JPH0972207A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JPH0972207A
JPH0972207A JP22679595A JP22679595A JPH0972207A JP H0972207 A JPH0972207 A JP H0972207A JP 22679595 A JP22679595 A JP 22679595A JP 22679595 A JP22679595 A JP 22679595A JP H0972207 A JPH0972207 A JP H0972207A
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JP
Japan
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valve
intake
vvt
hydraulic pressure
valve timing
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Application number
JP22679595A
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Hideo Nakamura
秀雄 中村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】Vバンクのように複数気筒を群とした複数気筒
群にそれぞれのバルブタイミング機構を備えた内燃機関
において、共通のオイルコントロールバルブを使用して
個別に位相制御することができる。 【解決手段】オイルコントロール(OCV)80はV型
エンジンの左側気筒群及び右側気筒群に各々設けられた
可変バルブタイミング機構(VVT)50R,50Lに
接続されている。OCV80がVVT50Rの第1油圧
供給孔51aに潤滑油が供給されたとき、VVT50L
の第1油圧供給孔51aにも潤滑油による油圧が印加さ
れるが、VVT50Lにおけるジャーナル溝67は右側
気筒群RSのジャーナル溝67に対して180度反対位
置に位置しているため、非連通状態(遮断状態)にあ
る。この結果、油圧が左気筒群のVVT50Lに潤滑油
が供給されず、右側気筒群のVVT50Rのみが制御さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の運転状
態に応じてバルブタイミングを変更する可変バルブタイ
ミング機構を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装
置に関し、さらに詳細には、複数の可変バルブタイミン
グ機構を備えた内燃機関に好適な内燃機関のバルブタイ
ミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの運転状態に応じ
て、吸気バルブ又は排気バルブのうち少なくとも一方の
バルブ開弁タイミング(バルブタイミング)を変更させ
る可変バルブタイミング機構が実用化されている。この
可変バルブタイミング機構によれば、吸気バルブと排気
バルブとが同時に開弁する期間(バルブオーバラップ期
間)を任意の期間とすることができるので、燃焼室内に
おける燃焼効率を向上させることができる。
【0003】かかる可変バルブタイミング機構は、例え
ば、オイルコントロールバルブにより油圧を制御し、ク
ランクシャフトに対する吸気側カムシャフト(または排
気側カムシャフト)の回転位相(変位角度)を目標変位
角度に向けて変位させることで、バルブタイミングを変
更する機構を備えている。そして、複数の気筒群を備
え、1つのクランクシャフトに対して複数の吸気側カム
シャフト(または排気側カムシャフト、以下同様)を備
えるV型エンジンでは、吸気側カムシャフトの本数に対
応した可変バルブタイミング機構が備えられている。
【0004】これらの複数の可変バルブタイミング機構
を対応する複数のオイルコントロールバルブによって駆
動制御することは、従来から行われている。しかし、こ
の場合にはオイルコントロールバルブを左右のバンクそ
れぞれに独立して設ける必要があるため、部品点数が増
加するとともに、そのための組付工数が増加するためコ
ストアップの原因となる問題がある。
【0005】そこで、この問題を解消するために、特開
平6−212918号では、左右バンクに1つのオイル
コントロールバルブを設けて、このオイルコントロール
バルブにて可変バルブタイミング機構を駆動することが
提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
バルブタイミング制御装置では、1つのオイルコントロ
ールバルブで、左右バンクのバルブタイミング機構を制
御はできるものの、両バンクの位相制御を個別にできな
い問題がある。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、Vバンクのように複数気筒を
群とした複数群にそれぞれのバルブタイミング機構を備
えた内燃機関において、共通のオイルコントロールバル
ブを使用して個別に位相制御することができる内燃機関
のバルブタイミング制御装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る内燃機関のバルブタイミン
グ制御装置は、複数の気筒群における吸気弁或いは排気
弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを変更する
少なくとも2つの油圧制御式バルブタイミング変更手段
と、上記少なくとも2つのバルブタイミング変更手段へ
供給される油圧を機関運転状態に応じて電気的に制御す
る共通の油圧制御弁を有する内燃機関のバルブタイミン
グ制御装置であって、前記油圧制御弁と上記少なくとも
2つの油圧制御式バルブタイミング変更手段との間に
は、前記各油圧制御式バルブタイミング変更手段と前記
油圧制御弁との接続を切換える切換手段を備えたもので
ある。
【0009】(作用)上記構成により、切換手段によ
り、各油圧制御式バルブタイミング変更手段と油圧制御
弁との接続が切換えられ、切換えられた状態で、機関運
転状態に応じて油圧制御弁から油圧が供給される。この
結果、各油圧制御式バルブタイミング変更手段により、
各気筒群のバルブは個別にそのバルブタイミングが変更
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を内燃機関のバルブ
タイミング制御装置に具体化した実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0011】先ず、本実施の形態に係る内燃機関のバル
ブタイミング制御装置VCの構成について図2及び図3
を参照して説明する。ここに、図2は本実施の形態が適
用されるガソリンエンジンシステムを示す概略構成図で
ある。
【0012】内燃機関としてのエンジン10は、複数の
シリンダが図面を垂直方向に見てV字状に形成されてい
るシリンダブロック11と、シリンダブロック11の上
部にそれぞれ連結される左側シリンダヘッド12L、右
側シリンダヘッド12Rとを備え、左側気筒群LSと右
側気筒群RSを形成している。また、エンジン10は、
シリンダブロック11の各シリンダ内を略上下方向に往
復移動するピストン13を備え、各ピストン13の下端
部にはクランクシャフト14が連結されており、各ピス
トン13が上下動することによりクランクシャフト14
が回転させられる。
【0013】また、クランクシャフト14の近傍には、
クランク角センサ40が配設されており、クランク角セ
ンサ40は、クランクシャフト14に連結されている磁
性体ロータ(図示しない)と、電磁ピックアップ(図示
しない)とから構成されている。ここで、ロータの外周
には等角度歯が形成されており、ロータの等角度歯が電
磁ピックアップの前方を通過する毎にパルス状のクラン
ク角度信号が発生する。
【0014】さらに、後述する気筒判別センサ42によ
る基準位置信号の発生後に、クランク角センサ40から
のクランク角度信号の発生数を計測することで、ECU
70(後述する)にてクランクシャフト14の回転速度
(エンジン回転数NE)が算出される。
【0015】各シリンダブロック11、及び両シリンダ
ヘッド12L、12Rの内壁と、ピストン13の頂部と
によって区画形成された空間は、混合気を燃焼させるた
めの燃焼室15として機能し、両シリンダヘッド12
L、12Rの頂部には、混合気に点火するための点火プ
ラグ16が、燃焼室15に突出するように配設されてい
る。また、両シリンダヘッド12L、12Rの両排気側
カムシャフト33L、33R近傍には、それぞれディス
トリビュータ18が配設されており、各ディストリビュ
ータ18には、両排気側カムシャフト33L、33Rの
回転に伴い、所定の割合で発生する基準位置信号を検出
するための気筒判別センサ42が配設されている。かか
る基準位置信号は、クランクシャフト14の基準位置の
検出、気筒の判別に用いられる。
【0016】そして、各点火プラグ16は、プラグコー
ド等(図示しない)を介してディストリビュータ18に
接続されており、ECU70(後述する)からの点火信
号に基づきイグナイタ19から出力された高電圧は、各
ディストリビュータ18によって、クランク角度に同期
して各点火プラグ16に分配される。
【0017】また、シリンダブロック11には、冷却水
通路を流れる冷却水の温度(冷却水温度)TWを検出す
るための水温センサ43が配設されている。さらに、両
シリンダヘッド12L、12Rは、それぞれ吸気ポート
22、及び排気ポート32を有しており、各吸気ポート
22には吸気通路20が接続されており、各排気ポート
32には排気通路30が接続されている。また、シリン
ダヘッド12の各吸気ポート22には、吸気バルブ21
が配設され、各排気ポート32には排気バルブ31が配
設されている。
【0018】そして、左側気筒群LSの各吸気バルブ2
1の上方には、吸気バルブ21を開閉駆動するための左
側吸気側カムシャフト23Lが配置され、右側気筒群R
Sの各吸気バルブ21の上方には、吸気バルブ21を開
閉駆動するための右側吸気側カムシャフト23Rが配置
されている。また、左側気筒群LSの各排気バルブ31
の上方には、排気バルブ31を開閉駆動するための左側
排気側カムシャフト33Lが配置され、右側気筒群RS
の各排気バルブ31の上方には、排気バルブ31を開閉
駆動するための右側排気側カムシャフト33Rが配置さ
れている。
【0019】さらに、両吸気側カムシャフト23L、2
3Rの一端には、それぞれ吸気側タイミングプーリ27
が装着されており、両排気側カムシャフト33L、33
Rの一端には、それぞれ排気側タイミングプーリ34が
装着されている。そして、各タイミングプーリ27、3
4は、タイミングベルト35を介して、クランクシャフ
ト14に連結されている。
【0020】したがって、エンジン10の作動時にはク
ランクシャフト14からタイミングベルト35及び各タ
イミングプーリ27、34を介して各カムシャフト23
L、12R、33L、33Rに回転駆動力が伝達され、
各カムシャフト23L、12R、33L、33Rが回転
することにより各吸気バルブ21、及び各排気バルブ3
1が開閉駆動される。これら各バルブ21、31は、ク
ランクシャフト14の回転及びピストン13の上下動に
同期して、すなわち、吸気行程、圧縮行程、爆発・膨張
行程、及び排気行程よりなるエンジン10における一連
の4行程に同期して、所定の開閉タイミングで駆動され
る。
【0021】さらに、両吸気側カムシャフト23L、2
3Rの近傍には、それぞれカム角センサ44L、44R
が配設されており、各カム角センサ44L、44Rは、
両吸気側カムシャフト23L、23Rに連結された磁性
体ロータ(図示しない)と電磁ピックアップ(図示しな
い)とから構成されている。また、磁性体ロータの外周
には、複数の歯が等角度毎に形成され、例えば、所定気
筒の圧縮TDCの前、BTDC90°〜30°の間に、
吸気側カムシャフト23の回転にともなうパルス状のカ
ム角度信号(変位タイミング信号)が検出されるように
なっている。
【0022】また、本実施の形態におけるガソリンエン
ジンシステムでは、吸気バルブ21の開閉タイミングを
変更してバルブオーバラップ量の変更を実現するため、
左側気筒群LS、右側気筒群RSの吸気側タイミングプ
ーリ27にそれぞれ、油圧により駆動される可変バルブ
タイミング機構50L、50R(以下「VVT」とい
う。)が配設されている。このVVT50L、50R
は、クランクシャフト14(吸気側タイミングプーリ2
7)の回転に対する両吸気側カムシャフト23L、23
Rの変位角度を変化させることにより、吸気バルブ21
のバルブタイミングを連続的に変更させるための機構で
ある。この機構により本発明の油圧制御バルブタイミン
グ変更手段が構成されている。
【0023】そして、両VVT50L、50Rには、共
通のオイルコントロールバルブ80(以下「OCV」と
いう。)、オイルポンプ64、オイルフィルタ66が接
続されている。前記OCV80により、油圧制御弁が構
成されている。
【0024】吸気通路20の空気取り入れ側には、エア
クリーナ24が接続されており、吸気通路20の途中に
は、アクセルペダル(図示しない)に連動して開閉駆動
されるスロットルバルブ26が配設されている。そし
て、かかるアクセルペダルが開閉されることにより、吸
入空気量が調整される。
【0025】そして、スロットルバルブ26の近傍に
は、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ4
5が配設されている。さらに、スロットルバルブ26の
下流側には、吸気脈動を抑制するためのサージタンク2
5が形成されている。そして、サージタンク25には、
サージタンク25内における吸気圧力を検出する吸気圧
力センサ46が配設されている。また、各シリンダの吸
気ポート22の近傍には、燃焼室15へ燃料を供給する
ためのインジェクタ17が配設されている。各インジェ
クタ17は、通電により開弁される電磁弁であり、各イ
ンジェクタ17には、燃料ポンプ(図示しない)から圧
送される燃料が供給される。
【0026】したがって、エンジン10の作動時には、
吸気通路20には、エアクリーナ24によって濾過され
た空気が取り込まれ、その空気の取り込みと同時に各イ
ンジェクタ17から各吸気ポート22に向けて燃料が噴
射される。この結果、吸気ポート22では混合気が生成
され、混合気は、吸入行程において開弁される吸気バル
ブ21の開弁にともなって、燃焼室15内に吸入され
る。
【0027】そして、燃焼室15における燃焼により発
生した排ガスは、排気通路30に配設された浄化装置を
通って、大気中に排出される。次に、VVT50L、5
0Rのシステム構成について、図3を参照して説明す
る。なお、説明の便宜上、図3には左側気筒群LSにお
けるVVT50Lと、右側気筒群RSにおけるVVT5
0Rとを区別することなく、単にVVT50が配設され
た吸気側カムシャフト23近傍の断面、及びVVT50
の制御システム全体を示すものとする。
【0028】VVT50の制御システムは、VVT5
0、VVT50に対して駆動力を印加するOCV80、
カム角度信号を検出するカム角センサ44、カム角セン
サ44等の各種センサからの入力信号に基づいてOCV
80を駆動制御するECU70を備えている。
【0029】VVT50は、吸気側カムシャフト23と
吸気側タイミングプーリ27との間に配設されており、
吸気側カムシャフト23は、シリンダヘッド12、及び
ベアリングキャップ51間において設けられたジャーナ
ル軸受部48に対しカムジャーナル49にて回転自在に
支持されている。吸気側カムシャフト23の先端部近傍
には、吸気側タイミングプーリ27が相対回動可能に装
着されており、また、吸気側カムシャフト23の先端に
は、インナキャップ52が中空ボルト53及びピン54
により一体回転可能に取着されている。
【0030】吸気側タイミングプーリ27には、キャッ
プ55を有するハウジング56がボルト57及び、ピン
58により一体回転可能に取着されており、このハウジ
ング56によって、吸気側カムシャフト23の先端、及
びインナキャップ52の全体が覆われている。また、吸
気側タイミングプーリ27の外周には、タイミングベル
ト35を掛装するための外歯27aが多数形成されてい
る。
【0031】吸気側カムシャフト23、及び吸気側タイ
ミングプーリ27は、ハウジング56、及びインナキャ
ップ52間に介在されたリングギヤ59によって連結さ
れている。リングギヤ59は、略円環形状をなし、吸気
側タイミングプーリ27、ハウジング56、及びインナ
キャップ52によって囲まれた空間S内において、吸気
側カムシャフト23の軸方向へ往復動自在に収容されて
いる。また、リングギヤ59の内外周には多数の歯59
a、59bが形成されている。
【0032】これに対応して、インナキャップ52の外
周、及びハウジング56の内周には、多数の歯52a、
56bが形成されている。これらの歯59a、59b、
52a、56bはいずれも、その歯すじが吸気側カムシ
ャフト23の軸線に対して所定角度で交差するヘリカル
歯となっている。すなわち、歯52aと歯59aとが互
いに噛合し、歯56bと歯59bとが互いに噛合してい
る、ヘリカルスプラインを構成している。
【0033】そして、これらの噛合によって、吸気側タ
イミングプーリ27の回転は、ハウジング56、及びイ
ンナキャップ52を介して、吸気側カムシャフト23に
伝達される。また、各歯59a、59b、52a、56
bがヘリカル歯であることから、リングギヤ59が吸気
側カムシャフト23の軸方向に移動すると、インナキャ
ップ52、及びハウジング56に捻り力が付与され、吸
気側カムシャフト23が吸気側タイミングプーリ27に
対して相対移動する。
【0034】空間Sには、リングギヤ59を軸方向へ移
動させるために、リングギヤ59の先端側に第1油圧室
60を有し、リングギヤ59の基端側に第2油圧室61
を有している。そして、ベアリングキャップ51は、第
1油圧供給孔51a、及び第2油圧供給孔51bを有し
ている。また、吸気側カムシャフト23内部には、第1
油圧供給孔51aと第1油圧室60とを連通する第1油
圧供給路62、及び第2油圧供給孔51bと第2油圧室
61とを連通する第2油圧供給路63とが形成されてい
る。
【0035】前記第1油圧供給路62は、カムジャーナ
ル49に周方向に半周分凹設された周溝としてのジャー
ナル溝67、カムシャフト23の軸芯に沿って形成され
た進角側シャフト油路68、進角側シャフト油路68・
ジャーナル溝67間を連通する連通路68a、及び中空
ボルト53の中心孔69とにより構成されている。そし
て、前記第1油圧供給孔51aはカムジャーナル溝67
において開口されている。一方、進角側シャフト油路6
8の先端側は中空ボルト53の中心孔69を介して第1
油圧室60と連通されている。
【0036】前記第2油圧供給路63は、カムジャーナ
ル49に周方向に半周分凹設された周溝としてのジャー
ナル溝87、進角側シャフト油路68と平行にカムシャ
フト23に形成された遅角側シャフト油路88とにより
構成されている。前記ジャーナル溝87はカムジャーナ
ル溝67と同様に同位相となるように形成されている。
前記遅角側シャフト油路88はインナキャップ52と対
向する先端部において開口され、第2油圧室61と連通
されている。また、遅角側シャフト油路88の基端側は
前記ジャーナル溝87側に向けられ、同ジャーナル溝8
7に連通されている。そして、前記第2油圧供給孔51
bはカムジャーナル溝87において開口されている。
そして、図1に示すように、右側気筒群RSのジャーナ
ル溝67,87の位相は左側気筒群LSのジャーナル溝
67,87の位相とは180度ずれるように形成されて
いる。
【0037】前記両気筒群RS,LSのジャーナル溝6
7,87により切換手段が構成されている。そして、各
油圧供給孔51a、51bには、油圧ポンプ64によっ
てオイルパン65から吸い上げられた潤滑油が、所定の
圧力をもってオイルフィルタ66を介して供給される。
また、各油圧供給路60、61を介して各油圧室60、
61へ選択的に油圧を供給するために、各油圧供給孔5
1a、51bには、OCV80が接続されている。
【0038】このOCV80は、電磁式アクチュエータ
81、及びコイルスプリング82によって駆動されるプ
ランジャ83が、スプール84を軸方向に往復移動させ
ることにより潤滑油の流れ方向を切り替える4ポート方
向制御弁である。そして、電磁式アクチュエータ81
が、デューティ制御されることによってその開度が調整
され、各油圧室60、61に供給する油圧の大きさが調
整される。
【0039】OCV80のケーシング85は、タンクポ
ート85t、Aポート85a、Bポート85b、及びリ
ザーバポート85rを有している。そして、タンクポー
ト85tは、油圧ポンプ64を介してオイルパン65と
接続されており、Aポート85aは、第1油圧供給孔5
1aと、Bポート85bは、第2油圧供給孔51bと接
続されている。また、リザーバポート85rは、オイル
パン65と連通されている。
【0040】スプール84は、円柱状の弁体であり、2
つのポート間における潤滑油の流れを封止する4つのラ
ンド84aと、2つのポート間を連通し、潤滑油の流れ
を許容するパセージ84b、2つのパセージ84cとを
有している。
【0041】これらの構成を備えるVVT50では、O
CV80が駆動制御され、スプール84が図面左方に移
動された場合には、パセージ84bはタンクポート85
tとAポート85aとを連通し、第1油圧供給孔51a
に潤滑油が供給される。そして、第1油圧供給孔51a
に供給された潤滑油は、第1油圧供給路62を介して第
1油圧室60に供給され、リングギヤ59の先端側に油
圧が印加される。
【0042】これと同時に、パセージ84cは、Bポー
ト85bとリザーバポート85rとを連通し、第2油圧
室61内の潤滑油は、第2油圧供給路63、第2油圧供
給孔51b、及びOCV80のBポート85b、リザー
バポート85rを介して、オイルパン65に排出され
る。
【0043】したがって、リングギヤ59は、先端側に
印加された油圧によって基端側(図面右方)に回動しな
がら移動され、インナキャップ52を介して吸気側カム
シャフト23に捻りが付与される。この結果、吸気側タ
イミングプーリ27(クランクシャフト14)に対する
吸気側カムシャフト23の回転位相(変位角度)が変更
(変位)され、吸気側カムシャフト23は最遅角変位角
度から最進角変位角度に向けて変位し、吸気バルブ21
の開弁タイミングが進角される。
【0044】こうして開弁タイミングが進角された吸気
バルブ21は、排気バルブ31が開弁している間に開弁
されることとなり、吸気バルブ21と排気バルブ31と
が同時に開弁するバルブオーバラップ期間が拡大され
る。なお、リングギヤ59の基端側への移動は、リング
ギヤ59が吸気側タイミングプーリ27と当接すること
によって規制され、リングギヤ59が吸気側タイミング
プーリ27と当接して停止した際に、吸気バルブ21の
開弁タイミングが最も早くなる。
【0045】一方、OCV80が駆動制御され、スプー
ル84が図面右方に移動された場合には、パセージ84
bはタンクポート85tとBポート85bとを連通し、
第2油圧供給孔51bに潤滑油が供給される。そして、
第2油圧供給孔51bに供給された潤滑油は、第2油圧
供給路63を介して第2油圧室61に供給され、リング
ギヤ59の基端側に油圧が印加される。
【0046】これと同時に、パセージ84cは、Aポー
ト85aとリザーバポート85rとを連通し、第1油圧
室60内の潤滑油は、第1油圧供給路62、第1油圧供
給孔51a、及びOCV80のAポート85a、リザー
バポート85rを介して、オイルパン65に排出され
る。
【0047】したがって、リングギヤ59は、基端側に
印加された油圧によって先端側(図面左方)に回動しな
がら移動され、インナキャップ52を介して吸気側カム
シャフト23に逆向きの捻りが付与される。この結果、
吸気側タイミングプーリ27(クランクシャフト14)
に対する吸気側カムシャフト23の回転位相(変位角
度)が変更(変位)され、吸気側カムシャフト23は最
進角変位角度から最遅角変位角度に向けて変位し、吸気
バルブ21の開弁タイミングが遅角される。
【0048】こうして、吸気バルブ21の開弁タイミン
グが遅角されることにより、吸気バルブ21と排気バル
ブ31とが同時に開弁するバルブオーバラップ期間が縮
小、あるいは、除去される。なお、リングギヤ59の先
端側への移動は、リングギヤ59がハウジング56と当
接することによって規制され、リングギヤ59がハウジ
ング56と当接して停止した際に、吸気バルブ21の開
弁タイミングが最も遅くなる。
【0049】上記VVT50により変更される吸気バル
ブ21のバルブタイミングは、カム角センサ44から出
力されるカム角度信号(変位タイミング信号)と、クラ
ンク角センサ40から出力されるクランク角度信号(基
準タイミング信号)とに基づいて算出される。
【0050】すなわち、例えば、ECU70に変位タイ
ミング信号が入力された後、最初に入力されたクランク
角度信号を基準タイミング信号と認識し、変位タイミン
グ信号が入力されてから、基準タイミング信号が入力さ
れるまでに要する時間を、エンジン回転数を用いて計測
する。そして、その時間を既知の時間とクランク角度の
関係を用い変位角度に換算することによって、クランク
シャフト14に対する吸気側カムシャフト23の実変位
角度が算出されるのである。
【0051】続いて、本実施の形態に係る内燃機関のバ
ルブタイミング制御装置の制御系について図4に示す制
御ブロック図を参照して説明する。内燃機関のバルブタ
イミング制御装置VCの制御系は、電子制御ユニット7
0(以下「ECU」という。)を核として構成されてい
る。
【0052】ECU70は、両VVT50L、50Rに
おける第1、第2バルブタイミング制御処理プログラム
等の各種制御プログラムを格納したROM71を有して
いる。また、ECU70は、ROM71に格納された制
御プログラムに基づいて演算処理を実行するCPU7
2、CPU72での演算結果、各センサから入力された
データ等を一時的に記憶するRAM73、RAM73に
格納された各種データを電源供給停止時に保持するため
のバックアップRAM74を有している。
【0053】そして、CPU72、ROM71、RAM
73、及びバックアップRAM74は、双方向バス75
を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェ
ース76、及び出力インターフェース77と接続されて
いる。
【0054】入力インターフェース76には、クランク
角センサ40、気筒判別センサ42、水温センサ43、
右側カム角センサ44L、左側カム角センサ44Rスロ
ットルセンサ45、吸気圧力センサ46等が接続されて
いる。そして、各センサから出力された信号がアナログ
信号である場合には、図示しないA/Dコンバータによ
ってディジタル信号に変換された後、双方向バス75に
出力される。
【0055】また、出力インターフェース77には、イ
ンジェクタ17、イグナイタ19、OCV80等の外部
回路が接続されており、これら外部回路は、CPU72
において実行された制御プログラムの演算結果に基づい
て作動制御される。なお、本実施の形態ではVVT50
Lに対する制御及びVVT50Rに対する制御はOCV
80を駆動制御することによってそれぞれ独立して実行
される。
【0056】次に、上記構成を備えた本実施の形態に係
る内燃機関のバルブタイミング制御装置VCの作用につ
いて説明する。右側気筒群RSにおけるVVT50Rを
制御する場合、ECU70は吸気圧力センサ46により
検出された吸気圧力、水温センサにより検出された冷却
水温度TW等によりエンジンの運転状態を判断し、VV
T50Rの好適な目標カム角を演算する。そして、EC
U70は、右側気筒群RSのカム角センサ44Rからの
カム角度信号に基づいて、右側気筒群RSの第1油圧供
給孔51aとジャーナル溝67、第2油圧供給孔51b
とジャーナル溝87が連通するタイミングとなったと判
別したとき、目標カム角となるようにOCV80に制御
信号を出力する。この結果、OCV80が駆動制御さ
れ、スプール84が図1において右方又は左方に移動す
る。
【0057】例えば、スプール84が図面左方に移動さ
れた場合には、パセージ84bはタンクポート85tと
Aポート85aとを連通し、第1油圧供給孔51aに潤
滑油が供給される。そして、第1油圧供給孔51aに供
給された潤滑油は、第1油圧供給路62を介して第1油
圧室60に供給され、リングギヤ59の先端側に油圧が
印加される。これと同時に、パセージ84cは、Bポー
ト85bとリザーバポート85rとを連通し、VVT5
0Rの第2油圧室61内の潤滑油は、第2油圧供給路6
3、第2油圧供給孔51b、及びOCV80のBポート
85b、リザーバポート85rを介して、オイルパン6
5に排出される。
【0058】この結果、リングギヤ59は、先端側に印
加された油圧によって基端側(図面右方)に回動しなが
ら移動され、インナキャップ52を介して吸気側カムシ
ャフト23に捻りが付与される。この結果、吸気側タイ
ミングプーリ27(クランクシャフト14)に対する吸
気側カムシャフト23の回転位相(変位角度)が変更
(変位)され、吸気側カムシャフト23は最遅角変位角
度から最進角変位角度に向けて変位し、吸気バルブ21
の開弁タイミングが進角される。
【0059】前記OCV80がVVT50Rの第1油圧
供給孔51aに潤滑油が供給されたとき、VVT50L
の第1油圧供給孔51aにも潤滑油による油圧が印加さ
れるが、VVT50Lにおけるジャーナル溝67は右側
気筒群RSのジャーナル溝67に対して180度反対位
置に位置しているため、非連通状態(遮断状態)にあ
る。この結果、油圧が左気筒群LSのVVT50Lに潤
滑油が供給されず、右側気筒群RSのVVT50Rのみ
が制御される。
【0060】一方、OCV80が駆動制御され、スプー
ル84が図面右方に移動された場合には、パセージ84
bはタンクポート85tとBポート85bとを連通し、
第2油圧供給孔51bに潤滑油が供給される。そして、
第2油圧供給孔51bに供給された潤滑油は、第2油圧
供給路63を介して第2油圧室61に供給され、リング
ギヤ59の基端側に油圧が印加される。
【0061】これと同時に、パセージ84cは、Aポー
ト85aとリザーバポート85rとを連通し、VVT5
0Rの第1油圧室60内の潤滑油は、第1油圧供給路6
2、第1油圧供給孔51a、及びOCV80のAポート
85a、リザーバポート85rを介して、オイルパン6
5に排出される。
【0062】したがって、リングギヤ59は、基端側に
印加された油圧によって先端側(図面左方)に回動しな
がら移動され、インナキャップ52を介して吸気側カム
シャフト23に逆向きの捻りが付与される。この結果、
VVT50Rの吸気側タイミングプーリ27(クランク
シャフト14)に対する吸気側カムシャフト23の回転
位相(変位角度)が変更(変位)され、吸気側カムシャ
フト23は最進角変位角度から最遅角変位角度に向けて
変位し、吸気バルブ21の開弁タイミングが遅角され
る。
【0063】こうして、右側気筒群RSの吸気バルブ2
1の開弁タイミングが遅角されることにより、吸気バル
ブ21と排気バルブ31とが同時に開弁するバルブオー
バラップ期間が縮小、あるいは、除去される。なお、リ
ングギヤ59の先端側への移動は、リングギヤ59がハ
ウジング56と当接することによって規制され、リング
ギヤ59がハウジング56と当接して停止した際に、吸
気バルブ21の開弁タイミングが最も遅くなる。
【0064】前記OCV80がVVT50Rの第2油圧
供給孔51bに潤滑油が供給されたとき、VVT50L
の第2油圧供給孔51bにも潤滑油による油圧が印加さ
れるが、VVT50Lにおけるジャーナル溝87は右側
気筒群RSのジャーナル溝87に対して180度反対位
置に位置しているため、非連通状態(遮断状態)にあ
る。この結果、油圧が左気筒群LSのVVT50Lに潤
滑油が供給されず、右側気筒群RSのVVT50Rのみ
が制御される。
【0065】反対に左側気筒群LSにおけるVVT50
Rを制御する場合には、前記右側気筒群のVVT50R
を駆動制御するときと同様に、ECU70は、左側気筒
群LSのカム角センサ44Lからのカム角度信号に基づ
いて、左側気筒群LSの第1油圧供給孔51aとジャー
ナル溝67、第2油圧供給孔51bとジャーナル溝87
が連通するタイミングとなったと判別したとき、目標カ
ム角となるようにOCV80に制御信号を出力する。こ
の結果、OCV80が駆動制御され、スプール84が図
1において右方又は左方に移動する。
【0066】以下、前記右側気筒群RSのVVT50R
と同様に目標カム角となるように、左側気筒群LSのV
VT50Lは進角或いは遅角制御される。そして、VV
T50Lが進角制御される際、OCV80がVVT50
Lの第1油圧供給孔51aに潤滑油が供給されたとき、
VVT50Rの第1油圧供給孔51aにも潤滑油による
油圧が印加されるが、VVT50Rにおけるジャーナル
溝67は左側気筒群LSのジャーナル溝67に対して1
80度反対位置に位置しているため、非連通状態(遮断
状態)にある。この結果、油圧が右気筒群RSのVVT
50Rに潤滑油が供給されず、左側気筒群LSのVVT
50Lのみが制御される。
【0067】VVT50Lが遅角制御される際、OCV
80がVVT50Lの第2油圧供給孔51bに潤滑油が
供給されたとき、VVT50Rの第2油圧供給孔51b
にも潤滑油による油圧が印加されるが、VVT50Rに
おけるジャーナル溝87は左側気筒群LSのジャーナル
溝87に対して180度反対位置に位置しているため、
非連通状態(遮断状態)にある。この結果、油圧が右気
筒群RSのVVT50Lに潤滑油が供給されず、左側気
筒群LSのVVT50Rのみが制御される。 (イ) 上記のように、本実施の形態においては、VV
T50R、VVT50Lの制御を行うOCV80を単一
のものにするとともに、右側気筒群RS、及び左側気筒
群LSのジャーナル溝67,87は180度反対位相に
設けている。このため、カムシャフト23が回転される
毎に他の気筒群のジャーナル溝67,87に切換わるた
め、この切換えのタイミングに合わせてECU70から
OCV80に制御信号を出力することにより、VVT5
0R、VVT50Lを個別に位相制御することができ
る。 (ロ) この結果、V型エンジンにおいては、従来複数
必要であった0CVを単一の0CVとすることができ、
部品点数が少なくなるためコストを低減することができ
る。 (ハ) 又、この実施の形態では、ジャーナル溝67,
87がカムジャーナル49の半周ですむため、カムジャ
ーナル49の全周にジャーナル溝を設ける必要があった
従来とは異なり、ジャーナル打音の抑制ができる。
【0068】なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で種々の変形改良が可能である。 (A) 例えば、上記実施の形態では、V型エンジンの
左側気筒群LSと右側気筒群RSとにそれぞれVVT5
0L、50Rを配設する構成を備えているが、直列エン
ジンのカムシャフトを前後で分断し、前側気筒群と後側
気筒群とにそれぞれVVT50を備えたエンジンに対し
て適用してもよい。 (B) また、上記実施の形態では、左側気筒群LSと
右側気筒群RSとに、2つのVVT50L、50Rを備
えた例について説明しているが、各気筒群を前後で分断
し、左前側気筒群、右前側気筒群、左後側気筒群、及び
右後側気筒群とし、4つのVVT50を備える等、3つ
以上のVVT50を備えたエンジンに対して適用しても
よい。 (C) また、上記実施の形態では、吸気バルブ21の
バルブタイミングを可変制御することによりバルブオー
バラップの期間を変更する構成を備えている。しかしな
がら、排気バルブ31のバルブタイミングを可変制御す
ることにより、あるいは、吸気バルブ21、及び排気バ
ルブ31のバルブタイミングを可変制御することにより
バルブオーバラップの期間を変更する構成としてもよ
い。
【0069】なお、以上の実施の形態から把握すること
ができる請求項以外の技術的思想について、以下にその
効果とともに記載する。 (1)請求項1記載の内燃機関のバルブタイミング制御
装置において、バルブタイミング変更手段は、カムシャ
フト内に設けられた制御用油路を含み、切換手段は、各
バルブタイミング変更手段における制御用油路を選択的
に切換え接続するものである内燃機関のバルブタイミン
グ制御装置。かかる構成を備える場合には、各カムシャ
フト内の制御用油路を切換えることにより、個別に少な
くとも2つの油圧制御式バルブタイミング変更手段を制
御できる。
【0070】(2)前記(1)に記載された内燃機関の
バルブタイミング制御装置において、切換手段は、カム
シャフトの周部に設けられた周溝であって、各バルブタ
イミング変更手段間においては互いに位相がずらして形
成されたものである内燃機関のバルブタイミング制御装
置。この構成によれば、切換手段は簡単な構成にて形成
できる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、複数気
筒を群とした複数群にそれぞれのバルブタイミング機構
を備えた内燃機関において、共通のオイルコントロール
バルブを使用して個別に位相制御することができる優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制
御装置の概念構成を示す概念構成図。
【図2】 本発明が適用されるガソリンエンジンシステ
ムの概略構成を示すシステム構成図。
【図3】 可変バルブタイミング機構システムの概略構
成図。
【図4】 内燃機関のバルブタイミング制御装置におけ
る制御ブロック図。
【符号の説明】
10…エンジン、14…クランクシャフト、20…吸気
通路、21…吸気バルブ、23L…左側吸気側カムシャ
フト、23R…右側吸気側カムシャフト、40…クラン
ク角センサ、44…カム角センサ、46…吸気圧力セン
サ、50L…左側VVT、50R…右側VVT、70…
ECU、80…オイルコントロールバルブ(OCV)、
LS…左側気筒群、RS…右側気筒群、VC…内燃機関
のバルブタイミング制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒群における吸気弁或いは排気
    弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを変更する
    少なくとも2つの油圧制御式バルブタイミング変更手段
    と、 上記少なくとも2つのバルブタイミング変更手段へ供給
    される油圧を機関運転状態に応じて電気的に制御する共
    通の油圧制御弁を有する内燃機関のバルブタイミング制
    御装置であって、 前記油圧制御弁と上記少なくとも2つの油圧制御式バル
    ブタイミング変更手段との間には、前記各油圧制御式バ
    ルブタイミング変更手段と前記油圧制御弁との接続を切
    換える切換手段を備えたことを特徴とする内燃機関のバ
    ルブタイミング制御装置。
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