JP2678104B2 - 貨幣処理システムにおける資金管理運用方式 - Google Patents

貨幣処理システムにおける資金管理運用方式

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JP2678104B2
JP2678104B2 JP25261691A JP25261691A JP2678104B2 JP 2678104 B2 JP2678104 B2 JP 2678104B2 JP 25261691 A JP25261691 A JP 25261691A JP 25261691 A JP25261691 A JP 25261691A JP 2678104 B2 JP2678104 B2 JP 2678104B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務中において貨幣の
効率的な運用を図ることが可能な貨幣処理システムにお
ける資金管理運用方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より金融機関等においては、硬貨あ
るいは紙幣(以下、貨幣という)を入金させる貨幣入金
機が設置され、貨幣を出金させる貨幣出金機が配置され
ている。そして、この種の貨幣入金機、貨幣出金機で
は、装置内に内蔵される入金スタッカあるいは出金スタ
ッカ内に収納する資金量(貨幣量)が満杯あるいは空に
なったときには貨幣処理を一時中断して、満杯の際は資
金の回収を、空の際は資金の補充をそれぞれ行うように
している。しかしながら、このようなスタッカ内からの
資金の回収、あるいはスタッカ内への資金の補充は、貨
幣処理を一時中断して行う必要があるので、その間、業
務が中断されてしまい、業務効率、装置運用効率の低下
を招くという問題を有していた。
【0003】そして、このような問題を解決するため
に、特開平2一207395号公報に示す貨幣処理装置
が提案されている。この貨幣処理装置は、貨幣の出金
量、入金量を管理し、このような取引量の状況に応じ
て、スタッカが満杯になる時刻、空になる時刻を推定す
るものであって、その推定時刻前に予告信号を出力する
ことにより、作業者に事前の貨幣回収、貨幣補充を促
し、これによってスタッカからの突然の貨幣回収処理あ
るいは貨幣補充処理を防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
示す技術は、入金スタッカと出金スタッカとが独立して
設けられた非循環式の貨幣処理装置に適用され、かつこ
のような方式の貨幣処理装置の効率的な装置の運用を図
るために提案されたものであって、入金貨幣を出金貨幣
として再利用できる形式の循環式の貨幣処理装置(シス
テム)に適用されたものではなかった。すなわち、上記
公報に示される貨幣処理装置は、入金スタッカ内の資金
量の変化と、出金スタッカ内の資金量の変化とを個別に
管理し、これによって入金スタッカ内の資金量が満杯に
なる時刻を予測し、また、出金スタッカ内の資金量が空
になる時刻を予測するものであって、入金貨幣を出金貨
幣として再利用して資金(貨幣)を必要最小量で運用し
て行くという循環式の貨幣処理装置に適用される技術で
はなかった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、最小量の貨幣で運用され、かつ入金貨幣
を出金貨幣として利用できる方式の貨幣処理装置(貨幣
処理システム)に適用され、同時に貨幣処理システム内
の貨幣が多くなり過ぎず、かつ少なくなり過ぎないよう
にし、これによって突然の貨幣の回収/補充を未然に防
止するようにした貨幣処理システムにおける資金管理運
用方式の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、貨幣を入金、出金させるとともに、入
金貨幣を出金貨幣として循環利用し、かつ入金貨幣と出
金貨幣との各計数判別データに基づき装置内の資金量を
検出し、該資金量を実資金量データとして逐次出力する
貨幣処理システムと、該貨幣処理システム内の資金量の
変化を時系列化した時系列データを予測資金量時系列デ
ータとして予め複数記憶するデータベースと、日付、曜
日、天候等の要素が入力できるデータベース操作表示部
と、該データベース操作表示部において入力された要素
に基づき、前記データベースに記憶された複数の予測資
金量時系列データの中で最適なものを選択する予測資金
量時系列データ読取部と、該貨幣処理システムから逐次
出力される実資金量データを時系列化して記憶し、該時
系列化した実資金データを実資金量時系列データとして
出力する実資金量時系列データ記憶部と、該実資金量時
系列データ記憶部から出力された実資金量時系列データ
と、前記予測資金量時系列データ読取部から出力された
予測資金量時系列データとの差を算出するとともに、こ
の算出結果をギャップ量データとして時系列的に出力す
る実一予測資金量ギャップ算出部と、実一予測資金量ギ
ャップ算出部から出力されたギャップ量データに基づい
て、前記データベースから読み取られた予測資金量時系
列データを修正し、かつ修正後の予測資金量時系列デー
タを前記データベースへ出力するとともに、前記データ
ベースに対して元の予測資金量時系列データを修正後の
予測資金量時系列データに書き換える予測資金量時系列
データ修正演算部と、該実資金量時系列データ記憶部か
ら出力された実資金量時系列データと、前記データベー
ス内に予め記憶させておいた回収しきい値及び補充しき
い値をそれぞれ比較して、前記実資金量時系列データが
これらしきい値を越えたか否かにより、貨幣処理システ
ム内の貨幣を回収する必要があるか否か、また、貨幣処
理システム内の貨幣を補充する必要があるか否かを判断
し、これらの判断の結果、貨幣回収、補充の必要がある
場合に回収信号、補充信号をそれぞれ出力する実資金最
高量検出部/実資金最低量検出部と、前記予測資金量時
系列データ読取部から出力された予測資金量時系列デー
タに基づき、前記実資金量時系列データ記憶部から出力
された実資金量時系列データが今後どの様に推移して行
くかを予測し、この予測結果を実資金量時系列データの
推移予測データとして出力する実資金量推移予測手段
と、前記実資金最高量検出部/実資金最低量検出部から
回収信号、補充信号が出力されたことを条件として、前
記推移予測データの推移予測に基づき、前記貨幣処理シ
ステムに対する貨幣の回収量、補充量を決定し、該決定
した回収量、補充量を回収量データ、補充量データとし
てそれぞれ出力する回収量決定手段/補充量決定手段
と、前記回収量データ、補充量データに基づき、貨幣の
回収量、補充量をそれぞれ表示させるシステム操作表示
部と、前記各構成要素からのデータの入出力を行わせる
とともに、前記回収量決定手段に対して貨幣の回収量、
補充量の算出を行なわせる回収量/補充量計算指示信号
を出力し、また、前記予測資金量時系列データ修正演算
部に対して、新たな予測資金量時系列データを作成さ
せ、該予測資金量時系列データを、データベースから読
み出した元の予測資金量時系列データに対して書き換え
させる修正信号を出力する資金運用制御部とを設けるよ
うにしている。
【0007】
【作用】この発明によれば、日付、曜日、天候等の要素
がデータベース操作表示部において入力された場合に、
予測資金量時系列データ読取部では、データベースに記
憶された複数の予測資金量時系列データの中で最適なも
のが選択される。一方、貨幣処理システムから内部の資
金量を示す実資金データが逐次出力されると、実資金量
時系列データ記憶部では、該実資金データを時系列化し
て実資金量時系列データとして出力する。そして、前記
予測資金量時系列データ読取部から出力された予測資金
量時系列データと、前記実資金量時系列データ記憶部か
ら出力された実資金量時系列データとは、資金運用制御
部から出力された修正信号と、回収量/補充量計算信号
とに基づき、以下の(1)(2)のようにそれぞれ処理
される。
【0008】(1)修正信号に基づく処理。 実一予測資金量ギャップ算出部において、実資金量時系
列データと予測資金量時系列データとの差を算出すると
ともに、この算出結果をギャップ量データとして時系列
的に予測資金量時系列データ修正演算部に出力し、ま
た、この予測資金量時系列データ修正演算部において、
前記実一予測資金量ギャップ算出部から出力されたギャ
ップ量データに基づいて、前記データベースから読み取
られた予測資金量時系列データを修正させ、かつ修正後
の予測資金量時系列データを前記データベースへ出力す
るとともに、前記データベースに対して元の予測資金量
時系列データを修正後の予測資金量時系列データに書き
換えさせる。すなわち、資金運用制御部が有する学習機
能により、データベース内の予測資金量時系列データ
を、貨幣処理システム内の実際の資金量の変化に応じ
て、最適なものに書き換えて行く。
【0009】(2)回収量/補充量計算信号に基づく処
理。 実資金最高量検出部/実資金最低量検出部において、実
資金量時系列データと、データベース内に予め記憶され
ている回収しきい値及び補充しきい値とをそれぞれ比較
し、前記実資金量時系列データが、前記回収しきい値を
越えるか否かにより、貨幣処理システム内の貨幣を回収
する必要があるか否かを判断し、また、前記補充しきい
値を越えるか否かにより、貨幣処理システム内の貨幣を
補充する必要があるか否かを判断し、これら判断結果を
回収信号、補充信号として、回収量決定手段/補充量決
定手段に出力する。実資金量推移予測手段では、前記予
測資金量時系列データに基づき、前記実資金量時系列デ
ータが今後どの様に推移して行くかを予測し、この予測
結果を実資金量時系列データの推移予測データとして、
回収量決定手段/補充量決定手段に出力する。一方、回
収量決定手段/補充量決定手段では、前記実資金最高量
検出部/実資金最低量検出部から回収信号、補充信号が
出力されたことを条件として、推移予測データの推移予
測に基づき、貨幣処理システムに対する貨幣の回収量、
補充量を決定し、これら貨幣の回収量、補充量を回収量
データ、補充量データとしてシステム操作表示部に出力
しかつ表示させる。
【0010】そして、以上説明したような貨幣処理シス
テムにおける資金管理運用方式では、日付、曜日、天候
等の要素に基づいて選択された予測資金量時系列データ
が、その日に実際に変化した資金量の時系列的な変化で
ある実資金量時系列データに基づき修正され、この修正
された予測資金量時系列データが新たな予測資金量時系
列データとしてデータベースに設定されることから、こ
の次に、同様の日付、曜日、天候等の要素が入力された
場合には、新たに設定された予測資金量時系列データが
選択されることになる。これによって貨幣処理システム
が設置されたところの地域性(商店街か、ビジネス街
か)に応じて、予測資金量時系列データを、設置された
支店の環境に合致するように逐次書き換えることができ
る。また、このように周囲の環境に応じて更新して行っ
た予測資金量時系列データを用いて、実資金量が回収し
きい値、補充しきい値を越えた貨幣の回収量、補充量を
決定することができるので、これら貨幣の回収量、補充
量を、同様に貨幣処理システムが設置されたところの地
域性(商店街か、ビジネス街か)に応じて最適な値とす
ることができ、これら貨幣の回収量、補充量に応じて貨
幣管理システム内の資金量を常時過不足の無い状態に維
持させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。まず、貨幣処理システムにおける資金管
理運用方式の構成を図1のブロック図を参照して説明す
る。図1に示すように貨幣処理システムにおける資金管
理運用方式は、データベース1と、データベース操作表
示部2と、予測資金量時系列データ読取部3と、資金運
用制御部100と、システム操作表示部4を有する貨幣
処理システム5と、実資金量時系列データ記憶部6と、
実一予測資金量ギャップ算出部7と、予測資金量時系列
データ修正演算部8と、実資金最高量検出部9/実資金
最低量検出部10と、実資金量推移予測手段11と、回
収量決定手段12/補充量決定手段13とから構成され
るものである。以下にこれら構成要素について説明す
る。
【0012】データベース1は、貨幣処理システム5内
の資金量の予測推移を時系列データ(アルゴリズム)化
し、その時系列データを予測資金量時系列データAとし
て記憶する。この予測資金量時系列データAは例えば図
2の下部に点線で示すように、貨幣処理システム5(後
述する)内に存在する資金量の時間毎の変化を連続的に
示すものであり、かつこのような予測資金量時系列デー
タAが1年間分の月日、曜日、天候に応じて種々データ
ベース1内に記憶されている。なお、このデータベース
1に記憶される予測資金量時系列データAは、基準デー
タとして予め記憶されているものである。また、このデ
ータベース1には、予測資金量時系列データAとともに
修正条件信号E(重み付け信号)、回収しきい値(I)
及び補充しきい値(II)も予め記憶されており(いずれ
も後述する)、これら予測資金量時系列データA、修正
条件信号E(重み付け信号)、回収しきい値(I)、補
充しきい値(II)は、前記データベース操作表示部2に
おいて適宜設定変更が可能である。
【0013】データベース操作表示部2は当日の月日、
曜日、時間、天候等の要素を入力するためのものであっ
て、このデータベース操作表示部2において指示された
要素を示す指示信号(イ)は、予測資金量時系列データ
読取部3に供給される。
【0014】予測資金量時系列データ読取部3は、前記
データベース操作表示部2において指定された各要素を
示す指示信号(イ)に基づいて、前記データベース1内
より必要な情報を選択する(複数ある予測資金量時系列
データAの中から最も最適なものを一つ選択する)とと
もに、前記データベース1より選択した予測資金量時系
列データAを、資金運用制御部100へ出力するように
なっている。また、この予測資金量時系列データ読取部
3は、データベース1に記憶された修正条件信号E(重
み付け信号)、回収しきい値(I)及び補充しきい値
(II)を、資金運用制御部100へ出力する機能も奏す
る。
【0015】資金運用制御部100は大きく分けて以下
の(一)(二)にそれぞれ示す2つの制御内容の信号を
出力する。 (一) 貨幣処理システム5内の資金量を示す実資金量
時系列データC(後述する)と、予測資金量時系列デー
タAとを比較させ、両者にギャップが生じた場合には、
予測資金量時系列データAをA’に修正させる修正信号
(ロ)を出力する(資金運用制御部100の学習機能に
よる)。 (二) 実資金量時系列データCによって示される実資
金量が回収しきい値を越えた場合(一致した場合も含
む)に貨幣の回収量を計算させ、また、補充しきい値を
下回った場合(一致した場合も含む)に貨幣の補充量を
計算させる回収量/補充量計算指示信号(ハ)を出力す
る。(いずれも後述する)
【0016】貨幣処理システム5は、貨幣の入出金処理
を行うためのものであって、入金した貨幣は一旦スカッ
タ部(図示略)へ一時貯留し、出金の際にはそのスタッ
カ部内に入金された貨幣を放出する循環方式となってい
る。なお、この貨幣処理システム5に入金された貨幣、
及び該貨幣処理システム5から出金された貨幣は、入
金、出金に際して計数判別され、該貨幣処理システム5
内の資金量が常時把握されるととともに、該貨幣処理シ
ステム5内の資金量を示すデータは実資金量データBと
して一定の時間毎に(あるいはシステム操作表示部4か
ら入金指示、出金指示がある毎に)、後述する実資金量
時系列データ記憶部6に供給される。また、前記貨幣処
理システム5には、貨幣処理システム5の構成要素の1
つであるシステム操作表示部4が設けられており、通常
の入金指令及び出金指令の他に、スタッカ部内の貨幣の
回収時刻T1、補充時刻T2(後述する)をそれぞれ入力
できるようになっている。
【0017】実資金量時系列データ記憶部6は、貨幣処
理システム5より逐次送られてくる該貨幣処理システム
5内の実資金量を示す実資金量データBを、実資金量時
系列的データCとして時系列的に記憶するとともに、時
系列的に記憶した実資金量時系列的データCを、貨幣処
理システム5からの実資金データBが入力される毎に、
出力するものである。なお、前記実資金量とは、貨幣処
理システム5内に収納されている全ての資金量を指して
いる。また、前記実資金量時系列的データCは、前記資
金運用制御部100及び実資金最高量検出部9/実資金
最低量検出部10にそれぞれ出力されるようになってい
る。
【0018】実一予測資金量ギャップ算出部7は、資金
運用制御部100を介して、実資金量時系列データ記憶
部6から取り込んだ予測資金量時系列データAと、予測
資金量時系列データ読取部3から取り込んだ実資金量時
系列データCが入力されるものであって、この実一予測
資金量ギャップ算出部7では、前記予測資金量時系列デ
ータAと実資金量時系列データCとの差を算出する。そ
して、この実一予測資金量ギャップ算出部7において算
出された予測資金量時系列データAと実資金量時系列デ
ータCとの差を示すギャップ量データDは、予測資金量
時系列データ修正演算部8に時系列的に供給される。
【0019】予測資金量時系列データ修正演算部8は、
前記実一予測資金量ギャップ算出部7より送られてくる
ギャップ量データDに基づいて、予測資金量時系列デー
タAを修正させるとともに、修正後の予測資金量時系列
データA’をデータベース1に出力し、該データベース
1に対して、読み出した元の予測資金量時系列データA
をA’に書き換える(すなわち、予測資金量時系列デー
タAを、予測資金量時系列データA’に更新させる)。
なお、このような予測資金量時系列データA’の作成、
及び予測資金量時系列データのAからA’への更新は、
資金運用制御部100から出力された修正信号(ロ)に
より行われる。
【0020】また、前記予測資金量時系列データAを修
正するにあたって前記資金運用制御部100より修正条
件信号E(重み付け信号)が出力されるものとする。修
正条件信号Eとは例えばデータベース1の情報が10年
間蓄積されたものである場合、仮に当日の実資金量が予
測とは大きく異なる特異な推移を示したとしても、その
実資金量時系列データCよりも予測資金量時系列データ
A側へ重み付け(例えばギャップ量の10分の1だけ実
資金量時系列データC側へデータを修正する)をしてデ
ータ修正するように指示する信号である。
【0021】なお、重み付けの条件は前述の条件に限る
ものではなく、実資金量側に重みを付けるようにしても
良い。さらに別の方式として、実資金量時系列データC
と予測資金量時系列データAとの時系列的なギャップ量
の差に応じて予測資金量の曲線を変化させるよう重み付
けしても良い(図2、3の修正方式は全てこの方式)。
また、前記修正条件信号Eの修正条件値はデータベー
ス1内に予め記憶されているものであり、前記予測資金
量時系列データ読取部3により読み込まれるようになっ
ている。
【0022】実資金最高量検出部9/実資金最低量検出
部10は、貨幣処理システム5内の実資金量を示す実資
金量時系列的データCと、回収しきい値(I)及び補充
しきい値(II)をそれぞれ比較し、貨幣処理システム内
の貨幣が回収しきい値(I)を越えるか否かにより(一
致している場合も含む)回収の必要があるか否かを判断
し、また、貨幣処理システム内の貨幣が補充しきい値
(II)を下回わるか否かにより(一致している場合も含
む)貨幣の補充の必要があるか否かを判断する。すなわ
ち、実資金最高量検出部9は、実資金最低量検出部10
と同様に、実資金量時系列的データCにより示される現
時刻の実資金量と回収しきい値(I)とを比較し、実資
金量≧回収しきい値(I)となったときに回収信号V1
を出力し、また、実資金最低量検出部10は、実資金量
時系列的データCにより示される現時刻の実資金量と補
充しきい値(II)とを比較し、実資金量≦補充しきい値
(II)となった時に補充信号V2を出力するようになっ
ている。なお、前記回収信号V1及び補充信号V2を出
力した場合には、これら回収信号V1及び補充信号V2
とともに、回収量決定手段12/補充量決定手段13に
対して、貨幣の回収量X’,補充量S’を算出させるた
めに回収しきい値(I)、補充しきい値(II)、及び実
資金量時系列的データCも同時に供給する。
【0023】なお、回収しきい値(I)/補充しきい値
(II)は貨幣処理システム5内が満杯状態あるいは空状
態になる以前の余裕のある資金量の時に資金の回収/補
充を行なわせるようにするために設定された値である。
また、前記回収しきい値(I)/補充しきい値(II)は
データベース1内に記憶されており、前記予測資金量時
系列データ読取部3及び資金運用制御部100を介し
て、この実資金最高量検出部9/実資金最低量検出部1
0へ送られるようになっている。
【0024】実資金量推移予測手段11は、前記資金運
用制御部100より送られてくる実資金量時系列データ
Cと予測資金量時系列データAとに基づいて、貨幣処理
システム5内の実資金量が今後どの様に推移して行くか
を予測し、その推移予測データFを回収量決定手段12
/補充量決定手段13に出力するようになっている。具
体的には、予測資金量時系列データAの曲線の傾き一致
するように、実資金量時系列データCの推移を描き、推
移として描いた曲線を実資金量時系列データCの推移予
測データFとして、回収量決定手段12/補充量決定手
段13に出力する。
【0025】回収量決定手段12/補充量決定手段13
は、実資金最高量検出部9/実資金最低量検出部10か
ら補充信号V2/回収信号V1が出力された場合に、こ
れら補充信号V2/回収信号V1をトリガーとして、実
資金量推移予測手段11より、実資金量かどの様に推移
して行くかを示す実資金量時系列データCの推移予測デ
ータFを読み取り、その推移予測データFの推移予測
と、次の回収/補充を行う予定の時刻T1,T2までの時
間とに基づいて貨幣処理システム5に対する貨幣の回収
量X’/補充量S’をそれぞれ決定する。具体的には、
回収量決定手段12は、推移予測データFがとる資金量
の最大値と回収しきい値(I)との差を算出し、この算
出値(X’)を回収量データXとして出力する。また、
補充量決定手段13は、推移予測データFの値に基づ
き、次の貨幣補充時間までに補充しきい値(II)を下回
って、減少する貨幣の量を算出し、この算出値(S’)
を補充量データSとして出力する。
【0026】なお、回収/補充の時刻T1,T2は前記貨
幣処理システム5のシステム操作表示部4を介して指定
され、資金運用制御部100より送られてくるものとす
る。また、この回収量決定手段12/補充量決定手段1
3において決定された貨幣処理システムに対する貨幣の
回収量X’/補充量S’は、貨幣の回収量データX/補
充量データSとして資金運用制御部100を介してシス
テム操作表示部4に出力され、かつこのシステム操作表
示部4において、これら回収量データX/補充量データ
Sに基づき、貨幣の回収量X’あるいは補充量S’が表
示されるようになっている。また、このときシステム操
作表示部4では、貨幣の回収量X’、補充量S’ととも
に貨幣の回収ガイダンス、補充ガイダンスも表示される
ようになっている。
【0027】なお、上記資金運用制御部100は、上記
(一)・(二)に示す修正信号(ロ)、回収量/補充量
計算指示信号(ハ)を出力する他に、以下の〜に示
す処理を行なう。すなわち、上記資金運用制御部100
では、予測資金量時系列データ読取部3から供給され
た予測資金量時系列データAを実一予測資金量ギャップ
算出部7及び実資金量推移予測手段11に供給する、
予測資金量時系列データ読取部3から供給された修正条
件信号E(重み付け信号)を予測資金量時系列データ修
正演算部8に供給する、予測資金量時系列データ読取
部3から供給された回収しきい値(I)及び補充しきい
値(II)を実資金最高量検出部9/実資金最低量検出部
10に供給する、実資金量時系列データ記憶部6から
供給された実資金量時系列的データCを実一予測資金量
ギャップ算出部7及び実資金量推移予測手段11に供給
する、回収量決定手段12/補充量決定手段13から
供給された回収量データX/補充量データSをシステム
操作表示部4に供給する、システム操作表示部4から
供給された回収時刻T1、補充時刻T2を回収量決定手段
12/補充量決定手段13に供給する。
【0028】そして、以上のように構成された貨幣処理
システムにおける資金管理運用方式では以下の《1》〜
《8》に示す作用を行う。 《1》日付、曜日、天候等の要素がデータベース操作表
示部2において入力された場合に、予測資金量時系列デ
ータ読取部3において、データベース1に記憶された複
数の予測資金量時系列データAの中で最適なものが選択
される。 《2》一方、貨幣処理システム5から内部の資金量を示
す実資金データBが逐次出力されると、実資金量時系列
データ記憶部6では、該実資金データBを時系列化して
実資金量時系列データCとして出力する。 《3》そして、予測資金量時系列データ読取部3から出
力された予測資金量時系列データAと、前記実資金量時
系列データ記憶部6から出力された実資金量時系列デー
タCとは、資金運用制御部100から出力された修正信
号(ロ)に基づき以下の《4》〜《5》に示すように処
理され、一方、資金運用制御部100から出力された回
収量/補充量計算指示信号(ハ)に基づき以下の《6》
〜《8》に示すように処理される。
【0029】《4》実一予測資金量ギャップ算出部7に
おいて、実資金量時系列データCと予測資金量時系列デ
ータAとの差が時系列的に算出され、この算出結果がギ
ャップ量データDとして、予測資金量時系列データ修正
演算部8に出力される。 《5》予測資金量時系列データ修正演算部8において、
前記実一予測資金量ギャップ算出部7から出力されたギ
ャップ量データDに基づいて、データベース1から読み
取られた予測資金量時系列データAが修正され、かつ修
正後の予測資金量時系列データA’が、前記データベー
ス1に対して新たな予測資金量時系列データとして書き
込まれる。
【0030】《6》実資金最高量検出部9/実資金最低
量検出部10において、実資金量時系列データCと、デ
ータベース1内に予め記憶されている回収しきい値
(I)及び補充しきい値(II)とがそれぞれ比較され、
前記実資金量時系列データCが前記回収しきい値(I)
を越えるか否かにより、貨幣処理システム5内の貨幣を
回収する必要があるか否かが判断され、また、前記実資
金量時系列データCが前記補充しきい値(II)を越える
か否かにより、貨幣処理システム5内の貨幣を補充する
必要があるか否かが判断され、これら判断結果が、回収
信号V1、補充信号V2として、回収量決定手段12/
補充量決定手段13にそれぞれ出力される。
【0031】《7》実資金量推移予測手段11では、前
記予測資金量時系列データAに基づき、前記実資金量時
系列データCが今後どの様に推移して行くかが予測さ
れ、この予測結果が実資金量時系列データCの推移予測
データFとして、回収量決定手段12/補充量決定手段
13に出力される。 《8》一方、回収量決定手段12/補充量決定手段13
では、前記実資金最高量検出部9/実資金最低量検出部
10から回収信号V1、補充信号V2が出力されたこと
を条件として、推移予測データFの推移予測に基づき、
貨幣処理システム5に対する貨幣の回収量X’、補充量
S’が決定され、これら貨幣の回収量X’、補充量S’
が回収量データX、補充量データSとしてシステム操作
表示部4に出力される。そして、このシステム操作表示
部4では、回収量データX、補充量データSに基づき貨
幣の回収量X’、補充量S’が表示され、作業者に対し
て貨幣の回収、補充を促す。
【0032】次に、上記のように構成された資金管理運
用方式による資金回収の具体例を図2のデータ曲線を参
照して説明する。 (1)資金運用制御部100から出力された回収量計算
指示信号(ハ)に基づき行われる処理。 実資金量時系列データC(C1)で示される貨幣処理シ
ステム5内の実資金量が、時刻T1 において、回収しき
い値(I)を越えてしまった場合には(実資金最高量検
出部9の検出による)、一点鎖線で示される実資金量時
系列データCの推移予測データFに従って、時刻T2 ま
でに実資金量がどの様に推移するかを予測し(実資金量
推移予測手段11による)、その予測に従って資金を
X’量回収することを決定し、回収量X’を示す回収量
データXをシステム操作表示部4に出力する(回収量決
定手段12による)。そして、作業者に対して資金を時
刻T1 においてX’量だけ回収させるようにする。な
お、前記推移予測データFは、実資金量推移予測手段1
1で示したように、予測資金量時系列データAの曲線の
傾き一致するように、実資金量時系列データCの今後
(時刻T1 以降)の推移を描いたものであり、また、回
収量X’は、回収量決定手段12で示したように、推移
予測データFがとる資金量の最大値と回収しきい値
(I)との差を回収量データXとしたものである。
【0033】(2)資金運用制御部100から出力され
た修正信号(ロ)に基づき行われる処理。 その日の業務が終了して、実資金量時系列データCがC
1〜C2で示すようにように確定した場合には、実資金
量時系列データC(C1〜C2)と予測資金量時系列デ
ータAとの差をギャップ量データDとして時系列的に算
出し(実一予測資金量ギャップ算出部7による)、この
ギャップ量データDに基づき、予測資金量時系列データ
Aを一点鎖線で示すように修正する。そして、その修正
した予測資金量時系列データA’をデータベース1へ出
力し、元の予測資金量時系列データAを修正後の予測資
金量時系列データA’に書き換える(予測資金量時系列
データ修正演算部8による)。
【0034】なお、図2においては、時刻15:00で
貨幣処理システム5を停止させたときに、実資金量時系
列データCと予測資金量時系列データAとの傾きに開き
が生じているが、このような場合、翌日の予測資金量時
系列データAを呼び出して、翌日の業務開始時の資金量
まで資金を回収(Y量)するようにすれば良い。
【0035】次に、資金管理運用方式による資金補充の
具体例を図3のデータ曲線を参照して説明する。 (3)資金運用制御部100から出力された補充量計算
指示信号(ハ)に基づき行われる処理。 実資金量時系列データC(C3)で示される貨幣処理シ
ステム5内の実資金が時刻T1 において、補充しきい値
(II)を下回ってしまった場合には(実資金最低量検出
部10の検出による)、一点鎖線で示す実資金量時系列
データCの推移予測データF1に従って、時刻T2までに
実資金量がどの様に推移するかを予測し(実資金量推移
予測手段11による)、その予測に従って、資金をS
1’ 量(このS1’は時刻T2において補充しきい値(I
I)を割るであろう資金量を示す)補充することを決定
し、資金を時刻T1においてS1’量だけ補充させるため
の補充量データSをシステム操作表示部4に出力する
(補充量決定手段13による)。また、同様にして時刻
T2 において、実資金量が補充しきい値(II)にほぼ一
致した場合には(実資金最低量検出部10の検出によ
る)、一点鎖線で示す実資金量時系列データCの推移予
測データF2 に従って、金融機関の閉店時刻の15:0
0までに実資金量がどの様に推移するかを予測し(実資
金量推移予測手段11による)、その予測に従って資金
をS2 量(このS2’は閉店時刻15:00において補
充しきい値(II)を割るであろう資金量を示す)補充す
ることを決定し、資金を時刻T2 においてS2 量だけ補
充させるための補充量データSをシステム操作表示部4
に出力する(補充量決定手段13による)。
【0036】(4)資金運用制御部100から出力され
た修正信号(ロ)に基づき行われる処理。 その日の業務が終了して、実資金量時系列データCがC
3〜C5で示すように確定した場合には、実資金量時系
列データC(C3〜C5)と予測資金量時系列データA
との差をギャップ量データDとして時系列的に算出し
(実一予測資金量ギャップ算出部7による)、このギャ
ップ量データDに基づき、予測資金量時系列データAを
一点鎖線で示すように修正する。そして、その修正した
予測資金量時系列データA’をデータベース1へ出力
し、元の予測資金量時系列データAを修正後の予測資金
量時系列データA’に書き換える(予測資金量時系列デ
ータ修正演算部8による)。
【0037】なお、データベース1の更新は業務終了後
に行うことに限定されず、業務中に行っても良い。ま
た、このような予測資金量時系列データAから予測資金
量時系列データA’へのシフト量は、予測資金量時系列
データ修正演算部8において説明したように、修正条件
信号E(重み付け信号)の指示に基づき決定される。
【0038】以上説明したような貨幣処理システムにお
ける資金管理運用方式では、資金運用制御部100から
出力された修正信号(ロ)により、日付、曜日、天候等
の要素に基づいて選択された予測資金量時系列データA
が、その日に実際に変化した資金量の時系列的な変化で
ある実資金量時系列データC(C1〜C5)に基づき修
正され、この修正された予測資金量時系列データAが、
データベース1内において新たな予測資金量時系列デー
タA’に書き換えられることから、この次に、同様の日
付、曜日、天候等の要素が入力された場合には、新たに
設定された予測資金量時系列データA’が選択されるこ
とになる。これによって貨幣処理システム5が設置され
たところの地域性(商店街か、ビジネス街か)に応じ
て、予測資金量時系列データAを最適なものに更新し、
該予測資金量時系列データAを、設置された支店の環境
に合致するように逐次変化させることができる。
【0039】また資金運用制御部100から出力された
回収量/補充量計算指示信号(ハ)によって、貨幣の回
収量X’、補充量S1’/S2’を決定することができる
ので、これら貨幣の回収量X’、補充量S’も、同様に
貨幣処理システム5が設置されたところの地域性(商店
街であるか、ビジネス街であるか)に応じて最適な値と
して得ることができ、これら貨幣の回収量X’、補充量
S’に応じて貨幣管理システム5内の資金量を常時過不
足の無い状態に維持させることができる効果が得られ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したような貨幣処理システムに
おける資金管理運用方式では、入金貨幣が出金貨幣とし
て利用され、かつ最小限の貨幣で運用される貨幣処理シ
ステムにおいて、該貨幣処理システム内に存在する最小
限の貨幣が多くなり過ぎず、かつ少なくなり過ぎないよ
うにすることが可能であり、これによって突然の貨幣の
回収/補充を未然に防止することができるとともに、こ
のような貨幣を一定量に維持するための調整を、周囲の
環境に合わせて効率良く行わせることができる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図。
【図2】図2は回収処理時の資金量の推移を表わすグラ
フ曲線図。
【図3】図3は補充処理時の資金量の推移を表わすグラ
フ曲線図。
【符号の説明】
1 データベース 2 データベース操作表示部 3 予測資金量時系列データ読取部 4 システム操作表示部 5 貨幣処理システム 6 実資金量時系列データ記憶部 7 実一予測資金量ギャップ算出部 8 予測資金量時系列データ修正演算部 9 実資金最高量検出部 10 実資金最低量検出部 11 実資金量推移予測手段 12 回収量決定手段 13 補充量決定手段 100 資金運用制御部 A 予測資金量時系列データ B 実資金データ C 実資金量時系列データ D ギャップ量データ F 推移予測データF V1 回収信号 V2 補充信号 X 回収量データ X’ 貨幣の回収量 S 補充量データ S’(S1’/S2’) 貨幣の補充量 (I) 回収しきい値 (II) 補充しきい値 (ロ) 修正信号 (ハ) 回収量/補充量計算指示信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣を入金、出金させるとともに、入金
    貨幣を出金貨幣として循環利用し、かつ入金貨幣と出金
    貨幣との各計数判別データに基づき装置内の資金量を検
    出し、該資金量を実資金量データとして逐次出力する貨
    幣処理システムと、 該貨幣処理システム内の資金量の変化を時系列化した時
    系列データを予測資金量時系列データとして予め複数記
    憶するデータベースと、 日付、曜日、天候等の要素が入力できるデータベース操
    作表示部と、 該データベース操作表示部において入力された要素に基
    づき、前記データベースに記憶された複数の予測資金量
    時系列データの中で最適なものを選択する予測資金量時
    系列データ読取部と、 該貨幣処理システムから逐次出力される実資金量データ
    を時系列化して記憶し、該時系列化した実資金データを
    実資金量時系列データとして出力する実資金量時系列デ
    ータ記憶部と、 該実資金量時系列データ記憶部から出力された実資金量
    時系列データと、前記予測資金量時系列データ読取部か
    ら出力された予測資金量時系列データとの差を算出する
    とともに、この算出結果をギャップ量データとして時系
    列的に出力する実一予測資金量ギャップ算出部と、 実一予測資金量ギャップ算出部から出力されたギャップ
    量データに基づいて、前記データベースから読み取られ
    た予測資金量時系列データを修正し、かつ修正後の予測
    資金量時系列データを前記データベースへ出力するとと
    もに、前記データベースに対して元の予測資金量時系列
    データを修正後の予測資金量時系列データに書き換える
    予測資金量時系列データ修正演算部と、 該実資金量時系列データ記憶部から出力された実資金量
    時系列データと、前記データベース内に予め記憶させて
    おいた回収しきい値及び補充しきい値をそれぞれ比較し
    て、前記実資金量時系列データがこれらしきい値を越え
    たか否かにより、貨幣処理システム内の貨幣を回収する
    必要があるか否か、また、貨幣処理システム内の貨幣を
    補充する必要があるか否かを判断し、これらの判断の結
    果、貨幣回収、補充の必要がある場合に回収信号、補充
    信号をそれぞれ出力する実資金最高量検出部/実資金最
    低量検出部と、 前記予測資金量時系列データ読取部から出力された予測
    資金量時系列データに基づき、前記実資金量時系列デー
    タ記憶部から出力された実資金量時系列データが今後ど
    の様に推移して行くかを予測し、この予測結果を実資金
    量時系列データの推移予測データとして出力する実資金
    量推移予測手段と、 前記実資金最高量検出部/実資金最低量検出部から回収
    信号、補充信号が出力されたことを条件として、前記推
    移予測データの推移予測に基づき、前記貨幣処理システ
    ムに対する貨幣の回収量、補充量を決定し、該決定した
    回収量、補充量を回収量データ、補充量データとしてそ
    れぞれ出力する回収量決定手段/補充量決定手段と、 前記回収量データ、補充量データに基づき、貨幣の回収
    量、補充量をそれぞれ表示させるシステム操作表示部
    と、 前記各構成要素からのデータの入出力を行わせるととも
    に、前記回収量決定手段に対して貨幣の回収量、補充量
    の算出を行なわせる回収量/補充量計算指示信号を出力
    し、また、前記予測資金量時系列データ修正演算部に対
    して、新たな予測資金量時系列データを作成させ、該予
    測資金量時系列データを、データベースから読み出した
    元の予測資金量時系列データに対して書き換えさせる修
    正信号を出力する資金運用制御部とから構成されている
    ことを特徴とする貨幣処理システムにおける資金管理運
    用方式。
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