JPH09153167A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH09153167A
JPH09153167A JP31384095A JP31384095A JPH09153167A JP H09153167 A JPH09153167 A JP H09153167A JP 31384095 A JP31384095 A JP 31384095A JP 31384095 A JP31384095 A JP 31384095A JP H09153167 A JPH09153167 A JP H09153167A
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Katsuya Yokomura
克也 横村
Chizuko Yasunobu
千津子 安信
Naoko Kurata
奈穂子 倉田
Yutaka Fuyuki
裕 冬木
Akiyoshi Yukimura
明美 幸村
Akio Yamada
章生 山田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動取引装置の使用環境が変化しても自動取
引装置内の現金切れを防止して資金運用効率の向上を図
ることが可能な技術を提供する。 【解決手段】 日付、曜日及び時間帯ごとに設定された
予測パラメータによって特定の日に取引される現金量を
予測する取引現金量予測手段を備える自動取引装置にお
いて、前記取引現金量予測手段での予測を変動させる予
測変動要因を入力する予測変動要因入力手段と、前記予
測変動要因入力手段によって入力された予測変動要因を
格納する予測変動要因格納手段と、前記格納された予測
変動要因に基づいて前記取引現金量予測手段の予測結果
を修正する予測結果修正手段と、前記予測修正手段の修
正結果から収納する現金量を算出する現金量算出手段と
を備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現金の取引を行う
自動取引装置に関し、特に、取引に必要な現金量を予測
し、予測変動要因に基づいて前記予測結果を修正して収
納する現金量を算出する自動取引装置に適用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動取引装置では、取引に必要な
現金量を一定の規則に基づいて予測し、その予測結果に
応じた現金量を自動取引装置内部に収納している。
【0003】自動取引装置に収納する現金量を予測する
現金量予測手段を用いた自動取引装置に関しては、特開
平7−44636号に記載されており、内蔵する金庫に
セットする現金量を可能な限り少なくし、資金効率の向
上が図れる自動取引装置を提供することを目的としてい
る。
【0004】前記の特開平7−44636号に記載され
た自動取引装置の概要は、利用者の操作によって取引に
必要な情報を入力し、通信回線を介してオンライン接続
されたホストコンピュータとオンライン交信することに
より、入出金取引などを行う自動取引装置において、現
金運用を管理する現金管理装置によって月間または年間
の連休前後などの特異日、曜日、天候などのデータと、
あらかじめ設定される時間帯ごとの必要現金量を示す時
間帯別現金データに基づき、内蔵する金庫に収納する適
切な現金量、あるいは、上記金庫への現金補充時期、上
記金庫からの現金回収時期を算出し、その算出結果を必
要に応じて表示部に表示したり、単票印字部で印字出力
するものである。
【0005】前記特開平7−44636号の自動取引装
置では、入出金取引などを行う自動取引装置において、
現金運用を管理する現金管理装置によって月間または年
間の連休前後などの特異日、曜日、天候などのデータ
と、あらかじめ設定される時間帯ごとの必要現金量を示
す時間帯別現金データに基づき、内蔵する金庫に収納す
る適切な現金量、あるいは、上記金庫への現金補充時
期、上記金庫からの現金回収時期を算出し、その算出結
果を必要に応じて表示部に表示したり、単票印字部で印
字出力することができる。
【0006】また、従来の金融自動取引機の存高予測方
法に関しては、「金融自動取引機の在高予測(5B−
7)、情報処理学会第49回(平成6年後期)全国大
会、予稿集」に記載されており、自動取引装置への適正
な補充額(現金需要)を日と曜日の2つの要素により予
測する方法と現金切れの確率を実現するようなマージン
を算出する方法について報告されている。
【0007】前記予稿内で述べられている方法は、現金
需要変動には、月、日、曜日、天気などといった様々な
要素が考えられ、この中で現金需要に大きな影響を与え
る要素として日と曜日を用い、現金需要はこの日要素
と、曜日の要素の和で表されるとし、曜日要素と日要素
の成分算出方法は、多変量解析の数量化1類を用いると
いうものである。
【0008】前記金融自動取引機の存高予測方法では、
自動取引装置への適正な補充額(現金需要)を日と曜日
の2つの要素により予測することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0010】すなわち、前記従来技術には次の問題があ
る。
【0011】(1)自動取引装置に収納する適切な現金
量、自動取引装置への現金補充時期及び自動取引装置か
らの現金回収時期を決定する要因として、その自動取引
装置を設置してある銀行営業店の営業日時の要因が大き
く影響している。
【0012】しかし、前記従来技術では、自動取引装置
の設置してある銀行営業店の営業日時を入力する手段や
格納する手段がなく、前記の収納する現金量、現金補充
時期及び現金回収時期を算出する要因として営業日時を
用いていない為、前記従来技術によって予測される収納
する現金量、現金補充時期及び現金回収時期の精度が悪
いという問題があった。
【0013】(2)自動取引装置の設置してある営業店
の営業スケジュールに変更が生じたり、新たな自動取引
装置の設置または古くなった自動取引装置の撤去によっ
て自動取引装置の設置台数が変更されたり、自動取引装
置の配置を変更したり、或いは自動取引装置の型式を変
更したりしたとき等の様に自動取引装置の使用環境が変
化した場合には、自動取引装置の取引量は変化する。
【0014】しかし、前記従来技術では、自動取引装置
の使用環境の変化によって変化した現金の取引量に追随
するように、予め設定された予測パラメータや予測結果
を修正する手段がない為、前記の様な自動取引装置の使
用環境の変化によって、自動取引装置に収納する現金量
が適切でなくなったり、自動取引装置への現金補充時期
及び自動取引装置からの現金回収時期がずれたりすると
いう問題があった。
【0015】つまり、前記従来技術の自動取引装置で
は、自動取引装置を取り巻く、日付や曜日や天候といっ
た銀行側で変更することのできない予測パラメータを用
いて、自動取引装置の現金量を予測しているが、営業店
の営業日時、自動取引装置の営業スケジュール、自動取
引装置の台数及びその型式といった、自動取引装置を設
置している銀行側で変更することができる予測パラメー
タであり、前記の銀行側で変更することのできない予測
パラメータにより予測された予測結果を変動させる予測
パラメータである予測変動要因を用いていないので、従
来技術から算出される現金量、現金補充時期及び現金回
収時期の精度が悪くなっていた。
【0016】本発明の目的は、自動取引装置の使用環境
が変化しても自動取引装置内の現金切れを防止して資金
運用効率の向上を図ることが可能な技術を提供すること
にある。
【0017】本発明の他の目的は、自動取引装置を設置
している営業店の営業時間内及び営業時間外の自動取引
装置内の現金切れを防止して資金運用効率の向上を図る
ことが可能な技術を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、自動取引装置が営業
を停止する日の前後の日の自動取引装置内の現金切れを
防止して資金運用効率の向上を図ることが可能な技術を
提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、自動取引装置の配置
の違いによる自動取引装置内の現金切れを防止して資金
運用効率の向上を図ることが可能な技術を提供すること
にある。
【0020】本発明の他の目的は、自動取引装置の属性
情報の違いによる自動取引装置内の現金切れを防止して
資金運用効率の向上を図ることが可能な技術を提供する
ことにある。
【0021】本発明の他の目的は、予測変動要因によっ
て予測結果が特定の日数だけずれた場合であっても自動
取引装置内の現金切れを防止して資金運用効率の向上を
図ることが可能な技術を提供することにある。
【0022】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かにな
るであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0024】(1)日付、曜日及び時間帯ごとに設定さ
れた予測パラメータによって特定の日に取引される現金
量を予測する取引現金量予測手段を備える自動取引装置
において、前記取引現金量予測手段での予測を変動させ
る予測変動要因を入力する予測変動要因入力手段と、前
記予測変動要因入力手段によって入力された予測変動要
因を格納する予測変動要因格納手段と、前記格納された
予測変動要因に基づいて前記取引現金量予測手段の予測
結果を修正する予測結果修正手段と、前記予測修正手段
の修正結果から収納する現金量を算出する現金量算出手
段とを備えるものである。
【0025】前記自動取引装置では、まず、日付、曜日
及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する予測パラ
メータを使用し、特定の日に取引される現金量を前記取
引現金量予測手段によって予測する。
【0026】次に、前記予測変動要因入力手段から、前
記取引現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要
因を入力し、前記予測変動要因入力手段によって入力さ
れた予測変動要因を予測変動要因格納手段に格納する。
【0027】前記格納された予測変動要因に基づいて、
前記取引現金量予測手段によって予測された予測結果を
予測結果修正手段によって修正し、前記予測修正手段の
修正結果から収納する現金量を前記現金量算出手段によ
って算出する。
【0028】前記取引現金量予測手段では、日付、曜日
及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する予測パラ
メータの値が固定されており、自動取引装置の使用環境
が変化した場合には、前記取引現金量予測手段によって
予測される予測結果に誤差を生じる。
【0029】また、前記取引現金量予測手段では、日
付、曜日及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する
予測パラメータ以外の予測パラメータを入力することが
できない。
【0030】そこで、前記自動取引装置では、前記予測
変動要因入力手段から、前記取引現金量予測手段での予
測を変動させる予測変動要因を入力し、前記予測変動要
因に基づいて、前記取引現金量予測手段によって予測さ
れた予測結果を予測結果修正手段によって修正してい
る。
【0031】以上の様に、前記自動取引装置によれば、
取引に必要な現金量を予測し、予測変動要因に基づいて
前記予測結果を修正し、収納する現金量を算出するの
で、自動取引装置の使用環境が変化しても自動取引装置
内の現金切れを防止して資金運用効率の向上を図ること
が可能である。
【0032】(2)前記(1)に記載された自動取引装
置において、前記取引現金量予測手段での予測を変動さ
せる予測変動要因として、自動取引装置を設置している
営業店の営業時間に対応する予測変動パラメータを入力
する予測変動要因入力手段を備えるものである。
【0033】前記自動取引装置では、まず、日付、曜日
及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する予測パラ
メータを使用し、特定の日に取引される現金量を前記取
引現金量予測手段によって予測する。
【0034】次に、前記自動取引装置では、前記取引現
金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置を設置している営業店の営業時間に対
応する予測変動パラメータを入力し、前記予測変動要因
入力手段によって入力された予測変動要因を予測変動要
因格納手段に格納する。
【0035】前記格納された予測変動要因に基づいて、
前記取引現金量予測手段によって予測された予測結果を
予測結果修正手段によって修正し、前記予測修正手段の
修正結果から収納する現金量を前記現金量算出手段によ
って算出する。
【0036】自動取引装置を設置している営業店の営業
時間は、自動取引装置の営業スケジュールとは異なって
おり、通常、営業店の営業時間内に自動取引装置で取引
される現金量は、営業店の営業時間外に自動取引装置で
取引される現金量よりも多い。
【0037】そこで、前記自動取引装置では、前記取引
現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置を設置している営業店の営業時間に対
応する予測変動パラメータを入力し、前記予測変動要因
に基づいて、前記取引現金量予測手段によって予測され
た予測結果を予測結果修正手段によって修正している。
【0038】以上の様に、前記自動取引装置によれば、
予測変動要因として自動取引装置を設置している営業店
の営業時間に対応する予測変動パラメータを入力するの
で、自動取引装置を設置している営業店の営業時間内及
び営業時間外の自動取引装置内の現金切れを防止して資
金運用効率の向上を図ることが可能である。
【0039】(3)前記(1)または(2)に記載され
た自動取引装置において、前記取引現金量予測手段での
予測を変動させる予測変動要因として、自動取引装置の
営業スケジュールに対応する予測変動パラメータを入力
する予測変動要因入力手段を備えるものである。
【0040】前記自動取引装置では、まず、日付、曜日
及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する予測パラ
メータを使用し、特定の日に取引される現金量を前記取
引現金量予測手段によって予測する。
【0041】次に、前記自動取引装置では、前記取引現
金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置の営業スケジュールに対応する予測変
動パラメータを入力し、前記予測変動要因入力手段によ
って入力された予測変動要因を予測変動要因格納手段に
格納する。
【0042】前記格納された予測変動要因に基づいて、
前記取引現金量予測手段によって予測された予測結果を
予測結果修正手段によって修正し、前記予測修正手段の
修正結果から収納する現金量を前記現金量算出手段によ
って算出する。
【0043】自動取引装置は、祭日等の日に営業を停止
することが多く、通常、自動取引装置が営業を停止する
日の前後の日に取引される現金量は、それ以外の日に取
引される現金量よりも多い。
【0044】そこで、前記自動取引装置では、前記取引
現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置の営業スケジュールに対応する予測変
動パラメータを入力し、前記予測変動要因に基づいて、
前記取引現金量予測手段によって予測された予測結果を
予測結果修正手段によって修正している。
【0045】以上の様に、前記自動取引装置によれば、
予測変動要因として自動取引装置の営業スケジュールに
対応する予測変動パラメータを入力するので、自動取引
装置が営業を停止する日の前後の日の自動取引装置内の
現金切れを防止して資金運用効率の向上を図ることが可
能である。
【0046】(4)前記(1)乃至(3)に記載された
自動取引装置において、前記取引現金量予測手段での予
測を変動させる予測変動要因として、自動取引装置の配
置に対応する予測変動パラメータを入力する予測変動要
因入力手段を備えるものである。
【0047】前記自動取引装置では、まず、日付、曜日
及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する予測パラ
メータを使用し、特定の日に取引される現金量を前記取
引現金量予測手段によって予測する。
【0048】次に、前記自動取引装置では、前記取引現
金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置の配置に対応する予測変動パラメータ
を入力し、前記予測変動要因入力手段によって入力され
た予測変動要因を予測変動要因格納手段に格納する。
【0049】前記格納された予測変動要因に基づいて、
前記取引現金量予測手段によって予測された予測結果を
予測結果修正手段によって修正し、前記予測修正手段の
修正結果から収納する現金量を前記現金量算出手段によ
って算出する。
【0050】自動取引装置を設置している営業店では、
1つの設置場所に複数の自動取引装置を設置しているこ
とが多く、入口に近い位置に設置された自動取引装置で
取引される現金量は、入口から遠い位置に設置された自
動取引装置で取引される現金量よりも多い。
【0051】そこで、前記自動取引装置では、前記取引
現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置の配置に対応する予測変動パラメータ
を入力し、前記予測変動要因に基づいて、前記取引現金
量予測手段によって予測された予測結果を予測結果修正
手段によって修正している。
【0052】以上の様に、前記自動取引装置によれば、
予測変動要因として自動取引装置の配置に対応する予測
変動パラメータを入力するので、自動取引装置の配置の
違いによる自動取引装置内の現金切れを防止して資金運
用効率の向上を図ることが可能である。
【0053】(5)前記(1)乃至(4)に記載された
自動取引装置において、前記取引現金量予測手段での予
測を変動させる予測変動要因として、自動取引装置の属
性情報に対応する予測変動パラメータを入力する予測変
動要因入力手段を備えるものである。
【0054】前記自動取引装置では、まず、日付、曜日
及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する予測パラ
メータを使用し、特定の日に取引される現金量を前記取
引現金量予測手段によって予測する。
【0055】次に、前記自動取引装置では、前記取引現
金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置の属性情報に対応する予測変動パラメ
ータを入力し、前記予測変動要因入力手段によって入力
された予測変動要因を予測変動要因格納手段に格納す
る。
【0056】前記格納された予測変動要因に基づいて、
前記取引現金量予測手段によって予測された予測結果を
予測結果修正手段によって修正し、前記予測修正手段の
修正結果から収納する現金量を前記現金量算出手段によ
って算出する。
【0057】自動取引装置は、次々に新しい機種が開発
されており、その結果、1つの設置場所に複数の型式の
自動取引装置が混在することがあるが、通常、新型の自
動取引装置は新しく綺麗である等の理由から、新型の自
動取引装置で取引される現金量は、旧型の自動取引装置
で取引される現金量よりも多い。
【0058】そこで、前記自動取引装置では、前記取引
現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置の属性情報、例えば自動取引装置の型
式に対応する予測変動パラメータを入力し、前記予測変
動要因に基づいて、前記取引現金量予測手段によって予
測された予測結果を予測結果修正手段によって修正して
いる。
【0059】以上の様に、前記自動取引装置によれば、
予測変動要因として自動取引装置の属性情報に対応する
予測変動パラメータを入力するので、自動取引装置の属
性情報の違いによる自動取引装置内の現金切れを防止し
て資金運用効率の向上を図ることが可能である。
【0060】(6)前記(1)または(2)に記載され
た自動取引装置において、前記格納された予測変動要因
に基づいて前記取引現金量予測手段の予測結果を1日以
上前後にスライドさせて修正する予測結果修正手段を備
えるものである。
【0061】前記自動取引装置では、まず、日付、曜日
及び時間帯ごとに定められた現金量を予測する予測パラ
メータを使用し、特定の日に取引される現金量を前記取
引現金量予測手段によって予測する。
【0062】次に、前記予測変動要因入力手段から、前
記取引現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要
因を入力し、前記予測変動要因入力手段によって入力さ
れた予測変動要因を予測変動要因格納手段に格納する。
【0063】また、前記予測変動要因入力手段から、前
記取引現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要
因として、自動取引装置を設置している営業店の営業日
時に対応する予測変動パラメータを入力し、前記予測変
動要因格納手段に格納しても良い。
【0064】前記格納された予測変動要因に基づいて、
前記取引現金量予測手段によって予測された予測結果を
予測結果修正手段によって1日以上前後にスライドさせ
て修正し、前記予測修正手段の修正結果から収納する現
金量を前記現金量算出手段によって算出する。
【0065】自動取引装置は、土曜日や日曜日も営業し
ており、土曜日や日曜日でも現金の取引を行うことが可
能であるが、自動取引装置で取引される現金量は、自動
取引装置を設置している営業店の営業日時により変動す
ることがある。
【0066】例えば、一般の会社の給与支給日には自動
取引装置で取引される現金量が増加するが、給与支給日
が土曜日または日曜日である場合には、自動取引装置を
設置している営業店が土曜日または日曜日に営業しない
為、給与支給日が金曜日にスライドして繰り上がること
が多い。
【0067】この様な場合には、本来の給与支給日であ
る土曜日や日曜日に自動取引装置で取引可能であって
も、前記スライドした日に取引される現金量が多くな
る。
【0068】そこで、前記自動取引装置では、前記取引
現金量予測手段での予測を変動させる予測変動要因とし
て、自動取引装置を設置している営業店の営業日時に対
応する予測変動パラメータを入力し、前記予測変動要因
に基づいて、前記取引現金量予測手段によって予測され
た予測結果を予測結果修正手段によって1日以上前後に
スライドさせて修正している。
【0069】以上の様に、前記自動取引装置によれば、
予測変動要因に基づいて予測結果をスライドさせて修正
するので、予測変動要因によって予測結果が特定の日数
だけずれた場合であっても自動取引装置内の現金切れを
防止して資金運用効率の向上を図ることが可能である。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、実施形態
とともに図を参照して詳細に説明する。
【0071】(実施形態1)以下に、本発明の自動取引
装置において、取引に必要な現金量を予測し、予測変動
要因に基づいて前記予測結果を修正し、収納する現金量
を算出する実施形態1の自動取引装置について説明す
る。
【0072】図1は、本実施形態の自動取引装置の基本
的な動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0073】図2は、本実施形態の自動取引装置の概略
構成を示す図である。図2において、210は現金自動
取引部、220は監視網制御部、230はモニタパネル
部、240は現金量算出部、211は帳票処理機構、2
12は顧客操作機構、213は紙幣入出金機構、214
は磁気ディスク機構、215は電源機構、216はジャ
ーナル印字機構、217は制御機構、218は磁気カー
ド機構、219は通帳印字機構、221は通帳印字機
能、222は明細書発行機能、223は顧客操作パネ
ル、224はCRTディスプレイ、225は金庫、24
1は取引現金量予測機構、242は係員操作機構、24
3は磁気ディスク機構、244は予測結果修正機構、2
45は現金量算出機構、246はキーボード、247は
CRTディスプレイ、248はカレンダ機構、249は
制御機構、250はホストコンピュータである。
【0074】図2に示す様に、本実施形態の自動取引装
置は、現金自動取引部210と、監視網制御部220
と、モニタパネル部230と、現金量算出部240と、
帳票処理機構211と、顧客操作機構212と、紙幣入
出金機構213と、磁気ディスク機構214と、電源機
構215と、ジャーナル印字機構216と、制御機構2
17と、磁気カード機構218と、通帳印字機構219
と、通帳印字機能221と、明細書発行機能222と、
顧客操作パネル223と、CRTディスプレイ224
と、金庫225と、取引現金量予測機構241と、係員
操作機構242と、磁気ディスク機構243と、予測結
果修正機構244と、現金量算出機構245と、キーボ
ード246と、CRTディスプレイ247と、カレンダ
機構248と、制御機構249と、ホストコンピュータ
250とを有している。
【0075】また、図2に示す様に、本実施形態の自動
取引装置では、現金自動取引部210は、現金の自動取
引を行う為の7つの機構を備えており、その現金の自動
取引を行う為の7つの機構が持つ機能は、現金自動取引
部210内のハードウェア及びそのハードウェアを制御
するプログラムによって達成される。
【0076】現金自動取引部210の現金の自動取引を
行う為の第1の機構は、利用者から磁気カードと通帳を
受け取り、取引後、通帳にその取引結果を印字する帳票
処理機構211である。
【0077】現金自動取引部210の現金の自動取引を
行う為の第2の機構は、利用者の操作の受付けや、操作
の指示を行う顧客操作機構212である。
【0078】現金自動取引部210の現金の自動取引を
行う為の第3の機構は、予め利用者に支払う現金を金庫
225に収納し、利用者の要求により現金の支払いや現
金の受け取りを行い、利用者の要求によって受け取った
現金を金庫225に収納する紙幣入出金機構213であ
る。
【0079】現金自動取引部210の現金の自動取引を
行う為の第4の機構は、紙幣入出金機構213に収納し
てある現金量を記憶したり、現金自動取引部210で行
われた取引履歴を記憶したりする磁気ディスク機構21
4である。
【0080】現金自動取引部210の現金の自動取引を
行う為の第5の機構は、現金自動取引部210の各機能
に電源を供給する電源機構215である。
【0081】現金自動取引部210の現金の自動取引を
行う為の第6の機構は、現金自動取引部210で行われ
た取引履歴を紙に印字して出力するジャーナル印字機構
216である。
【0082】現金自動取引部210の現金の自動取引を
行う為の第7の機構は、帳票処理機構211、顧客操作
機構212、紙幣入出金機構213、磁気ディスク機構
214、電源機構215及びジャーナル印字機構216
を制御する制御機構217である。
【0083】本実施形態の自動取引装置の現金量算出部
240は、現金量を算出する為の7つの機構を備え、前
記現金量を算出する為の7つの機構が持つ機能は、現金
量算出部240内のハードウェア及びそのハードウェア
を制御するプログラムによって達成される。
【0084】現金量算出部240の現金量を算出する為
の第1の機構は、日付や曜日などから、現金自動取引部
210における日や時間単位の取引に必要な現金量を予
測する取引現金量予測機構241である。
【0085】現金量算出部240の現金量を算出する為
の第2の機構は、現金自動取引部210の取引現金量予
測機構241によって予測された現金量を変動させる予
測変動要因を入力する係員操作機構242である。
【0086】現金量算出部240の現金量を算出する為
の第3の機構は、取引現金量予測機構241からの予測
結果、現金自動取引部210における日や時間単位の取
引に必要な現金量を変動させる予測変動要因、及び、前
記予測変動要因に対応する変動割合等を格納する磁気デ
ィスク機構243である。
【0087】現金量算出部240の現金量を算出する為
の第4の機構は、係員操作機構242で入力された予測
変動要因や磁気ディスク機構に予め記憶された予測変動
要因の変動割合を使用して、取引現金量予測機構241
によって予測された予測結果を修正する予測結果修正機
構244である。
【0088】現金量算出部240の現金量を算出する為
の第5の機構は、取引現金量予測機構241によって予
測された後、予測結果修正機構244によって修正され
た、現金自動取引部210における日や時間単位の取引
に必要な現金量の予測値から紙幣入出金機構213の金
庫225に収納する現金量を算出する現金量算出機構2
45である。
【0089】現金量算出部240の現金量を算出する為
の第6の機構は、今日の日付と、カレンダ情報を計算す
るカレンダ機構248である。
【0090】現金量算出部240の現金量を算出する為
の第7の機構は、取引現金量予測機構241、係員操作
機構242、磁気ディスク機構243、予測結果修正機
構244、現金量算出機構245及びカレンダ機構24
8の実行を制御する制御機構249である。
【0091】本実施形態の自動取引装置の各機能の詳細
と動作を説明する前に、本実施形態の自動取引装置で扱
う情報について説明する。なお、以下に説明する情報
は、本実施形態の自動取引装置の基本的な動作を説明す
る為に例示するものであり、本実施形態の自動取引装置
の適用範囲を限定するものではない。
【0092】図3は、本実施形態の自動取引装置の取引
情報のレコード構成とその各レコードに対応するデータ
の一例を示す図である。図3において、3は取引情報、
31は現金自動取引部識別番号、32は取引年月日、3
3は取引時刻、34は入金枚数、35は出金枚数、36
は金庫内現金量、341は入金枚数34の万円紙幣の枚
数、342は入金枚数34の千円紙幣の枚数、351は
出金枚数35の万円紙幣の枚数、352は出金枚数35
の千円紙幣の枚数、361は金庫内現金量36の万円紙
幣の枚数、362は金庫内現金量36の千円紙幣の枚数
である。
【0093】図3に示す様に、本実施形態の自動取引装
置の取引情報のレコード構成とその各レコードに対応す
るデータは、現金自動取引部識別番号31と、取引年月
日32と、取引時刻33と、入金枚数34と、出金枚数
35と、金庫内現金量36と、入金枚数34の万円紙幣
の枚数341と、入金枚数34の千円紙幣の枚数342
と、出金枚数35の万円紙幣の枚数351と、出金枚数
35の千円紙幣の枚数352と、金庫内現金量36の万
円紙幣の枚数361と、金庫内現金量36の千円紙幣の
枚数362とを有している。
【0094】また、図3に示す様に、本実施形態の自動
取引装置の取引情報のレコード構成とその各レコードに
対応するデータでは、自動取引装置で取引が行われる
と、取引情報3として、取引の行われた現金自動取引部
210を識別する現金自動取引部識別番号31と、取引
の行われた年月日である取引年月日32と、取引の行わ
れた時刻である取引時刻33と、取引により入金された
紙幣の枚数である入金枚数34と、取引により出金され
た紙幣の枚数である出金枚数35と、取引がおこなわれ
たときの金庫225の内部の現金量である金庫内現金量
36とが記録される。
【0095】取引情報3の入金枚数34には、入金され
た万円紙幣の枚数341及び千円紙幣の枚数342が記
録され、出金枚数35には、出金された万円紙幣の枚数
351及び千円紙幣の枚数352が記録され、また、金
庫内現金量36には、取引を行ったときの金庫225内
の万円紙幣の枚数361及び千円紙幣の枚数362が記
録される。
【0096】また、本実施形態の自動取引装置におい
て、現金自動取引部210には、利用者が現金自動取引
部210で行った取引の回数分の取引情報3のデータ列
が格納される。
【0097】図4は、本実施形態の自動取引装置の予測
期間情報のレコード構成とその各レコードに対応するデ
ータの一例を示す図である。図4において、4は予測期
間情報、41は予測期間の始り日時、42は予測期間の
終わり日時である。
【0098】図4に示す様に、本実施形態の自動取引装
置の予測期間情報のレコード構成とその各レコードに対
応するデータでは、現金量を予測する期間を示す予測期
間情報4として、予測期間の始り日時41と予測期間の
終わり日時42とを記録している。
【0099】図5は、本実施形態の自動取引装置の第1
の予測パラメータ情報のレコード構成とその各レコード
に対応するデータの一例を示す図である。図5におい
て、5は第1の予測パラメータ情報、51は現金自動取
引部識別番号、52〜58は月曜日から日曜日の各要
因、521、531、541、551、561、571
及び581は月曜日から日曜日の各要因の入金枚数、5
22、532、542、552、562、572及び5
82は月曜日から日曜日の各要因の出金枚数、521
1、5311、5411、5511、5611、571
1及び5811は各入金枚数の万円紙幣の枚数、521
2、5312、5412、5512、5612、571
2及び5812は各入金枚数の千円紙幣の枚数、522
1、5321、5421、5521、5621、572
1及び5821は各出金枚数の万円紙幣の枚数、522
2、5322、5422、5522、5622、572
2及び5822は各出金枚数の千円紙幣の枚数である。
【0100】図5に示す様に、本実施形態の自動取引装
置の第1の予測パラメータ情報のレコード構成とその各
レコードに対応するデータは、現金自動取引部識別番号
51と、月曜日から日曜日の各要因52〜58と、月曜
日から日曜日の各要因の入金枚数521、531、54
1、551、561、571及び581と、月曜日から
日曜日の各要因の出金枚数522、532、542、5
52、562、572及び582と、各入金枚数の万円
紙幣の枚数5211、5311、5411、5511、
5611、5711及び5811と、各入金枚数の千円
紙幣の枚数5212、5312、5412、5512、
5612、5712及び5812と、各出金枚数の万円
紙幣の枚数5221、5321、5421、5521、
5621、5721及び5821と、各出金枚数の千円
紙幣の枚数5222、5322、5422、5522、
5622、5722及び5822とを有している。
【0101】また、図5に示す様に、本実施形態の自動
取引装置の第1の予測パラメータ情報のレコード構成と
その各レコードに対応するデータでは、第1の予測パラ
メータ情報5は、月曜日から日曜日までの各曜日ごとの
現金量の予測を行う場合に用いられるデータであり、現
金自動取引部識別番号51、月曜日要因52、火曜日要
因53、水曜日要因54、木曜日要因55、金曜日要因
56、土曜日要因57及び日曜日要因58の8つの項目
を含んでいる。
【0102】月曜日要因52は、入金枚数521と、出
金枚数522とからなり、入金枚数521は、万円紙幣
の枚数5211と千円紙幣の枚数5212とから、ま
た、出金枚数522は、万円紙幣の枚数5221と千円
紙幣の枚数5222とからなっている。
【0103】火曜日から日曜日の各要因53〜58も、
月曜日要因52と同様に、入金枚数と出金枚数とからな
り、各入金枚数は、万円紙幣の枚数と千円紙幣の枚数と
から、また、各出金枚数は、万円紙幣の枚数と千円紙幣
の枚数とからなっている。
【0104】本実施形態の自動取引装置において、現金
自動取引部210が複数存在する場合には、第1の予測
パラメータ情報5には、現金自動取引部210の個数分
のデータ列が格納される。
【0105】図6は、本実施形態の自動取引装置の第2
の予測パラメータ情報のレコード構成とその各レコード
に対応するデータの一例を示す図である。図6におい
て、6は第2の予測パラメータ情報、61は現金自動取
引部識別番号、62〜66は各営業時間に対応する要
因、621、631、641、651及び661は各営
業時間に対応する入金枚数、622、632、642、
652及び662は各営業時間に対応する出金枚数、6
211、6311、6411、6511及び6611は
各入金枚数の万円紙幣の枚数、6212、6312、6
412、6512及び6612は各入金枚数の千円紙幣
の枚数、6221、6321、6421、6521及び
6621は各出金枚数の万円紙幣の枚数、6222、6
322、6422、6522及び6622は各出金枚数
の千円紙幣の枚数である。
【0106】図6に示す様に、本実施形態の自動取引装
置の第2の予測パラメータ情報のレコード構成とその各
レコードに対応するデータは、現金自動取引部識別番号
61と、各営業時間に対応する要因62〜66と、各営
業時間に対応する入金枚数621、631、641、6
51及び661と、各営業時間に対応する出金枚数62
2、632、642、652及び662と、各入金枚数
の万円紙幣の枚数6211、6311、6411、65
11及び6611と、各入金枚数の千円紙幣の枚数62
12、6312、6412、6512及び6612と、
各出金枚数の万円紙幣の枚数6221、6321、64
21、6521及び6621と、各出金枚数の千円紙幣
の枚数6222、6322、6422、6522及び6
622とを有している。
【0107】また、図6に示す様に、本実施形態の自動
取引装置の第2の予測パラメータ情報のレコード構成と
その各レコードに対応するデータでは、第2の予測パラ
メータ情報6は、本実施形態の自動取引装置を設置して
いる営業店の営業時間の時間帯ごとの現金量の予測を行
う場合に用いられるデータであり、現金自動取引部識別
番号61、8時45分から11時までの要因62、11
時から13時までの要因63、13時から15時までの
要因64、15時から17時までの要因65及び17時
から19時までの要因66の6つの項目を含んでいる。
【0108】第2の予測パラメータ情報6の8時45分
から11時までの要因62は、入金枚数621と出金枚
数622とからなり、入金枚数621は、万円紙幣の枚
数6211と千円紙幣の枚数6212とから、出金枚数
622は、万円紙幣の枚数6221と千円紙幣の枚数6
222とからなっている。
【0109】また、第2の予測パラメータ情報6の11
時から13時までの要因63、13時から15時までの
要因64、15時から17時までの要因65及び17時
から19時までの要因66も、8時45分から11時ま
での要因62と同様に、入金枚数と出金枚数とからな
り、各入金枚数は、万円紙幣の枚数と千円紙幣の枚数と
から、各出金枚数は、万円紙幣の枚数と千円紙幣の枚数
とからなっている。
【0110】本実施形態の自動取引装置において、現金
自動取引部210が複数存在する場合には、現金自動取
引部210の個数分の第2の予測パラメータ情報6のデ
ータが格納される。
【0111】図7は、本実施形態の自動取引装置の予測
結果情報のレコード構成とその各レコードに対応するデ
ータの一例を示す図である。図7において、7は予測結
果情報、71は予測パラメータ情報による予測結果、7
2は予想結果71を修正した予測修正結果、73は何日
何時の取引の予測かを示す予測月日、711は予測結果
71の万円紙幣の枚数、712は予測結果71の千円紙
幣の枚数、721は予測修正結果72の万円紙幣の枚
数、722は予測修正結果72の千円紙幣の枚数であ
る。
【0112】図7に示す様に、本実施形態の自動取引装
置の予測結果情報のレコード構成とその各レコードに対
応するデータは、予測パラメータ情報による予測結果7
1と、予想結果71を修正した予測修正結果72と、何
日何時の取引の予測かを示す予測月日73と、予測結果
71の万円紙幣の枚数711と、予測結果71の千円紙
幣の枚数712と、予測修正結果72の万円紙幣の枚数
721と、予測修正結果72の千円紙幣の枚数722と
を有している。
【0113】また、図7に示す様に、本実施形態の自動
取引装置の予測結果情報のレコード構成とその各レコー
ドに対応するデータでは、予測結果情報7として、修正
する前の予測結果を予測結果71に格納し、修正後の予
測結果を予測修正結果72に格納し、予測の対象である
日時を予測月日73に格納している。
【0114】予測結果情報7の予測結果71は、修正前
の万円紙幣の枚数711及び千円紙幣の枚数712から
なり、予測結果情報7の予測修正結果72は、修正後の
万円紙幣の枚数721及び千円紙幣の枚数722からな
っている。
【0115】図8は、本実施形態の自動取引装置の第1
の予測変動要因情報のレコード構成とその各レコードに
対応するデータの一例を示す図である。図8において、
8は第1の予測変動要因情報、81は現金自動取引部2
10が1台増加した場合に予測結果の修正に用いる予測
変動パラメータ、82は現金自動取引部210が2台ま
たは3台増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変
動パラメータ、83は現金自動取引部210が4台また
は5台増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変動
パラメータ、84は現金自動取引部210が6台または
7台増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パ
ラメータ、85は現金自動取引部210が8台または9
台増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラ
メータ、86は現金自動取引部210が10台以上増加
した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメータ
である。
【0116】図8に示す様に、本実施形態の自動取引装
置の第1の予測変動要因情報のレコード構成とその各レ
コードに対応するデータでは、第1の予測変動要因情報
8は、現金自動取引部210が1台増加した場合に予測
結果の修正に用いる予測変動パラメータ81、現金自動
取引部210が2台か3台増加した場合に予測結果の修
正に用いる予測変動パラメータ82、現金自動取引部2
10が4台か5台増加した場合に予測結果の修正に用い
る予測変動パラメータ83、現金自動取引部210が6
台か7台増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変
動パラメータ84、現金自動取引部210が8台か9台
増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメ
ータ85、及び現金自動取引部210が10台以上増加
した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメータ
86の6つの項目を含んでいる。
【0117】図9は、本実施形態の自動取引装置の第2
の予測変動要因情報のレコード構成とその各レコードに
対応するデータの一例を示す図である。図9において、
9は第2の予測変動要因情報、91は現金自動取引部2
10が入口から近い場合に予測結果の修正に用いる予測
変動パラメータ、92は現金自動取引部210が入口か
ら遠い場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメー
タである。
【0118】図9に示す様に、本実施形態の自動取引装
置の第2の予測変動要因情報のレコード構成とその各レ
コードに対応するデータでは、第2の予測変動要因情報
9は、現金自動取引部210が入口から近い場合に予測
結果の修正に用いる予測変動パラメータ91と、現金自
動取引部210が入口から遠い場合に予測結果の修正に
用いる予測変動パラメータ92の2つの項目を含んでい
る。
【0119】図10は、本実施形態の自動取引装置の第
3の予測変動要因情報のレコード構成とその各レコード
に対応するデータの一例を示す図である。図10におい
て、10は第3の予測変動要因情報、101は現金自動
取引部210の型式が10型の場合に予測結果の修正に
用いる予測変動パラメータ、102は現金自動取引部2
10の型式が11型の場合に予測結果の修正に用いる予
測変動パラメータ、103は現金自動取引部210の型
式が12型の場合に予測結果の修正に用いる予測変動パ
ラメータである。
【0120】図10に示す様に、本実施形態の自動取引
装置の第3の予測変動要因情報のレコード構成とその各
レコードに対応するデータでは、第3の予測変動要因情
報10は、現金自動取引部210の型式が10型の場合
に予測結果の修正に用いる予測変動パラメータ101、
現金自動取引部210の型式が11型の場合に予測結果
の修正に用いる予測変動パラメータ102、及び現金自
動取引部210の型式が12型の場合に予測結果の修正
に用いる予測変動パラメータ103の3つの項目を含ん
でいる。
【0121】図11は、本実施形態の自動取引装置の第
4の予測変動要因情報のレコード構成とその各レコード
に対応するデータの一例を示す図である。図11におい
て、11は第4の予測変動要因情報、111は予測結果
を変動させる条件を格納するIF部、112はIF部1
11に格納された条件に一致した場合に予測結果を修正
する内容を格納するTHEN部である。
【0122】図11に示す様に、本実施形態の自動取引
装置の第4の予測変動要因情報のレコード構成とその各
レコードに対応するデータでは、第4の予測変動要因情
報11は、予測結果を変動させる条件を格納するIF部
111と、IF部111に格納された条件に一致した場
合に予測結果を修正する内容を格納するTHEN部11
2の2つの項目を含んでおり、第4の予測結果変動要因
情報11には、予測結果を変動させるルールの分のデー
タ列が格納されている。
【0123】以上が、本実施形態の自動取引装置で用い
る現金自動取引部210の取引量予測に関するデータで
ある。これらのデータは、データの種類毎にファイルを
形成し、磁気ディスク機構243に格納されている。
【0124】以下に、本実施形態の自動取引装置の現金
自動取引部210の内で行う基本的な処理手順について
説明する。
【0125】本実施形態の自動取引装置で取引を行う利
用者に、現金自動取引部210で取引を行う前に、本人
と口座認証の為に予め銀行や郵便局などが利用者に配布
した磁気カードまたは、銀行通帳を用意させる。
【0126】現金自動取引部210の顧客操作機構21
2のCRTディスプレイ224に取引メニューを表示
し、利用者に顧客操作パネル223から取引メニューを
選択させ、帳票処理機構211の磁気カード機構218
に磁気カードを挿入させ、磁気カード機構218で、磁
気カードから口座番号と暗証番号を読み取る。
【0127】顧客操作機構212のCRTディスプレイ
224に暗証番号の入力を依頼する画面を表示し、利用
者に顧客操作パネル223から暗証番号を入力させ、先
程読み込んだ磁気カードの暗証番号と照合する。
【0128】顧客操作パネル223から入力した暗証番
号と、磁気カードの暗証番号とを照合し、暗証番号が一
致しない場合には、暗証番号が異なることと操作が終了
したことを示す内容の画面をCRTディスプレイ224
に表示する。
【0129】顧客操作パネル223から入力した暗証番
号と、磁気カードの暗証番号とを照合し、暗証番号の照
合が一致した場合には、CRTディスプレイ224に通
帳挿入依頼の画面を表示し、利用者に、通帳印字機構2
19へ通帳を挿入させる。
【0130】顧客操作機構212のCRTディスプレイ
224に出金、または入金金額の入力依頼の画面を表示
し、顧客操作パネル223から、利用者に出金または入
金金額を入力させる。
【0131】顧客操作機構212の顧客操作パネル22
3から出金金額が入力された場合には、その口座の預金
金額を監視網制御部220を介してホストコンピュータ
250から読み込み、出金金額が預金金額よりも多い場
合には、預金金額が少ないことを示す内容と、操作を終
了したことを示す内容の画面をCRTディスプレイ22
4に表示する。
【0132】出金金額が預金金額より少ない場合には、
紙幣入出金機構213の金庫225に予め収納してある
現金を取り出し、利用者にその出金金額と等しい金額の
現金を渡す。
【0133】帳票処理機構218の通帳印字機構219
の明細書発行機能222で、明細書に出金金額と預金残
高を印字して利用者に渡し、通帳印字機能221で、通
帳に出金金額と預金残高を印字して利用者に渡す。
【0134】本実施形態の自動取引装置は、出金金額と
預金残高を印字した明細書と通帳を利用者に渡した後、
監視網制御部220を介して、ホストコンピュータ25
0へ出金した金額データを送る。
【0135】ホストコンピュータでは、送られてきた出
金金額分を預金残高から引き、引かれた預金金額をホス
トコンピュータ内の記憶装置に格納し、この取引内容を
磁気ディスク機構214に格納した後、ジャーナル印字
機構216に予め挿入してある用紙に印字する。また、
この取引内容は監視網制御部220を介して、磁気ディ
スク機構243にも格納される。
【0136】顧客操作機構212の顧客操作パネル22
3から入金金額が入力された場合には、利用者から現金
を受け取り、紙幣入出金機構213の金庫225へ現金
を収納する。
【0137】帳票処理機構218の通帳印字機構219
の明細書発行機能222で、明細書に入金金額と預金残
高を印字して利用者に渡し、通帳印字機能221で、通
帳に入金金額と預金残高を印字して利用者に渡す。
【0138】本実施形態の自動取引装置は、入金金額と
預金残高を印字した明細書と通帳を利用者に渡した後、
監視網制御部220を介して、ホストコンピュータ25
0へ入金した金額データを送る。
【0139】ホストコンピュータでは、送られてきた入
金金額分を預金残高に加算し、加算された預金金額をホ
ストコンピュータ内の記憶装置に格納し、この取引内容
を磁気ディスク機構214に格納した後、ジャーナル印
字機構216に予め挿入してある用紙に印字する。ま
た、この取引内容は監視網制御部220を介して、磁気
ディスク機構243にも格納される。
【0140】以下に、本実施形態の自動取引装置の使用
環境が変化した場合に、自動取引装置内の現金切れを防
止し、資金運用効率の向上を図る処理手順について説明
する。
【0141】図1に示す様に、本実施形態の自動取引装
置において、ステップ11の処理で、係員操作機構24
2から入力され、予め磁気ディスク機構243に格納さ
れている予測期間情報4、第1の予測パラメータ情報5
及び第2の予測パラメータ情報6を読み出す。
【0142】カレンダ機構248からカレンダ情報を取
得し、取引情報と前記取得したカレンダ情報に基づい
て、現金自動取引部210で行われる現金の取引量を予
測し、予測結果情報を磁気ディスク機構243に格納す
る。
【0143】ステップ12の処理で、係員操作機構24
2からの係員からの情報、または、カレンダ機構248
からのカレンダ情報を入力して現金自動取引部210の
環境情報を取得し、磁気ディスク機構243から、予測
結果情報と予測変動要因情報を読み出して、これらの情
報を用いて、日ごとまたは時間ごとに取引される現金量
を修正する。
【0144】ステップ13の処理で、磁気ディスク機構
243から現金自動取引部210の取引情報と予測結果
情報を読み出し、取引情報内の金庫内現金量と、日ごと
または時間ごとに取引される現金量から、自動取引装置
に収納する現金量を算出し、その現金量を係員操作機構
242を用いて表示する。
【0145】図12は、本実施形態の自動取引装置の現
金の取引量を予測する処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0146】図13は、本実施形態の自動取引装置の予
測された現金の取引量を修正する処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【0147】図14は、本実施形態の自動取引装置の自
動取引装置に収納する現金量を算出する処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【0148】図15は、本実施形態の自動取引装置の予
測期間を対話的に入力する入力画面の一例を示す図であ
る。図15において、151は予測期間入力画面、15
2は画面タイトル、153は予測期間始り日時の入力位
置を示すラベル、154は予測期間始り日時を入力する
領域、155は予測期間終わり日時の入力位置を示すラ
ベル、156は予測期間終わり日時を入力する領域であ
る。
【0149】図15に示す様に、本実施形態の自動取引
装置の予測期間を対話的に入力する入力画面は、画面タ
イトル152と、予測期間始り日時の入力位置を示すラ
ベル153と、予測期間始り日時を入力する領域154
と、予測期間終わり日時の入力位置を示すラベル155
と、予測期間終わり日時を入力する領域156とを有し
ている。
【0150】図16は、本実施形態の自動取引装置の予
測変動要因を対話的に入力する入力画面の一例を示す図
である。図16において、161は予測変動要因入力画
面、162は画面タイトル、163は自動取引装置の増
加台数の入力位置を示すラベル、164は自動取引装置
の増加台数を入力する領域、165は台数を示すラベ
ル、166は自動取引装置配置の配置情報の入力位置を
示すラベル、167及び168は自動取引装置の配置情
報を入力するプッシュボタン、169は自動取引装置の
型式情報の入力位置を示すラベル、1610〜1612
は自動取引装置の型式情報を入力するプッシュボタン、
1613は近くのスーパーマーケット等の店舗の情報の
入力位置を示すラベル、1614及び1615は近くの
スーパーマーケット等の店舗の情報を入力するプッシュ
ボタンである。
【0151】図16に示す様に、本実施形態の自動取引
装置の予測変動要因を対話的に入力する入力画面は、画
面タイトル162と、自動取引装置の増加台数の入力位
置を示すラベル163と、自動取引装置の増加台数を入
力する領域164と、台数を示すラベル165と、自動
取引装置配置の配置情報の入力位置を示すラベル166
と、自動取引装置の配置情報を入力するプッシュボタン
167及び168と、自動取引装置の型式情報の入力位
置を示すラベル169と、自動取引装置の型式情報を入
力するプッシュボタン1610〜1612と、近くのス
ーパーマーケット等の店舗の情報の入力位置を示すラベ
ル1613と、近くのスーパーマーケット等の店舗の情
報を入力するプッシュボタン1614及び1615とを
有している。
【0152】以下では、本実施形態の自動取引装置にお
いて、図1に示したステップ11の処理を、図12のフ
ローチャートに従って詳しく説明する。
【0153】図12に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ1201の処理で、係員操作機
構242のCRTディスプレイ247に、図15に示す
予測期間入力画面151を表示し、自動取引装置を管理
する係員などに、領域154に予測期間の始り日時を、
領域156に予測期間の終わり日時を入力させる。
【0154】ステップ1202の処理では、ステップ1
201の処理で入力された予測期間情報である領域15
4の予測期間の始り日時と領域156の予測期間の終わ
り日時を、図4に示す様に、磁気ディスク機構243内
の予測期間情報4の予測期間の始り日時41と予測期間
の終わり日時42に格納する。
【0155】図4の例では、1995年8月6日19時
から1995年の8月13日19時までの期間を入力し
た結果として、予測期間の始り日時41に「95080
619:00」、予測期間の終わり日時42に「950
813 19:00」がそれぞれ入力されている。
【0156】ステップ1203の処理では、ステップ1
202の処理で磁気ディスク機構243に格納された予
測期間情報4から予測期間情報を読み出し、また、予め
磁気ディスク機構243に格納された第1の予測パラメ
ータ情報5と第2の予測パラメータ情報2から各々の予
測パラメータ情報を読み出す。
【0157】ステップ1204の処理では、カレンダ機
構248から、年月日、曜日、祝日といったカレンダ情
報を取得し、ステップ1203の処理で読み出した予測
期間情報、予測パラメータ情報、及びカレンダ情報から
現金取引量を予測する。
【0158】具体的な例では、識別番号1の現金自動取
引部210の予測期間を1995年8月6日19時から
1995年8月13日19時までとした取引量を予測す
ることにする。
【0159】すなわち、予測期間を1995年8月6日
19時から1995年8月13日19時までというの
は、現金自動取引部210の1日のサービス時刻を8時
45分から19時までと想定すると、取引量を予測する
期間は8月7日月曜日、8日火曜日、9日水曜日、10
日木曜日、11日金曜日、12日土曜日、13日日曜日
となる。
【0160】第1の予測パラメータ情報5から現金の入
出金枚数を読み出し、8月7日は月曜日なので、万円紙
幣の枚数5211、千円紙幣の枚数5212、万円紙幣
の枚数5221及び千円紙幣の枚数5222を読み出し
て、出金枚数と入金枚数の差を計算する。
【0161】この場合には、万円紙幣の枚数は、出金枚
数549枚−入金枚数375枚=174枚となり、紙幣
入出金機構213の金庫225から万円紙幣の枚数が1
74枚減り、また、千円紙幣の枚数は出金枚数111枚
−入金枚数69枚=42枚減ることになる。
【0162】同様にして、火曜日の万円紙幣の枚数及び
千円紙幣の枚数は、それぞれ178枚、40枚減り、水
曜日の万円紙幣の枚数及び千円紙幣の枚数は、それぞれ
172枚、50枚減り、木曜日の万円紙幣の枚数及び千
円紙幣の枚数は、それぞれ173枚、44枚減り、金曜
日の万円紙幣の枚数及び千円紙幣の枚数は、それぞれ1
70枚、40枚減り、土曜日の万円紙幣の枚数及び千円
紙幣の枚数は、それぞれ60枚、12枚減り、日曜日の
万円紙幣の枚数及び千円紙幣の枚数は、それぞれ58
枚、14枚減ることになる。
【0163】ここでは、ただ予測パラメータを読み出し
ただけで、出金と入金の現金量を予測したことにした
が、予測パラメータに特定の処理を加えて予測を行って
も良い。
【0164】ステップ1205の処理では、ステップ1
204の処理で計算した現金取引量を、磁気ディスク機
構243の予測結果情報7の万円紙幣の枚数711と千
円紙幣の枚数712にそれぞれを格納する。
【0165】次に、本実施形態の自動取引装置におい
て、図1のステップ12の処理を図13のフローチャー
トに従って詳しく説明する。
【0166】図13に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ1301の処理で、係員操作機
構242のCRTディスプレイ247に、図16に示す
予測変動要因入力画面161を表示し、自動取引装置を
管理する係員などに、予測を変動させる要因としての現
金自動取引部210の変化した台数や、変更した配置、
変更した現金自動取引部210の型式や、自動取引装置
が設置されている営業店の近くのスーパーマーケット等
の店舗が売り出しをしているとか、前記スーパーマーケ
ット等の店舗が休業中であるといった情報をキーボード
246で入力させる。
【0167】ステップ1302の処理では、カレンダ機
構248から、年月日、曜日、祝日といったカレンダ情
報を取得する。
【0168】ステップ1303の処理では、ステップ1
205の処理で磁気ディスク機構243に格納された予
測結果情報7から予測結果情報を読み出し、次に、予め
磁気ディスク機構243に格納された第1の予測変動要
因情報8、第2の予測変動要因情報9、第3の予測変動
要因情報10、及び第4の予測変動要因情報11から予
測変動要因情報を読み出す。
【0169】ステップ1304の処理では、ステップ1
301の処理で係員に入力させた予測変動要因、ステッ
プ1302の処理で取得したカレンダ情報、及びステッ
プ1303の処理で読み出した予測変動要因情報から、
ステップ1303の処理で読み出した予測結果情報を修
正する。
【0170】ステップ1305の処理では、ステップ1
304の処理で計算した現金取引量の修正値を、磁気デ
ィスク機構243の予測結果情報7の万円紙幣の枚数7
21と千円紙幣の枚数722にそれぞれを格納する。
【0171】次に、本実施形態の自動取引装置にいお
て、図1のステップ13の処理を図14のフローチャー
トに従って詳しく説明する。
【0172】図14に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ1401の処理では、ステップ
1305の処理で磁気ディスク機構243に格納された
予測結果情報7から予測修正結果72の万円紙幣の枚数
721及び千円紙幣の枚数722を読み出し、次に、予
め磁気ディスク機構243に格納された現金自動取引部
210の取引結果を格納した取引情報3から金庫内現金
量36の万円紙幣の枚数361及び千円紙幣の枚数36
2を読み出す。
【0173】ステップ1402の処理では、ステップ1
401の処理で読み出した予測結果情報721及び72
2と、金庫内現金量36の万円紙幣の枚数361及び千
円紙幣の枚数362とから、紙幣入出金機構213の金
庫225に収納する現金量を算出する。
【0174】具体的な例では、1995年8月6日19
時から1995年8月13日19時までの識別番号1の
現金自動取引部210から支払われる現金は、万円紙幣
の枚数が157+160+155+156+155+5
4+52=889枚で、千円紙幣の枚数が38+36+
45+40+45+11+13=228枚となる。
【0175】1995年8月6日19時時点の識別番号
1の現金自動取引部210の金庫内現金量は万円紙幣3
21枚と、千円紙幣235枚である。
【0176】1995年8月6日19時時点の現金量か
ら1995年8月6日19時から1995年8月13日
19時までに減る現金量を引くと、万円紙幣が321−
889=−568枚、千円紙幣が235−228=7枚
となる。
【0177】すなわち、1995年8月6日19時時点
の現金量から1995年8月6日19時から1995年
8月13日19時の間に、識別番号1の現金自動取引部
210は、万円紙幣が現金切れをおこすことになる。
【0178】よって、収納する現金量は、万円紙幣を5
68枚よりも多く入れる必要があることがわかる。
【0179】ステップ1403の処理では、ステップ1
402の処理で計算した紙幣入出金機構213の金庫2
25に収納する現金量を係員操作機構242のCRTデ
ィスプレイ247に表示する。
【0180】以上説明した様に、本実施形態の自動取引
装置によれば、取引に必要な現金量を予測し、予測変動
要因に基づいて前記予測結果を修正し、収納する現金量
を算出するので、自動取引装置の使用環境が変化しても
自動取引装置内の現金切れを防止して資金運用効率の向
上を図ることが可能である。
【0181】(実施形態2)以下に、本発明の自動取引
装置において、取引に必要な現金量を予測し、予測変動
要因である営業日時情報に基づいて前記予測結果を修正
し、収納する現金量を算出する実施形態2の自動取引装
置について説明する。
【0182】図17は、本実施形態の自動取引装置の基
本的な動作の処理手順を示すフローチャートである。
【0183】図18は、本実施形態の自動取引装置の現
金自動取引部210の設置してある営業店の営業日時情
報レコードの構成とそのレコードに属するデータの一例
を示す図である。図18において、18は営業日時情
報、181は営業月日、182は営業時間、1821は
営業時間182の営業開始時刻、1822は営業時間1
82の終了時刻である。
【0184】図18に示す様に、本実施形態の自動取引
装置の現金自動取引部210の設置してある営業店の営
業日時情報レコードの構成とそのレコードに属するデー
タでは、営業日時情報18は、営業月日181と営業時
間182の2つの項目を含んでおり、営業時間182
は、営業開始時刻1821と終了時刻1822とからな
っている。
【0185】営業日時情報18のデータは、実施形態1
の自動取引装置の場合と同様に、データの種類毎にファ
イルを形成し、磁気ディスク機構243に格納されてい
る。
【0186】図19は、本実施形態の自動取引装置の営
業店の営業日時を対話的に入力することを実現する入力
画面の一例を示す図である。図19において、191は
営業日時入力画面、192は画面タイトル、193は営
業日の入力位置を示すラベル、194は営業日を入力す
る領域、195は営業開始時刻の入力位置を示すラベ
ル、196は営業開始時刻を入力する領域、197は終
了時刻の入力位置を示すラベル、198は終了時刻を入
力する領域である。
【0187】図19に示す様に、本実施形態の自動取引
装置の営業店の営業日時を対話的に入力することを実現
する入力画面は、画面タイトル192と、営業日の入力
位置を示すラベル193と、営業日を入力する領域19
4と、営業開始時刻の入力位置を示すラベル195と、
営業開始時刻を入力する領域196と、終了時刻の入力
位置を示すラベル197と、終了時刻を入力する領域1
98とを有している。
【0188】本実施形態の自動取引装置の概略構成は、
実施形態1の自動取引装置と同様に、図2に示す概略構
成と同様な構成となっている。また、図18に示した営
業日時情報以外のファイルは、実施形態1の自動取引装
置のファイルと同様のものを用いる。
【0189】本実施形態の自動取引装置においても、実
施形態1の自動取引装置と基本的な処理の流れは同じで
ある。また、図1のステップ11の処理とステップ13
の処理の内容も実施形態1の自動取引装置と同じであ
る。
【0190】よって、以下に、本実施形態の自動取引装
置における図1のステップ12の処理の流れを、図17
のフローチャートを用いて詳しく説明する。
【0191】図17に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ1701の処理で、係員操作機
構242のCRTディスプレイ247に、図19に示す
営業日時入力画面191を表示し、自動取引装置を管理
する係員などに、自動取引装置を設置する銀行営業店な
どの営業日時をキーボード246で入力させる。
【0192】ステップ1702の処理では、ステップ1
701の処理で格納された営業日時情報を磁気ディスク
機構243の営業日時情報18の営業月日181、開始
時刻1821、及び終了時刻1822に格納する。
【0193】ステップ1703の処理では、カレンダ機
構248から、年月日、曜日、祝日といったカレンダ情
報を取得する。
【0194】ステップ1704の処理では、ステップ1
205の処理で磁気ディスク機構243に格納された予
測結果情報7から予測結果情報を読み出し、予め磁気デ
ィスク機構243に格納された第4の予測変動要因情報
11から予測変動要因情報を読み出す。
【0195】ステップ1705の処理では、ステップ1
701の処理で係員に入力させた営業日時情報、ステッ
プ1703の処理で取得したカレンダ情報及びステップ
1704の処理で読み出した予測変動要因情報から、ス
テップ1704の処理で読み出した予測結果情報を修正
する。
【0196】具体的な例では、ステップ1701の処理
で、図18の営業日情報18に示すような値が入力さ
れ、また、ステップ1704の処理で、図11に示す第
4の予測変動要因情報11を読み込んだとする。
【0197】営業日時情報18の営業月日181から8
月7日から、8月16日までの間で営業しない日は8月
12、13日とわかる。
【0198】第4の予測変動要因情報11により、「今
日が休業日(予測しようとした日が休業日)」ならば
「休業日直前の営業日の予測結果を1.9倍にし、休業
日直後の営業日を1.8倍にする。」という予測変動要
因があることがわかる。
【0199】よって、これらのことから、8月11、1
4日の現金量の予測結果をそれぞれ1.9倍、1.8倍
して修正する。
【0200】ステップ1706の処理では、ステップ1
705の処理で計算した現金取引量の修正値を、磁気デ
ィスク機構243の予測結果情報7の万円紙幣の枚数7
21と千円紙幣の枚数722にそれぞれを格納する。
【0201】以上説明した様に、本実施形態の自動取引
装置によれば、予測変動要因として自動取引装置を設置
している営業店の営業時間に対応する予測変動パラメー
タを入力するので、自動取引装置を設置している営業店
の営業時間内及び営業時間外の自動取引装置内の現金切
れを防止して資金運用効率の向上を図ることが可能であ
る。
【0202】(実施形態3)以下に、本発明の自動取引
装置において、取引に必要な現金量を予測し、予測変動
要因である自動取引装置の台数に基づいて前記予測結果
を修正し、収納する現金量を算出する実施形態3の自動
取引装置について説明する。
【0203】図20は、本実施形態の自動取引装置の自
動取引装置の台数を予測変動要因とする処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【0204】本実施形態の自動取引装置の概略構成は、
実施形態1の自動取引装置と同様に、図2に示す概略構
成と同様な構成となっている。
【0205】本実施形態の自動取引装置においても、実
施形態1の自動取引装置と基本的な処理の流れは同じで
あり、また、図1のステップ11の処理とステップ13
の処理の内容も実施形態1の自動取引装置と同じであ
る。
【0206】よって、以下に、本実施形態の自動取引装
置における図1のステップ12の処理の流れを、図20
のフローチャートを用いて詳しく説明する。
【0207】図20に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ2001の処理で、予測変動要
因入力画面161の変更した自動取引装置の増加台数を
入力する領域164に「1」が入力されると、ステップ
2002の処理で、磁気ディスク機構243に格納され
ている第1の予測変動要因情報8の1台増加した場合の
予測変動パラメータ81の値「0.9」を読み出す。
【0208】また、ステップ2002の処理で、磁気デ
ィスク機構243の予測結果情報7に格納されている予
測結果71の万円紙幣の枚数711及び千円紙幣の枚数
712の値として、例えば、それぞれ「174」と「4
2」を読み出す。
【0209】次に、ステップ2003の処理で、万円紙
幣の枚数711の値「174」と、千円紙幣の枚数71
2の値「42」に、予測変動パラメータ81の値「0.
9」を乗じ、予測修正結果72の万円紙幣の枚数721
及び千円紙幣の枚数722の値を算出する。
【0210】以上説明した様に、本実施形態の自動取引
装置によれば、予測変動要因として自動取引装置の営業
スケジュールに対応する予測変動パラメータを入力する
ので、自動取引装置が営業を停止する日の前後の日の自
動取引装置内の現金切れを防止して資金運用効率の向上
を図ることが可能である。
【0211】(実施形態4)以下に、本発明の自動取引
装置において、取引に必要な現金量を予測し、予測変動
要因である自動取引装置の配置に基づいて前記予測結果
を修正し、収納する現金量を算出する実施形態4の自動
取引装置について説明する。
【0212】図21は、本実施形態の自動取引装置の自
動取引装置の配置を予測変動要因とする処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【0213】本実施形態の自動取引装置の概略構成は、
実施形態1の自動取引装置と同様に、図2に示す概略構
成と同様な構成となっている。
【0214】本実施形態の自動取引装置においても、実
施形態1の自動取引装置と基本的な処理の流れは同じで
あり、また、図1のステップ11の処理とステップ13
の処理の内容も実施形態1の自動取引装置と同じであ
る。
【0215】よって、以下に、本実施形態の自動取引装
置における図1のステップ12の処理の流れを、図21
のフローチャートを用いて詳しく説明する。
【0216】図21に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ2101の処理で、予測変動要
因入力画面161の自動取引装置の配置情報を入力する
プッシュボタン167により自動取引装置の配置が入口
に近いことを示す情報が入力されると、ステップ210
2の処理で、磁気ディスク機構243に格納されている
第2の予測変動要因情報9の現金自動取引部210が入
口から近い場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラ
メータ91の値「1.1」を読み出す。
【0217】また、ステップ2102の処理で、磁気デ
ィスク機構243の予測結果情報7に格納されている予
測結果71の万円紙幣の枚数711及び千円紙幣の枚数
712の値として、例えば、それぞれ「174」と「4
2」を読み出す。
【0218】次に、ステップ2103の処理で、万円紙
幣の枚数711の値「174」と、千円紙幣の枚数71
2の値「42」に、予測変動パラメータ91の値「1.
1」を乗じ、予測修正結果72の万円紙幣の枚数721
及び千円紙幣の枚数722の値を算出する。
【0219】以上説明した様に、本実施形態の自動取引
装置によれば、予測変動要因として自動取引装置の配置
に対応する予測変動パラメータを入力するので、自動取
引装置の配置の違いによる自動取引装置内の現金切れを
防止して資金運用効率の向上を図ることが可能である。
【0220】(実施形態5)以下に、本発明の自動取引
装置において、取引に必要な現金量を予測し、予測変動
要因である自動取引装置の型式に基づいて前記予測結果
を修正し、収納する現金量を算出する実施形態5の自動
取引装置について説明する。
【0221】図22は、本実施形態の自動取引装置の自
動取引装置の型式を予測変動要因とする処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【0222】本実施形態の自動取引装置の概略構成は、
実施形態1の自動取引装置と同様に、図2に示す概略構
成と同様な構成となっている。
【0223】本実施形態の自動取引装置においても、実
施形態1の自動取引装置と基本的な処理の流れは同じで
あり、また、図1のステップ11の処理とステップ13
の処理の内容も実施形態1の自動取引装置と同じであ
る。
【0224】よって、以下に、本実施形態の自動取引装
置における図1のステップ12の処理の流れを、図22
のフローチャートを用いて詳しく説明する。
【0225】図22に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ2201の処理で、予測変動要
因入力画面161の自動取引装置の型式情報を入力する
プッシュボタン1612が押されると、ステップ220
2の処理で、磁気ディスク機構243に格納されている
第3の予測変動要因情報10の現金自動取引部210の
型式が12型の場合に予測結果の修正に用いる予測変動
パラメータ103の値「1.2」を読み出す。
【0226】また、ステップ2202の処理で、磁気デ
ィスク機構243の予測結果情報7に格納されている予
測結果71の万円紙幣の枚数711及び千円紙幣の枚数
712の値として、例えば、それぞれ「174」と「4
2」を読み出す。
【0227】次に、ステップ2203の処理で、万円紙
幣の枚数711の値「174」と、千円紙幣の枚数71
2の値「42」に、予測変動パラメータ103の値
「1.2」を乗じ、予測修正結果72の万円紙幣の枚数
721及び千円紙幣の枚数722の値を算出する。
【0228】以上説明した様に、本実施形態の自動取引
装置によれば、予測変動要因として自動取引装置の属性
情報に対応する予測変動パラメータを入力するので、自
動取引装置の属性情報の違いによる自動取引装置内の現
金切れを防止して資金運用効率の向上を図ることが可能
である。
【0229】(実施形態6)以下に、本発明の自動取引
装置において、取引に必要な現金量を予測し、予測変動
ルールにより予測結果をスライドさせて修正し、収納す
る現金量を算出する実施形態6の自動取引装置について
説明する。
【0230】図23は、本実施形態の自動取引装置の予
測変動ルールにより予測結果をスライドさせる処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【0231】本実施形態の自動取引装置の概略構成は、
実施形態1の自動取引装置と同様に、図2に示す概略構
成と同様な構成となっている。
【0232】本実施形態の自動取引装置においても、実
施形態1の自動取引装置と基本的な処理の流れは同じで
あり、また、図1のステップ11の処理とステップ13
の処理の内容も実施形態1の自動取引装置と同じであ
る。
【0233】よって、以下に、本実施形態の自動取引装
置における図1のステップ12の処理の流れを、図23
のフローチャートを用いて詳しく説明する。
【0234】図23に示す様に、本実施形態の自動取引
装置において、ステップ2301の処理で、カレンダ機
構からカレンダ情報を取得する。
【0235】ステップ2302の処理では、磁気ディス
ク機構243に格納されている第4の予測変動要因情報
11を読み出す。
【0236】ステップ2301の処理でカレンダ機構か
ら取得したカレンダ情報の中に「11日が金曜日」とい
う情報があり、ステップ2304で読み出した第4の予
測変動要因情報11の中の「11日が金曜日ならば、1
1日の予測結果を9日の予測結果と等しい値にする」と
いう予測変動ルールがある場合には、磁気ディスク機構
243に格納されている予測結果情報7の9日の予測結
果71から万円紙幣の枚数711及び千円紙幣の枚数7
12の値として「172」及び「50」を読み出し、9
日の予測結果を11日の予測結果にスライドし、11日
の予測結果を9日の予測結果と等しい予測結果に置き換
える。
【0237】これは、自動取引装置が設置されている営
業店の近くのスーパーマーケット等の店舗で、当初9日
に予定されていた売り出しが11日に変更された場合の
様に、現金量の予測結果が、他の日にスライドする場合
に利用することができる。
【0238】また、本実施形態の自動取引装置では、自
動取引装置を設置している営業店の営業日時と予測変動
ルールによる予測結果のスライドを組み合わせても良
い。
【0239】例えば、一般の会社の給与支給日には自動
取引装置で取引される現金量が増加するが、給与支給日
が土曜日または日曜日である場合には、自動取引装置を
設置している営業店が土曜日または日曜日に営業しない
為、給与支給日が他の日に変更されることが多い。
【0240】この様な場合には、磁気ディスク機構24
3の第4の予測変動要因情報11の中に、例えば、「2
5日が土曜日または日曜日ならば、金曜日の予測結果を
25日の予測結果と等しい値にする」という予測変動ル
ールを設定する。
【0241】以上説明した様に、本実施形態の自動取引
装置によれば、予測変動要因に基づいて予測結果をスラ
イドさせて修正するので、予測変動要因によって予測結
果が特定の日数だけずれた場合であっても自動取引装置
内の現金切れを防止して資金運用効率の向上を図ること
が可能である。
【0242】以上、本発明を、前記実施形態に基づき具
体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種
々変更可能であることは勿論である。
【0243】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0244】(1)取引に必要な現金量を予測し、予測
変動要因に基づいて前記予測結果を修正し、収納する現
金量を算出するので、自動取引装置の使用環境が変化し
ても自動取引装置内の現金切れを防止して資金運用効率
の向上を図ることが可能である。
【0245】(2)予測変動要因として自動取引装置を
設置している営業店の営業時間に対応する予測変動パラ
メータを入力するので、自動取引装置を設置している営
業店の営業時間内及び営業時間外の自動取引装置内の現
金切れを防止して資金運用効率の向上を図ることが可能
である。
【0246】(3)予測変動要因として自動取引装置の
営業スケジュールに対応する予測変動パラメータを入力
するので、自動取引装置が営業を停止する日の前後の日
の自動取引装置内の現金切れを防止して資金運用効率の
向上を図ることが可能である。
【0247】(4)予測変動要因として自動取引装置の
配置に対応する予測変動パラメータを入力するので、自
動取引装置の配置の違いによる自動取引装置内の現金切
れを防止して資金運用効率の向上を図ることが可能であ
る。
【0248】(5)予測変動要因として自動取引装置の
属性情報に対応する予測変動パラメータを入力するの
で、自動取引装置の属性情報の違いによる自動取引装置
内の現金切れを防止して資金運用効率の向上を図ること
が可能である。
【0249】(6)予測変動要因に基づいて予測結果を
スライドさせて修正するので、予測変動要因によって予
測結果が特定の日数だけずれた場合であっても自動取引
装置内の現金切れを防止して資金運用効率の向上を図る
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の自動取引装置の基本的な動作の処
理手順を示すフローチャートである。
【図2】実施形態1の自動取引装置の概略構成を示す図
である。
【図3】実施形態1の自動取引装置の取引情報のレコー
ド構成とその各レコードに対応するデータの一例を示す
図である。
【図4】実施形態1の自動取引装置の予測期間情報のレ
コード構成とその各レコードに対応するデータの一例を
示す図である。
【図5】実施形態1の自動取引装置の第1の予測パラメ
ータ情報のレコード構成とその各レコードに対応するデ
ータの一例を示す図である。
【図6】実施形態1の自動取引装置の第2の予測パラメ
ータ情報のレコード構成とその各レコードに対応するデ
ータの一例を示す図である。
【図7】実施形態1の自動取引装置の予測結果情報のレ
コード構成とその各レコードに対応するデータの一例を
示す図である。
【図8】実施形態1の自動取引装置の第1の予測変動要
因情報のレコード構成とその各レコードに対応するデー
タの一例を示す図である。
【図9】実施形態1の自動取引装置の第2の予測変動要
因情報のレコード構成とその各レコードに対応するデー
タの一例を示す図である。
【図10】実施形態1の自動取引装置の第3の予測変動
要因情報のレコード構成とその各レコードに対応するデ
ータの一例を示す図である。
【図11】実施形態1の自動取引装置の第4の予測変動
要因情報のレコード構成とその各レコードに対応するデ
ータの一例を示す図である。
【図12】実施形態1の自動取引装置の現金の取引量を
予測する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】実施形態1の自動取引装置の予測された現金
の取引量を修正する処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図14】実施形態1の自動取引装置の自動取引装置に
収納する現金量を算出する処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図15】実施形態1の自動取引装置の予測期間を対話
的に入力する入力画面の一例を示す図である。
【図16】実施形態1の自動取引装置の予測変動要因を
対話的に入力する入力画面の一例を示す図である。
【図17】実施形態2の自動取引装置の基本的な動作の
処理手順を示すフローチャートである。
【図18】実施形態2の自動取引装置の現金自動取引部
210の設置してある営業店の営業日時情報レコードの
構成とそのレコードに属するデータの一例を示す図であ
る。
【図19】実施形態2の自動取引装置の営業店の営業日
時を対話的に入力することを実現する入力画面の一例を
示す図である。
【図20】実施形態3の自動取引装置の自動取引装置の
台数を予測変動要因とする処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図21】実施形態4の自動取引装置の自動取引装置の
配置を予測変動要因とする処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図22】実施形態5の自動取引装置の自動取引装置の
型式を予測変動要因とする処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図23】実施形態6の自動取引装置の予測変動ルール
により予測結果をスライドさせる処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
210…現金自動取引部、220…監視網制御部、23
0…モニタパネル部、240…現金量算出部、211…
帳票処理機構、212…顧客操作機構、213…紙幣入
出金機構、214…磁気ディスク機構、215…電源機
構、216…ジャーナル印字機構、217…制御機構、
218…磁気カード機構、219…通帳印字機構、22
1…通帳印字機能、222…明細書発行機能、223…
顧客操作パネル、224…CRTディスプレイ、225
…金庫、241…取引現金量予測機構、242…係員操
作機構、243…磁気ディスク機構、244…予測結果
修正機構、245…現金量算出機構、246…キーボー
ド、247…CRTディスプレイ、248…カレンダ機
構、249…制御機構、250…ホストコンピュータ、
3…取引情報、31…現金自動取引部識別番号、32…
取引年月日、33…取引時刻、34…入金枚数、35…
出金枚数、36…金庫内現金量、341…入金枚数34
の万円紙幣の枚数、342…入金枚数34の千円紙幣の
枚数、351…出金枚数35の万円紙幣の枚数、352
…出金枚数35の千円紙幣の枚数、361…金庫内現金
量36の万円紙幣の枚数、362…金庫内現金量36の
千円紙幣の枚数、4…予測期間情報、41…予測期間の
始り日時、42…予測期間の終わり日時、5…第1の予
測パラメータ情報、51…現金自動取引部識別番号、5
2〜58…月曜日から日曜日の各要因、521、53
1、541、551、561、571及び581…月曜
日から日曜日の各要因の入金枚数、522、532、5
42、552、562、572及び582…月曜日から
日曜日の各要因の出金枚数、5211、5311、54
11、5511、5611、5711及び5811…各
入金枚数の万円紙幣の枚数、5212、5312、54
12、5512、5612、5712及び5812…各
入金枚数の千円紙幣の枚数、5221、5321、54
21、5521、5621、5721及び5821…各
出金枚数の万円紙幣の枚数、5222、5322、54
22、5522、5622、5722及び5822…各
出金枚数の千円紙幣の枚数、6…第2の予測パラメータ
情報、61…現金自動取引部識別番号、62〜66…各
営業時間に対応する要因、621、631、641、6
51及び661…各営業時間に対応する入金枚数、62
2、632、642、652及び662…各営業時間に
対応する出金枚数、6211、6311、6411、6
511及び6611…各入金枚数の万円紙幣の枚数、6
212、6312、6412、6512及び6612…
各入金枚数の千円紙幣の枚数、6221、6321、6
421、6521及び6621…各出金枚数の万円紙幣
の枚数、6222、6322、6422、6522及び
6622…各出金枚数の千円紙幣の枚数、7…予測結果
情報、71…予測パラメータ情報による予測結果、72
…予想結果71を修正した予測修正結果、73…何日何
時の取引の予測かを示す予測月日、711…予測結果7
1の万円紙幣の枚数、712…予測結果71の千円紙幣
の枚数、721…予測修正結果72の万円紙幣の枚数、
722…予測修正結果72の千円紙幣の枚数、8…第1
の予測変動要因情報、81…現金自動取引部210が1
台増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラ
メータ、82…現金自動取引部210が2台または3台
増加した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメ
ータ、83…現金自動取引部210が4台または5台増
加した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメー
タ、84…現金自動取引部210が6台または7台増加
した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメー
タ、85…現金自動取引部210が8台または9台増加
した場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメー
タ、86…現金自動取引部210が10台以上増加した
場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメータ、9
…第2の予測変動要因情報、91…現金自動取引部21
0が入口から近い場合に予測結果の修正に用いる予測変
動パラメータ、92…現金自動取引部210が入口から
遠い場合に予測結果の修正に用いる予測変動パラメー
タ、10…第3の予測変動要因情報、101…現金自動
取引部210の型式が10型の場合に予測結果の修正に
用いる予測変動パラメータ、102…現金自動取引部2
10の型式が11型の場合に予測結果の修正に用いる予
測変動パラメータ、103…現金自動取引部210の型
式が12型の場合に予測結果の修正に用いる予測変動パ
ラメータ、11…第4の予測変動要因情報、111…予
測結果を変動させる条件を格納するIF部、112…I
F部111に格納された条件に一致した場合に予測結果
を修正する内容を格納するTHEN部、151…予測期
間入力画面、152…画面タイトル、153…予測期間
始り日時の入力位置を示すラベル、154…予測期間始
り日時を入力する領域、155…予測期間終わり日時の
入力位置を示すラベル、156…予測期間終わり日時を
入力する領域、161…予測変動要因入力画面、162
…画面タイトル、163…自動取引装置の増加台数の入
力位置を示すラベル、164…自動取引装置の増加台数
を入力する領域、165…台数を示すラベル、166…
自動取引装置配置の配置情報の入力位置を示すラベル、
167及び168…自動取引装置の配置情報を入力する
プッシュボタン、169…自動取引装置の型式情報の入
力位置を示すラベル、1610〜1612…自動取引装
置の型式情報を入力するプッシュボタン、1613…近
くのスーパーマーケット等の店舗の情報の入力位置を示
すラベル、1614及び1615…近くのスーパーマー
ケット等の店舗の情報を入力するプッシュボタン、18
…営業日時情報、181…営業月日、182…営業時
間、1821…営業時間182の営業開始時刻、182
2…営業時間182の終了時刻、191…営業日時入力
画面、192…画面タイトル、193…営業日の入力位
置を示すラベル、194…営業日を入力する領域、19
5…営業開始時刻の入力位置を示すラベル、196…営
業開始時刻を入力する領域、197…終了時刻の入力位
置を示すラベル、198…終了時刻を入力する領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冬木 裕 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 幸村 明美 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 山田 章生 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日付、曜日及び時間帯ごとに設定された
    予測パラメータによって特定の日に取引される現金量を
    予測する取引現金量予測手段を備える自動取引装置にお
    いて、 前記取引現金量予測手段での予測を変動させる予測変動
    要因を入力する予測変動要因入力手段と、前記予測変動
    要因入力手段によって入力された予測変動要因を格納す
    る予測変動要因格納手段と、前記格納された予測変動要
    因に基づいて前記取引現金量予測手段の予測結果を修正
    する予測結果修正手段と、前記予測修正手段の修正結果
    から収納する現金量を算出する現金量算出手段とを備え
    ることを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 前記取引現金量予測手段での予測を変動
    させる予測変動要因として、自動取引装置を設置してい
    る営業店の営業時間に対応する予測変動パラメータを入
    力する予測変動要因入力手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載された自動取引装置。
  3. 【請求項3】 前記取引現金量予測手段での予測を変動
    させる予測変動要因として、自動取引装置の営業スケジ
    ュールに対応する予測変動パラメータを入力する予測変
    動要因入力手段を備えることを特徴とする請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載された自動取引装置。
  4. 【請求項4】 前記取引現金量予測手段での予測を変動
    させる予測変動要因として、自動取引装置の配置に対応
    する予測変動パラメータを入力する予測変動要因入力手
    段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか1項に記載された自動取引装置。
  5. 【請求項5】 前記取引現金量予測手段での予測を変動
    させる予測変動要因として、自動取引装置の属性情報に
    対応する予測変動パラメータを入力する予測変動要因入
    力手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項に記載された自動取引装置。
  6. 【請求項6】 前記格納された予測変動要因に基づいて
    前記取引現金量予測手段の予測結果を1日以上前後にス
    ライドさせて修正する予測結果修正手段を備えることを
    特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載さ
    れた自動取引装置。
JP31384095A 1995-12-01 1995-12-01 自動取引装置 Pending JPH09153167A (ja)

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