JPH08308658A - 棚板取付具 - Google Patents
棚板取付具Info
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- JPH08308658A JPH08308658A JP13992495A JP13992495A JPH08308658A JP H08308658 A JPH08308658 A JP H08308658A JP 13992495 A JP13992495 A JP 13992495A JP 13992495 A JP13992495 A JP 13992495A JP H08308658 A JPH08308658 A JP H08308658A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 棚板の受部材に設けられた取付穴を利用して
該受部材に装着される棚板取付具において、棚板の取り
付けをスムースに行なえるようにすると共に、取り付け
られた棚板の位置ズレ、脱落などを効果的に防止する。 【構成】 取付穴U’に嵌込まれるピン11と、棚板P
の支承部12を備える。支承部12には、差し込み部2
1と操作摘み部22とを備える係合部材20が回動可能
に備えられている。差し込み部21の少なくとも長幅側
Lでは、該差し込み部21の先端側の幅寸法xが基部2
1a側の幅寸法yよりも大きくされている。差し込み部
21は、棚板Pに設けられ、且つ、内部側で拡幅とされ
ている長溝Hに対して、この差し込み部21の長幅側L
を長溝Hの長幅側L’に揃わせる向きで差し入れられ、
かつ、操作摘み部22を捻回操作して差し込み部21の
長幅側Lが長溝Hの長幅側L’に略直交される向きとな
るように回動、係合される。
該受部材に装着される棚板取付具において、棚板の取り
付けをスムースに行なえるようにすると共に、取り付け
られた棚板の位置ズレ、脱落などを効果的に防止する。 【構成】 取付穴U’に嵌込まれるピン11と、棚板P
の支承部12を備える。支承部12には、差し込み部2
1と操作摘み部22とを備える係合部材20が回動可能
に備えられている。差し込み部21の少なくとも長幅側
Lでは、該差し込み部21の先端側の幅寸法xが基部2
1a側の幅寸法yよりも大きくされている。差し込み部
21は、棚板Pに設けられ、且つ、内部側で拡幅とされ
ている長溝Hに対して、この差し込み部21の長幅側L
を長溝Hの長幅側L’に揃わせる向きで差し入れられ、
かつ、操作摘み部22を捻回操作して差し込み部21の
長幅側Lが長溝Hの長幅側L’に略直交される向きとな
るように回動、係合される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種の収納棚を構成
する棚板を、該収納棚を構成する側板、背板などの棚板
の受部材に設けられた取付穴を利用して支持、取付ける
ために用いられる棚板取付具に関する。
する棚板を、該収納棚を構成する側板、背板などの棚板
の受部材に設けられた取付穴を利用して支持、取付ける
ために用いられる棚板取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の収納棚においては、該収納棚を構
成する棚板を該収納棚を構成する側板、背板などの棚板
の受部材に支持させるにあたり、該受部材にいわゆるダ
ボ穴と称される取付穴を適宜設けると共に、このダボ穴
に一般にダボと称される円柱桿状のピンを該ピンの一部
が受部材から突き出すように嵌め付けておく一方で、棚
板には前記受部材に接する側縁部下側に前記ダボの突き
出し部が収まる凹部を設けておき、このダボの該凹部へ
の収め入れにより、このダボを介して前記受部材に棚板
を支持させる手法が用いられている。
成する棚板を該収納棚を構成する側板、背板などの棚板
の受部材に支持させるにあたり、該受部材にいわゆるダ
ボ穴と称される取付穴を適宜設けると共に、このダボ穴
に一般にダボと称される円柱桿状のピンを該ピンの一部
が受部材から突き出すように嵌め付けておく一方で、棚
板には前記受部材に接する側縁部下側に前記ダボの突き
出し部が収まる凹部を設けておき、このダボの該凹部へ
の収め入れにより、このダボを介して前記受部材に棚板
を支持させる手法が用いられている。
【0003】また、前記受部材に設けられたダボ穴に嵌
め付けられるピン部を縦断面形状略L字状をなす屈曲板
の一端部に備えた、一般にダボ金物と称される取付具も
用いられており、この取付具では、前記ダボ穴に前記ピ
ン部を嵌め付けてこの取付具を前記受部材に装着すると
共に、この装着により受部材の側方に突き出すL字状を
なす屈曲板の他端部の上面で前記棚板を支承させて、前
記受部材に棚板を支持させていた。
め付けられるピン部を縦断面形状略L字状をなす屈曲板
の一端部に備えた、一般にダボ金物と称される取付具も
用いられており、この取付具では、前記ダボ穴に前記ピ
ン部を嵌め付けてこの取付具を前記受部材に装着すると
共に、この装着により受部材の側方に突き出すL字状を
なす屈曲板の他端部の上面で前記棚板を支承させて、前
記受部材に棚板を支持させていた。
【0004】また、例えば実開平1−81940に示さ
れる「棚受け具」や、実公昭62−11466に示され
る「棚受装置」のように、棚板の端部下側に取り付けら
れる取付部材内に、この取付部材内から前記受部材側に
向けて桿状のピンを出没可能に設け、該受部材に設けた
前記ダボ穴にこのピンを差し入れて、該受部材に棚板を
支持、取付ける手法が用いられている。
れる「棚受け具」や、実公昭62−11466に示され
る「棚受装置」のように、棚板の端部下側に取り付けら
れる取付部材内に、この取付部材内から前記受部材側に
向けて桿状のピンを出没可能に設け、該受部材に設けた
前記ダボ穴にこのピンを差し入れて、該受部材に棚板を
支持、取付ける手法が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記ダボと
称される円柱桿状のピンを用いて棚板を支持した場合に
あっては、棚板は前記受部材から突き出されているこの
ピンの一部を前記凹部に収めた状態で該ピンに支持され
ているにすぎないため、棚板に載せ置く収納物の出し入
れなどに伴って該棚板に外力が作用した場合、棚板の前
記凹部から前記ピンの一部が抜け出して、棚板の位置ズ
レや、脱落、傾きなどを往々にして招く不都合があっ
た。
称される円柱桿状のピンを用いて棚板を支持した場合に
あっては、棚板は前記受部材から突き出されているこの
ピンの一部を前記凹部に収めた状態で該ピンに支持され
ているにすぎないため、棚板に載せ置く収納物の出し入
れなどに伴って該棚板に外力が作用した場合、棚板の前
記凹部から前記ピンの一部が抜け出して、棚板の位置ズ
レや、脱落、傾きなどを往々にして招く不都合があっ
た。
【0006】また、前記ダボ金物と称される取付具を用
いて棚板を支持した場合にあっても、棚板は前記受部材
から突き出されているこの取付具の他端部の上面に支持
されているにすぎないため、該棚板に前記外力が作用し
た場合、該棚板の位置ズレや、脱落、傾きなどを往々に
して招く不都合があった。
いて棚板を支持した場合にあっても、棚板は前記受部材
から突き出されているこの取付具の他端部の上面に支持
されているにすぎないため、該棚板に前記外力が作用し
た場合、該棚板の位置ズレや、脱落、傾きなどを往々に
して招く不都合があった。
【0007】一方、前記実開平1−81940に示され
る「棚受け具」などの取付具にあっては、図18に示さ
れるように、前記取付部材100が棚板Pに対してネジ
300などにより固定される構造を備えていることか
ら、該棚板Pに前記外力が作用しても該棚板Pの位置ズ
レなどを生じさせ難いメリットを有している。
る「棚受け具」などの取付具にあっては、図18に示さ
れるように、前記取付部材100が棚板Pに対してネジ
300などにより固定される構造を備えていることか
ら、該棚板Pに前記外力が作用しても該棚板Pの位置ズ
レなどを生じさせ難いメリットを有している。
【0008】しかし、これらの取付具にあっては、前記
棚板Pを例えば側板Uに取り付けるにあたり、側板Uに
設けた取付穴U’に対して、該取付具の取付部材100
内より出没されるピン200をこの取付穴U’に入り込
ませるための位置合わせを該棚板Pの取り付けにあたり
要するものであるため、棚板Pのこの取り付けをスムー
スに行い難いものであった。
棚板Pを例えば側板Uに取り付けるにあたり、側板Uに
設けた取付穴U’に対して、該取付具の取付部材100
内より出没されるピン200をこの取付穴U’に入り込
ませるための位置合わせを該棚板Pの取り付けにあたり
要するものであるため、棚板Pのこの取り付けをスムー
スに行い難いものであった。
【0009】そこでこの発明は、前記従来の技術の不都
合の解消、特に、棚板の受部材に設けられた取付穴を利
用して該受部材に装着される棚板取付具において、棚板
の取り付けをスムースに行なえるようにすると共に、取
り付けられた棚板の位置ズレ、脱落などを効果的に防止
できるようにすることを主たる目的とする。
合の解消、特に、棚板の受部材に設けられた取付穴を利
用して該受部材に装着される棚板取付具において、棚板
の取り付けをスムースに行なえるようにすると共に、取
り付けられた棚板の位置ズレ、脱落などを効果的に防止
できるようにすることを主たる目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に、この発明では、棚板Pの受部材に設けられた取付穴
U’に嵌込まれるピン11と、このピン11と反対の側
に突き出される棚板Pの支承部12とを備えた棚板取付
具Tが、この棚板取付具Tの支承部12に、該支承部1
2の前記棚板Pと接する上面12’側から突き出す差し
込み部21と、該支承部12の下面12”側から突き出
す操作摘み部22とを備える係合部材20を回動可能に
備えており、この係合部材20の差し込み部21は、一
方の側で長幅に、かつ、これに直交する側で短幅に構成
してあると共に、該差し込み部21の少なくとも長幅側
Lでは、該差し込み部21の突き出し先端側の幅寸法x
が突き出し基部21a側の幅寸法yよりも大きく構成さ
れており、この差し込み部21が、前記棚板Pに設けら
れ、且つ、内部側で拡幅とされている長穴H’又は長溝
Hに対して、この差し込み部21の長幅側Lを該長穴
H’又は長溝Hの長幅側L’に揃わせる向きで差し入れ
られ、かつ、前記操作摘み部22を捻回操作して該差し
込み部21の前記長幅側Lが前記長穴H’又は長溝Hの
長幅側L’に略直交される向きとなるように回動、係合
される構成を備えたものとした。
に、この発明では、棚板Pの受部材に設けられた取付穴
U’に嵌込まれるピン11と、このピン11と反対の側
に突き出される棚板Pの支承部12とを備えた棚板取付
具Tが、この棚板取付具Tの支承部12に、該支承部1
2の前記棚板Pと接する上面12’側から突き出す差し
込み部21と、該支承部12の下面12”側から突き出
す操作摘み部22とを備える係合部材20を回動可能に
備えており、この係合部材20の差し込み部21は、一
方の側で長幅に、かつ、これに直交する側で短幅に構成
してあると共に、該差し込み部21の少なくとも長幅側
Lでは、該差し込み部21の突き出し先端側の幅寸法x
が突き出し基部21a側の幅寸法yよりも大きく構成さ
れており、この差し込み部21が、前記棚板Pに設けら
れ、且つ、内部側で拡幅とされている長穴H’又は長溝
Hに対して、この差し込み部21の長幅側Lを該長穴
H’又は長溝Hの長幅側L’に揃わせる向きで差し入れ
られ、かつ、前記操作摘み部22を捻回操作して該差し
込み部21の前記長幅側Lが前記長穴H’又は長溝Hの
長幅側L’に略直交される向きとなるように回動、係合
される構成を備えたものとした。
【0011】
【作用】従って、この発明に係る棚板取付具Tは、前記
受部材に設けられた取付穴U’に前記ピン11を嵌め込
んで該受部材に装着される。
受部材に設けられた取付穴U’に前記ピン11を嵌め込
んで該受部材に装着される。
【0012】また、前記受部材に装着された状態で、前
記棚板Pに設けられた前記長穴H’又は長溝Hに対し
て、前記差し込み部21の長幅側Lが該長穴H’又は長
溝Hの長幅側L’に揃う向きとなるように、該棚板Pを
棚板取付具Tの上方よりこの棚板取付具Tの支承部12
上に載せ置くことにより、前記差し込み部21が前記長
穴H’又は長溝Hに差し入れられる。
記棚板Pに設けられた前記長穴H’又は長溝Hに対し
て、前記差し込み部21の長幅側Lが該長穴H’又は長
溝Hの長幅側L’に揃う向きとなるように、該棚板Pを
棚板取付具Tの上方よりこの棚板取付具Tの支承部12
上に載せ置くことにより、前記差し込み部21が前記長
穴H’又は長溝Hに差し入れられる。
【0013】また、このように差し込み部21を棚板P
の長穴H’又は長溝Hに差し入れた状態で、前記操作摘
み部22を捻回操作して該差し込み部21の長幅側Lが
前記長穴H’又は長溝Hの長幅側L’に略直交される向
きとなるように回動させることができ、この回動により
内部側を拡幅とする前記長穴H’又は長溝Hの入口側に
差し込み部21の長幅側Lの両端部が当接するようにし
て、該長穴H’又は長溝Hにこの差し込み部21で係合
する。
の長穴H’又は長溝Hに差し入れた状態で、前記操作摘
み部22を捻回操作して該差し込み部21の長幅側Lが
前記長穴H’又は長溝Hの長幅側L’に略直交される向
きとなるように回動させることができ、この回動により
内部側を拡幅とする前記長穴H’又は長溝Hの入口側に
差し込み部21の長幅側Lの両端部が当接するようにし
て、該長穴H’又は長溝Hにこの差し込み部21で係合
する。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係る棚板取付具の典型的な
実施例を、図1ないし図17に基いて説明する。
実施例を、図1ないし図17に基いて説明する。
【0015】なお、図1は、この実施例に係る棚板取付
具Tの使用状態を理解し易いように、該棚板取付具Tを
介して棚板Pを支持する受部材としての側板U、この側
板Uの取付穴U’に装着された棚板取付具T、および棚
板Pを斜視の状態で示している。
具Tの使用状態を理解し易いように、該棚板取付具Tを
介して棚板Pを支持する受部材としての側板U、この側
板Uの取付穴U’に装着された棚板取付具T、および棚
板Pを斜視の状態で示している。
【0016】また、図2は、棚板取付具Tの係合部材2
0が係合される棚板Pの長溝H又は長穴H’部分を該棚
板Pの要部を縦断面の状態として示している。
0が係合される棚板Pの長溝H又は長穴H’部分を該棚
板Pの要部を縦断面の状態として示している。
【0017】また、図3ないし図6は、棚板Pに設けら
れた長溝Hに係合部材20の差し込み部21を差し入れ
た状態における棚板取付具Tをそれぞれ示しており、こ
こで図3および図4は、該長溝Hに差し入れた係合部材
20の差し込み部21を該長溝Hに係合させる前の状態
を、前記側板Uおよび棚板Pを縦断面の状態として示
し、また、図5および図6は、該長溝Hに差し入れた係
合部材20の差し込み部21を、該係合部材20を操作
摘み部22の操作により捻回して、前記長溝Hに係合さ
せた後の状態を、前記側板Uおよび棚板Pを縦断面の状
態として示している。
れた長溝Hに係合部材20の差し込み部21を差し入れ
た状態における棚板取付具Tをそれぞれ示しており、こ
こで図3および図4は、該長溝Hに差し入れた係合部材
20の差し込み部21を該長溝Hに係合させる前の状態
を、前記側板Uおよび棚板Pを縦断面の状態として示
し、また、図5および図6は、該長溝Hに差し入れた係
合部材20の差し込み部21を、該係合部材20を操作
摘み部22の操作により捻回して、前記長溝Hに係合さ
せた後の状態を、前記側板Uおよび棚板Pを縦断面の状
態として示している。
【0018】また、図7ないし図10は、この実施例に
係る棚板取付具Tを、斜視の状態で(図7)、また、上
方から見た状態で(図8)、さらに側方から見た状態で
(図9、図10)、それぞれ示している。
係る棚板取付具Tを、斜視の状態で(図7)、また、上
方から見た状態で(図8)、さらに側方から見た状態で
(図9、図10)、それぞれ示している。
【0019】また、図11ないし図13は、棚板取付具
Tを構成する本体10を、斜視の状態で(図11)、ま
た、上方から見た状態で(図12)、さらに側方から見
た状態で(図13)、それぞれ示している。
Tを構成する本体10を、斜視の状態で(図11)、ま
た、上方から見た状態で(図12)、さらに側方から見
た状態で(図13)、それぞれ示している。
【0020】さらに、図14ないし図17は、棚板取付
具Tを構成する係合部材20を、斜視の状態で(図1
4)、また、上方から見た状態で(図15)、さらに側
方から見た状態で(図16、図17)、それぞれ示して
いる。
具Tを構成する係合部材20を、斜視の状態で(図1
4)、また、上方から見た状態で(図15)、さらに側
方から見た状態で(図16、図17)、それぞれ示して
いる。
【0021】以上の各図に示される棚板取付具Tは、棚
板Pの受部材、この実施例では側板Uに設けられた取付
穴U’に嵌込まれるピン11と、このピン11と反対の
側に突き出される棚板Pの支承部12とを備えており、
このピン11を前記取付穴U’に嵌込んで、図1に特に
示されるように側板Uの側面から前記支承部12を突き
出させるように、該棚板Pの取付穴U’が設けられてい
る箇所に適宜取付け、用いられる。
板Pの受部材、この実施例では側板Uに設けられた取付
穴U’に嵌込まれるピン11と、このピン11と反対の
側に突き出される棚板Pの支承部12とを備えており、
このピン11を前記取付穴U’に嵌込んで、図1に特に
示されるように側板Uの側面から前記支承部12を突き
出させるように、該棚板Pの取付穴U’が設けられてい
る箇所に適宜取付け、用いられる。
【0022】そして、この棚板Pに取付けられた状態
で、前記支承部12の上面12’に棚板Pの下面が接す
るように、該支承部12で棚板Pを支承して、この棚板
取付具Tを介して、この棚板Pを側板Uに支持させるよ
うにして用いられる。
で、前記支承部12の上面12’に棚板Pの下面が接す
るように、該支承部12で棚板Pを支承して、この棚板
取付具Tを介して、この棚板Pを側板Uに支持させるよ
うにして用いられる。
【0023】典型的には、側板Uの上下方向に向けて、
所定の間隔を開けて略平行をなすように設けられた前後
二列の取付穴U’、U’…列における、互いに同一の水
平面上にある一対の取付穴U’、U’に対してそれぞれ
この実施例に係る棚板取付具Tを取付けて、該側板Uの
前後二ヶ所でこの側板Uの側において該棚板取付具Tを
介して棚板Pが安定的に支持されるように用いられる。
所定の間隔を開けて略平行をなすように設けられた前後
二列の取付穴U’、U’…列における、互いに同一の水
平面上にある一対の取付穴U’、U’に対してそれぞれ
この実施例に係る棚板取付具Tを取付けて、該側板Uの
前後二ヶ所でこの側板Uの側において該棚板取付具Tを
介して棚板Pが安定的に支持されるように用いられる。
【0024】さらに、前記棚板取付具Tは、前記支承部
12の前記上面12’側から突き出す差し込み部21
と、該支承部12の下面12”側から突き出す操作摘み
部22とを備える係合部材20を前記支承部12に回動
可能に設けてあり、この係合部材20の差し込み部21
は、一方の側で長幅に、かつ、これに直交する側で短幅
に構成してあると共に、該差し込み部21の少なくとも
長幅側Lでは、該差し込み部21の突き出し先端側の幅
寸法xが突き出し基部21a側の幅寸法yよりも大きく
構成されている。そして、この差し込み部21が、前記
棚板Pに設けられ、かつ、内部側で各幅とされている長
穴H’又は長溝Hに対して、この差し込み部21の長幅
側Lを該長穴H’又は長溝Hの長幅側L’に揃わせる向
きで差し入れられ、かつ、前記操作摘み部22を捻回操
作して該差し込み部21の前記長幅側Lが前記長穴H’
又は長溝Hの長幅側L’に略直交される向きとなるよう
に回動、係合される構成とされている。
12の前記上面12’側から突き出す差し込み部21
と、該支承部12の下面12”側から突き出す操作摘み
部22とを備える係合部材20を前記支承部12に回動
可能に設けてあり、この係合部材20の差し込み部21
は、一方の側で長幅に、かつ、これに直交する側で短幅
に構成してあると共に、該差し込み部21の少なくとも
長幅側Lでは、該差し込み部21の突き出し先端側の幅
寸法xが突き出し基部21a側の幅寸法yよりも大きく
構成されている。そして、この差し込み部21が、前記
棚板Pに設けられ、かつ、内部側で各幅とされている長
穴H’又は長溝Hに対して、この差し込み部21の長幅
側Lを該長穴H’又は長溝Hの長幅側L’に揃わせる向
きで差し入れられ、かつ、前記操作摘み部22を捻回操
作して該差し込み部21の前記長幅側Lが前記長穴H’
又は長溝Hの長幅側L’に略直交される向きとなるよう
に回動、係合される構成とされている。
【0025】従って、この実施例に係る棚板取付具T
は、図3および図4に示されるように、前記棚板Pの、
これら各図においては長溝Hに対して、前記係合部材2
0の差し込み部21を差し入れた状態で該棚板Pを前記
支承部12の上面12’側で支承し、さらに、このよう
に長溝Hに差し込み部21を差し入れた係合部材20を
前記操作摘み部22の捻回操作により前記のように回動
させることにより、この長溝Hに係合部材20を係合さ
せて、前記棚板Pを前記側板Uに対して安定的に、すな
わち、位置ズレ、脱落、傾きなどを生じさせることな
く、支持させるように用いられる。
は、図3および図4に示されるように、前記棚板Pの、
これら各図においては長溝Hに対して、前記係合部材2
0の差し込み部21を差し入れた状態で該棚板Pを前記
支承部12の上面12’側で支承し、さらに、このよう
に長溝Hに差し込み部21を差し入れた係合部材20を
前記操作摘み部22の捻回操作により前記のように回動
させることにより、この長溝Hに係合部材20を係合さ
せて、前記棚板Pを前記側板Uに対して安定的に、すな
わち、位置ズレ、脱落、傾きなどを生じさせることな
く、支持させるように用いられる。
【0026】そこで先ず、この実施例に係る棚板取付具
Tの構成について、さらに具体的に説明する。
Tの構成について、さらに具体的に説明する。
【0027】この実施例に係る棚板取付具Tは、前記棚
板Pの受部材としての側板Uの取付穴U’に嵌込まれる
ピン11と、このピン11と反対の側に突き出される棚
板Pの支承部12とを有する本体10と、この支承部1
2に回動可能に設けられる係合部材20とから構成され
ている。
板Pの受部材としての側板Uの取付穴U’に嵌込まれる
ピン11と、このピン11と反対の側に突き出される棚
板Pの支承部12とを有する本体10と、この支承部1
2に回動可能に設けられる係合部材20とから構成され
ている。
【0028】本体10は、図11ないし図13に特に示
されるように、縦断面形状を略L字状をなす形状とする
ように屈曲された基板10aの、この屈曲部を挾んで互
いに直交する向きに位置される一方端側を前記棚板Pの
支承部12とすると共に、他方端側を前記側板Uに接し
させる基部10a’としている。そして、この基部10
a’の前記支承部12に向き合わない側の面の略中央部
より、該基部10a’の該面に略直交する向きに、この
実施例では、円柱状をなす前記ピン11が突設してあ
る。
されるように、縦断面形状を略L字状をなす形状とする
ように屈曲された基板10aの、この屈曲部を挾んで互
いに直交する向きに位置される一方端側を前記棚板Pの
支承部12とすると共に、他方端側を前記側板Uに接し
させる基部10a’としている。そして、この基部10
a’の前記支承部12に向き合わない側の面の略中央部
より、該基部10a’の該面に略直交する向きに、この
実施例では、円柱状をなす前記ピン11が突設してあ
る。
【0029】また、前記支承部12の略中央部には、前
記係合部材20をこの支承部12に対して回動可能に組
み付ける軸穴12aが透設されていると共に、この支承
部12の前記基部10a’に対向する側の側縁略中央部
からは、この軸穴12aに連通するように、割り欠き溝
12bが透設してある。
記係合部材20をこの支承部12に対して回動可能に組
み付ける軸穴12aが透設されていると共に、この支承
部12の前記基部10a’に対向する側の側縁略中央部
からは、この軸穴12aに連通するように、割り欠き溝
12bが透設してある。
【0030】一方、前記係合部材20は、図14ないし
図17に特に示されるように、略円形板状をなす基板2
0aの一面側に該基板20aの直径方向に亘る長さを備
えたリブ状の操作摘み部22を備えると共に、該基板2
0aの他面側に該基板20aの円心位置から該基板20
aの面に略直交する向きに突設される略円柱状をなす軸
部23を介して、前記差し込み部21を一体に備えてい
る。
図17に特に示されるように、略円形板状をなす基板2
0aの一面側に該基板20aの直径方向に亘る長さを備
えたリブ状の操作摘み部22を備えると共に、該基板2
0aの他面側に該基板20aの円心位置から該基板20
aの面に略直交する向きに突設される略円柱状をなす軸
部23を介して、前記差し込み部21を一体に備えてい
る。
【0031】前記差し込み部21は、この実施例では、
略中央部位置において、前記軸部23の一端部に連設さ
れ、かつ、前記基板20aの面に略平行をなすように設
けられる略正方形状の基部21aと、この基部21aの
向き合った一対の側縁部より、前記基板20aに向き合
う側と反対の側に向けてそれぞれ突設される一対の突き
出し片21b、21bとより構成されている。
略中央部位置において、前記軸部23の一端部に連設さ
れ、かつ、前記基板20aの面に略平行をなすように設
けられる略正方形状の基部21aと、この基部21aの
向き合った一対の側縁部より、前記基板20aに向き合
う側と反対の側に向けてそれぞれ突設される一対の突き
出し片21b、21bとより構成されている。
【0032】この一対の突き出し片21b、21bはそ
れぞれ、前記基部21aの幅寸法内に収まる幅寸法を備
えるように構成されている。また、この一対の突き出し
片21b、21bはそれぞれ、前記基部21a側から先
端側に向けて、次第に該基部21aの側方に向けて突き
出すように、該基部21aより傾斜状に突設されてお
り、一対の突き出し片21b、21b間の寸法は、該突
き出し片21bの基部21a側から、該突き出し片21
bの先端側に向けて漸次大きくなる構成としてある。
れぞれ、前記基部21aの幅寸法内に収まる幅寸法を備
えるように構成されている。また、この一対の突き出し
片21b、21bはそれぞれ、前記基部21a側から先
端側に向けて、次第に該基部21aの側方に向けて突き
出すように、該基部21aより傾斜状に突設されてお
り、一対の突き出し片21b、21b間の寸法は、該突
き出し片21bの基部21a側から、該突き出し片21
bの先端側に向けて漸次大きくなる構成としてある。
【0033】従って、このように構成される係合部材2
0の差し込み部21は、長幅側Lと短幅側Sとを備える
と共に、該長幅側Lにおいて、該差し込み部21の基部
21a側の幅寸法yよりも、この差し込み部21の突き
出し先端側の幅寸法xを大きくする構成とされている。
0の差し込み部21は、長幅側Lと短幅側Sとを備える
と共に、該長幅側Lにおいて、該差し込み部21の基部
21a側の幅寸法yよりも、この差し込み部21の突き
出し先端側の幅寸法xを大きくする構成とされている。
【0034】このように構成される係合部材20は、前
記差し込み部21と操作摘み部22の設けられた基板2
0aとを連結する前記軸部23を、この差し込み部21
が前記本体10の支承部12の上面12’から突き出
し、かつ、前記操作摘み部22が該支承部12の下面1
2”から突き出すように、該支承部12の前記軸穴12
aに収め入れることにより、前記本体10の支承部12
に対して回動可能に設けられる。
記差し込み部21と操作摘み部22の設けられた基板2
0aとを連結する前記軸部23を、この差し込み部21
が前記本体10の支承部12の上面12’から突き出
し、かつ、前記操作摘み部22が該支承部12の下面1
2”から突き出すように、該支承部12の前記軸穴12
aに収め入れることにより、前記本体10の支承部12
に対して回動可能に設けられる。
【0035】この係合部材20の本体10の支承部12
に対する組み付けは、該支承部12に設けられている前
記割り欠き溝12bを通って、この割り欠き溝12bに
連通されている前記軸穴12aに前記軸部23が収まり
入れられるように、該係合部材20の軸部23を本体1
0の前記割り欠き溝12bに差し込むことにより、スム
ースに、かつワンタッチで行うことができる。
に対する組み付けは、該支承部12に設けられている前
記割り欠き溝12bを通って、この割り欠き溝12bに
連通されている前記軸穴12aに前記軸部23が収まり
入れられるように、該係合部材20の軸部23を本体1
0の前記割り欠き溝12bに差し込むことにより、スム
ースに、かつワンタッチで行うことができる。
【0036】すなわち、この実施例では、前記割り欠き
溝12bの溝幅が、該割り欠き溝12bの入口側で前記
係合部材20の軸部23の径と略等しく、かつ、前記軸
穴12a側で該軸部23の径よりもやや小さくなるよう
に構成してある。そして、この割り欠き溝12bに前記
入口側から差し入れられた軸部23が、前記割り欠き溝
12bの軸穴12a側に差し込まれるに従ってこの割り
欠き溝12bを漸次押し拡げ前記軸穴12aに収まり入
れられる位置まで差し入れられた後は、この割り欠き溝
12bを前記押し拡げ前の幅に復帰させて、軸部23の
この軸穴12a内からの抜け出しを阻止して、該軸部2
3を、この軸穴12a内に安定的に保持する構成として
ある。
溝12bの溝幅が、該割り欠き溝12bの入口側で前記
係合部材20の軸部23の径と略等しく、かつ、前記軸
穴12a側で該軸部23の径よりもやや小さくなるよう
に構成してある。そして、この割り欠き溝12bに前記
入口側から差し入れられた軸部23が、前記割り欠き溝
12bの軸穴12a側に差し込まれるに従ってこの割り
欠き溝12bを漸次押し拡げ前記軸穴12aに収まり入
れられる位置まで差し入れられた後は、この割り欠き溝
12bを前記押し拡げ前の幅に復帰させて、軸部23の
この軸穴12a内からの抜け出しを阻止して、該軸部2
3を、この軸穴12a内に安定的に保持する構成として
ある。
【0037】なお、このように割り欠き溝12bから差
し入れられた係合部材20の軸部23の保持機能を前記
割り欠き溝12bにもたせる観点からは、この実施例に
係る棚板取付具Tを構成する少なくとも本体10は、プ
ラスチック材料などの弾性変形特性を備えた材料によ
り、一体に成形して構成することが望ましい。
し入れられた係合部材20の軸部23の保持機能を前記
割り欠き溝12bにもたせる観点からは、この実施例に
係る棚板取付具Tを構成する少なくとも本体10は、プ
ラスチック材料などの弾性変形特性を備えた材料によ
り、一体に成形して構成することが望ましい。
【0038】以上のような構成を備える棚板取付具T
は、内部側で拡幅とされている長穴H’又は長溝H、例
えば図4および図6に特に示されるように入口側の幅寸
法y’に対して奥側の幅寸法x’を大きくするように、
前記棚板Pの側板Uと接し合う側の側端部であって該棚
板Pの下面側において、該棚板Pの長さ方向に沿って設
けられる長溝Hに対して、前記係合部材20を差し入れ
ることにより、前記支承部12をもってこの棚板Pを支
承し、かつ、該長溝Hに係合して、この棚板Pの支承状
態を安定的に維持する。
は、内部側で拡幅とされている長穴H’又は長溝H、例
えば図4および図6に特に示されるように入口側の幅寸
法y’に対して奥側の幅寸法x’を大きくするように、
前記棚板Pの側板Uと接し合う側の側端部であって該棚
板Pの下面側において、該棚板Pの長さ方向に沿って設
けられる長溝Hに対して、前記係合部材20を差し入れ
ることにより、前記支承部12をもってこの棚板Pを支
承し、かつ、該長溝Hに係合して、この棚板Pの支承状
態を安定的に維持する。
【0039】すなわち、この実施例では、前記係合部材
20の差し込み部21の短幅側Sの幅寸法を、前記長溝
Hの短幅側S’にある入口側の幅寸法y’よりも小さく
構成すると共に、該係合部材20の差し込み部21の長
幅側Lの幅寸法よりも、前記長溝Hの長幅側L’の幅寸
法が大きくなるように構成してある。また、前記係合部
材20の差し込み部21の長幅側Lにある該係合部材2
0の基部側の幅寸法yおよび該係合部材20の略長方形
状をなす前記基部21aの対角線の長さ寸法zが、少な
くとも前記長溝Hの短幅側S’にある入口側の幅寸法
y’よりも小さくなるように構成すると共に、該係合部
材20の差し込み部21の長幅側Lにある該差し込み部
21の先端側の幅寸法xが、少なくとも前記長溝Hの短
幅側S’にある入口側の幅寸法y’よりも大きくなるよ
うに構成してある。
20の差し込み部21の短幅側Sの幅寸法を、前記長溝
Hの短幅側S’にある入口側の幅寸法y’よりも小さく
構成すると共に、該係合部材20の差し込み部21の長
幅側Lの幅寸法よりも、前記長溝Hの長幅側L’の幅寸
法が大きくなるように構成してある。また、前記係合部
材20の差し込み部21の長幅側Lにある該係合部材2
0の基部側の幅寸法yおよび該係合部材20の略長方形
状をなす前記基部21aの対角線の長さ寸法zが、少な
くとも前記長溝Hの短幅側S’にある入口側の幅寸法
y’よりも小さくなるように構成すると共に、該係合部
材20の差し込み部21の長幅側Lにある該差し込み部
21の先端側の幅寸法xが、少なくとも前記長溝Hの短
幅側S’にある入口側の幅寸法y’よりも大きくなるよ
うに構成してある。
【0040】従って、この実施例に係る係合部材20
は、図3および図4に示されるように、前記差し込み部
21の長幅側Lを前記長溝Hの長幅側L’に揃わせる向
きで、該長溝Hに前記差し込み部21を差し入れること
ができる。
は、図3および図4に示されるように、前記差し込み部
21の長幅側Lを前記長溝Hの長幅側L’に揃わせる向
きで、該長溝Hに前記差し込み部21を差し入れること
ができる。
【0041】そしてこの後、図5および図6に示される
ように前記支承部12の下面12”側から突き出されて
いる前記操作摘み部22を捻回操作して、前記差し込み
部21の前記長幅側Lを前記長溝Hの長幅側L’に略直
交する向きとなるまで回動させることができる。
ように前記支承部12の下面12”側から突き出されて
いる前記操作摘み部22を捻回操作して、前記差し込み
部21の前記長幅側Lを前記長溝Hの長幅側L’に略直
交する向きとなるまで回動させることができる。
【0042】この回動により、前記長溝Hの長幅側L’
に略直交する向きに長幅側Lを位置させる前記差し込み
部21は、前記のようにその長幅側Lにある差し込み部
21の先端側の幅寸法xを前記長溝Hの短幅側S’にあ
る入口の幅寸法y’よりも大きく構成してあることか
ら、このように差し込み部21が回動された位置におい
て前記棚板Pが上方に移動されても、該差し込み部21
の先端側が長溝Hの入口側の内側部に当接して、この当
接位置より先に前記棚板Pを上方に移動させることがな
い。従って、前記係合部材20の回動操作により、該係
合部材20と長溝Hとは係合され、この係合により棚板
Pは棚板取付具Tを介して位置ズレ、脱落、傾きなどを
生じさせることなく側板Uに安定的に支持される。
に略直交する向きに長幅側Lを位置させる前記差し込み
部21は、前記のようにその長幅側Lにある差し込み部
21の先端側の幅寸法xを前記長溝Hの短幅側S’にあ
る入口の幅寸法y’よりも大きく構成してあることか
ら、このように差し込み部21が回動された位置におい
て前記棚板Pが上方に移動されても、該差し込み部21
の先端側が長溝Hの入口側の内側部に当接して、この当
接位置より先に前記棚板Pを上方に移動させることがな
い。従って、前記係合部材20の回動操作により、該係
合部材20と長溝Hとは係合され、この係合により棚板
Pは棚板取付具Tを介して位置ズレ、脱落、傾きなどを
生じさせることなく側板Uに安定的に支持される。
【0043】また、棚板Pの取り外しを必要とする際に
は、前記操作摘み部22を再度捻回操作して、前記差し
込み部21を、該差し込み部21の長幅側Lが長溝Hの
長幅側L’に揃う位置まで回動させることにより、前記
棚板Pの上方への持ち上げるにより長溝H内より差し込
み部21が抜き出される状態に戻して、容易にこの棚板
Pの取り外しをなすことができる。
は、前記操作摘み部22を再度捻回操作して、前記差し
込み部21を、該差し込み部21の長幅側Lが長溝Hの
長幅側L’に揃う位置まで回動させることにより、前記
棚板Pの上方への持ち上げるにより長溝H内より差し込
み部21が抜き出される状態に戻して、容易にこの棚板
Pの取り外しをなすことができる。
【0044】この実施例に係る棚板取付具Tは、以上の
構成より、特に、側板Uの取付穴U’に対して、前記差
し込み部21が上方を向くように、前記ピン11を嵌込
んで、該側板Uに取り付けておいた後、この差し込み部
21が前記長溝Hに差し入れるように単純に上方から前
記棚板Pを前記支承部12に載せ置くだけで棚板Pの設
置が可能であると共に、この設置後、前記操作摘み部2
2の捻回操作によりこの棚板Pの位置ズレ、脱落、傾き
などを容易に防止できる特長を有している。
構成より、特に、側板Uの取付穴U’に対して、前記差
し込み部21が上方を向くように、前記ピン11を嵌込
んで、該側板Uに取り付けておいた後、この差し込み部
21が前記長溝Hに差し入れるように単純に上方から前
記棚板Pを前記支承部12に載せ置くだけで棚板Pの設
置が可能であると共に、この設置後、前記操作摘み部2
2の捻回操作によりこの棚板Pの位置ズレ、脱落、傾き
などを容易に防止できる特長を有している。
【0045】なお、この実施例に係る棚板取付具Tで
は、前記支承部12の上面12’であって、前記割り欠
き溝12bの入口側の両側に、前記軸穴12aに軸部2
3を収め入れ、保持された係合部材20の差し込み部2
1の基部21aにおける該割り欠き溝12bの入口側に
向いた側縁部に対して当接する一対の位置決め突部12
c、12cが設けてあり、係合部材20の軸部23の前
記軸穴12aによる収め入れ、保持状態を一層確保し易
くする工夫がなされている。
は、前記支承部12の上面12’であって、前記割り欠
き溝12bの入口側の両側に、前記軸穴12aに軸部2
3を収め入れ、保持された係合部材20の差し込み部2
1の基部21aにおける該割り欠き溝12bの入口側に
向いた側縁部に対して当接する一対の位置決め突部12
c、12cが設けてあり、係合部材20の軸部23の前
記軸穴12aによる収め入れ、保持状態を一層確保し易
くする工夫がなされている。
【0046】また前記支承部12の上面12’であっ
て、基板10aの基部10a’側の位置には、前記支承
部12の長さ方向に長幅側Lを揃えた状態で該支承部1
2に回動可能に組み付けられている前記係合部材20の
前記差し込み部21の基部21aのこの長幅側Lにある
両側縁部にそれぞれ当接する一対の位置決め突部12
d、12dが設けてあり、前記操作摘み部22の捻回操
作をなす前に、前記差し込み部21がその長幅側Lを前
記支承部12の長さ方向に略直交する位置に向けて予期
せず回動、位置ズレされて、前記棚板Pの長溝Hへのこ
の差し込み部21の差し入れができなくなり、また、ス
ムースになされなくなる事態の防止が図られている。
て、基板10aの基部10a’側の位置には、前記支承
部12の長さ方向に長幅側Lを揃えた状態で該支承部1
2に回動可能に組み付けられている前記係合部材20の
前記差し込み部21の基部21aのこの長幅側Lにある
両側縁部にそれぞれ当接する一対の位置決め突部12
d、12dが設けてあり、前記操作摘み部22の捻回操
作をなす前に、前記差し込み部21がその長幅側Lを前
記支承部12の長さ方向に略直交する位置に向けて予期
せず回動、位置ズレされて、前記棚板Pの長溝Hへのこ
の差し込み部21の差し入れができなくなり、また、ス
ムースになされなくなる事態の防止が図られている。
【0047】また、前記位置決め突部12cと位置決め
突部12d間の間隔は、この実施例では前記差し込み部
21の基部21aの短幅側Sの幅寸法よりもやや幅狭と
されている。この結果、前記位置決め突部12dを乗り
越えるように前記操作摘み部22の捻回操作により前記
長溝Hの長幅側L’に略直交する位置まで回動された差
し込み部21は、その長幅側Lにある基部21aの一側
縁部を前記位置決め突部12cに接しさせると共に、他
側縁部を位置決め突部12dに乗り上げさせた状態とさ
れて、この回動位置で位置決めされる。従って、この実
施例では、棚板Pの長溝Hと係合部材20との係合状態
が、一層安定的に維持される。
突部12d間の間隔は、この実施例では前記差し込み部
21の基部21aの短幅側Sの幅寸法よりもやや幅狭と
されている。この結果、前記位置決め突部12dを乗り
越えるように前記操作摘み部22の捻回操作により前記
長溝Hの長幅側L’に略直交する位置まで回動された差
し込み部21は、その長幅側Lにある基部21aの一側
縁部を前記位置決め突部12cに接しさせると共に、他
側縁部を位置決め突部12dに乗り上げさせた状態とさ
れて、この回動位置で位置決めされる。従って、この実
施例では、棚板Pの長溝Hと係合部材20との係合状態
が、一層安定的に維持される。
【0048】また、以上に説明した実施例では、図1お
よび図2のロ図に示される、比較的長寸とされる長溝H
を有する棚板Pの取り付けについて主として説明した
が、前記係合部材20の差し入れと、前記回動、結合を
なしうる内部側が拡幅とされている長溝、長穴の設けら
れている棚板Pであれば、例えば図2のイ図に示される
ように比較的短寸とされる長溝Hを有する棚板P’に対
しても、また、同図のハ図に示されるように長穴H’を
有する棚板P”に対しても、この実施例に係る棚板取付
具Tは用いることができる。
よび図2のロ図に示される、比較的長寸とされる長溝H
を有する棚板Pの取り付けについて主として説明した
が、前記係合部材20の差し入れと、前記回動、結合を
なしうる内部側が拡幅とされている長溝、長穴の設けら
れている棚板Pであれば、例えば図2のイ図に示される
ように比較的短寸とされる長溝Hを有する棚板P’に対
しても、また、同図のハ図に示されるように長穴H’を
有する棚板P”に対しても、この実施例に係る棚板取付
具Tは用いることができる。
【0049】また、以上に説明した実施例では、前記係
合部材20の差し込み部21を、前記基部21aの短幅
側Sにある両端部から上方に突き出す一対の突き出し片
21b、21bにより、該差し込み部21の少なくとも
長幅側Lで該差し込み部21の突き出し先端側の幅寸法
xが基部21a側の幅寸法yよりも大きくなるように構
成したが、このような構成を備えるように差し込み部2
1が構成されていれば、その具体的な形状は必要に応じ
て適宜変更して良く、例えば、倒台形状の縦断面形状を
備える台状にこの差し込み部21を構成しても良い。
合部材20の差し込み部21を、前記基部21aの短幅
側Sにある両端部から上方に突き出す一対の突き出し片
21b、21bにより、該差し込み部21の少なくとも
長幅側Lで該差し込み部21の突き出し先端側の幅寸法
xが基部21a側の幅寸法yよりも大きくなるように構
成したが、このような構成を備えるように差し込み部2
1が構成されていれば、その具体的な形状は必要に応じ
て適宜変更して良く、例えば、倒台形状の縦断面形状を
備える台状にこの差し込み部21を構成しても良い。
【0050】
【発明の効果】この発明に係る棚板取付具Tは、前記受
部材に装着された状態で、前記棚板Pに設けられた前記
長穴H’又は長溝Hに対して、前記差し込み部21の長
幅側Lが該長穴H’又は長溝Hの長幅側Lに揃う向きと
なるように、該棚板Pを棚板取付具Tの上方よりこの棚
板取付具Tの支承部12上に単純に載せ置くことによ
り、前記差し込み部21を前記長穴H’又は長溝Hに差
し入れて該棚板Pを前記支承部12で支承することか
ら、この棚板取付具Tを用いた棚板Pの設置にあたりそ
れ以上の格別の位置合わせを必要とせず、この設置を容
易かつスムースに行うことができる。
部材に装着された状態で、前記棚板Pに設けられた前記
長穴H’又は長溝Hに対して、前記差し込み部21の長
幅側Lが該長穴H’又は長溝Hの長幅側Lに揃う向きと
なるように、該棚板Pを棚板取付具Tの上方よりこの棚
板取付具Tの支承部12上に単純に載せ置くことによ
り、前記差し込み部21を前記長穴H’又は長溝Hに差
し入れて該棚板Pを前記支承部12で支承することか
ら、この棚板取付具Tを用いた棚板Pの設置にあたりそ
れ以上の格別の位置合わせを必要とせず、この設置を容
易かつスムースに行うことができる。
【0051】また、このように差し込み部21を棚板P
の長穴H’又は長溝Hに差し入れた状態で、前記操作摘
み部22を捻回操作して該差し込み部21の長幅側Lが
前記長穴H’又は長溝Hの長幅側L’に略直交される向
きとなるように回動させることができ、この回動により
内部側を拡幅とする前記長穴H’又は長溝Hの入口側に
差し込み部21の長幅側Lの両端部が当接するようにし
て、該長穴H’又は長溝Hに差し込み部21を係合させ
ることができることから、前記のように設置された棚板
Pをワンタッチで棚板取付具Tに固定することができ
る。この結果、棚板P上に載せ置かれる収納物の出し入
れなどに伴って棚板Pに作用する外力に起因した該棚板
Pの位置ズレ、脱落、傾きなどを効果的に防止できる。
の長穴H’又は長溝Hに差し入れた状態で、前記操作摘
み部22を捻回操作して該差し込み部21の長幅側Lが
前記長穴H’又は長溝Hの長幅側L’に略直交される向
きとなるように回動させることができ、この回動により
内部側を拡幅とする前記長穴H’又は長溝Hの入口側に
差し込み部21の長幅側Lの両端部が当接するようにし
て、該長穴H’又は長溝Hに差し込み部21を係合させ
ることができることから、前記のように設置された棚板
Pをワンタッチで棚板取付具Tに固定することができ
る。この結果、棚板P上に載せ置かれる収納物の出し入
れなどに伴って棚板Pに作用する外力に起因した該棚板
Pの位置ズレ、脱落、傾きなどを効果的に防止できる。
【図1】棚板取付具Tの使用状態を示す斜視図
【図2】棚板Pの要部縦断面図
【図3】棚板取付具Tの使用状態を示す縦断面図
【図4】図3におけるA−A線断面図
【図5】棚板取付具Tの使用状態を示す縦断面図
【図6】図5におけるB−B線断面図
【図7】棚板取付具Tの斜視図
【図8】棚板取付具Tの平面図
【図9】棚板取付具Tの側面図
【図10】棚板取付具Tの側面図
【図11】本体10の斜視図
【図12】本体10の平面図
【図13】本体10の側面図
【図14】係合部材20の斜視図
【図15】係合部材20の平面図
【図16】係合部材20の側面図
【図17】係合部材20の側面図
【図18】従来例の使用状態を示す縦断面図
11 ピン 12 支承部 12’ 上面 12” 下面 20 係合部材 21 差し込み部 21a 基部 22 操作摘み部 P 棚板 T 棚板取付具 L 長幅側 H 長溝 H’ 長穴 L’ 長幅側 x 幅寸法 y 幅寸法
Claims (1)
- 【請求項1】 棚板の受部材に設けられた取付穴に嵌込
まれるピンと、このピンと反対の側に突き出される棚板
の支承部とを備えた棚板取付具であって、 この棚板取付具の支承部には、該支承部の前記棚板と接
する上面側から突き出す差し込み部と、該支承部の下面
側から突き出す操作摘み部とを備える係合部材が回動可
能に設けられており、 この係合部材の差し込み部は、一方の側で長幅に、か
つ、これに直交する側で短幅に構成してあると共に、該
差し込み部の少なくとも長幅側では、該差し込み部の突
き出し先端側の幅寸法が突き出し基部側の幅寸法よりも
大きく構成されており、 この差し込み部が、前記棚板に設けられ、且つ、内部側
で拡幅とされている長穴又は長溝に対して、この差し込
み部の長幅側を該長穴又は長溝の長幅側に揃わせる向き
で差し入れられ、かつ、前記操作摘み部を捻回操作して
該差し込み部の前記長幅側が前記長穴又は長溝の長幅側
に略直交される向きとなるように回動、係合される構成
としてあることを特徴とする棚板取付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13992495A JPH08308658A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 棚板取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13992495A JPH08308658A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 棚板取付具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308658A true JPH08308658A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15256839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13992495A Pending JPH08308658A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 棚板取付具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08308658A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018064797A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | Dnライティング株式会社 | 棚板取付補助具 |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP13992495A patent/JPH08308658A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018064797A (ja) * | 2016-10-20 | 2018-04-26 | Dnライティング株式会社 | 棚板取付補助具 |
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