JPH08312244A - パワーウインド制御装置 - Google Patents

パワーウインド制御装置

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JPH08312244A
JPH08312244A JP7116214A JP11621495A JPH08312244A JP H08312244 A JPH08312244 A JP H08312244A JP 7116214 A JP7116214 A JP 7116214A JP 11621495 A JP11621495 A JP 11621495A JP H08312244 A JPH08312244 A JP H08312244A
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motor
drive
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microcomputer
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JP7116214A
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Takamasa Kitamura
隆正 北村
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路内の固着、短絡等の絶縁不良を検出し、
パワーウインドの誤作動を防止する。 【構成】 ウインドの開閉の際にオート作動とマニュア
ル作動とが選択可能であり、オート作動時にはマニュア
ル作動接点が連動するマスタスイッチ40は、ECU10を
介してモータ30に接続されている。ECU10は、開及び
閉駆動各々についてマイコン11を介したオート作動用の
経路と、マイコン11の迂回路16または20を介したマニュ
アル作動用の経路との二系統の経路を有している。オー
ト作動接点がONした所定時間後に、マニュアル作動用
の経路の通電を検知した場合は、オート作動時のマニュ
アル作動接点の固着、前記二系統の給電経路の短絡等の
回路内の絶縁不良を検出し、モータ30への給電経路のリ
レーと反対側のリレースイッチをマイコン11により付勢
して、モータ駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用パワーウインド
制御装置に関し、特にスイッチによりオート作動とマニ
ュアル作動を選択できるパワーウインド制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパワーウインド制御装置としては
例えば、特開平 5−262131号公報に開示された装置が知
られている。このパワーウインド制御装置の回路図を図
4に示して説明する。
【0003】図4に示されるように、ウインドを開閉さ
せるための操作スイッチ51が電源50に開及び閉駆動経路
各々について接続されている。前記操作スイッチ51は、
開及び閉駆動経路について一対のオート作動接点及びマ
ニュアル作動接点である、閉駆動オート作動接点52a、
閉駆動マニュアル作動接点52m、開駆動オート作動接点
53a及び開駆動マニュアル作動接点53mを有している。
また、前記操作スイッチ51の閉駆動オート作動接点52a
がONされた場合には開駆動マニュアル作動接点52mが
連動してONする構成であり、開駆動の場合においても
同様である。
【0004】前記操作スイッチ51は、開及び閉駆動経路
について各々二系統の経路によりモータ54に接続されて
いる。第一の経路は、オート作動時に前記操作スイッチ
51の作動状態に応じてモータ駆動の制御を行うため、C
PU55に各作動接点について各々接続されており、トラ
ンジスタ56,57及びリレー58,59を介し、前記モータ54
に接続されている経路である。第二の経路は、マニュア
ル作動時に前記CPU55を介さずに直接前記モータ54を
駆動させるため、閉駆動マニュアル作動接点52m及び開
駆動マニュアル作動接点53mが各々トランジスタ60,61
を介して前記CPU55と並列にトランジスタ56,57を介
してリレー58,59に接続されている経路である。
【0005】図4に示されるパワーウインド制御装置の
作用について説明する。マニュアル作動時には、開及び
閉駆動、何れの場合においても前記CPU55から前記モ
ータ54を駆動するための駆動信号を出力せず、前記トラ
ンジスタ60,61を介して前記リレー58,59のスイッチを
付勢することにより、モータへの経路に通電させる。即
ち、前記操作スイッチ52m,53mから直接前記モータ54
を駆動させる。
【0006】また、オート作動時には、開及び閉駆動、
何れの場合においても前記CPU55により、オート及び
マニュアル作動接点が共にONしている場合には、前記
モータ54を駆動するための駆動信号を出力して、前記ト
ランジスタ56,57を介して前記リレー58,59のスイッチ
を付勢し、モータへの経路に通電させる。即ち、前記C
PU55によりモータの駆動を制御する。
【0007】これらのことより、マニュアル作動時に
は、前記CPU55を介さずに直接前記モータ54を駆動さ
せることにより、前記CPU55の故障時においても前記
モータ54の駆動を可能にするものである。また、オート
作動時には、オート及びマニュアル作動接点が共にON
していなければ前記モータ54の駆動を行わないことによ
り、前記オート作動接点52m,53mの固着によるパワー
ウインドの誤作動を防止するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
ワーウインド制御装置においては、固着、短絡等の絶縁
不良を検出する手段を有していないため、オート作動時
に連動するマニュアル作動接点が固着した場合には、パ
ワーウインドの誤作動が生じるという問題点があった。
そこで、上記問題点を解決するために本発明におけるパ
ワーウインド制御装置は、パワーウインドの誤作動を防
止するため、オート作動時には非通電であるべきマニュ
アル作動についての経路の通電を検知することにより、
回路内の固着、短絡等の絶縁不良を検出することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のパワーウインド制御装置は、マニュアル
作動とオート作動が選択可能であるウインド開閉操作手
段と、前記操作手段の操作状態に応じて、ウインドの開
放又は閉鎖駆動をする各二系統の経路のいずれか一方で
モータ駆動を制御する制御手段と、マニュアルまたはオ
ート作動の判断する判断手段と、前記制御手段におい
て、前記判断手段の判断結果に基づいて、所定時間領域
で前記二系統の経路の一方を選択通電する経路選択手段
と、前記所定時間領域において、他方の経路の通電を検
知することにより回路内での絶縁不良を検出する絶縁不
良検出手段と、前記絶縁不良検出手段により回路内での
絶縁不良を検出した場合にモータ駆動を停止する停止手
段と、を具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記手段によれば、前記ウインド開閉操作手段
によりウインドを開閉させる際に、マニュアル作動とオ
ート作動が選択可能となり、前記制御手段により前記操
作手段の操作状態に応じて、制御手段でウインドの開放
又は閉鎖駆動について各二系統の経路のいずれか一方で
モータ駆動を制御する。その際、前記判断手段によりマ
ニュアルまたはオート作動の判断し、前記経路選択手段
により前記判断手段の判断結果に基づいて、前記二系統
の経路の一方を選択する。そして、前記時間領域抽出手
段より前記経路選択手段により選択された前記二系統の
経路の一方が非通電であり、他方が通電状態であるべき
時間領域を抽出し、前記絶縁不良検出手段により前記時
間領域抽出手段により抽出された時間領域において、非
通電となるべき経路の通電を検知することにより回路内
での固着、短絡等の絶縁不良を検出する。更に、前記絶
縁不良検出手段により回路内での固着、短絡等の絶縁不
良が検出された場合は、停止手段によりモータ駆動を停
止させる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例の構成について図1に回路図
を示し、説明する。図中矢印A,Bはモータにおける通
電方向である。本発明のパワーウインド制御装置の構成
の概略は、ウインドを開閉させる際に、オート作動とマ
ニュアル作動操作が選択可能な操作手段であるマスタス
イッチ40が、制御手段であるECU10を介してモータ30
に接続されている構成である。その際、前記マスタスイ
ッチ40の端子(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)と、前
記ECU10の端子(オ)、(カ)、(キ)及び(ケ)と
が各々接続されることで、前記操作手段と前記ECU10
とが接続されている。また、前記ECU10の端子(ケ)
及び(コ)と、モータ30とが接続されている。
【0012】前記マスタスイッチ40は、一端をアースさ
れた開閉一対のオート作動接点及びマニュアル作動接点
である、閉駆動オート作動接点41a、閉駆動マニュアル
作動接点41m、開駆動オート作動接点42a及び開駆動マ
ニュアル作動接点42mを有している。また、前記マスタ
スイッチ40の閉駆動オート作動接点41aがONされた場
合には閉駆動マニュアル作動接点41mが連動してONす
る構成であり、開駆動の場合においても同様である。前
記マスタスイッチ40の前記作動接点41aは前記端子
(イ)に、前記作動接点41mは前記端子(ア)に、前記
作動接点42aは前記端子(ウ)に、前記作動接点42mは
前記端子(エ)に接続されている。
【0013】前記ECU10は、開及び閉駆動についてモ
ータへの給電を行うための各々二系統の経路を有してい
る。閉駆動用の第一の経路は、オート作動時に判断手
段、経路選択手段、絶縁不良検出手段及び停止手段であ
るマイコン11により、モータ30の駆動を制御するための
経路であり、その構成を説明する。
【0014】前記ECU10の端子(オ)及び(カ)と、
マニュアルまたはオート作動の判断機能、二系統の経路
の一方を選択する選択機能、絶縁不良検出機能及び時間
領域を抽出する計時機能を有する前記マイコン11の端子
(サ)及び(シ)とが、閉駆動入力回路12を介して、各
々接続されている。前記マイコン11の端子(ス)と電源
15とが、閉駆動出力回路13及びリレー14を介して接続さ
れている。その際、前記端子(ス)と閉駆動出力回路13
内のトランジスタ13aのベースとが接続され、前記トラ
ンジスタ13aのエミッタはアースされ、コレクタが前記
リレー14のコイルと接続されており、更に前記リレー14
のコイルが前記電源15に接続されている。一方、前記リ
レー14におけるリレースイッチは、通常アース側接点
(セ)に接続され、コイルに通電されると付勢されて電
源側接点(ソ)に接続するように構成されており、端子
(タ)を介して前記ECU10の端子(ケ)に接続される
ことで前記モータ30に接続されている。
【0015】第二の経路は、マニュアル作動時に前記マ
イコン11を介さずに直接前記モータ30を駆動させるため
の経路である。前記第一の経路に並列として、前記EC
U10の端子(オ)と前記閉駆動入力回路12の間の接続点
(ナ)から、前記閉駆動出力回路13と前記リレー14の間
の接続点(ニ)に接続された迂回経路16を有し、前記リ
レー14に接続される経路である。
【0016】開駆動用経路についても同様に、第一の経
路は、前記ECU10内の前記マイコン11により、前記モ
ータ30を制御するための経路である。即ち、前記ECU
10の端子(キ)及び(ク)と前記マイコン11の端子
(ヌ)及び(ネ)とが開駆動入力回路17を介して各々接
続され、前記マイコン11の端子(ノ)が、リレー19及び
開駆動出力回路18を介して電源15に接続されている。そ
の際、前記端子(ノ)と開駆動出力回路18内のトランジ
スタ18aのベースとが接続され、エミッタはアースさ
れ、コレクタが前記リレー19のコイルと接続されてい
る。そして、前記リレー19のコイルが前記電源15に接続
されている。また、前記リレー19において、リレースイ
ッチは、通常アース側接点(ハ)に接続されており、コ
イルに通電されると付勢されて電源側接点(ヒ)に接続
するように構成されており、端子(フ)で前記ECU10
の端子(コ)に接続されることで前記モータ30に接続さ
れている。
【0017】第二の経路は、前記ECU10の端子(ク)
と前記開駆動入力回路17の間の接続点(ヘ)から、閉駆
動出力回路13と前記リレー19の間の接続点(ホ)に接続
された迂回経路20を有し、前記リレー19に接続される経
路である。
【0018】尚、前記ECU10において、開及び閉駆動
用経路の各第一、第二の経路には、回路内の電圧により
通電を監視するために前記ECU10内のプルアップ抵抗
(図示せず)が接続されている。
【0019】本発明のパワーウインド制御装置の作用
を、閉駆動マニュアル作動が行われた場合について、説
明する。操作者が前記マスタスイッチ40の前記閉駆動マ
ニュアル作動接点41mをONすると、操作者がONして
いる時間だけ、前記マイコン11を介さない第二の経路で
前記モータ30への給電を行う。即ち、前記作動接点41m
は一端をアースされているため、前記電源15より(ア)
が低電位となり、前記電源15から前記リレー14のコイル
及び前記迂回経路16を経由して通電が行われる。このこ
とにより、前記リレー14のスイッチが前記接点(セ)か
ら(ソ)に付勢されて前記電源15に接続される。一方、
前記端子(タ)は、前記端子(ケ)、前記モータ30及び
前記端子(コ)を介して前記リレー19に接続されてお
り、前記リレー19のスイッチは、アースされた前記接点
(ヤ)に接続されているため、(ケ)に比べ(コ)が低
電位となり矢印A方向に通電して、前記モータ30が駆動
する。そして、操作者が前記マスタスイッチ40から手を
離して、前記作動接点41mがOFFされると、前記モー
タ30の駆動が停止される。
【0020】開駆動マニュアル作動が行われた場合につ
いては、閉駆動マニュアル作動の場合と同様であり、操
作者が前記マスタスイッチ40の前記閉駆動マニュアル作
動接点42mをONすると、前記電源15から前記リレー19
のコイル及び前記迂回経路20を経由して通電が行われ
る。このことにより、前記リレー19のスイッチが前記接
点(ハ)から(ヒ)に付勢されて前記電源15に接続さ
れ、前記リレー14のスイッチは、アースされた前記接点
(セ)に接続されているため、矢印B方向に前記モータ
30への通電が行われ、前記モータ30が駆動する。そし
て、操作者が前記マスタスイッチ40から手を離して前記
作動接点42mがOFFされると、前記モータ30の駆動が
停止される。
【0021】閉駆動オート作動が行われた場合につい
て、図1とともに、正常時における図1中の(オ)、
(サ)、(シ)、(ス)、(ニ)、(タ)、(ノ)、
(ホ)及び(フ)の各点での電位変化のタイムチャート
を図2に示し、説明する。
【0022】図2に示されるように、操作者が前記マス
タスイッチ40の前記閉駆動オート作動接点41aを時間T0
から時間T2だけONしていたとすると、前記作動接点41
aがONされた場合には前記閉駆動マニュアル作動接点
41mが連動する構成であるので、前記作動接点41mも同
時に時間T0から時間T2だけONされる。すると、前記作
動接点41mは一端をアースされているため、前記
(オ)、(サ)の電位が時間T0から時間T2だけLOにな
り、前記(ニ)がLOとなることで前記電源15との間に電
位差を生じ、第二の経路の前記迂回経路16を経由して時
間T0から時間T2だけ前記電源15との通電が行われる。こ
のことにより、前記リレー14のスイッチが(セ)から
(ソ)に付勢されて前記モータ30が前記電源15に接続さ
れる。一方、(ケ)に接続された前記モータ30の他端は
(コ)に接続されており、前記リレー19のスイッチは
(ハ)に接続されてアースされているため、前記(タ)
がHIとなり、前記モータ30への通電が行われ、前記モー
タ30が駆動する。
【0023】同時に、前記作動接点41aがONされたこ
とを前記閉駆動入力回路12を介して(サ)点の電位変化
を検知して、前記マイコン11が前記作動接点41aのON
された時からの通電時間を計時し、前記T2より短い所定
時間T1が経過すると、閉駆動オート作動が行われたこと
を判断する。そして、前記マイコン11の(シ)をLO、
(ス)をHIとして、前記閉駆動出力回路13に閉駆動出力
信号を送り、経路を第二の経路から第一の経路へと変更
する。即ち、前記トランジスタ13aにより前記リレー14
のコイルを介して前記電源15からの通電が行われること
により、前記リレー14のスイッチが付勢されたままの状
態であり、前記モータ30への給電は継続される。その
際、T1からT2間は第一及び第二の両経路によりモータへ
の給電を行い、前記作動接点41a,41mがOFFされる
T2後は第一の経路により前記モータ30への給電を行う。
【0024】その後、前記マイコン11により判断された
窓を全閉させるために必要とされる時間T3が経過する
と、前記マイコン11により前記閉駆動出力回路13からの
出力信号を停止し、前記モータ30の駆動を停止する。
【0025】閉駆動オート作動が行われる際に、前記閉
駆動オート作動接点41aの固着が発生した場合につい
て、図1とともに、前記作動接点41aの固着時における
図1中の(オ)、(サ)、(シ)、(ス)、(ニ)、
(タ)、(ノ)、(ホ)及び(フ)の各点での電位変化
のタイムチャートを図3に示し、説明する。
【0026】図3に示されるように、操作者が前記マス
タスイッチ40の前記閉駆動オート作動接点41aを時間T0
から時間T2だけONしていたとする。その際に、連動す
る前記閉駆動マニュアル作動接点41mが固着したとす
る。まず、前記作動接点42mが同時にONされ、前記
(オ)、(サ)がLOとなることで、第二の経路で前記電
源15から前記リレー14のコイル、(オ) 点、前記迂回経
路16及び(ア)点を経由して通電が行われることによ
り、前記リレー14のスイッチが付勢されて、前記モータ
30が駆動する。
【0027】同時に、前記マイコン11が前記作動接点41
aのONされた時からの通電時間を計時し、所定時間T1
が経過すると閉駆動オート作動が行われたことを判断し
て、前記マイコン11より前記閉駆動出力回路13に出力信
号を送り、時間T3が経過すると前記出力回路13からの出
力信号を停止する。しかし、その際に前記作動接点42m
が固着しているため、前記(オ)、(サ)がLOのままで
あり、第二の経路が通電されているままの状態であるの
で、前記モータ30の駆動を停止できない。
【0028】そこで、窓を全閉させるために必要とされ
る前記時間T3より長い所定時間T4の経過後、前記(サ)
がLOのままであることで、前記マイコン11が通常時には
非通電であるべき第二の経路の通電を検知することによ
り、回路内の絶縁不良である前記作動接点42mの固着を
検出する。そして、前記マイコン11が絶縁不良を検出す
ると、前記(ノ)をHIとすることで、前記開駆動出力回
路18から開駆動出力信号を送り、前記(ホ)をLOとし
て、前記電源15から前記リレー14のコイルに通電させる
ことで前記リレー14のスイッチを付勢する。このことに
より、前記モータ30の接続両端を同電位にすることによ
り前記モータ30の駆動を停止させる。
【0029】その後、前記作動接点42mの固着が時間T5
後に復帰し、前記作動接点42mがOFFした場合には、
前記マイコン11が前記出力回路13及び18に出力信号停止
させる。
【0030】開駆動オート作動が行われた場合について
は、閉駆動オート作動と同様であり、操作者が前記マス
タスイッチ40の前記開駆動オート作動接点42aをONし
ていた時間だけ前記開駆動マニュアル作動接点42mがO
Nされ、第二の経路で前記モータ30が駆動する。同時
に、前記マイコン11が前記作動接点42aのONされた時
からの通電時間を計時し、開駆動オート作動が行われた
ことを判断する。そして、経路を第二の経路から第一の
経路へと変更し、前記マイコン11により判断された窓を
全閉から全開させるために必要とされる時間が経過する
と、前記マイコン11により前記閉駆動出力回路13からの
出力信号を停止し、前記モータ30の駆動を停止する。
【0031】前記閉駆動オート作動接点42aの固着が発
生した場合についても、前記作動接点41mの固着が発生
した場合と同様であり、前記マイコン11が前記前記作動
接点42mの固着の発生を判断し、絶縁不良を検出する
と、開駆動側の前記リレー14のスイッチを付勢して前記
モータ30の駆動を停止させる。その後、前記作動接点42
mの固着が復帰すると、前記出力回路13及び18に出力信
号停止させる。
【0032】このような本発明において、開及び閉駆動
の何れの経路における回路内の絶縁不良であるオート作
動とマニュアル作動経路の短絡を生じた場合にも、通常
時には非通電であるべき時間領域で、第二の経路の通電
を検知することにより、回路内の絶縁不良である短絡を
検出することが可能である。加えて、回路内の絶縁不良
である短絡を検出した際にはモータの駆動を停止するこ
とが可能である。
【0033】従って、本発明によれば、回路内の固着、
短絡等の絶縁不良を検出し、検出した際にはモータの駆
動を停止することで、回路内の固着、短絡等の絶縁不良
によるパワーウインドの誤作動を防止することが可能と
なる。また、モータ回転数の検出機能の付与または前記
マイコン11の計時機能により、閉駆動オート作動の際の
挟み込み検出機能を付与して、挟み込みを防止すること
で、パワーウインドの制御装置の安全性を向上させるこ
とも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、回路内の固着、短絡等
の絶縁不良を検出することが可能であることにより、操
作手段の固着、制御手段における二系統の経路の短絡等
を検出することが可能である。また、このような絶縁不
良を検出した際にはモータの駆動を停止することが可能
となる。従って、回路内の固着、短絡等の絶縁不良によ
るパワーウインドの誤作動を防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例におけるパワーウインド
制御装置の回路図である。
【図2】図2は本発明の実施例における正常時の電圧変
化のタイムチャートである。
【図3】図3は本発明の実施例における閉駆動オート作
動接点固着時の電圧変化のタイムチャートである。
【図4】図4は従来のパワーウインド制御装置の回路図
である。
【符号の説明】
10・・・・ECU 11・・・・マイコン 12,17・・・・入力回路 13,18・・・・出力回路 13a,18a・・・・トランジスタ 14,19・・・・リレー 15・・・・電源 16,20・・・迂回経路 30・・・・モータ 40・・・・マスタスイッチ 41a・・・・開駆動オート作動接点 41m・・・・開駆動マニュアル作動接点 42a・・・・閉駆動オート作動接点 42m・・・・閉駆動マニュアル作動接点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニュアル作動とオート作動が選択可能
    であるウインド開閉操作手段と、 前記操作手段の操作状態に応じて、ウインドの開放又は
    閉鎖駆動をする各二系統の経路のいずれか一方でモータ
    駆動を制御する制御手段と、 マニュアルまたはオート作動の判断する判断手段と、 前記制御手段において、前記判断手段の判断結果に基づ
    いて、所定時間領域で前記二系統の経路の一方を選択通
    電する経路選択手段と、 前記所定時間領域において、他方の経路の通電を検知す
    ることにより回路内での絶縁不良を検出する絶縁不良検
    出手段と、 前記絶縁不良検出手段により回路内での絶縁不良を検出
    した場合にモータ駆動を停止する停止手段と、を具備す
    ることを特徴とするパワーウインド制御装置。
JP7116214A 1995-05-16 1995-05-16 パワーウインド制御装置 Pending JPH08312244A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013247820A (ja) * 2012-05-29 2013-12-09 Denso Corp モータ駆動装置
JP2016098625A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 アイシン精機株式会社 車両用開閉部材の制御装置及び制御方法
CN105900745A (zh) * 2016-06-15 2016-08-31 山东农业大学 一种日光温室电动卷膜机综合控制器及控制方法

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