JPH0830780A - アニメーション線画処理方法 - Google Patents

アニメーション線画処理方法

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JPH0830780A
JPH0830780A JP16395294A JP16395294A JPH0830780A JP H0830780 A JPH0830780 A JP H0830780A JP 16395294 A JP16395294 A JP 16395294A JP 16395294 A JP16395294 A JP 16395294A JP H0830780 A JPH0830780 A JP H0830780A
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JP16395294A
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Shigenosuke Okuyama
重之助 奥山
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IEROO SHIYAAKU KK
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IEROO SHIYAAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アニメーション画像処理における、細線化を
速やかに能率的に行なう方法を提供する。 【構成】 階調化された線画を表わす階調化線画データ
を処理する方法において、上記階調化線画データを2値
化して各画素の属性を黒か白かに定め、画面の位置に従
って、属性が黒である画素に順次アクセスし、該アクセ
スされた画素につき、その周囲の画素の属性を調べ、そ
の属性の組合せが所定のパターンのいずれかであるとき
には、当該アクセスされている画素の属性を黒から白に
変更する。例えば、上記周囲の画素として、上記アクセ
スされている画素の上、下、左、右、左上、右上、左
下、右下の画素を用い、上記アクセスされている画素の
周囲に属性が黒の画素が2つ以上あり、仮に上記アクセ
スされている画素の属性を黒から白に変更しても、上記
周囲の属性が黒の画素がすべて互に連続したままである
ときには、上記アクセスされている画素の属性を黒から
白に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アニメーション画像
処理に関し、特にその線画処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アニメーションの制作の一部にコンピュ
ータを用いることが種々試みられている。その一つの方
法においては、紙に描いた一連の動画をテレビカメラで
撮像し、電子的画像データとする。このようにして得ら
れた画像データは記憶装置に取込まれ、他の画像データ
と組合せられ、目的とするアニメーションが形成され
る。
【0003】アニメーション制作においては、完成作品
の画像の各構成要素をそれぞれ各フレームないしコマに
ついて、別個の層(レイヤー)として描き、それらを重
ねて合成し、各フレームの完成画を形成し、これを連続
させることにより、完成したアニメーションを形成す
る。従って、動画もそれぞれ、各構成要素を表わすもの
である。各構成要素とは例えば図1に示す完成画におけ
る一人の人物P、小道具(トランク)T、大道具(自動
車)M、背景Gであり、これらを別個に描いた層は例え
ば、それぞれ図2、図3、図4、図5に示す如きもので
ある。なお、図5に示す例では、背景Gを示す画像はよ
り大きな画像Hの一部である。これについては後述す
る。
【0004】仮に1つのカット(一連のコマであり、完
成したアニメーションの中で、例えば数秒間続く)にお
いてこれらがそれぞれ動くとすれば、各瞬時(フレーム
期間)におけるこれらの状態を各フレームの画像データ
とする必要がある。そして、先にも述べたように、これ
らのうちの各構成要素について、図2〜図4に示すよう
な各フレームの動画および図5に示すような背景画を作
成し、その後、各フレームに関し、各構成要素の画像を
合成する。
【0005】各フレームの動画の作成には、線画の処理
と彩色が含まれる。このうち、線画の処理においては、
紙等のシート状媒体に描かれた線画をテレビカメラで撮
像して線画を表わす画像データを得る。次に、このよう
にして得られた線画画像を表示装置に表示して線画の線
を境界として彩色を行なう。そして、彩色により得られ
た画像とを合成してマット画を得る。
【0006】しかるに上記の方法で形成されたマット画
は、インターレース方式のテレビジョンで表示される
と、線の部分にジャギーが発生するという問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明者は先に、シート状媒体に
描かれた線画を撮像装置で撮像して階調化された線画を
表わす階調化線画データを形成することと、上記階調化
線画データに基づき、連続した細い線で構成された線画
を表わす細線画データを形成することと、上記連続した
細い線を色領域相互間の境界線として彩色処理を行なっ
て、彩色された彩色画像を表わす彩色画像データを得る
ことと、上記彩色画像に上記階調化線画を重ね合せるこ
とにより、上記彩色画像の色領域のうちの上記階調化線
画に重なる部分にグラデーションを付けたことを特徴と
する線画処理方法を提案した(特願平6−153457
号)。
【0008】この方法を用いれば、彩色画像の色領域の
うち階調化された線画に重なるにグラデーションが施さ
れ、各色領域と線画の線の部分の輝度が段階的に変化す
るので、ジャギーの発生を回避することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
に、連続した細い線で構成された線画の形成が、容易で
はなく、そのための処理に長時間を要すると言う問題が
あった。
【0010】本発明の目的は、細線化処理を短時間で、
効率良く行ない得る方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のアニメーショ
ン線画処理方法は、階調化された線画を表わす階調化線
画データを処理する方法において、上記階調化線画デー
タを2値化して各画素の属性を黒か白かに定めること
と、画面の位置に従って、属性が黒である画素に順次ア
クセスすることと、該アクセスされた画素につき、その
周囲の画素の属性を調べ、その属性の組合せが所定のパ
ターンのいずれかであるときには、当該アクセスされて
いる画素の属性を黒から白に変更することとを含む。
【0012】請求項2の方法は、請求項1の方法におい
て、上記周囲の画素として、上記アクセスされている画
素の上、下、左、右、左上、右上、左下、右下の画素を
用い、上記画素の属性を変更する処理において、上記ア
クセスされている画素の周囲に属性が黒の画素が2つ以
上あり、仮に上記アクセスされている画素の属性を黒か
ら白に変更しても、上記周囲の属性が黒の画素がすべて
互に連続したままであるときには、上記アクセスされて
いる画素の属性を黒から白に変更することを特徴とす
る。
【0013】請求項3の方法は、請求項1または2の方
法において、上記周囲の画素として、上記アクセスされ
ている画素の上、下、左、右、左上、右上、左下、右下
の画素を用い、上記アクセスされている画素の右または
下の画素が黒であり、上記右または下の画素以外に、上
記アクセスされている画素の周囲に属性が黒の画素が2
つ以上あり、該2つ以上の黒の画素が上記右または下の
画素を介して連続しているときには、上記アクセスされ
ている画素の属性を変更せず、黒のままとすることを特
徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の方法によれば、細線化の処理を、短
時間で効率良く行なうことができる。
【0015】請求項2または3の方法によれば、分り易
い規則で画素の属性の変更の是非を決めているので、本
発明の実施のための回路を設計する際、アクセスされて
いる画素の属性を変更すべき周囲画素の属性の組合せか
どうかの判断が容易であり、設計時における誤りが少な
くなる。
【0016】
【実施例】図6は、本発明一実施例の線画処理方法の実
施に用いられるアニメーション画像処理装置の一例を示
す図である。以下、このアニメーション画像処理装置の
全体的構成および動作を説明しながら、それとの関係に
おいて本発明の一実施例の細線化処理方法を説明する。
【0017】図示のようにこの画像処理装置は、テレビ
カメラ1と、A/D変換器2、画像入力ユニット3と、
線画処理ユニット4と、彩色ユニット5と、合成ユニッ
ト6と、サーバ7とを備えている。
【0018】テレビカメラ1は紙等のシート状媒体10
に描かれた線画を撮像するために用いられる。この線画
は動画である。ここで動画とは、各フレームまたはコマ
の各層を構成する絵を意味する。
【0019】A/D変換器2はテレビカメラ1からの映
像信号を受け、各画素の輝度を表わすディジタル信号に
変換する。このディジタル信号は各画素の輝度を例えば
8ビット(256値)に階調化したものである。画像入
力ユニット3は、A/D変換器2からのディジタル信号
を受け、他の画像と合成表示しながらテレビカメラ1の
フレーミングを調整し、フレーミングを適切にした上で
取込む、即ちサーバ7の記憶装置7a(例えばハードデ
ィスク装置で構成される)に記憶させるために用いられ
ている。
【0020】線画処理ユニット4は記憶装置7aに記憶
された階調化された画像データを元に、細線画像を形成
する。彩色ユニット5は、細線画像を彩色する、即ち細
線画像の各色領域に色を指定するために使用されてい
る。合成ユニット6は、各層の彩色画像を互いに合成し
て、完成された各フレームの画像を形成する。画像入力
ユニット3、線画処理ユニット4、彩色ユニット5、合
成ユニット6およびサーバ7はハブ8を介して互いに接
続されてLAN(ローカルエリアネットワーク)を構成
している。
【0021】画像入力ユニット3、線画処理ユニット
4、彩色ユニット5、合成ユニット6およびサーバ7は
それぞれ表示装置およびキーボードを備えたコンピュー
タを中心として構成されたものである。
【0022】上記のうち、彩色ユニット5は実際のシス
テムでは複数台設けられているが、図示の簡単のため一
つのみを示す。また、画像入力ユニット3と彩色ユニッ
ト5とは兼ねることもできる(即ち同一のハードウエア
に異なるプログラムを走らせることにより、画像入力ユ
ニットとして用いたり、彩色ユニットとして用いたりす
ることもできる)が、役割の違いを明示するため別のユ
ニットとして図示した。
【0023】先にも述べたように、テレビカメラ1は、
動画を撮像して得られる画像データを入力するために用
いられるが、この動画は、完成した画像における各構成
要素を表わすものである。各構成要素は、後に合成する
に当たり、各層(レイヤー)を構成するものとして扱わ
れる。本システムでは、5層までの処理が可能である。
従って、動画も5層以内のものとして制作される。な
お、動画とは別に背景画も併せて合成し得る。
【0024】背景画については、その取込み方法は種々
のものがある。例えばシート状媒体に描いた絵をテレビ
カメラで撮像することにより形成することもでき、また
CG(コンピュータグラフィクス)により作成すること
もできる。背景画が他の動画と異なる点は、人物等の動
きを表わすために上下、左右にスライドしたりすること
があり、このため連続した大きな映像(例えば図5にH
で示すもの)が用意され、各瞬時にはその一部(図5に
破線の枠Gfで示す部分)のみを抽出して合成画面の背
景として利用し、フレームの進展とともに利用する部分
をずらしていく等の手法が用いられることである。背景
画も記憶装置7aに記憶される。
【0025】サーバの記憶装置7aは、一つのアニメー
ション作品で必要とされるすべての画像を記憶するもの
であり、上記のようにテレビカメラ1により入力され階
調化された画像のみならず、線画処理ユニット4におけ
る線画処理の結果および彩色ユニット5において彩色し
た後の画像(マット画)のデータをも記憶する。さらに
上述のように背景画をも記憶する。なお、画像はデータ
圧縮(例えばランレングス符号化によるデータ圧縮)さ
れた形で記憶される場合もある。符号化のための回路は
図示を省略する。
【0026】階調化画像の一例は図7に示す如くであ
る。同図で格子状の桝目は各画素を表わす。同図では簡
単のため(2ビットで)4段階に階調化したものと仮定
しており、輝度の値はそれぞれ3、2、1、0で表わさ
れる。輝度が0(濃度が最大)の部分はクロスハッチン
グで示されている。輝度が1の部分は単純なハッチング
で示されている。輝度が2の部分は班点模様で示されて
いる。輝度が3(輝度が最低)の部分は白紙のままであ
る。
【0027】線画処理ユニット4は上記のような階調化
された画像データに基づいて線画処理を行なう。この線
画処理の内容は以下の如くである。
【0028】(A) 最初に階調化データを所定のしき
い値により低いものとそうでないものとに分け、それぞ
れの属性を「黒」および「白」とする。例えば輝度2を
しきい値として、それよりも輝度の低い(濃度の高い)
画素の属性を「黒」とし、それ以外の画素の属性を
「白」とする。図8は、属性が「黒」となった画素のみ
を「〇」印および「×」印で示す。「〇」印および
「×」印の意味の差については後述する。
【0029】(B) 次に、細線化処理を行なう。この
処理は、連続した細い線からなる画像を得ることを目的
とする。この「細い線」は、例えば1画素幅の線であ
る。以下1画素幅の線を得る場合を例に取って説明す
る。
【0030】(B1) 最初に、属性が黒である画素に
順次アクセスする。この処理においては、アクセスは如
何なる順序で行なっても良い。そして、アクセスされた
画素につき、その周囲の画素の属性を調べる。上記周囲
の画素として、例えば、アクセスされている画素の上、
下、左、右の画素を用い、この処理(B1)が始まる前
に、その画素の周囲の画素の何れかの属性が白であった
ときは、当該アクセスされている画素の属性を黒から白
に変更する。
【0031】このような処理(B1)を実現するために
は、例えば、各画素の順次アクセスをする前の各画素の
属性を記憶したメモリを別に設け、この処理が終るまで
そのメモリの内容は書換えないようにしても良い。また
別の方法として、この処理の間に属性が変更された画素
については、その属性が変更されたことを示すフラグを
立て、このフラグを参照しながら、この処理(B1)が
始まる前の各画素の属性を確認することとしても良い。
さらに別の方法として、この処理によりアクセスされて
いる画素の属性を変更する場合、各画素に対応したメモ
リの記憶内容を一旦所定の値(属性黒を示す値および属
性白を示す値以外の値)にし、アクセスされている画素
の周囲の画素がこの処理(B1)が始まる前に、白であ
ったかどうかを判断する場合、上記各画素に対応したメ
モリの記憶内容が上記所定の値であるときは、白ではな
かったと判断することとし、すべての画素に対するアク
セスが終ったときに、上記所定の値を、白を示す値に変
更することとしても良い。
【0032】上記の処理により属性が黒から白に変更さ
れる画素は図8では、「×」印で示されている。一方、
属性が変更されず黒のままの画素は図8では、「〇」印
で示されている。
【0033】上記処理により属性が白に変更された画素
は、これ以後の処理では、属性白として扱う。
【0034】(B2)次に、水平方向に3つ以上連続し
た属性が黒の画素の列の端部に位置する画素(属性が
黒)を順次アクセスする。このアクセスは、画面上の各
画素の位置に従って、所定の順序で行なう。例えば、ラ
スタースキャン走査の順にアクセスする。即ち、画面上
の水平線を上から下へ順に選択し、選択されている水平
線上の画素を左から右へ順次選択する。
【0035】なお、図9には画面上での左右、上下の方
向が記入してある。図8、図10、図11にも同様の記
入がしてある。
【0036】そして、アクセスされている画素につき、
その周囲の画素の属性を調べ、その属性の組合せが、所
定のパターンのいずれかであるときには、当該アクセス
されている画素の属性を黒から白に変更する。如何なる
パターンのときに属性を変更するかについては、後述す
る。
【0037】この処理の結果を図9に示す。同図で、上
記「水平方向に3つ以上連続した属性が黒の画素のうち
列の端部に位置する画素(属性が黒)」に該当し、処理
の対象となった画素にはE1、F0等の2桁の16進数
が記入してある。そのうち、画素の属性を変更せず、黒
のままとする画素には、「#」印が付してある。その他
の画素は、属性が白に変更されるものである。
【0038】上記処理により属性が白に変更された画素
は、これ以後の処理では、属性白として扱う。さらに、
各画素がアクセスされて、それについての処理を行なう
際、それ以前にアクセスされて属性が変更された画素は
変更された属性を持つものとして扱われる。これらは以
下の処理(B3)、(B4)においても同様である。
【0039】(B3)次に、垂直方向に3つ以上連続し
た属性が黒の画素の列の端部に位置する画素(属性が
黒)を順次アクセスする。このアクセスも、画面上の各
画素の位置に従って、所定の順序で行なう。例えば、ラ
スタースキャン走査の順にアクセスする。即ち、画面上
の水平線を上から下へ順に選択し、選択されている水平
線上の画素を左から右へ順次選択する。
【0040】そして、アクセスされている画素につき、
その周囲の画素の属性を調べ、その属性の組合せが、所
定のパターンのいずれかであるときには、当該アクセス
されている画素の属性を黒から白に変更する。如何なる
パターンのときに属性を変更するかについては、後述す
る。
【0041】この処理の結果を図10に示す。同図で、
上記「垂直方向に3つ以上連続した属性が黒の画素のう
ち列の端部に位置する画素(属性が黒)」に該当し、処
理の対象となった画素には43、85等の2桁の16進
数が記入してある。そのうち、画素の属性を変更せず、
黒のままとする画素には、「#」印が付してある。その
他の画素は、属性が白に変更されるものである。
【0042】(B4)次に、属性が黒であるすべての画
素を順次アクセスする。このアクセスも、画面上の各画
素の位置に従って、所定の順序で行なう。例えば、ラス
タースキャン走査の順にアクセスする。即ち、画面上の
水平線を上から下へ順に選択し、選択されている水平線
上の画素を左から右へ順次選択する。
【0043】そして、アクセスされた画素につき、その
周囲の画素の属性を調べ、その属性の組合せが所定のパ
ターンのいずれかであるときには、当該アクセスされて
いる画素の属性を黒から白に変更する。この処理の結果
を図11に示す。
【0044】以下、如何なるパターンのときにアクセス
されている画素の属性を黒から白に変更するかについて
述べる。この処理における判断の基準は、上記(B
2)、(B3)にも適用できるものである。
【0045】以下、ここで上記周囲の画素として、例え
ば、アクセスされている画素の上、下、左、右、左上、
右上、左下、右下の8つの画素を用いる。そして、この
8つの画素の属性の256通りの組合せに基づいて、ア
クセスされている画素の属性を変更すべきかどうかの判
断をする。
【0046】例えば、周囲の画素の属性を8ビットで表
わす。この際例えば図12に示すように、アクセスされ
ている画素(注目点の画素)Pcの右、右上、上、左
上、左、左下、下、右下の画素P0〜P7の順にLSB
からMSBを構成するものとして扱う。
【0047】図13、図14、図15は周囲の画素に応
じてアクセスされている画素の属性を変更すべきかどう
かを示す図である。同図で、(00)、(01)、(0
2)等は周囲の画素の属性の組合せを表わす8ビットの
数値に対応した2桁の16進数である。そして、これら
の下方の3行3列の「0」、「1」、「−」、「#」で
表わされた3行3列の画素のセットはそれぞれ図9の3
行3列の画素に対応し、各々周囲の画素の属性の組合せ
に対し、中心の画素(アクセスされている画素)の属性
を変更すべきかどうかを表わしている。「−」は属性を
変更して「白」にすることを意味し、「#」は、属性を
変更せず「黒」のままとすることを意味する。
【0048】周囲の画素の属性の組合せと、アクセスさ
れている画素の属性を変更すべきかどうかの決定との関
係は、幾つかの基準に依り、また試行錯誤に依って決定
されるが、その内の一つであり、最も重要なものは、下
記のものである。
【0049】(R1) 上記アクセスされている画素の
周囲に属性が黒の画素が2つ以上あり、仮に上記アクセ
スされている画素の属性を黒から白に変更しても、上記
周囲の属性が黒の画素がすべて互に連続したままである
ときには、上記アクセスされている画素の属性を黒から
白に変更する。
【0050】(R2) 上記アクセスされている画素の
右または下の画素が黒であり、上記右または下の画素以
外に、上記アクセスされている画素の周囲に属性が黒の
画素が2つ以上あり、該2つ以上の黒の画素が上記右ま
たは下の画素を介して連続しているときには、上記アク
セスされている画素の属性を変更せず、黒のままとす
る。
【0051】上記基準R2を用いるのは、上記基準R1
のみで処理を行なうと、次のような問題が生じるためで
ある。即ち上記のように、細線化に当たっては、元の線
のうち幅方向の中心に1画素幅の線(または細い線)が
残るのが望ましいが、上記のように、属性黒の画素をラ
スタスキャンの順序で(左上から右下に)処理をして行
く場合、基準R1のみで処理を進めると、元の幅の広い
線のうち、先に処理される左側、上側の部分において画
素の属性が変更され、右側、下側の部分が黒のまま残る
傾向がある。そこで、これを補償するため、基準R2に
より、右側、下側に属性黒の画素がある場合には、アク
セスされている画素を残し(属性黒のままとし)、後に
該右側、下側の画素がアクセスされたときに、それらの
属性が変更されるようにしているのである。これによ
り、線の右側、下側が残る傾向を弱めることができる。
【0052】なお、上記アクセスされている画素の右お
よび下の画素がともに黒であるときに限り、上記基準R
2を適用することとしても良い。
【0053】個々のパターンについて、基準R1による
判断の結果と、基準R2による判断の結果とが食違う場
合に、どちらを優先させるかは、試行錯誤、経験等によ
り定める。
【0054】なお、上記の基準R1、R2において、
「連続」とは垂直方向に延びた線に関しては、隣接する
水平線上の画素の水平線上の位置の差が1画素以下であ
ることを言い、水平方向に延びた線に関しては、隣接す
る垂直線上の画素の垂直線上の位置の差が1画素以下で
あることを言う。
【0055】先にも述べたように、以上の処理を、図8
のデータに対して実行した結果が図11に示されてい
る。即ち、同図のうち、2桁の16進数と、「#」印を
付された画素が最終的に細線画像のうちの黒の部分を構
成する。
【0056】図11を見ると、上記の処理の結果、線の
幅が1画素分となっていることが分る。このような細線
化処理の結果得られる細い線(例えば幅が1画素分の
線)で構成される画像を本出願では、細線画像と称す
る。
【0057】図9、図10、図11で、各画素の位置に
記入された2桁の16進数は、その画素の周囲の画素の
属性の組合せを示すが、処理が進むにつれ、各画素の周
囲の画素の属性が変更されるので、各画素の周囲の画素
の属性の組合せを表わす2桁の16進数の値も変化する
ことに注意を要する。
【0058】(B’)なお、上記の処理のうち、処理
(B1)、(B2)、(B3)、(B4)の一部を省略
することとしても良い。通常のごとく鉛筆等で描かれた
線画について、上記(A)の処理をすると、線の幅は3
〜5画素、所によって6、7画素程度となることが多
く、このような線画に対しては、処理(B1)〜(B
4)を全部実施すると、略全体にわたって1画素幅の線
からなる細線画が得られるが、処理(A)を終った時点
での線画の線の幅が上記した範囲よりも狭い場合には、
処理(B1)を省略しても良く、さらに処理(B2)、
(B3)を省略しても良い。そのようにしても、線の幅
を充分小さくすることができる。また、細線化におい
て、1画素幅の線を得ることは必須ではなく、与えられ
た線よりもより細く、しかも連続しているものが得られ
ればそれでも充分満足し得る場合がある。従って、与え
られた線の幅が如何様であっても、処理(B4)のみを
実行することにより、線を細くすることができる。さら
に、処理(B4)を複数回繰返すことにより、線をより
細くすることとしても良い。
【0059】(C) 以上のようにして得られた細線画
像は、彩色の際に利用される。即ち、この細線を境界線
としてそれぞれの色領域を決める。
【0060】仮に画像の中に図16に示すように細線を
境界にして赤と青とに塗り分けるべき領域R、Bがある
とすると、それぞれの領域(色領域)R、Bを指定し
て、それぞれ塗る色(赤、青)を指定する。このような
指定は、細線画像を彩色ユニットのコンピュータの表示
装置に表示して、キーボード、制御ボックス、マウス等
を操作することにより行なう。このように各色領域に色
を指定する結果、画像のうち各色領域のうち細線以外に
部分には、すべて色が与えられる。
【0061】(D) 次に、処理(C)により彩色され
た画像と階調化線画画像と重ね合わせる。この結果、各
色領域のうち、階調化線画の線の部分と重なる部分は、
階調化線画各画素の輝度に比例した輝度となる。例えば
線画における最も明るい部分を1とし、最も暗い部分を
0とする正規化を行ない、その値をβとするとき、色領
域の各部分(各画素)の輝度は、色領域の本来の輝度
(その領域に与えられた色の輝度)にβを掛けたものと
なる。
【0062】即ち、図16(a)の符号Kで示す部分を
拡大し、水平線上に並ぶ数画素の階調化画像のおける輝
度が図16(b)のごとくであり、また、色領域R、B
の本来の輝度(指定された色の輝度)が図16(c)の
Lr、Lbの如くであるとすれば、階調化線画の線の部
分(図16(a)の幅Wの部分)に重なる部分は色領域
の色の輝度が図16(c)に示すと如く、階調画の線の
輝度に応じて下げられる。その結果、色にグラデーショ
ンが付けられる。
【0063】上記の処理により彩色され、エッジ部分に
グラデーションが付けられたマット画が完成する。記憶
装置7aに記憶されたマット画は後に合成ユニット6で
合成され、合成結果はVTR28に送られ記録される。
【0064】なお、上記の実施例では、上記(D)のよ
うに、彩色された画像と階調化線画画像との重ね合わせ
をディジタル的に行ない、その重ね合せの結果を記憶装
置7aに記憶させ、後に複数の層間での合成を行なって
いるが、このようにする代りに、彩色された画像を合成
し、アナログ信号に変換した後に、階調化線画画像と重
ね合せることとしてもよい。
【0065】以下合成ユニットの具体例を示しながら、
そのような重ね合せの一例を説明する。
【0066】合成ユニットの概略は図17に示されてい
る。この合成ユニットは、記憶装置7aに記憶された複
数の層のマット画および線画(階調化された線画)を合
成するものである。合成ユニット6は、図示のように、
合成回路12と、各層に対応して設けられ、各層のマッ
ト画データおよび線画のデータを記憶するフレームメモ
リ14a〜14eと、背景画データを記憶するフレーム
バッファ18と、コンピュータ(例えばパーソナルコン
ピュータ)20と、コンピュータ20の表示装置22
と、コンピュータ20の入力手段としてのキーボード2
4とを備え、この合成ユニット6に、合成回路12の出
力をモニターするためのNTSC方式のテレビモニター
26および合成回路12の出力を記録するためのVTR
28とが接続されている。なお、合成回路12とモニタ
26およびVTR28の間には必要に応じてD/A変換
器等が設けられているがこれらの図示は省略する。ま
た、フレームメモリ14a〜14eに記憶される画像デ
ータが圧縮されたものである場合には、フレームメモリ
14a〜14eの出力側に復号器を設け、これによりフ
レームメモリの出力を復号してから、合成回路12に供
給する。
【0067】フレームメモリ14a〜14eは各々V
(ビデオ)RAMで構成され、マット画データおよび線
画データを複数フレーム分(例えば数百フレーム分)記
憶する容量を持つ。以下、フレームメモリ14a〜14
eが記憶するデータはそれぞれ層A〜層Eのものである
とする。フレームメモリ14a〜14eへの書込は、サ
ーバの記憶装置7aに記憶されたマット画および線画の
うちの所望のものを転送することにより行なわれる。こ
の転送は、各カットの画像の合成に先立って行なわれ
る。フレームメモリ14a〜14eは相互間の優先順位
が定められている。図示の例では、優先順位の高いもの
から順にフレームメモリメモリ14e、14d、14
c、14b、14aとなっている。
【0068】フレームバッファ18は背景画像を記憶す
る。フレームバッファへ18の書込みは、サーバの記憶
装置7aに記憶された画像のうちの所望のものを転送す
ることにより行なわれる。この転送も、各カットの画像
の合成に先立って行なわれる。
【0069】コンピュータ20は、フレームメモリ14
a〜14eおよびフレームバッファ18への書込みを制
御する。コンピュータ20はまたフレームメモリ14a
〜14eおよびフレームバッファ18からの画像の読み
出しおよびその合成を制御する。この制御には、タイミ
ングシートデータが用いられる。タイミングシートデー
タは、各カット(一連のフレーム)における各フレーム
における各層の画像の内容を示したものであり、その一
例を図18に示す。図示の例では、左端に分、秒、フレ
ーム番号が示されている。また、層A〜層Eの欄には、
各分、秒、フレーム番号においてどのマット画を出力し
て合成に供すべきかを示してある。即ち、当該カットの
開始時を基準として、00分00秒00フレームから
(図示の例では)00分01秒03フレームまで、各フ
レームごとにそれぞれの層についてどのマット画を出力
すべきかが指定してある。図にはその一部のみを示す
が、例えば00分00秒03フレームにおいては、層A
のマット画No.1が、層BのマットがNo.5が、層
Dのマット画No.1が出力され、層Cおよび層Eのマ
ット画は出力されない。層A、層Dの如く、同じマット
画の画像を繰返し数フレームにわたって利用することを
指示している場合には、同じマット画の画像が繰返し出
力される。このように、タイミングシートデータは、い
つ、どのようなシーケンスで各フレームの画像を出力す
べきかを示す。
【0070】タイミングシートデータはまた、背景画に
ついても出力を制御する。図示の例では、背景画はカッ
トの開始時から終了時まで略一定の速度でスライドして
おり、「背景」の欄に記載された数値は基準位置に対す
るスライド量を表わす。
【0071】タイミングシートに従ってフレームメモリ
14a〜14eから出力された画像データは、NTSC
アナログ信号に対応したディジタル信号である。
【0072】合成回路12は、フレームメモリ14a〜
14eからの画像信号およびフレームバッファ18から
の背景画像信号を合成する。この合成に当たっては、異
なる層の画像が互に重なったら、優先順位の高い方はそ
のままとし、低い方を抑圧する。優先順位は、先に述べ
たように画像がどのフレームメモリから出力されたかに
よって決まる。また、フレームバッファ18からの背景
画像は優先順位が最も低い。
【0073】合成回路12から出力される合成画像を示
す信号は、モニター26に送られ表示される。また映像
記録器28に送られ記録される。
【0074】タイミングシートデータはコンピュータ2
0により作成および修正が可能である。タイミングシー
トデータには管理データとして図19に示す内容のもの
が付加されている。図示のようにこの管理データは、あ
る特定の番号のカットにおいて、各層の使用するマット
画の番号のリストを含む。コンピュータ20で作成され
たタイミングシートデータはサーバの記憶装置7aに記
憶される。
【0075】合成の際サーバの記憶装置からタイミング
シートデータをコンピュータ20に読み込み、これに従
って、サーバの記憶装置7aからフレームメモリ14a
〜14eおよびフレームバッファ18に画像を転送す
る。次にプレビュー(事前観察)のため合成を行なう。
この合成はリアルタイムで実行される。合成されたアニ
メーションをモニター26で観察し、満足できるもので
あれば、再度合成を実行し、VTR28に記録する。不
満であれば、タイミングシートデータを修正し、再度リ
アルタイムで合成を行なってプレビューし、満足であれ
ば再び合成して記録を行なう。
【0076】図20は合成回路の一例の詳細を示す。図
示のようにこの合成回路12は、マット画合成回路32
と、領域信号抽出回路34と、線画合成回路36と、色
符号変換回路38と、混合回路40と、減衰回路42と
を有する。
【0077】マット画合成回路32は、フレームメモリ
14a〜14eから出力されるマット画データを受け、
これらをその優先順位に従って合成する。即ち、優先順
位の低い層の画像は、優先順位の高い画像と重なったと
きには、抑圧される。マット画データには、画像の内側
を示す領域信号が付随しており、上記のような画像が重
なっているかどうかの判断をするに当たってはこの領域
信号が参照される。各層のマット画データに付随した領
域信号は領域信号抽出回路34にも供給され、ここでも
異なる層間で画像が重なりあうかどうかの判定が行なわ
れる。また、5つの層のいずれかが存在する領域と、い
ずれもが存在しない領域とを区別信号が発生され、これ
も出力される。後者は後に述べる背景画との合成に利用
される。
【0078】線画合成回路36は、フレームメモリ14
a〜14eから各層の(階調化)線画データを受け、こ
れを合成する。この場合も画像が重なる場合には、優先
順位の低いものが抑圧される。但し、線画自体には画像
の内側かどうかを示す情報が含まれていないので、画像
が重なるかどうかについては、領域信号抽出回路34に
おける判断に依存する。即ち、領域信号抽出回路34に
おける、対応するマット画が重なると判断されたとき
は、優先順位の低い方の線画を抑圧する。
【0079】マット画合成回路32の出力は、色符号変
換回路38に送られ、色を指定する信号に変換される。
即ち、彩色ユニット5におけるマット画の作成において
は、色を表わす符号は8ビット程度であり、これは25
6色程度しか表現できないので、特定のカット、または
特定のアニメーション作品毎にそこで使われる色の各々
に各符号を割り合てて、そのような割当てにより表現さ
れる色を記憶装置7aなどに記憶させている。一方モニ
タで表示し得る色はR、G、Bの各々につき8ビットと
して、これの組合せは224即ち約1600万通りある。
そこで、個々のカット又は作品に対し、約1600万色
のうちの必要なものに8ビットの符号を割当てて彩色を
行ない、即ち各領域に対しその8ビットの符号で表わさ
れる色のいずれかを指定し、一方この符号の割当てに対
応した色変換テーブルを用意し、個々のカットまたは作
品の画像合成の間そのテーブルにより、8ビットの符号
を24ビットの符号に変換する。処理するカットまたは
作品が変れば変換テーブルを切換えまたは書換える。
【0080】混合回路40の出力は図示しないD/A変
換器によりアナログ信号に変換された後混合回路40に
供給される。一方、フレームバッファ18の出力も図示
しないD/A変換器によりアナログ信号に変換された
後、混合回路40に供給される。混合回路40は領域信
号抽出回路34の出力に応じて、フレームバッファ18
の出力または色変換回路38の出力を選択する。即ち、
層A〜層Eのいずれかの画像の内側であれば、色変換回
路38の出力を選択し、そうでなければフレームバッフ
ァ18の出力、即ち背景画を選択する。
【0081】減衰回路42は混合回路40の出力と線画
合成回路36の出力を受け、混合回路40の出力を、線
画合成回路36の出力で表わされる線画の輝度に応じて
混合回路の出力を減衰させる。この結果、階調化された
線画の濃度(暗さ)に応じて、混合回路の出力にグラデ
ーションが付けられる。
【0082】減衰回路42の出力は、この混合回路12
の出力として、外部に、例えば図6のモニター26およ
びVTR28に、出力される。
【0083】なお、上記の説明で、サーバの記憶装置7
aとしては、ハードディスク装置を用いたが、代りに光
磁気ディスク装置を用いても良い。また、背景画をVT
R等で連続的に供給するようにしても良い。さらに、上
記の説明では、完成したアニメーションの記録にVTR
を用いたが、光磁気ディスク装置を用いても良い。
【0084】
【発明の効果】請求項1の方法によれば、細線化を短時
間で、効率良く行なうことができる。
【0085】請求項2または3の方法によれば、分り易
い規則で画素の属性の変更の是非を決めているので、本
発明の実施のための回路を設計する際、アクセスされて
いる画素の属性を変更すべき周囲画素の属性の組合せか
どうかの判断が容易であり、設計時における誤りが少な
くなる。さらに、周囲の8つの画素の属性が黒か白かに
基づき判断をしているので、8ビットの情報の処理によ
って必要な判断をするいことができ、情報処理機器では
8ビットまたはその倍数ないし約数を単位としてデータ
を処理することが多いので、上記判断のための情報の処
理が能率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アニメーション作品の1コマ分の合成画像の
一例を示す図である。
【図2】 図1の合成画像の一つの構成要素のみを描い
た動画を示す図である。
【図3】 図1の合成画像の他の一つの構成要素のみを
描いた動画を示す図である。
【図4】 図1の合成画像の更に他の一つの構成要素の
みを描いた動画を示す図である。
【図5】 図1の合成画像の更に他の一つの構成要素の
みを描いた動画を示す図である。
【図6】 本発明に係る線画処理方法の実施に用いられ
るアニメーション画像処理装置の一例を示す図である。
【図7】 階調化した画像データの一例を示す図であ
る。
【図8】 図7にデータのうち、しきい値よりも輝度の
低い部分のみを取り出して得られる画像データを示す図
である。
【図9】 図8のデータに対し、処理(B2)を行なっ
た結果得られる画像データを示す図である。
【図10】 図9のデータに対し、処理(B3)を行な
った結果得られる画像データを示す図である。
【図11】 図10のデータに対し、処理(B4)を行
なった結果得られる画像データを示す図である。
【図12】 アクセスされている画素とその周囲の画素
を示す図である。
【図13】 アクセスされている画素の周囲の画素の属
性の組合せと、アクセスされている画素の属性を変更す
べきかどうかとの関係を示す図である。
【図14】 アクセスされている画素の周囲の画素の属
性の組合せと、アクセスされている画素の属性を変更す
べきかどうかとの関係を示す図である。
【図15】 アクセスされている画素の周囲の画素の属
性の組合せと、アクセスされている画素の属性を変更す
べきかどうかとの関係を示す図である。
【図16】 境界線におけるマット画のグラデーション
を示す図である。
【図17】 合成ユニット一例を示す図である。
【図18】 タイミングシートデータの一例を示す図で
ある。
【図19】 タイミングシートデータに付加された管理
データを示す図である。
【図20】 図6の合成回路の一例の詳細を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ、2 A/D変換器、3 画像入力ユ
ニット、4 線画処理ユニット、5 彩色ユニット、6
合成ユニット、7a 記憶装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階調化された線画を表わす階調化線画デ
    ータを処理する方法において、 上記階調化線画データを2値化して各画素の属性を黒か
    白かに定めることと、 画面の位置に従って、属性が黒である画素に順次アクセ
    スすることと、 該アクセスされた画素につき、その周囲の画素の属性を
    調べ、その属性の組合せが所定のパターンのいずれかで
    あるときには、当該アクセスされている画素の属性を黒
    から白に変更することとを含むアニメーション線画処理
    方法。
  2. 【請求項2】 上記周囲の画素として、上記アクセスさ
    れている画素の上、下、左、右、左上、右上、左下、右
    下の画素を用い、上記画素の属性を変更する処理におい
    て、上記アクセスされている画素の周囲に属性が黒の画
    素が2つ以上あり、仮に上記アクセスされている画素の
    属性を黒から白に変更しても、上記周囲の属性が黒の画
    素がすべて互に連続したままであるときには、上記アク
    セスされている画素の属性を黒から白に変更することを
    特徴とする請求項1に記載のアニメーション線画処理方
    法。
  3. 【請求項3】 上記周囲の画素として、上記アクセスさ
    れている画素の上、下、左、右、左上、右上、左下、右
    下の画素を用い、上記アクセスされている画素の右また
    は下の画素が黒であり、上記右または下の画素以外に、
    上記アクセスされている画素の周囲に属性が黒の画素が
    2つ以上あり、該2つ以上の黒の画素が上記右または下
    の画素を介して連続しているときには、上記アクセスさ
    れている画素の属性を変更せず、黒のままとすることを
    特徴とする請求項1または2に記載のアニメーション線
    画処理方法。
JP16395294A 1994-07-15 1994-07-15 アニメーション線画処理方法 Withdrawn JPH0830780A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6522329B1 (en) * 1997-08-04 2003-02-18 Sony Corporation Image processing device and method for producing animated image data

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