JPH08312443A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
バルブタイミング調整装置Info
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- JPH08312443A JPH08312443A JP11605795A JP11605795A JPH08312443A JP H08312443 A JPH08312443 A JP H08312443A JP 11605795 A JP11605795 A JP 11605795A JP 11605795 A JP11605795 A JP 11605795A JP H08312443 A JPH08312443 A JP H08312443A
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
合わせてこのカム軸の回転位置を検出する構成を活用
し、内燃機関の広い回転数範囲に亘り、バルブタイミン
グの制御精度及び安定性を向上するバルブタイミング調
整装置を提供する。 【構成】 カム位置センサ44は、不等間隔にて各突起
PA1、PA2、PA3、PA4を形成したパルサ44
aと、このパルサ44aの各突起の通過を検出するパル
スピックアップ44bとを備える。カム位置センサ44
は、カム軸5aの回転に伴うパルサ44aの回転に応
じ、各突起をパルスピックアップ44bにより検出しカ
ム位置検出信号を発生する。パルサ44aの各突起PA
2、PA3、PA1、PA4は、カム軸5aの各カム山
♯2A、♯3A、♯1A、♯4Aの登り側がカム軸5a
側バルブタペット100aに作用する位置にて、パルス
ピックアップ44bにより検出されるよう配置されてい
る。
Description
応じて吸気弁や排気弁の開閉タイミング(バルブタイミ
ング)を調整するためのバルブタイミング調整装置に関
するものである。
弁や排気弁、或いはこれら両方の開閉を可変制御する機
構として、クランク軸に同期して回転するクランク側部
材に対するカム軸の相対回転角を変更してバルブタイミ
ングを調整するようにしたバルブタイミング調整装置が
知られている。
は、バルブタイミングをフィードバック制御する技術が
開示されている。この技術では、カム軸とクランク軸と
の双方からこれらの各回転に同期した信号をそれぞれ発
生させ、これら各信号間の位相差より相対回転角を検出
して、バルブタイミングのフィードバック制御を行って
いる。
ブタイミングは、内燃機関の回転数やスロットル開度等
の運転状態に応じて連続的に変化するので、バルブタイ
ミング調整装置は、この内燃機関の運転状態の変化に対
し応答性よく追随して動作するのが望ましい。このた
め、目標バルブタイミングに対しフィードバック制御す
るバルブタイミング調整装置において、高速に精度よく
制御するには、制御周期を数十ms以内に設定する必要
がある。
ルブタイミング調整装置においては、内燃機関の低回転
時でも十分に早い制御周期を得るために、複数の突起を
有するパルサをカム軸に設け、このパルサの回転に伴う
各突起の位置の検出結果を制御周期の短縮に利用するよ
うにしている。しかし、カム軸1回転の間の回転速度
は、バルブによりカム山に与えられる力によって変動す
る。このため、バルブタイミング調整装置が作動してい
なくても、カム軸の回転位置はクランク軸の回転位置に
対して僅かではあるが進角したり遅角したりする。
突起間でバルブタイミングの検出バラツキを生じないよ
う、カム軸の回転変動の影響を受けにくい場所を選ぶ必
要がある。然るに、カム軸の回転速度の変動パターンは
回転数によって変化するため、この点を考慮して選ばな
ければならない。また、V型8気筒内燃機関のようにカ
ム山が不等間隔に形成されている場合、カム軸の回転変
動の周期も等間隔ではないため、バルブタイミング調整
装置の制御周期を一定にする目的で上記パルサの各突起
の間隔を等間隔に選んだ場合には、カム軸の回転変動の
影響を受けにくい位置を探すことが困難になる。
処するため、カム山の位置に起因するカム軸の回転変動
に合わせてこのカム軸の回転位置を検出する構成を活用
することにより、内燃機関の広い回転数範囲に亘り、バ
ルブタイミングの制御精度及び安定性を向上するように
したバルブタイミング調整装置を提供することを目的と
する。
め、請求項1に記載の発明においては、内燃機関(1)
のクランク軸(2)とカム軸(5a、5b)との間に設
けられ、前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位相
差を変化させる位相差調整手段(40a、40b)と、
クランク軸の回転を検出してクランク位置検出信号を発
生するクランク側検出手段(42)と、前記カム軸の回
転を検出して、カム位置検出信号を発生するカム側検出
手段(44、45)と、前記クランク位置検出信号と前
記カム位置検出信号との位相差から現バルブタイミング
を決定する現バルブタイミング決定手段(130)と、
内燃機関の運転状態に応じた目標バルブタイミングを決
定する目標バルブタイミング決定手段(120)と、前
記現バルブタイミングを前記目標バルブタイミングに一
致させる制御手段(30a、30b、64a、64b、
29、46、140乃至160)とを備えたバルブタイ
ミング調整装置において、前記カム側検出手段が、前記
カム位置検出信号を、前記カム軸上のカム山(♯1A乃
至♯4A、♯1B乃至♯4B)の登り側がバルブ(10
0a、100b)に作用するときに発生することを特徴
とするバルブタイミング調整装置が提供される。
1に記載のバルブタイミング調整装置においては、前記
カム側検出手段は、複数の検出部(PA1乃至PA4、
PB1乃至PB4)を有し前記カム軸と共に回転する部
材(44a、45a)と、この部材の各検出部を検出し
て前記カム位置検出信号を順次発生するセンサ(44
b、45b)とを備えたことを特徴とする。
内燃機関(1)のクランク軸(2)とカム軸(5a、5
b)との間に設けられ、前記クランク軸に対する前記カ
ム軸の回転位相差を変化させる位相差調整手段(40
a、40b)と、前記クランク軸の回転を検出してクラ
ンク位置検出信号を発生するクランク側検出手段(4
2)と、前記カム軸の回転を検出して、このカム軸1回
転につきカム位置検出信号を複数個発生するカム側検出
手段(44、45)と、前記クランク位置検出信号と前
記各カム位置検出信号との位相差から現バルブタイミン
グを決定する現バルブタイミング決定手段(130)
と、内燃機関の運転状態に応じた目標バルブタイミング
を決定する目標バルブタイミング決定手段(120)
と、前記現バルブタイミングを前記目標バルブタイミン
グに一致させる制御手段とを備えたバルブタイミング調
整装置において、前記カム側検出手段が、前記カム軸に
不等間隔に配置されている複数の検出部(PA1乃至P
A4、PB1乃至PB4)を有し、これら各検出部によ
り前記カム位置検出信号を順次発生することを特徴とす
るバルブタイミング調整装置が提供される。
3に記載のバルブタイミング調整装置において、前記カ
ム側検出手段の各検出部の間隔が、前記カム軸のカム山
の間隔と対応することを特徴とする。また、請求項5に
記載の発明では、請求項3又は4に記載のバルブタイミ
ング調整装置においては、前記カム側検出手段は、前記
複数の検出部を有し前記カム軸と共に回転する部材(4
4a、45a)と、この部材の各検出部を検出して前記
カム位置検出信号を順次発生するセンサ(44b、45
b)とを備えたことを特徴とする。
述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
よれば、カム側検出手段が、カム位置検出信号を、カム
軸上のカム山の登り側が当該カム軸に対するバルブに作
用するときに発生する。これにより、カム山の位置に起
因するカム軸回転変動とカム軸上検出位置の検出タイミ
ングとが同期するように、カム側検出手段のカム位置検
出信号の発生位置を特定することができる。このため、
カム位置検出信号間でのカム軸回転速度の差が小さくな
り、バルブタイミングの検出信号間のバラツキが小さく
なる。
燃機関においても、広い回転数範囲にわたって、バラツ
キが少ないバルブタイミングの検出ができ、その結果、
バルブタイミングの制御精度および安定性を向上するこ
とができる。また、カム山の登り側作用時、カム軸はバ
ルブから受ける力により回転速度が低下し、それに伴
い、クランク軸より駆動のために受ける力が強まるた
め、クランク軸とカム軸との間のガタが無くなり、両者
の連結状態が最も安定する。このため、カム山の登り側
作用時にカム軸の回転位置が検出されるような配置にす
れば、バルブタイミング、即ち、クランク軸とカム軸と
の位相差のバラツキは小さくなる。
ば、カム側検出手段が、カム軸に不等間隔に配置されて
いる複数の検出部を有し、これら各検出部により前記カ
ム位置検出信号を順次発生する。これにより、カム軸1
回転の間の回転速度変動が不等間隔な内燃機関において
も、カム軸1回転の間に複数のカム位置検出信号を発生
させ、カム軸の1回転の間に複数回の相対回転角の検出
を行っても、カム軸の角速度変動或いはカム軸の駆動ト
ルク変動に起因する相対回転角の検出誤差が抑制され
る。このため、バルブタイミングをフィードバック制御
する際のハンチングを抑え、精度の良い安定した制御を
実現することができる。
する。図1は、V型8気筒ダブルオーバーヘッドカム式
内燃機関1に本発明に係るバルブタイミング調整装置を
適用した例を示す。内燃機関1のクランク軸2からの動
力は、タイミングチェーン3によって左右両バンクそれ
ぞれのスプロケット13a、13bに伝達される。そし
て、各スプロケット13a、13bにより各バンクに設
けられた吸気用および排気用の各2本のカム軸5a、6
a及び5b、6bが回転駆動される。
ム山♯1Aを有するカム、カム山♯2Aを有するカム、
カム山♯3Aを有するカム、及びカム山♯4Aを有する
カムの4枚のカムが同軸的に軸支されている。この場
合、両カム山♯2A、♯3Aの間隔、両カム山♯3A、
♯1Aの間隔、両カム山♯1A、♯4Aの間隔及び両カ
ム山♯4A、♯2Aの間隔は、それぞれ、180°C
A、270°CA、180°CA及び90°CAとなっ
ている。
うに、カム軸5a側の各タペットバルブ100aがそれ
ぞれ配置されている。一方、カム軸5bには、カム山♯
1Bを有するカム、カム山♯2Bを有するカム、カム山
♯3Bを有するカム、及びカム山♯4Bを有するカムの
4枚のカムが同軸的に軸支されている。この場合、両カ
ム山♯4B、♯1Bの間隔、両カム山♯1B、♯2Bの
間隔、両カム山♯2B、♯3Bの間隔及び両カム山♯3
B、♯4Bの間隔は、それぞれ、180°CA、270
°CA、180°CA及び90°CAとなっている。
うに、カム軸5b側の各タペットバルブ100bがそれ
ぞれ配置されている。また、スプロケット13aと吸気
用カム軸5aとの間及びスプロケット13bと吸気用カ
ム軸5bとの間には、それぞれ、位相差調整装置40
a、40b(図1にて図示各斜線領域参照)が設けられ
ている。
て、図1及び図2を参照して説明する。位相差調整装置
40aは、図2にて示すごとく、内燃機関1のシリンダ
ヘッド25に取り付けられている。この位相差調整装置
40aは略円筒形状のカム軸スリーブ11を備えてお
り、このカム軸スリーブ11は、その大径円筒部にて、
カム軸5aの図2にて図示左端部と同軸的に嵌め合わさ
れている。そして、このカム軸スリーブ11の中空部隔
壁11cはピン12の圧入及びボルト10の締着により
カム軸5aの左端部に連結されている。これにより、カ
ム軸スリーブ11はカム軸5aと一体的に回転する。
部外周面には、外歯ヘリカルスプライン11aが形成さ
れている。さらに、カム軸スリーブ11は、小径円筒部
11bを備えており、この小径円筒部11bは、ハウジ
ング23の略円筒形状中空部内に同軸的に延出してい
る。なお、ハウジング23は、そのフランジ部23aに
て、ボルト24の締着によりシリンダヘッド25に取付
けられている。
リブ5cとカム軸スリーブ11の大径円筒部の開口端部
との間で軸方向へ移動不能に挟まれた状態にて、カム軸
5aに相対回転可能に同軸的に軸支されている。スプロ
ケット13aの図2にて図示左側面には、略円筒形状の
スプロケットスリーブ15が、その各フランジ部を介す
るピン14の圧入及びボルト16の締着により、同軸的
に取付けられている。これにより、スプロケットスリー
ブ15はスプロケット13aと一体的に回転するように
なっている。
部15bを備えており、この円筒部15bは、カム軸ス
リーブ11を包囲するように、ハウジング23の中空部
内に同軸的に延出している。この円筒部15bの内周面
中間部位には、内歯ヘリカルスプライン15aが形成さ
れており、この内歯ヘリカルスプライン15aは、カム
軸スリーブ11の外歯ヘリカルスプライン11aとは逆
方向のねじれを有するように形成されている。
内歯ヘリカルスプライン15aのいずれか一方は、ねじ
れ角を零とする軸方向に平行な直線歯を有するスプライ
ンにより構成してもよい。上述したカム軸スリーブ11
の小径円筒部11bとスプロケットスリーブ15の円筒
部15bとの間には、軸方向に略一様な断面を有する環
状空間90が形成されており、この環状空間90内にお
いては、略円筒形の油圧ピストン17が、軸方向にかつ
液密的に摺動可能に、カム軸スリーブ11に同軸的に軸
支されている。
は、カム軸スリーブ11の外歯ヘリカルスプライン11
aと噛合する内歯ヘリカルスプライン17aが形成され
ており、一方、同油圧ピストン17の外周面右側部に
は、スプロケットスリーブ15の内歯ヘリカルスプライ
ン15aと噛合する外歯ヘリカルスプライン17bが形
成されている。
噛合のもとに、内歯ヘリカルスプライン15aが油圧ピ
ストン17を回転させるとともに、タイミングチェーン
3(図1参照)を介しスプロケット13aに伝達される
クランク軸2の回転が、スプロケットスリーブ15、油
圧ピストン17及びカム軸スリーブ11を経てカム軸5
aに伝達される。
た環状つば部の外周縁には、オイルシール70が、環状
空間90内にて、スプロケットスリーブ15の円筒部1
5bの内周面と液密的に接触するように装着されてい
る。なお、油圧ピストン17の内周面左側部内に断面L
字状に延出する環状脚部17cはカム軸スリーブ11の
中央段部(以下、右側ストッパという)に係合して油圧
ピストン17の右動を停止する。
ピストン17が設けられることによって、環状空間90
が二つの室に分割される。これにより、進角側油圧室2
2が油圧ピストン17の左側に形成され、一方、遅角側
油圧室32が油圧ピストン17のつば部の右側に形成さ
れる。また、これら油圧室22と32との間のシール性
は、上述したオイルシール70によって確保される。
は、エンドプレート50が同軸的に取り付けられてい
る。このエンドプレート50は、円筒部と環状つば部に
より断面逆L字状に形成されており、このエンドプレー
ト50の環状つば部は、スプロケットスリーブ15の左
端開口部に同軸的に固着されている。エンドプレート5
0の円筒部の外周面には環状溝が形成されており、この
環状溝内にはオイルシール71が装着されている。
は、油圧ピストン17の環状つば部との係合により同油
圧ピストン17の左動を停止させるストッパ(以下、左
側ストッパという)としての役割をも果たす。エンドプ
レート50及びカム軸スリーブ11の左側においては、
断面コ字状にて環状に形成したリングプレート51が、
ノックピン53の圧入により、ハウジング23の環状左
側壁内面にカム軸スリーブ11と同軸的に装着されてお
り、このリングプレート51のコ字状右側面内には、エ
ンドプレート50の円筒部及びカム軸スリーブ11の小
径円筒部11bが回転可能に支持されている。
の外周面に形成した環状溝内には、オイルシール72が
装着されており、このオイルシール72はリングプレー
ト51とカム軸スリーブ11との間のシール性を確保す
る。一方、上述したオイルシール71は、エンドプレー
ト50とリングプレート51との間のシール性を確保す
る。これによって、進角側油圧室22内のシール性が確
保される。
ジング23の環状左側壁中空部内には、ボルト52が同
軸的に嵌装されており、このボルト52は、その右端面
にて、カム軸スリーブ11の小径円筒部内周面及び中空
部隔壁11cとの間に円筒状空間91を形成する。ま
た、ボルト52の内部には、油圧通路61bが、図2に
て示すごとく、断面T字状に形成されており、この油圧
通路61bは、その軸方向通路部にて、円筒状空間91
内に連通している。また、油圧通路61bは、その半径
方向通路部の両端にて、ボルト52の外周面に形成した
環状溝内に連通している。
圧通路61aが図2にて示すごとく形成されており、こ
の油圧通路61aは、ボルト52の環状溝及び油圧通路
61bを介し円筒状空間91内に連通し、さらに、この
円筒状空間91内に開口するようにカム軸スリーブ11
に形成した油圧通路61cを通り遅角側油圧室32内に
連通している。
圧室22に連通する油圧通路60がさらに形成されてい
る。これら油圧通路61a及び60は、ハウジング23
の左壁部内に形成されて後述するスプール弁30を収容
してなる円筒状中空部95内に開口している。また、こ
の円筒状中空部95内には、油圧供給路65がその先端
部にて開口しており、この油圧供給路65は、内燃機関
1のオイルパン28からオイルポンプ29によって圧送
される作動油を円筒状中空部95内に供給する。なお、
油圧解放路66は、オイルパン28内に開口されて、オ
イルパン28内に作動油を戻す。
整装置40aと同様に構成されている。次に、スプール
弁30aによるバルブタイミング調整装置の油圧通路切
り替え構成について説明する。スプール弁30aは、図
1にて示すごとく、リニヤアクチュエータ64aを備え
ており、このリニヤアクチュエータ64aは、そのリニ
ヤソレノイドへの流入電流に応じてリニヤ作動する。ス
プール弁30aはリニヤアクチュエータ64aのリニヤ
作動に応じて油圧通路を切替えるように作動する。
リニヤソレノイドの流入電流が零の場合には、スプール
弁30aが両油圧通路61a、65を連通させるととも
に、両油圧通路60、66を連通させる。このため、オ
イルポンプ29からの油圧が遅角側油圧室32に供給さ
れるとともに、進角側油圧室22の油圧がオイルパン2
8に解放される。これによって、油圧ピストン17は図
2にて図示左側に移動するため、スプロケット13a即
ちクランク軸2に対しカム軸5aが相対的に遅角する。
ノイドへの流入電流が所定の電流値である場合には、こ
の電流値に基づくリニヤアクチュエータ64aのリニヤ
作動に応じて、スプール弁30aが両油圧通路60、6
1aを両油圧通路65、66からそれぞれ遮断して閉じ
る。これによって、油圧ピストン17の位置が保持さ
れ、スプロケット13aとカム軸5aとの相対位相は変
化しない。
ヤアクチュエータへの流入電流が所定の電流値より大き
い場合、この電流値に基づくリニヤアクチュエータ64
aのリニヤ作動に応じて、スプール弁30aが両油圧通
路60、65を連通させるとともに、両油圧通路61
a、66を連通させる。このため、オイルポンプ29か
らの油圧が進角側油圧室22に供給されるとともに、遅
角側油圧室32の油圧がオイルパン28に解放される。
これによって、油圧ピストン17が図2にて図示右側に
移動するため、スプロケット13aに対しカム軸5aが
相対的に進角する。
ミング調整装置の油圧通路切り替え構成及び作動も、ス
プール弁30aの場合と同様である。ここで、スプール
弁30bはその図示右端に同軸的に設けたリニヤアクチ
ュエータ64b(リニヤアクチュエータ64aと同様の
機能を有する)によって切替え作動する。次に、両リニ
ヤアクチュエータ64a、64bを駆動するための電気
回路構成について説明する。
ごとく、クランク軸2に取り付けられている。このクラ
ンク位置センサ42は、図3にて示すように、等角度間
隔にて12個の突起を形成したパルサ42aと、このパ
ルサ42aの各突起の通過を検出するパルスピックアッ
プ42bとを備えている。これにより、クランク位置セ
ンサ42は、クランク軸2の回転に伴うパルサ42aの
回転に応じて、このパルサ42aの各突起をパルスピッ
クアップ42bにより順次検出しクランク位置検出信号
を発生する。
示すごとく、各カム軸5a、5bにそれぞれ設けられて
おり、カム位置センサ44は、図4に示すごとく、不等
間隔にて4個の突起PA1、PA2、PA3、PA4を
形成したパルサ44aと、このパルサ44aの各突起の
通過を検出するパルスピックアップ44bとを備えてい
る。
軸5aの回転に伴うパルサ44aの回転に応じて、この
パルサ44aの各突起をパルスピックアップ44bによ
り順次検出しカム位置検出信号(以下、カム位置検出信
号Aという)を発生する(図8(b)参照)。これら各
カム位置検出信号Aは、図8(b)にて図示左側から順
に、突起PA2、PA3、PA1、PA4に対応する。
A1、PA4は、カム軸5aの各カム山♯2A、♯3
A、♯1A、♯4A(図4及び図8(a)参照)の登り
側が各バルブタペット100aに作用する位置にて、パ
ルスピックアップ44bにより検出されるよう配置され
ている。図8(a)にて示す各曲線は、カム軸5aの各
カム山が各対応バルブタペット100aを押すストロー
ク量、即ち各カムプロフィルのリフト量を表す。従っ
て、各突起PA2、PA3、PA1、PA4にそれぞれ
対応するカム位置検出信号Aは、各カム山♯2A、♯3
A、♯1A、♯4Aと同様の不等間隔で突起PA2より
180℃A、270℃A、180℃A、90℃Aの間隔
で順に発生する。
ごとく、不等間隔にて4個の突起PB1、PB2、PB
3、PB4を形成したパルサ45aと、このパルサ45
aの各突起の通過を検出するパルスピックアップ45b
とを備えている。これにより、カム位置センサ45は、
カム軸5bの回転に伴うパルサ45aの回転に応じて、
このパルサ45aの各突起をパルスピックアップ45b
により順次検出しカム位置検出信号(以下、カム位置検
出信号Bという)を発生する(図8(d)参照)。これ
ら各カム位置検出信号Bは、図8(d)にて図示左側か
ら順に、突起PB2、PB3、PB4、PB1に対応す
る。
B4、PB1は、カム軸5bの各カム山♯2B、♯3
B、♯4B、♯1B(図4及び図8(c)参照)の登り
側が各バルブタペット100bに作用する位置にて、パ
ルスピックアップ45bにより検出されるよう配置され
ている。図8(c)にて示す各曲線は、カム軸5bの各
カム山が各バルブタペット100bを押すストローク
量、即ち各カムプロフィルのリフト量を表す。従って、
各突起PB1、PB2、PB3、PB4のそれぞれ対応
するカム位置検出信号Bは、各カム山♯1B、♯2B、
♯3B、♯4Bと同様の不等間隔で突起PB2より18
0℃A、90℃A、180℃A、270℃Aの間隔で順
に発生する。
(図1参照)により回転駆動されるディストリビュータ
(図示ない)には、基準位置センサ47が設けられてお
り、この基準位置センサ47は、カム軸6aの1回転に
つき1個の基準位置検出信号を発生する。ここで、本実
施例では、クランク位置センサ42から30℃A毎に発
生されるクランク位置検出信号を演算処理により間引く
ことで、カム位置検出信号と同様、4つの不等間隔な信
号に変換する。この4つの変換信号は、カム位置検出信
号のそれぞれと1対1に対応するもので、これら対応す
る信号間の位相差を検出することで、バルブタイミング
を示す相対回転角θを求めることができる。
く、マイクロコンピュータ48と、電流制御回路49と
を備えている。マイクロコンピュータ48は、メインプ
ログラム及び割り込みプログラムを図5乃至図7にて示
す各フローチャートに従い実行し、この実行中におい
て、クランク位置センサ42、カム位置センサ44、4
5及び基準位置センサ47、並びに当該内燃機関の冷却
水温信号、スロットル開度信号等のフイードバックに基
づき各リニヤアクチュエータ64a、64bのリニヤ作
動量、即ち、各カム軸5a、5bの相対回転角を所望の
値とするように演算処理する。
マイクロコンピュータ48が、図5乃至図7の各フロー
チャートに従い、メインプログラム及び割り込みプログ
ラムを繰り返し実行しているものとする。しかして、メ
インプログラムのステップ110においては、上述した
各センサの検出信号がマイクロコンピュータ48に入力
される。
ランク位置センサ42からの各クランク位置検出信号の
間引き処理が行われる。本実施例では、720(℃A)
の間にクランク位置センサ42から24個発生されるク
ランク位置検出信号(以下、クランク位置検出信号Cと
いう)(図9(b)参照)が、図9(c)、(e)にて
示すように、基準位置センサ47からの基準位置検出信
号(以下、基準位置検出信号Gという)を基準として間
引き処理されて、180℃A、270℃A、180℃
A、90℃Aの間隔の信号(以下、変換信号CA、C
B)に変換される。
づき説明する。この間引き処理では、基準位置センサ4
7からの基準位置検出信号Gと、クランク位置センサ4
2からのクランク位置検出信号Cとがステップ210に
おいて入力される。そして、基準位置センサ47からの
基準位置検出信号Gが入力された後のクランク位置検出
信号Cが1パルス目であるとき、ステップ220におけ
るYESとの判定がなされて、ステップ260にて、変
換信号CA=PCA2が、1個、発生される(図9
(c)参照)。
のクランク位置検出信号Cが7パルス目であると、ステ
ップ220におけるNOとの判定後ステップ230にて
YESと判定され、ステップ260において、変換信号
CA=PCA3が、1個、発生される(図9(c)参
照)。また、基準位置検出信号Gが入力された後のクラ
ンク位置検出信号Cが16パルス目であると、各ステッ
プ220、230におけるNOとの判定後ステップ24
0にてYESと判定され、ステップ260において、変
換信号CA=PCA1が、1個、発生される(図9
(c)参照)。
後のクランク位置検出信号Cが22パルス目であると、
各ステップ220、230、240におけるNOとの判
定後ステップ250にてYESと判定され、ステップ2
60において、変換信号CA=PCA4が、1個、発生
される(図9(c)参照)。変換信号CBについても同
様な処理が行われる。
110における処理が終了すると、ステップ120にお
いて、当該内燃機関の運転状態を示す冷却水温等の検出
信号に応じて、目標相対回転角データに基づき最適な目
標相対回転角tが設定される。この目標相対回転角t
は、吸気側カム軸5aのクランク軸2に対する回転位相
差を示す。
相対回転角tと冷却水温、エンジン回転数、吸気量等と
の関係を表すマップとしてマイクロコンピュータ48の
ROMに予め記憶されている。次に、相対回転角演算ル
ーチン130(図5及び図6参照)においては、クラン
ク位置センサ42、カム位置センサ44、45及び基準
位置センサ47からの各検出信号に基づく割り込み処理
にて、図6のフローチャートに従いプログラムを実行す
ることにより、カム軸5aの相対回転角TRと、カム軸
5bの相対回転角TLとが以下のようにして演算され
る。ここでは、相対回転角TRの演算について図10の
タイムチャートを参照して説明する。
からカム位置検出信号Aが入力されたか否かが判定され
る。即ち、カム位置検出信号Aが立ち下がると、ステッ
プ131にてYESと判定されて、ステップ131aに
おいて、マイクロコンピュータ48の内蔵のタイマカウ
ンタBがリセットされて時間の計測を開始する。このタ
イマカウンタBは、カム位置検出信号Aと変換信号CA
との時間差TACを計測する。
42からのクランク位置検出信号Cが入力されたか否か
が判定される。即ち、クランク位置検出信号Cが立ち下
がると、ステップ133において、マイクロコンピュー
タ48に内蔵のタイマカウンタAの現段階における値
が、クランク位置センサ42からのクランク位置検出信
号Cの周期TCとして記憶される。そして、次回の計測
に備えて、タイマカウンタAがリセットされて、時間の
計測を開始する。
されたか否かが判定される。即ち、変換信号CAが立ち
下がると、ステップ134における判定がYESとな
り、ステップ135において、タイマカウンタBの値が
カム位置検出信号Aと変換信号CAとの時間差TACと
して記憶される。次のステップ136では、周期TC及
び時間差TACに基づき、相対回転角TRがTR=TA
C/TC×30(℃A)として演算される。以上の処理
が繰り返されることで、図10にて示すように、隣り合
うカム位置検出信号Aのうち突起PAnに対応するカム
位置検出信号Aとクランク位置信号PCAnとの時間差
TACnが次々に求められる。そして、この時間差TA
Cnに対応した相対回転角TRnがステップ136の演
算式により次々に求められる。この実施例では、720
(℃A)の期間に4回、相対回転角が演算される。な
お、検出相対回転角TLの演算も、上記TR算出でのカ
ム位置検出信号Aと変換信号CAをそれぞれカム位置検
出信号Bと変換信号CBに置き換えることで同様にして
行われる。
対回転角TR、TLが演算され、このように演算された
相対回転角TR、TLが各カム軸のバルブタイミングを
所望の目標相対回転角tにフィードバック制御するため
に利用される。このようにして、相対回転角演算ルーチ
ン130の処理が終了すると、メインプグラムのステッ
プ140において、位相差調整装置40aの制御量DR
が演算される。また、ステップ150において、位相差
調整装置40bの制御量DLが演算される。これら制御
量DR、DLは、相対回転角TRと目標相対回転角tと
の差、及び相対回転角TLと目標相対回転角tとの差に
応じて各PID制御式、DR=f(TR−t)及びDL
=f(TL−t)に基づいてそれぞれ演算される。
R、DLが出力電流として各リニヤアクチュエータ64
a、64bのリニヤソレノイドに出力される。これによ
り、各リニヤソレノイド64a、64bは、各制御量D
R、DLに応じて各リニヤソレノイドに流れる電流に基
づきリニヤ作動し、各スプール弁30a、30bを駆動
する。そして、これらスプール弁30a、30bによっ
て、オイルパン28からオイルポンプ29によって圧送
された作動油の位相差調整装置40a、40bへの供給
量が調整される。
転角は、当該内燃機関の運転状態に応じて最適とされる
目標相対回転角tにフィードバック制御される。しか
も、この実施例では、相対回転角TR、TLは、カム軸
5a、5bの1回転、即ち、720(℃A)の間に4回
演算することができるため、高い精度を持って高速に角
カム軸5a、5bの相対回転角をフィードバック制御す
ることができる。
軸上に4個の突起を設置することにより、クランク軸2
回転の間に4回バルブタイミング(相対回転角)の検出
ができるため、制御周期が短くすることができ、その結
果、高い応答性と高い精度を持ったバルブタイミングの
フィードバック制御が可能となる。ここで、本実施例の
ようにカム軸とスプロケットとの間に中間部材(ピスト
ン17)を介在させるバルブタイミング調整装置にあっ
ては、中間部材両側の噛み合い構造(ヘリカルスプライ
ン)のガタのために、カム軸の駆動トルクがカム山の作
用により変動すると、中間部材の僅かな移動によりバル
ブタイミングに変化を生じる。
位置検出信号の相対回転角によりバルブタイミングを検
出する装置においては、例え、バルブタイミングが一定
であっても、カム位置検出信号の設定位置によっては検
出されるバルブタイミングが異なってくる。このため、
本実施例のようにカム軸1回転で複数個のカム位置検出
信号を発生するものにおいては、信号間で検出されるバ
ルブタイミングが異なる場合がある。このようなバルブ
タイミングの変化が、マイクロコンピュータ48に入力
されると、フィードバック制御の安定性を損なったり、
精度が悪化したり等の制御性を悪化させる要因となる。
ルサの複数の突起の位置を、共にカム軸上のカム山の登
り側がバルブタペットに作用するとき、カム位置センサ
により検出されるよう配置している。カム山の登り側が
バルブタペットに作用すると、カム軸はバルブタペット
より受ける反作用により、回転が減速する。それに伴
い、カム軸がクランク側部材より中間部材を通して受け
る駆動力は強まり、この力は、カム軸と中間部材及びス
プロケットの間の噛み合い構造のガタを無くすよう作用
する。
トに作用するときのクランク側部材とカム軸の連結状態
は一定となり、相対回転角の検出バラツキは小さくな
る。図11及び図12はカム位置検出信号Aの設定位置
がバルブタイミングの検出に与える影響を調査した試験
結果を示す。図11は、この試験でのカム位置検出信号
の設置位置を示すタイミングチャートである。図11
(a)はタペットバルブに作用するカムシャフト上のカ
ム山を表し、図11(b)はカム位置検出信号の発生タ
イミングを表す。
を90℃A毎の等間隔にて発生しており、各カム位置検
出信号PAa、PAc、PAf、PAhはカム山の登り
側が作用する位置に、各カム位置検出信号PAb、PA
d、PAgはカム山の下り側が作用する位置に、カム位
置検出信号PAeはカム山が作用しない位置にそれぞれ
対応して発生する。
ム位置検出信号間のバルブタイミング検出バラツキをカ
ム位置検出信号PAaを基準に測定した試験結果を示
す。カム山の登り側が作用する位置に設置した各カム位
置検出信号PAa、PAc、PAf、PAh間での、バ
ルブタイミング検出バラツキは小さく、当該内燃機関の
カム軸回転数の変動の影響も受けにくいが、各カム位置
検出信号PAb、PAd、PAe、PAgを含めるとバ
ルブタイミング検出バラツキは大きくなり、また当該内
燃機関のカム軸回転数の変動の影響も受け易くなり、望
ましくない。
機関に本発明を適用した例について説明したが、これに
代えて、直列6気筒等の種々の気筒配置の内燃機関に本
発明を適用して実施してもよい。また、上記実施例で
は、クランク軸2回転の間に4個の検出信号を発生させ
るようにしたが、この信号数は位相差調整装置による位
相調整範囲、要求される制御精度、要求される応答性等
に応じて設定されるべき数字であり、カム軸上のカム山
の数より少なくてもよい。
相差調整装置を設けた例について説明したが、これに限
ることなく、位相差調整装置を排気用カム軸に設けて実
施してもよく、この場合には、排気用カム軸にカム位置
センサを設ければよい。また、本発明の実施にあたり、
クランク位置センサ、カム位置センサの取り付け位置
は、上記実施例にて述べた位置に限らず、それぞれ、位
相差調整装置の入力側と出力側とに対応して設けて実施
してもよい。
TLが演算される度に制御量を演算するフィードバック
制御を採用したが、これに代えて、複数個の相対回転角
の平均値に基づいてフィードバック制御を行ってもよ
い。この場合にも本発明を適用することで、相対回転角
の精度を高め、制御性を高めることができる。また、本
発明の実施にあたり、クランク位置センサ、カム軸位置
センサ等としては、パルサと電磁ピックアップとを用い
たものに限らず、ホール素子、電気抵抗素子等を用いた
種々の形式のセンサを利用することができる。
してカム軸を回転させる機構としてチェーン駆動式を採
用したが、これにかぎらず、ベルト駆動方式やギア駆動
方式を採用して実施してもよい。また、本発明の実施に
あたっては、車両に限ることなく、自動二輪車や船舶等
のオーバヘッドカム式内燃機関に本発明を適用して実施
してもよい。
ドカム式内燃機関に限らず、オーバヘッドバルブ式内燃
機関のバルブタイミング調整装置を採用し、これに本発
明を適用して実施してもよい。上記実施例の各フローチ
ャートにおける各ステップは、それぞれ、機能実行手段
としてハードロジック構成により実現するようにしても
よい。
関に適用された本発明に係るバルブタイミング調整装置
の一実施例を示す概略全体構成図である。
図である。
る。
メインプログラムのフローチャートである。
ローチャートである。
割り込みプログラムのフローチャートである。
カム軸のカムプロフィル及び各カム位置検出信号を示す
タイミングチャートである。
変換信号及び各カム位置検出信号を示すタイミングチャ
ートである。
置検出信号を示すタイミングチャートである。
プロフィル及びカム位置検出信号を示すタイミングチャ
ートである。
バルブタイミング検出バラツキを信号位置との関係で示
すグラフである。
ミングチェーン、5a、5b・・・カム軸、13a、1
3b・・・スプロケット、29・・・油圧ポンプ、30
a、30b・・・スプール弁、40a、40b・・・位
相差調整装置、42・・・クランク位置センサ、44
a、44b・・・カム軸位置センサ、48・・・マイク
ロコンピュータ、49・・・電流制御回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関のクランク軸とカム軸との間に
設けられ、前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位
相差を変化させる位相差調整手段と、 前記クランク軸の回転を検出してクランク位置検出信号
を発生するクランク側検出手段と、 前記カム軸の回転を検出して、カム位置検出信号を発生
するカム側検出手段と、 前記クランク位置検出信号と前記カム位置検出信号との
位相差から現バルブタイミングを決定する現バルブタイ
ミング決定手段と、 内燃機関の運転状態に応じた目標バルブタイミングを決
定する目標バルブタイミング決定手段と、 前記現バルブタイミングを前記目標バルブタイミングに
一致させる制御手段とを備えたバルブタイミング調整装
置において、 前記カム側検出手段が、前記カム位置検出信号を、前記
カム軸上のカム山の登り側がバルブに作用するときに発
生することを特徴とするバルブタイミング調整装置。 - 【請求項2】 前記カム側検出手段は、複数の検出部を
有し前記カム軸と共に回転する部材と、この部材の各検
出部を検出して前記カム位置検出信号を順次発生するセ
ンサとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のバル
ブタイミング調整装置。 - 【請求項3】 内燃機関のクランク軸とカム軸との間に
設けられ、前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位
相差を変化させる位相差調整手段と、 前記クランク軸の回転を検出してクランク位置検出信号
を発生するクランク側検出手段と、 前記カム軸の回転を検出して、このカム軸1回転につき
カム位置検出信号を複数個発生するカム側検出手段と、 前記クランク位置検出信号と前記各カム位置検出信号と
の位相差から現バルブタイミングを決定する現バルブタ
イミング決定手段と、 内燃機関の運転状態に応じた目標バルブタイミングを決
定する目標バルブタイミング決定手段と、 前記現バルブタイミングを前記目標バルブタイミングに
一致させる制御手段とを備えたバルブタイミング調整装
置において、 前記カム側検出手段が、前記カム軸に不等間隔に配置さ
れている複数の検出部を有し、これら各検出部により前
記カム位置検出信号を順次発生することを特徴とするバ
ルブタイミング調整装置。 - 【請求項4】 前記カム側検出手段の各検出部の間隔
が、前記カム軸のカム山の間隔と対応することを特徴と
する請求項3に記載のバルブタイミング調整装置。 - 【請求項5】 前記カム側検出手段は、前記複数の検出
部を有し前記カム軸と共に回転する部材と、この部材の
各検出部を検出して前記カム位置検出信号を順次発生す
るセンサとを備えたことを特徴とする請求項3又は4に
記載のバルブタイミング調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11605795A JP3543416B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | バルブタイミング調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11605795A JP3543416B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | バルブタイミング調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312443A true JPH08312443A (ja) | 1996-11-26 |
JP3543416B2 JP3543416B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=14677644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11605795A Expired - Fee Related JP3543416B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | バルブタイミング調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543416B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2873972A4 (en) * | 2012-07-13 | 2016-07-13 | Edan Instruments Inc | BOND CONTROL DEVICE AND BLOOD GAS ANALYZER USING THE SAME |
JPWO2021240892A1 (ja) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | ||
US11946827B2 (en) | 2021-06-11 | 2024-04-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Valve testing apparatus |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP11605795A patent/JP3543416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2873972A4 (en) * | 2012-07-13 | 2016-07-13 | Edan Instruments Inc | BOND CONTROL DEVICE AND BLOOD GAS ANALYZER USING THE SAME |
JPWO2021240892A1 (ja) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | ||
WO2021240892A1 (ja) * | 2020-05-27 | 2021-12-02 | 日立Astemo株式会社 | 制御装置 |
US12000349B2 (en) | 2020-05-27 | 2024-06-04 | Hitachi Astemo, Ltd. | Control device |
US11946827B2 (en) | 2021-06-11 | 2024-04-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Valve testing apparatus |
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