JPH08307027A - プリント配線基板用基材 - Google Patents
プリント配線基板用基材Info
- Publication number
- JPH08307027A JPH08307027A JP13580595A JP13580595A JPH08307027A JP H08307027 A JPH08307027 A JP H08307027A JP 13580595 A JP13580595 A JP 13580595A JP 13580595 A JP13580595 A JP 13580595A JP H08307027 A JPH08307027 A JP H08307027A
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- Japan
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- resin
- base material
- melamine resin
- layer
- resin layer
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- Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基材片面に樹脂絶縁層、導電性金属箔を順次
積層するプリント配線基板に使用する金属板基材で、反
対面に設ける樹脂層を耐ブロッキング性、耐エッチング
溶液性および耐有機溶剤洗浄性にしたものを提供する。 【構成】 数平均分子量6000以下のポリエステル樹
脂100重量部に対してブチル化メラミン樹脂とメチル
化メラミン樹脂とを前者/後者=95/5〜70/30
の割合で50〜150重量部添加したポリエステル樹脂
層で、その樹脂層に直径0.5mmの円柱を載置して、
25kg/cm2の荷重をかけた状態で20℃から5K
/minの昇温速度で空気中で昇温させた際の200℃に
おける膜厚変化率が15%以下であるものを焼付硬化に
より5〜30μm設けた。
積層するプリント配線基板に使用する金属板基材で、反
対面に設ける樹脂層を耐ブロッキング性、耐エッチング
溶液性および耐有機溶剤洗浄性にしたものを提供する。 【構成】 数平均分子量6000以下のポリエステル樹
脂100重量部に対してブチル化メラミン樹脂とメチル
化メラミン樹脂とを前者/後者=95/5〜70/30
の割合で50〜150重量部添加したポリエステル樹脂
層で、その樹脂層に直径0.5mmの円柱を載置して、
25kg/cm2の荷重をかけた状態で20℃から5K
/minの昇温速度で空気中で昇温させた際の200℃に
おける膜厚変化率が15%以下であるものを焼付硬化に
より5〜30μm設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性金属箔積層時の
耐熱ブロッキング性、回路パタ−ン作成時の耐エッチン
グ性およびエッチング作業後の耐溶剤性に優れたプリン
ト配線基板用基材に関する。
耐熱ブロッキング性、回路パタ−ン作成時の耐エッチン
グ性およびエッチング作業後の耐溶剤性に優れたプリン
ト配線基板用基材に関する。
【0002】
【従来技術】プリント配線基板の基材には、フェノ−ル
樹脂板やエポキシ樹脂板と紙の積層板、ガラス繊維入り
エポキシ樹脂板、ポリイミド系樹脂板などが広く使用さ
れているが、VTRやビデオカメラなどのように電磁波
の発信や放熱を伴う小型モ−タ−を搭載する家電製品の
プリント配線基板の基材には電磁シ−ルド性、放熱性、
強度等を考慮して金属板が用いられている。このような
金属系基材によるプリント配線基板の製造は、金属板自
身が導電性を有するため、金属板の片側にガラス繊維に
エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂を含浸させたプリプレグ
や接着剤層を積層して、絶縁層を形成し、その上に導電
性金属箔を積層する方法により行われている。これらの
絶縁層、導電性金属箔の金属板への積層は加熱圧着法に
より同時に行っているが、生産性を向上させるため、導
電性金属箔同士が合わさるように段重ねにして、数セッ
トを同時に積層している。
樹脂板やエポキシ樹脂板と紙の積層板、ガラス繊維入り
エポキシ樹脂板、ポリイミド系樹脂板などが広く使用さ
れているが、VTRやビデオカメラなどのように電磁波
の発信や放熱を伴う小型モ−タ−を搭載する家電製品の
プリント配線基板の基材には電磁シ−ルド性、放熱性、
強度等を考慮して金属板が用いられている。このような
金属系基材によるプリント配線基板の製造は、金属板自
身が導電性を有するため、金属板の片側にガラス繊維に
エポキシ樹脂などの絶縁性樹脂を含浸させたプリプレグ
や接着剤層を積層して、絶縁層を形成し、その上に導電
性金属箔を積層する方法により行われている。これらの
絶縁層、導電性金属箔の金属板への積層は加熱圧着法に
より同時に行っているが、生産性を向上させるため、導
電性金属箔同士が合わさるように段重ねにして、数セッ
トを同時に積層している。
【0003】また、プリント配線は、基板の導電性金属
箔に回路パタ−ンを作成した後、その金属箔の不用部分
をエッチング除去する方法で製造するが、基板の基材が
金属系であると、導電性金属箔積層面の反対面は金属板
が露出しているため、導電性金属箔のエッチングの際に
同時にエッチングされてしまう。このため、反対面には
耐エッチング性を有する有機樹脂層、例えば、エポキシ
樹脂の層をコ−ティングで予め設けていた。しかし、こ
れらの有機樹脂層の場合、導電性金属箔積層の際の加熱
圧着は段重ねした状態で150〜200℃で50〜20
0kg/cm2に加圧して、1〜5時間と高温、高圧下
で行われるので、有機樹脂層同士が融着し、ブロッキン
グを起こし、また、エッチング後の塩化メチレンやアセ
トンのような有機溶剤洗浄で溶解されるという問題があ
った。
箔に回路パタ−ンを作成した後、その金属箔の不用部分
をエッチング除去する方法で製造するが、基板の基材が
金属系であると、導電性金属箔積層面の反対面は金属板
が露出しているため、導電性金属箔のエッチングの際に
同時にエッチングされてしまう。このため、反対面には
耐エッチング性を有する有機樹脂層、例えば、エポキシ
樹脂の層をコ−ティングで予め設けていた。しかし、こ
れらの有機樹脂層の場合、導電性金属箔積層の際の加熱
圧着は段重ねした状態で150〜200℃で50〜20
0kg/cm2に加圧して、1〜5時間と高温、高圧下
で行われるので、有機樹脂層同士が融着し、ブロッキン
グを起こし、また、エッチング後の塩化メチレンやアセ
トンのような有機溶剤洗浄で溶解されるという問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、導
電性金属箔積層面の反対面に設けた有機樹脂層が導電性
金属箔積層時に段重ねした状態で加熱圧着してもブロッ
キングを起こさず、回路パタ−ンの作成時のエッチング
液に浸食されず、また、有機溶剤洗浄で溶解しないプリ
ント配線基板用基材を提供するものである。
電性金属箔積層面の反対面に設けた有機樹脂層が導電性
金属箔積層時に段重ねした状態で加熱圧着してもブロッ
キングを起こさず、回路パタ−ンの作成時のエッチング
液に浸食されず、また、有機溶剤洗浄で溶解しないプリ
ント配線基板用基材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材表面に樹
脂絶縁層、導電性金属箔を順次積層してなるプリント配
線基板に使用する金属板基材において、該基材の導電性
金属箔積層面の反対面に数平均分子量6000以下のポ
リエステル樹脂100重量部に対して、硬化剤としてブ
チル化メラミン樹脂とメチル化メラミン樹脂とを前者/
後者=95/5〜70/30の割合で50〜150重量
部添加したポリエステル樹脂層で、その樹脂層に直径
0.5mmφの円柱を載置して、25kg/cm2の荷重
をかけた状態で20℃から5K/minの昇温速度で空気
中で昇温させた際の200℃における膜厚変化率が15
%以下であるものを焼付硬化により5〜30μm設け
た。
脂絶縁層、導電性金属箔を順次積層してなるプリント配
線基板に使用する金属板基材において、該基材の導電性
金属箔積層面の反対面に数平均分子量6000以下のポ
リエステル樹脂100重量部に対して、硬化剤としてブ
チル化メラミン樹脂とメチル化メラミン樹脂とを前者/
後者=95/5〜70/30の割合で50〜150重量
部添加したポリエステル樹脂層で、その樹脂層に直径
0.5mmφの円柱を載置して、25kg/cm2の荷重
をかけた状態で20℃から5K/minの昇温速度で空気
中で昇温させた際の200℃における膜厚変化率が15
%以下であるものを焼付硬化により5〜30μm設け
た。
【0006】
【作用】本発明者らは、低分子量ポリエステル樹脂に硬
化剤としてブチル化メラミン樹脂とメチル化メラミン樹
脂とを複合添加すると、ポリエステル樹脂層の耐熱性と
硬度が向上し、導電性金属箔の加熱圧着の際ポリエステ
ル樹脂層同士を面合わせしても、ブロッキングが発生せ
ず、エッチング液にも浸食されず、また、有機溶剤洗浄
で溶解しないことを見出した。
化剤としてブチル化メラミン樹脂とメチル化メラミン樹
脂とを複合添加すると、ポリエステル樹脂層の耐熱性と
硬度が向上し、導電性金属箔の加熱圧着の際ポリエステ
ル樹脂層同士を面合わせしても、ブロッキングが発生せ
ず、エッチング液にも浸食されず、また、有機溶剤洗浄
で溶解しないことを見出した。
【0007】本発明では、低分子量ポリエステル樹脂と
して、数平均分子量が6000以下のものを用いる。こ
れより数平均分子量の大きいものを使用すると、架橋密
度が低くなり、有機溶剤洗浄で樹脂層が溶解する。
して、数平均分子量が6000以下のものを用いる。こ
れより数平均分子量の大きいものを使用すると、架橋密
度が低くなり、有機溶剤洗浄で樹脂層が溶解する。
【0008】硬化剤のブチル化メラミン樹脂とメチル化
メラミン樹脂とは、前者/後者=95/5〜70/30
の割合でポリエステル樹脂に添加する。樹脂層焼付けの
際にブチル化メラミン樹脂は殆どが自己縮合することに
よって樹脂層硬度を増大させる。一方、メチル化メラミ
ン樹脂はポリエステル樹脂と相溶し易く、樹脂層の架橋
密度を大きくする。そのため、ブチル化メラミン樹脂/
メチル化メラミン樹脂比が95/5より大きいと、樹脂
層硬度は高くなるものの樹脂層が架橋されないため、導
電性金属箔積層後の有機溶剤洗浄で樹脂層が溶解され
る。また、ブチル化メラミン樹脂/メチル化メラミン樹
脂比が70/30より小さいと、架橋密度が高く、有機
溶剤洗浄で樹脂層は溶解されないが、樹脂層硬度が低い
ため、ブロッキングを起こす。本発明ではこれらを調和
させるため、ブチル化メラミン樹脂とメチル化メラミン
樹脂とを上記のような割合で添加する。
メラミン樹脂とは、前者/後者=95/5〜70/30
の割合でポリエステル樹脂に添加する。樹脂層焼付けの
際にブチル化メラミン樹脂は殆どが自己縮合することに
よって樹脂層硬度を増大させる。一方、メチル化メラミ
ン樹脂はポリエステル樹脂と相溶し易く、樹脂層の架橋
密度を大きくする。そのため、ブチル化メラミン樹脂/
メチル化メラミン樹脂比が95/5より大きいと、樹脂
層硬度は高くなるものの樹脂層が架橋されないため、導
電性金属箔積層後の有機溶剤洗浄で樹脂層が溶解され
る。また、ブチル化メラミン樹脂/メチル化メラミン樹
脂比が70/30より小さいと、架橋密度が高く、有機
溶剤洗浄で樹脂層は溶解されないが、樹脂層硬度が低い
ため、ブロッキングを起こす。本発明ではこれらを調和
させるため、ブチル化メラミン樹脂とメチル化メラミン
樹脂とを上記のような割合で添加する。
【0009】ポリエステル樹脂へのブチル化メラミン樹
脂とメチル化メラミン樹脂の添加は、ポリエステル樹脂
100重量部に対して両者の合計が50〜150重量部
にする。添加量が50重量部未満であると、導電性金属
箔の加熱圧着の際に樹脂層がブロッキングを起こし、1
50重量部を超えると、樹脂層硬度が高くなり過ぎ、切
断端面の樹脂層が剥離する。
脂とメチル化メラミン樹脂の添加は、ポリエステル樹脂
100重量部に対して両者の合計が50〜150重量部
にする。添加量が50重量部未満であると、導電性金属
箔の加熱圧着の際に樹脂層がブロッキングを起こし、1
50重量部を超えると、樹脂層硬度が高くなり過ぎ、切
断端面の樹脂層が剥離する。
【0010】そこで、樹脂層硬度は樹脂層に直径0.5
mmφの円柱を載置して、25kg/cm2の荷重をか
けた状態で20℃から5K/minの昇温速度で空気中で
昇温させた際の200℃における膜厚変化率が15%以
下にする。膜厚変化率が15%より大きいと、導電性金
属箔の加熱圧着の際にブロッキングが発生する。
mmφの円柱を載置して、25kg/cm2の荷重をか
けた状態で20℃から5K/minの昇温速度で空気中で
昇温させた際の200℃における膜厚変化率が15%以
下にする。膜厚変化率が15%より大きいと、導電性金
属箔の加熱圧着の際にブロッキングが発生する。
【0011】基材の導電性金属箔積層面の反対面に積層
する熱硬化型樹脂層の厚みは、5〜30μmにする。厚
みが5μm未満であると、樹脂層の架橋密度、硬度を高
くしても、導電性金属箔のエッチング工程における耐エ
ッチング性に劣る。また、厚みが30μmを超えると、
焼付硬化の際に溶剤蒸発によるフクレが発生し易くな
る。基材への樹脂層形成はロ−ルコ−ト法、スプレ−
法、カ−テンフ−ロ−コ−ト法、ダイコ−ト法などによ
ればよい。
する熱硬化型樹脂層の厚みは、5〜30μmにする。厚
みが5μm未満であると、樹脂層の架橋密度、硬度を高
くしても、導電性金属箔のエッチング工程における耐エ
ッチング性に劣る。また、厚みが30μmを超えると、
焼付硬化の際に溶剤蒸発によるフクレが発生し易くな
る。基材への樹脂層形成はロ−ルコ−ト法、スプレ−
法、カ−テンフ−ロ−コ−ト法、ダイコ−ト法などによ
ればよい。
【0012】本発明に使用する金属基材としては、剛
性、導電性および熱伝導性を持つものであれば良く、例
えば、溶融亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、溶融
アルミニウムめっき鋼板、真空蒸着亜鉛めっき鋼板、珪
素鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板などを使用で
きる。金属基材の厚みは0.3〜1.5mmであることが
好ましい。この金属基材に対して、通常脱脂処理や化成
処理などの前処理を施すが、これらの前処理は金属基材
の表面状態によって省略することができる。また、金属
基材に熱硬化型樹脂層を設ける前に、基材との密着性を
増すためにプライマ−層を形成してもよい。このプライ
マ−層には必要に応じて防錆顔料、着色顔料、体質顔料
などを配合してもよい。
性、導電性および熱伝導性を持つものであれば良く、例
えば、溶融亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、溶融
アルミニウムめっき鋼板、真空蒸着亜鉛めっき鋼板、珪
素鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板などを使用で
きる。金属基材の厚みは0.3〜1.5mmであることが
好ましい。この金属基材に対して、通常脱脂処理や化成
処理などの前処理を施すが、これらの前処理は金属基材
の表面状態によって省略することができる。また、金属
基材に熱硬化型樹脂層を設ける前に、基材との密着性を
増すためにプライマ−層を形成してもよい。このプライ
マ−層には必要に応じて防錆顔料、着色顔料、体質顔料
などを配合してもよい。
【0013】
【実施例】溶融亜鉛めっき鋼板(板厚0.5mm、目付
量45g/m2)に塗布型クロメ−ト処理を施して、エ
ポキシ樹脂系プライマ−を乾燥塗膜厚で5μmになるよ
うに塗装し、焼付した後、その上に表1に示す組成の樹
脂を塗装し、焼付けた。表1に樹脂層の膜厚と膜厚変化
率を示す。また、得られた基材に対して次の性能試験を
実施した結果を表2に示す。
量45g/m2)に塗布型クロメ−ト処理を施して、エ
ポキシ樹脂系プライマ−を乾燥塗膜厚で5μmになるよ
うに塗装し、焼付した後、その上に表1に示す組成の樹
脂を塗装し、焼付けた。表1に樹脂層の膜厚と膜厚変化
率を示す。また、得られた基材に対して次の性能試験を
実施した結果を表2に示す。
【0014】(1)耐熱ブロッキング性試験 基材の樹脂層同士を重ね合わせて、加圧力100kg/
cm2、温度180℃で2時間加熱圧着し、ブロッキン
グが発生しないものを記号○で、ブロッキングが発生し
たものを記号×で評価した。 (2)耐エッチング性試験 耐熱ブロッキング性試験でブロッキングが発生しない試
験片を10%塩化鉄溶液に浸漬し、樹脂層にピンホ−ル
が発生しないものを記号○で、ピンホ−ルが発生したも
のを記号×で評価した。
cm2、温度180℃で2時間加熱圧着し、ブロッキン
グが発生しないものを記号○で、ブロッキングが発生し
たものを記号×で評価した。 (2)耐エッチング性試験 耐熱ブロッキング性試験でブロッキングが発生しない試
験片を10%塩化鉄溶液に浸漬し、樹脂層にピンホ−ル
が発生しないものを記号○で、ピンホ−ルが発生したも
のを記号×で評価した。
【0015】(3)耐溶剤性試験 耐エッチング性試験でピンホ−ルが発生しない試験片を
36±2℃の塩化メチレン溶液に5分30秒浸漬し、フ
クレ発生の有無を調査するとともに、アセトン含浸ガ−
ゼで試験片表面を拭き、樹脂層表面の荒れ発生有無を調
査した。そして、フクレ、荒れのいずれもが発生しない
ものを記号○で、フクレ、荒れのいずれか一方または両
方が生じたものを記号×で評価した。
36±2℃の塩化メチレン溶液に5分30秒浸漬し、フ
クレ発生の有無を調査するとともに、アセトン含浸ガ−
ゼで試験片表面を拭き、樹脂層表面の荒れ発生有無を調
査した。そして、フクレ、荒れのいずれもが発生しない
ものを記号○で、フクレ、荒れのいずれか一方または両
方が生じたものを記号×で評価した。
【0016】
【表1】 (注1)硬化剤は樹脂100重量部当たりの添加量(重
量部)である。 (注2)膜厚変化率は樹脂層に直径0.5mmφの円柱
を載置して、25kg/cm2の荷重をかけた状態で2
0℃から5K/minの昇温速度で空気中で昇温させた際
の200℃における値である。
量部)である。 (注2)膜厚変化率は樹脂層に直径0.5mmφの円柱
を載置して、25kg/cm2の荷重をかけた状態で2
0℃から5K/minの昇温速度で空気中で昇温させた際
の200℃における値である。
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の基材の導電性金
属箔積層面と反対面に設けた樹脂層は、導電性金属箔を
加熱圧着法で積層する際、樹脂層同士を面合せで重ね合
わせても、ブロッキングが生じず、また、プリント回路
形成後のエッチングや有機溶剤洗浄で樹脂層が溶解する
ことがない。
属箔積層面と反対面に設けた樹脂層は、導電性金属箔を
加熱圧着法で積層する際、樹脂層同士を面合せで重ね合
わせても、ブロッキングが生じず、また、プリント回路
形成後のエッチングや有機溶剤洗浄で樹脂層が溶解する
ことがない。
Claims (1)
- 【請求項1】 基材表面に樹脂絶縁層、導電性金属箔
を順次積層してなるプリント配線基板に使用する金属板
基材において、該基材の導電性金属箔積層面の反対面
に、数平均分子量6000以下のポリエステル樹脂10
0重量部に対して、硬化剤としてブチル化メラミン樹脂
とメチル化メラミン樹脂とを前者/後者=95/5〜7
0/30の割合で50〜150重量部添加したポリエス
テル樹脂層で、その樹脂層に直径0.5mmφの円柱を
載置して、25kg/cm2の荷重をかけた状態で、2
0℃から5K/minの昇温速度で空気中で昇温させた際
の、200℃における膜厚変化率が15%以下であるも
のを焼付硬化により5〜30μm設けたことを特徴とす
るプリント配線基板用基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13580595A JPH08307027A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | プリント配線基板用基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13580595A JPH08307027A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | プリント配線基板用基材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08307027A true JPH08307027A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=15160238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13580595A Withdrawn JPH08307027A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | プリント配線基板用基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08307027A (ja) |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP13580595A patent/JPH08307027A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |