JPH0831145A - 表示部材を装備した磁気テープカセット - Google Patents

表示部材を装備した磁気テープカセット

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Publication number
JPH0831145A
JPH0831145A JP15871094A JP15871094A JPH0831145A JP H0831145 A JPH0831145 A JP H0831145A JP 15871094 A JP15871094 A JP 15871094A JP 15871094 A JP15871094 A JP 15871094A JP H0831145 A JPH0831145 A JP H0831145A
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JP
Japan
Prior art keywords
display
display member
magnetic tape
tape cassette
corner
Prior art date
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Pending
Application number
JP15871094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Aida
雅彦 会田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP15871094A priority Critical patent/JPH0831145A/ja
Publication of JPH0831145A publication Critical patent/JPH0831145A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープカセットにおいて、記録内容に基
づいたタイトル表示するラベルシートを貼着したり剥が
したりする煩わしさを解消させることを目的とする。 【構成】 カセット本体の背面側に表示部を設け、該表
示部に位置させる複数回分の表示部材をロール状にして
内部に収納し、該表示部材を外部から繰り出し自在にし
たことにより、重ね録りした時に、厄介なラベルシート
の貼り替え作業を行うことなく、簡単な操作で表示部に
新規な表示部材を順次繰り出し、重ね録りにより記録し
た内容に基づくタイトル表示を容易に書き換えることが
できる磁気テープカセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、録音及び/又は録画が
できる磁気テープを内蔵した磁気テープカセットであ
り、特にタイトル等の表示を複数回に渡って書き換える
ことができる表示部材を装備した磁気テープカセットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気テープカセット、特にビデ
オカセットにおいては、その背面側にラベルシートを貼
着し、そのラベルシートに撮影した内容を識別できるよ
うに、そのタイトル等の表示している。一般的に使用さ
れているこの種のラベルシートは、剥離紙に貼着させて
ある紙質シールであり、通常は予備のシールとして、2
枚程度がセットになってビデオカセットに付随してい
る。
【0003】そして、ビデオカセットにおいては、重ね
録りすることがしばしばあり、その重ね録りした場合
に、最初は余分なラベルシートがあるため、その都度ラ
ベルを貼り替えて表示を書き直すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、貼着し
たラベルシートは意外に剥がれ難く、経年したものは接
着剤が斑に残るようになる等の理由から、ラベルシート
の貼り替え作業が煩わしくなり、重ね録りにより記録内
容が変わっても、直ちには表示の書き換えをしないで、
一時的にそのままに放置しておくユーザーが多いのが実
情である。
【0005】このように一時的にせよその表示の書き換
えをしないと、重ね録りしたビデオカセットがどれであ
るか解らなくなったり、そうこうしている内に書き換え
を忘れてしまったりして、せっかく記録してもその内容
が解らなくなってしまい、長年に渡って放置又は埋もれ
たままになったり、誤って重ね録りしてしまったりする
不都合が生ずる。
【0006】従って、従来例においてはラベルシートの
貼り替え及びタイトル表示の書き換えの煩わしさに解決
しなければならない課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、カセット本体の背面側
に表示部を設け、該表示部に沿って位置し且つ任意に繰
り出して移送できる複数回分の表示部材をロール状にし
て内部に収納したことを特徴とする表示部材を装備した
磁気テープカセットを提供するものであり、前記表示部
は背面側の長手方向に沿って凹ませて形成し、該凹ませ
て形成した両端部にスリット状の孔を設けると共に、底
部よりも長手方向両縁部の間隔を狭く形成したこと、表
示部材が樹脂シートであること、表示部材に、所定間隔
をもって異なった色を着色又は表示枠を設けたこと、及
び表示部に沿って位置させた表示部材に重ねて、透明又
は半透明の樹脂フィルムを着脱自在に配設した構成も含
むものである。
【0008】
【作用】複数回分の表示部材をロール状にしてカセット
本体の内部に収納し、該表示部材を外部から操作して繰
り出し自在にしたことにより、重ね録りした時に、厄介
なラベルシートの貼り替え作業を行うことなく、簡単な
操作で表示部に新規な表示面を順次繰り出し、重ね録り
により記録した記録内容に基づくタイトル表示を書き込
むことができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例により更に詳し
く説明すると、図1において、1はカセット本体であ
り、該カセット本体は上シェル1aと下シェル1bとが
合体して構成され、その内部に2個のリール2,3と、
これらリールに走行自在に捲回された磁気テープ4が収
納されている。
【0010】このカセット本体1は、所謂ビデオカセッ
トであり、その前面側にリッド機構(カバー)5が設け
られ、背面側に僅かに凹ませて長方形状に形成した表示
部6が設けられ、該表示部に長尺の表示部材7を繰り出
し自在に配設した構成にしてある。
【0011】この表示部材7は、従来のラベルシートに
代わるものであり、例えば帯状の樹脂シート(PET)
であり、図2に示したように、従来のラベルシートの略
5枚分に相当又はそれ以上の長さのものをロール状に巻
いて収納し、一方の端部側から順次繰り出せるようにす
れば良いのである。
【0012】この場合に、カセット本体1において、リ
ール2,3又は磁気テープ4、及びその他の機構に全く
影響を与えない位置、即ち背面側の一方のコーナー部1
cの内側を利用して、表示部材7のロール状部7aが収
納され、引き出し端部7bが他方のコーナー部1dの内
側において引き出し操作されるようにしてある。
【0013】即ち、図3に示したように、表示部6にお
ける一方のコーナー部1c寄りと、他方のコーナー部1
d寄りとにスリット状の孔8,9を設けると共に、一方
のコーナー部1cの内側に回転自在な軸部10を設け、
該軸部10に表示部材7のロール状部7aを支持させ、
他方のコーナー部1dの内側に回転自在な巻取軸11を
設け、該巻取軸に引き出し端部7bが係着されている。
【0014】この場合に、表示部材7はスリット状の孔
8,9を介して外部に引き出され、凹んだ表示部6に沿
って位置する。この時に、表示部材7の緊張度を増すた
めに必要があれば、孔8,9に沿う内側に所定高さのリ
ブを設けても良い。
【0015】更に、前記巻取軸11に巻取のための回転
を与える駆動輪12が設けられ、該駆動輪12はその一
部が外部に露出しており、外部から操作できるようにな
っている。尚、巻取軸11は駆動輪12との当接を安定
させるため、及び巻取を容易にするため、例えばゴム製
のロールでも良い。
【0016】また、前記軸部10及び巻取軸11の回転
は自由であるが、妄りに回転しないように、これら軸の
周面に比較的弱いバネ13,14を当接させて、所定の
抵抗又は負荷を付与し、それによって表示部材7の適宜
な緊張状態を維持できるようにしてある。
【0017】ロール状部7aを支持する軸部10側にお
いては、不注意な操作等によって余分に繰り出された表
示部材7を巻き戻すために、例えばドライバー等の治具
によって駆動できるように、軸の一方の端部の一部を外
部に露出させ、係合用のスリット10aを設けてある。
【0018】前記表示部6は、全体を長方形状に凹ませ
て形成してあるが、図4に示したように、凹ませて形成
した表示部6の長手方向に沿う両縁部6a,6bの間隔
は、凹みの底部より稍々狭く形成し、実質的に相互に内
側に傾斜した状態で形成してあり、表示部6内に位置さ
せた表示部材7が簡単には抜け出したり、はみ出したり
しないようにしてある。
【0019】表示部6に関しては、図5に示した他の実
施例のように、両縁部6a,6bの間隔を更に狭く形成
すれば、表示部6に位置させた表示部材7の上に重ね合
わせるようにして、表示部6と略同一の大きさ(長さ)
で、両縁部6a,6bの間隔よりも稍々広い、透明又は
半透明の樹脂フィルム15を嵌め込むことで、表示部材
7のはみ出しがなく、且つ汚れなくなる。
【0020】尚、両縁部6a,6bの傾斜については連
続又は不連続でも良い。要するに、表示部6に位置する
表示部材7が、表示部6内に収まって容易に抜け出さな
いようになれば良いのであり、両縁部6a,6bを鉤状
に形成することも含まれるのである。
【0021】この場合の樹脂フィルム15は、所定の硬
度があって表示部6に嵌った状態で表示部材7をシッカ
リと押さえることができるものである。そして、樹脂フ
ィルム15の嵌着は、例えば表示部6の一方の端部側か
ら差し込むようにすれば良いのであって、表示部材7の
繰り出し及び表示の書き換えの際には、樹脂フィルム1
5を取り外した状態にすれば、それらの作業を容易に遂
行できる。
【0022】また、表示部材7は従来のラベルシートの
略5枚分に相当又はそれ以上の長さに形成してあるの
で、予め例えばラベルシートの1枚分に相当する長さ毎
に区分して色を変えるとか、或は所定の表示枠をプリン
トしておき、その表示枠内の一部に「1回」から「5
回」等の順次の表示をして置く。この回数の表示は、重
ね録りの回数を知らせるだけでなく、画質劣化の限度を
警告する意味合いも有するものである。
【0023】このようにラベルシート1枚分毎に色を変
えるか或は表示枠を設けておくことにより、重ね録りし
た時に、取り敢えず表示部材7を移動させておけば、仮
にその内容のタイトル表示をその場で書き込まなくて
も、一目して重ね録りしたことが認識でき、後刻そのタ
イトル表示を書き込むことができる。
【0024】更に、樹脂フィルム15は、例えば赤、
青、黄色等の色を半透明の状態で着色しておくこどで、
記録した内容又は種類に基づき夫々を色分けしてストッ
クすることができ、色分けによる分類で整理整頓が容易
になる。
【0025】このように構成された、本発明のラベルシ
ートを装備した磁気テープカセットは、その背面側に予
め表示部材7が適正な状態で存在しており、その表示部
材7に対して、最初の記録又は録画に対応したタイトル
表示を直ちに書き込むことができる。
【0026】そして、後日において最初の記録又は録画
が不要になった時に、2回目(3回目以降も同じ)の重
ね録りをした場合、指で駆動輪12を簡単に回転させる
だけで、巻取軸11が回転して表示部材7を順次引き出
し、表示部6に新たな表示面が表出し、その新たな表示
面に重ね録りした内容のタイトル表示を直ちに書き込む
ことができる。
【0027】尚、図示の実施例においては、ビデオカセ
ットについて説明したが、これに限定されることなく、
記録再生ができるカセット全般について本発明を適用で
きることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る表示
部材を装備した磁気テープカセットは、カセット本体の
背面側に表示部を設け、該表示部に沿って位置し且つ任
意に繰り出して移送できる複数回分の表示部材をロール
状にして内部に収納した構成としたことにより、重ね録
りした際に、従来のようにラベルシートを剥がして貼り
替える等の厄介な作業を必要とせず、直ちに表示部材を
繰り出して移送させ、表示部に新規な表示面を出して、
タイトル表示の書き換えが速やかに行えると言う優れた
効果を奏する。
【0029】また、表示部はカセット本体の背面側にお
いて長手方向に沿って凹ませて形成し、該凹ませて形成
した両端部にスリット状の孔を設けると共に、底部より
も長手方向両縁部の間隔を狭く形成したこと、及び表示
部材が樹脂シートであること、並びに表示部に沿って位
置させた表示部材に重ねて、透明又は半透明の樹脂フィ
ルムを着脱自在に配設した構成としたことからして、表
示部に位置させた表示部材がずれたり、はみ出したりし
ないと言う優れた効果を奏する。
【0030】更に、表示部材に、所定間隔をもって異な
った色を着色又は表示枠を設けたことにより、重ね録り
の回数又は重ね録りしたかどうかが一目して認識できる
と言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る好実施例を示す磁気テープカセッ
トの背面側斜視図である。
【図2】同実施例に使用される表示部材の状態を示す略
示的側面図である。
【図3】同実施例における要部のみを示す断面図であ
る。
【図4】同実施例における表示部の拡大断面図である。
【図5】表示部の他の実施例を示す図4と同様の拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 カセット本体 1a 上シェル 1b 下シェル 1c 一方のコーナー部 1d 他方のコーナー部 2,3 リール 4 磁気テープ 5 リッド機構 6 表示部 6a,6b 両縁部 7 表示部材 7a ロール状部 7b 引き出し端部 8,9 スリット状の孔 10 軸部 10a スリット 11 巻取軸 12 駆動輪 13,14 バネ 15 樹脂フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット本体の背面側に表示部を設け、
    該表示部に沿って位置し且つ任意に繰り出して移送でき
    る複数回分の表示部材をロール状にして内部に収納した
    ことを特徴とする表示部材を装備した磁気テープカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 表示部は、背面側の長手方向に沿って凹
    ませて形成し、該凹ませて形成した両端部にスリット状
    の孔を設けると共に、底部よりも長手方向両縁部の間隔
    を狭く形成した請求項1に記載の表示部材を装備した磁
    気テープカセット。
  3. 【請求項3】 表示部材が樹脂シートである請求項1に
    記載の表示部材を装備した磁気テープカセット。
  4. 【請求項4】 表示部材に、所定間隔をもって異なった
    色を着色又は表示枠を設けた請求項1又は3に記載の表
    示部材を装備した磁気テープカセット。
  5. 【請求項5】 表示部に沿って位置させた表示部材に重
    ねて、透明又は半透明の樹脂フィルムを着脱自在に配設
    した請求項1又は2に記載の表示部材を装備した磁気テ
    ープカセット。
JP15871094A 1994-07-11 1994-07-11 表示部材を装備した磁気テープカセット Pending JPH0831145A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0831145A true JPH0831145A (ja) 1996-02-02

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ID=15677670

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JP15871094A Pending JPH0831145A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 表示部材を装備した磁気テープカセット

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JP (1) JPH0831145A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1394803A2 (en) * 1996-02-13 2004-03-03 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Mechanically scrollable display

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1394803A2 (en) * 1996-02-13 2004-03-03 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Mechanically scrollable display
EP1394803A3 (en) * 1996-02-13 2006-12-06 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Mechanically scrollable display

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