JPH08306671A - プラズマエッチング装置 - Google Patents
プラズマエッチング装置Info
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- JPH08306671A JPH08306671A JP13597595A JP13597595A JPH08306671A JP H08306671 A JPH08306671 A JP H08306671A JP 13597595 A JP13597595 A JP 13597595A JP 13597595 A JP13597595 A JP 13597595A JP H08306671 A JPH08306671 A JP H08306671A
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Abstract
を設定して、高選択性が常時得られるような装置を提供
する。 【構成】 排気系13を備えた反応容器1と、この反応
容器1内にフッ化炭素系ガスを導入するガス導入手段2
と、導入されたガスによってプラズマを反応容器1内に
発生させるプラズマ発生手段3とを有し、フッ化炭素系
ガスのプラズマによってシリコンの酸化膜をエッチング
する。プラズマ中で生成される一フッ化炭素ラジカルと
二フッ化炭素ラジカルとの数密度の比が、イオン化エネ
ルギー調整機構を備えた四重極質量分析計50よりなる
測定手段5によって測定され、測定手段5の測定結果に
基づき制御部6がエッチング条件を制御する。
Description
グ装置に関し、特に酸化シリコンを選択エッチングする
ことが可能なプラズマエッチング装置に関する。
ッチングにより微細加工を行うことが必須になった。特
に、絶縁膜であるシリコンの酸化膜をエッチングする工
程は、半導体の高集積化とともに増大する傾向にある。
シリコンの酸化膜をエッチングする場合は、下地が単結
晶シリコンないしは多結晶シリコンである場合が多く、
この時、下地のシリコンを削らずに、酸化膜のみをエッ
チングする必要がある。即ち、選択エッチングが必要と
なる。
ついて、下地Siに対するSiO2の選択エッチングを
例にとって説明する。エッチングに使用されるガスはC
F4等の反応性の高いガスであり、このガスでプラズマ
が形成され、プラズマ中で生成されるラジカルやイオン
がSiO2 と反応することによってエッチングが行われ
る。この場合、実際にはCF4 による重合膜の堆積が、
エッチングに対する競合現象として同時に起こってい
る。
するので、この酸素がエッチング中に解離し重合膜と化
合して揮発性のCO,CO2 ,COF2 分子を形成す
る。従って、SiO2 層のエッチングの場合には上記重
合膜の堆積は生じない。しかし、エッチングがSi層に
達すると、Si層には酸素が存在しないので上記のよう
な重合膜堆積の抑制がされず、重合膜が堆積する。この
際、堆積した重合膜中のフッ素濃度を低下させ高カーボ
ン膜が堆積するようにしておけば、フッ素が重合膜中を
拡散してSiをエッチングしてしまうことが防止され、
SiO2 /Siの高選択性エッチングが達成される。
ようなシリコン酸化物の選択エッチングにおいて、高い
選択性を得るための最適条件を設定することは一般に困
難であった。たとえば、プラズマ形成のための高周波等
の投入エネルギーの密度、プラズマを形成するガスの流
量、プラズマ空間の雰囲気圧力などの一般的な条件を単
に設定しただけでは、シリコン酸化物の高選択エッチン
グを達成することは困難であった。特に最近では高アス
ペクト比のコンタクトホール等のパターンを選択エッチ
ングすることが必要になってきており、深い溝の底部に
おいてシリコン等の下地材料を削らずにシリコン酸化物
をエッチングする必要が生じている。また、最適なエッ
チング条件を設定しても、エッチング処理の最中やエッ
チング処理を繰り返した場合などで反応容器内の条件が
変化し、この結果必要な選択性が得られなくなってしま
う恐れもある。
成されたものであり、シリコン酸化物の選択エッチング
の最適条件を設定して、高選択性が常時得られるような
装置を提供することを目的としている。
め、本願の請求項1記載のプラズマエッチング装置は、
排気系を備えた反応容器と、この反応容器内にフッ化炭
素系ガスを導入するガス導入手段と、導入されたガスに
よってプラズマを反応容器内に発生させるプラズマ発生
手段とを有し、フッ化炭素系ガスのプラズマによってシ
リコンの酸化膜をエッチングするプラズマエッチング装
置において、プラズマ中で生成される一フッ化炭素ラジ
カルと二フッ化炭素ラジカルとの数密度の比を測定する
測定手段と、この測定手段の測定結果に基づきエッチン
グ条件を制御する制御部とを備えている。また同様に上
記目的を達成するため、請求項2記載のプラズマエッチ
ング装置は、請求項1の構成において、反応容器は、当
該反応容器内の圧力を調整する圧力調整器を備え、制御
部は、この圧力調整器に信号を送って二フッ化炭素ラジ
カルに対する一フッ化炭素ラジカルの数密度の比が最大
となるように制御するものであるという構成を有する。
また同様に上記目的を達成するため、請求項3記載のプ
ラズマエッチング装置は、請求項1又は2の構成におい
て、ガス導入手段は、導入するガスの流量を調整する流
量調整器を備え、制御部は、この流量調整器に信号を送
って二フッ化炭素ラジカルに対する一フッ化炭素ラジカ
ルの数密度の比が最大となるように制御するものである
という構成を有する。また同様に上記目的を達成するた
め、請求項4記載のプラズマエッチング装置は、請求項
1,2又は3の構成において、フッ化炭素系ガスに水素
ガス又は水素元素を有するフッ化炭素化合物のガスが混
合されているという構成を有する。また同様に上記目的
を達成するため、請求項5記載のプラズマエッチング装
置は、請求項1,2,3又は4の構成において、ガス導
入手段は、導入するガスの混合比を調整する混合比調整
手段を備え、制御部は、この混合比調整手段を二フッ化
炭素ラジカルに対する一フッ化炭素ラジカルの数密度の
比が最大となるように制御するものであるという構成を
有する。また同様に上記目的を達成するため、請求項6
記載のプラズマエッチング装置は、請求項1,2,3,
4又は5の構成において、測定手段は、反応容器内に存
在する気体の種類とその量を質量分析によって測定する
質量分析計であるという構成を有する。また同様に上記
目的を達成するため、請求項7記載のプラズマエッチン
グ装置は、請求項6の構成において、質量分析計は、四
重極質量分析計であるという構成を有する。また同様に
上記目的を達成するため、請求項8記載のプラズマエッ
チング装置は、請求項7の構成において、四重極質量分
析計は、イオン化エネルギー調整機構を備えているとい
う構成を有する。
ては、フッ化炭素系ガスによってプラズマが形成され、
このプラズマによって生成されたラジカルによってシリ
コン酸化物のエッチングが行われる。この際、プラズマ
中で発生する一フッ化炭素ラジカルと二フッ化炭素ラジ
カルとの数密度の比が測定され、この測定結果に基づい
てエッチング条件が制御される。また特に、請求項4又
は5のプラズマエッチング装置では、上記作用に加え、
水素ラジカルによってフッ素が捕集され、シリコン酸化
物の選択エッチングを助ける。
は、本願発明の実施例のプラズマエッチング装置の構成
を説明する側面概略図であり、図2は、図1のプラズマ
エッチング装置のうちの反応容器の部分の断面概略図で
ある。
気系13を備えた反応容器1と、この反応容器1内にフ
ッ化炭素系ガスを導入するガス導入手段2と、導入され
たガスによってプラズマを反応容器1内に発生させるプ
ラズマ発生手段3と、プラズマ発生手段3が発生させた
フッ化炭素系ガスのプラズマによってエッチングされる
位置に基板10を配置するステージ4と、プラズマ中で
生成される一フッ化炭素ラジカルと二フッ化炭素ラジカ
ルとの数密度(以下、単に密度とする)の比を測定する
測定手段5と、この測定手段5の測定結果に基づきエッ
チング条件を制御する制御部6とから主に構成されてい
る。
プラズマエッチング装置に応用した実施例である。反応
容器1は、ソースチャンバ11と拡散チャンバ12とよ
り構成されており、ソースチャンバ11は拡散チャンバ
12の上に載せられて配置されている。
成された円筒状の部材であり、高周波を効率よく透過さ
せることが可能な材料具体的には石英ガラスで形成され
ている。ソースチャンバ11の寸法形状は、プラズマ発
生手段3の構成や基板10の大きさ、バッチ処理か枚葉
処理かなどによって異なる。例えば直径6インチのウエ
ハを枚葉処理する場合、内径160mmで高さ100m
m程度の円筒状の部分の先端に半径50mm程度の半球
状の部分を設けた寸法形状のソースチャンバ11が採用
される。また、石英ガラスは肉厚は例えば3mm程度で
ある。石英ガラス以外の材質としては、例えばアルミナ
等を使用することができる。
の箱状のものであり、アルミニウム製である。拡散チャ
ンバ12は、上面に円形の開口121を有し、この開口
121に嵌め込められた状態で上記ソースチャンバ11
が配置されている。拡散チャンバ12の大きさは、ソー
スチャンバ11同様、基板10の大きさ等によって異な
るが、同様に直径6インチのウエハを枚葉処理する場
合、高さ200mmで断面の内径が350mm程度の大
きさである。
は、拡散チャンバ12の高さ方向に長い棒状の永久磁石
14が設けられている。図2に示すように、この永久磁
石14は、拡散チャンバ12の外側面に沿って対角上に
配置されている。そして向かい合った各々の永久磁石1
4の内側に向いた表面には同じ極性になっており、隣り
合った各々の永久磁石14の内側に向いた表面には異な
る極性になっている。このように永久磁石14を配置し
ておくことによって、図2に示すようなカスプ磁場が拡
散チャンバ12の側壁内面に沿って形成される。このカ
スプ磁場は、中央のプラズマ領域から飛来する電子が側
壁内面に到達するのを抑制し、この結果、側壁部分への
プラズマの拡散を防止するよう作用し、広い領域にわた
って均一なプラズマを得るのに貢献する。
の側壁には、排気系13の排気管130を接続する排気
用開口12、ガス導入手段2のガス導入用の主配管20
を接続するガス導入用開口123、測定手段5を接続す
る測定用開口124等がそれぞれ形成され、また、基板
10の出し入れを行うための開口にはゲートバルブ15
が設けられている。
は、粗引き用の油回転ポンプや主排気用のターボ分子ポ
ンプ等の排気ポンプ131と、排気ポンプ131と反応
容器1とをつなぐ排気管130と、排気管130による
排気経路上に設けられた圧力調整器としてのバリアブル
オリフィス132等から構成されている。このような排
気系13によって、反応容器1の内部は例えば1×10
-5Torr程度の到達圧力まで排気できるようになって
いる。尚、反応容器1内の圧力を測定する不図示の真空
計が設けられており、その測定信号は後述の制御部6に
送られるようになっている。尚、圧力調整器としてのバ
リアブルオリフィス132は、開口の大きさを変化させ
て排気速度を調整するものである。
スを混合して導入できるよう複数のガス導入系21,2
2から構成されている。各々のガス導入系21,22
は、導入するガスを収容した不図示のガスボンベ21
1,221と、このガスボンベ211,221と反応容
器1内とを繋ぐガス導入用配管212,222と、ガス
導入用配管212,222上に設けられた流量調整器と
してのマスフローコントローラ213,223及び不図
示のフィルタ等から構成されている。これらのガス導入
系21,22は、具体的にはその一つが四フッ化炭素ガ
スのガス導入系21であり、もう一つが水素ガスのガス
導入系22になっている。尚、それぞれのガス導入系2
1,22に設けられたマスフローコントローラ213,
223は、後述する制御部6からの信号によって独立し
て制御されるよう構成されている。このため、ガス導入
手段2が導入する混合ガスの混合比が調整できるように
なっている。即ち、マスフローコントローラ213,2
23は、請求項5の混合比調整手段に相当している。
波プラズマを利用するものであり、プラズマ発生手段3
としては、所定のヘリコン波を導入するものが採用され
ている。即ち、プラズマ発生手段3は、ソースチャンバ
11の周囲に巻かれたコイル状のアンテナ31と、アン
テナ31に供給する高周波電力を発生させるソースプラ
ズマ発生用高周波電源32と、ソースプラズマ発生用高
周波電源32からの高周波の供給経路上に設けられたマ
ッチングボックス33と、ソース磁界を発生させるため
にアンテナ31の周囲に巻かれたソレノイドコイル34
とから主に構成されている。
とプラズマ振動数より低い周波数の電磁波が減衰せずに
プラズマ中を伝搬することを利用するものであり、高密
度プラズマを低圧で形成できる技術として最近注目され
ているものである。プラズマ中の電磁波の伝搬方向と磁
場の方向とが平行のとき、電磁波はある定まった向きの
円偏光となりらせん状に進行する。このことからヘリコ
ン波プラズマと呼ばれている。但し、実際の電磁波の伝
搬形状は、プラズマ空間の条件によって異なり、図1に
示すようなソースチャンバ11内の気体放電プラズマ中
では、ソースチャンバ11の形状寸法等によって決まる
一定のモードのみの電場が形成される。図1に示す構成
では、ソースプラズマ発生用高周波電源32から100
0W程度の高周波がアンテナ31を通して印加され、ソ
レノイドコイル34によって直流磁場が高周波の伝搬方
向と平行に印加されるようになっている。磁場の強さと
しては、ソースチャンバ11の中心付近で100ガウス
程度である。このような構成によって、10mTorr
程度の圧力で1×1012cm-3程度の高密度プラズマが
形成されるようになっている。
されており、ソースチャンバ11の下端からステージ4
までの距離は例えば150mm程度である。このステー
ジ4は、アルミニウム等の金属で形成されており、バイ
アス用高周波電源41がマッチングボックス42を介し
て接続されている。バイアス用高周波電源41がステー
ジ4に与える高周波は、例えば13.56MHzで50
0W程度である。ステージ4上に載置された基板10に
は、このように印加された高周波とプラズマ発生手段3
が形成するプラズマとの相互作用によって100V程度
の自己バイアス電圧が印加される。この自己バイアス電
圧は、プラズマ(≒0V)との間で電界を形成し、プラ
ズマ中のイオンを電界によって引き出すことによって異
方性のエッチングを可能にする。また、ステージ4の表
面を所定の誘電体で覆うことによって基板10をステー
ジ4に静電吸着させるよう動作させることも、この自己
バイアス電圧によって可能になる。尚、本実施例では枚
葉式の装置を取り上げたので、ステージ4には一枚の基
板のみが載置されるが、バッチ式の装置では所定のサセ
プタに複数の基板を配置し、このサセプタをステージ4
上に配置するようにする。また、ステージ4には、必要
に応じて水冷機構等が付設される。
器1の側方に設けられている。拡散チャンバ12の側壁
に設けられた測定用開口124には、外方に延びる短い
管状のフランジ125がこの設けられており、このフラ
ンジ125に測定手段5が取り付けられている。
極質量分析計(Quadrupole Mass Sp
ectrometer,以下QMSと略す)50が採用
されている。QMSは、測定空間の残留ガスを分析する
ために開発されたもので、対角上に平行に配置した四本
の円柱状の電極(以下、四重極電極)51の間にイオン
化させた所定の粒子のみを通過させるようにして測定す
るものである。四重極電極51の手前には、測定する粒
子をイオン化させるための後述するイオン化部500が
配置されている。QMS50に入射した粒子は、イオン
化部500によってイオン化した後、四重極電極51に
よって囲まれた通路内に進入する。そして、所定のイオ
ン化粒子のみが四重極の間を通過できるようになってい
る。四重極電極51を通過した位置には、二次電子倍増
管等の検出素子501が配置されており、通過したイオ
ン化粒子は検出素子によって検出されそのイオン化粒子
の量が測定される。四重極電極51の部分を通過できる
イオン化粒子は、四重極電極51に与えられる双曲線電
界の大きさに応じた所定のM/e(Mは質量,eは電荷
量)を有するもののみであり、双曲線電界の大きさを制
御することによって通過させるイオン化粒子を選択する
ことができる。このようなQMS50としては、例えば
日電アネルバ株式会社製四重極質量分析計の型式360
が採用可能である。
ギー調整機構を備えている。図3は、図1のQMS50
におけるイオン化エネルギー調整機構の説明図であり、
QMSにおけるイオン化部500の構成の概略を示した
ものである。図1に示すイオン化部500は、四重極電
極51への入射位置の手前に配置されたものであり、測
定粒子をイオン化させるための電子を放出するフィラメ
ント52と、フィラメント52から放出される電子を加
速する電子加速電極53と、イオン化した粒子を四重極
電極53で囲まれた空間に加速して入射させるためのイ
オン加速電極54とから主に構成されている。
であり、タングステン等の材料で構成され、フィラメン
ト通電用電源521が接続される。電子加速電極53
は、四重極電極51で囲まれた空間の中心軸(以下、単
に中心軸)と同軸上に配置された円筒かご状の電極本体
531と、この電極本体531を保持した円管状の電極
支持板532とから構成されている。電極支持板532
には、イオン化エネルギー調整用電源533が接続され
ている。イオン加速電極54は、電子加速電極53の電
極支持板532と同様な円環状の部材であり、中心軸と
同軸上に配置されている。このイオン加速電極54に
は、イオン加速用電源541が接続されている。イオン
加速用電源541は、負の直流電位をイオン加速電源に
与えるものであり、正の直流電位が与えられる電子加速
電極53の電極支持板531との間で電界が形成され、
この電界によってイオンが加速されるようになってい
る。尚、このイオン加速電極54と四重極電極51との
間には、スリット電極55が同様に同軸上に配置されて
いる。このスリット電極55は、接地されている。
ィラメント52から放出された電子は電子加速電極53
によって加速され、中心軸に向けて飛行する。QMSに
入射した測定粒子は、電子加速電極53の円筒かご状の
電極本体531の内部に達すると、この電子によってイ
オン化される。イオン化された測定粒子は、イオン加速
電極54による電界によって加速され、四重極電極51
で囲まれた空間に達する。そして、前述の通り所定のイ
オン化粒子のみが四重極電極51の部分を通過して検出
される。上記構成において、イオン化エネルギーを調整
する場合には、電子加速電極53に接続されたイオン化
エネルギー調整用電源533の出力電圧を調整する。こ
れにより、電子の加速エネルギーが調整され、後述のよ
うな所定のラジカルのみを選択した測定が可能となる。
0は、サンプリングオリフィス56、不要荷電粒子除去
機構及びQMS排気系57等とともに設けられている。
サンプリングオリフィス56及びQMS排気系57は、
QMS50内の圧力を低く維持するために設けられたも
のである。QMS50内の圧力は10-6Torr程度以
下に保持する必要があり、拡散チャンバ12内の圧力が
これよりも高い場合には、QMS50の内部を作動排気
する必要がある。サンプリングオリフィス56は、前述
したフランジ125の端面に配置されており、オリフィ
ス開口の大きさは0.5mm程度である。測定粒子は、
このオリフィス開口を通ってQMSに入射するようにな
っている。尚、拡散チャンバ12の側壁からサンプリン
グオリフィス56までの距離は6cm程度となってい
る。また、QMS50に設けられたQMS排気系57
は、粗引き用の油回転ポンプ及び主排気用のターボ分子
ポンプ等を備え、4×10-8Torr程度の到達圧力ま
で排気できるよう構成されている。
6及び不要荷電粒子除去機構58についてさらに詳しく
説明する。図4は、図1の装置に採用されたサンプリン
グオリフィス及び不要荷電粒子除去機構の詳細を説明す
る断面概略図である。サンプリングオリフィス56は、
図3に示すように、フランジ125の端面に取り付けら
れたオリフィス561板と、オリフィス板561の開口
をさらに小さくするためにオリフィス板561の外面に
設けられた補助オリフィスシート562とから構成され
ている。そして、補助オリフィスシート562のオリフ
ィス孔が前述の通り直径0.5mm程度となっている。
サンプリングオリフィス56の外側に設けられている。
不要荷電粒子除去機構58は、測定粒子の引き出し方向
に垂直になるように前後に配置した一対の金属メッシュ
581,582と、この一方の金属メッシュ581に所
定の正の電位を付与する正の直流電源583及び他方の
金属メッシュ582に所定の負の電位を付与する負の直
流電源584とから構成されている。正の直流電源58
3及び負の直流電源584が付与する電位は、例えばそ
れぞれ+30V,−30Vとされる。尚、一対の金属メ
ッシュ581,582の間隔は1mm程度、サンプリン
グオリフィス56から手前側の金属メッシュ581まで
の距離は2mm程度に設定されている。また、各々の金
属メッシュ581,582は、開口が200μm程度
で、材質としてはステンレスが使用されている。プラズ
マ中で形成された電子やイオンは、上述のような正負の
電位が与えられる一対の金属メッシュ581,582の
部分で押し返され、QMSへ不要に入射してしまうこと
が防止される。
って一フッ化炭素ラジカルと二フッ化炭素ラジカルとの
密度の比(以下、CF1 /CF2 ラジカル密度比)を測
定することが特徴点の一つになっている。このような構
成は、「シリコン酸化物の選択エッチングの最適条件を
設定する」という本願発明の目的に密接に関連してい
る。最近発表された論文では、総ガス流量を最適化する
ことによりSiO2 /Siのエッチング選択性を最大化
できることが報告されている(Jpn. J. Appl. Phys. Vo
l.33(1994)pp.2139-2144)。しかし、この実験におい
て、選択性を最大化させた総ガス流量の条件下では、S
iO2 層のエッチング中に重合膜が堆積してしまい、S
iO2 のエッチングが停止してしまったことが報告され
ている。
いて、プラズマ中のラジカルのバランスが影響している
のではないかと考えたのである。つまり、プラズマ中に
はフッ化炭素ガスから生成されるラジカルが数種類存在
するが、これらのラジカルが高カーボン重合膜堆積に対
して及ぼす影響は一様ではなく、特定のラジカルが高カ
ーボン重合膜堆積に主要な役割を果たすのではないかと
考えたのである。カーボン重合膜堆積に主要な役割を果
たすと想定されるのは、フッ素含有量の低いラジカル即
ち、CF1 ,CF2 ,CF3 等であると考えられる。そ
こで、上記ような装置を使用して、プラズマ中でCF
1 ,CF2 ,CF3 がどのようなバランスで生成されて
いるかを測定する実験を行った。この実験の結果、CF
1 ,CF2 各ラジカルの密度比を測定して、それを最大
にするようにしておくことが最良であることが判明した
のである。
者が行った実験の結果について説明する。測定手段5に
採用されたQMS50の出力は、四重極電極51の部分
を通過したイオンによる電流であるが、この電流値の比
をそのままとってみても、CF1,CF2 ,CF3 の密
度が分かる訳ではない。これらの分子のイオン化断面積
が異なるからである。イオン化断面積とは、ある空間に
数密度Nの分子が存在し、ある空間中をある粒子が1c
m飛行する際に分子に衝突する回数のうち衝突によって
イオン化する回数TとしたときのQ/Tのことであり、
イオン化が起こる確率を表している。イオン化断面積は
分子の数密度Nに依存するが、通常は0℃1Torrに
おける値を指している。
ー(E)の関数であり、I(E)と表せる。また、上記
イオン化断面積σもイオン化エネルギー(E)の関数で
ありσ(E)となる。このI(E)およびσ(E)、そ
して、イオンの密度nの間には、以下のような関係があ
ることが知られている。 I(E)=α β σ(E)n 上式において、αとβは測定機器の構造からくる比例定
数である。このうち、αは、サンプリングオリフィス5
6の排気コンダクタンスからくるものであり、M1/2
(M:ラジカルの質量)に比例している。βは、QMS
の質量依存性の感度要因と適用された電気技術上の要因
とに依るものである。またイオン化断面積σ(E)は、
CF3 についてはWentzelによって報告されたσ
i=4.93x10-18cm2の値が使用できる(R.C.Wetzel, F.A.
Baiocchi and R.S.Freund: Abstr.37th Gaseous Electr
onics Conf., Boulder Co.,(1984))。しかし、CF2
とCF1 のイオン化断面積についてはまだ知られていな
いため、これらの値は、既知の値である上記CF3 のイ
オン化断面積σi の値とCe Maらによって報告され
たCF4 のCF3 への解離イオン化断面積σdiの値(σ
di=8.84×10-1 /2cm2(25eV),Ce Ma, M.
R.Bruce and R.A.Bonham:Phys. Rev. A44(1991)2921)
から推定して求める。これは、E1',E2',E3'をそれ
ぞれCF1 ,CF2 ,CF3 のイオン化臨界エネルギー
としたとき、CF2 ラジカル(又はCF1 ラジカル)か
らCF2 +イオン(又はCF1 +イオン)へのイオン化断面
積は、同じ断面積の大きさを持つイオン化臨界エネルギ
ーE3'からイオン化臨界エネルギーE2'(又はE1')へ
のシフトにより得られる値に殆ど等しいとの想定に基づ
くものである。
S出力から各ラジカルの密度を算出される。 [CF3]=5.24x1023・(Ion(13.0eV)-6.00x10-11)[cm-3] [CF2]=2.34x1023・(Ion(13.0eV)-6.80x10-12)[cm-3] [CF1]=3.01x1024・(Ion(13.0eV)-1.40x10-11)[cm-3] 上記各式において、QMS出力Ionから、6.00x10-11,
6.80x10-12,1.40x10- 11の値をそれぞれ引いているの
は、QMS内で照射される電子ビームにより発生するイ
オンによる誤差分を取り除くためである。即ち、QMS
が検出する例えばCF3 イオンの電流値は、プラズマに
よって生成された目的とするCF3 ラジカルのイオンに
よる電流の他、QMS内での電子ビームの照射によって
親分子であるC4F8から直接イオン化されたCF3 イオ
ンによる分も含まれる。従って、QMS出力をそのまま
用いると、このようなプラズマ空間に実際には存在しな
いCF3 まで数に数えることになってしまうからであ
る。このようなQMS内で発生するCF3 イオンによる
電流値は、放電をオフにしてプラズマを解消した状態の
QMS出力に等しい。そのため、この放電をオフにした
状態でのQMS出力の値を、放電をオンにしてプラズマ
を形成した状態でのQMS出力(Ion) から引いているの
である。
ルギーEEについては、特別な注意が必要である。とい
うのは、測定空間に存在するCF1 ,CF2 ,CF3 の
各分子のうち、これらの分子のラジカルのみをイオン化
させなければならず、基底状態にある分子をイオン化さ
せたり、また基底状態にある分子を励起してラジカルに
しまったりすることがないようにしておかなければなら
ない。イオン化エネルギーを増加させた際のQMSの出
力電流の立ち上がりから、CF1 ,CF2 ,CF3 の各
ラジカルのイオン化エネルギーのしきい値は、それぞれ
10.8eV,12.5eV,11.2eVであると判
断される。一方、13.8eVのエネルギーにより、C
2F4のビラジカルからCF1 のラジカルが生成されてし
まう。従って、使用可能なイオン化エネルギーは、1
2.5eVより大きく13.8eVより小さいエネルギ
ーであり、13.0eV程度のエネルギーが好適に採用
される。
られたQMSの出力電流の値から上記計算に従って算出
した各ラジカルの密度をグラフ化したものである。ま
ず、図5は、C4F8中の水素ガス濃度をパラメーターと
した各ラジカルの密度の測定結果を示した図である。図
5から分かる通り、CF1 ,CF2 ,CF3の各ラジカ
ルの総量は、水素濃度が増加するに従って即ちC4F8を
より希釈化するに従って減少している。しかしながら、
CF1 の減少の度合いは、CF2 のそれより大きいよう
に見える。CF1 ラジカルは、容器の内壁への重合膜の
堆積に部分的に使用されるようである。CF3 ラジカル
密度は小さい値に保たれ、めぼしい変化を示していな
い。
た場合のCF1 ,CF2 ,CF3 の各ラジカルの密度の
測定結果を示した図である。図6から分かる通り、CF
1 ラジカル密度及びCF2 ラジカル密度ともに、全圧力
の増加即ちガス分子の総量の増加に伴って増加してい
る。この図6で注目されるべきは、CF1 /CF2 ラジ
カル密度比が10mTorr付近において最大値を示し
ていることである。また図7は、高周波電力をパラメー
ターとした場合のCF1 ,CF2 ,CF3の各ラジカル
の密度の変化を示した図である。図7から分かるよう
に、高周波電力を増大させると、C4F8のみあるいは3
0%の水素を添加したいずれの場合も、CF2 ラジカル
が減少するのと対照的に、CF1 は険しく上昇する。こ
のCF1 の上昇は、CF2 の解離から生じたものと考え
られる。なお、図6及び図7におけるCF3 ラジカル密
度は低く、同様に変化していない。
のエッチングをシミュレーションするため、特にそのよ
うなエッチングにおける水素添加の効果を確かめるため
になされた実験の説明図である。具体的には、図4に示
すようなサンプリングオリフィス56の内側に、溝をシ
ミュレートした細管563を配置して実験を行った。細
管563は、コンタクトホール等のアスペクト比の変更
に相当するものとして、10mmから30mmの長さの
異なるものが用意され、これらをロードロックシステム
を経由して取り替えて実験は行われた。これらの細管5
63は、石英製で内径が1.5mm程度のものである。
尚、図8に示すように、細管563の先端はオリフィス
孔を臨むオリフィス板561の開口内に位置しており、
細管563の先端とオリフィス板561の開口との間に
はシリコンラバーよりなるシール材564が介在されて
いる。
のアスペクト比をパラーメーターとした場合のCF1 ,
CF2 ,CF3 の各ラジカルの密度の測定結果を示した
図である。C4F8のみの場合、細管563の長さ即ちア
スペクト比を増加させると、CF2 ラジカル密度は殆ど
急落を見せていない。これに対し、CF1 ラジカル密度
は急激に低下した。これは、CF2 ラジカルの活性は低
くて重合膜の堆積に貢献しないこと、及び、CF1 ラジ
カルが重合膜堆積の主要な前駆体であることを意味して
いる。しかしながら、30%の水素を添加した場合、ア
スペクト比の増加に対するCF1 ラジカルの減少の度合
いは、C4F8のみの場合に比べ緩やかである。同時にC
F2 ラジカル密度は変化していない。この結果から、細
管563の内面(コンタクトホールの内壁面に相当)へ
のCF1 の付着確率は、水素の存在下減少するようであ
る。
ズムをさらに詳しく調べるため、シリコン基板をプラズ
マ中に晒す実験を行った。基板には、−20eVの浮遊
電位又は−300Vの自己バイアス電圧(Vdc)が与え
られた。この自己バイアス電圧は、いわゆるイオン衝撃
法の効果を確認するためのものである。これは、自己バ
イアス電圧によってプラズマ中の正イオンが基板に衝突
し、この衝突のエネルギーによって膜堆積が促進される
効果のことである。自己バイアス電圧は、前述したバイ
アス用高周波電源41が与える高周波電力とプラズマと
の相互作用によって与えれる。また一方、導入するガス
はC4F8のみ又はC4F8+30%H2 とした。
る。図10は、上記のように形成されたプラズマに3分
間晒されたシリコン基板の表面をX線電子分光法(XP
S)により測定した結果を示すものである。図10に示
すように、C4F8のみのプラズマでは、C−Cのピーク
の隣りにCF1 、CF2 及びCF3 のピークが観察さ
れ、これらのフッ化炭素による重合膜が形成されている
ことが分かる。また、C4F8の場合には、浮遊電位(−
20eV)と自己バイアス電圧(−300V)との間で
ピークの状態は大きな変化を示していない。一方、C4
F8+30%H2 のプラズマによると、C−Cの高いピ
ークが観察され、高カーボン重合膜が形成されているこ
とが分かる。特に、自己バイアス電圧を印加した場合だ
けでなく浮遊電位に保持しただけの場合でさえ高カーボ
ン重合膜が形成されることが示されている。これらの結
果は、高カーボン重合膜の形成には、イオン衝撃は特に
影響を及ぼさず、ガス組成が重要な要因であることを示
している。
コンタクトホールのような深い溝の底面のシリコン表面
においても堆積するかどうかを確かめるたために行われ
た実験について説明する。表面に堆積した膜の分析は、
図10の実験例と同様に、XPSによって行われた。但
し、底部表面は非破壊的に検出することが困難であるの
で、ある模擬実験が行われた。
けた板状の部材(以下、細孔プレート)をシリコン基板
の上に配置し、次にこの細孔プレートでマスクされたシ
リコン基板の表面をプラズマに晒してエッチングし、最
後にプレートを取り除いてシリコン基板の表面をXPS
で測定するようにした。用いられた細孔プレートとして
は、市販のHAMAMATSU:J5022−11が使
用された。図10の実験と同様に、基板上の細孔プレー
トには、バイアス用高周波電源41によって自己バイア
ス電圧Vdcが与えられた。ただ、ヘリコン波プラズマの
ような高密度プラズマ中では、短いデバイ長による高い
シース容量のため、Vdcを印加するのは困難である。1
00kHzの高周波が印加されたステージ4に高いVdc
を印加するため、細孔プレートが配置されたエリアを除
いて厚い重合膜でステージの表面を被うことにより、ス
テージの表面エリアを減少させ、これによって−300
VのVdcを細孔プレートに印加した。
のが、図11である。図11中、横軸は重合体の束縛エ
ネルギー、縦軸はXPSの光電流強度である。図11
中、下側の(a)がC4F8のみのガスの場合、(b)が
C4F8+30%H2 のガスの場合の結果をそれぞれ示
す。図11から分かる通り、30%水素添加の場合、フ
ッ素の混入の僅かなで高カーボン重合膜がシリコン表面
を厚く被った。C4F8のみの場合、シリコン表面の重合
膜からはCFx(x=1-3)のピークが観察され、高い濃度で
フッ素混入があったことを示している。
プレートをマスクにしてエッチングを試みたシリコン基
板の表面の状態を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し
た結果を示す図である。このうち(a)がC4F8のみの
ガスを使用した場合、(b)がC4F8+30%H2 のガ
スを使用した場合の結果をそれぞれ示している。図12
(a)(b)にはそれぞれシリコン表面への重合膜の堆
積が示されているが、(a)の場合、重合膜を除去する
と、シリコン表面がエッチングされて削られていること
が確認された。一方、(b)の場合、重合膜を除去する
と平坦なシリコン表面が現れ、重合膜中の材料によるエ
ッチングは行われていないことが確認された。(a)の
場合のシリコンのエッチングは、シリコン表面に堆積し
た重合膜が多量のフッ素を含んでいるために生じたもの
である。また、C4F8+30%H2 の条件における高カ
ーボン薄膜の生成は、水素ラジカルが深いホールを通り
抜けて底部表面にまで達することを示している。
に対する総ガス流量の条件の影響度を調べるための実験
について説明する。図13は、総ガス流量をパラメータ
ーとしてエッチング条件を調べた結果の図である。図1
3(a)は、総ガス流量をパラメーターとした場合のS
iO2 ,Siエッチング速度と選択性の変化を、(b)
は同じく総ガス流量をパラメーターとした場合のC
F1,CF2,CF3 の各ラジカル密度の変化を、(c)
は同じく総ガス流量をパラメーターとした場合のC−C
/FのXPS光電流強度比を、それぞれ示している。
尚、これらの実験は前述した細孔プレートを使用した方
法と同様な方法で行われた。
減少した場合のシリコンのエッチング速度の増加は、高
密度プラズマ中へのHFの滞留時間が増加してHFの再
解離が促進されたためと理解される。また、SiO2 の
エッチング速度は40sccmの総ガス流量において最
大値を持っており、これ以上総ガス流量を増加させると
逆にエッチング速度は減少する。これは、あまりにガス
の量が多くなるため、SiO2 表面上においても厚い重
合膜の堆積が避けられなくなったためと考えられる。ま
た、図13(b)において、CF1 とCF2 の双方のラ
ジカル密度とも、総ガス流量を増加させると増加したけ
れども、CF1 /CF2 ラジカル密度比は点線で描かれ
たように40sccm付近で最大値を持った。また、図
13(c)において、C−C/FのXPS光電流強度比
は、大体40sccmの総ガス流量の条件で最大値を示
している。これは、この流量条件において最もカーボン
含有率の高い即ちフッ素含有率の少ない重合膜が得られ
ることを示している。
から特筆すべきことは、(b)においてCF1 /CF2
ラジカル密度比を得た総ガス流量値(40sccm付
近)と殆ど同じ総ガス流量値において(c)のC−C/
FのXPS光電流強度比も最大値を示していることであ
る。さらに、この総ガス流量値付近において(a)中の
SiO2 のエッチング速度も最大値を得ている。これら
の事実は、CF1 /CF2 ラジカル密度比が最も高くな
る流量でガスを流すようにしておけば、シリコン表面に
堆積する重合膜の炭素含有率が最も高くなり、SiO2
のエッチング速度も最も速くできることを意味してい
る。
択性のデータからは、70sccm付近で選択性が最大
値を取っているので、この流量条件の方が有利なように
思える。しかし、わずかに流量が増えた80sccm付
近においてSiO2 のエッチング速度がゼロ(エッチン
グ停止)になってしまっており、この条件は非常に危険
である。これに対し、上述した総ガス流量40sccm
程度の条件では、最も高いSiO2 のエッチング速度が
得られるとともにSiO2 /Si選択性も20程度と充
分な値が得られる。
「CF1 /CF2 ラジカル密度比」に着目してシリコン
酸化物の選択エッチングを行うのは、以上のような実験
結果の評価に基づくものである。つまり、上述したよう
に、「CF1 /CF2 ラジカル密度比」を測定して、こ
れが最大値を取るようにエッチング条件を制御すること
で、シリコン酸化物のエッチング速度を損なうことなく
充分な選択性が可能になるのである。
について説明する。エッチング条件を制御する制御部6
は、上記測定手段5からの信号が入力される入力部61
と、入力部61からの信号を処理して所定の演算を行う
演算処理部62と、演算結果等を記憶する記憶部63
と、演算処理部62の演算結果に基づいて制御信号を出
力する出力部64等から主に構成されている。また、制
御部6には、反応容器1に設けられた不図示の真空計の
測定信号及びガス導入手段2に設けられた不図示の流量
計の測定信号が入力されるよう構成されている。
号であるため、入力部61は所定のA/D変換回路を含
んでいる。演算処理部62は、入力部61からの信号を
演算処理してCF1 /CF2 ラジカル密度比を逐次算出
し、CF1 /CF2 ラジカル密度比が最大となった圧力
値やガス流量値等のエッチング条件のデータを記憶部6
3に記憶するよう構成されている。出力部64は、記憶
部63に記憶されたエッチング条件に基づき、圧力調整
器としてのバリアブルオリフィス132や流量調整器と
してのマスフローコントローラ213,223等に制御
信号を送るよう構成されている。
密度比を測定してのエッチング条件の制御の他、装置の
各部分の動作を制御する制御手段の役割も兼ねている。
その他、図1の装置は、ゲートバルブ15を通して基板
を出し入れする基板搬送系7や、エッチング終了すべき
タイミングを検出する不図示のエッチング終点検出機構
等が設けられている。
エッチング装置の動作について説明する。基板搬送系7
は、シリコン酸化物が表面に形成された基板10をゲー
トバルブ15を通して拡散チャンバ12内に搬入し、ス
テージ4上に載置する。ゲートバルブ15が閉じて排気
系13が動作し、拡散チャンバ12内を1×10-5To
rr程度まで排気する。次に、ガス導入手段2が動作し
て、CF4/H2の混合ガスを50sccm程度の流量で
拡散チャンバ12内に導入する。導入された混合ガス
は、ソースチャンバ11内に拡散しソースチャンバ11
内を満たす。排気系13に設けられたバリアブルオリフ
ィス132を調整して、反応容器1内の圧力を10mT
orr程度とする。並行してQMS排気系57も動作し
ており、QMS50の内部が1×10-5Torr程度と
なるよう排気する。
ソースプラズマ発生用用高周波電源32からアンテナ3
1に高周波が送られ、アンテナ31からソースチャンバ
11内に導入される。導入された高周波は、ソースチャ
ンバ11内に存在する混合ガスを電離させてプラズマを
形成し、このプラズマ中においてCF1 ,CF2 ,CF
3 等のラジカルが生成される。生成されたラジカルは、
拡散チャンバ12内に拡散して基板10に達し、基板1
0の表面のシリコン酸化物をエッチングする。そして、
不図示のエッチング終点検出機構がエッチング終了のタ
イミングを検出すると、プラズマ発生手段3及びガス導
入手段2の動作が停止し、排気系13が再び反応容器1
内を排気した後、基板搬送系7が基板10を反応容器1
から取り出す。
る「CF1 /CF2 ラジカル密度比を最大化させる制
御」について説明する。「CF1 /CF2 ラジカル密度
比を最大化させる制御」は幾通りか考えられるが、基本
的には、CF1 /CF2 ラジカル密度比を測定して最適
なエッチング条件を見いだして記憶し、その条件を再現
してエッチング処理を行うものである。具体的には、エ
ッチング処理の前やエッチング処理の合間にCF1 /C
F2 ラジカル密度比の測定を行う。即ち、必要に応じて
ダミーの基板をステージ4上に載置して前述と同様にガ
スを導入してプラズマを形成し、プラズマ中で生成され
たCF1 及びCF2 のラジカルを前述のように測定す
る。そして、測定結果を制御部6に送ってCF1 /CF
2 ラジカル密度比が最大となる圧力値や流量値を算出す
る。
大となる圧力値を算出する場合、制御部6から圧力調整
器としてのバリアブルオリフィス132に信号を送って
反応容器1内の圧力を例えば5〜20mTorr程度の
範囲で変化させ、その際のCF1 ,CF2 の各ラジカル
の密度を逐次算出する。そして、CF1 /CF2 ラジカ
ル密度比が最大値を持ったと判断される圧力値を、制御
部6内に設けられた記憶部63に記憶する。尚、もしそ
の圧力範囲内で最大値を持たなかった場合、変化させる
圧力範囲を広くしたりずらしたりして再度測定及び算出
を行うようにする。
制御部6から流量調整器としてのマスフローコントロー
ラ213,223に信号を送って例えば10〜100s
ccm程度の範囲で流量を変化させ、その際のCF1 /
CF2 ラジカル密度比を逐次算出してCF1 /CF2 ラ
ジカル密度比が最大値となる流量値を求め、これを記憶
部63に記憶する。さらに、混合比も同様であって、マ
スフローコントローラ213,223に信号を送って混
合比を変化させ、CF1 /CF2 ラジカル密度比が最大
値となる混合比を求めて記憶部63に記憶する。
値,混合比等のデータに基づき、本番のエッチング処理
においてCF1 /CF2 ラジカル密度比が最大となるエ
ッチング条件を再現する。即ち、前述のように基板をス
テージ4上に配置して排気系13及びガス導入手段2を
動作させる。その際、制御部6は、記憶部63に記憶さ
れた圧力値や流量値、混合比等のデータを読み出し、そ
のような圧力値,流量値,混合比等になるように、圧力
調整手段としてのバリアブルオリフィス132や流量調
整器及び混合比調整器としてのマスフローコントローラ
213,223に信号を送って制御する。これによって
CF1 /CF2 ラジカル密度比が最大となる最適エッチ
ング条件が再現され、前述の通りシリコン酸化物の高選
択エッチングが可能となる。
のエッチングの際、反応容器1に設けられた不図示の真
空計によって反応容器1内の圧力をフィードバック制御
すると好適である。即ち、真空計の測定値を制御部6に
送り、最適エッチング条件を達成する圧力値になるよう
に制御部6がバリアブルオリフィス132をフィードバ
ック制御するようにする。これによって、外乱等により
最適エッチング条件が満足されなくなることが防止され
る。同様に、ガス導入手段2に設けられた不図示の流量
計の測定値を制御部6に送り、上記記憶されたガス流量
になるようにマスフローコントローラ213,223を
フィードバック制御すると好適である。さらに、エッチ
ング処理中にCF1 /CF2 ラジカル密度比を算出し
て、その値が上記エッチング処理の前や合間に測定され
た値と比較して、CF1 /CF2 ラジカル密度比が予定
された最大値になっているかどうかをモニターするよう
にしてもよい。
2 ラジカル密度比を最大化させるエッチング条件は、経
時的に変化する場合がある。例えば、図1の装置で高周
波を13.56MHz1000Wとし、ガスをCF4 +
50%のH2 のガスを50sccmの流量で導入したエ
ッチング条件では、当初は10mTorrの圧力でCF
1 /CF2 のラジカル密度比が最大になったが、180
秒程度の同様なエッチング処理を5回程度繰り返した後
では、CF1 /CF2 ラジカル密度比の最大値は低圧側
にシフトし、7mTorr付近で最大となった。この原
因は必ずしも明確ではないが、エッチングを繰り返すこ
とによって反応容器1の内壁面に重合膜が形成され、こ
の重合膜からCF2 やCF3 等のフッ化数の高い分子が
放出されたか、もしくは重合膜によってそのようなフッ
化数の高い気体ガス分子の内壁面での損失が低減された
かに起因しているものと予想される。いずれにしろ、こ
のようにCF1 /CF2 ラジカル密度比は経時的に変化
する場合があるので、上述のようにエッチング処理の前
やエッチング処理の合間にCF1 及びCF2 の各ラジカ
ル密度を測定し、CF1 /CF2 ラジカル密度比を最大
化させるエッチング条件を頻繁に見い出しておくことは
非常に重要である。
極質量分析計(QMS)を採用したが、これに限られる
ものではなく、タンデム型質量分析計、飛行質量分析計
(TOF)等の他の質量分析計も採用可能である。た
だ、QMSは小型で測定動作が簡便であり、本願発明の
実施に最も適しているといえよう。また、プラズマ発生
手段3としては、前述したヘリコン波プラズマを形成す
るもの以外にも、ECR(Electron Cycr
otron Resonance,電子サイクロトロン
共鳴)放電を利用したプラズマ発生手段、放電空間の容
量で高周波回路を結合した容量結合型のプラズマ発生手
段、反応容器の周囲に配置した高周波コイルや反応容器
内に挿通した高周波アンテナを使用したプラズマ発生手
段、さらには直流二極放電を利用するプラズマ発生手段
等が採用可能である。
にH2 を添加したガスが使用されたが、CF4 にCHF
3 等のフッ化炭化水素化合物のガスを添加するようにし
てもよいし、CHF3 等のフッ化炭化水素化合物のみを
使用してもよい。尚、「フッ化炭素系ガス」としては、
このようなフッ化炭化水素化合物のガスの他、C2F6,
C3F8,C4F10 ,CH2F2,CH3F ,C2HF5,C
2H2F4 等が挙げられる。また、エッチング処理を施す
基板10としては、LSIを製作する際の半導体ウエハ
や液晶ディスプレイを製作する際の液晶基板等が想定さ
れる。
4又は6の発明によれば、CF1 /CF2 ラジカル密度
比の測定結果に基づいてエッチング条件が制御されるの
で、シリコン酸化物の高選択エッチングが常時可能とな
る。また、請求項2の発明によれば、上記請求項1,4
又は6の効果に加え、選択エッチングが最適化される条
件で反応容器内の圧力がフィードバック制御されるの
で、反応容器内の圧力が外乱によって変化した場合でも
高選択エッチングを維持することが可能となるという効
果が得られる。また、請求項3の発明によれば、上記請
求項1,2,4又は6の効果に加え、選択エッチングが
最適化される条件でガス流量がフィードバック制御され
るので、ガス流量が外乱によって変化した場合でも高選
択エッチングを維持することが可能となるという効果が
得られる。また、請求項5の発明によれば、上記請求項
1,2,3,4又は6の効果に加え、選択エッチングが
最適化される条件でガスの混合比がフィードバック制御
されるので、混合比が外乱によって変化した場合でも高
選択エッチングを維持することが可能となるという効果
が得られる。また、請求項7の発明によれば、上記請求
項6の効果に加え、小型で測定動作が簡便なQMSが使
用されるので、装置全体の小型化及び測定系の構成の簡
素化に寄与するという効果が得られる。さらに、請求項
8の発明によれば、上記請求項7の効果に加え、イオン
化エネルギー調整機構を備えているので、必要なラジカ
ルのみを精度よく抽出して測定することが可能となり、
測定結果を使用した制御の精度向上に貢献するという効
果が得られる。
構成を説明する側概略面図である。
応容器の部分の断面概略図である。
機構の説明図であり、QMSにおけるイオン化部の構成
の概略を示したものである。
ス及び不要荷電粒子除去機構の詳細を説明する断面概略
図である。
重極質量分析計よりなる測定手段で測定した結果の図で
あって、C4F8中の水素ガス濃度をパラメーターとした
各ラジカルの密度の測定結果を示した図である。
F2,CF3 の各ラジカルの密度の測定結果を示した図
である。
F1,CF2,CF3 の各ラジカルの密度の測定結果を示
した図である。
をシミュレーションするため、特にそのようなエッチン
グにおける水素添加の効果を確かめるためになされた実
験の説明図である。
合のCF1,CF2,CF3 の各ラジカルの密度の変化を
示す図である。
面をX線電子分光法(XPS)により測定した結果を示
すものである。
行った実験の結果を示した図である。
にしてエッチングを試みたシリコン基板の表面の状態
を、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察した結果を示す
図である。
件を調べた結果の図である。
極質量分析計(Quadrupole Mass Sp
ectrometer,以下QMSと略す)50が採用
されている。QMSは、測定空間の残留ガスを分析する
ために開発されたもので、対角上に平行に配置した四本
の円柱状の電極(以下、四重極電極)51の間にイオン
化させた所定の粒子のみを通過させるようにして測定す
るものである。四重極電極51の手前には、測定する粒
子をイオン化させるための後述するイオン化部500が
配置されている。QMS50に入射した粒子は、イオン
化部500によってイオン化した後、四重極電極51に
よって囲まれた通路内に進入する。そして、所定のイオ
ン化粒子のみが四重極電極51の間を通過できるように
なっている。四重極電極51を通過した位置には、二次
電子倍増管等の検出素子501が配置されており、通過
したイオン化粒子は検出素子によって検出されそのイオ
ン化粒子の量が測定される。四重極電極51の部分を通
過できるイオン化粒子は、四重極電極51に与えられる
双曲線電界の大きさに応じた所定のM/e(Mは質量,
eは電荷量)を有するもののみであり、双曲線電界の大
きさを制御することによって通過させるイオン化粒子を
選択することができる。このようなQMS50として
は、例えば日電アネルバ株式会社製四重極質量分析計の
型式360が採用可能である。
ギー調整機構を備えている。図3は、図1のQMS50
におけるイオン化エネルギー調整機構の説明図であり、
QMSにおけるイオン化部500の構成の概略を示した
ものである。図1に示すイオン化部500は、四重極電
極51への入射位置の手前に配置されたものであり、測
定粒子をイオン化させるための電子を放出するフィラメ
ント52と、フィラメント52から放出される電子を加
速する電子加速電極53と、イオン化した粒子を四重極
電極51で囲まれた空間に加速して入射させるためのイ
オン加速電極54とから主に構成されている。
0は、サンプリングオリフィス56、不要荷電粒子除去
機構及びQMS排気系57等とともに設けられている。
サンプリングオリフィス56及びQMS排気系57は、
QMS50内の圧力を低く維持するために設けられたも
のである。QMS50内の圧力は10−6Torr程度
以下に保持する必要があり、拡散チャンバ12内の圧力
がこれよりも高い場合には、QMS50の内部を差動排
気する必要がある。サンプリングオリフィス56は、前
述したフランジ125の端面に配置されており、オリフ
ィス開口の大きさは0.5mm程度である。測定粒子
は、このオリフィス開口を通ってQMS50に入射する
ようになっている。尚、拡散チャンバ12の側壁からサ
ンプリングオリフィス56までの距離は6cm程度とな
っている。また、QMS50に設けられたQMS排気系
57は、粗引き用の油回転ポンプ及び主排気用のターボ
分子ポンプ等を備え、4×10−8Torr程度の到達
圧力まで排気できるよう構成されている。
Claims (8)
- 【請求項1】 排気系を備えた反応容器と、この反応容
器内にフッ化炭素系ガスを導入するガス導入手段と、導
入されたガスによってプラズマを反応容器内に発生させ
るプラズマ発生手段とを有し、フッ化炭素系ガスのプラ
ズマによってシリコンの酸化膜をエッチングするプラズ
マエッチング装置において、プラズマ中で生成される一
フッ化炭素ラジカルと二フッ化炭素ラジカルとの数密度
の比を測定する測定手段と、この測定手段の測定結果に
基づきエッチング条件を制御する制御部とを備えたこと
を特徴とするプラズマエッチング装置。 - 【請求項2】 前記反応容器は、当該反応容器内の圧力
を調整する圧力調整器を備え、前記制御部は、この圧力
調整器に信号を送って二フッ化炭素ラジカルに対する一
フッ化炭素ラジカルの数密度の比が最大となるように制
御するものであることを特徴とする請求項1記載のプラ
ズマエッチング装置。 - 【請求項3】 前記ガス導入手段は、導入するガスの流
量を調整する流量調整器を備え、前記制御部は、この流
量調整器に信号を送って二フッ化炭素ラジカルに対する
一フッ化炭素ラジカルの数密度の比が最大となるように
制御するものであることを特徴とする請求項1又は2記
載のプラズマエッチング装置。 - 【請求項4】 前記フッ化炭素系のガスに水素ガス又は
水素元素を有するフッ化炭素化合物のガスが混合されて
いることを特徴とする請求項1、2又は3記載のプラズ
マエッチング装置。 - 【請求項5】 前記ガス導入手段は、導入するガスの混
合比を調整する混合比調整手段を備え、前記制御部は、
この混合比調整手段を二フッ化炭素ラジカルに対する一
フッ化炭素ラジカルの数密度の比が最大となるように制
御するものであることを特徴とする請求項4記載のプラ
ズマエッチング装置。 - 【請求項6】 前記測定手段は、反応容器内に存在する
気体の種類とその量を質量分析によって測定する質量分
析計であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は
5記載のプラズマエッチング装置。 - 【請求項7】 前記質量分析計は、四重極質量分析計で
あることを特徴とする請求項6記載のプラズマエッチン
グ装置。 - 【請求項8】 前記四重極質量分析計は、イオン化エネ
ルギー調整機構を備えていることを特徴とする請求項7
記載のプラズマエッチング装置。
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