JPH08308271A - 荷役用モータの制御装置 - Google Patents

荷役用モータの制御装置

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JPH08308271A
JPH08308271A JP10975595A JP10975595A JPH08308271A JP H08308271 A JPH08308271 A JP H08308271A JP 10975595 A JP10975595 A JP 10975595A JP 10975595 A JP10975595 A JP 10975595A JP H08308271 A JPH08308271 A JP H08308271A
Authority
JP
Japan
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motor
switch
path
turned
starting
Prior art date
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Pending
Application number
JP10975595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Naruse
靖彦 成瀬
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ始動時において、モータに発生するサ
ージ電流を少なくすると共に、ポンプからの吐出油量を
抑制する。 【構成】 ポンプ3を組み付けたモータ2とバッテリ1
とを、第1のスイッチ4aが直列に接続された第1の経
路4と、第2のスイッチ5aと抵抗6とが直列に接続さ
れた第2の経路5とで接続すると共に、モータ2に回転
センサ8を取り付け、モータ2が停止状態であるときに
モータ運転スイッチ9がON操作された場合、前記第2
の経路4に接続されている第2のスイッチ4aをON作
動させ、モータ2の回転が上がったら、第1の経路に接
続されている第1のスイッチ5aをON作動するコント
ローラ7を設ける。モータ2の停止は、回転センサ8の
信号で確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業車輛、例えばフォ
ークリフトにおいて、荷役用機構を動作させるシリンダ
に油圧を供給するためのポンプに使用される荷役用モー
タの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷役用モータの制御装置は、図4
に示す如く、電源であるバッテリ1とモータ2とが、コ
ンタクタであるスイッチ4´aを介して直列に接続され
ている。そして、モータ運転スイッチ9がONされる
と、コントローラ7´により、スイッチ4´aがONさ
れ、モータ2が回転してポンプ3が駆動さる。一方、モ
ータ運転スイッチ9がOFFされると、スイッチ4´a
がOFFされ、モータ2及びポンプ3が停止するように
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モータの始動に際し、
それまで停止していた回転子が急に回転を始めると、停
止時に内部抵抗が0のモータには瞬間的に極めて高いサ
ージ電流が発生してコンタクタに高圧電流が流れるの
で、その高圧に耐え得るだけの容量を持ったコンタクタ
が必要である。又、モータにポンプが直結されている
と、急激なオイルの吐出によって油圧回路内は一時的に
高圧となるため、油圧回路への負担が大きくなるし、衝
撃によって荷役機構の操作性を損なうなどの弊害を招い
ている。前記サージ電流の発生を防止するために、トラ
ンジスタを利用したチョッパ回路を備えたものもある
が、回路が複雑で、コスト高を招く。本発明は、以上に
述べたような問題点を解決するものであり、モータ始動
時におけるサージ電流の発生を抑え、油圧回路に加わる
ショックを軽減した荷役用モータの制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の荷役用モータに
おける制御装置の構成は、モータを電源に対してダイレ
クトに接続する第1の経路とは別に、前記モータを電源
に対し、抵抗を介在させて接続する第2の経路を設け、
モータの始動時にのみに第2の経路のみを選択すること
にある。そして前記モータの始動時は、モータへの電源
供給が停止された後、モータが停止するまでの推定時間
が経過したことから判断したり、モータに取り付けた回
転センサの信号を解析することにより可能である。尚、
ここでモータの始動時とは、モータと電源とを接続した
場合、モータの回転速度が低いか、モータが完全に停止
状態にあって、そこからのモータ立ち上がり時に高いサ
ージ電流が発生する状況にあることを意味する。
【0005】
【作用】始動時には、抵抗が直列に介在された第2の経
路のみが選択され、モータに印加される電圧が低く、回
転加速が緩慢なためサージ電流の発生が少ないと共に、
ポンプが接続されている場合、そのポンプからの吐出油
量も抑制され、油圧回路に加わるショックも軽くなる。
又、回転が上がったところで第1の経路に切り換え、或
は第1と第2の経路を併用すれば、所定の通常動作とな
る。よって、抵抗を通してのみの通電が起動時のみに限
られるので、抵抗の熱容量も小さくできる。
【0006】
【実施例】本発明に係る荷役用モータの制御装置を、バ
ッテリ式フォークリフトにおいて実施した一例を図面に
基づいて説明する。図1において、1は電源であるバッ
テリ、2は直流用のモータであり、モータ2には、荷役
機構へ作動油を供給するポンプ3が組み付けられてい
る。前記モータ2は、バッテリ1に対して第1のスイッ
チ4aが直列に接続された第1の経路4と、第2のスイ
ッチ5aと抵抗6とが直列に接続された第2の経路5と
の計二経路により結ばれている。7はコントローラであ
り、このコントローラ7には、前記モータ2に取り付け
られた回転センサ8の検出信号と、モータ2の回転及び
停止を操作指令するモータ運転スイッチ9の確認信号と
が入力可能となっていて、それらの信号に基づいて、前
記第1又は第2のスイッチ4a,5aを作動させるよう
になっている。
【0007】このように構成された制御装置による制御
例を図2のフローチャートに基いて説明すると、モータ
運転スイッチスイッチ9がONされると、先ずステップ
(以下単にSという)1でそれが確認され、S2では、
コントローラ7が回転センサ8の信号を解析してモータ
2が停止しているか否かを判断し、モータ2が惰性によ
り比較的高速回転している場合はS3で第1のスイッチ
4aをONし、第1の経路4によってモータ2に電源が
供給され、モータ2は継続回転される。モータ2が停止
状態、或いは回転が極めて低く、高いサージ電流が発生
する状況と判断された場合は、S4で第2のスイッチ5
aをONにし、第2の経路5によってモータ2に電源が
供給される。第2の経路には抵抗6が直列に接続されて
いるので、モータ2に作用する電圧は低く、低速回転を
開始する。回転開始後、S5でモータ2の回転速度が所
定値に達したことが確認されると、S6で第1のスイッ
チ4aをONにし、第1の経路4を利用して定格電圧を
印加させる。そしてモータ運転スイッチ9がOFFされ
ると、S7でそれが確認され、S8で先ず第1のスッチ
4aをOFFし、続いて第2のスイッチがOFFされ
る。
【0008】このようにモータの始動時のみ、第2の経
路が選択され、突入電流が低く抑えられるので、発生す
るサージ電流も少なくなるし、荷役の作業性も向上す
る。第2の経路を介して電圧が印加されると、その第2
の経路に介在された抵抗は発熱するが、前記第1の経路
が接続されるまでの所定時間はほんの一瞬でしかないの
で、発熱による弊害の虞れはない。
【0009】このようにモータ始動時の負荷が軽減さ
れ、モータに発生するサージ電流は小さくなって、モー
タがオーバーヒートし難くくなるし、始動した瞬間にお
ける吐出油量も抑えられる。従ってコンタクタの容量を
低くできるし、ポンプ用として使用した場合には、吐出
始めの衝撃が少なくなって荷役等の操作性が向上する。
【0010】前記実施例は、始動後に第1のスイッチを
ONさせて第1の経路と第2の経路とを併用し、停止時
に、第1のスイッチをOFFしてから第2のスイッチを
OFFすることによって、停止時におけるモータへの逆
起電力を小さくし、コンタクタへの負荷を少なくしてい
るが、モータの始動後、第1のスイッチONに続いて第
2のスイッチをOFFし、運転スイッチがOFFされた
時点で、第1のスイッチのみをOFF操作するようにし
ても差し支えなく、始動時のみに第2の経路のみを利用
するのであれば、第2のスイッチをOFFするタイミン
グは自由であって、回路的にも、例えば図3に示す如
く、抵抗6が接続されている第2の経路5にモータ運転
スイッチ9自体を設け、始動時のみに、コントローラ7
で第1のスイッチ4aをOFF制御するようにもでき
る。尚、前述した第1のスイッチ4aをONした後、第
2のスイッチ5aをOFFする制御にした場合には、停
止時における負荷が大きくなるので、第1のスイッチの
容量を大きくする必要がある。又モータの運転状況は回
転センサで検出するばかりでなく、例えば、モータへの
電源供給が停止された後、停止するまでの推定時間が経
過したことの確認を基に判断したり、モータに流れる電
流を検知してその電流の変化からモータの運転状況を把
握するなど、任意の手段が採用される。又第2の経路の
みを介して電源供給する時間は、サージ電流の発生をな
くすに一番効果的な時間に設定することが望ましく、使
用目的に応じて適宜変更できる。
【0011】尚、実施例では油圧により駆動されるフォ
ークリフトの荷役機構について説明したが、モータで直
接駆動される巻き上げ式やギヤ伝達により駆動される各
種機構を搭載した産業車輛全般に適用して差し支えな
い。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な回路によって、
モータ始動時のみに低い電圧を印加することによって、
モータを始動させた際に発生するサージ電流を小さくで
きると共に、油圧回路に使用した場合は吐出油量が抑制
され、又、巻き上げ式等の機械的手段に使用した場合は
駆動力が急激に作用しないので、制御されて駆動系統に
加わる衝撃が少なくなる。更に、コントローラの制御に
必要なモータの停止を確認するには数多くの手段がある
ので、それらの中から使用目的にふさわしい最良の手段
を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る制御回路の説明図である。
【図2】 制御のフローチャート例を示す説明図であ
る。
【図3】 変更例の説明図である。
【図4】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・バッテリ、2・・モータ、3ポンプ、4・・第1
の経路、4a・・スイッチ、5・・第2の経路、5a・
・第2のスイッチ、6・・抵抗、7・・コントローラ、
8・・回転センサ、9・・モータ運転スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを電源に対してダイレクトに接続
    する第1の経路とは別に、前記モータを電源に対し、抵
    抗を介在させて接続する第2の経路を設け、モータの始
    動時にのみ第2の経路のみを選択することを特徴とした
    荷役用モータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ始動時の判断が、モータへの
    電源供給が停止された後、モータが停止するまでの推定
    時間が経過したことの確認により行なわれる請求項1に
    記載した荷役用モータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ始動時の判断が、モータに取
    り付けた回転センサの信号の解析により行なわれる請求
    項1に記載した荷役用モータの制御装置。
JP10975595A 1995-05-08 1995-05-08 荷役用モータの制御装置 Pending JPH08308271A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10975595A JPH08308271A (ja) 1995-05-08 1995-05-08 荷役用モータの制御装置

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JP10975595A JPH08308271A (ja) 1995-05-08 1995-05-08 荷役用モータの制御装置

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JPH08308271A true JPH08308271A (ja) 1996-11-22

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JP10975595A Pending JPH08308271A (ja) 1995-05-08 1995-05-08 荷役用モータの制御装置

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JP (1) JPH08308271A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1017158A2 (en) * 1998-12-30 2000-07-05 FIAT AUTO S.p.A. A device for controlling the starting phase of an electric motor
WO2005055410A1 (ja) * 2003-12-01 2005-06-16 Rohm Co., Ltd. 直流モータ駆動装置
FR3050416A1 (fr) * 2016-04-21 2017-10-27 Peugeot Citroen Automobiles Sa Fonction d’aide au controle du vehicule comportant une alimentation du moteur de pompe avec une inductance

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1017158A3 (en) * 1998-12-30 2002-05-08 FIAT AUTO S.p.A. A device for controlling the starting phase of an electric motor
WO2005055410A1 (ja) * 2003-12-01 2005-06-16 Rohm Co., Ltd. 直流モータ駆動装置
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