JPH08309023A - 標的当てゲーム機 - Google Patents

標的当てゲーム機

Info

Publication number
JPH08309023A
JPH08309023A JP18646495A JP18646495A JPH08309023A JP H08309023 A JPH08309023 A JP H08309023A JP 18646495 A JP18646495 A JP 18646495A JP 18646495 A JP18646495 A JP 18646495A JP H08309023 A JPH08309023 A JP H08309023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
target
game machine
player
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18646495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3075336B2 (ja
Inventor
Kenichi Muramatsu
憲一 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Namco Ltd filed Critical Namco Ltd
Priority to JP07186464A priority Critical patent/JP3075336B2/ja
Publication of JPH08309023A publication Critical patent/JPH08309023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3075336B2 publication Critical patent/JP3075336B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボール当てゲーム機等といった標的当てゲー
ム機を小型に形成できるようにし、さらにボールその他
の移動体と標的映像との関係をより現実感のある形態で
表現できるようにする。 【構成】 ハーフミラー3によってCRT4の標的映像
と背景像Hとを合成してプレイヤPに表示する。プレイ
ヤは標的虚像4aをめがけて移動体としてのボール13
をボール通路2上へ投げ出す。ボール13は、ハーフミ
ラー3を通過した後、センサ5によって検知され、その
検知信号に基づいて制御装置7によって標的映像を命中
効果映像に切り替える。これにより、プレイヤはボール
13が標的に命中したことを映像表現として見ることに
なる。プレイヤは、ハーフミラー3の働きにより、ハー
フミラーで反射する標的映像と、ハーフミラーの裏側に
進行したボールとの両方の像を重ねて見ることができる
ので、現実感豊かな映像表現を見ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボール等といった移動
体を標的に当てることを内容とする標的当てゲーム機に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記の標的当てゲーム機として、従来、
図9に示すように、映写装置51を用いてスクリーン5
2上に標的映像を投影し、プレイヤPがその標的映像を
めがけてボール53を打ち出す、すなわち放出するよう
にしたものが知られている。しかしながらこの従来装置
においては、映写装置を用いたために装置が大掛かりに
なるという問題があった。また、ボールはスクリーンに
当たってその進行が阻止されるので、ボールが標的を突
破してさらに前方へ進んでゆくという状態を表示でき
ず、従って、現実感のある表示ができないという問題が
あった。また、スクリーンにボールがぶつけられるの
で、装置の損傷が激しかった。特に、スクリーンはプレ
イヤの目に直接に触れる部材であるので、それらが損傷
することは大きな問題であった。
【0003】また、ボーリング場に設置されるボーリン
グ設備をそのまま縮小した型式のボーリングゲーム機も
標的当てゲーム機の一種類として、従来より知られてい
る。しかしながらこのボーリングゲーム機では、標的が
常にピンに限られてしまい、ゲームが単調であった。ま
た、倒れたピンを整列させるために、特別な整列機構を
用意しなければならず、やはり装置が大掛かりになり、
コストが高くなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消するために成されたものであって、標的を映像
によって表現することにより多種多様なゲームを行うこ
とを可能にし、しかもボール等の移動体と標的映像との
関係をより現実感のある形態で表現できるようにするこ
と及び装置全体を小型に形成することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る標的当てゲーム機は、標的を映像とし
て映し出す映像表示手段と、映像表示手段上の標的像と
それとは別の背景像とを合成してプレイヤに表示するハ
ーフミラーと、プレイヤが移動させる移動体を検知する
移動体センサと、移動体センサの出力信号に基づいて上
記映像表示手段を制御する映像制御手段とを有する。そ
して上記ハーフミラーは、プレイヤが移動させる移動体
を通過させることができる位置に配置され、そして上記
映像制御手段は、移動体センサが移動体を検知したとき
に標的映像を切り替える。上記の映像表示手段として
は、CRTモニタ装置、液晶ディスプレイ等といった表
示装置が用いられる。
【0006】プレイヤが移動させる移動体としては、種
々の形状及び種々の移動形態のものが考えられる。例え
ば、ホッケー競技におけるパックのように通路上を滑走
する滑走体や、レールに沿って走行する走行体や、伸縮
移動するパンタグラフ機構によって支持される物体等が
考えられる。さらに、プレイヤが放出する球形状のボー
ルとすることもできる。プレイヤがボールを放出すると
いうのは、ボールを投げ出したり、打ち出したりするこ
とを含む行為である。このようにして放出されたボール
又はプレイヤによって動かされる移動体は、ハーフミラ
ーの上下左右のいずれかの側方位置を通過してハーフミ
ラーの後方位置へと進行する。この後方位置に、例えば
暗色の衝立部材を配設しておいて、この衝立部材にボー
ル又は移動体が当たって跳ね返るようにしておけば、あ
たかも標的にボール等が当たって跳ね返るような視覚表
示が得られる。
【0007】上記の標的当てゲーム機の、より具体的な
構成として、ボールを転がしたり移動体を移動させるた
めのボール通路又は移動体通路を設け、さらに、少なく
ともボール又は移動体が通過可能な間隔を開けてハーフ
ミラーをそのボール通路又は移動体通路の上方位置に配
置するという構成を採用できる。この構成では、ボール
又は移動体がボール通路又は移動体通路の上を転がり又
は移動しながらハーフミラーを通過する。この構成にお
いて、特に移動体としてボールを採用するときには、標
的映像として、ボーリングゲームのピンを映し出すよう
にすれば、現実感に富んだボーリングゲームを演出でき
る。
【0008】ボールその他の移動体は、ボール通路又は
移動体通路の上を転がり又は滑るようにしてプレイヤに
よって放出されるばかりでなく、空間中へ放り出される
こともある。このような場合は、平面内におけるボール
又は移動体の位置を二次元的に検出できる二次元センサ
によって移動体センサを構成することが望ましい。
【0009】
【作用】請求項1記載の標的当てゲーム機では、映像表
示手段上の標的映像がハーフミラーによって反射してプ
レイヤの目に導かれる。このとき、ハーフミラーはそれ
を透過する背景像を標的映像に合成し、その合成像がプ
レイヤの目に映る。背景像は、何等かの景色であっても
よいし、あるいは、黒又は暗い灰色等といったプレイヤ
の目にははっきりと背景と認識できないような単一色と
することもできる。
【0010】プレイヤは目に映った標的映像をめがけて
ボールを投げたり、打ち出したり、あるいはその他の種
々の方法によって移動体を標的映像へ向けて移動させ
る。こうして放出されたボール又は移動体は、ハーフミ
ラーの上下左右のいずれかの側方位置を通過してハーフ
ミラーの裏側へ進行する。プレイヤは、ハーフミラーの
反射特性の働きによって標的映像を視覚によって確認で
きると共に、ハーフミラーの透過視認特性の働きによっ
てハーフミラーの後方側へ進行したボール又は移動体を
も視覚によって確認できる。従って、プレイヤの目に
は、ボール又は移動体が標的にぶつかる状況が現実感に
富んだ状態で映し出される。
【0011】ボール又は移動体が標的にぶつかるタイミ
ングが到来する以前の適宜のタイミングで、ボール又は
移動体はボールセンサ又は移動体センサによって検知さ
れる。この移動体検知に基づいて、映像制御手段は標的
映像を命中効果映像、例えば標的が弾き飛ばされる状態
の映像等に切り替える。この映像切替によりプレイヤの
目には、標的にボール又は移動体がぶつかって標的が弾
き飛ばされる状態が現実感に富んだ状態で映し出され
る。ハーフミラーの後方位置に衝立部材を配設しない場
合は、標的が弾き飛ばされた後に、ボール又は移動体が
その標的を突破してさらに前方へ進んでゆく状態が映し
出される。他方、ハーフミラーの後方位置に衝立部材を
配設した場合には、この衝立部材によってボール又は移
動体を跳ね返すことにより、あたかもボール又は移動体
が標的に当たって跳ね返る状態を映し出すことができ
る。
【0012】
【実施例】(実施例1) 図1は、本発明に係る標的当てゲーム機、
より具体的には、移動体としてのボールを標的に当てる
ようにしたボール当てゲーム機の一実施例を示してい
る。このボール当てゲーム機は、床1の上にボーリング
ゲームのレーンを模して形成した移動体通路すなわちボ
ール通路2と、ボール通路2の終端側の適所の上方位置
に固定設置したハーフミラー3と、そのハーフミラー3
の上方位置に固定設置した映像表示手段としてのCRT
モニター4と、そしてボール通路2の上であってハーフ
ミラー3の後方位置に配置された移動体センサとしての
ボールセンサ5とを有している。ボールセンサ5は、図
5に示すように、ボール通路2の幅方向に所定間隔で1
列に並べられた複数個の反射型光センサによって構成さ
れる。
【0013】図1に戻って、ハーフミラー3は、周知の
通り、その前面側の像とその背面側の像とを合成して表
示できる性質を備えた光学要素である。実施例の場合
は、ハーフミラー3の前面側に配置されたCRTモニタ
ー4の映像と、ハーフミラー3の背面側Hの像とを合成
してプレイヤPに合成像として表示する。つまり、CR
Tモニター4の映像は、破線4aで示す位置に虚像とし
て表示される。実施例では、ハーフミラー3の背面側H
に黒1色の平板である衝立部材6が配設されており、よ
って、背景像は黒1色である。この結果、プレイヤPは
黒1色の背景上に浮かぶCRTモニター4の映像を見る
ことになる。
【0014】CRTモニター4は、映像制御装置7によ
って演算される映像を表示する。また、映像制御装置7
は、ボールセンサ5の出力信号に基づいてCRTモニタ
ー4の映像内容を制御する。映像制御装置7は、例えば
図2に示すように、中央処理装置(CPU)10と、ゲ
ーム全体の制御プログラム等を格納したROM11と、
ゲームの各種経過状態を読み書き自在に格納するRAM
12と、後述する標的映像及び命中効果映像等を記憶す
るROM14と、CRTモニター4を電子ビーム走査に
よって駆動する描画コントローラ15と、そして読み出
すべきキャラクタデータのアドレスを描画コントローラ
15へ指示するVRAM16とを有している。ボールセ
ンサ5の出力線は、入力インターフェースを介してCP
U10の入力ポートに接続される。
【0015】ROM14の所定記憶場所には、例えば、
図3に示すような標的映像8及び図4に示すような命中
効果映像9が映像データとして記憶されている。実施例
の場合、標的映像8はボーリングゲームのピン17を表
示しており、命中効果映像9はそれらのピン17が弾き
飛ばされる様子を映像的に表示している。今の説明で
は、簡単のために1個の標的映像及び1個の命中効果映
像を使用するものと考えるが、実用上は、プレイヤ等の
希望に応じた複数の標的映像を用意したり、あるいは、
ボールがボール通路2上のどの位置を転がり移動するか
に対応して決められる複数種類の命中効果映像を用意す
ることもできる。
【0016】以下、上記構成より成るボール当てゲーム
機についてその動作を説明する。図1において、プレイ
ヤPがボール通路2の先端位置(図の右端位置)に立つ
と、ハーフミラー3の働きにより、図5に示すように、
ボール通路2の前方に静止画像としての標的映像8が視
覚によって確認される。プレイヤPはその標的映像8を
めがけてボール13をボール通路2の上に投げ出す、す
なわち放出する。放出されたボール13は、図1におい
て、ハーフミラー3の下方位置を通過し、さらにボール
センサ5によって検知され、そしてその後、衝立部材6
に衝突する。
【0017】ボールセンサ5がボールを検知すると、そ
の旨の信号が出力され、その出力信号が映像制御装置7
へ送られる。ボール検知信号を受け取った映像制御装置
7、具体的には図2のCPU10は、表示すべき映像を
標的映像8(図3)から命中効果映像9(図4)へ切り
替えるようにVRAM16へ指示を送り、これにより、
CRTモニター4の表示内容が命中効果映像9に切り替
わる。従って、プレイヤPにとって見れば、図6に示す
ように、あたかもボール13がピン17に当たってそれ
らのピン17が弾き飛ばされたような様子を目にするこ
とになる。
【0018】なお、ボール13が見掛け上標的映像8に
ぶつかるタイミングと、標的映像8が命中効果映像9に
切り替わるタイミングとの間にズレがあると、それを見
るプレイヤPにとって映像状態が不自然に映る。従って
そのような不自然さが生じることを回避するために、両
者のタイミングは予め正確に合致するように設定され
る。
【0019】本実施例では、図1に示すように、ハーフ
ミラー3の後方位置に衝立部材6を配置してあるので、
ボール13はハーフミラー3を通過した後にこの衝立部
材6にぶつかって跳ね返る。この状態はプレイヤPにと
ってみれば、図6において、あたかもピン17に当たっ
たボール13がその反作用で跳ね返ったように見え、よ
って、現実感に富んだ状態を再現できる。しかも、命中
効果映像9は虚像であって、実際にそれにボール13が
ぶつかるわけではないので、命中効果映像9が乱れたり
することがなく、常に鮮明な映像を維持できる。
【0020】なお、衝立部材6はボール通路2から取り
外すことができ、その場合には、プレイヤPにとってみ
れば、ボール13が命中効果映像9を突破してさらに前
方へ進んでゆく様子を見ることになる。この状態も、跳
ね返る様子とは別の意味から、現実感に富んだ視覚表現
となる。
【0021】以上のように、衝立部材6をボール通路2
に設置する場合と、設置しない場合とでそれぞれ異なっ
た合成画像表示をできるので、標的映像8及び命中効果
映像9の内容に応じて、衝立部材6を設置する場合と、
設置しない場合とを選択できるようにしておくのが望ま
しい。また、命中効果映像9として、図4に示すもの以
外に数種類の映像を用意しておき、ボールセンサ5(図
5)によって検知したボール13の通過位置の違いに応
じて、異なる内容の命中効果映像を映し出すように設定
することもできる。こうすれば、ゲームが多様化して面
白くなる。
【0022】なお、ボール通路2は、プレイヤP側が低
く、ハーフミラー3側が高くなるように適宜の角度、例
えば4゜〜5゜程度の角度で傾斜させることが望まし
い。こうすれば、投げ出されたボール13の勢いが弱い
場合には、そのボール13は自動的にプレイヤPへ転が
って戻り、ボール通路2の上で止まってしまうようなこ
とがなくなる。
【0023】(実施例2)図7は、本発明に係る標的当
てゲーム機の他の実施例、特にボール当てゲーム機の他
の実施例を示している。この実施例が図1に示した先の
実施例と異なる点は、プレイヤPがボール13をボール
通路上で転がすのではなくて、空間中へ投げ出すように
したことである。この装置では、ボール13を空間中へ
投げ出すようにしたことに関連して、移動体センサとし
てのボールセンサに改変を加えてある。すなわち、本実
施例で用いるボールセンサ25は、図8に示すような二
次元センサを用いている。
【0024】この二次元センサは、モニター虚像4aに
対して水平方向に1列に並べられた複数の水平発光セン
サ20hと、それらの発光センサ20hからの光を受光
する水平受光センサ21hと、モニター虚像4aに対し
て垂直方向に1列に並べられた複数の垂直発光センサ2
0vと、そしてそれらの発光センサ20vからの光を受
光する垂直受光センサ21vとを有している。
【0025】このボールセンサ25を用いれば、空間中
に投げ出されたボール13を平面的に検知できる。ま
た、ボール13の投げ出された方向を、平面内の座標位
置として検知することもできる。場合によっては、その
座標位置が異なることに応じて、異なる内容の命中効果
映像を適宜に選択して映し出すことができる。
【0026】(実施例3)図10は、本発明に係る標的
当てゲーム機の他の実施例を示している。この実施例が
図1に示した実施例と異なる点は、移動体としてボール
に代えて、円盤形状の滑走体23を用いたことである。
図1の実施例と同じ部材はそれと同じ符号を付すことに
して、それらについての説明は省略する。この実施例で
は、プレイヤPがスティック26によって滑走体23を
打撃することにより、その滑走体23が移動体通路22
の上を滑り移動する。そして、ハーフミラー3の下方位
置を通過した後に、現実的には衝立部材6に衝突し、そ
して視覚的にはCRTモニター4の虚像4a上の標的映
像に衝突する。なお、移動体としては、図14に示すよ
うに、車輪28を備えた走行体29を用いることもでき
る。
【0027】(実施例4)図11は、本発明に係る標的
当てゲーム機のさらに他の実施例を示している。この実
施例が図1に示した実施例と異なる点は、移動体として
ボールに代えて、レール32に沿って走行する走行体3
3を用いたことである。符号34は、走行体33の走行
を円滑にするための車輪を示している。この実施例で
も、図1の実施例と同じ部材はそれと同じ符号を付すこ
とにして、それらについての説明は省略する。この実施
例では、プレイヤPが走行体33を標的映像へ向けて押
し放つ。押された走行体33は、レール32に沿って移
動した後、ハーフミラー3の下方位置を通過して、視覚
的に標的映像に衝突する。
【0028】レール32をプレイヤP側が低くハーフミ
ラー3側が高くなるように傾斜させておけば、走行体3
3はハーフミラー3よりも奥側の終点位置に到達した
後、自然にプレイヤPの手元に戻る。なお、レール32
及び走行体33のユニットは、1組とすることもできる
し、複数組とすることもできる。
【0029】(実施例5)図12は、本発明に係る標的
当てゲーム機のさらに他の実施例を示している。この実
施例が図1に示した実施例と異なる点は、移動体として
ボールに代えて、伸縮移動するパンタグラフ機構42に
よって支持される打撃体43を用いたことである。この
実施例では、モニター虚像4aの中の標的像を狙ってプ
レイヤPがパンタグラフ機構42の把持レバー47を矢
印Aのように下方へ押し下げる。すると、そのパンタグ
ラフ機構42が伸び移動して、その先端に固着された打
撃体43がハーフミラー3の下方位置を通過して衝立部
材6にぶつかるまで移動する。衝立部材6のうち標的像
に対応する所には打撃センサ45が設けられており、こ
の打撃センサ45によって打撃体43が検知されると、
映像制御装置7からの指令に従って、CRTモニター4
の表示内容が命中効果映像に切り替わる。図13に矢印
Bで示すように、把持レバー47を上方へ持ち上げれ
ば、パンタグラフ機構42、従って打撃体43をプレイ
ヤP側へ引き戻すことができる。
【0030】図12において、パンタグラフ機構42
は、例えば図示のように、支軸46を中心として水平方
向へ自由に往復回動できるように支持できる。これによ
り、プレイヤPはモニター虚像4aに関する様々な位置
に打撃体43を持ち運ぶことができる。また、打撃体4
3が標的像に当たったかどうかを検知するための方法と
しては、上記のように衝立部材6に打撃センサ45を設
けるという方法以外に、打撃体43が繰り出されたこと
を検知すると共に、パンタグラフ機構42の水平方向へ
の回動位置を検知し、両方の検知結果に基づいて打撃体
43の位置を特定するという検知方法等も採用できる。
【0031】以上、好ましい実施例を挙げて本発明を説
明したが、本発明はそれらの実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々
に改変できる。例えば、映像表示手段としてCRTモニ
ター以外の表示機器、例えば液晶ディスプレイ等を用い
ることもできる。また、その映像表示手段を駆動する映
像制御装置として、上記実施例で用いた図2に示すよう
なコンピュータグラフィック装置以外の映像制御装置、
例えばレーザディスク装置、CDプレイヤ等を用いてレ
ーザディスク、CD等のような記憶媒体に記憶した標的
映像及び命中効果映像を読み出して再生表示する方式の
装置を用いることもできる。また、ボールその他の移動
体はハーフミラーの下方位置を通過する場合に限られ
ず、その左右側又は上側を通過させることもできる。
【0032】
【発明の効果】請求項1及び請求項5記載の標的当てゲ
ーム機によれば、大掛かりな映写装置が不要になるの
で、ゲーム機全体を小型に形成できる。また、ボール又
は移動体はハーフミラーを通過してその後方側へさらに
進行するので、ハーフミラーによって作成される虚像の
標的映像と現実のボール又は移動体との間で見掛け上の
関わり合いを持たせることができ、よって、現実感に富
んだ表現が可能となる。例えば、ボール又は移動体が標
的を突破してさらに前方へ進んでゆく様子を表現でき
る。さらに、ボールセンサ又は移動体センサによってボ
ール又は移動体の位置を検知すると共にその検知位置に
応じて映像表示手段上の映像の内容を切り替えるので、
この意味からも、現実に即したあらゆる表現が可能とな
る。また、標的映像を映し出すハーフミラーとボール又
は移動体とが実際には互いにぶつかることがないので、
装置の損傷を回避できる。
【0033】請求項4及び請求項6記載の標的当てゲー
ム機によれば、ボール又は移動体が標的映像にぶつかっ
て跳ね返る様子を臨場感豊かに表現できる。
【0034】請求項7記載の標的当てゲーム機によれ
ば、ボールが自然な形でハーフミラーを通過できるよう
にすることができる。
【0035】請求項8記載の標的当てゲーム機によれ
ば、臨場感豊かなボーリングゲームを行うことができ
る。
【0036】請求項9記載の標的当てゲーム機によれ
ば、プレイヤによってボール通路上へ投げ出されたボー
ルの勢いが弱い場合には、そのボールがボール通路の傾
斜に従ってプレイヤ側へ転がって戻る。よって、ボール
通路上にボールが止まってしまうことを防止できる。
【0037】請求項10記載の標的当てゲーム機によれ
ば、ボールを空間中に投げ出す形式のボール当てゲーム
機において、現実感に富んだ映像表現が可能となる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る標的当てゲーム機、特にボール当
てゲーム機の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のボール当てゲーム機に用いられる映像制
御装置の回路構成の一例を示すブロック図である。
【図3】標的映像の一例を示す図である。
【図4】命中効果映像の一例を示す図である。
【図5】図1に示すボール当てゲーム機をプレイヤ側か
ら見た様子、特に標的映像が映し出されているときの様
子を示す図である。
【図6】図1に示すボール当てゲーム機をプレイヤ側か
ら見た様子、特に映像が命中効果映像に切り替わったと
きの様子を示す図である。
【図7】本発明に係る標的当てゲーム機、特にボール当
てゲーム機の他の実施例を示す正面図である。
【図8】図7の実施例で用いられる移動体センサ、すな
わちボールセンサの一例を示す正面図である。
【図9】従来の標的当てゲーム機の一例を示す図であ
る。
【図10】本発明に係る標的当てゲーム機の他の実施例
を示す正面図である。
【図11】本発明に係る標的当てゲーム機のさらに他の
実施例を示す正面図である。
【図12】本発明に係る標的当てゲーム機のさらに他の
実施例を示す正面図である。
【図13】図12に示す実施例においてパンタグラフ機
構を縮み移動させた状態を示す図である。
【図14】移動体の変形実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 床 2 ボール通路 3 ハーフミラー 4 CRTモニター 5 ボールセンサ(移動体センサ) 6 衝立部材 7 映像制御装置 8 標的映像 9 命中効果映像 13 ボール(移動体) 17 ピンの映像 20h,20v 発光センサ 21h,21v 受光センサ 25 ボールセンサ(移動体センサ) 22 移動体通路 23 滑走体(移動体) 29 走行体 32 レール 33 走行体 42 パンタグラフ機構 43 打撃体 45 打撃センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体を標的に当てることを内容とする
    標的当てゲーム機において、 標的を映像として映し出す映像表示手段と、 映像表示手段上の標的像と、それとは別の背景像とを合
    成してプレイヤに表示するハーフミラーと、 プレイヤが移動させる移動体を検知する移動体センサ
    と、 移動体センサの出力信号に基づいて上記映像表示手段を
    制御する映像制御手段とを有しており、 上記ハーフミラーは、プレイヤが移動させる移動体を通
    過させることができる位置に配置され、そして上記映像
    制御手段は、移動体センサが移動体を検知したときに標
    的映像を切り替えることを特徴とする標的当てゲーム
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の標的当てゲーム機におい
    て、移動体はレールに沿って走行する走行体であること
    を特徴とする標的当てゲーム機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の標的当てゲーム機におい
    て、移動体は伸縮移動するパンタグラフ機構によって支
    持されることを特徴とする標的当てゲーム機。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちのいずれか
    1つに記載の標的当てゲーム機において、ハーフミラー
    の後方位置に暗色の衝立部材を配設したことを特徴とす
    る標的当てゲーム機。
  5. 【請求項5】 移動体としてのボールを標的に当てるこ
    とを内容とする標的当てゲーム機において、 標的を映像として映し出す映像表示手段と、 映像表示手段上の標的像と、それとは別の背景像とを合
    成してプレイヤに表示するハーフミラーと、 プレイヤが放出するボールを検知するボールセンサと、 ボールセンサの出力信号に基づいて上記映像表示手段を
    制御する映像制御手段とを有しており、 上記ハーフミラーは、プレイヤから放出されるボールを
    通過させることができる位置に配置され、そして上記映
    像制御手段は、ボールセンサがボールを検知したときに
    標的映像を切り替えることを特徴とする標的当てゲーム
    機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の標的当てゲーム機におい
    て、ハーフミラーの後方位置に暗色の衝立部材を配設し
    たことを特徴とする標的当てゲーム機。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6記載の標的当てゲ
    ーム機において、ボールを転がすためのボール通路を設
    け、ハーフミラーは少なくともボールが通過可能な間隔
    を開けてそのボール通路の上方位置に配置されることを
    特徴とする標的当てゲーム機。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の標的当てゲーム機におい
    て、標的はボーリングゲームのピンであることを特徴と
    する標的当てゲーム機。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8記載の標的当てゲ
    ーム機において、ボール通路は、プレイヤ側が低くハー
    フミラー側が高くなるように傾斜することを特徴とする
    標的当てゲーム機。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の標的当てゲーム機にお
    いて、ボールセンサは、プレイヤによって放出されて空
    間内を移動するボールの平面内の位置を検出する二次元
    センサであり、プレイヤはボールを空間中へ放出するこ
    とを特徴とする標的当てゲーム機。
JP07186464A 1995-03-15 1995-06-29 標的当てゲーム機 Expired - Fee Related JP3075336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07186464A JP3075336B2 (ja) 1995-03-15 1995-06-29 標的当てゲーム機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-83311 1995-03-15
JP8331195 1995-03-15
JP07186464A JP3075336B2 (ja) 1995-03-15 1995-06-29 標的当てゲーム機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08309023A true JPH08309023A (ja) 1996-11-26
JP3075336B2 JP3075336B2 (ja) 2000-08-14

Family

ID=26424358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07186464A Expired - Fee Related JP3075336B2 (ja) 1995-03-15 1995-06-29 標的当てゲーム機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3075336B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6568380B1 (en) 1999-08-31 2003-05-27 Namco Ltd. Medal game machine
US6638165B2 (en) * 2000-12-15 2003-10-28 Konami Corporation Virtual image/real image superimposing and displaying apparatus, and slot machine
US6817946B2 (en) 2001-12-21 2004-11-16 Konami Corporation Virtual image and real image superimposed display device, image display control method, and image display control program
US6893345B2 (en) 2001-12-11 2005-05-17 Konami Corporation Image mutual transfer and succession method of virtual image and real image
WO2006092813A1 (en) * 2005-03-02 2006-09-08 Silvia Zambelli Mobile holographic simulator of bowling pins and virtual objects
US7121945B2 (en) 2002-01-07 2006-10-17 Konami Corporation Combined representation display method
WO2007066217A2 (en) * 2005-12-09 2007-06-14 Jan Hansen Virtual bowling with a bowling ball having an rfid tag
US7503845B2 (en) * 2003-06-09 2009-03-17 Ssd Company Limited Game apparatus using body image appeared synchronized with inserted body
JP2010246729A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Taito Corp プライズゲーム機における弾押出装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE523448C2 (sv) * 2000-12-21 2004-04-20 Jan Hansen Anordning vid bowlingspel

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6568380B1 (en) 1999-08-31 2003-05-27 Namco Ltd. Medal game machine
WO2004101088A1 (ja) * 1999-08-31 2004-11-25 Shinya Niwa メダルゲーム装置
US6638165B2 (en) * 2000-12-15 2003-10-28 Konami Corporation Virtual image/real image superimposing and displaying apparatus, and slot machine
US6893345B2 (en) 2001-12-11 2005-05-17 Konami Corporation Image mutual transfer and succession method of virtual image and real image
US6817946B2 (en) 2001-12-21 2004-11-16 Konami Corporation Virtual image and real image superimposed display device, image display control method, and image display control program
US7121945B2 (en) 2002-01-07 2006-10-17 Konami Corporation Combined representation display method
US7503845B2 (en) * 2003-06-09 2009-03-17 Ssd Company Limited Game apparatus using body image appeared synchronized with inserted body
WO2006092813A1 (en) * 2005-03-02 2006-09-08 Silvia Zambelli Mobile holographic simulator of bowling pins and virtual objects
WO2007066217A2 (en) * 2005-12-09 2007-06-14 Jan Hansen Virtual bowling with a bowling ball having an rfid tag
WO2007066217A3 (en) * 2005-12-09 2007-09-20 Jan Hansen Virtual bowling with a bowling ball having an rfid tag
JP2010246729A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Taito Corp プライズゲーム機における弾押出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3075336B2 (ja) 2000-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6638165B2 (en) Virtual image/real image superimposing and displaying apparatus, and slot machine
US5951015A (en) Interactive arcade game apparatus
US6251011B1 (en) Shooting video game machine and shooting result presentation method
KR100773286B1 (ko) 비디오 게임장치와 화상표현 방법 및 프로그램 제어방법과기억매체
US11103783B2 (en) Sports simulation system
US20050255900A1 (en) Storage medium storing game program and game apparatus
US6322444B1 (en) Video game with displayed bar for indicating target position
US9707471B2 (en) Display for a pinball game
JP2000176172A (ja) 射的ビデオゲ―ム装置及び射的ビデオゲ―ムの射撃結果表示方法
KR20010029953A (ko) 화상처리장치
JP3075336B2 (ja) 標的当てゲーム機
JP3424701B2 (ja) テレビゲーム機
JP2004097662A (ja) サッカーシミュレーションゲーム装置および方法
JP3758007B2 (ja) 合成画像表示装置、ゲーム装置及びボーリングゲーム装置
KR101983899B1 (ko) 향상된 리얼리티를 나타내는 가상 스포츠 시뮬레이션 장치
KR20210093213A (ko) 골프공 포획유닛을 이용하는 가상 골프 장치
JP3044170B2 (ja) シューティングゲーム装置
JP2000116946A (ja) 射撃ゲーム装置
JP3744590B2 (ja) 標的叩きゲーム機
JPH1147433A (ja) ビデオゲーム機
JPH0947577A (ja) ゲーム装置及びコマンド入力方法
JP2001321554A (ja) 遊戯台装置
JPH0824438A (ja) テレビゲーム機
WO2001054782A1 (fr) Appareil de jeu video de tir sur cible et procede d'affichage de resultat de jeu video de tir sur cible
JP4137308B2 (ja) ゲーム装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080609

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080609

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees