JP4237952B2 - 受信機 - Google Patents

受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP4237952B2
JP4237952B2 JP2001120337A JP2001120337A JP4237952B2 JP 4237952 B2 JP4237952 B2 JP 4237952B2 JP 2001120337 A JP2001120337 A JP 2001120337A JP 2001120337 A JP2001120337 A JP 2001120337A JP 4237952 B2 JP4237952 B2 JP 4237952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiver
recording
program data
program
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001120337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002314838A (ja
Inventor
幹大 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2001120337A priority Critical patent/JP4237952B2/ja
Publication of JP2002314838A publication Critical patent/JP2002314838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4237952B2 publication Critical patent/JP4237952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、伝達機能付受信機によって遠距離から遠隔操作される受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル放送番組等を放送する所定の放送チャンネルの放送データを受信する環境において利用される受信機としては、ユーザに携帯されて利用される携帯型受信機や、ユーザの自動車に搭載されて利用される自動車搭載型受信機や、ユーザの家庭内に設置されて利用される据え置き型受信機が知られている。
【0003】
また、外出先から電話により自宅内の電気機器を操作する方法が提案されている。この方法によれば、外出先から操作対応一覧表等を参照しながら電話を操作することによって、操作内容に応じて自宅内の電気機器、例えば照明器具や空調設備や風呂の自動給湯等を操作することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザの家庭内に設置されて利用される据え置き型受信機にあっては、電源をONにして起動させ、所定の放送チャンネルを選局して番組データを受信する場合には、その据え置き型受信機を直接操作するか、あるいは付属のリモートコントロール機器によって近距離から操作しなければならない。つまり、ユーザが外出先等の遠距離から据え置き型受信機を遠隔操作することはできない。
【0005】
したがって、操作対象の据え置き型受信機が設置されている自宅等に帰宅した場合には、その屋内に入り、その据え置き型受信機を直接操作したり、あるいは付属のリモートコントロール機器によって近距離から操作したりする等して、電源をONにして起動させ、所定の放送チャンネルを選局して番組データを受信するといった作業が必要であり、帰宅時から目的の放送番組を視聴するまでに手間がかかってしまうので、帰宅時から即座に放送番組を視聴することができないといった不便がある。
【0006】
例えば、自動車搭載型受信機にて所定の放送チャンネルの番組データを受信してその放送番組を視聴している場合等において、外出先から帰宅して家庭内に設置された据え置き型受信機にて同一の放送チャンネルの放送番組を視聴するためには、帰宅時から据え置き型受信機の操作が完了するまでに時間を要するので、据え置き型受信機が設置されている自宅に帰宅しても、それまで自動車搭載型受信機にて視聴していた放送番組の続きを帰宅時から即座に視聴することはできない。
【0007】
また、ユーザに携帯されて利用される携帯型受信機や、ユーザの自動車に搭載されて利用される自動車搭載型受信機にあっては、大きさや重量等が制限されるので、受信中に放送番組のトークや楽曲や映像シーンなどの番組データを録音/録画することができる機能を備えるものは少数である。仮に、受信中の番組データを録音/録画することができる機能を備えるものであっても、記録媒体の容量が小さいので、録音/録画が可能な時間には制限があり、多量の番組データを記録することができるような十分な記録容量を確保することが難しい。
【0008】
したがって、携帯型受信機や自動車搭載型受信機においては、受信中の放送番組を視聴しているときに、その視聴している放送番組の番組データを録音/録画したい場合であっても、多量の番組データを自由に録音/録画することが困難である。
【0009】
他方、据え置き型受信機にあっては、ユーザの家庭内に設置することを前提としたものであり、大きさや重量等の制限が比較的少なく十分な記録容量を確保したものが多数存在するものの、受信中の放送番組を視聴しているときに、その視聴している放送番組の番組データを録音/録画したい場合には、その家庭内に設置されている据え置き型受信機を直接操作するか、付属のリモートコントロール機器によって近距離から操作しなければならない。
【0010】
すなわち、その家庭内に設置された据え置き型受信機は外出先等の遠距離から遠隔操作することができないので、ユーザが外出先で携帯型受信機や自動車搭載型受信機において受信中の放送番組を視聴しているときに、その視聴している放送番組の番組データを据え置き型受信機で録音/録画することができない。つまり、外出先では携帯型受信機や自動車搭載型受信機にて放送番組を単に視聴することしかできず、家庭内にいる時と同様に放送番組の番組データを自由に録音/録画することが不可能である。
【0011】
また、外出先から電話により自宅内の電気機器を操作する方法による場合にあっても、前記したような自宅内の据え置き型受信機の操作を外出先の電話から行なうといったことは全く意図されていない。仮に、外出先から電話の操作によって据え置き型受信機を操作するようにしたとしても、操作対応一覧表等を参照しながら電話を操作しなければならず、面倒な操作手順が強いられることになるので、きわめて不利不便である。
【0012】
本発明の目的は、他の受信機によって遠距離から遠隔操作される受信機を提供することにある。また、他の受信機によって遠距離から遠隔操作され、受信した番組データを記録することができる受信機を提供することにある。さらに、他の受信機によって遠距離から遠隔操作され、受信した番組データを記録する際に、番組データを現時点から遡って記録することができる受信機を提供することにある。そして、他の受信機によって遠距離から遠隔操作され、受信した番組データを記録する際に、記録したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンなどの番組データをその先頭から記録することができる受信機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために本発明にかかる請求項1の伝達機能付受信機は、他の受信機と電話回線を介して通信ネットワークに接続され、前記他の受信機で受信している放送チャンネルを、自動的に追従して選局し、前記放送チャンネルと同一の番組データを受信する受信機であって、前記他の受信機から電話回線により通信ネットワークを介して伝達され、当該他の受信機で受信中の番組情報を含む同期受信リクエストを少なくとも含む操作指示情報を受理する指示情報受理手段と、この指示情報受理手段によって受理した操作指示情報に応じて操作される制御手段と、受信した番組データを記録する記録手段と、受信した番組データに含まれているインデックスデータを記録するインデックス記録手段と、を備え、前記記録手段は、受信した番組データを常に現時点から過去一定時間長分について一時的に蓄積しておく一時蓄積用記録手段と、この一時蓄積用記録手段に蓄積した番組データを保存する保存用記録手段とを有し、前記操作指示情報を受信して前記同期信号リクエストにより前記他の受信機の放送チャンネルと同一の番組データを受信すると共に、前記インデックスデータに基づき前記一時蓄積手段に蓄積されている番組データをその先頭から記録する構成とした。
【0016】
の受信機によれば、他の受信機から伝達された操作指示情報に応じて制御手段が操作され、記録手段には番組データが記録されるようになっている。つまり、他の受信機から伝達された操作指示情報が、受信した番組データを記録させるように操作指示するための操作指示情報である場合には、その操作指示情報にしたがって、制御手段は受信した番組データを記録手段に記録させるように制御することが可能になる。
【0017】
また、この受信機によれば、一時蓄積用記録手段には受信した番組データを常に現時点から過去一定時間長分について一時的に蓄積しておくことが可能であり、保存用記録手段には一時蓄積用記録手段に蓄積した番組データが保存されるようになっている。つまり、他の受信機から伝達された操作指示情報が番組データを記録させる際に現時点から遡って番組データを記録させるように操作指示するための操作指示情報である場合には、その操作指示情報にしたがって、制御手段は一時蓄積用記録手段に蓄積した番組データを保存用記録手段に保存させて記録するように制御することが可能になる。
【0018】
さらに、この受信機によれば、受信した番組データに含まれているインデックスデータがインデックス記録手段に記録されるようになっている。つまり、他の受信機から伝達された操作指示情報が番組データを受信させる際に記録したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンなどの番組データをその先頭から記録させるように操作指示するための操作指示情報である場合には、その操作指示情報にしたがって、制御手段は一時蓄積用記録手段に蓄積した番組データから、記録したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンなどの番組データの先頭を検出し、記録したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンなどの番組データをその先頭から記録させるように制御することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の受信機が放送局から放送される番組データを受信する環境下において利用される様子についてその概要を説明する。図1は、本発明の受信機が放送局から放送される番組データを受信する環境下において利用される様子を概観した説明図である。図1においては、放送局40から所定チャンネルで放送される番組データが、携帯型受信機(伝達機能付受信機)10、自動車搭載型受信機(伝達機能付受信機)20、据え置き型受信機30等の各受信機によって受信されるようになっている。
【0020】
この環境下においては、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20が携帯電話無線基地局や携帯電話回線網等の携帯電話回線を介して通信ネットワークNETに接続され、据え置き型受信機30が電話回線を介して通信ネットワークNETに接続されており、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20と据え置き型受信機30とは相互に通信することができるようになっている。また、通信ネットワークNETには課金管理センター50が接続されており、この課金管理センター50では必要に応じた課金処理を行なうことができるようになっている。ここで、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20は据え置き型受信機30等の他の受信機を遠距離から操作する伝達機能付受信機であり、据え置き型受信機30は携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機によって遠距離から遠隔操作される受信機である。
【0021】
携帯型受信機10は、ユーザに携帯されて利用されるものであって、前記したように据え置き型受信機30等の他の受信機を遠距離から操作する伝達機能付受信機であり、放送局40から放送される番組データを受信する機能や、受信した放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを音や画像として出力する機能を有しているほか、携帯電話無線基地局や携帯電話回線網等の携帯電話回線を介して通信ネットワークNET(通信伝送路)に接続され、携帯電話等と同じように無線により据え置き型受信機30等と通信する機能を有している。なお、この携帯型受信機10には、大きさや重量が制限されているので十分なデータを記録しておくことができるような容量の記録手段は備えられていない。
【0022】
自動車搭載型受信機20は、ユーザの自動車に搭載されて利用されるものであって、前記したように据え置き型受信機30等の他の受信機を遠距離から操作する伝達機能付受信機であり、放送局40から放送される番組データを受信する機能や、受信した放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを、音や画像として出力する機能を有しているほか、携帯電話無線基地局や携帯電話回線網等の携帯電話回線を介して通信ネットワークNETに接続され、携帯電話と同じように無線により据え置き型受信機30等と通信する機能を有している。なお、この自動車搭載型受信機20には、大きさや重量が制限されているので十分なデータを記録しておくことができるような容量の記録手段は備えられていない。
【0023】
据え置き型受信機30は、ユーザの家庭内に設置されて利用されるものであって、前記したように携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機によって遠距離から遠隔操作される受信機であり、放送局40から放送される番組データを受信する機能や、受信した放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを音や画像として出力する機能を有しているほか、電話回線を介して携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等と通信するための通信ネットワークNETに接続され、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等と通信する機能を有している。なお、この据え置き型受信機30には、大きさや重量の制限が少なく放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを記録しておくことができる記録容量を有する記録手段(後述する)が備えられている。
【0024】
放送局40は、地上波を直接利用したり、あるいはBS/CS衛星を経由したりして、番組データを搬送する放送波を各受信機10,20,30等に対して放送する。番組データは、デジタル放送規格に則りデータストリームとして放送される。このようにして放送局40から放送された番組データのデータストリームは、前記した携帯型受信機10、自動車搭載型受信機20、据え置き型受信機30等の各受信機において受信され、多重分離されて復号されることになる。
【0025】
課金管理センター50は、放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データをユーザが、録音/録画する際に必要に応じて課金処理を行なうものである。例えば、放送局から放送される放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データについては、必要に応じて無料試用期間が設定されており、ユーザが通信ネットワークNETを介して課金管理センター50と通信し、指定の金額を支払うことによって初めて無料試用期間を超えて自由にトークや楽曲や映像シーンを利用することができるようになっている。このように課金管理センター50は、ユーザと著作権者との間で課金処理管理を担当する。なお、各受信機10,20,30と課金管理センター50とが通信ネットワークNETを介して接続されているので、電子決済等による即時決済を行なうようにしてもよい。
【0026】
次に、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20の詳細な構成について説明する。図2は、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20の構成を示すブロック図である。なお、携帯型受信機10と自動車搭載型受信機20とは、その形状や利用形態は異なるが、本発明に関わる部分の技術手段は同一であり、詳細な構成も同一である。
【0027】
携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20は、番組データを受信する受信機であって、他の受信機を操作する操作指示情報を生成し、この生成した操作指示情報を他の受信機に伝達するようにしたものである。
【0028】
この携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20は、図2に示されるように、各受信機10,20において主要動作を制御する主制御手段11,21と、番組データを受信する受信制御手段12,22と、各受信機10,20からの操作指示情報に対して据え置き型受信機30等の他の受信機から伝達される応答情報を受理して主制御手段11,21に入力する入力制御手段13,23と、主制御手段11,21から出力される操作指示情報を据え置き型受信機30に対して送出する出力制御手段14,24と、主制御手段11,21の処理手順であるメインプログラムが記録されているメインプログラム記録手段15,25と、番組データに含まれているインデックスデータを記録するインデックス記録手段16,26と、受信制御手段12,22にて受信された放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを音や画像として出力する出力手段17,27と、据え置き型受信機30の動作についての指示操作が行われ、この指示操作が行なわれることにより、据え置き型受信機30を操作する操作指示情報を生成し、この生成した操作指示情報を主制御手段11,21に入力するユーザ操作制御手段18,28とを備えている。
【0029】
主制御手段11,21は、CPU等を含み、メインプログラム記録手段15,25に格納されたメインプログラムにしたがって各受信機10,20において主要動作を制御するほか、データの転送等を行なうものである。例えば、受信制御手段12,22において放送チャンネルを選局して番組データを受信するように制御し、受信制御手段12,22にて受信した放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを、音や画像として出力手段17,27において出力するように制御する。また、ユーザ操作制御手段18,28で生成した操作指示情報を出力制御手段14,24から送出して据え置き型受信機30に伝達したり、前記ユーザ操作制御手段18,28で生成した操作指示情報に対応する据え置き型受信機30からの応答情報を入力制御手段13,23で受信して受理したりするように制御する。さらに、番組データに番組構成要素として含まれているインデックスデータをインデックス記録手段16,26に記録するように制御する。
【0030】
受信制御手段12,22は、主制御手段11,21からの操作指示情報にしたがって所定の放送チャンネルを選局してアンテナANTを介して番組データを受信し、番組データのデータストリームを多重分離して復号するものである。この受信制御手段12,22で受信される番組データにはトークや楽曲や映像シーンに関するインデックスデータが番組構成要素として含まれており、主制御手段11,21からの操作指示情報にしたがって放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンに関するインデックスデータがインデックス記録手段16,26に記録されるようになっている。
【0031】
入力制御手段13,23は、この携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20からの操作指示情報に対応して据え置き型受信機30等の他の受信機から送出されて通信ネットワークNETを介して伝達された応答情報を受理し、主制御手段11,21に入力するものである。
【0032】
出力制御手段14,24は、主制御手段11,21から出力される操作指示情報を通信ネットワークNETに送出し、据え置き型受信機30等の他の受信機に対して伝達するものである。例えば、据え置き型受信機30等の他の受信機を操作する操作指示情報、例えばWake Upリクエスト、同期受信リクエスト、録音/録画リクエスト、Sleepリクエスト等の各操作指示情報を送信して据え置き型受信機30等の他の受信機に伝達する。
【0033】
メインプログラム記録手段15,25には、各受信機10,20において主要動作を制御するためのメインプログラムが格納されている。このメインプログラム記録手段15,25に格納されているメインプログラムにしたがって各受信機10,20において主要動作を制御することができるようになっている。メインプログラム記録手段15,25のメインプログラムに含まれている制御プログラムは、例えば、受信制御手段12,22において放送チャンネルを選局し、番組データの受信制御を行なう制御処理、受信制御手段12,22にて受信したトークや楽曲や映像シーンからなる放送番組データを音や画像として出力手段17,27において出力制御する制御処理、ユーザ操作制御手段18,28で生成した操作指示情報を出力制御手段14,24から送出して据え置き型受信機30に対して伝達制御する制御処理、前記ユーザ操作制御手段18,28からの操作指示情報に対応する据え置き型受信機30からの応答情報を入力制御手段13,23で受理制御する制御処理、番組データに番組構成要素として含まれているインデックスデータをインデックス記録手段16,26に記録制御する制御処理等の各制御プログラムが挙げられる。
【0034】
インデックス記録手段16,26には、番組データに番組構成要素として含まれるインデックスデータが記録されるようになっている。インデックス記録手段16,26に記録されるインデックスデータには、放送番組を構成する断片的なローカルイベントと称されるトークや楽曲や映像シーンの各々についてのさまざまな情報(例えば、開始時刻、ローカルイベント長等)が記述されている。なお、放送番組においてはトークや楽曲や映像シーンがそれぞれローカルイベントとして取り扱われている。
【0035】
出力手段17,27は、主制御手段11,21によって制御され、受信制御手段12,22において受信された放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを音や画像としてスピーカーやディスプレイ等により出力するようにしたものである。なお、この出力手段17,27には、出力する画像の表示形式を調整したりするための調整部(図示せず)を設けるようにしてもよい。
【0036】
ユーザ操作制御手段18,28は、ユーザによって据え置き型受信機30等の他の受信機の動作についての指示操作が行われるものであり、この指示操作に基づいて操作指示情報を生成する。このユーザ操作制御手段18,28によって生成された操作指示情報は主制御手段11,12に入力された後、出力制御手段14,24に出力される。
【0037】
このユーザ操作制御手段18,28において据え置き型受信機30の動作について行われた指示操作によって生成される操作指示情報としては、他の受信機の電源をON状態にして起動させるための操作指示情報(Wake Upリクエスト)、所定の放送チャンネルを選局して番組データを受信させるための操作指示情報(同期受信リクエスト)、受信した番組データを記録させるための操作指示情報(録音/録画リクエスト)、他の受信機の電源をOFF状態にして停止させるための操作指示情報(Sleepリクエスト)等が挙げられる。また、番組データを録音/録画させる際には、現時点から番組データの録音/録画を行なわせるための操作指示情報や、現時点から遡って番組データの録音/録画を行なわせるための操作指示情報を生成するようにしてもよく、さらに録音/録画したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを先頭から録音/録画を行なわせるようにする操作指示情報を生成するようにしてもよい。なお、前記したような各操作指示情報は、図示しない任意の操作パネル上において目的の操作を入力することで、この操作パネルから入力された操作に対応して生成される。
【0038】
このように携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20によれば、ユーザ操作制御手段18,28での操作により据え置き型受信機30を操作するための操作指示情報が生成され、この生成された操作指示情報を主制御手段11,21を介して出力制御手段14,24から送出し、通信ネットワークNETを介して据え置き型受信機30に伝達するようにしているので、据え置き型受信機30等の他の受信機を遠距離から遠隔操作することができる。
【0039】
したがって、この遠隔操作により据え置き型受信機30等の他の受信機において、所定の放送チャンネルを選局して番組データを受信させたり、受信させた番組データを現時点から録音/録画させたり、番組データを録音/録画する際に現時点から遡って番組データを録音/録画させたりすることができるほか、放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを先頭から録音/録画させることができる。
【0040】
次に、据え置き型受信機30の詳細な構成について説明する。
図3は、据え置き型受信機30の構成を示すブロック図である。
【0041】
据え置き型受信機30は、番組データを受信する受信機であって、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機によって操作され、伝達機能付受信機から通信ネットワークNETを介して伝達された操作指示情報を受理し、この受理した操作指示情報に応じて操作されるようになっている。
【0042】
据え置き型受信機30は、図3に示されるように、この据え置き型受信機30の主要動作を制御する主制御手段31と、番組データを受信する受信制御手段32、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機からの操作指示情報を受理して主制御手段31に入力する入力制御手段33、主制御手段31から出力される操作指示情報を携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機に対して送出する出力制御手段34、主制御手段31の処理手順であるメインプログラムが記録されているメインプログラム記録手段35、番組データに含まれているインデックスデータを記録するインデックス記録手段36、受信制御手段32にて受信した放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンなどの番組データを音や画像として出力する出力手段37、番組データのデータストリームを常に現時点から遡って過去一定時間長分について一時的に記録しておく一時蓄積用記録手段38、および携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機からの操作指示情報に基づき一時蓄積用記録手段38から放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンなどの番組データを保存するために録音/録画する保存用記録手段39を備えている。
【0043】
主制御手段31は、CPU等を含み、メインプログラム記録手段35に格納されたメインプログラムにしたがってこの据え置き型受信機30の主要動作の制御を行なうほか、データの転送等を行なうものである。例えば、受信制御手段32において放送チャンネルを選局して番組データを受信するように制御し、受信制御手段32にて受信した放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを音や画像として出力手段37において出力するように制御する。また、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの操作指示情報を入力制御手段33で受理したり、この操作指示情報に対する応答情報を出力制御手段34から送出して携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20に伝達したりするように制御する。さらに、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの操作指示情報に基づき、受信制御手段32にて受信した番組データのデータストリームを一時蓄積用記録手段38に記録したり、この一時蓄積用記録手段38から放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを保存用記録手段39に記録したりするように制御する。さらにまた、番組データに番組構成要素として含まれているインデックスデータをインデックス記録手段36に記録するように制御する。
【0044】
受信制御手段32は、主制御手段31からの操作指示情報にしたがって所定の放送チャンネルを選局してアンテナANTを介して番組データを受信し、番組データのデータストリームを多重分離して復号するものである。この受信制御手段32で受信される番組データにはトークや楽曲や映像シーンに関するインデックスデータが番組構成要素として含まれており、主制御手段31からの操作指示情報にしたがって放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンに関するインデックスデータがインデックス記録手段36に記録されるようになっている。
【0045】
入力制御手段33は、通信ネットワークNETを介して接続された携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機から送出されて伝達された操作指示情報(Wake Upリクエスト、同期受信リクエスト、録音/録画リクエスト、Sleepリクエスト等)を受理し、主制御手段31に入力するものである。
【0046 】
出力制御手段34は、主制御手段31から出力される応答情報を通信ネットワークNETに送出し、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機に対して伝達するものである。例えば、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの操作指示情報に対応する応答情報(例えばReadyメッセージ等)を送出して携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20に伝達する。
【0047】
メインプログラム記録手段35には、この据え置き型受信機30の主要動作を制御するためのメインプログラムが格納されている。このメインプログラム記録手段35に格納されているメインプログラムにしたがって、主制御手段31が据え置き型受信機30の主要動作を制御することができるようになっている。このメインプログラム記録手段35のメインプログラムに含まれている制御プログラムとしては、例えば、受信制御手段32において放送チャンネルを選局し、番組データを受信するように制御する制御処理と、受信制御手段32にて受信した放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンなどの番組データを音や画像として出力手段37に出力制御する制御処理と、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの操作指示情報を入力制御手段33に受理させる制御処理と、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの操作指示情報に対応する応答情報を出力制御手段34から送出して携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20に伝達するように制御する制御処理と、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの操作指示情報に基づき、受信制御手段32にて受信した番組データのデータストリームを一時蓄積用記録手段38に記録したり、この一時蓄積用記録手段38から放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを保存用記録手段39に記録制御する制御処理と、番組データに番組構成要素として含まれているインデックスデータをインデックス記録手段36に記録する制御処理等の各制御プログラムが挙げられる。
【0048】
インデックス記録手段36には、番組データに番組構成要素として含まれるインデックスデータが記録されるようになっている。インデックス記録手段36に記録されるインデックスデータには、放送番組を構成する断片的なローカルイベントと称されるトークや楽曲や映像シーンについてのさまざまな情報(例えば、開始時刻、ローカルイベント長等)が記述されている。なお、番組データにおいてはトークや楽曲や映像シーンがそれぞれローカルイベントとして取り扱われている。
【0049】
出力手段37は、主制御手段31によって制御され、受信制御手段32において受信された放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを音や画像としてスピーカーやディスプレイ等により出力するようにしたものである。なお、この出力手段37には、出力する画像の表示形式を調整したりするための調整部(図示せず)を設けるようにしてもよい。
【0050】
一時蓄積用記録手段38には、受信制御手段32で受信された番組データのデータストリームが、常に現時点から遡って過去一定時間長分について一時的に記録されるようになっている。ここで、一時蓄積用記録手段38において記録される蓄積時間長については任意に設定してよいが、放送番組におけるトークや楽曲や映像シーン等の所要時間(ローカルイベント長)に十分に対応することができるように設定する必要がある。例えば、この蓄積時間長が10分間に設定されている場合、番組開始から15分後の時点では、番組開始後5分から現時点まで、つまり番組開始後15分までのl0分間分のデータストリームが記録されていることになる。また、その1分後の番組開始後16分の時点では、番組開始後6分から番組開始後16分までの10分間のデータストリームが記録されているというように、常に過去一定時間長分のデータストリームが一時的に記録されるようになっている。
【0051】
保存用記録手段39には、放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データが記録されるようになっている。具体的には、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20といった伝達機能付受信機からの操作指示情報(録音/録画リクエスト等)が通信ネットワークNETを経由して据え置き型受信機30に受信され、主制御手段31の制御により、インデックス記録手段36に記録されたインデックスデータの内容に基づき、トークや楽曲や映像シーンの先頭を検索し、一時蓄積用記録手段38に記録されている番組データのデータストリームおよびその後受信して一時蓄積用記録手段38に記録される番組データのデータストリームから所定のトークや楽曲や映像シーン(ローカルイベント)の番組データが切り出されて、その先頭から末尾までが保存用記録手段39に記録されるようになっている。このように、保存用記録手段39は、十分なデータを記録しておくことができる記録容量の記録手段として準備されている。
【0052】
また、録音/録画させるための操作指示情報には、現時点から録音/録画を開始するか、現時点から遡って録音/録画を開始するかについて選択できるようにすることもできる。また、現時点から遡って録音/録画を開始する場合には、どの段階まで遡って録音/録画を開始するかについて、例えば、現在受信中のトークや楽曲や映像シーンの先頭まで遡って録音/録画を開始する等といった録音/録画の遡及録画開始時点を選択するようにすることもできる。
【0053】
この実施形態においては、前記したように、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20からの操作指示情報に対応する応答情報を出力制御手段34から送出して通信ネットワークNETを介して携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20に伝達するように構成しており、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20から据え置き型受信機30に対する一方的な通信ではなく、携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20と据え置き型受信機30との対話型の通信が可能である。なお、応答情報が不要であれば関係する構成を除くようにしてもよく、この場合には携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20から据え置き型受信機30に対する一方的な通信となる。
【0054】
次に、本実施形態における携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20と据え置き型受信機30との動作について説明する。図4は据え置き型受信機30の動作を示すフローチャートであり、図5は携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態の全体動作を説明するために、図4および図5のフローチャートの各ステップを参照しながら説明する。
【0055】
まず、図5のステップSblにおいて携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20のユーザ操作制御手段18,28でユーザによって“同期受信スタート”の指示操作が行われると、この指示操作に応じた操作指示情報としてWake Upリクエストがユーザ操作制御手段18,28から主制御手段11,21に入力され、主制御手段11,21から据え置き型受信機30に対するWake Upリクエストが出力される。
【0056】
そして、図5のステップSb2において主制御手段11,21から出力されたWake Upリクエストが出力制御手段14,24から送出され、通信ネットワークNET(通信伝送路)を介して据え置き型受信機30に伝達される。
【0057】
次いで、図4のステップSa1において待機状態であった据え置き型受信機30の入力制御手段33が前記Wake Upリクエストを受理すると(図4のステップSa2)、受理されたWake Upリクエストが入力制御手段33から主制御手段31に入力され、据え置き型受信機30は電源がONの状態になって起動し(図4のステップSa3)、準備が整ったことを知らせて応答するために応答情報としてReadyメッセージが主制御手段31から出力される。
【0058】
このReadyメッセージが出力制御手段34から送出され、通信ネットワークNETを介して携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20等の伝達機能付受信機に伝達される(図4のステップSa4)。
【0059】
図5のステップSb3において携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20は据え置き型受信機30からのReadyメッセージを受理できなかった場合にはWake Upリクエストを据え置き型受信機30に対して再度伝達する。
【0060】
また、通信エラーや据え置き型受信機30側のトラブル等により、リトライの制限(回数制限、時間制限等)を越えても携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20においてReadyメッセージを受理できない場合(図5のステップSbll)には、出力手段17,27で「遠隔受信機が応答しません」等のエラーメッセージを表示した後、同期受信ではない通常の単独受信モードヘ移行する(図5のステップSb12)。
【0061】
図5のステップSb4において、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20の入力制御手段13,23がかかるReadyメッセージを受理すると、この受理したReadyメッセージが入力制御手段13,23から主制御手段11,21に入力される。この入力されたReadyメッセージに応答するように携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20自身で受信中の番組情報を含む同期受信リクエストが操作指示情報として主制御手段11,21から出力され、この出力された操作指示情報を出力制御手段14,24から送出し、通信ネットワークNETを経由して据え置き型受信機30に伝達される。
【0062】
携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20が、据え置き型受信機30からのReadyメッセージを無事に受理し、同期受信リクエストを据え置き型受信機30に対して伝達した場合には、図4のステップSa5においてかかる同期受信リクエストが据え置き型受信機30の入力制御手段33で受理され、この受理された同期受信リクエストが入力制御手段33から出力され主制御手段31に入力される。
【0063】
図5のステップSb5において携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20では、前記した同期受信リクエストのほか、据え置き型受信機30に対する録音/録画リクエストやSleepリクエストといった各リクエストの指示操作(ユーザ操作)が行なわれる。
【0064】
そして、同期受信リクエストに含まれる詳細な操作指示情報により、据え置き型受信機30においては携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20で受信中の放送チャンネルを選局して同一の番組データについて同期受信を開始する(図4のステップSa6)。
【0065】
据え置き型受信機30において携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20で受信中の放送チャンネルを選局して同一の番組データについて同期受信するにあたっては、同期受信リクエストに含まれる詳細な操作指示情報を主制御手段31が解析し、この解析結果にしたがって予めメモリ(図示せず)に登録されている放送チャンネルを呼び出すことによって選局が可能であり、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20で受信中の放送チャンネルを選局するように主制御手段31が受信制御手段32を制御し、選局した放送チャンネルの番組データを受信することができる。
【0066】
ユーザが携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20のユーザ操作制御手段18,28で“受信番組の変更”の操作を行なう(図5のステップSb6)度に、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20は、新たに受信された番組情報を含む同期受信リクエストを前記した順序で据え置き型受信機30に対して伝達する(図5のステップSb4)。
【0067】
図4のステップSa7において据え置き型受信機30では、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20の操作にしたがって前記した同期受信リクエストのほか、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの録音/録画リクエストやSleepリクエストといった各リクエストが取得される。
【0068】
そして、据え置き型受信機30は、再び同期受信リクエストを受信すると(図4のステップSa8)、リクエストに含まれる詳細な操作指示情報により、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20で受信中の放送チャンネルを選局して同一の番組データについて同期受信を再び開始する(図4のステップSa6)。
【0069】
このようにして、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20で受信している放送チャンネルを据え置き型受信機30が自動的に追従して選局して同一の番組データを受信することにより、同期受信が実現される。
【0070】
同期受信中にユーザが携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20のユーザ操作制御手段18,28で“録音/録画”の指示操作を行なう(図5のステップSb7)と、この指示操作に応じた操作指示情報として録音/録画リクエストがユーザ操作制御手段18,28から主制御手段11,21に入力され、主制御手段11,21から据え置き型受信機30に対する録音/録画リクエストが出力される。
【0071】
そして、主制御手段11,21から出力された録音/録画リクエストが出力制御手段14,24から送出され、通信ネットワークNETを介して据え置き型受信機30に伝達される(図5のステップSb8)。
【0072】
据え置き型受信機30の入力制御手段33においてかかる録音/録画リクエストを受理する(図4のステップSa9)と、この受信された録音/録画リクエストが入力制御手段33から主制御手段31に入力され、据え置き型受信機30のインデックス記録手段36に蓄積されているインデックスデータを参照し、一時蓄積用記録手段38にその時点で蓄積されている番組データのデータストリームから現在受信中のトークや楽曲や映像シーンの番組データの先頭を検索し、その先頭を見つけ出す(図4のステップSal0)。
【0073】
ここで、放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データの先頭を見つけ出すにあたっては、インデックスデータに記述されている各ローカルイベントのインデックスデータ、例えば開始時刻、ローカルイベント長等の情報に基づいて一時蓄積用記録手段38にその時点で蓄積されているデータストリームを現時点から過去に遡って検索し、現在受信中のトークや楽曲や映像シーンの先頭を検出することができるようになっている。
【0074】
そして、主制御手段31の制御により、その時点で一時蓄積用記録手段38に記憶されているデータストリームとその後放送されるデータストリームにより現在受信中の放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データを、先頭から末尾まで保存用記録手段39に記録する。
【0075】
ユーザがユーザ操作制御手段18,28で行なう“受信番組変更”の操作や、“録音/録画”の操作により、前記した一連の動作を携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20、および据え置き型受信機30が繰り返すことによって、据え置き型受信機30においては、ユーザが放送番組を視聴しながら気に入ったトークや楽曲や映像シーンの番組データが順次記録されていく(図4のステップSa11)。
【0076】
ユーザがユーザ操作制御手段18,28で“同期受信ストップ”の指示操作を行なう(図5のステップSb9)と、この指示操作が主制御手段11,21に入力され、入力された指示操作に応じた操作指示情報として、Sleepリクエストがユーザ操作制御手段18,28から主制御手段11,21に入力され、主制御手段11,21から据え置き型受信機30に対するSleepリクエストが出力される。
【0077】
そして、主制御手段11,21から出力されたSleepリクエストが出力制御手段14,24から送出され(図5のステップSb10)、通信ネットワークNET(通信伝送路)を介して据え置き型受信機30に対して伝達される。
【0078】
据え置き型受信機30の入力制御手段33が、かかるSleepリクエストを受理する(図4のステップSa12)と、この受理したSleepリクエストが主制御手段31に入力され、待機状態に移行し(図4のステップSa1)、同期受信は終了する。
【0079】
次に、放送中の番組と据え置き型受信機30の一時蓄積用記録手段38に記録されているデータの内容との関係について説明する。図6は、放送中の番組データのデータストリームと、据え置き型受信機30の一時蓄積用記録手段38に記録されている番組データとの関係を示す説明図である。また、図6に示されている実施形態は、長さ1時間の音声放送番組を、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20と据え置き型受信機30とで同期受信する場合において、据え置き型受信機30の一時蓄積用記録手段38が、常に過去10分間分の音声(番組データ)のデータストリームを一時的に記録するように設定されている場合である。なお、一時蓄積用記録手段38に一時的に記録することができる時間長は任意に設定することができる。
【0080】
この図6において、符号601は番組データのデータストリームであり、図示される放送番組は5つのトーク部分(トークl〜トーク5)、および8つの楽曲(楽曲1〜楽曲8)の各ローカルイベントから構成されている。また、符号TP15、TP40は、それぞれ、当該放送番組の放送開始15分後、40分後の時点である。
【0081】
まず、番組の放送開始15分後に、携帯型受信機10や自動車搭載型受信機20からの録音/録画リクエストを据え置き型受信機30が受け取った場合を例に挙げて説明する。
【0082】
このTP15の時点では、楽曲2が放送中であり、また、据え置き型受信機30の一時蓄積用記録手段38には、楽曲2のデータストリームが先頭から記録されている。このTP15の時点で一時蓄積用記録手段38に記録されているデータストリームと、その後放送されるデータストリームとにより、据え置き型受信機30においては楽曲2を先頭から未尾までを楽曲/映像シーンの保存用記録手段39に記録することが可能である。
【0083】
同様に、据え置き型受信機30が番組開始40分後に録音/録画リクエストを受け取った場合には、このTP40の時点では、楽曲6が放送中であり、据え置き型受信機30の一時蓄積用記録手段38には、楽曲6のデータストリームが先頭から記録されている。これにより据え置き型受信機30においては楽曲6を先頭から末尾まで保存用記録手段39に記録することが可能である。
【0084】
次に、同実施形態におけるインデックスデータの内容の一例を説明する。図7は、図6に例示した番組データに含まれているインデックスデータの内容の一例を示す表である。
【0085】
インデックスデータは、番組の時間的な構成内容を示すために番組データとともに図1に示す放送局40から送信されるものである。このインデックスデータには、番組を構成する複数のローカルイベントのさまざまな情報が記述されている。各ローカルイベントは、番組データを断片的に区切ったものであり、本実施形態のインデックスデータにおいては、番組データのトークや楽曲や映像シーン等がローカルイベントとして取り扱われている。
【0086】
図7において例えば楽曲2は、番組全体の開始時刻から9分30秒後にスタートし、長さが7分30秒間のローカルイベントである。また、この楽曲2は2週間の無料試用期間が設定されているものの、それ以降の視聴は有料であり、無料試用期間以降に視聴するためには所定の料金(例えば100円)支払って購入する必要がある。
【0087】
この実施形態では、各受信機10,20,30が課金管理センター50と通信ネットワークNETを介して接続されているので、電子決済等による即時決済を行なうようにすることもできる。
【0088】
また、各受信機10,20,30等においては、これらの情報を元に、ユーザに対して無料試用期間や購入に必要な金額を、出力手段17,27,37で出力するようにしてもよい。
【0089】
の発明の伝達機能付受信機は、指示情報生成手段によって他の受信機を操作する操作指示情報を生成し、この生成された操作指示情報を伝送手段によって通信伝送路を介して他の受信機に伝達し、その伝達した操作指示情報により他の受信機を操作するようにしたので、例えば所定の放送チャンネルを選局して番組データを受信するように他の受信機を遠距離から遠隔操作することができる。
【0090】
【発明の効果】
の発明の受信機は、他の受信機から通信伝送路を介して操作指示情報が伝達されると、この操作指示情報を指示情報受理手段によって受理し、この指示情報受理手段によって受理した操作指示情報に応じて制御手段が操作されることにより他の受信機からの遠隔操作により当該受信機が操作されるようにしたので、例えば所定の放送チャンネルを選局して番組データを受信するように他の受信機によって遠距離から遠隔操作することができる。
【0091】
さらに、他の受信機から伝達された操作指示情報が受信した番組データを記録させるように操作指示するための操作指示情報である場合には、その操作指示情報にしたがって、制御手段は受信した番組データを記録手段に記録させるように制御することが可能であり、受信した番組データを記録するように他の受信機によって遠距離から遠隔操作することができる。
【0092】
さらにまた、他の受信機から伝達された操作指示情報が番組データを記録させる際に現時点から遡って番組データを記録させるように操作指示するための操作指示情報である場合には、その操作指示情報にしたがって、制御手段は一時蓄積用記録手段に蓄積した番組データを保存用記録手段に保存させて記録するように制御することが可能であり、受信した番組データを記録する際に、番組データを現時点から遡って記録するように他の受信機によって遠距離から遠隔操作することができる。
【0093】
そしてさらに、他の受信機から伝達された操作指示情報が番組データを受信させる際に記録したい放送番組における楽曲や映像シーンの番組データをその先頭から記録させるように操作指示するための操作指示情報である場合には、その操作指示情報にしたがって、制御手段は一時蓄積用記録手段に蓄積した番組データから、記録したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データの先頭を検出し、記録したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データをその先頭から記録させるように制御することが可能であり、受信した番組データを記録する際に、記録したい放送番組におけるトークや楽曲や映像シーンの番組データをその先頭から記録するように他の受信機によって遠距離から遠隔操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信機が番組データを受信する環境下において利用される様子を概観した説明図である。
【図2】本発明における携帯型受信機および自動車搭載型受信機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明における据え置き型受信機の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明における据え置き型受信機の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明における携帯型受信機および自動車搭載型受信機の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明における放送中の番組データのデータストリームと据え置き型受信機の一時蓄積用記録手段に記録されている番組データとの関係を示す説明図である。
【図7】本発明における図6において例示した番組データに含まれるインデックスデータの内容の一例である。
【符号の説明】
10 携帯型受信機(伝達機能付受信機)
11,21 主制御手段
12,22 受信制御手段
13,23 入力制御手段
14,24 出力制御手段(伝達手段)
15,25 メインプログラム記録手段
16,26 インデックス記録手段
17,27 出力手段
18,28 ユーザ操作制御手段(指示情報生成手段)
20 自動車搭載型受信機(伝達機能付受信機)
30 据え置き型受信機(受信機)
31 主制御手段(制御手段)
32 受信制御手段
33 入力制御手段(指示情報受理手段)
34 出力制御手段
35 メインプログラム記録手段(制御手段)
36 インデックス記録手段
37 出力手段
38 一時蓄積用記録手段
39 保存用記録手段
40 放送局
50 課金管理センター
ANT アンテナ
NET 通信ネットワーク(通信伝送路)
Sa1〜Sa12 据え置き型受信機30の動作過程における各ステップ
Sb1〜Sb12 携帯型受信機10および自動車搭載型受信機20の動作過程における各ステップ

Claims (1)

  1. 他の受信機と電話回線を介して通信ネットワークに接続され、前記他の受信機で受信している放送チャンネルを、自動的に追従して選局し、前記放送チャンネルと同一の番組データを受信する受信機であって、
    前記他の受信機から電話回線により通信ネットワークを介して伝達され、当該他の受信機で受信中の番組情報を含む同期受信リクエストを少なくとも含む操作指示情報を受理する指示情報受理手段と、この指示情報受理手段によって受理した操作指示情報に応じて操作される制御手段と、
    受信した番組データを記録する記録手段と、
    受信した番組データに含まれているインデックスデータを記録するインデックス記録手段と、を備え、
    前記記録手段は、受信した番組データを常に現時点から過去一定時間長分について一時的に蓄積しておく一時蓄積用記録手段と、この一時蓄積用記録手段に蓄積した番組データを保存する保存用記録手段とを有し、
    前記操作指示情報を受信して前記同期信号リクエストにより前記他の受信機の放送チャンネルと同一の番組データを受信すると共に、前記インデックスデータに基づき前記一時蓄積手段に蓄積されている番組データをその先頭から記録することを特徴とする受信機。
JP2001120337A 2001-04-18 2001-04-18 受信機 Expired - Fee Related JP4237952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001120337A JP4237952B2 (ja) 2001-04-18 2001-04-18 受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001120337A JP4237952B2 (ja) 2001-04-18 2001-04-18 受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002314838A JP2002314838A (ja) 2002-10-25
JP4237952B2 true JP4237952B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=18970396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001120337A Expired - Fee Related JP4237952B2 (ja) 2001-04-18 2001-04-18 受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4237952B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1770881A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-04 Motorola, Inc. Method and system for sharing broadcast service information in a communication network
JP4872431B2 (ja) * 2006-04-17 2012-02-08 船井電機株式会社 電子機器制御システム
JP2008092427A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Megachips Lsi Solutions Inc 地上デジタルラジオの楽曲保存方法
KR100994006B1 (ko) * 2007-12-24 2010-11-11 에스케이 텔레콤주식회사 리치 미디어 제공 시스템 및 그 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002314838A (ja) 2002-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100958049B1 (ko) 각종 도메인들 내의 장치들 간에서 콘텐츠를 관리하기 위한시스템 및 방법
KR100443920B1 (ko) 프로그램 정보 송신장치, 통신 시스템, 프로그램 정보송신방법, 프로그램 기록 지시방법 및 프로그램 구입지시방법
US7383983B2 (en) System and method for managing content between devices in various domains
US20050201720A1 (en) Program recording system, communication terminal, as well as recording and reproducing apparatus
US7231270B2 (en) Mobile play-list method
CA2354866C (en) Information delivery system, mobile communication terminal and information delivery method
JP4237952B2 (ja) 受信機
JP2010130169A (ja) 録画制御装置
JPH08293827A (ja) 衛星情報配信システムおよびこのシステムで使用される受信局装置
JP2005101970A (ja) 番組録画システム、番組録画管理装置、情報端末装置、番組録画制御方法および番組録画制御プログラム
CN102215360A (zh) 移动通信终端中基于声音采样调谐节目频道的方法和装置
JP2005156168A (ja) 情報記録システム
JPH08314488A (ja) 情報配信システムおよび情報配信方法並びに情報再生方法
JP2003009022A (ja) 車載用情報処理装置と画像表示端末
JP2004297544A (ja) 遠隔制御装置
JP2005286898A (ja) 番組録画システムとその番組録画装置及び放送受信端末、及び番組録画システムで使用される番組録画方法
JPH11175457A (ja) 車載機器情報表示方法、車載用情報処理装置及び自動車
KR101435791B1 (ko) 이동통신 단말기 및 이동통신 단말기의 방송 데이터 재생방법
JP2007006516A (ja) 携帯型端末装置及び放送データ送受信装置並びに送受信システム
JP2002189479A (ja) コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信指示装置
JP2004357124A (ja) 放送システムおよび受信装置
JP2001275093A (ja) 携帯型端末装置及び放送データ送受信装置並びに送受信システム
KR100235763B1 (ko) 예약내용 확인기능을 갖는 vcr 및 관련된 방법
KR20070004322A (ko) 디엠비 폰 인터페이스기능을 가진 카오디오 시스템
JPH11168481A (ja) 情報処理方法、車載用情報処理装置及び自動車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees