JPH08312559A - 密閉形電動圧縮機 - Google Patents
密閉形電動圧縮機Info
- Publication number
- JPH08312559A JPH08312559A JP12209395A JP12209395A JPH08312559A JP H08312559 A JPH08312559 A JP H08312559A JP 12209395 A JP12209395 A JP 12209395A JP 12209395 A JP12209395 A JP 12209395A JP H08312559 A JPH08312559 A JP H08312559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- inner diameter
- closed container
- core
- contact portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮機始動時に固定子と回転子との接触によ
る異常音を防止し、さらに、始動不良を防止した密閉形
電動圧縮機を提供する。 【構成】 密閉容器1内上部に電動機Mを収納し、該電
動機Mにクランク軸4で連結された圧縮機構部Rを電動
機M下部に収納し、密閉容器1に固定される固定子2
は、固定子2のコアの外周に密閉容器1内周との接触部
2cと、冷媒通路となる非接触部2dとを有してなる密
閉形電動圧縮機において、固定子2のコアにおける、密
閉容器1との接触部2cに対応するコア内径2aを、密
閉容器1との非接触部2dに対応するコア内径2bより
大きく形成した。
る異常音を防止し、さらに、始動不良を防止した密閉形
電動圧縮機を提供する。 【構成】 密閉容器1内上部に電動機Mを収納し、該電
動機Mにクランク軸4で連結された圧縮機構部Rを電動
機M下部に収納し、密閉容器1に固定される固定子2
は、固定子2のコアの外周に密閉容器1内周との接触部
2cと、冷媒通路となる非接触部2dとを有してなる密
閉形電動圧縮機において、固定子2のコアにおける、密
閉容器1との接触部2cに対応するコア内径2aを、密
閉容器1との非接触部2dに対応するコア内径2bより
大きく形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形電動圧縮機に係
り、特に、その始動時に発生する固定子と回転子との接
触による異常音を防止し、さらに始動不良を防止するの
に好適な密閉形電動圧縮機に関するもので、例えば、ル
−ムエアコン等の冷凍装置に使用される。
り、特に、その始動時に発生する固定子と回転子との接
触による異常音を防止し、さらに始動不良を防止するの
に好適な密閉形電動圧縮機に関するもので、例えば、ル
−ムエアコン等の冷凍装置に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉形電動圧縮機の構成を、図1
4ないし図19を参照して説明する。図14は、一般的
な従来のロ−タリ圧縮機の縦断面図、図15は、図14
の電動機部の固定子の横断面図、図16は、図15のF
−F矢視断面図、図17は、従来の他のロ−タリ圧縮機
の縦断面図、図18は、図17のG−G矢視断面図、図
19は、吸込みパイプとシリンダ吸込穴との接合部の一
例を示す要部断面図である。図14に示すロ−タリ圧縮
機は、シリンダ5が十分浸かる量の冷凍機油10を貯溜
した密閉容器1内の上部に電動機Mを収納し、密閉容器
1内の下部に、前記電動機Mにクランク軸4を介して連
結された圧縮機構部Rを収納している。
4ないし図19を参照して説明する。図14は、一般的
な従来のロ−タリ圧縮機の縦断面図、図15は、図14
の電動機部の固定子の横断面図、図16は、図15のF
−F矢視断面図、図17は、従来の他のロ−タリ圧縮機
の縦断面図、図18は、図17のG−G矢視断面図、図
19は、吸込みパイプとシリンダ吸込穴との接合部の一
例を示す要部断面図である。図14に示すロ−タリ圧縮
機は、シリンダ5が十分浸かる量の冷凍機油10を貯溜
した密閉容器1内の上部に電動機Mを収納し、密閉容器
1内の下部に、前記電動機Mにクランク軸4を介して連
結された圧縮機構部Rを収納している。
【0003】電動機Mは、密閉容器1内壁に固定される
固定子2と、クランク軸4を嵌着する回転子3とからな
り、固定子2のコアの上下に主コイル11および補コイ
ル12を備えている。圧縮機構部Rは、シリンダ5と、
該シリンダ5の両端面を閉塞しクランク軸4を支持する
主軸受8および副軸受7とで圧縮室を構成し、この圧縮
室内に、クランク軸4の偏心部4aに嵌め合わされたロ
ーラ6と、このローラ6の外周に当接しローラ6の偏心
回転に追従して往復運動し圧縮室を低圧部と高圧部に仕
切るベーン9とを備えたロータリ圧縮機構成のものであ
る。副軸受7には、図示しないが吐出口および吐出弁が
設けられている。
固定子2と、クランク軸4を嵌着する回転子3とからな
り、固定子2のコアの上下に主コイル11および補コイ
ル12を備えている。圧縮機構部Rは、シリンダ5と、
該シリンダ5の両端面を閉塞しクランク軸4を支持する
主軸受8および副軸受7とで圧縮室を構成し、この圧縮
室内に、クランク軸4の偏心部4aに嵌め合わされたロ
ーラ6と、このローラ6の外周に当接しローラ6の偏心
回転に追従して往復運動し圧縮室を低圧部と高圧部に仕
切るベーン9とを備えたロータリ圧縮機構成のものであ
る。副軸受7には、図示しないが吐出口および吐出弁が
設けられている。
【0004】図14,15に示すように、固定子2の外
径は密閉容器1に接触し嵌合力により固定子2を密閉容
器1に固定するための密閉容器1との接触部2cと、密
閉容器1の下部に設けてある圧縮機構部Rから密閉容器
1内に吐出された冷媒を密閉容器1上端の吐出パイプ1
5に導く冷媒通路を確保するための密閉容器1との非接
触部2dが設けられている。
径は密閉容器1に接触し嵌合力により固定子2を密閉容
器1に固定するための密閉容器1との接触部2cと、密
閉容器1の下部に設けてある圧縮機構部Rから密閉容器
1内に吐出された冷媒を密閉容器1上端の吐出パイプ1
5に導く冷媒通路を確保するための密閉容器1との非接
触部2dが設けられている。
【0005】例えば、特開昭58−201549号公報
記載の密閉形回転式圧縮機が上記のような構成となって
いる。また、例えば、特開平2−305396号公報記
載の密閉型圧縮機では、圧縮機の基本構成としては、上
記特開昭58−201549号公報と同様であるが、電
動要素の内、固定子2のコアの形状が図17,18に示
すようにコアの外周部に多数の波形状の凸部2eを全周
に均等に設けたものであった。
記載の密閉形回転式圧縮機が上記のような構成となって
いる。また、例えば、特開平2−305396号公報記
載の密閉型圧縮機では、圧縮機の基本構成としては、上
記特開昭58−201549号公報と同様であるが、電
動要素の内、固定子2のコアの形状が図17,18に示
すようにコアの外周部に多数の波形状の凸部2eを全周
に均等に設けたものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭58−20
1549号公報あるいは特開平2−305396号公報
に記載される従来の技術において、固定子2の内径と回
転子3の外径は略円形をしている。また、固定子2を固
定した密閉容器1に、回転子3を嵌着したクランク軸4
に連結して圧縮機構部を組み立てて固定するときに、回
転子3の内径中心と固定子2の外径中心とが偏心してし
まうという問題があった。この偏心する原因としては次
のものが考えられる。
1549号公報あるいは特開平2−305396号公報
に記載される従来の技術において、固定子2の内径と回
転子3の外径は略円形をしている。また、固定子2を固
定した密閉容器1に、回転子3を嵌着したクランク軸4
に連結して圧縮機構部を組み立てて固定するときに、回
転子3の内径中心と固定子2の外径中心とが偏心してし
まうという問題があった。この偏心する原因としては次
のものが考えられる。
【0007】密閉容器1に圧縮機構部を溶接等により固
定する際、溶接の順序が影響し、各溶接個所が冷却され
るまでに時間差があり、圧縮機構部には、最初に溶接し
た方向に偏心が起こる。また、図19に示すように、密
閉容器1に取り付けられた吸込みパイプ20とシリンダ
5の吸込み穴5aと連通させるシールサクション21、
カラー22を挿入することにより、密閉容器1内の圧縮
機構部Rには、密閉容器1の半径方向に力が作用して偏
心が起こる。
定する際、溶接の順序が影響し、各溶接個所が冷却され
るまでに時間差があり、圧縮機構部には、最初に溶接し
た方向に偏心が起こる。また、図19に示すように、密
閉容器1に取り付けられた吸込みパイプ20とシリンダ
5の吸込み穴5aと連通させるシールサクション21、
カラー22を挿入することにより、密閉容器1内の圧縮
機構部Rには、密閉容器1の半径方向に力が作用して偏
心が起こる。
【0008】そして、主コイル11の極間方向(後述す
る図11参照)の偏心量が大きいと、圧縮機始動時に偏
心している側の極間方向に回転子3を引張るように磁気
吸引力が生じる。この磁気吸引力は次式(1)に示すよ
うに、回転子3の積層鋼板の高さと偏心率に比例して増
大する。
る図11参照)の偏心量が大きいと、圧縮機始動時に偏
心している側の極間方向に回転子3を引張るように磁気
吸引力が生じる。この磁気吸引力は次式(1)に示すよ
うに、回転子3の積層鋼板の高さと偏心率に比例して増
大する。
【数式1】 F∝ε×L ……(1) ここに、F:磁気吸引力 L:回転子の積層鋼板の高さ ε:偏心率(=Δ/g) Δ:固定子と回転子間の偏心量 g:固定子内半径と回転子外半径の差(平均エアギャッ
プ)
プ)
【0009】すなわち、密閉形電動圧縮機では、前記積
層鋼板の高さが大きく、密閉容器1と圧縮機構部Rとの
固定点(溶接位置)と回転子3上端との距離が長くなる
と、回転子2上端の撓みは大きくなる。また、固定子2
は密閉容器1に焼嵌めにより固定する際に必要な嵌め合
い力と冷媒の通路を確保するために、図15に示すよう
に、外周には密閉容器1との非接触部2dが設けてあ
る。
層鋼板の高さが大きく、密閉容器1と圧縮機構部Rとの
固定点(溶接位置)と回転子3上端との距離が長くなる
と、回転子2上端の撓みは大きくなる。また、固定子2
は密閉容器1に焼嵌めにより固定する際に必要な嵌め合
い力と冷媒の通路を確保するために、図15に示すよう
に、外周には密閉容器1との非接触部2dが設けてあ
る。
【0010】図8は、圧縮機における固定子内径の変形
を示す説明図で、図8(a)は、密閉容器と固定子外径
との接触部を示す要部断面図、図8(b)は、密閉容器
と固定子外径との非接触部を示す要部断面図である。密
閉容器1との嵌め合い時、その応力により固定子2のコ
アの上下端部が図8(a)に変形部2xとして示すよう
に内径方向に変形する。そして、固定の方法により異な
るが、焼嵌めにより固定した場合は、この内径方向への
変形は、固定子2の接触部2cに対応するところにのみ
生じる。
を示す説明図で、図8(a)は、密閉容器と固定子外径
との接触部を示す要部断面図、図8(b)は、密閉容器
と固定子外径との非接触部を示す要部断面図である。密
閉容器1との嵌め合い時、その応力により固定子2のコ
アの上下端部が図8(a)に変形部2xとして示すよう
に内径方向に変形する。そして、固定の方法により異な
るが、焼嵌めにより固定した場合は、この内径方向への
変形は、固定子2の接触部2cに対応するところにのみ
生じる。
【0011】また、図14において、クランク軸4と主
軸受8との間にクリアランス(間隙)があるために、組
立て後、そのクリアランス分クランク軸4が傾き、クラ
ンク軸4の上端部に連結されている回転子3上端は前記
クリアランス以上に傾いてしまう。
軸受8との間にクリアランス(間隙)があるために、組
立て後、そのクリアランス分クランク軸4が傾き、クラ
ンク軸4の上端部に連結されている回転子3上端は前記
クリアランス以上に傾いてしまう。
【0012】以上のように、圧縮機の始動時には、回転
子3を含む軸系の撓みとして、偏心により生じる磁気吸
引力による撓みと、クランク軸4と主軸受8との間のク
リアランスによる傾きが考えられる。前記軸系の撓みに
より、回転子3上端が撓んだときに回転子3上端の相対
する固定子2のコアの内径部には、密閉容器1と固定子
2の焼嵌め等の固定により固定子2内径の積層鋼板の上
下端には内径方向に変形を生じる。そして、この内径に
生じる変形により、固定子2と回転子3の空隙距離(エ
アギャップ)が狭くなるために、前述の軸系の撓みに対
して、固定子2と回転子3が接触し、異常音を発生した
り、電動機の負荷が大きくなったりして、始動しづらく
なるという問題があった。
子3を含む軸系の撓みとして、偏心により生じる磁気吸
引力による撓みと、クランク軸4と主軸受8との間のク
リアランスによる傾きが考えられる。前記軸系の撓みに
より、回転子3上端が撓んだときに回転子3上端の相対
する固定子2のコアの内径部には、密閉容器1と固定子
2の焼嵌め等の固定により固定子2内径の積層鋼板の上
下端には内径方向に変形を生じる。そして、この内径に
生じる変形により、固定子2と回転子3の空隙距離(エ
アギャップ)が狭くなるために、前述の軸系の撓みに対
して、固定子2と回転子3が接触し、異常音を発生した
り、電動機の負荷が大きくなったりして、始動しづらく
なるという問題があった。
【0013】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、圧縮機始動時に固定子と回転
子との接触による異常音を防止し、さらに、始動不良を
防止した密閉形電動圧縮機を提供することを目的とす
る。
るためになされたもので、圧縮機始動時に固定子と回転
子との接触による異常音を防止し、さらに、始動不良を
防止した密閉形電動圧縮機を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る密閉形電動圧縮機の構成は、冷凍機油
を密閉容器内下部に貯溜し、その密閉容器内上部に電動
機部を収納し、該電動機部にクランク軸で連結された圧
縮機構部を該電動機部の下部に収納して構成され、前記
電動機部の密閉容器に固定される固定子は、該固定子の
コアの外周に前記密閉容器内周との接触部と、冷媒通路
となる非接触部とを有してなる密閉形電動圧縮機におい
て、前記固定子のコアにおける、前記密閉容器との接触
部に対応するコア内径を、前記密閉容器との非接触部に
対応するコア内径より大きく形成したものである。
に、本発明に係る密閉形電動圧縮機の構成は、冷凍機油
を密閉容器内下部に貯溜し、その密閉容器内上部に電動
機部を収納し、該電動機部にクランク軸で連結された圧
縮機構部を該電動機部の下部に収納して構成され、前記
電動機部の密閉容器に固定される固定子は、該固定子の
コアの外周に前記密閉容器内周との接触部と、冷媒通路
となる非接触部とを有してなる密閉形電動圧縮機におい
て、前記固定子のコアにおける、前記密閉容器との接触
部に対応するコア内径を、前記密閉容器との非接触部に
対応するコア内径より大きく形成したものである。
【0015】より詳しくは、電動機部の固定子を密閉容
器内壁に固定するときに、固定子内径に生じた変形部分
を、上述の密閉容器との接触部のコア内径の大きい部分
に一致させるようにしたものである。また、固定子内に
巻き込まれているコイルの内、主コイルの極間位置を、
上述の密閉容器との接触部に対応するコア内径の大きい
部分に一致させるようにしたものである。さらに、圧縮
機構部を密閉容器内に固定するときに、その圧縮機構部
の上部に設置されている回転子と固定子との偏心方向
を、上述の密閉容器との接触部に対応するコア内径の大
きい部分に一致させるようにしたものである。
器内壁に固定するときに、固定子内径に生じた変形部分
を、上述の密閉容器との接触部のコア内径の大きい部分
に一致させるようにしたものである。また、固定子内に
巻き込まれているコイルの内、主コイルの極間位置を、
上述の密閉容器との接触部に対応するコア内径の大きい
部分に一致させるようにしたものである。さらに、圧縮
機構部を密閉容器内に固定するときに、その圧縮機構部
の上部に設置されている回転子と固定子との偏心方向
を、上述の密閉容器との接触部に対応するコア内径の大
きい部分に一致させるようにしたものである。
【0016】
【作用】上記技術的手段による働きは次のとおりであ
る。本発明は、基本的に、密閉形電動圧縮機において、
密閉容器と固定子との接触部に対応する内径を非接触部
に対応する内径よりも大きくしたものであり、その内径
の大きい部分を密閉容器と固定子との固定により生じる
固定子内径の変形の位置と前記内径の大きな部分を一致
させたものである。この構成により、密閉形電動圧縮機
において、クランク軸の径を大きくしたり、強度を上げ
たりすることなく、圧縮機の小形化、軽量化を図りなが
ら、密閉容器に固定子を固定する際に内径に変形が生じ
た状態で、始動時に回転子を含む軸系が撓んでも回転子
と固定子との接触を防ぎ、接触による異常音や始動不良
を防止することができる。
る。本発明は、基本的に、密閉形電動圧縮機において、
密閉容器と固定子との接触部に対応する内径を非接触部
に対応する内径よりも大きくしたものであり、その内径
の大きい部分を密閉容器と固定子との固定により生じる
固定子内径の変形の位置と前記内径の大きな部分を一致
させたものである。この構成により、密閉形電動圧縮機
において、クランク軸の径を大きくしたり、強度を上げ
たりすることなく、圧縮機の小形化、軽量化を図りなが
ら、密閉容器に固定子を固定する際に内径に変形が生じ
た状態で、始動時に回転子を含む軸系が撓んでも回転子
と固定子との接触を防ぎ、接触による異常音や始動不良
を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1ないし図13
を参照して説明する。 〔実施例 1〕本発明の第1の実施例を図1ないし図7
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
ロータリ圧縮機の縦断面図、図2は、図1のロータリ圧
縮機における電動機部の横断面図、図3は、図2のA−
A矢視断面図、図4は、図1のロータリ圧縮機における
固定子の横断面図、図5は、図4のB−B矢視断面図、
図6は、図1の固定子の内径の変化を説明するための横
断面図、図7は、図6のC−C矢視拡大断面図である。
図中、図14,15と同一符号のものは従来技術と同等
の働きをする構成部品である。
を参照して説明する。 〔実施例 1〕本発明の第1の実施例を図1ないし図7
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
ロータリ圧縮機の縦断面図、図2は、図1のロータリ圧
縮機における電動機部の横断面図、図3は、図2のA−
A矢視断面図、図4は、図1のロータリ圧縮機における
固定子の横断面図、図5は、図4のB−B矢視断面図、
図6は、図1の固定子の内径の変化を説明するための横
断面図、図7は、図6のC−C矢視拡大断面図である。
図中、図14,15と同一符号のものは従来技術と同等
の働きをする構成部品である。
【0018】図1,2に示すロ−タリ圧縮機は、シリン
ダ5が十分浸かる量の冷凍機油10を貯溜した密閉容器
1内の上部に電動機Mを収納し、密閉容器1内の下部
に、前記電動機Mにクランク軸4を介して連結された圧
縮機構部Rを収納している。電動機Mは、密閉容器1内
壁に固定される固定子2と、クランク軸4を嵌着する回
転子3とからなり、固定子2のコアの上下に主コイル1
1および補コイル12を備えている。
ダ5が十分浸かる量の冷凍機油10を貯溜した密閉容器
1内の上部に電動機Mを収納し、密閉容器1内の下部
に、前記電動機Mにクランク軸4を介して連結された圧
縮機構部Rを収納している。電動機Mは、密閉容器1内
壁に固定される固定子2と、クランク軸4を嵌着する回
転子3とからなり、固定子2のコアの上下に主コイル1
1および補コイル12を備えている。
【0019】圧縮機構部Rは、シリンダ5と、該シリン
ダ5の両端面を閉塞しクランク軸4を支持する主軸受8
および副軸受7とで圧縮室を構成し、この圧縮室内に、
クランク軸4の偏心部4aに嵌め合わされたローラ6
と、このローラ6の外周に当接しローラ6の偏心回転に
追従して往復運動し圧縮室を低圧部と高圧部に仕切るベ
ーン9とを備え、ロ−タリ圧縮機を構成したものであ
る。副軸受7には、図示しないが吐出口および吐出弁が
設けられている。
ダ5の両端面を閉塞しクランク軸4を支持する主軸受8
および副軸受7とで圧縮室を構成し、この圧縮室内に、
クランク軸4の偏心部4aに嵌め合わされたローラ6
と、このローラ6の外周に当接しローラ6の偏心回転に
追従して往復運動し圧縮室を低圧部と高圧部に仕切るベ
ーン9とを備え、ロ−タリ圧縮機を構成したものであ
る。副軸受7には、図示しないが吐出口および吐出弁が
設けられている。
【0020】図1ないし図5に示すように、固定子2の
外径は密閉容器1に接触し嵌合力により固定子2を密閉
容器1に固定するための密閉容器1との接触部2cと、
密閉容器1の下部に設けてある圧縮機構部Rから密閉容
器1内に吐出された冷媒を密閉容器1上端の吐出パイプ
15に導く冷媒通路を確保するための密閉容器1との非
接触部2dが設けられている。固定子2を密閉容器1内
壁に固定する手段としては、焼嵌め、溶接、ボルト締結
等のいずれかが考えられるが、本実施例では焼嵌めによ
る固定を説明する。
外径は密閉容器1に接触し嵌合力により固定子2を密閉
容器1に固定するための密閉容器1との接触部2cと、
密閉容器1の下部に設けてある圧縮機構部Rから密閉容
器1内に吐出された冷媒を密閉容器1上端の吐出パイプ
15に導く冷媒通路を確保するための密閉容器1との非
接触部2dが設けられている。固定子2を密閉容器1内
壁に固定する手段としては、焼嵌め、溶接、ボルト締結
等のいずれかが考えられるが、本実施例では焼嵌めによ
る固定を説明する。
【0021】ここで、本実施例のロ−タリ圧縮機は、図
4に示すように前記固定子2内径における、密閉容器1
と固定子2との接触部2cに対応するコア内径2aを、
非接触部2dに対応するコア内径2bよりも大きくした
ものである。圧縮機の始動時には、回転子3を含む軸系
の撓みとして、偏心により生じる磁気吸引力による撓み
と、クランク軸4と主軸受8との間のクリアランスによ
る傾きとが考えられる。
4に示すように前記固定子2内径における、密閉容器1
と固定子2との接触部2cに対応するコア内径2aを、
非接触部2dに対応するコア内径2bよりも大きくした
ものである。圧縮機の始動時には、回転子3を含む軸系
の撓みとして、偏心により生じる磁気吸引力による撓み
と、クランク軸4と主軸受8との間のクリアランスによ
る傾きとが考えられる。
【0022】その軸系の撓みにより回転子3上端が撓ん
だときに、回転子3上端に相対する固定子2の内径部に
は、図4に示すように、密閉容器1と固定子2との接触
部2cに対応する固定子のコア内径2aを、非接触部2
dに対応するコア内径2bよりも大きくしているので次
の効果がある。すなわち、図6,7に示すように、焼嵌
めにより密閉容器1との接触部2cに対応する固定子2
内径の積層鋼板の上下端に変形部2xが生じても、その
変形後のコア内径は図7に破線で示す非接触部2dに対
応するコア内径2bとほぼ同程度となり、軸系に撓みが
生じた場合でも、固定子2と回転子3との接触を防止で
きる。
だときに、回転子3上端に相対する固定子2の内径部に
は、図4に示すように、密閉容器1と固定子2との接触
部2cに対応する固定子のコア内径2aを、非接触部2
dに対応するコア内径2bよりも大きくしているので次
の効果がある。すなわち、図6,7に示すように、焼嵌
めにより密閉容器1との接触部2cに対応する固定子2
内径の積層鋼板の上下端に変形部2xが生じても、その
変形後のコア内径は図7に破線で示す非接触部2dに対
応するコア内径2bとほぼ同程度となり、軸系に撓みが
生じた場合でも、固定子2と回転子3との接触を防止で
きる。
【0023】偏心により生じる磁気吸引力(先の式
(1)参照)による撓みについて、具体的数値例を挙げ
る。一例として、偏心により生じる磁気吸引力による撓
みは約437μm、クランク軸4と主軸受8とのクリア
ランスによる傾きは約56μmであり、軸系としては約
493μm撓むことになる。また、密閉容器1と固定子
2との焼嵌め等の固定により固定子2内径の積層鋼板の
上下端には、内径方向に片側で約20μmほど変形す
る。
(1)参照)による撓みについて、具体的数値例を挙げ
る。一例として、偏心により生じる磁気吸引力による撓
みは約437μm、クランク軸4と主軸受8とのクリア
ランスによる傾きは約56μmであり、軸系としては約
493μm撓むことになる。また、密閉容器1と固定子
2との焼嵌め等の固定により固定子2内径の積層鋼板の
上下端には、内径方向に片側で約20μmほど変形す
る。
【0024】従来例では、このときの固定子2と回転子
3との空隙距離(エアーギャップ)は500μmであ
り、 500<437+56+20=513 となり、固定子2と回転子3とが接触してしまう。一
方、本発明の例では、内径の大きい部分での空隙距離
(エアーギャップ)は550μmであり、 550>437+56+20=513 となり、固定子2と回転子3と接触を防止することがで
きる。
3との空隙距離(エアーギャップ)は500μmであ
り、 500<437+56+20=513 となり、固定子2と回転子3とが接触してしまう。一
方、本発明の例では、内径の大きい部分での空隙距離
(エアーギャップ)は550μmであり、 550>437+56+20=513 となり、固定子2と回転子3と接触を防止することがで
きる。
【0025】〔実施例 2〕次に、本発明の他の実施例
を図9および図10を参照して説明する。図9は、本発
明の他の実施例に係るロ−タリ圧縮機の電動機部の横断
面図、図10は、図9のD−D矢視拡大断面図である。
図中、図2,3と同一符号のものは同等部品であるか
ら、その構成についての説明は省略する。図9に示す実
施例では、密閉容器1の内壁に固定子2を焼嵌め、溶
接、ボルト締結等を行うもののうち、ボルト締結により
固定する例を示している。
を図9および図10を参照して説明する。図9は、本発
明の他の実施例に係るロ−タリ圧縮機の電動機部の横断
面図、図10は、図9のD−D矢視拡大断面図である。
図中、図2,3と同一符号のものは同等部品であるか
ら、その構成についての説明は省略する。図9に示す実
施例では、密閉容器1の内壁に固定子2を焼嵌め、溶
接、ボルト締結等を行うもののうち、ボルト締結により
固定する例を示している。
【0026】図9に示す実施例では、固定子2内径に生
じた変形部2yと、固定子2内径における、密閉容器1
と固定子2との接触部2cに対応する固定子2のコア内
径2a、すなわち、非接触部2dに対応する固定子2の
コア内径2bよりも大きくした部分とを一致させてい
る。本実施例では、ボルト13により、密閉容器1と固
定子2との接触部2cを締結固定したものである。この
場合、固定子2内径の積層鋼板のボルト締結部に対応す
る位置の変形は、図10に示す変形部2yのように大き
くなる。そして、この変形の大きな部分と、固定子2の
接触部2cに対応する固定子の内径の大きな部分(内径
2a)とを一致させたものである。
じた変形部2yと、固定子2内径における、密閉容器1
と固定子2との接触部2cに対応する固定子2のコア内
径2a、すなわち、非接触部2dに対応する固定子2の
コア内径2bよりも大きくした部分とを一致させてい
る。本実施例では、ボルト13により、密閉容器1と固
定子2との接触部2cを締結固定したものである。この
場合、固定子2内径の積層鋼板のボルト締結部に対応す
る位置の変形は、図10に示す変形部2yのように大き
くなる。そして、この変形の大きな部分と、固定子2の
接触部2cに対応する固定子の内径の大きな部分(内径
2a)とを一致させたものである。
【0027】図9,10の実施例によれば、固定子2内
径の変形が図10に示すように、ボルト13により密閉
容器1との接触部2cの固定子2内径の積層鋼板に変形
部2yが生じても、その変形後の内径は非接触部2dに
対応するコア内径2bとほぼ同程度となり、軸系に撓み
が生じた場合でも、固定子2と回転子3との接触を防止
できる。
径の変形が図10に示すように、ボルト13により密閉
容器1との接触部2cの固定子2内径の積層鋼板に変形
部2yが生じても、その変形後の内径は非接触部2dに
対応するコア内径2bとほぼ同程度となり、軸系に撓み
が生じた場合でも、固定子2と回転子3との接触を防止
できる。
【0028】〔実施例 3〕次に、本発明のさらに他の
実施例を図11および図12を参照して説明する。図1
1は、本発明のさらに他の実施例に係るロ−タリ圧縮機
の電動機部の横断面図、図12は、図11のE−E矢視
断面図である。図中、図2,3と同一符号のものは同等
部品であるから、その構成についての説明は省略する。
図11に示す実施例では、固定子2の内径における大き
なコア内径2aの部分を、電動機の主コイル11の極間
方向P(図11の矢印参照)に一致させたものである。
実施例を図11および図12を参照して説明する。図1
1は、本発明のさらに他の実施例に係るロ−タリ圧縮機
の電動機部の横断面図、図12は、図11のE−E矢視
断面図である。図中、図2,3と同一符号のものは同等
部品であるから、その構成についての説明は省略する。
図11に示す実施例では、固定子2の内径における大き
なコア内径2aの部分を、電動機の主コイル11の極間
方向P(図11の矢印参照)に一致させたものである。
【0029】圧縮機の始動時に生じる磁気吸引力Fは、
主コイル11の極間方向Pに作用する傾向があるが、本
実施例に示すように、主コイル11の極間方向Pに対応
するコア内径2a部を大きくすることにより、磁気吸引
力による軸系の撓みに対して固定子2内径と回転子3外
径との空隙距離を確保することができ、固定子2と回転
子3の接触を防止することができる。
主コイル11の極間方向Pに作用する傾向があるが、本
実施例に示すように、主コイル11の極間方向Pに対応
するコア内径2a部を大きくすることにより、磁気吸引
力による軸系の撓みに対して固定子2内径と回転子3外
径との空隙距離を確保することができ、固定子2と回転
子3の接触を防止することができる。
【0030】〔実施例 4〕次に、本発明のさらに他の
実施例を図13を参照して説明する。図13は、本発明
のさらに他の実施例に係るロ−タリ圧縮機の電動機部の
横断面図である。図中、図2と同一符号のものは同等部
品であるから、その構成についての説明は省略する。図
13に示す実施例では、固定子2の内径における大きな
コア内径2aの部分を、圧縮機構部を密閉容器1内に溶
接等により固定する際にその圧縮機構部上部に設置され
ている回転子3と固定子2とに生ずる偏心eの方向と一
致させたものである。
実施例を図13を参照して説明する。図13は、本発明
のさらに他の実施例に係るロ−タリ圧縮機の電動機部の
横断面図である。図中、図2と同一符号のものは同等部
品であるから、その構成についての説明は省略する。図
13に示す実施例では、固定子2の内径における大きな
コア内径2aの部分を、圧縮機構部を密閉容器1内に溶
接等により固定する際にその圧縮機構部上部に設置され
ている回転子3と固定子2とに生ずる偏心eの方向と一
致させたものである。
【0031】前記偏心eが大きな場合には、クランク軸
4と主軸受8との間のクリアランスによる軸系の傾きに
より、前記偏心方向の固定子2と回転子3との空隙距離
が狭くなる。しかし、図13の実施例に示すように、固
定子2内径における大きなコア内径2aの部分を、前記
偏心方向に一致させることにより、前記クリアランスに
よる軸系の傾きに対して固定子2内径と回転子3外径と
の空隙距離を確保することができ、固定子2と回転子3
の接触を防止することができる。
4と主軸受8との間のクリアランスによる軸系の傾きに
より、前記偏心方向の固定子2と回転子3との空隙距離
が狭くなる。しかし、図13の実施例に示すように、固
定子2内径における大きなコア内径2aの部分を、前記
偏心方向に一致させることにより、前記クリアランスに
よる軸系の傾きに対して固定子2内径と回転子3外径と
の空隙距離を確保することができ、固定子2と回転子3
の接触を防止することができる。
【0032】上記各実施例によれば、密閉形電動圧縮機
において、クランク軸の径を大きくしたり、強度を上げ
たりすることなく、圧縮機の小形化、軽量化を図りなが
ら、始動時に回転子と固定子との接触を防止し、接触に
よる異常音や始動不良を防止できるという効果がある。
において、クランク軸の径を大きくしたり、強度を上げ
たりすることなく、圧縮機の小形化、軽量化を図りなが
ら、始動時に回転子と固定子との接触を防止し、接触に
よる異常音や始動不良を防止できるという効果がある。
【0033】なお、本発明の電動機は、コア内径が全周
同一径ではなく、コア内径の大小の寸法差は、例えば片
側で0.25mm(250μm)程度あります。このた
め、モータ効率は多少低下するが、0.4%未満のわず
かな減少であり、内径を全周同一径のままで径を拡大す
るよりもモータ効率の低下は防ぐことができるものであ
る。
同一径ではなく、コア内径の大小の寸法差は、例えば片
側で0.25mm(250μm)程度あります。このた
め、モータ効率は多少低下するが、0.4%未満のわず
かな減少であり、内径を全周同一径のままで径を拡大す
るよりもモータ効率の低下は防ぐことができるものであ
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、圧縮機始動時に固定子と回転子との接触による異
常音を防止し、さらに、始動不良を防止した密閉形電動
圧縮機を提供することができる。
れば、圧縮機始動時に固定子と回転子との接触による異
常音を防止し、さらに、始動不良を防止した密閉形電動
圧縮機を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るロ−タリ圧縮機の縦断
面図である。
面図である。
【図2】図1のロ−タリ圧縮機における電動機部の横断
面図である。
面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】図1のロータリ圧縮機における固定子の横断面
図である。
図である。
【図5】図4のB−B矢視断面図である。
【図6】図1の固定子の内径の変化を説明するための横
断面図である。
断面図である。
【図7】図6のC−C矢視拡大断面図である。
【図8】圧縮機における固定子内径の変形を示す説明図
である。
である。
【図9】本発明の他の実施例に係るロ−タリ圧縮機の電
動機部の横断面図である。
動機部の横断面図である。
【図10】図9のD−D矢視拡大断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例に係るロ−タリ圧
縮機の電動機部の横断面図である。
縮機の電動機部の横断面図である。
【図12】図11のE−E矢視断面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例に係るロ−タリ圧
縮機の電動機部の横断面図である。
縮機の電動機部の横断面図である。
【図14】一般的な従来のロ−タリ圧縮機の縦断面図で
ある。
ある。
【図15】図14の電動機部の固定子の横断面図であ
る。
る。
【図16】図15のF−F矢視断面図である。
【図17】従来の他のロ−タリ圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図18】図17のG−G矢視断面図である。
【図19】吸込みパイプとシリンダ吸込穴との接合部の
一例を示す要部断面図である。
一例を示す要部断面図である。
1…密閉容器、2…固定子、2a…大きいコア内径、2
b…コア内径、2c…接触部、2d…非接触部、3…回
転子、4…クランク軸、10…冷凍機油、11…主コイ
ル、12…補コイル、13…ボルト。
b…コア内径、2c…接触部、2d…非接触部、3…回
転子、4…クランク軸、10…冷凍機油、11…主コイ
ル、12…補コイル、13…ボルト。
Claims (4)
- 【請求項1】 冷凍機油を密閉容器内下部に貯溜し、そ
の密閉容器内上部に電動機部を収納し、該電動機部にク
ランク軸で連結された圧縮機構部を該電動機部の下部に
収納して構成され、 前記電動機部の密閉容器に固定される固定子は、該固定
子のコアの外周に前記密閉容器内周との接触部と、冷媒
通路となる非接触部とを有してなる密閉形電動圧縮機に
おいて、 前記固定子のコアにおける、前記密閉容器との接触部に
対応するコア内径を、前記密閉容器との非接触部に対応
するコア内径より大きく形成したことを特徴とする密閉
形電動圧縮機。 - 【請求項2】 電動機部の固定子を密閉容器内壁に固定
するときに、固定子内径に生じた変形部分を、密閉容器
との接触部に対応するコア内径の大きい部分に一致させ
るようにしたことを特徴とする請求項1記載の密閉形電
動圧縮機。 - 【請求項3】 固定子内に巻き込まれているコイルの
内、主コイルの極間位置を、密閉容器との接触部に対応
するコア内径の大きい部分に一致させるようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の密閉形電動圧縮機。 - 【請求項4】 圧縮機構部を密閉容器内に固定するとき
に、その圧縮機構部の上部に設置されている回転子と固
定子との偏心方向を、密閉容器との接触部に対応するコ
ア内径の大きい部分に一致させるようにしたことを特徴
とする請求項1記載の密閉形電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12209395A JPH08312559A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 密閉形電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12209395A JPH08312559A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 密閉形電動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312559A true JPH08312559A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14827485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12209395A Pending JPH08312559A (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 密閉形電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08312559A (ja) |
-
1995
- 1995-05-22 JP JP12209395A patent/JPH08312559A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2113663B1 (en) | Electric compressor | |
AU2007230458B2 (en) | Compressor | |
EP2050960B1 (en) | Hermetic compressor | |
EP1074742B1 (en) | Multi-cylinder rotary compressor | |
KR101094599B1 (ko) | 로터리 압축기 | |
EP3193429B1 (en) | Motor and electric compressor | |
JPH08312559A (ja) | 密閉形電動圧縮機 | |
JP5375534B2 (ja) | 圧縮機およびその製造方法 | |
EP3315774A1 (en) | Hermetic electric compressor | |
JP2008138591A5 (ja) | ||
JP2006177158A (ja) | 密閉型電動圧縮機および冷凍サイクル装置 | |
EP3217014B1 (en) | Compressor | |
JP2609839B2 (ja) | スクロール型圧縮装置 | |
JP7038249B1 (ja) | 圧縮機 | |
WO2019123531A1 (ja) | 固定子及びその固定子を備えた電動機 | |
JP2679480B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2001027191A (ja) | 多気筒回転圧縮機 | |
WO2024176546A1 (ja) | 電動機、圧縮機、及び機器 | |
WO2024062859A1 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP5430208B2 (ja) | 密閉型流体機械 | |
KR200235374Y1 (ko) | 압축기의 케이스 | |
WO2021019714A1 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
JP2006283695A (ja) | 圧縮機 | |
JP2671875B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JPH04252886A (ja) | スクロール圧縮機 |