JPH08307213A - Am受信機用アンテナ同調コイル - Google Patents

Am受信機用アンテナ同調コイル

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JPH08307213A
JPH08307213A JP13613295A JP13613295A JPH08307213A JP H08307213 A JPH08307213 A JP H08307213A JP 13613295 A JP13613295 A JP 13613295A JP 13613295 A JP13613295 A JP 13613295A JP H08307213 A JPH08307213 A JP H08307213A
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JP
Japan
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coil
antenna tuning
circuit
tuning
antenna
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JP13613295A
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JP2953991B2 (ja
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Tetsuo Hashimoto
哲郎 橋本
Toshiyuki Mineo
俊之 峰尾
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SAGAMI EREKU KK
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SAGAMI EREKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ同調コイルの巻線を1巻線多く巻く
ことにより、アンテナ同調コンデンサを省略することを
目的とする。 【構成】 一次側のアンテナ同調用コイルL1に接近さ
せて1巻線多く巻くことにより付加コイルL2を形成
し、この付加コイルL2の一端を前記一次側のアンテナ
同調用コイルL1の両端のうち付加コイルL2とは遠い
側の一端に接続し、付加コイルL2の他端は開放する。
これにより、アンテナ同調用コイルL1と付加コイルL
2との間に静電容量が発生し、このことが等価的にアン
テナ同調用コイルL1と並列に同調用の容量素子を接続
したことと同じことになり、従来のアンテナ同調コンデ
ンサを省略できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子同調方式によるA
M受信機のアンテナ同調コイルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子同調方式によるAM受信機のアンテ
ナ同調回路には同調用の容量素子が必要で、このため、
従来は図2に示すように、アンテナ同調コイルL1と並
列にアンテナ同調コンデンサC1を接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アンテナ同調
コンデンサの容量は通常数pFで、大きな容量を必要と
しない。一方、コイルの巻線による等価容量は1〜15
pFまでとることができ、置換えが可能である。
【0004】本発明は、この点に着目し、アンテナ同調
コイルの巻線を1巻線多く巻くことにより、アンテナ同
調コンデンサを省略することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
【0006】すなわち、一次側のアンテナ同調用コイル
に接近させて1巻線多く巻くことにより付加コイルを形
成し、この付加コイルの一端を前記一次側のアンテナ同
調用コイルの両端のうち付加コイルとは遠い側の一端に
接続し、付加コイルの他端は開放してなるAM受信機用
アンテナ同調コイルである。
【0007】
【作用】一次側のアンテナ同調用コイルに接近させて1
巻線多く巻くことにより付加コイルを形成し、この付加
コイルの一端を前記一次側のアンテナ同調用コイルの両
端のうち付加コイルとは遠い側の一端に接続し、付加コ
イルの他端は開放する。これにより、アンテナ同調用コ
イルと付加コイルとの間に静電容量が発生し、このこと
が等価的にアンテナ同調用コイルと並列に同調用の容量
素子を接続したことと同じことになり、従来のアンテナ
同調コンデンサを省略できる。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0009】図1は、本実施例のAM受信機のAM高周
波段共振回路を示す図で、1はロッドアンテナあるいは
ループアンテナ、2はアンテナ同調回路、3は局部発振
回路、4は高周波増幅回路、5は発振回路を示す。図に
おいて、L1はアンテナ同調コイル、L2が本発明の付
加コイルであり、L3は局部発振コイルである。また、
C2は交流バイパスコンデンサ、C3はパディングコン
デンサ、C4は発振同調コンデンサであり、D1、D2
は可変容量ダイオードである。
【0010】本実施例のAM高周波段共振回路は以上の
ような構成で、アンテナ1に受信した放送波をアンテナ
同調回路2に供給し、可変容量ダイオードD1の同調電
圧VTを調整して所望の受信周波数f1を選択する。同
時に、可変容量ダイオードD2に発振周波数制御電圧を
供給して局部発振回路3の発振周波数f0を受信周波数
f1に加算してf0−f1の中間周波数を得る。
【0011】本実施例のアンテナ同調回路2において、
一般に受信周波数f1は600〜1,600kHzであ
り、中間周波数f0−f1が450kHzなので、局部
発振回路3の発振周波数f0は1,050〜2,050
kHzとなる。従って、アンテナ同調回路2の容量変化
は(1,600/600)2 =約7倍、局部発振回路3
の容量変化は(2,050/1,050)2 =約4倍必
要となり、アンテナ同調回路2の方が局部発振回路3よ
り大きな容量変化を必要とする。アンテナ同調回路2と
局部発振回路3の容量変化は、両回路とも変化特性の同
じ可変容量ダイオードD1、D2で行うので、それぞれ
の回路が必要とする容量変化の差は同調コンデンサやパ
ディングコンデンサで調整する。このときの同調コンデ
ンサは容量を大きくすると回路の容量変化を小さくし、
逆に容量を小さくすると回路の容量変化を大きくする。
また、パディングコンデンサは、この逆の働きをする。
【0012】本発明の付加コイルL2の等価回路は図3
に示すように、C0とL0の直列回路になる。この回路
の電気特性は周波数が高くなるに従ってC0とL0の直
列容量がL0の働きによって減少し、この傾向は単なる
同調コンデンサより顕著になる。従って、この回路は周
波数が高くなればなるほど容量が減少するので、高周波
領域においてアンテナ同調回路2の容量変化をより大き
くとることができ、トラッキングエラーを小さくすると
いう派生的な効果を生み、非常に好都合である。
【0013】
【発明の効果】本発明のAM高周波段共振回路は以上の
ような構成で、一次側のアンテナ同調用コイルに接近さ
せて1巻線多く巻くことにより付加コイルを形成し、こ
の付加コイルの一端を前記一次側のアンテナ同調用コイ
ルの両端のうち付加コイルとは遠い側の一端に接続し、
付加コイルの他端は開放する。これにより、アンテナ同
調用コイルと付加コイルとの間に静電容量が発生し、こ
のことが等価的にアンテナ同調用コイルと並列に同調用
の容量素子を接続したことと同じことになる。従って、
本発明によれば、アンテナ同調用コイルを1巻線多く巻
くだけで、アンテナ同調用コンデンサを省略でき、アン
テナ同調用コンデンサの材料費および取付工数をなく
し、全体としてコストを大幅に削減できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のAM受信機のAM高周波段共
振回路を示す図である。
【図2】従来のAM受信機のAM高周波段共振回路を示
す図である。
【図3】本発明の実施例のアンテナ同調コイルの等価回
路図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 アンテナ同調回路 3 局部発振回路 4 高周波増幅回路 5 発振回路 L1 アンテナ同調コイル L2 付加コイル L3 局部発振コイル C1 アンテナ同調コンデンサ C2 交流バイパスコンデンサ C3 パディングコンデンサ C4 発振同調コンデンサ D1、D2 可変容量ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次側のアンテナ同調用コイルに接近させ
    て1巻線多く巻くことにより付加コイルを形成し、この
    付加コイルの一端を前記一次側のアンテナ同調用コイル
    の両端のうち付加コイルとは遠い側の一端に接続し、付
    加コイルの他端は開放してなるAM受信機用アンテナ同
    調コイル。
JP13613295A 1995-05-10 1995-05-10 Am受信機用アンテナ同調コイル Expired - Fee Related JP2953991B2 (ja)

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