JPH08313817A - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

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JPH08313817A
JPH08313817A JP7118518A JP11851895A JPH08313817A JP H08313817 A JPH08313817 A JP H08313817A JP 7118518 A JP7118518 A JP 7118518A JP 11851895 A JP11851895 A JP 11851895A JP H08313817 A JPH08313817 A JP H08313817A
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JP
Japan
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light
lens barrel
lens
binoculars
semi
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Application number
JP7118518A
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English (en)
Inventor
Masato Kato
正人 加藤
Yasumasa Sugihara
康正 杉原
Hisanori Ishihara
尚紀 石原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/647,660 priority patent/US5706129A/en
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    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/16Beam splitting or combining systems used as aids for focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/16Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight
    • G02B23/18Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight for binocular arrangements
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    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
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    • G02B27/144Beam splitting or combining systems operating by reflection only using partially transparent surfaces without spectral selectivity
    • GPHYSICS
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    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
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Abstract

(57)【要約】 【目的】片側の鏡筒の光路から光束の一部を取り出して
も、左右の鏡筒での接眼光学系へ進む光の色の差又は光
量の差に起因する違和感を使用者に与えることがない双
眼鏡を提供する。 【構成】物体側より順に、対物光学系1a,1b;正立
プリズム系2a,2b;接眼光学系3a,3bから成る
鏡筒4a,4bを2組備える。鏡筒4aには、正立プリ
ズム系2aの第2反射面11a全面に、光束の一部を取
り出すための半透過膜HMが設けられており、鏡筒4b
には、2組の鏡筒4a,4bの透過光の透過率を揃える
ために、光量を補正するNDフィルタ10が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双眼鏡に関するもので
あり、更に詳しくは対物光学系に入射した光束の一部を
測距,測光等に利用する双眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の双眼鏡の分野では、例えば、特公
昭59−802号公報に示されるように、左右の対物光
学系を通過した光束の一部を利用して、TTL(through
the lens)で2重像の合致により測距を行う技術が提案
されている。しかし、左右の鏡筒の間には眼幅調整のた
めの可動機構が介在するため、左右の鏡筒の位置関係が
測距に影響を与えてしまい、その結果、精度確保が困難
になったり、測距のための調整が複雑になったりすると
いう問題が生じる。また、可動機構によって全体の構成
が大型化するという問題が生じる。
【0003】特開平4−20915号公報に示されてい
るように、片側の鏡筒の正立プリズム系の反射面を半透
過面とすることにより、片側の対物光学系を通過した光
束の一部を利用して測距を行えば、上記のような問題は
生じない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後者の双眼
鏡では、半透過面の光学的性質(例えば、反射率特性)の
影響によって、測距に利用される光束側の鏡筒において
接眼光学系へ進む光と、他方の鏡筒において接眼光学系
へ進む光とで、光の性質に差が生じてしまう。
【0005】例えば、測距に利用される光束側の鏡筒に
おいて接眼光学系へ進む光の量が、他方の鏡筒において
接眼光学系へ進む光の量に比べて少なくなるので、左右
の鏡筒で明るさに差が生じてしまう。特に、測距の精度
を上げるために半透過面での透過率を上げると(即ち、
測距用の光量を増やすと)、左右の鏡筒で明るさに大き
な差が生じてしまう。このような左右の鏡筒での明るさ
の差が、双眼鏡を両眼で覗いた使用者に違和感を与える
という問題がある。
【0006】半透過面での透過率が全波長にわたって同
じであれば、左右の鏡筒で光の色に差がなく明るさにの
み差が生じることになる。しかし、実際には、半透過面
は光の透過や反射について何らかの分光特性(つまり、
光の透過率や反射率が波長によって異なる性質)を有し
ているため、左右の鏡筒で光の色にも差が生じることに
なる。従って、このような左右の鏡筒での光の色の差
も、双眼鏡を両眼で覗いた使用者に違和感を与えるとい
う問題がある。
【0007】本発明は上記のような点に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、片側の鏡筒の光路から光束
の一部を取り出しても、左右の鏡筒での接眼光学系へ進
む光の色の差又は光量の差に起因する違和感を使用者に
与えることがない双眼鏡を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係る双眼鏡は、物体側より順に、対物
光学系,正立プリズム系及び接眼光学系から成る鏡筒を
2組備え、かつ、一方の鏡筒の光路中に、光束の一部を
取り出すための光束分離手段を有する双眼鏡において、
他方の鏡筒の光路中に、2組の鏡筒の透過光の色又は透
過率を揃えるために、光の色又は光量を補正する補正手
段を設けたことを特徴とする。
【0009】第2の発明に係る双眼鏡は、物体側より順
に、対物光学系,正立プリズム系及び接眼光学系から成
る鏡筒を2組備え、かつ、一方の鏡筒の光路中に、光束
の一部を取り出すための光束分離手段を有する双眼鏡に
おいて、他方の鏡筒の光路中に、2組の鏡筒の透過光の
色又は透過率を揃えるために、前記光束分離手段と同等
の光学的性質を有し、かつ、光の色又は光量を補正する
補正手段を設けたことを特徴とする。
【0010】第3の発明に係る双眼鏡は、物体側より順
に、対物光学系,正立プリズム系及び接眼光学系から成
る鏡筒を2組備え、かつ、一方の鏡筒の正立プリズム系
の反射面の1つが光束の一部を取り出すための半透過面
である双眼鏡において、前記半透過面は、この半透過面
を有する鏡筒全体の透過光が以下の条件式(1)及び(2)を
満たすような反射率特性を有することを特徴とする。 |a* (TB)−a* (TA)|≦4 ……(1) |b* (TB)−b* (TA)|≦4 ……(2) 但し、 a* (TA),b* (TA):半透過面を有する鏡筒全体の透過光
のCIELAB表色系のa*,b*の値 a* (TB),b* (TB):他方の鏡筒全体の透過光のCIEL
AB表色系のa*,b*の値 である。
【0011】
【作用】第1の発明の構成によると、光路中に光束の一
部を取り出すための光束分離手段が設けられていない側
の鏡筒には、2組の鏡筒の透過光の色又は透過率を揃え
るために光の色又は光量を補正する補正手段が光路中に
配置されているので、光束分離手段で光束の一部が取り
出される側の鏡筒において接眼光学系へ進む光と、他方
の鏡筒において接眼光学系へ進む光と、の光の色又は光
量の差はなくなる。
【0012】第2の発明の構成によると、第1の発明に
おいて、補正手段が前記光束分離手段と同等の光学的性
質を有する構成となっているため、光束分離手段で光束
の一部が取り出される側の鏡筒において接眼光学系へ進
む光と、他方の鏡筒において接眼光学系へ進む光と、の
光の色及び光量の差が効果的になくなる。
【0013】第3の発明の構成によると、正立プリズム
系の反射面の1つとして一方の鏡筒に設けられている、
光束の一部を取り出すための半透過面は、半透過面を有
する鏡筒全体の透過光が前記条件式(1)及び(2)を満たす
ような反射率特性を有しているので、半透過面で光束の
一部が取り出される側の鏡筒において接眼光学系へ進む
光と、他方の鏡筒において接眼光学系へ進む光と、の光
の色の差はなくなる。半透過面を有する鏡筒全体の透過
光が前記条件式(1)及び(2)を満たすためには、例えば、
半透過面での反射光の色が、他方の鏡筒の正立プリズム
系において反射面として前記半透過面に相当する反射面
での反射光の色と、同等になるような反射率特性を半透
過面に持たせればよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施した双眼鏡を図面を参照
しつつ説明する。なお、実施例相互で同一の部分や相当
する部分には、同一の符号を付して示す。
【0015】《実施例1(図1)》図1に、片側の鏡筒4
aでTTL測距を行うことができる実施例1の構成を示
す。実施例1は、自動焦点双眼鏡であって、物体側より
順に、対物光学系1a,1b;正立プリズム系2a,2
b及び接眼光学系3a,3bから成る2組の鏡筒4a,
4bを備え、かつ、測距系5と、測距系5からの信号を
処理しフォーカシング信号を発生する制御系6と、制御
系6からの信号によって両鏡筒4a,4bの対物光学系
1a,1bを移動させてフォーカシングを行う駆動系7
と、を備えた構成となっている。TTL測距には、図2
に示すように全視野21の内の一部の測距領域22での
光束が使用される。
【0016】鏡筒4aの光路中に設けられている正立プ
リズム系2aには、第2反射面11aの全体に、光束の
一部を取り出すための光束分離手段として、半透過膜H
Mがコートされている。この半透過膜HMは、対物光学
系1aから正立プリズム系2aに入った光束の一部を分
離して取り出し、測距系5に導く。そして、測距系5は
半透過膜HMで取り出された光束を用いて測距を行う。
【0017】一方、鏡筒4bの光路中に設けられている
正立プリズム系2bには、第2反射面11bの全体に、
銀の反射膜AMがコートされている。また、鏡筒4bの
光路中に設けられている対物光学系1bの後ろには、2
組の鏡筒4a,4bの透過光の透過率を揃える(すなわ
ち、鏡筒4a全体の透過率と鏡筒4b全体の透過率とが
同じになるようにする)ための補正手段として、対物光
学系1b,正立プリズム系2b及び接眼光学系3bとは
別部材の光量補正用のNDフィルタ10が配されてい
る。
【0018】上記のように、測距には鏡筒4aの光束の
みが使用されるが、鏡筒4aにおいて接眼光学系3aへ
進む光と、鏡筒4bにおいて接眼光学系3bへ進む光
と、の光量の差は、このNDフィルタ10によってなく
なるため、使用者が両眼で双眼鏡を覗いたときに両鏡筒
4a,4bの明るさの差で違和感が生じるのを防ぐこと
ができる。
【0019】以上のように、実施例1によると、左右の
鏡筒4a,4bでの接眼光学系3a,3bへ進む光の光
量差に起因する違和感を使用者に与えることなく、片側
の鏡筒4aの光路から光束の一部を取り出してAF(aut
ofocus)を行うことが可能である。
【0020】実施例1において、NDフィルタ10の代
わりに色補正フィルタを設けることによって、2組の鏡
筒4a,4bの透過光の色を揃えれば(すなわち、鏡筒
4a全体の透過光の色と鏡筒4b全体の透過光の色とが
同じになるようにすれば)、鏡筒4aにおいて接眼光学
系3aへ進む光と、鏡筒4bにおいて接眼光学系3bへ
進む光と、の光の色の差がなくなるため、使用者が両眼
で双眼鏡を覗いたときに両鏡筒4a,4bの色の差で違
和感が生じるのを防ぐことができる。
【0021】また、NDフィルタ10の代わりに光の色
と光量との両方を補正するフィルタを用いれば、鏡筒4
aにおいて接眼光学系3aへ進む光と、鏡筒4bにおい
て接眼光学系3bへ進む光と、の光の色及び光量の差を
共になくすことができるので、上記違和感が生じるのを
より効果的に防ぐことができる。
【0022】双眼鏡や単眼鏡においては、カメラのよう
に測距領域を視野内に表示すると観察の妨げになるの
で、測距領域を表示しないことがある。しかし、測距領
域を表示しないと、使用者が測距領域を被観察物に意図
的に合わせることができず、また、手ぶれや移動物体を
追随しているときの追随のずれによって、被観察物が視
野の中心からずれることが多くなる。
【0023】そこで、実施例1では、図2に示すように
測距領域22が視野21の中心よりやや下方に位置する
ような構成としている。この構成によると、まず、測距
領域22が視野21の中心よりやや下方に位置するた
め、観察の妨げになりにくいという利点がある。また、
一般に被観察物は人物,木にとまった鳥,建物等、下方
に広がったものが多いため、測距領域22が視野21の
中心より下方にある方が被観察物から外れにくいという
利点がある。さらに、製造時に測距領域22の位置が多
少ずれた場合、視野21の中心付近で上方にずれると上
記と同じ理由で問題が生じるが、測距領域22が視野2
1の中心よりやや下方にあれば、測距領域22が多少上
下にずれたとしても大きな問題にはならないので、測距
領域22の上下方向の微調整が不要になるという利点が
ある。この構成は、本実施例のように対物光学系1aを
通る光の一部を使って測距を行うTTL測距タイプだけ
ではなく、別個に独立した光学系で測距を行う場合でも
有効である。
【0024】《実施例2(図3)》図3に、片側の鏡筒4
aでTTL測距を行うことができる実施例2の構成を示
す。実施例2は、自動焦点双眼鏡であって、物体側より
順に、対物光学系1a,1b;正立プリズム系2a,2
b及び接眼光学系3a,3bから成る2組の鏡筒4a,
4bを備え、かつ、測距系5と、測距系5からの信号を
処理しフォーカシング信号を発生する制御系6と、制御
系6からの信号によって両鏡筒4a,4bの対物光学系
1a,1bを移動させてフォーカシングを行う駆動系7
と、を備えた構成となっている。TTL測距には、実施
例1と同様、全視野21の内の一部の測距領域22での
光束が使用される(図2)。
【0025】ここでも、鏡筒4aの光路中に設けられて
いる正立プリズム系2aには、第2反射面11aの全体
に、光束の一部を取り出すための光束分離手段として、
半透過膜HMがコートされている。この半透過膜HM
は、対物光学系1aから正立プリズム系2aに入った光
束の一部を分離して取り出し、測距系5に導く。そし
て、測距系5は半透過膜HMで取り出された光束を用い
て測距を行う。
【0026】一方、鏡筒4bの光路中に設けられている
正立プリズム系2bにも、第2反射面11bの全体に、
正立プリズム系2aの第2反射面11aに形成されてい
る半透過膜HMと同等の光学的性質を有する半透過膜H
M’が、2組の鏡筒4a,4bの透過光の色及び透過率
を揃えるための補正手段として、コーティングにより設
けられている。さらに、第2反射面11bの半透過膜H
M’透過後の光を遮る遮光部材9が、正立プリズム2b
に隣接するように設けられている。鏡筒4bにおいて第
2反射面11bの半透過膜HM’を透過した光は不要の
余分な光となるが、この光は遮光部材9によって遮光さ
れるため、正立プリズム系2bを回り込み接眼光学系3
bを通って使用者の眼に届くことはない。
【0027】上記のように、測距には鏡筒4aの光束の
みが使用されるが、半透過膜HM’が半透過膜HMと同
等の光学的性質を有する構成となっているため、鏡筒4
aにおいて接眼光学系3aへ進む光と、鏡筒4bにおい
て接眼光学系3bへ進む光と、の光の色及び光量の差
は、この半透過膜HM’によってより効果的になくなる
ため、使用者が両眼で双眼鏡を覗いたときに両鏡筒4
a,4bの光の色及び明るさの差で違和感が生じるのを
防ぐことができる。
【0028】以上のように、実施例2によると、左右の
鏡筒4a,4bでの接眼光学系3a,3bへ進む光の色
及び光量の差に起因する違和感を使用者に与えることな
く、片側の鏡筒4aの光路から光束の一部を取り出して
AFを行うことが可能である。
【0029】本実施例では正立プリズム系2bの表面に
半透過膜HM’を補正手段として設けているが、これに
限らず、対物光学系1bや接眼光学系3bを構成するレ
ンズ又は保護ガラス(不図示)の表面に、半透過膜HM’
のようなコーティング膜を補正手段として設けてもよ
い。なお、保護ガラスとは、鏡筒(特にアウトドア用双
眼鏡の鏡筒)の最前部に、レンズ系とは特に関係なく、
単に防塵,防水等の目的で設けられる保護用のガラスの
ことをいう。また、双眼鏡のAFにおいては自動的にレ
ンズが前後に移動するため、例えば、指がレンズを押さ
えているためにAFが妨げられるといった事態も起こり
うるが、これも保護ガラスによって防ぐことができる。
【0030】《実施例3(図4)》図4に、片側の鏡筒4
aでTTL測距を行うことができる実施例3の構成を示
す。実施例3は、自動焦点双眼鏡であって、物体側より
順に、対物光学系1a,1b;正立プリズム系2a,2
b及び接眼光学系3a,3bから成る2組の鏡筒4a,
4bを備え、かつ、測距系5と、測距系5からの信号を
処理しフォーカシング信号を発生する制御系6と、制御
系6からの信号によって両鏡筒4a,4bの対物光学系
1a,1bを移動させてフォーカシングを行う駆動系7
と、を備えた構成となっている。TTL測距には、実施
例1と同様、全視野21の内の一部の測距領域22での
光束が使用される(図2)。
【0031】両鏡筒4a,4bの光路中に設けられてい
る正立プリズム系2a,2bの第2反射面11a,11
bには、通常の銀反射膜がコートされている。また、鏡
筒4aの光路中に設けられている対物光学系1aの後ろ
に、対物光学系1a,正立プリズム系2a及び接眼光学
系3aとは別部材の光束分離手段として、光束の一部を
取り出すためのハーフミラー8aが設けられている。こ
のハーフミラー8aは、対物光学系1a通過後の光束の
一部を分離して取り出し、測距系5に導く。そして、測
距系5はハーフミラー8aで取り出された光束を用いて
測距を行う。
【0032】一方、鏡筒4bの光路中に設けられている
対物光学系1bの後ろにも、ハーフミラー8aと同等の
光学的性質(例えば、分光特性)を有するハーフミラー8
bが、2組の鏡筒4a,4bの透過光の色及び透過率を
揃えるための補正手段として、対物光学系1b,正立プ
リズム系2b及び接眼光学系3bとは別に設けられてい
る。
【0033】上記のように、測距には鏡筒4aの光束の
みが使用されるが、ハーフミラー8bがハーフミラー8
aと同等の光学的性質を有する構成となっているため、
鏡筒4aにおいて接眼光学系3aへ進む光と、鏡筒4b
において接眼光学系3bへ進む光と、の光の色及び光量
の差は、この半透過膜HM’によってより効果的になく
なるため、使用者が両眼で双眼鏡を覗いたときに両鏡筒
4a,4bの光の色及び明るさの差で違和感が生じるの
を防ぐことができる。
【0034】以上のように、実施例3によると、左右の
鏡筒4a,4bでの接眼光学系3a,3bへ進む光の色
及び光量の差に起因する違和感を使用者に与えることな
く、片側の鏡筒4aの光路から光束の一部を取り出して
AFを行うことが可能である。
【0035】《実施例4(図5)》図5に、片側の鏡筒4
aでTTL測距を行うことができる実施例4の構成を示
す。実施例4は、自動焦点双眼鏡であって、物体側より
順に、対物光学系1a,1b;正立プリズム系2a,2
b及び接眼光学系3a,3bから成る2組の鏡筒4a,
4bを備え、かつ、測距系5と、測距系5からの信号を
処理しフォーカシング信号を発生する制御系6と、制御
系6からの信号によって両鏡筒4a,4bの対物光学系
1a,1bを移動させてフォーカシングを行う駆動系7
と、を備えた構成となっている。TTL測距には、実施
例1と同様、全視野21の内の一部の測距領域22での
光束が使用される(図2)。
【0036】鏡筒4aの光路中に設けられている正立プ
リズム系2aには、第2反射面11aの全体に、光束の
一部を取り出すための光束分離手段として、半透過膜H
Mがコートされている。この半透過膜HMは、対物光学
系1aから正立プリズム系2aに入った光束の一部を分
離して取り出し、測距系5に導く。そして、測距系5は
半透過膜HMで取り出された光束を用いて測距を行う。
また、正立プリズム系2aの入射面12aの全体には、
通常の反射防止膜RMがコートされている。
【0037】一方、鏡筒4bの光路中に設けられている
正立プリズム系2bには、第2反射面11bの全体に、
銀の反射膜AMがコートされており、また、入射面12
bの全体に、2組の鏡筒4a,4bの透過光の色及び透
過率を揃えるための補正手段として、透過率補正(即
ち、光量補正)と色補正のための補正膜RM’がコート
されている。
【0038】上記のように、測距には鏡筒4aの光束の
みが使用されるが、鏡筒4aにおいて接眼光学系3aへ
進む光と、鏡筒4bにおいて接眼光学系3bへ進む光
と、の光の色及び光量の差は、この補正膜RM’によっ
てなくなるため、使用者が両眼で双眼鏡を覗いたときに
両鏡筒4a,4bの光の色及び明るさの差で違和感が生
じるのを防ぐことができる。
【0039】以上のように、実施例4によると、左右の
鏡筒4a,4bでの接眼光学系3a,3bへ進む光の色
及び光量の差に起因する違和感を使用者に与えることな
く、片側の鏡筒4aの光路から光束の一部を取り出して
AFを行うことが可能である。
【0040】本実施例では正立プリズム系2bの表面に
補正膜RM’を補正手段として設けているが、これに限
らず、対物光学系1bや接眼光学系3bを構成するレン
ズ又は保護ガラス(不図示)の表面に、補正膜RM’のよ
うなコーティング膜を補正手段として設けてもよい。
【0041】《実施例5(図6)》図6に、片側の鏡筒4
aでTTL測距を行うことができる実施例5の構成を示
す。実施例5は、自動焦点双眼鏡であって、物体側より
順に、対物光学系1a,1b;正立プリズム系2a,2
b及び接眼光学系3a,3bから成る2組の鏡筒4a,
4bを備え、かつ、測距系5と、測距系5からの信号を
処理しフォーカシング信号を発生する制御系6と、制御
系6からの信号によって両鏡筒4a,4bの対物光学系
1a,1bを移動させてフォーカシングを行う駆動系7
と、を備えた構成となっている。TTL測距には、実施
例1と同様、全視野21の内の一部の測距領域22での
光束が使用される(図2)。
【0042】鏡筒4aの光路中に設けられている正立プ
リズム系2aには、第2反射面11aの全体に、光束の
一部を取り出すための半透過面を構成する半透過膜H
M”がコートされている。この半透過膜HM”は、対物
光学系1aから正立プリズム系2aに入った光束の一部
を分離して取り出し、測距系5に導く。そして、測距系
5は半透過膜HM”で取り出された光束を用いて測距を
行う。
【0043】一方、鏡筒4bの光路中に設けられている
正立プリズム系2bには、第2反射面11bの全体に、
銀の反射膜AMがコートされている。また、上記2組の
鏡筒4a,4bのいずれについても、対物光学系1a,
1b;正立プリズム系2a,2b及び接眼光学系3a,
3bを構成している各レンズ及びプリズムにおける光の
入射面及び射出面が、MgF2から成る単層の反射防止膜で
コートされている。
【0044】図7に、正立プリズム系2bの第2反射面
11bに設けられている銀の反射膜AMの反射率特性R
B(λ)を示し、図8に、正立プリズム系2aの第2反射
面11aに設けられている半透過膜HM”の反射率特性
RA(λ)を示す。
【0045】また、図9に、対物光学系1b,正立プリ
ズム系2b及び接眼光学系3bを通って眼に至る光路で
の鏡筒4b全体の透過光の透過率特性TB(λ)を示し、
図10に、対物光学系1a,正立プリズム系2a及び接
眼光学系3aを通って眼に至る光路での鏡筒4a全体の
透過光の透過率特性TA(λ)を示す。
【0046】ところで、反射光の色は、CIEのLAB
表示では以下の式(A),(B)のa*,b*で表される。 a*=500{(X/Xn)1/3−(Y/Yn)1/3} ……(A) b*=200{(Y/Yn)1/3−(Z/Zn)1/3} ……(B) 但し、式(A),(B)中、X,Xn,Y,Yn,Z,Znは以
下の数1の式(C)〜(H)で表され、式(C)〜(H)における積
分は可視領域での波長λについて行われる。
【0047】
【数1】
【0048】半透過膜HM”での反射光の色と銀反射膜
AMでの反射光の色を、上記CIEのLAB表示で表す
と、以下のようになる。 a* (RA)=-0.4 b* (RA)=1.1 a* (RB)=-0.3 b* (RB)=1.1 ここで、 a* (RA),b* (RA):半透過膜HM”での反射光のCIE
LAB表色系のa*,b*の値 a* (RB),b* (RB):銀反射膜AMでの反射光のCIEL
AB表色系のa*,b*の値 である。
【0049】前記反射光の色の式(A),(B)における反射
率特性R(λ)を、鏡筒4a,4bのそれぞれの全体での
透過光の透過率特性TA(λ),TB(λ)とおいて、鏡筒
4a全体の透過光の色と鏡筒4b全体の透過光の色を、
上記CIEのLAB表示で表すと、以下のようになる。 a* (TA)=-3.3 b* (TA)=3.1 a* (TB)=-3.3 b* (TB)=3.3 ここで、 a* (TA),b* (TA):鏡筒4a全体の透過光のCIELA
B表色系のa*,b*の値 a* (TB),b* (TB):鏡筒4b全体の透過光のCIELA
B表色系のa*,b*の値 である。
【0050】本実施例では、鏡筒4a全体の透過光が前
記条件式(1)及び(2)を満たすように、つまり、鏡筒4
a,4bの透過光のa*,b*値の差の絶対値(即ち、|
* (TB)−a* (TA)|,|b* (TB)−b* (TA)|)が4以下
になるように、半透過膜HM”の反射率特性R(λ)(図
8)を銀反射膜AMの反射率特性R(λ)(図9)に近づけ
た構成となっている。半透過膜HM”での反射光の色
(a* (RA),b* (RA))が、銀反射膜AMでの反射光の色
(a* (RB),b* (RB))とほぼ同じになっているのは、その
ためである。
【0051】半透過膜HM”の反射率特性を銀反射膜A
Mの反射率特性に近づける方法としては、例えば、独自
の反射特性を有する材料を選択し、蒸着等により第2反
射面11aに形成する方法、第2反射面11aに形成さ
れる半透過膜HM”の厚さを調整することにより反射光
の干渉による色の変化を利用する方法等が挙げられる。
【0052】使用者が両鏡筒4a,4bを覗いたとき
に、透過光の色の差が気にならないものとなる許容値を
調べるため、左右同じ光学系の双眼鏡の片方の鏡筒に色
フィルタを挿入したものを使用して人の眼の感応試験を
行った。その結果、両鏡筒での透過光のa*,b*値の差
が共に4以下であれば違和感は感じられないことを確認
した。
【0053】上記のように、測距には鏡筒4aの光束の
みが使用されるが、正立プリズム系2aの反射面の1つ
として鏡筒4aに設けられている、光束の一部を取り出
すための半透過膜HM”での反射光の色が、他方の鏡筒
4bの正立プリズム系2bにおいて反射面として半透過
膜HM”に相当する銀の反射膜AMでの反射光の色と同
等のものになっているので、このような半透過膜HM”
の反射率特性によって、鏡筒4aの透過光は前記条件式
(1)及び(2)を満たすことになる。これにより、鏡筒4a
において接眼光学系3aへ進む光と、鏡筒4bにおいて
接眼光学系3bへ進む光と、の光の色の差がなくなるた
め、使用者が両眼で双眼鏡を覗いたときに両鏡筒4a,
4bの光の色の差で違和感が生じるのを防ぐことができ
る。
【0054】以上のように、実施例5によると、左右の
鏡筒4a,4bでの接眼光学系3a,3bへ進む光の色
の差に起因する違和感を使用者に与えることなく、片側
の鏡筒4aの光路から光束の一部を取り出してAFを行
うことが可能である。
【0055】また、本実施例は、非TTL測距側の鏡筒
4bでの光量補正を行わずに、分光反射率特性が調整さ
れた半透過膜HM”を用いる簡易な構成を採っているの
で、コストをできるだけ低く抑えたい場合や非TTL測
距側の鏡筒4bをできるだけ明るくしたい場合には最適
である。
【0056】各鏡筒4a,4bでの透過光の明るさにつ
いては、例えば、材料の選択や半透過膜の厚さ調整によ
り、できるだけ半透過膜HM”の平均反射率を銀の反射
膜AMの平均反射率に近づけて、2つの鏡筒4a,4b
全体の明るさの差(即ち、光量の差)を小さくするのが望
ましい。また、実施例1におけるNDフィルタ10,実
施例3におけるハーフミラー8b,実施例4における補
正膜RM’等を、実施例5に組み合わせて用いることに
よっても、光量の差を光の色の差とともに小さくするこ
とができる。
【0057】上記実施例1〜実施例5は、片側の鏡筒4
aで分離した光束を測距に使用する自動焦点双眼鏡であ
るが、これらの構成は、分離した光束で測光を行った
り、表示素子や発光素子からの光を半透過膜等の半透過
手段によって合成したりする場合にも有効である。な
お、測光制御としては、例えば、太陽光を直接見たとき
のように強い光が鏡筒に入ってしまった場合に自動的に
シャッタ(つまり、レンズキャップとしての機能を有す
るもの。)を閉める制御、明るい場面から暗い場面まで
対応しうるようにするための、測光結果に基づいた絞り
制御等が挙げられる。また、測距におけるCCD(Charg
e Coupled Device)の積分時間制御のための輝度測定
も、本発明に適用可能な測光である。
【0058】《実施例6(図11)》実施例6は、分離し
た光束で測光を行う場合の具体例である。図11に、片
側の鏡筒4aでTTL測光を行うことができる実施例6
の構成を示す。実施例6は、物体の明るさに応じて透過
光量調整を自動で行う自動調光双眼鏡であって、物体側
より順に、対物光学系1a,1b;正立プリズム系2
a,2b及び接眼光学系3a,3bから成る2組の鏡筒
4a,4bを備え、かつ、測光系15と、測光系15か
らの信号を処理し調光信号を発生する制御系16と、制
御系16からの信号によって両鏡筒4a,4bの透過光
量を調整する調光用のシャッター17a,17bと、を
備えた構成となっている。制御系16は、測光系15か
ら出力される測光結果に応じてシャッター17a,17
bの開口径を調節する。
【0059】鏡筒4aの光路中に設けられている正立プ
リズム系2aには、第2反射面11aの全体に、光束の
一部を取り出すための光束分離手段として、半透過膜H
Mがコートされている。この半透過膜HMは、対物光学
系1aから正立プリズム系2aに入った光束の一部を分
離して取り出し、測光系15に導く。そして、測光系1
5は半透過膜HMで取り出された光束を用いて測光を行
う。
【0060】一方、鏡筒4bの光路中に設けられている
正立プリズム系2bには、第2反射面11bの全体に、
銀の反射膜AMがコートされている。また、鏡筒4bの
光路中に設けられているシャッター17bの後ろには、
2組の鏡筒4a,4bの透過光の透過率を揃える(すな
わち、鏡筒4a全体の透過率と鏡筒4b全体の透過率と
が同じになるようにする)ための補正手段として、対物
光学系1b,正立プリズム系2b,シャッター17b及
び接眼光学系3bとは別部材の光量補正用のNDフィル
タ10が配されている。
【0061】上記のように、測光には鏡筒4aの光束の
みが使用されるが、鏡筒4aにおいて接眼光学系3aへ
進む光と、鏡筒4bにおいて接眼光学系3bへ進む光
と、の光量の差は、このNDフィルタ10によってなく
なるため、使用者が両眼で双眼鏡を覗いたときに両鏡筒
4a,4bの明るさの差で違和感が生じるのを防ぐこと
ができる。
【0062】以上のように、実施例6によると、左右の
鏡筒4a,4bでの接眼光学系3a,3bへ進む光の光
量差に起因する違和感を使用者に与えることなく、片側
の鏡筒4aの光路から光束の一部を取り出して自動調光
を行うことが可能である。
【0063】また、この実施例6によれば、NDフィル
タ10の代わりに色補正フィルタを配置し、左右の鏡筒
の光量差はシャッター17a,17bによって補正して
もよい。このとき、シャッター17a,17bの開口径
は別々に制御され、測光系15から出力される同一の測
光結果に対して異なるものとなる。この構成によれば、
色差,光量差の両方が補正される。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、片側の鏡筒の光路から光束の一部を取り出しても、
他方の鏡筒に設けられている補正手段が光の色又は光量
を補正するので、左右の鏡筒での接眼光学系へ進む光の
色の差又は光量の差に起因する違和感を使用者に与える
ことがないという効果が得られる。なお、片側の鏡筒の
光路から取り出された光束を測距,測光等に使用するこ
とができるので、眼幅調整のための可動機構に起因する
問題は生じない。
【0065】第2の発明によれば、第1の発明における
補正手段が光束分離手段と同等の光学的性質を有してい
るため、上記光の色の差及び光量の差に起因する違和感
をより効果的に改善することができる。
【0066】第3の発明によれば、片側の鏡筒の光路か
ら光束の一部を取り出しても、その光束の一部を取り出
すために設けられている半透過面は、その鏡筒全体の透
過光が前記条件式(1)及び(2)を満たすような反射率特性
を有しているので、左右の鏡筒での接眼光学系へ進む光
の色の差に起因する違和感を使用者に与えることがない
という効果が得られる。なお、片側の鏡筒の光路から取
り出された光束を測距,測光等に使用することができる
ので、眼幅調整のための可動機構に起因する問題は生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構成図。
【図2】実施例1における測距領域を示す図。
【図3】実施例2の構成図。
【図4】実施例3の構成図。
【図5】実施例4の構成図。
【図6】実施例5の構成図。
【図7】実施例5の非TTL測距側鏡筒の正立プリズム
系第2反射面に形成されている銀反射膜の反射率特性R
B(λ)を示すグラフ。
【図8】実施例5のTTL測距側鏡筒の正立プリズム系
第2反射面に形成されている半透過膜の反射率特性RA
(λ)を示すグラフ。
【図9】実施例5の非TTL測距側鏡筒全体の透過率特
性TB(λ)を示すグラフ。
【図10】実施例5のTTL測距側鏡筒全体の透過率特
性TA(λ)を示すグラフ。
【図11】実施例6の構成図。
【符号の説明】
1a,1b …対物光学系 2a,2b …正立プリズム系 3a,3b …接眼光学系 4a,4b …鏡筒 5 …測距系 6 …制御系 7 …駆動系 11a,11b …正立プリズム系の第2反射面 HM …半透過膜(光束分離手段) AM …銀の反射膜 10 …NDフィルタ(補正手段) 21 …視野 22 …測距領域 HM’…半透過膜(補正手段) 9 …遮光部材 8a …ハーフミラー(光束分離手段) 8b …ハーフミラー(補正手段) RM …反射防止膜 RM’…補正膜(補正手段) 12a,12b …正立プリズム系の入射面 HM”…半透過膜(半透過面) 15 …測光系 16 …制御系 17a,17b …シャッター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、対物光学系,正立プリズ
    ム系及び接眼光学系から成る鏡筒を2組備え、かつ、一
    方の鏡筒の光路中に、光束の一部を取り出すための光束
    分離手段を有する双眼鏡において、 他方の鏡筒の光路中に、2組の鏡筒の透過光の色又は透
    過率を揃えるために、光の色又は光量を補正する補正手
    段を設けたことを特徴とする双眼鏡。
  2. 【請求項2】物体側より順に、対物光学系,正立プリズ
    ム系及び接眼光学系から成る鏡筒を2組備え、かつ、一
    方の鏡筒の光路中に、光束の一部を取り出すための光束
    分離手段を有する双眼鏡において、 他方の鏡筒の光路中に、2組の鏡筒の透過光の色又は透
    過率を揃えるために、前記光束分離手段と同等の光学的
    性質を有し、かつ、光の色又は光量を補正する補正手段
    を設けたことを特徴とする双眼鏡。
  3. 【請求項3】物体側より順に、対物光学系,正立プリズ
    ム系及び接眼光学系から成る鏡筒を2組備え、かつ、一
    方の鏡筒の正立プリズム系の反射面の1つが光束の一部
    を取り出すための半透過面である双眼鏡において、 前記半透過面は、この半透過面を有する鏡筒全体の透過
    光が以下の条件を満たすような反射率特性を有すること
    を特徴とする双眼鏡; |a* (TB)−a* (TA)|≦4 |b* (TB)−b* (TA)|≦4 但し、 a* (TA),b* (TA):半透過面を有する鏡筒全体の透過光
    のCIELAB表色系のa*,b*の値 a* (TB),b* (TB):他方の鏡筒全体の透過光のCIEL
    AB表色系のa*,b*の値 である。
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