JPH08306309A - ストライプ計数装置 - Google Patents

ストライプ計数装置

Info

Publication number
JPH08306309A
JPH08306309A JP7110848A JP11084895A JPH08306309A JP H08306309 A JPH08306309 A JP H08306309A JP 7110848 A JP7110848 A JP 7110848A JP 11084895 A JP11084895 A JP 11084895A JP H08306309 A JPH08306309 A JP H08306309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stripe
microscope
stripes
counting
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7110848A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Oyama
裕一 大山
Yukio Maruhashi
幸夫 丸橋
Hiroshi Riyuuen
弘志 竜円
Takao Koyama
隆男 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7110848A priority Critical patent/JPH08306309A/ja
Publication of JPH08306309A publication Critical patent/JPH08306309A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、表示装置の陰極線管製造時にパネ
ルガラスの内周面に形成されたカーボンストライプを自
動的に迅速に計数するストライプ計数装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明は、複数本のカーボンストライプを持
つパネルガラスのストライプ本数をカウントするストラ
イプ計数装置であって、パネルガラスと相対的に移動し
ながら、カーボンストライプを観察するオートフォーカ
ス顕微鏡と、オートフォーカス顕微鏡に付設され、該オ
ートフォーカス顕微鏡が観察したカーボンストライプを
感知するフォトセンサと、フォトセンサに接続され、感
知信号が入力されストライプ本数をカウントするカーボ
ンストライプカウンタとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物上のストライ
プパターンの本数を計数(カウント)する際に使用され
るストライプ計数装置、更に具体的にはテレビジョン受
像機,コンピュータモニタ等の表示装置に使用される陰
極線管の製造時にパネルガラスに縦縞状に塗布されたカ
ーボンストライプの本数を計数するに好適なストライプ
計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6Aに示すように、コンピュータモニ
タ等の表示装置に使用される陰極線管は、電子銃を内蔵
したネック部62、ファンネル部64及びパネル部66
からなる。パネル部の前面であるパネルフェースの形状
は、他の受像管がスフェリカル(球面)であるのに対し
て、本出願の出願人が開発したトリニトロン受像管では
シリンドリカル(円筒形)になっている。図6Bは、こ
のシリンドリカル形パネルガラスの一部分を拡大した図
である。図に示すように、パネルガラス68の内周面に
R(赤色),G(緑色),B(青色)の各蛍光体ストラ
イプと各蛍光体ストライプ間のカーボンストライプS1
,S2 ,S3 ,…とが交互に、パネルガラス68の略
上下方向全体に亘り垂直方向に複数本形成されている。
【0003】陰極線管の製造の際、パネルガラス内周面
には、カーボンストライプS1 ,S2 ,S3 ,…が形成
された後、RGBの各蛍光体ストライプが形成される。
本発明にかかるストライプ計数装置は、カーボンストラ
イプが形成された後であって、RGB蛍光体ストライプ
が形成される前の製造時点におけるパネルガラス68上
のカーボンストライプの本数を計数(カウント)する装
置である。
【0004】図7は、図で見て左側にパネルガラスに形
成されるカーボンストライプの全体形状を、右側にその
一部分の拡大図を夫々示している。カーボンストライプ
は、陰極線管のタイプ,サイズ等のパネル機種によって
相違があるが、1000〜3000本程度であり、部分
拡大図に示すように各カーボンストライプの幅寸法wは
約40〜180μmであり、隣接するカーボンストライ
プ間の間隔dは約50〜150μmである。カーボンス
トライプが形成されたパネルガラスは後の工程に於い
て、これらカーボンストライプ間の間隔に、所定の順番
でRGBの各蛍光体が形成される。
【0005】陰極線管の製造の際にカーボンストライプ
のみが形成されたパネルガラスの状態で、任意のカーボ
ンストライプが最外周から何本目になるかをカウントす
る必要が生じる。なぜなら、特定の順番のカーボンスト
ライプ間に形成される蛍光体の色がRGBいずれである
かは予め決まっており、例えばa本目とa+1本目のカ
ーボンストライプ間の間隔寸法によってその間に塗布さ
れる蛍光体の幅寸法が決定され、最終的にこれら各蛍光
体の幅寸法によりCRTの蛍光面の特性が左右されるか
らである。CRTの製造時には、品質管理上の要請か
ら、パネルガラス全体に対してカーボンストライプ番号
とカーボンストライプ幅寸法のデータが作成される。こ
のために、任意のカーボンストライプが最外周から何本
目になるかをカウントし、カーボンストライプ番号を特
定する必要が生じる。
【0006】従来、カーボンストライプ番号の特定はオ
ートフォーカス顕微鏡を用いて行われていた。特定のパ
ネルタイプでは設計仕様により、隣接するカーボンスト
ライプ間の間隔(即ち蛍光体ストライプ幅寸法)はRB
Gで若干相違するが、Rから次のRまで(RGB1組。
これはトリオまたはピッチとも称される。)の寸法は一
定である。従って、オートフォーカス顕微鏡を最外周か
らカウント対象のカーボンストライプまで1トリオステ
ップ(カーボンストラ1イプ3本おきに)又は2トリオ
ステップずつ機械的に水平移動し、常にRを追跡して行
っている。1ピッチ寸法の設計仕様は決まっているの
で、顕微鏡を1ピッチ移動し停止して、カーボンストラ
イプの設計寸法と実際の寸法との誤差量をカーボンスト
ライプのエッジ検出による2次元画像処理により測定
し、次のピッチの移動量をこの誤差量で補正して移動
し、誤差を測定し、また1ピッチ移動するといった動作
を繰り返していた。顕微鏡の移動がカーボンストライプ
走行方向に直交せず或る角度をもって移動する場合に
も、1ピッチ寸法の角度の余弦値で誤差補正しながら、
1トリオステップ又は2トリオステップ毎に移動・誤差
補正を繰り返しながら計数していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の計数
方法は、顕微鏡の移動が1又は2トリオステップずつと
断続的な移動であり、また画像処理によるエッジ検出の
ための機構を必要とし、画像処理でオートフォーカス動
作を実行するため1回当たり4〜5秒を費やしている。
【0008】図8に示すように、パネルガラスに対する
顕微鏡の対物レンズの距離を近から遠に順次移動し、そ
の時々のストライプ画像を画像処理装置で処理してコン
トラスト(a),(b),(c)を夫々求め、コントラ
ストが最も高い対物レンズの位置(最良作動距離)を求
めていた。このようにオートフォーカス動作はシーケン
スが複雑であり、且つ測定時間が長いという問題点を有
していた。
【0009】そこで本発明は、被測定物のストライプパ
ターンを自動的に迅速に計数するストライプ計数装置を
提供することを目的とする。更に本発明は、表示装置の
陰極線管製造時にパネルガラスの内周面に形成されたカ
ーボンストライプを自動的に迅速に計数するストライプ
計数装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数本のスト
ライプを持つ被測定物のストライプ本数をカウントする
ストライプ計数装置であって、被測定物と相対的に移動
しながら、ストライプを観察する顕微鏡と、顕微鏡に付
設され、顕微鏡が観察したストライプを感知するフォト
センサと、フォトセンサに接続され、感知信号が入力さ
れストライプ本数をカウントするカウンタとを備えてい
る。
【0011】
【作用】顕微鏡が、被測定物と相対的に移動しながらト
ライプを観察する。顕微鏡にはフォトセンサが付設さ
れ、このフォトセンサが連続的にストライプの有無を感
知する。この感知信号はカウンタに入力され、ストライ
プの本数をカウントする。顕微鏡を最外周ストライプの
位置で停止してカウンタをリセットし、任意のストライ
プまで顕微鏡を移動することにより、測定対象のストラ
イプが何番目かがカウントできる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明にかか
るストライプ計数装置の一実施例について詳細に説明す
る。図1は、本実施例にかかるストライプ計数装置の全
体ブロック図である。図中、ストライプ計数装置の主要
な要素は太枠で示している。ストライプ計数装置の構成
は、次の通りである。
【0013】ストライプ計数装置は、被測定パネル2の
カーボンストライプに向けられたオートフォーカス顕微
鏡4と、このオートフォーカス顕微鏡4に付設され、カ
ーボンストライプの有無を感知するフォトセンサ6と、
フォトセンサ6からのアナログ感知信号8が入力されス
トライプ本数のカウント動作を行うCS(カーボンスト
ライプ)カウンター10とを有する。測定に際し、被測
定パネル2とオートフォーカス顕微鏡4は、被測定パネ
ル2のカーボンストライプ走行方向に交差する関係で相
対的に移動する。
【0014】オートフォーカス顕微鏡4は、この顕微鏡
4から像信号を入力するオートフォーカスコントローラ
(AFC)12を有し、そのレーザー反射量を測定して
Z制御信号14を顕微鏡4に対して出力し、対物レンズ
3をZ方向に移動し作動距離(被測定物と対物レンズ間
の距離)を適正に調整している。
【0015】図1に示すストライプ計数装置は、カーボ
ンストライプ本数をカウントするだけでなく、隣接する
カーボンストライプ間の距離を測定する機能も有してい
る。このため、カーボンストライプ計数装置は、更に、
オートフォーカス顕微鏡4に付設された、カーボンスト
ライプ映像を撮影するCCDカメラ16と、CCDカメ
ラ16からカーボンストライプのビデオ信号18を入力
され、ストライプ幅寸法を測定する画像処理装置20
と、画像処理装置20から幅寸法データ22を入力され
るコンピュータ24と、コンピュータ24に接続され幅
寸法データを蓄積するメモリ(図示せず。)を持つシー
ケンサ26とを有している。このシーケンサ26には、
CSカウンタ10からカーボンストライプのカウントデ
ータ28が入力される。
【0016】カーボンストライプ計数装置は、シーケン
サ26から顕微鏡位置制御データ30を入力され、オー
トフォーカス顕微鏡4に対しX(縦),Y(横),Z
(高さ),θ(角度)制御信号32を出力して顕微鏡4
の位置を調節するモータ駆動手段34と、シーケンサ2
6から光量制御データ21が入力され、ハロゲンライト
38に対し照度調節信号40を出力する照明コントロー
ラ42とを有する。
【0017】更にカーボンストライプ計数装置は、、シ
ーケンサ26に接続され、シーケンサ26のメモリに蓄
積されたストライプカウントデータ28及びストライプ
幅寸法データ22をデータ処理するデータ処理用コンピ
ュータ44と、コンピュータ24及び画像処理装置20
にビデオ切替器46を介して接続され、コンピュータ2
4から幅寸法データ,内蔵プログラム等を、又は画像処
理装置20からカーボンストライプのビデオ信号48を
入力されこれを選択的に表示するディスプレイモニタ5
0とを有している。
【0018】上述のような構成を有するストライプ計数
装置の装置構成の内、オートフォーカス顕微鏡4,オー
トフォーカスコントローラ(AFC)12及びCCDカ
メラ16の部分は、市販されているオートフォーカス顕
微鏡装置を利用している。フォトセンサ6,CSカウン
タ10の部分は本発明に関連して新規に製作したもので
ある。特に、フォトセンサ6に関しては、本発明のスト
ライプ計数の目的に合致するように次のような改造を加
えている。
【0019】図2を参照願いたい。オートフォーカス顕
微鏡4(図1)は、被測定パネル2に向けられた対物レ
ンズ3と第1のビームスプリッタ52とを有している。
第1のビームスプリッタ52で反射光は、図1で説明し
たオートフォーカスコントローラ(AFC)12に反射
光を送り、オートフォーカスコントローラ12から対物
レンズ3の被測定パネル2との距離を調整するためのZ
軸制御信号14がオートフォーカス顕微鏡4に送られ
る。オートフォーカス顕微鏡4には、光軸に整合してC
CDカメラ16が付設されている。
【0020】このようなオートフォーカス顕微鏡4に対
し、第1のビーブスプリッタ52とCCDカメラ16の
間に光軸に整合して介在させた第2のビーブスプリッタ
ー54と、第2のビームスプリッタ54からの反射光を
フォトセンサ6に向けて反射する反射鏡56と、この反
射光を感知するフォトセンサ6とが新たに設けられてい
る。
【0021】上述のように構成された図1のストライプ
計数装置の動作は、次のようになる。オートフォーカス
顕微鏡4は、オートフォーカスコントローラー12で制
御され、Z制御信号14により対物レンズ3が被測定パ
ネル2に向かって機械的に前進・後退し調節される。計
数開始時及び終了時等には、オートフォーカスコントロ
ーラ12は、コンピュータ24からの制御データ58に
よりオートフォーカススタート,ストップ又は原点戻し
等の制御がされる。
【0022】オートフォーカス顕微鏡4の位置を制御す
る手段として、顕微鏡4の周囲に機械的な位置駆動手段
(図示せず。)があり、モータ駆動手段34からのX
(横),Y(縦),Z(高さ),θ(角度)制御信号3
2がこの位置駆動手段に入力される。被測定パネル2で
あるパネルガラスのサイズ,板厚,曲率等のデータは予
め分かっているので、測定中はこれらデータをコンピュ
ータ24からシーケンサ26を介してモータ駆動手段3
4に送り、オートフォーカス顕微鏡4のX,Y,Z,θ
を制御する。このX,Y,Z,θ信号32は、連動信号
33としてハロゲンランプ38にも送られランプの位
置,向き等が調節される。
【0023】被測定パネル2のオートフォーカス顕微鏡
4とは反対側に配置された緑色フィルター付きのハロゲ
ンライト38からの緑色の光線が、相対的に移動する被
測定パネル(カーボンストライプが形成されたパネルガ
ラス)2を通して、カーボンストライプの部分は遮光さ
れその他は透過して明暗の縞状の像が赤色レーザ光顕微
鏡であるオートフォーカス顕微鏡4に入射され、フォト
センサ6に入力される。
【0024】ハロゲンライト38からの緑色光を被測定
パネル2を介してオートフォーカス顕微鏡4に入射する
のであるが、光量が問題になり、明るすぎたり又は暗す
ぎたりすると正常にカウントできなくなる。光量調節を
するため、照明コントローラ42が設けられフィードバ
ック制御されている。これは、画像のビデオ信号18が
画像処理装置20に入力され、コンピュータ24が適正
光量を判断してシーケンサ26を介して制御データ36
を照明コントローラ42に送ることによりハロゲンライ
ト38の光量が或るしきい値内に入るよう制御が行われ
る。
【0025】フォトセンサ6から出力されたアナログ感
知信号8はCSカウンタ10により処理され移動中のス
トライプのカウント動作が行われる。フォトセンサ6
は、極めて短い距離、例えば150μmだけ離間された
受光素子6-1,6-2(図4)を有している。
【0026】図3Aは、被測定パネル2であるカーボン
ストライプが形成されたパネルガラスを示す。図で見て
最外周のカーボンストライプをS0 、第1,第2,第
3,…番目のカーボンストライプをS-1,S-2,S-3,
…と夫々示している。四角枠(a),(b),(c)
は、夫々顕微鏡の視野を表し、中央十字印はストライプ
のカウント点である。オートフォーカス顕微鏡4はモー
タ駆動手段34により移動制御され、図中の枠(a)の
位置で一旦リセットされてから、例えばカーボンストラ
イプS-7を計数するときは(b)の位置まで、又はカー
ボンストライプS-20 を計数するときは(c)の位置ま
で移動される。但し、図3Bに示すように、移動は必ず
しも(a)のように図でみて右向き平行移動されるわけ
ではなく、(b)又は(c)のように右向き斜めに移動
したり、(d)のように左向き斜めに戻ったりする場合
がある。
【0027】フォトセンサ6からの被測定パネル2のス
トライプのアナログ感知信号8は、CSカウンタ10に
送られカウントされる。図4を用いて、このカウントの
方法を説明する。黒色幅広ストライプSn-2 ,Sn-1 ,
Sn ,Sn+1 はカーボンストライプ、2個の小さい四角
は極めて短い距離だけ離間された受光素子6-1,6-2を
夫々表す。図で見て右側の(a),(b)及び(c)
は、カーボンストライプと受光素子6-1,6-2との相対
位置が相異なる場合を示している。
【0028】位置(a)では、2個の受光素子6-1及び
6-2は(白,白)と感知する。位置(b)では、2個の
受光素子6-1及び6-2は(白,黒)と夫々感知する。位
置(c)では、2個の受光素子6-1及び6-2は(黒,
白)と夫々感知する。この場合において、最外周ストラ
イプの位置で一旦リセットした後、受光素子6-1及び6
-2の感知出力が(白,白)→(白,黒)の変化した時
(位置aからbに移動した時)、カウンタを+1カウン
ト(加算)する。一方、受光素子6-1及び6-2の感知出
力が(白,白)→(黒,白)の変化した時(位置aから
cに移動した時)、カウンタを−1だけカウント(減
算)する。なお、その他の(白,黒)→(黒,白)の変
化した時(位置bからcに移動した時),(黒,白)→
(白,黒)の変化した時(位置cからbに移動した
時),(白,黒)→(白,白)の変化した時(位置bか
らaに移動した時)又は(黒,白)→(白,白)の変化
した時(位置cからaに移動した時)は、いずれもカウ
ントしない。
【0029】このようなカウントの方法を採用すると、
オートフォーカス顕微鏡が図3Bに示す移動(a)〜
(d)のいずれの方向に移動しても、該当カーボンスト
ライプが最外周ストライプS0 から何本目のストライプ
であるかを適正にカウントすることが出来る。
【0030】このカウント方法によれば、従来のように
顕微鏡4を断続的に移動する必要がなく、連続的に移動
出来る。また、エッジ検出のための画像処理手段20も
必要とせず、頻繁に誤差補正することもないので、シー
ケンスが簡素化される。カウント動作は高速であり、2
個の受光素子6-1,6-2の配置間隔に対応して非常に細
いストライプパターンも検出できる。また、被測定物が
平板であって常に測定物までの距離が一定であれば、顕
微鏡4,フォトセンサ6及びCSカウンタ10だけでス
トライプの計数(カウント)が出来る。
【0031】次に、図1に示すストライプ計数装置は、
カーボンストライプ本数をカウントするだけでなく、カ
ーボンストライプ幅を測定する機能も有していると述べ
た。このカーボンストライプ間の距離を測定する動作に
関して簡単に説明する。
【0032】図1を参照すると、オートフォーカス顕微
鏡4で観察されたストライプ画像は付設するCCDカメ
ラ16で2次元の画像として撮影され、CCDカメラ1
6から出力されたビデオ信号18は画像処理装置20に
入力される。画像処理装置20は、カーボンストライプ
のストライプ幅の測定等を画像処理で行っている。図5
に示すように、ストライプ幅のデータは、次工程でRG
Bの蛍光体が塗布されるために、設計仕様値が定められ
ているC0,C1,C2,H1,H2等の要素の実際の
値を算出する必要がある。測定されたストライプ幅デー
タはこれらの要素に算出・分類しなければならない。
【0033】この測定されたストライプの幅寸法データ
22はコンピュータ24に入力される。しかし、コンピ
ュータ24には幅寸法データは蓄積されているが、この
幅寸法データがRGBのどの色と対応するかは決定され
てない。この分類の際に、上述したストライプ計数装置
で得られたストライプ番号の値(CSカウンタの値)が
利用される。
【0034】CSカウンター10からカウントデータ2
8がシーケンサ26に入力される。コンピュータ24は
シーケンサ26に対し、CSカウンタ10の内容(何本
目のカーボンストライプか)を問い合わせてカウント値
からRGBの何色かを判定して、ストライプ幅寸法デー
タ22との対応をとる。カウント値と幅データのデータ
は、シーケンサ26を介してデータ処理用コンピュータ
25に送られる。これが最終的なデータである。
【0035】図5を参照願いたい。測定されたカーボン
ストライプのストライプ番号の値を3で割算した時の余
りによって、図3Aの十字に最も近い左方のカーボンス
トライプの要素が判断できる。CSカウンタの値を3で
割算した時、余りが0ならばそのカーボンストライプの
要素はC0であり、余りが1ならば要素はC1であり、
余りが2ならば要素はC2となる。C0,C2,C1の
すぐ左隣の色は、夫々B,R,Gになることが予め定め
られている。
【0036】なお、ストライプ幅算出の過程で、図3A
の十字の位置がカーボンストライプの左端(図4の
(b)に相当し、ここが白→黒変化のポイントであ
る。)に非常に近い場合は、カウント操作不能と判断し
て、カウント動作が確実に実行できる保障領域までオー
トフォーカス顕微鏡4を僅かに移動させる命令をシーケ
ンサ26に送って、モータ駆動手段34が作動する。顕
微鏡4が移動した後、再度ストライプ幅を測定すること
によりカウント不能によるミスカウントの発生が防止で
きる。
【0037】ビデオ切替器46に対して、画像処理装置
20からビデオ信号48とコンピュータ24からデータ
とが送られる。ビデオ切替換器46を切り替えることに
より、オートフォーカス顕微鏡4で観察した被測定パネ
ル2の生ビデオ画像及びコンピュータデータ(内蔵プロ
グラムを含む。)のいずれもディスプレイモニタ50で
見ることが出来る。
【0038】
【発明の効果】本発明にかかるストライプ計数装置によ
れば、被測定物のストライプパターンを自動的に迅速に
計数する効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかるストライプ計数装置の全体ブ
ロック図である。
【図2】図1に示すストライプ計数装置のオートフォー
カス顕微鏡とフォトセンサの組み合わせを説明する図で
ある。
【図3】図1に示すストライプ計数装置のオートフォー
カス顕微鏡で、被測定パネル上のカーボンストライプを
カウントする状態を説明する図である。
【図4】図1に示すストライプ計数装置のフォトセンサ
によるカーボンストライプをカウントする方法を説明す
る図である。
【図5】被測定パネル上のカーボンストライプに関する
各種寸法要素を説明する図である。
【図6】表示装置に使用される陰極線管のパネルガラス
について説明する図である。
【図7】図6のパネルガラス内周面に形成されるカーボ
ンストライプの形状を説明する図である。
【図8】従来、ストライプを計数する際、画像処理装置
で行われていたエッジ検出のためのオートフォーカス動
作を説明する図である。
【符号の説明】
2 被測定パネル 3 対物レンズ 4 オートフォーカス顕微鏡 6 フォトセンサ 10 CS(カーボンストライプ)カウンタ 12 オートフォーカスコントローラ(AFC) 16 CCDカメラ 20 画像処理装置 24 コンピュータ 26 シーケンサ 34 モータ制御手段 38 (緑色フィルタ付き)ハロゲンライト 42 照明コントローラ 44 データ処理用コンピュータ 46 ビデオ切替器 50 ディスプレイモニタ 52 第1のビームスプリッタ 54 第2のビームスプリッタ 56 反射鏡 S0 最外周カーボンストライプ,S1 〜Sn カーボン
ストライプ
フロントページの続き (72)発明者 小山 隆男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のストライプを持つ被測定物のス
    トライプ本数をカウントするストライプ計数装置におい
    て、 上記被測定物と相対的に移動しながら、上記ストライプ
    を観察する顕微鏡と、 上記顕微鏡に付設され、該顕微鏡が観察したストライプ
    を感知するフォトセンサと、 上記フォトセンサに接続され、上記感知信号が入力され
    ストライプ本数をカウントするカウンタとを備えたこと
    を特徴とするストライプ計数装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたストライプ計数装
    置において、更に上記被測定物の上記顕微鏡とは反対側
    に配置されたライトを備え、該ライトからの光線が上記
    被測定物を介して上記顕微鏡に入射して上記フォトセン
    サにより感知されるストライプ計数装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたストライプ計数装
    置において、 上記ストライプ本数をカウントするカウンタは、近接し
    た少なくても2個の受光素子を有し、上記顕微鏡が相対
    的に移動中、カウント開始箇所から相対的に遠い受光素
    子のみがストライプ有りと感知した時+1をカウント
    し、移動開始箇所から相対的に近い受光素子のみがスト
    ライプ有りと感知した時−1をカウントし、その他の場
    合はカウントしないことを特徴とするストライプ計数装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたストライプ計数装
    置において、更に上記顕微鏡に接続され、該顕微鏡の対
    物レンズと上記被測定物との距離を調整する制御信号を
    該顕微鏡に対して出力するオートフォーカスコントロー
    ラを備えたストライプ計数装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されたストライプ計数装
    置において、 上記顕微鏡に付設されたCCDカメラと、 該CCDカメラからストライプビデオ信号が入力され、
    各ストライプの幅寸法を測定する画像処理装置と、 上記画像処理装置から幅寸法データを受け取るコンピュ
    ータと、 上記カウンタからカウントデータを受け取り且つ上記コ
    ンピュータから幅寸法データを受け取りこれらデータを
    蓄積するシーケンサと、 上記シーケンサから蓄積されているデータを受け取りこ
    れを処理するデータ処理用コンピュータとを備え、各ス
    トライプ対応する幅寸法データを調製することを特徴と
    するストライプ計数装置
  6. 【請求項6】 請求項4に記載されたストライプ計数装
    置において、更に上記シーケンサから顕微鏡位置制御デ
    ータを受け取り、上記顕微鏡に対しX,Y,Z,θ制御
    データを出力するモータ駆動手段と、 上記シーケンサから制御データが入力され、上記ライト
    に対し照度調節データを出力する照明コントロール手段
    とを備えたストライプ計数装置。
  7. 【請求項7】 複数本のカーボンストライプを持つパネ
    ルガラスのストライプ本数をカウントするストライプ計
    数装置において、 上記パネルガラスと相対的に移動しながら、上記カーボ
    ンストライプを観察するオートフォーカス顕微鏡と、 上記オートフォーカス顕微鏡に付設され、該オートフォ
    ーカス顕微鏡が観察したカーボンストライプを感知する
    フォトセンサと、 上記フォトセンサに接続され、上記感知信号が入力され
    ストライプ本数をカウントするカーボンストライプカウ
    ンタとを備えたストライプ計数装置。
JP7110848A 1995-05-09 1995-05-09 ストライプ計数装置 Pending JPH08306309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7110848A JPH08306309A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 ストライプ計数装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7110848A JPH08306309A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 ストライプ計数装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08306309A true JPH08306309A (ja) 1996-11-22

Family

ID=14546202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7110848A Pending JPH08306309A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 ストライプ計数装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08306309A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100388118C (zh) 图像处理系统、投影机和图像处理方法
TWI390195B (zh) 顯示面板之檢查方法及檢查裝置
JP2707668B2 (ja) カラーcrtのコンバーゼンス測定装置
JP3893922B2 (ja) レンズの評価方法およびレンズ評価装置
JP4535714B2 (ja) プロジェクタ
JP2001215642A (ja) マルチディスプレイ装置
JP2003065898A (ja) レンズ検査装置および検査シート
US10812764B2 (en) Display apparatus, display system, and method for controlling display apparatus
JPH1141629A (ja) 校正パターン表示装置及びこの校正パターン表示装置が適用されるカラー表示装置の表示特性測定装置
JP3736350B2 (ja) プロジェクションシステムおよびプロジェクタ
JP4689948B2 (ja) プロジェクタ
JP4572066B2 (ja) プロジェクタ
EP0440216B1 (en) White balance control system
JPH08306309A (ja) ストライプ計数装置
KR100188193B1 (ko) 투사형 프로젝터의 보정량생성장치
JP2006108988A (ja) キャリブレーション装置
JP3716265B2 (ja) プロジェクタのズーム状態検出方法およびプロジェクタ
JPH051950A (ja) 車輌用ライトの照度測定方法
JPS63116338A (ja) カラ−ブラウン管のコンバ−ゼンス測定装置
JP4339087B2 (ja) 自動台形歪補正手段を備えたプロジェクタ
JPS59112772A (ja) カラ−ブラウン管の画像歪測定方法及び装置
JPH11127306A (ja) 結像点検出装置
KR20060042443A (ko) 프로젝터 시스템 및 프로젝터 시스템의 화면 보정 방법
JPS63116339A (ja) カラ−ブラウン管のコンバ−ゼンス測定装置
JP3155607B2 (ja) 画面位置測定装置