JPH08307334A - ダイバーシチ方式の無線機 - Google Patents
ダイバーシチ方式の無線機Info
- Publication number
- JPH08307334A JPH08307334A JP7110493A JP11049395A JPH08307334A JP H08307334 A JPH08307334 A JP H08307334A JP 7110493 A JP7110493 A JP 7110493A JP 11049395 A JP11049395 A JP 11049395A JP H08307334 A JPH08307334 A JP H08307334A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- antennas
- impedance
- frequency circuit
- ant2
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】複数のアンテナと、アンテナ選択器と、高周波
回路と、中間周波回路と、制御部とからなるダイバーシ
チ方式の無線機において、前記複数のアンテナが高周波
回路に接続されないときに接続される各終端にアンテナ
の共振周波数をずらすためのインピーダンスを設けた終
端回路を構成した。 【効果】より高感度のダイバーシチ方式の無線機器が簡
易な回路を付け加えることによって実現できる。
回路と、中間周波回路と、制御部とからなるダイバーシ
チ方式の無線機において、前記複数のアンテナが高周波
回路に接続されないときに接続される各終端にアンテナ
の共振周波数をずらすためのインピーダンスを設けた終
端回路を構成した。 【効果】より高感度のダイバーシチ方式の無線機器が簡
易な回路を付け加えることによって実現できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイバーシチ方式の無
線機器におけるアンテナ間の干渉を防止することに関す
る。
線機器におけるアンテナ間の干渉を防止することに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話機、コードレス電話機等の移動
体通信用機器において、耐フェージング特性を得るため
にダイバーシチ方式がしばしば用いられる。ダイバーシ
チ方式にも種々あるが、複数のアンテナを使用する方式
が一般的である。この方式は、複数のアンテナのうち最
も状態の良いアンテナを選択し、使用する方式である。
体通信用機器において、耐フェージング特性を得るため
にダイバーシチ方式がしばしば用いられる。ダイバーシ
チ方式にも種々あるが、複数のアンテナを使用する方式
が一般的である。この方式は、複数のアンテナのうち最
も状態の良いアンテナを選択し、使用する方式である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、近年移動体
通信機器の小型化が進み、複数のアンテナ間で物理的距
離を充分取れないために、アンテナ同士が電気的に干渉
し、アンテナの利得が低下し、本来のダイバーシチの効
果が得られない、という問題がある。
通信機器の小型化が進み、複数のアンテナ間で物理的距
離を充分取れないために、アンテナ同士が電気的に干渉
し、アンテナの利得が低下し、本来のダイバーシチの効
果が得られない、という問題がある。
【０００４】アンテナ切換えダイバーシチ方式におい
て、複数のアンテナ（以下、一例として２個のアンテ
ナ、ＡＮＴ１、ＡＮＴ２として説明する）を使用したブ
ロック図を図２に示す。アンテナＡＮＴ１とＡＮＴ２
は、アンテナ選択器１により選択されるが、その選択
は、高周波回路２に接続する中間周波回路３に接続され
た、制御回路４によって行われている。また、アンテナ
ＡＮＴ１、ＡＮＴ２の切換えの制御タイミングの説明の
ために、日本標準ＲＣＲーＳＴＤ２７によるデジタル方
式自動車電話システムを使用したもので説明する。な
お、そのタイミングの説明図を図３に示す。
て、複数のアンテナ（以下、一例として２個のアンテ
ナ、ＡＮＴ１、ＡＮＴ２として説明する）を使用したブ
ロック図を図２に示す。アンテナＡＮＴ１とＡＮＴ２
は、アンテナ選択器１により選択されるが、その選択
は、高周波回路２に接続する中間周波回路３に接続され
た、制御回路４によって行われている。また、アンテナ
ＡＮＴ１、ＡＮＴ２の切換えの制御タイミングの説明の
ために、日本標準ＲＣＲーＳＴＤ２７によるデジタル方
式自動車電話システムを使用したもので説明する。な
お、そのタイミングの説明図を図３に示す。
【０００５】図３において、毎受信スロットに先立つ約
１ｍ秒の電波強度比較期間ＬＭ間に、アンテナを切換え
各々での電波強度を比較して、受信状態の良い方のアン
テナにて、引き続く受信スロットで使用するアンテナを
決定する。
１ｍ秒の電波強度比較期間ＬＭ間に、アンテナを切換え
各々での電波強度を比較して、受信状態の良い方のアン
テナにて、引き続く受信スロットで使用するアンテナを
決定する。
【０００６】しかしながら、最近の小型化した携帯電話
のような無線機器においては、複数、通常２個のアンテ
ナ間の物理的距離が確保できず、複数のアンテナ間で干
渉し合って、アンテナとしての特性が低下する現象があ
った。そのため、受信（もしくは送信）特性改善のため
に、採用したダイバーシチ方式の性能が充分に発揮でき
なくなる。
のような無線機器においては、複数、通常２個のアンテ
ナ間の物理的距離が確保できず、複数のアンテナ間で干
渉し合って、アンテナとしての特性が低下する現象があ
った。そのため、受信（もしくは送信）特性改善のため
に、採用したダイバーシチ方式の性能が充分に発揮でき
なくなる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、従来技
術のこれらの問題点を解決し、ダイバーシチ方式におけ
るアンテナの干渉を防止する手段を提供することにあ
る。
術のこれらの問題点を解決し、ダイバーシチ方式におけ
るアンテナの干渉を防止する手段を提供することにあ
る。
【０００８】上記課題を解決するために、本発明は複数
のアンテナと、アンテナ選択器と、高周波回路と、中間
周波回路と、制御部とからなるダイバーシチ方式の無線
機において、前記複数のアンテナが高周波回路に接続さ
れないときに接続される各終端にアンテナの共振周波数
をずらすためのインピーダンスを設けた終端回路を構成
した。
のアンテナと、アンテナ選択器と、高周波回路と、中間
周波回路と、制御部とからなるダイバーシチ方式の無線
機において、前記複数のアンテナが高周波回路に接続さ
れないときに接続される各終端にアンテナの共振周波数
をずらすためのインピーダンスを設けた終端回路を構成
した。
【０００９】
【作用】上記構成によれば、アンテナとして選択されて
いない場合、本来の特性インピーダンスからずれたイン
ピーダンスによって終端されるため、アンテナとしての
共振周波数が本来の周波数からずれる。その結果、もう
一方のアンテナ（こちらは、高周波回路と接続されてい
るので、本来の共振周波数で動作している）と共振周波
数がずれ、アンテナ間の干渉が発生しなくなり、アンテ
ナ本来の性能が発揮される。
いない場合、本来の特性インピーダンスからずれたイン
ピーダンスによって終端されるため、アンテナとしての
共振周波数が本来の周波数からずれる。その結果、もう
一方のアンテナ（こちらは、高周波回路と接続されてい
るので、本来の共振周波数で動作している）と共振周波
数がずれ、アンテナ間の干渉が発生しなくなり、アンテ
ナ本来の性能が発揮される。
【００１０】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【００１１】図において、同じ部位は同じ符号で示す。
図１は、本発明の実施例を示すブロック図である。
図１は、本発明の実施例を示すブロック図である。
【００１２】図１において、ＡＮＴ１、ＡＮＴ２はアン
テナ、Ｚ１、Ｚ２はインピーダンス素子、５はアンテナ
ＡＮＴ１、ＡＮＴ２をインピーダンス素子Ｚ１２、Ｚ２
若しくは高周波回路２に切換えるアンテナ選択器であ
り、３は中間周波回路、４は前記アンテナ選択器５を制
御する制御部である。
テナ、Ｚ１、Ｚ２はインピーダンス素子、５はアンテナ
ＡＮＴ１、ＡＮＴ２をインピーダンス素子Ｚ１２、Ｚ２
若しくは高周波回路２に切換えるアンテナ選択器であ
り、３は中間周波回路、４は前記アンテナ選択器５を制
御する制御部である。
【００１３】図１に示すように、２つのアンテナＡＮＴ
１，ＡＮＴ２は、受信もしくは送信用のアンテナとして
選択されない場合は、インピーダンス素子Ｚ１、Ｚ２に
よる適当なインピーダンス値にて接地される。アンテナ
ＡＮＴ１、ＡＮＴ２は、ある特性インピーダンスにて終
端された場合に所定の性能が発揮されるが、そうでない
場合は、アンテナとしての共振点がずれ、性能が劣化す
る。図１の場合、選択されていないアンテナを適当なイ
ンピーダンスで接地させているが、アンテナとして選択
されていないので、所定の性能でなくともシステム上問
題はない。逆に、本来の特性インピーダンスからずれた
インピーダンスによって終端されるため、アンテナとし
ての共振周波数が本来の周波数からずれる。その結果、
もう一方のアンテナ（こちらは、高周波回路２と接続さ
れているので、本来の共振周波数で動作している）と共
振周波数がずれ、アンテナＡＮＴ１、ＡＮＴ２間の干渉
が発生しなくなり、アンテナ本来の性能が発揮される。
そのため、より高い受信、送信性能をもった無線機器を
構成することが出来る。
１，ＡＮＴ２は、受信もしくは送信用のアンテナとして
選択されない場合は、インピーダンス素子Ｚ１、Ｚ２に
よる適当なインピーダンス値にて接地される。アンテナ
ＡＮＴ１、ＡＮＴ２は、ある特性インピーダンスにて終
端された場合に所定の性能が発揮されるが、そうでない
場合は、アンテナとしての共振点がずれ、性能が劣化す
る。図１の場合、選択されていないアンテナを適当なイ
ンピーダンスで接地させているが、アンテナとして選択
されていないので、所定の性能でなくともシステム上問
題はない。逆に、本来の特性インピーダンスからずれた
インピーダンスによって終端されるため、アンテナとし
ての共振周波数が本来の周波数からずれる。その結果、
もう一方のアンテナ（こちらは、高周波回路２と接続さ
れているので、本来の共振周波数で動作している）と共
振周波数がずれ、アンテナＡＮＴ１、ＡＮＴ２間の干渉
が発生しなくなり、アンテナ本来の性能が発揮される。
そのため、より高い受信、送信性能をもった無線機器を
構成することが出来る。
【００１４】また、インピーダンス素子Ｚ１、Ｚ２を装
備する代りに、アンテナと選択器５の間を結ぶ伝送線、
例えば同軸ケーブルの長さを適度な長さに設定すること
によって、アンテナ選択器５のインピーダンスに位相回
転させ、アンテナにとっての負荷インピーダンスを適度
に設定することによって、共振周波数をずらす手法も考
えられる。
備する代りに、アンテナと選択器５の間を結ぶ伝送線、
例えば同軸ケーブルの長さを適度な長さに設定すること
によって、アンテナ選択器５のインピーダンスに位相回
転させ、アンテナにとっての負荷インピーダンスを適度
に設定することによって、共振周波数をずらす手法も考
えられる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成なら
びに方法によれば、より高感度のダイバーシチ方式の無
線機器が簡易な回路を付け加えることによって実現でき
る。
びに方法によれば、より高感度のダイバーシチ方式の無
線機器が簡易な回路を付け加えることによって実現でき
る。
【図１】図１は、本発明の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】図２は、従来のアンテナ切換えダイバーシチ方
式を示すブロック図である。
式を示すブロック図である。
【図３】図２のタイミングの説明図。
１ アンテナ選択器 ２ 高周波回路 ３ 中間周波回路 ４ 制御部 ５ アンテナ選択器 ＡＮＴ１ アンテナ ＡＮＴ２ アンテナ Ｚ１ インピーダンス素子 Ｚ２ インピーダンス素子
Claims (1)
- 【請求項１】複数のアンテナと、アンテナ選択器と、高
周波回路と、中間周波回路と、制御部とからなるダイバ
ーシチ方式の無線機において、前記複数のアンテナが高
周波回路に接続されないときに接続される各終端にアン
テナの共振周波数をずらすためのインピーダンスを設け
た終端回路を構成したことを特徴とするダイバーシチ方
式の無線機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7110493A JPH08307334A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ダイバーシチ方式の無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7110493A JPH08307334A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ダイバーシチ方式の無線機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08307334A true JPH08307334A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14537155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7110493A Pending JPH08307334A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | ダイバーシチ方式の無線機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08307334A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002057608A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-22 | Omron Corp | データ識別装置用アンテナ、データ識別システムおよびその方法 |
| JP2007068005A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Hitachi Kokusai Electric Inc | リーダライタ装置 |
| WO2008010299A1 (fr) * | 2006-07-21 | 2008-01-24 | Panasonic Corporation | Dispositif de communication et sélecteur d'antenne |
| US8774067B2 (en) | 2009-11-17 | 2014-07-08 | Nokia Corporation | Antenna impedance stabilization with stabilization load in second antenna circuitry |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP7110493A patent/JPH08307334A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002057608A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-02-22 | Omron Corp | データ識別装置用アンテナ、データ識別システムおよびその方法 |
| JP2007068005A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Hitachi Kokusai Electric Inc | リーダライタ装置 |
| WO2008010299A1 (fr) * | 2006-07-21 | 2008-01-24 | Panasonic Corporation | Dispositif de communication et sélecteur d'antenne |
| US8224239B2 (en) | 2006-07-21 | 2012-07-17 | Panasonic Corporation | Antenna selector and communication device |
| US8774067B2 (en) | 2009-11-17 | 2014-07-08 | Nokia Corporation | Antenna impedance stabilization with stabilization load in second antenna circuitry |
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