JPH08314179A - 画像形成装置用乾式トナー - Google Patents

画像形成装置用乾式トナー

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JPH08314179A
JPH08314179A JP7118359A JP11835995A JPH08314179A JP H08314179 A JPH08314179 A JP H08314179A JP 7118359 A JP7118359 A JP 7118359A JP 11835995 A JP11835995 A JP 11835995A JP H08314179 A JPH08314179 A JP H08314179A
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JP
Japan
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toner
image forming
forming apparatus
dry toner
aluminosilicate
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JP7118359A
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Naomichi Kobayashi
直道 小林
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置中あるいは画像形成装置用乾式
トナーの充填されたトナーボックスの中、さらには画像
形成後の画像記録媒体上における細菌、カビ類等の繁殖
を防止することができる画像形成装置用乾式トナーを提
供すること。 【構成】 画像形成装置用乾式トナーに、三次元の骨格
構造を有するアルカリまたはアルカリ土類金属のアルミ
ノ珪酸塩に金属イオンを含有させたものを混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に用いられる画像形成装置用乾式トナーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においては電子写真
法を用いており、この電子写真法において使用される画
像形成装置用乾式トナーは、結着樹脂を主成分とし、加
えて着色剤、荷電制御剤、離型剤及び磁性粉等を構成成
分としている。
【0003】このような画像形成装置用乾式トナーは、
画像形成装置中では通称トナーボックスと呼ばれる容器
の中に収容されている。このトナーボックスは、カート
リッジとなっているものが主流であり、画像形成装置に
備えられたトナーボックス中のトナーが空になると、予
備のトナーボックスとトナーボックスごと取り替える方
式になっている。さらに、予備のトナーボックスは、画
像形成装置に取り付けられるまでは密閉されており、そ
の製造工程におけるトナー充填時には、トナーボックス
及びトナーの殺菌、滅菌等の処理は行っていないのが現
状である。
【0004】従って、画像形成装置に当初から備えられ
ている乾式トナーにも増して、補給用の乾式トナーの詰
まった予備のトナーボックスの保存環境には注意する必
要がある。環境の悪い場所、例えば高温所での保存は、
トナー凝集等、トナー自身の変質がおこりやすく、画像
形成装置による出力画像にかぶりを引き起こしたり、潜
像形成時にトナーボックスからのトナー供給不足等の悪
影響を及ぼすといった問題がある。しかしながら、この
問題はトナーの結着樹脂の熱特性を変えることによっ
て、ある程度防ぐことが可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高温に
ならないまでも、一日の保存環境の温度差が激しい場
合、トナーボックス中で結露がおき、長期保存した場合
には、細菌、カビ類がトナーボックス中で繁殖し、出力
画像にがぶり等を引き起こすという問題がある。さら
に、画像記録媒体上への画像形成後においては、出力画
像に不特定多数の人間が触れることになり、画像が形成
された画像記録媒体は、トナーボックス以上に保存環境
への注意がはらわれなくなる。特に、画像記録媒体が紙
の場合、紙の持つ吸湿性の良さから細菌やカビ類の繁殖
はずっと起き易くなる。そして、この画像形成装置用乾
式トナーの保存時、さらには、画像記録媒体上での画像
形成後の細菌、カビ類等の繁殖に対する対策は何も採ら
れていないのが現状である。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、画像形成装置中あるいは画像形
成装置用乾式トナーの充填されたトナーボックスの中、
さらには画像形成後の画像記録媒体上における細菌、カ
ビ類等の繁殖を防止することができる画像形成装置用乾
式トナーを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成装置用乾式トナーは、抗菌性を有す
る金属イオンを混合している。
【0008】また、前記抗菌性を有する金属イオンは、
三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアルカリ土類
金属のアルミノ珪酸塩に含有された状態でトナーに混合
することが望ましい。
【0009】さらに、前記抗菌性を有する金属イオンを
含有した三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアル
カリ土類金属のアルミノ珪酸塩は、トナーに対して重量
基準で0.05〜5%の割合で混合することが望まし
い。
【0010】さらに、前記抗菌性を有する金属イオンを
含有した三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアル
カリ土類金属のアルミノ珪酸塩は、トナー粒子の表面に
適宜露出していることが望ましい。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明の画像形成装置用乾
式トナーによれば、抗菌性を有する金属イオンを混合し
ているので、画像形成装置中あるいは画像形成装置用乾
式トナーの充填されたトナーボックスの中、さらには画
像形成後の画像記録媒体上における細菌、カビ類等の繁
殖を防止することができる。
【0012】また、前記抗菌性を有する金属イオンは、
三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアルカリ土類
金属のアルミノ珪酸塩に含有された状態でトナーに混合
しているので、容易に金属イオンをトナー中に混合する
ことができる。
【0013】さらに、前記抗菌性を有する金属イオンを
含有した三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアル
カリ土類金属のアルミノ珪酸塩は、トナーに対して重量
基準で0.05〜5%の割合で混合しているので、トナ
ーの帯電能力を阻害することなく、充分な抗菌性をもた
せることができる。
【0014】さらに、前記抗菌性を有する金属イオンを
含有した三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアル
カリ土類金属のアルミノ珪酸塩は、トナー粒子の表面に
適宜露出しているので、トナーの帯電能力を阻害するこ
となく、充分な抗菌性をもたせることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の画像形成装置用乾式トナーを
具体化した実施例を説明する。
【0016】本実施例の画像形成装置用乾式トナーは、
従来と同様に、バインダー樹脂、着色剤、荷電制御剤、
離型剤及び磁性粉等から構成されており、さらに、金属
イオンを含有した三次元の骨格構造を有するアルカリま
たはアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩が含有されてい
る。
【0017】本実施例の三次元の骨格構造を有するアル
カリまたはアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩の三次元
の骨格構造とは、メタン型構造のSiO4四面体とAl
4四面体とが互いに1個ずつの酸素原子を共有してお
り、規則性ある大きな空洞を持っているものをさす。こ
のような構造は、一般的にゼオライト構造と呼ばれてい
る。この三次元構造を有するアルカリまたはアルカリ土
類金属のアルミノ珪酸塩の特性としては、耐熱性及び耐
水性に優れていること、トナーを構成する他の材料と反
応しないことが挙げられる。
【0018】そして、本実施例における三次元の骨格構
造を有するアルカリまたはアルカリ土類金属のアルミノ
珪酸塩は、その三次元の骨格構造内に抗菌性金属イオン
が含有されている。この抗菌性金属イオンの金属イオン
としては、例えば、銀、銅及び亜鉛等のイオンが挙げら
れる。これらの金属イオンは、例えば、大腸菌、黄色ブ
ドウ球菌、緑膿菌、セレウス菌、カンディダ菌、サルモ
ネラ菌、及び腸炎ビブリオ菌等の一般細菌や、黒コウジ
カビ等のカビ類等に対して、微生物細胞の呼吸系、電子
伝達系等の基本代謝系の酸素阻害、あるいは細胞膜の物
質移動阻害により増殖を抑える抗菌性を有するものと考
えられている。
【0019】通常、金属イオンを単独でトナー中に混合
させることは困難であるが、アルミノ珪酸塩の三次元の
骨格構造内に金属イオンを含有させたものをトナーに混
合させることによって、容易に金属イオンをトナーに混
合することができる。
【0020】また、画像形成装置用乾式トナーの構成成
分である結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリアクリ
レート、ポリメタクリレート、ビニル系樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアクリロニトリル、ポリエーテル、ポリカー
ボネート、セルロース系樹脂、ポリアミド及びこれらの
樹脂を与えるモノマの共重合体を使用することができ、
中でもポリエステル樹脂が有効的に用いられる。
【0021】着色剤としては、チタンホワイト、カーボ
ンブラック、紺青、鉄黒、ベンガラ、チタンイエロー等
の無機顔料、アゾ系、レーキ系、イソインドリノン系、
アントラキノン系、ペリレン系、ペリノン系、フタロシ
アニン系、キナクリドン系、チオインジゴ系等の各種有
機顔料、ローダミンB等の塩基性染料、酸性染料、蛍光
染料、アゾ系染料、アントラキノン系染料、アジン系染
料、及び金属錯化合物系染料等の各種染料等が挙げら
れ、これらの着色剤を単独或いは2種類以上のものを組
み合わせて使用することもできる。
【0022】さらに、荷電制御剤としては、ニグロシン
系染料、4級アンモニウム塩、アルコキシ化アミン、ア
ルキルアミド、アゾ系染料の金属錯体、及び高級脂肪酸
の金属塩が挙げられる。
【0023】離型剤としては、ポリアルキレン、あるい
は天然系のワックスを用いることができ、その具体的な
例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、カルナバ
ワックス、キャンデリラワックス及びライスワックス等
を使用することができる。
【0024】磁性粉としては、それ自身が磁性を示す
か、磁化可能な材料であれば使用することができ、例え
ば、鉄、マンガン、ニッケル、コバルト及びクロム等の
ような金属や、マグネタイト、ヘマタイト及びフェライ
トのような金属酸化物を微粉末にして磁性粉材料として
用いることができる。
【0025】前記三次元の骨格構造を有するアルカリま
たはアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩は乾式トナー全
体に対して、重量基準で0.05〜5%、望ましくは
0.1〜3%、さらに望ましくは 0.5〜2%の割合
で混合する。これは、三次元の骨格構造を有するアルカ
リまたはアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩の混合量が
重量基準で0.05%よりも少なくなると十分な抗菌力
を有することが難しくなるためである。逆に、重量基準
で5%よりも多く混合されると、画像形成装置用乾式ト
ナー表面に三次元の骨格構造を有するアルカリまたはア
ルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩が多く現れるようにな
り、結果として、トナーの帯電能力を阻害してしまうこ
とになり、トナーの帯電量の安定化が困難になってしま
うためである。
【0026】着色剤は、乾式トナー全体に対して、重量
基準で0.01%〜10%程度の割合で混合され、離型
剤は、一般に、重量基準で0.5〜10%程度の割合で
混合される。また、荷電制御剤は、重量基準で0.1〜
5%程度、磁性粉は、重量基準にして10〜55%程度
の割合でそれぞれ混合される。そして、残余の割合が結
着樹脂となる。また、これら構成成分は、必須のもので
はなく、例えば、非磁性のトナーであれば磁性粉は含ま
ない、というように含有されない場合もある。
【0027】このような、三次元の骨格構造を有するア
ルカリまたはアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩を含有
した画像形成装置用乾式トナーは、公知の製造方法によ
って形成可能であるが、特に、粉砕法を用いると、簡単
に製造でき、その効果を最大限に発揮することができ
る。
【0028】具体的な一例を示すと、先ず、結着樹脂と
着色剤を上記に示す割合で均一に混合する。この場合、
加熱均一混合されるのが通常である。この時に、三次元
の骨格構造を有するアルカリまたはアルカリ土類金属の
アルミノ珪酸塩も、同時に均一混合する。そして、最終
的なトナーとなった時に、抗菌効果を最大限に発揮させ
るために十分に分散混合させておく必要がある。
【0029】三次元の骨格構造を有するアルカリまたは
アルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩及び着色剤を含有し
た結着樹脂は、さらに、荷電制御剤及び離型剤等と混合
機で均一に混合される。次いで、その混合物を密閉式ニ
ーダー、あるいは1軸または2軸の押出機等で溶融混練
し、冷却後、クラッシャーやハンマーミル等で粗砕し、
さらに、ジェット式ミルや高速ローター回転式ミル等で
細粉砕し、そして、風力分級機(例えば、慣性分級方式
のエルボジェット、遠心分級方式のミクロプレックス、
DSセパレーターなど)等で分級する。画像形成装置用
トナーの平均粒径は6〜15μmが好適である。
【0030】さらに、トナーに定着性や流動性を向上さ
せるために外添処理する場合には、分級トナーと外添剤
を高速攪伴機等で攪伴混合すれば良い。この場合に用い
られる外添剤には、低分子量オレフィン重合体、微粉末
のシリカ、アルミナ、チタニア等の添加剤、更には抵抗
調整や滑剤の目的でマグネタイト、フェライト、酸化セ
リウム、チタン酸ストロンチウム、導電性チタニア等の
無機微粉末、及びアクリル樹脂等の有機微粉末を挙げる
ことができる。これらの外添剤の使用量は所望する性能
により選定すれば良く、例えば、トナー100重量部に
対し0.01〜10重量部程度が好ましい。
【0031】こうして得られた三次元の骨格構造を有す
るアルカリまたはアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩を
含有する画像形成装置用乾式トナーは、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等各種画像形成装置に使用できる。
【0032】以下に、本実施例の画像形成装置用乾式ト
ナーを用いて実験を行った結果について述べる。但し、
各成分の量(部)は全て重量部である。
【0033】まず、本実施例の画像形成用乾式トナーを
以下の組成に従って製造した。
【0034】 結着樹脂 ポリエステル樹脂 100部 着色剤 カーボンブラック(三菱化学社製) 13部 荷電制御剤 含金属染料(オリエント化学社製) 2部 離型剤 ポリプロピレン(三洋化学社製) 5部 三次元の骨格構造を有するアルカリまたは アルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩(銀イオン含有) 1部 以上の組成の混合物を、1軸の押出機等で溶融混練し、
冷却後、クラッシャーで粗砕し、ジェット式ミルで細粉
砕し、風力分級機で分級して画像形成装置用乾式トナー
を得た。さらに、このトナー100部に対してシリカ粉
末(ワッカーケミカル社製)1部をヘンシェルミキサー
にて外添処理を行った。
【0035】実験1としては、得られた画像形成装置用
乾式トナーをシャーレ上にとり、黒コウジカビを添加し
室温30℃、湿度65%の恒温恒湿槽に入れ、そして、
恒温恒湿槽に入れる前と入れた後の単位面積当たりの黒
コウジカビ数を比較した。
【0036】その結果、入れる前は黒コウジカビの数が
2.0×104個であったのに対し、24時間後には黒
コウジカビが検出不可能なまでに減っていた。
【0037】比較例については、三次元の骨格構造を有
するアルカリまたはアルカリ土類金属のアルミノ珪酸塩
を混合せずに、上記と同様の方法により画像形成装置用
乾式トナーを製造し、これを比較用トナーとした。
【0038】この得られたトナーをシャーレにとり、黒
コウジカビを添加し、実験1と同条件で恒温恒湿槽に入
れ、恒温恒湿槽に入れる前と入れた後の数を比較した。
結果は、入れる前は黒コウジカビの数が1.6×104
個であったのに対し、入れた後は0.8×104個であ
った。
【0039】実験1より、本実施例の画像形成装置用乾
式トナーは、防カビ効果が非常に高いことが分かる。
【0040】実験2としては、実験1において用いた画
像形成装置用乾式トナーを、非磁性一成分方式のレーザ
ープリンターに充填し、A4普通紙上に黒ベタを印字し
た。この画像形成装置用乾式トナーの印字された紙の印
字部に大腸菌を塗布し、室温30℃湿度65%の恒温恒
湿槽に入れ、そして、恒温恒湿槽に入れる前と後の大腸
菌の数を比較した。
【0041】その結果、入れる前では大腸菌の数が5.
7×104個であったのに対し、24時間後には大腸菌
が検出不能なまでに減少していた。
【0042】比較例については、実験1の比較例で使用
したものと同様のトナーを比較用トナーとし、実験2と
同様に非磁性一成分方式のレーザープリンターに充填
し、A4普通紙上に黒ベタを印字した。この画像形成装
置用乾式トナーの印字された紙の印字部に実験2と同様
に大腸菌を塗布し、室温30℃湿度65%の恒温恒湿槽
に入れ、そして、恒温恒湿槽に入れる前と後の大腸菌の
数を比較した。
【0043】その結果、入れる前では5.0×104
であったのに対し、24時間後には1.7×106にま
で増加していた。
【0044】実験2より、本実施例の画像形成装置用乾
式トナーは、防菌効果にも優れていることが分かる。
【0045】このように、本実施例の画像形成装置用乾
式トナーによれば、画像形成装置中あるいは画像形成装
置用乾式トナーが充填されたトナーボックスの中での細
菌、カビ類の繁殖を抑えることができるので、画像出力
時のトナー供給不足、画像記録媒体上のかぶり等の発生
を防止することができる。
【0046】さらに、本実施例の画像形成装置用乾式ト
ナーによれば、出力画像形成後の画像記録媒体上におけ
る細菌、カビ類等の繁殖も抑えることができるので、画
像出力後の画像記録媒体の長期間にわたる使用、及び保
存が可能になり、また、衛生的である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成装置用乾式トナーによれば、抗菌性を有
する金属イオンを含有しているので、画像形成装置中あ
るいは画像形成装置用乾式トナーが充填されたトナーボ
ックスの中での細菌、カビ類の繁殖を抑えることができ
るので、画像出力時のトナー供給不足、画像記録媒体上
のかぶり等の発生を防止することができる。
【0048】さらに、本実施例の画像形成装置用乾式ト
ナーによれば、出力画像形成後の画像記録媒体上におけ
る細菌、カビ類等の繁殖も抑えることができるので、画
像出力後の画像記録媒体の長期間にわたる使用、及び保
存が可能になり、また、衛生的である。
【0049】また、前記抗菌性を有する金属イオンは、
三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアルカリ土類
金属のアルミノ珪酸塩に含有された状態でトナーに混合
しているので、容易に金属イオンをトナー中に混合する
ことができる。
【0050】さらに、前記抗菌性を有する金属イオンを
含有した三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアル
カリ土類金属のアルミノ珪酸塩は、トナーに対して重量
基準で0.05〜5%の割合で混合しているので、トナ
ーの帯電能力を阻害することなく、充分な抗菌性をもた
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像形成装置用乾式トナーの斜視図
である。
【符号の説明】
1 画像形成装置用乾式トナー 2 三次元の骨格構造を有し、骨格構造内に抗菌性金属
イオンを含有するアルカリまたはアルカリ土類金属のア
ルミノ珪酸塩

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に使用される画像形成装置
    用乾式トナーにおいて、 抗菌性を有する金属イオンを混合したことを特徴とする
    画像形成装置用乾式トナー。
  2. 【請求項2】 前記抗菌性を有する金属イオンは、三次
    元の骨格構造を有するアルカリまたはアルカリ土類金属
    のアルミノ珪酸塩に含有された状態でトナーに混合した
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置用乾式
    トナー。
  3. 【請求項3】 前記抗菌性を有する金属イオンを含有し
    た三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアルカリ土
    類金属のアルミノ珪酸塩は、トナーに対して重量基準で
    0.05〜5%の割合で混合したことを特徴とする請求
    項1もしくは2に記載の画像形成装置用乾式トナー。
  4. 【請求項4】 前記抗菌性を有する金属イオンを含有し
    た三次元の骨格構造を有するアルカリまたはアルカリ土
    類金属のアルミノ珪酸塩は、トナー粒子の表面に適宜露
    出していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置用乾式トナー。
JP7118359A 1995-05-17 1995-05-17 画像形成装置用乾式トナー Pending JPH08314179A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100354759C (zh) * 2002-06-17 2007-12-12 富士施乐株式会社 图像记录材料和采用该材料的图像显示材料
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