JPH08309998A - インクジェットヘッドのノズル板及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドのノズル板及びその製造方法

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JPH08309998A
JPH08309998A JP11669795A JP11669795A JPH08309998A JP H08309998 A JPH08309998 A JP H08309998A JP 11669795 A JP11669795 A JP 11669795A JP 11669795 A JP11669795 A JP 11669795A JP H08309998 A JPH08309998 A JP H08309998A
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JP
Japan
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nozzle plate
film
nozzle
surface coating
ink
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JP11669795A
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English (en)
Inventor
Tadashi Mitsuhashi
正 三ッ橋
Keisuke Kikawa
計介 木川
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェットヘッドのノズル板を改良し、
印字品質を向上する。 【構成】 (1)ノズル板1の外部表面1bに撥水性の
第2の表面皮膜8を、ノズル孔1aの内面に親水性の第
1の表面皮膜7を形成し、ノズル孔の最小径の部分13
に第1の表面皮膜7と第2の表面皮膜8の境界1cを設
けてなるインクジェットヘッドのノズル板。 (2)第1の表面皮膜7と第2の表面皮膜8のうち少な
くとも一方を真空蒸着により形成する前記ノズル板の製
造方法。 【効果】 インクのメニスカスM0〜M3の形状及び位
置を安定化し、インク適径、吐出速度等を安定化して印
字品質を向上する。又このような効果を与えるノズル板
を確実な方法により製造することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
に関し、特にインクジェットヘッドのノズル板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドにおいては、ノズ
ルの周囲表面におけるインクのぬれの状態によりインク
のメニスカスの状態が変化し、吐出するインク滴の大き
さや方向速度等が変動し印字品質の低下を起こす。そこ
で従来からインクのぬれの状態を安定化するため、例え
ば特開昭61ー141565号公報に示すように、ノズ
ル板の表面を撥水性とし、ノズル板に設けたノズル孔の
内面を親水性とする技術が知られている。図 はこれと
類似の技術を示す図であり、図 に示すように、ノズル
板1の全面に撥水性の皮膜22を形成した後、マスキン
グテープ23をノズル板1の外部表面1bに取り付け
て、ノズル孔内面1aを含む残り面の撥水性皮膜22の
上にスパッタリングによりCr等の親水性皮膜21を形
成してからマスキングテープ23を剥すという方法もあ
る。又、特開平5ー116327号公報に示すようにノ
ズル板の表面及びノズル孔の内面を共に撥水性とする技
術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭61ー
141565号公報に示す技術によれば、表面へ撥水膜
のコーテイ ングを行う際に裏面側への回り込みを防止す
るために裏面側からガス流し込む手段や、マスク部材に
よりノズル孔を埋めておくことが必要となり、手間がか
かる。更に、このような手段を用いても、ノズル孔の出
口の部分で皮膜が不規則な形状で残り、ワイピングの際
に欠落し、親水膜と撥水膜の境界が不規則となり、イン
クの濡れの状態の安定が損なわれ、インクへの気泡の混
入、吐出するインク滴の不均一化を起こす場合が少なく
ない。よって、ノズル間のバラツキも多くなり印字品質
が低下する。
【0004】又図8に示すようなこれと類似の技術にお
いては、ノズル板1の全表面に撥水性皮膜22を形成し
た後、外部表面1bにマスキングテープ23を取り付け
てスパッタリングにより親水性皮膜21を形成する。こ
のとき、マスキングテープ23と外部表面1bに隙間が
できて親水性皮膜21が回りこんだり、或いはマスキン
グテープ23がノズル孔内面1aに入りこむことにより
ノズル孔のエッジに親水性皮膜21が付かなかったりす
る。更には、マスキングテープにも親水性皮膜21が付
着するため、マスキングテープを剥すときに親水性皮膜
21が引っ張られて不規則に剥離する。このようにして
親水膜と撥水膜の境界が不規則となり、インクの濡れの
状態の安定が損なわれ、上記と同様の問題を起こす場合
が少なくない。
【0005】一方、特開平5ー116327号公報に示
す技術によれば、ノズルの径方向におけるインクのぬれ
の状態は均一となり、メニスカスの形状自体は安定した
ものとなるが、メニスカスの高さはインクとノズル内面
の内面の間の吸着力が弱いため変動し易く、高速印字に
おいてはインク滴の大きさや速度がばらついて印字品質
を低下させる傾向がある。
【0006】本発明は上記の従来技術の問題点を課題と
して解決し、(1)ノズル孔の周囲のインクのぬれの状
態を安定化し、インクのメニスカスの変動を減少するこ
とにより、気泡の混入、吐出するインク滴の不均一化を
防止し、印字品質を向上することができるノズル板を提
供すること、(2)及び、このようなノズル板を確実で
手間のかからない方法により製造することができる方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの第1の手段として本発明のインクジェットヘッドの
ノズル板は、ノズル板に親水性の高い第1の表面皮膜及
び該第1の表面皮膜よりも親水性の低い第2の表面皮膜
を形成したノズル板において、ノズル穴の最小径の部分
に前記第1の表面皮膜と第2の表面皮膜の境界を設け、
ノズル板の外部表面に第2の表面皮膜を形成し、ノズル
孔の内面に第1の表面皮膜を形成したことを特徴とする
【0008】前記の課題を解決するための第2の手段と
して本発明のインクジェットヘッドのノズル板の製造方
法は前記第1の手段のノズル板の製造方法において、前
記第2の表面皮膜を形成した後に前記第1の表面皮膜を
真空蒸着により形成することを特徴とする。
【0009】前記の課題を解決するための第3の手段と
して本発明のインクジェットヘッドのノズル板の製造方
法は前記第1の手段のノズル板の製造方法において、前
記第1の表面皮膜及び第2の表面皮膜の両方またはいず
れか一方を真空蒸着により形成することを特徴とする
【0010】前記の課題を解決するための第4の手段と
して本発明のインクジェットヘッドのノズル板は前記第
1の手段のノズル板において第1の表面皮膜はCrであ
ることを特徴とする。
【0011】前記の課題を解決するための第5の手段と
して本発明のインクジェットヘッドのノズル板の製造方
法は前記第2又は第3の手段の製造方法において、前記
第1の表面皮膜はCrであることを特徴とする
【0012】
【作用】前記第1の手段によれば、インクジェットヘッ
ドのノズル板において、撥水性の皮膜である第2の表面
皮膜と親水性の皮膜である第1の表面皮膜の境界をノズ
ル孔の最小径のところに設けることにより、後に詳述す
るようにインクのメニスカスを形状および位置を安定化
し、インクへの気泡の混入を防ぐとともに、インク滴径
及び吐出速度を安定化し、インクジェットヘッドの印字
品質を向上することができる。
【0013】前記第2の手段又は第3の手段によれば、
後に詳述するように、蒸着により表面皮膜をノズルの最
小径の反対側に回り込ますことなく形成することができ
るので、前記第1の表面皮膜と前記第2の表面皮膜の境
界を正確にノズル孔の最小径のところに一致させること
が容易にでき、上記のような特徴を有するインクジェッ
トヘッドのノズル板を煩雑な手間をかけることなく製造
することができる。
【0014】前記第4の手段又は第5の手段によれば、
Crは親水性に富み、基板への密着性もよいので、上記
のような特徴を有するインクジェットヘッドのノズル板
を確実に実現することができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1(a)は本発明一実施例であるノズル板を組み
込んで完成させたインクジェットヘッドのノズル板の付
近の内部構造及びインクのメニスカスの状態を示す図で
ある。図1(b)は図1(a)のBに示すノズル孔12
の出口の付近の部分の拡大図である。
【0016】図1(a)に示すように、先ず、ノズル孔
内面1aにCr等の親水性の高い第1の表面皮膜7を、
外部表面1bにテフロン等の第1の表面皮膜7よりも親
水性の低い第2の表面皮膜8を形成したノズル板1を溝
10を有する圧電素子2に接着剤3により固定し、紙面
垂直方向に溝10を塞ぐようにして圧電素子2に図示し
ない上板を固定することによりインク室4を形成する。
インク室4に充填したインクはメニスカスはノズル孔の
最小径の部分13に設けられた第1と第2の表面皮膜
7、8の境界1cにメニスカスを形成する。
【0017】図1(a)及び図1(b)に示すようにイ
ンクを吐出する際には当初M0の状態にあったメニスカ
スがM1からM2の状態へと変化するが、メニスカスは
常にノズルの最小径の部分13に接している。このた
め、吐出するインク滴の径、速度及び方向を一定とする
ことができる。次に、インク室を拡大してインクを吸入
する際にはM3の状態へと変化するがこの状態において
もノズルの最小径の部分13に接しいる。このため、気
泡の混入を防ぐことができるとともに高速印字のときで
も、メニスカスの変動を小さく抑え、印字品質を向上さ
せることができる。このようにメニスカスをノズルの最
小径の部分13に接した状態に維持できるのは、この最
小径の部分13に設けた前記境界1cによる親水性・撥
水性の境界性及び最小径の部分13自体の持つ幾何学的
境界性の相乗効果によるものと考えられる。
【0018】本実施例の変形例につき図面を参照して説
明する。図2はこの変形例を示す図である。図2に示す
ようにノズル孔の最小径の部分13はノズル孔12の出
口のエッジに一致している。ノズル板1の外部表面1b
に撥水性の第2の表面皮膜8を形成し、ノズル孔内面1
aにCr等の親水性の第1の皮膜7を形成してあり、最
小径の部分13に親水・撥水の境界1cを設けてある。
その他の構造は図1に示した実施例と同様である。本例
においてはノズル板本体 は機械加工により形成する。
本例も前記の実施例と同様の作用・効果を有する。
【0019】(実施例2)次に本実施例のノズル板の製
造方法につき図面を参照して説明する。図3は本体1d
に第1の表面皮膜7及び第2の表面皮膜8を形成する方
法の第1の例を示す工程図である。
【0020】図3(a)はノズル板1に第1の表面皮膜
7及び第2の表面皮膜8を形成する以前の本体1dを示
す図である。本例においては本体1dは公知の電鋳法に
よりNiで形成する。この場合図2に示すようにノズル
孔12の出口からわずかに入ったところにノズル径の最
小部分13がノズル孔12の径方向に突出した形となっ
ている。
【0021】本体1dに第1の表面皮膜7及び第2の表
面皮膜8を形成する方法の一例を図3を参照して説明す
る。
【0022】図3(a)に示すような本体1dを準備す
る。
【0023】図3(b)に示すように、本体1dの全面
に一部が第1の表面皮膜7となる親水性の高いCrの皮
膜7bをスッパッタリングにより形成する。
【0024】次に図3(c)に示すように、親水性が低
く撥水性に富むAuの皮膜を第2の表面皮膜8として外
部表面1bに真空状着法により形成する。このとき第2
の表面皮膜8の蒸着源(図示しない)は外部表面1bに
対しほぼ垂直な方向にあり、相対的な距離はかなり大き
いので、蒸発源から四方に放射する粒子の内でノズル板
1に向かうものは、外部表面1bに対しほぼ垂直な方向
に直進しノズル径の最小部分13よりも外側の部分にお
いてはノズル板1の表面に衝突してCrの皮膜の上にA
uの皮膜を第2の表面皮膜8として形成する。
【0025】一方、ノズル径の最小部分13よりも内側
の部分には粒子の直進性により、粒子はノズル板1に衝
突せず、第1の表面皮膜としてCrの皮膜が残る。この
結果、第1の表面皮膜7と第2の表面皮膜8の境界1c
をノズル径の最小部分13に正確に一致させることがで
きる。
【0026】次に、本実施例の変形例につき図面を参照
して説明する。図4は本実施例の変形例において第2の
表面皮膜8として、弗素樹脂25を外部表面1bのCr
皮膜7bの上に形成する方法を示す図である。
【0027】先に図3(a)及び図3(b)を用いて説
明したのと同様の方法によりノズル板本体1dの全表面
に第1の表面皮膜7となるCRの皮膜7bを形成する。
【0028】次に、図4(a)に示すように粉末状の弗
素樹脂25を真空蒸着装置のボート27に入れ、真空中
でボート27に通電して弗素樹脂25を溶融し、図4
(b)に示すように溶融した弗素樹脂25を蒸着源とし
て、親水性が低く撥水性に富む弗素樹脂25の皮膜を第
2の表面皮膜8として外部表面1bのCr皮膜7bの上
に真空状着法により形成する。この結果、すでに説明し
たのと同様の原理により、第1の表面皮膜7と第2の表
面皮膜8の境界1cをノズル径の最小部分13に正確に
一致させることができる。
【0029】(実施例3)次に本体1dに第1の表面皮
膜7及び第2の表面皮膜8を形成する方法の第2の例を
図面を用いて説明する。図4は本体1dに第1の表面皮
膜7及び第2の表面皮膜8を形成する方法の第2の例を
示す工程図である。
【0030】図5(a)に示すような本体1dを準備す
る。
【0031】図5(b)に示すように、本体1dをテフ
ロン粒子を添加したNiの電解液に侵漬して公知の共析
メッキにより、本体1dの全面に撥水性に富む共析皮膜
8cを形成する。
【0032】次に、図5(c)に示すように、親水性が
高く第1の表面皮膜7となるCrの皮膜をノズル板1の
外部表面1bの裏側に真空状着法により形成する。この
とき第1の表面皮膜8の蒸着源(図示しない)は外部表
面1bに対しほぼ垂直な方向にあるので、蒸発源が放射
する粒子は外部表面1bに対しほぼ垂直な方向に直進し
ノズル径の最小部分13よりも内側(外部表面1bと反
対の側)の部分においてはノズル板1の表面に衝突して
前記共析皮膜8cの皮膜の上にCrの皮膜を第2の表面
皮膜8として形成する。
【0033】一方、ノズル径の最小部分13よりも外側
(外部表面1bの側)の部分には粒子の直進性により、
粒子はノズル板1に衝突せず、第2の表面皮膜として共
析皮膜8cが残る。この結果、第1の表面皮膜7と第2
の表面皮膜8の境界1cをノズル径の最小部分13に正
確に一致させることができる。
【0034】(実施例4)次に本体1dに第1の表面皮
膜7及び第2の表面皮膜8を形成する方法の第3の例を
図面を用いて説明する。図6は本体1dに第1の表面皮
膜7及び第2の表面皮膜8を形成する方法の第3の例を
示す工程図である。
【0035】図6(a)に示すような本体1dを準備す
る。
【0036】図6(b)に示すように、親水性が高く第
1の表面皮膜7となるCrの皮膜をノズル板1の外部表
面1bの裏側に真空状着法により形成する。このとき
は、すでに述べた原理により、ノズル径の最小部分13
よりも内側(外部表面1bと反対の側)の部分に第1の
表面皮膜7としてCrの皮膜を形成し、ノズル径の最小
部分13よりも外側(外部表面1bの側)の部分にはC
rの皮膜を形成しないこのときは、すでに述べた原理に
より、ノズル径の最小部分13よりも内側(外部表面1
bと反対の側)の部分に第1の表面皮膜7としてCrの
皮膜を形成し、ノズル径の最小部分13よりも外側(外
部表面1bの側)の部分にはCrの皮膜を形成しない。
【0037】次に、図6(C)に示すように親水性が低
く撥水性に富むAuの皮膜を第2の表面皮膜8として外
部表面1bに真空状着法により形成する。このときは、
すでに述べた原理により、ノズル径の最小部分13より
も外側(外部表面1bの側)の部分に第2の表面皮膜8
としてAuの皮膜を形成し、ノズル径の最小部分13よ
りも内側(外部表面1bの反対の側)の部分にはAuの
皮膜を形成しない。この結果、第1の表面皮膜7と第2
の表面皮膜8の境界1cをノズル径の最小部分13に正
確に一致させることができる。
【0038】次に、本実施例の変形例につき図面を参照
して説明する。図7は本例の製造方法により、第2の表
面皮膜8として弗素樹脂の皮膜を形成した状態を示す図
である。本例によれば、図6(b)に示すようにノズル
板本体1dのノズル径の最小部分13よりも内側(外部
表面1bと反対の側)の部分に真空蒸着法により第1の
表面皮膜7としてCrの皮膜を形成した後、図7に示す
ようにノズル径の最小部分13よりも外側(外部表面1
bの側)の部分にすでに述べた真空蒸着の方法により第
2の表面皮膜8として弗素樹脂の皮膜を形成する。
【0039】この結果、すでに説明したのと同様の原理
により、第1の表面皮膜7と第2の表面皮膜8の境界1
cをノズル径の最小部分13に正確に一致させることが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば (1)インクジェットヘッドのノズル板において、撥水
性の皮膜である第2の表面皮膜と親水性の皮膜である第
1の表面皮膜の境界をノズル孔の最小径のところに設け
ることにより、インクのメニスカスを形状および位置を
安定化し、インクへの気泡の混入を防ぐとともに、イン
ク滴径及び吐出速度を安定化し、インクジェットヘッド
の印字品質を向上することができる。 (2)蒸着により表面皮膜をノズルの最小径の反対側に
回り込ますことなく形成することができるので、前記第
1の表面皮膜と前記第2の表面皮膜の境界を正確にノズ
ル孔の最小径のところに一致させることが容易にでき、
上記のような特徴を有するインクジェットヘッドのノズ
ル板を煩雑な手間をかけることなく製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノズル板を有するヘッドの構造を示す
断面図である。
【図2】本発明のノズル板を有するヘッドの構造を示す
断面図である。
【図3】本発明のノズル板の製造工程を示す図である。
【図4】本発明のノズル板の製造方法程を示す図であ
る。
【図5】本発明のノズル板の製造工程を示す図である。
【図6】本発明のノズル板の製造工程を示す図である。
【図7】本発明のノズル板の製造方法を示す図である。
【図8】従来のノズル板の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ノズル板 1a ノズル孔内面 1b 外部表面 1c 親水撥水境界部 1d ノズル板本体 2 圧電素子 3 接着剤 4 インク室 7 第1の表面皮膜 7b 皮膜 8 第2の表面皮膜 8c テフロン共析皮膜 10 溝 12 ノズル孔 13 ノズル最小径部分 21 親水性皮膜 22 撥水性皮膜 23 マスキングテープ 25 弗素樹脂 27 ボート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル孔を有するインクジェットヘッド
    のノズル板に親水性の高い第1の表面皮膜及び該第1の
    表面皮膜よりも親水性の低い第2の表面皮膜を形成した
    ノズル板において、ノズル穴の最小径の部分に前記第1
    の表面皮膜と第2の表面皮膜の境界を設け、ノズル板の
    外部表面に第2の表面皮膜を形成し、ノズル孔の内面に
    第1の表面皮膜を形成したことを特徴とするインクジェ
    ットヘッドのノズル板。
  2. 【請求項2】 前記第2の表面皮膜を形成した後に前記
    第1の表面皮膜を真空蒸着により形成することを特徴と
    する請求項1に記載するインクジェットヘッドのノズル
    板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の表面皮膜及び第2の表面皮膜
    の両方またはいずれか一方を真空蒸着により形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載するインクジェットヘッ
    ドのノズル板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の表面皮膜はCrであることを
    特徴とする請求項1に記載するインクジェットヘッドの
    ノズル板。
  5. 【請求項5】 前記第1の表面皮膜はCrであることを
    特徴とする請求項2又は請求項3に記載するインクジェ
    ットヘッドのノズル板の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017109389A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法および回復方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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