JPH08313223A - 移動ストリップを監視する方法と装置 - Google Patents
移動ストリップを監視する方法と装置Info
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Abstract
ァイルを決定する監視システムを提供することを目的と
する。 【解決手段】 該監視システムは、ストリップ12がメ
ッキラインを移動するとき、ストリップの幅を横切って
前後に移動する走査装置110を含む。走査装置は、ス
トリップ表面へ放射ビームを照射する放射源とストリッ
プ表面から反射された放射ビームを監視する光検出器と
を含む。光学的三角測量を用いて、ストリップ表面まで
の距離を得てコンピュータで収集する。コンピュータ
は、ストリップに対する走査装置の位置についての走査
データの座標値を求め、ストリップの断面形状に対応す
るデータを表示する。
Description
はストリップのプロファイル(profile)を監視
する方法と装置に関し、特に、鋼のストリップに被覆
(コーティング)を施す工程を制御するために鋼のスト
リップの形状を監視することに関する。
た後に、該ストリップの片面または両面を直流通電によ
り鋼のシートに被覆を施すと、該シートを腐食に対しよ
り抵抗性があるようにさせる。1つの実例として、自動
車の車体のパネルを製造するのに用いられる鋼のストリ
ップの片面又は両面上には亜鉛の均一な被覆がメッキさ
れうる。このように仕上げられた自動車の車体のパネル
は、自動車の車体の有効寿命を延ばすために適用される
亜鉛などのような防食用の被覆を施さなかった鋼のシー
トからなる車体のパネルより耐腐食性がある。
ていないストリップがロールから巻き戻されて、洗浄、
引延ばし、および直流通電(亜鉛メッキ)を含む一連の
処置を経て処理される被覆ライン上で行われる。直流通
電(亜鉛メッキ)段階において、該ストリップは被覆工
程の間、該ストリップがカソードとして動作する被覆槽
を通して移動される。該被覆槽に入れられた化学製品の
濃度と該被覆槽内に吊るされたアノード電極に加えられ
る付勢電圧の印加とを制御することにより、特定の被覆
厚を達成するように直流通電(亜鉛メッキ)工程を制御
することができる。
形状又はプロファイルは、該鋼のストリップに施される
被覆量がアノード電極からの該ストリップの距離に応じ
て変わりうるので、該鋼のストリップ全面に亘る被覆量
分布に影響を及ぼす。被覆された鋼のエンドユーザは、
所望の最小被覆厚を指定するのが普通であるので、特定
の最小被覆厚より薄い被覆を有する鋼のストリップは通
常不良品とされ廃棄される。メッキ槽は、該ストリップ
の平坦度の偏差の補償をするために該ストリップ全面に
わたり被覆厚を増加させるように制御され、所望の最小
被覆厚が該ストリップ全面に亘ってメッキされることを
保証する。しかしこのような解決策は、該ストリップの
多くの部分が不必要に厚い被覆でメッキされるため、不
経済であるという問題点がある。
り構成される装置は、移動径路に沿って該ストリップが
移動するとき、ウェブ又はストリップの形状を監視す
る。放射源は該ストリップの表面に当たるように放射ビ
ームを照射し、光検出器が該ストリップの表面から反射
する放射ビームを監視する。
リップに照射したとき、該ストリップの幅を横切って前
後に同期して移動させる放射源と光検出器を支持し、該
光検出器が戻ってきた放射ビームを監視する。戻ってき
た放射ビーム情報は、放射源からの放射ビームが該スト
リップの表面を照射する各位置に対応する各座標位置と
してメモリ内に格納される。該メモリに結合されたディ
スプレイは、該ストリップの形状を指示する。
射される収束したビームを提供するレーザである。現
在、本発明の好適な応用分野は、該ストリップがメッキ
槽に入る前に該鋼のストリップを監視する装置である。
好適な検出器は、該ストリップから反射された放射ビー
ムを、該ストリップの表面までの距離に比例した電気信
号に変換する位置感知性の光検出器である。該レーザお
よび光検出器は、モータによって前後に駆動される支持
物に取り付けられている。該支持物は直線状のベアリン
グによって該鋼のストリップにわたって延びる横材に結
合されている。
メモリ内にデジタル形式で格納される。該ストリップの
各走査の結果として、該レーザに面する鋼の表面の座標
に対応する各データ点の配列がえられる。該ストリップ
の幅を順次横切ることにより、ディスプレイの表示は更
新されて該ストリップのプロファイルの新たな表示がえ
られる。
よれば、メッキラインのオペレータは、該ディスプレイ
を監視して、もし形状が所望の形状から外れていれば、
該鋼のストリップの形状を調整する処置を施す。監視装
置もまた監視されたストリップのプロファイルに基づき
鋼のストリップの形状を自動的に調整しうる。
リップはコイルから巻き戻される点から該被覆されたス
トリップが再びマンドレル上に巻き取られる点まで数1
0m(数100フィート)延びている。メッキ槽のちょ
うど前からオペレータがメッキラインを監視する制御室
までの距離も数10m(数100フィート)ある。本発
明によれば、複数のコンピュータ・ステーションがコン
ピュータ・ネットワークにより接続されている。コンピ
ュータ・ネットワークの帯域幅は、1台のコンピュータ
により集められるストリップのプロファイルデータが、
該データが集められる場所で表示されうるのみならず、
比較的最小化された表示遅延で、該ネットワーク上の他
のコンピュータ又は端末でも表示されうるに十分な広さ
である。
特徴は、添付図面を参照して本発明の以下の好適な実施
例の詳細な説明から明らかになる。
トリップ)12にメッキをするためにメッキライン10
の全体的な概略図を示す図である。かかるストリップ
は、幅が約60.96〜185.42cm(24〜73イ
ンチ)、厚さが約0.038〜0.165cm(0.01
5〜0.065インチ)、長さが例えば300m(数1
000フィート)、及び重量が約27,240kg(6
0,000ポンド)の範囲に達しうる。被覆されない鋼
のコイルが入口ステーション16における引出しリール
(payoff reel)に取り付けられ、鋼の外端
は巻き戻されメッキ移動径路に沿って送られる。鋼帯
(鋼のストリップ)は所望の厚さに製造され、被覆され
ない鋼のさびを防止する潤滑油で処理された冷間圧延鋼
である。
の(第1の)引出しリール20から自動的に供給され、
ストリップが第2の引出しリール24から巻き戻されメ
ッキされるとき、第1および第2のせん断機(doub
le cutshear)22で切断される。リール2
4から供給されるストリップがなくなった後、該ストリ
ップの終端は、溶接機26により引出しリール20で支
持される次のコイルの前部に自動的に溶接される。
ストリップの幅変化部に刻み目付け装置(notche
r)28により刻み目が付けられる。刻み目付け装置2
8は溶接の完全性を保証する。次に、該ストリップ12
は、ストリップ12が亜鉛で被覆される前に、潤滑油を
除去する高圧高温水を吹き付ける(スプレーする)前処
理装置(予備クリーナー)30に入る。
ストリップは約550m(約1800フィート)のスト
リップの格納が可能な第1の垂直蓄積装置32に入る。
この格納により、該蓄積装置32から下流側のストリッ
プのメッキに影響を与えることなく、該ストリップ12
を約2.5分の間停止させておくことができる。ストリ
ップの両端が溶接機26により溶接されるとき、該蓄積
装置32に格納された先のロールからの約550m(1
800フィート)のストリップが蓄積装置32から供給
されてメッキされ、その間一緒に溶接されるべき2つの
ストリップの各端部は静止状態のままである。
トリップ12は、テンション・レベラー(tensio
n leveler)34で平らにされ、苛性アルカリ
溶液と酸性溶液で完全に洗浄されてから、片面あるいは
両面が亜鉛メッキされる。ストリップ12がメッキされ
る前に、該テンション・レベラー34が鋼のストリップ
12を平らにする。平らなストリップは、幅を横切って
より均一な厚さのメッキの分布を保証し、無駄で過剰な
メッキを防止する。本発明は、特に、テンション・レベ
ラー34から下流のストリップ形状の監視によって、該
ストリップの平坦性を保証することに関している。
4を離れると、該ストリップ12は洗浄部40で再び洗
浄される。洗浄部40は、一連の垂直径路苛性アルカリ
(vertical pass caustic)タン
ク、電解質苛性アルカリタンク、温水タンク、およびブ
ラシ洗浄器付酸洗いタンクを含む。付加的洗浄の目的は
良好なメッキ付着を保証するため、微視的に清浄な表面
を提供することである。洗浄部40は、目の粗い鉄やす
り粉と鋼(鋼ストリップ)12表面に存在する可能性の
あるよごれを除去する。
2はメッキ部50に入る。メッキ部50は20個の垂直
メッキ槽51を備え、各メッキ槽51には最高66,0
00アンペアまでのメッキ電流が流される。メッキ槽5
1は、導体ロール、導体ロールグラインダー、4つの不
溶解性アノード、4つのエッジマスク、逆流型電解液注
入ヘッダー、シンクロール、絞りロール(wringe
r roll)とを含む。
2の表面から残余の電解液を除去するために洗い落さ
れ、次いですすがれるようにした後方メッキ部52を通
過する。メッキ工程は、プロファイル用被覆重量ゲージ
53により連続的に監視されている。表面研磨器(ポリ
ッシャ)54は、片面がメッキされたストリップのメッ
キされていないストリップ表面に形成された酸化物を除
去する。この研磨によって仕上げられた鋼への適切な塗
装を可能にする。それから、該ストリップ12は、約5
50m(約1800フィート)のストリップの格納がで
きる第2の垂直蓄積装置56を通過する。第2の蓄積装
置56は、該ストリップ12が出口部58で処理される
とき、約2.5分の間該ストリップ12を停止できるよ
うにする。
が検査されエンドユーザが使用する前に酸化するのを防
ぐため油層で被覆される。メッキされた細片12せん断
機60で切断し、包装するためのストリップに分離す
る。せん断機60の近辺で溶接部も除去され、鋼の試料
片がストリップ12から切り取られる。テンション・リ
ール62は、メッキされた鋼のストリップを巻き戻す。
メッキされた鋼からなる各巻戻しコイルは、束ねられ、
発送用に包装される包装領域に送られる。
5に示されている。検査部100は、テンション・レベ
ラー34の下流で洗浄部40の前方、例えば、図1に示
す領域に位置している。検査部100では、ストリップ
12の可視的描写がストリップメッキのオペレータ又は
各オペレータによって観察させるために提供される。該
ストリップ12の検知されたプロファイル又は形状に応
じて、レベラー34(図1)の動作の調整が行われ、そ
れによって比較的より均一なストリップのプロファイル
(profile)を提供し、したがってストリップ1
2の比較的より均一なメッキができるようにする。
ラー34と洗浄部40との間の移動径路に沿って移動す
るとき、移動するストリップ12の形状を監視する装置
を含む。走査装置110はストリップ12の幅に及ぶ支
持フレーム116(図4と図5に示される)に実装され
ている。走査装置110は、伸長されたストリップ12
の一表面118と接触するように放射ビーム114をさ
し向けるレーザのような放射源112(図4参照)を含
む。光検出器120も走査装置110の一部を構成し、
伸長されたストリップ12の表面118から反射される
放射ビームを監視するため放射源112と一緒に移動す
る。
200ミリ、測定範囲Rが約70ミリ、ストリップ12
上の赤外線レーザスポット測定領域が直径で約0.4ミ
リ、およびアナログ出力が約0〜20ミリアンペアの仕
様を持つように構成されたSelcom SLS 50
70200レーザセンサを用いて構成される。このSe
lcomレーザセンサは、反射した放射ビームを位置感
知性の光検出器120にさし向ける受光光学素子(レン
ズ)121を用いる。場所または位置に基づき、反射さ
れた放射ビームは位置感知性の光検出器120で検出さ
れ、Selcomレーザセンサは、ストリップ12表面
までの距離に比例した電流の電気信号を発生する。この
Selcomレーザセンサは、毎秒約16,000回の
速度で約0.025%の分解能を持つ光学的レーザ三角
測定(triangulation measurem
ent)を行うことができる。
ップ12に放射ビーム114を照射し、光検出器120
が戻り反射した放射ビームを監視するとき、ストリップ
12の幅に亘る直線状の移動径路に沿って前後移動する
ために、放射源112と光検出器120を支持する伸長
された直線状のベアリング122に取り付けられてい
る。走査サーボモータ124は、ストリップ12の幅を
横切って走査装置110を前後に移動させる。
アップされたデータの監視は、第1のコンピュータ13
0により実行される。コンピュータ130は、光検出器
120によって検知された反射された放射ビームで指示
されるように、放射源112から放射された照射ビーム
114がストリップ12の表面118に衝突する座標位
置に対応する複数のデータ値を格納するメモリを内蔵し
ている。コンピュータ130は、ディスプレイ134と
ストリップ12の形状を指示するプリンタ(図示せず)
と結合されている。
該ストリップ12がテンション・リール62に巻き取ら
れる出口部58まで例えば30m(数100フィート)
延びている。メッキ部50の直前の点と、メッキライン
10全体の性能をオペレータが監視する制御室102と
の間の距離もまた例えば30m(数100フィート)と
されうる。図3に示すように、第2のコンピュータ14
0は、インサネット・ネットワーク(ethernet
network)などのようなコンピュータ・ネット
ワーク142により第1のコンピュータ130に接続さ
れている。コンピュータ・ネットワーク142の帯域幅
は、第1のコンピュータ130によって収集されたデー
タがディスプレイ134上に表示でき、また制御室10
2内の第2のコンピュータ140に結合されるディスプ
レイ144上に表示でき、又は比較的極少化された表示
遅延を有するネットワーク142上の他のコンピュータ
端末上に表示しうるのに十分な大きさである。
ンテル社80486(Intel80486)66メガ
ヘルツ、マイクロプロセッサを組み入れたIBMコンパ
チブルマイクロコンピュータであり、インタフェースカ
ードをマイクロコンピュータハウジングに挿入されうる
業界標準(ISA)の拡張バスを含む。各コンピュータ
130,140は、業界標準のケーブル・コネクタによ
りネットワーク142とインタフェースをするインサネ
ット通信ボード150を内蔵している。好適なイーサネ
ット通信ボード150は、インテル社から入手可能な部
品番号PCLA8110のEther Express
16インサネット・アダプタである。
されると、各コンピュータ130,140は、ノーベル
ネットウェア(Novell Netware)などの
ネットワーク・プログラムを、例えば、バックグラウン
ドで実行する。検査部100における第1のコンピュー
タ130がストリップ形状を監視したとき、第1のコン
ピュータ130は、ストリップの形状を示すデータ値を
コンピュータのメモリ領域を占有するRAM仮想ディス
クに格納する。ストリップの形状に対応するデータが一
旦更新されると、コンピュータ130は、第2のリモー
トコンピュータ140が定期的に読み出すようにプログ
ラムされているメモリ内に信号ビットを設定する。リモ
ートコンピュータ140はデータが更新されたことを検
出すると、コンピュータ140は、このデータをコンピ
ュータ・メモリから読み出し、更新されたデータビット
をクリアさせるので、コンピュータ130はデータが読
み出されたことを知る。第2のコンピュータ140は、
第1のコンピュータ130がそのディスプレイ134上
にストリップのプロファイルを表示した後、1秒未満に
該ディスプレイ144上に該プロファイルを表示するこ
とができる。
を横断して延びている。好適な直線状のベアリング12
2は、部品番号SR30SB−2520としてTHKから
入手可能である。走査装置110は、直線状のベアリン
グ122によって支持され、ストリップ12の幅を横断
して金属細片の各エッジ200,202を数インチ(1
インチ=2.54cm)越えた終端点まで前後移動させ
る。
6は、ハウジング内部の走査装置110を囲むスチール
製側壁206と端壁208からなるハウジングで形成さ
れる。該ハウジングはまたサーボモータ124を囲む。
別のハウジングがサーボ電源とサーボ増幅器(図示せ
ず)を囲む。好適な電源とサーボモータ増幅器は、それ
ぞれCPS−12−24電源とMSA−12−80サー
ボ増幅器であって、ともに Galilから入手可能である。
走査支持フレーム116は、図4と図5に示すように、
ストリップ12の反対側に位置している2つの直立支持
部212によりストリップの移動径路と関連させて固定
されている。
14,216を備え、走査支持フレーム116の長さ方
向に延びる長方形状の鋼で形成される。押出成形して機
械加工されたアルミニウム製のビーム220は、壁21
4の1方に取付けられ、このビーム220は、直線状の
ベアリング122を支持する。ビーム220は約25×
5×257cm(約9.84×1.81×101.2イン
チ)の寸法を持ち、直線状のベアリング122の好まし
くない撓み(deflection)を最小化する。
ように、走査支持フレーム116の一端に取り付けられ
た可逆DCブラシ型サーボモータである。好適なサーボ
モータ124は、 Galilから入手可能なN23−54−
1000ラウンドケーブル・サーボモータである。サー
ボモータ124に対する24Vの直流信号が同じ電源
(図示せず)と上述したサーボ増幅器(図示せず)によ
って生成される。モータシャフト222は、図5に示す
ように、内壁214を越えて直線状のベアリング122
の下方の点まで延びている。シャフト222は、駆動プ
ーリ224を支持し、該プーリ224は該プーリ224
と係合する歯車付のタイミングベルト226を駆動す
る。好適なタイミング・ベルト226は、XLシリーズ
のタイミング・ベルトである。走査支持フレーム116
の反対側にあるアイドル・プーリ227は、モータシャ
フト222がベルト226を移動させるとき回転させる
ため取り付けられている。走査装置110は、ベルト2
26とともに前後移動をさせるため歯の付いたクランプ
バー228によりベルト226に取付けられている。
動すると、サーボモータ124に取り付けられたエンコ
ーダ230は、4000カウント/回転の分解能で、モ
ータの回転を監視する。エンコーダ230は、サーボモ
ータ124の位置と回転方向に関する情報を伝える1対
のタイミング信号を生成する直角位相エンコーダ(Ph
ase quadrature encoder)であ
る。
時、ホーム・ポジションは走査装置110をリミット・
スイッチ232に移動させることにより見つけられ、走
査装置110の位置はこのホームポジションと関連させ
て決定される。サーボモータ124が走査装置110を
前後に駆動するにつれ、走査装置110は鋼ストリップ
12の位置と形状を更新する各データ信号を発生する。
これらの各データ信号とともに、放射源112と光検出
器120を動作させる電源信号も、直線状のベアリング
122に沿って、走査装置110の位置にかかわりな
く、走査装置110に達するのに十分な長さの多芯伸縮
自在巻線ケーブル(muli−conductor r
etractible coiled cable)2
40により移動走査装置110に結合される。
ップ12の横断面形状又はプロファイルの監視を実行す
る各ステップを示すフローチャートを示す。ネットワー
ク上の両コンピュータ130,140に対する好適な制
御プログラムは、マイクロソフト社のQuickBas
icでプログラムされている。第2のコンピュータ14
0は、第1のコンピュータ130に対しスレーブとして
動作するので、第2のコンピュータ140で実行される
制御プログラムは、先ず、ディスプレイ144を更新し
て、データが利用可能かどうか調べるため定期的に第1
のコンピュータ130をチェックする。
テップ300で、コンピュータ130に電源が投入さ
れ、自己診断(self−test)を実行する。ステ
ップ302でコンピュータ130は、ネットワーク通信
とレーザ・インタフェース・ボード244(図3)を初
期化して、最初の即座の画面がディスプレイ134に表
示される。レーザ・インタフェース・ボード244は、
図3に示すように、ケーブル240により走査装置11
0に結合されている。好適なレーザ・インタフェース・
ボード244は、130KHz の16チャネルのA/Dコ
ンバータ、3つのカウンタ、および8つのDIOを備え
たComputer Boards Inc.製のCIO−DAS16/jr
である。ステップ304で、コンピュータ130は、ス
トリップ12を横切って走査装置110を前後に移動し
てその走査を開始するためにオペレータからのキーボー
ド入力を待つ。オペレータが一旦コンピュータ130に
走査を開始するように信号で通知すると、コンピュータ
130は、走査装置110のレーザ源112をオンにす
るコマンドを出す。
ように、サーボモータ124に結合されたサーボ・モー
ション・コントローラ242を初期化するためにステッ
プ306のルーチンを実行し、モーション・コントロー
ラ242がサーボモータ124を付勢させて、走査装置
110をリミット・スイッチ232により規定されるホ
ーム・ポジションに移動させる。リミット・スイッチ位
置に到達すると、モーション・コントローラ242はコ
ンピュータ130に通知して、コンピュータ130は、
モーション・コントローラ242の32ビット位置レジ
スタをゼロにして応答する。32ビット位置レジスタ
は、ストリップ12に対する走査装置110の位置を示
すために用いられる。コンピュータ130は、リミット
・スイッチ位置に対しあらかじめ規定された位置であ
り、リミット・スイッチ232の位置とストリップ12
の近い方のエッジ200の間に位置している駐留位置に
走査装置110を移動させる。ステップ308でコンピ
ュータ130は、リモート・コンピュータ140に利用
しうるデータがないことを信号で通知するため、メモリ
のビットをクリアして、システムのオンライン・メッセ
ージを表示することをリモート・コンピュータ140に
命令する。
は、Animatics から入手可能なA5100単軸モーショ
ン・コントローラである。モーション・コントローラ2
42は、コンピュータ130のISAバスとインタフェ
ースし、コンピュータ130により開始された一連のコ
マンドを実行し、コンピュータ130によって走査装置
110からの格納用のデータを収集する。
モーション・コントローラ242に直線状のベアリング
122に沿ってストリップ12の遠い方のエッジ202
に向って走査装置110を移動させるように命令する。
ステップ312でコンピュータは、サンプル数、最小の
ストリップ位置、最大のストリップ位置、および平均の
ストリップ位置に対するデータ変数を初期化する。サン
プル数は、電流走査のためにとられた距離測定の数を示
すのに用いられる。最小のストリップ位置、最大のスト
リップ位置、および平均のストリップ位置は、電流走査
によりストリップ12を監視するにあたって走査装置1
10により測定される最小距離、最大距離、平均距離を
示すのに用いられる。これらの変数は、走査装置110
によりストリップ12が監視されるにつれて適切に更新
される。
有効な読み出しをするため走査装置110からの戻り信
号を監視する。有効な読み出しは、レーザがストリップ
12の近い方のエッジ200に到達したとき得られ、そ
のとき、レーザ・インタフェース・ボード244上のD
/Aコンバータがレーザからストリップ12までの距離
Dに対応するレーザデータの捕獲を開始する。コンピュ
ータ130はまたモーション・コントローラ242の3
2ビット位置レジスタからモータのオリエンテーション
データを捕獲し、この位置データをインチに変換する。
近い方のエッジ200の位置と対応する距離のデータ
は、一緒にステップ316でデータアレーとしてともに
格納される。
走査装置110がコンピュータ130によって監視され
た先の測定から少くとも約0.29cm(0.114イン
チ)移動するまで待つ。走査装置110が一旦ストリッ
プ12の上にあり、データを収集すると、コンピュータ
130は、ステップ324でストリップ12の遠い方の
エッジ202が検出されるまで、ステップ322で位置
および走査データの収集と格納を続ける。これは、走査
装置110がストリップ12の遠い方のエッジ202を
越えて移動した結果、走査装置110からのデータがも
はや有効でないとき生じる。
越えて移動した後、コンピュータ130は、モーション
・コントローラ242にステップ326で走査装置を減
速して停止するように命令する。格納された走査データ
は、走査装置110が減速して停止すると処理される。
この処理には、すべてのストリップの平均距離(すべて
のストリップ距離の平均値)、最小および最大ストリッ
プ距離、最小および最大ストリップ距離に基づく最大偏
差、ストリップ12の幅、および各エッジ200,20
2でのストリップの高さの計算が含まれる。走査データ
から得たストリップ12の形状の図式的な表示に加えて
このデータがステップ330でローカル・ディスプレイ
134に表示される。表示データは、コンピュータのR
AM仮想ディスクにも書き込まれ、第2のコンピュータ
140などのネットワーク142上の他のコンピュータ
に、ネットワーク142上でデータの転送の準備ができ
ていることを通知するため、ステップ332で信号ビッ
トをセットする。ストリップ12に亘っての相次ぐ連続
的な走査をするため第1のコンピュータ130がこのデ
ータの上書きをすることを指示するため、第2のコンピ
ュータ140がデータを読み出した後、第2のコンピュ
ータ140がこのビットをクリアする。データ処理サイ
クルは、走査装置110が減速して停止したとき完了す
る。ステップ340〜349でステップ310〜332
と同様に逆方向走査が実行される。簡単に言うと、逆方
向走査は、近い方のエッジ200への移動を開始するこ
とをコンピュータ130がモーション・コントローラ2
42に命令することによって開始して、走査装置110
が近い方のエッジ200を越えて移動するまで、コンピ
ュータ130は位置および距離のデータの収集を続け
る。次に、コンピュータ130は、ディスプレイ134
にこの逆方向走査に対するストリップのプロファイルデ
ータを表示する。逆走査が完了すると、コンピュータ1
30は、走査数をインクリメントして、ステップ350
で走査数が該システムが再校正されるべきことを示して
いるかどうかを判定する。もしそうなら、コンピュータ
130はステップ306に進み、そうでなければ、コン
ピュータ130はステップ310に進む。
140のキーボード上のキーを押して走査処理をシャッ
トダウンすることができる。このシャットダウン初期化
は、各コンピュータ130,140により定期的にチェ
ックされる。もしオペレータが走査処理をシャットダウ
ンすると、コンピュータ130,140の両方はそれら
の出力側に適切なメッセージを表示する。これはシャッ
トダウン・シーケンスを開始するよう他のコンピュータ
に通知する適切なメモリビットをセットするコンピュー
タ130又は140により達成される。走査処理をシャ
ットダウンすると、コンピュータ130は、走査装置を
ホーム・ポジションに移動させて、走査装置110とサ
ーボモータ124の電源をオフにする。
Profile) 図8と図9は、ディスプレイ134,144に表示され
る2つの代表的なプロファイルを示す。図8のディスプ
レイに示されたプロファイルは、より均一なストリップ
形状を得るため修正ステップを講じなければならないこ
とを示している。図9のディスプレイに示されたプロフ
ァイルは、比較的均一な被覆により適切にメッキされた
比較的平らなストリップに対応する。
でコンピュータ130は、ディスプレイのY軸に沿った
中間点として用いられるストリップの平均距離を計算す
る。表示されたすべての座標は、ストリップの平均距離
に関連しており、インチで表示される。走査データを表
示、および/またはロギングする他の寸法と構成も用い
ることができる。さらに、1台以上のコンピュータをネ
ットワーク142を経由してデータ収集コンピュータに
接続して、他の1台以上のコンピュータを後で解析する
ための収集されたデータの履歴の格納に用いることがで
きる。
に基づき、オペレータは、平坦度の偏差を補償するため
にレベラー34をマニュアルで調整することができる。
このようにストリップ形状の相対的な平坦度の監視と制
御により、鋼のストリップが比較的より均一になるよう
に被覆重量分布を保証し、過剰被覆スチールからの浪費
に加えて被覆されていないスチールでのいかなるスクラ
ップをも最小化しうる。
ップのプロファイルデータに基づきコンピュータ130
により自動的に制御されうる。プログラマブル・ロジッ
ク・コントローラが、コンピュータ130とレベラー3
4に結合され、コンピュータ130は、レベラー34を
制御するため、デジタル制御信号をプログラマブル・ロ
ジック・コントローラに転送する。プログラマブル・ロ
ジック・コントローラは、ストリップの平坦度を制御す
るにあたり、レベラー34のフラットナ(flatte
ner)のロール位置を調節するため適切なアナログ信
号を発生できる。プログラマブル・ロジック・コントロ
ーラへの好適なインタフェースは、2チャネルのD/A
アナログ出力を持つComputer-Boards Inc.のCIO−D
AC02である。さらに別の実施例では、コンピュータ
130は、ストリップ12の片面あるいは両面にメッキ
された被覆量を調節するため制御信号をメッキ部50へ
転送することができる。コンピュータ130は、ストリ
ップ12の走査部分の片面あるいは両面にメッキされた
被覆量を制御するため、ストリップのプロファイルデー
タに基づきこれらの制御信号を発生することができる。
されている。しかしながら、本発明は特許請求の範囲の
精神または範疇の範囲内で如何なる変形例や変更例をも
含むものとして理解されるべきである。
望の形状から外れていれば、該ストリップの形状を自動
的に調整することができ、該ストリップに被覆された被
覆厚の過不足をもなくすことができる。
鋼のストリップのメッキラインの概略を示す図(その
1)である。
鋼のストリップのメッキラインの概略を示す図(その
2)である。
ステーションの概略を示す図である。
を実装するための構成を示す部分的な正断面図である。
器により監視されるとき、鋼のストリップを横切ってレ
ーザビーム照射装置を前後に走査させるための構成を示
す透視図である。
もとで走査ステーションによってもたらされる走査プロ
セスを示すフローチャート(その1)である。
もとで走査ステーションによってもたらされる走査プロ
セスを示すフローチャート(その2)である。
うな、プログラマブル・コントローラからの代表的な可
視的出力を示す図(その1)である。
うな、プログラマブル・コントローラからの代表的な可
視的出力を示す図(その2)である。
Claims (14)
- 【請求項1】 (a)ストリップの移動径路に沿ってス
トリップ材料を移動させる駆動装置と、 (b)該ストリップ表面へ放射ビームを照射する放射源
および該ストリップ表面から反射された放射ビームを監
視する光検出器を含む走査装置と、 (c)ストリップの幅にわたる直線状の移動径路に沿っ
て前後移動する該走査装置を支持する直線状のベアリン
グと、 (d)該放射源が該ストリップへ放射ビームを照射し該
光検出器が戻り放射ビームを監視するにつれて、直線状
の移動径路に沿って該走査装置を移動させるため該走査
装置に結合されたモータと、 (e)該光検出器により検出されたプロファイルデータ
を格納するメモリと、 (f)該格納されたプロファイルデータに基づき該スト
リップのプロファイルを視覚的に指示するディスプレイ
と、を備えることを特徴とする、移動ストリップを監視
する装置。 - 【請求項2】 該メモリおよび該ディスプレイは、該走
査装置と該走査装置の移動を制御する該モータとに結合
されたコンピュータ・インタフェースを有するデータ収
集用コンピュータの一部を構成する、請求項1に記載の
監視装置。 - 【請求項3】 該コンピュータ・インタフェースは、該
モータの付勢を制御するモーション・コントローラと該
光検出器からのデータを収集する回路とを備え、該デー
タ収集用コンピュータは、該ストリップに対する該走査
装置の位置に対応する位置データを用いて該メモリ内に
該プロファイルデータを格納する、請求項2に記載の監
視装置。 - 【請求項4】 データを転送するための通信リンクによ
り該データ収集用コンピュータに結合されたコンピュー
タ・ワークステーションを備える、請求項2に記載の監
視装置。 - 【請求項5】 該ストリップの幅を横切って該モータが
該走査装置を前後移動させるにつれて、該走査装置の位
置に関連した各信号を供給するエンコーダを備える、請
求項1に記載の監視装置。 - 【請求項6】 該ストリップは鋼のストリップであっ
て、該データ収集用コンピュータは、該光検出器により
該ストリップが監視される前に、該鋼のストリップの形
状を調節するための鋼形成用装置と連絡するインタフェ
ースを備える、請求項2に記載の監視装置。 - 【請求項7】 (a)ストリップの移動径路に沿ってス
トリップ材料を移動させるステップと、 (b)該ストリップ表面の時間的変化部分に放射ビーム
を照射させかつ反射させるため、該ストリップの幅を横
切って放射源と検出器を前後移動させるステップと、 (c)該ストリップの表面を横切って該放射ビームが掃
引するにつれて、該ストリップの表面から反射され、か
つ該ストリップ表面の形状を決定するために該検出器で
検知される放射ビームを監視するステップと、 (d)視覚的に認識可能な該ストリップ表面の形状プロ
ファイルを提供するステップと、を備えることを特徴と
する移動ストリップを監視する方法。 - 【請求項8】 決定されたストリップ表面の形状に基づ
きストリップの形状を調節するステップを備える、請求
項7に記載の方法。 - 【請求項9】 該ストリップの移動径路に沿って配置さ
れた1台以上のワークステーションにデータを転送する
ことにより複数位置で視覚的に認識可能なストリップ表
面の形状プロファイルを表示するステップを備える、請
求項7に記載の方法。 - 【請求項10】 該放射源と該検出器は該ストリップの
移動径路にほぼ垂直な方向に移動するステップを備え
る、請求項7に記載の方法。 - 【請求項11】 (a)ストリップの移動径路に沿って
鋼のストリップ材料を移動させる駆動装置と、 (b)ストリップ成形部とストリップメッキ部とを形成
する系と、 (c)該ストリップの移動径路に沿って該ストリップ成
形部と該ストリップメッキ部との間に位置しており、該
ストリップ表面へ放射ビームを照射する放射源と該スト
リップ表面から反射された放射ビームを監視する光検出
器とを含む走査装置と、 (d)該ストリップの幅にわたる直線状の移動径路に沿
って前後移動する該走査装置を支持する直線状のベアリ
ングと、 (e)該放射源が該ストリップへ該放射ビームを照射し
該光検出器が戻り放射ビームを監視するにつれて、直線
状の移動径路に沿って該走査装置を移動させるための該
走査装置に結合されたモータと、 (f)該光検出器で検出される放射ビームで示されるよ
うに、該放射源からの放射ビームが鋼のストリップ表面
に照射する各座標位置に対応するコンピュータ・メモリ
内の複数のデータ値を格納するデータ収集用コンピュー
タと、 (g)該格納されたデータ値に基づき該ストリップの形
状を視覚的に表示するコンピュータ・ディスプレイと、 (h)該ストリップを横切って該走査装置を前後に走査
させ、該鋼のストリップ形状に対応する該走査装置から
のデータを収集させる、該モータと該走査装置に結合さ
れたコンピュータ・インタフェースと、を備えることを
特徴とする、鋼のストリップのメッキ工程を監視する装
置。 - 【請求項12】 該コンピュータ・インタフェースは該
ストリップ成形部の動作を制御する系を備える、請求項
11に記載の装置。 - 【請求項13】 該ストリップの形状を監視する別のコ
ンピュータを含むメッキ監視部をさらに備え、該データ
収集用コンピュータと該別のコンピュータとの間でデー
タを前後に転送するネットワーク系をさらに備える、請
求項11に記載の装置。 - 【請求項14】 該データ収集用コンピュータは該スト
リップの形状に対応するデータが収集されたことを該別
のコンピュータに通知する通信インタフェースを備え、
該別のコンピュータは該データが利用可能かどうか決定
するために該データ収集用コンピュータからのデータを
定期的に監視する、請求項13に記載の装置。
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