 (4)請求項4の発明によれば、保護被膜の表面抵抗を
特定することで耐塵埃性の優れた相変化形光記録媒体を
提供できる。 (5)請求項5の発明によれば、保護被膜の表面硬度を
特定することで耐擦傷性の優れた相変化形光記録媒体を
提供できる。 (6)請求項6の発明によれば、保護被膜の表面粗さを
特定することで乱反射が抑えられ、反射率の高い相変化
形光記録媒体を提供できる。 (7)請求項7の発明によれば、保護被膜に用いる樹脂
を特定することで歩溜まりが高く、生産性に優れた相変
化形光記録媒体及びその製造方法を提供できる。 (8)請求項8の発明によれば、保護被膜に用いる樹脂
の粘度を特定することで歩溜まりが高く、生産性に優れ
た相変化形光記録媒体及びその製造方法を提供できる。 (9)請求項9の発明によれば、記録層の組成を特定す
ることで総合性能に優れた相変化形光記録媒体用の記録
層を提供できる。 (10)請求項10の発明によれば、保護被膜の作成方
法を特定することで生産性、信頼性に優れた相変化形光
記録媒体を提供できる。 (11)請求項11の発明によれば、請求項10で作成
した保護被膜の材料を限定し、さらに高性能で安定した
相変化形光記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の一例の層構成を表わした
図。
【図2】反射率のパワー依存性を表わした図。
【図3】ジッターのパワー依存性を表わした図。
【符号の説明】 1 基板 2 第1の誘電体層(下部保護層) 3 記録層 4 第2の誘電体層(上部保護層) 5 反射放熱層 6 保護被膜 7 環境保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 8721−5D G11B 7/26 531 G11B 7/26 531 7416−2H B41M 5/26 X (72)発明者 山田 勝幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録を担う物質の相変化により記録消去
    を行い、記録再生にEFM変調方式を用いる光記録媒体
    において、基板の光入射面に保護被膜を有することを特
    徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 保護被膜の膜厚が30nm以上50μm
    以下であることを特徴とする請求項1記載の相変化形光
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 記録・再生に用いる光源の波長におい
    て、保護被膜の屈折率n1が基板の屈折率n2より小さい
    ことを特徴とする請求項1記載の相変化形光記録媒体。
  4. 【請求項4】 保護被膜の表面抵抗が1×1015Ω以下
    であることを特徴とする請求項1記載の相変化形光記録
    媒体。
  5. 【請求項5】 保護被膜の表面硬度がB以上であること
    を特徴とする請求項1記載の相変化形光記録媒体。
  6. 【請求項6】 保護被膜の表面粗さが10nm以下であ
    ることを特徴とする請求項1記載の相変化形光記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 保護被膜が紫外線硬化樹脂を塗布し硬化
    させたものであることを特徴とする請求項1記載の相変
    化形光記録媒体及びその製造方法。
  8. 【請求項8】 塗布される紫外線硬化樹脂の粘度が5c
    p以上300cp以下であることを特徴とする請求項7
    記載の相変化形光記録媒体及びその製造方法。
  9. 【請求項9】 記録層の構成元素が、主にAg、In、
    Te、Sbであり、それぞれの組成比α、β、γ、δ
    (原子%)が、 0<α≦30、 0<β≦30、 10≦γ≦50、 10≦δ≦80、及び α+β+γ+δ=100 であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8記載の相変化形記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5又は9保護
    被膜が気相成長法により作製されることを特徴とする相
    変化形記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において保護被膜が硬質炭
    素からなることを特徴とする相変化形記録媒体の製造方
    法。
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