JPH0830989A - 光ピックアップおよび光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップおよび光ピックアップ装置

Info

Publication number
JPH0830989A
JPH0830989A JP15501294A JP15501294A JPH0830989A JP H0830989 A JPH0830989 A JP H0830989A JP 15501294 A JP15501294 A JP 15501294A JP 15501294 A JP15501294 A JP 15501294A JP H0830989 A JPH0830989 A JP H0830989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracking
tracking error
signal
error signal
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15501294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Nakada
泰男 中田
Kunio Kojima
邦男 小嶋
Yoshihiro Sekimoto
芳宏 関本
Tomoyuki Miyake
知之 三宅
Nobuo Ogata
伸夫 緒方
Toshiharu Inui
敏治 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP15501294A priority Critical patent/JPH0830989A/ja
Publication of JPH0830989A publication Critical patent/JPH0830989A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で安価な送り機構を採用しても安定した
トラッキングサーボを実現する。 【構成】 トラッキングサーボ引き込み時には、信号S
3でスイッチ52はプッシュプル法によるトラッキング
エラー信号TES11を選択する。さらに、トラッキン
グサーボ制御回路54において、この信号TES11の
極性から、集光スポットを光ディスクのランド部にトレ
ースさせるか、グループ部にトレースさせるかを判断し
てトラッキング制御する。サーボ引き込み後、制御回路
54で3ビーム法によるトラッキングエラー信号TES
12を基にトラッキング制御を行うように、信号S3に
よりスイッチ52で信号TES12に切り替える。通常
の光ディスク上の情報の記録再生時には、光ピックアッ
プの対物レンズの光軸ずれに対しオフセットの影響を受
けない3ビーム法による信号検出を採用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックを形成するラ
ンド部とグループ部を有するディスクにレーザ光などを
用いてランド部とグループ部の両方に情報の記録、再生
を行う光ピックアップおよび光ピックアップ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光ピックアップ装置におけるトラ
ッキングエラーの検出方法には、プッシュプル法と3ビ
ーム法の2つの方法がある。これらのトラッキングエラ
ー検出原理をプッシュプル法の図6および、3ビーム法
の図7を用いて順次説明する。図6はプッシュプル法に
よりトラッキングエラー信号を検出する従来の光ピック
アップの構成を示し、(a)はその光学系の構成図、
(b)はその光検出部の構成図である。図6(a)にお
いて、光源としての半導体レーザ1、平行光に変換する
コリメートレンズ2、ビームスプリッタ3さらにミラー
4が、半導体レーザ1からのレーザ光軸と一致するよう
に一直線上に配置され、また、このレーザ光軸を90
度、方向変換させるミラー4および、ミラー4からの光
を集光させる対物レンズ5がディスク6の記録面に垂直
な方向に配置されている。また、ビームスプリッタ3の
側面に対向するように、集光レンズ7さらに光検出器8
が配設され、ディスク反射光が光検出器8上に集光され
る。
【0003】上記構成により、半導体レーザ1より出射
された光はコリメートレンズ2により平行光に変換さ
れ、この平行光はビームスプリッタ3を透過した後、ミ
ラー4で反射され、対物レンズ5により光ディスク6の
トラック上に集光スポットを形成する。また、この光デ
ィスク6のトラックからの反射光は、同じ光路を通って
半導体レーザ1に戻るが、このディスク反射光の一部は
ビームスプリッタ3により反射され、集光レンズ7によ
り光検出器8上に集光される。
【0004】この光検出器8は、図6(b)に示すよう
に、受光面8aと受光面8bに2分割されており、そこ
に集光される光ディスク6からの反射光は、0次光とデ
ィスクトラックによる1次および−1次回折光の重なり
によって構成される回折パターン9aを形成する。これ
ら受光面8aおよび受光面8bの受光出力端はそれぞれ
差動演算器10の入力端に接続されている。
【0005】ここで、プッシュプル法によるトラッキン
グエラー信号の検出は、対物レンズ5により形成される
集光スポットが光ディスク6のトラックからのずれによ
り生じる回折パターン9bの偏りによる光強度変化をも
とにトラッキングエラー信号を検出する。つまり、受光
面8aと受光面8bの光強度の差を差動演算器10を介
して演算することによりトラッキングエラー信号が得ら
れる。
【0006】図7は3ビーム法によりトラッキングエラ
ー信号を検出する光ピックアップの構成を示し、(a)
はその光学系の構成図、(b)はその光検出部の構成図
である。なお、構成部品のうち、半導体レーザ1、コリ
メートレンズ2、ビームスプリッタ3、ミラー4、対物
レンズ5、光ディスク6および集光レンズ7について
は、図6(a)のプッシュプル法を用いた光ピックアッ
プと同一の作用効果を有するので、同一の符号を付けて
その説明を省略する。図7(a)に示すように、半導体
レーザ1とコリメートレンズ2の間にサブビームを形成
するための回折格子11が介装されている。また、光検
出器12の受光面は、図6(b)に示す光検出器8の受
光面8a,8bとはその形状が異なっており、メインビ
ームと2つのサブビームに対応して3つの受光面12
a,12b,12cをそれぞれ独立に有している。
【0007】上記構成により、半導体レーザ1から出射
された光は、回折格子11により0次元と±1次元の3
方向に分岐され、図6(a)の場合と同じ光路を通って
光デイスク6上にメインビームと2つのサブビームの光
スポットを形成する。また、これと同様に光ディスク6
からの反射光も同じ光路を通り、光検出器12上に集光
される。ただし、ここでは、メインビームの光路のみを
図示しており、サブビームに関しては図示していない。
【0008】このようにして光検出器12上に集光され
る光ディスク6からの反射光は、図7(b)に示すよう
に、メインビームに対応した回折パターン13aと、そ
の両側の2つのサブビームに対応した回折パターン14
a,15aが形成され、光検出器12の受光面形状もそ
れに対応した形状となっている。
【0009】ここで、3ビーム法によるトラッキングエ
ラー信号の検出は、光ディスク6上でサブビームをメイ
ンビームに対してその両側に対称に配置し、メインビー
ムのトラックずれ、即ちサブビームのトラック位置に対
応したサブビーム間の光強度変化を利用してトラッキン
グエラー信号を生成する。つまり、光検出器12におい
て、サブビーム受光面12a,12cの光量差を差動演
算器16を介して演算することにより、3ビーム法によ
るトラッキングエラー信号が得られる。
【0010】以上のようにトラッキングエラー信号の各
検出方法において、光ピックアップの集光手段である対
物レンズ5がトラック追従に従って光軸からずれた場
合、プッシュプル法では、図6(b)の点線で示すよう
に、光検出器8上の回折パターン9aもそれに対応して
回折パターン9bにシフトする。また、3ビーム法で
は、図7(b)の点線で示すように、光検出器12のサ
ブビーム受光面12a,12cおよびメインビーム受光
面12b上の回折パターン13a,14a,15aもそ
れに対応して回折パターン13b,14b,15bにシ
フトする。
【0011】また、図6(a)、(b)に示すプッシュ
プル法の場合、光ディスク6上の集光スポットは正確に
トラックに追従し、これに対応する、検出器8上の回折
パターン9aの光強度分布が対称であっても、受光面8
a,8bの出力に差が生じてトラッキングエラー信号に
オフセットが発生する。一方、3ビーム法では、図7
(b)より明らかなように、点線で示された回折パター
ン13b,14b,15bの位置に回折パターンがシフ
トしても、その出力端が差動演算器16に接続されるサ
ブビーム受光面12a,12cで検出される出力は、実
線で示した回折パターン13a,14a,15aの場合
と出力に差が生じない。このため、対物レンズ5のトラ
ック追従による光軸ずれはトラッキングエラー信号に影
響を与えないことになる。したがって、3ビーム法によ
るトラッキングエラー信号の検出法のほうが、プッシュ
プル法に比べて、対物レンズ5の光軸ずれに対する許容
が大きい。
【0012】このことにより、トラッキングエラーの各
検出方法として、プッシュプル法を用いた光ピックアッ
プでは、対物レンズ5のトラック追従による光軸ずれを
抑制するために、その送り手段として、リニアモータな
どの微小かつ高速な機構が必要なのに対し、3ビーム法
を用いた光ピックアップではモータによるギア送りなど
簡単で安価な機構でもオフセットが生じず、安定したト
ラッキングサーボを実現することができる。この理由に
より、通常、コンパクトディスク(CD)では、トラッ
キングエラーの検出方法として3ビーム法が用いられて
いる。
【0013】また、光ディスクに対する高密度化の要望
から種々の方法が提案されている。例えば、特開平5−
81717号公報には磁気光学効果を利用した光ディス
クにおいて垂直磁化膜の上に磁性層を設け、記録した情
報をマスキングすることにより隣接トラックからの情報
のクロストークを無くし、情報の高密度化を図る方法が
開示されている。
【0014】この方法を用いた場合、隣接トラックから
のクロストークを無くすことが可能なため、特公平4−
27610号公報に示されるように、光ディスク上の記
録案内トラック上(以下、グループ部という)および、
記録案内トラック間(以下、ランド部という)の両方に
情報を記録し、再生してもクロストークによる信号品質
の劣化がなく、約2倍の光ディスクの高密度化が実現で
きる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ランド部とグループ部の両方に情報の記録再生を行う場
合には、特公平4−27610号公報にも示されている
ように、ランド部とグループ部の幅を略等しくするのが
ランド部とグループ部のそれぞれに記録された信号の再
生に最も適している。
【0016】図8は、図6および図7の光ディスク6の
ランド部とグルーブ部の両方に情報の記録再生を行う場
合の光ディスク6上における集光スポット位置に対応し
たトラッキングエラー信号とディスク断面形状を示して
おり、(a)はプッシュプル法による場合、(b)は3
ビーム法による場合である。図8において、光ディスク
6の断面形状はランド部6aとグループ部6bの繰り返
し形状になっており、これらランド部6aとグループ部
6bの幅の比率は等しくそれぞれ50パーセントであ
る。
【0017】このように、ランド部6aとグループ部6
bの幅の比率が等しく、その両方に情報の記録再生を行
う光ディスク6を3ビーム法を用いて、トラッキングエ
ラー信号の検出を行った場合、その周期は、図8(b)
に示すように、トラッキングピッチの1/2の周期を持
つトラッキングエラー信号TES2となる。一方、プッ
シュプル法によるトラッキングエラー信号の検出では、
図8(a)に示すように、トラックピッチの周期に等し
い周期を持つトラッキングエラー信号TES1が得られ
る。
【0018】このように、図8(b)に示した3ビーム
法により得られるトラッキングエラー信号TES2がト
ラックピッチの1/2周期になることは、ランド幅とグ
ループ幅が等しい場合にのみ発生し、通常のランド部の
み、またはグループ部のみに情報の記録再生を行う光デ
ィスクの場合には、図8(a)に示したプッシュプル法
の場合と同じトラックピッチに等しい周期を有するトラ
ッキングエラー信号TES1が得られる。
【0019】ここで、図9を用いて3ビーム法により得
られるトラッキングエラー信号TES2の周期に関して
説明する。
【0020】図9は、サブビームが光ディスク6上でト
ラックを横切ったときの光検出器12で検出される光量
の変化を示すトラッククロス信号を光ディスクの断面位
置に対応させて示しており、(a)はランド部とグルー
ブ部の幅の比率が等しい場合、(b)はランド部とグル
ーブ部の幅の比率が異なる場合である。図9(a)の場
合は、光ディスク6のランド部6aとグループ部6bの
幅の比率が等しく、光ディスク6はランド部6aとグル
ープ部6bの両方に情報の記録再生を行う場合である。
また、図9(b)において、光ディスク17のランド部
17aとグループ部17bの幅が70:30の比率を有
し、ランド部17aのみに情報の記録再生を行う光ディ
スク17の場合におけるトラッククロス信号C1を示し
ている。また、光ディスク17のランド部17aとグル
ープ部17bの幅の比率が70以上:30以下であれ
ば、トラッククロス信号C1はグループ部17bにサブ
ビームが位置したときに光量が最小となり、また、ラン
ド部17aにサブビームが位置したときに光量が最大と
なる。なお、図9(b)では、ランド部17aがグルー
プ部17bに比べて幅が広い場合のトラッククロス信号
C1を示したが、逆に、グループ部17bがランド部1
7aに比べて幅が広い場合、トラッククロス信号はグル
ープ部17bに位置したとき最大となり、ランド部17
aに位置したとき最小となる。
【0021】これらランド部17aとグループ部17b
の幅の差が小さくなるにつれて、グループ部17bにサ
ブビームが位置したときの光量が増加し、ランド部17
aとグループ部17bの幅の比が等しくなれば、集光ス
ポットがランド部17a中央に位置したときと、グルー
プ部17bの中央に位置したときの反射光量(トラック
クロス信号)に差がなくなるため、図9(a)に示すよ
うなトラッククロス信号C2となる。
【0022】これはトラッククロス信号がディスクの凹
凸のみで決まるのではなく、サブビームのスポットサイ
ズに対するランド部とグループ部の比率の影響を受け
る、その比率によって、図9(a)(b)に示すような
トラッククロス信号C1,C2が発生することになる。
【0023】以上、従来例で示したように、3ビーム法
によるトラッキングエラー信号の検出は2つのサブビー
ムのトラッククロス信号の差により演算されるため、ラ
ンド部とグループ部の幅が略等しく、その両方に情報の
記録再生を行う光ディスクに、3ビーム法によるトラッ
キングエラー検出方法を用いた場合にのみ、図9(a)
に示すように、集光スポットがランド部17aとグルー
プ部17bをトレースした場合の光ディスクからの反射
光が同じとなるため、図8(b)に示すように通常のト
ラッキングエラー信号に比べ、その周期が2倍(トラッ
クピッチ、即ち、ランド部17a+グループ部17bの
1/2に相当する周期)となる。
【0024】一方、プッシュプル法によるトラッキング
エラー信号の検出では、ディスク反射光の回折パターン
の対称性を利用して、トラッキングエラー信号を検出す
るため、ランド部とグループ部の幅が等しい場合でも、
図8(a)に示すようなトラックピッチ(ランド部6a
+グループ部6b)に相当した周期を持つトラッキング
エラー信号TES1が得られる。
【0025】このことにより、本発明者等は、以下のよ
うに問題点を検討した。
【0026】図8(a)(b)に示したランド部6aと
グループ部6bの幅が等しい場合のトラッキングエラー
信号TES1,2において、図8(b)の3ビーム法に
よるトラッキングエラー信号TES2の検出法では、ト
ラッキングエラー信号TES2がトラックピッチの1/
2の周期となるため、その極性、即ち、トラッキングエ
ラー信号TES2が0となるときの傾きが、右上がりで
あるか、右下がりであるかにより、集光スポットがラン
ド部6aをトレースしているか、またはグループ部6b
をトレースしているかが判別できない。これにより、図
8(b)の3ビーム法によるトラッキングエラー信号T
ES2の場合、正確なトラッキングが不可能となるた
め、図8(a)に示すプッシュプル法によるトラッキン
グエラー信号TES1の検出方法でしか用いることがで
きない。
【0027】これは、トラッキングエラー信号の検出法
としてプッシュプル法を用いた場合にのみ、トラッキン
グエラー信号TES1の極性により、集光スポットがラ
ンド部6aをトレースしているか(図8(a)では右下が
りの極性)、またはグループ部17bをトレースしてい
るか(図8(a)では右上がりの極性)が判別可能であ
り、安定したトラッキングサーボが実現できることにな
る。
【0028】しかし、上記従来例で示したように、プッ
シュプル法によるトラッキングエラー信号TES1の検
出法は、対物レンズ5のトラック追従による光軸ずれに
より、トラッキングエラー信号TES1にオフセットが
発生するため、対物レンズ5の光軸ずれの許容値が小さ
い。そのため、光ピックアップの送り機構として、高速
かつ高精度なリニアモーターなどを採用せざるを得ず、
その送り機構として、コンパクトディスク(CD)など
に用いられるモータによるギア送りなどの簡単な送り機
構を採用することができなかった。このため、装置とし
て高価なものとなっていた。
【0029】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、ランド部とグループ部の幅の比率が略等しく、その
両方に情報の記録再生可能なディスクに情報の記録再生
を行う光ピックアップ装置において、その送り機構とし
て、通常、CD(コンパクトディスク)などに用いられ
るモータによるギア送りなどの簡単で安価な送り機構の
採用を可能とする光ピックアップおよび光ピックアップ
装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の光ピックアップ
は、トラックを形成するランド部とグループ部の幅の比
率が略等しく、かつ該ランド部とグループ部の両方に対
して情報の記録または再生可能なディスクの該トラック
に、光を照射するとともに、該トラックからの反射光を
受光して信号検出部で信号検出する光ピックアップにお
いて、該信号検出部光は、トラッキングエラー検出方法
であるプッシュプル法(1ビーム法)と3ビーム法の両
方法で信号検出し、該検出出力から該両方法によるトラ
ッキングエラー信号をそれぞれ得る構成としたものであ
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0031】また、本発明の光ピックアップ装置は、ト
ラックを形成するランド部とグループ部の幅の比率が略
等しく、かつ該ランド部とグループ部の両方に対して情
報の記録または再生可能なディスクの該トラックに、集
光手段により集光される光スポットを照射するととも
に、該トラックからの反射光を受光して信号検出部で信
号検出する光ピックアップ装置において、該信号検出部
光は、トラッキングエラー検出方法であるプッシュプル
法(1ビーム法)と3ビーム法の両方法で信号検出し、
該検出出力から該両方法によるトラッキングエラー信号
をそれぞれ得る構成とし、トラッキングサーボ引き込み
時のみ、該プッシュプル法(1ビーム法)によるトラッ
キングエラー信号を選択し、該トラッキングサーボの引
き込み後、該3ビーム法によるトラッキングエラー信号
を選択するように該両方法によるトラッキングエラー信
号の切り替えを行う信号切替制御部と、該信号切替制御
部により切り替えられたトラッキングエラー信号に基づ
いて、該集光手段を駆動制御してトラッキング制御する
トラッキングサーボ制御部とを備えたものであり、その
ことにより上記目的が達成される。
【0032】また、好ましくは上記構成に加えて、本発
明の光ピックアップ装置におけるトラッキングサーボ制
御部は、トラッキングサーボ引き込み時に使用するプッ
シュプル法(1ビーム法)によるトラッキングエラー信
号の極性に基づいて、ディスクの集光スポットがランド
部をトレースしているか、またはグループ部をトレース
しているかを判断してトラッキング制御を行うものであ
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0033】
【作用】請求項1の構成により、本発明による光ピック
アップは、プッシュプル法によるトラッキングエラー信
号と3ビーム法によるトラッキングエラー信号の検出と
いう両方法による検出が可能であり、この光ピックアッ
プを請求項2,3の光ピックアップ装置に用いれば、光
ピックアップの送り機構としてモータによるギア送りな
どの安価で簡単な機構を採用しても、安定したトラッキ
ングサーボが実現可能となる。これにより、光ピックア
ップのトラッキング制御が容易になると共に、コストダ
ウンが実現される。
【0034】請求項2の構成により、本発明による光ピ
ックアップ装置のトラッキングサーボの制御方法とし
て、トラッキングサーボ引き込み時のみ、プッシュプル
法によるトラッキングエラー信号をもとにサーボ制御を
行い、サーボ引き込み後、3ビーム法によるトラッキン
グエラー信号をもとに、サーボが制御を行うので、集光
手段のトラック追従による光軸ずれを原因として発生す
るトラッキングエラー信号オフセットの影響を無くすこ
とが可能となり、安定したトラッキングサーボが実現さ
れる。
【0035】請求項3の構成により、上記トラッキング
サーボの制御方法として、トラッキングサーボ引き込み
時に用いるプッシュプル法によるトラッキングエラー信
号の極性を基に、光ピックアップのディスク上の集光ス
ポットがディスクのランド部をトレースしているのか、
グループ部をトレースしているのかが判断可能となり、
容易に正確にトラッキング制御がなされる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0037】次に、光ピックアップの制御系について説
明する。
【0038】図1は本発明の一実施例による光ピックア
ップ装置の制御系を示すブロック図である。図1におい
て、光ピックアップ51の2出力端はそれぞれスイッチ
52の端子A,Bにそれぞれ接続され、端子Aには、プ
ッシュプル法によるトラッキングエラー信号TES11
が入力され、また、端子Bには、3ビーム法によるトラ
ッキングエラー信号TES12が入力されている。一
方、コントローラ53はトラッキングサーボ制御回路5
4に接続され、トラッキングサーボ制御回路54にトラ
ッキングサーボ引き込み信号S2およびアクチュエータ
55の移動方向規定信号S1を出力する。また、コント
ローラ53はスイッチ52の切り替え制御部に接続さ
れ、また、スイッチ52の共通端子はトラッキングサー
ボ制御回路54の入力端に接続されており、コントロー
ラ53からスイッチ52にトラッキングサーボ切り替え
信号S3が出力されてトラッキングエラー信号TES1
1,12が切り換えられた後、トラッキングサーボ制御
回路54に入力される。さらに、コントローラ53とト
ラッキングサーボ制御回路54の間にトラックジャンプ
制御回路56が介装され、コントローラ53からトラッ
クジャンプ制御回路56に信号S4が入力され、トラッ
クジャンプ制御回路56からトラッキングサーボ制御回
路54に信号S5が入力される。さらに、トラッキング
サーボ制御回路54の出力端はアクチュエータ55に接
続され、このアクチュエータ55により対物レンズ5を
駆動制御する。以上により本発明による光ピックアップ
51の制御系57を有する光ピックアップ装置58が構
成される。
【0039】次に、上記光ピックアップ装置58におけ
る光ピックアップ51の各構成について説明する。
【0040】図2は図1の光ピックアップ51の一構成
例を示し、(a)はその光学系の構成図、(b)はその
光検出部の構成図である。なお、図2(a)はメインビ
ームの光路のみを示しており、サブビームに関しては図
示していない。また、従来例と同一の作用、効果を有す
るものには同一の符号を付けてその説明を省略する。図
2(a)に示す光検出器21は、図2(b)に示すよう
に、受光面22、受光面23,24および受光面25に
分割されたパターンを有しており、そこに集光されるデ
ィスクからの反射光は、メインビームおよびサブビーム
とも、0次光とディスクトラックによる1次回折光およ
び−1次回折光の重なりによって構成される回折パター
ン26〜28となる。
【0041】また、中央部に位置する受光面23,24
の出力端は差動演算器29の入力端子にそれぞれ接続さ
れ、差動演算器29の出力端子からプッシュプル法によ
るトラッキングエラー信号TES11が得られる。ま
た、これら受光面23,24の両側に位置する受光面2
2,25の出力端は差動演算器30の入力端子にそれぞ
れ接続され、差動演算器30の出力端子から3ビーム法
によるトラッキングエラー信号TES12が得られる。
以上によう光ピックアップ51の一例としての光ピック
アップ51aが構成される。
【0042】なお、図2には示していないが、フォーカ
スサーボ制御のためのフォーカスエラー信号検出系や、
光ディスク上の情報の記録再生系を、本発明による光ピ
ックアップ装置が有することは言うまでもなく、その一
例として、フォーカスエラー信号検出法としてシリンド
リカルレンズによる非点収差法によるフォーカスエラー
信号検出を用いた場合の光ピックアップの部品配置と光
検出器の受光面の形状を図3(a)、(b)に示してい
る。
【0043】図3は図1の光ピックアップ51の他の構
成例を示し、(a)はその光学系の構成図、(b)はそ
の光検出部の構成図である。図3(a)では、図2
(a)に示した光ピックアップの部品配置に比べて、シ
リンドリカルレンズ31が集光レンズ7と光検出器32
の間に介装されており、かつ、光検出器32の受光面形
状が異なっている。その他の光学部品は、図2で説明し
た機能と同様な機能を有し、その母線が紙面に対し45
゜の角度を持つように配置されたシリンドリカルレンズ
31によりフォーカスエラー信号検出のための非点収差
が発生する。
【0044】図3aに示す光検出器32の受光面は、図
3bに示すように、受光面33、受光面34〜37およ
び受光面38に分割されている。これら受光面34,3
6の出力端は加算演算器39の入力端子にそれぞれ接続
されている。また、受光面35,37の出力端も加算演
算器40の入力端子にそれぞれ接続されている。これら
加算演算器39,40の出力端子はそれぞれ差動演算器
41の入力端にそれぞれ接続され、その出力端からプッ
シュプル法によるトラッキングエラー信号TES11が
得られる。また、両側の受光面33,38の出力端は差
動演算器42の入力端子にそれぞれ接続され、差動演算
器42の出力端子から3ビーム法によるトラッキングエ
ラー信号TES12が得られる。
【0045】これは、非点収差法によりフォーカスエラ
ー信号検出を行う光ピックアップのトラッキングエラー
信号検出において、シリンドリカルレンズ31による非
点収差により、光検出器32上に集光される光ディスク
6からの反射光は、図2(b)に示した回折パターン2
6〜28に比べて、図3(b)に示すように、その方向
が90゜回転した回折パターン43〜45となるため、
トラッキングエラー信号検出は上記のような演算により
検出される。
【0046】なお、光ピックアップ51の他の構成例で
は、図3(b)においてメインビームによる回折パター
ン44を受光する受光面を受光面34〜37の4分割と
したが、受光面34,36、受光面35,37をそれぞ
れ1体とした2分割の受光面形状を採用しても本発明の
効果に対してなんら影響はない。
【0047】上記構成例により、以下、その動作を説明
する。
【0048】まず、図2および図3に示した光ピックア
ップの構成例において、半導体レーザ1から出射された
光は、回折格子11により0次光と±1次光の3方向に
分岐された後、コリメートレンズ2により平行光に変換
される。この平行光はビームスプリッタ3を透過し、ミ
ラー4で反射されて対物レンズ5により光ディスク6上
にメイビームと2つのサブビームによる集光スポットを
形成する。このとき、光ピックアップ51a,51bに
おいて、メインビームに対して対称に配置される2つの
サブビームによる集光スポットは、光ディスク6上のラ
ジアル方向の間隔がトラックピッチの略1/4となるよ
うに調整されている。
【0049】この光ディスク6からの反射光は、同じ光
路を通り半導体レーザ1に戻るが、ディスク反射光の一
部はビームスプリッタ3により反射され、集光レンズ7
により光検出器21上に集光される。
【0050】ここで、プッシュプル法に基づくトラッキ
ングエラー信号の検出は、受光面23,24におけるメ
インビームの回折パターン27により検出されるため、
受光面23,24の光強度の差を差動演算器29を介し
て演算することにより、プッシュプル法によるトラッキ
ングエラー信号TES11が得られる。
【0051】また、3ビーム法に基づくトラッキングエ
ラー信号の検出は、受光面22,25で受光されるサブ
ビームの回折パターン26,28により検出されるた
め、受光面22,25の光強度の差を差動検出器30を
介して演算することにより3ビーム法によるトラッキン
グエラー信号TES12が得られる。
【0052】したがって、プッシュプル法および3ビー
ム法の両方式によるトラッキングエラー信号TES1
1,12の検出が可能となる。
【0053】次に、図1の光ピックアップ装置58の制
御系の構成により、光ピックアップ51より出力される
プッシュプル法によるトラッキングエラー信号TES1
1および、3ビーム法によるトラッキングエラー信号T
ES12は、制御系57のスイッチ52に入力されてお
り、フォーカスサーボ引き込み後(図示せず)、コント
ローラ53により指令されるトラッキングサーボ引き込
み信号S2により、トラッキングサーボの引き込みが行
われる。このとき、制御系57内のスイッチ52は端子
A側に設定されており、プッシュプル法によるトラッキ
ングエラー信号TES11を基に、光ピックアップ51
のアクチュエータ55により、対物レンズ5が駆動され
てサーボの引き込みが行われる。
【0054】このトラッキングサーボ引き込みは、光デ
ィスク6のランド部にトラッキングするかグルーブ部に
トラッキングするかにより、コントローラ53からの信
号S1により、アクチュエータ55の移動方向が規定さ
れた後、制御が行われる。
【0055】この信号S1を、図8(a)に基づいて説
明すれば、トラッキングエラー信号TES11(TES
1)が正のとき、アクチュエーダ55が図8(a)にお
いて右側に移動するように規定してやればランド部にト
ラッキングすることになり、左側へ移動するように規定
してやればグルーブ部にトラッキングすることになる。
【0056】さらに、トラッキングサーボが引き込まれ
た後、コントローラ53より指令される切り替え信号S
3により、制御系57内のスイッチ52は、端子Aから
端子B側に設定され、3ビーム法によるトラッキングエ
ラー信号TES12を基に、トラッキングサーボ制御回
路54を介して光ピックアップ51のアクチュエータ5
5が駆動され、トラッキングサーボが引き続き行われる
ことになる。
【0057】このトラッキングエラー信号TES11,
12の切り替えにおいて、プッシュプル法によるトラッ
キングエラー信号TES11と、3ビーム法によるトラ
ッキングエラー信号TES12の極性が異なる場合、例
えば図8において、ランド部にトラッキングしようとす
る場合、サーボ引き込み時は右下がりの極性でトラッキ
ングを行い、その後、3ビーム法では右上がりの極性で
トラッキングを行う必要があるため、トラッキングエラ
ー信号の切り替えと同時にコントローラ53からの信号
S1が切り替わることになる。一方、トラッキングエラ
ー信号の極性が同じ場合は、この切り替えは行われな
い。
【0058】このようにして、トラッキングエラー信号
の検出方法としてプッシュプル法と3ビーム法の両方の
トラッキング検出方法を用いた光ピックアップのトラッ
キングサーボ制御を可能にしている。即ち、光検出器2
1は、トラッキングサーボ引き込み時には、プッシュプ
ル法によるトラッキングエラー信号TES11の極性を
もとに、光ディスク6上の集光スポットがランド部をト
レースしているか、またはグループ部をトレースしてい
るかを判断してトラッキング制御し、また、サーボ引き
込み後、情報の記録再生を行う際には、対物レンズ5の
トラック追従による光軸ずれの影響を避けるために3ビ
ーム法によるトラッキングエラー信号TES12を基に
制御する。
【0059】ここで、各信号波形を参照しながらさらに
説明する。
【0060】図4(a)〜(e)は図1の制御系57の
各要部における各信号波形図であり、(a)〜(e)は
それぞれプッシュプル法によるトラッキングエラー信号
TES11、3ビーム法によるトラッキングエラー信号
TES12、トラッキングサーボ引き込み信号S2、ト
ラッキングサーボ切り替え信号S3、およびアクチュエ
ータ55の移動方向規定信号S1を示している。図4
(a)〜(e)において、まず、プッシュプル法に基づ
くトラッキングエラー信号TES11により光ディスク
6のランド部かグルーブ部のどちらかにトラッキングす
るかを規定した後、サーボ引き込み信号S2により、ト
ラッキングサーボ制御回路54さらにアクチュエータ5
5を介してサーボの引き込みが行われる。
【0061】さらに、サーボONから所定時間Tの経過
後、切り替え信号S3によりスイッチ52が切り換えら
れると、3ビーム法によるトラッキングエラー信号TE
S12を基にトラッキングサーボ制御回路54さらにア
クチュエータ55を介してサーボが行われる。
【0062】これらトラッキングエラー信号TES1
1,12の切り替えにおいて、アクチュエータ55の移
動方向規定信号S1が、プッシュプル法と3ビーム法で
のトラッキングエラー信号11,12の極性が異なる場
合には、前記したように信号S1の切り替えが行われ、
サーボ引き込み信号S2により引き込まれたランド部ま
たはグループ部に引き続きトラッキングが行われる。
【0063】このように、プッシュプル法によるトラッ
キングサーボ制御から、3ビーム法によるトラッキング
サーボ制御への切り替えは、プッシュプル法によるトラ
ッキングサーボ引き込み後、対物レンズ5のディスクト
ラック追従による光軸ずれの影響が発生する前であれ
ば、トラッキングエラー信号TES11にオフセット生
じておらず、光デイスク6のトラック上のランド部中央
またはグループ部中央に集光スポットが位置しているこ
ととなり、プッシュプル法によるトラッキングエラー信
号TES11に関しても、3ビーム法によるトラッキン
グエラー信号TES12に関しても、その出力は0であ
り、切り替えに関して何ら問題は生じない。
【0064】また、図4に示すサーボ引き込み信号とサ
ーボ切り替え信号との時間差Tは、サーボ引き込みによ
るプッシュプル法によるトラッキングエラー信号TES
11の振幅がWAからWBに変化する時間で設定し、この
時間経過後に切り替えを行うように設定してもよいし、
プッシュプル法によりトラッキングサーボが引き込ま
れ、光ディスク6に記録された情報や、情報に付加され
たアドレス信号が正常に再生された後に切り替えるよう
にしてもよい。
【0065】また、光ディスク6上での集光スポットの
隣接トラックへのジャンプには、ディスクトラックピッ
チの1/2の周期をもつ3ビーム法によるトラッキング
エラー信号TES12が用いられるため、図5(a)に
示すように、1パルスのジャンプを行えば、光ディスク
6のランド部6aからグループ部6b(または逆のトラ
ックジャンプであるグループ部6bからランド部6a)
へのジャンプが可能である。また、図5(b)に示すよ
うに2パルスのジャンプを行えば、ランド部6aからラ
ンド部6a’(またはグループ部6bからグループ部6
b’)へのジャンプが可能となる。
【0066】以上のように本発明による制御方法よれ
ば、トラッキングサーボ引き込み時に、プッシュプル法
によるトラッキングエラー信号TES11をもとにサー
ボ制御を行うため、プッシュプル法によるトラッキング
エラー信号TES11を示した図8(a)より明かなよ
うに、信号の極性により光ディスク6上の集光スポット
が、ランド部6aとグループ部6bのどちらかをトレー
スしているかが判断され、容易にトラッキング制御可能
である。また、このトラッキングサーボ引き込み後、サ
ーボ制御を3ビーム法によるトラッキングエラー信号T
ES12をもとに行うようにトラッキングエラー信号T
ES11,12を切り替えることにより、対物レンズ5
のトラック追従による光軸ずれに対し、オフセットの影
響を受けない安定したトラッキングサーボを実現でき
る。このことにより、本発明による光ピックアップ51
と光ピックアップ装置58の制御方法を用いれば、モー
タによるギア送りなどの安価で構成が簡単な送り機構を
採用できるため、その機構の制御が容易になるととも
に、装置のコストダウンをも図ることもできる。
【0067】さらに、光ディスク6への情報の記録再生
時に用いる3ビーム法によるトラッキングエラー信号T
ES12は、トラックピッチの1/2の周期を持つた
め、ランド部6aからグループ部6b(またはグループ
部6bからランド部6a)へのトラックジャンプを容易
に行うことができる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本発明に
よる光ピックアップは、プッシュプル法によるトラッキ
ングエラー信号と3ビーム法によるトラッキングエラー
信号の検出という両方法による検出を行うことができ
る。この光ピックアップを用いて光ディスク上の情報の
記録再生を行う際には、3ビーム法によるトラッキング
サーボを行うため、集光手段のトラック追従による光軸
ずれの影響を受けにくく、光ピックアップの送り機構と
して、モータによるギア送りなどの簡単で安価な機構を
採用することができる。また、トラッキングサーボ引き
込み時には、プッシュプル法によるトラッキングサーボ
を行うため、トラッキングエラー信号の極性より、光デ
ィスク上の集光スポットがランド部をトレースしている
のか、またはグループ部をトレースしているのかが容易
に判断できて容易にトラッキング制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光ピックアップ装置の
制御系を示すブロック図である。
【図2】図1の光ピックアップ51の一構成例を示し、
(a)はその光学系の構成図、(b)はその光検出部の
構成図である。
【図3】図1の光ピックアップ51の他の構成例を示
し、(a)はその光学系の構成図、(b)はその光検出
部の構成図である。
【図4】図1の制御系57の各要部における各信号波形
図であり、(a)〜(e)はそれぞれプッシュプル法に
よるトラッキングエラー信号TES11、3ビーム法に
よるトラッキングエラー信号TES12、トラッキング
サーボ引き込み信号S2、トラッキングサーボ切り替え
信号S3、およびアクチュエータ55の移動方向規定信
号S1である。
【図5】図1のトラックジャンプ制御回路56の制御に
おける、光ディスク上でのトラックジャンプ時のトラッ
キングエラー信号波形図および光ディスクの一部断面図
であり、(a)は1パルスのジャンプの場合、(b)は
2パルスのジャンプの場合である。
【図6】プッシュプル法によりトラッキングエラー信号
を検出する従来の光ピックアップの構成を示し、(a)
はその光学系の構成図、(b)はその光検出部の平面図
である。
【図7】3ビーム法によりトラッキングエラー信号を検
出する光ピックアップの構成を示し、(a)はその光学
系の構成図、(b)はその光検出部の構成図である。
【図8】図6および図7の光ディスク6上における集光
スポット位置に対応したトラッキングエラー信号とディ
スク断面形状を示しており、(a)はプッシュプル法に
よる場合、(b)は3ビーム法による場合である。
【図9】3ビーム法によるトラッククロス信号を光ディ
スクの断面位置に対応させて示しており、(a)はラン
ド部6aとグループ部6bの比率が50:50で等しい
場合、(b)は比ランド部17aとグループ部17bの
比率が70:30で異なる場合である。
【符号の説明】
5 対物レンズ(集光手段) 6 光ディスク 6a ランド部 6b グループ部 21,32 光検出器 22〜25,33〜38 受光面 26〜28,43〜45 回折パターン 29,30,41,42 差動演算器 39,40 加算演算器 51,51a,51b 光ピックアップ 52 スイッチ 53 コントローラ 54 トラッキングサーボ制御回路 55 アクチュエータ 57 制御系 58 光ピックアップ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 知之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 緒方 伸夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 乾 敏治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックを形成するランド部とグループ
    部の幅の比率が略等しく、かつ該ランド部とグループ部
    の両方に対して情報の記録または再生可能なディスクの
    該トラックに、光を照射するとともに、該トラックから
    の反射光を受光して信号検出部で信号検出する光ピック
    アップにおいて、 該信号検出部光は、トラッキングエラー検出方法である
    プッシュプル法(1ビーム法)と3ビーム法の両方法で
    信号検出し、該検出出力から該両方法によるトラッキン
    グエラー信号をそれぞれ得る構成とした光ピックアッ
    プ。
  2. 【請求項2】 トラックを形成するランド部とグループ
    部の幅の比率が略等しく、かつ該ランド部とグループ部
    の両方に対して情報の記録または再生可能なディスクの
    該トラックに、集光手段により集光される光スポットを
    照射するとともに、該トラックからの反射光を受光して
    信号検出部で信号検出する光ピックアップ装置におい
    て、 該信号検出部光は、トラッキングエラー検出方法である
    プッシュプル法(1ビーム法)と3ビーム法の両方法で
    信号検出し、該検出出力から該両方法によるトラッキン
    グエラー信号をそれぞれ得る構成としトラッキングサー
    ボ引き込み時のみ、該プッシュプル法(1ビーム法)に
    よるトラッキングエラー信号を選択し、該トラッキング
    サーボの引き込み後、該3ビーム法によるトラッキング
    エラー信号を選択するように該両方法によるトラッキン
    グエラー信号の切り替えを行う信号切替制御部と、 該信号切替制御部により切り替えられたトラッキングエ
    ラー信号に基づいて、該集光手段を駆動制御してトラッ
    キング制御するトラッキングサーボ制御部とを備えた光
    ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記トラッキングサーボ制御部は、トラ
    ッキングサーボ引き込み時に使用する前記プッシュプル
    法(1ビーム法)によるトラッキングエラー信号の極性
    に基づいて、前記ディスクの集光スポットが前記ランド
    部をトレースしているか、または前記グループ部をトレ
    ースしているかを判断してトラッキング制御を行う請求
    項2記載の光ピックアップ装置。
JP15501294A 1994-07-06 1994-07-06 光ピックアップおよび光ピックアップ装置 Withdrawn JPH0830989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15501294A JPH0830989A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 光ピックアップおよび光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15501294A JPH0830989A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 光ピックアップおよび光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0830989A true JPH0830989A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15596758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15501294A Withdrawn JPH0830989A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 光ピックアップおよび光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0830989A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020007711A (ko) * 2000-07-18 2002-01-29 구자홍 광 기록매체의 트랙 판별 방법 및 장치
KR100734102B1 (ko) * 2005-12-08 2007-06-29 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 광디스크장치의 트래킹서보 조정방법
EP2317310A1 (en) 2009-10-28 2011-05-04 Jasco Corporation Pressure control apparatus for supercritical fluid
US8194523B2 (en) 2009-08-24 2012-06-05 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus and optical disc reproducing method
US8863578B2 (en) 2010-10-01 2014-10-21 Jasco Corporation Very-small-capacity pressure gauge

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020007711A (ko) * 2000-07-18 2002-01-29 구자홍 광 기록매체의 트랙 판별 방법 및 장치
KR100734102B1 (ko) * 2005-12-08 2007-06-29 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 광디스크장치의 트래킹서보 조정방법
US8194523B2 (en) 2009-08-24 2012-06-05 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus and optical disc reproducing method
EP2317310A1 (en) 2009-10-28 2011-05-04 Jasco Corporation Pressure control apparatus for supercritical fluid
US8915261B2 (en) 2009-10-28 2014-12-23 Jasco Corporation Pressure control apparatus for supercritical fluid
US8863578B2 (en) 2010-10-01 2014-10-21 Jasco Corporation Very-small-capacity pressure gauge

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100376602B1 (ko) 수차 보정 방법 및 수차 보정 장치
US5828634A (en) Optical disk tracking method and device for producing a tracking error signal and a track crossing signal
JP2776487B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
WO2008041330A1 (fr) Dispositif de lecture
JPH0830989A (ja) 光ピックアップおよび光ピックアップ装置
EP1139339B1 (en) Apparatus for generating seek direction detecting signal for optical pickup
JPH10320817A (ja) 光学ヘッド装置
US6091679A (en) Tracking error signal generating method and apparatus
JPH1097753A (ja) 光ヘッド装置および傾き検出装置および光情報処理装置
US6643246B2 (en) Optical pickup apparatus
US20020003756A1 (en) Apparatus for generating seek direction detecting signal for an optical pickup
JPH09288831A (ja) 光ディスクのトラッキング方法及び光ディスク装置
JPH07320287A (ja) 光ピックアップ装置
JPH04355221A (ja) 光ディスク装置
JPH0554411A (ja) 光学式情報記録再生装置
JP3468855B2 (ja) 光ディスク及び光ディスク装置
JPH07121876A (ja) 光学的情報再生装置
JPH0863761A (ja) 光ピックアップ装置
JPS6093647A (ja) 光学式デイスクプレ−ヤの再生用光学系制御機構
JP3361178B2 (ja) トラックエラー検出装置
JPH07320288A (ja) 記録媒体および情報記録再生装置
JP2669103B2 (ja) 光学式情報記録再生装置の信号検出系
JP3062787B2 (ja) 光ピックアップ
KR20040047525A (ko) 서보장치 및 광디스크 정보기록재생장치
JP2002251753A (ja) エラー検出方法・エラー検出装置・戻り光束分割光学素子・光ピックアップ装置および光情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011002