JPH08310610A - 木材取出装置 - Google Patents

木材取出装置

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JPH08310610A
JPH08310610A JP11421695A JP11421695A JPH08310610A JP H08310610 A JPH08310610 A JP H08310610A JP 11421695 A JP11421695 A JP 11421695A JP 11421695 A JP11421695 A JP 11421695A JP H08310610 A JPH08310610 A JP H08310610A
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JP
Japan
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wood
shelves
take
main body
shelf
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JP11421695A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Hirota
哲夫 廣田
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HIROTA WOOD WORKING MACH WORKS
HIROTA KK
Original Assignee
HIROTA WOOD WORKING MACH WORKS
HIROTA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種類の異なる必要量の木材を、無人により収納
棚から自動かつ連続的に取り出すことができる木材取出
装置を提供する。 【構成】木材bの収納棚1の側部に付設した軌道10へ
係合した取出本体2の縦ガイド13に昇降体3を取り付
け、この昇降体3の横ガイド18へ木材bの保持手段5
を有する移動体4を係合させて、取出本体2の下側には
取り出された木材bを次工程へ搬送する移送手段6を設
けると共に、収納棚1における複数棚列1aおよび複数
棚段1bを検出する棚列検出手段7aおよび棚段検出手
段7bと、制御手段8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種類の異なる多数の木
材を、その収納棚から自動的に取り出すことができる木
材取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木造住宅等に使用される木材は、
その長さの設定や仕口あるいは継手等の加工は、あらか
じめ、建築設計に基づいたコンピュータ処理により、工
場においてその1棟分が機械的に制御された自動的なプ
レカット作業により行なわれている。
【0003】そして、該木材は、その種類ごと木材倉庫
へ山状に多数積み上げられてストックされており、加工
時、作業者が必要な木材を手作業により運び出してフォ
ークリフト等に積載してプレカット工場へ送り込んでい
た。
【0004】しかしながら、この作業は、木材自体が重
量を有するので、持ち運びは作業者に与える労働負担が
大きく、しかも、人手によるときは、木材データ通りの
取り出しにミスが生じやすく、また、作業時間も大幅に
掛かるもので、これら作業者も多数必要となる。
【0005】特に、取り出した木材の落下や木材の山の
崩壊等による作業者への危険も伴うもので、作業環境が
極めて悪いものであった。棟の様々な問題点を有するも
のであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、木材の収納棚の
側部に付設した軌道へ係合した取出本体の縦ガイドに昇
降体を取り付け、この昇降体の横ガイドへ木材の保持手
段を有する移動体を係合させて、取出本体の下側には取
り出された木材を次工程へ搬送する移送手段を設けると
共に、収納棚における複数棚列および複数棚段を検出す
る棚列検出手段および棚段検出手段と、制御手段とを備
えることにより、種類の異なる必要量の木材を、無人に
より収納棚から自動かつ連続的に取り出すことができる
木材取出装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、複数棚段で複数棚列を有する木
材の収納棚と、該収納棚の側部に付設した軌道へ係合し
て、進退手段により進退自在に移動する取出本体と、こ
の取出本体の縦ガイドへ昇降手段より昇降自在に係合さ
せた昇降体と、該昇降体の横ガイドへ横移動手段により
横方向移動自在に係合させ、前記収納棚内へ臨む移動体
と、この移動体に設けた木材の保持手段と、前記取出本
体の下側に設けて保持手段により取り出された木材を次
工程へ搬送する移送手段と、前記収納棚における複数棚
列および複数棚段を検出する棚列検出手段および棚段検
出手段と、前記各手段を操作する制御手段と、を備えさ
せた木材取出装置の構成にある。
【0008】また、この木材取出装置にあって、移送手
段の終端部に連係させて木材を整列させる整列手段を備
える。
【0009】更に、整列手段は、移送手段上の木材群を
受け入れて、所定間隔に離隔して移送する間隔搬送手段
と、この間隔搬送手段に設けてこの上部に移送される木
材を90°反転させる向き変換手段と、前記間隔搬送手
段に連係させて木材の不良品を排除させる選別手段と、
を備えさせる。
【0010】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。
【0011】収容棚には、その複数棚列および複数棚段
にその種類ごと木材が収納されているもので、あらかじ
め、制御手段に入力された建築データに基づいて、この
収納棚の側部において取出本体が軌道上を進退する。
【0012】したがって、収納棚において希望する棚列
へ達した取出本体は、この取出本体に係合させた昇降体
を操作して希望する棚段へ移動させる。
【0013】次に、昇降体に係合させた移動体を棚段に
載置された木材上へ繰り出して、保持手段を該木材面へ
当接させ保持させた後、再び、昇降体の原点位置へ復帰
させて、その下部に待機する移送手段上に移し替えるも
ので、この棚段において必要量の木材を取り出すと、取
出本体を操作して次の棚段あるいは次の棚列の棚段へ移
動する。
【0014】こうして、建築データに基づいた様々な種
類の木材が取り出されるもので、これらの木材は、移送
手段により順次その終端部へ搬送されるもので、この終
端部に連係させた整列手段では、まず、送られてきた突
き合わされたブロック状の多数の木材は、間隔移送手段
により、所定間隔をもって離隔され搬送される。
【0015】そして、向き変換手段に達すると、送られ
てきた木材は、90°にその姿勢が変換された起立状態
となるもので、この状態で移送されつつ、選別手段によ
り、不良品は、間隔移送手段の側方へ排出される。
【0016】
【実施例】次に本発明に関する木材取出装置の実施の一
例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1および図2においてAは、木材取出装
置であって、木造住宅等に使用される木材bをその種類
ごと自動的に分別取り出しを行なって、後工程のプレカ
ット工場へ搬送するもので、木材bの収納棚1と、取出
本体2と、昇降体3と、移動体4と、保持手段5と、移
送手段6と、棚列検出手段および棚段検出手段7a,7
bと、制御手段8とにより基本的に構成される。
【0018】そして、前記した収納棚1は、図1(a)
に示すように、横長で枠状に形成してこの枠内に複数棚
列1aに仕切り、この複数棚列1a内に複数棚段1bを
設けてあって、これら複数棚段1bごとへ異なるサイズ
や種類の木材bを、例えば、図1(b)に示すような木
材群b1の所定量を積み上げるものであり、後記する取
出本体2を挟んでその両側に設けることが効率上好まし
い。
【0019】なお、これら複数棚段1bへの木材bの搬
入には、フォークリフト等の特殊車輌9により行なわれ
る。
【0020】前記した取出本体2は、図1および図3,
図4に示すように、収納棚1の近傍側部に付設した軌道
10,10へ、その下部前後の車輪11を係合して、進
退手段12により収納棚1に沿って進退自在に移動する
もので、箱形の枠状に形成してある。
【0021】この進退手段12は、ブレーキ付き減速機
付きモータ(数値制御可能なサーボモータ等であっても
よい。)等を用いて、一方の車輪11へ連係させ、この
モータの正逆の回転により取出本体2の前進および後退
を行なう。
【0022】また、この取出本体2は、図4に示すよう
に、該取出本体2を挟んだ左右の収納棚1に掛け渡した
継体1cのガイド1dへ、取出本体2の上部に設けた一
対のローラ1eにより挟持するように係合させてあっ
て、該取出本体2の転倒を防止する。
【0023】前記した昇降体3は、図3および図4に示
すように、取出本体2の移動方向前後に設けた縦ガイド
13へ昇降手段14より昇降自在に係合させてある。
【0024】この昇降手段14は、取出本体2の上下に
設けた鎖車15,15に一対のチェーン16を掛け渡
し、その両端部を昇降体3に固着してあって、この一方
の鎖車15,15へブレーキ付き減速機付きモータ17
(数値制御可能なサーボモータ等であってもよい。)を
連係してあり、このモータ17の正逆回転により昇降体
3が任意位置へ移動する。
【0025】前記した移動体4は、昇降体3の前後に設
けた横ガイド18へ、その一対のローラ19により挟持
されて係合し、横移動手段20により横方向移動自在と
なるようにしてあって、移動時は、収納棚1の棚段1b
内へ臨むように構成されている。
【0026】この横移動手段20は、昇降体3に設けた
固定ラック21と移動体4に設けた可動ラック22との
間に、昇降体3に取り付けたブレーキ付き減速機付きモ
ータ23(数値制御可能なサーボモータ等であってもよ
い。)の出力軸24に中間部材25を介して支承させた
ピニオン26を噛合させてあり、このモータ23の正逆
回転により移動体4が取出本体2と収納棚1との間を任
意に移動する。
【0027】前記した保持手段5は、移動体4に設けて
収納棚1の木材bを取り出して、後記する移送手段6上
へ受け渡すもので、その構成は、移動体4の下側より吊
下させた支持体27へ、コイルスプリング等の弾機28
により弾力的に取り付けられたエア等により作用される
吸着パット29を一個または複数個設けてある。
【0028】そして、支持体27の適所には、収納棚1
における棚段1b上に、複数段積まれた木材群b1の最
上段のものを検知する材高さ検出手段30を取り付けて
あって、例えば、光電スイッチ等を用いる。
【0029】なお、前記した移動体4の移動方向前後に
は、棚段1b上に複数段積まれた木材群b1の木材列の
位置を検知する材列検出手段31が設けられているもの
で、取付部材32へ支軸33により検知部材34を回動
自在に支持してあって、移動体4の横移動により、この
検知部材34が木材bに当たったとき、縦方向に回動し
て移動体4の移動を妨げないようにしてある。
【0030】そして、検知部材34にはエアシリンダ等
の操作部材35が連係されていて、該検知部材34が木
材bの側面へ当接したとき、材列検出手段31の検知に
よって回動し、その回動位置を保持させたり、この回動
位置からもとの待機位置に復帰させたりする。
【0031】また、この材列検出手段31には、図6に
示すように、検知部材34が木材bに当たったとき、す
なわち、木材bの有無を検出したことを検知するセンサ
ー36を設けてあって、検知部材34の外端部に付設し
た検出子37に連係する近接スイッチを用いる。
【0032】前記した移送手段6は、取出本体2の下側
に設けて保持手段5により取り出された木材bを次工程
へ搬送するもので、図1および図2,図4に示すよう
に、支持台38へ所定間隔に支持させたローラコンベア
式を用いて、これらローラの支軸を、図示してないスプ
ロケット,チェーン,モータ等からなる駆動手段により
一方向へ連続または間欠に移送される。
【0033】なお、この駆動手段は、ローラに内蔵した
自転式のモータを用いることもできる。
【0034】前記した棚列検出手段および棚段検出手段
7a,7bは、収納棚1における複数棚列1aおよび複
数棚段1bを検出するもので、このうち、棚列検出手段
7aは、図2に示すように、収納棚1における各棚列1
aの内側に設けた光電スイッチを用いるもので、取出本
体2においてこの光電スイッチに対応するように設けた
受光器40を該光電スイッチが検出したとき、進退手段
12が非動作となり取出本体2が停止する。
【0035】なお、前記した受光器40と隣接して取出
本体2の減速指令の発信となる前受光器41を設けるこ
とで、棚列検出手段7aが受光器40に対応したとき、
直ちに取出本体2を停止できるようにしてある。
【0036】また、棚列1aごと設けたこの棚列検出手
段7aの該棚列1aとの関係は、あらかじめ、後記する
制御手段8にプログラムされている。
【0037】更に、前記した棚段検出手段7bは、複数
段、例えば、三段に設けられた棚段1bに対して、希望
する棚に木材bの保持手段5を対応させるもので、図4
に示すように、取付本体2に設けた三箇所の受光器4
2,43,44に対応する光電スイッチを用いるもの
で、この光電スイッチは、取付本体2に係合させた昇降
体3に設けられる。
【0038】前記した制御手段8は、進退手段12や昇
降手段14,横移動手段20,保持手段6等の各手段を
適宜制御するもので、慣用のコンピュータを用いる。
【0039】この制御手段8には、あらかじめ、例え
ば、木造住宅等に使用される全量の木材bが、建築設計
に基づいた電算処理によりそのサイズや種類のデータが
入力されている。
【0040】なお、図3および図4において45は、保
持手段5により収納棚1から取り出された木材bを、取
出本体2における昇降体3内へ一次保留させておく受取
部材で、取出本体2の巾方向に張設したチェーンコンベ
アを用いて、駆動部材46の駆動により一方向へ該コン
ベアを走行させて、その両側に設けた出没自在のストッ
パー47,48に当てて、木材b同士の端部が突き合わ
さるように整列させることで、移送手段6による搬送が
容易となると共に、載置姿勢の不良による木材bの搬送
ミスを防止する。
【0041】したがって、本実施例装置Aによれば以下
の作用を奏するもので、、収容棚1には、木材bがフォ
ークリフト9によりその外側空間部から、定められた棚
列1aの棚段1bに供給されるものであり、この供給に
あっては、木材bのサイズごとあるいは木材bの種類ご
と区分けがされて、ブロック上に木材群b1が形成され
る。
【0042】木材bの取り出しは、あらかじめ、制御手
段8へ建築設計データに基づいてその必要量が入力され
るもので、取出本体2は、該制御手段8からの信号によ
り各手段が、各棚列1aに対して効率よく制御されるも
のであって、まず、収納棚1の側部近傍において取出本
体2が軌道10上を進退手段12により走行する。
【0043】収納棚1において、棚列検出手段7aによ
り最初の棚列1aへ達した取出本体2は停止し、棚段1
bの位置への昇降体3の移動が開始されるもので、棚段
検出手段7bの検出により希望する棚段1bへ移動した
昇降体3は停止する。
【0044】このとき、昇降体3の上昇時に、保持手段
5の支持体27適所に設けた材高さ検出手段30が、木
材群b1の最上段の木材bを検出して吸着パット29を
移動させる。
【0045】次に、図7(a)に示すように、移動体4
を横移動手段20により木材群b1へ向かって横方向へ
移動するもので、移動体4の線端部に付設した検知部材
34が、最上段における最前列の木材b端部に当たる
と、図7(b)に示すように、支軸33を中心に回動し
移動体4の前進を妨げないと共に、センサー36が作動
して希望する木材bに到達したことを検知する。
【0046】この状態で、この昇降体3に係合させた移
動体4を棚段1b内へ繰り出して、保持手段5の吸着パ
ット29を木材bへ降下させ、この吸引を作動させる
と、木材bはこの吸着パット29により保持されるの
で、移動体4を後退させ昇降体3内の原点位置へ復帰さ
せる。
【0047】そして、昇降体3に設けた受取部材45へ
木材bを載置すると、この受取部材45の走行によりス
トッパー47に当たるまで、該木材bが移動するもの
で、この棚段1bにおいて必要本数の木材bの取り出し
が終われば、昇降体3を降下させて、図8に示すよう
に、その下部に待機する移送手段6上へ、端面が互いに
当接した整列した状態で移し替えられ、該移送手段6の
終端部へ搬送される。
【0048】こうして、この棚段1bにおいて必要量の
木材bを取り出すと、取出本体2を操作して次の棚段1
bあるいは次の棚列1aの棚段1bへ移動して、前記し
た同様の操作がなされるもので、あらかじめ、制御手段
8に入力した建築データに基づいた住宅1棟分の木材b
が取り出されるもので、これらの木材bは、同様に移送
手段6により順次その終端部へ搬送されるなお、この取
り出しにより不足した木材bは、適宜フォークリフト9
によりその棚段1bに補充される。
【0049】また、移送手段6の終端部には、この移送
手段6より取り出された木材bを、例えば、プレカット
工場へ搬送するための整列手段50が連係されているも
のであって、図9に示すように、この整列手段50は、
間隔搬送手段51と、向き変換手段52と、選別手段5
3とよりなる。
【0050】そして、間隔搬送手段51は、移送手段1
上に並べ設けられた所定数の木材群を受け入れて、所定
間隔に離隔して一方向へ移送するもので、移送手段1で
あるローラコンベアのローラの間に、流体シリンダとリ
ンクからなる作動部材54により繰出コンベア55を揺
動自在に設けて、この繰出コンベア55を中継コンベア
56を介して木材一本送り部材57へ連結してある。
【0051】そして、該木材一本送り部材57は、図1
0および図11に示すように、取出部材58と、受渡部
材59と、送出部材60とよりなるもので、まず、取出
部材58は、中継コンベア56の終端部に送られてきた
木材bを、流体シリンダ等の操作部材61により作動さ
れる把持部材62によりその上下を掴む。
【0052】なお、この把持部材62は、フレーム63
の水平ガイド64へ進退自在に係合させた保持体65に
軸支させたギア等の連動部材66,66に連結してあっ
て、これら挟持部材62の一方へ、前記した操作部材6
1を連係することにより、図11(a)に示すように、
挟持部材62,62が相対的に回動して中継コンベア5
6上の木材bを把持すると共に、図1(b)に示すよう
に、保持体65に連係させた流体シリンダ等の進退部材
67により中継コンベア56の終端部まで強制的に移送
され、この木材bは、受渡部材59上に移動される。
【0053】この受渡部材59は、フレーム63へ立設
させた縦ガイド68へ昇降自在に係合させた取付体69
へ多数のコロ70を軸支してあって、このコロ70上に
移し替えられた木材bは、取付体69へ連係させた流体
シリンダ等の移動部材71により、図11(c)に示す
ように、中継コンベア56より上方(必ずしも上方に設
けなくてもよいもので、中継コンベア56と同一高さあ
るいはこれより低所であってもよい。)に設けた送出部
材60へ送り込むことで、ブロック状にかたまって送ら
れてきた木材bを一本づつ所定間隔で次工程へ送ること
ができる。
【0054】なお、取出部材58の把持部材62,62
が、中継コンベア56上の最先部の木材bを把持して前
方へ送り出すときは、この中継コンベア56は停止され
ている。
【0055】また、向き変換手段52は、間隔搬送手段
51に設けてこの上部に移送される木材bを90°反転
させるもので、図12に示すように、送出部材60の途
中において支軸73,74へ、回動部材75,76によ
り該送出部材60上へ出没自在に回動させる変換部材7
7,78を支承させてあって、図13(a)に示すよう
に送られてきた木材bの端面pを下方へ向けて起立させ
る場合は、変換部材77と一体的に取り付けた流体シリ
ンダ等の規制部材79を送出部材60上に繰り出すと、
この規制部材79により連続的に移送される木材bが停
止される。
【0056】そして、回動部材75を操作して変換部材
77を起こすと、図13(b)に示すように木材bは、
90°反転した起立状態となる。
【0057】なお、もう一方の変換部材78を起立させ
ておけば、木材bの反転操作中の該木材bの転倒がな
い。
【0058】また、図13(c)に示すように送られて
きた木材bの端面qを下方へ向けて起立させる場合は、
変換部材77を通過した後、変換部材78上に木材bが
達したとき、回動部材76を操作して該変換部材78を
回動すると共に、変換部材78と一体的に取り付けた流
体シリンダ等の規制部材80を送出部材60上に繰り出
すと、この規制部材80により木材bの端面qが支承さ
れつつ、図13(d)に示すように木材bは、90°反
転した起立状態となる。
【0059】この動作は、送出部材60上を走行する木
材bを作業者が見ながら適宜反転方向を、あるいは、反
転させない通過の判断を行なうものである。
【0060】前記した選別手段53は、間隔搬送手段5
1あるいは向き変換手段52に連係させて、木材bの不
良品、例えば、曲がりや丸みを有しているものを排除さ
せるもので、例えば、送出手段60と直交する方向に設
けた排出部材81であるローラコンベアのローラの間
に、流体シリンダとリンクからなる作動部材82により
繰出コンベア83を揺動自在に設けて、排出されるべき
木材bが到達したとき、作動部材82を操作して繰出コ
ンベア82を降下させることにより、この木材bが排出
部材81上へ移し替わって除外させることで検品を行な
える。
【0061】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、あら
かじめ、制御手段に入力したデータ通りの複数種類やサ
イズの木材が、連続かつ自動的に行なえて、大幅な省力
化および省人化が計れて、多数種類の木材の取り出し
を、短時間でしかも正確に行なうことができて、しか
も、この作業の間において収納棚や取出本体の近傍に
は、作業者は全く不要となるので、取り出した木材の落
下や木材の山の崩壊等による作業者への危険も皆無とな
り、安全な木材の取り出し作業が行なえる等の特有な効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する木材取出装置の一実施例を一部
を示す斜視図である。
【図2】図1における概略の平面図である。
【図3】図1における取出本体を示す正面図である。
【図4】図1における要部を示す側面図である。
【図5】図1における昇降体および保持手段の要部を示
す側面図である。
【図6】図5における正面図である。
【図7】図1における保持手段の各作動状態を示す説明
図である。
【図8】図1における移送手段への取出木材の載置状態
を示す説明図である。
【図9】図1における整列手段の概略を示す説明図であ
る。
【図10】図9における間隔搬送手段を示す側面図であ
る。
【図11】図9における間隔搬送手段の作動状態を示す
説明図である。
【図12】図9における向き変換手段を示す側面図であ
る。
【図13】図9における向き変換手段の作動状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
b 木材 1 収納棚 1a 複数棚列 1b 複数棚段 2 取出本体 3 昇降体 4 移動体 5 保持手段 6 移送手段 7a 棚列検出手段 7b 棚段検出手段 8 制御手段 10 軌道 12 進退手段 13 縦ガイド 14 昇降手段 20 横移動手段 50 整列手段 51 間隔搬送手段 52 向き変換手段 53 選別手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数棚段で複数棚列を有する木材の収納
    棚と、該収納棚の側部に付設した軌道へ係合して、進退
    手段により進退自在に移動する取出本体と、この取出本
    体の縦ガイドへ昇降手段より昇降自在に係合させた昇降
    体と、該昇降体の横ガイドへ横移動手段により横方向移
    動自在に係合させ、前記収納棚内へ臨む移動体と、この
    移動体に設けた木材の保持手段と、前記取出本体の下側
    に設けて、保持手段により取り出された木材を次工程へ
    搬送する移送手段と、前記収納棚における複数棚列およ
    び複数棚段を検出する棚列検出手段および棚段検出手段
    と、前記各手段を操作する制御手段とを備えさせたこと
    を特徴とする木材取出装置。
  2. 【請求項2】 複数棚段で複数棚列を有する木材の収納
    棚と、該収納棚の側部に付設した軌道へ係合して、進退
    手段により進退自在に移動する取出本体と、この取出本
    体の縦ガイドへ昇降手段より昇降自在に係合させた昇降
    体と、該昇降体の横ガイドへ横移動手段により横方向移
    動自在に係合させ、前記収納棚内へ臨む移動体と、この
    移動体に設けた木材の保持手段と、前記取出本体の下側
    に設けて、保持手段により取り出された木材を次工程へ
    搬送する移送手段と、前記収納棚における複数棚列およ
    び複数棚段を検出する棚列検出手段および棚段検出手段
    と、前記各手段を操作する制御手段と、前記移送手段の
    終端部に連係させて木材を整列させる整列手段とを備え
    させたことを特徴とする木材取出装置。
  3. 【請求項3】 整列手段は、移送手段上の木材群を受け
    入れて、所定間隔に離隔して移送する間隔搬送手段と、
    この間隔搬送手段に設けてこの上部に移送される木材を
    90°反転させる向き変換手段と、前記間隔搬送手段に
    連係させて木材の不良品を排除させる選別手段とを備え
    させたことを特徴とする請求項2記載の木材取出装置。
JP11421695A 1995-05-12 1995-05-12 木材取出装置 Pending JPH08310610A (ja)

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