JPH08311771A - 親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法 - Google Patents
親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法Info
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- JPH08311771A JPH08311771A JP7138531A JP13853195A JPH08311771A JP H08311771 A JPH08311771 A JP H08311771A JP 7138531 A JP7138531 A JP 7138531A JP 13853195 A JP13853195 A JP 13853195A JP H08311771 A JPH08311771 A JP H08311771A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐アルカリ性、吸液性及び保液性に優れ、ニ
ッケル・カドミウム電池等の電池用セパレーターや液体
フィルター等に好適な親水性合成樹脂繊維成形体及びそ
の製造方法を提供する。 【構成】 ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを
鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シート
と、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体からなることを特徴とする親水
性合成樹脂繊維成形体。
ッケル・カドミウム電池等の電池用セパレーターや液体
フィルター等に好適な親水性合成樹脂繊維成形体及びそ
の製造方法を提供する。 【構成】 ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを
鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シート
と、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体からなることを特徴とする親水
性合成樹脂繊維成形体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親水性合成樹脂繊維成形
体及びその製造方法に関し、特に、耐アルカリ性、吸液
性及び保液性に優れ、ニッケル・カドミウム電池等の電
池用セパレーターや液体フィルター等に好適な親水性合
成樹脂繊維成形体及びその製造方法に関する。
体及びその製造方法に関し、特に、耐アルカリ性、吸液
性及び保液性に優れ、ニッケル・カドミウム電池等の電
池用セパレーターや液体フィルター等に好適な親水性合
成樹脂繊維成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ナイロ
ン繊維は親水性に優れ、またその保持性能(保液性)も
良好であるので、ナイロン繊維を使用して得られる不織
布は、従来電池用セパレーター等として使用されてい
る。しかしながら、ナイロン繊維は耐アルカリ性に乏し
く、特に高温時における強度劣化が大きいことが知られ
ている。
ン繊維は親水性に優れ、またその保持性能(保液性)も
良好であるので、ナイロン繊維を使用して得られる不織
布は、従来電池用セパレーター等として使用されてい
る。しかしながら、ナイロン繊維は耐アルカリ性に乏し
く、特に高温時における強度劣化が大きいことが知られ
ている。
【0003】一方、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
ポリオレフィン系繊維は、耐アルカリ性が良好で、長期
間の使用においても繊維の劣化は小さい。しかしなが
ら、ポリオレフィン系繊維は疎水性が大きいため、吸液
性及び保持性能(保液性)が低いという問題がある。
ポリオレフィン系繊維は、耐アルカリ性が良好で、長期
間の使用においても繊維の劣化は小さい。しかしなが
ら、ポリオレフィン系繊維は疎水性が大きいため、吸液
性及び保持性能(保液性)が低いという問題がある。
【0004】親水性の向上を目的として、エチレン−ビ
ニルアルコール系共重合体成分を具備した親水性繊維が
提案されている。例えば、特開平3−55755号は、
不織布シートを構成するポリオレフィン系繊維の一部又
は全部が、親水性を有するエチレン−プロピレン−ビニ
ルアルコール三元共重合樹脂又は、エチレン−プロピレ
ン共重合樹脂とエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂
とからなるポリマーアロイにより被覆されてなることを
特徴とするアルカリ電池用セパレーターを開示してい
る。この被覆方法は、不織布シートを親水性樹脂に含浸
した後、溶媒を乾燥し、親水性樹脂をシート表面に残存
させるものである。しかしながら、この被覆方法では、
親水性樹脂が電解液中に溶出し、保液性に劣るとういう
問題がある。そこで、溶出しにくい高分子量の樹脂を用
いる方法が挙げられるが、粘度が高くなり含浸処理が困
難となることに加えて、含浸処理時に不織布のウェブ表
面に膜が形成され、不織布の通気性が低下するという問
題がある。特に、高分子量の樹脂と不織布シートとの親
和性が低い場合には、樹脂が溶出しやすく、少量の溶出
物でも悪影響を及ぼすことがある。
ニルアルコール系共重合体成分を具備した親水性繊維が
提案されている。例えば、特開平3−55755号は、
不織布シートを構成するポリオレフィン系繊維の一部又
は全部が、親水性を有するエチレン−プロピレン−ビニ
ルアルコール三元共重合樹脂又は、エチレン−プロピレ
ン共重合樹脂とエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂
とからなるポリマーアロイにより被覆されてなることを
特徴とするアルカリ電池用セパレーターを開示してい
る。この被覆方法は、不織布シートを親水性樹脂に含浸
した後、溶媒を乾燥し、親水性樹脂をシート表面に残存
させるものである。しかしながら、この被覆方法では、
親水性樹脂が電解液中に溶出し、保液性に劣るとういう
問題がある。そこで、溶出しにくい高分子量の樹脂を用
いる方法が挙げられるが、粘度が高くなり含浸処理が困
難となることに加えて、含浸処理時に不織布のウェブ表
面に膜が形成され、不織布の通気性が低下するという問
題がある。特に、高分子量の樹脂と不織布シートとの親
和性が低い場合には、樹脂が溶出しやすく、少量の溶出
物でも悪影響を及ぼすことがある。
【0005】また特開平4−293532号は、エチレ
ンを20モル%以上、親水性モノマーを10モル%以上
含むエチレン系共重合体を水混和性有機溶剤単独又は該
溶剤に溶解した溶液中にポリオレフィン多孔質膜を含浸
し、乾燥する前に該溶剤蒸気の雰囲気中にポリオレフィ
ン多孔質膜を滞在させる親水化方法を開示している。し
かしながら、被覆工程が煩雑であることに加えて、使用
するポリオレフィンによっては、エチレン系共重合体と
の親和性が低いために、加熱等の処理により親水性が損
なわれるという問題がある。
ンを20モル%以上、親水性モノマーを10モル%以上
含むエチレン系共重合体を水混和性有機溶剤単独又は該
溶剤に溶解した溶液中にポリオレフィン多孔質膜を含浸
し、乾燥する前に該溶剤蒸気の雰囲気中にポリオレフィ
ン多孔質膜を滞在させる親水化方法を開示している。し
かしながら、被覆工程が煩雑であることに加えて、使用
するポリオレフィンによっては、エチレン系共重合体と
の親和性が低いために、加熱等の処理により親水性が損
なわれるという問題がある。
【0006】したがって、本発明の目的は、耐アルカリ
性、吸液性及び保液性に優れ、ニッケル・カドミウム電
池等の電池用セパレーターや液体フィルター等に好適な
親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法を提供する
ことである。
性、吸液性及び保液性に優れ、ニッケル・カドミウム電
池等の電池用セパレーターや液体フィルター等に好適な
親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、耐アルカリ性の芯鞘型複合繊維
から構成される不織布シートに、該不織布シート表面と
の親和性が高く、かつ高分子量の親水性樹脂を被覆する
ことにより、耐アルカリ性、吸液性及び保液性に優れ、
ニッケル・カドミウム電池等の電池用セパレーターや液
体フィルター等に好適な親水性合成樹脂繊維成形体が得
られることを見出し、本発明に想到した。
の結果、本発明者らは、耐アルカリ性の芯鞘型複合繊維
から構成される不織布シートに、該不織布シート表面と
の親和性が高く、かつ高分子量の親水性樹脂を被覆する
ことにより、耐アルカリ性、吸液性及び保液性に優れ、
ニッケル・カドミウム電池等の電池用セパレーターや液
体フィルター等に好適な親水性合成樹脂繊維成形体が得
られることを見出し、本発明に想到した。
【0008】すなわち、本発明の親水性合成樹脂繊維成
形体は、ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを鞘
材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シート
と、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体からなることを特徴とする。
形体は、ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを鞘
材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シート
と、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体からなることを特徴とする。
【0009】また本発明の親水性合成樹脂繊維成形体の
製造方法方法は、ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチ
レンを鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布
シートを0.5〜8重量%のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を水混和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解
した親水化剤溶液中に0.01秒以上浸漬した後、80
〜120℃の温度で乾燥することを特徴とする。
製造方法方法は、ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチ
レンを鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布
シートを0.5〜8重量%のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を水混和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解
した親水化剤溶液中に0.01秒以上浸漬した後、80
〜120℃の温度で乾燥することを特徴とする。
【0010】本発明を以下詳細に説明する。 [1] 不織布シート 本発明に用いる不織布シートは、ポリプロピレンを芯材
とし、ポリエチレンを鞘材とした鞘型複合繊維から構成
される。芯材と鞘材の重量比は、2:8〜8:2である
のが好ましい。芯材の割合が低い場合には(鞘材の割合
が高くなると)、“こし”がなくなり作業性が悪化す
る。一方芯材の割合が高くなると(鞘材の割合が低い場
合には)、親水化用樹脂のエチレン−ビニルアルコール
共重合体との親和性が低くなり、保持性能(保液性)が
低くなる。
とし、ポリエチレンを鞘材とした鞘型複合繊維から構成
される。芯材と鞘材の重量比は、2:8〜8:2である
のが好ましい。芯材の割合が低い場合には(鞘材の割合
が高くなると)、“こし”がなくなり作業性が悪化す
る。一方芯材の割合が高くなると(鞘材の割合が低い場
合には)、親水化用樹脂のエチレン−ビニルアルコール
共重合体との親和性が低くなり、保持性能(保液性)が
低くなる。
【0011】鞘型複合繊維の繊度は0.5〜2デニール
であるのが好ましく、0.5〜1デニールであるのがよ
り好ましい。また繊維長は1〜15mmであるのが好ま
しく、3〜8mmであるのがより好ましい。
であるのが好ましく、0.5〜1デニールであるのがよ
り好ましい。また繊維長は1〜15mmであるのが好ま
しく、3〜8mmであるのがより好ましい。
【0012】このような芯鞘型複合繊維から構成される
不織布シートの製法としては、例えば、カード法、エア
レイ法、湿式法等により得られる繊維ウェブを、接着剤
による結合、熱融着による結合、ニードルや水流等の流
体流による結合、ステッチによる結合等による方法を例
示することができるが、これらに限定されるものではな
い。
不織布シートの製法としては、例えば、カード法、エア
レイ法、湿式法等により得られる繊維ウェブを、接着剤
による結合、熱融着による結合、ニードルや水流等の流
体流による結合、ステッチによる結合等による方法を例
示することができるが、これらに限定されるものではな
い。
【0013】[2] 親水化剤 不織布シートの親水化剤は、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体であり、この共重合体は、ランダム、ブロッ
ク、グラフト等のいずれのタイプの共重合体であっても
よい。エチレン−ビニルアルコール共重合体は、ポリエ
チレンの鞘材と親和性が高いため、電池用セパレーター
に用いた場合に、親水性樹脂が電解液中に溶出し、浸透
性及び保持性能(保液性)が低下するとういう問題がな
い。
ル共重合体であり、この共重合体は、ランダム、ブロッ
ク、グラフト等のいずれのタイプの共重合体であっても
よい。エチレン−ビニルアルコール共重合体は、ポリエ
チレンの鞘材と親和性が高いため、電池用セパレーター
に用いた場合に、親水性樹脂が電解液中に溶出し、浸透
性及び保持性能(保液性)が低下するとういう問題がな
い。
【0014】エチレン−ビニルアルコール共重合体のメ
ルトインデックス(MI、190℃、荷重2.16kg
で測定)は1〜10g/10分が好ましく、1〜1.5
g/10分がより好ましい。エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体のMIが1g/10分未満では粘度が高く、
含浸処理が困難であることに加えて、含浸処理時に不織
布のウェブ表面に膜が形成されるため、不織布の通気性
が低い。一方10g/10分を越えると、電池用セパレ
ーターに用いた場合に、樹脂が電解液中に溶出しやすく
なる。またエチレン−ビニルアルコール共重合体のエチ
レン含有量は、30〜40モル%であるのが好ましく、
30〜35モル%であるのがより好ましい。エチレン含
有量が30モル%未満では、不織布シートに対する親和
性が低く、吸着性が不十分である。一方40モル%を越
えると親水性が低下する。
ルトインデックス(MI、190℃、荷重2.16kg
で測定)は1〜10g/10分が好ましく、1〜1.5
g/10分がより好ましい。エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体のMIが1g/10分未満では粘度が高く、
含浸処理が困難であることに加えて、含浸処理時に不織
布のウェブ表面に膜が形成されるため、不織布の通気性
が低い。一方10g/10分を越えると、電池用セパレ
ーターに用いた場合に、樹脂が電解液中に溶出しやすく
なる。またエチレン−ビニルアルコール共重合体のエチ
レン含有量は、30〜40モル%であるのが好ましく、
30〜35モル%であるのがより好ましい。エチレン含
有量が30モル%未満では、不織布シートに対する親和
性が低く、吸着性が不十分である。一方40モル%を越
えると親水性が低下する。
【0015】本発明に用いるエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体の溶剤は水混和性有機溶剤と水との混合溶剤
であり、水との混合溶剤を用いることにより、エチレン
−ビニルアルコール共重合体の溶解性を高めることがで
きる。水混和性有機溶剤としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール類、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド等が挙げられる。特に、安全性、乾燥処理の作業
性等の観点から、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類が好
ましい。
ル共重合体の溶剤は水混和性有機溶剤と水との混合溶剤
であり、水との混合溶剤を用いることにより、エチレン
−ビニルアルコール共重合体の溶解性を高めることがで
きる。水混和性有機溶剤としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール類、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド等が挙げられる。特に、安全性、乾燥処理の作業
性等の観点から、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類が好
ましい。
【0016】水混和性有機溶剤と水との混合割合は、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体の不織布シートへの
浸透性及び溶解性を阻害しない範囲であれば良い。例え
ば、水混和性有機溶剤としてエタノールを用いる場合を
例にとると、エタノール/水の割合(体積比)は、5/
5〜6/4であるのが好ましい。
チレン−ビニルアルコール共重合体の不織布シートへの
浸透性及び溶解性を阻害しない範囲であれば良い。例え
ば、水混和性有機溶剤としてエタノールを用いる場合を
例にとると、エタノール/水の割合(体積比)は、5/
5〜6/4であるのが好ましい。
【0017】エチレン−ビニルアルコール共重合体溶液
の濃度は、通常0.5〜8重量%であり、好ましくは1
〜5重量%である。濃度が0.5重量%未満では溶媒量
が増えるため、乾燥処理が困難となる。一方8重量%を
越えると、粘度が高くなり含浸処理が困難となる。
の濃度は、通常0.5〜8重量%であり、好ましくは1
〜5重量%である。濃度が0.5重量%未満では溶媒量
が増えるため、乾燥処理が困難となる。一方8重量%を
越えると、粘度が高くなり含浸処理が困難となる。
【0018】[3] 被覆方法 本発明の親水性合成樹脂繊維成形体は、スプレー法、浸
漬法等により親水化剤を不織布シートに被覆することに
より得られるが、エチレン−ビニルアルコール共重合体
を不織布シートにより均一に被覆するためには浸漬法が
好ましい。この場合、例えば、図1に示す被覆装置を用
いて製造することができる。この被覆装置は、処理槽
1、巻出し部2a、巻取り部2b、ポンプ3、ポンプ3
に連通する多孔質ロール4、一対のロールからなるしぼ
り部5及び乾燥用ヒータ6からなる。ポンプ3の作用に
より、親水化剤溶液7は、多孔質ロール4の外側から内
側に流れ、パイプ9により処理槽1に戻るようになって
いる。不織布シート8は巻出し部2aから巻き出され
て、多孔質ロール4の外周を回るが、この時親水化剤溶
液7は不織布シート8を貫通して流れるので、親水化剤
溶液7が、十分に含浸する。処理槽1内の親水化剤溶液
7に含浸された後、しぼり部5で過剰の親水化剤溶液7
が取除かれ、ついで乾燥用ヒータ6により乾燥されて、
巻取り部2bにより巻き取られる。
漬法等により親水化剤を不織布シートに被覆することに
より得られるが、エチレン−ビニルアルコール共重合体
を不織布シートにより均一に被覆するためには浸漬法が
好ましい。この場合、例えば、図1に示す被覆装置を用
いて製造することができる。この被覆装置は、処理槽
1、巻出し部2a、巻取り部2b、ポンプ3、ポンプ3
に連通する多孔質ロール4、一対のロールからなるしぼ
り部5及び乾燥用ヒータ6からなる。ポンプ3の作用に
より、親水化剤溶液7は、多孔質ロール4の外側から内
側に流れ、パイプ9により処理槽1に戻るようになって
いる。不織布シート8は巻出し部2aから巻き出され
て、多孔質ロール4の外周を回るが、この時親水化剤溶
液7は不織布シート8を貫通して流れるので、親水化剤
溶液7が、十分に含浸する。処理槽1内の親水化剤溶液
7に含浸された後、しぼり部5で過剰の親水化剤溶液7
が取除かれ、ついで乾燥用ヒータ6により乾燥されて、
巻取り部2bにより巻き取られる。
【0019】多孔質ロールは均一な孔を有し、多孔質ロ
ールの内側と外側で生ずる圧力差によって、親水化剤溶
液の均一な流れができるものが好ましい。このような多
孔質ロールの材質としては、例えば多孔質ゴム製バブラ
ー、多孔質セラミック焼結体等が挙げられる。
ールの内側と外側で生ずる圧力差によって、親水化剤溶
液の均一な流れができるものが好ましい。このような多
孔質ロールの材質としては、例えば多孔質ゴム製バブラ
ー、多孔質セラミック焼結体等が挙げられる。
【0020】不織布シート8の送給速度は、1〜50m
/分が好ましく、5〜20m/分がより好ましい。また
浸漬時間は、0.01秒以上であるのが好ましい。浸漬
時間が0.01秒未満であると、乾燥処理後において、
エチレン−ビニルアルコール共重合体が不織布シートに
均一に被覆されないため好ましくない。
/分が好ましく、5〜20m/分がより好ましい。また
浸漬時間は、0.01秒以上であるのが好ましい。浸漬
時間が0.01秒未満であると、乾燥処理後において、
エチレン−ビニルアルコール共重合体が不織布シートに
均一に被覆されないため好ましくない。
【0021】乾燥処理は、真空乾燥、熱風乾燥等の種々
の乾燥方法が利用できる。乾燥処理により、不織布シー
ト表面にエチレン−ビニルアルコール共重合体を十分に
固着させることができる。乾燥温度は80〜120℃、
好ましくは100〜120℃である。乾燥温度が80℃
未満では溶剤が残存し、一方120℃を越えると親水性
が失われる場合がある。
の乾燥方法が利用できる。乾燥処理により、不織布シー
ト表面にエチレン−ビニルアルコール共重合体を十分に
固着させることができる。乾燥温度は80〜120℃、
好ましくは100〜120℃である。乾燥温度が80℃
未満では溶剤が残存し、一方120℃を越えると親水性
が失われる場合がある。
【0022】カレンダー加工は、エチレン−ビニルアル
コール共重合体を不織布シートに均一に被覆するため
に、温度80〜120℃、圧力5〜50kgf/cm2
の条件で行うのが好ましい。
コール共重合体を不織布シートに均一に被覆するため
に、温度80〜120℃、圧力5〜50kgf/cm2
の条件で行うのが好ましい。
【0023】また本発明の親水性合成樹脂繊維成形体の
保液率は、250%以上であり、優れた保持性能を有す
る。なお、保液率とは比重1.30(20℃)の水酸化
カリウム水溶液に試料を1時間浸漬した後に取り出し、
10分間液滴を自然滴下させた後の保持された液重量
を、試料重量に対する比率で表したものである。この保
液率が200%以下では、電池用セパレーターに用いた
場合に、電解液が不足して円滑な電池反応が行われず、
放電容量が低下するという不都合が生じる。
保液率は、250%以上であり、優れた保持性能を有す
る。なお、保液率とは比重1.30(20℃)の水酸化
カリウム水溶液に試料を1時間浸漬した後に取り出し、
10分間液滴を自然滴下させた後の保持された液重量
を、試料重量に対する比率で表したものである。この保
液率が200%以下では、電池用セパレーターに用いた
場合に、電解液が不足して円滑な電池反応が行われず、
放電容量が低下するという不都合が生じる。
【0024】
【実施例】本発明を以下の実施例及び比較例により詳細
に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではな
い。実施例1 芯材がポリプロピレンであり、鞘材がポリエチレンであ
る(芯材/鞘材の重量比=5/5)芯鞘型複合繊維か
ら、不織布シート(目付50g/m2 )を作製した。次
に図1に示す被覆装置を用いて、1重量%のエチレン−
ビニルアルコール共重合体(エチレン含有量32モル
%)溶液(溶剤体積比:n−プロピルアルコール/水=
1/1)に1秒間浸漬した後、120℃で乾燥し、さら
に100℃、圧力20kgf/cm2 でカレンダー加工
を施した。
に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではな
い。実施例1 芯材がポリプロピレンであり、鞘材がポリエチレンであ
る(芯材/鞘材の重量比=5/5)芯鞘型複合繊維か
ら、不織布シート(目付50g/m2 )を作製した。次
に図1に示す被覆装置を用いて、1重量%のエチレン−
ビニルアルコール共重合体(エチレン含有量32モル
%)溶液(溶剤体積比:n−プロピルアルコール/水=
1/1)に1秒間浸漬した後、120℃で乾燥し、さら
に100℃、圧力20kgf/cm2 でカレンダー加工
を施した。
【0025】得られたエチレン−ビニルアルコール共重
合体が被覆された不織布シートの保液率(%)を測定し
た結果、262%であった。なお、保液率とは、比重
1.30(20℃)の水酸化カリウム水溶液に試料を1
時間浸漬した後に取り出し、10分間液滴を自然滴下さ
せた後の保持された液重量を測定し、その値を試料重量
に対する比率で表したものである。
合体が被覆された不織布シートの保液率(%)を測定し
た結果、262%であった。なお、保液率とは、比重
1.30(20℃)の水酸化カリウム水溶液に試料を1
時間浸漬した後に取り出し、10分間液滴を自然滴下さ
せた後の保持された液重量を測定し、その値を試料重量
に対する比率で表したものである。
【0026】実施例2 芯材がポリプロピレンであり、鞘材がポリエチレンであ
る(芯材/鞘材の重量比=5/5)芯鞘型複合繊維か
ら、不織布シート(目付50g/m2 )を作製した。次
に図1に示す被覆装置を用いて、2重量%のエチレン−
ビニルアルコール共重合体(エチレン含有量32モル
%)溶液(溶剤体積比:n−プロピルアルコール/水=
1/1)に0.5秒間浸漬した後、120℃で乾燥し、
さらに100℃、圧力20kgf/cm2 でカレンダー
加工を施した。実施例1同様に、得られたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体が被覆された不織布シートの保
液率を調べた結果、285%であった。
る(芯材/鞘材の重量比=5/5)芯鞘型複合繊維か
ら、不織布シート(目付50g/m2 )を作製した。次
に図1に示す被覆装置を用いて、2重量%のエチレン−
ビニルアルコール共重合体(エチレン含有量32モル
%)溶液(溶剤体積比:n−プロピルアルコール/水=
1/1)に0.5秒間浸漬した後、120℃で乾燥し、
さらに100℃、圧力20kgf/cm2 でカレンダー
加工を施した。実施例1同様に、得られたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体が被覆された不織布シートの保
液率を調べた結果、285%であった。
【0027】比較例1 ポリエチレンのみから不織布シート(目付50g/
m2 )を作製した。実施例1と同様にエチレン−ビニル
アルコール共重合体が被覆された不織布シートを製造
し、実施例1と同様に保液率を調べた結果、278%で
あった。しかし、得られた不織布シートは“こし”がな
く、作業性が悪いものであった。
m2 )を作製した。実施例1と同様にエチレン−ビニル
アルコール共重合体が被覆された不織布シートを製造
し、実施例1と同様に保液率を調べた結果、278%で
あった。しかし、得られた不織布シートは“こし”がな
く、作業性が悪いものであった。
【0028】比較例2 ナイロン繊維からなる不織布シート(目付50g/
m2 )を用いて、実施例1と同様にエチレン−ビニルア
ルコール共重合体が被覆された不織布シートを製造し
た。得られた不織布シートについて、実施例1と同様に
保液率を調べた結果、108%であった。
m2 )を用いて、実施例1と同様にエチレン−ビニルア
ルコール共重合体が被覆された不織布シートを製造し
た。得られた不織布シートについて、実施例1と同様に
保液率を調べた結果、108%であった。
【0029】比較例3 1重量%のエチレン−ビニルアルコール共重合体(エチ
レン含有量47モル%)溶液(溶剤体積比:n−プロピ
ルアルコール/水=1/1)を用いる以外は、実施例1
と同様にエチレン−ビニルアルコール共重合体が被覆さ
れた不織布シートを製造した。得られた不織布シートに
ついて、実施例1と同様に保液率を調べた結果、125
%であった。
レン含有量47モル%)溶液(溶剤体積比:n−プロピ
ルアルコール/水=1/1)を用いる以外は、実施例1
と同様にエチレン−ビニルアルコール共重合体が被覆さ
れた不織布シートを製造した。得られた不織布シートに
ついて、実施例1と同様に保液率を調べた結果、125
%であった。
【0030】以上の結果から明らかなように、実施例1
及び2の親水性合成樹脂繊維成形体は保液率が高く、か
つその経時変化が少ない。一方比較例2及び3の合成樹
脂繊維成形体は保液率が低く、その経時変化も大きい。
また比較例1の合成樹脂繊維成形体は保液率は高いが、
“こし”がなく作業性に劣る。
及び2の親水性合成樹脂繊維成形体は保液率が高く、か
つその経時変化が少ない。一方比較例2及び3の合成樹
脂繊維成形体は保液率が低く、その経時変化も大きい。
また比較例1の合成樹脂繊維成形体は保液率は高いが、
“こし”がなく作業性に劣る。
【0031】
【発明の効果】本発明の親水性合成樹脂繊維成形体は、
ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを鞘材とした
芯鞘型複合繊維から構成された不織布シートを0.5〜
8重量%のエチレン−ビニルアルコール共重合体を水混
和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解した溶液中に0.
01秒以上浸漬した後、80〜120℃の温度で乾燥す
ることことにより得られ、耐アルカリ性、吸液性及び保
液性に優れ、ニッケル・カドミウム電池等の電池用セパ
レーターや液体フィルター等に好適である。
ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを鞘材とした
芯鞘型複合繊維から構成された不織布シートを0.5〜
8重量%のエチレン−ビニルアルコール共重合体を水混
和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解した溶液中に0.
01秒以上浸漬した後、80〜120℃の温度で乾燥す
ることことにより得られ、耐アルカリ性、吸液性及び保
液性に優れ、ニッケル・カドミウム電池等の電池用セパ
レーターや液体フィルター等に好適である。
【図1】本発明の親水性合成樹脂繊維成形体の製造に用
いる被覆装置の断面図である。
いる被覆装置の断面図である。
1 処理槽 2a 巻出し部 2b 巻取り部 3 ポンプ 4 多孔質ロール 5 しぼり部 6 乾燥用ヒータ 7 親水化剤溶液 8 不織布シート 9 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 2/16 H01M 2/16 P
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレ
ンを鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シ
ートと、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン
−ビニルアルコール共重合体からなることを特徴とする
親水性合成樹脂繊維成形体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の親水性合成樹脂繊維成
形体において、前記芯鞘型複合繊維の芯材と鞘材の重量
比が2:8〜8:2であることを特徴とする親水性合成
樹脂繊維成形体。 - 【請求項3】 ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレ
ンを鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シ
ートを0.5〜8重量%のエチレン−ビニルアルコール
共重合体を水混和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解し
た親水化剤溶液中に0.01秒以上浸漬した後、80〜
120℃の温度で乾燥することを特徴とする親水性合成
樹脂繊維成形体の製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の親水性合成樹脂繊維成
形体の製造方法において、前記親水化剤溶液は、多孔質
ロールと前記多孔質ロールの内側から吸引する循環装置
によって処理槽に戻されることを特徴とする親水性合成
樹脂繊維成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138531A JPH08311771A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138531A JPH08311771A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311771A true JPH08311771A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15224336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7138531A Pending JPH08311771A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08311771A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999013150A1 (fr) * | 1997-09-11 | 1999-03-18 | Toray Industries, Inc. | Tissu |
EP0981172A1 (en) * | 1998-08-14 | 2000-02-23 | Celgard Llc | A hydrophilic polyolefin article |
JP2001266905A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-28 | Fdk Corp | アルカリ電池 |
US9393529B2 (en) | 2008-06-30 | 2016-07-19 | 3M Innovative Properties Company | Method of forming a hydrophilic membrane |
US9415350B2 (en) | 2008-06-30 | 2016-08-16 | 3M Innovative Properties Company | Method of forming a rewettable asymmetric membrane |
US9751050B2 (en) | 2008-06-30 | 2017-09-05 | 3M Innovative Properties Company | Method of forming an asymmetric membrane |
JP2021031649A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | トヨタ自動車株式会社 | エチレン−ビニルアルコール共重合体の多孔質体の製造方法 |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP7138531A patent/JPH08311771A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999013150A1 (fr) * | 1997-09-11 | 1999-03-18 | Toray Industries, Inc. | Tissu |
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US6287730B1 (en) | 1998-08-14 | 2001-09-11 | Celgard Inc. | Hydrophilic polyolefin having a coating containing a surfactant and an EVOH copolymer |
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US9415350B2 (en) | 2008-06-30 | 2016-08-16 | 3M Innovative Properties Company | Method of forming a rewettable asymmetric membrane |
US9751050B2 (en) | 2008-06-30 | 2017-09-05 | 3M Innovative Properties Company | Method of forming an asymmetric membrane |
US10406485B2 (en) | 2008-06-30 | 2019-09-10 | 3M Innovative Properties Company | Method of forming an asymmetric membrane |
JP2021031649A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | トヨタ自動車株式会社 | エチレン−ビニルアルコール共重合体の多孔質体の製造方法 |
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