JPH08310410A - 自動車のステアリングコラム - Google Patents
自動車のステアリングコラムInfo
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- JPH08310410A JPH08310410A JP8123518A JP12351896A JPH08310410A JP H08310410 A JPH08310410 A JP H08310410A JP 8123518 A JP8123518 A JP 8123518A JP 12351896 A JP12351896 A JP 12351896A JP H08310410 A JPH08310410 A JP H08310410A
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- stationary support
- gate
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/16—Steering columns
- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/185—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable adjustable by axial displacement, e.g. telescopically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
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- B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
- B62D1/184—Mechanisms for locking columns at selected positions
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/32—Articulated members
- Y10T403/32254—Lockable at fixed position
- Y10T403/32467—Telescoping members
- Y10T403/32516—Remotely actuated
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/70—Interfitted members
- Y10T403/7075—Interfitted members including discrete retainer
- Y10T403/7077—Interfitted members including discrete retainer for telescoping members
Landscapes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 実質上無段階で位置調整できるステアリング
コラムを提供する。 【解決手段】 ステアリングコラム（１０）は静止支持
体（１２）と、長手中心線（２６）の方向に前後に運動
できるように静止支持体に装着された可動支持体（１
４）と、静止支持体に関する可動支持体の相対位置を決
める位置制御装置（４６）とを有し、位置制御装置は、
静止支持体に設けたゲート（７０）と；ゲートの前を長
手中心線（２６）の方向に可動支持体と一体的に運動で
き、且つ、長手中心線に垂直な方向において可動支持体
に相対的に運動できるように、可動支持体に支持された
薄い板（４８）のスタックと；静止支持体に設けられ、
ゲートに整合したスタックのセグメントを、長手中心線
に対して垂直な方向に動かし、スタックとゲートとが部
分的に重なって静止支持体に関して可動支持体を固定す
るようにする移動手段（７２）とを有する。
コラムを提供する。 【解決手段】 ステアリングコラム（１０）は静止支持
体（１２）と、長手中心線（２６）の方向に前後に運動
できるように静止支持体に装着された可動支持体（１
４）と、静止支持体に関する可動支持体の相対位置を決
める位置制御装置（４６）とを有し、位置制御装置は、
静止支持体に設けたゲート（７０）と；ゲートの前を長
手中心線（２６）の方向に可動支持体と一体的に運動で
き、且つ、長手中心線に垂直な方向において可動支持体
に相対的に運動できるように、可動支持体に支持された
薄い板（４８）のスタックと；静止支持体に設けられ、
ゲートに整合したスタックのセグメントを、長手中心線
に対して垂直な方向に動かし、スタックとゲートとが部
分的に重なって静止支持体に関して可動支持体を固定す
るようにする移動手段（７２）とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は調整可能な自動車の
ステアリングコラムに関する。
ステアリングコラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ステアリングコラムの長手中心線の方向
に沿ってステアリングホイール（ハンドル）の位置を調
整できるようにした自動車のステアリングコラムは、一
般に、静止の支持体と、回転可能な状態でハンドルを装
着した可動支持体と、静止の支持体に関する可動支持体
の相対位置を決める位置制御装置とを有する。従来の位
置制御装置は静止の支持体と可動支持体との間の簡単な
摩擦クランプを備え、クランプは相互係合するスプライ
ン歯を備えていて静止の支持体と可動支持体との間の相
対運動に対する抵抗を高めていた。
に沿ってステアリングホイール（ハンドル）の位置を調
整できるようにした自動車のステアリングコラムは、一
般に、静止の支持体と、回転可能な状態でハンドルを装
着した可動支持体と、静止の支持体に関する可動支持体
の相対位置を決める位置制御装置とを有する。従来の位
置制御装置は静止の支持体と可動支持体との間の簡単な
摩擦クランプを備え、クランプは相互係合するスプライ
ン歯を備えていて静止の支持体と可動支持体との間の相
対運動に対する抵抗を高めていた。
【０００３】
【発明の構成並びに作用効果】本発明は、静止の支持体
と、回転可能な状態でハンドルを装着した可動支持体
と、可動支持体の位置の確実な保持及び実質上無限（無
段階）の位置調整を達成できる位置制御装置とを有する
新規で改善した調整可能な自動車のステアリングコラム
を提供する。位置制御装置は静止の支持体に設けたゲー
トと、可動支持体に設けられ、ゲートの前方で可動支持
体と一緒に前後に運動する薄い板のスタックと、静止の
支持体に設けられ、薄い板のスタックのセグメントをゲ
ート内へ部分的に移動させて、静止の支持体に関して可
動支持体を固定するスライドとを有する。好ましい発明
の実施の形態においては、作動レバーを非係止位置から
係止位置へ枢動させたときには、バネが、薄い板のスタ
ックをゲートに部分的に重ならせる位置へスライドを移
動させ、作動レバーを係止位置から非係止位置へ枢動さ
せたときには、作動レバーと一緒に回転できるカムがス
ライドを反対方向へ移動させる。
と、回転可能な状態でハンドルを装着した可動支持体
と、可動支持体の位置の確実な保持及び実質上無限（無
段階）の位置調整を達成できる位置制御装置とを有する
新規で改善した調整可能な自動車のステアリングコラム
を提供する。位置制御装置は静止の支持体に設けたゲー
トと、可動支持体に設けられ、ゲートの前方で可動支持
体と一緒に前後に運動する薄い板のスタックと、静止の
支持体に設けられ、薄い板のスタックのセグメントをゲ
ート内へ部分的に移動させて、静止の支持体に関して可
動支持体を固定するスライドとを有する。好ましい発明
の実施の形態においては、作動レバーを非係止位置から
係止位置へ枢動させたときには、バネが、薄い板のスタ
ックをゲートに部分的に重ならせる位置へスライドを移
動させ、作動レバーを係止位置から非係止位置へ枢動さ
せたときには、作動レバーと一緒に回転できるカムがス
ライドを反対方向へ移動させる。
【０００４】
【発明の実施の形態】本発明に係る調整可能な自動車の
ステアリングコラム１０は静止の支持体１２と可動支持
体１４とを有する。静止の支持体１２は一対の平行な側
壁１６Ａ、１６Ｂと、側壁間を延びる上壁１８と、外端
２０とを有する。静止の支持体１２はそのブラケット２
２を介して外端２０の近傍で車体（図示せず）に取り付
けられる。平坦なブロック２４は側壁１６Ａ、１６Ｂ間
で静止の支持体１２に剛直に取り付けられ、側壁及び上
壁１８と共働して箱形状のジャーナルを構成し、これに
より、可動支持体１４はステアリングコラムの長手中心
線２６の方向に沿って出入り摺動運動できるように静止
の支持体に装着される。
ステアリングコラム１０は静止の支持体１２と可動支持
体１４とを有する。静止の支持体１２は一対の平行な側
壁１６Ａ、１６Ｂと、側壁間を延びる上壁１８と、外端
２０とを有する。静止の支持体１２はそのブラケット２
２を介して外端２０の近傍で車体（図示せず）に取り付
けられる。平坦なブロック２４は側壁１６Ａ、１６Ｂ間
で静止の支持体１２に剛直に取り付けられ、側壁及び上
壁１８と共働して箱形状のジャーナルを構成し、これに
より、可動支持体１４はステアリングコラムの長手中心
線２６の方向に沿って出入り摺動運動できるように静止
の支持体に装着される。
【０００５】可動支持体１４は静止の支持体１２内に入
れ子式に位置し、一対の側壁２８Ａ、２８Ｂと、上壁３
０と、底壁３２と、開いた内端３４と、外端３６とを有
する。ステアリングシャフト３８（図１）は中心線２６
のまわりで回転できるように静止の支持体に装着された
下方部分４０と、中心線２６のまわりで回転できるよう
に可動支持体１４に装着され中心線２６の方向に可動支
持体と一緒に一体的に運動できる上方部分４２とを有す
る。上方部分４２は下方部分４０内に入れ子式に位置
し、静止の支持体１２に対する可動支持体１４の出入り
運動を可能にする。ステアリングホイール即ちハンドル
（図示せず）はステアリングシャフトの上方部分４２の
端部４４に剛直に取り付けられる。車両の乗員コンパー
トメント内の運転席に座った運転手に関するハンドルの
相対位置は、静止の支持体に関して長手中心線２６の方
向にハンドル及び可動支持体１４を（出入り）移動させ
ることにより、調整される。
れ子式に位置し、一対の側壁２８Ａ、２８Ｂと、上壁３
０と、底壁３２と、開いた内端３４と、外端３６とを有
する。ステアリングシャフト３８（図１）は中心線２６
のまわりで回転できるように静止の支持体に装着された
下方部分４０と、中心線２６のまわりで回転できるよう
に可動支持体１４に装着され中心線２６の方向に可動支
持体と一緒に一体的に運動できる上方部分４２とを有す
る。上方部分４２は下方部分４０内に入れ子式に位置
し、静止の支持体１２に対する可動支持体１４の出入り
運動を可能にする。ステアリングホイール即ちハンドル
（図示せず）はステアリングシャフトの上方部分４２の
端部４４に剛直に取り付けられる。車両の乗員コンパー
トメント内の運転席に座った運転手に関するハンドルの
相対位置は、静止の支持体に関して長手中心線２６の方
向にハンドル及び可動支持体１４を（出入り）移動させ
ることにより、調整される。
【０００６】ステアリングコラム１０の位置調整装置４
６は薄い矩形の板４８のスタックを有する。典型的には
符号４８′にて示すように、各薄い板４８は一対の長い
側部５０Ａ、５０Ｂと、一対の短い側部５２Ａ、５２Ｂ
と、中央に位置し、長い側部５０Ａ、５０Ｂに平行な細
長い溝穴５４とを有する。位置制御装置４６のラック５
６は、薄い板４８のスタックの両側に位置し、可動支持
体１４の底壁３２の下面に剛直に取り付けられた一対の
アングルブラケット５８Ａ、５８Ｂと、ブラケット５８
Ａ、５８Ｂ間で薄い板４８の溝穴５４を貫通して延びる
ロッド６０と、薄い板のスタックをブラケット５８Ａに
押し付けるバネ６２とを有する。ラック５６は板４８の
スタックを可動支持体１４に連結し、中心線２６の方向
にこれらを一緒に運動させることができるようにする。
薄い板４８の溝穴５４は、中心線２６に垂直な方向で、
他の板及び可動支持体に関する各板の運動を許容する。
６は薄い矩形の板４８のスタックを有する。典型的には
符号４８′にて示すように、各薄い板４８は一対の長い
側部５０Ａ、５０Ｂと、一対の短い側部５２Ａ、５２Ｂ
と、中央に位置し、長い側部５０Ａ、５０Ｂに平行な細
長い溝穴５４とを有する。位置制御装置４６のラック５
６は、薄い板４８のスタックの両側に位置し、可動支持
体１４の底壁３２の下面に剛直に取り付けられた一対の
アングルブラケット５８Ａ、５８Ｂと、ブラケット５８
Ａ、５８Ｂ間で薄い板４８の溝穴５４を貫通して延びる
ロッド６０と、薄い板のスタックをブラケット５８Ａに
押し付けるバネ６２とを有する。ラック５６は板４８の
スタックを可動支持体１４に連結し、中心線２６の方向
にこれらを一緒に運動させることができるようにする。
薄い板４８の溝穴５４は、中心線２６に垂直な方向で、
他の板及び可動支持体に関する各板の運動を許容する。
【０００７】静止の支持体１２上の平坦なブロック２４
は長手方向の溝６４を有する。溝６４の幅寸法は薄い板
４８の長い側部５０Ａ、５０Ｂの長さに対応し、溝６４
の深さ寸法は薄い板の短い側部５２Ａ、５２Ｂの長さに
対応しており、可動支持体１４が静止の支持体内で入れ
子運動を行ったときに、薄い板４８のスタックが溝６４
内で前後に摺動する。平坦なブロック２４に設けた横断
方向の溝６６は中心線２６に対して垂直に長手方向の溝
６４と交差する。長手方向の溝６４の一側において、横
断方向の溝はバネ室６８を形成する。長手方向の溝６４
の他側において、横断方向の溝はゲート７０を形成し、
このゲートは長手中心線２６に平行な幅寸法ｗ（図４）
を有する。
は長手方向の溝６４を有する。溝６４の幅寸法は薄い板
４８の長い側部５０Ａ、５０Ｂの長さに対応し、溝６４
の深さ寸法は薄い板の短い側部５２Ａ、５２Ｂの長さに
対応しており、可動支持体１４が静止の支持体内で入れ
子運動を行ったときに、薄い板４８のスタックが溝６４
内で前後に摺動する。平坦なブロック２４に設けた横断
方向の溝６６は中心線２６に対して垂直に長手方向の溝
６４と交差する。長手方向の溝６４の一側において、横
断方向の溝はバネ室６８を形成する。長手方向の溝６４
の他側において、横断方向の溝はゲート７０を形成し、
このゲートは長手中心線２６に平行な幅寸法ｗ（図４）
を有する。
【０００８】位置制御装置４６のアクチュエータ７２は
薄い板４８のスタックに対面して横断方向の溝６６に嵌
入されたＵ字状のスライド７４と、バネ室６８内に位置
したバネ７６と、スライドに取り付けられ、静止の支持
体の側壁１６Ａの開口８０を通ってステアリングコラム
から突出する制御ロッド７８とを有する。スライド７４
は、横断方向の溝６６内で、長手方向の溝６４に整合す
る引っ込み位置（図３）と長手方向の溝及びゲート７０
に重なる伸長位置（図１、２）との間を前後に摺動でき
る。バネ７６はスライドを伸長位置の方へ付勢する。
薄い板４８のスタックに対面して横断方向の溝６６に嵌
入されたＵ字状のスライド７４と、バネ室６８内に位置
したバネ７６と、スライドに取り付けられ、静止の支持
体の側壁１６Ａの開口８０を通ってステアリングコラム
から突出する制御ロッド７８とを有する。スライド７４
は、横断方向の溝６６内で、長手方向の溝６４に整合す
る引っ込み位置（図３）と長手方向の溝及びゲート７０
に重なる伸長位置（図１、２）との間を前後に摺動でき
る。バネ７６はスライドを伸長位置の方へ付勢する。
【０００９】アクチュエータ７２の作動レバー８２は横
断方向中心線８４のまわりで回転できるようにシャフト
８６を介して静止の支持体１２に装着され、シャフト８
６は可動支持体１４の側壁２８Ａ、２８Ｂの一対の溝穴
８８Ａ、８８Ｂを通って突出し、可動支持体の運動を許
容する。回転しないように側壁１６Ｂに装着されたナッ
ト８９はシャフト８６のネジ端部を受け入れる。作動レ
バー８２に取り付けられたカム９０は横断方向中心線８
４のまわりでレバーと一緒にユニットとして回転する。
カム９０は側壁１６Ａに対面したカム溝９２を備え、制
御ロッド７８の外端９４がカム溝９２に当接している。
作動レバー８２の係止位置（図１、２）においては、制
御ロッドの外端９４はカム溝の深い端部９６に当接す
る。作動レバー８２の非係止位置（図３）においては、
制御ロッドの外端９４はカム溝の浅い端部９８に当接す
る。
断方向中心線８４のまわりで回転できるようにシャフト
８６を介して静止の支持体１２に装着され、シャフト８
６は可動支持体１４の側壁２８Ａ、２８Ｂの一対の溝穴
８８Ａ、８８Ｂを通って突出し、可動支持体の運動を許
容する。回転しないように側壁１６Ｂに装着されたナッ
ト８９はシャフト８６のネジ端部を受け入れる。作動レ
バー８２に取り付けられたカム９０は横断方向中心線８
４のまわりでレバーと一緒にユニットとして回転する。
カム９０は側壁１６Ａに対面したカム溝９２を備え、制
御ロッド７８の外端９４がカム溝９２に当接している。
作動レバー８２の係止位置（図１、２）においては、制
御ロッドの外端９４はカム溝の深い端部９６に当接す
る。作動レバー８２の非係止位置（図３）においては、
制御ロッドの外端９４はカム溝の浅い端部９８に当接す
る。
【００１０】ハンドルの位置を調整したい場合は、作動
レバー８２をその非係止位置へ枢動させる。制御ロッド
７８の外端９４がカム溝９２を横切って深い端部９６か
ら浅い端部９８へ移動するので、カム溝は、長手方向の
溝６４内で、バネ７６の力に抗してスライド７４をその
伸長位置から引っ込み位置へ移動させる。次いで、薄い
板４８のスタックがスライド７４の中心を通ってゲート
７０の前方で可動支持体１４と一緒に前後に移動できる
ようになる。
レバー８２をその非係止位置へ枢動させる。制御ロッド
７８の外端９４がカム溝９２を横切って深い端部９６か
ら浅い端部９８へ移動するので、カム溝は、長手方向の
溝６４内で、バネ７６の力に抗してスライド７４をその
伸長位置から引っ込み位置へ移動させる。次いで、薄い
板４８のスタックがスライド７４の中心を通ってゲート
７０の前方で可動支持体１４と一緒に前後に移動できる
ようになる。
【００１１】ハンドルの所望の位置が決まったら、作動
レバー８２をその非係止位置から係止位置へ枢動させ
る。ナット８９に関するシャフト８６の回転により、側
壁１６Ａ、１６Ｂが側壁２８Ａ、２８Ｂに対して圧迫さ
れ、静止の支持体１２と可動支持体１４との間のラッシ
ュが取り除かれる。次いで、または、制御ロッド７８の
外端９４がカム溝９２を横切って浅い端部９８から深い
端部９６へ移動するとき、バネ７６がスライド７４をそ
の引っ込み位置から伸長位置へ移動させる。スライド７
４はゲート７０の幅寸法Ｗに対応する量の薄い板４８の
スタックのセグメントをゲート及び長手方向の溝６４に
重なる位置へ移行させる。スライドの縁部に重なった薄
い板によりスライドがブロックされた場合は、制御ロッ
ドの外端９４がカム溝９２から離れる。その後、可動支
持体１４を僅かに長手方向に運動させることによりオー
バーハング（ブロック状態）が解除されたとき、バネ７
６がスライド７４をその伸長位置へ自動的に移動させ
る。
レバー８２をその非係止位置から係止位置へ枢動させ
る。ナット８９に関するシャフト８６の回転により、側
壁１６Ａ、１６Ｂが側壁２８Ａ、２８Ｂに対して圧迫さ
れ、静止の支持体１２と可動支持体１４との間のラッシ
ュが取り除かれる。次いで、または、制御ロッド７８の
外端９４がカム溝９２を横切って浅い端部９８から深い
端部９６へ移動するとき、バネ７６がスライド７４をそ
の引っ込み位置から伸長位置へ移動させる。スライド７
４はゲート７０の幅寸法Ｗに対応する量の薄い板４８の
スタックのセグメントをゲート及び長手方向の溝６４に
重なる位置へ移行させる。スライドの縁部に重なった薄
い板によりスライドがブロックされた場合は、制御ロッ
ドの外端９４がカム溝９２から離れる。その後、可動支
持体１４を僅かに長手方向に運動させることによりオー
バーハング（ブロック状態）が解除されたとき、バネ７
６がスライド７４をその伸長位置へ自動的に移動させ
る。
【００１２】スライド７４の伸長位置においては、ゲー
ト７０及び長手方向の溝６４に重なった薄い板のスタッ
クのセグメントは、ゲート７０の両側間に捕捉された
（可動支持体１４のための）係止手段を構成する。ステ
アリングコラムの短縮及び静止の支持体１２内への可動
支持体１４の侵入を生じさせるようとする（ハンドル上
の）力はブラケット５８Ａ及びブラケット５８Ａと係止
ボルトとの間の薄い板４８のスタック部分（セグメン
ト）を介して係止ボルトに伝達される。ゲート７０の幅
寸法Ｗは、係止手段を構成する薄い板４８のスタックの
セグメントに（変形を伴わずに）ハンドルに作用する最
大予想衝撃荷重に確実に抵抗するのに十分な強度を与え
るように計算される。
ト７０及び長手方向の溝６４に重なった薄い板のスタッ
クのセグメントは、ゲート７０の両側間に捕捉された
（可動支持体１４のための）係止手段を構成する。ステ
アリングコラムの短縮及び静止の支持体１２内への可動
支持体１４の侵入を生じさせるようとする（ハンドル上
の）力はブラケット５８Ａ及びブラケット５８Ａと係止
ボルトとの間の薄い板４８のスタック部分（セグメン
ト）を介して係止ボルトに伝達される。ゲート７０の幅
寸法Ｗは、係止手段を構成する薄い板４８のスタックの
セグメントに（変形を伴わずに）ハンドルに作用する最
大予想衝撃荷重に確実に抵抗するのに十分な強度を与え
るように計算される。
【００１３】静止の支持体１２に関する可動支持体１４
の位置は各薄い板の厚さずつ増分的に調整でき、この厚
さはゲート７０と薄い板のスタックとの間の長手方向の
重なり長さに比べて極めて小さい。このような調整にお
ける増分量は極めて小さいので、運転手は、ハンドルを
握ってステアリングコラムの長手中心線２６の方向にハ
ンドルを前後に移動させることにより、ステアリングコ
ラムの実質上無段階の位置調整を行うことができる。
の位置は各薄い板の厚さずつ増分的に調整でき、この厚
さはゲート７０と薄い板のスタックとの間の長手方向の
重なり長さに比べて極めて小さい。このような調整にお
ける増分量は極めて小さいので、運転手は、ハンドルを
握ってステアリングコラムの長手中心線２６の方向にハ
ンドルを前後に移動させることにより、ステアリングコ
ラムの実質上無段階の位置調整を行うことができる。
【図１】本発明に係る調整可能な自動車のステアリング
コラムの部分破断斜視図である。
コラムの部分破断斜視図である。
【図２】図１の２−２線における断面図である。
【図３】図２と同様の図であるが、本発明に係る調整可
能な自動車のステアリングコラムの素子が別の位置にあ
る状態を示す図である。
能な自動車のステアリングコラムの素子が別の位置にあ
る状態を示す図である。
【図４】本発明に係る調整可能な自動車のステアリング
コラムの分解部品斜視図である。
コラムの分解部品斜視図である。
１０ ステアリングコラム １２ 静止の支持体 １４ 可動支持体 ２６ 中心線 ４６ 位置制御装置 ４８ 薄い板 ７０ ゲート ７２ アクチュエータ ７４ スライド ７６ バネ ７８ 制御ロッド ８２ 作動レバー ８４ 横断方向中心線 ９０ カム ９２ カム溝 ９４ 外端 ９６ 深い端部 ９８ 浅い端部
Claims (3)
- 【請求項１】 自動車のステアリングコラムであって、
静止の支持体（１２）と、ステアリングコラムの長手中
心線（２６）の方向に沿って前後に運動できるように上
記静止の支持体に装着された可動支持体（１４）と、当
該静止の支持体に関する上記可動支持体の相対位置を決
める位置制御装置（４６）とを有する自動車のステアリ
ングコラム（１０）において、上記位置制御装置（４
６）が、 上記静止の支持体に設けたゲート（７０）と；上記ゲー
ト（７０）の前を上記ステアリングコラムの長手中心線
（２６）の方向に沿って上記可動支持体（１４）と一体
的にユニットとなって運動でき、且つ、当該ステアリン
グコラムの長手中心線に垂直な方向において当該可動支
持体に対して運動できるように、該可動支持体にスタッ
クとして支持された複数個の薄い板（４８）と；上記静
止の支持体に設けられ、上記ゲート（７０）に整合した
上記薄い板のスタックのセグメントを、ステアリングコ
ラムの長手中心線（２６）に対して垂直な方向に沿って
動かし、当該薄い板のスタックと当該ゲートとが部分的
に重なって上記セグメントが当該静止の支持体（１２）
に関して上記可動支持体（１４）を固定する係止手段を
構成するようにするための移動手段（７２）と；を有す
ることを特徴とする自動車のステアリングコラム。 - 【請求項２】 上記移動手段（７２）が、 ステアリングコラムの上記長手中心線（２６）に対して
垂直な方向に運動できるように上記静止の支持体（１
２）に装着されたＵ字状のスライド（７４）であって、
スライドの中心を通しての当該長手中心線（２６）の方
向への上記薄い板のスタックの一体的な移動を許容する
引っ込み位置と、当該薄い板のスタックと上記ゲートと
を重ならせる伸長位置との間を移動できるスライドと；
上記静止の支持体（１２）に設けられ、上記伸長位置と
上記引っ込み位置との間で上記スライド（７４）を移動
させるアクチュエータ手段（７６−９８）と；を有する
ことを特徴とする請求項１の自動車のステアリングコラ
ム。 - 【請求項３】 上記アクチュエータ手段（７６−９８）
が、 上記静止の支持体（１２）の横断方向中心線（８４）の
まわりで係止位置と非係止位置との間を枢動できるよう
に当該静止の支持体に装着された作動レバー（８２）
と；上記作動レバー（８２）に設けられ、深い端部（９
６）と浅い端部（９８）とを備えたカム溝（９２）を有
するカム（９０）と；上記スライド（７４）に設けら
れ、上記作動レバー（８２）が上記係止位置にあるとき
には上記カム溝（９２）の上記深い端部（９６）に当接
し、当該作動レバー（８２）が上記非係止位置にあると
きには当該カム溝（９２）の上記浅い端部（９８）に当
接し、もって、該作動レバーを当該係止位置と当該非係
止位置との間で枢動させたときに、当該スライド（７
４）を上記伸長位置と上記引っ込み位置との間で移動さ
せるようにした制御ロッド（７８）と；上記スライド
（７４）を上記伸長位置の方へ偏倚するバネ（７６）
と；を有することを特徴とする請求項２の自動車のステ
アリングコラム。
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