JPH08315217A - 媒体運用量予測装置と媒体運用管理装置と媒体運用量推論方法 - Google Patents
媒体運用量予測装置と媒体運用管理装置と媒体運用量推論方法Info
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- JPH08315217A JPH08315217A JP23334095A JP23334095A JPH08315217A JP H08315217 A JPH08315217 A JP H08315217A JP 23334095 A JP23334095 A JP 23334095A JP 23334095 A JP23334095 A JP 23334095A JP H08315217 A JPH08315217 A JP H08315217A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F17/00—Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
-
- G—PHYSICS
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-
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- G07D—HANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
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- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、運用金のような取引媒体の運用量
を最も妥当な量にして、取引媒体の運用効率を向上さ
せ、係員の取引媒体の補充・回収の作業負担を軽減させ
ることのできる媒体運用量予測装置または媒体運用管理
装置の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、媒体を取引処理する媒体処理
装置の媒体保有量が所定量になることに基づいて、所定
量の媒体を補充またはおよび回収する媒体運用量予測装
置または媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置
の所定稼動期間に取引処理する媒体の処理量に基づいて
最も妥当な運用量を推論する推論手段を設けることで、
運用に準備する取引媒体の量を最少量に設定することが
できることを特徴とする。
を最も妥当な量にして、取引媒体の運用効率を向上さ
せ、係員の取引媒体の補充・回収の作業負担を軽減させ
ることのできる媒体運用量予測装置または媒体運用管理
装置の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、媒体を取引処理する媒体処理
装置の媒体保有量が所定量になることに基づいて、所定
量の媒体を補充またはおよび回収する媒体運用量予測装
置または媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置
の所定稼動期間に取引処理する媒体の処理量に基づいて
最も妥当な運用量を推論する推論手段を設けることで、
運用に準備する取引媒体の量を最少量に設定することが
できることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、金融業
務において使用される自動預金支払い機のように、取引
に使用される、紙幣、硬貨、通帳、伝票、ジャーナル用
紙などの取引媒体を処理する媒体処理装置(または自動
取引処理機)において、媒体の所有量(保有量)が、例
えば残少または満杯になるときの予測、または、これら
の状況になったときに取引媒体の必要量の補充または回
収を行なって、取引媒体の運用量の予測および管理をす
るような媒体運用量予測装置と媒体運用管理装置と媒体
運用量推論方法に関する。
務において使用される自動預金支払い機のように、取引
に使用される、紙幣、硬貨、通帳、伝票、ジャーナル用
紙などの取引媒体を処理する媒体処理装置(または自動
取引処理機)において、媒体の所有量(保有量)が、例
えば残少または満杯になるときの予測、または、これら
の状況になったときに取引媒体の必要量の補充または回
収を行なって、取引媒体の運用量の予測および管理をす
るような媒体運用量予測装置と媒体運用管理装置と媒体
運用量推論方法に関する。
【0002】
【従来の技術】前述例の自動預金支払い機においては、
現金(ことに紙幣の万円札)の効率的な運用が求められ
ている。しかし、多数台の自動預金支払い機、係員用入
出金機等を設置している店舗では、各機間での取引量
(運用量)にばらつきがあり、現金切れを発生させない
ためには、多めの現金を運用金として準備するので、多
量の余剰金が生じ現金の運用効率が悪い問題点を有す
る。この余剰金を少なくするためには、各自動預金支払
い機の現金保有量を少なくして、保有量が少量で変化し
たとき、直ぐに現金の補充またはおよび回収を実行し、
この現金の補充またはおよび回収処理をこまめに実行す
ることで、多少余剰金を削減することができるが、しか
し、補充またはおよび回収処理の作業負荷が非常に大き
くなり、さらに、必要最少限の現金量が明確でないの
で、多めに運用金を準備することになり、各自動預金支
払い機内の余剰金を削減できても、店舗内には余剰金が
存在することになり、そのため、現状以上の現金の効率
的な運用が困難な問題点を有する。
現金(ことに紙幣の万円札)の効率的な運用が求められ
ている。しかし、多数台の自動預金支払い機、係員用入
出金機等を設置している店舗では、各機間での取引量
(運用量)にばらつきがあり、現金切れを発生させない
ためには、多めの現金を運用金として準備するので、多
量の余剰金が生じ現金の運用効率が悪い問題点を有す
る。この余剰金を少なくするためには、各自動預金支払
い機の現金保有量を少なくして、保有量が少量で変化し
たとき、直ぐに現金の補充またはおよび回収を実行し、
この現金の補充またはおよび回収処理をこまめに実行す
ることで、多少余剰金を削減することができるが、しか
し、補充またはおよび回収処理の作業負荷が非常に大き
くなり、さらに、必要最少限の現金量が明確でないの
で、多めに運用金を準備することになり、各自動預金支
払い機内の余剰金を削減できても、店舗内には余剰金が
存在することになり、そのため、現状以上の現金の効率
的な運用が困難な問題点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題点を解決し、運用金のような取引媒体の運用量を最も
妥当な量にして、取引媒体の運用効率を向上させ、係員
の取引媒体の補充またはおよび回収の作業負担を軽減さ
せることのできる媒体運用量予測装置または媒体運用管
理装置の提供を目的とする。
題点を解決し、運用金のような取引媒体の運用量を最も
妥当な量にして、取引媒体の運用効率を向上させ、係員
の取引媒体の補充またはおよび回収の作業負担を軽減さ
せることのできる媒体運用量予測装置または媒体運用管
理装置の提供を目的とする。
【0004】この発明の他の目的は、既に設置された自
動預金支払い機のような既存の媒体処理装置に対して、
取引媒体の運用効率の向上を図ることができる媒体運用
量予測装置の提供を目的とする。
動預金支払い機のような既存の媒体処理装置に対して、
取引媒体の運用効率の向上を図ることができる媒体運用
量予測装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の他の目的は、媒体切れが発生す
る危険率により運用量を推論することで、利用者(ユー
ザ)の所望の媒体切れ発生率を保証することのできる媒
体運用量推論方法の提供である。
る危険率により運用量を推論することで、利用者(ユー
ザ)の所望の媒体切れ発生率を保証することのできる媒
体運用量推論方法の提供である。
【0006】この発明の他の目的は、運用量を媒体の放
出量と運用マージン量(運用の余裕・安心予備量)とに
別けて推論することで、推論精度を向上させる媒体運用
量推論方法の提供である。
出量と運用マージン量(運用の余裕・安心予備量)とに
別けて推論することで、推論精度を向上させる媒体運用
量推論方法の提供である。
【0007】この発明の他の目的は、推論した運用量を
ランク別に出力することで、実績データのばらつきが大
きい場合、または、サンプルの実績データが少ない場合
でも、充分な推論ができる媒体運用量推論方法の提供で
ある。
ランク別に出力することで、実績データのばらつきが大
きい場合、または、サンプルの実績データが少ない場合
でも、充分な推論ができる媒体運用量推論方法の提供で
ある。
【0008】この発明の他の目的は、運用量の推論に対
して、パラメータをラベルとして持ち、任意にラベルを
設定することで、カレンダの設定が簡単となり、ラベル
を基本とした推論知識データになるため推論知識が分か
り易く、周辺環境や社会制度の若干の変化に対してはラ
ベルの設定を変更することにより対応でき、以前の学習
結果を無駄にすることなく、有効に利用できる媒体運用
量推論方法の提供である。
して、パラメータをラベルとして持ち、任意にラベルを
設定することで、カレンダの設定が簡単となり、ラベル
を基本とした推論知識データになるため推論知識が分か
り易く、周辺環境や社会制度の若干の変化に対してはラ
ベルの設定を変更することにより対応でき、以前の学習
結果を無駄にすることなく、有効に利用できる媒体運用
量推論方法の提供である。
【0009】この発明の他の目的は、推論した運用量に
上・下限値を設定することで、実際の運用において運用
量に制限があるとき、制限量を意識することなく推論結
果を利用できる媒体運用量推論方法の提供である。
上・下限値を設定することで、実際の運用において運用
量に制限があるとき、制限量を意識することなく推論結
果を利用できる媒体運用量推論方法の提供である。
【0010】この発明の他の目的は、運用量推論の有効
パラメータの表示および設定入力を行なうことで、その
ルールの適合度、信頼度をユーザが把握して予測(推
論)ルールの適用効果を判断し、また、その判断に基づ
いてルールを補正することで、推論精度の改善が図れる
媒体運用管理装置の提供である。
パラメータの表示および設定入力を行なうことで、その
ルールの適合度、信頼度をユーザが把握して予測(推
論)ルールの適用効果を判断し、また、その判断に基づ
いてルールを補正することで、推論精度の改善が図れる
媒体運用管理装置の提供である。
【0011】この発明の他の目的は、複数の媒体処理装
置の間の運用量を推論し、これを表示することで、各装
置の運用量推論後、各装置間の運用量を時系列に判断
し、各装置間の媒体の移動(変動)を含めた運用量が推
論でき、システム全体(例えば、店舗全体)での運用効
率の向上を図ることができる媒体運用管理装置の提供を
目的とする。
置の間の運用量を推論し、これを表示することで、各装
置の運用量推論後、各装置間の運用量を時系列に判断
し、各装置間の媒体の移動(変動)を含めた運用量が推
論でき、システム全体(例えば、店舗全体)での運用効
率の向上を図ることができる媒体運用管理装置の提供を
目的とする。
【0012】この発明のさらに他の目的は、媒体を現金
とすることで、現金の運用効率の向上を図ることのでき
る媒体運用管理装置またはその媒体運用量推論方法の提
供を目的とする。
とすることで、現金の運用効率の向上を図ることのでき
る媒体運用管理装置またはその媒体運用量推論方法の提
供を目的とする。
【0013】この発明の他の目的は、1つの店舗で運用
金のような取引媒体の運用量を最も妥当な量にして、1
店舗での取引媒体の運用効率を向上させ、係員の取引媒
体の補充またはおよび回収の作業負担を軽減させること
のできる媒体運用量推論方法の提供を目的とする。
金のような取引媒体の運用量を最も妥当な量にして、1
店舗での取引媒体の運用効率を向上させ、係員の取引媒
体の補充またはおよび回収の作業負担を軽減させること
のできる媒体運用量推論方法の提供を目的とする。
【0014】この発明の他の目的は、運用量の推論に店
舗タイプを設定入力することで、ユーザ側のシステムの
初期設定の工数が大幅に削減できる媒体運用量推論方法
の提供である。
舗タイプを設定入力することで、ユーザ側のシステムの
初期設定の工数が大幅に削減できる媒体運用量推論方法
の提供である。
【0015】この発明の他の目的は、店舗タイプを実績
データに基づいて設定するこてとで、推論精度を高める
ことのできる媒体運用量推論方法の提供である。
データに基づいて設定するこてとで、推論精度を高める
ことのできる媒体運用量推論方法の提供である。
【0016】この発明の他の目的は、1店舗の推論した
運用量の精度を判定し、これを補正できるようにするこ
とで、推論精度の向上を図ることのできる媒体運用量推
論方法の提供である。
運用量の精度を判定し、これを補正できるようにするこ
とで、推論精度の向上を図ることのできる媒体運用量推
論方法の提供である。
【0017】この発明の他の目的は、補正値またはルー
ルの設定で1店舗の運用量の補正を可能にすることで、
ユーザの補正が簡単な媒体運用量推論方法の提供であ
る。
ルの設定で1店舗の運用量の補正を可能にすることで、
ユーザの補正が簡単な媒体運用量推論方法の提供であ
る。
【0018】この発明の他の目的は、1店舗の運用量の
推論にパラメータを持たせて自動設定することで、ユー
ザの補正を容易に行なわせることができる媒体運用量推
論方法の提供である。
推論にパラメータを持たせて自動設定することで、ユー
ザの補正を容易に行なわせることができる媒体運用量推
論方法の提供である。
【0019】この発明の他の目的は、店舗に適応した運
用量を推論して効率的な媒体の運用が得られる媒体運用
管理装置の提供を目的とする。
用量を推論して効率的な媒体の運用が得られる媒体運用
管理装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、予め定められた分類に応じた取引媒体運用量
予測ルールを記憶する手段と、前記分類を特定する手段
と、前記特定された分類に応じた取引媒体運用量予測ル
ールにしたがって取引媒体運用量を予測する手段とを備
え、前記取引媒体運用量予測ルールにしたがって所定期
間における取引媒体運用量を予測する媒体運用量予測装
置であることを特徴とする。
の発明は、予め定められた分類に応じた取引媒体運用量
予測ルールを記憶する手段と、前記分類を特定する手段
と、前記特定された分類に応じた取引媒体運用量予測ル
ールにしたがって取引媒体運用量を予測する手段とを備
え、前記取引媒体運用量予測ルールにしたがって所定期
間における取引媒体運用量を予測する媒体運用量予測装
置であることを特徴とする。
【0021】この発明の請求項2記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、取引媒体運用量の実
績値を入力する手段と、前記入力された取引媒体運用量
実績を記憶する手段とを備え、前記取引媒体運用量予測
ルールと前記取引媒体運用量実績に基づいて所定期間の
取引媒体運用量を予測する媒体運用量予測装置であるこ
とを特徴とする。
求項1記載の発明の構成に併せて、取引媒体運用量の実
績値を入力する手段と、前記入力された取引媒体運用量
実績を記憶する手段とを備え、前記取引媒体運用量予測
ルールと前記取引媒体運用量実績に基づいて所定期間の
取引媒体運用量を予測する媒体運用量予測装置であるこ
とを特徴とする。
【0022】この発明の請求項3記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、取引媒体運用量の予
測結果と取引媒体運用量の実績とを比較する手段を備
え、前記比較結果に基づいて前記取引媒体運用量予測ル
ールを学習する媒体運用量予測装置であることを特徴と
する。
求項1記載の発明の構成に併せて、取引媒体運用量の予
測結果と取引媒体運用量の実績とを比較する手段を備
え、前記比較結果に基づいて前記取引媒体運用量予測ル
ールを学習する媒体運用量予測装置であることを特徴と
する。
【0023】この発明の請求項4記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、複数の取引処理装置
毎に取引媒体運用量を表示する手段を備え、前記予測さ
れた取引媒体運用量に基づいて前記取引媒体処理装置毎
に取引媒体運用量を表示する媒体運用量予測装置である
ことを特徴とする。
求項1記載の発明の構成に併せて、複数の取引処理装置
毎に取引媒体運用量を表示する手段を備え、前記予測さ
れた取引媒体運用量に基づいて前記取引媒体処理装置毎
に取引媒体運用量を表示する媒体運用量予測装置である
ことを特徴とする。
【0024】この発明の請求項5記載の発明は、取引処
理装置に対して取引媒体の補充またはおよび回収を行う
媒体運用管理装置であって、予め定められた分類に応じ
た取引媒体運用量予測ルールを記憶する手段と、前記分
類を特定する手段と、前記特定された分類に応じた取引
媒体運用量予測ルールにしたがって取引媒体運用量を予
測する手段と、前記取引媒体運用量予測ルールにしたが
って予測された所定期間の運用量に相当する取引媒体を
収納する手段と、取引処理装置の取引媒体保有量を監視
する手段とを備え、前記取引処理装置の取引媒体保有量
が所定量になることに基づいて前記収納手段より前記取
引処理装置に対して取引媒体の補充またはおまよび回収
を行うこと媒体運用管理装置であることを特徴とする。
理装置に対して取引媒体の補充またはおよび回収を行う
媒体運用管理装置であって、予め定められた分類に応じ
た取引媒体運用量予測ルールを記憶する手段と、前記分
類を特定する手段と、前記特定された分類に応じた取引
媒体運用量予測ルールにしたがって取引媒体運用量を予
測する手段と、前記取引媒体運用量予測ルールにしたが
って予測された所定期間の運用量に相当する取引媒体を
収納する手段と、取引処理装置の取引媒体保有量を監視
する手段とを備え、前記取引処理装置の取引媒体保有量
が所定量になることに基づいて前記収納手段より前記取
引処理装置に対して取引媒体の補充またはおまよび回収
を行うこと媒体運用管理装置であることを特徴とする。
【0025】この発明の請求項6記載の発明は、媒体を
取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量になる
ことに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回収
する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の所
定稼動期間に取引処理する媒体の処理量に基づいて最も
妥当な運用量を推論する推論手段を設けた媒体運用管理
装置であることを特徴とする。
取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量になる
ことに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回収
する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の所
定稼動期間に取引処理する媒体の処理量に基づいて最も
妥当な運用量を推論する推論手段を設けた媒体運用管理
装置であることを特徴とする。
【0026】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項6記載の発明の構成に併せて、前記媒体処理装置の
複数台を使用し、前記推論手段は、上記複数台の媒体処
理装置が取引処理する媒体の全体の処理量に基づいて最
も妥当な全体の運用量を推論する媒体運用管理装置であ
ることを特徴とする。
求項6記載の発明の構成に併せて、前記媒体処理装置の
複数台を使用し、前記推論手段は、上記複数台の媒体処
理装置が取引処理する媒体の全体の処理量に基づいて最
も妥当な全体の運用量を推論する媒体運用管理装置であ
ることを特徴とする。
【0027】この発明の請求項8記載の発明は、媒体を
取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量になる
ことに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回収
する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の所
定稼動期間に取引処理する媒体の運用量を、過去の実績
データと、媒体切れを発生する危険率とに基づいて最も
妥当な運用量を推論する媒体運用管理装置の媒体運用量
推論方法であることを特徴とする。
取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量になる
ことに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回収
する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の所
定稼動期間に取引処理する媒体の運用量を、過去の実績
データと、媒体切れを発生する危険率とに基づいて最も
妥当な運用量を推論する媒体運用管理装置の媒体運用量
推論方法であることを特徴とする。
【0028】この発明の請求項9記載の発明は、媒体を
取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量になる
ことに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回収
する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の所
定稼動期間に取引処理する媒体の運用量を、過去の実績
データに基づいて、放出量と運用マージン量に分けて最
も妥当な運用量に推論する媒体運用管理装置の媒体運用
量推論方法であることを特徴とする。
取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量になる
ことに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回収
する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の所
定稼動期間に取引処理する媒体の運用量を、過去の実績
データに基づいて、放出量と運用マージン量に分けて最
も妥当な運用量に推論する媒体運用管理装置の媒体運用
量推論方法であることを特徴とする。
【0029】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項9記載の発明の構成に併せて、前記運用マージン
量を前記放出量の推論値に応じて補正する媒体運用管理
装置の媒体運用量推論方法であることを特徴とする。
請求項9記載の発明の構成に併せて、前記運用マージン
量を前記放出量の推論値に応じて補正する媒体運用管理
装置の媒体運用量推論方法であることを特徴とする。
【0030】この発明の請求項11記載の発明は、媒体
を取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量にな
ることに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回
収する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の
所定稼動期間に取引処理する媒体の運用量を、過去の実
績データに基づいて、ランクを付して最も妥当な運用量
を推論する媒体運用管理装置の媒体運用量推論方法であ
ることを特徴とする。
を取引処理する媒体処理装置の媒体保有量が所定量にな
ることに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回
収する媒体運用管理装置であって、前記媒体処理装置の
所定稼動期間に取引処理する媒体の運用量を、過去の実
績データに基づいて、ランクを付して最も妥当な運用量
を推論する媒体運用管理装置の媒体運用量推論方法であ
ることを特徴とする。
【0031】この発明の請求項12記載の発明は、前記
請求項8,9,10または11記載の発明の構成に併せ
て、前記媒体の運用量の推論に、パラメータをラベルと
して持ち、任意にラベルを設定して推論する媒体運用管
理装置の媒体運用量推論方法であることを特徴とする。
請求項8,9,10または11記載の発明の構成に併せ
て、前記媒体の運用量の推論に、パラメータをラベルと
して持ち、任意にラベルを設定して推論する媒体運用管
理装置の媒体運用量推論方法であることを特徴とする。
【0032】この発明の請求項13記載の発明は、前記
請求項8,9,10,11または12記載の発明の構成
に併せて、前記媒体の運用量の推論値に、上限値および
下限値を設定した媒体運用管理装置の媒体運用量推論方
法であることを特徴とする。
請求項8,9,10,11または12記載の発明の構成
に併せて、前記媒体の運用量の推論値に、上限値および
下限値を設定した媒体運用管理装置の媒体運用量推論方
法であることを特徴とする。
【0033】この発明の請求項14記載の発明は、前記
請求項8,9,10,11,12または13の媒体運用
量推論方法を採用した媒体運用管理装置であって、前記
媒体の運用量の推論における有効パラメータを表示する
表示手段を設けた媒体運用管理装置であることを特徴と
する。
請求項8,9,10,11,12または13の媒体運用
量推論方法を採用した媒体運用管理装置であって、前記
媒体の運用量の推論における有効パラメータを表示する
表示手段を設けた媒体運用管理装置であることを特徴と
する。
【0034】この発明の請求項15記載の発明は、前記
請求項14記載の発明の構成に併せて、上記有効パラメ
ータの設定入力を許容する入力手段を設けた媒体運用管
理装置であることを特徴とする。
請求項14記載の発明の構成に併せて、上記有効パラメ
ータの設定入力を許容する入力手段を設けた媒体運用管
理装置であることを特徴とする。
【0035】この発明の請求項16記載の発明は、前記
請求項8,9,10,11,12および13の媒体運用
量推論方法を採用した媒体運用管理装置であって、複数
の媒体処理装置の間の運用量を推論する媒体運用管理装
置であることを特徴とする。
請求項8,9,10,11,12および13の媒体運用
量推論方法を採用した媒体運用管理装置であって、複数
の媒体処理装置の間の運用量を推論する媒体運用管理装
置であることを特徴とする。
【0036】この発明の請求項17記載の発明は、前記
請求項16記載の発明の構成に併せて、前記複数の媒体
処理装置間の推論した運用量を表示する表示手段を設け
た媒体運用管理装置であることを特徴とする。
請求項16記載の発明の構成に併せて、前記複数の媒体
処理装置間の推論した運用量を表示する表示手段を設け
た媒体運用管理装置であることを特徴とする。
【0037】この発明の請求項18記載の発明は、店舗
に媒体を取引処理する媒体処理装置を設置し、該媒体処
理装置の媒体保有量が所定量になることに基づいて、所
定量の媒体を補充またはおよび回収する媒体運用管理処
理装置であって、媒体の運用量に対する店舗タイプの設
定を許容し、設定入力された店舗タイプに対応する店舗
タイプ別のルール設定に基づいて、最も妥当な媒体の運
用量を推論する媒体運用量推論方法であることを特徴と
する。
に媒体を取引処理する媒体処理装置を設置し、該媒体処
理装置の媒体保有量が所定量になることに基づいて、所
定量の媒体を補充またはおよび回収する媒体運用管理処
理装置であって、媒体の運用量に対する店舗タイプの設
定を許容し、設定入力された店舗タイプに対応する店舗
タイプ別のルール設定に基づいて、最も妥当な媒体の運
用量を推論する媒体運用量推論方法であることを特徴と
する。
【0038】この発明の請求項19記載の発明は、前記
請求項18記載の発明の構成に併せて、前記店舗タイプ
の設定は、媒体運用量の実績データに基づいて複数が予
め設定されたタイプを自動設定する媒体運用管理装置の
媒体運用量推論方法であることを特徴とする。
請求項18記載の発明の構成に併せて、前記店舗タイプ
の設定は、媒体運用量の実績データに基づいて複数が予
め設定されたタイプを自動設定する媒体運用管理装置の
媒体運用量推論方法であることを特徴とする。
【0039】この発明の請求項20記載の発明は、前記
請求項18または19記載の発明の構成に併せて、推論
した運用量の精度を判定する精度判定手段と、推論した
運用量を補正する補正手段とを備え、推論した運用量の
精度が外れていると精度判定手段が判定したとき、補正
手段で精度が上がる方向に推論した運用量を補正する媒
体運用量推論方法であることを特徴とする。
請求項18または19記載の発明の構成に併せて、推論
した運用量の精度を判定する精度判定手段と、推論した
運用量を補正する補正手段とを備え、推論した運用量の
精度が外れていると精度判定手段が判定したとき、補正
手段で精度が上がる方向に推論した運用量を補正する媒
体運用量推論方法であることを特徴とする。
【0040】この発明の請求項21記載の発明は、前記
請求項3記載の発明の構成に併せて、上記補正手段は補
正値またはおよびルールの設定を許容する媒体運用量推
論方法であることを特徴とする。
請求項3記載の発明の構成に併せて、上記補正手段は補
正値またはおよびルールの設定を許容する媒体運用量推
論方法であることを特徴とする。
【0041】この発明の請求項22記載の発明は、前記
請求項18,19,20または21記載の発明の構成に
併せて、前記媒体の運用量の推論にパラメータを持ち、
該パラメータを自動設定する媒体運用量推論方法である
ことを特徴とする。
請求項18,19,20または21記載の発明の構成に
併せて、前記媒体の運用量の推論にパラメータを持ち、
該パラメータを自動設定する媒体運用量推論方法である
ことを特徴とする。
【0042】この発明の請求項23記載の発明は、請求
項18,19,20,21または22記載の媒体運用量
推論方法を採用して最も妥当な媒体の運用量を推論した
媒体運用管理装置であることを特徴とする。
項18,19,20,21または22記載の媒体運用量
推論方法を採用して最も妥当な媒体の運用量を推論した
媒体運用管理装置であることを特徴とする。
【0043】この発明の請求項24記載の発明は、前記
請求項1〜23の内の1つの請求項に記載の発明の構成
に併せて、前記取引媒体は貨幣で構成した媒体運用管理
装置またはその媒体運用量推論方法であることを特徴と
する。
請求項1〜23の内の1つの請求項に記載の発明の構成
に併せて、前記取引媒体は貨幣で構成した媒体運用管理
装置またはその媒体運用量推論方法であることを特徴と
する。
【0044】
【発明の作用・効果】この発明の請求項1〜5記載の発
明によれば、店舗に既に設置された自動預金支払い機な
どの媒体処理装置であって、紙幣、硬貨、通帳、伝票、
ジャーナル用紙などの取引処理する取引媒体の運用量を
予測することで、既存の媒体処理装置に対して有効な取
引媒体の運用が図れ、しかも、既存の媒体処理装置がそ
のまま使用されるとで、経費が節減できる。
明によれば、店舗に既に設置された自動預金支払い機な
どの媒体処理装置であって、紙幣、硬貨、通帳、伝票、
ジャーナル用紙などの取引処理する取引媒体の運用量を
予測することで、既存の媒体処理装置に対して有効な取
引媒体の運用が図れ、しかも、既存の媒体処理装置がそ
のまま使用されるとで、経費が節減できる。
【0045】さらに、上述の運用量の予測を既存の媒体
処理装置の運用量の実績と予測ルールとに基づくこと
で、運用量の予測に精度を向上させることができ、加え
て、学習することで、さらに精度の向上が得られる。ま
た、運用量の予測値が表示されることで、係員の作業性
が向上する。
処理装置の運用量の実績と予測ルールとに基づくこと
で、運用量の予測に精度を向上させることができ、加え
て、学習することで、さらに精度の向上が得られる。ま
た、運用量の予測値が表示されることで、係員の作業性
が向上する。
【0046】この発明の請求項6および7記載の発明に
よれば、取引媒体を取引処理する1台または複数台の媒
体処理装置の取引媒体の運用量を、例えば、ファジイ推
論や学習による推論のような推論で最も妥当な運用量に
推論して予測するので、運用に準備する取引媒体の量を
最少量に設定することができ、余剰の取引媒体量をなく
して取引媒体の有効な運用ができ、また、複数台の媒体
処理装置を使用する場合は、装置間の取引媒体の量のば
らつきを解消して、有効な取引媒体の運用が図れる。そ
の結果、係員の取引媒体の補充またはおよび回収の作業
負担が軽減され、取引媒体の運用効率を最大限に向上さ
せることができる。
よれば、取引媒体を取引処理する1台または複数台の媒
体処理装置の取引媒体の運用量を、例えば、ファジイ推
論や学習による推論のような推論で最も妥当な運用量に
推論して予測するので、運用に準備する取引媒体の量を
最少量に設定することができ、余剰の取引媒体量をなく
して取引媒体の有効な運用ができ、また、複数台の媒体
処理装置を使用する場合は、装置間の取引媒体の量のば
らつきを解消して、有効な取引媒体の運用が図れる。そ
の結果、係員の取引媒体の補充またはおよび回収の作業
負担が軽減され、取引媒体の運用効率を最大限に向上さ
せることができる。
【0047】この発明の請求項8記載の発明は、媒体切
れが発生する危険率により運用量を推論することで、利
用者(ユーザ)の所望の媒体切れ発生率を保証すること
のできる。
れが発生する危険率により運用量を推論することで、利
用者(ユーザ)の所望の媒体切れ発生率を保証すること
のできる。
【0048】この発明の請求項9および10記載の発明
は、運用量を媒体の放出量と運用マージン量(運用の余
裕・安心予備量)とに別けて推論することで、推論精度
を向上させ、運用効率を向上させることができる。
は、運用量を媒体の放出量と運用マージン量(運用の余
裕・安心予備量)とに別けて推論することで、推論精度
を向上させ、運用効率を向上させることができる。
【0049】この発明の請求項11記載の発明は、推論
した運用量をランク別に出力することで、実績データの
ばらつきが大きい場合、または、サンプルの実績データ
が少ない場合でも、充分な推論ができる。
した運用量をランク別に出力することで、実績データの
ばらつきが大きい場合、または、サンプルの実績データ
が少ない場合でも、充分な推論ができる。
【0050】この発明の請求項12記載の発明は、運用
量の推論に対して、パラメータをラベルとして持ち、任
意にラベルを設定することで、カレンダの設定が簡単と
なり、ラベルを基本とした推論知識データになるため推
論知識が分かり易く、周辺環境や社会制度の若干の変化
に対してはラベルの設定を変更することにより対応で
き、以前の学習結果を無駄にすることなく、有効に利用
できる。
量の推論に対して、パラメータをラベルとして持ち、任
意にラベルを設定することで、カレンダの設定が簡単と
なり、ラベルを基本とした推論知識データになるため推
論知識が分かり易く、周辺環境や社会制度の若干の変化
に対してはラベルの設定を変更することにより対応で
き、以前の学習結果を無駄にすることなく、有効に利用
できる。
【0051】この発明の請求項13記載の発明は、推論
した運用量に上またはおよび下限値を設定することで、
実際の運用において運用量に制限があるとき、制限量を
意識することなく推論結果を利用できる。
した運用量に上またはおよび下限値を設定することで、
実際の運用において運用量に制限があるとき、制限量を
意識することなく推論結果を利用できる。
【0052】この発明の請求項14,15記載の発明
は、運用量推論の有効パラメータの表示および設定入力
を行なうことで、そのルールの適合度、信頼度をユーザ
が把握して予測(推論)ルールの適用効果を判断し、ま
た、その判断に基づいてルールを補正することで、推論
精度の改善が図れる。
は、運用量推論の有効パラメータの表示および設定入力
を行なうことで、そのルールの適合度、信頼度をユーザ
が把握して予測(推論)ルールの適用効果を判断し、ま
た、その判断に基づいてルールを補正することで、推論
精度の改善が図れる。
【0053】この発明の請求項16,17記載の発明
は、複数の媒体処理装置の間の運用量を推論し、これを
表示することで、各装置の運用量推論後、各装置間の運
用量を時系列に判断し、各装置間の媒体の移動(変動)
を含めた運用量が推論でき、システム全体(例えば、店
舗全体)での運用効率の向上を図ることができる。例え
ば、キャッシュコーナにおける自動取引機のみの運用量
予測(推論)では店舗全体としての運用量が不明であ
り、他のキャッシュコーナの窓口の入出金機では入金が
多く、窓口業務終了後、これを使用するといった全体的
なシステム運用ができないが、この発明の装置によれ
ば、これが可能となる。
は、複数の媒体処理装置の間の運用量を推論し、これを
表示することで、各装置の運用量推論後、各装置間の運
用量を時系列に判断し、各装置間の媒体の移動(変動)
を含めた運用量が推論でき、システム全体(例えば、店
舗全体)での運用効率の向上を図ることができる。例え
ば、キャッシュコーナにおける自動取引機のみの運用量
予測(推論)では店舗全体としての運用量が不明であ
り、他のキャッシュコーナの窓口の入出金機では入金が
多く、窓口業務終了後、これを使用するといった全体的
なシステム運用ができないが、この発明の装置によれ
ば、これが可能となる。
【0054】この発明の請求項18記載の発明によれ
ば、例えば、金融業務において使用される自動預金支払
い機のように、取引に使用される取引媒体を処理する媒
体処理装置(または自動取引処理機)の1台または複数
台を配置した店舗において、店舗に対応した最も妥当な
媒体の運用量が推論されるので、1店舗での取引媒体の
運用効率を向上させ、係員の取引媒体の補充・回収の作
業負担を軽減させることができる。
ば、例えば、金融業務において使用される自動預金支払
い機のように、取引に使用される取引媒体を処理する媒
体処理装置(または自動取引処理機)の1台または複数
台を配置した店舗において、店舗に対応した最も妥当な
媒体の運用量が推論されるので、1店舗での取引媒体の
運用効率を向上させ、係員の取引媒体の補充・回収の作
業負担を軽減させることができる。
【0055】さらに、運用量の推論には店舗タイプを設
定することで得られるので、ユーザ側のシステムの初期
設定の工数が大幅に削減できる。
定することで得られるので、ユーザ側のシステムの初期
設定の工数が大幅に削減できる。
【0056】この発明の請求項19記載の発明によれ
ば、店舗タイプを実績データに基づいて設定すること
で、推論精度を高めることができると共に、推論システ
ムの汎用化が図れる。
ば、店舗タイプを実績データに基づいて設定すること
で、推論精度を高めることができると共に、推論システ
ムの汎用化が図れる。
【0057】この発明の請求項20記載の発明によれ
ば、1店舗の運用量の推論が外れたか否か、推論の精度
の評価ができ、また、外れたときはこれを補正すること
で、1店舗に対する推論精度の向上が図れる。
ば、1店舗の運用量の推論が外れたか否か、推論の精度
の評価ができ、また、外れたときはこれを補正すること
で、1店舗に対する推論精度の向上が図れる。
【0058】この発明の請求項21記載の発明によれ
ば、推論した1店舗の運用量の補正を補正値またはルー
ルの設定により行なうことで、ユーザ側の補正が簡単に
実行できる。
ば、推論した1店舗の運用量の補正を補正値またはルー
ルの設定により行なうことで、ユーザ側の補正が簡単に
実行できる。
【0059】この発明の請求項22記載の発明によれ
ば、1店舗の運用量の推論にパラメータを持たせて自動
設定することで、ユーザの1店舗の補正が容易となり、
推論精度を向上させる補正ができる。
ば、1店舗の運用量の推論にパラメータを持たせて自動
設定することで、ユーザの1店舗の補正が容易となり、
推論精度を向上させる補正ができる。
【0060】この発明の請求項23記載の発明は、上述
したような特徴を有する方法で1店舗の運用量を推論し
た媒体を管理することで、媒体の有効な1店舗の運用効
率を持つ媒体運用管理装置が得られる。
したような特徴を有する方法で1店舗の運用量を推論し
た媒体を管理することで、媒体の有効な1店舗の運用効
率を持つ媒体運用管理装置が得られる。
【0061】この発明の請求項24記載の発明によれ
ば、媒体を現金とすることで、現金の運用効率の向上を
図ることのできる媒体運用量予測装置、媒体運用管理装
置またはその媒体運用量推論方法を得ることができる。
ば、媒体を現金とすることで、現金の運用効率の向上を
図ることのできる媒体運用量予測装置、媒体運用管理装
置またはその媒体運用量推論方法を得ることができる。
【0062】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は金融店舗内に構成される媒体処理装置と
しての自動取引機における取引媒体としての現金を運用
管理する現金運用管理装置を示す。この自動取引機の現
金運用管理装置は、図1に示すように、顧客の入力操作
に基づいて現金を入出金取引許容する、例えば、自動預
金支払い機のような顧客専用自動取引機11…と、係員
の入力操作に基づいて現金を入出金取引許容する、例え
ば、テラー用入出金機のような係員専用自動取引機12
…と、これらの自動取引機11,12…に外部より接続
して現金を補充または回収動作する現金運用ロボット1
3と、この現金運用ロボット13に現金を補充または回
収動作する自動出納装置14と、これら全ての装置を無
線で制御管理する遠隔制御装置15とから構成される。
述する。図面は金融店舗内に構成される媒体処理装置と
しての自動取引機における取引媒体としての現金を運用
管理する現金運用管理装置を示す。この自動取引機の現
金運用管理装置は、図1に示すように、顧客の入力操作
に基づいて現金を入出金取引許容する、例えば、自動預
金支払い機のような顧客専用自動取引機11…と、係員
の入力操作に基づいて現金を入出金取引許容する、例え
ば、テラー用入出金機のような係員専用自動取引機12
…と、これらの自動取引機11,12…に外部より接続
して現金を補充または回収動作する現金運用ロボット1
3と、この現金運用ロボット13に現金を補充または回
収動作する自動出納装置14と、これら全ての装置を無
線で制御管理する遠隔制御装置15とから構成される。
【0063】上述の各自動取引機11,12…は、入
金、出金、振込等の各種の自動取引を許容して店舗内前
面の一側と他側に複数台を連設して並列設置しており、
来店した顧客は顧客専用自動取引機11を選択して取引
利用するか、あるいはカウンター16越しの係員専用自
動取引機12を選択して係員を通して取引利用する。
金、出金、振込等の各種の自動取引を許容して店舗内前
面の一側と他側に複数台を連設して並列設置しており、
来店した顧客は顧客専用自動取引機11を選択して取引
利用するか、あるいはカウンター16越しの係員専用自
動取引機12を選択して係員を通して取引利用する。
【0064】また、並列設置された自動取引機11,1
2…の後方には、ロボット走行路17をそれぞれ接続し
ており、ロボット走行路17上を走行する現金運用ロボ
ット13が各自動取引機11,12…に対応して現金を
補充または回収動作する。
2…の後方には、ロボット走行路17をそれぞれ接続し
ており、ロボット走行路17上を走行する現金運用ロボ
ット13が各自動取引機11,12…に対応して現金を
補充または回収動作する。
【0065】この現金運用ロボット13は、各自動取引
機11,12…と、店舗内の後方に設置された自動出納
装置14との間を結ぶロボット走行路17上を走行移動
し、自動出納装置14と接続して補充または回収動作さ
れることで、該現金運用ロボット13内に収納される補
充または回収金額が調整される。
機11,12…と、店舗内の後方に設置された自動出納
装置14との間を結ぶロボット走行路17上を走行移動
し、自動出納装置14と接続して補充または回収動作さ
れることで、該現金運用ロボット13内に収納される補
充または回収金額が調整される。
【0066】そして、遠隔制御装置15で各自動取引機
11,12…の運用残金を監視し、この監視した運用残
金に基づいて現金運用ロボット13および自動出納装置
14を駆動出力して、各自動取引機11,12…に対し
て最適な現金運用量を補充または回収動作させる。
11,12…の運用残金を監視し、この監視した運用残
金に基づいて現金運用ロボット13および自動出納装置
14を駆動出力して、各自動取引機11,12…に対し
て最適な現金運用量を補充または回収動作させる。
【0067】この場合、遠隔制御装置15からの通信に
際しては、各々の装置11〜15に装備したアンテナ1
8…を介して、図2に示すように、現金を出入れ処理す
る各装置11〜14を無線通信管理し、このときの通信
内容は各装置11〜14からの運用残金や運用状態のデ
ータを受信し、逆に各装置11〜14に対しては運用取
引モードの変更指示や補充または回収指示等を送信して
制御管理する。
際しては、各々の装置11〜15に装備したアンテナ1
8…を介して、図2に示すように、現金を出入れ処理す
る各装置11〜14を無線通信管理し、このときの通信
内容は各装置11〜14からの運用残金や運用状態のデ
ータを受信し、逆に各装置11〜14に対しては運用取
引モードの変更指示や補充または回収指示等を送信して
制御管理する。
【0068】また、遠隔制御装置15は、表示器19、
プリンタ20、ブザー21、表示ランプ22および入力
キー23を備え、受信内容に応じてブザー21を警報し
たり、表示ランプ22を点灯表示し、さらに個々の自動
取引機11,12の運用残金および店舗内の運用総額等
の運用データを表示器19に表示したり、プリンタ20
にプリントアウトすることができる。
プリンタ20、ブザー21、表示ランプ22および入力
キー23を備え、受信内容に応じてブザー21を警報し
たり、表示ランプ22を点灯表示し、さらに個々の自動
取引機11,12の運用残金および店舗内の運用総額等
の運用データを表示器19に表示したり、プリンタ20
にプリントアウトすることができる。
【0069】図3は遠隔制御装置15の制御回路ブロッ
ク図を示し、CPU31はROM32に格納されたプロ
グラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データを
RAM33で読出し可能に記憶する。さらに、上述のC
PU31はファジイ推論機能を装備している。
ク図を示し、CPU31はROM32に格納されたプロ
グラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データを
RAM33で読出し可能に記憶する。さらに、上述のC
PU31はファジイ推論機能を装備している。
【0070】装置通信部34は、顧客専用自動取引機1
1…と、係員専用自動取引機12…と、自動出納装置1
4と無線通信接続して遠隔制御管理し、同じくロボット
通信部35は現金運用ロボット13と無線通信接続して
遠隔制御管理している。これにより、各装置間を配線不
要にして店舗内の自動補充または回収構造を簡素化構成
でき、また店舗内を走行する現金運用ロボット13の走
行を広範囲に円滑に走行許容させることができる。な
お、外部記憶装置としてハードディスク装置36と、フ
ロッピディスク装置37とを備え、必要な取引実績デー
タを記憶する。
1…と、係員専用自動取引機12…と、自動出納装置1
4と無線通信接続して遠隔制御管理し、同じくロボット
通信部35は現金運用ロボット13と無線通信接続して
遠隔制御管理している。これにより、各装置間を配線不
要にして店舗内の自動補充または回収構造を簡素化構成
でき、また店舗内を走行する現金運用ロボット13の走
行を広範囲に円滑に走行許容させることができる。な
お、外部記憶装置としてハードディスク装置36と、フ
ロッピディスク装置37とを備え、必要な取引実績デー
タを記憶する。
【0071】図4は現金運用ロボット13の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU41はROM42に格納された
プログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御デー
タをRAM43で読出し可能に記憶する。
ロック図を示し、CPU41はROM42に格納された
プログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御デー
タをRAM43で読出し可能に記憶する。
【0072】遠隔制御装置通信部44は、遠隔制御装置
15と無線通信接続して、遠隔制御装置15からの指令
信号に基づいてCPU41は補充または回収動作を実行
し、また装置通信部45は各自動取引機11,12…お
よび自動出納装置14と無線通信接続して、遠隔制御装
置15からの指令信号に基づいてCPU41は該ロボッ
ト13より補充あるいは回収動作させる。
15と無線通信接続して、遠隔制御装置15からの指令
信号に基づいてCPU41は補充または回収動作を実行
し、また装置通信部45は各自動取引機11,12…お
よび自動出納装置14と無線通信接続して、遠隔制御装
置15からの指令信号に基づいてCPU41は該ロボッ
ト13より補充あるいは回収動作させる。
【0073】走行駆動部46は、ロボット走行路17上
に走行許容して配置された現金運用ロボット13を所定
の方向に走行移動させる。現金処理部47は、現金運用
ロボット13内に収納されている現金を繰出して外部の
接続対応する装置に補充し、また外部の装置から現金を
取込んで回収処理する。また、電源部48は遠隔制御装
置15からの指令信号に基づいてON・OFFし、ON
動作時に自動的に現金運用ロボット13を出力動作させ
る。
に走行許容して配置された現金運用ロボット13を所定
の方向に走行移動させる。現金処理部47は、現金運用
ロボット13内に収納されている現金を繰出して外部の
接続対応する装置に補充し、また外部の装置から現金を
取込んで回収処理する。また、電源部48は遠隔制御装
置15からの指令信号に基づいてON・OFFし、ON
動作時に自動的に現金運用ロボット13を出力動作させ
る。
【0074】上述の遠隔制御装置15のCPU31は装
備するファジイ推論機能により、該遠隔制御装置15が
管理する各自動取引機11,12…の当日の現金運用量
(準備金)の最も妥当な量および各機間の運用量を、前
日または過去の取引実績データに基づいてファジイ推論
する。上述のCPU31および係員による前日の現金運
用量の管理処理を図5のフローチャートを参照して説明
する。
備するファジイ推論機能により、該遠隔制御装置15が
管理する各自動取引機11,12…の当日の現金運用量
(準備金)の最も妥当な量および各機間の運用量を、前
日または過去の取引実績データに基づいてファジイ推論
する。上述のCPU31および係員による前日の現金運
用量の管理処理を図5のフローチャートを参照して説明
する。
【0075】前日において、店舗内における全自動取引
機11,12…の取引データをRAM33、または、設
定されているハードディスク装置36、フロッピディス
ク装置37から読出し、この取引データは1日の全体の
取引実績データであって、このデータから翌日の現金の
必要量を推論する(ステップn1)。
機11,12…の取引データをRAM33、または、設
定されているハードディスク装置36、フロッピディス
ク装置37から読出し、この取引データは1日の全体の
取引実績データであって、このデータから翌日の現金の
必要量を推論する(ステップn1)。
【0076】すなわち、各自動取引機11,12…にお
いては出金と入金の各取引を行なっているので、現金を
実際に放出した現金放出量は、[出金量−入金量]であ
って、この現金放出量が前述の現金必要量であり、1日
の単位で全体の現金放出量(現金必要量)をファジイ推
論し、その推論結果を表示器19に出力して表示する。
いては出金と入金の各取引を行なっているので、現金を
実際に放出した現金放出量は、[出金量−入金量]であ
って、この現金放出量が前述の現金必要量であり、1日
の単位で全体の現金放出量(現金必要量)をファジイ推
論し、その推論結果を表示器19に出力して表示する。
【0077】係員は表示器19に表示された推論結果
(現金必要量)を確認し(ステップn2)、この推論結
果(現金必要量)の現金を、翌日の輸送分として、現金
輸送元に依頼する(ステップn3)。
(現金必要量)を確認し(ステップn2)、この推論結
果(現金必要量)の現金を、翌日の輸送分として、現金
輸送元に依頼する(ステップn3)。
【0078】次いで、遠隔制御装置15のCPU31お
よび係員による当日の現金運用量(準備金)の管理処理
を図6のフローチャートを参照して説明する。当日に準
備すべき現金必要量を算出する(ステップn11)。す
なわち、現金の運用量(準備金)は、前述した前日の推
論結果(現金必要量)と、現金切れの発生を解消するた
めに予備の現金として保有する運用マージン量とで構成
し、これが初期の目標値となる。
よび係員による当日の現金運用量(準備金)の管理処理
を図6のフローチャートを参照して説明する。当日に準
備すべき現金必要量を算出する(ステップn11)。す
なわち、現金の運用量(準備金)は、前述した前日の推
論結果(現金必要量)と、現金切れの発生を解消するた
めに予備の現金として保有する運用マージン量とで構成
し、これが初期の目標値となる。
【0079】目標値=現金運用量(準備金)=推論結果
(現金必要量)+運用マージン量 しかし、前日の取引において現金に残量がある場合、前
述の推論結果、すなわち、現金必要量を補正する必要が
あり、この補正した現金必要量と前日の現金残量との加
算値が、当日準備された現金運用量(準備金)の実際値
となる。
(現金必要量)+運用マージン量 しかし、前日の取引において現金に残量がある場合、前
述の推論結果、すなわち、現金必要量を補正する必要が
あり、この補正した現金必要量と前日の現金残量との加
算値が、当日準備された現金運用量(準備金)の実際値
となる。
【0080】実際値=現金運用量(準備金)=補正現金
必要量+前日現金残量 これらは図7に示す通りであって、上述の補正処理(実
際値算出)を実行して、この実際値と補正現金必要量と
を表示器19に出力して表示する。
必要量+前日現金残量 これらは図7に示す通りであって、上述の補正処理(実
際値算出)を実行して、この実際値と補正現金必要量と
を表示器19に出力して表示する。
【0081】係員は表示器19に表示された実際値およ
び補正現金必要量を確認し(ステップn12)、この実
際値の内、補正現金必要量の現金を既に輸送されている
現金から計数して取出し、この補正現金必要量の現金を
現金運用ロボット13と自動出納装置14に振分けて装
填し(ステップn13)、現金運用ロボット13を駆動
制御して、各自動取引機11,12…初期装填する(ス
テップn14)。
び補正現金必要量を確認し(ステップn12)、この実
際値の内、補正現金必要量の現金を既に輸送されている
現金から計数して取出し、この補正現金必要量の現金を
現金運用ロボット13と自動出納装置14に振分けて装
填し(ステップn13)、現金運用ロボット13を駆動
制御して、各自動取引機11,12…初期装填する(ス
テップn14)。
【0082】上述の補正現金必要量の現金を装填する初
期装填には、第1の方法として、装填量の全てを各自動
取引機11,12…に分配する方法。第2の方法とし
て、装填量の一部(例えば、70%)を各自動取引機1
1,12…に分配し、残(例えば、30%)を現金運用
ロボット13と自動出納装置14に振分けて残す方法。
期装填には、第1の方法として、装填量の全てを各自動
取引機11,12…に分配する方法。第2の方法とし
て、装填量の一部(例えば、70%)を各自動取引機1
1,12…に分配し、残(例えば、30%)を現金運用
ロボット13と自動出納装置14に振分けて残す方法。
【0083】上述の第1の方法の装填量の全部の現金を
自動取引機11,12…に分配する方法によれば、取引
稼動時の現金補充時には、この補充分の現金を余剰のあ
る自動取引機11,12…から回収して補充する必要が
あるので、補充の処理時間が多少かかるが、しかし、現
金運用ロボット13や自動出納装置14が故障した場
合、これらの装置13,14に現金を残している時は、
この現金が死に金(運用されない現金)になるので、こ
れを避けることができる。
自動取引機11,12…に分配する方法によれば、取引
稼動時の現金補充時には、この補充分の現金を余剰のあ
る自動取引機11,12…から回収して補充する必要が
あるので、補充の処理時間が多少かかるが、しかし、現
金運用ロボット13や自動出納装置14が故障した場
合、これらの装置13,14に現金を残している時は、
この現金が死に金(運用されない現金)になるので、こ
れを避けることができる。
【0084】また、前述の第2の方法の一部の装填量の
現金を自動取引機11,12…に分配し、残を現金運用
ロボット13と自動出納装置14に振分けて残す方法に
よれば、取引稼動時の現金補充時に、現金運用ロボット
13や自動出納装置14が故障した場合、これらの装置
13,14に収納された現金が死に金(運用されない現
金)になるが、しかし、現金補充時には、現金運用ロボ
ット13と自動出納装置14に収納された現金を直接的
に補充に使用できるので、補充の処理時間が速くなるな
どの利点をそれぞれ有する。
現金を自動取引機11,12…に分配し、残を現金運用
ロボット13と自動出納装置14に振分けて残す方法に
よれば、取引稼動時の現金補充時に、現金運用ロボット
13や自動出納装置14が故障した場合、これらの装置
13,14に収納された現金が死に金(運用されない現
金)になるが、しかし、現金補充時には、現金運用ロボ
ット13と自動出納装置14に収納された現金を直接的
に補充に使用できるので、補充の処理時間が速くなるな
どの利点をそれぞれ有する。
【0085】さらに、現金運用ロボット13が各自動取
引機11,12…に現金を初期装填する場合の分配量に
は、第1の方法として、均等量、第2の方法として、残
量を考慮して分配した結果均等になる量、第3の方法と
して、取引量の多少に対応させた量、がある。これらの
方法よれば、第1、第2、第3の順に至るにしたがっ
て、現金量の算出が複雑になるも、しかし、それに反し
て補充またはおよび回収の作業が少なくなる利点を有す
る。
引機11,12…に現金を初期装填する場合の分配量に
は、第1の方法として、均等量、第2の方法として、残
量を考慮して分配した結果均等になる量、第3の方法と
して、取引量の多少に対応させた量、がある。これらの
方法よれば、第1、第2、第3の順に至るにしたがっ
て、現金量の算出が複雑になるも、しかし、それに反し
て補充またはおよび回収の作業が少なくなる利点を有す
る。
【0086】以上の現金装填方法を選択して各自動取引
機11,12…に現金が初期装填されると、各自動取引
機11,12…は稼動が可能状態となり、取引処理を許
容する状態となって、現金運用ロボット13と自動出納
装置14は待機状態となる(ステップn15)。
機11,12…に現金が初期装填されると、各自動取引
機11,12…は稼動が可能状態となり、取引処理を許
容する状態となって、現金運用ロボット13と自動出納
装置14は待機状態となる(ステップn15)。
【0087】各自動取引機11,12…が稼動し、その
取引処理に伴って、何れかの自動取引機11,12…に
現金のニアエンド(残少)が発生して補充を要求すると
(ステップn16)、現金運用ロボット13がその現金
の補充を要求した自動取引機11,12…に移動して、
現金の補充処理を実行する(ステップn17)。また、
現金運用ロボット13の現金が不足すると、自動出納装
置14から補充される。
取引処理に伴って、何れかの自動取引機11,12…に
現金のニアエンド(残少)が発生して補充を要求すると
(ステップn16)、現金運用ロボット13がその現金
の補充を要求した自動取引機11,12…に移動して、
現金の補充処理を実行する(ステップn17)。また、
現金運用ロボット13の現金が不足すると、自動出納装
置14から補充される。
【0088】上述の実施例によれば、自動取引機11,
12…全体が必要とする現金の運用量(準備金)を前日
の稼動取引(所定稼動期間の1つ)の取引実績に基づい
て、最も妥当な運用量(準備金)をファジイ推論で推論
しているので、運用に準備する現金の必要量が最少量に
設定でき、余剰の現金をなくして、現金の有効な運用が
でき、また、自動取引機11,12…間のばらつきも解
消して、現金の運用効率を最大限に向上させ、かつ、係
員の現金の補充またはおよび回収の作業負担を軽減させ
ることができる。
12…全体が必要とする現金の運用量(準備金)を前日
の稼動取引(所定稼動期間の1つ)の取引実績に基づい
て、最も妥当な運用量(準備金)をファジイ推論で推論
しているので、運用に準備する現金の必要量が最少量に
設定でき、余剰の現金をなくして、現金の有効な運用が
でき、また、自動取引機11,12…間のばらつきも解
消して、現金の運用効率を最大限に向上させ、かつ、係
員の現金の補充またはおよび回収の作業負担を軽減させ
ることができる。
【0089】[他の実施例]前述の現金の運用量(準備
金)の推論は、前日という過去の稼動期間の取引実績デ
ータに基づいて行なっているが、この取引実績データは
以下に示す場合、その推論のルールが変更され、また、
学習により補正される。すなわち、多くの人が集合する
催し(例えば、競馬、競輪、或いはバーゲンセールなど
の開催日)などの特別日、平日であっても、給料日、終
末曜日、五・十日、月始、月末、年始、年末などの通常
とは取引内容が異なる変動日、これらの日は、その取引
内容に対応させて推論のルール、および該ルールの軽重
の重みも変更する。さらに、上述の特別日、変動日はそ
れぞれの実績データを学習することで、推論のルールお
よび該ルールの重みも補正変更される。
金)の推論は、前日という過去の稼動期間の取引実績デ
ータに基づいて行なっているが、この取引実績データは
以下に示す場合、その推論のルールが変更され、また、
学習により補正される。すなわち、多くの人が集合する
催し(例えば、競馬、競輪、或いはバーゲンセールなど
の開催日)などの特別日、平日であっても、給料日、終
末曜日、五・十日、月始、月末、年始、年末などの通常
とは取引内容が異なる変動日、これらの日は、その取引
内容に対応させて推論のルール、および該ルールの軽重
の重みも変更する。さらに、上述の特別日、変動日はそ
れぞれの実績データを学習することで、推論のルールお
よび該ルールの重みも補正変更される。
【0090】さらに、上述の推論のルールおよび該ルー
ルの重みは、店舗によって特性が生まれ、自ずとランク
付けさせるので、この店舗特性、また、同一の店舗であ
っても、自動取引機の機種による特性、配設位置による
特性があるので、これらの機種や配置の特性により、前
述の推論のルールやその重みを変更し、また、その実績
データを学習することで、推論のルールやその重みも補
正変更される。
ルの重みは、店舗によって特性が生まれ、自ずとランク
付けさせるので、この店舗特性、また、同一の店舗であ
っても、自動取引機の機種による特性、配設位置による
特性があるので、これらの機種や配置の特性により、前
述の推論のルールやその重みを変更し、また、その実績
データを学習することで、推論のルールやその重みも補
正変更される。
【0091】さらに、現金の運用量(準備金)は、現金
必要量と運用マージンによって構成しているが、これら
は別々に推論することができる。上述の現金必要量は、
前述した特定日や変動日、或いは店舗特性、自動取引機
の機種や配置の特性により大きく変動されるため、これ
に適合した推論のルールを用いるが、他方の運用マージ
ンにおいてもその量が変動する。
必要量と運用マージンによって構成しているが、これら
は別々に推論することができる。上述の現金必要量は、
前述した特定日や変動日、或いは店舗特性、自動取引機
の機種や配置の特性により大きく変動されるため、これ
に適合した推論のルールを用いるが、他方の運用マージ
ンにおいてもその量が変動する。
【0092】すなわち、運用マージンは予備の現金量で
あって、この予備は例えば、現金切れを解消するために
余分に見積る量であって、現金切れが生じる危険率を算
定して、この危険率で考慮し、さらに、危険率の精度に
も影響されて運用マージンが決定される。
あって、この予備は例えば、現金切れを解消するために
余分に見積る量であって、現金切れが生じる危険率を算
定して、この危険率で考慮し、さらに、危険率の精度に
も影響されて運用マージンが決定される。
【0093】そして、この危険率も実績データで学習さ
れ、同様に精度も学習されて、その推論のルールが補正
変更される。
れ、同様に精度も学習されて、その推論のルールが補正
変更される。
【0094】[推論の説明]前述の他の実施例における
現金運用金(準備金)推論の詳細を以下説明する。図8
は、推論説明図であって、1つのキャッシュコーナに対
する推論を示し、このコーナでは複数台の自動取引機1
1,12…を配設し、遠隔制御装置15に制御されて現
金運用ロボット13は各自動取引機11,12…に対し
て現金の補充または回収の処理を実行する。
現金運用金(準備金)推論の詳細を以下説明する。図8
は、推論説明図であって、1つのキャッシュコーナに対
する推論を示し、このコーナでは複数台の自動取引機1
1,12…を配設し、遠隔制御装置15に制御されて現
金運用ロボット13は各自動取引機11,12…に対し
て現金の補充または回収の処理を実行する。
【0095】上述のキャッシュコーナにおいて、現金運
用量(準備金)を推論(予測)する目的は、係員の意志
決定を支援して、資金運用の効率化を図るためであっ
て、その推論(予測)は、キャッシュコーナ単位で予測
し、また、自動取引機11,12…を対象として、1日
単位で必要な現金の準備量(運用量)を予測(推論)
し、また、自動取引機11,12…の各号機の初期装填
量を1日単位で予測(推論)する。
用量(準備金)を推論(予測)する目的は、係員の意志
決定を支援して、資金運用の効率化を図るためであっ
て、その推論(予測)は、キャッシュコーナ単位で予測
し、また、自動取引機11,12…を対象として、1日
単位で必要な現金の準備量(運用量)を予測(推論)
し、また、自動取引機11,12…の各号機の初期装填
量を1日単位で予測(推論)する。
【0096】図9は、運用管理システムの運用を示す説
明図であって、現金運用量(準備金)が推論(予測)さ
れて、その予測値が出力され、この予測値により係員が
現金をセットアップして自動取引機11,12…を運用
し、その運用後、その運用実績データによりシステムを
調整する。この調整では予測精度の監視とこの監視に基
づくルールの変更であって、このシステム調整を次のシ
ステム運用に用いることで学習され、この学習で予測精
度(推論精度)の向上が図れる。
明図であって、現金運用量(準備金)が推論(予測)さ
れて、その予測値が出力され、この予測値により係員が
現金をセットアップして自動取引機11,12…を運用
し、その運用後、その運用実績データによりシステムを
調整する。この調整では予測精度の監視とこの監視に基
づくルールの変更であって、このシステム調整を次のシ
ステム運用に用いることで学習され、この学習で予測精
度(推論精度)の向上が図れる。
【0097】図10は、1キャッシュコーナにおける現
金運用量の推論説明図を示し、現金運用量(準備金)
は、現金の放出予測値と運用マージンとで構成する。す
なわち、 現金運用量(準備金)=現金放出予測値+運用マージン 例えば、現金を紙幣として考えたとき、 現金運用量(準備金)=紙幣放出枚数予測値+運用マー
ジン である。
金運用量の推論説明図を示し、現金運用量(準備金)
は、現金の放出予測値と運用マージンとで構成する。す
なわち、 現金運用量(準備金)=現金放出予測値+運用マージン 例えば、現金を紙幣として考えたとき、 現金運用量(準備金)=紙幣放出枚数予測値+運用マー
ジン である。
【0098】ここで、紙幣放出枚数予測値(または、現
金放出予測値)は、紙幣放出枚数を予測するものであっ
て、この紙幣放出枚数は、 紙幣放出枚数=出金枚数−入金枚数 である。
金放出予測値)は、紙幣放出枚数を予測するものであっ
て、この紙幣放出枚数は、 紙幣放出枚数=出金枚数−入金枚数 である。
【0099】前述の運用マージンは、出金が続いた場合
に紙幣(現金)が不足し、紙幣切れになることを解消す
るための予備紙幣枚数(余裕・安心量)である。
に紙幣(現金)が不足し、紙幣切れになることを解消す
るための予備紙幣枚数(余裕・安心量)である。
【0100】図11は、現金運用量(準備金)の推論内
容を示す説明図であって、自動取引機11,12…を稼
動させることでその実績データが実績データ収集部51
に収集されて実績ファイル52に記録され、さらに、学
習部53では予測精度の監視とルールの変更を調整し
て、過去の実績データにより店舗に合わせたルール(フ
ァジイルール)を学習し、この学習で得たルールをルー
ルファイル54に記録する。
容を示す説明図であって、自動取引機11,12…を稼
動させることでその実績データが実績データ収集部51
に収集されて実績ファイル52に記録され、さらに、学
習部53では予測精度の監視とルールの変更を調整し
て、過去の実績データにより店舗に合わせたルール(フ
ァジイルール)を学習し、この学習で得たルールをルー
ルファイル54に記録する。
【0101】放出枚数予測部55は紙幣の放出枚数をル
ールファイル54のルールによりキャッシュコーナ全体
の放出枚数(紙幣放出枚数予測値、または、現金放出予
測値)を推論し、この放出枚数予測値を運用マージン補
正部56で補正する。すなわち、図7で示したように、
前述の現金残量が存在するので、上述の放出枚数予測値
(図7での推論結果に対応)はこの現金残量で補正し
て、図7で示した補正現金必要量を算出することにな
る。
ールファイル54のルールによりキャッシュコーナ全体
の放出枚数(紙幣放出枚数予測値、または、現金放出予
測値)を推論し、この放出枚数予測値を運用マージン補
正部56で補正する。すなわち、図7で示したように、
前述の現金残量が存在するので、上述の放出枚数予測値
(図7での推論結果に対応)はこの現金残量で補正し
て、図7で示した補正現金必要量を算出することにな
る。
【0102】上述のようにして算出された現金の必要量
(必要額)は係員に出力することで、係員は現金を手配
し、これを自動出納装置14、現金運用ロボット13に
装填し、各自動取引機11,12…に初期装填を実行す
る。
(必要額)は係員に出力することで、係員は現金を手配
し、これを自動出納装置14、現金運用ロボット13に
装填し、各自動取引機11,12…に初期装填を実行す
る。
【0103】一方、初期装填枚数予測部57では、実績
ファイル52に記録された過去の実績データにより各号
機別の初期装填枚数を現金運用ロボット13に出力し、
該ロボット13はその各号機別の初期装填枚数で、それ
ぞれの自動取引機11,12…に紙幣を装填する。
ファイル52に記録された過去の実績データにより各号
機別の初期装填枚数を現金運用ロボット13に出力し、
該ロボット13はその各号機別の初期装填枚数で、それ
ぞれの自動取引機11,12…に紙幣を装填する。
【0104】図12は、自動取引機11,12…の個別
のシステム組込みを示す説明図であって、前述の図11
による推論で、各店舗毎に推論された現金運用量(準備
金)が各店舗の個別システム61に入力されると、この
現金運用量(準備金)はその内の紙幣放出枚数予測値
(現金放出予測値)が運用量推論部62の推論/推論制
御部63でチェックされ、また、運用マージンは運用マ
ージン補正部64でチェックされる。
のシステム組込みを示す説明図であって、前述の図11
による推論で、各店舗毎に推論された現金運用量(準備
金)が各店舗の個別システム61に入力されると、この
現金運用量(準備金)はその内の紙幣放出枚数予測値
(現金放出予測値)が運用量推論部62の推論/推論制
御部63でチェックされ、また、運用マージンは運用マ
ージン補正部64でチェックされる。
【0105】上述の推論/推論制御部63の推論制御部
65には店舗の特性で設定した店舗運用ルールをファイ
ルしている店舗運用ルールファイル66と、推論した予
測データをファイルする予測データファイル67と、取
引の実績テータをファイルした実績データファイル68
と、推論部69を備え、入力された紙幣放出枚数予測値
(現金放出予測値)は、店舗運用ルールと、予測データ
と、実績データによりさらに推論してその精度を向上
し、補正した予測値(推論値)を予測データファイルに
ファイルすると共に、この紙幣放出枚数予測値(現金放
出予測値、または図7で示す実際値の補正現金必要量)
は運用金出力部70に入力される。
65には店舗の特性で設定した店舗運用ルールをファイ
ルしている店舗運用ルールファイル66と、推論した予
測データをファイルする予測データファイル67と、取
引の実績テータをファイルした実績データファイル68
と、推論部69を備え、入力された紙幣放出枚数予測値
(現金放出予測値)は、店舗運用ルールと、予測データ
と、実績データによりさらに推論してその精度を向上
し、補正した予測値(推論値)を予測データファイルに
ファイルすると共に、この紙幣放出枚数予測値(現金放
出予測値、または図7で示す実際値の補正現金必要量)
は運用金出力部70に入力される。
【0106】また、この運用金出力部70には運用マー
ジン補正部64の運用マージンファイル71から運用マ
ージンが入力され、この運用金出力部70からは紙幣放
出枚数予測値(現金放出予測値枚数)と運用マージンを
加算した紙幣運用枚数が出力される。
ジン補正部64の運用マージンファイル71から運用マ
ージンが入力され、この運用金出力部70からは紙幣放
出枚数予測値(現金放出予測値枚数)と運用マージンを
加算した紙幣運用枚数が出力される。
【0107】また、上述の運用金出力部70の紙幣運用
枚数は機器別紙幣配分部72に入力され、該部72には
実績データ68の各機器の実績データが入力されて、各
自動取引機11,12…への機器別紙幣配分枚数が割当
てられて出力される。
枚数は機器別紙幣配分部72に入力され、該部72には
実績データ68の各機器の実績データが入力されて、各
自動取引機11,12…への機器別紙幣配分枚数が割当
てられて出力される。
【0108】さらに、推論部/推論制御部63の予測デ
ータファイル67および実績データファイル68の予測
データと実績データは、グラフ出力部73とワーニング
出力部74とに出力され、グラフ出力部73は予測デー
タと実績データとをグラフで出力し、ワーニング出力部
74は予測データと実績データとがずれて紙幣切れが生
じるとき警報を出力する。
ータファイル67および実績データファイル68の予測
データと実績データは、グラフ出力部73とワーニング
出力部74とに出力され、グラフ出力部73は予測デー
タと実績データとをグラフで出力し、ワーニング出力部
74は予測データと実績データとがずれて紙幣切れが生
じるとき警報を出力する。
【0109】また、取引データ収集部75は各自動取引
機11,12…からの取引データを収集して、前述の実
績データファイル68に記録し、また、の実績データは
前述の運用マージン補正部64の補正機能部76に入力
されて、運用マージンを補正して、その精度を向上させ
る。
機11,12…からの取引データを収集して、前述の実
績データファイル68に記録し、また、の実績データは
前述の運用マージン補正部64の補正機能部76に入力
されて、運用マージンを補正して、その精度を向上させ
る。
【0110】[運用マージン量の算出方法(補正方法)
の説明]前述の図10で説明したごとく、現金運用量
(準備金)は現金放出予測値に運用マージンの量を加算
した量であり、 現金運用量(準備金)=現金放出予測値+運用マージン であって、運用マージンの量は 運用マージン=現金運用量(準備金)−現金放出予測値 であり、換言すれば、図40に示すごとく、現金運用量
(準備金)、具体例としては、補充した現金準備量から
出金に伴い現金が最少残量となったときの現金の最大差
から放出量(現金放出予測値)を差し引いた値が運用マ
ージンとなる。 運用マージン=最大差−放出量 したがって、運用マージン量の算出は、まず、上述の放
出量の推論値(現金放出予測値)を算出する。なお、こ
の放出予測値は図11、図12で説明した通りである。
の説明]前述の図10で説明したごとく、現金運用量
(準備金)は現金放出予測値に運用マージンの量を加算
した量であり、 現金運用量(準備金)=現金放出予測値+運用マージン であって、運用マージンの量は 運用マージン=現金運用量(準備金)−現金放出予測値 であり、換言すれば、図40に示すごとく、現金運用量
(準備金)、具体例としては、補充した現金準備量から
出金に伴い現金が最少残量となったときの現金の最大差
から放出量(現金放出予測値)を差し引いた値が運用マ
ージンとなる。 運用マージン=最大差−放出量 したがって、運用マージン量の算出は、まず、上述の放
出量の推論値(現金放出予測値)を算出する。なお、こ
の放出予測値は図11、図12で説明した通りである。
【0111】次に前述の最大差およびその上限値を実績
データに基づいて算出する。そして、これら現金放出予
測値と最大差上限値とで運用マージン量の上限値を算出
する。すなわち、 運用マージン量上限値=最大差上限値−現金放出予測値 ここで、上述の各上限値の算出方法については、単純に
実績データの最大値を用いるもよく、また、固定値でも
よく、さらには、実績データに基づく推論方式を用いる
もよい。さらに、最大差の上限値の意味合いは、所定期
間において必要な現金量の上限値とする。
データに基づいて算出する。そして、これら現金放出予
測値と最大差上限値とで運用マージン量の上限値を算出
する。すなわち、 運用マージン量上限値=最大差上限値−現金放出予測値 ここで、上述の各上限値の算出方法については、単純に
実績データの最大値を用いるもよく、また、固定値でも
よく、さらには、実績データに基づく推論方式を用いる
もよい。さらに、最大差の上限値の意味合いは、所定期
間において必要な現金量の上限値とする。
【0112】図41は、運用マージンの補正による変動
を示す。運用マージンを用いた現金運用量(準備金、例
えば、1日間)の算出は、 現金運用量(準備金)=現金放出予測値+運用マージン
上限値 を基本式として考えるが、しかし、この基本式を次の条
件で補正する。
を示す。運用マージンを用いた現金運用量(準備金、例
えば、1日間)の算出は、 現金運用量(準備金)=現金放出予測値+運用マージン
上限値 を基本式として考えるが、しかし、この基本式を次の条
件で補正する。
【0113】すなわち、現金放出予測値が少ないとき、
図41の傾斜線部分(イ)のときであって、 現金放出予測値≦最大差上限値−運用マージン上限値 のとき、前述の基本式で運用マージンを算出する。
図41の傾斜線部分(イ)のときであって、 現金放出予測値≦最大差上限値−運用マージン上限値 のとき、前述の基本式で運用マージンを算出する。
【0114】しかし、最大差上限値−運用マージン上限
値<現金放出予測値≦最大差上限値のとき、すなわち、
図41の水平実線部分(ロ)のときは、 現金運用量(準備金)=最大差上限値 とすることて、運用マージンは現金放出予測値に応じて
変動(補正)する。
値<現金放出予測値≦最大差上限値のとき、すなわち、
図41の水平実線部分(ロ)のときは、 現金運用量(準備金)=最大差上限値 とすることて、運用マージンは現金放出予測値に応じて
変動(補正)する。
【0115】さらに、 最大差上限値<現金放出予測値 のとき、すなわち、図41の傾斜線部分(ハ)のときは 現金運用量(準備金)=現金放出予測値 とすることで、運用マージンは零で対処できる。
【0116】これらの結果、運用マージンを現金放出予
測値に応じて補正することで、図36の斜線部分だけ運
用マージンの量が減少し、現金の運用効率を向上させる
ことができる。
測値に応じて補正することで、図36の斜線部分だけ運
用マージンの量が減少し、現金の運用効率を向上させる
ことができる。
【0117】図13は、紙幣放出枚数予測値(現金放出
予測値枚数)の推論アルゴリズムと学習機能を示す説明
図であって、カレンダ処理機能部81は日を設定するこ
とができれ、ルール変更部82は推論のためのファジイ
ルールを設定することができ、初期設定部83では装填
初期値を設定することができる。
予測値枚数)の推論アルゴリズムと学習機能を示す説明
図であって、カレンダ処理機能部81は日を設定するこ
とができれ、ルール変更部82は推論のためのファジイ
ルールを設定することができ、初期設定部83では装填
初期値を設定することができる。
【0118】前述のカレンダ処理機能部81で特別日
(例えば、競馬、競輪、或いはバーゲンセールなどで多
くの人が集合する催し開催日など)に設定されると、こ
の特別日にはそれに対応した特別日ルール84で紙幣放
出枚数予測値(現金放出予測値枚数)が推論される。
(例えば、競馬、競輪、或いはバーゲンセールなどで多
くの人が集合する催し開催日など)に設定されると、こ
の特別日にはそれに対応した特別日ルール84で紙幣放
出枚数予測値(現金放出予測値枚数)が推論される。
【0119】また、前述のカレンダ処理機能部81が平
日、および、変動日(例えば、給料日、終末曜日、五・
十日、月始、月末、年始、年末など)並びに、土曜日、
日曜日を設定すると、それぞれに対応した汎用ルール8
4で推論され、さらにルールにも重みが付加されて推論
される。
日、および、変動日(例えば、給料日、終末曜日、五・
十日、月始、月末、年始、年末など)並びに、土曜日、
日曜日を設定すると、それぞれに対応した汎用ルール8
4で推論され、さらにルールにも重みが付加されて推論
される。
【0120】上述の汎用ルール85で推論された紙幣放
出枚数予測値はランク決定部86でランクを決定し、ラ
ンク値設定部87には各ランクに対応する紙幣放出枚数
を設定し、放出金予測部88では決定されたランク、そ
のランク値、さらに初期設定部83からの初期装填枚数
により決定した紙幣放出枚数を出力し、また、前述の特
別日ルール84からの推論に対しても、上述と同様に初
期設定部83からの初期設定枚数により決定された紙幣
放出枚数を出力する。
出枚数予測値はランク決定部86でランクを決定し、ラ
ンク値設定部87には各ランクに対応する紙幣放出枚数
を設定し、放出金予測部88では決定されたランク、そ
のランク値、さらに初期設定部83からの初期装填枚数
により決定した紙幣放出枚数を出力し、また、前述の特
別日ルール84からの推論に対しても、上述と同様に初
期設定部83からの初期設定枚数により決定された紙幣
放出枚数を出力する。
【0121】上述のようにして推論され紙幣放出枚数で
稼動したとき、自動取引機11,12…からの実績デー
タが実績データ部89に収集され、ランク値チューナ9
0はランク値を抽出し、これを学習してランク値設定部
87のランク値を更新し、また、重みチューナ92は実
績データからルール重みを抽出し、これを学習して汎用
ルール85のルール重みを更新する。
稼動したとき、自動取引機11,12…からの実績デー
タが実績データ部89に収集され、ランク値チューナ9
0はランク値を抽出し、これを学習してランク値設定部
87のランク値を更新し、また、重みチューナ92は実
績データからルール重みを抽出し、これを学習して汎用
ルール85のルール重みを更新する。
【0122】[ランク付けの説明]前述のランク決定部
86およびランク値設定部87におけるランクについ
て、3つのランクの場合を説明する。紙幣の需要量の出
力範囲が0〜1000枚とし、 需要量が0以上から1000枚未満のとき、 ランクL 1000枚以上から5000枚未満のとき、 ランクM 5000枚以上から10000枚未満のとき、ランクH とする。図14に示すメンバシップ関数と、以下のファ
ジイルールを用いてファジイ推論を実行し、各ランクの
適合度を求める。
86およびランク値設定部87におけるランクについ
て、3つのランクの場合を説明する。紙幣の需要量の出
力範囲が0〜1000枚とし、 需要量が0以上から1000枚未満のとき、 ランクL 1000枚以上から5000枚未満のとき、 ランクM 5000枚以上から10000枚未満のとき、ランクH とする。図14に示すメンバシップ関数と、以下のファ
ジイルールを用いてファジイ推論を実行し、各ランクの
適合度を求める。
【0123】すなわち、 IF 月 初=H THEN ランク=L IF 月 初=M THEN ランク=M IF 給料日=直前 THEN ランク=L IF 給料日=一致 THEN ランク=H IF 給料日=直後 THEN ランク=H IF 月 末=H THEN ランク=H IF 月 末=M THEN ランク=M このようなファジイルールから各ランク適合度が最大と
なるランクを選択し、適合度が最大となるランクが複数
存在する場合には、需要量の多いランクを選択する。出
力としては、選択されたランクと各ランクに対応するラ
ンク値の最大値を用いる。このように推論結果をランク
で出力すると、実績データのばらつきが大きい場合やサ
ンプルデータが少ない場合出も有効に推論ができる効果
を有する。
なるランクを選択し、適合度が最大となるランクが複数
存在する場合には、需要量の多いランクを選択する。出
力としては、選択されたランクと各ランクに対応するラ
ンク値の最大値を用いる。このように推論結果をランク
で出力すると、実績データのばらつきが大きい場合やサ
ンプルデータが少ない場合出も有効に推論ができる効果
を有する。
【0124】[ランク値およびルール重みの学習の説
明]各ランクの範囲とルール重みを実績需要量に基づい
て学習する。各ランクの最大値は、予め設定された過去
一定期間中(例えば、過去3カ月間)において同一ラン
クと予想された場合における実績需要量の最大値とす
る。
明]各ランクの範囲とルール重みを実績需要量に基づい
て学習する。各ランクの最大値は、予め設定された過去
一定期間中(例えば、過去3カ月間)において同一ラン
クと予想された場合における実績需要量の最大値とす
る。
【0125】ルールの重みは、汎用ルール群のうち、有
意なルール(予測正当率の高いルール)を採用する。こ
れは、過去一定期間中のデータを全ての汎用ルールに一
旦適用し、予測需要量と実績需要量とを比較して、各汎
用ルールの予測正当率を求める。
意なルール(予測正当率の高いルール)を採用する。こ
れは、過去一定期間中のデータを全ての汎用ルールに一
旦適用し、予測需要量と実績需要量とを比較して、各汎
用ルールの予測正当率を求める。
【0126】各予測正当率が、予め設定された閾値以上
のルールを今後推論部69で用いることにする。また、
予測正当率を各ルールの重みとして用いることにする。
さらに、全ての場合考慮した汎用ルールは予め用意され
ているものとする。以上のようにランクとルール重みを
実績に基づいて学習することで、特別な初期設定を必要
としない。また、環境の変化に対して追従する効果を有
する。
のルールを今後推論部69で用いることにする。また、
予測正当率を各ルールの重みとして用いることにする。
さらに、全ての場合考慮した汎用ルールは予め用意され
ているものとする。以上のようにランクとルール重みを
実績に基づいて学習することで、特別な初期設定を必要
としない。また、環境の変化に対して追従する効果を有
する。
【0127】[危険率の説明]危険率とは予測需要量を
越えて、実際に需要が発生する確率であって、現金切れ
発生率により需要量の予測結果を出力する。推論部69
において確率的推論法を用い、これに使用される式は
[数1]に示す通りである。
越えて、実際に需要が発生する確率であって、現金切れ
発生率により需要量の予測結果を出力する。推論部69
において確率的推論法を用い、これに使用される式は
[数1]に示す通りである。
【0128】
【数1】
【0129】各種の要因iによる需要量空間(x)にお
ける確率密度分布Pi(x)を仮設する。但し、積分は
上述の式1とする。各確率密度分布Pi(x)に対する
ルールの重みμiをファジイ推論により求める。このと
き、予測需要量は、需要量空間(x)における確率密度
分布P(x)として、 P(x)=ΣμiPi(x)/Σμi …………式4 で求められる。但し、積分は前述の式2とする。
ける確率密度分布Pi(x)を仮設する。但し、積分は
上述の式1とする。各確率密度分布Pi(x)に対する
ルールの重みμiをファジイ推論により求める。このと
き、予測需要量は、需要量空間(x)における確率密度
分布P(x)として、 P(x)=ΣμiPi(x)/Σμi …………式4 で求められる。但し、積分は前述の式2とする。
【0130】確率密度分布P(x)の概形を、図15の
下段に示すように、横軸x、縦軸P(x)のグラフを用
いてユーザに表示し、ユーザが任意の需要量x0を選択
した際、前述の式3が予測需要量x0を越えて、実際に
需要が発生する確率(危険率)を意味する。この危険率
も同時にユーザに表示することによって、ユーザが予測
需要量と危険率の関係を把握しつつ、ユーザが、準備す
べき予測需要量を決めることができ、これによって、ユ
ーザの所望の現金切れ発生率を保証する効果が得られ
る。
下段に示すように、横軸x、縦軸P(x)のグラフを用
いてユーザに表示し、ユーザが任意の需要量x0を選択
した際、前述の式3が予測需要量x0を越えて、実際に
需要が発生する確率(危険率)を意味する。この危険率
も同時にユーザに表示することによって、ユーザが予測
需要量と危険率の関係を把握しつつ、ユーザが、準備す
べき予測需要量を決めることができ、これによって、ユ
ーザの所望の現金切れ発生率を保証する効果が得られ
る。
【0131】さらに、上述の需要量の確率密度分布P
(x)について説明すると、ti時点の実測需要量(紙
幣枚数)を確率変数Xiで表し、P(xi)を需要量間
策空間(xi)における確率密度分布とすると、各時点
の実測需要量の変動様子の概要が、図16に示すことが
できる。
(x)について説明すると、ti時点の実測需要量(紙
幣枚数)を確率変数Xiで表し、P(xi)を需要量間
策空間(xi)における確率密度分布とすると、各時点
の実測需要量の変動様子の概要が、図16に示すことが
できる。
【0132】さらに、危険率と需要量との関係を説明す
ると、図17に示すように、ti時点でのユーザ所望現
金量x0で表し、もしti時点の実測需要量xi(2)
がユーザ所望現金量x0より多ければ現金切れ(紙幣切
れ)が発生することになる。
ると、図17に示すように、ti時点でのユーザ所望現
金量x0で表し、もしti時点の実測需要量xi(2)
がユーザ所望現金量x0より多ければ現金切れ(紙幣切
れ)が発生することになる。
【0133】さらに、ti時点の現金切れ率(危険率)
をP(xi>x0)で表すと、ユーザ所望現金量x0と
対応する現金切れ率(危険率)が[数2]の式5により
求められる。
をP(xi>x0)で表すと、ユーザ所望現金量x0と
対応する現金切れ率(危険率)が[数2]の式5により
求められる。
【0134】
【数2】
【0135】したがって、ユーザが任意の所望需要量x
0を設定した際に、それと対応している現金切れ率(危
険率)が直ぐ計算され、かつ同時に画面に表示されるた
め、ユーザが、予測需要量と危険率の関係を把握しなが
ら、準備すべき予測量の意識決定を下すことができる効
果がある。
0を設定した際に、それと対応している現金切れ率(危
険率)が直ぐ計算され、かつ同時に画面に表示されるた
め、ユーザが、予測需要量と危険率の関係を把握しなが
ら、準備すべき予測量の意識決定を下すことができる効
果がある。
【0136】なお、図18は、ユーザが任意の所望需要
量x0を選択したときの危険率10%を示すし、この危
険率10%の場合は、10回に1回の割合で現金切れが
発生することを意味している。
量x0を選択したときの危険率10%を示すし、この危
険率10%の場合は、10回に1回の割合で現金切れが
発生することを意味している。
【0137】上述危険率の応用としては2種類がある。
その1は、予測需要量の危険率をユーザに知らせるこ
と、その2は、予測需要量を危険率で補正すること、で
ある。
その1は、予測需要量の危険率をユーザに知らせるこ
と、その2は、予測需要量を危険率で補正すること、で
ある。
【0138】図19に示すように、例えば、 予測需要量 1500万円 危険率算出 5% のように予測需要量が1500万円を設定したとき、そ
の危険率が5%として算出されて、画面に表示される。
これをユーザにより3%に変更補正するとすれば、前述
の式5を用いて算出することで、予測需要量が2300
万円となる。
の危険率が5%として算出されて、画面に表示される。
これをユーザにより3%に変更補正するとすれば、前述
の式5を用いて算出することで、予測需要量が2300
万円となる。
【0139】[ラベルの設定の説明]単純に日付を元に
推論知識を作ると、本来その日付が持つ意味との対応が
変化した場合に推論知識の大量の修正が必要となり、ま
た、カレンダの設定も非常に多くの労力を必要とする。
そこで日付の意味をラベル(ファジイ値)として設定可
能にすれば、これらの問題点が解決され、カレンダの設
定が簡単になり、例えば、図20に示すように、毎月2
5日が給料日であるというラベルでは、表示器19にラ
ベルNo1を表示し、これに設定事項として入力キー2
3で入力する。表示部分の「ラベル」は文字入力、「周
期単位」は選択入力、「周期」およひ「起点日」は文字
入力で設定することができる。
推論知識を作ると、本来その日付が持つ意味との対応が
変化した場合に推論知識の大量の修正が必要となり、ま
た、カレンダの設定も非常に多くの労力を必要とする。
そこで日付の意味をラベル(ファジイ値)として設定可
能にすれば、これらの問題点が解決され、カレンダの設
定が簡単になり、例えば、図20に示すように、毎月2
5日が給料日であるというラベルでは、表示器19にラ
ベルNo1を表示し、これに設定事項として入力キー2
3で入力する。表示部分の「ラベル」は文字入力、「周
期単位」は選択入力、「周期」およひ「起点日」は文字
入力で設定することができる。
【0140】このように、ラベルを基本とした推論知識
データにすると、推論知識が分かり易くなり、また、周
辺環境や社会制度の若干の変化に対しては設定を変更す
ることにより、以前の学習結果を無駄にすることなく利
用できる効果を有する。
データにすると、推論知識が分かり易くなり、また、周
辺環境や社会制度の若干の変化に対しては設定を変更す
ることにより、以前の学習結果を無駄にすることなく利
用できる効果を有する。
【0141】[予測値の上限値・下限値の説明]実際に
需要量を予測する場合、準備する現金に制限があるため
予測量をそのまま使用できないことがある。したがっ
て、予測値に上限値・下限値を設定することで、予測結
果(推論結果)をその上・下限を意識することなく利用
でき、また、上・下限を越えているときは、ユーザが認
識することができる効果を有する。
需要量を予測する場合、準備する現金に制限があるため
予測量をそのまま使用できないことがある。したがっ
て、予測値に上限値・下限値を設定することで、予測結
果(推論結果)をその上・下限を意識することなく利用
でき、また、上・下限を越えているときは、ユーザが認
識することができる効果を有する。
【0142】図21は、上限・下限を制御する構成を示
し、推論部69に上下限処理部101を接続させて、該
部101で推論部69で予測された予測値の上限値と下
限値を設定すると共に、上記予測値が上下限を越えた場
合、それ以上の値にならないように、演算を実行する。
また、上述の上下限処理部101には上下限記憶部10
2と表示器19を接続すると共に、上下限記憶部102
と表示器19とも接続されている。
し、推論部69に上下限処理部101を接続させて、該
部101で推論部69で予測された予測値の上限値と下
限値を設定すると共に、上記予測値が上下限を越えた場
合、それ以上の値にならないように、演算を実行する。
また、上述の上下限処理部101には上下限記憶部10
2と表示器19を接続すると共に、上下限記憶部102
と表示器19とも接続されている。
【0143】この上下限処理部101の処理動作を図2
2を参照して説明すると、該上下限処理部101には予
め、予測値の上限値と下限値を設定しており(ステップ
n21)、推論部69から推論結果の予測値が入力され
ると、該予測値が上限値より大きいか否かを判定し(ス
テップn22)、予測値が上限値を越えるときは、図2
3に示すように、予測結果(上限値)と上限値を越えた
量を表示器19に表示する(ステップn23)。
2を参照して説明すると、該上下限処理部101には予
め、予測値の上限値と下限値を設定しており(ステップ
n21)、推論部69から推論結果の予測値が入力され
ると、該予測値が上限値より大きいか否かを判定し(ス
テップn22)、予測値が上限値を越えるときは、図2
3に示すように、予測結果(上限値)と上限値を越えた
量を表示器19に表示する(ステップn23)。
【0144】上述のステップn22の判定で上限値を越
えないときは、次に、予測値が下限値より小さいか否か
を判定し(ステップn24)、予測値が下限値を越える
ときは、予測結果(下限値)と下限値を越えた量を表示
器19に表示する(ステップn25)。しかし、上述の
ステップn24の判定で下限値を越えないときは、予測
値を予測結果として表示器19に表示して処理を終了す
る。
えないときは、次に、予測値が下限値より小さいか否か
を判定し(ステップn24)、予測値が下限値を越える
ときは、予測結果(下限値)と下限値を越えた量を表示
器19に表示する(ステップn25)。しかし、上述の
ステップn24の判定で下限値を越えないときは、予測
値を予測結果として表示器19に表示して処理を終了す
る。
【0145】[現金運用量を放出予測値と運用マージン
とに分けた説明]既に図10で示したように、現金運用
量(準備金)は、現金の放出予測値と運用マージンとで
構成する。上述の放出予測値は出金−入金の差である放
出量であり、この放出量と、運用マージンとにより予測
することによって、予測精度を向上させることができる
効果がある。
とに分けた説明]既に図10で示したように、現金運用
量(準備金)は、現金の放出予測値と運用マージンとで
構成する。上述の放出予測値は出金−入金の差である放
出量であり、この放出量と、運用マージンとにより予測
することによって、予測精度を向上させることができる
効果がある。
【0146】すなわち、連続的な出金がどれだけ行われ
るかは、利用客の行動によるので不明である。したがっ
て、この不明な運用マージンを一律或いは学習し、放出
量の予測とは別に持たせることで、現金運用量の精度を
向上させることができる。勿論、前述の放出量と運用マ
ージンとは別々に推論、学習することも予測の精度向上
につながる。
るかは、利用客の行動によるので不明である。したがっ
て、この不明な運用マージンを一律或いは学習し、放出
量の予測とは別に持たせることで、現金運用量の精度を
向上させることができる。勿論、前述の放出量と運用マ
ージンとは別々に推論、学習することも予測の精度向上
につながる。
【0147】[他の実施例]図24は、前述の図12に
関連したより具体的な実施例を示し、同一機能について
は同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。典
型店舗タイプファイル111にはリモートメンテ112
により典型的な店舗の複数のタイプを示すデータをファ
イルしている。すなわち、推論用ルールベースを汎用化
するために、類似店舗の分類が必要であり、他店舗の特
徴データがリモートメンテにより得られるため、典型店
舗を作成するためのデータが効率的に収集でき、収集の
結果により複数の典型店舗タイプが前述の典型店舗タイ
プファイル111にファイルされる。
関連したより具体的な実施例を示し、同一機能について
は同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。典
型店舗タイプファイル111にはリモートメンテ112
により典型的な店舗の複数のタイプを示すデータをファ
イルしている。すなわち、推論用ルールベースを汎用化
するために、類似店舗の分類が必要であり、他店舗の特
徴データがリモートメンテにより得られるため、典型店
舗を作成するためのデータが効率的に収集でき、収集の
結果により複数の典型店舗タイプが前述の典型店舗タイ
プファイル111にファイルされる。
【0148】現金運用量(準備金)の設定部110に当
該店舗固有の該現金運用量(準備金)の初期値として、
店舗タイプを設定すると、要因重み生成部113で典型
店舗タイプと比較して、ルールの重みの修正がチェック
される。
該店舗固有の該現金運用量(準備金)の初期値として、
店舗タイプを設定すると、要因重み生成部113で典型
店舗タイプと比較して、ルールの重みの修正がチェック
される。
【0149】図25は、上述の設定部110の設定の表
示を示し、店舗タイプの設定には、場所の特徴、客層の
特徴、主変動要因、取引特徴(紙幣枚数)等の特徴項目
を店舗特性として入力され、そして、この店舗タイプの
設定は、同じ店舗であっても日によって異なるので、そ
の都度設定されて全て記憶され、過去において類似する
日があれば、その類似する過去のタイプを指定すること
で、店舗タイプの設定に代えられる。
示を示し、店舗タイプの設定には、場所の特徴、客層の
特徴、主変動要因、取引特徴(紙幣枚数)等の特徴項目
を店舗特性として入力され、そして、この店舗タイプの
設定は、同じ店舗であっても日によって異なるので、そ
の都度設定されて全て記憶され、過去において類似する
日があれば、その類似する過去のタイプを指定すること
で、店舗タイプの設定に代えられる。
【0150】図26は、前述の要因重み生成部113の
処理を示し、設定部110で設定された店舗特性が入力
されると(ステップn31)、典型店舗タイプファイル
111にファイルされている典型店舗タイプとのマッチ
ングが取られて(ステップn32)、この店舗と一番類
似している典型的なタイプの店舗抽出が行われる(ステ
ップn33)。なお、このようにシステムが自動的にこ
の店舗と一番類似している店舗タイプを選択する。その
ためユーザの初期設定の工数が大幅に削減できる効果を
有する。次いで、この店舗と類似店舗タイプとを比較
し、初期の変動要因のルール重みテーブルを生成して
(ステップn34)、類似店舗タイプと異なる部分はル
ール重みを修正し(ステップn35,n36)、ルール
重みテーブルを完成して、運用量システム62の店舗運
用ルールファイル66と運用マージン補正量117の運
用マージンファイル118にファイルすべく出力する。
処理を示し、設定部110で設定された店舗特性が入力
されると(ステップn31)、典型店舗タイプファイル
111にファイルされている典型店舗タイプとのマッチ
ングが取られて(ステップn32)、この店舗と一番類
似している典型的なタイプの店舗抽出が行われる(ステ
ップn33)。なお、このようにシステムが自動的にこ
の店舗と一番類似している店舗タイプを選択する。その
ためユーザの初期設定の工数が大幅に削減できる効果を
有する。次いで、この店舗と類似店舗タイプとを比較
し、初期の変動要因のルール重みテーブルを生成して
(ステップn34)、類似店舗タイプと異なる部分はル
ール重みを修正し(ステップn35,n36)、ルール
重みテーブルを完成して、運用量システム62の店舗運
用ルールファイル66と運用マージン補正量117の運
用マージンファイル118にファイルすべく出力する。
【0151】図24において、推論制御部65は設定さ
れた店舗タイプのルールに基づいて準備金(現金運用
量)を推論し、この推論に用いた推論知識とその適用事
例を表示部114(表示器19に対応)に表示し、ま
た、推論結果および運用マージンにより準備金(現金運
用量)予想値を準備金設定部115に出力し、さらに、
予測データ、実績データをファイル67,68から予測
精度モニタ116に出力し、準備金設定部115で設定
された準備金(現金運用量)は準備金出力部70から出
力される。
れた店舗タイプのルールに基づいて準備金(現金運用
量)を推論し、この推論に用いた推論知識とその適用事
例を表示部114(表示器19に対応)に表示し、ま
た、推論結果および運用マージンにより準備金(現金運
用量)予想値を準備金設定部115に出力し、さらに、
予測データ、実績データをファイル67,68から予測
精度モニタ116に出力し、準備金設定部115で設定
された準備金(現金運用量)は準備金出力部70から出
力される。
【0152】なお、前述の実績データファイル68には
各自動取引機11,12…からの取引実績のデータが入
力され、ファイルされる。
各自動取引機11,12…からの取引実績のデータが入
力され、ファイルされる。
【0153】前述の運用マージン補正部117は運用マ
ージンを実績に基づいて補正し、そのために実績データ
ファイル68から運用マージンの実績データが補正機能
部119に入力されて運用マージンが補正され、精度の
向上した運用マージンデータが出力される。
ージンを実績に基づいて補正し、そのために実績データ
ファイル68から運用マージンの実績データが補正機能
部119に入力されて運用マージンが補正され、精度の
向上した運用マージンデータが出力される。
【0154】図27は、上述の表示部114(表示器1
9)の制御による表示を示し、この表示部114による
表示制御ではこの推論に用いた推論知識(パラメータ情
報)とその適用事例、すなわち、有効ルール知識(パラ
メータ情報)を表示している。
9)の制御による表示を示し、この表示部114による
表示制御ではこの推論に用いた推論知識(パラメータ情
報)とその適用事例、すなわち、有効ルール知識(パラ
メータ情報)を表示している。
【0155】この表示事項としては、推論結果である準
備金予測値(紙幣枚数)、ルール内容、ルール番号、該
ルールの適合度、信頼度、利用回数、補正回数、本推論
知識の過去の適用事例とその評価一覧、および要因重み
であって、過去の適用事例は、日付/曜日、その適合
度、推論結果、補正の有無、補正がある時その補正量で
あり、さらに、要因重みは、意味を持つ日の重みを示し
ている。
備金予測値(紙幣枚数)、ルール内容、ルール番号、該
ルールの適合度、信頼度、利用回数、補正回数、本推論
知識の過去の適用事例とその評価一覧、および要因重み
であって、過去の適用事例は、日付/曜日、その適合
度、推論結果、補正の有無、補正がある時その補正量で
あり、さらに、要因重みは、意味を持つ日の重みを示し
ている。
【0156】上述のように推論に用いた推論知識(パラ
メータ情報)とその適用事例を表示することで、すなわ
ち、選択されたルールの中で、そのルールの適合度が一
番大きいものに関して、そのルールの適合度、信頼度、
およびそのルールの過去の適用事例などの情報をユーザ
に提示することで、ユーザは該当予測ルールの適用効果
を判断することができ、またユーザ側が補正(外部補
正)したときこの補正に対して自信を持たせることもで
き、ユーザの判断による予測精度の改善(準備金の設
定)が容易になる効果が得られる。
メータ情報)とその適用事例を表示することで、すなわ
ち、選択されたルールの中で、そのルールの適合度が一
番大きいものに関して、そのルールの適合度、信頼度、
およびそのルールの過去の適用事例などの情報をユーザ
に提示することで、ユーザは該当予測ルールの適用効果
を判断することができ、またユーザ側が補正(外部補
正)したときこの補正に対して自信を持たせることもで
き、ユーザの判断による予測精度の改善(準備金の設
定)が容易になる効果が得られる。
【0157】図28は、既に図24で示した追加ルール
知識の生成部120の処理を示す。前段の推論制御部6
5の推論で用いられた推論知識とその適用事例が上述の
追加ルール知識の生成部120に入力されると、過去の
実績と比較して推論が外れいるか否かを判定する(ステ
ップn71,n72)。
知識の生成部120の処理を示す。前段の推論制御部6
5の推論で用いられた推論知識とその適用事例が上述の
追加ルール知識の生成部120に入力されると、過去の
実績と比較して推論が外れいるか否かを判定する(ステ
ップn71,n72)。
【0158】推論が外れていないと判定したときは信頼
できる推論である旨を表示のメッセージとしてセットし
て出力する(ステップn73)。しかし、推論が外れて
いると判定したとき(ステップn72、NO判定)、外
れ履歴ファイル70にファイルする(ステッフn7
4)。
できる推論である旨を表示のメッセージとしてセットし
て出力する(ステップn73)。しかし、推論が外れて
いると判定したとき(ステップn72、NO判定)、外
れ履歴ファイル70にファイルする(ステッフn7
4)。
【0159】図29は、外れ履歴ファイル70のファイ
ル内容を示し、該内容は、日付、要因項目、適用ルール
番号、曜日ラベル、適合度、信頼度、補正回数、利用回
数、実績値、予測値等のデータである。
ル内容を示し、該内容は、日付、要因項目、適用ルール
番号、曜日ラベル、適合度、信頼度、補正回数、利用回
数、実績値、予測値等のデータである。
【0160】図28に戻って、上述の外れ履歴ファイル
121より過去に外れた推論の類似パターンを検索して
(ステップn75)、この類似パターンと当該外れた推
論とから特徴量と特記項目(ルール)を抽出し(ステッ
プn76)、外れタイプの原因を判断する(ステップn
77)。
121より過去に外れた推論の類似パターンを検索して
(ステップn75)、この類似パターンと当該外れた推
論とから特徴量と特記項目(ルール)を抽出し(ステッ
プn76)、外れタイプの原因を判断する(ステップn
77)。
【0161】上述の推論が外れた原因が予測知識の欠落
であると判断したときは(ステップn78)、欠落した
知識を補充するために、ルールの生成を支援する(ステ
ッn79)。また、知識の適用が誤ったいると判断した
ときは(ステップn80)、誤った知識を修正するため
に、ルールの修正を支援する(ステップn81)。ま
た、誤った予測知識を使用したと判断したときは(ステ
ップn82)、その予測知識を削除するために、該当ル
ールの削除を支援する(ステップn83)。
であると判断したときは(ステップn78)、欠落した
知識を補充するために、ルールの生成を支援する(ステ
ッn79)。また、知識の適用が誤ったいると判断した
ときは(ステップn80)、誤った知識を修正するため
に、ルールの修正を支援する(ステップn81)。ま
た、誤った予測知識を使用したと判断したときは(ステ
ップn82)、その予測知識を削除するために、該当ル
ールの削除を支援する(ステップn83)。
【0162】上述のようにして推論の支援が決定される
と、その支援を示す表示のメッセージを出力する。図3
0は、前述の準備金設定部115の設定内容を表示器1
9に出力した状態を示し、表示事項は、推論結果、外部
推定補正量、これらを加味した推定準備金枚数、および
補正量修正入力値である。この準備金設定部115では
ユーザの人間の判断をシステムに導入することができ
る。これは複雑な変動による予測精度の大幅な低下を防
止するのに有効であり、さらに、予測が外れたときこれ
を再設定することができる効果を有する。
と、その支援を示す表示のメッセージを出力する。図3
0は、前述の準備金設定部115の設定内容を表示器1
9に出力した状態を示し、表示事項は、推論結果、外部
推定補正量、これらを加味した推定準備金枚数、および
補正量修正入力値である。この準備金設定部115では
ユーザの人間の判断をシステムに導入することができ
る。これは複雑な変動による予測精度の大幅な低下を防
止するのに有効であり、さらに、予測が外れたときこれ
を再設定することができる効果を有する。
【0163】図31は、上述の補正量修正入力または再
設定の表示を示し、修正としては要因重みの修正が入力
され、これが修正されたときの外部補正修正量を表示し
ている。
設定の表示を示し、修正としては要因重みの修正が入力
され、これが修正されたときの外部補正修正量を表示し
ている。
【0164】図32は、上述の準備金設定部115の修
正処理を示し、上述の修正処理を実行するに当っては、
予測精度モニタ116から補正指示情報が入力されてお
り、この情報を参照して入力キー23を介し実行する。
外部補正を実行するには図30に示した内容を表示して
おり(ステップn41)、補正を指示すると図31に示
した内容を表示し、そして、補正量および補正理由を入
力する(ステップn42)。すなわち、図31に示すよ
うに、要因重みが予測精度モニタ116からの指示を参
照して補正入力されると、準備金予測値が修正され(ス
テップn43)、外部補正修正量が表示され、これをユ
ーザが確認して、満足できない場合は再補正を実行し
(ステップn42にリターン)、修正がよければ(ステ
ップn44)、その修正結果である準備金予測値を予測
データファイル67と準備金出力部70に出力する(ス
テップn45)。したがって、これより出力される予測
値が準備金の最終決定となる。
正処理を示し、上述の修正処理を実行するに当っては、
予測精度モニタ116から補正指示情報が入力されてお
り、この情報を参照して入力キー23を介し実行する。
外部補正を実行するには図30に示した内容を表示して
おり(ステップn41)、補正を指示すると図31に示
した内容を表示し、そして、補正量および補正理由を入
力する(ステップn42)。すなわち、図31に示すよ
うに、要因重みが予測精度モニタ116からの指示を参
照して補正入力されると、準備金予測値が修正され(ス
テップn43)、外部補正修正量が表示され、これをユ
ーザが確認して、満足できない場合は再補正を実行し
(ステップn42にリターン)、修正がよければ(ステ
ップn44)、その修正結果である準備金予測値を予測
データファイル67と準備金出力部70に出力する(ス
テップn45)。したがって、これより出力される予測
値が準備金の最終決定となる。
【0165】前述の図28で説明したルールの追加があ
る場合は、図33で示すように、表示器19には補正の
入力後、ルール追加の指示が行われる(図28のステッ
プn84参照)。
る場合は、図33で示すように、表示器19には補正の
入力後、ルール追加の指示が行われる(図28のステッ
プn84参照)。
【0166】このルール追加の指示は追加ルールの支援
が表示されており、ルール追加の実行を入力すると、図
34に示すように、前述の追加ルールの支援に対応した
入力指示が表示され、これに沿ってルールを追加入力す
ると、これに伴って推論が補正される。
が表示されており、ルール追加の実行を入力すると、図
34に示すように、前述の追加ルールの支援に対応した
入力指示が表示され、これに沿ってルールを追加入力す
ると、これに伴って推論が補正される。
【0167】図35は予測値と実績値とをグラフで示す
監視の表示を示し、予測値を実績値で監視することで、
その精度を監視することができる。すなわち、実績値を
中心に、例えば、±20%の範囲をグラフ表示すること
で、予測値の監視が容易となり、予測値が外れた時、そ
の傾向もユーザが把握できると共に、ユーザの補正量の
算出が可能となる効果を有する。
監視の表示を示し、予測値を実績値で監視することで、
その精度を監視することができる。すなわち、実績値を
中心に、例えば、±20%の範囲をグラフ表示すること
で、予測値の監視が容易となり、予測値が外れた時、そ
の傾向もユーザが把握できると共に、ユーザの補正量の
算出が可能となる効果を有する。
【0168】すなわち、実績値に対する相対誤差を予測
精度の評価量として、 予測精度の評価量=|実績値−予測値|/実績値 ………式6 の式6で求め、設定された精度値(例えば±0.2)の
範囲を越えるか否かのチェックを行なう。前述の外部
(ユーザ)の補正量の算出か次の式7により行なう。 補正量=w1・e1+w2・e2 ………式7 ここで、e1:予測日の前述の予測誤差 w1:重み係数(例えば、0.7) e2:予測日の前日から1週間前の日(同じ曜日)の予
測誤差 w2:重み係数(例えば、0.3)。
精度の評価量として、 予測精度の評価量=|実績値−予測値|/実績値 ………式6 の式6で求め、設定された精度値(例えば±0.2)の
範囲を越えるか否かのチェックを行なう。前述の外部
(ユーザ)の補正量の算出か次の式7により行なう。 補正量=w1・e1+w2・e2 ………式7 ここで、e1:予測日の前述の予測誤差 w1:重み係数(例えば、0.7) e2:予測日の前日から1週間前の日(同じ曜日)の予
測誤差 w2:重み係数(例えば、0.3)。
【0169】図36は、上述の予測値監視処理を示し、
前述の式5で予測値の精度をチェックし(ステップn5
1)、所定の評価量であれば、OKと判定して(ステッ
プn52)非補正回数のカウント値を更新する(ステッ
プn53)。しかし、所定の評価から外れているとき
は、補正を実行するので、補正回数のカウント値を更新
して(ステップn54)、前述の式7で補正量を算出し
(ステップn55)、予測精度の評価量を表示すると共
に(ステップn56)、該評価量と補正量は予測データ
ファイル67と準備金設定部115に出力される。この
ように予測値の監視処理が実行される。
前述の式5で予測値の精度をチェックし(ステップn5
1)、所定の評価量であれば、OKと判定して(ステッ
プn52)非補正回数のカウント値を更新する(ステッ
プn53)。しかし、所定の評価から外れているとき
は、補正を実行するので、補正回数のカウント値を更新
して(ステップn54)、前述の式7で補正量を算出し
(ステップn55)、予測精度の評価量を表示すると共
に(ステップn56)、該評価量と補正量は予測データ
ファイル67と準備金設定部115に出力される。この
ように予測値の監視処理が実行される。
【0170】[ファジイ予測の具体例]例えば、1店舗
における運用量を推論して予測するには、まず、予測す
る日が何れのモデルに該当するか、モデルを決定する。
このモデルは、例えば、 (1)平日(変動日) (2)土曜日 (3)日曜日 であって、各モデル毎に使用するルールを対応させて設
定する。したがって、予測日のモデルを決定すると、使
用するルールが選択可能となる。
における運用量を推論して予測するには、まず、予測す
る日が何れのモデルに該当するか、モデルを決定する。
このモデルは、例えば、 (1)平日(変動日) (2)土曜日 (3)日曜日 であって、各モデル毎に使用するルールを対応させて設
定する。したがって、予測日のモデルを決定すると、使
用するルールが選択可能となる。
【0171】次に、ランク適合度演算をする。すなわ
ち、ルール毎に各ランクの適合度を演算し、それらを総
合する。
ち、ルール毎に各ランクの適合度を演算し、それらを総
合する。
【0172】例えば、 ルール1.もし、給料日ならば、放出枚数はとても多
い。
い。
【0173】→ランク値HH ルール2.もし、五・十日ならば、放出枚数は多い。
【0174】→ランク値H ルール3.もし、五・十日で金曜日ならば、放出枚数は
とても多い。
とても多い。
【0175】→ランク値HH 等のルールが設定されているものとすると、適用するル
ールによってランク値HH,H、その他M,L等が決定
される。
ールによってランク値HH,H、その他M,L等が決定
される。
【0176】ここで、各ランクに対応して予測値(例え
ば万円札の枚数)を対応させると、 例、 ランクHH=3000枚 ランク H=2000枚 ランク M=1000枚 ランク L= 500枚。
ば万円札の枚数)を対応させると、 例、 ランクHH=3000枚 ランク H=2000枚 ランク M=1000枚 ランク L= 500枚。
【0177】次に、ルール毎の適合度を演算するとすれ
ば、例えば、予測日が26日であって、25日が給料日
であれば、該当ルールは前述の[ルール1]と[ルール
2]であり、[ルール1]を使用すると、そのランクH
Hに対して1日経過後であるため、予測日26日の適合
度は“0.67”である(図37を参照)。
ば、例えば、予測日が26日であって、25日が給料日
であれば、該当ルールは前述の[ルール1]と[ルール
2]であり、[ルール1]を使用すると、そのランクH
Hに対して1日経過後であるため、予測日26日の適合
度は“0.67”である(図37を参照)。
【0178】また、[ルール2]を使用すると、そのラ
ンクHに対して、1日経過後の予定日26日の適合度は
“0.6”となる。すなわち、 予測日 26日 ランクHH→適合度0.67 ランク H→適合度0.67。
ンクHに対して、1日経過後の予定日26日の適合度は
“0.6”となる。すなわち、 予測日 26日 ランクHH→適合度0.67 ランク H→適合度0.67。
【0179】したがって、適合度の高いランクHHを使
用することになり、予測日26日の予測値は前述の例で
は3000枚であって、この値は“0.67”(または
67%)は適合しているものと予測される。
用することになり、予測日26日の予測値は前述の例で
は3000枚であって、この値は“0.67”(または
67%)は適合しているものと予測される。
【0180】次に、ルール重みの学習を行う。前述例の
予測日26日の過去の所定期間の実績放出枚数から、適
応ルールが該当店舗に合致しているかを判断し、不要と
思われるルールを使用域から不使用域に移す(不使用と
する)。
予測日26日の過去の所定期間の実績放出枚数から、適
応ルールが該当店舗に合致しているかを判断し、不要と
思われるルールを使用域から不使用域に移す(不使用と
する)。
【0181】例えば、前述例の予測日26日に対する過
去の実績のランクが、 ランクHH→1回 ランク H→2回 ランク M→0回 ランク L→0回 であって、[ルール1]が1回、[ルール2]が2回で
あったとすれば、[ルール1]は全3回の内、1回しか
成立していないので、この[ルール1]を不使用の域に
移すことになる。勿論、以降の実績で、ランクHが少な
く、ランクHHが多くなれば、[ルール1]は復活さ
れ、使用域に入れられる。
去の実績のランクが、 ランクHH→1回 ランク H→2回 ランク M→0回 ランク L→0回 であって、[ルール1]が1回、[ルール2]が2回で
あったとすれば、[ルール1]は全3回の内、1回しか
成立していないので、この[ルール1]を不使用の域に
移すことになる。勿論、以降の実績で、ランクHが少な
く、ランクHHが多くなれば、[ルール1]は復活さ
れ、使用域に入れられる。
【0182】次に、ランク値の学習を行う。前述例の予
測日26日の過去の所定期間の実績放出枚数から、現在
の各ランク値が妥当か否かを判断し、値を調整する。例
えば、ランクHと予測した日の実績放出枚数が、250
0枚、2000枚、1500枚のように変化があった場
合は、これらの値の内、最大値の2500枚をランクH
予測値とする。これに合せて他のランク値も調整するこ
とができる。すなわち、 ランクHH=3000枚を3500枚に調整 ランク H=2000枚を2500枚に調整 ランク M=1000枚を1500枚に調整 ランク L= 500枚を1000枚に調整。
測日26日の過去の所定期間の実績放出枚数から、現在
の各ランク値が妥当か否かを判断し、値を調整する。例
えば、ランクHと予測した日の実績放出枚数が、250
0枚、2000枚、1500枚のように変化があった場
合は、これらの値の内、最大値の2500枚をランクH
予測値とする。これに合せて他のランク値も調整するこ
とができる。すなわち、 ランクHH=3000枚を3500枚に調整 ランク H=2000枚を2500枚に調整 ランク M=1000枚を1500枚に調整 ランク L= 500枚を1000枚に調整。
【0183】このように所定期間でランク値の学習を行
う。
う。
【0184】[複数の自動取引機間の運用量の推論の説
明]キャッシュコーナにおける個々の自動取引機11,
12…の現金運用量(準備金)の推論では店舗全体とし
ての運用量が不明であり、例えば、他のコーナの窓口装
置では入金処理が多く、これを窓口業務終了後において
不使用であれば、現金の運用が悪い。したがって、各自
動取引機11,12…の現金運用量(準備金)を推論し
た後、各装置間の現金運用量を時系列に判断し、各装置
間の現金移動およびそのルートを含めた現金運用量を推
論することにより、システム全体の現金運用効率を向上
させることができる効果がある。
明]キャッシュコーナにおける個々の自動取引機11,
12…の現金運用量(準備金)の推論では店舗全体とし
ての運用量が不明であり、例えば、他のコーナの窓口装
置では入金処理が多く、これを窓口業務終了後において
不使用であれば、現金の運用が悪い。したがって、各自
動取引機11,12…の現金運用量(準備金)を推論し
た後、各装置間の現金運用量を時系列に判断し、各装置
間の現金移動およびそのルートを含めた現金運用量を推
論することにより、システム全体の現金運用効率を向上
させることができる効果がある。
【0185】図38は、各装置間の現金運用量(準備
金)の推論処理を示し、自動取引機11,12…の例と
して、ATMi(自動預金支払い機)、CDi(自動支
払い機)、窓口機i(窓口入出金機)として、それぞれ
の翌日の現金運用量を推論して、その予測値X,Y,Z
を算出する。
金)の推論処理を示し、自動取引機11,12…の例と
して、ATMi(自動預金支払い機)、CDi(自動支
払い機)、窓口機i(窓口入出金機)として、それぞれ
の翌日の現金運用量を推論して、その予測値X,Y,Z
を算出する。
【0186】さらに、各装置毎に時間区分を予測する
(ステップn61)。
(ステップn61)。
【0187】例えば、ATMiは予測値Xであって、9
時から15時までの稼動で、−300枚(入金が多いこ
とを示す)、15時から19時までの稼動で、−200
枚の予測で、合計−500枚が、予測値Xに対して入金
過剰。同様に、CDiは予測値Yであって、9時から1
5時までの稼動で、500枚(出金が多いことを示
す)、15時から19時までの稼動で、300枚の予測
で、合計800枚が、予測値Yに対して出金過剰。同様
に、窓口機iは予測値Zであって、9時から13時まで
の稼動で、−300枚、15時以降は稼動停止、合計−
300枚が、予測値Zに対して入金過剰。
時から15時までの稼動で、−300枚(入金が多いこ
とを示す)、15時から19時までの稼動で、−200
枚の予測で、合計−500枚が、予測値Xに対して入金
過剰。同様に、CDiは予測値Yであって、9時から1
5時までの稼動で、500枚(出金が多いことを示
す)、15時から19時までの稼動で、300枚の予測
で、合計800枚が、予測値Yに対して出金過剰。同様
に、窓口機iは予測値Zであって、9時から13時まで
の稼動で、−300枚、15時以降は稼動停止、合計−
300枚が、予測値Zに対して入金過剰。
【0188】次に、各装置の時間区分の予測より、準備
金(現金運用量)を算出する(ステップn62)。9時
から15時までの各装置の出金超過分を算出する。この
時間帯では入金過剰(マイナス値)のATMiと窓口機
iの分を零として算出する。 0(ATMi)+500(CDi)+0(窓口機i)=
500(枚) 15時から19時までの各装置の出金超過分を算出す
る。この時間帯では入金過剰(マイナス値)はそのまま
加算し、加算結果が入金過剰(マイナス値)となれば零
として算出する。したがって、 −200(ATMi)+300(CDi)−300(窓
口機i)=−200(枚)→0(枚) その結果、準備金は、15時までが500枚、15時以
降が0枚であって、合計500枚となる。
金(現金運用量)を算出する(ステップn62)。9時
から15時までの各装置の出金超過分を算出する。この
時間帯では入金過剰(マイナス値)のATMiと窓口機
iの分を零として算出する。 0(ATMi)+500(CDi)+0(窓口機i)=
500(枚) 15時から19時までの各装置の出金超過分を算出す
る。この時間帯では入金過剰(マイナス値)はそのまま
加算し、加算結果が入金過剰(マイナス値)となれば零
として算出する。したがって、 −200(ATMi)+300(CDi)−300(窓
口機i)=−200(枚)→0(枚) その結果、準備金は、15時までが500枚、15時以
降が0枚であって、合計500枚となる。
【0189】次に、各装置間の現金の移動ルート、移動
量、移動時間を出力する(ステップn63)。すなわ
ち、図39に示すように各装置ATMi,CDi,窓口
機iの時間区分予測値を示し、また、窓口機iは15時
以降運用されないので、その過剰金300枚を、CDi
の15時以降の不足金として移動することを表示してい
る。以上のように処理することで、装置間における現金
の移動が明瞭であって、有効な現金の運用が得られる。
量、移動時間を出力する(ステップn63)。すなわ
ち、図39に示すように各装置ATMi,CDi,窓口
機iの時間区分予測値を示し、また、窓口機iは15時
以降運用されないので、その過剰金300枚を、CDi
の15時以降の不足金として移動することを表示してい
る。以上のように処理することで、装置間における現金
の移動が明瞭であって、有効な現金の運用が得られる。
【0190】[現金運用量(準備金)の各種適用比較の
説明]図42、図43、図44、図45、図46は、自
動取引機は11,12…による現金運用量(準備金)の
適用例を示す。ここで、予測必要量とは、図41で説明
した最大差上限値であり、あるいは現金放出予測値+運
用マージン上限値である。 予測必要量=最大差上限値 =現金放出予測値+運用マージン上限値。
説明]図42、図43、図44、図45、図46は、自
動取引機は11,12…による現金運用量(準備金)の
適用例を示す。ここで、予測必要量とは、図41で説明
した最大差上限値であり、あるいは現金放出予測値+運
用マージン上限値である。 予測必要量=最大差上限値 =現金放出予測値+運用マージン上限値。
【0191】図42は、現金運用量(準備金)を固定値
に設定した例を示し、現金の補充量は固定値から1日め
の余剰量を減算した差を補充して、2日めの現金運用量
(準備金)とする。3日め以降も同じ算出方法である。 補充量=固定必要量−前回余剰量 このように現金運用量(準備金)を固定値にした場合、
日によって取引量が変動するので、現金運用量に無駄が
生じる。
に設定した例を示し、現金の補充量は固定値から1日め
の余剰量を減算した差を補充して、2日めの現金運用量
(準備金)とする。3日め以降も同じ算出方法である。 補充量=固定必要量−前回余剰量 このように現金運用量(準備金)を固定値にした場合、
日によって取引量が変動するので、現金運用量に無駄が
生じる。
【0192】図43は、現金放出量を予測(推論)し、
運用マージンを固定値にした例を示し、1日めの終りに
2日めの現金放出予測値を算出(推論)し、この現金放
出予測値から1日めの余剰量を減算した差を固定値の運
用マージンに加算して補充し、2日めの現金運用量(準
備金)とする。3日め以降も同じ算出方法である。 補充量=現金放出予測値−前回余剰量+固定運用マージン =予測必要量−(前回余剰量−固定運用マージン) この場合、現金放出量が予測は(推論)であるため、現
金運用が向上する。
運用マージンを固定値にした例を示し、1日めの終りに
2日めの現金放出予測値を算出(推論)し、この現金放
出予測値から1日めの余剰量を減算した差を固定値の運
用マージンに加算して補充し、2日めの現金運用量(準
備金)とする。3日め以降も同じ算出方法である。 補充量=現金放出予測値−前回余剰量+固定運用マージン =予測必要量−(前回余剰量−固定運用マージン) この場合、現金放出量が予測は(推論)であるため、現
金運用が向上する。
【0193】図44は、現金放出量を予測し、運用マー
ジンを補正した例を示し、1日めの終りに2日めの現金
放出予測値を算出(推論)し、この現金放出予測値に応
じて運用マージンを補正し、これらの加算値からから1
日めの余剰量を減算した差を補充して、2日めの現金運
用量(準備金)とする。3日め以降も同じ算出方法であ
る。 補充量=(現金放出予測値+運用マージン補正値)−前回余剰量 =予測必要量−前回余剰量 この場合、現金放出量が予測は(推論)であり、また、
運用マージンが現金放出予測値に応じて補正されている
ので、現金運用がより向上する。
ジンを補正した例を示し、1日めの終りに2日めの現金
放出予測値を算出(推論)し、この現金放出予測値に応
じて運用マージンを補正し、これらの加算値からから1
日めの余剰量を減算した差を補充して、2日めの現金運
用量(準備金)とする。3日め以降も同じ算出方法であ
る。 補充量=(現金放出予測値+運用マージン補正値)−前回余剰量 =予測必要量−前回余剰量 この場合、現金放出量が予測は(推論)であり、また、
運用マージンが現金放出予測値に応じて補正されている
ので、現金運用がより向上する。
【0194】図45、図46は、現金運用量(準備金)
の算出時点と、現金を補充する時点とにタイムラグがあ
る場合の適用例を示し、現金を補充する場合、該補充す
る現金を準備するのに時間がかかる時は、その時間分前
もって早く現金運用量(準備金)の算出を行う。
の算出時点と、現金を補充する時点とにタイムラグがあ
る場合の適用例を示し、現金を補充する場合、該補充す
る現金を準備するのに時間がかかる時は、その時間分前
もって早く現金運用量(準備金)の算出を行う。
【0195】例えば、営業の終了が19:00(時刻)
であって、該時点で翌日の現金運用量(準備金)を算出
し、補充現金の準備ができないときは、例えば、14:
00(時刻)の時点で現金運用量(準備金)を算出し、
補充の現金を翌日までに準備し補充する。
であって、該時点で翌日の現金運用量(準備金)を算出
し、補充現金の準備ができないときは、例えば、14:
00(時刻)の時点で現金運用量(準備金)を算出し、
補充の現金を翌日までに準備し補充する。
【0196】この場合、算出時点の14:00(時刻)
から営業終了17:00(時刻)までの3時間のタイム
ラグに現金の過不足が生じる危険がある。これを解決す
るためには、前述の現金放出量の予測(推論)の適用で
あり、また、現金放出予測値に応じた運用マージンの補
正である。
から営業終了17:00(時刻)までの3時間のタイム
ラグに現金の過不足が生じる危険がある。これを解決す
るためには、前述の現金放出量の予測(推論)の適用で
あり、また、現金放出予測値に応じた運用マージンの補
正である。
【0197】図45は、現金放出量を予測(推論)し、
運用マージンを固定値にして、タイムラグをもって現金
運用量(準備金)を算出した例を示し、 補充量=予測必要量−固定運用マージン とすることで、現金補充の算出と補充とにタイムラグが
ある場合において、現金運用が向上する。
運用マージンを固定値にして、タイムラグをもって現金
運用量(準備金)を算出した例を示し、 補充量=予測必要量−固定運用マージン とすることで、現金補充の算出と補充とにタイムラグが
ある場合において、現金運用が向上する。
【0198】図46は、現金放出量を予測(推論)し、
運用マージンを補正して、タイムラグをもって現金運用
量(準備金)を算出した例を示し、 補充量=予測必要量−前回運用マージン補正値 とすることで、現金補充の算出と補充とにタイムラグが
ある場合において、現金運用がより向上する。
運用マージンを補正して、タイムラグをもって現金運用
量(準備金)を算出した例を示し、 補充量=予測必要量−前回運用マージン補正値 とすることで、現金補充の算出と補充とにタイムラグが
ある場合において、現金運用がより向上する。
【0199】[補充量表示例]既に説明してきた推論
(予測)で出した1店舗の各自動取引機11…,12…
に対する補充量を図2で示す遠隔制御装置15の表示器
19で表示することができる。
(予測)で出した1店舗の各自動取引機11…,12…
に対する補充量を図2で示す遠隔制御装置15の表示器
19で表示することができる。
【0200】例えば、図47に示すように、顧客専用自
動取引機11の複数台をATM(自動預金支払い機)で
構成し、この各ATMに対する補充量を、例えば、万円
札の枚数で表示している。
動取引機11の複数台をATM(自動預金支払い機)で
構成し、この各ATMに対する補充量を、例えば、万円
札の枚数で表示している。
【0201】この表示により係員は各ATMに対する補
充状態を把握することができる。しかも、補充される毎
に“0枚”を表示することで、各ATMの補充状況をも
把握することができる。なお、図47で表示した例は、
各ATMに前日の余剰量が存在し、新たに補充すること
で各ATMが均一な量となる補充量を示している。
充状態を把握することができる。しかも、補充される毎
に“0枚”を表示することで、各ATMの補充状況をも
把握することができる。なお、図47で表示した例は、
各ATMに前日の余剰量が存在し、新たに補充すること
で各ATMが均一な量となる補充量を示している。
【0202】[自動取引機に対する補充方法]既に説明
してきた推論(予測)で出した補充量を1店舗の各自動
取引機11,12に対して補充するには次のようにして
実行する。
してきた推論(予測)で出した補充量を1店舗の各自動
取引機11,12に対して補充するには次のようにして
実行する。
【0203】図48は補充例のその1つを示し、自動取
引機11を構成している各ATMはその初期の収納量を
1取引での最大枚数Aに危険率による加算枚数αを加え
た量を設定している。すなわち、 収納量=A+α 営業開始に伴う補充では、全ATMが一律、[A+α]
の量になるように、現金運用ロボット13は各ATMに
補充し、残りの現金は現金運用ロボット13が保管す
る。
引機11を構成している各ATMはその初期の収納量を
1取引での最大枚数Aに危険率による加算枚数αを加え
た量を設定している。すなわち、 収納量=A+α 営業開始に伴う補充では、全ATMが一律、[A+α]
の量になるように、現金運用ロボット13は各ATMに
補充し、残りの現金は現金運用ロボット13が保管す
る。
【0204】各ATMの稼動に伴い収納現金にニアエン
ドが発生すると、該ニアエンドを発生したATMに対し
ては、該ATMの収納量が[A+α]になる量、すなわ
ち、 補充量=[A+α]−[ニアエンド量] を補充する。
ドが発生すると、該ニアエンドを発生したATMに対し
ては、該ATMの収納量が[A+α]になる量、すなわ
ち、 補充量=[A+α]−[ニアエンド量] を補充する。
【0205】また、ATMの稼動に伴い、その収納量が
預金取引によって[A+α]を越えたときは、その余剰
分を現金運用ロボット13に回収し、各ATMの収納量
は略ニアエンドから[A+α]の量で安定するように補
充または回収を行う。
預金取引によって[A+α]を越えたときは、その余剰
分を現金運用ロボット13に回収し、各ATMの収納量
は略ニアエンドから[A+α]の量で安定するように補
充または回収を行う。
【0206】このように補充または回収作業を実行する
と、現金の運用効率を高めることができ、また、ニアエ
ンドに対しては現金運用ロボット13が現金を保管して
いるとから、即補充に対応することができる。ただし、
現金運用ロボット13に対する収納負担が大きいので、
収納量に制約を受けたり、現金運用ロボット13の故障
を考えたとき、複数台の使用が望ましい。
と、現金の運用効率を高めることができ、また、ニアエ
ンドに対しては現金運用ロボット13が現金を保管して
いるとから、即補充に対応することができる。ただし、
現金運用ロボット13に対する収納負担が大きいので、
収納量に制約を受けたり、現金運用ロボット13の故障
を考えたとき、複数台の使用が望ましい。
【0207】他の手段としては、各ATMに対して[A
+α]の量を補充することが基本であるが、現金運用ロ
ボット13の容量を越える分を各ATMに補充すること
で、現金運用ロボット13の収納量の制約の問題を解消
することができる。
+α]の量を補充することが基本であるが、現金運用ロ
ボット13の容量を越える分を各ATMに補充すること
で、現金運用ロボット13の収納量の制約の問題を解消
することができる。
【0208】図49は、他の補充例を示し、現金運用ロ
ボット13には本来1店舗の全補充量の現金が収納され
るとすれば、この補充例の営業開始に伴う補充では、全
ての収納現金を各ATMに分配して、現金ロボット13
を空にする。そして、各ATMに対しては過去の実績デ
ータに基づいて、取引の多いATMには多く、取引の少
ないATMには少なく補充する。
ボット13には本来1店舗の全補充量の現金が収納され
るとすれば、この補充例の営業開始に伴う補充では、全
ての収納現金を各ATMに分配して、現金ロボット13
を空にする。そして、各ATMに対しては過去の実績デ
ータに基づいて、取引の多いATMには多く、取引の少
ないATMには少なく補充する。
【0209】各ATMの稼動に伴い収納現金にニアエン
ドが発生すると、そのATMの収納量が[A+α]にな
るような量を最も多く現金を収納しているATMから回
収して、これをニアエンドを発生したATMに補充し、
該ATMの収納量を[A+α]にする。
ドが発生すると、そのATMの収納量が[A+α]にな
るような量を最も多く現金を収納しているATMから回
収して、これをニアエンドを発生したATMに補充し、
該ATMの収納量を[A+α]にする。
【0210】このように補充または回収作業を実行する
と、現金運用ロボット13に故障が発生しても、ATM
に与える影響が少なく、また、現金運用ロボット13の
収納量に制約を受けることも少なくなる。ただし、ニア
エンド時には回収してから補充するため、即対応ができ
ないので、取引が比較的少ない店舗に適用される。
と、現金運用ロボット13に故障が発生しても、ATM
に与える影響が少なく、また、現金運用ロボット13の
収納量に制約を受けることも少なくなる。ただし、ニア
エンド時には回収してから補充するため、即対応ができ
ないので、取引が比較的少ない店舗に適用される。
【0211】また、この即補充の対応については、現金
運用ロボット13に常に[A+α]の現金を保有すべ
く、収納量の多いATMから現金を回収して保有するこ
とで、ニアエンド時の補充処理に対して、即対応するこ
とができる。
運用ロボット13に常に[A+α]の現金を保有すべ
く、収納量の多いATMから現金を回収して保有するこ
とで、ニアエンド時の補充処理に対して、即対応するこ
とができる。
【0212】また、常時の保有量を [A+α]×β β=2〜3 とすることで、複数のニアエンドの発生に対しても円滑
に対応することができ、素早い補充が可能となる。ま
た、現金運用ロボット13がダウンしても、補充量が少
ないため、ATMに与える影響も少ない。
に対応することができ、素早い補充が可能となる。ま
た、現金運用ロボット13がダウンしても、補充量が少
ないため、ATMに与える影響も少ない。
【0213】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の媒体は、実施例における紙幣や硬
貨の現金、その他通帳、伝票、ジャーナル用紙などの取
引媒体に対応し、以下同様に、媒体処理装置は、自動取
引機11,12に対応し、媒体運用予測装置は、遠隔制
御装置15に対応し、媒体運用管理装置は、現金運用ロ
ボット13、自動出納装置14、遠隔制御装置15に対
応するも、この発明は、実施例の構成のみに限定される
ものではない。
において、この発明の媒体は、実施例における紙幣や硬
貨の現金、その他通帳、伝票、ジャーナル用紙などの取
引媒体に対応し、以下同様に、媒体処理装置は、自動取
引機11,12に対応し、媒体運用予測装置は、遠隔制
御装置15に対応し、媒体運用管理装置は、現金運用ロ
ボット13、自動出納装置14、遠隔制御装置15に対
応するも、この発明は、実施例の構成のみに限定される
ものではない。
【図1】 自動取引機および現金運用管理装置の斜視
図。
図。
【図2】 自動取引機および現金運用管理装置の通信状
態を示す概略平面図。
態を示す概略平面図。
【図3】 遠隔制御装置の制御回路ブロック図
【図4】 現金運用ロボットの制御回路ブロック図。
【図5】 前日の現金運用の管理処理のフローチャー
ト。
ト。
【図6】 当日の現金運用の管理処理のフローチャー
ト。
ト。
【図7】 現金運用量の説明図。
【図8】 推論の説明図。
【図9】 システム運用の説明図。
【図10】 現金運用量の推論説明図。
【図11】 推論内容を示す説明図。
【図12】 自動取引機個別のシステム組込みを示す説
明図。
明図。
【図13】 推論アルゴリズムと学習機能を示す説明
図。
図。
【図14】 ランク付けのメンバシップ関数の説明図。
【図15】 確率密度分布の説明図。
【図16】 需要量の確率密度分布の説明図。
【図17】 ti時点の紙幣切れ率(危険率)の説明
図。
図。
【図18】 危険率の説明図。
【図19】 危険率補正の説明図。
【図20】 ラベルの設定表示を示す説明図。
【図21】 上下限処理の構成ブロック図。
【図22】 上下限処理のフローチャート。
【図23】 上限オーバの表示を示す説明図。
【図24】 システムのより具体的例を示す説明図。
【図25】 店舗の設定の表示を示す説明図。
【図26】 要因重み生成処理を示すフローチャート。
【図27】 有効知識の表示を示す説明図。
【図28】 追加ルール知識の生成処理のーチャート。
【図29】 外れ履歴ファイルの内容を示す説明図。
【図30】 準備金設定を表示した説明図。
【図31】 修正処理のフローチャート。
【図32】 補正処理の表示を示す説明図。
【図33】 追加ルールの設定を案内する表示の説明
図。
図。
【図34】 追加ルールの設定を表示する説明図。
【図35】 予測値と実測値とを表示した説明図。
【図36】 予測値監視処理のフローチャート。
【図37】 ルールに対する適合度の説明図。
【図38】 装置間の推論処理のフローチャート。
【図39】 装置間の運用金を示す説明図。
【図40】 現金運用量の推移の説明図。
【図41】 運用マージンの補正を示す説明図。
【図42】 固定必要量の場合の現金補充を示す説明
図。
図。
【図43】 固定運用マージンの予測必要量の場合の現
金補充を示す説明図。
金補充を示す説明図。
【図44】 予測必要量の場合の現金補充を示す説明
図。
図。
【図45】 タイムラグの固定運用マージンの予測必要
量の場合の現金補充を示す説明図。
量の場合の現金補充を示す説明図。
【図46】 タイムラグの予測必要量の場合の現金補充
を示す説明図。
を示す説明図。
【図47】 各取引機に対する補充量の表示を示す説明
図。
図。
【図48】 各取引機に対する補充例を示す説明図。
【図49】 各取引機に対する補充の他の例を示す説明
図。
図。
11、12…自動取引機 13…現金運用ロボット 14…自動出納装置 15…遠隔制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平7−79753 (32)優先日 平7(1995)3月10日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 岡本 千奈美 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 田中 和弘 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 十河 太治 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 澤田 晃 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 呉 亜棟 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内
Claims (24)
- 【請求項1】予め定められた分類に応じた取引媒体運用
量予測ルールを記憶する手段と、前記分類を特定する手
段と、前記特定された分類に応じた取引媒体運用量予測
ルールにしたがって取引媒体運用量を予測する手段とを
備え、前記取引媒体運用量予測ルールにしたがって所定
期間における取引媒体運用量を予測することを特徴とす
る媒体運用量予測装置。 - 【請求項2】取引媒体運用量の実績値を入力する手段
と、前記入力された取引媒体運用量実績を記憶する手段
とを備え、前記取引媒体運用量予測ルールと前記取引媒
体運用量実績に基づいて所定期間の取引媒体運用量を予
測することを特徴とする請求項1記載の媒体運用量予測
装置。 - 【請求項3】取引媒体運用量の予測結果と取引媒体運用
量の実績とを比較する手段を備え、前記比較結果に基づ
いて前記取引媒体運用量予測ルールを学習することを特
徴とする請求項1記載の媒体運用量予測装置。 - 【請求項4】複数の取引処理装置毎に取引媒体運用量を
表示する手段を備え、前記予測された取引媒体運用量に
基づいて前記取引媒体処理装置毎に取引媒体運用量を表
示することを特徴とする請求項1記載の媒体運用量予測
装置。 - 【請求項5】取引処理装置に対して取引媒体の補充また
はおよび回収を行う媒体運用管理装置であって、予め定
められた分類に応じた取引媒体運用量予測ルールを記憶
する手段と、前記分類を特定する手段と、前記特定され
た分類に応じた取引媒体運用量予測ルールにしたがって
取引媒体運用量を予測する手段と、前記取引媒体運用量
予測ルールにしたがって予測された所定期間の運用量に
相当する取引媒体を収納する手段と、取引処理装置の取
引媒体保有量を監視する手段とを備え、前記取引処理装
置の取引媒体保有量が所定量になることに基づいて前記
収納手段より前記取引処理装置に対して取引媒体の補充
またはおまよび回収を行うことを特徴とする媒体運用管
理装置。 - 【請求項6】媒体を取引処理する媒体処理装置の媒体保
有量が所定量になることに基づいて、所定量の媒体を補
充またはおよび回収する媒体運用管理装置であって、前
記媒体処理装置の所定稼動期間に取引処理する媒体の処
理量に基づいて最も妥当な運用量を推論する推論手段を
設けた媒体運用管理装置。 - 【請求項7】前記媒体処理装置の複数台を使用し、前記
推論手段は、上記複数台の媒体処理装置が取引処理する
媒体の全体の処理量に基づいて最も妥当な全体の運用量
を推論する請求項6記載の媒体運用管理装置。 - 【請求項8】媒体を取引処理する媒体処理装置の媒体保
有量が所定量になることに基づいて、所定量の媒体を補
充またはおよび回収する媒体運用管理装置であって、前
記媒体処理装置の所定稼動期間に取引処理する媒体の運
用量を、過去の実績データと、媒体切れを発生する危険
率とに基づいて最も妥当な運用量を推論する媒体運用管
理装置の媒体運用量推論方法。 - 【請求項9】媒体を取引処理する媒体処理装置の媒体保
有量が所定量になることに基づいて、所定量の媒体を補
充またはおよび回収する媒体運用管理装置であって、前
記媒体処理装置の所定稼動期間に取引処理する媒体の運
用量を、過去の実績データに基づいて、放出量と運用マ
ージン量に分けて最も妥当な運用量に推論する媒体運用
管理装置の媒体運用量推論方法。 - 【請求項10】前記運用マージン量を前記放出量の推論
値に応じて補正する請求項9記載の媒体運用管理装置の
媒体運用量推論方法。 - 【請求項11】媒体を取引処理する媒体処理装置の媒体
保有量が所定量になることに基づいて、所定量の媒体を
補充またはおよび回収する媒体運用管理装置であって、
前記媒体処理装置の所定稼動期間に取引処理する媒体の
運用量を、過去の実績データに基づいて、ランクを付し
て最も妥当な運用量を推論する媒体運用管理装置の媒体
運用量推論方法。 - 【請求項12】前記媒体の運用量の推論に、パラメータ
をラベルとして持ち、任意にラベルを設定して推論する
前記請求項8,9,10または11記載の媒体運用管理
装置の媒体運用量推論方法。 - 【請求項13】前記媒体の運用量の推論値に、上限値お
よび下限値を設定した前記請求項8,9,10,11ま
たは12記載の媒体運用管理装置の媒体運用量推論方
法。 - 【請求項14】請求項8,9,10,11,12または
13の媒体運用量推論方法を採用した媒体運用管理装置
であって、前記媒体の運用量の推論における有効パラメ
ータを表示する表示手段を設けた媒体運用管理装置。 - 【請求項15】上記有効パラメータの設定入力を許容す
る入力手段を設けた請求項14記載の媒体運用管理装
置。 - 【請求項16】請求項8,9,10,11,12または
13の媒体運用量推論方法を採用した媒体運用管理装置
であって、複数の媒体処理装置の間の運用量を推論する
媒体運用管理装置。 - 【請求項17】前記複数の媒体処理装置間の推論した運
用量を表示する表示手段を設けた請求項16記載の媒体
運用管理装置。 - 【請求項18】店舗に媒体を取引処理する媒体処理装置
を設置し、該媒体処理装置の媒体保有量が所定量になる
ことに基づいて、所定量の媒体を補充またはおよび回収
する媒体運用管理処理装置であって、媒体の運用量に対
する店舗タイプの設定を許容し、設定入力された店舗タ
イプに対応する店舗タイプ別のルール設定に基づいて、
最も妥当な媒体の運用量を推論する媒体運用量推論方
法。 - 【請求項19】前記店舗タイプの設定は、媒体運用量の
実績データに基づいて複数が予め設定されたタイプを自
動設定する請求項18記載の媒体運用量推論方法。 - 【請求項20】推論した運用量の精度を判定する精度判
定手段と、推論した運用量を補正する補正手段とを備
え、推論した運用量の精度が外れていると精度判定手段
が判定したとき、補正手段で精度が上がる方向に推論し
た運用量を補正する請求項18または19記載の媒体運
用量推論方法。 - 【請求項21】上記補正手段は補正値またはおよびルー
ルの設定を許容する請求項20記載の媒体運用量推論方
法。 - 【請求項22】前記媒体の運用量の推論にパラメータを
持ち、該パラメータを自動設定する請求項18,19,
20または21記載の媒体運用量推論方法。 - 【請求項23】請求項18,19,20,21または2
2記載の媒体運用量推論方法を採用して最も妥当な媒体
の運用量を推論した媒体運用管理装置。 - 【請求項24】前記取引媒体は貨幣で構成した請求項1
〜23の内の1つの請求項に記載の媒体運用量予測装
置、媒体運用管理装置またはその媒体運用量推論方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23334095A JPH08315217A (ja) | 1994-09-01 | 1995-08-18 | 媒体運用量予測装置と媒体運用管理装置と媒体運用量推論方法 |
TW084109100A TW304244B (ja) | 1994-09-01 | 1995-08-31 | |
KR1019950029101A KR100186845B1 (ko) | 1994-09-01 | 1995-09-01 | 매체 운용량 예측 장치와 매체 운용 관리 장치와 매체 운용량 추론방법 |
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23407094 | 1994-09-01 | ||
JP24475494 | 1994-09-12 | ||
JP25746194 | 1994-09-26 | ||
JP7975395 | 1995-03-10 | ||
JP6-234070 | 1995-03-10 | ||
JP7-79753 | 1995-03-10 | ||
JP6-257461 | 1995-03-10 | ||
JP6-244754 | 1995-03-10 | ||
JP23334095A JPH08315217A (ja) | 1994-09-01 | 1995-08-18 | 媒体運用量予測装置と媒体運用管理装置と媒体運用量推論方法 |
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---|---|---|---|---|
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JP2021077275A (ja) * | 2019-11-13 | 2021-05-20 | ローレルバンクマシン株式会社 | 在高管理装置、在高管理方法およびプログラム |
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- 1995-09-01 KR KR1019950029101A patent/KR100186845B1/ko not_active IP Right Cessation
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