JPH08314832A - 携帯型情報機器 - Google Patents
携帯型情報機器Info
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- JPH08314832A JPH08314832A JP7138949A JP13894995A JPH08314832A JP H08314832 A JPH08314832 A JP H08314832A JP 7138949 A JP7138949 A JP 7138949A JP 13894995 A JP13894995 A JP 13894995A JP H08314832 A JPH08314832 A JP H08314832A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical communication
- device body
- portable information
- hinge
- equipment
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部光の影響を考慮する必要がなく、データ
の転送速度を速くすることができるようにする。 【構成】 入力表示部3を有する機器本体2に入力表示
部3を覆う蓋体4を2軸ヒンジ6で回動自在に取り付
け、この2軸ヒンジ6が位置する機器本体2の側面に光
通信部11を設け、かつこの2軸ヒンジ6の内面に他の
機器本体2に対する光通信部11の位置合わせをする位
置規制用の突起17を設けた。したがって、機器1、1
同士の間でデータの授受をする際には、2つの機器本体
2、2の光通信部11、11同士を対向させ、この状態
で各機器本体2、2の側面同士を接近させて、各位置規
制用の突起17、17同士で機器本体2、2同士を位置
規制することにより、光通信部11、11同士を位置合
わせすることができ、このため外部光の影響を考慮する
必要がないので、データの転送速度を速くすることがで
きる。
の転送速度を速くすることができるようにする。 【構成】 入力表示部3を有する機器本体2に入力表示
部3を覆う蓋体4を2軸ヒンジ6で回動自在に取り付
け、この2軸ヒンジ6が位置する機器本体2の側面に光
通信部11を設け、かつこの2軸ヒンジ6の内面に他の
機器本体2に対する光通信部11の位置合わせをする位
置規制用の突起17を設けた。したがって、機器1、1
同士の間でデータの授受をする際には、2つの機器本体
2、2の光通信部11、11同士を対向させ、この状態
で各機器本体2、2の側面同士を接近させて、各位置規
制用の突起17、17同士で機器本体2、2同士を位置
規制することにより、光通信部11、11同士を位置合
わせすることができ、このため外部光の影響を考慮する
必要がないので、データの転送速度を速くすることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は携帯型情報機器に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、営業マンなどの使用者が鞄に入
れて手軽に携帯することのできる端末機として、電子手
帳などの携帯型情報機器がある。この携帯型情報機器
は、使用者が客先などでデータを入力し、入力されたデ
ータを表示部に表示するとともに、内蔵された記憶部に
記憶するようになっている。このような携帯型情報機器
では、機器同士の間で記憶したデータの授受ができるよ
うに、データ通信手段を備えている。このデータ通信手
段としては、例えば、機器同士をケーブルで接続するも
のがある。しかし、ケーブルを用いて機器同士を接続す
るデータ通信手段では、ケーブルを常に携帯する必要が
あるため、携帯時にケーブルが邪魔になり、携帯性が悪
く、しかも各機器にそれぞれコネクタを設け、両者のコ
ネクタをそれぞれケーブルで接続しなければならないた
め、接続作業が面倒であるという問題があった。
れて手軽に携帯することのできる端末機として、電子手
帳などの携帯型情報機器がある。この携帯型情報機器
は、使用者が客先などでデータを入力し、入力されたデ
ータを表示部に表示するとともに、内蔵された記憶部に
記憶するようになっている。このような携帯型情報機器
では、機器同士の間で記憶したデータの授受ができるよ
うに、データ通信手段を備えている。このデータ通信手
段としては、例えば、機器同士をケーブルで接続するも
のがある。しかし、ケーブルを用いて機器同士を接続す
るデータ通信手段では、ケーブルを常に携帯する必要が
あるため、携帯時にケーブルが邪魔になり、携帯性が悪
く、しかも各機器にそれぞれコネクタを設け、両者のコ
ネクタをそれぞれケーブルで接続しなければならないた
め、接続作業が面倒であるという問題があった。
【0003】このようなことから、従来では、ケーブル
を用いず、光通信により機器同士の間でデータの授受を
するようにしたものがある。この光通信は、機器本体の
一面に発光素子と受光素子を設け、発光素子を記憶した
データに応じて点灯させることにより記憶したデータを
光で送信し、また他の機器から送信された光信号を受光
素子で受光することにより、送信されたデータを受信し
て記憶するようになっている。このような光通信を備え
た携帯型情報機器では、発光素子の近傍での光の拡散範
囲が狭く、発光素子からある程度離れると光の拡散範囲
が広くなることから、機器同士を接近させてデータの送
受信をするためには機器同士の位置合わせが必要である
が、機器同士を所定間隔離せば、ほとんど機器同士の位
置合わせを必要とせず、良好にデータの送受信ができる
ようになっている。
を用いず、光通信により機器同士の間でデータの授受を
するようにしたものがある。この光通信は、機器本体の
一面に発光素子と受光素子を設け、発光素子を記憶した
データに応じて点灯させることにより記憶したデータを
光で送信し、また他の機器から送信された光信号を受光
素子で受光することにより、送信されたデータを受信し
て記憶するようになっている。このような光通信を備え
た携帯型情報機器では、発光素子の近傍での光の拡散範
囲が狭く、発光素子からある程度離れると光の拡散範囲
が広くなることから、機器同士を接近させてデータの送
受信をするためには機器同士の位置合わせが必要である
が、機器同士を所定間隔離せば、ほとんど機器同士の位
置合わせを必要とせず、良好にデータの送受信ができる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光通信を備えた携帯型情報機器では、機器同士の間
でデータの授受を行なう際に、機器同士をある程度の距
離を隔てる必要があるため、受光素子が発光素子以外の
外部光を受光しやすくなり、このため外部光の影響を考
慮する対策を採る必要が生じ、データの転送速度が遅く
なるという問題が生じる。この発明の課題は、外部光の
影響をほとんど考慮する必要がなく、データの転送速度
を速くすることができるようにすることである。
うな光通信を備えた携帯型情報機器では、機器同士の間
でデータの授受を行なう際に、機器同士をある程度の距
離を隔てる必要があるため、受光素子が発光素子以外の
外部光を受光しやすくなり、このため外部光の影響を考
慮する対策を採る必要が生じ、データの転送速度が遅く
なるという問題が生じる。この発明の課題は、外部光の
影響をほとんど考慮する必要がなく、データの転送速度
を速くすることができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
表示部を有する機器本体にその表示部を覆う蓋体がヒン
ジ部により回動自在に取り付けられた携帯型情報機器に
おいて、ヒンジ部が位置する機器本体の側面に光通信部
を設け、ヒンジ部に他の機器本体に対する光通信部の位
置合わせをする位置規制部を設けたことを特徴とするも
のである。この場合、請求項2に記載の如く、ヒンジ部
は光通信部に対応する個所に開口部が設けられた2軸ヒ
ンジであることが望ましく、また請求項3に記載の如
く、位置規制部は光通信部が設けられた機器本体の側面
に対面するヒンジ部の内面に設けられていることが望ま
しく、また請求項4および5に記載の如く、位置規制部
は突起または突起と凹部の組合せであることが望まし
い。
表示部を有する機器本体にその表示部を覆う蓋体がヒン
ジ部により回動自在に取り付けられた携帯型情報機器に
おいて、ヒンジ部が位置する機器本体の側面に光通信部
を設け、ヒンジ部に他の機器本体に対する光通信部の位
置合わせをする位置規制部を設けたことを特徴とするも
のである。この場合、請求項2に記載の如く、ヒンジ部
は光通信部に対応する個所に開口部が設けられた2軸ヒ
ンジであることが望ましく、また請求項3に記載の如
く、位置規制部は光通信部が設けられた機器本体の側面
に対面するヒンジ部の内面に設けられていることが望ま
しく、また請求項4および5に記載の如く、位置規制部
は突起または突起と凹部の組合せであることが望まし
い。
【0006】
【作用】この発明によれば、機器同士の間でデータの授
受をする場合には、2つの機器の光通信部同士を対向さ
せ、この状態で各機器本体の側面同士を接近もしくは接
触させるとともに、各ヒンジ部に設けられた位置規制部
同士で機器本体同士を位置規制することにより、機器本
体の側面同士を接近もしくは接触させた状態で、光通信
部同士を位置合わせすることができる。したがって、光
通信部同士が外部光の影響をほとんど受けないため、従
来のような外部光の影響を考慮する対策を採る必要ない
ので、データの転送速度を速くすることができる。この
場合、請求項2に記載の如くヒンジ部が光通信部に対応
する個所に開口部が設けられた2軸ヒンジであれば、蓋
体を360度回動させて機器本体の表示部側の一面から
反対側の他面に配置することができ、このため機器同士
を接近させても、機器の入力操作が可能になる。また、
請求項3に記載の如く位置規制部が光通信部が設けられ
た機器本体の側面に対面するヒンジ部の内面に設けられ
ていれば、携帯時に位置規制部が外部に露出しないの
で、位置規制部が邪魔になったり、位置規制部をぶつけ
たり引っ掛けたりすることがなく、良好に携帯すること
ができる。また、請求項4および5に記載の如く、位置
規制部が突起または突起と凹部の組合せであれば、構造
が極めて簡単で位置合わせも容易にできる。
受をする場合には、2つの機器の光通信部同士を対向さ
せ、この状態で各機器本体の側面同士を接近もしくは接
触させるとともに、各ヒンジ部に設けられた位置規制部
同士で機器本体同士を位置規制することにより、機器本
体の側面同士を接近もしくは接触させた状態で、光通信
部同士を位置合わせすることができる。したがって、光
通信部同士が外部光の影響をほとんど受けないため、従
来のような外部光の影響を考慮する対策を採る必要ない
ので、データの転送速度を速くすることができる。この
場合、請求項2に記載の如くヒンジ部が光通信部に対応
する個所に開口部が設けられた2軸ヒンジであれば、蓋
体を360度回動させて機器本体の表示部側の一面から
反対側の他面に配置することができ、このため機器同士
を接近させても、機器の入力操作が可能になる。また、
請求項3に記載の如く位置規制部が光通信部が設けられ
た機器本体の側面に対面するヒンジ部の内面に設けられ
ていれば、携帯時に位置規制部が外部に露出しないの
で、位置規制部が邪魔になったり、位置規制部をぶつけ
たり引っ掛けたりすることがなく、良好に携帯すること
ができる。また、請求項4および5に記載の如く、位置
規制部が突起または突起と凹部の組合せであれば、構造
が極めて簡単で位置合わせも容易にできる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して、この発明の携
帯型情報機器の一実施例について説明する。この携帯型
情報機器1は、図1〜図4に示す機器本体2を備えてい
る。機器本体2は合成樹脂からなり、その上面には凹部
2aが設けられ、この凹部2a内には入力表示部3が設
けられている。入力表示部3は、透明な入力シートの下
面に液晶表示パネルなどの表示パネルを配置したもので
あり、入力シートをペンなどで操作することによりデー
タが入力され、この入力されたデータが表示パネルに表
示され、この表示されたデータが入力シートを通して視
認できる構造になっている。この場合、機器本体2内に
は、入力されたデータを記憶する記憶部(図示せず)が
設けられている。なお、入力表示部3の中心線3aと機
器本体2の平面的な外形の中心線2bとは、図3に示す
ように、左右に少しずれている。
帯型情報機器の一実施例について説明する。この携帯型
情報機器1は、図1〜図4に示す機器本体2を備えてい
る。機器本体2は合成樹脂からなり、その上面には凹部
2aが設けられ、この凹部2a内には入力表示部3が設
けられている。入力表示部3は、透明な入力シートの下
面に液晶表示パネルなどの表示パネルを配置したもので
あり、入力シートをペンなどで操作することによりデー
タが入力され、この入力されたデータが表示パネルに表
示され、この表示されたデータが入力シートを通して視
認できる構造になっている。この場合、機器本体2内に
は、入力されたデータを記憶する記憶部(図示せず)が
設けられている。なお、入力表示部3の中心線3aと機
器本体2の平面的な外形の中心線2bとは、図3に示す
ように、左右に少しずれている。
【0008】また、機器本体2の上面の凹部2aには入
力表示部3を覆う蓋体4が配置されており、機器本体2
の上面の一端部には蓋体4の一端部を係脱可能に係止す
るロック片5が設けられている。蓋体4は、凹部2a内
に配置される平板状のものであり、ロック片5と対向す
る端部が2軸ヒンジ6によって機器本体2の一側面に回
動自在に取り付けられている。すなわち、2軸ヒンジ6
は、図1および図2に示すように、機器本体2の一側面
に対応する帯板の上辺部および両側部を除く中央部に開
口部7aが設けられた連結板7を有し、この連結板7が
機器本体2の一側面に対応して設けられた凹部8に配置
され、この連結板7の上端部が蓋体4の端部に設けられ
た切欠部4aに配置されて軸ピン9により回動自在に取
り付けられ、連結板7の下部両端が機器本体2の一側面
の凹部8内に配置されて機器本体2の一側面の中間部で
軸ピン10により回動自在に取り付けられた構造になっ
ている。これにより、蓋体4は、上端部の軸ピン9を中
心に回動するとともに、2軸ヒンジ6の連結板7が機器
本体2の中間部の軸ピン10を中心に回動することによ
り、360度回動し、機器本体2の上面または下面に配
置される。なお、2軸ヒンジ6の左右の中心線は、図3
に示すように、機器本体2の外形の中心線2bと一致し
ているが、入力表示部3の中心線3aに対してはずれて
いる。
力表示部3を覆う蓋体4が配置されており、機器本体2
の上面の一端部には蓋体4の一端部を係脱可能に係止す
るロック片5が設けられている。蓋体4は、凹部2a内
に配置される平板状のものであり、ロック片5と対向す
る端部が2軸ヒンジ6によって機器本体2の一側面に回
動自在に取り付けられている。すなわち、2軸ヒンジ6
は、図1および図2に示すように、機器本体2の一側面
に対応する帯板の上辺部および両側部を除く中央部に開
口部7aが設けられた連結板7を有し、この連結板7が
機器本体2の一側面に対応して設けられた凹部8に配置
され、この連結板7の上端部が蓋体4の端部に設けられ
た切欠部4aに配置されて軸ピン9により回動自在に取
り付けられ、連結板7の下部両端が機器本体2の一側面
の凹部8内に配置されて機器本体2の一側面の中間部で
軸ピン10により回動自在に取り付けられた構造になっ
ている。これにより、蓋体4は、上端部の軸ピン9を中
心に回動するとともに、2軸ヒンジ6の連結板7が機器
本体2の中間部の軸ピン10を中心に回動することによ
り、360度回動し、機器本体2の上面または下面に配
置される。なお、2軸ヒンジ6の左右の中心線は、図3
に示すように、機器本体2の外形の中心線2bと一致し
ているが、入力表示部3の中心線3aに対してはずれて
いる。
【0009】さらに、機器本体2の一側面のほぼ中央
部、つまり2軸ヒンジ6の連結板7の開口部7aが対応
する機器本体2の一側面の個所には、光通信部11が設
けられている。光通信部11は、図3および図4に示す
ように、赤外線などの特定波長の光を発する発光素子1
2と、赤外線などの特定波長の光を受光する受光素子1
3と、赤外線などの特定波長の光のみを透過させるカバ
ーガラス14とからなっている。この場合、発光素子1
2および受光素子13は、機器本体2の一側面に設けら
れた収納部15内に仕切壁16によって相互に仕切られ
た状態で配置されており、カバーガラス14は、収納部
15の外部に取り付けられている。なお、光通信部11
の中心線は、図6に示すように、入力表示部3の中心線
3aと一致するが、機器本体2の外形の中心線2bとは
少しずれている。
部、つまり2軸ヒンジ6の連結板7の開口部7aが対応
する機器本体2の一側面の個所には、光通信部11が設
けられている。光通信部11は、図3および図4に示す
ように、赤外線などの特定波長の光を発する発光素子1
2と、赤外線などの特定波長の光を受光する受光素子1
3と、赤外線などの特定波長の光のみを透過させるカバ
ーガラス14とからなっている。この場合、発光素子1
2および受光素子13は、機器本体2の一側面に設けら
れた収納部15内に仕切壁16によって相互に仕切られ
た状態で配置されており、カバーガラス14は、収納部
15の外部に取り付けられている。なお、光通信部11
の中心線は、図6に示すように、入力表示部3の中心線
3aと一致するが、機器本体2の外形の中心線2bとは
少しずれている。
【0010】一方、2軸ヒンジ6の内面、つまり2軸ヒ
ンジ6が設けられた機器本体2の側面に対向する2軸ヒ
ンジ6の連結板7の一面における両側部には、図3〜図
5に示すように、それぞれ位置規制用の突起17が設け
られている。この突起17は、蓋体4が機器本体2の上
面に配置されて入力表示部3を覆った際に、図5に示す
ように機器本体2の上面に設けられた係合凹部2cに配
置され、また蓋体4が機器本体2の下面に配置された際
に、図3に示すように機器本体2の下部において外部側
方に向けて突出するようになっている。なお、各突起1
7は、機器本体2の外形の中心線に対して各突起17の
幅だけ左右に距離がずれている。すなわち、各突起17
の形成位置は、図6に示すように、2つの機器本体2、
2の各突起17の側部を相互に当接させたときに、各機
器本体2、2の左右の側面が面一になるように左右にず
れた位置に設定されている。
ンジ6が設けられた機器本体2の側面に対向する2軸ヒ
ンジ6の連結板7の一面における両側部には、図3〜図
5に示すように、それぞれ位置規制用の突起17が設け
られている。この突起17は、蓋体4が機器本体2の上
面に配置されて入力表示部3を覆った際に、図5に示す
ように機器本体2の上面に設けられた係合凹部2cに配
置され、また蓋体4が機器本体2の下面に配置された際
に、図3に示すように機器本体2の下部において外部側
方に向けて突出するようになっている。なお、各突起1
7は、機器本体2の外形の中心線に対して各突起17の
幅だけ左右に距離がずれている。すなわち、各突起17
の形成位置は、図6に示すように、2つの機器本体2、
2の各突起17の側部を相互に当接させたときに、各機
器本体2、2の左右の側面が面一になるように左右にず
れた位置に設定されている。
【0011】このような携帯型情報機器1では、2軸ヒ
ンジ6を中心に蓋体4を機器本体2に対し回動させるこ
とにより、蓋体4を機器本体1の上面または下面に配置
することができる。すなわち、蓋体4は、2軸ヒンジ6
の上端部の軸ピン9を中心に回動するとともに、2軸ヒ
ンジ6の連結板7が機器本体2の中間部の軸ピン10を
中心に回動することにより、360度回動し、機器本体
2の上面または下面に配置される。そして、蓋体4が機
器本体2の上面の凹部2aに配置された状態では、蓋体
4が入力表示部3を覆って保護するので、良好に携帯す
ることができ、また蓋体4が機器本体2の下面に配置さ
れた状態では、図3および図4に示すように、機器本体
2の上面から入力表示部3が露出するので、ペンなどで
容易にデータを入力することができる。
ンジ6を中心に蓋体4を機器本体2に対し回動させるこ
とにより、蓋体4を機器本体1の上面または下面に配置
することができる。すなわち、蓋体4は、2軸ヒンジ6
の上端部の軸ピン9を中心に回動するとともに、2軸ヒ
ンジ6の連結板7が機器本体2の中間部の軸ピン10を
中心に回動することにより、360度回動し、機器本体
2の上面または下面に配置される。そして、蓋体4が機
器本体2の上面の凹部2aに配置された状態では、蓋体
4が入力表示部3を覆って保護するので、良好に携帯す
ることができ、また蓋体4が機器本体2の下面に配置さ
れた状態では、図3および図4に示すように、機器本体
2の上面から入力表示部3が露出するので、ペンなどで
容易にデータを入力することができる。
【0012】また、機器1、1同士の間でデータの授受
を行なう場合には、まず、2つの機器1の蓋体4を上記
と同様に回動させて機器本体2の下面に配置し、この状
態で2つの機器1、1を卓上に載置する。このときに
は、各2軸ヒンジ6の突起17が機器本体2の下部にお
いて外部側方に向けて突出する。そして、図7に示すよ
うに、各機器1、1の光通信部11、11同士を対向さ
せて、その側面または光通信部11のカバーガラス14
同士を接触させ、この状態で機器本体1、1を相対的に
ずらして、図6に示すように各機器本体2、2の左右の
側面が面一にすると、対向する2軸ヒンジ6、6の各突
起17の側部を互いに当接し、これにより一方の機器本
体2の発光素子12が他方の機器本体2の受光素子13
に対応し、かつ一方の機器本体2の受光素子13に他方
の機器本体2の発光素子12が対応する。この状態で
は、一方の機器本体2の発光素子12を記憶されたデー
タに応じて点灯させると、その光信号を他方の機器本体
2の受光素子13が受光し、また他方の機器本体2の発
光素子12からの光信号を一方の機器本体2の受光素子
13が受光することにより、2つの機器本体2、2の間
でデータの送受信を行なうことができる。
を行なう場合には、まず、2つの機器1の蓋体4を上記
と同様に回動させて機器本体2の下面に配置し、この状
態で2つの機器1、1を卓上に載置する。このときに
は、各2軸ヒンジ6の突起17が機器本体2の下部にお
いて外部側方に向けて突出する。そして、図7に示すよ
うに、各機器1、1の光通信部11、11同士を対向さ
せて、その側面または光通信部11のカバーガラス14
同士を接触させ、この状態で機器本体1、1を相対的に
ずらして、図6に示すように各機器本体2、2の左右の
側面が面一にすると、対向する2軸ヒンジ6、6の各突
起17の側部を互いに当接し、これにより一方の機器本
体2の発光素子12が他方の機器本体2の受光素子13
に対応し、かつ一方の機器本体2の受光素子13に他方
の機器本体2の発光素子12が対応する。この状態で
は、一方の機器本体2の発光素子12を記憶されたデー
タに応じて点灯させると、その光信号を他方の機器本体
2の受光素子13が受光し、また他方の機器本体2の発
光素子12からの光信号を一方の機器本体2の受光素子
13が受光することにより、2つの機器本体2、2の間
でデータの送受信を行なうことができる。
【0013】このように、この携帯型情報機器では、機
器本体2、2同士の間でデータの授受を行なう場合に、
対向する光通信部11、11同士を接近もしくは接触さ
せるので、従来のように外部光の影響をほとんど受ける
ことがなく、このため外部光の影響を考慮する対策を図
る必要がないので、データの転送速度を速くすることが
できる。しかも、対向する光通信部11、11同士を接
近もしくは接触させてデータの授受を行なわせるために
は、対向する位置規制用の突起17の側部を相互に当接
させることにより、光通信部11、11同士を位置合わ
せすることができるので、光通信部11、11同士の位
置合わせが簡単かつ容易にでき、しかも突起17は単純
な形状であるから、構造も簡単で、安価に製作すること
ができる。特に、位置規制用の突起17が2軸ヒンジ6
の内面に設けられているので、蓋体4を機器本体2の上
面に配置して入力表示部3を覆った状態で携帯する際に
は、突起17が外部に露出することがない。このため、
携帯時に突起17が邪魔になったり、突起17をぶつけ
たり引っ掛けたりすることがなく、良好に携帯すること
ができる。
器本体2、2同士の間でデータの授受を行なう場合に、
対向する光通信部11、11同士を接近もしくは接触さ
せるので、従来のように外部光の影響をほとんど受ける
ことがなく、このため外部光の影響を考慮する対策を図
る必要がないので、データの転送速度を速くすることが
できる。しかも、対向する光通信部11、11同士を接
近もしくは接触させてデータの授受を行なわせるために
は、対向する位置規制用の突起17の側部を相互に当接
させることにより、光通信部11、11同士を位置合わ
せすることができるので、光通信部11、11同士の位
置合わせが簡単かつ容易にでき、しかも突起17は単純
な形状であるから、構造も簡単で、安価に製作すること
ができる。特に、位置規制用の突起17が2軸ヒンジ6
の内面に設けられているので、蓋体4を機器本体2の上
面に配置して入力表示部3を覆った状態で携帯する際に
は、突起17が外部に露出することがない。このため、
携帯時に突起17が邪魔になったり、突起17をぶつけ
たり引っ掛けたりすることがなく、良好に携帯すること
ができる。
【0014】なお、上記実施例では、対向する各機器本
体2、2の2軸ヒンジ6、6の各突起17の側部を相互
に当接させたときに、機器本体2、2の左右の側面が面
一になるように、突起17と光通信部11との位置関係
が設定されているが、これに限らず、例えば図8に示す
ように、入力表示部3の中心線3a、2軸ヒンジ6の中
心線6a、および機器本体2の外形の中心線2bをそれ
ぞれ少しずらし、かつ機器本体2の外形の中心線2b上
に光通信部11の発光素子12を配置し、この発光素子
12に対して他の機器本体2の受光素子13が対応する
位置に位置規制用の各突起17を設けても良い。この場
合には、必ずしも上記実施例のように、各機器本体2、
2の左右の側面が面一にならなくても、位置規制用の各
突起17を位置合わせすることにより対向する光通信部
11、11同士を簡単に位置合わせすることができる。
体2、2の2軸ヒンジ6、6の各突起17の側部を相互
に当接させたときに、機器本体2、2の左右の側面が面
一になるように、突起17と光通信部11との位置関係
が設定されているが、これに限らず、例えば図8に示す
ように、入力表示部3の中心線3a、2軸ヒンジ6の中
心線6a、および機器本体2の外形の中心線2bをそれ
ぞれ少しずらし、かつ機器本体2の外形の中心線2b上
に光通信部11の発光素子12を配置し、この発光素子
12に対して他の機器本体2の受光素子13が対応する
位置に位置規制用の各突起17を設けても良い。この場
合には、必ずしも上記実施例のように、各機器本体2、
2の左右の側面が面一にならなくても、位置規制用の各
突起17を位置合わせすることにより対向する光通信部
11、11同士を簡単に位置合わせすることができる。
【0015】また、上記実施例では、2軸ヒンジ6の内
面両側にそれぞれ位置規制用の突起17を設けたが、こ
れに限らず、例えば一端側に突起を設け、他端側にその
突起と対応する凹部を設け、2つの機器の光通信部同士
を位置合わせする際、一方の機器本体の突起を他方の機
器本体の凹部に嵌合させ、一方の機器本体の凹部に他方
の機器本体の突起を嵌合させることにより、位置合わせ
をするようにしても良い。このようにすれば、左右方向
の位置合わせのほかに、上下方向の位置合わせもできる
ので、必ずしも機器本体2を卓上に載置しなくても、光
通信部同士の位置合わせが確実にできる。また、上記実
施例では、機器本体2に蓋体4を2軸ヒンジ6によって
回動自在に取り付けたが、必ずしも2軸ヒンジ6で蓋体
4を取り付ける必要はなく、例えば1軸ヒンジで取り付
けても良い。さらに、上記実施例では、ペンによってデ
ータを入力する入力表示部3を備えた携帯型情報機器に
ついて述べたが、これに限らず、表示部とキー入力部が
並列的に設けられた電子手帳などの携帯型情報機器にも
適用することができる。
面両側にそれぞれ位置規制用の突起17を設けたが、こ
れに限らず、例えば一端側に突起を設け、他端側にその
突起と対応する凹部を設け、2つの機器の光通信部同士
を位置合わせする際、一方の機器本体の突起を他方の機
器本体の凹部に嵌合させ、一方の機器本体の凹部に他方
の機器本体の突起を嵌合させることにより、位置合わせ
をするようにしても良い。このようにすれば、左右方向
の位置合わせのほかに、上下方向の位置合わせもできる
ので、必ずしも機器本体2を卓上に載置しなくても、光
通信部同士の位置合わせが確実にできる。また、上記実
施例では、機器本体2に蓋体4を2軸ヒンジ6によって
回動自在に取り付けたが、必ずしも2軸ヒンジ6で蓋体
4を取り付ける必要はなく、例えば1軸ヒンジで取り付
けても良い。さらに、上記実施例では、ペンによってデ
ータを入力する入力表示部3を備えた携帯型情報機器に
ついて述べたが、これに限らず、表示部とキー入力部が
並列的に設けられた電子手帳などの携帯型情報機器にも
適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ヒンジ部が位置する機器本体の側面に光通信部を設
け、ヒンジ部に他の機器本体に対する光通信部の位置合
わせをするための位置規制部を設けたので、機器同士の
間でデータの授受をする場合、2つの機器の光通信部同
士を対向させ、この状態で各機器本体の側面同士を接近
もしくは接触させて、各ヒンジ部に設けられた位置規制
部同士で機器本体同士を位置規制することにより、光通
信部同士を位置合わせすることができ、このため光通信
部同士が外部光の影響をほとんど受けないため、従来の
ような外部光の影響を考慮する対策を採る必要ないの
で、データの転送速度を速くすることができる。
ば、ヒンジ部が位置する機器本体の側面に光通信部を設
け、ヒンジ部に他の機器本体に対する光通信部の位置合
わせをするための位置規制部を設けたので、機器同士の
間でデータの授受をする場合、2つの機器の光通信部同
士を対向させ、この状態で各機器本体の側面同士を接近
もしくは接触させて、各ヒンジ部に設けられた位置規制
部同士で機器本体同士を位置規制することにより、光通
信部同士を位置合わせすることができ、このため光通信
部同士が外部光の影響をほとんど受けないため、従来の
ような外部光の影響を考慮する対策を採る必要ないの
で、データの転送速度を速くすることができる。
【図1】この発明の携帯型情報機器の一例を示す外観平
面図。
面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の蓋体を回動させて機器本体の下面に配置
した状態を示す一部破断した平面図。
した状態を示す一部破断した平面図。
【図4】図3の一部破断した正面図。
【図5】図2のA−A拡大断面図。
【図6】図3の状態の機器本体を2つ用意し、各機器本
体の光通信部同士を対応させた状態の平面図。
体の光通信部同士を対応させた状態の平面図。
【図7】図6のB−B拡大断面図。
【図8】光通信部と位置規制用の突起との異なる位置関
係の変形例を示す平面図。
係の変形例を示す平面図。
1 携帯型情報機器 2 機器本体 3 入力表示部 4 蓋体 6 2軸ヒンジ 7a 開口部 11 光通信部 17 位置規制用の突起
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも表示部を有する機器本体に前
記表示部を覆う蓋体がヒンジ部により回動自在に取り付
けられた携帯型情報機器において、 前記ヒンジ部が位置する前記機器本体の側面に光通信部
を設け、前記ヒンジ部に他の機器本体に対する前記光通
信部の位置合わせをするための位置規制部を設けたこと
を特徴とする携帯型情報機器。 - 【請求項2】 前記ヒンジ部は、前記光通信部に対応す
る個所に開口部が設けられた2軸ヒンジであることを特
徴とする請求項1記載の携帯型情報機器。 - 【請求項3】 前記位置規制部は、前記光通信部が設け
られた前記機器本体の側面に対面する前記ヒンジ部の内
面に設けられていることを特徴とする請求項1または2
記載の携帯型情報機器。 - 【請求項4】 前記位置規制部は、突起であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯型情報機
器。 - 【請求項5】 前記位置規制部は、突起と凹部の組合せ
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の携帯型情報機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138949A JPH08314832A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 携帯型情報機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138949A JPH08314832A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 携帯型情報機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08314832A true JPH08314832A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15233929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7138949A Pending JPH08314832A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 携帯型情報機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08314832A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002023899A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-25 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光通信可能な電子機器とそれに使用可能な光部品 |
JP2002157046A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Nec Yonezawa Ltd | 可動部の信号伝達機構 |
JP2007088939A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Fujitsu Ltd | 携帯端末装置 |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP7138949A patent/JPH08314832A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002023899A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-25 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光通信可能な電子機器とそれに使用可能な光部品 |
JP2002157046A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Nec Yonezawa Ltd | 可動部の信号伝達機構 |
JP2007088939A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Fujitsu Ltd | 携帯端末装置 |
JP4567563B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2010-10-20 | 富士通株式会社 | 携帯端末装置、ヒンジ装置、筒状部材及び光通信システム |
US7899332B2 (en) | 2005-09-22 | 2011-03-01 | Fujitsu Limited | Mobile terminal apparatus |
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