JPH08313028A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH08313028A
JPH08313028A JP7118189A JP11818995A JPH08313028A JP H08313028 A JPH08313028 A JP H08313028A JP 7118189 A JP7118189 A JP 7118189A JP 11818995 A JP11818995 A JP 11818995A JP H08313028 A JPH08313028 A JP H08313028A
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JP
Japan
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human body
indoor
temperature
output
comfort level
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Application number
JP7118189A
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English (en)
Inventor
Masako Ichihara
理子 市原
Ikuo Akamine
育雄 赤嶺
Makoto Shimizu
真 清水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、運転モード、室内温度および人体
表面温度分布に基づいて布団の掛け具合を判定し、空気
調和機を制御することにより、睡眠時の人体リズムおよ
び布団の掛け具合に対応した制御を自動的かつ容易に行
い、人の快適性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 運転モード記憶手段11、室内温度検出手段
12および人体表面温度分布検出手段13からの出力値
である運転モード、室内温度および人体温度分布に基づ
いて布団の掛け具合を判定する布団掛け具合判定手段1
4と、布団掛け具合判定手段14および室内状態設定手
段17からの出力値である布団の掛け具合および設定温
度に基づいて空気調和機を温度制御する制御温度信号を
生成する制御温度信号生成手段15とを備えるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間や環境状態を検出
することが可能な検出手段を利用し、これによって得ら
れた情報から布団の掛け具合を判定し、この判定結果に
基づいて通常のおやすみ運転の設定状態から偏位させた
状態に近づけるべく制御に自動的に移行することによ
り、室内の睡眠中の人の快適性の向上を図る空気調和機
の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気調和機の制御装置に
ついて説明する。
【0003】例えば、図6に示すように、冷房時、空気
調和機が空調を行うための指標となる制御温度について
眠りの深さを決定する要因となる睡眠開始からX1時間
は通常運転の設定温度から偏位せず、早朝すなわち午前
Z1時は、代謝量の低下という人体リズムの中のサーカ
ディアンリズムを考慮し、このリズムに対応して制御温
度をB℃シフトアップする制御を行っていた。また、午
前Z1時のB℃シフトアップの刺激を和らげるため、X
1時間経過後にA℃シフトアップさせた。
【0004】すなわち、従来は、おやすみ運転時、人体
リズムのみを考慮した制御を行うことにより快適性の向
上を図っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、おやすみ運転時、人体リズムのみを考慮
した制御温度に応じて制御を行うため、着衣の変化によ
る快適感の変化、例えば、寝相が悪く布団をはいでおり
寒く感じている等に対応できておらず、そのまま寝入っ
てしまった人が寝冷えをし、体調を崩したり、また風邪
をひく等、十分に快適な室内環境を実現できていない、
という問題点を有していた。
【0006】そこで本発明は上記課題に鑑み、運転モー
ド、室内温度および人体表面温度分布から睡眠中の人の
布団の掛け具合を判定するとともに、これをもとに制御
温度を決定し、この温度に基づいて空気調和機の制御を
自動的かつ容易に行うことにより、睡眠時の寝冷え、体
調を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、人体リズムのみな
らず着衣の変化をも考慮した人の快適性の向上を図るこ
とを目的とするものである。
【0007】また本発明は、運転モード、室内温度、人
体表面温度分布および距離から睡眠中の人の布団の掛け
具合をさらに精度よく判定するとともに、これをもとに
制御温度を決定し、この温度に基づいて空気調和機の制
御を自動的かつ容易に行うことにより、睡眠時の寝冷
え、体調を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、人体リズム
のみならず着衣の変化をも考慮した人の快適性の向上を
より一層図ることを目的とするものである。
【0008】また本発明は、運転モード、室内温度、人
体表面温度分布および距離から睡眠中の人の布団の掛け
具合を判定し、これと共に室内の快適度から制御快適度
を決定し、この快適度に基づいて空気調和機の制御を自
動的かつ容易に行うことにより、睡眠時の寝冷え、体調
を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、人体リズムのみなら
ず着衣の変化をも考慮した人の快適性の向上をさらによ
り一層図ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、通常運転およびおやすみ運転等の運転モー
ドを記憶する運転モード記憶手段と、室内の温度を検出
する室内温度検出手段と、人体表面温度の温度分布を検
出する人体表面温度分布検出手段と、前記運転モード記
憶手段から出力される運転モードがおやすみ運転時に、
前記室内温度検出手段から出力される室内温度と前記人
体表面温度分布検出手段から出力される人体表面温度分
布状態に基づいて布団の掛け具合を判定する布団掛け具
合判定手段と、少なくとも使用者が望む室内環境の温度
等を設定することができる室内状態設定手段と、前記布
団掛け具合判定手段から出力される布団掛け具合と前記
室内状態設定手段から出力される室内設定状態に基づい
て空気調和機を制御する制御温度信号を生成する制御温
度信号生成手段とを備えるものである。
【0010】また、本発明は、人体位置を検出する人体
位置検出手段と、前記人体位置検出手段から出力される
人体位置に基づいて空気調和機から人体までの距離を算
出する距離算出手段と、前記空気調和機から人体までの
距離を分類する距離分類手段と、運転モード記憶手段か
ら出力される運転モードがおやすみ運転時に、室内温度
検出手段から出力される室内温度と人体表面温度分布検
出手段から出力される人体表面温度分布状態と距離分類
手段から出力される距離に基づいて布団の掛け具合を判
定する布団掛け具合判定手段とを備えるものである。
【0011】また、本発明は、室内の快適度を検出する
室内快適度検出手段と、前記室内快適度検出手段から出
力される快適度と布団掛け具合判定手段から出力される
布団掛け具合と室内状態設定手段から出力される室内設
定状態に基づいて空気調和機を制御する制御快適度信号
を生成する制御快適度信号生成手段とを備えるものであ
る。
【0012】
【作用】本発明は、上記構成により、運転モード記憶手
段と、室内温度検出手段および人体表面温度分布検出手
段から出力される運転モード、室内温度および人体表面
温度分布に基づいて布団掛け具合判定手段により布団の
掛け具合を判定する。この布団の掛け具合と少なくとも
使用者が望む室内環境の温度等を設定することができる
室内状態設定手段から出力される室内設定状態から、空
気調和機を制御する温度信号を制御温度信号生成手段に
より生成し、空気調和機に出力する。空気調和機は、こ
れに基づいた温度制御をすることにより、睡眠時、人体
リズムのみならず、布団の掛け具合に対応した制御を、
自動的かつ容易に行うことができる。
【0013】また、本発明は、人体位置検出手段から出
力される人体位置に基づいて空気調和機から人体までの
距離を距離算出手段により算出し、この空気調和機から
人体までの距離を距離分類手段により分類する。運転モ
ード記憶手段と、室内温度検出手段、人体表面温度分布
検出手段および距離分類手段から出力される運転モー
ド、室内温度、人体表面温度分布および空気調和機から
人体までの距離に基づいて布団掛け具合を判定する。こ
れにより、空気調和機は、布団の掛け具合を精度よく判
定する事ができ、睡眠時、人体リズムのみならず、布団
の掛け具合に対応した制御を、自動的かつ容易に行うこ
とができる。
【0014】また、本発明は、室内の快適度を室内快適
度検出手段により検出し、この快適度と布団掛け具合判
定手段から出力される布団掛け具合と室内状態設定手段
から出力される室内設定状態に基づいて空気調和機を制
御する制御快適度信号を生成し、空気調和機に出力す
る。空気調和機は、これに基づいた快適度制御をするこ
とにより、睡眠時、人体リズムのみならず、布団の掛け
具合に対応した制御を、より一層の快適度を保ちながら
自動的かつ容易に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例における空気調
和機の制御装置の概略ブロック図である。図1におい
て、11は空気調和機が運転する運転モードを記憶する
運転モード記憶手段で、111は通常運転、おやすみ運
転等の運転モード記憶信号で、12は室内温度検出手段
で、121は室内温度信号で、13は人体表面温度分布
検出手段で、131は人体表面温度分布信号で、14は
布団掛け具合判定手段で、141は布団掛け具合判定信
号で、15は制御温度信号生成手段で、151は制御温
度信号で、16は空気調和機で、161は空気調和機が
運転する通常運転およびおやすみ運転等の運転モード信
号で、17は室内状態設定手段で、171は室内状態設
定信号である。
【0016】以上のような構成において、以下その動作
について説明する。運転モード記憶手段11では、空気
調和機16が運転する通常運転、おやすみ運転等の運転
モードを記憶し、運転モード記憶信号111として布団
掛け具合判定手段14に出力する。
【0017】室内温度検出手段12では、例えば、サー
ミスタ等により吸い込み温度を検出し、その吸い込み温
度に室内の上下温度分布差相当のシフト量Δt1℃加算
した値を室内温度とし、この算出した室内温度を室内温
度信号121として、布団掛け具合判定手段14に出力
する。
【0018】なお、これ以外にも、室内の温度を検出す
る手段であればその手段は限定されない。
【0019】人体表面温度分布検出手段13では、赤外
線センサ等によって得られた赤外線画像情報を画像処理
することにより人体を抽出し、その人体の表面温度分布
から人体を構成する面積と表面温度を検出する手段であ
り、その面積と表面温度を人体表面温度分布信号131
として布団掛け具合判定手段14に出力する。
【0020】なお、赤外線センサ以外にも、人体表面温
度分布を検出する手段であれば、その検出手段は限定さ
れない。
【0021】布団掛け具合判定手段14では、運転モー
ド記憶手段11、室内温度検出手段12および人体表面
温度分布検出手段13から出力された運転モード記憶信
号111、室内温度信号121および人体表面温度分布
信号131から室内に寝ている人の布団の掛け具合を判
定し、布団掛け具合判定信号141として制御温度信号
生成手段15に出力する。
【0022】制御温度信号生成手段15では、布団掛け
具合判定手段14から出力された布団掛け具合判定信号
141が“布団を剥いでいる”であれば、少なくとも使
用者が望む室内環境の温度等の状態を設定することがで
きる室内状態設定手段17から出力される室内状態設定
信号171の通常運転モードの設定温度から偏位させた
おやすみ運転の設定温度にΔT℃加算する。すなわち、
従来の人体リズムを考慮したおやすみ運転の設定温度か
らΔT℃さらに偏位させた設定温度を、制御温度信号1
51として空気調和機16に出力する。
【0023】逆に、布団掛け具合判定手段14から出力
された布団掛け具合判定信号141が“布団を剥いでい
ない”であれば、おやすみ運転の制御温度を、ΔT℃偏
位させず、従来の人体リズムを考慮したおやすみ運転の
制御温度の通り、制御温度信号151として空気調和機
16に出力する。
【0024】空気調和機16では、前記制御温度信号1
51に基づいて自動的に制御し、運転モードを、運転モ
ード信号161として、運転モード記憶手段11に出力
する。
【0025】次に、図2の布団掛け具合判定手段14の
概略フローチャートを用いて布団掛け具合判定手段14
の詳細について説明する。空気調和機が運転されると、
それとともに、図2の処理が開始される。まずステップ
S1では、おやすみ運転であるか否かを運転記憶信号1
11をもとに判定し、おやすみ運転であればステップS
2に移行する。ステップS2では、運転モード記憶信号
111、室内温度信号121および人体表面温度分布信
号131をもとに、布団の掛け具合の条件判定を行うこ
とにより、全身剥いでいるか否かを判定し、剥いでいれ
ばステップS3にて“布団を剥いでいる”と認識し、剥
いでいなければステップS4にて“布団を剥いでいな
い”と認識する。ステップS1にて、おやすみ運転でな
ければステップS5に移行し、ステップS5にて“布団
掛け具合判定を行わない”と認識する。これらの判定結
果“布団を剥いでいる”“布団を剥いでいない”“布団
掛け具合判定を行わない”を布団掛け具合判定信号14
1として、制御温度信号生成手段15に出力する。
【0026】次に、ステップS2の条件判定について詳
細に説明する。室内温度検出手段12から得られた室内
温度信号121をもとに、条件温度を決定する。
【0027】例えば、(表1)に示すように「室内温度
検出手段12から出力された室内温度信号121の信号
の温度をt(℃)とすると、tが、T1未満であれば条
件温度はTj1(℃)、T1以上T2未満であればTj
2(℃)、T2以上であればTj3(℃)」のように決
定する。
【0028】
【表1】
【0029】このように決定された条件温度と、人体表
面温度分布検出手段13から出力された人体の温度およ
び面積である人体表面温度分布信号131から、条件温
度以上の面積が人体全体の面積に占める割合がX%以上
であれば、“布団を剥いでいる”と判定し、この判定結
果を布団掛け具合判定信号141として、制御温度信号
生成手段15に出力する。逆に、決定された条件温度
と、人体表面温度分布検出手段13から出力された人体
の面積および温度である人体表面温度分布信号131か
ら、条件温度以上の面積が人体全体の面積に占める割合
がX%未満であれば、“布団を剥いでいない”と判定
し、この判定結果を布団掛け具合判定信号141とし
て、制御温度信号生成手段15に出力する。
【0030】以上のように、上記の第1の実施例によれ
ば、運転モード、室内温度および人体表面温度分布か
ら、布団の掛け具合を判定し、この布団の掛け具合と使
用者の設定状態に基づいて、空気調和機を温度制御する
ことにより、睡眠時の人体リズムおよび布団の掛け具合
に対応した制御を自動的かつ容易に行うことができ、睡
眠時の寝冷え、体調を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、
人体リズムのみならず着衣の変化をも考慮した人の快適
性の向上を図ることができる。
【0031】次に、図3を用いて本発明の第2の実施例
について図面を参照して説明する。ここで、第1の実施
例と同一のものについては、同一の符号を付して説明を
省略する。図3においては、21は人体位置検出手段
で、211は人体位置信号で、22は距離算出手段で、
221は距離信号で、23は距離分類手段で、231は
距離分類信号である。
【0032】以上のような構成において、以下その動作
について説明する。人体位置検出手段21では、赤外線
センサ等によって得られた赤外線画像情報を画像処理す
ることにより、人体位置を検出する手段であり、図4の
ように空気調和機を原点(0、0)として横方向にX、
縦方向にYとして、(X、Y)の座標で人体位置を検出
し、これを人体位置信号(X、Y)として距離算出手段
22に出力する。なお、これ以外にも、リモコン等の利
用者の設定室内状態等を入力することができる室内状態
設定手段17の位置を検出し、その位置を人体位置とみ
なす等、人体位置を検出する手段であれば、その検出手
段は限定されない。
【0033】距離算出手段22では、この人体位置信号
(X、Y)から、下式のように距離を求め、この算出さ
れた距離を距離信号221として距離分類手段23に出
力する。
【0034】距離=(X2+Y21/2 距離分類手段23では、距離算出手段22から出力され
た距離信号221をもとに、例えば、距離をrとすると
「0<r≦R1、R1<r≦R2、R2<r(m)のど
れに属するか」のように分類し、距離分類信号231と
して布団掛け具合判定手段14に出力する。
【0035】次に、図2の布団掛け具合判定手段14の
概略フローチャートのステップS2の条件判定について
詳細に説明する。
【0036】室内温度検出手段12から得られた室内温
度信号121と距離分類手段23から得られた距離分類
信号231をもとに、例えば、(表2)から条件温度を
決定する。
【0037】
【表2】
【0038】このように決定された条件温度と、人体表
面温度分布検出手段13から出力された人体の温度およ
び面積である人体表面温度分布信号131から、条件温
度以上の面積が人体全体の面積に占める割合がX%以上
であれば、“布団を剥いでいる”と判定し、この判定結
果を布団掛け具合判定信号141として、制御温度信号
生成手段15に出力する。逆に、決定された条件温度
と、人体表面温度分布検出手段13から出力された人体
の面積および温度である人体表面温度分布信号131か
ら、条件温度以上の面積が人体全体の面積に占める割合
がX%未満であれば、“布団を剥いでいない”と判定
し、この判定結果を布団掛け具合判定信号141とし
て、制御温度信号生成手段15に出力する。
【0039】以上のように、上記の第2の実施例によれ
ば、運転モード、室内温度、人体表面温度分布および空
気調和機から人体までの距離から、布団の掛け具合をさ
らに精度よく判定し、この布団の掛け具合と使用者の設
定状態に基づいて、空気調和機を温度制御することによ
り、睡眠時の人体リズムおよび布団の掛け具合に対応し
た制御を自動的かつ容易に行うことができ、睡眠時の寝
冷え、体調を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、人体リズ
ムのみならず着衣の変化をも考慮した人の快適性の向上
を図ることができる。
【0040】次に、図5を用いて本発明の第3の実施例
について図面を参照して説明する。ここで、第1〜2の
実施例と同一のものについては、同一の符号を付して説
明を省略する。図5においては、31は室内快適度検出
手段で、311は室内快適度信号で、32は制御快適度
信号生成手段で、321は制御快適度信号である。
【0041】以上のような構成において、以下その動作
について説明する。室内快適度検出手段31では、例え
ば、コンフォートメータ等によりPMVを検出し、検出
したPMVを室内快適度信号311として、布団掛け具
合判定手段14に出力する。
【0042】なお、これ以外にも、室内の快適度を検出
する手段であればその手段は限定されない。
【0043】制御快適度信号生成手段32では、布団掛
け具合判定手段14から出力された布団掛け具合判定信
号141が“布団を剥いでいる”であれば、少なくとも
使用者が望む室内環境の快適度等の状態を設定すること
ができる室内状態設定手段17から出力される室内状態
設定信号171の通常運転モードの設定快適度から偏位
させたおやすみ運転の設定快適度にΔPMV加算する。
すなわち、従来の人体リズムを考慮したおやすみ運転の
設定快適度からΔPMVさらに偏位させた設定快適度
を、制御快適度信号321として空気調和機16に出力
する。
【0044】逆に、布団掛け具合判定手段14から出力
された布団掛け具合判定信号141が“布団を剥いでい
ない”であれば、おやすみ運転の制御快適度を、ΔPM
V偏位させず、従来の人体リズムを考慮したおやすみ運
転の制御快適度の通り、制御快適度信号321として空
気調和機16に出力する。
【0045】以上のように、上記の第3の実施例によれ
ば、運転モード、室内温度、人体表面温度分布および空
気調和機から人体までの距離から、布団の掛け具合をさ
らに精度よく判定し、この布団の掛け具合と使用者の設
定状態に基づいて、空気調和機を快適度制御することに
より、睡眠時の人体リズムおよび布団の掛け具合に対応
した制御を自動的かつ容易に行うことができ、睡眠時の
寝冷え、体調を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、人体リ
ズムのみならず着衣の変化をも考慮したさらなる人の快
適性の向上を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、上記説明から明らかなよう
に、運転モード、室内温度および人体表面温度分布に基
づいて分布の掛け具合を判定し、この布団の掛け具合と
使用者の設定温度から、空気調和機を制御する温度信号
を生成し、空気調和機を温度制御することにより、睡眠
時の人体リズムおよび布団の掛け具合に対応した制御を
自動的かつ容易に行うことができる。その結果、睡眠時
の寝冷え、体調を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、人の
快適性の向上を図ることができる。
【0047】また、本発明は、運転モード、室内温度、
人体表面温度分布および空気調和機から人体までの距離
から、布団の掛け具合をさらに精度よく判定し、この布
団の掛け具合と使用者の設定状態に基づいて、空気調和
機を温度制御することにより、睡眠時の人体リズムおよ
び布団の掛け具合に対応した制御を自動的かつ容易に行
うことができ、睡眠時の寝冷え、体調を崩す、および風
邪ひきを防ぐ等、人体リズムのみならず着衣の変化をも
考慮した人の快適性の向上をより一層図ることができ
る。
【0048】また、本発明は、室内の快適度を検出し、
この快適度と布団掛け具合と室内設定状態に基づいて空
気調和機を制御する制御快適度信号を生成し、空気調和
機を快適度制御することにより、睡眠時の寝冷え、体調
を崩す、および風邪ひきを防ぐ等、人体リズムのみなら
ず着衣の変化をも考慮した人の快適性の向上をさらによ
り一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空気調和機の制
御装置を示す概略ブロック図
【図2】本発明における布団掛け具合判定手段の概略フ
ローチャート
【図3】本発明の第2の実施例における空気調和機の制
御装置を示す概略ブロック図
【図4】本発明における人体位置を示す説明図
【図5】本発明の第3の実施例における空気調和機の制
御装置を示す概略ブロック図
【図6】従来におけるおやすみ運転時の制御温度を示す
説明図
【符号の説明】
11 運転モード記憶手段 12 室内温度検出手段 13 人体表面温度分布検出手段 14 布団掛け具合判定手段 15 制御温度信号生成手段 16 空気調和機 17 室内状態設定手段 21 人体位置検出手段 22 距離算出手段 23 距離分類手段 31 室内快適度検出手段 32 制御快適度信号生成手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常運転およびおやすみ運転等の運転モ
    ードを記憶する運転モード記憶手段と、室内の温度を検
    出する室内温度検出手段と、人体表面温度の温度分布を
    検出する人体表面温度分布検出手段と、前記運転モード
    記憶手段から出力される運転モードがおやすみ運転時
    に、前記室内温度検出手段から出力される室内温度と前
    記人体表面温度分布検出手段から出力される人体表面温
    度分布状態に基づいて布団の掛け具合を判定する布団掛
    け具合判定手段と、少なくとも使用者が望む室内環境の
    温度等を設定することができる室内状態設定手段と、前
    記布団掛け具合判定手段から出力される布団掛け具合と
    前記室内状態設定手段から出力される室内設定状態に基
    づいて空気調和機を制御する制御温度信号を生成する制
    御温度信号生成手段とを備えることを特徴とした空気調
    和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 人体位置を検出する人体位置検出手段
    と、前記人体位置検出手段から出力される人体位置に基
    づいて空気調和機から人体までの距離を算出する距離算
    出手段と、前記空気調和機から人体までの距離を分類す
    る距離分類手段と、運転モード記憶手段から出力される
    運転モードがおやすみ運転時に、室内温度検出手段から
    出力される室内温度と人体表面温度分布検出手段から出
    力される人体表面温度分布状態と距離分類手段から出力
    される距離に基づいて布団の掛け具合を判定する布団掛
    け具合判定手段とを備えることを特徴とした請求項1記
    載の空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 室内の快適度を検出する室内快適度検出
    手段と、前記室内快適度検出手段から出力される快適度
    と布団掛け具合判定手段から出力される布団掛け具合と
    室内状態設定手段から出力される室内設定状態に基づい
    て空気調和機を制御する制御快適度信号を生成する制御
    快適度信号生成手段とを備えることを特徴とした請求項
    2記載の空気調和機の制御装置。
JP7118189A 1995-05-17 1995-05-17 空気調和機の制御装置 Pending JPH08313028A (ja)

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JP7118189A JPH08313028A (ja) 1995-05-17 1995-05-17 空気調和機の制御装置

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Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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