JPH08312187A - 昇降台の制動装置 - Google Patents

昇降台の制動装置

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JPH08312187A
JPH08312187A JP13884595A JP13884595A JPH08312187A JP H08312187 A JPH08312187 A JP H08312187A JP 13884595 A JP13884595 A JP 13884595A JP 13884595 A JP13884595 A JP 13884595A JP H08312187 A JPH08312187 A JP H08312187A
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JP
Japan
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brake
braking
lifting
lowering
elevating
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Pending
Application number
JP13884595A
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English (en)
Inventor
Masaki Niwa
正樹 丹羽
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非電通で作動するブレーキへの電通を強制的
に切断する。 【構成】 制御装置14はインバータ15に出力指令を
与え、昇降モータ41を制御する。ブレーキ45は非電
通状態で作動し、制御装置14は昇降台駆動時にはマグ
ネットスイッチ17、17を閉じてブレーキ45の制動
を解除する。溶着等の故障によりマグネットスイッチ1
7、17が開かなくなった場合、制御装置14は出力指
令による昇降位置とエンコーダ16により検知される昇
降位置とを比較し、所定値を超える場合には強制切断ス
イッチ21によりブレーカ20、20を切断し、ブレー
キ45への電通を強制的に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車場等に使用さ
れる昇降台に関し、さらに詳しくは昇降台の制動動作に
異常があった時に非常制動を行う制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に立体駐車場の一例を示す。立体駐
車場1は縦長の直方体形状であり、下部に車Cの出入り
口として自動ドア2を備えている。立体駐車場1の下方
には、ピット3が掘られており、昇降駆動機構4及び旋
回リフタ5が収容されている。昇降駆動機構4は一端が
昇降台6に、他端がカウンタウェイト7にそれぞれ接続
されたロープ8、8を回動させて、昇降台6を昇降させ
る。昇降台6にはスライドフォーク9が備えられてお
り、キャンチ10、10との間でパレット11の受け渡
しを行う。車Cはパレット11上に載せられる。これら
の装置は、操作盤12の操作に基づき、制御盤13によ
り制御される。
【0003】図2は、昇降駆動機構4を示す。昇降駆動
機構4は昇降モータ41により駆動される。昇降モータ
41の回動は、制御盤13からの昇降指令により制御さ
れ、昇降制御のために昇降モータ41にはエンコーダが
付属しており(図示していない)、回動量をフィードバ
ックすることにより昇降位置が決定される。昇降モータ
41は減速機42を介してシャフト43、43を回動さ
せる。シャフト43、43の端にはそれぞれトラクショ
ンシーブ44、44が固定されており、トラクションシ
ーブ44、44にはロープ8、8がそれぞれ巻回されて
いる。また、昇降モータ41の駆動軸は、ブレーキ45
により制動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ブレーキ45は励磁ブ
レーキであり、停電など何らかの原因で立体駐車場への
電力供給が断たれた時に作動して、昇降台6の落下を防
止するようにしている。昇降台6を昇降させる時には、
ブレーキ45に電流を流し、制動解除する。電流のON
/OFFはブレーキ45と電源との間に設けられたマグ
ネットスイッチのような切換手段により切り換えられ
る。ところが、マグネットスイッチがONの際に生ずる
熱によりマグネットスイッチが溶着するなどの原因によ
り、マグネットスイッチがOFFに復帰できない故障の
発生することがある。このような場合、ブレーキ45は
作動することができず、最悪の場合には昇降台6が落下
してしまう。
【0005】よって本発明の目的は、ブレーキの通電を
切り換える切換手段が故障したとしても、昇降台が落下
する事故の発生することがないような昇降台の制動装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、昇降台を非電通状態で制動
し、電通状態で制動解除するブレーキ手段と、該ブレー
キ手段への通電切り換えを行う切換手段の異常を判定す
る異常判定手段と、該異常判定手段により異常と判定さ
れた時に前記ブレーキ手段を強制的に非電通状態とする
制動制御手段とを備えて昇降台の制動装置を構成した。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記異常判定手
段は、昇降台を駆動する駆動装置の駆動を検知するエン
コーダにより検出される昇降台の昇降位置と、昇降台の
昇降を制御する昇降制御装置の出力する昇降指令に基づ
く昇降位置との比較値により異常を判定し、該比較値が
所定値を越える場合に前記制動制御手段が作動するよう
に請求項1に記載の昇降台の制動装置を構成した。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記制動制御手
段は、前記ブレーキ手段と電源との間に配置された前記
切換手段よりも電源側に配置されたブレーカを電気的に
切断することにより作動するように請求項1に記載の昇
降台の制動装置を構成した。
【0009】
【作用】本発明は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
【0010】請求項1に記載の発明に係る昇降台の制動
装置においては、ブレーキ手段は非電通状態で制動、電
通状態で制動解除し、切換手段が通電切り換えを行う。
異常判定手段が切換手段を異常と判定した場合、制動制
御手段がブレーキ手段を強制的に非電通状態とするの
で、ブレーキ手段が切換手段の状態に拘らず作動する。
【0011】請求項2に記載の発明に係る昇降台の制動
装置においては、昇降台を駆動する駆動装置の駆動を検
知するエンコーダにより検出される昇降台の昇降位置
と、昇降台の昇降を制御する昇降制御手段の出力する昇
降指令に基づく昇降位置との比較により異常判定が行わ
れ、比較値が所定値を超えると制動制御手段が作動して
ブレーキ手段が制動を行う。
【0012】請求項3に記載の発明に係る昇降台の制動
装置においては、制動制御装置は、ブレーキ手段と電源
との間に配置された切換手段よりも電源側に配置された
ブレーカを電気的に切断して作動することにより、ブレ
ーキ手段に制動をさせる。
【0013】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0014】図1は、本発明に係る昇降台の制動装置の
一実施例の構成を示す回路ブロック図である。
【0015】同図において、制御装置14は制御盤13
に内蔵されており、昇降モータ41や他の駆動装置の駆
動を制御する。昇降モータ41の駆動は、インバータ1
5に出力指令を与えることにより制御される。昇降モー
タ41の回動は、エンコーダ16により検知され、パル
ス値が制御装置14にフィードバックされることによ
り、制御装置14は昇降台6の昇降速度及び昇降位置を
知って出力指令の内容を微調整する。
【0016】ブレーキ45は非電通状態で制動、電通状
態で制動解除となる励磁ブレーキであって、電通のON
/OFFは2つのマグネットスイッチ17、17で電源
18からの電力供給を入切することにより切り換えられ
る。マグネットスイッチ17、17の切り換えは制御装
置14により制御され、昇降モータ41を作動させる時
には制動解除され、昇降モータ41を停止させる時には
制動するように切り換えられる。
【0017】マグネットスイッチ17、17と電源との
間には過電流監視回路19が設けられており、過電流が
流れるとブレーカ20、20を切ってブレーキ45が故
障するのを未然に防止するようになっている。
【0018】また、制御装置14は強制切断スイッチ2
1を制御して、マグネットスイッチ17、17がONす
る際に生ずる熱等により溶着し、OFFできなくなるよ
うな故障を生じた時にブレーカ20、20を切り、ブレ
ーキ45への電通を切断することができる。
【0019】強制切断スイッチ21は、制御装置14が
マグネットスイッチ17、17に溶着などの異常が発生
したと判定した時に閉じられる。異常の判定は、制御装
置14のインバータ15への出力指令に対する停止位置
と、昇降台6の実際の位置とのズレの大きさによる。昇
降台6は出力指令により所定の停止位置まで昇降し、停
止するが、マグネットスイッチ17、17に異常が発生
すると、ブレーキ45が作動しないために、停止位置の
ズレが生ずる。上昇から停止の場合には、一旦停止して
から昇降台6が自重で落下し、下降から停止の場合に
は、停止することなく落下が続く。
【0020】昇降台6の落下により昇降モータ41も回
転し、エンコーダ16がその回転を検知する。制御装置
14は出力指令に応じた停止位置と、エンコーダ16に
より検知される実際の昇降台6の位置とを比較し、両者
の間のズレが所定値を超えた場合には、マグネットスイ
ッチ17、17に異常が発生したものと判定し、直ちに
強制切断スイッチ21を閉じてブレーカ20、20を切
ることにより、ブレーキ45を強制的に非電通状態にし
て作動させ、昇降台6の落下事故を未然に防止すること
ができる。
【0021】以上のように本実施例に係る制動装置によ
ると、マグネットスイッチ17、17が故障したとして
も、ブレーキ45を強制的に非電通状態にして制動をか
けさせることにより、昇降台6の落下を防止できる。
【0022】マグネットスイッチ17、17の異常は出
力指令に応じた昇降台6の停止位置と、エンコーダ16
により検知される実際の昇降台6の位置とを比較するこ
とにより容易かつ即時に判定でき、また、異常と判定さ
れる両者の間のズレを適当に設定した所定値とすること
により、故障による被害を最小限に食い止めることがで
きる。
【0023】さらに、マグネットスイッチ17、17よ
りも電源18側にあるブレーカ20、20を切断するの
で、確実にブレーキ45を強制的に非電通状態とするこ
とができる。
【0024】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
係る昇降台の制動装置によると、切換手段が故障したと
しても、ブレーキ手段を強制的に非電通状態にして制動
をかけさせることにより、昇降台の落下を防止できる。
【0026】請求項2に記載の発明に係る昇降台の制動
装置によると、切換手段の異常は昇降台を駆動する駆動
装置の駆動を検知するエンコーダにより検出される昇降
台の昇降位置と、昇降台の昇降を制御する昇降制御手段
の出力する昇降指令に基づく昇降位置との比較すること
により容易かつ即時に判定でき、また、異常と判定され
る比較値を適当に設定した所定値とすることにより、故
障による被害を最小限に食い止めることができる。
【0027】請求項3に記載の発明に係る昇降台の制動
装置によると、切換手段よりも電源側に配置されたブレ
ーカを電気的に切断するので、確実にブレーキを強制的
に非電通状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る昇降台の制動装置の一実
施例の制御構造の主要部を示す回路ブロック図である。
【図2】図2は、図1の実施例が適用される立体駐車場
の一例の昇降駆動装置部分を示す斜視図である。
【図3】図3は、図2の昇降駆動装置を含む立体駐車場
の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
14 制御装置 15 インバータ 16 エンコーダ 17、17 マグネットスイッチ 18 電源 20、20 ブレーカ 21 強制切断スイッチ 41 昇降モータ 45 ブレーキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降台を非電通状態で制動し、電通状態
    で制動解除するブレーキ手段と、該ブレーキ手段への通
    電切り換えを行う切換手段の異常を判定する異常判定手
    段と、該異常判定手段により異常と判定された時に前記
    ブレーキ手段を強制的に非電通状態とする制動制御手段
    とを備えたことを特徴とする昇降台の制動装置。
  2. 【請求項2】 前記異常判定手段は、昇降台を駆動する
    駆動装置の駆動を検知するエンコーダにより検出される
    昇降台の昇降位置と、昇降台の昇降を制御する昇降制御
    装置の出力する昇降指令に基づく昇降位置との比較値に
    より異常を判定し、該比較値が所定値を越える場合に前
    記制動制御手段が作動する請求項1に記載の昇降台の制
    動装置。
  3. 【請求項3】 前記制動制御手段は、前記ブレーキ手段
    と電源との間に配置された前記切換手段よりも電源側に
    配置されたブレーカを電気的に切断することにより作動
    する請求項1に記載の昇降台の制動装置。
JP13884595A 1995-05-15 1995-05-15 昇降台の制動装置 Pending JPH08312187A (ja)

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