JPH08307152A - 圧電振動装置 - Google Patents

圧電振動装置

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JPH08307152A
JPH08307152A JP13843095A JP13843095A JPH08307152A JP H08307152 A JPH08307152 A JP H08307152A JP 13843095 A JP13843095 A JP 13843095A JP 13843095 A JP13843095 A JP 13843095A JP H08307152 A JPH08307152 A JP H08307152A
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JP
Japan
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vibration
piezoelectric
circuit
signal voltage
piezoelectric element
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Application number
JP13843095A
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English (en)
Inventor
Shinji Ueda
伸治 上田
Hidejiro Kadowaki
秀次郎 門脇
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電ブザー等の音叉型振動子を用いた機器に
良好に適用できる圧電振動装置を得ること。 【構成】 振動素子の一方の側面に振動駆動用の圧電素
子を設け、他方の側面に振動検出用の圧電素子を設けた
音叉型振動子で該振動駆動用の圧電素子を駆動させ、こ
のとき該振動検出用の圧電素子から得られる出力信号か
ら回路手段により該振動素子の共振周波数と略同じ周波
数の信号を選別し、該選別信号を基に該振動駆動用の圧
電素子を駆動させるようにしていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電振動装置に関し、特
に振動素子と印加電圧の周波数変位に基づいて歪みが発
生する圧電素子とを利用した圧電ブザー等の音叉型振動
子を駆動させる構成の圧電振動装置に良好に適用でき
る。
【0002】
【従来の技術】従来より圧電素子を用いた振動子として
音叉型振動子等が知られている。音叉型振動子は電子回
路で駆動することができ、その駆動方式には自励振駆動
と他励振駆動の2種類がある。図5は従来の音叉型振動
子1の要部概略図である。図6は従来の音叉型振動子と
その駆動回路の概略図である。図5を用いて音叉型振動
子1の自励振駆動について説明する。
【0003】一般に自励振駆動は2つの圧電素子2a,
2bを用いている。一方の圧電素子2aを振動素子1の
振動駆動用としてもう一方の圧電素子2bを振動素子1
の振動検出用として振動素子1に貼り付けている。振動
素子1の共振周波数と同じ周波数で振動駆動用の圧電素
子2aを駆動し、又それらにより振動検出用の圧電素子
2bから得られた信号を電気回路によって位相調整及び
増幅を行い、振動駆動用の圧電素子2aに印加すること
によって自励振駆動を行っている。圧電素子2a,2b
は紫外線硬化型の接着剤で振動素子1に貼り付けてい
る。
【0004】次に図6の音叉型振動子及び駆動回路につ
いて説明する。2つの圧電素子2a,2bのうち一方の
圧電素子2aを振動駆動用として、もう一方の圧電素子
2bを振動検出用として、貼り付けられた音叉型振動子
1に位相調整回路3及び増幅回路4を接続している。
【0005】最初に増幅回路4から出力された振幅10
[v],周波数1.4kHzの正弦波信号で振動駆動用
の圧電素子2aを駆動し、それらにより音叉型振動子1
を振動させている。
【0006】次に振動検出用の圧電素子2bからは振幅
1[v],周波数1.4kHz、位相駆動信号に比較し
て180度遅れた信号が出力される。次に位相調整回路
3によって信号位相を180度進めて増幅回路4で電圧
利得10倍の増幅を行い、振動駆動用の圧電素子2aに
印加することによって自励振駆動を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の音叉型振動子は
振動素子や圧電素子の形状のバラツキ、そして振動素子
と圧電素子との接合具合のバラツキ、圧電素子の圧電定
数の温度変化及び経時変化等により音叉型振動子の電気
的特性が変化し、音叉型振動子の駆動信号の大きさが変
化してくるという問題点があった。
【0008】図7は従来の自励振時の駆動電圧の温度特
性の説明図である。同図に示すように温度変化によって
圧電素子の駆動電圧が変化してくるという問題があっ
た。従来の音叉型振動子においては駆動信号が小さいと
十分な振幅が得られず、逆に電源電圧を越えるような駆
動信号に増幅しようとすると共振周波数の高調波成分の
信号が圧電素子に印加され、数次の高調波成分の振動音
が発生してくるという問題があった。図8は人間の可聴
範囲と音圧レベルの関係の説明図である。
【0009】本発明は、音叉型振動子及びそれを駆動さ
せる回路手段とを適切に設定することにより数次の高調
波成分を除去し、良好なる性能を有した圧電振動装置の
提供を目的とする。
【0010】又更に本発明は、良好なる性能が得られる
圧電振動装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電振動装置
は、 (1)振動素子の一方の側面に振動駆動用の圧電素子を
設け、他方の側面に振動検出用の圧電素子を設けた音叉
型振動子で該振動駆動用の圧電素子を駆動させ、このと
き該振動検出用の圧電素子から得られる出力信号から回
路手段により該振動素子の共振周波数と略同じ周波数の
信号を選別し、該選別信号を基に該振動駆動用の圧電素
子を駆動させるようにしていることを特徴としている。
【0012】特に、 (1−1)前記振動素子の共振周波数を人の最小可聴限
の音圧レベルが0dBより高い周波数の範囲内となるよ
うに構成していること。 (1−2)前記振動素子の共振周波数を1.5〜5kH
zの範囲外となるように構成したこと。 (1−3)前記回路手段は電圧リミッタ回路、周波数フ
ィルタ回路、そして電圧利得回路を有していること。 (1−4)前記回路手段は周波数フィルタ回路と電圧自
動利得回路とを有していること。 等を特徴としている。
【0013】
【実施例】図1は本発明の圧電振動装置の要部概略図、
図2は図1の音叉型振動子の等価回路、図3は図1の各
点における信号電圧波形を示している。
【0014】図中1は音叉型振動子であり、振動素子1
aに振動駆動用の圧電素子2aと振動検出用の圧電素子
2bとを紫外線硬化型の接着剤で貼付して構成してい
る。
【0015】本実施例では音叉型振動子の構成として共
振周波数fs=0.9kHzの振動素子1aと圧電素子
2a,2bとして材質,商品名N−21(TOKIN社
製)の、大きさ10.0×3.0×0.2のものを用い
ている(図8より、特に1.5〜5kHzにおいて最小
可聴限の音圧レベルが0dBよりも小さく、音が聞こえ
やすいことが分かる。そこで、音叉型振動子の共振周波
数fsを音叉型振動子の振動音が聞こえにくいように、
この範囲を避けて周波数を0.9kHzに設定してい
る。)。
【0016】次に本実施例における音叉型振動子の自励
振時における電圧波形の流れについて説明する。BPF
型の増幅器7からの振幅10[v],周波数0.9kH
zの正弦波の一定の電圧幅の信号電圧で振動駆動用の
圧電素子2aを駆動させている。これにより音叉型振動
子1は振動する。即ち、振動素子1aの共振周波数fs
と同じ周波数で振動駆動用の圧電素子2aを駆動してい
る。
【0017】次いで振動検出用の圧電素子2bからは振
幅1[v],周波数0.9kHzの信号電圧に対して
180度位相が反転した正弦波の信号電圧が出力す
る。このときの位相は位相調整用抵抗5の抵抗値Roと
図2に示す等価回路によって決定している。増幅回路6
は電圧利得50倍の反転増幅器より成り、ツェナダイオ
ード6aの作用により5[v]のリミッタ回路(電圧リ
ミッタ回路)にもなっている。圧電素子2からの信号電
圧は増幅回路5により増幅と位相反転を行い、振幅5
[v],周波数0.9kHzの信号電圧として出力し
ている。
【0018】BPF型の増幅器7は周波数フィルタ回路
と電圧利得回路の作用を含む増幅器であり、電圧利得2
倍で中心周波数0.9kHz,Q=7のバンドパスフィ
ルタにもなっている。
【0019】増幅回路6からの信号電圧はBPF型の
増幅器7により高調波成分を除去し、増幅して信号電圧
としている。これにより音叉型振動子が安定した増幅
を得られるようにして数次の高調波の振動を防止してい
る。
【0020】このように本実施例では振動駆動用の圧電
素子の駆動信号の周波数成分として人の最小可聴限の音
圧レベルが、0dBより高い周波数のみで構成するよう
にしている。これにより圧電素子2aに印加するときの
高調波成分の振動音が聞こえないようにしている。
【0021】図4は本発明の実施例2の要部ブロック図
である。本実施例では音叉型振動子1を共振周波数fs
=0.9kHzの振動素子1aに材質,商品名N−21
(TOKIN社製)の、大きさ10×3×0.2の2つ
の圧電素子2a,2bを紫外線硬化型の接着剤で貼付し
て構成している。
【0022】周波数フィルタ回路と電圧自動利得回路を
含む利得調整回路9からの振幅10[v],周波数0.
9kHzの正弦波の一定電圧幅の信号電圧で振動駆動用
の圧電素子2aを駆動させて、振動素子1aを振動させ
ている。位相調整回路3は振動検出用の圧電素子2bか
ら出力される駆動電圧に対して180度位相が反転した
振幅1[v],周波数0.9kHzの信号電圧を利得調
整回路9に入力している。
【0023】利得調整回路9はFETトランジスタの電
圧制御抵抗特性を利用しており、FETのゲートソース
間電圧を変化させることによって利得を調整している。
半波整流回路8は利得調整回路9で増幅し、出力された
電圧を半波整流して、その電圧をFETのゲートソース
間電圧に印加している。
【0024】本実施例ではこのように、半波整流回路8
の利得調整回路9へのフィードバックにより実施例1と
同様に音叉型振動子1が安定した振幅を得られるように
して数次の高調波の振動を防止している。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、音叉型振
動子及びそれを駆動させる回路手段とを適切に設定する
ことにより数次の高調波成分を除去し、良好なる性能を
有した圧電振動装置を達成することができる。
【0026】この他、音叉型振動子の共振周波数が最小
可聴限の音圧レベルが0dBより高い周波数の範囲内又
は1.5〜5kHzの範囲外となるように振動素子を設
けることにより良好なる性能が得られる圧電振動装置を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の音叉型振動子及び駆動回路
の説明図
【図2】本発明の実施例1の音叉型振動子の等価回路の
説明図
【図3】本発明の図1の各点,,における信号電
圧波形の説明図
【図4】本発明の実施例2の音叉型振動子及び駆動回路
の説明図
【図5】従来の音叉型振動子の説明図
【図6】従来の音叉型振動子及び駆動回路の説明図
【図7】従来の回路での温度変化時の駆動信号の説明図
【図8】人間の可聴範囲と音圧レベルの関係の説明図
【符号の説明】
1 音叉型振動子 2a,2b 圧電素子 3 位相調整回路 4 増幅回路 5 位相調整用抵抗 6 増幅回路 7 BPF型の増幅器 8 半波整流回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動素子の一方の側面に振動駆動用の圧
    電素子を設け、他方の側面に振動検出用の圧電素子を設
    けた音叉型振動子で該振動駆動用の圧電素子を駆動さ
    せ、このとき該振動検出用の圧電素子から得られる出力
    信号から回路手段により該振動素子の共振周波数と略同
    じ周波数の信号を選別し、該選別信号を基に該振動駆動
    用の圧電素子を駆動させるようにしていることを特徴と
    する圧電振動装置。
  2. 【請求項2】 前記振動素子の共振周波数を人の最小可
    聴限の音圧レベルが0dBより高い周波数の範囲内とな
    るように構成していることを特徴とする請求項1の圧電
    振動装置。
  3. 【請求項3】 前記振動素子の共振周波数を1.5〜5
    kHzの範囲外となるように構成したことを特徴とする
    請求項1の圧電振動装置。
  4. 【請求項4】 前記回路手段は電圧リミッタ回路、周波
    数フィルタ回路、そして電圧利得回路を有していること
    を特徴とする請求項1,2又は3の圧電振動装置。
  5. 【請求項5】 前記回路手段は周波数フィルタ回路と電
    圧自動利得回路とを有していることを特徴とする請求項
    1,2又は3の圧電振動装置。
JP13843095A 1995-05-12 1995-05-12 圧電振動装置 Pending JPH08307152A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103439620A (zh) * 2013-08-28 2013-12-11 华南理工大学 压电陶瓷蜂鸣片电性能自动检测装置及检测方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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