JPH08306930A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08306930A
JPH08306930A JP13617095A JP13617095A JPH08306930A JP H08306930 A JPH08306930 A JP H08306930A JP 13617095 A JP13617095 A JP 13617095A JP 13617095 A JP13617095 A JP 13617095A JP H08306930 A JPH08306930 A JP H08306930A
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insulating film
amorphous silicon
gate electrode
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layer
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁膜上の凹部のゲート電極と、その上にゲ
ート絶縁膜、アモルファスシリコン層が積層され、アモ
ルファスシリコン層のトランジスタ活性化層を覆うよう
に埋め込み形成されたマスク層とを備えることにより、
TFTの特性の安定化と製造工程数の削減を実現する。 【構成】 絶縁膜(1)上に設けられた溝(2)内に埋
め込み形成されたゲート電極(3)と、その上にゲート
絶縁膜(4)とアモルファスシリコン層(5)が積層さ
れ、更に前記アモルファスシリコン層のトランジスタ活
性化領域(8)を覆うように埋め込み形成されたマスク
層(6)を備した構成である。また、ソースドレイン領
域(7)は、トランジスタ活性化領域(8)と一体成形
されたアモルファスシリコン層に前記マスク層(6)を
使用してセルフアライン注入形成することで形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関し、特に絶縁ゲート型薄膜トランジスタ(以
下「TFT」という)の構造と製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絶縁ゲート型薄膜トランジスタに
ついて、図2、図3で説明する。図2は従来例1のTF
T素子断面構造を示したものである。まず、シリコン基
盤(11)上のシリコン酸化膜等からなる絶縁膜(1)
上に、CVD法により、1000Å程度の厚さの多結晶
シリコン膜を堆積し、リソグラフィ技術、エッチング技
術を用いてゲート電極(3)を形成する。更に300Å
程度の厚さのシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜
(4)、及びTFTの活性化領域、ソースドレイン領
域、配線部となるアモルファスシリコン層とを連続して
堆積し、リソグラフィ技術、エッチング技術により、ア
モルファスシリコン層をパターニングする。しかる後
に、リソグラフィ技術により、活性化領域(8)をマス
クして、イオン注入技術を用いて、TFTのソースドレ
イン領域(7)及び配線部(図示せず)を形成するもの
である。
【0003】次に、図3は従来例2の液晶型装置用TF
T素子の断面構造を示したものである(特開平3−15
9175)。まず、ガラス基板(12)上にシリコン酸
化物からなる絶縁膜(1)上にリソグラフィ技術、エッ
チング技術によって凹部が形成される。更に、ここで使
用したフォトレジスト膜は残存したまま、スパッタリン
グ法によって、Cr等の導電体を2000Å程度の厚さ
に付着し、ゲート電極(3)及び選択電極(図示せず)
を形成する。この選択電極は平行に複数配置され、選択
電極から突出してゲート電極(3)が一体化されてい
る。
【0004】更に、3000Åの厚さのシリコン窒化物
からなるゲート絶縁膜(4)と2000Å程度の厚さの
アモルファスシリコン層からなるソースドレイン領域
(7)とを連続して堆積する。そして、凹部を形成する
のに用いたフォトレジスト膜を除去することにより、凹
部以外に堆積されたゲート絶縁膜、ソースドレイン層を
除去する。そして更に、TFTを構成するゲート電極
(3)、ゲート絶縁膜(4)、活性化層及びソースドレ
イン層(7)をリソグラフィ技術を用いてマスクして、
その他の凹部に積層されたゲート絶縁膜、活性化層、ソ
ースドレイン層をエッチング除去する。そして、スパッ
タリング法によりアルミ層を形成し、リソグラフィ技
術、エッチング技術により、表示電圧供給線(9)と接
続電極(10)を形成する。また、この時同時に、ソー
スドレイン領域(7)をエッチングして、ソース領域と
ドレイン領域を分離するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例1で
は、図2に示すゲート電極(3)とソースドレイン領域
(7)とを別々のリソグラフィ工程で形成しているため
に、リソグラフィ工程での目合わせズレやフォトレジス
ト寸法変動が起こることにより、ソースドレイン領域
(7)がゲート電極(3)にオーバーラップしたり、あ
るいはオフセットをもつことがある。これにより、TF
Tチャネル長のばらつきやソースドレイン抵抗の増加等
をもたらし、TFTの特性に大きな影響を与えるという
問題があった。また、従来例2の図3に示したような構
成においては、活性化層(8)とソースドレイン層
(7)とを、別々のアモルファスシリコン層で形成する
ために、製造工程が複雑になるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上の絶縁
膜に設けられた凹部に埋め込まれたゲート電極と、前記
凹部に埋め込まれたゲート電極及び前記絶縁膜上にゲー
ト絶縁膜とアモルファスシリコン層が積層され、さらに
前記アモルファスシリコン層のトランジスタ活性化領域
を覆うように埋め込み形成されたマスク層とを備えてい
ることを特徴とする半導体装置である。また、本発明
は、基板上形成した絶縁膜に凹部を形成し、前記凹部に
ゲート電極を形成し、次いで前記凹部のゲート電極及び
前記絶縁膜上にゲート絶縁膜とアモルファスシリコン層
を積層形成し、前記アモルファスシリコン層のトランジ
スタ活性化領域を覆うようにマスク層を埋め込み形成
し、活性化領域と一体形成されたアモルファスシリコン
層に前記マスク層を使用してイオンを注入し、セルフア
ラインでソースドレインを注入形成することを特徴とす
る半導体装置の製造方法である。
【0007】
【作用】本発明においては、絶縁膜上に設けられた凹部
(溝内)に埋め込み形成されたゲート電極と、その上に
ゲート絶縁膜、アモルファスシリコン層が積層され、さ
らに前記アモルファスシリコン層のトランジスタ活性化
層を覆うように埋め込み形成されたマスク層とを備え、
前記マスク層を用いて、TFTのソースドレイン領域を
セルファライン注入で形成するもので、TFTはその特
性の安定化が図られ、またその製造の工程数の削減を実
現することができるものである。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。図1(a)〜(c)は、本発明の一実施例を示
すTFTの製法フローごとの断面図である。まず、図1
(a)のように、シリコン基板(11)上に、CVD法
を用いて形成された5000Å程度のシリコン酸化物等
からなる絶縁膜(1)に、リソグラフィ技術、エッチン
グ技術によりゲート電極(3)のパターンとなる凹部
(溝)(2)を形成する。さらにCVD法により100
00Å程度の厚さの多結晶シリコン膜を堆積してエッチ
バック法により、1000Å程度の厚さのゲート電極
(3)を凹部(2)内に形成する。
【0009】次いで、図1(b)に示すように、300
Å程度の厚さのシリコン酸化物からなるゲート絶縁膜
(4)と500Å程度の厚さのアモルファスシリコン層
(5)を、ゲート電極(3)が形成されている凹部
(2)および絶縁膜(1)上に順次積層する。アモルフ
ァスシリコン層(5)はTFTのソースドレイン、活性
化領域及び配線部として使用するために、リソグラフィ
技術とエッチング技術を用いて、そのパターンを形成す
る。
【0010】そして図1(c)に示すように、ソースド
レイン注入時のマスク層(6)を活性化領域(8)を覆
うように、シリコン酸化物等をCVD法とエッチバック
法により埋め込み形成する。しかる後に、前記マスク層
(6)を用いて、イオン注入を行うことでソースドレイ
ン領域、配線領域(図示せず)を形成する。このように
TFT活性化領域とソースドレイン領域となる部分を同
時に形成した後で溝内に凹状になった活性化領域のチャ
ネル部上にマスクを埋め込むように形成し、その後SD
注入することで、ソースオフセット領域、ソースドレイ
ン領域の注入による形成をセルフアラインで行えるもの
である。つまり、ソースドレインは活性化領域と一体形
成されたものをイオン注入でソースドレイン領域に変え
るものである。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トランジスタの活性化領域とソースドレインとなる領域
をアモルファス層で一体成形し、さらに埋め込みマスク
層を使用してソースドレイン領域をゲート電極に対して
セルフアラインで形成するために、従来のものに比べて
ソースドレインの目ズレはなく、TFTのチャネル長が
一定となるために、TFTの特性が安定するという効果
を有するものである。さらに、ソースドレイン層を活性
化領域と一体成形するために、別々に形成する必要がな
く、また従来ソースドレイン形成に要していたリソグラ
フィ工程を削除できるために製造工程数を少なくできる
という効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のTFT素子製造フローの断
面図
【図2】従来例1のTFT素子断面図
【図3】従来例2の液晶表示装置用TFT素子断面図
【符号の説明】
1 層間絶縁膜 2 凹部 3 ゲート電極 4 ゲート絶縁膜 5 アモルファスシリコン層 6 マスク層 7 ソースドレイン領域 8 活性化領域 9 表示電圧供給線 10 接続電極 11 シリコン基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の絶縁膜に設けられた凹部に埋め
    込まれたゲート電極と、前記凹部に埋め込まれたゲート
    電極及び前記絶縁膜上にゲート絶縁膜とアモルファスシ
    リコン層が積層され、さらに前記アモルファスシリコン
    層のトランジスタ活性化領域を覆うように埋め込み形成
    されたマスク層とを備えていることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 基板上形成した絶縁膜に凹部を形成し、
    前記凹部にゲート電極を形成し、次いで前記凹部のゲー
    ト電極及び前記絶縁膜上にゲート絶縁膜とアモルファス
    シリコン層を積層形成し、前記アモルファスシリコン層
    のトランジスタ活性化領域を覆うようにマスク層を埋め
    込み形成し、活性化領域と一体形成されたアモルファス
    シリコン層に前記マスク層を使用してイオンを注入し、
    セルフアラインでソースドレインを注入形成することを
    特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
JP13617095A 1995-05-10 1995-05-10 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2669399B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8736017B2 (en) 2009-01-30 2014-05-27 SK Hynix Inc. Semiconductor device and method for fabricating the same

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