JPH08312715A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

Info

Publication number
JPH08312715A
JPH08312715A JP7146869A JP14686995A JPH08312715A JP H08312715 A JPH08312715 A JP H08312715A JP 7146869 A JP7146869 A JP 7146869A JP 14686995 A JP14686995 A JP 14686995A JP H08312715 A JPH08312715 A JP H08312715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibration isolation
isolation table
floor
voice coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7146869A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Wakui
伸二 涌井
Takehiko Mayama
武彦 間山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7146869A priority Critical patent/JPH08312715A/ja
Publication of JPH08312715A publication Critical patent/JPH08312715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/709Vibration, e.g. vibration detection, compensation, suppression or isolation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より低コストで調整の容易な防振装置を提供
する。また、ボイスコイルモータが発生する逆起電力に
基づいてダンピングを付与する際の特性劣化を改善す
る。 【構成】 除振台4の振動を抑圧するためのボイスコイ
ルモータ19と、このボイスコイルモータに発生する逆
起電力を検出する逆起電力検出手段29,rとを備え、
この逆起電力に基づいて前記除振台の振動を抑圧すべく
前記ボイスコイルモータを駆動する防振装置において、
前記除振台が設置された床の振動を計測する加速度セン
サ26を備え、この加速度センサの出力にも基づいて前
記ボイスコイルモータを駆動する。また、除振台を支持
する空気バネ2のアクチュエータおよび除振台の位置を
フィードバックさせて除振台を所定の目標位置13に維
持すべく空気バネの駆動制御を行なう手段3,10〜1
4,1を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振装置に関し、特に
露光用XYステージを搭載してなる半導体製造装置の一
構成ユニットとして好適に使用される防振装置、特に、
空気バネをアクチュエータとした能動的除振装置とボイ
スコイルモータ(以下、VCMと略記する)をアクチュ
エータとした能動的除振装置とを複合的に使用した防振
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】除振台上には振動を嫌う機器群が搭載さ
れる。例えば、光学顕微鏡や露光用XYステージなどで
ある。特に、露光用XYステージの場合には、適切かつ
迅速な露光が行われるべく、外部から伝達する振動を極
力排除した除振台上に同ステージは搭載されねばならな
い。なぜならば、露光は露光用XYステージが完全停止
の状態で行われなければならないからである。さらに、
露光用XYステージは、ステップ&リピートという間欠
運転を動作モードとして持ち、繰り返しのステップ振動
を自身が発生しこれが除振台の揺れを惹起せしめること
にも注意せねばならない。この種の振動が整定しきれな
いで残留する場合にも、露光動作に入ることは不可能で
ある。したがって、除振台には、外部振動に対する除振
と、搭載された機器自身の運動に起因した強制振動の制
振性能とをバランスよく実現することが求められてい
る。
【0003】なお、XYステージを完全停止させてから
同ステージ上に搭載のシリコンウエハに対して露光光を
照射するというステップ&リピート方式の半導体製造装
置に代わって、XYステージなどをスキャンさせながら
露光光をシリコンウエハ上に照射するスキャン方式の半
導体露光装置も登場してきた。このような装置に使われ
る除振台に対しても、外部振動に対する除振と、その除
振台に搭載された機器自身の運動に起因した強制振動に
対する制振性能とをバランスよく満たすことが求められ
ることは同様である。
【0004】さて、周知のように、除振台の実現形態
は、受動的除振台と能動的除振台とに分類される。除振
台上の搭載機器に求められる高精度位置決め、高精度ス
キャン、高速移動などへの要求に応えるべく近年は能動
的除振装置を用いる傾向にある。能動的除振装置に用い
られるアクチュエータとしては、空気バネ、ボイスコイ
ルモータ、圧電素子などがある。近年、除振台のさらな
る能力向上を目指して、上述した異種のアクチュエータ
を混合使用してなる能動的除振装置を実現しようという
試みがある。このような装置を複合防振装置と呼ぶこと
にする。
【0005】まず、図3を用い、空気バネをアクチュエ
ータとする能動的除振装置の構成とその動作を説明す
る。同図において、1は空気バネ2へ動作流体の空気を
給気・排気するサーボバルブ、3は除振台4の鉛直方向
変位を計測する位置センサ、5は予圧用機械バネ、6は
空気バネ2と予圧用機械バネ5および図示しない機構全
体の粘性を表現する粘性要素である。これらの構成部品
から組み合わされる機構は空気バネ式支持脚15と呼ば
れる。次に、空気バネ式支持脚15に対するフィードバ
ック装置7Aの構成とその動作を説明する。まず、加速
度センサ8の出力は、適切な増幅度と時定数とを有する
ローパスフィルタないしバンドパスフィルタ9を介して
サーボバルブ1の弁開閉用の電圧電流変換器10の前段
に負帰還させている。この加速度フィードバックループ
により機構の安定化が図られている。すなわち、ダンピ
ングが付与されるのである。さらに、位置センサ3の出
力は変位増幅器11を通って比較回路12の入力となっ
ている。ここでは、空気バネ式支持脚15が接する地面
に対する目標位置と等価な目標電圧13と比較されて偏
差信号eとなる。この偏差信号eはPI補償器14を通
って電圧電流変換器10を励磁する。すると、サーボバ
ルブ1の弁開閉によって空気バネ2内の圧力が調整され
て除振台4は目標電圧13で指定した所望の位置に定常
偏差なく保持可能となる。ここで、Pは比例、Iは積分
動作をそれぞれ意味する。空気バネ2をアクチュエータ
とした空気バネ式支持脚15は、除振台4の上に大重量
物を搭載できる能力を持つ。しかし、空気バネ式支持脚
15とフィードバック装置7Aとからなる能動的除振装
置に対して高速応答を期待することはできなかった。
【0006】次に、永久磁石と巻線コイルとからなるボ
イスコイルモータ(以下、VCMと略記する)をアクチ
ュエータとする能動的除振装置の構成とその動作を説明
する。加速度センサの出力信号を積分器に通して速度信
号に変換し、この信号でVCMを駆動する電力増幅器を
励磁し、結果としてダンピングのみ支持する除振台に与
えることがフィードバック装置7Vの基本構成になる。
図4がVCMをアクチュエータとする能動的除振装置の
構成である。同図において、16は加速度センサ8の出
力信号を受けてオフセットと高周波の雑音を除去するた
めの適切な前置フィルタ、17は前置フィルタ16の出
力信号を速度の次元へと変換するための積分器、18は
VCM19を駆動するための電力増幅器、20はVCM
式支持脚である。なお、積分器17は必要に応じて疑似
積分器としてもよい。VCMをアクチュエータとする能
動的除振装置では、俊敏なる応答性を有することが特徴
である。しかし、大重量物を位置決めする支持のために
は定常的な電流を巻線コイルに通電しておかねばならな
いので発熱問題を引き起こし不利である。通常、発生し
た振動のみにVCMが応動するように制御ループが構成
される。
【0007】最後に、平板型リニアモータの一例である
VCM19の構造を図5に示す。同図において、21は
永久磁石、22は巻線コイル、23は巻線コイル22の
支持枠、24は永久磁石21を固定する固定枠である。
支持枠23を堅固に固定して巻線コイル22に電流を通
電したときには永久磁石21を含めた固定枠24が、固
定枠24を堅固に固定して巻線コイル22に電流を通電
したときには巻線コイル22を含めた支持枠23がそれ
ぞれ駆動力を得る。
【0008】さて、空気バネをアクチュエータとする能
動的除振装置は、大重量物を支持して姿勢の位置制御を
することにおいて優れた能力を持つ。しかし、制御ルー
プの応答が緩慢なので搭載機器が発生する振動の影響を
相殺するために、同機器の駆動信号に補償を施して、そ
の補償信号で空気バネのアクチュエータをフィードフォ
ワード的に駆動して振動の影響を抑圧する能力の面では
劣っていた。一方、VCMをアクチュエータとする能動
的除振装置は、俊敏なる応答性を有するが装置全体の姿
勢を位置決め制御する能力は無いか、もしくは劣ってい
た。
【0009】そこで、空気バネをアクチュエータとする
能動的除振装置に大重量物の姿勢制御を、VCMをアク
チュエータとする能動的除振装置に制振制御を主に担当
させるべく両者の能動的除振装置を合体させて除振台の
除振及び制振性能を向上させることが従来から考えられ
ていた。
【0010】しかし、図3の能動的除振装置と、図4の
能動的除振装置とを単純に併合して複合防振装置と成し
た場合は、図6の複合防振装置を得るのである。同図に
おいて、25は空気バネとVCMの両者をアクチュエー
タとしてもつ複合式支持脚である。当然のことながら、
装置構成が複雑化したことによってコスト上昇を招くこ
とがわかる。また、両能動的除振装置のフィードバック
装置7A,7Vの錯綜によって制御系のパラメータ調整
が煩雑となり、もって装置性能を最高の状態にすること
が困難となる事態を招いてしまったのである。さらに
は、VCMはアクチュエータであると同時に速度センサ
にもなることが知られており、VCMの駆動によって生
じる逆起電力を検出し、これをフィードバックすること
によってダンピングを与えるという従来からの技術を適
用した場合は、床振動の変位から除振台の変位までの特
性を劣化させるという問題があった。
【0011】このような問題に対して、公知例はどのよ
うに対処していたのであろうか。まず、空気バネとVC
Mの両者をアクチュエータとして有する能動的除振装置
の公知例として特開平6ー117480号公報(『振動
除去装置』)等がある。ここでは、空気バネとVCMと
を併用した振動除去装置であって、定盤上の大重量物を
空気圧バネで支持し、空気圧の変化から定盤に作用する
荷重を検出し、その検出信号を適切なアルゴリズムを用
いて制御定数を算出してなる補償器を介してVCMを駆
動する装置構成が示され、併せて同一の支持脚内に空気
バネとVCMとを巧みに配置した構成が開示されてい
る。しかし、VCM自身の逆起電力を利用した装置構成
は開示されていなかった。
【0012】さらに、2種類の除振装置を組み合わせた
公知例として、特開平6ー42578号公報(『半能動
型除振装置、半能動型ダンパ装置、半能動型剛性機構装
置、縮小投影露光装置及びその半能動型除振方法』)が
ある。床振動に対する除振効果と、機器内の移動反力に
対する制御効果とを両立させる目的で案出されたもので
あり受動型除振装置と並列に、受動型ダンパ部材もしく
は受動型バネ部材と、電磁石およびこれを制御するコン
トローラから構成された半能動型ダンパ装置もしくは半
能動型剛性機構装置を開示している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】空気バネをアクチュエ
ータとした能動的除振装置と、VCMをアクチュエータ
とした能動的除振装置とを複合的に使用してなる複合防
振装置を構成する場合は、装置構成の複雑化に伴ってコ
スト上昇を招くという課題があった。また、フィードバ
ック装置の錯綜に伴ないパラメータ調整が煩雑化し、所
望の特性へ持ち込むことが困難という問題を抱えてい
た。さらには、VCMの駆動によって生じる逆起電力を
検出し、これをフィードバックすることによってダンピ
ングを与えるという従来からの技術を適用した場合にお
いて、床振動の変位から除振台の変位までの特性を劣化
させるという課題が残されていた。
【0014】本発明の目的は、このような従来技術の課
題に鑑み、より低コストで調整の容易な防振装置を提供
することにある。また、VCMに発生する逆起電力に基
づいてダンピングを付与する際の上述の特性劣化を改善
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の防振装置は、除振台を支持する空気バネのアク
チュエータと、空気バネへの作動流体を給気・排気する
ためのサーボバルブと、除振台の移動距離を計測する位
置センサと、位置センサの出力信号と目標電圧とを比較
する比較回路と、比較回路の出力に応動して補償信号を
生成するPI補償器と、PI補償器の出力に応動してサ
ーボバルブの弁開閉を行わせる電圧電流変換器と、除振
台の振動を抑圧するためのボイスコイルモータと、除振
台の振動を計測する第1の加速度センサと、第1の加速
度センサの出力信号に対して所定のフィルタリングを行
う前置フィルタと、前置フィルタの出力信号を積分する
ための積分補償器と、ボイスコイルモータの両端電圧と
通電電流を検出した電圧とを入力信号としてボイスコイ
ルモータに発生する逆起電力を検出するための逆起電力
検出回路と、積分補償器の出力信号と逆起電力検出回路
の負帰還信号とを加算した信号に応動してボイスコイル
モータを駆動する電力増幅器と、除振台を設置する床の
振動を計測する第2の加速度センサと、第2の加速度セ
ンサの出力信号に対するフィルタリングを行うフィルタ
と、フィルタの出力信号を受けて床の振動が除振台の振
動におよぼす影響を軽減ないし排除するための信号を生
成して電力増幅器の前段にフィードフォワードするため
の床振動フィードフォワード補償器とを備えたことを特
徴としている。
【0016】また、本発明の他の態様に係る防振装置
は、上述した防振装置の構成要素の中で、除振台に設置
した第1の加速度センサと、前記第1の加速度センサの
出力信号に対して所定のフィルタリングを行なう前置フ
ィルタと、前記前置フィルタの出力信号を積分するため
の積分補償器とを省いた装置構成であることを特徴とす
る。
【0017】また、別の側面からみれば、本発明の防振
装置は、除振台の振動を抑圧するためのボイスコイルモ
ータと、このボイスコイルモータに発生する逆起電力を
検出する逆起電力検出手段とを備え、この逆起電力に基
づいて前記除振台の振動を抑圧すべく前記ボイスコイル
モータを駆動する防振装置において、前記除振台が設置
された床の振動を計測する加速度センサを備え、この加
速度センサの出力にも基づいて前記ボイスコイルモータ
を駆動するものであることを特徴とする。
【0018】
【作用】VCMに代表されるコイルアクチュエータは文
字どおりアクチュエータであるが、同時にセンサとして
の機能を合わせてもつ。VCMを駆動したときに生じる
逆起電力は速度に比例しており、これが検出可能となれ
ばアクチュエータであると同時に速度センサにもなるの
である。このような原理を踏まえ、VCMなどコイルア
クチュエータから速度成分を検出し、それをフィードバ
ックして被駆動体に対してダンピングを与えることは従
来から様々な装置に対して実施されてきた。
【0019】ゆえに、空気バネをアクチュエータとする
能動的除振装置と、VCMをアクチュエータとする能動
的除振装置とを複合した複合防振装置においても、強力
なダンピングを与えるために、VCMに発生する逆起電
力を検出してこれをフィードバックすることが考えられ
るわけである。しかし、除振台に取り付けられたVCM
において発生する逆起電力は、除振台と設置床との間の
相対速度である。よって、相対速度のフィードバック
は、除振台にダンピングを付与すると同時に、床振動の
影響を除振台へ伝え易くするという弊害ももたらしたの
であった。そこで、床の振動状態を検出する第2の加速
度センサの出力に適切な補償を施し、この補償信号でV
CMを駆動すると、VCMに発生する逆起電力のフィー
ドバックに原因した上述の特性劣化を補正するよう作用
するのである。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例に係る複合防振装置の構成
を図1に示す。同図において、共通または対応する部分
には同一符号を付けて、その部分の詳細な説明は省略す
る。さて、26は床の振動を検出するための第2の加速
度センサ、27は第2の加速度センサ26の出力を電気
信号に変換してオフセットや高周波雑音を除去するため
のフィルタ、28は床振動フィードフォワード補償器で
ありこの出力はVCM19を駆動する電力増幅器18の
前段に負帰還されている。これらのループはフィードフ
ォワード装置7FFと呼ばれる。29は逆起電力検出回
路である。従来のフィードバック装置7Vに対して29
が新たに付加されたフィードバック装置7V′を構成し
ている。逆起電力検出回路29の出力信号は電力増幅器
18の前段に負帰還されているが、ここではVCM19
のコイル両端電圧と、検出抵抗rの電圧降下によって感
知したコイル電流とを入力信号としてコイルに発生する
逆起電力が検出される。なお、空気バネをアクチュエー
タとする能動的除振装置とVCMをアクチュエータとす
る能動的除振装置とを単純に併合してなる複合防振装置
(図6)の場合は、前者の装置におけるローパスフィル
タないしバンドパスフィルタ9を通る信号のループと、
後者の装置そのものであるメインループは、共に閉ルー
プに対するダンピング付与の機能を持つ。よって、複合
防振装置(図6)のダンピングを調整するループは二重
となり、コストアップを招くのみならず調整作業も煩雑
となる。ゆえに、図1では空気バネをアクチュエータと
して有する能動的除振装置において、本来備えていた加
速度のフィードバックループを除去したフィードバック
装置7A′を構成する。
【0021】以下、逆起電力の検出の意義および原理を
説明する。検出の意義は、速度情報の活用にある。すな
わち、コイルモータであるところのVCMはアクチュエ
ータであると同時に、速度情報を検出するセンサとして
も利用できるのである。速度情報が検出できれば、これ
を閉ループ系へのダンピングとして活用することがで
き、多くの公知例が知られている。例えば、文献『樋
口,池田:逆起電力検出信号を用いたPM形ステップモ
ータの閉ループ制御駆動,精密工学会誌,Vol.5
5,No.12.p.2197−2202』がある。V
CMによる速度情報、すなわち逆起電力の検出原理の詳
細は、文献『橋谷,岡田,永井:センサレス能動制振の
研究(動電アクチュエータによる速度推定と制御),日
本機械学会論文誌C,58巻554号,p.2912−
2917』に記載されている。簡単に図7を参照して説
明しておく。まず、以下の回路方程式が成立する。
【0022】
【数1】 ただし、記号の意味は以下の通りである。
【0023】e[V]:コイル両端電圧 eb [V]:逆起電力 R[Ω]:コイル抵抗 L[H]:コイルインダクタンス i[A]:コイルに流れる電流 ここで、コイルに流れる電流iを検出する抵抗rの両端
電圧ei はriとなる。したがって、数1式は数2式の
ように変形できる。
【0024】
【数2】 ここで、逆起電力eb は、移動物体の速度vに比例し、
その比例係数をkv とおけば、eb =kv vとなる。し
たがって、速度vは数3式の演算を施すことによって算
出可能である。
【0025】
【数3】 逆起電力検出回路29では、数3式に示した内容の演算
が行われて速度vと等価な電気信号が検出されるのであ
る。ただし、数3式によればei の微分値が必要になる
が、実用の範囲内において疑似微分を用いても構わな
い。
【0026】次に、図1に示した本発明の一実施例に係
る複合防振装置の制御ブロック図(図8)に基づき、V
CM19で発生する逆起電力の単純なるフィードバック
が床の振動を除振台4に伝達しやすくするという弊害が
あることを説明する。図中で使用する記号の意味は以下
の通りである。
【0027】x[m]:除振台の変位、x0 [m]:床
の変位、r[V]:目標電圧13、fdis [N]:外
乱、M[Kg]:質量、C[N・sec/m]:粘性摩
擦係数、K[N/M]:バネ定数、ka0[V・sec2
/m]:第2の加速度センサ26からフィルタ27まで
のゲイン(簡単のため、フィルタ27はゲインとす
る。)、ka [V・sec2 /m]:第1の加速度セン
サ8から前置フィル16までのゲイン(簡単のため、前
置フィルタ16はゲインとする。)、B[1/se
c]:積分補償器17の積分ゲイン、Kt [N/V]:
電力増幅器18とVCM19を含めた力変換ゲイン、k
v [V・sec/m]:VCM19と逆起電力検出回路
29を含めた速度検出ゲイン、A[N/V・sec]:
電圧電流変換器10、サーボバルブ1、および空気バネ
2を含めた積分変換ゲイン、kpos [V/m]:位置セ
ンサ3と変位増幅器11を含めた位置ゲイン、kp [V
/V]:PI補償器14のPゲイン、ki [1/se
c]:PI補償器のIゲイン、Gff(s)[−]:床振
動フィードフォワード補償器28の伝達関数、s:ラプ
ラス演算子 図8より、x0 とxの間の関係を求める。ただし、簡単
のために、空気バネ2に対する位置のフィードバックル
ープと床振動フィードフォワード補償器28はともにな
いものとする。このとき、数4式を得る。
【0028】
【数4】 数4式より、逆起電力のフィードバックにより分母多項
式におけるsの1次項、すなわち粘性項は増加してお
り、したがってダンピングが付与できていることが分か
る。しかし、同時に分子多項式におけるsの1次項への
影響もあり、床の変位x0 から除振台の変位xまでの抑
圧能力を劣化させてしまうという問題を生じせしめてい
た。VCM19に発生する逆起電力を単純に負帰還した
だけでは弊害をもたらすわけである。
【0029】そこで、Gff(s)のループを投入して逆
起電力のフィードバックによって生じる悪影響を除去す
る。Gff(s)を挿入したとき、数5式の関係がある。
【0030】
【数5】 したがって、逆起電力のフィードバックによる分子多項
式への影響のみを排除したい場合には、Gff(s)を数
6式のように選べばよい。
【0031】
【数6】 また、数7式のようにGff(s)を設計すると床の変位
0 が除振台の変位xにおよぼす影響をなくすことがで
きる。
【0032】
【数7】 ただし、数6式と数7式はいずれも空気バネ2に対する
位置のフィードバックがない場合である。この位置のフ
ィードバックを投入したときには、x,r,fdis ,x
0 の間の関係は数8式と数9式で表現できる。
【0033】
【数8】
【0034】
【数9】 ここで、数6式のように、Gff(s)を選んだとき、数
8式におけるx0 からxまでの関係は数10式となる。
やはり、逆起電力のフィードバックがx0 からxへの伝
達関数の分子多項式におよぼす影響は除去することがで
きる。
【0035】
【数10】 数7式のようにGff(s)を選んだときには、数8式に
おけるx0 とxの関係は数11式となる。
【0036】
【数11】 さらに、x0 がxにおよぼす影響を完全に消去するため
には、数12式のようにGff(s)を設計すればよい。
【0037】
【数12】 上述の解析より、床振動フィードフォワード補償器28
の伝達関数Gff(s)を、数6式よりも数7式のよう
に、さらには数7式よりも数12式と選ぶとき、x0
らxまでの応答をよりよく抑制することができる。もち
ろん、数6式から数7式、数7式から数12式の順番に
実装は困難になる。また、完全積分器の実現が困難な場
合は、必要に応じて疑似積分器を用いてもかまわないも
のとする。しかし、いずれの場合においてもGff(s)
が未挿入のときに比較すれば、x0からxまでの応答を
よく抑制できることは確かである。したがって、現実的
にはx0 からxまでの応答に対して求められている仕様
に応じて、適切なGff(s)を設計し、これを実装すれ
ばよいことになる。
【0038】まとめると、数6式は、床振動フィードフ
ォワード補償器28が最適な積分ゲインを有する積分器
であることを意味する。実用的には、最適な積分ゲイン
を有する疑似積分器であっても構わない。
【0039】また、床の振動が除振台の振動におよぼす
影響を数6式に基づく床振動フィードフォワード補償器
28の場合よりもさらに抑圧せんと欲する場合には、数
7式のように床振動フィードフォワード補償器28を構
成する。すなわち、最適な積分ゲインを有する1次の積
分器と最適なゲインを有する2次の積分器とを並列接続
した伝達関数を持つ床振動フィードフォワード補償器2
8を設計すればよい。上述と同様に、実用的には最適な
積分ゲインを有する1次の疑似積分器と最適な積分ゲイ
ンを有する2次の疑似積分器とを並列接続した伝達関数
であっても構わない。
【0040】床の振動が除振台の振動におよぼす影響を
完全に除去するためには、数12式のように床振動フィ
ードフォワード補償器28を構成する。すなわち、最適
な積分ゲインを有する1次から4次までの積分器を並列
接続した伝達関数を持つ床振動フィードフォワード補償
器28を設計すればよい。実用的には、最適な積分ゲイ
ンを有する1次から4次までの疑似積分器を並列接続し
た伝達関数であっても構わない。
【0041】(実施例の変形)図2は、本発明の第2の
実施例に係る複合防振装置の構成を示す図である。図1
と異なる箇所は、除振台4の振動を検出する第1の加速
度センサ8を除去しており、必然的に前置フィルタ16
と積分補償器17をも不要となしていることにある。つ
まり、複合防振装置へのダンピング付与は逆起電力検出
回路29の出力で電力増幅器18を励磁するループの働
きのみに委ねられる。もちろん、逆起電力のフィードバ
ックによる床の振動が除振台の振動におよぼす悪影響
は、床振動フィードフォワード補償器28の伝達関数を
最適に選択することによって排除できる。また、床の振
動が除振台の振動におよぼす影響そのものを軽減ないし
完全に除去するための最適な伝達関数を選択することも
可能である。
【0042】なお、説明を簡便に行うために、図1およ
び図2における複合式支持脚25は鉛直方向1軸につい
て図示された。しかし、水平方向に対しても同様の装置
構成になる。また、複合式支持脚25を鉛直および水平
方向に複数個用いて、各除振台の上に平板状の定盤など
を設置してなる装置構成も本発明の範囲に属することは
言うまでもない。また、図1の実施例ではアナログ演算
回路で制御系を構成しているが、この内の一部もしくは
全部を電子計算機のようなディジタル演算装置で置き換
えても構わない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、除
振台の振動を加速度センサで検出し、その電気信号に適
切な補償を施した信号でVCMを駆動することによって
付与されるダンピングに加え、VCMの逆起電力のフィ
ードバックによるダンピングも加算される。結果として
強力なダンピングを除振台に付与することができる。
【0044】また、床振動フィードフォワード補償器の
伝達関数を適宜かつ最適に設計することにより、VCM
の逆起電力フィードバックによって強化したダンピング
性能を損なわずに、床の振動が除振台の振動におよぼす
影響を取り除くことができる。
【0045】さらに、除振台へのダンピング付与をVC
Mの逆起電力によるフィードバックのみに頼る場合は、
除振台の振動を検出する加速度センサが不要となるばか
りか、その加速度センサの出力に適切な補償を掛けてV
CMを駆動する制御ループをも除去することができる。
したがってコスト低減に寄与するところ大の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る複合防振装置の構成
を示す図である。
【図2】 本発明の第二の実施例に係る複合防振装置の
構成を示す図である。
【図3】 空気バネをアクチュエータとする能動的除振
装置の構成を示す図である。
【図4】 VCMをアクチュエータとする能動的除振装
置の構成を示す図である。
【図5】 VCMの一構造を示す図である。
【図6】 能動的除振装置を単純に併合した複合防振装
置を示す図である。
【図7】 逆起電力検出の原理説明図である。
【図8】 複合防振装置の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1:サーボバルブ、2:空気バネ、3:位置センサ、
4:除振台、5:予圧用機械バネ、6:粘性要素、7
A,7A′,7V,7V′:フィードバック装置、7F
F:フィードフォワード装置、8:第1の加速度セン
サ、9:ローパスフィルタないしバンドパスフィルタ、
10:電圧電流変換器、11:変位増幅器、12:比較
回路、13:目標電圧、14:PI補償器、15:空気
バネ式支持軸、16:前置フィルタ、17:積分補償
器、18:電力増幅器、19:VCM、20:VCM支
持脚、21:永久磁石、22:巻線コイル、23:支持
枠、24:固定枠、25:複合式支持脚、26:第2の
加速度センサ、27:フィルタ、28:床振動フィード
フォワード補償器、29:逆起電力検出回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除振台を支持する空気バネのアクチュエ
    ータと、 前記空気バネへの作動流体を給気・排気するためのサー
    ボバルブと、 前記除振台の移動距離を計測する位置センサと、 前記位置センサの出力信号と目標電圧とを比較する比較
    回路と、 前記比較回路の出力に応動して補償信号を生成するPI
    補償器と、 前記PI補償器の出力に応動して前記サーボバルブの弁
    開閉を行わせる電圧電流変換器と、 前記除振台の振動を抑圧するためのボイスコイルモータ
    と、 前記除振台の振動を計測する第1の加速度センサと、 前記第1の加速度センサの出力信号に対して所定のフィ
    ルタリングを行う前置フィルタと、 前記前置フィルタの出力信号を積分するための積分補償
    器と、 前記ボイスコイルモータの両端電圧と通電電流を検出し
    た電圧とを入力信号として前記ボイスコイルモータに発
    生する逆起電力を検出するための逆起電力検出回路と、 前記積分補償器の出力信号と前記逆起電力検出回路の負
    帰還信号とを加算した信号に応動して前記ボイスコイル
    モータを駆動する電力増幅器と、 前記除振台を設置する床の振動を計測する第2の加速度
    センサと、 前記第2の加速度センサの出力信号に対するフィルタリ
    ングを行うフィルタと、 前記フィルタの出力信号を受けて床の振動が前記除振台
    の振動におよぼす影響を軽減ないし排除するための信号
    を生成して前記電力増幅器の前段にフィードフォワード
    するための床振動フィードフォワード補償器とを備えた
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 除振台を支持する空気バネのアクチュエ
    ータと、 前記空気バネへの作動流体を給気・排気するためのサー
    ボバルブと、 前記除振台の移動距離を計測する位置センサと、 前記位置センサの出力信号と目標電圧とを比較する比較
    回路と、 前記比較回路の出力に応動して補償信号を生成するPI
    補償器と、 前記PI補償器の出力に応動して前記サーボバルブの弁
    開閉を行わせる電圧電流変換器と、 前記除振台の振動を抑圧するためのボイスコイルモータ
    と、 前記ボイスコイルモータの両端電圧と通電電流を検出し
    た電圧とを入力信号として前記ボイスコイルモータに発
    生する逆起電力を検出するための逆起電力検出回路と、 前記逆起電力検出回路の負帰還信号に応動して前記ボイ
    スコイルモータを駆動する電力増幅器と、 前記除振台を設置する床の振動を計測する第2の加速度
    センサと、 前記第2の加速度センサの出力信号に対するフィルタリ
    ングを行うフィルタと、 前記フィルタの出力信号を受けて床の振動が前記除振台
    の振動におよぼす影響を軽減ないし排除するための信号
    を生成して前記電力増幅器の前段にフィードフォワード
    するための床振動フィードフォワード補償器とを備えた
    ことを特徴とする防振装置。
  3. 【請求項3】 前記床振動フィードフォワード補償器
    は、最適な積分ゲインを有する積分器、あるいは最適な
    積分ゲインを有する疑似積分器であることを特徴とする
    請求項1または2記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 前記床振動フィードフォワード補償器
    は、最適な積分ゲインを有する1次の積分器と最適なゲ
    インを有する2次の積分器とを並列接続した伝達関数、
    あるいは最適な積分ゲインを有する1次の疑似積分器と
    最適な積分ゲインを有する2次の疑似積分器とを並列接
    続した伝達関数を有するものであることを特徴とする請
    求項1または2記載の防振装置。
  5. 【請求項5】 前記床振動フィードフォワード補償器
    は、最適な積分ゲインを有する1次から4次までの積分
    器を並列接続した伝達関数、あるいは最適な積分ゲイン
    を有する1次から4次までの疑似積分器を並列接続した
    伝達関数を有するものであることを特徴とする請求項1
    または2記載の防振装置。
  6. 【請求項6】 除振台の振動を抑圧するためのボイスコ
    イルモータと、このボイスコイルモータに発生する逆起
    電力を検出する逆起電力検出手段とを備え、この逆起電
    力に基づいて前記除振台の振動を抑圧すべく前記ボイス
    コイルモータを駆動する防振装置において、前記除振台
    が設置された床の振動を計測する加速度センサを備え、
    この加速度センサの出力にも基づいて前記ボイスコイル
    モータを駆動するものであることを特徴とする防振装
    置。
JP7146869A 1995-05-23 1995-05-23 防振装置 Pending JPH08312715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7146869A JPH08312715A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7146869A JPH08312715A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08312715A true JPH08312715A (ja) 1996-11-26

Family

ID=15417413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7146869A Pending JPH08312715A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08312715A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026573A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Japan Science And Technology Agency 除振方法およびその装置
US6935471B2 (en) * 2003-06-26 2005-08-30 Hutchinson Active dynamic beater
JP2007285429A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Shinko Electric Co Ltd アクティブ制振装置及びアクティブ制振装置の制御方法
JP2007285430A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Shinko Electric Co Ltd アクティブ制振装置及びアクティブ制振装置の制御方法
JP2008057781A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Integrated Dynamics Engineering Gmbh ヒステリシスのない空気軸受による能動防振システム
JP2009055756A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Sanyo Electric Co Ltd モータ駆動回路
ITTO20090048A1 (it) * 2009-01-27 2010-07-28 Osai A S S R L Macchina utensile per una microlavorazione e relativo metodo
DE19816914B4 (de) * 1997-04-16 2011-02-10 Sii Nanotechnology Inc. Abtastmikroskop
US8302456B2 (en) * 2006-02-23 2012-11-06 Asylum Research Corporation Active damping of high speed scanning probe microscope components
CN110398914A (zh) * 2018-04-25 2019-11-01 半导体组件工业公司 用于控制致动器的致动器控制电路和方法
WO2020249622A1 (fr) * 2019-06-14 2020-12-17 Hutchinson Systeme d'amortissement des vibrations generees par un dispositif et procede associe
CN113189482A (zh) * 2021-04-22 2021-07-30 深圳市泰道精密机电有限公司 一种音圈电机检测设备
US11112705B2 (en) 2017-10-17 2021-09-07 Asml Netherlands B.V. Motor, dual stroke stage and lithographic apparatus

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19816914B4 (de) * 1997-04-16 2011-02-10 Sii Nanotechnology Inc. Abtastmikroskop
US6935471B2 (en) * 2003-06-26 2005-08-30 Hutchinson Active dynamic beater
WO2005026573A1 (ja) * 2003-09-11 2005-03-24 Japan Science And Technology Agency 除振方法およびその装置
US8302456B2 (en) * 2006-02-23 2012-11-06 Asylum Research Corporation Active damping of high speed scanning probe microscope components
JP2007285429A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Shinko Electric Co Ltd アクティブ制振装置及びアクティブ制振装置の制御方法
JP2007285430A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Shinko Electric Co Ltd アクティブ制振装置及びアクティブ制振装置の制御方法
JP2008057781A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Integrated Dynamics Engineering Gmbh ヒステリシスのない空気軸受による能動防振システム
US8894052B2 (en) 2006-08-31 2014-11-25 Integrated Dynamics Engineering Gmbh Active oscillation isolation system by means of a hysteresis-free pneumatic bearing
JP2009055756A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Sanyo Electric Co Ltd モータ駆動回路
ITTO20090048A1 (it) * 2009-01-27 2010-07-28 Osai A S S R L Macchina utensile per una microlavorazione e relativo metodo
US11112705B2 (en) 2017-10-17 2021-09-07 Asml Netherlands B.V. Motor, dual stroke stage and lithographic apparatus
CN110398914A (zh) * 2018-04-25 2019-11-01 半导体组件工业公司 用于控制致动器的致动器控制电路和方法
WO2020249622A1 (fr) * 2019-06-14 2020-12-17 Hutchinson Systeme d'amortissement des vibrations generees par un dispositif et procede associe
FR3097285A1 (fr) * 2019-06-14 2020-12-18 Hutchinson Système d’amortissement des vibrations générées par un dispositif et procédé associé.
CN113189482A (zh) * 2021-04-22 2021-07-30 深圳市泰道精密机电有限公司 一种音圈电机检测设备
CN113189482B (zh) * 2021-04-22 2022-12-02 深圳市泰道精密机电有限公司 一种音圈电机检测设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3224489B2 (ja) 空気バネ式除振装置
JPH08312715A (ja) 防振装置
KR100951754B1 (ko) 기계 위치 제어 장치
US6473159B1 (en) Anti-vibration system in exposure apparatus
US20040164253A1 (en) Vibration control of an object
JP2000274482A (ja) 能動的除振装置、露光装置及び方法並びにデバイス製造方法
US20070097340A1 (en) Active damper with counter mass to compensate for structural vibrations of a lithographic system
JP3900219B2 (ja) 電動機速度制御装置および同装置のゲイン設定方法
US6213443B1 (en) Anti-vibration apparatus and exposure apparatus using the same
JP2002242983A (ja) 能動的除振装置
JP2009515107A (ja) 振動分離システム及び方法
US6522388B1 (en) Vibration eliminator, exposure apparatus and projection exposure method
JP5696601B2 (ja) アクティブ制振装置、アクティブ制振装置の制御方法
JP3696928B2 (ja) 能動除振装置および半導体露光装置
JP4165844B2 (ja) 除振装置
JP3046696B2 (ja) 鉛直方向空気ばね式除振台の制御装置
JP4313865B2 (ja) 除振装置
JPH09250591A (ja) 能動除振装置
JP3720490B2 (ja) 能動的除振装置
JP6792961B2 (ja) 制振装置
JPH09184536A (ja) 防振装置
JPH08285176A (ja) ハイブリッド式制振除振装置
JP4387491B2 (ja) 能動制振装置およびこれを用いた半導体露光装置
JP2006286503A (ja) 荷電粒子線装置
JP2821837B2 (ja) 加速度フィードバック付き微動位置決め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040430