JPH08311771A - 親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法 - Google Patents

親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法

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JPH08311771A
JPH08311771A JP7138531A JP13853195A JPH08311771A JP H08311771 A JPH08311771 A JP H08311771A JP 7138531 A JP7138531 A JP 7138531A JP 13853195 A JP13853195 A JP 13853195A JP H08311771 A JPH08311771 A JP H08311771A
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core
ethylene
sheath
nonwoven fabric
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JP7138531A
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Tomoaki Sugano
友章 菅野
Juichi Kamei
寿一 亀井
Jun Kodama
順 児玉
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Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐アルカリ性、吸液性及び保液性に優れ、ニ
ッケル・カドミウム電池等の電池用セパレーターや液体
フィルター等に好適な親水性合成樹脂繊維成形体及びそ
の製造方法を提供する。 【構成】 ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを
鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シート
と、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体からなることを特徴とする親水
性合成樹脂繊維成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親水性合成樹脂繊維成形
体及びその製造方法に関し、特に、耐アルカリ性、吸液
性及び保液性に優れ、ニッケル・カドミウム電池等の電
池用セパレーターや液体フィルター等に好適な親水性合
成樹脂繊維成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ナイロ
ン繊維は親水性に優れ、またその保持性能(保液性)も
良好であるので、ナイロン繊維を使用して得られる不織
布は、従来電池用セパレーター等として使用されてい
る。しかしながら、ナイロン繊維は耐アルカリ性に乏し
く、特に高温時における強度劣化が大きいことが知られ
ている。
【0003】一方、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
ポリオレフィン系繊維は、耐アルカリ性が良好で、長期
間の使用においても繊維の劣化は小さい。しかしなが
ら、ポリオレフィン系繊維は疎水性が大きいため、吸液
性及び保持性能(保液性)が低いという問題がある。
【0004】親水性の向上を目的として、エチレン−ビ
ニルアルコール系共重合体成分を具備した親水性繊維が
提案されている。例えば、特開平3−55755号は、
不織布シートを構成するポリオレフィン系繊維の一部又
は全部が、親水性を有するエチレン−プロピレン−ビニ
ルアルコール三元共重合樹脂又は、エチレン−プロピレ
ン共重合樹脂とエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂
とからなるポリマーアロイにより被覆されてなることを
特徴とするアルカリ電池用セパレーターを開示してい
る。この被覆方法は、不織布シートを親水性樹脂に含浸
した後、溶媒を乾燥し、親水性樹脂をシート表面に残存
させるものである。しかしながら、この被覆方法では、
親水性樹脂が電解液中に溶出し、保液性に劣るとういう
問題がある。そこで、溶出しにくい高分子量の樹脂を用
いる方法が挙げられるが、粘度が高くなり含浸処理が困
難となることに加えて、含浸処理時に不織布のウェブ表
面に膜が形成され、不織布の通気性が低下するという問
題がある。特に、高分子量の樹脂と不織布シートとの親
和性が低い場合には、樹脂が溶出しやすく、少量の溶出
物でも悪影響を及ぼすことがある。
【0005】また特開平4−293532号は、エチレ
ンを20モル%以上、親水性モノマーを10モル%以上
含むエチレン系共重合体を水混和性有機溶剤単独又は該
溶剤に溶解した溶液中にポリオレフィン多孔質膜を含浸
し、乾燥する前に該溶剤蒸気の雰囲気中にポリオレフィ
ン多孔質膜を滞在させる親水化方法を開示している。し
かしながら、被覆工程が煩雑であることに加えて、使用
するポリオレフィンによっては、エチレン系共重合体と
の親和性が低いために、加熱等の処理により親水性が損
なわれるという問題がある。
【0006】したがって、本発明の目的は、耐アルカリ
性、吸液性及び保液性に優れ、ニッケル・カドミウム電
池等の電池用セパレーターや液体フィルター等に好適な
親水性合成樹脂繊維成形体及びその製造方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、耐アルカリ性の芯鞘型複合繊維
から構成される不織布シートに、該不織布シート表面と
の親和性が高く、かつ高分子量の親水性樹脂を被覆する
ことにより、耐アルカリ性、吸液性及び保液性に優れ、
ニッケル・カドミウム電池等の電池用セパレーターや液
体フィルター等に好適な親水性合成樹脂繊維成形体が得
られることを見出し、本発明に想到した。
【0008】すなわち、本発明の親水性合成樹脂繊維成
形体は、ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを鞘
材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シート
と、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体からなることを特徴とする。
【0009】また本発明の親水性合成樹脂繊維成形体の
製造方法方法は、ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチ
レンを鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布
シートを0.5〜8重量%のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体を水混和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解
した親水化剤溶液中に0.01秒以上浸漬した後、80
〜120℃の温度で乾燥することを特徴とする。
【0010】本発明を以下詳細に説明する。 [1] 不織布シート 本発明に用いる不織布シートは、ポリプロピレンを芯材
とし、ポリエチレンを鞘材とした鞘型複合繊維から構成
される。芯材と鞘材の重量比は、2:8〜8:2である
のが好ましい。芯材の割合が低い場合には(鞘材の割合
が高くなると)、“こし”がなくなり作業性が悪化す
る。一方芯材の割合が高くなると(鞘材の割合が低い場
合には)、親水化用樹脂のエチレン−ビニルアルコール
共重合体との親和性が低くなり、保持性能(保液性)が
低くなる。
【0011】鞘型複合繊維の繊度は0.5〜2デニール
であるのが好ましく、0.5〜1デニールであるのがよ
り好ましい。また繊維長は1〜15mmであるのが好ま
しく、3〜8mmであるのがより好ましい。
【0012】このような芯鞘型複合繊維から構成される
不織布シートの製法としては、例えば、カード法、エア
レイ法、湿式法等により得られる繊維ウェブを、接着剤
による結合、熱融着による結合、ニードルや水流等の流
体流による結合、ステッチによる結合等による方法を例
示することができるが、これらに限定されるものではな
い。
【0013】[2] 親水化剤 不織布シートの親水化剤は、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体であり、この共重合体は、ランダム、ブロッ
ク、グラフト等のいずれのタイプの共重合体であっても
よい。エチレン−ビニルアルコール共重合体は、ポリエ
チレンの鞘材と親和性が高いため、電池用セパレーター
に用いた場合に、親水性樹脂が電解液中に溶出し、浸透
性及び保持性能(保液性)が低下するとういう問題がな
い。
【0014】エチレン−ビニルアルコール共重合体のメ
ルトインデックス(MI、190℃、荷重2.16kg
で測定)は1〜10g/10分が好ましく、1〜1.5
g/10分がより好ましい。エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体のMIが1g/10分未満では粘度が高く、
含浸処理が困難であることに加えて、含浸処理時に不織
布のウェブ表面に膜が形成されるため、不織布の通気性
が低い。一方10g/10分を越えると、電池用セパレ
ーターに用いた場合に、樹脂が電解液中に溶出しやすく
なる。またエチレン−ビニルアルコール共重合体のエチ
レン含有量は、30〜40モル%であるのが好ましく、
30〜35モル%であるのがより好ましい。エチレン含
有量が30モル%未満では、不織布シートに対する親和
性が低く、吸着性が不十分である。一方40モル%を越
えると親水性が低下する。
【0015】本発明に用いるエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体の溶剤は水混和性有機溶剤と水との混合溶剤
であり、水との混合溶剤を用いることにより、エチレン
−ビニルアルコール共重合体の溶解性を高めることがで
きる。水混和性有機溶剤としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール類、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド等が挙げられる。特に、安全性、乾燥処理の作業
性等の観点から、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類が好
ましい。
【0016】水混和性有機溶剤と水との混合割合は、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体の不織布シートへの
浸透性及び溶解性を阻害しない範囲であれば良い。例え
ば、水混和性有機溶剤としてエタノールを用いる場合を
例にとると、エタノール/水の割合(体積比)は、5/
5〜6/4であるのが好ましい。
【0017】エチレン−ビニルアルコール共重合体溶液
の濃度は、通常0.5〜8重量%であり、好ましくは1
〜5重量%である。濃度が0.5重量%未満では溶媒量
が増えるため、乾燥処理が困難となる。一方8重量%を
越えると、粘度が高くなり含浸処理が困難となる。
【0018】[3] 被覆方法 本発明の親水性合成樹脂繊維成形体は、スプレー法、浸
漬法等により親水化剤を不織布シートに被覆することに
より得られるが、エチレン−ビニルアルコール共重合体
を不織布シートにより均一に被覆するためには浸漬法が
好ましい。この場合、例えば、図1に示す被覆装置を用
いて製造することができる。この被覆装置は、処理槽
1、巻出し部2a、巻取り部2b、ポンプ3、ポンプ3
に連通する多孔質ロール4、一対のロールからなるしぼ
り部5及び乾燥用ヒータ6からなる。ポンプ3の作用に
より、親水化剤溶液7は、多孔質ロール4の外側から内
側に流れ、パイプ9により処理槽1に戻るようになって
いる。不織布シート8は巻出し部2aから巻き出され
て、多孔質ロール4の外周を回るが、この時親水化剤溶
液7は不織布シート8を貫通して流れるので、親水化剤
溶液7が、十分に含浸する。処理槽1内の親水化剤溶液
7に含浸された後、しぼり部5で過剰の親水化剤溶液7
が取除かれ、ついで乾燥用ヒータ6により乾燥されて、
巻取り部2bにより巻き取られる。
【0019】多孔質ロールは均一な孔を有し、多孔質ロ
ールの内側と外側で生ずる圧力差によって、親水化剤溶
液の均一な流れができるものが好ましい。このような多
孔質ロールの材質としては、例えば多孔質ゴム製バブラ
ー、多孔質セラミック焼結体等が挙げられる。
【0020】不織布シート8の送給速度は、1〜50m
/分が好ましく、5〜20m/分がより好ましい。また
浸漬時間は、0.01秒以上であるのが好ましい。浸漬
時間が0.01秒未満であると、乾燥処理後において、
エチレン−ビニルアルコール共重合体が不織布シートに
均一に被覆されないため好ましくない。
【0021】乾燥処理は、真空乾燥、熱風乾燥等の種々
の乾燥方法が利用できる。乾燥処理により、不織布シー
ト表面にエチレン−ビニルアルコール共重合体を十分に
固着させることができる。乾燥温度は80〜120℃、
好ましくは100〜120℃である。乾燥温度が80℃
未満では溶剤が残存し、一方120℃を越えると親水性
が失われる場合がある。
【0022】カレンダー加工は、エチレン−ビニルアル
コール共重合体を不織布シートに均一に被覆するため
に、温度80〜120℃、圧力5〜50kgf/cm2
の条件で行うのが好ましい。
【0023】また本発明の親水性合成樹脂繊維成形体の
保液率は、250%以上であり、優れた保持性能を有す
る。なお、保液率とは比重1.30(20℃)の水酸化
カリウム水溶液に試料を1時間浸漬した後に取り出し、
10分間液滴を自然滴下させた後の保持された液重量
を、試料重量に対する比率で表したものである。この保
液率が200%以下では、電池用セパレーターに用いた
場合に、電解液が不足して円滑な電池反応が行われず、
放電容量が低下するという不都合が生じる。
【0024】
【実施例】本発明を以下の実施例及び比較例により詳細
に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではな
い。実施例1 芯材がポリプロピレンであり、鞘材がポリエチレンであ
る(芯材/鞘材の重量比=5/5)芯鞘型複合繊維か
ら、不織布シート(目付50g/m2 )を作製した。次
に図1に示す被覆装置を用いて、1重量%のエチレン−
ビニルアルコール共重合体(エチレン含有量32モル
%)溶液(溶剤体積比:n−プロピルアルコール/水=
1/1)に1秒間浸漬した後、120℃で乾燥し、さら
に100℃、圧力20kgf/cm2 でカレンダー加工
を施した。
【0025】得られたエチレン−ビニルアルコール共重
合体が被覆された不織布シートの保液率(%)を測定し
た結果、262%であった。なお、保液率とは、比重
1.30(20℃)の水酸化カリウム水溶液に試料を1
時間浸漬した後に取り出し、10分間液滴を自然滴下さ
せた後の保持された液重量を測定し、その値を試料重量
に対する比率で表したものである。
【0026】実施例2 芯材がポリプロピレンであり、鞘材がポリエチレンであ
る(芯材/鞘材の重量比=5/5)芯鞘型複合繊維か
ら、不織布シート(目付50g/m2 )を作製した。次
に図1に示す被覆装置を用いて、2重量%のエチレン−
ビニルアルコール共重合体(エチレン含有量32モル
%)溶液(溶剤体積比:n−プロピルアルコール/水=
1/1)に0.5秒間浸漬した後、120℃で乾燥し、
さらに100℃、圧力20kgf/cm2 でカレンダー
加工を施した。実施例1同様に、得られたエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体が被覆された不織布シートの保
液率を調べた結果、285%であった。
【0027】比較例1 ポリエチレンのみから不織布シート(目付50g/
2 )を作製した。実施例1と同様にエチレン−ビニル
アルコール共重合体が被覆された不織布シートを製造
し、実施例1と同様に保液率を調べた結果、278%で
あった。しかし、得られた不織布シートは“こし”がな
く、作業性が悪いものであった。
【0028】比較例2 ナイロン繊維からなる不織布シート(目付50g/
2 )を用いて、実施例1と同様にエチレン−ビニルア
ルコール共重合体が被覆された不織布シートを製造し
た。得られた不織布シートについて、実施例1と同様に
保液率を調べた結果、108%であった。
【0029】比較例3 1重量%のエチレン−ビニルアルコール共重合体(エチ
レン含有量47モル%)溶液(溶剤体積比:n−プロピ
ルアルコール/水=1/1)を用いる以外は、実施例1
と同様にエチレン−ビニルアルコール共重合体が被覆さ
れた不織布シートを製造した。得られた不織布シートに
ついて、実施例1と同様に保液率を調べた結果、125
%であった。
【0030】以上の結果から明らかなように、実施例1
及び2の親水性合成樹脂繊維成形体は保液率が高く、か
つその経時変化が少ない。一方比較例2及び3の合成樹
脂繊維成形体は保液率が低く、その経時変化も大きい。
また比較例1の合成樹脂繊維成形体は保液率は高いが、
“こし”がなく作業性に劣る。
【0031】
【発明の効果】本発明の親水性合成樹脂繊維成形体は、
ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレンを鞘材とした
芯鞘型複合繊維から構成された不織布シートを0.5〜
8重量%のエチレン−ビニルアルコール共重合体を水混
和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解した溶液中に0.
01秒以上浸漬した後、80〜120℃の温度で乾燥す
ることことにより得られ、耐アルカリ性、吸液性及び保
液性に優れ、ニッケル・カドミウム電池等の電池用セパ
レーターや液体フィルター等に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の親水性合成樹脂繊維成形体の製造に用
いる被覆装置の断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2a 巻出し部 2b 巻取り部 3 ポンプ 4 多孔質ロール 5 しぼり部 6 乾燥用ヒータ 7 親水化剤溶液 8 不織布シート 9 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 2/16 H01M 2/16 P

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレ
    ンを鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シ
    ートと、前記不織布シートの表面に被覆されたエチレン
    −ビニルアルコール共重合体からなることを特徴とする
    親水性合成樹脂繊維成形体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の親水性合成樹脂繊維成
    形体において、前記芯鞘型複合繊維の芯材と鞘材の重量
    比が2:8〜8:2であることを特徴とする親水性合成
    樹脂繊維成形体。
  3. 【請求項3】 ポリプロピレンを芯材とし、ポリエチレ
    ンを鞘材とした芯鞘型複合繊維から構成された不織布シ
    ートを0.5〜8重量%のエチレン−ビニルアルコール
    共重合体を水混和性有機溶剤と水との混合溶剤に溶解し
    た親水化剤溶液中に0.01秒以上浸漬した後、80〜
    120℃の温度で乾燥することを特徴とする親水性合成
    樹脂繊維成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の親水性合成樹脂繊維成
    形体の製造方法において、前記親水化剤溶液は、多孔質
    ロールと前記多孔質ロールの内側から吸引する循環装置
    によって処理槽に戻されることを特徴とする親水性合成
    樹脂繊維成形体の製造方法。
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