JPH08307537A - 着信呼の転送制御方式 - Google Patents

着信呼の転送制御方式

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JPH08307537A
JPH08307537A JP11057395A JP11057395A JPH08307537A JP H08307537 A JPH08307537 A JP H08307537A JP 11057395 A JP11057395 A JP 11057395A JP 11057395 A JP11057395 A JP 11057395A JP H08307537 A JPH08307537 A JP H08307537A
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Application number
JP11057395A
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English (en)
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Tsuneyuki Harada
常行 原田
Ichiro Kase
一朗 加瀬
Fumio Muto
文雄 武藤
Yasuhide Irino
康秀 入野
Kenji Aoyanagi
憲治 青柳
Masataka Kato
雅隆 加藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転送電話の有効かつ効率的な使用を可能とす
る着信呼の転送制御方式を提供する。 【構成】 発信者識別情報をセキュリティデータの情報
と照合して一致した場合には、接続制御データおよび着
信データを所定の端末以外の端末から更新可能とし、起
動データが転送接続を起動するように設定されている場
合には、着信データに基づいて着信呼を被呼者の端末に
着信させずに転送先の端末に転送するかまたは着信呼を
一旦被呼者の端末に着信させて、所定の呼出回数を超過
した場合に転送先の端末に転送するように制御し、照合
結果が一致した場合には、転送先の変更を可能とし、照
合結果が一致しない場合には、入力誤り回数データをカ
ウントアップして強制切断の接続制御を行い、入力誤り
回数データが所定の値を越えた場合にはロック状態に変
更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転送電話の契約者の電
話機への着信呼を転送先の電話機に転送する着信呼の転
送制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の着信呼の転送制御方式では、交換
機内に記憶した情報に基づいて転送の有無を判断し、転
送有りの場合には、契約者の電話機を1〜2秒呼び出し
た後、この着信呼を単に転送先の電話機に転送してい
る。また、転送元の電話機に電話をかけてきた発信者に
対して「転送する」ことの通知、転送先に対して「転送
されてきた」ことの通知を行う通知サービスは、転送電
話の契約条件の一部となっていて、契約条件を登録する
場合に設定されるようになっている。この通知サービス
の設定情報は交換機の加入者データと呼ばれるデータエ
リアにあり、加入者データの変更はシステムが管理して
おり、これらの設定情報はアクセスが禁止されている。
【0003】また、公衆電話網に接続され電話交換を行
うサービススイッチポイントと、データリンクを介して
接続されサービススイッチポイントを制御するサービス
コントロールポイントを備えた網における着信転送方式
として、例えば特開平5−316233号がある。この
着信転送方式では、予めサービスコントロールポイント
に登録した転送先電話番号を転送サービスを契約した加
入者を収容したサービススイッチポイントに設定させて
転送の登録を行い、転送元電話番号への着信時には、こ
の転送先電話番号を取得して転送着信させている。この
着信転送方式における転送モードの設定について、特開
平5−316233号公報記載の図1を本発明の図13
に示して説明する。
【0004】図13において、入出力端末105から転
送サービスの契約者Aの電話番号(転送元電話番号に相
当)と個人識別番号と仮電話番号をサービスコントロー
ルポイントのデータベース103に登録しておく。
【0005】移動先の加入者電話機(リモコン元電話機
に相当)から転送モード設定要求番号をダイヤルする
と、サービススイッチポイント102bはサービスコン
トロールポイント101へ起動をかけ、サービスコント
ロールポイント101の制御により、移動先の加入者電
話機から転送元電話番号と個人識別番号を入力させ、サ
ービスコントロールポイント101へ送る。
【0006】サービスコントロールポイント101はデ
ータベース103の転送元電話番号、個人識別番号と照
合してダイヤルされた番号の正常性を確認し、着信転送
設定であればサービスコントロールポイント101はデ
ータリンク107aを介して転送元電話番号の端末を収
容したサービススイッチポイント102aに対して、転
送元電話番号の回線の転送モード設定と仮電話番号およ
び転送先電話番号の設定を指示し、加入者Aの着信転送
用データをサービススイッチポイント102aのデータ
ベース104aに設定する。
【0007】更に、サービスコントロールポイント10
1はデータベース103に予め設定された契約者Aの電
話番号に対応した仮電話番号をサービススイッチポイン
ト102bに転送してデータベース104bに設定する
とともに仮電話番号が契約者Aの電話番号に割り付けら
れたことを移動先の加入者電話機の操作者にアナウンス
して転送先の登録を終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例の着信
呼の転送制御方式では、転送モードの設定においてサー
ビスコントロールポイントにアクセスする必要があり、
サービスコントロールポイントが故障した場合には移動
先の加入者電話機からの転送モードの設定ができないと
いう問題がある。
【0009】また、移動先の加入者電話機からの転送モ
ード設定の要求が発生する度にサービスコントロールポ
イントへのアクセスを伴うことから、負荷が大きくなる
という問題がある。
【0010】また、従来の他の転送制御方式では、一旦
転送元電話機を所定時間呼び出した後に転送先電話機に
転送するといった固定的な転送モードしか提供できない
問題があり、加入者が希望する呼び出し回数で転送元電
話機を呼び出したり、転送元電話機を呼び出さずに直ち
に転送先電話機に転送するといった利用者の要望に柔軟
に対応した転送制御ができないという問題がある。
【0011】また、転送電話の契約者が外出したり夜間
に点舗等を閉める等の理由で不在となったり、または重
要な作業のために電話に出られない場合等に、契約者へ
の着信呼を予め指定しておいた電話番号の電話機に転送
する必要があるが、転送先の電話番号は常に同じでなく
予め登録している複数の転送先電話番号から転送先を選
択したという要望がある。
【0012】また転送先の変更も、契約者の電話機以外
から行いたいという要望もある。この場合誰でも利用可
能な公衆電話から行え、しかも第3者の不正な利用を防
ぐ変更処理の開発が望まれていた。
【0013】また契約者の電話機が公衆電話に属する簡
易公衆電話機であっても転送先の変更等を行える必要が
ある。
【0014】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、契約者の電話機のみならず他
の電話機からでも転送先や転送モードを適確かつ容易に
変更可能とし、転送電話の有効かつ効率的な使用を可能
とする着信呼の転送制御方式を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、発信呼を受ける発信側交
換機と被呼者を収容した着信側交換機とを共通線信号網
で接続し、交換機間の制御情報の送受信を前記共通線信
号網内の信号中継交換機を介して行う通信網において、
着信側交換機のデータ記憶部には、被呼者への着信時に
転送接続を起動するか否かを設定した起動データと転送
先の情報を設定した転送データを含む転送関連の接続制
御データを備え、前記起動データが転送接続を起動する
ように設定されている場合には、前記被呼者への着信が
発生した場合に前記転送データを参照して着信呼を所定
の転送先に接続する着信呼の転送制御方式において、前
記データ記憶部は着信呼を被呼者の端末に着信させずに
転送先の端末に転送するかまたは着信呼を一旦被呼者の
端末に着信させ、所定の呼出回数を超過した場合に転送
先の端末に転送するかを設定した第1のデータおよび前
記呼出回数を設定した第2のデータを含む着信データ
と、所定の端末以外からリモコン送信部を介して着信側
交換機のデータ記憶部にアクセスする場合にアクセス者
を識別するための発信者識別情報、該発信者識別情報の
入力誤り回数データ、および前記接続制御データへのア
クセスを禁止するか否かを設定したロック状態データを
含むセキュリティデータとを記憶し、前記データ記憶部
の転送データは複数の転送先電話番号および該転送先電
話番号を指定するための転送先指定情報を有し、前記発
信側交換機は所定のダイヤル操作により起動され、発信
者の識別情報を含む着信側交換機に依頼する制御情報を
作成し、該制御情報に信号中継交換機の識別コードを設
定して転送情報を作成する制御部、および転送情報を所
定の信号中継交換機と送受信する送受信部を有するリモ
コン送信部を備え、前記着信側交換機は前記送受信部、
前記発信者の識別情報を前記セキュリティデータの発信
者識別情報と照合する照合部、照合結果が一致した場合
に前記リモコン送信部に転送関連データの更新情報を要
求する制御部、および更新情報を受信して前記転送関連
データを更新する更新部からなるリモコン受信部を備
え、前記発信側交換機では被呼者の電話番号と所定の発
信者識別情報を取得し、前記リモコン送信部を介して前
記特定の信号中継交換機に発信し、前記特定の信号中継
交換機では前記転送信号から前記被呼者の電話番号を抽
出して該被呼者を収容する前記着信側交換機番号を取得
し、前記信号中継交換機の識別コードに代えて前記着信
側交換機番号を転送情報に設定して前記着信側交換機番
号に転送し、前記着信側交換機では転送された転送情報
から制御情報を抽出し、前記リモコン受信部において制
御情報から発信者識別情報を抽出し、前記照合部におい
てセキュリティデータの発信者識別情報と照合し、該照
合結果が一致した場合には、前記発信側交換機に転送デ
ータの更新情報の入力を要求する制御情報を含む所定の
転送信号を作成して転送し、前記発信側交換機を介して
転送された制御情報に含まれる更新情報を抽出し、該更
新情報に基づいて少なくとも前記データ記憶部に格納さ
れた前記接続制御データおよび前記着信データを前記所
定の端末以外の端末から更新可能とし、前記起動データ
が転送接続を起動するように設定されている場合には、
前記着信データに基づいて着信呼を被呼者の端末に着信
させずに転送先の端末に転送するかまたは着信呼を一旦
被呼者の端末に着信させて、所定の呼出回数を超過した
場合に転送先の端末に転送するように制御し、前記リモ
コン送信部からリモコン受信部を起動して転送先電話番
号を変更する際に前記照合部における照合結果が一致し
た場合には、前記更新情報として前記転送先指定情報を
受信して転送先指定情報を設定変更して転送先を変更
し、前記リモコン送信部からリモコン受信部を起動して
接続制御データを更新する際に前記照合部における照合
結果が一致しない場合には、前記入力誤り回数データを
カウントアップして強制切断の接続制御を行い、更に前
記入力誤り回数データが所定の値を越えた場合には前記
ロック状態データをロック状態に変更し、次回の接続制
御データへのアクセス時に前記ロック状態データを参照
してロック状態に設定されている場合には接続制御デー
タへのアクセスを拒否するように制御することを要旨と
する。
【0016】
【作用】請求項1記載の本発明にあっては、発信側交換
機では被呼者の電話番号と所定の発信者識別情報を取得
し、リモコン送信部を介して特定の信号中継交換機に発
信し、特定の信号中継交換機では転送信号から被呼者の
電話番号を抽出して被呼者を収容する着信側交換機番号
を取得し、着信側交換機番号を転送情報に設定して着信
側交換機番号に転送し、着信側交換機では転送情報から
制御情報を抽出し、リモコン受信部において制御情報か
ら発信者識別情報を抽出し、照合部においてセキュリテ
ィデータの発信者識別情報と照合し、照合結果が一致し
た場合には、発信側交換機に転送データの更新情報の入
力を要求する制御情報を含む転送信号を作成して転送
し、発信側交換機を介して転送された制御情報に含まれ
る更新情報を抽出し、該更新情報に基づいて少なくとも
データ記憶部に格納された接続制御データおよび着信デ
ータを所定の端末以外の端末から更新可能とし、また起
動データが転送接続を起動するように設定されている場
合には、着信データに基づいて着信呼を被呼者の端末に
着信させずに転送先の端末に転送するかまたは着信呼を
一旦被呼者の端末に着信させて、所定の呼出回数を超過
した場合に転送先の端末に転送するように制御し、更に
リモコン送信部からリモコン受信部を起動して転送先電
話番号を変更する際に前記照合結果が一致した場合に
は、更新情報として転送先指定情報を受信して転送先指
定情報を設定変更して転送先を変更し、またリモコン送
信部からリモコン受信部を起動して接続制御データを更
新する際に前記照合結果が一致しない場合には、入力誤
り回数データをカウントアップして強制切断の接続制御
を行い、入力誤り回数データが所定の値を越えた場合に
はロック状態データをロック状態に変更し、次回の接続
制御データへのアクセス時にロック状態データを参照し
てロック状態に設定されている場合には接続制御データ
へのアクセスを拒否する。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る着信呼の
転送接続制御方式の全体構成を示すブロック図である。
同図に示す実施例では、電話回線5,13をそれぞれ介
して転送電話の契約者電話機3および転送先電話機11
が接続されている交換機1と、電話回線17を介して契
約者電話機3以外の他の電話機であるリモコン元電話機
15が接続されている他の交換機41とがそれぞれ上位
の交換機(ZC)43a,43bを介して相互に接続さ
れるとともに、また両交換機1,41は共通線信号網4
5の信号中継交換機(STP)47,49を介して接続
されている。
【0019】交換機1は、データ記憶関係として、転送
電話の契約者の電話機3への着信呼を転送先電話機11
に転送させるか否かについての転送可否情報を各契約者
電話機に対応して記憶している起動データ記憶部21、
契約者電話機3への着信呼を該電話機3に着信させるこ
となく即時に直接転送先の電話機に転送するかまたは該
着信呼を契約者の電話機に一旦着信させて、所定の呼出
回数呼び出し、該所定の呼出回数の経過後、前記転送先
の電話機に転送するかに関する着信情報および前記呼出
回数を設定した呼出回数情報を各契約者電話機3に対応
して記憶している着信データ記憶部23、前記転送先電
話機11の電話番号、転送時における発信者へのガイダ
ンスの有無、ガイダンスの種類、転送先へのガイダンス
の有無等に関する情報を各契約者電話機に対応して記憶
している転送データ記憶部25、および契約者の本人性
を確認するための暗証情報であるパスワード情報等のデ
ータを記憶しているセキュリティデータ記憶部39を有
する。
【0020】更に、交換機1は、着信転送制御関係の機
能部として、起動制御部27、転送制御部29、着信制
御部31を有する。起動制御部27は、契約者電話機3
への着信により起動され、前記起動データ記憶部21、
着信データ記憶部23、転送データ記憶部25にそれぞ
れ記憶されたデータに基づいて転送制御および転送着信
制御を行う。転送制御部29は、起動制御部27からの
指示により発信者電話機7からの契約者電話機3への着
信呼を転送先電話機11に接続替えしたり、場合によっ
ては発信者電話機7に対して「転送することの通知」を
行ったり、または転送先電話機11に対して「転送され
てきたことの通知」を行う等のガイダンス制御を行う。
また、着信制御部31は、起動制御部27からの指示に
より契約者電話機3への着信接続および呼び出しを行
う。
【0021】また、交換機1は、データ制御関係とし
て、カスコン制御部33、データ制御部35、リモコン
受信部37を有する。カスコン制御部33は、契約者電
話機3からの契約者による特定番号のダイヤルにより起
動され、各種データ、すなわち前記起動データ記憶部2
1、着信データ記憶部23、転送データ記憶部25、セ
キュリティデータ記憶部39に記憶された各種データの
書き換え内容の受信およびデータ制御部35への指示を
行う。リモコン受信部37は、転送電話の契約者の電話
機3以外の他の電話機であるリモコン元電話機15、す
なわち契約者の電話回線以外の他の電話回線からの(特
定番号)+(契約者回線番号)のダイヤルにより起動さ
れる他の交換機41のリモコン送信部43からTCAP
信号により起動され、セキュリティデータ記憶部39に
記憶されたセキュリティデータに基づくチェック、各種
データの書き換え内容の受信、およびデータ制御部35
への指示を行う。更に、データ制御部35は、カスコン
制御部33およびリモコン受信部37からの指示により
前記起動データ記憶部21、着信データ記憶部23、転
送データ記憶部25、セキュリティデータ記憶部39に
記憶されている各種データの書き換えを行う。
【0022】他の交換機41に設けられているリモコン
送信部43は、上述したように、リモコン元電話機15
からの(特定番号)+(契約者回線番号)のダイヤルに
より起動され、TCAP信号により交換機1に収容され
ているリモコン受信部37を起動し、セキュリティデー
タ記憶部39に記憶されたセキュリティデータに基づく
チェック、各種データの書き換え内容の受信、およびデ
ータ制御部35への指示を行う。また、リモコン送信部
43を収容した他の交換機41には、インタフェースモ
ジュール(ISM)を収容した別の交換機51が接続さ
れ、該交換機51には更にディジタル端末53が接続さ
れている。
【0023】前記セキュリティデータ記憶部39には、
図2に示すように、パスワード情報、設定用コード、誤
り回数情報およびロック状態情報を記憶している。パス
ワード情報は、転送電話の契約者の暗証番号であるが、
このパスワード情報は転送電話の契約者が契約者電話機
3以外の他の電話機、すなわちリモコン元電話機15か
ら起動データ記憶部21、着信データ記憶部23、転送
データ記憶部25、セキュリティデータ記憶部39に記
憶されている各種情報を変更する場合に自分が転送電話
の真の契約者であることを証明するための認証情報とし
てリモコン元電話機15から交換機41に入力されるパ
スワード情報とデータ制御部35において照合され、こ
の照合結果に基づいて真の契約者であるか否かを、すな
わち前記各種データを変更してもよいか否かを判断する
ために使用される。
【0024】このように各記憶部21,23,25,3
9に記憶された各種データをリモコン元電話機15から
変更する場合に該電話機からパスワード情報を入力する
が、このパスワード情報の入力を間違えると、データの
変更はできないことは勿論であるとともに、更にこの間
違えた回数が前記データ制御部35で計数され、この計
数値がセキュリティデータ記憶部39に前記誤り回数情
報として記憶されるようになっている。
【0025】そして、この誤り回数情報が所定の回数、
例えば4回に達すると、リモコン元電話機15からのデ
ータの変更を禁止するロック状態に設定され、このロッ
ク状態情報がセキュリティデータ記憶部39に記憶され
るようになっている。なお、誤り回数が所定の値、例え
ば4回に達する前に、正しいパスワード情報が入力され
ると、誤り回数はクリアされる。
【0026】また、ロック状態になった場合、転送電話
の契約者の電話機3からカスコン制御部33を介して新
たなパスワード情報を登録し直さない限り、ロック状態
は解除されない。なお、誤り回数が所定の4回に達する
前に、契約者電話機3からカスコン制御部33を介して
パスワード情報が登録し直された場合には、誤り回数は
クリアされる。
【0027】パスワード情報は、例えば4桁の数字であ
るが、この暗証番号としては、(1)1111,222
2,・・・等のゾロ目の番号、(2)契約回線の電話番
号の下4桁と同じ番号、(3)設定用コードと同一の番
号を使用することはできない。
【0028】設定用コードは、前記暗証番号であるパス
ワード情報を変更するための暗証番号であり、所謂マス
ターキー的に使用される。すなわち、転送電話の契約者
が公衆電話として使用可能な電話機3から前記パスワー
ド情報を変更したい場合に該契約者電話機3から転送電
話用の特殊番号をダイヤルして交換機1にアクセスした
後、該設定用コードを入力することにより、セキュリテ
ィデータ記憶部39に記憶されているパスワード情報を
変更することができる。
【0029】前記転送データ記憶部25は、上述したよ
うに、転送先電話機11の電話番号等を記憶している
が、本実施例では、この転送先の電話番号として、図3
に転送先リストとして示すように、所定の数、例えば5
つの転送先電話番号を記憶することができるように構成
されている。具体的には、図3では、5つの転送先電話
番号リストに、第1番目の電話番号として、支店の電話
番号「OA1−J1」、第2番目の電話番号として、自
宅の電話番号「B2−J2」、第3番目の電話番号とし
て、携帯電話の電話番号「OA3−J3」、第4番目の
電話番号として、自動車電話の電話番号「OA4−J
4」、第5番目の電話番号として、実家の電話番号「B
5−J5」が記憶されている。
【0030】また、転送データ記憶部25には、前記5
つの転送先電話番号に加えて、該5つの転送先電話番号
のうちのいずれの電話番号を実際の転送先電話番号とし
て使用するかを指定する転送先指定情報が記憶されてい
る。図3では、この転送先指定情報として、「3」が記
憶されているが、これにより前記転送先電話番号リスト
のうちの第3番目の電話番号「OA3−J3」が実際の
転送先電話番号として指定され、発信者電話機7から契
約者電話機3にかかってきた着信呼は、この第3の電話
番号を有する携帯電話機に転送される。
【0031】上述したように、転送データ記憶部25に
記憶される複数の転送先電話番号および転送先指定情報
の両情報は、図3に示すように、契約者電話機3からカ
スコン制御部33およびデータ制御部35を介して変更
することができるが、リモコン元電話機15からは前記
リモコン受信部37およびデータ制御部35を介して転
送先指定情報のみを変更することができるように制御さ
れている。このようにリモコン元電話機15からは、転
送先指定情報のみを変更可能にし、転送先電話番号を変
更できないようにすることにより、リモコン元電話機1
5から契約者以外の他人が不正に転送先電話番号を変更
することを防止しているものである。
【0032】前記リモコン送信部43は、その詳細な構
成を図4に示すように、前記信号中継交換機(STP)
49に接続され、該信号中継交換機49と信号の送受信
を行う送受信部57、および該送受信部57に接続され
た制御部59を有し、該制御部59には交換機41のダ
イヤル受信部55およびガイダンス制御部61が接続さ
れ、該ガイダンス制御部61にはガイダンス装置63が
接続されている。交換機41のダイヤル受信部55は、
前記リモコン元電話機15からダイヤル情報、具体的に
は転送関係の情報を遠隔制御するためのリモコン用のダ
イヤル情報を受信し、このダイヤル情報を制御部59に
供給する。また、制御部59はガイダンス制御部61を
介してガイダンス装置63を制御し、これによりリモコ
ン元電話機15に転送関係の情報の変更操作等に対する
案内情報を音声等により送出するようになっている。
【0033】前記リモコン受信部37は、その詳細な構
成を図5に示すように、前記信号中継交換機(STP)
47に接続され、該信号中継交換機47と信号の送受信
を行う送受信部65、該送受信部65に接続された制御
部67、該制御部67に接続され、リモコン元電話機1
5から入力されたパスワード情報をセキュリティデータ
記憶部39に記憶されているパスワード情報と照合する
ための照合部69、および該照合部69の照合結果に基
づいて起動データ記憶部21、転送データ記憶部25に
それぞれ記憶されている転送可否情報、転送先電話番号
等の転送関係情報の更新制御を行う更新部71を有す
る。なお、図5に示すリモコン受信部37の構成のう
ち、照合部69および更新部71による照合および更新
機能は前記データ制御部35によって達成されてもよい
機能であり、図5ではリモコン受信部37内に設けるよ
うに示しているが、以降の説明では、上述したように、
前記データ制御部35が有する機能として説明する。
【0034】以上にように構成される着信呼の転送接続
制御方式において、リモコン元電話機15を収容してい
る交換機41と契約者電話機3を収容している交換機1
との間の情報伝達は、グローバルタイトルルーチングに
よるTCAP(Transaction Capabilities Application
Part)という信号方式で行うことにより実現されてい
る。TCAPは回線(通話バス)の設定を伴わない回線
非対応の信号方式であり、信号に設定された信号のやり
取りで交換機間の制御を行う際に使用されている方式で
あり、ITU−Tで勧告されている技術である。また、
グローバルタイトルルーチングは、信号局番号指定によ
って信号を所定の交換機まで転送する従来の方法と異な
り、特定の信号中継交換機に着信先の交換機を指定する
情報(通常は電話番号を用いるが、これをグローバルタ
イトルと称する)を設定して信号を送り、信号中継交換
機においてグローバルタイトルから着信先の交換機の信
号局番号を抽出して、当該交換機に信号を転送する方式
であり、本方式はITU−Tで勧告されている技術であ
る。
【0035】図6に示すように、リモコン元電話機15
を収容している交換機41に設けられているリモコン送
信部43がリモコン元電話機15から送出される転送電
話用の特殊ダイヤル「142+7+OA〜J+制御情
報」を受信すると、該交換機41は共通線信号網45の
信号中継交換機49,47を介して前記TCAP信号を
契約者電話機3の収容されている交換機1に転送する。
【0036】交換機1では、リモコン受信部37が前記
TCAP信号を受信し、この受信したTCAP信号のう
ちのパスワード情報をデータ制御部35の制御のもとに
セキュリティデータ記憶部39に記憶されている契約者
のパスワード情報と照合し、該照合結果に基づき、両パ
スワード情報が一致する場合には、制御情報に基づいて
起動データ記憶部21に記憶されている転送可否情報ま
たは転送データ記憶部25に記憶されている転送先指定
情報、着信データ記憶部23に記憶されている着信転送
モードの変更処理を行う。
【0037】この場合、契約者電話機3を収容している
交換機1のリモコン受信部37は、交換機41のリモコ
ン送信部43に対してガイダンスおよび数字受信指示を
行い、また、リモコン元電話機15を収容している交換
機41のリモコン送信部43は交換機1のリモコン受信
部37からの指示に基づいて前記ガイダンス制御部61
およびガイダンス装置63を介してガイダンスを送出
し、また制御情報の受信を行う。
【0038】次に、図7に示す動作シーケンス図および
図8,9にそれぞれ示す発信側の交換機41と着信側の
交換機1のフローチャートを参照して、本実施例の作
用、すなわち交換機41に収容されたリモコン元電話機
15から契約者電話機3の転送先電話番号および転送可
否情報等の転送情報を変更する場合の作用を更に詳細に
説明する。なお、以下の説明では、図7のシーケンス図
に従って主として説明し、図8,9の処理に当たる部分
については括弧でそのステップ番号を記載する。なお、
図7に示す処理において、信号中継交換機47,49の
間の処理では、TCAP信号を利用して情報の転送を行
っているが、この信号中継交換機47,49間に示すT
CAP信号は、対話メッセージ[コンポーネント:オペ
レーション]で構成され、対話メッセージのB,C,E
はそれぞれ開始、継続、終了を意味し、コンポーネント
のI,RRはそれぞれ起動、結果応答を意味し、オペレ
ーションのPRIS,SDIF,RVIFはそれぞれ制
御判断依頼、情報送信、情報受信を意味している。
【0039】図7においては、まず、リモコン元電話機
15の所にいる発信者、例えば契約者等が契約者電話機
3の転送情報を変更するために該リモコン元電話機15
をオフフックして発信すると、交換機41からダイヤル
トーン(DT)が送出されるので、リモコン元電話機1
5から転送電話用の所定の特殊ダイヤル番号、例えば
「142」をダイヤルする。交換機41はリモコン元電
話機15からのダイヤル番号「142」を受信すると、
セカンドダイヤルトーン(SDT)をリモコン元電話機
15に送出する。セカンドダイヤルトーンを受信する
と、リモコン元電話機15の契約者は、転送情報のリモ
ートコントロール用の所定の特殊ダイヤル番号、例えば
「7」をダイヤルする。
【0040】以上のようにして、交換機41は転送情報
のリモートコントロール用のダイヤル番号「7」を受信
すると(図6のステップS11)、「リモコン先の電話
番号、すなわち契約者の電話機3の電話番号をダイヤル
して下さい」というガイダンスをリモコン元電話機15
に送出する。このガイダンスを聞いた契約者は、リモコ
ン元電話機15から契約者電話機3の電話番号、例えば
「0ABCDEFGHIJ」をダイヤルする。該ダイヤ
ル番号を受信した交換機41は、更に暗証情報である
「パスワード情報を送信して下さい」というガイダンス
をリモコン元電話機15に送出する。契約者はリモコン
元電話機15から契約者のパスワード情報「NNNN」
をダイヤルする。
【0041】以上のようにして、交換機41は契約者電
話機3の電話番号およびパスワード情報を受信すると
(ステップS12)、着信交換機である交換機1に依頼
したい制御情報を作成し、共通線信号網45の信号中継
交換機49を指定するアドレスを設定した転送信号に前
記制御情報と着信側交換機1を指定するための情報(契
約者電話機3の電話番号)を設定して、共通線信号網4
5の信号中継交換機49に送信する(ステップS1
3)。信号中継交換機49は該情報を受信すると、該情
報を共通線信号網45を介して信号中継交換機47に送
信する。信号中継交換機47が着信側交換機1のリモコ
ン受信部37にパスワード情報、すなわち暗証情報を供
給することにより、着信側交換機1のリモコン受信部3
7は暗証情報等の制御情報を取得する(図9のステップ
S21)。リモコン受信部37は暗証情報をデータ制御
部35に供給し、データ制御部35は、契約者電話機3
の暗証情報をセキュリティデータ記憶部39から抽出
し、リモコン受信部37から受けた暗証情報とセキュリ
ティデータ記憶部39から読み出した暗証情報とを照合
する(ステップS22)。
【0042】データ制御部35は、両暗証情報が一致す
ることを確認すると(ステップS23)、正当な発信
者、すなわち正当な契約者等からの転送情報の更新要求
であると判定し、リモコン受信部37から信号中継交換
機47、信号中継交換機49、交換機41を介してリモ
コン元電話機15に制御情報、すなわち更新情報の入力
を要求し(ステップS24)、これによりリモコン元電
話機15から転送情報の「更新情報を入力して下さい」
というガイダンスが送出される(ステップS14)。こ
の更新情報とは、前記起動データ記憶部21に記憶され
ている転送可否情報または転送データ記憶部25に記憶
されている転送先の電話番号情報の更新情報であり、具
体的には転送可否情報に対しては、例えば転送状態にあ
った場合に転送しない状態に設定する転送否情報であ
り、また転送しない状態にあった場合には転送状態に設
定する転送可情報であり、更に転送先の電話番号情報に
対しては、例えば現在の転送先の電話番号「xxxxx
xxx」を変更する他の転送先の電話番号「yyyyy
yyy」である。なお、転送先電話番号の変更は、後述
するように転送先電話番号リストとして複数の転送先電
話番号を記憶しておき、この複数の転送先電話番号のう
ちの1つを指定する指定情報を変更する。
【0043】この転送情報の更新情報がリモコン元電話
機15から入力されると、この更新情報は交換機41の
リモコン送信部43から信号中継交換機49を介して信
号中継交換機47に送信され(ステップS15)、該信
号中継交換機47から更に着信側交換機1のリモコン受
信部37を介してデータ制御部35に供給され、データ
制御部35は更新情報を受信する(ステップS25)。
データ制御部35は、この受信した更新情報に基づいて
起動データ記憶部21に記憶されている転送可否情報ま
たは転送データ記憶部25に記憶されている転送先の電
話番号を更新する(ステップS26)。データ制御部3
5は、転送情報の更新を完了すると、更新完了信号をリ
モコン受信部37から信号中継交換機47,49を介し
て交換機41のリモコン送信部43に供給し、リモコン
送信部43からリモコン元電話機15に転送情報の更新
が完了した旨のガイダンスが送出され、このガイダンス
を聞いたリモコン元電話機15の契約者等がリモコン元
電話機15をオンフックすることにより電話回線は切断
され、すべての処理は終了する。
【0044】本実施例の前記リモコン受信部37は、ア
ナログ端末に対応した交換機に付加すれば、ISDN対
応の端末からこの種の転送情報の更新を行う場合でも、
ISDN対応の端末とアナログ端末に対応した交換機間
は既存の所定の交換機(インタフェースモジュールIS
M)によりインタフェースをとっているので、ISDN
対応の端末〜リモコン送信部間はインチャネル信号での
送受が可能となり、ISDN対応端末やISMに特別な
制御を付加することなく、ISDN対応の端末からリモ
ートコントロールも可能となるという特徴もある。
【0045】図10は、ISDN対応端末からの転送情
報の更新処理の遠隔制御処理を示す説明図であるが、同
図に示すように、ISDNユーザが転送電話用の特殊番
号、例えば「142+7」をダイヤルすると、ISDN
対応交換機は上位のアナログ端末対応交換機に呼を設定
する。そして、以降の付加情報の受信、すなわち(契約
者電話機3の電話番号)+(パスワード情報(暗証情
報))+(制御情報)=(インチャネルPB信号)の受
信、ガイダンス送出、契約者収容交換機とのTCAP通
信は上位のアナログ端末対応交換機が実施する。
【0046】これは、アナログ端末対応交換機で契約し
ているユーザがISDN端末からリモートコントロール
を行う場合に通常のアナログでの手順と整合し、理解性
が高いこと、ISDN特有の付加情報要求手順(付加情
報もアウトチャネルで受信)を用いると、当該機能をサ
ポートしていない端末からはリモートコントロールが不
可となってしまうこと等を考慮したものである。
【0047】次に、図11に示すフローチャートを参照
して、以上のように構成される着信呼の転送制御方式の
作用を説明する。
【0048】発信者電話機7から契約者電話機3に着信
があると(ステップS31)、交換機1の起動制御部2
7は、起動データ記憶部21から該契約者電話機3に対
応して記憶されている転送可否情報、すなわち起動デー
タを読み出し、転送モードの確認、すなわち転送の有無
をチェックする(ステップS32)。そして、転送無し
の場合には、起動制御部27から着信制御部31を指示
して、該着信呼を転送させることなく契約者電話機3に
直接着信させる(ステップS33)。
【0049】一方、起動データ記憶部21に記憶された
転送可否情報が転送有りの場合には、起動制御部27は
更に着信データ記憶部23に記憶されている着信情報、
すなわち着信データを読み出し、該着信情報に基づき該
着信呼を契約者電話機3に着信させることなく即時に直
接転送先電話機11に転送するかまたは該着信呼を契約
者電話機3に一旦着信させて、所定の回数呼び出し、該
所定の呼出回数の経過後、転送先電話機11に転送する
かをチェックする(ステップS34)。この結果、着信
呼を契約者電話機3に着信させることなく即時に直接転
送先電話機11に転送するという情報の場合には、起動
制御部27から転送制御部29を制御して、該着信呼を
転送先電話機11に即時に直接転送する(ステップS3
5)。
【0050】しかしながら、着信データ記憶部23に記
憶されている着信情報が、着信呼を契約者電話機3に一
旦着信させて、所定の回数呼び出し、該所定の呼出回数
の経過後、転送先電話機11に転送するという情報の場
合には、契約者電話機3に着信して(ステップS3
6)、契約者電話機3の呼び出し動作を行い、この呼び
出し動作を前記着信データ記憶部23に記憶されている
呼出回数分繰り返し行う(ステップS38,S39)。
そして、契約者電話機3を所定回数呼び出した後、該着
信呼を転送先電話機11に転送する(ステップS3
5)。なお、この所定の回数の呼び出し動作の間に契約
者電話機3の契約者が応答した場合に(ステップS3
7)、該着信呼は契約者電話機3に接続され(ステップ
S40)、該着信呼は転送されることなく、契約者によ
って受信され、契約者は発信者電話機7の発信者と通話
することができる。
【0051】次に、図12に示すフローチャートを参照
して作用を説明する。
【0052】図12において、まず、リモコン元電話機
15からリモコン受信部37を介してまたはピンク電話
機からカスコン制御部33を介して転送先電話番号の指
定情報等を変更するための処理が行われ、該電話機から
パスワード情報が入力されると(ステップS41)、こ
の入力されたパスワード情報を前記セキュリティデータ
記憶部39に記憶されているパスワード情報とデータ制
御部35において照合する(ステップS42)。パスワ
ード情報が一致しない場合には、誤り回数をカウントア
ップし、セキュリティデータ記憶部39に記憶する(ス
テップS43)。そして、この誤り回数が所定の回数、
例えば4回に達したか否かをチェックする(ステップS
44)。誤り回数が所定の回数に達していない場合に
は、該電話機からの処理を規制するが(ステップS4
6)、誤り回数が所定回数に達した場合には、ロック状
態を設定し、このロック状態をセキュリティデータ記憶
部39に記憶する(ステップS45)。
【0053】一方、ステップS42におけるパスワード
情報の照合において、両パスワード情報が一致する場合
には、ロック状態になっていないか否かをセキュリティ
データ記憶部39からの情報に基づいて判定する(ステ
ップS47)。ロック状態に設定されている場合には、
該電話機からの処理を規制するが(ステップS49)、
ロック状態にない場合には、該電話機からのリモコン制
御またはカスコン制御による処理を可能とする(ステッ
プS48)。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交換機にのみ「起動データと転送データおよび着信デー
タ」からなる接続制御データを有し、また交換機にリモ
コン送信部およびリモコン受信部からなるリモートコン
トロール手段を備え、接続制御データの変更はリモコン
送信部とリモコン受信部間を共通線信号網を介して情報
転送するので、サービスコントロールポイントが故障し
た場合でも出先の端末(契約者の電話回線以外の端末)
から接続制御データの変更が可能である。
【0055】また、接続制御データを交換機のみに登録
し、サービスコントロールポイントにアクセスする必要
がないので、移動先の加入者電話機からの転送モード設
定変更等の要求が発生する度にサービスコントロールポ
イントへのアクセスは不要であり、負荷が大きくなるこ
ともない。
【0056】また、本発明の転送制御方式では、接続制
御データに着信データを設けたので、加入者が希望する
呼び出し回数で転送元電話機を呼び出したり、転送元電
話機を呼び出さずに直ちに転送先電話機に転送するとい
った利用者の要望に柔軟に対応した転送制御ができる。
【0057】また、接続制御データの転送データを複数
の転送先電話番号と、転送先の電話番号を指定するため
の転送先指定情報で構成し、移動先の加入者電話機から
リモートコントロール部を介して転送先指定情報を入力
することにより転送先を変更できる。従って、例えば公
衆電話など契約者の電話機以外の電話機からでも利用者
の要望に柔軟に対応した転送制御ができ、しかも簡単に
転送先を変更することができる。
【0058】また転送先は予め登録した転送先しか変更
できない上に、発信者識別情報の入力誤りが通算して所
定回数以上になると契約者の電話機以外の電話機からリ
モートコントロールすることを禁止するので、第3者の
不正な利用を防ぐ効果があり、契約者の電話機が公衆電
話に属する簡易公衆電話機でも利用可能とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る着信呼の転送制御方式
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す着信呼の転送制御方式に使用されて
いるセキュリティデータ記憶部に記憶されている内容を
示す説明図である。
【図3】図1に示す着信呼の転送制御方式に使用されて
いる転送データ記憶部の構成を示す図である。
【図4】図1に示す着信呼の転送制御方式に使用されて
いるリモコン送信部の構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示す着信呼の転送制御方式に使用されて
いるリモコン受信部の構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示す着信呼の転送制御方式においてリモ
コン送信部とリモコン受信部との間を共通線信号網を介
して信号中継交換機で接続し、両者間をTCAP信号を
用いて情報転送する処理を示す説明図である。
【図7】図1に示す着信呼の転送制御方式の作用を示す
動作シーケンス図である。
【図8】図1に示す着信呼の転送制御方式の発信側交換
機の作用を示すフローチャートである。
【図9】図1に示す着信呼の転送制御方式の着信側交換
機の作用を示すフローチャートである。
【図10】ISDN対応端末からの転送情報の更新処理
の遠隔制御処理を示す説明図である。
【図11】図1に示す着信呼の転送制御方式の作用を示
すフローチャートである。
【図12】図1に示す着信呼の転送制御方式の作用を示
すフローチャートである。
【図13】従来の着信転送方式の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,41 交換機 3 契約者電話機 7 発信者電話機 11 転送先電話機 15 リモコン元電話機 21 起動データ記憶部 23 着信データ記憶部 25 転送データ記憶部 27 起動制御部 29 転送制御部 31 着信制御部 33 カスコン制御部 35 データ制御部 37 リモコン受信部 39 セキュリティデータ記憶部 43 リモコン送信部 45 共通線信号網 47,49 信号中継交換機
フロントページの続き (72)発明者 入野 康秀 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 青柳 憲治 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 加藤 雅隆 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信呼を受ける発信側交換機と被呼者を
    収容した着信側交換機とを共通線信号網で接続し、交換
    機間の制御情報の送受信を前記共通線信号網内の信号中
    継交換機を介して行う通信網において、着信側交換機の
    データ記憶部には、被呼者への着信時に転送接続を起動
    するか否かを設定した起動データと転送先の情報を設定
    した転送データを含む転送関連の接続制御データを備
    え、前記起動データが転送接続を起動するように設定さ
    れている場合には、前記被呼者への着信が発生した場合
    に前記転送データを参照して着信呼を所定の転送先に接
    続する着信呼の転送制御方式において、 前記データ記憶部は着信呼を被呼者の端末に着信させず
    に転送先の端末に転送するかまたは着信呼を一旦被呼者
    の端末に着信させ、所定の呼出回数を超過した場合に転
    送先の端末に転送するかを設定した第1のデータおよび
    前記呼出回数を設定した第2のデータを含む着信データ
    と、所定の端末以外からリモコン送信部を介して着信側
    交換機のデータ記憶部にアクセスする場合にアクセス者
    を識別するための発信者識別情報、該発信者識別情報の
    入力誤り回数データ、および前記接続制御データへのア
    クセスを禁止するか否かを設定したロック状態データを
    含むセキュリティデータとを記憶し、 前記データ記憶部の転送データは複数の転送先電話番号
    および該転送先電話番号を指定するための転送先指定情
    報を有し、 前記発信側交換機は所定のダイヤル操作により起動さ
    れ、発信者の識別情報を含む着信側交換機に依頼する制
    御情報を作成し、該制御情報に信号中継交換機の識別コ
    ードを設定して転送情報を作成する制御部、および転送
    情報を所定の信号中継交換機と送受信する送受信部を有
    するリモコン送信部を備え、 前記着信側交換機は前記送受信部、前記発信者の識別情
    報を前記セキュリティデータの発信者識別情報と照合す
    る照合部、照合結果が一致した場合に前記リモコン送信
    部に転送関連データの更新情報を要求する制御部、およ
    び更新情報を受信して前記転送関連データを更新する更
    新部からなるリモコン受信部を備え、 前記発信側交換機では被呼者の電話番号と所定の発信者
    識別情報を取得し、前記リモコン送信部を介して前記特
    定の信号中継交換機に発信し、 前記特定の信号中継交換機では前記転送信号から前記被
    呼者の電話番号を抽出して該被呼者を収容する前記着信
    側交換機番号を取得し、前記信号中継交換機の識別コー
    ドに代えて前記着信側交換機番号を転送情報に設定して
    前記着信側交換機番号に転送し、 前記着信側交換機では転送された転送情報から制御情報
    を抽出し、前記リモコン受信部において制御情報から発
    信者識別情報を抽出し、前記照合部においてセキュリテ
    ィデータの発信者識別情報と照合し、 該照合結果が一致した場合には、前記発信側交換機に転
    送データの更新情報の入力を要求する制御情報を含む所
    定の転送信号を作成して転送し、 前記発信側交換機を介して転送された制御情報に含まれ
    る更新情報を抽出し、 該更新情報に基づいて少なくとも前記データ記憶部に格
    納された前記接続制御データおよび前記着信データを前
    記所定の端末以外の端末から更新可能とし、 前記起動データが転送接続を起動するように設定されて
    いる場合には、前記着信データに基づいて着信呼を被呼
    者の端末に着信させずに転送先の端末に転送するかまた
    は着信呼を一旦被呼者の端末に着信させて、所定の呼出
    回数を超過した場合に転送先の端末に転送するように制
    御し、 前記リモコン送信部からリモコン受信部を起動して転送
    先電話番号を変更する際に前記照合部における照合結果
    が一致した場合には、前記更新情報として前記転送先指
    定情報を受信して転送先指定情報を設定変更して転送先
    を変更し、 前記リモコン送信部からリモコン受信部を起動して接続
    制御データを更新する際に前記照合部における照合結果
    が一致しない場合には、前記入力誤り回数データをカウ
    ントアップして強制切断の接続制御を行い、更に前記入
    力誤り回数データが所定の値を越えた場合には前記ロッ
    ク状態データをロック状態に変更し、次回の接続制御デ
    ータへのアクセス時に前記ロック状態データを参照して
    ロック状態に設定されている場合には接続制御データへ
    のアクセスを拒否するように制御することを特徴とする
    着信呼の転送制御方式。
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