JPH08315113A - 発塵・発煙の検出方法 - Google Patents

発塵・発煙の検出方法

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JPH08315113A
JPH08315113A JP11954695A JP11954695A JPH08315113A JP H08315113 A JPH08315113 A JP H08315113A JP 11954695 A JP11954695 A JP 11954695A JP 11954695 A JP11954695 A JP 11954695A JP H08315113 A JPH08315113 A JP H08315113A
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知彦 大野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自然現象に左右されることなく塵や煙の発生を
検出でき、かつ有害な発塵・発煙と無害な発煙・発塵と
の区別をも可能とした発塵・発煙の検出方法を提供す
る。 【構成】撮像装置による今回の撮像画像に基づいて各ブ
ロックの平均輝度を求め、撮像装置による前記今回より
予め定められた時間前である直前回の撮像画像に基づい
て各ブロックの平均輝度を求め、今回の撮像画像に基づ
いて得られた平均輝度と直前回の撮像画像とに基づいて
得られた平均輝度とから各ブロックにおける平均輝度の
変化を求め、前記今回を含み前記予め定められた時間の
間隔毎に撮像装置によって撮像された複数の撮像画像か
ら得た各ブロックの平均輝度から各ブロックにおける平
均輝度の標準偏差を求めて、得られた平均輝度の変化が
第1の所定値より大きくかつ標準偏差が第2の所定値よ
り大きいブロックの数が全ブロックの数の第3の所定数
以上のとき発塵・発煙と検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場、大規模施設などか
ら突発的、断続的に発生する発塵・発煙を検出する発塵
・発煙の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理手法を用いて発塵・発煙の検出
を行なうことが知られいる。画像処理手法を用い従来の
発塵・発煙検出方法として、例えば特開平4−2633
94号に開示されている例では、撮像対象を異なる時点
において撮像し、時間的に前の撮像画像を基準画像と
し、基準画像と時間的に次の撮像画像との差分画像を演
算し、差分画像内の画素の数および位置をもとに、画素
の重なり、画素数の時間的変化および画素のアドレス比
の変化から煙を検出している。
【0003】また、特開平5−12407号に開示され
ている例では、撮像された画像について、画素毎に時間
的経過にしたがって移動平均したうえで微分し、その微
係数がピークとなって値が所定値を超えた画素数から発
塵または発煙を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塵、ま
たは煙は形状が不定であり、輝度の変化も広がりも一様
ではない。さらにまた、屋外で、しかも背景が空の場合
等においては、塵または煙が発生していない状態でも、
輝度は画素毎に相当変化している。これらのために、特
開平4−263394号に開示されている方法によると
きは、ランダムに発生する煙に対して、画素の重なり、
画素数の時間的変化および画素のアドレス比の変化の総
ての条件を満たしていない場合には、塵や煙が検出され
ず、塵や煙を見逃してしまうという問題点があった。
【0005】特開平5−12407号に開示されている
方法によるときは、本当の塵または煙を自然の変化また
はノイズと正確に弁別することが困難であるという問題
点があった。
【0006】さらに上記した従来の両方法によるとき
は、有害な発塵・発煙と無害な発塵・発煙との区別が困
難であるという問題点もあった。
【0007】本発明は、自然現象に左右されることなく
塵や煙の発生を検出でき、かつ有害な発塵・発煙と無害
な発煙・発塵との区別をも可能とした発塵・発煙の検出
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる発塵・発
煙の検出方法は、発塵・発煙を自動的に検出する発塵・
発煙の検出方法であって、発塵・発煙の監視対象領域を
含む所定の領域を撮像装置によって撮像する撮像過程
と、前記監視対象領域を複数のブロックに分割し、前記
撮像装置による今回の撮像画像に基づいて各ブロックの
平均輝度を求める第1の過程と、前記撮像装置による前
記今回より予め定められた時間前である直前回の撮像画
像に基づいて各ブロックの平均輝度を求める第2の過程
と、第1の過程において求めた平均輝度と第2の過程に
おいて求めた平均輝度とから各ブロックにおける平均輝
度の変化を求める第3の過程と、前記今回を含み前記予
め定められた時間の間隔毎に撮像装置によって撮像され
た複数の撮像画像から求めた各ブロックの平均輝度から
各ブロックにおける平均輝度の標準偏差を求める第4の
過程とを含む演算過程と、演算過程によって求めた平均
輝度の変化と標準偏差に基づいて発塵・発煙を検出する
検出過程と、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、本発明にかかる発塵・発煙の検出方
法は、発塵・発煙を自動的に検出する発塵・発煙の検出
方法であって、発塵・発煙の監視対象領域を含む所定の
領域を撮像装置によって撮像する撮像過程と、前記監視
対象領域を複数のブロックに分割し、前記撮像装置によ
る今回の撮像画像に基づいて各ブロックの平均輝度を求
める第1の過程と、監視対象領域外の撮像領域内で、前
記監視対象領域と重複せず、かつ前記監視対象領域の近
傍に設けた互いに重複しない複数の参照領域の平均輝度
を平均した平均値を今回の撮像画像に基づいて求める第
5の過程と、第1の過程において求めた各ブロックの平
均輝度と第5の過程で求めた参照領域の平均輝度の平均
値との差を求める第6の過程とを含む演算過程と、検出
過程は演算過程によって求めた各ブロックの平均輝度お
よび参照領域の平均輝度の平均値との差に基づいて発塵
・発煙を検出する検出過程と、を備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法は、撮像
装置による今回の撮像画像に基づいて各ブロックの平均
輝度が得られ、撮像装置による前記今回より予め定めら
れた時間前である直前回の撮像画像に基づいて各ブロッ
クの平均輝度が得られて、今回の撮像画像に基づいて得
られた平均輝度と直前回の撮像画像とに基づいて得られ
た平均輝度とから各ブロックにおける平均輝度の変化が
得られ、前記今回を含み前記予め定められた時間の間隔
毎に撮像装置によって撮像された複数の撮像画像から得
た各ブロックの平均輝度から各ブロックにおける平均輝
度の標準偏差が得られて、得られた平均輝度の変化と標
準偏差に基づいて発塵・発煙が検出される。
【0011】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法は、
撮像装置による今回の撮像画像に基づいて各ブロックの
平均輝度が得られ、複数の参照領域の平均輝度を平均し
た平均値が今回の撮像画像に基づいて得られて、得られ
た各ブロックの平均輝度と参照領域の平均輝度の平均値
との差が得られて各ブロックの平均輝度および参照領域
の平均輝度の平均値との差に基づいて発塵・発煙が検出
される。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる発塵・発煙の検出方法
を、添付の図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明方法を実施するための発塵・
発煙検出装置の構成を示すブロック図である。
【0014】図1は第1乃至第4の実施例のための発塵
・発煙検出装置の構成を示している。発塵・発煙検出装
置10は、発塵・発煙監視対象領域(以下、監視対象領
域と記す)Aを視野B内に含むように設置した一台以上
のテレビカメラからなる撮像装置1、撮像装置1の出力
ビデオ信号を分岐する分岐装置2、分岐装置2によって
分岐された撮像装置1からの出力ビデオ信号に基づく画
像をモニタするモニタ装置3、分岐装置2によって分岐
された撮像装置1からの出力ビデオ信号を記録するビデ
オデッキ4、分岐装置2を介した撮像装置1からの出力
ビデオ信号を受けて所定の時間間隔毎に信号処理して発
塵・発煙の検出を行なうと共に、信号処理結果に基づい
てモニタ装置3およびビデオデッキ4を制御し、信号処
理結果を他の装置、例えば表示装置へ送出する信号処理
装置5を備えている。図1において符号6は発塵・発煙
源としての煙突であり、煙突6の上部部分および煙突6
から出る発塵・発煙を監視するべく監視対象領域Aが設
定してある(図2参照)。
【0015】まず、第1の実施例に基づく発塵・発煙検
出方法について説明する。
【0016】信号処理装置5には入力ビデオ信号をデジ
タルビデオ信号に変換するA/D変換器と、演算装置
と、撮像装置1の視野B内の出力ビデオ信号を記憶する
2枚以上のビデオRAMと、マトリックス領域および作
業領域が形成されたRAMとを備え、撮像装置1から出
力されるビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換し、変
換された1フレーム分のデジタルビデオ信号を第1のビ
デオRAMに格納し、次いで所定時間おいて撮像装置1
から出力されるビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換
し、変換された1フレーム分のデジタルビデオ信号を第
2のビデオRAMに格納する。以下同様に順次所定時間
間隔ごとの1フレーム分のデジタルビデオ信号を第nの
ビデオRAMに格納する(nは2以上の自然数であ
る)。
【0017】信号処理装置5は、監視対象領域Aを図2
に示すように碁盤の目状に複数のブロックに分割し、監
視対象領域A内の分割された各ブロックiに対応する、
各ビデオRAMのブロック内のデジタルビデオ信号から
ブロック毎の平均輝度を演算する。
【0018】ブロックは監視対象領域Aの面積と画像分
解能とから算定される最小面積以上の面積に設定されて
いる。
【0019】今回の撮像画像に基づくデジタルビデオ信
号から演算された各ブロックiの平均輝度(Si,t)
と直前回の撮像画像に基づくデジタルビデオ信号から演
算された各ブロックiの平均輝度(Si,t−1)と
を、RAMに形成された輝度マトリックス領域中のブロ
ック位置に対応する位置に格納する。図3(a)は直前
回の監視対象領域の撮像画像に対して輝度マトリックス
領域に格納されたブロック毎の平均輝度(Si,t−
1)を示し、図3(b)は今回の監視対象領域の撮像画
像に対して輝度マトリックス領域に格納されたブロック
毎の平均輝度(Si,t)を示す。
【0020】次いで各ブロックiに対し{(Si,t)
−(Si,t−1)}の演算を行ない、演算結果に基づ
いて {(Si,t)−(Si,t−1)}>A1の場合 Jdi=1 …(1) {(Si,t−1)−(Si,t)}<A2の場合 Jdi=−1 …(2) 上記(1)式および(2)式以外の場合 Jdi=0 …(3) の処理を行なって、処理結果JdiをRAMに形成され
た輝度時間差マトリックス領域中の各ブロックに対応す
る位置に格納する。
【0021】上記(1)式、(2)式および(3)式に
おいて、A1、A2は全ブロック共通の定数であり、J
diはブロックiの処理結果である。処理結果Jdiの
輝度時間差マトリックス領域における格納結果を図3
(c)に示す。
【0022】次に、監視対象領域内の各ブロックiにつ
いて今回の撮像画像に基づく平均輝度と過去(n−1)
回の撮像画像に基づく平均輝度から、それらの標準偏差
(δi)の演算を行い、演算結果に基づいて 標準偏差(δi)>A3の場合 Jsi=1 …(4) 上記(4)式以外の場合 Jsi=0 …(5) の処理を行なって、処理結果JsiをRAMに形成した
標準偏差マトリックス領域の各ブロックに対応する位置
に格納する。
【0023】今回の撮像画像に基づく平均輝度および過
去(n−1)回の撮像画像に基づく平均輝度マトリック
ス領域の格納内容を図4(a)に模式的に示し、標準偏
差マトリックス領域の格納内容を図4(b)に示す。
【0024】上記(4)式および(5)式において、
(δi)は今回の撮像画像に基づくブロックiの平均輝
度と過去(n−1)回の撮像画像に基づくブロックiの
平均輝度から求めた標準偏差であり、A3は全ブロック
共通の定数であり、Jsiはブロックiの処理結果であ
る。
【0025】上記した輝度時間差マトリックス領域に格
納された処理結果Jdiによるパターンと標準偏差マト
リックス領域に格納された処理結果Jsiによるパター
ンとを比較し、例えばJdi=1または−1であり、か
つJsi=1のブロックの数が全ブロックの数の50%
以上であれば発塵・発煙ありとする。
【0026】すなわち、監視対象領域A中において、輝
度変化が予め定めた所定値より大きく、かつ標準偏差が
所定値よりも大きいブロックが全ブロックの数の50%
以上存在するときは発塵・発煙ありと検出するのであ
る。
【0027】次に、第2の実施例に基づく発塵・発煙検
出方法について説明する。
【0028】第2の実施例に基づく発塵・発煙検出方法
は図2に示すごとく、撮像装置1の視野B内であって、
かつ監視対象領域A外の領域において互いに重複せずか
つ監視対象領域Aの近傍の位置に複数の参照領域C、
D、EおよびFを設ける。図2において参照領域が4つ
の場合を例示している。
【0029】上記複数の参照領域の全平均輝度(Rt、
ave)=(1/n)Σ(Rn、t)を演算し、次いで
{(Si,t)−(Rt,ave)}の演算をして、そ
の演算結果に基づいて {(Si,t)−(Rt,ave)}>Ci1の場合 Jci=1 …(6) {(Rt,ave)−(Si,t)}>Ci2の場合 Jci=−1…(7) 上記(6)式および(7)式以外の場合 Jci=0 …(8) の処理を行って、処理結果JciをRAMに形成した参
照比較マトリックス領域の各ブロックに対応する位置に
格納する。
【0030】上記(6)式および(7)式において、
(Si,t)は今回の撮像画像に基づくデジタルビデオ
信号から演算された各ブロックiの平均輝度を示し、
(Rt,ave)は今回の撮像画像に基づく全参照領域
の平均輝度、すなわち参照領域の平均輝度の平均値を示
す。Ci1、Ci2は全ブロック共通の定数であり、J
ciはブロックiの処理結果である。
【0031】今回の撮像画像に基づく参照領域を含む輝
度マトリックス領域の格納内容は模式的に図5(a)に
示すごとくであり、処理結果Jciの参照比較マトリッ
クス領域の各ブロックに対応する格納内容は図5(b)
に示すごとくである。
【0032】参照比較マトリックス領域に格納された処
理結果Jciのパターンから、例えばJci=1または
−1のブロック数が全ブロック数の50%以上のときは
発塵・発煙があったと検出する。
【0033】この場合は参照領域の平均輝度の平均値と
監視対象領域A中におけるブロックの平均輝度との差が
所定値より大きいブロックが50%以上のときに発塵・
発煙ありと検出する。これから明らかなように監視対象
領域の近傍における状態変化、すなわち自然現象を勘案
して発塵・発煙が検出されることになる。
【0034】次に第3の実施例に基づく発塵・発煙検出
方法について説明する。
【0035】第3の実施例に基づく発塵・発煙検出方法
は第2の実施例の場合と同様に複数の参照領域C、D、
EおよびFを設け、今回の撮像画像に基づく各参照領域
の平均輝度(Ri,t)と直前回の撮像画像に基づく各
参照領域の平均輝度(Ri,t−1)の演算を行い、演
算結果に基づいて各参照領域iに対して{(Ri,t)
−(Ri,t−1)}の演算を行って {(Ri,t)−(Ri,t−1)}>B1の場合 Jri=1 …(9) {(Ri,t−1)−(Ri,t)}>B2の場合 Jri=−1…(10) 上記(9)式および(10)式以外の場合 Jri=0 …(11) の処理を行って、処理結果JriをRAMに形成した参
照領域状態マトリックス領域の各参照領域に対応する位
置に格納する。
【0036】上記(9)式および(10)式において、
B1、B2は全参照領域に共通の定数であり、Jriは
参照領域iの処理結果である。
【0037】今回の撮像画像に基づく平均輝度の各参照
領域に対する輝度マトリックス領域の格納内容(平均輝
度(Ri,t))、および直前回の撮像画像に基づく平
均輝度の各参照領域に対する輝度マトリックス領域の格
納内容(平均輝度(Ri,t−1))は図6(a)に模
式的に示すごとくであり、処理結果Jriを格納した参
照領域状態マトリックス領域の内容は図6(b)に示す
ごとくである。
【0038】参照領域状態マトリックス領域に格納され
た処理結果Jriのパターンから、全参照領域ともJr
i=1または−1の場合は、環境の急変とみなして、発
塵・発煙の検出を行なわない。
【0039】次に第4の実施例に基づく発塵・発煙検出
方法について説明する。
【0040】第4の実施例に基づく発塵・発煙検出方法
においては、上記した第1の実施例の発塵・発煙検出方
法によって監視対象領域A内の発塵・発煙を検出し、第
2の実施例の参照領域を含めた広範囲の処理によって発
塵・発煙を検出し、第3の実施例に示した環境条件の変
化を参照して発塵・発煙を検出し、さらに塵埃および煙
の拡散速度、拡散パターンから、例えば、水、蒸気等の
無害な発塵・発煙の発生と、粉塵、有色煙などの有害な
発塵・発煙の発生とを区別する。
【0041】この区別は、有害な発塵・発煙の場合にお
ける輝度時間差マトリックス領域におけるJdiのパタ
ーン、標準偏差マトリックス領域におけるJsiのパタ
ーン、参照比較マトリックス領域におけるJciのパタ
ーンは試験などによって監視対象領域に対して予め検出
しておくことができるのであり、検出したJdiのパタ
ーン、Jsiのパターン、Jciのパターンと予め検出
されている有害な発塵・発煙の場合におけるJdiのパ
ターン、Jsiのパターン、Jciのパターンと比較す
ることによって、検出した発塵・発煙が有害なものか無
害なものかが判別されることになる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の発塵・発煙
の検出方法によれば、監視対象領域において発生する発
塵・発煙が検出でき、さらに有害な発塵・発煙か否かが
判別でき、かつ自然現象に左右されずに、安定に、かつ
確実に発塵・発煙を検出することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法を実施す
るための発塵・発煙の検出装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法の第1乃
至第4の実施例の説明に供する模式説明図である。
【図3】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法の第1の
実施例における輝度時間差マトリックス領域の格納内容
を示す模式説明図である。
【図4】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法の第1の
実施例における標準偏差マトリックス領域の格納内容を
示す模式説明図である。
【図5】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法の第2の
実施例の説明に供する参照比較マトリックス領域の格納
内容を示す模式説明図である。
【図6】本発明にかかる発塵・発煙の検出方法の第3の
実施例の説明に供する模式説明図である。
【符号の説明】
1…撮像装置 2…分岐装置 3…モニタ装置 4…ビデオデ
ッキ 5…信号処理装置 A…監視対象
領域 B…視野
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 克一 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発塵・発煙を自動的に検出する発塵・発煙
    の検出方法であって、 発塵・発煙の監視対象領域を含む所定の領域を撮像装置
    によって撮像する撮像過程と、 前記監視対象領域を複数のブロックに分割し、前記撮像
    装置による今回の撮像画像に基づいて各ブロックの平均
    輝度を求める第1の過程と、前記撮像装置による前記今
    回より予め定められた時間前である直前回の撮像画像に
    基づいて各ブロックの平均輝度を求める第2の過程と、
    第1の過程において求めた平均輝度と第2の過程におい
    て求めた平均輝度とから各ブロックにおける平均輝度の
    変化を求める第3の過程と、前記今回を含み前記予め定
    められた時間の間隔毎に撮像装置によって撮像された複
    数の撮像画像から求めた各ブロックの平均輝度から各ブ
    ロックにおける平均輝度の標準偏差を求める第4の過程
    とを含む演算過程と、 演算過程によって求めた平均輝度の変化と標準偏差に基
    づいて発塵・発煙を検出する検出過程と、 を備えたことを特徴とする発塵・発煙の検出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発塵・発煙の検出方法にお
    いて、検出過程は演算過程で求めた平均輝度の変化が第
    1の所定値より大きくかつ標準偏差が第2の所定値より
    大きいブロックの数が全ブロックの数の第3の所定数以
    上のとき発塵・発煙と検出することを特徴とする発塵・
    発煙の検出方法。
  3. 【請求項3】発塵・発煙を自動的に検出する発塵・発煙
    の検出方法であって、 発塵・発煙の監視対象領域を含む所定の領域を撮像装置
    によって撮像する撮像過程と、 前記監視対象領域を複数のブロックに分割し、前記撮像
    装置による今回の撮像画像に基づいて各ブロックの平均
    輝度を求める第1の過程と、監視対象領域外の撮像領域
    内で、前記監視対象領域と重複せず、かつ前記監視対象
    領域の近傍に設けた互いに重複しない複数の参照領域の
    平均輝度を平均した平均値を今回の撮像画像に基づいて
    求める第5の過程と、第1の過程において求めた各ブロ
    ックの平均輝度と第5の過程で求めた参照領域の平均輝
    度の平均値との差を求める第6の過程とを含む演算過程
    と、 検出過程は演算過程によって求めた各ブロックの平均輝
    度および参照領域の平均輝度の平均値との差に基づいて
    発塵・発煙を検出する検出過程と、 を備えたことを特徴とする発塵・発煙の検出方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の発塵・発煙の検出方法にお
    いて、検出過程は演算過程で求めた各ブロックの平均輝
    度と第5の過程で求めた参照領域の平均輝度の平均値と
    の差が第4の所定値より大きいブロックの数が全ブロッ
    クの数の第5の所定数以上のとき発塵・発煙と検出する
    ことを特徴とする発塵・発煙の検出方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の発塵・発煙の検出方法にお
    いて、演算過程は監視対象領域外の撮像領域内で、前記
    監視対象領域と重複せず、かつ前記監視対象領域の近傍
    に設けた互いに重複しない複数の参照領域の平均輝度を
    今回の撮像画像に基づいて求める第7の過程と、前記複
    数の参照領域の平均輝度を直前回の撮像画像に基づいて
    求める第8の過程と、第7の過程において求めた平均輝
    度と第8の過程において求めた平均輝度の差を求める第
    9の過程を含み、 検出過程は演算過程における第9の過程によって求めた
    平均輝度の差に基づいて発塵・発煙の検出を停止させる
    検出停止の過程を含むことを特徴とする発塵・発煙の検
    出方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載の発塵・発煙の検出方法にお
    いて、演算過程は複数の参照領域の平均輝度を今回の撮
    像画像に基づいて求める第10の過程と、前記複数の参
    照領域の平均輝度を今回より所定時間前である直前回の
    撮像画像に基づいて求める第11の過程と、第10の過
    程において求めた平均輝度と第11の過程において求め
    た平均輝度の差を求める第12の過程を含み、 検出過程は演算過程における第12の過程によって求め
    た平均輝度の差に基づいて発塵・発煙の検出を停止させ
    る検出停止の過程を含むことを特徴とする発塵・発煙の
    検出方法。
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