JPH08306417A - 編組線の端部処理構造 - Google Patents

編組線の端部処理構造

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JPH08306417A
JPH08306417A JP13721995A JP13721995A JPH08306417A JP H08306417 A JPH08306417 A JP H08306417A JP 13721995 A JP13721995 A JP 13721995A JP 13721995 A JP13721995 A JP 13721995A JP H08306417 A JPH08306417 A JP H08306417A
Authority
JP
Japan
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braided wire
bolt
nut
hole
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP13721995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Okamoto
昌樹 岡本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 編組線の端部がほぐれないようにしつつ厚み
を薄くすることが可能な編組線の端部処理構造を提供す
る。 【構成】 編組線10の端部を金属板21で挟み込むに
あたり、一面ではワッシャ32とナット33を避ける大
きめの貫通孔22を形成するとともに、他面では小さめ
の凹部23,23でボルトとなるバッテリポスト31を
避ける貫通孔を形成してあり、バッテリポスト31とナ
ット33との間に編組線10と一枚の金属板21だけが
挟み込まれるようにして厚みを減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、編組線の端部処理構造
に関し、特に、バッテリーのターミナル同士を連結する
のに使用して好適な編組線の端部処理構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の編組線の端部処理構造と
して、図13及び図14に示すバッテリー接続端子が知
られている。薄板状に編み込んだ編組線1の両端に金属
製の帯板片2,2を一巻きして端部がほぐれないように
し、貫通孔3,3を形成してある。同貫通孔3,3に図
示しないバッテリーポストを貫通させ、当該バッテリー
ポストに形成した雄ネジ(ボルトに相当)に対してワッ
シャ4とナット5を装着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の編組線
の端部処理構造においては、バッテリー接続端子の端部
の厚みが帯板片2の二枚分の板厚と編組線との厚みとの
合計となるが、非常に限られたスペースにおいては、こ
れを薄くしたいという要望があった。本発明は、上記課
題に鑑みてなされたもので、編組線の端部がほぐれない
ようにしつつ厚みを薄くすることが可能な編組線の端部
処理構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、金属製の編組線の端部に金
属片を重ね合わせ、ボルトを貫通してナットで螺合して
固定する編組線の端部処理構造であって、上記金属片
は、編組線の一面ではボルトの貫通孔の周辺を被覆する
とともに、他面ではボルトとナットを避けて挟み込むよ
うに被覆する構成としてある。また、請求項2に係る発
明は、金属製の編組線の端部に金属片を重ね合わせ、ボ
ルトを貫通してナットで螺合して固定する編組線の端部
処理構造であって、編組線の一面を覆う本体部と、この
本体部の縁部から延設されて編組線の他面へ回り込んで
挟み込むことが可能な押さえ片とを具備して、上記本体
部と押さえ片は、いずれか一方にボルトの貫通孔を形成
するとともに他方にボルトとナットを避ける貫通孔を形
成した構成としてある。
【0005】さらに、請求項3に係る発明は、金属製の
編組線の端部に金属片を重ね合わせ、ボルトを貫通して
ナットで螺合して固定する編組線の端部処理構造であっ
て、上記金属片は編組線を一巻きし、一面においてはボ
ルトの貫通孔を形成し、他面においてはナットなどが直
に編組線に接する貫通孔を形成した構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1に係る発明にお
いては、編組線の一面ではボルトの貫通孔の周辺を被覆
し、他面ではボルトとナットを避けて挟み込んでおり、
ボルトとナットの間には一枚の板材と編組線だけが挟ま
れる。
【0007】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においても、編組線の一面を本体部が覆い、本体
部の縁部から延設された押さえ片が編組線の他面に回り
込んで挟み込んでおり、一方にはボルトの貫通孔を形成
するとともに他方にはボルトとナットを避ける貫通孔を
形成してあるので、ボルトとナットの間には一枚の本体
部と編組線だけが挟まれる。また、上記のように構成し
た請求項3に係る発明においても、金属片は編組線を一
巻きしており、一面においてはボルトの貫通孔が形成さ
れているので同板材の厚みとなるが、他面においてはナ
ットなどが直に編組線に接する貫通孔を形成してあるの
で板材の厚みは無関係となり、ボルトとナットの間には
一枚の本体部と編組線だけが挟まれる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来であ
れば上下二枚の金属製の板材が挟み込んでいたところを
一枚のみとすることにより、端部の厚みを減らすことが
可能な編組線の端部処理構造を提供することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る編組線の端部処
理構造を適用したバッテリ接続端子を平面図により示し
ており、図2は一部破断側面図により示している。編組
線10の両端に端子部20を形成してあり、端子部20
をバッテリ30におけるボルト状に形成されたバッテリ
ポスト31に貫通せしめて、上方からワッシャ32を介
してナット33で締結されている。編組線10は、金属
製の細線を薄い帯板状に編み込んで形成されている。本
実施例においては、薄い帯板状となっているが、形状は
どのような物であっても良く、編み込み方も特に限定さ
れるものではない。一般的に、細線を編み込んだ物であ
って端部を切断した状態ではほぐれやすく、何らかの処
理が必要となるようなものである。一方、端子部20
は、図3に示す帯板状の金属板21を、図4に示すよう
に編組線10の端部の上面に載置するとともに、両端の
余った部分を編組線10の裏側に折り返して形成されて
いる。金属板21の長さは概ね編組線10を一巻きでき
る長さであり、中央部分には大きな円形の貫通孔22を
形成してあるとともに、両端にはそれぞれ小さな半円形
の凹部23,23を形成してある。大きめの貫通孔22
はワッシャ32とナット33よりも大きく、凹部23,
23は金属板21の両端を折り返したときに互いに対面
して概ねバッテリポスト31のボルトと同一径となって
いる。折り返した状態では、図5に示すように編組線1
0の中央部上面は概ね露出し、下面は金属板21が概ね
被覆している。従って、図2に示すようにバッテリポス
ト31に挿通せしめてワッシャ32を介してナット33
で締結すると、ボルトの側のバッテリポスト31とナッ
ト33の側のワッシャ32との間には金属板21が一枚
と編組線10が介在されることになる。なお、本発明で
いうボルトとナットの間の意味は両者の螺合面を指すも
のではなく、ボルトが付いているバッテリポスト31の
頭におけるナット側の面と、ナットにおける同面に対面
する面との間を指している。また、ナットとは広義の意
味でワッシャをも含むものである。本実施例において
は、帯板状の金属板21の中央にナット33とワッシャ
32とを避ける大きめの貫通孔22を形成し、両端に形
成した半円の凹部23,23とによってボルトを避ける
貫通孔を形成してあり、両端を編組線10の裏側に折り
返して形成しているが、編組線10の一面ではボルトを
避け、他面ではワッシャ32とナット33とを避けて覆
うものであればよい。従って、図6に示すように貫通孔
22の形状は円形以外の角形としてあっても良いし、図
7〜図9に示すように、金属板21の両端に大きめの貫
通孔を形成するための半円形の凹部24,24を形成す
るとともに、中央に小さめの貫通孔25を形成して編組
線10を一巻きするように挟み込んでも良い。このと
き、図10〜図12に示すように、小さめの貫通孔25
の周辺を底上げするように盛り上げておき、ボルトの出
代をかせげるようにしておいもよい。また、小さめの貫
通孔25が形成されて編組線10を覆う本体部は概ね編
組線10全体を覆うように形成しておけばよいが、折り
返す部分については反対側に回り込んで挟み込みさえす
ればよいので、アーム状や爪状などの押さえ片のような
物でよい。
【0010】このように、編組線10の端部を金属板2
1で挟み込むにあたり、一面ではワッシャ32とナット
33を避ける大きめの貫通孔22を形成するとともに、
他面では小さめの凹部23,23でボルトとなるバッテ
リポスト31を避ける貫通孔を形成してあり、バッテリ
ポスト31とナット33との間に編組線10と一枚の金
属板21だけが挟み込まれるようにして厚みを減らすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る編組線の端部処理構造
を適用したバッテリ接続端子の平面図である。
【図2】同バッテリ接続端子の一部破断側面図である。
【図3】同バッテリ接続端子に使用する金属板の展開図
である。
【図4】同バッテリ接続端子の製造過程を示す断面図で
ある。
【図5】同バッテリ接続端子の断面図である。
【図6】変形例に係るバッテリ接続端子に使用する金属
板の展開図である。
【図7】他の変形例に係るバッテリ接続端子に使用する
金属板の展開図である。
【図8】同バッテリ接続端子の平面図である。
【図9】同バッテリ接続端子の断面図である。
【図10】他の変形例に係るバッテリ接続端子に使用す
る金属板の斜視図である。
【図11】同バッテリ接続端子の端部の斜視図である。
【図12】同バッテリ接続端子の断面図である。
【図13】従来のバッテリ接続端子の斜視図である。
【図14】同バッテリ接続端子の断面図である。
【符号の説明】
10…編組線 20…端子部 21…金属板 22…貫通孔 23…凹部 24…凹部 25…貫通孔 30…バッテリ 31…バッテリポスト 32…ワッシャ 33…ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の編組線の端部に金属片を重ね合
    わせ、ボルトを貫通してナットで螺合して固定する編組
    線の端部処理構造であって、上記金属片は、編組線の一
    面ではボルトの貫通孔の周辺を被覆するとともに、他面
    ではボルトとナットを避けて挟み込むように被覆するこ
    とを特徴とする編組線の端部処理構造。
  2. 【請求項2】 金属製の編組線の端部に金属片を重ね合
    わせ、ボルトを貫通してナットで螺合して固定する編組
    線の端部処理構造であって、編組線の一面を覆う本体部
    と、この本体部の縁部から延設されて編組線の他面へ回
    り込んで挟み込むことが可能な押さえ片とを具備して、
    上記本体部と押さえ片は、いずれか一方にボルトの貫通
    孔を形成するとともに他方にボルトとナットを避ける貫
    通孔を形成したことを特徴とする編組線の端部処理構
    造。
  3. 【請求項3】 金属製の編組線の端部に金属片を重ね合
    わせ、ボルトを貫通してナットで螺合して固定する編組
    線の端部処理構造であって、上記金属片は編組線を一巻
    きし、一面においてはボルトの貫通孔を形成し、他面に
    おいてはナットなどが直に編組線に接する貫通孔を形成
    したことを特徴とする編組線の端部処理構造。
JP13721995A 1995-05-10 1995-05-10 編組線の端部処理構造 Pending JPH08306417A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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