JPH083140Y2 - 薄型電気設備用線樋 - Google Patents
薄型電気設備用線樋Info
- Publication number
- JPH083140Y2 JPH083140Y2 JP3801291U JP3801291U JPH083140Y2 JP H083140 Y2 JPH083140 Y2 JP H083140Y2 JP 3801291 U JP3801291 U JP 3801291U JP 3801291 U JP3801291 U JP 3801291U JP H083140 Y2 JPH083140 Y2 JP H083140Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- lid member
- connecting frame
- attached
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、所定寸法の添設箇所の
全長もしくは部分的に底部を形成し且つ、コンクリート
躯体W表面もしくは壁構成用下地材に固定される断面コ
の字形の連結枠と、添設箇所の全長にわたる長さを有
し、この連結枠の左右に夫々互いに平行で、且つ、前後
方向に相対位置調節自在に取付けられる側壁部材と、こ
れら両側壁部材止め具に左右の止め具を係脱自在に係合
して両側壁部材間の空間前方を閉止する蓋部材とから形
成される薄型電気設備用線樋の改良に関する。
全長もしくは部分的に底部を形成し且つ、コンクリート
躯体W表面もしくは壁構成用下地材に固定される断面コ
の字形の連結枠と、添設箇所の全長にわたる長さを有
し、この連結枠の左右に夫々互いに平行で、且つ、前後
方向に相対位置調節自在に取付けられる側壁部材と、こ
れら両側壁部材止め具に左右の止め具を係脱自在に係合
して両側壁部材間の空間前方を閉止する蓋部材とから形
成される薄型電気設備用線樋の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本考案者達は、先に図12,図13に示
すように、施工の時期選択が容易である上に配線、器具
類の位置変更や増設も容易でありながら、基本的に主た
る単一の構成部材で壁や柱を問わず、又フラット面にも
コーナーにも簡便に適用でき、しかも廉価で施工性の良
い薄型電気設備用線樋を提供することを意図して、前記
の通りの、所定寸法の添設箇所の全長もしくは部分的に
底部を形成し且つ、コンクリート躯体W表面もしくは壁
構成用下地材01に固定される断面コの字形の連結枠0
2と、添設箇所の全長にわたる長さを有し、この連結枠
02の左右に夫々互いに平行で、且つ、前後方向に相対
位置調節自在に取付けられる側壁部材03と、これら両
側壁部材03の止め具04に左右の止め具05を係脱自
在に係合して両側壁部材03巻の空間A前方を閉止する
蓋部材06とから形成される薄型電気設備用線樋を提供
した(実願平2−5565号参照)。
すように、施工の時期選択が容易である上に配線、器具
類の位置変更や増設も容易でありながら、基本的に主た
る単一の構成部材で壁や柱を問わず、又フラット面にも
コーナーにも簡便に適用でき、しかも廉価で施工性の良
い薄型電気設備用線樋を提供することを意図して、前記
の通りの、所定寸法の添設箇所の全長もしくは部分的に
底部を形成し且つ、コンクリート躯体W表面もしくは壁
構成用下地材01に固定される断面コの字形の連結枠0
2と、添設箇所の全長にわたる長さを有し、この連結枠
02の左右に夫々互いに平行で、且つ、前後方向に相対
位置調節自在に取付けられる側壁部材03と、これら両
側壁部材03の止め具04に左右の止め具05を係脱自
在に係合して両側壁部材03巻の空間A前方を閉止する
蓋部材06とから形成される薄型電気設備用線樋を提供
した(実願平2−5565号参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記本考案
者達が先に提案した薄型電気設備用線樋は、工場で一貫
生産された規格品であるから、取り付け箇所の床から天
井面までの高さが所定寸法でない場合は蓋部材の上端と
天井面との間に隙間が生じ、施工後の美観を損なう虞れ
があり、又蓋部材の左右端とボードとの間にも隙間が生
じ、更には蓋部材の取り付け姿勢が左右あるいは上下で
前後に歪んだりしてしまい、やはり美観上好ましいとは
云えず、その他線樋取り付け後においてもボードの角隅
を損傷してしまう虞れがあった。
者達が先に提案した薄型電気設備用線樋は、工場で一貫
生産された規格品であるから、取り付け箇所の床から天
井面までの高さが所定寸法でない場合は蓋部材の上端と
天井面との間に隙間が生じ、施工後の美観を損なう虞れ
があり、又蓋部材の左右端とボードとの間にも隙間が生
じ、更には蓋部材の取り付け姿勢が左右あるいは上下で
前後に歪んだりしてしまい、やはり美観上好ましいとは
云えず、その他線樋取り付け後においてもボードの角隅
を損傷してしまう虞れがあった。
【0004】そこで本考案は、上記の欠点を解決しよう
とするもので、施工後の外観が格段に美麗である上に、
施工性を更に高め、より高い商品価値を得ることができ
る薄型電気設備用線樋を提供することを目的とする。
とするもので、施工後の外観が格段に美麗である上に、
施工性を更に高め、より高い商品価値を得ることができ
る薄型電気設備用線樋を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の薄型電気設備用線樋においては、所定寸
法の添設箇所の全長もしくは部分的に底部を形成し且
つ、コンクリート躯体W表面もしくは壁構成用下地材2
3に固定される断面コの字形の連結枠3と、添設箇所の
全長にわたる長さを有し、この連結枠3の左右に夫々互
いに平行で、且つ、前後方向に相対位置調節自在に取付
けられる側壁部材2と、これら両側壁部材2の止め具8
に左右の止め具17を係脱自在に係合して両側壁部材2
間の空間A前方を閉止する蓋部材4とから形成されると
共に、前記側壁部材2はその台座部6の前面壁6Aの左
右両端部から前方に向かって、一方にボード1の端辺前
面を覆うひさし型7を一体に備えると共に中間部に前記
止め具8を一体に備えたひさし部片9が、又他方には、
このひさし部片9よりも少ない突出寸法の、先端に係止
爪10を備えた係止突片11が夫々一体に突設されて成
り、更に左右両端に夫々前記係止爪10に係脱自在に係
合する係合爪19を有して蓋部材4の内側に配置される
目隠し板5とを備えて成るものである。
めに、本考案の薄型電気設備用線樋においては、所定寸
法の添設箇所の全長もしくは部分的に底部を形成し且
つ、コンクリート躯体W表面もしくは壁構成用下地材2
3に固定される断面コの字形の連結枠3と、添設箇所の
全長にわたる長さを有し、この連結枠3の左右に夫々互
いに平行で、且つ、前後方向に相対位置調節自在に取付
けられる側壁部材2と、これら両側壁部材2の止め具8
に左右の止め具17を係脱自在に係合して両側壁部材2
間の空間A前方を閉止する蓋部材4とから形成されると
共に、前記側壁部材2はその台座部6の前面壁6Aの左
右両端部から前方に向かって、一方にボード1の端辺前
面を覆うひさし型7を一体に備えると共に中間部に前記
止め具8を一体に備えたひさし部片9が、又他方には、
このひさし部片9よりも少ない突出寸法の、先端に係止
爪10を備えた係止突片11が夫々一体に突設されて成
り、更に左右両端に夫々前記係止爪10に係脱自在に係
合する係合爪19を有して蓋部材4の内側に配置される
目隠し板5とを備えて成るものである。
【0006】そして添設される箇所がコンクリート躯体
である場合には、前記連結枠を躯体表面(コンクリート
打ち放し面)に直に固定すれば良く、又軽量鉄骨を下地
材として採用した壁である場合には、アタッチメントと
して、左右に夫々間柱23の側面23Aに接当して固着
連結される、添設箇所の全長にほゞ等しい上下寸法を有
して成る、L字状の型材28と、この型材28に上下方
向所定の間隔を置いて固着連結されていて、前記連結枠
3の背面に固着連結した連結板25,26に固着連結さ
れるZ字状の型材27とから成る連結枠板29を採用す
れば便利である。
である場合には、前記連結枠を躯体表面(コンクリート
打ち放し面)に直に固定すれば良く、又軽量鉄骨を下地
材として採用した壁である場合には、アタッチメントと
して、左右に夫々間柱23の側面23Aに接当して固着
連結される、添設箇所の全長にほゞ等しい上下寸法を有
して成る、L字状の型材28と、この型材28に上下方
向所定の間隔を置いて固着連結されていて、前記連結枠
3の背面に固着連結した連結板25,26に固着連結さ
れるZ字状の型材27とから成る連結枠板29を採用す
れば便利である。
【0007】更に、蓋部材4の閉止姿勢をより確実、美
麗に納めるために前記側壁部材2の台座部6の前面壁6
A上で、ひさし部片9と係止突片11との間に、蓋部材
4が閉止された状態における、その止め具17の先端と
前記前面壁6Aとの間隔よりもやゝ大なる肉厚を備えた
クッション材33を添着することが好ましい。
麗に納めるために前記側壁部材2の台座部6の前面壁6
A上で、ひさし部片9と係止突片11との間に、蓋部材
4が閉止された状態における、その止め具17の先端と
前記前面壁6Aとの間隔よりもやゝ大なる肉厚を備えた
クッション材33を添着することが好ましい。
【0008】
【作用】左右の側壁部材2はその長さ方向全長にわたっ
てもしくは所定間隔置きに連結枠3の左右に連結され、
丁度樋状もしくは梯子状に組立られ、この連結枠3がコ
ンクリート躯体面に、あるいは間柱23の各側面に連結
される。かくすることによって左右の側壁部材間に空間
Aが形成されることとなるので、ここに天井の転がし配
線と同じVVケーブルV等をそのまゝ通せる。そして、
蓋部材4が両側壁部材2間の空間Aの前方から止め具1
7に押圧されると該止め具同志8,17で蓋部材4を係
合止着して該空間Aを閉止し、線樋aが得られる。
てもしくは所定間隔置きに連結枠3の左右に連結され、
丁度樋状もしくは梯子状に組立られ、この連結枠3がコ
ンクリート躯体面に、あるいは間柱23の各側面に連結
される。かくすることによって左右の側壁部材間に空間
Aが形成されることとなるので、ここに天井の転がし配
線と同じVVケーブルV等をそのまゝ通せる。そして、
蓋部材4が両側壁部材2間の空間Aの前方から止め具1
7に押圧されると該止め具同志8,17で蓋部材4を係
合止着して該空間Aを閉止し、線樋aが得られる。
【0009】又、蓋部材4と同等の横幅を備える目隠し
板5は、線樋取り付け時に、床面から天井面の上下寸法
が基準寸法よりも長い場合は、蓋部材4の上端と天井面
との間に生じる隙間Sを蓋部材4の代わりとなって閉止
するように働く。
板5は、線樋取り付け時に、床面から天井面の上下寸法
が基準寸法よりも長い場合は、蓋部材4の上端と天井面
との間に生じる隙間Sを蓋部材4の代わりとなって閉止
するように働く。
【0010】間柱23と連結枠3を互いに固着連結する
ための連結枠板29は、添設箇所の全長とほゞ等しい上
下寸法を有して間柱23の側面23Aに取付けられるL
字状の型材28を有することによって、このL字状の型
材をZ字状の型材と同様に短尺なものにしていた従来の
手段と違って、これに固着連結される複数箇のZ字状の
型材27相互の上下あるいは前後の固着位置を予めこの
L字状の型材28上で正しく取りやすく、正確な取付け
位置を簡単に得られるように働く。
ための連結枠板29は、添設箇所の全長とほゞ等しい上
下寸法を有して間柱23の側面23Aに取付けられるL
字状の型材28を有することによって、このL字状の型
材をZ字状の型材と同様に短尺なものにしていた従来の
手段と違って、これに固着連結される複数箇のZ字状の
型材27相互の上下あるいは前後の固着位置を予めこの
L字状の型材28上で正しく取りやすく、正確な取付け
位置を簡単に得られるように働く。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を以下に述べる。図1は室内
に本考案による薄型電気設備用線樋を設けた場合を示
し、1は壁面に貼ったボード、1’は天井下地材(図
外)に張ったボードである。aはボード1に組み込まれ
た線樋で、a1,a2 はボードの別の位置に組込まれたも
の、又a3 は出隅に組み込まれたものを示す。又、図2
乃至図11は夫々線樋を壁に添設した場合の構造を具体
的に示した斜視図と断面図で、図3乃至図7は共にコン
クリート躯体W表面にGLボンド20を塗り、この上か
らボードを貼付て得られる壁に適用した場合を示し、又
図8乃至図11は軽量鉄骨を下地材に採用し、これにボ
ードを取付けて得られる壁に適用した場合を示す。
に本考案による薄型電気設備用線樋を設けた場合を示
し、1は壁面に貼ったボード、1’は天井下地材(図
外)に張ったボードである。aはボード1に組み込まれ
た線樋で、a1,a2 はボードの別の位置に組込まれたも
の、又a3 は出隅に組み込まれたものを示す。又、図2
乃至図11は夫々線樋を壁に添設した場合の構造を具体
的に示した斜視図と断面図で、図3乃至図7は共にコン
クリート躯体W表面にGLボンド20を塗り、この上か
らボードを貼付て得られる壁に適用した場合を示し、又
図8乃至図11は軽量鉄骨を下地材に採用し、これにボ
ードを取付けて得られる壁に適用した場合を示す。
【0012】本考案による線樋a〜anは基本的には四
つの部材から成る単一の構成部品を主体とし、もしくは
これに少しのアタッチメントを付加することで、各図例
の如く、如何なる壁(あるいは柱)にも適用できるよう
に構成されている。四つの部材は、図3に示すように、
左右一対の側壁部材2と、これら側壁部材2を互いに接
続する断面形状コの字型で、添設箇所の全長もしくは部
分的に底を形成する連結枠(図例では部分的な底を形成
する場合を示す。)3と、そして側壁部材2に係脱され
る蓋部材4、更に蓋部材4の内側で、天井面近くに配設
される該蓋部材4とほゞ同等の横幅を有する目隠し板5
とである。
つの部材から成る単一の構成部品を主体とし、もしくは
これに少しのアタッチメントを付加することで、各図例
の如く、如何なる壁(あるいは柱)にも適用できるよう
に構成されている。四つの部材は、図3に示すように、
左右一対の側壁部材2と、これら側壁部材2を互いに接
続する断面形状コの字型で、添設箇所の全長もしくは部
分的に底を形成する連結枠(図例では部分的な底を形成
する場合を示す。)3と、そして側壁部材2に係脱され
る蓋部材4、更に蓋部材4の内側で、天井面近くに配設
される該蓋部材4とほゞ同等の横幅を有する目隠し板5
とである。
【0013】側壁部材2は床面から天井下地材(図外)
に至る、好ましくは上端は天井スラブまでに至る、長さ
を有し、基部側には連結枠3を固定するためのボルトB
の頭部を嵌入する断面角C字型の台座部6をその全長に
わたって一体に備え、この台座部6の前面壁6Aの左右
両端部から前方に向かって、一方にボード1の端辺前面
(表角隅)を覆うひさし片7を前端に一体に備えると共
に、中間部に蓋部材4を係止する止め具8を一体に備え
たひさし部片9が設けられ、又他方には、このひさし部
片9よりも少ない突出寸法の、先端に係止爪10を備え
た係止突片11が一体に設けられている。
に至る、好ましくは上端は天井スラブまでに至る、長さ
を有し、基部側には連結枠3を固定するためのボルトB
の頭部を嵌入する断面角C字型の台座部6をその全長に
わたって一体に備え、この台座部6の前面壁6Aの左右
両端部から前方に向かって、一方にボード1の端辺前面
(表角隅)を覆うひさし片7を前端に一体に備えると共
に、中間部に蓋部材4を係止する止め具8を一体に備え
たひさし部片9が設けられ、又他方には、このひさし部
片9よりも少ない突出寸法の、先端に係止爪10を備え
た係止突片11が一体に設けられている。
【0014】連結枠3は長方形状の平板を、その長尺方
向の両端を同一方向にほゞ90度立ち上げて一対の突片
12を備えてなり、これら突片12に前後方向、つまり
側壁部材2の上下方向に直交する水平方向、に沿って長
孔13が穿設され、ここに前記ボルトBが挿通され、ナ
ットNを締め付けることで、該突片12が台座部6内面
に接当した状態で、側壁部材2を連結させる。そして、
この連結枠3は側壁部材2に上下方向に所定あるいは適
宜の間隔を置いて複数個(好ましくは4個)連結され、
正面視では丁度梯子状の外観を呈する。又、この連結枠
3の平板部14には、該連結枠3をコンクリート壁Wも
しくは壁下地材のボード取付け部材である間柱(後述)
に固着連結するための二つの取付けネジの挿通孔15が
左右方向に所定の間隔を置いて穿設され、これらの挿通
孔15は上下方向に沿う長孔に形成されている。尚、添
設箇所の全長にわたる連結枠とするには、床面から天井
下地材もしくは天井スラブに至る長さを有した断面コの
字型の型材を採用すれば良い。
向の両端を同一方向にほゞ90度立ち上げて一対の突片
12を備えてなり、これら突片12に前後方向、つまり
側壁部材2の上下方向に直交する水平方向、に沿って長
孔13が穿設され、ここに前記ボルトBが挿通され、ナ
ットNを締め付けることで、該突片12が台座部6内面
に接当した状態で、側壁部材2を連結させる。そして、
この連結枠3は側壁部材2に上下方向に所定あるいは適
宜の間隔を置いて複数個(好ましくは4個)連結され、
正面視では丁度梯子状の外観を呈する。又、この連結枠
3の平板部14には、該連結枠3をコンクリート壁Wも
しくは壁下地材のボード取付け部材である間柱(後述)
に固着連結するための二つの取付けネジの挿通孔15が
左右方向に所定の間隔を置いて穿設され、これらの挿通
孔15は上下方向に沿う長孔に形成されている。尚、添
設箇所の全長にわたる連結枠とするには、床面から天井
下地材もしくは天井スラブに至る長さを有した断面コの
字型の型材を採用すれば良い。
【0015】蓋部材4は、薄鉄板、鋼板更には合成樹脂
製等の細幅長尺板の幅方向両側部が同一方向にほゞ90
度折曲げられて短い折曲げ部16,16を備えて断面形
状コの字型を呈し、添設箇所の上下寸法のほゞ2分の1
の上下寸法で、下端近くにスイッチプレート、コンセン
トプレート、ボリュウムコントローラ、サーモスタッ
ト、エアコンスイッチ等の取り付け用の開口4Aが設け
られているものと、この開口4Aを設けないものとがあ
り、必要に応じてこれらを適宜に組合せて成る。4Bは
この開口4Aを閉止するメクラプレート、4Cは化粧カ
バーを兼ねるプレートである。更に前記折曲げ部16の
先端に止め具17が一体に設けられたもので、これらの
止め具17は前記側壁部材2に設けられた止め具8と夫
々係合して、該蓋部材4を側壁部材2に着脱自在に止着
させるものである。
製等の細幅長尺板の幅方向両側部が同一方向にほゞ90
度折曲げられて短い折曲げ部16,16を備えて断面形
状コの字型を呈し、添設箇所の上下寸法のほゞ2分の1
の上下寸法で、下端近くにスイッチプレート、コンセン
トプレート、ボリュウムコントローラ、サーモスタッ
ト、エアコンスイッチ等の取り付け用の開口4Aが設け
られているものと、この開口4Aを設けないものとがあ
り、必要に応じてこれらを適宜に組合せて成る。4Bは
この開口4Aを閉止するメクラプレート、4Cは化粧カ
バーを兼ねるプレートである。更に前記折曲げ部16の
先端に止め具17が一体に設けられたもので、これらの
止め具17は前記側壁部材2に設けられた止め具8と夫
々係合して、該蓋部材4を側壁部材2に着脱自在に止着
させるものである。
【0016】目隠し板5は薄鉄板、鋼板更には合成樹脂
製等の、蓋部材4よりはやゝ短い横幅の細幅で、且つ、
短尺に形成され、その幅方向両側部が同一方向にほゞ9
0度折り曲げられて短い折曲げ部18を備えて、断面形
状コの字型を呈し、この折曲げ部18の先端に係合爪1
9が一体に設けられたもので、これらの係合爪19が前
記側壁部材2に設けられた係止爪10と夫々係合して、
蓋部材4の内側において、側壁部材2に着脱自在に係止
される。
製等の、蓋部材4よりはやゝ短い横幅の細幅で、且つ、
短尺に形成され、その幅方向両側部が同一方向にほゞ9
0度折り曲げられて短い折曲げ部18を備えて、断面形
状コの字型を呈し、この折曲げ部18の先端に係合爪1
9が一体に設けられたもので、これらの係合爪19が前
記側壁部材2に設けられた係止爪10と夫々係合して、
蓋部材4の内側において、側壁部材2に着脱自在に係止
される。
【0017】以上のような線樋aをコンクリート壁(躯
体)Wに設ける場合について説明する。先ず、平坦部O
に取付けるには、図6に示すように、線樋添設部位の表
面を避けるようにして、GLボンド20を塗り、且つ、
ボード1を貼り、かくして、ボード1間と壁面との間
に、線樋添設用の奥行きの浅い空隙(左右幅約120m
m、奥行き約30〜50mm)を形成しておく。次いでこ
の添設部位のコンクリート壁(打ち放し面)Wに、上下
方向に、連結枠3の上下方向間隔にあわせて左右一対づ
つのアンカープラグ21を打ち込み、側壁部材2を連結
した状態の連結枠3を壁Wに添え、ボルト挿通孔15を
介してボルトBをアンカープラグ21にねじ込んで固定
する。この際、アンカープラグ21に対するボルトBの
相対位置合わせは長孔である前記挿通孔15と台座部6
の開口6Bとで調整し、又蓋部材4の表面と左右のボー
ド1表面とのレベル合わせは、連結枠3の突片12の長
孔13で調整する。このようにしてコンクリート壁Wに
添設された側壁部材2に蓋部材4を互いの止め具8,1
7を係合させて止着する。
体)Wに設ける場合について説明する。先ず、平坦部O
に取付けるには、図6に示すように、線樋添設部位の表
面を避けるようにして、GLボンド20を塗り、且つ、
ボード1を貼り、かくして、ボード1間と壁面との間
に、線樋添設用の奥行きの浅い空隙(左右幅約120m
m、奥行き約30〜50mm)を形成しておく。次いでこ
の添設部位のコンクリート壁(打ち放し面)Wに、上下
方向に、連結枠3の上下方向間隔にあわせて左右一対づ
つのアンカープラグ21を打ち込み、側壁部材2を連結
した状態の連結枠3を壁Wに添え、ボルト挿通孔15を
介してボルトBをアンカープラグ21にねじ込んで固定
する。この際、アンカープラグ21に対するボルトBの
相対位置合わせは長孔である前記挿通孔15と台座部6
の開口6Bとで調整し、又蓋部材4の表面と左右のボー
ド1表面とのレベル合わせは、連結枠3の突片12の長
孔13で調整する。このようにしてコンクリート壁Wに
添設された側壁部材2に蓋部材4を互いの止め具8,1
7を係合させて止着する。
【0018】線樋aの内部空間Aは天井裏に連通してい
るので、使用に際しては、該蓋部材4を側壁部材2から
取外し、該内部空間Aの中に天井裏からのVVケーブル
Vをそのまま床方向に向かって縦に配線し、これに前記
スイッチあるいはコンセントプレート4Aに取付けてあ
るスイッチやコンセントを接続し、再びこれらスイッチ
及び/又はコンセントプレート4Aを含んで蓋部材4を
側壁部材2に係合止着して添設を完了する。
るので、使用に際しては、該蓋部材4を側壁部材2から
取外し、該内部空間Aの中に天井裏からのVVケーブル
Vをそのまま床方向に向かって縦に配線し、これに前記
スイッチあるいはコンセントプレート4Aに取付けてあ
るスイッチやコンセントを接続し、再びこれらスイッチ
及び/又はコンセントプレート4Aを含んで蓋部材4を
側壁部材2に係合止着して添設を完了する。
【0019】ところで、添設箇所の床から天井面までの
高さが基準寸法を超える場合には、蓋部材4と天井面と
の間に隙間Sが生じ見苦しいが、目隠し板5を側壁部材
2に、係合爪19を係止爪10に係合させることで、蓋
部材4の上端より下位部分から天井面を超えて更に上方
にわたる範囲までをこの目隠し板5で覆うことができ、
外観上、美麗に施工できるに至った。
高さが基準寸法を超える場合には、蓋部材4と天井面と
の間に隙間Sが生じ見苦しいが、目隠し板5を側壁部材
2に、係合爪19を係止爪10に係合させることで、蓋
部材4の上端より下位部分から天井面を超えて更に上方
にわたる範囲までをこの目隠し板5で覆うことができ、
外観上、美麗に施工できるに至った。
【0020】尚、線樋aとボード1との添設の後先は問
わず、並行して行うこともでき、何れにするかは必要に
応じて選択できる。更に、前記内部空間AへのVVケー
ブルVの配線を線樋aの添設時に行うか後にするかも、
またスイッチやコンセントのVVケーブルVの接続とプ
レートへの取付けとの後先も適宜に選択でき、必ずしも
先の記載順通りでなくても実施できるものである。
わず、並行して行うこともでき、何れにするかは必要に
応じて選択できる。更に、前記内部空間AへのVVケー
ブルVの配線を線樋aの添設時に行うか後にするかも、
またスイッチやコンセントのVVケーブルVの接続とプ
レートへの取付けとの後先も適宜に選択でき、必ずしも
先の記載順通りでなくても実施できるものである。
【0021】次に、コンクリート壁Wの出隅Pに添設す
る場合は、図7に示すように、出隅Pの表面を避けるよ
うにしてGLボンド20を塗り、ボード1を貼る。そし
てこの出隅Pを挾むボード1の間の二つの平坦部P1,P
2 に夫々、先の要領で線樋a,aを添設する。又、二つ
の線樋a,aの互いの突合せ部外側には、図示するごと
く、断面形状正方形で通しの出隅部材22を用いると便
利である。
る場合は、図7に示すように、出隅Pの表面を避けるよ
うにしてGLボンド20を塗り、ボード1を貼る。そし
てこの出隅Pを挾むボード1の間の二つの平坦部P1,P
2 に夫々、先の要領で線樋a,aを添設する。又、二つ
の線樋a,aの互いの突合せ部外側には、図示するごと
く、断面形状正方形で通しの出隅部材22を用いると便
利である。
【0022】次ぎに、壁下地材として軽量鉄骨を採用し
(一般に軽鉄工法と称される)、これにボードを添設し
て構成される壁に設ける場合について説明する。図8,
図10は平坦部Oに取付ける場合、図11は出隅Pに取
付ける場合を示すが、軽鉄工法による場合は、平坦部、
出隅に拘りなく、何れにしても壁下地材としての間柱2
3に線樋aを固定するために、前記連結枠3を採用する
が、この場合、連結枠3は図3乃至7に示される構造を
そのまゝ適用することには馴染まないから、次ぎの如き
アタッチメントとしての連結部材24を採用する。
(一般に軽鉄工法と称される)、これにボードを添設し
て構成される壁に設ける場合について説明する。図8,
図10は平坦部Oに取付ける場合、図11は出隅Pに取
付ける場合を示すが、軽鉄工法による場合は、平坦部、
出隅に拘りなく、何れにしても壁下地材としての間柱2
3に線樋aを固定するために、前記連結枠3を採用する
が、この場合、連結枠3は図3乃至7に示される構造を
そのまゝ適用することには馴染まないから、次ぎの如き
アタッチメントとしての連結部材24を採用する。
【0023】この連結部材24は、平坦部Oに適用する
場合には、各連結枠3の背面に、挿通孔15に挿通され
た取付けねじB2 で取付けられる平板状の連結板25、
又出隅Pに適用する場合には、互いに90度の角度を持
たせて配した一対の線樋aの夫々の連結枠3の背面に、
同様に取付けねじB2 で取付けられるL字状の連結板2
6と、これら両者に共通して、Z字状(但し、ステムは
垂直で、たて、よこ直角型)の型材27とL字状の型材
28とを互いのよこ短片部27A,28Aで一体的に固
着連結した連結枠板29とから形成され、Z字状の型材
27のもう一方のよこ短片部27Bが、連結板25の端
部に取付けねじB3 で固着連結され、他方L字状の型材
28のたて片部28Bが間柱23に取付けねじB4 で固
着連結される。又、Z字状の型材27の前記もう一方の
よこ短片部27Bに設けられる取付けねじB3 の挿通孔
30は左右方向に長孔に形成されていて、線樋a取付け
位置の左右方向の位置調整を可能にする。そして、前記
L字状の型材28は添設箇所の全長、つまり床面から天
井下地材、にわたる、好ましくは上端は天井スラブに至
る、長さを有していて、そのよこ短片部28Aの上下所
定間隔置きに前記Z字状の型材27のよこ短片部27A
が一体的に固着連結される。このL字状の型材28を添
設箇所の全長にわたる上下寸法とほゞ同じ上下長さに形
成することににより、現場でのZ字状の型材27相互の
上下並びに前後の取付けピッチを容易に確定でき、能率
の良い取付け作業を行なえると共に、高い取付け精度が
得られ、美麗な仕上りを可能にする。
場合には、各連結枠3の背面に、挿通孔15に挿通され
た取付けねじB2 で取付けられる平板状の連結板25、
又出隅Pに適用する場合には、互いに90度の角度を持
たせて配した一対の線樋aの夫々の連結枠3の背面に、
同様に取付けねじB2 で取付けられるL字状の連結板2
6と、これら両者に共通して、Z字状(但し、ステムは
垂直で、たて、よこ直角型)の型材27とL字状の型材
28とを互いのよこ短片部27A,28Aで一体的に固
着連結した連結枠板29とから形成され、Z字状の型材
27のもう一方のよこ短片部27Bが、連結板25の端
部に取付けねじB3 で固着連結され、他方L字状の型材
28のたて片部28Bが間柱23に取付けねじB4 で固
着連結される。又、Z字状の型材27の前記もう一方の
よこ短片部27Bに設けられる取付けねじB3 の挿通孔
30は左右方向に長孔に形成されていて、線樋a取付け
位置の左右方向の位置調整を可能にする。そして、前記
L字状の型材28は添設箇所の全長、つまり床面から天
井下地材、にわたる、好ましくは上端は天井スラブに至
る、長さを有していて、そのよこ短片部28Aの上下所
定間隔置きに前記Z字状の型材27のよこ短片部27A
が一体的に固着連結される。このL字状の型材28を添
設箇所の全長にわたる上下寸法とほゞ同じ上下長さに形
成することににより、現場でのZ字状の型材27相互の
上下並びに前後の取付けピッチを容易に確定でき、能率
の良い取付け作業を行なえると共に、高い取付け精度が
得られ、美麗な仕上りを可能にする。
【0024】そこで、平坦部Oに線樋aを添設するに当
たっては、図8或は図10に示すように、左右の間柱2
3の互いに向かいあう側面23Aに夫々、L字状の型材
28のたて片部28Bを取付けねじB4 で直に固着する
ことによって、連結枠板29を連結し、次いで、Z字状
の型材27のもう一方のよこ短片部27Bに、連結板2
5を固着連結し、この連結板25に左右の側壁部材2を
連結した連結枠3を固着連結し、最後に蓋部材4を側壁
部材2に係合止着させる。
たっては、図8或は図10に示すように、左右の間柱2
3の互いに向かいあう側面23Aに夫々、L字状の型材
28のたて片部28Bを取付けねじB4 で直に固着する
ことによって、連結枠板29を連結し、次いで、Z字状
の型材27のもう一方のよこ短片部27Bに、連結板2
5を固着連結し、この連結板25に左右の側壁部材2を
連結した連結枠3を固着連結し、最後に蓋部材4を側壁
部材2に係合止着させる。
【0025】又、出隅Pに線樋aを添設するに当たって
は、図11に示すように(図例は内外にボードを添設し
た場合を示す)、出隅Pを挾んで相隣る間柱23に先と
同様にして、連結枠板29、L字状の連結板26の順で
順次固着連結する、次いで、このL字状の連結板26の
よこ短片部26aとたて片部26bとに夫々、左右の側
壁部材2を連結した連結枠3を固着連結し、最後に蓋部
材4を側壁部材2に係合止着する。この場合、各線樋a
の互いの突合せ部側内方側に、図示するように、内側の
ボード背面と各連結枠3との間に断面コの字型で連結枠
の上下幅とほゞ同寸法の上下幅に形成された支え枠31
を介在させれば、取付け強度を大幅に向上できる。又、
各線樋aの互いの突合せ部外側(角隅)には、図示する
ように、断面正方形の出隅部材22を用いると便利であ
る。更に各図では壁に適用した場合を示したが、柱に適
用される場合も同様の効果が得られることはいうまでも
ない。
は、図11に示すように(図例は内外にボードを添設し
た場合を示す)、出隅Pを挾んで相隣る間柱23に先と
同様にして、連結枠板29、L字状の連結板26の順で
順次固着連結する、次いで、このL字状の連結板26の
よこ短片部26aとたて片部26bとに夫々、左右の側
壁部材2を連結した連結枠3を固着連結し、最後に蓋部
材4を側壁部材2に係合止着する。この場合、各線樋a
の互いの突合せ部側内方側に、図示するように、内側の
ボード背面と各連結枠3との間に断面コの字型で連結枠
の上下幅とほゞ同寸法の上下幅に形成された支え枠31
を介在させれば、取付け強度を大幅に向上できる。又、
各線樋aの互いの突合せ部外側(角隅)には、図示する
ように、断面正方形の出隅部材22を用いると便利であ
る。更に各図では壁に適用した場合を示したが、柱に適
用される場合も同様の効果が得られることはいうまでも
ない。
【0026】又、前記各実施例において、図中32はゴ
ム等の弾性材を素材としたクッション材で、前記側壁部
材2の台座部6の前面壁6Aで、且つ、ひさし部片9と
係止突片11との間に添着され、蓋部材4が閉止された
状態における、その止め具17の先端と前面壁6Aとの
間隙よりもやゝ大なる肉厚を備えている。このクッショ
ン材32は蓋部材4の止め具17と側壁部材2の止め具
8との係合を深めて強固にし、該蓋部材4の閉止姿勢を
ガタツキ少なくしっかりと保持する。
ム等の弾性材を素材としたクッション材で、前記側壁部
材2の台座部6の前面壁6Aで、且つ、ひさし部片9と
係止突片11との間に添着され、蓋部材4が閉止された
状態における、その止め具17の先端と前面壁6Aとの
間隙よりもやゝ大なる肉厚を備えている。このクッショ
ン材32は蓋部材4の止め具17と側壁部材2の止め具
8との係合を深めて強固にし、該蓋部材4の閉止姿勢を
ガタツキ少なくしっかりと保持する。
【0027】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。蓋部材4
の内方に、この蓋部材4とほゞ同等の横幅を有する目隠
し板5を設けることによって、床面から天井面に至る上
下寸法が基準寸法よりも長い場合の蓋部材4と天井面と
の間に生じる隙間Sをうまく閉止でき、見苦しさがなく
美麗に仕上げることができ、又、ひさし片7によってボ
ードの端辺表面を覆うことができるから、ボードの端辺
角隅を損傷する虞れが少なく、施工後の外観を美麗にで
きる上に、このひさし片7をボードの取付けのための取
付け治具としても兼用できて、施工性を高めることもで
きる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。蓋部材4
の内方に、この蓋部材4とほゞ同等の横幅を有する目隠
し板5を設けることによって、床面から天井面に至る上
下寸法が基準寸法よりも長い場合の蓋部材4と天井面と
の間に生じる隙間Sをうまく閉止でき、見苦しさがなく
美麗に仕上げることができ、又、ひさし片7によってボ
ードの端辺表面を覆うことができるから、ボードの端辺
角隅を損傷する虞れが少なく、施工後の外観を美麗にで
きる上に、このひさし片7をボードの取付けのための取
付け治具としても兼用できて、施工性を高めることもで
きる。
【0028】又、間柱23に連結する連結枠体29は、
添設箇所の全長とほゞ等しい上下寸法を有するL字状の
型材28を備えることによって、間柱23とを繋ぐZ字
状の型材27の上下、前後方向の取付けピッチを予め正
確に確定できるので、連結枠3を蓋部材4が正しくボー
ド表面と同一面上に位置する取付け姿勢に、更には側壁
部材2の止め具8と蓋部材4の止め具17との係合がそ
の全長にわたって円滑に行なえる取付け姿勢にセットで
き、L字状の型材28を、Z字状の型材27と同様に、
分割したものを用いる従来の手段と違って、施工後の外
観が格段に美麗で施工性も向上できる。
添設箇所の全長とほゞ等しい上下寸法を有するL字状の
型材28を備えることによって、間柱23とを繋ぐZ字
状の型材27の上下、前後方向の取付けピッチを予め正
確に確定できるので、連結枠3を蓋部材4が正しくボー
ド表面と同一面上に位置する取付け姿勢に、更には側壁
部材2の止め具8と蓋部材4の止め具17との係合がそ
の全長にわたって円滑に行なえる取付け姿勢にセットで
き、L字状の型材28を、Z字状の型材27と同様に、
分割したものを用いる従来の手段と違って、施工後の外
観が格段に美麗で施工性も向上できる。
【0029】併せてクッション材32によって蓋部材4
の止め具17と側壁部材2の止め具8との係合が深まっ
て蓋部材4をガタツキなくうまく閉止させることがで
き、格段に高い商品価値が得られる。
の止め具17と側壁部材2の止め具8との係合が深まっ
て蓋部材4をガタツキなくうまく閉止させることがで
き、格段に高い商品価値が得られる。
【図1】本考案の線樋の設置状態を示す説明図である。
【図2】蓋部材の開口部分の拡大説明図である。
【図3】線樋の基本構成を示す要部の一部切欠き斜視図
である。
である。
【図4】線樋の要部の拡大断面図である。
【図5】作用状態を示す要部の説明図である。
【図6】コンクリート壁の平坦部に取付けた状態の要部
の断面図である。
の断面図である。
【図7】コンクリート壁の出隅に取付けた状態の要部の
断面図である。
断面図である。
【図8】軽量鉄骨を下地材として用いた壁に適用した場
合の要部の拡大断面図である。
合の要部の拡大断面図である。
【図9】連結枠板の一部切欠き斜視図である。
【図10】軽量鉄骨を下地材として用いた壁の平坦部に
取付ける状態の要部の断面図である。
取付ける状態の要部の断面図である。
【図11】軽量鉄骨を下地材として用いた壁の出隅に取
付ける状態の要部の断面図である。
付ける状態の要部の断面図である。
【図12】従来例のコンクリート壁の平坦部に適用した
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図13】従来例の軽量鉄骨を下地材として用いた壁に
適用した状態の説明図である。
適用した状態の説明図である。
1 ボード 2 側壁部材 3 連結枠 4 蓋部材 5 目隠し板 6 台座部 6A 台座部の前面壁 7 ひさし片 8 側壁部材に設けた止め具 10 台座部に設けた係止爪 17 蓋部材に設けた止め具 19 目隠し板に設けた係合爪 23 間柱 24 連結部材 27 Z字状の型材 27A Z字状の型材のよこ片部 27B Z字状の型材のたて片部 28 L字状の型材 28A L字状の型材よこ片部 28B L字状の型材たて片部 29 連結枠板 32 クッション材 A 線樋の内部空間 a 線樋 O 壁の平坦部 P 壁の出隅 S 蓋部材上端と天井面との間に生じる隙間
Claims (3)
- 【請求項1】 所定寸法の添設箇所の全長もしくは部分
的に底部を形成し且つ、コンクリート躯体W表面もしく
は壁構成用下地材23に固定される断面コの字形の連結
枠3と、添設箇所の全長にわたる長さを有し、この連結
枠3の左右に夫々互いに平行で、且つ、前後方向に相対
位置調節自在に取付けられる側壁部材2と、これら両側
壁部材2の止め具8に左右の止め具17を係脱自在に係
合して両側壁部材2間の空間A前方を閉止する蓋部材4
とから形成されると共に、前記側壁部材2は、その台座
部6の前面壁6Aの左右両端部から前方に向かって、一
方にボード1の端辺前面を覆うひさし型7を一体に備え
ると共に中間部に前記止め具8を一体に備えたひさし部
片9が、又他方には、このひさし部片9よりも少ない突
出寸法の、先端に係止爪10を備えた、係止突片11が
夫々一体に突設されて成り、更に左右両端に夫々前記係
止爪10に係脱自在に係合する係合爪19を有して蓋部
材4の内側に配置される目隠し板5とを備えて成る薄型
電気設備用線樋。 - 【請求項2】 所定寸法の添設箇所の全長もしくは部分
的に底部を形成し且つ、コンクリート躯体W表面もしく
は壁構成用下地材23に固定される断面コの字形の連結
枠3と、添設箇所の全長にわたる長さを有し、この連結
枠3の左右に夫々互いに平行で、且つ、前後方向に相対
位置調節自在に取付けられる側壁部材2と、これら両側
壁部材2の止め具8に左右の止め具17を係脱自在に係
合して両側壁部材2間の空間A前方を閉止する蓋部材4
とから形成されると共に、添設箇所の全長とほゞ等しい
上下寸法を有して間柱23の側面23Aに取付けられる
L字状の型材28と、この型材28に上下方向所定の間
隔を置いて固着連結されていて、前記連結枠3の背面に
固着連結された連結板25,26に固着されるZ字状の
型材27とから成る連結枠板29を備えて成る薄型電気
設備用線樋。 - 【請求項3】 前記側壁部材2は、台座部6の前面壁6
A上で、ひさし部片9と係止突片11との間に、蓋部材
4が閉止された状態における該蓋部材4の止め具17の
先端と前記前面壁6Aとの間隔よりもやゝ大なる肉厚を
備えたクッション材32が添着されている請求項1又は
2の何れかに記載の薄型電気設備用線樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3801291U JPH083140Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 薄型電気設備用線樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3801291U JPH083140Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 薄型電気設備用線樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124822U JPH04124822U (ja) | 1992-11-13 |
JPH083140Y2 true JPH083140Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31919624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3801291U Expired - Lifetime JPH083140Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 薄型電気設備用線樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083140Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3801291U patent/JPH083140Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124822U (ja) | 1992-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |