JPH08314488A - 情報配信システムおよび情報配信方法並びに情報再生方法 - Google Patents

情報配信システムおよび情報配信方法並びに情報再生方法

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JPH08314488A
JPH08314488A JP7138702A JP13870295A JPH08314488A JP H08314488 A JPH08314488 A JP H08314488A JP 7138702 A JP7138702 A JP 7138702A JP 13870295 A JP13870295 A JP 13870295A JP H08314488 A JPH08314488 A JP H08314488A
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JP
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JP7138702A
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English (en)
Inventor
Nobuhide Yamazaki
信英 山崎
Akinori Sakai
昭徳 酒井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08314488A publication Critical patent/JPH08314488A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刻々と変化する最新の情報を所定箇所に設置
されているアダプタ装置に配信可能であって、このアダ
プタ装置に携帯端末装置を接続することで、配信された
情報を携帯端末装置に迅速に取り込むことができ、携帯
端末装置において、取り込んだ情報を音声にて再生する
ことが可能である。 【構成】 ホスト装置101は、配信情報のコードデー
タを発音情報に変換する言語処理部114と、言語処理
部114により変換された発音情報が蓄積される発音情
報ファイル105と、発音情報ファイル105に蓄積さ
れた発音情報を通信手段102を用いてアダプタ装置に
配信する通信処理部107とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞や雑誌等の配信情
報を、情報提供元から可搬性規則音声合成装置のユーザ
ーに提供するための情報配信システムおよび情報配信方
法並びに情報再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可搬性の音声合成装置として、特
開平5−289689号公報の「可搬性規則音声合成装
置」や、特開平5−173586号公報の「音声合成装
置」に示されているような、携帯用の音声合成装置が知
られている。
【0003】ここで、特開平5−289689号公報の
「可搬性規則音声合成装置」は、文字提供手段から提供
された文字情報をICカード等の可搬性の記憶手段に記
憶させるとともに、当該文字情報を構成する単語を規則
音声合成する際に要する発音情報の規則合成データから
なるユーザー辞書データをも、上記可搬性の記憶手段に
記憶させた後、当該可搬性の記憶手段を可搬性規則音声
合成装置に装着して、当該記憶手段に記憶された上記ユ
ーザー辞書データに基づいて上記文字情報の規則音声合
成を行なうようになっている。
【0004】また、特開平5−173586号公報の
「音声合成装置」は、音声合成用言語処理部(主装置)
と、それに対して接続,切り離しの容易な携帯装置とを
有し、当初、携帯装置を音声合成用言語処理部(主装置)
に接続しておき、音声合成処理を言語処理部(主装置)で
ある程度行ない、その中間結果(音声合成処理の途中段
階の情報)を、携帯装置の入力部を介して携帯装置の入
力情報格納部に格納し、その後、携帯装置を主装置から
切り離してこれを携帯し、携帯装置の入力情報格納部に
格納されている中間結果に基づいて音声合成を行なうよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−289689号公報の可搬性規則音声合成装置
では、文字提供手段から提供された文字情報等は、IC
カード等の可搬性の記憶手段を媒体として可搬性音声合
成装置に転送されるので、音声合成装置への情報の伝達
には相当の時間および手間がかかり、刻々と変化する最
新の情報を迅速に取り込み、音声で再生することが難か
しいという問題点があった。また、多数の者に同一情報
を提供するためには、情報提供者が上記ICカード等を
大量にコピーをする必要があり、その操作等が煩雑とな
るなどの問題点があった。
【0006】また、特開平5−173586号公報によ
れば、音声合成処理の一部を主装置で行ない、残りの処
理を携帯装置が行なう構成をとっているため、音声合成
を行なう情報を携帯装置に格納するためには、携帯装置
を主装置に直接接続しなければならず、主装置がなけれ
ば、情報の入力や更新ができない。従って、携帯装置が
音声合成をすることができる情報は主装置内の情報に限
定され、さらには、携帯装置の携帯者が、任意所望の場
所で、情報の入力や更新をすることは難かしいという問
題点があった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、刻々と変化する最新の情報を所定箇所に設置されて
いるアダプタ装置に配信可能であって、このアダプタ装
置に携帯端末装置を接続することで、配信された情報を
携帯端末装置に迅速に取り込むことができ、携帯端末装
置において、取り込んだ情報を音声にて再生することの
可能な情報配信システムおよび情報配信方法並びに情報
再生方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1,請求項3,請求項4,請求項
11記載の発明では、配信情報のコードデータを発音情
報に変換するコードデータ変換手段と、コードデータ変
換手段により変換された発音情報を蓄積する発音情報蓄
積手段と、発音情報蓄積手段により蓄積された発音情報
を配信する発音情報配信手段とを具備するホスト装置
と、ホスト装置と接続され、該ホスト装置の発音情報配
信手段からの発音情報を送信する通信手段と、通信手段
と接続され、ホスト装置からの発音情報を通信手段を介
して受信する受信手段と、該受信手段より受信した発音
情報を記憶する発音情報記憶手段と、該発音情報記憶手
段に記憶されている発音情報を出力する出力手段とを具
備するアダプタ装置とを有している。これにより、刻々
と変化する最新の情報を所定箇所に設置されているアダ
プタ装置に発音情報の形で配信可能であって、このアダ
プタ装置に携帯端末装置を接続することで、配信された
発音情報を携帯端末装置に迅速に取り込むことができ、
携帯端末装置において、取り込んだ発音情報を音声にて
再生することができる。
【0009】また、請求項1,請求項2,請求項4,請
求項11記載の発明では、配信情報のコードデータを発
音情報に変換するコードデータ変換手段と、コードデー
タ変換手段により変換された発音情報を蓄積する発音情
報蓄積手段と、発音情報蓄積手段により蓄積された発音
情報を配信する発音情報配信手段とを具備するホスト装
置と、ホスト装置と接続され、該ホスト装置の発音情報
配信手段からの発音情報を放送する放送手段と、放送手
段から放送された発音情報を受信する受信手段と、該受
信手段により受信した発音情報を記憶する発音情報記憶
手段と、該受信手段より受信した発音情報を記憶する発
音情報記憶手段と、該発音情報記憶手段に記憶されてい
る発音情報を出力する出力手段とを具備するアダプタ装
置とを有している。これにより、刻々と変化する最新の
情報を所定箇所に設置されているアダプタ装置に発音情
報の形で配信可能であって、このアダプタ装置に携帯端
末装置を接続することで、配信された発音情報を携帯端
末装置に迅速に取り込むことができ、携帯端末装置にお
いて、取り込んだ発音情報を音声にて再生することがで
きる。
【0010】また、請求項5記載の発明では、ホスト装
置は、さらに、時刻を計時する計時手段と、所望の時刻
データが設定される時刻データ記憶手段とを有してお
り、接続制御手段は、計時手段を監視し、計時手段によ
り計時された時刻と時刻データ記憶手段に記憶されてい
る時刻データとを比較して、アダプタ装置への接続制御
を行なうようになっている。これにより、予め定まった
時刻に、アダプタ装置に対して通信の接続を行なうこと
ができて、アダプタ装置に、最新の情報を発音情報の形
で、決められた時刻に定期的に取り込むことができる。
【0011】また、請求項6記載の発明では、アダプタ
装置は、通信手段または放送手段を介してホスト装置に
接続するのに必要な接続制御データを記憶する接続制御
データ記憶手段と、該接続制御データ記憶手段に記憶さ
れた接続制御データに基づいて、ホスト装置との接続制
御を行なう接続制御手段とをさらに有している。これに
より、アダプタ装置側からホスト装置をアクセスするこ
とができる。
【0012】また、請求項7記載の発明によれば、アダ
プタ装置は、時刻を計時する計時手段をさらに有してお
り、接続制御データ記憶手段には、所望の時刻データを
設定可能であって、接続制御データ記憶手段に所望の時
刻データが設定されているとき、接続制御手段は、計時
手段により計時された時刻と、接続制御データ記憶手段
に記憶されている時刻データとを比較して、ホスト装置
への接続制御を行なうようになっている。これにより、
予め定めた時刻にホスト装置を自動発呼し、ホスト装置
から配信情報,すなわち発音情報を取り込むことができ
る。
【0013】また、請求項8記載の発明によれば、アダ
プタ装置は、所望の発音情報を要求するためのデータを
入力するデータ入力手段をさらに具備しており、出力手
段は、該データ入力手段からのデータに基づいて、発音
情報記憶手段から該当する発音情報を読み出して出力す
る。これにより、端末装置のユーザーは、アダプタ装置
から所望の情報を選択して入手することができる。
【0014】また、請求項9記載の発明によれば、アダ
プタ装置は、出力手段より出力した発音情報の出力状況
を記憶する出力状況記憶手段をさらに有している。これ
により、課金管理や利用者管理を容易に行なうことがで
きる。
【0015】また、請求項10記載の発明によれば、ア
ダプタ装置は、出力状況記憶手段に記憶した出力情報を
ホスト装置に送信する出力状況送信制御手段をさらに有
している。これにより、アダプタ装置からホスト装置に
出力状況に関するデータが送られるとき、ホスト装置で
は、受領した出力状況に関するデータを加工し、データ
ベースを構築することができ、ホスト装置においては、
このデータベースに基づき、配信情報の利用状況の統計
データ等を容易に作成することができる。
【0016】また、請求項12記載の発明によれば、所
定箇所に設置されているアダプタ装置に可搬性規則音声
合成装置を接続し、アダプタ装置から出力される発音情
報を可搬性規則音声合成装置に取り込み、可搬性規則音
声合成装置に取り込んだ発音情報を音声にて再生する。
これにより、端末装置のユーザーは、取り込んだ発音情
報を即座に音声にて再生出力することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る情報配信システムの第1の実
施例の構成図である。図1を参照すると、この情報配信
システムは、各種の情報を提供する情報提供元のホスト
装置101と、ホスト装置101から提供される各種の
情報を送信する通信手段102と、通信手段102に接
続され、ホスト装置101から提供される各種の情報を
通信手段102を介して受信し蓄積するアダプタ装置1
04とを有している。
【0018】ここで、通信手段102としては、例え
ば、公衆電話回線網,ISDN回線網,VAN,LAN
等の通信回線を用いることができ、また、この通信回線
102は1回線に限らず、複数回線を有していてもよ
い。さらに、本発明においては、後述のように、この通
信回線102には、ユーザーの所持する端末装置103
が直接接続されるものではないので、この通信回線10
2の通信速度は比較的遅いものであっても、実用上は差
程問題とならない。また、この通信回線102は専用回
線であってもよい。
【0019】また、ホスト装置101は、言語処理部1
14と、発音情報ファイル105と、ホスト制御部10
6と、通信処理部107とを有している。
【0020】上記言語処理部114は、配信情報のコー
ドデータ、例えば新聞や雑誌等の文字情報(文書情報)の
コードデータを言語解析,例えば日本語解析して、発音
情報に変換する機能を備えており、所望の配信情報に対
してテキスト音声合成用の言語解析処理を行ない、これ
を発音情報(発音コードデータ)の形に変換するようにな
っている。
【0021】具体的に、言語処理部114は、例えば図
2に示すような文字情報のコードデータが与えられると
き、これを例えば図3に示すような発音情報(発音コー
ドデータ)に自動変換するようになっている。
【0022】また、ホスト制御部106は、例えばCP
Uによって実現され、ホスト装置の各部の制御を行なう
とともに、言語処理部114から送られた発音情報に対
して、必要に応じて加工,編集等を行ない、発音情報フ
ァイル105に格納する機能を有している。
【0023】図4には、言語処理部114から例えば図
3のような発音情報が送られるとき、これに編集,加工
を施した発音情報の一例が示されている。この例では、
発音情報は、制御コード302と発音記号列301とか
らなっている。ここで、発音記号列301は、音声およ
び効果音を、読み(「ア」,「イ」,「ウ」など)、アクセント
(「’」)、アクセント句の区切り(「|」や「;」など)、ポー
ズ(「,」や「,,」など)、その他のコード(例えば「^」)で
表現したものであり、後述の可搬性規則音声合成装置1
03において音声に変換可能なコード列となっている。
一方、制御コード302は、発音記号列の開始・終了な
どデータの構成および読み上げの制御を行なうためのコ
ードである。この例からわかるように、ホスト制御部1
06は、図3のような発音情報に対して、制御コードを
追加したり、図3に下線で示した部分のアクセントの区
切りやアクセントの位置,ポーズの長さの変更などを行
なって、図4に示すような形に、発音情報を加工,編集
することができる。なお、このような加工,編集は、手
作業によって行なうこともできる。
【0024】また、通信処理部107は、例えば、通信
手段102が公衆電話回線である場合には、モデムおよ
び回線制御ユニット(以下NCUという)によって構成さ
れ、発音情報(発音コードデータ)の送信制御等を行なう
ようになっている。
【0025】また、アダプタ装置104は、不特定多数
の場所,例えば駅の売店や改札口等の公共施設のいたる
所に設置することができ、アダプタ装置104には、後
述のように、可搬性規則音声合成装置すなわち端末装置
103が着脱自在に接続されるようになっている。
【0026】図5はアダプタ装置104の構成例を示す
図であり、また、図6はアダプタ装置104の一例を示
すブロック図である。先ず、図5を参照すると、アダプ
タ装置104は、モジュラー受け部441と、端末装置
103が接続される接続部442と、コイン投入口44
3とを備えている。
【0027】また、図6を参照すると、アダプタ装置1
04は、通信制御部401と、メモリ書込部402と、
メモリ403と、メモリ読出部404と、出力制御部4
05と、接続検知部406とを有している。
【0028】ここで、アダプタ装置104の通信制御部
401は、ホスト装置101の通信処理部107からの
発音情報(発音コードデータ)を通信手段102を介して
受信する機能を有し、例えば、通信手段102として公
衆電話回線が使用される場合には、通信制御部401に
はモデム等が使用される。また、この通信制御部401
は、通常の状態では、端末装置のモードを「データ出力
モード」に設定しており、ホスト装置101との間での
通信が確立されたことを検知したときには、装置のモー
ドを「データ受信モード」に切替えるようになってい
る。
【0029】また、アダプタ装置104のメモリ書込部
402は、通信制御部401により受信した発音情報
(発音コードデータ)を、メモリ403の所定のアドレス
に書き込むようになっている。また、メモリ403は、
発音コードデータを記憶するための書き換え可能なメモ
リであり、例えば半導体メモリ等を用いることができ
る。また、大量の情報を記憶するためには、大容量の書
き換え可能な光ディスク等の記憶装置を用いることもで
きる。また、メモリ読出部404は、所望のアドレスを
指定し、メモリ403から発音コードデータを読出し、
出力制御部405へ送出するようになっている。また、
出力制御部405は、アダプタ装置104に端末装置1
03が接続されるときに、メモリ読出部404によって
読出された発音コードデータを端末装置103に出力す
るようになっている。
【0030】図7はアダプタ装置104の一例を示す図
であり、図7の例では、通信手段102に公衆電話機が
用いられるとし、アダプタ装置104が公衆電話機に物
理的に接続されている状態が示されている。ここで、公
衆電話機には、送受話機(ハンドセット)291と、コイ
ン投入口292と、カード挿入口293と、ディスプレ
イ294と、ダイヤル部295と、モジュラー受け部2
96,297と、切替スイッチ298とが設けられてい
る。
【0031】この場合、公衆電話機とアダプタ装置10
4とは、例えば、接続コード455の一端456aを公
衆電話機のモジュラー受け部,例えば297に装着し、
接続コード455の他端456bをアダプタ装置104
のモジュラー受け部441に装着することによって、物
理的に接続することができる。換言すれば、この例で
は、アダプタ装置104は電話機の近くの任意の場所に
設置でき、また、容易に移動することができる。
【0032】また、アダプタ装置104が上記のように
例えば公衆電話機に物理的に接続されている場合、アダ
プタ装置104の管理者は、公衆電話機のダイヤル部2
95を操作してホスト装置101を呼び出し、公衆電話
機の切替スイッチ298を操作することで(切替えるこ
とで)、ホスト装置101とアダプタ装置104との間
で、データ通信回線を確立することができる。あるい
は、後述のようにアダプタ装置104内にホスト装置1
01を自動発呼する機構が設けられている場合には、公
衆電話機の切替スイッチ298を操作するだけで(切替
えることで)、アダプタ装置104からホスト装置10
1を発呼することができ、ホスト装置101とアダプタ
装置104との間で、データ通信回線を確立することが
できる。なお、上記いずれの場合においても、データ通
信回線の確立には、例えば、CCITTのVシリーズ勧
告で規格化されているような各種のデータ回線接続のた
めのプロトコルを使用できる。
【0033】また、可搬性規則音声合成装置である端末
装置103は、これをアダプタ装置104に接続するこ
とで、ホスト装置101から提供される各種の情報をア
ダプタ装置104から取り込み、その情報を音声により
再生出力することが可能に構成されている。
【0034】また、端末装置103は、アダプタ装置1
04と切り離しが可能であるので、端末装置103は、
アダプタ装置104から情報を取り込んだ後、これをア
ダプタ装置104から切離し、単体で携帯することがで
きて、携帯した状態で、情報を音声により再生出力する
ことが可能に構成されている。
【0035】図8は端末装置103の構成例を示す図で
あり、また、図9は端末装置103の一例を示すブロッ
ク図である。先ず、図8を参照すると、端末装置103
は、モジュラー受け部241と、音声を出力するための
出力端子209と、電源スイッチ252,再生ボタン2
53,停止ボタン254,巻き戻しボタン255,合成
音の音量を制御するボリュームスイッチ256,音声合
成装置の会話速度の制御スイッチ257等の操作スイッ
チ,ボタンとを備えている。
【0036】また、図9を参照すると、端末装置103
は、入力受付部281と、メモリ書込部202と、メモ
リ203と、メモリ読出部204と、規則音声合成処理
部206と、音声データファイル205と、操作情報入
力部207と、音声出力部208とを有している。
【0037】ここで、操作情報入力部207は、例え
ば、操作者が電源スイッチ252を操作したときに、端
末装置103の電源のオン/オフを制御したり、また、
再生ボタン253や停止ボタン254を操作したときに
合成音の出力の開始,中断を設定制御する機能を有して
いる。なお、操作情報入力部207として、これに、電
源スイッチ252,再生ボタン253,停止ボタン25
4,巻き戻しボタン255,ボリュームスイッチ25
6,制御スイッチ257等の各種操作スイッチ,ボタン
を含ませることもできる。
【0038】また、端末装置103には、モジュラー受
け部241が設けられていることから、例えば図5に示
すように、このモジュラー受け部241に接続コード2
70の一端のモジュラージャック271aを差し込み、
また、図5のアダプタ装置104の接続部442がモジ
ュラー受け部となっているときには、この接続コード2
70の他端のモジュラージャック271bをアダプタ装
置104のモジュラー受け部442に差し込むことで、
端末装置103をアダプタ装置104に着脱可能に(切
り離し可能に)接続することができる。すなわち、端末
装置103を接続コード270を介してアダプタ装置1
04に物理的に接続することができて、アダプタ装置1
04から情報を取り込むことが可能となる。
【0039】また、端末装置103の入力受付部281
は、端末装置103が上記のようにアダプタ装置104
に接続されるときにアダプタ装置104から出力される
発音情報の入力受付けを行なうようになっている。ま
た、この入力受付部281は、通常の状態では、端末装
置のモードを「データ再生モード」に設定しており、ア
ダプタ装置104に接続されたことを検知したときに
は、端末装置のモードを「データ入力モード」に切替え
るようになっている。
【0040】また、端末装置103のメモリ書込部20
2は、入力受付部281により受信した発音情報(発音
コードデータ)を、メモリ203の所定のアドレスに書
き込むようになっている。また、メモリ203は、発音
情報を記憶するための書き換え可能なメモリであり、例
えば半導体メモリ等を用いることができる。また、メモ
リ読出部204は、所望のアドレスを指定し、メモリ2
03から発音情報を読出し、規則音声合成処理部206
へ送出するようになっている。また、音声データファイ
ル205には、規則音声合成に必要なデータが蓄積され
ており、これには例えば、ROMや書き換え可能なメモ
リ(例えばRAM)等が用いられる。また、規則音声合成
処理部206は、メモリ読出部204からの発音情報に
対して、音声データファイル205に格納されているデ
ータを用いて、連続的な音声波形の生成を行ない、出力
するようになっている。
【0041】また、音声出力部208は、規則音声合成
処理部206によって合成された音声を出力するように
なっており、例えば、スピーカー等が用いられる。ま
た、この端末装置103は、音声を出力するための手段
として出力端子209をも有していることから、この出
力端子209にヘッドホンやイヤホン等の外部出力装置
210を接続し、ヘッドホン等の外部出力装置210か
ら音声を出力することもできる。
【0042】次に、このような構成の情報配信システム
の動作について説明する。図10は、ホスト装置101
が配信する情報を作成する手順を示すフローチャートで
ある。図10を参照すると、ホスト装置101の言語処
理部114は、配信情報とすべきコードデータを発音情
報へ変換する(ステップS401)。次に、上記ステップ
S401において変換した発音情報に対し加工や編集等
が必要であるか否かを調べ(ステップS402)、加工や
編集等が必要であれば、ホスト制御部106は、その発
音情報の必要部分に対し加工や編集等を行なう(ステッ
プS403)。その後、加工や編集等を行なった発音情
報を発音情報ファイル105に蓄積する(ステップS4
04)。次に、通信処理部107からの通信要求がある
まで待機し(ステップS405)、要求があった場合に
は、要求があったファイル情報を通信処理部107によ
り、通信手段102に送信する(ステップS406)。
【0043】また、図11は、アダプタ装置104が通
信手段102を介して情報発信元であるホスト装置10
1にアクセスし、ホスト装置101からの情報を受信す
る手順を示す図である。ホスト装置101にアクセスす
る場合、アダプタ装置104の管理者は、先ず、回線接
続を行なう(501)。すなわち、アダプタ装置104が
たとえば公衆電話機に接続されている場合、管理者は、
前述のようにして、例えば、公衆電話機のダイヤル部2
95を用いてホスト装置101の電話番号にダイヤルし
ホスト装置101を発呼し、次いで、公衆電話機の切替
スイッチ298を操作することによって通信回線をアダ
プタ装置104側に切り替える。しかる後、ホスト装置
101の通信処理部107とアダプタ装置104の通信
制御部401とによって、これらの間にデータ通信回線
を確立する。
【0044】このようにして、データ通信回線が確立さ
れたことをアダプタ装置104側の通信制御部401が
検知すると、通信制御部401は、アダプタ装置104
のモードを、「データ出力モード」から「データ受信モ
ード」に切替え、ホスト装置101に「データ要求コー
ド」を送る(502)。
【0045】ホスト装置101側では、その通信処理部
107が「データ要求コード」を受信すると、ホスト制
御部106は、発音情報ファイル105に蓄えられてい
る発音情報(発音コードデータ)を読み出してこれを通信
処理部107に与え、通信処理部107は、読み出され
た発音情報(発音コードデータ)をアダプタ装置104側
に転送する(503)。アダプタ装置104側では、ホス
ト装置101から送られてくる発音情報(発音コードデ
ータ)を通信制御部401で受信すると、これをメモリ
書込部402によってメモリ403に逐次蓄積する。ホ
スト装置101側では、一連の発音情報(発音コードデ
ータ)を送出後、「データ終端コード」を送出する(50
4)。アダプタ装置104側では「データ終端コード」
の受信によって、ホスト装置101側に「受信完了コー
ド」を送出し(505)、その後通信回線を切断し(50
6)、アダプタ装置104のモードを「データ出力モー
ド」に戻す。ホスト装置101側では「受信完了コー
ド」を受信すると、通信回線を切断する。
【0046】この段階で、アダプタ装置104のメモリ
403には、ホスト装置101から配信された発音情報
(発音コードデータ)が全て蓄えられる。
【0047】また、図12は、端末装置103がアダプ
タ装置104から情報を入力する手順を示すフローチャ
ートである。図12を参照すると、アダプタ装置104
側では、端末装置103がアダプタ装置104の接続部
442に接続されたか否かを、接続検知部406が検知
する(ステップS701)。この結果、端末装置103が
接続されたことを検知すると、その検知信号をメモリ読
出部404に与える。これにより、メモリ読出部404
では、メモリ403から、発音コードデータを読み出す
(ステップS702)。そして、ステップS702で読み
出されたデータを出力制御部406から出力する(ステ
ップS703)。次に、データの出力が完了したか否か
を判断する(ステップS704)。上記ステップS704
において、出力が完了していなければ、S702へ戻
り、出力が完了するまで、上記の処理を繰り返す。一
方、上記ステップS704において、出力が完了した場
合は、ステップS701へリターンし、再び、待機状態
となる。
【0048】この段階で、端末装置103のメモリ20
3には、アダプタ装置104から出力された発音情報
(発音コードデータ)が全て蓄えられたので、端末装置1
03のユーザーは、例えば、接続コード270をアダプ
タ装置104から取り外し、端末装置103をアダプタ
装置104から切り離して自由に持ち歩くことができ、
持ち歩きながら、簡単な操作で、端末装置103から音
声を再生することができる。
【0049】図13は端末装置103のメモリ203に
蓄積された発音情報を音声として再生するときの手順を
示すフローチャートである。なお、図13のフローチャ
ートでは、すでに、メモリ203にはアダプタ装置10
4からの発音情報が取り込まれているものとする。
【0050】図13を参照すると、音声の再生を行ない
たいとき、端末装置103の操作者は、例えばメモリ2
03の読み出し位置を発音情報の先頭にセットし(ステ
ップS601)、次いで、再生ボタン253を押す。操
作情報入力部207は、再生ボタン253が押されたか
否かを調べ(ステップS602)、再生ボタン253が押
されなければ、押されるまで待機し、再生ボタン253
が押された場合は、メモリ読出部204を起動する。こ
れにより、メモリ読出部204は、メモリ203からの
発音情報(発音コードデータ)の取り出しを開始する(ス
テップS603)。そして、取り出した発音情報(発音コ
ードデータ)が例えば最後の発音情報(発音コードデー
タ)に該当するか否かを判断する(ステップS604)。
なお、最後の発音情報(発音コードデータ)に該当するか
否かは、例えば、発音情報(発音コードデータ)の内容が
発音記号の終了を示す制御情報等であるか否かにより判
断することができる。
【0051】上記ステップS604において、最後の発
音情報(発音コードデータ)に該当する場合は、ステップ
S601に戻る。一方、上記ステップS604におい
て、最後の発音情報(発音コードデータ)に該当しない場
合は、メモリ203の所定の読み出し位置から発音情報
の読み出しを順次に行ない、これを規則音声合成処理部
206に与える。
【0052】これにより、規則音声合成処理部206で
は、メモリ読出部204からの発音情報に基づいて音声
波形を合成し、音声の出力を行なう(ステップS60
5)。このとき、操作者により停止ボタン254が押さ
れると(ステップS606)、操作情報入力部207は、
規則音声合成処理部206に停止信号を与える。これに
より、規則音声合成処理部206は直ちに音声出力を中
断し(ステップS607)、ステップS601に戻り、読
み出し位置を発音情報(発音コードデータ)の先頭(メモ
リ203の先頭)に移動し、再び待機状態になる。一
方、ステップS606において、停止ボタン254が押
されなければ、読み出し位置を順次、先に進める(ステ
ップS608)。この一連の処理が繰返されることによ
り、発音情報(発音コードデータ)の内容が発音記号の終
了を示す制御情報となるまで、端末装置103からは発
音情報(発音コードデータ)に対応した音声が再生出力さ
れる。
【0053】このように、第1の実施例によれば、アダ
プタ装置104には、刻々と変化する最新の情報がホス
ト装置101から発音情報の形で迅速に取り込まれ、端
末装置103のユーザーは、端末装置103を不特定多
数の場所に設置されているアダプタ装置104のいずれ
かに接続することで、アダプタ装置104から最新情報
を発音情報(発音コードデータ)の形で迅速に取り込むこ
とができる。
【0054】具体的に、ホスト装置101から通信回線
を用いて配信情報を音声波形の形で送信し、これをアダ
プタ装置104で受信するときには、配信情報の情報量
は16kbps程度となり、その送受信に約2時間程度
の時間を要するが、第1の実施例のように、ホスト装置
101から配信情報を通信回線を用いて発音情報(発音
コードデータ)の形で送信するときには、配信情報の情
報量は、100bps程度の非常に少ないものとなり
(音声波形の形で送信する場合に比べて、1/160程
度にすることができ)、その送受信に要する時間も、数
10秒程度の非常に短い時間で済む。
【0055】すなわち、ホスト装置101から配信情報
を通信手段102を用いて配信し、かつ、配信情報を発
音情報(発音コードデータ)の形で配信することによっ
て、アダプタ装置104では、配信情報を迅速に取り込
むことができる。
【0056】また、アダプタ装置104から端末装置1
03への情報の転送も、発音情報の形でなされるので、
この転送に要する時間は、数秒程度で済み、従って、端
末装置103は、配信情報を発音情報の形で迅速に取り
込むことができる。また、端末装置103では、これを
アダプタ装置104と切り離した後、端末装置103単
体で、これに取り込んだ発音情報(発音コードデータ)に
基づいて直接音声合成し、音声で再生出力することがで
きる。これによって、端末装置103のユーザーは、歩
きながら、または、満員電車のなかででも容易に、再生
された音声を聞くことができ、情報の収集をすることが
可能となる。
【0057】さらに、端末装置103のメモリ203に
取り込まれた発音情報(発音コードデータ)は、上書きさ
れたり、メモリ203の内容が消されない限り、何回で
も再生可能に保持されているので、端末装置103のユ
ーザーは、停止ボタン254,巻き戻しボタン255,
再生ボタン253などの操作によって、ホスト装置10
1から取り込んだ情報を何回でも聞くことができる。ま
た、この端末装置103にタイトルだけを聞きながら再
生可能な機能が備わっているときには、タイトルだけを
聞きながら、所望の情報のみを再生して聞くことができ
る。
【0058】図14は、本発明に係る情報配信システム
の第2の実施例の構成図である。図14を参照すると、
この情報配信システムでは、図1のシステムの通信手段
102のかわりに、放送部(例えば放送局アンテナ)70
1が用いられている。
【0059】ここで、放送部701としては、ラジオ放
送,テレビ放送等の電波を利用するもののほか、人工衛
星を用いる衛星放送や,ケーブルテレビ,有線放送等を
用いることができる。
【0060】また、このような放送部701を用いるこ
とにより、この第2の実施例では、ホスト装置101内
に、通信処理部107にかわって、放送部701へ配信
情報等のデータを出力する配信処理部702が設けられ
ている。この場合、放送部701は、ホスト装置101
内の配信処理部702と接続され、配信処理部702か
ら送られるデータを受信し、各アダプタ装置104へ放
送を行なう機能を有している。
【0061】また、これに対応させて、第2の実施例で
は、アダプタ装置104は、図15に示すような構成の
ものとなっている。図15を参照すると、第2の実施例
のアダプタ装置104では、図6のアダプタ装置104
の通信制御部401にかわって、放送部701により放
送された電波等のデータを受信するための放送受信制御
部1001が設けられている。この放送受信制御部10
01には、例えば、ラジオやテレビ等のチューナー等を
用いることができ、放送受信制御部1001は、受信し
たデータを、メモリ書込部402へ出力するようになっ
ている。
【0062】例えば、アダプタ装置104の放送受信制
御部1001は、放送部701からの放送信号を以下の
手順により受信することができる。すなわち、放送受信
制御部1001は、例えばタイマによって、予め登録さ
れた所定時刻になると、放送部701からの放送信号の
受信のための電源をオンにし、オンの状態で、該放送の
受信を行ない、しかる後、所定時間経過したとき、この
電源をオフにすることで、所定時間にわたる取り込みを
行なうことができる。また、タイマを用いる代わりに、
アダプタ装置104の放送受信用電源(図示せず)をオ
ン,オフするための信号を放送部701から放送される
放送に付加するとともに、アダプタ装置104に、これ
らの信号を検知するための手段を設けることも可能であ
る。この場合、アダプタ装置104においては、放送受
信用電源は、通常はオフの状態で待機しているが、放送
に含まれるオンの信号を検知すると、放送受信用電源は
オン状態となり、放送部701からの放送信号を受信
し、放送信号を受信した後、その放送受信用電源をオフ
状態にするための信号を検知すると、放送受信制御部1
001の放送受信用電源をオフにする。これにより、放
送受信用電源がオンの期間にわたって取り込みを行なう
ことができる。
【0063】放送信号を受信した以降は、第1の実施例
と同様の処理がなされる。
【0064】このように、この第2の実施例では、アダ
プタ装置104は、ホスト装置101からの情報を発音
情報(発音コードデータ)の形で無線放送,衛星放送ある
いは有線放送により取り込むことができる。
【0065】また、ホスト装置とアダプタ装置とのデー
タの転送は放送手段を用いるので、特別な回線を設置し
なくて良く、既存の放送手段を用いれば、アダプタ装置
の設置を極めて容易に行なうことができる。
【0066】図16は図1に示した情報配信システムの
ホスト装置101の変形例を示す図である。図16を参
照すると、このホスト装置101には、アダプタ装置1
04へ接続する際に必要なデータを記憶する接続制御デ
ータ記憶部901と、接続制御データ記憶部901に記
憶されているデータに基づいてアダプタ装置104との
間での通信手段102を介しての回線の接続制御を行な
う通信接続制御部902とがさらに設けられている。こ
こで、接続制御データ記憶部901については、これを
ROMで構成することもできるし、書き換え可能なメモ
リ(例えばRAM)で構成することもでき、書き換え可能
なメモリで構成する場合には、これに格納される内容を
必要に応じて変更することもできる。また、接続制御デ
ータ記憶部901には、具体的に、アダプタ装置104
の電話番号等の、アダプタ装置104ごとのパーソナル
データ等を記憶することができ、また、回線接続に関す
る費用の課金情報も、パーソナルデータ等に関連付けて
記憶することができる。
【0067】図17は、図16のホスト装置101から
アダプタ装置104への通信接続に関する動作を説明す
るためのフローチャートである。図17を参照すると、
図16のホスト装置101では、通信接続制御部902
は、例えば通信処理部107から接続要求があるか否か
を監視し(ステップS1001)、接続要求があった場合
には、通信接続制御部902は、接続制御データ記憶部
901から通信接続に必要なデータ,例えば、通信接続
したいアダプタ装置104の電話番号等のデータを抽出
する(ステップS1002)。次いで、通信接続制御部9
02は、上記抽出したデータに基づいて、通信処理部1
07に通信の接続制御を行なわせる(ステップS100
3)。例えば、通信手段102が公衆回線である場合に
は、抽出した電話番号等により相手先のアダプタ装置1
04に発呼させる。
【0068】このようにして、通信接続制御部902,
通信処理部107によって通信接続がなされた後、前述
した第1の実施例において説明したと同様に、通信処理
部107は、アダプタ装置104への発音情報(発音コ
ードデータ)の送出を行なう。この際、通信接続制御部
902は、通信処理部107において通信の接続が断さ
れた否かを監視し(ステップS1004)、通信の接続が
断された場合は、回線接続に要した費用に関する課金情
報を接続制御データ記憶部901に記憶する(ステップ
S1005)。
【0069】このように、ホスト装置101が図16の
ような構成となっている場合、ホスト装置101側から
アダプタ装置104側へ回線接続を行なうことができる
ので、アダプタ装置104の管理者は、ホスト装置10
1からの情報の供給を受けるために、その都度、自装置
104からホスト装置101へ通信のアクセスをする必
要はなく、ホスト装置101からの最新の情報をアダプ
タ装置104内に容易に取り込むことができる。
【0070】図18は、さらに図16のホスト装置の変
形例を示す図である。図18を参照すると、このホスト
装置101では、現在の時刻を計時するタイマ1101
が、通信接続制御部902に接続されており、通信接続
制御部902は、タイマ1101を常に監視するように
なっている。また、これと関連させて、接続制御データ
記憶部901には、さらに、通信接続時刻に関するデー
タも設定可能となっている。
【0071】図19は、図18のホスト装置からアダプ
タ装置への通信接続に関する動作を説明するためのフロ
ーチャートである。図19を参照すると、図18のホス
ト装置101では、接続制御データ記憶部901に予め
通信開始時刻を記憶しておくことができる。なお、この
際、通信開始時刻として複数の通信開始時刻を記憶(予
約)させることができる。そして、通信接続制御部90
2は、タイマ1101を常時監視し、接続制御データ記
憶部901に記憶されている時刻とタイマ1101の現
在の時刻とを比較し、現在の時刻と一致する時刻がある
か否かを判断する(ステップS1201)。この結果、現
在の時刻と一致する時刻があった場合には、通信接続制
御部902は接続制御データ記憶部901から、通信接
続に必要なデータ,例えば通信接続したいアダプタ装置
104の電話番号等を抽出する(ステップS1202)。
次いで、通信接続制御部902は、上記抽出したデータ
に基づいて、通信処理部107に通信の接続を行なわせ
る(ステップS1203)。例えば、通信手段102が公
衆回線である場合には、抽出した電話番号等により相手
先のアダプタ装置104に発呼する。
【0072】このようにして、通信接続制御部902,
通信処理部107によって通信接続がなされた後、前述
した第1の実施例において説明したと同様に、通信処理
部107は、アダプタ装置104への発音情報(発音コ
ードデータ)の送出を行なう。この際、通信接続制御部
902は、通信処理部107において通信の接続が断さ
れた否かを監視し(ステップS1204)、通信の接続が
断された場合は、回線接続に要した費用に関する課金情
報を接続制御データ記憶部901に記憶し(ステップS
1205)、ステップS1201へ戻る。
【0073】このように、ホスト装置101が図18の
ような構成となっている場合、タイマ1101を監視す
ることによって、予め定まった時刻に、アダプタ装置1
04に対して通信の接続を行なうことができるので、ア
ダプタ装置104では、最新の情報を発音情報(発音コ
ードデータ)の形で、決められた時刻に定期的に取り込
むことができる。
【0074】なお、図16,図18の例は、通信回線1
02を用いた第1の実施例に対応したものとなっている
が、図16,図18の構成を放送部701を用いた第2
の実施例2に対応するものにすることもできる。その場
合、接続制御データ記憶部901にはアダプタ装置10
4が受信できるチャンネルや周波数等の端末装置ごとの
パーソナルデータ等を記憶する。
【0075】図20は、図6に示した情報配信システム
のアダプタ装置104の変形例を示す図である。図20
を参照すると、このアダプタ装置104では、ホスト装
置101と接続する際に必要なデータを記憶する接続制
御データ記憶部1301と、接続制御データ記憶部13
01に記憶されているデータに基づいてホスト装置10
1との間での回線接続制御を行なう通信接続制御部13
02と、ホスト装置101への接続を要求する接続要求
部1303とがさらに設けられている。
【0076】ここで、接続要求部1303には、例え
ば、1個あるいは複数個のスイッチなどが用いられる。
【0077】接続制御データ記憶部1301について
は、これをROMで構成することもできるし、書き換え
可能なメモリ(例えばRAM)で構成することもでき、書
き換え可能なメモリで構成する場合には、これに格納さ
れる内容を必要に応じて変更することもできる。また、
接続制御データ記憶部1301については、これを図2
1に示すようなメモリ構成のものにすることができる。
図21の例では、接続制御データ記憶部1301には、
予め、アダプタ装置104の固有のIDコード140
1,情報配信元(ホスト装置101)の電話番号1402
などが格納されている。なお、上記IDコード1401
は、課金処理、その他のアダプタ装置ごとの個別情報の
処理に用いられる。
【0078】図22は、図20のアダプタ装置により情
報配信元であるホスト装置へ通信手段102を介して通
信のアクセスを行なう手順を示すフローチャートであ
る。図22を参照すると、アダプタ装置104の管理者
は、その接続要求部1303から接続要求を行なう(ス
テップS1501)。例えば、接続要求用のスイッチを
オンにする。これにより、通信接続制御部1302がこ
の接続要求を検知すると(ステップS1502)、通信接
続制御部1302は、接続制御データ記憶部1301に
記憶されているホスト装置101の電話番号情報140
2を自動的に読み出し、この番号情報に基づいて、トー
ン信号を発生し、ホスト装置101を発呼し、ホスト装
置101との回線接続を行なう(ステップS1503)。
【0079】このようにして、アダプタ装置104から
ホスト装置101をアクセスしてホスト装置101との
接続がなされると、アダプタ装置104の通信接続制御
部1302は、ホスト装置101側から端末IDコード
要求があったか否かを通信制御部401を介して判断し
(ステップS1504)、ホスト装置101側から端末I
Dコード信号要求があった場合は、その要求に応じて、
接続制御データ記憶部1301に記憶されているIDコ
ード1401を通信制御部401を介してホスト装置1
01へ送出する(ステップS1505)。
【0080】これにより、ホスト装置101側では、送
られたIDコード1401を確認した後に、配信情報を
発音情報(発音コードデータ)の形でアダプタ装置104
側へ送信することができる。アダプタ装置104の通信
制御部401では、ホスト装置101からの配信情報,
すなわち発音情報(発音コードデータ)を順次に受信し
(ステップS1506)、発音情報の受信が完了したか否
か判断し(ステップS1507)、受信が完了した場合
は、ステップS1501へ戻る。
【0081】このように、アダプタ装置104が図20
のような構成となっている場合には、アダプタ装置10
4の管理者は、ホスト装置101をアクセスしてホスト
装置101から発音情報(発音コードデータ)を得ようと
するとき、ホスト装置101の電話番号,自己のアダプ
タ装置固有のID番号等をその都度入力したりすること
なく、単に、接続要求用のスイッチをオンにするだけで
良く、この場合、ホスト装置101を自動発呼し、ホス
ト装置101から迅速に配信情報,すなわち発音情報
(発音コードデータ)を取り込むことができる。
【0082】しかも、この際、ホスト装置101をアク
セスするための自己のアダプタ装置固有のIDコードを
覚えておく必要がなく、また、ホスト装置101からの
要求があるときに、アダプタ装置104はIDコードを
ホスト装置101に自動送信するので、ホスト装置10
1では、このIDコードにより、課金情報等のパーソナ
ルデータを接続制御データ記憶部1301に自動的に蓄
積することができる。
【0083】図23は、さらに図20のアダプタ装置の
変形例を示す図である。図23を参照すると、このアダ
プタ装置104では、現在の時刻を計時するタイマ16
01がさらに設けられている。また、これと関連させ
て、接続制御データ記憶部1301には、図24に示す
ように、予め回線を接続する時刻1701,情報発信元
の電話番号1702,アダプタ装置固有のIDコード1
703,アダプタ装置の暗証番号1704等が格納され
ている。なお、接続制御データ記憶部1301について
は、これをROMで構成することもできるし、書き換え
可能なメモリ(例えばRAM)で構成することもでき、書
き換え可能なメモリで構成する場合には、これに格納さ
れる内容を必要に応じて変更することもできる。
【0084】図25は、図23のアダプタ装置により情
報発信元であるホスト装置へ通信のアクセスを行なう手
順を示すフローチャートである。図25を参照すると、
アダプタ装置104の管理者は、予め、アクセスしたい
時刻などを接続制御データ記憶部1301に設定してお
く。このような設定を行なった後、アダプタ装置104
の通信接続制御部1302は、タイマー1601により
計時される現在の時刻と接続制御データ記憶部1301
に記憶されている時刻1701とを比較し、現在の時刻
と一致する時刻があるか否かを判断する(ステップS1
801)。この結果、現在の時刻と一致する時刻があっ
た場合には、通信接続制御部1302は、接続制御デー
タ記憶部1301に記憶されているホスト装置101の
電話番号情報1702を読み出し、その番号情報に基づ
いて通信制御部401を介しホスト装置101を発呼
し、ホスト装置101との回線接続を行なう(ステップ
S1802)。
【0085】このようにして、アダプタ装置104から
のアクセスによって、ホスト装置101に接続される
と、アダプタ装置104の通信接続制御部1302は、
ホスト装置101から端末IDデータ要求があったか否
かを通信制御部401を介して判断し(ステップS18
03)、ホスト装置101側から端末IDコード要求が
あった場合は、その要求に応じて、接続制御データ記憶
部1301に記憶されているIDコード1703を通信
制御部401を介しホスト装置101へ送出する(ステ
ップS1804)。次いで、アダプタ装置104の通信
接続制御部1302は、ホスト装置101側においてI
Dコード1703が確認された後、ホスト装置101側
から暗証番号要求があったか否かを判断し(ステップS
1805)、暗証番号要求があった場合は、その要求に
応じて、接続制御データ記憶部1301に記憶されてい
る暗証番号1704をホスト装置101側へ送出する
(ステップS1806)。
【0086】これにより、ホスト装置101側では、送
られた暗証番号1704を確認した後に、配信情報を発
音情報(発音コードデータ)の形でアダプタ装置104側
へ送信することができる。アダプタ装置104の通信制
御部401では、ホスト装置101からの配信情報,す
なわち発音情報(発音コードデータ)を順次に受信し(ス
テップS1807)、発音情報の受信が完了したか否か
を判断し(ステップS1808)、受信が完了した場合
は、ステップS1801へ戻る。
【0087】このように、アダプタ装置104が図23
のようになっている場合には、アダプタ装置104の管
理者は、ホスト装置101をアクセスしてホスト装置1
01から発音情報(発音コードデータ)を得ようとすると
き、ホスト装置101の電話番号,IDコード,暗証番
号等をその都度入力したりすることなく、単に、タイマ
1601をセットするだけで良く、この場合、予め定め
た時刻にホスト装置101を自動発呼し、ホスト装置1
01から配信情報,すなわち発音情報(発音コードデー
タ)を取り込むことができる。
【0088】このように、駅の売店や改札口等に設置さ
れた図6,図20,図23のようなアダプタ装置104
内に、上述したようにして、ホスト装置101からの発
音情報が取り込まれているとき、端末装置103のユー
ザは、端末装置103をアダプタ装置104に接続する
ことで、アダプタ装置104から最新の情報を発音情報
の形で入手することができる。
【0089】なお、アダプタ装置104内には、一般
に、大量の情報が取り込まれ、端末装置103のユーザ
ーが所望する情報は、そのうちの一部であることが多い
ので、アダプタ装置104内の情報のうち必要とする種
類の情報のみを端末装置103側に取り込むことができ
るよう、例えば図6のアダプタ装置104を図26のよ
うに変形することができる。図26を参照すると、この
アダプタ装置104には、これに取り込まれている種々
の情報のうち、端末装置103のユーザーが所望する情
報の内容を選択するデータ入力部2101がさらに設け
られており、データ入力部2101には、複数の選択ボ
タン2102が接続されている。
【0090】アダプタ装置104が図26の構成のもの
となっている場合、端末装置103のユーザーは、端末
装置103をアダプタ装置104に接続した後、選択ボ
タン2102から所望の情報に対応したボタンを押下し
て、所望の情報を選択することができる。ここで、選択
情報としては、例えば、新聞情報であれば、「○○新
聞」「△△新聞」といった情報や、「経済ニュース」
「スポーツニュース」といったジャンル別の情報等が含
まれる。このようにして、所望の情報に対応するボタン
が押下されると、アダプタ装置104のデータ入力部2
101は、押下されたボタンに対応したデータを出力制
御部405に与える。これにより、出力制御部405で
は、このデータに対応した種類の情報,すなわち発音情
報をメモリ読出部404によってメモリ403から読み
出させて、端末装置103へ出力する。
【0091】このように、アダプタ装置104が図26
のように構成されている場合、端末装置103のユーザ
ーは、端末装置103をアダプタ装置104に接続し、
選択ボタンを押下するだけの簡単な操作で、アダプタ装
置104の中に蓄積されている大量の情報の中から、所
望の情報を容易に収集することができる。
【0092】また、図6のアダプタ装置を図27に示す
ようなものに変形することもできる。図27のアダプタ
装置104では、出力制御部405が端末装置103へ
出力した状況を記憶する出力状況記憶部2201がさら
に設けられている。
【0093】図28は、出力状況記憶部2201に記憶
されるデータの内容の一例を示す図であり、この出力状
況記憶部2201には、例えば、端末装置103へ出力
した情報2301、端末装置へ出力した日時2302、
出力した端末装置のID番号2303、課金情報230
4等を記憶することができる。
【0094】アダプタ装置104が図27に示すような
構成のものとなっている場合、アダプタ装置104の出
力制御部405が端末装置103へ情報を送出するとき
には、その出力状況を出力状況記憶部2201に記憶す
ることができる。なお、出力状況記憶部2201には、
出力状況を出力処理動作ごとに記憶させることができ
る。
【0095】このように、アダプタ装置104が図27
のように構成されている場合、出力状況記憶部2201
に、出力状況を記憶させることができるので、課金管理
や利用者管理を容易に行なうことができる。特に、出力
状況記憶部2201に、出力状況を出力処理動作ごとに
記憶させる場合には、端末装置のユーザーがこのアダプ
タ装置を使用する都度、そのときの出力状況が記憶さ
れ、例えばユーザーごとの課金管理等をより容易に行な
うことができる。
【0096】さらに、図27のアダプタ装置を図29の
ように変形することもできる。図29のアダプタ装置1
04では、出力状況記憶部2201に記憶されている出
力状況に関するデータをホスト装置101へ送出するた
めの出力状況送信制御部2401がさらに設けられてい
る。
【0097】このような構成では、アダプタ装置104
の出力状況送信制御部2401は、出力状況記憶部22
01に記憶された出力状況に関するデータを、例えば、
定期的に(例えば決められた時間間隔で)読み出して、ホ
スト装置101へ送出することができる。あるいは、出
力状況送信制御部2401は、アダプタ装置104がホ
スト装置101から発音情報を取り込む際に、出力状況
記憶部2201から出力状況に関するデータを読み出
し、ホスト装置101に送出することもできる。このよ
うにして、アダプタ装置104からホスト装置101に
出力状況に関するデータが送られるとき、ホスト装置1
01では、受領した出力状況に関するデータを加工し、
データベースを構築することができ、ホスト装置101
においては、このデータベースに基づき、配信情報の利
用状況の統計データ等を容易に作成することができる。
【0098】なお、上述の各実施例,各変形例では、通
信手段102に図7に示すような公衆電話機を用いると
して説明したが、公衆電話機に限らず、例えば売店に設
置されている電話機等を用いることもでき、この場合で
も、同様の接続コード等を用いてアダプタ装置104を
上記のような各種の電話機に物理的に接続でき、同様に
して通信を行なうことができる。
【0099】また、通信手段102としては、上記のよ
うな有線通信に限らず、無線通信などを用いることもで
きる。この場合には、アダプタ装置104を通信手段1
02と有線で接続する必要はない。
【0100】また、アダプタ装置104と端末装置10
3との接続には、モジュラー等の接続コードによる有線
接続を用いるかわりに、「IrDA」などの赤外線を用
いた光通信や微弱電波を用いた無線通信による接続を用
いることもできる。この場合、端末装置103を、アダ
プタ装置104の近傍の所定位置にセットするだけで、
アダプタ装置104との接続が行なわれ、発音情報の取
り込みを行なうことができる。例えば、赤外線等の光通
信により接続する場合は、端末装置103の入力受付部
281には、光電変換装置を用いることができる。な
お、この両者間での発音情報のやり取りは、その伝送速
度が比較的高速であるものが望ましい。
【0101】また、上述の各実施例,各構成例におい
て、ホスト装置101の通信接続制御部902を通信処
理部107とは別のものとして設けているが、通信接続
制御部902の機能を通信処理部107内に設けること
もでき、この場合には、通信接続制御部902を別途に
設ける必要はない。
【0102】同様に、上述の各実施例,各構成例におい
て、アダプタ端末装置104の通信接続制御部1302
を通信制御部401とは別のものとして設けているが、
通信接続制御部1302の機能を通信制御部401内に
設けることもでき、この場合には、通信接続制御部13
02を別途に設ける必要はない。
【0103】また、上述の各実施例,各構成例におい
て、ホスト装置101の接続制御データ記憶部901,
アダプタ装置104の接続制御データ記憶部1301に
複数の時刻を設定し、ホスト装置101から一日に何回
か情報を配信し、また、アダプタ装置104において一
日に何回か情報を入手することもできる。
【0104】また、ホスト装置101のタイマー110
1の機能によって、また、アダプタ装置104のタイマ
ー1601の機能によって、回線が接続されたときに、
相手先(アダプタ装置104,あるいはホスト装置10
1)が話中であった場合、いったん回線の接続を断念
し、しばらく時間をおいてリトライをつづけるようにす
ることもできる。
【0105】また、ホスト装置101のタイマー110
1,アダプタ装置104のタイマー1601に時刻だけ
でなくカレンダー情報も計時し、各接続制御データ記憶
部901,1301に曜日の設定を行なうことにより、
毎週決められた曜日,または月曜日から金曜日までの定
められた時刻に情報を入手することもできる。
【0106】また、上述の各実施例,各変形例では、ア
ダプタ装置104内に通信制御部(例えばモデム)401
が内蔵されているとして説明したが、アダプタ装置10
4内に通信制御部(例えばモデム)を内蔵させずに、例え
ば図30に示すように、通信制御部(例えばモデム)40
1として、アダプタ装置104とは別体のものをアダプ
タ装置104に外付けして用いることも可能である。
【0107】また、上述の各実施例,各構成例におい
て、端末装置103には、電源スイッチ252,再生ボ
タン253,停止ボタン254,巻き戻しボタン25
5,ボリュームスイッチ256,制御スイッチ257等
の操作スイッチ,ボタンが設けられているが、これらに
ついては、これらを端末装置103本体に設けずに、端
末装置103とは別体の例えば図31に示すようなリモ
コン装置2001上に設けることもでき、その場合は、
端末装置103本体には、リモコン装置から送出された
データを受信するための機能だけが設けられていれば良
い。
【0108】また、上述の各実施例,各変形例におい
て、端末装置103内に電源(例えばバッテリー)が内蔵
されていても良い。この場合、内蔵されているバッテリ
ーを図32に示すような充電装置(図32の例では、充
電スタンド)2002によって充電することも可能であ
る。
【0109】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1,請求
項3,請求項4,請求項11記載の発明では、配信情報
のコードデータを発音情報に変換するコードデータ変換
手段と、コードデータ変換手段により変換された発音情
報を蓄積する発音情報蓄積手段と、発音情報蓄積手段に
より蓄積された発音情報を配信する発音情報配信手段と
を具備するホスト装置と、ホスト装置と接続され、該ホ
スト装置の発音情報配信手段からの発音情報を送信する
通信手段と、通信手段と接続され、ホスト装置からの発
音情報を通信手段を介して受信する受信手段と、該受信
手段より受信した発音情報を記憶する発音情報記憶手段
と、該発音情報記憶手段に記憶されている発音情報を出
力する出力手段とを具備するアダプタ装置とを有してい
るので、刻々と変化する最新の情報を所定箇所に設置さ
れているアダプタ装置に発音情報の形で配信可能であっ
て、このアダプタ装置に携帯端末装置を接続すること
で、配信された発音情報を携帯端末装置に迅速に取り込
むことができ、携帯端末装置において、取り込んだ発音
情報を音声にて再生することができる。
【0110】また、請求項1,請求項2,請求項4,請
求項11記載の発明では、配信情報のコードデータを発
音情報に変換するコードデータ変換手段と、コードデー
タ変換手段により変換された発音情報を蓄積する発音情
報蓄積手段と、発音情報蓄積手段により蓄積された発音
情報を配信する発音情報配信手段とを具備するホスト装
置と、ホスト装置と接続され、該ホスト装置の発音情報
配信手段からの発音情報を放送する放送手段と、放送手
段から放送された発音情報を受信する受信手段と、該受
信手段により受信した発音情報を記憶する発音情報記憶
手段と、該受信手段より受信した発音情報を記憶する発
音情報記憶手段と、該発音情報記憶手段に記憶されてい
る発音情報を出力する出力手段とを具備するアダプタ装
置とを有しているので、刻々と変化する最新の情報を所
定箇所に設置されているアダプタ装置に発音情報の形で
配信可能であって、このアダプタ装置に携帯端末装置を
接続することで、配信された発音情報を携帯端末装置に
迅速に取り込むことができ、携帯端末装置において、取
り込んだ発音情報を音声にて再生することができる。
【0111】また、請求項5記載の発明では、ホスト装
置は、さらに、時刻を計時する計時手段と、所望の時刻
データが設定される時刻データ記憶手段とを有してお
り、接続制御手段は、計時手段を監視し、計時手段によ
り計時された時刻と時刻データ記憶手段に記憶されてい
る時刻データとを比較して、アダプタ装置への接続制御
を行なうようになっているので、予め定まった時刻に、
アダプタ装置に対して通信の接続を行なうことができ
て、アダプタ装置に、最新の情報を発音情報の形で、決
められた時刻に定期的に取り込むことができる。
【0112】また、請求項6記載の発明では、アダプタ
装置は、通信手段または放送手段を介してホスト装置に
接続するのに必要な接続制御データを記憶する接続制御
データ記憶手段と、該接続制御データ記憶手段に記憶さ
れた接続制御データに基づいて、ホスト装置との接続制
御を行なう接続制御手段とをさらに有しているので、ア
ダプタ装置側からホスト装置をアクセスすることができ
る。
【0113】また、請求項7記載の発明によれば、アダ
プタ装置は、時刻を計時する計時手段をさらに有してお
り、接続制御データ記憶手段には、所望の時刻データを
設定可能であって、接続制御データ記憶手段に所望の時
刻データが設定されているとき、接続制御手段は、計時
手段により計時された時刻と、接続制御データ記憶手段
に記憶されている時刻データとを比較して、ホスト装置
への接続制御を行なうようになっているので、予め定め
た時刻にホスト装置を自動発呼し、ホスト装置から配信
情報,すなわち発音情報を取り込むことができる。
【0114】また、請求項8記載の発明によれば、アダ
プタ装置は、所望の発音情報を要求するためのデータを
入力するデータ入力手段をさらに具備しており、出力手
段は、該データ入力手段からのデータに基づいて、発音
情報記憶手段から該当する発音情報を読み出して出力す
るので、端末装置のユーザーは、アダプタ装置から所望
の情報を選択して入手することができる。
【0115】また、請求項9記載の発明によれば、アダ
プタ装置は、出力手段より出力した発音情報の出力状況
を記憶する出力状況記憶手段をさらに有しているので、
課金管理や利用者管理を容易に行なうことができる。
【0116】また、請求項10記載の発明によれば、ア
ダプタ装置は、出力状況記憶手段に記憶した出力情報を
ホスト装置に送信する出力状況送信制御手段をさらに有
しているので、アダプタ装置からホスト装置に出力状況
に関するデータが送られるとき、ホスト装置では、受領
した出力状況に関するデータを加工し、データベースを
構築することができ、ホスト装置においては、このデー
タベースに基づき、配信情報の利用状況の統計データ等
を容易に作成することができる。
【0117】また、請求項12記載の発明によれば、所
定箇所に設置されているアダプタ装置に可搬性規則音声
合成装置を接続し、アダプタ装置から出力される発音情
報を可搬性規則音声合成装置に取り込み、可搬性規則音
声合成装置に取り込んだ発音情報を音声にて再生するの
で、端末装置のユーザーは、取り込んだ発音情報を即座
に音声にて再生出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報配信システムの第1の実施例
の構成図である。
【図4】発音情報ファイルに格納されている発音情報の
一例を示す図である。
【図5】アダプタ装置の構成例を示す図である。
【図6】第1の実施例のアダプタ装置の構成図である。
【図7】公衆電話機の一例を示す図である。
【図8】端末装置の構成例を示す図である。
【図9】端末装置の一例を示すブロック図である。
【図10】ホスト装置が配信する情報を作成する手順を
示すフローチャートである。
【図11】アダプタ装置がホスト装置へアクセスする際
の手順を示す図である。
【図12】端末装置がアダプタ装置から情報を入手する
手順を示すフローチャートである。
【図13】端末装置のメモリに蓄積された発音情報を出
力するときの手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る情報配信システムの第2の実施
例の構成図である。
【図15】アダプタ装置の構成例を示す図である。
【図16】ホスト装置の構成例を示す図である。
【図17】ホスト装置の通信接続に関する動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図18】ホスト装置の変形例を示す図である。
【図19】ホスト装置の通信接続に関する動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図20】アダプタ装置の変形例を示す図である。
【図21】接続制御データ記憶部のメモリ構成を示す図
である。
【図22】アダプタ装置がホスト装置へアクセスする際
の手順を示す図である。
【図23】アダプタ装置の変形例を示す図である。
【図24】接続制御データ記憶部のメモリ構成を示す図
である。
【図25】アダプタ装置がホスト装置へアクセスする際
の手順を示す図である。
【図26】アダプタ装置の変形例を示す図である。
【図27】アダプタ装置の変形例を示す図である。
【図28】出力状況記憶部に記憶されるデータの内容の
一例を示す図である。
【図29】アダプタ装置の変形例を示す図である。
【図30】本発明に係る情報配信システムの他の構成例
を示す図である。
【図31】リモコン装置の一例を示す図である。
【図32】端末装置用の充電装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 ホスト装置 102 通信手段 103 端末装置 104 アダプタ装置 114 言語処理部 105 発音情報ファイル 106 ホスト制御部 107 通信処理部 401 通信制御部 402 メモリ書込部 403 メモリ 404 メモリ読出部 405 出力制御部 406 接続検知部 281 入力受付部 202 メモリ書込部 203 メモリ 204 メモリ読出部 205 音声データファイル 206 規則音声合成処理部 207 操作情報入力部 208 音声出力部 209 出力端子 210 外部出力装置 701 放送部 702 配信処理部 1001 放送受信制御部 901 接続制御データ記憶部 902 通信接続制御部 1101 タイマ 1301 接続制御データ記憶部 1302 通信接続制御部 1303 装着検知部 1601 タイマ 2101 データ入力部 2102 選択ボタン 2201 出力状況記憶部 2401 出力状況送信制御部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配信情報のコードデータを発音情報に変
    換するコードデータ変換手段と、前記コードデータ変換
    手段により変換された発音情報を蓄積する発音情報蓄積
    手段と、前記発音情報蓄積手段により蓄積された発音情
    報を配信する発音情報配信手段とを具備するホスト装置
    と、 前記ホスト装置と接続され、該ホスト装置の前記発音情
    報配信手段からの発音情報を送信する通信手段と、 前記通信手段と接続され、ホスト装置からの発音情報を
    前記通信手段を介して受信する受信手段と、該受信手段
    より受信した発音情報を記憶する発音情報記憶手段と、
    該発音情報記憶手段に記憶されている発音情報を出力す
    る出力手段とを具備するアダプタ装置とを有しているこ
    とを特徴とする情報配信システム。
  2. 【請求項2】 配信情報のコードデータを発音情報に変
    換するコードデータ変換手段と、前記コードデータ変換
    手段により変換された発音情報を蓄積する発音情報蓄積
    手段と、前記発音情報蓄積手段により蓄積された発音情
    報を配信する発音情報配信手段とを具備するホスト装置
    と、 前記ホスト装置と接続され、該ホスト装置の前記発音情
    報配信手段からの発音情報を放送する放送手段と、 前記放送手段から放送された発音情報を受信する受信手
    段と、該受信手段により受信した発音情報を記憶する発
    音情報記憶手段と、該受信手段より受信した発音情報を
    記憶する発音情報記憶手段と、該発音情報記憶手段に記
    憶されている発音情報を出力する出力手段とを具備する
    アダプタ装置とを有していることを特徴とする情報配信
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の情報配信
    システムにおいて、前記アダプタ装置には、可搬性規則
    音声合成装置が着脱自在に接続されるようになってお
    り、該可搬性規則音声合成装置は、前記アダプタ装置に
    接続されたときに前記アダプタ装置から出力された前記
    発音情報を入力する入力手段と、該入力手段により入力
    した発音情報を記憶する発音情報記憶手段と、操作情報
    を入力する操作情報入力手段と、該操作情報入力から入
    力された操作情報に基づいて、発音情報記憶手段に記憶
    された発音情報の再生制御を行なう再生制御手段と、該
    再生制御手段による再生制御に従って、前記発音情報記
    憶手段に記憶された発音情報を音声として合成する規則
    音声合成手段と、該規則音声合成手段により合成された
    音声を出力する出力手段とを有していることを特徴とす
    る情報配信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信システムにおいて、前記ホスト装置は、前記通信手段
    または前記放送手段を介して前記アダプタ装置に接続す
    るのに必要な接続制御データを記憶する接続制御データ
    記憶手段と、該接続制御データ記憶手段に記憶されてい
    る接続制御データに基づいて、前記アダプタ装置との接
    続制御を行なう接続制御手段とをさらに有していること
    を特徴とする情報配信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報配信システムにおい
    て、前記ホスト装置は、さらに、時刻を計時する計時手
    段と、所望の時刻データが設定される時刻データ記憶手
    段とを有しており、前記接続制御手段は、前記計時手段
    を監視し、前記計時手段により計時された時刻と前記時
    刻データ記憶手段に記憶されている時刻データとを比較
    して、前記アダプタ装置への接続制御を行なうようにな
    っていることを特徴とする情報配信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信システムにおいて、前記アダプタ装置は、前記通信手
    段または前記放送手段を介して前記ホスト装置に接続す
    るのに必要な接続制御データを記憶する接続制御データ
    記憶手段と、該接続制御データ記憶手段に記憶された前
    記接続制御データに基づいて、前記ホスト装置との接続
    制御を行なう接続制御手段とをさらに有していることを
    特徴とする情報配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の情報配信システムにおい
    て、前記アダプタ装置は、時刻を計時する計時手段をさ
    らに有しており、前記接続制御データ記憶手段には、所
    望の時刻データを設定可能であって、前記接続制御デー
    タ記憶手段に所望の時刻データが設定されているとき、
    前記接続制御手段は、前記計時手段により計時された時
    刻と、前記接続制御データ記憶手段に記憶されている時
    刻データとを比較して、前記ホスト装置への接続制御を
    行なうようになっていることを特徴とする情報配信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信システムにおいて、前記アダプタ装置は、所望の発音
    情報を要求するためのデータを入力するデータ入力手段
    をさらに具備しており、前記出力手段は、該データ入力
    手段からのデータに基づいて、前記発音情報記憶手段か
    ら該当する発音情報を読み出して出力することを特徴と
    する情報配信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信システムにおいて、前記アダプタ装置は、前記出力手
    段より出力した発音情報の出力状況を記憶する出力状況
    記憶手段をさらに有していることを特徴とする情報配信
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の情報配信システムにお
    いて、前記アダプタ装置は、前記出力状況記憶手段に記
    憶した出力情報をホスト装置に送信する出力状況送信制
    御手段をさらに有していることを特徴とする情報配信シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 配信情報のコードデータを発音情報に
    変換し、変換した発音情報を通信または放送によってア
    ダプタ装置に配信することを特徴とする情報配信方法。
  12. 【請求項12】 所定箇所に設置されているアダプタ装
    置に可搬性規則音声合成装置を接続し、アダプタ装置か
    ら出力される発音情報を可搬性規則音声合成装置に取り
    込み、可搬性規則音声合成装置に取り込んだ発音情報を
    音声にて再生することを特徴とする情報再生方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998033298A1 (fr) * 1997-01-27 1998-07-30 Wacom Engineering Co., Ltd. Procede et appareil de communication de donnees
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JP2001216245A (ja) * 1999-10-26 2001-08-10 Ricoh Co Ltd 文書転送のための方法、装置及びシステム
JP2006303757A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Graviton:Kk 携帯電話用アダプタ
JP2006303758A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Graviton:Kk VoIP通話システム

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