JPH08315159A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

Info

Publication number
JPH08315159A
JPH08315159A JP7144114A JP14411495A JPH08315159A JP H08315159 A JPH08315159 A JP H08315159A JP 7144114 A JP7144114 A JP 7144114A JP 14411495 A JP14411495 A JP 14411495A JP H08315159 A JPH08315159 A JP H08315159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image data
processing
image
valued
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7144114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3774490B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Saito
和浩 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP14411495A priority Critical patent/JP3774490B2/ja
Publication of JPH08315159A publication Critical patent/JPH08315159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3774490B2 publication Critical patent/JP3774490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない記憶容量で画像処理を可能としコスト
の低廉化を図ると共に全体処理時間の短縮化を図ること
により、特に複数頁の画像データ処理に適するようにし
た。 【構成】画像データ入力部13に入力された多値画像デ
ータを多値圧縮部15で圧縮処理し、該多値圧縮データ
を第1のバッファ16及び第2のバッファ17に頁単位
で交互に入力する。次いで、前記多値圧縮データを多値
伸長部18で伸長した後、単純二値化部19及び擬似中
間調二値化部20に送られ、所定処理が施される。そし
て、領域分割認識部21では画像データの属性を認識し
て該属性毎に領域分割し、斯かる領域に応じて二値化デ
ータが選択され、OCR部23及び二値圧縮部24では
選択された二値化データに対して夫々文字認識・圧縮処
理が施され、その処理結果が処理結果出力部13に出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び画像処
理方法に関し、より詳しくはスキャナ等の画像読み取り
装置を介して入力された画像情報を高速に画像処理して
コンピュータ等の情報処理装置に転送する画像処理装置
及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ等の画像読み取り装置から多値
の画像データを入力し、領域分割認識や圧縮・文字認識
処理等の所定の画像処理を行ってコンピュータ等の情報
処理装置に出力する画像処理装置においては、複数回の
スキャンを実行して所定の画像処理を施すか、或いは所
定量の画像データを一時記憶することにより、斯かる記
憶データに対して所定の画像処理を施している。
【0003】すなわち、この種の画像処理装置において
は、記憶手段を有していない場合は領域分割認識をする
ためのスキャンと圧縮・文字認識処理を行うためのスキ
ャンが必要であるため、少なくとも2回以上のスキャン
操作を経て画像処理が行われる。
【0004】また、記憶手段を有する場合は、少なくと
も1頁分の多値画像データを該記憶手段に一時保存し、
かかる保存された多値画像データを読み出して所定の画
像処理を該多値画像データに対し頁単位で複数回施し、
前記情報処理装置に処理データを出力している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置の内、複数回のスキャンを実行するシ
ステムにおいては、該スキャンに多くの時間を費やすた
め、全体の処理時間が膨大になってしまうという問題点
があった。
【0006】また、画像データを一時記憶するシステム
においては、記録用紙がA4サイズの場合で画像処理装
置としてのレーザビームプリンタが400dpiの印字
品質を得るためには例えば白黒8ビットで約16Mバイ
ト、フルカラーで約48Mバイトという膨大な記憶容量
の記憶装置が必要となり、しかもこの場合並列処理を実
現しようとすると複数頁の画像データを一時記憶する必
要があるため、更に大容量の記憶容量を有する記憶装置
が必要となり、コストの高騰化を招くという問題点があ
った。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、記憶容量を少なくしてコストの低廉化を図ると
共に全体の処理時間を短縮することができる複数頁の画
像データ処理に適した画像処理装置及び画像処理方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る画像処理装置は、多値からなる画像デー
タを入力する画像データ入力手段と、該画像データ入力
手段に入力された画像データの属性を認識して該属性毎
に領域分割する領域分割認識手段と、前記領域分割され
た領域毎に前記画像データに対して圧縮・文字認識処理
を行う圧縮・文字認識手段と、前記領域分割認識手段及
び前記圧縮・文字認識手段の処理結果を出力する出力手
段とを有し、前記画像データ入力手段が、前記画像デー
タを圧縮処理して多値圧縮データを作成する多値圧縮手
段と、前記多値圧縮データを一時格納する少なくとも1
つ以上の記憶手段と、前記画像データ入力手段に入力さ
れた前記画像データに基づいて所定閾値を決定する閾値
決定手段とを有していることを特徴としている。
【0009】また、前記領域分割認識手段は、前記多値
圧縮データを伸長して多値伸長データを作成する多値画
像伸長手段と、前記所定閾値に基づいて前記多値伸長デ
ータを二値化処理し単純二値データを作成する単純二値
化手段と、前記単純二値データに基づいて前記画像デー
タの属性を認識し領域分割を行う分割手段とを有すると
共に、前記圧縮・文字認識手段は、前記多値伸長データ
に基づいて擬似中間調二値化し擬似中間調二値データを
作成する擬似中間調二値化手段と、前記擬似中間調二値
データ及び前記単純二値データを前記分割手段により領
域分割された領域毎に選択する選択手段と、選択された
二値データを読み取る文字認識手段と、選択された二値
データを圧縮する二値圧縮手段とを有していることを特
徴としている。
【0010】さらに、本発明に係る画像処理装置は、前
記画像データ入力手段と、前記領域分割認識手段と、前
記圧縮・文字認識手段とを並列処理する並列処理手段を
有していることを特徴としている。
【0011】また、前記記憶手段が、第1の記憶手段と
第2の記憶手段とからなると共に、所定量の前記画像デ
ータを前記第1及び第2の記憶手段に交互に一時格納す
る格納手段と、前記領域分割を行うために前記第2の記
憶手段に既に格納されている画像データを読み出す第1
の読出手段と、前記圧縮・文字認識処理を行うために前
記第1の記憶手段に既に格納されている画像データを読
み出す第2の読出手段とを有し、前記画像データが入力
されてから出力されるまでの1つのサイクル内において
前記格納手段、第1及び第2の読出手段が並列的に処理
されることを特徴とし、前記格納手段は、前記サイクル
内において前記第2の読出手段で読み出され空き領域と
なった第1の記憶手段に新規入力された画像データを一
時格納することを特徴としている。
【0012】また、本発明に係る画像処理方法は、多値
からなる画像データを圧縮処理して多値圧縮データを作
成した後、前記多値圧縮データを記憶手段に一時格納
し、次いで、前記記憶手段に格納されている多値圧縮デ
ータを読み出して前記画像データから単純二値化処理し
て二値データを作成し、該二値データに基づき前記画像
データの属性を認識して該属性毎に領域分割すると共
に、前記二値データの圧縮・文字認識を前記領域分割さ
れた領域毎に行うことを特徴としている。
【0013】具体的には、前記画像データに基づいて所
定閾値を決定する一方、前記多値圧縮データを伸長して
多値伸長データを作成すると共に、前記二値データは、
前記所定閾値に基づいて前記多値伸長データを単純二値
化処理して作成する単純二値データと、前記多値伸長デ
ータに基づいて作成する擬似中間調二値データとを含
み、前記領域分割を行う時に使用する二値データは単純
二値化処理されたデータであることを特徴としている。
【0014】また、本発明に係る画像処理方法は、前記
画像データに基づいて所定閾値を決定すると共に、多値
からなる画像データを圧縮処理して多値圧縮データを作
成した後、前記多値圧縮データを記憶手段に一時格納す
る第1の処理ステップと、前記多値圧縮データを伸長し
て多値伸長データを作成した後、前記所定閾値に基づき
前記多値伸長データを単純二値化処理して単純二値デー
タを作成し、前記二値データに基づいて前記画像データ
の属性を認識し領域分割を行う第2の処理ステップと、
前記多値伸長データに基づき擬似中間調二値化して擬似
中間調二値データを作成し、前記擬似中間調二値データ
及び前記単純二値データを前記領域分割された領域毎に
選択し、斯かる選択された二値データに圧縮・文字認識
処理を施す第3の処理ステップとを有し、前記第1乃至
第3の処理ステップを並列的に実行することを特徴とし
ている。
【0015】さらに、第1の記憶手段及び第2の記憶手
段を有し、所定量の前記画像データを前記第1及び第2
の記憶手段に交互に一時格納する格納ステップと、前記
領域分割を行うために前記第2の記憶手段に既に格納さ
れている画像データを読み出す第1の読出ステップと、
前記圧縮・文字認識処理を行うために前記第1の記憶手
段に既に格納されている画像データを読み出す第2の読
出ステップとを有し、前記画像データが入力されてから
出力されるまでの1サイクル内において前記格納ステッ
プ、第1及び第2の読出ステップを同時に実行すること
を特徴とし、前記サイクル内において前記第2の読出ス
テップで読み出され空領域となった第1の記憶手段に新
規入力された画像データを一時格納することを特徴とし
ている。
【0016】
【作用】上記画像処理装置及び画像処理方法によれば、
多値の画像データが圧縮されて記憶手段に一時保存され
る。そして、斯かる一時保存された多値の画像データに
対する二値化処理されたデータ、すなわち単純二値デー
タ及び擬似中間調二値データが作成され、さらに、単純
二値データに基づいて画像データの属性毎に領域分割さ
れる。そして領域分割された領域毎に二値データ(単純
二値データ及び擬似中間調二値データ)が選択されて圧
縮・文字認識処理が成される。
【0017】また、画像データを多値圧縮して一時保存
する処理と、保存された多値圧縮データを伸張し単純二
値化して属性を認識して領域分割する処理と、領域分割
された領域毎に二値データ(単純二値データ及び擬似中
間調二値データ)の圧縮・文字認識を行う処理とが並列
的に実施され、さらに前記圧縮・文字認識処理を行うた
めに読み出され空領域となった記憶領域に新たに入力さ
れる多値画像データが格納される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳説
する。
【0019】図1は本発明に係る画像処理装置が搭載さ
れた情報処理システムのブロック構成図であって、該画
像処理装置1は、画像データを読み取るスキャナ2、後
述する画像処理がなされた画像データ等を格納するハー
ドディスク3、画像データを表示する表示装置4、及び
情報処理装置としてのコンピュータ5に夫々接続され、
さらに前記画像処理装置1は、所定の制御プログラムが
格納されたROM6と、演算データが記憶されるRAM
7と、スキャナ2で読み取られた画像データに所定の画
像処理を施してコンピュータに出力する画像処理部8
と、前記ROM6内の制御プログラムを実行して前記画
像処理部8を制御するCPU9とを有している。
【0020】上記情報処理システムにおいては、コンピ
ュータ5上のアプリケーションプログラムを使用して画
像処理装置1とスキャナ2の初期設定等を行った後、所
定の実行命令が前記画像処理装置1に送られる。そし
て、画像処理装置1ではコンピュータ5から送信されて
きた命令にしたがってスキャナ2との通信を開始し、画
像データがスキャナ2から前記画像処理装置1に転送さ
れ、スキャナ2から送信されてきた画像データに対して
CPU9の制御下、画像処理部8で後述する所定の画像
処理が実行され、その画像処理結果がコンピュータ5に
転送される。
【0021】コンピュータ5は、アプリケーションプロ
グラムを介して画像処理装置1から受信した画像データ
を表示装置4に表示し、或いはファイルとしてハードデ
ィスク3に格納する。
【0022】図2は前記画像処理部8の詳細を示すブロ
ック構成図であって、該画像処理部8は、スキャナ2で
読み取られた画像データを入力処理する入力処理部10
と、入力された画像データに対して文書や図形等の認識
処理を行い各ブロック毎に領域分割する領域分割認識処
理部11と、該領域分割認識処理部11で得られたデー
タに対して圧縮処理、又は文字を光学的に読み取るOC
R(Optical Character Recognition) 処理を行うため
の圧縮/OCR処理部12と、画像処理の処理結果をコ
ンピュータ5に出力する処理結果出力部13とを有し、
入力処理部10、領域分割認識処理部11及び圧縮/O
CR処理部12は頁単位で並列処理される。
【0023】具体的には、入力処理部10においては、
スキャナ2から入力された画像データは画像データ入力
部13を介して最適二値化閾値決定部14及び多値圧縮
部15に転送される。そして、最適二値化閾値決定部1
4では、多値画像データのヒストグラム等を介して後述
する領域分割認識処理の認識率、或いは圧縮/OCR処
理の認識率が最適となるように二値化閾値が決定され
る。
【0024】また、多値圧縮部15では画像データが圧
縮されて圧縮データが作成され、しかる後斯かる圧縮デ
ータは頁単位で交互に第1のバッファ16又は第2のバ
ッファ17に一時保存される。
【0025】多値圧縮部15において実行される圧縮方
式としては、一般に可逆圧縮方式と不可逆圧縮方式が知
られているが、本実施例では画像データの劣化は招来す
るものの圧縮率が高いとされる不可逆圧縮方式が使用さ
れている。これは、本実施例では圧縮データは後述する
領域分割認識処理部11で単純二値化されたり、或いは
圧縮/OCR処理部12で擬似中間調二値化されるの
で、多値圧縮における画像データの劣化は殆ど影響を受
けないためである。
【0026】しかして、本入力処理部10においては、
2個のバッファ、すなわち第1のバッファ16及び第2
のバッファ17を有しているので、例えば、用紙サイズ
がA4で400dpiの印字品質を得る場合、画像デー
タを圧縮しないときは16×2=32Mバイトの記憶容
量が必要となるのに対し、画像データを圧縮したときは
約1/10の記憶容量で実現することができるため、記
憶容量は1.6×2=3.2Mバイトで良く、記憶容量
を大幅に低減することが可能となり、したがって少ない
記憶容量のバッファで対応することができ、コストの低
廉化を図ることができる。
【0027】次に、領域分割認識処理部11において
は、第1及び第2のバッファ16、17に保存されてい
る圧縮データが多値伸長部18にて伸長処理され、斯か
る伸長データが単純二値化部19及び擬似中間調二値化
部20に転送される。
【0028】次いで、単純二値化部19では前記最適二
値化閾値決定部14で決定された閾値を使用して単純二
値化処理がなされ、二値データが作成された後、該二値
データは領域分割認識部21に送信されて領域分割認識
処理が行われる。領域分割認識部21では、図3に示す
ように、画像データの属性を認識して領域を分割処理す
る。すなわち、図3(a)に示すような文書(タイトル
を含む)、図形、絵が混在した原稿に対し、図3(b)
に示すように、タイトル22、第1〜第3の文書23、
24、25、図形26及び絵27という各種属性を認識
し、各ブロック毎に分割する。
【0029】次に、圧縮/OCR処理部12において
は、多値伸長部18からの伸長データを擬似中間調二値
化部20で誤差拡散法等の二値化方法を使用することに
より、絵や写真等の中間調領域を高画質に二値化し、該
中間調二値データをMUX部(マルチプレクサ)22に
送信する。
【0030】MUX部22では領域分割認識部21によ
り分割された各ブロックの位置、領域、属性に応じて単
純二値化部19及び擬似中間調二値化部20からの二値
データを選択し、OCR部23及び二値圧縮部24に転
送する。
【0031】OCR部23では領域分割認識部21によ
り分割されたブロックの内、タイトルや文章等の文字を
含むブロックに対して所定のOCR処理を施し、その処
理結果としての文字コード列を処理結果出力部13に送
信する。また、二値圧縮部24では入力された二値デー
タを圧縮処理してその処理結果を処理結果出力部13に
送信する。
【0032】図4は本発明の画像処理方法を経時的に示
した図である。ここで、入力処理部10で実行される入
力処理、領域分割認識部11で実行される領域分割認識
処理、及び圧縮/OCR処理部12で実行される圧縮/
OCR処理とで1サイクルを構成し、各サイクルの各蘭
には各処理の対象となる頁番号と画像データの書込・読
込を行うバッファ名、すなわち第1のバッファ16又は
第2のバッファ17のいずれかが示されている。
【0033】しかして、第1のサイクルでは入力処理部
10で第1頁の画像データに対する入力処理が行われ、
その入力結果が第1のバッファ16に書き込まれる。
【0034】次いで、第2のサイクルでは入力処理部1
0で第2頁の画像データに対する入力処理が行われ、そ
の入力結果が第2のバッファ17に書き込まれる。さら
に、該第2のサイクルでは上記入力処理と並行して領域
分割認識処理が行われる。すなわち、領域分割認識処理
部11では第1のサイクルのときに書き込まれた第1頁
の画像データを読み出し、該画像データに対して上述し
た領域分割認識処理を実行する。
【0035】次に、第3のサイクルでは入力処理部10
で第3頁の画像データに対して入力処理が行われ、その
入力結果が第1のバッファ16に書き込まれ、さらに、
領域分割認識処理部11で第2のサイクルのときに書き
込まれた第2頁の画像データを読み出し該画像データに
対し上述した領域分割認識処理を実行する。そして、こ
の第3のサイクルにおいては更に圧縮/OCR処理が実
行される。すなわち、圧縮/OCR処理部12では第2
のサイクルのときに読み出され領域分割認識処理がなさ
れた第1頁の画像データに対して圧縮/OCR処理が実
行され、その処理結果が処理結果出力部13を介してコ
ンピュータ5に送信される。同様に、第4のサイクルに
おいては第4頁の入力処理と第3頁の領域分割認識処理
と第2頁の圧縮/OCR処理が並列的に実施され、さら
に第5のサイクルにおいては第5頁の入力処理と第4頁
の領域分割認識処理と第3頁の圧縮/OCR処理が並列
的に実施される。
【0036】このように上記実施例においては、画像デ
ータを第1及び第2のバッファ16、17に交互に一時
保存することにより、上述した3個の画像処理を並列的
に実施することができる。また、入力処理により書き込
まれる画像データを圧縮/OCR処理で読み出された格
納領域と同一の格納領域に書き込むことにより、同一サ
イクル中で同一バッファを使用することが可能となり、
バッファの個数を節約しつつ所望の画像処理を行うこと
ができる。
【0037】すなわち、従来のように入力処理部10に
バッファを有さない場合は領域分割認識処理及び圧縮/
OCR処理を実行するに際し、スキャン動作を2回実行
しなければならず、画像データの入力に多くの時間を要
し、また、1頁分の記憶容量を有するバッファを設けた
のみの場合はスキャン動作は1回で済むが、データをバ
ッファから読み出した後でないと次頁の画像データが入
力できないため全体処理に長時間を要するのに対し、上
記実施例では多値圧縮方式を導入しすることにより、2
頁分の少ない容量のバッファ16、17を設けただけ
で、画像データの入力及び多種画像処理の双方を同時に
実行することができ、従来に比べ大幅な画像処理の処理
時間短縮化を図ることができる。しかも上述の如く入力
処理、領域分割認識処理及び圧縮/OCR処理を並列し
て実行することができるため、全体の画像処理時間の短
縮化を図ることができる。
【0038】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。上記実施例では圧縮/OCR処理として二値
圧縮処理とOCR処理の両方を実行する場合について説
明したが、必ずしも前記両者を常に実行する必要はな
く、いずれか一方を実行するように構成してもよく、ま
た、二値圧縮部24又はOCR部23のいずれか一方の
みを有するように構成してもよい。
【0039】また、記憶手段としてのバッファは一個で
もよく、この場合は全体の処理速度は遅くなるが、記憶
容量をより一層少なくて済み、コストを抑制することが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、多
値からなる画像データを圧縮して記憶手段に一時保存し
ているので、従来のように画像データを圧縮することな
く記憶手段に一時保存する場合に比べ、記憶手段の記憶
容量を大幅に少なくすることができ、コストの低廉化を
図ることができる。
【0041】また、2個の記憶手段(第1及び第2の記
憶手段)を有することにより、画像処理の並列的処理を
効率良く行うことができ、画像処理に必要な全体処理時
間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置が搭載された情報処
理システムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】画像処理部のブロック図である。
【図3】領域分割認識処理部の処理状態を説明する図で
ある。
【図4】本発明に係る画像処理方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
9 CPU(並列処理手段、格納手段、第1及び第2
の読出手段) 10 入力処理部(画像データ入力手段) 11 領域分割認識部(領域分割認識処理手段) 12 圧縮/OCR処理部(圧縮・文字認識手段) 13 処理結果出力部(出力手段) 14 最適二値化閾値決定部(閾値決定手段) 15 多値圧縮部(多値圧縮手段) 16 第1のバッファ(第1の記憶手段) 17 第2のバッファ(第2の記憶手段) 18 多値圧縮部(多値圧縮手段) 19 単純二値化部(単純二値化手段) 20 擬似中間調二値化部(擬似中間調二値化手段) 21 領域分割認識部(分割手段) 22 MUX部(選択手段) 23 OCR部(文字認識手段) 24 二値圧縮部(二値圧縮手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値からなる画像データを入力する画像
    データ入力手段と、該画像データ入力手段に入力された
    画像データの属性を認識して該属性毎に領域分割する領
    域分割認識手段と、前記領域分割された領域毎に前記画
    像データに対して圧縮・文字認識処理を行う圧縮・文字
    認識手段と、前記領域分割認識手段及び前記圧縮・文字
    認識手段の処理結果を出力する出力手段とを有し、 前記画像データ入力手段が、前記画像データを圧縮処理
    して多値圧縮データを作成する多値圧縮手段と、前記多
    値圧縮データを一時格納する少なくとも1つ以上の記憶
    手段と、前記画像データ入力手段に入力された前記画像
    データに基づいて所定閾値を決定する閾値決定手段とを
    有していることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記領域分割認識手段は、前記多値圧縮
    データを伸長して多値伸長データを作成する多値画像伸
    長手段と、前記所定閾値に基づいて前記多値伸長データ
    を二値化処理し単純二値データを作成する単純二値化手
    段と、前記二値データに基づいて前記画像データの属性
    を認識し領域分割を行う分割手段とを有すると共に、 前記圧縮・文字認識手段は、前記多値伸長データに基づ
    いて擬似中間調二値化し擬似中間調二値データを作成す
    る擬似中間調二値化手段と、前記擬似中間調二値データ
    及び前記単純二値データを前記分割手段により領域分割
    された領域毎に選択する選択手段と、選択された二値デ
    ータを文字認識する文字認識手段と、選択された二値デ
    ータを圧縮する二値圧縮手段とを有していることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データ入力手段と、前記領域分
    割認識手段と、前記圧縮・文字認識手段とを並列処理す
    る並列処理手段を有していることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段が、第1の記憶手段と第2
    の記憶手段とからなると共に、 所定量の前記画像データを前記第1及び第2の記憶手段
    に交互に一時格納する格納手段と、前記領域分割を行う
    ために前記第2の記憶手段に既に格納されている画像デ
    ータを読み出す第1の読出手段と、前記圧縮・文字認識
    処理を行うために前記第1の記憶手段に既に格納されて
    いる画像データを読み出す第2の読出手段とを有し、前
    記画像データが入力されてから出力されるまでの1つの
    サイクル内において前記格納手段、第1及び第2の読出
    手段が並列的に処理されることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記格納手段は、前記サイクル内におい
    て前記第2の読出手段で読み出され空領域となった第1
    の記憶手段に新規入力された画像データを一時格納する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 多値からなる画像データを圧縮処理して
    多値圧縮データを作成した後、前記多値圧縮データを記
    憶手段に一時格納し、次いで、前記記憶手段に格納され
    ている多値圧縮データを読み出して前記多値画像データ
    から二値データを作成し、該二値データに基づき前記画
    像データの属性を認識して該属性毎に領域分割すると共
    に、前記領域分割された領域の属性に応じて、前記二値
    データから文字認識処理を行うことを特徴とする画像処
    理方法。
  7. 【請求項7】 前記画像データに基づいて所定閾値を決
    定する一方、前記多値圧縮データを伸長して多値伸長デ
    ータを作成すると共に、 前記二値データは、前記所定閾値に基づいて前記多値伸
    長データを二値化処理して作成する単純二値データと、
    前記多値伸長データに基づいて作成する擬似中間調二値
    データとを含み、 前記領域分割を行う時に使用する二値データは単純二値
    データであることを特徴とする請求項6記載の画像処理
    方法。
  8. 【請求項8】 前記画像データに基づいて所定閾値を決
    定すると共に、多値からなる画像データを圧縮処理して
    多値圧縮データを作成した後、前記多値圧縮データを記
    憶手段に一時格納する第1の処理ステップと、 前記多値圧縮データを伸長して多値伸長データを作成し
    た後、前記所定閾値に基づき前記多値伸長データを二値
    化処理して単純二値データを作成し、前記二値データに
    基づいて前記画像データの属性を認識し領域分割を行う
    第2の処理ステップと、 前記多値伸長データに基づき擬似中間調二値化して擬似
    中間調二値データを作成し、前記擬似中間調二値データ
    及び前記単純二値データを前記領域分割された領域毎に
    選択し、斯かる選択された二値データに圧縮・文字認識
    処理を施す第3の処理ステップとを有し、 前記第1乃至第3の処理ステップを並列的に実行するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 第1の記憶手段及び第2の記憶手段を有
    し、 所定量の前記画像データを前記第1及び第2の記憶手段
    に交互に一時格納する格納ステップと、前記領域分割を
    行うために前記第2の記憶手段に既に格納されている画
    像データを読み出す第1の読出ステップと、前記圧縮・
    文字認識処理を行うために前記第1の記憶手段に既に格
    納されている画像データを読み出す第2の読出ステップ
    とを有し、前記画像データが入力されてから出力される
    までの1サイクル内において前記格納ステップ、第1及
    び第2の読出ステップを同時に実行することを特徴とす
    る請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  10. 【請求項10】 前記サイクル内において前記第2の読
    出ステップで読み出され空領域となった第1の記憶手段
    に新規入力された画像データを一時格納することを特徴
    とする請求項9記載の画像処理方法。
JP14411495A 1995-05-18 1995-05-18 画像処理装置及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP3774490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14411495A JP3774490B2 (ja) 1995-05-18 1995-05-18 画像処理装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14411495A JP3774490B2 (ja) 1995-05-18 1995-05-18 画像処理装置及び画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08315159A true JPH08315159A (ja) 1996-11-29
JP3774490B2 JP3774490B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=15354518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14411495A Expired - Fee Related JP3774490B2 (ja) 1995-05-18 1995-05-18 画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3774490B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8861854B2 (en) 2012-03-19 2014-10-14 Pfu Limited Character recognition apparatus, method, and computer-readable, non-transitory medium

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305671A (ja) * 1987-06-08 1988-12-13 Canon Inc フアクシミリ装置
JPH05159062A (ja) * 1991-12-09 1993-06-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 文書認識装置
JPH06191093A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置
JPH06215184A (ja) * 1992-09-17 1994-08-05 Fuji Facom Corp 抽出領域のラベリング装置
JPH06348840A (ja) * 1993-06-03 1994-12-22 Konica Corp 画像復元方法
JPH0738892A (ja) * 1993-02-04 1995-02-07 Sony United Kingdom Ltd サブバンド分離及び結合方式

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305671A (ja) * 1987-06-08 1988-12-13 Canon Inc フアクシミリ装置
JPH05159062A (ja) * 1991-12-09 1993-06-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 文書認識装置
JPH06215184A (ja) * 1992-09-17 1994-08-05 Fuji Facom Corp 抽出領域のラベリング装置
JPH06191093A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置
JPH0738892A (ja) * 1993-02-04 1995-02-07 Sony United Kingdom Ltd サブバンド分離及び結合方式
JPH06348840A (ja) * 1993-06-03 1994-12-22 Konica Corp 画像復元方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8861854B2 (en) 2012-03-19 2014-10-14 Pfu Limited Character recognition apparatus, method, and computer-readable, non-transitory medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3774490B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6072941A (en) Image processing apparatus and method which classifies images according to attributes
US5715070A (en) Freely configurable image processing apparatus
US7236636B2 (en) Image compression method, image restoration method, program and apparatus
US20080199081A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and computer-readable medium
JPH07220091A (ja) 画像処理装置及び方法
JPH1186014A (ja) 文書画像表示方法および表示装置
JPS6118381B2 (ja)
JP3335009B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2830690B2 (ja) 画像処理装置
JPH11168632A (ja) ディザ画像の2値表現処理方法、ディザ画像の圧縮2値表現圧縮解除方法、及びディザ画像の圧縮及び圧縮解除システム
US5812695A (en) Automatic typing of raster images using density slicing
JPS623573A (ja) データ圧縮のために画像データを処理する方法
US6487311B1 (en) OCR-based image compression
JP2007129557A (ja) 画像処理システム
US20030123087A1 (en) Image compression method, decompression method thereof and program therefor
JP3774490B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH06268842A (ja) 画像処理装置
US20010055426A1 (en) Image processor
JP3346051B2 (ja) 画像処理装置
JPH08223428A (ja) 画像データ圧縮装置および画像データ伸長装置
JPH08237404A (ja) 光学文字認識モードの選択方法
JPH1117959A (ja) 2値画像のランレングス符号化方法およびランレングス符号化プログラムを記録した記録媒体
JP2002232701A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体
EP0896295A2 (en) Character recognition method and system
JP3471925B2 (ja) 複写装置及び画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050920

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees