JPH08306269A - ガス遮断器 - Google Patents

ガス遮断器

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JPH08306269A
JPH08306269A JP7129293A JP12929395A JPH08306269A JP H08306269 A JPH08306269 A JP H08306269A JP 7129293 A JP7129293 A JP 7129293A JP 12929395 A JP12929395 A JP 12929395A JP H08306269 A JPH08306269 A JP H08306269A
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gas circuit
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和義 ▲槙▼
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H33/12Auxiliary contacts on to which the arc is transferred from the main contacts
    • H01H33/121Load break switches
    • H01H33/122Load break switches both breaker and sectionaliser being enclosed, e.g. in SF6-filled container

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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は固定接触子に対する可動接触子の投入
・開放を絶縁性ガス中で行なうガス遮断器に関し、特に
可動接触部の駆動構成を改良したガス遮断器に関し、投
入及び開放の各動作を円滑且つ高速化すると共に、装置
自体を小型化したガス遮断器を提供することを目的とす
る。 【構成】絶縁性ガスを封入したケース本体3内に固定接
触子11からなるチューリップ形の固定接触部1と可動
接触子21からなる可動接触部2とを収納し、この可動
接触部2を主軸6を支点として回動させて固定接触子1
1に対して可動接触子21の投入・開放を行なうことに
より、大容量の配電線路における投入・開放の各動作速
度を高速化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定接触子に対する可動
接触子の投入・開放を絶縁性ガス中で行なうガス遮断器
に関し、特に可動接触部の駆動構成を改良したガス遮断
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス遮断器として図6に
示すものがあった。この図6は従来のガス遮断器の可動
接触部の動作を説明する概略断面図を示す。同図におい
て従来のガス遮断器は、密閉容器のケース本体3に六フ
ッ化硫黄ガス(以下、SF6ガスという。)を封入し、
このケース本体3の対向する二つの壁面を貫通して電源
側ブッシング4及び負荷側ブッシング5が配設され、こ
の貫通した電源側ブッシング4の内側端部に固定接触部
1が取付られると共に前記貫通した負荷側ブッシング5
の内側端部にガイド棒200を介して可動接触部2が取
付けられる構成である。この固定接触部1は、複数の固
定接触子11が円環状に配列され、この複数の固定接触
子11がガータスプリング12により各々円環状の内向
きの弾性力を付勢された状態で取付けられたチューリッ
プ(又は、プラグ)接触構造とする構成である。
【0003】前記可動接触部2は、前記ガイド棒200
に嵌合する中空筒体210を有し、この中空筒体210
の一端に可動接触子21が配設されると共に、他端に集
電接触子201が配設され、この中空筒体210を集電
接触子201がガイド棒200の外周面に摺接した状態
で直線移動する構成である。この可動接触子21の直線
移動は、主軸6の回動に伴って回動する絶縁アーム23
の先端に係合する中空筒体210がガイド棒200に沿
って直線状に移動する。
【0004】図7は、他の従来のガス遮断器の可動接触
子の動作を説明する概略断面図を示す。同図において他
の従来のガス遮断器は、前記図6に記載のガス遮断器と
同様にガスSF6を封入したケース本体3の対向する壁
面に電源側ブッシング4及び負荷側ブッシング5を貫通
して配設し、この電源側ブッシング4に固定接触部1が
取付けられると共に負荷側ブッシング5に可動接触部2
が取付けられるが、この可動接触部2の投入・開放の動
作をバットコンタクト方式とする点が異なる構成であ
る。この可動接触部2は、固定接触部1の固定接触子1
1に対して可動接触子21が回動して垂直方向に接離す
るように、主軸6を中心として駆動アーム230が回動
する構成である。この駆動アーム230は、導電性材で
形成され、一端部の側面に可動接触子21が形成される
と共に、他端部に負荷側ブッシング5の導体に固着され
る可撓性導体25が接続される構成である。
【0005】また、前記図6に記載のガス遮断器に類似
するものとして図8に示すものがある。この図8は他の
従来のガス遮断器の可動接触子の動作を説明する概略断
面図を示す。同図において他の従来のガス遮断器は、前
記図6に記載のガス遮断器と同様にガスSF6を封入し
たケース本体3の対向する壁面に電源側ブッシング4及
び負荷側ブッシング5を貫通して配設し、この電源側ブ
ッシング4に固定接触部1が取付けられると共に負荷側
ブッシング5に可動接触部2が取付けられるが、この可
動接触部2を支持する構造を異にする構成である。この
可動接触部2はケース本体3の内側壁に固定されるガイ
ド枠202の貫通孔202aで可動接触子21の外周を
支持し、この可動接触子21が貫通孔202aを摺動す
る構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス遮断器は以
上のように構成されていたことから、図6に記載のガス
遮断器にあっては可動接触部2の集電接触子201がガ
イド棒200を直線状に摺動移動の接触抵抗のために動
作速度が遅くなり、投入時間及び開放時間が長くなると
いう課題を有する。また、図8に記載のガス遮断器も可
動接触子21の外周をガイド枠202の貫通孔202a
で支持しているため、接触抵抗が大きく前記と同様に動
作速度が遅くなるという課題を有する。この課題を解消
するために駆動用マグネットの起磁力を大きくすると、
投入動作時においては固定接触子11に対して可動接触
子21が衝突する際に大きな反発力が発生して反跳現象
が生じると共に、ガイド棒200に集電接触子201が
熔着するという課題を有する。また、開放動作時におい
ては、大きな起磁力により強大な運動モーメントで駆動
アーム230を回動させることから、駆動アーム230
の機械的強度を大きくしなければならず、装置の大型化
且つ大重量化という課題を有する。
【0007】また、接触箇所が可動接触子の先方部と集
電部の2箇所となり、通電時の信頼性が悪い。また、図
7に記載するようなバットコンタクト方式のガス遮断器
にあっては、小容量遮断器等では問題ないが、中容量又
は大容量遮断器となると、接触点の数が少ないことや、
接触点を増やせば大型化する等の課題を有することとな
り、小型で大容量通電が可能な多点接点形のチューリッ
プ接触子が採用されることが多いという現状にある。本
発明は前記課題を解消するためになされたもので、投入
及び開放の各動作を円滑且つ高速化すると共に、装置自
体を小型化したガス遮断器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガス遮断器
は、絶縁性ガスを密封してなるケース本体と、前記ケー
ス本体内に収納されると共に当該ケース本体の内壁に固
定され、端部に複数の固定接触子を内向きの弾性力が付
勢されて円環状に配列して形成されるチューリップ形の
固定接触部と、前記ケース本体内に収納されて主軸を支
点として回動自在に支持される絶縁アームの端部に円柱
状の可動接触子が形成され、前記主軸の回動に伴って絶
縁アームが回動して前記円環状の固定接触子に対し円柱
状の可動接触子が投入・開放する可動接触部とを備え、
電線路の投入・開放を行なうものである。
【0009】また、本発明に係るガス遮断器は必要に応
じて、可動接触部は回動方向と略同一方向に伸縮する弾
性部材を介して可動接触子を絶縁アームに支持して形成
するものである。また、本発明に係るガス遮断器は必要
に応じて、可動接触部の弾性部材は前記円環状の固定接
触子に可動接触子が投入される際に生じる投入荷重と略
同じ弾性力又は前記投入荷重より若干大きな弾性力で形
成されるものである。
【0010】また、本発明に係るガス遮断器は必要に応
じて、可動接触部の弾性部材は前記円環状の固定接触子
に可動接触子が投入される際に生じる投入荷重と略同じ
弾性力又は前記投入荷重により若干小さな弾性力で形成
されると共に、前記円環状の固定接触子の内向き弾性力
より大きな弾性力で形成されるものである
【0011】また、本発明に係るガス遮断器は必要に応
じて、可動接触子を投入した後における投入方向の可動
接触子の回動を所定位置で阻止する投入ストッパと、前
記固定接触子から可動接触子を開放した後における開放
方向の可動接触子の回動を所定位置で阻止する開放スト
ッパとを備えるものである。
【0012】また、本発明に係るガス遮断器は必要に応
じて、可動接触部の可動接触子を当該取付位置を中心と
して円周方向に回動自在に取付けるものである。また、
本発明に係るガス遮断器は必要に応じて、一側に開口部
を有する容器で形成され、当該容器内に前記固定接触部
を収納する消弧室を備え、前記可動接触子が消弧室の開
口部から挿通されて固定接触子に投入するものである。
【0013】
【作用】本発明においては、絶縁性ガスを封入したケー
ス本体内に固定接触子からなるチューリップ形の固定接
触部と可動接触子からなる可動接触部とを収納し、この
可動接触部を主軸を支点として回動させて固定接触子に
対して可動接触子の投入又は開放により、大容量の電線
路における投入・開放の各動作速度を高速化できる。
【0014】また、本発明においては、可動接触子を弾
性部材を介して絶縁アームに支持するように可動接触部
を形成したので、可動接触子が固定接触子に投入される
際に生じる衝撃を緩和できることとなり、投入・開放時
の反跳現象を除去すると共に接触部分の熔着を防止して
投入・開放の各動作を円滑化できる。
【0015】また、本発明においては、固定接触子に可
動接触子が投入される際に生じる投入荷重と略同じ又は
若干大きな弾性力で弾性部材を形成しているので、この
投入時の衝撃をより適正に緩和できることとなり、投入
・開放の各動作をより円滑化できる。
【0016】また、本発明においては、固定接触子に可
動接触子が投入される際に生じる当初の衝撃力と略同じ
若しくは若干小さな弾性力で弾性部材を形成すると共
に、固定接触子の内向きの弾性力より大きな弾性力で弾
性部材を形成したので、投入荷重を弾性部材の弾性力
(投入荷重と同じ又は小さい)が十分に収縮して吸収
し、この収縮した弾性部材の反発力でこの反発力(=弾
性力)より小さな内向きの弾性力で形成される円環状の
固定接触子内へ円滑に挿入できることとなり、投入・開
放の各動作をより確実に実行できると共に、反跳現象を
防止できる。
【0017】また、本発明においては、投入時及び開放
時における可動接触子の回動を各々所定位置で阻止する
投入ストッパ及び開放ストッパを備えるようにしている
ので、投入時においては可動接触子が固定接触子に対し
て過度の投入を阻止して各々の破損を防止し、また開放
時においては開放動作で生じた慣性力による可動接触部
等の損傷を防止すると共に、装置の大型化を防止する。
【0018】また、本発明においては、可動接触部の可
動接触子を取付け位置を中心として円周方向に回動自在
に取付けるようにしているので、固定接触子に対する可
動接触子の摺動位置が偏ることなく均一にできることと
なり、接触面の局部的な摩耗を極力抑制できるため、接
触信頼性の向上が図れる。さらに、本発明においては、
固定接触部を収納するように消弧室を設けるようにして
いるので、開放の際に生じるアークを急速に消滅させる
ことができる。
【0019】
【実施例】
(本発明の一実施例)以下、本発明の一実施例を図1な
いし図3に基づいて説明する。この図1は本実施例に係
るガス遮断器の内部構成説明図、図2は図1に記載のガ
ス遮断器における投入動作説明図、図3は図1に記載の
ガス遮断器における開放動作説明図である。
【0020】前記各図において本実施例に係るガス遮断
器は、SF6ガスを封入された密閉容器のケース本体3
と、このケース本体3の相対向する壁面を各々貫通して
密封状態で配設される電源側ブッシング4及び負荷側ブ
ッシング5と、この電源側ブッシング4のケース本体3
内における端部に電源線路40と接続して取付けられる
と共に消弧室8内に収納される固定接触部1と、この固
定接触部1の側方(下側)に配設される主軸6が配設さ
れると共に、可撓性導体25を介して前記負荷側ブッシ
ング5の負荷線路50に接続される可動接触部2とを備
える構成である。この可動接触部2は、前記主軸6に略
く字形状のアーム体の一端が軸支され、主軸6の回動に
伴って揺動する絶縁アーム23と、この絶縁アーム23
のアーム体の他端に形成された取付孔23aに嵌合する
支持棒22と、この支持棒22と取付孔23aとの嵌合
隙間に収納されるスプリング24と、前記支持棒22の
先端部分に取付けられ、端部を開放状態とする円筒形状
の導電性材で形成される可動接触子21とを備える構成
である。
【0021】前記スプリング24は、支持棒22及び取
付孔23aの嵌合隙間において、絶縁アーム23におけ
る取付孔23aの端部に形成される係合突起部23bと
支持棒22の係合突起部22aとの間で収納保持される
構成である。このスプリング24は、前記可動接触子2
1が固定接触部1の円環状に形成される固定接触子1に
嵌挿される際に生じる嵌挿荷重よりやや小さな弾性力で
形成されると共に、前記円環状の固定接触子11をガー
タスプリング12が内向きに付勢する弾性力より大きな
弾性力で形成される構成である。前記支持棒22は、絶
縁アーム23の取付孔23aにおける係合突起部22a
とスプリング24を外側より押圧部材22bが押圧遮蔽
し、前記取付孔23a内に収納係止される構成である。
この押圧部材22bは絶縁アーム23の取付孔23aか
ら支持棒22が投入・開放の際に生じる慣性力及び反発
力により脱落するのを未然に防止している。
【0022】前記固定接触部1は、電源側ブッシング4
内に配設されて前記電源線路40に接続される電源側導
体41に螺着される導電性材で形成される固定接触基台
14と、この固定接触基台14の外周端部から突出して
円環状のチューリップ形に配列される複数の固定接触子
11と、この円環状に配列された固定接触子11の円環
内に前記固定接触基台14の先端面から突出して螺着さ
れる中心ガイド部13とを備える構成である。この複数
の固定接触子11は、基部の外周部分に装着されるガー
タスプリング12により円環の内側に収束するような弾
性力が付勢された状態で取付けられる構成である。
【0023】また、前記主軸6には可動突起片71が軸
支固定され、前記ケース本体3の補助板31上の主軸6
を中心として対称な位置に投入用当接部72及び開放用
当接部73が形成され、この可動突起片71と投入用当
接部72及び開放用当接部73とでストッパ7を構成し
ている。このストッパ7は、主軸6の回動に伴って可動
突起片71が図示矢印A1又はB1の方向へ回動し、この
可動突起片71が投入用当接部72又は開放用当接部7
3に衝突した位置で主軸6の回動を停止させる構成であ
る。前記投入用当接部72は、前記補助板31上に固着
される基台部72aと、この基台部72aに螺着され、
螺入の程度によりその高さを調節して主軸6の停止位置
を調整する調整螺子72bとを備え、この調整螺子72
bの螺子頭に前記可動突起片71を衝突させる構成であ
る。また、前記開放用当接部73も、前記投入用当接部
72と同様に基台部73a及び調整螺子73bを備えて
停止位置を調整できる構成である。
【0024】次に、前記構成に基づく本実施例の投入・
開放の各動作について説明する。まず、ガス遮断器の投
入動作は主軸6を図示矢印A1方向回動させて絶縁アー
ム23を図示矢印A方向に回動させる。この絶縁アーム
23の回動により支持棒22及びこの支持棒22の先端
に取付けられた可動接触子21も大きく同じA方向に回
動し、この可動接触子21が固定接触部1における円環
状の固定接触子11内に突入する。この可動接触子21
の突入により固定接触子11に衝突してこの反作用を受
けることとなるが、この反作用をスプリング24が収縮
して吸収する。この吸収したスプリング24は伸張する
際に生じる反発力(弾性力に相当する。)によりガータ
スプリング12で内向きに付勢された円環状の固定接触
子11内に可動接触子21を嵌挿して投入動作を補完す
る。このようにスプリング24の収縮及び伸張により可
動接触子21の衝撃力を吸収して反跳作用を未然に防止
し、接触部分における接点の熔着を防止できる。また、
前記可動接触子21が固定接触子11へ突入嵌挿すると
同時に、ストッパ7の可動突起片71が投入当接部72
に衝突して主軸6の回動を停止させることから、この衝
突時に生じる反作用を前記スプリング24が吸収して反
跳作用を併せて防止し、投入動作をより円滑にできると
共に、接点の熔着を防止できる。
【0025】また、ガス遮断器の開放動作は、図示を省
略する開放用の発条による弾性力により主軸6を回動さ
せて絶縁アーム23を図示矢印B方向に回動させる。こ
の絶縁アーム23の回動により支持棒22の先端に取付
けられた可動接触子21が固定接触子11から抜脱す
る。この抜脱された後の可動接触部2は絶縁アーム23
の図示矢印B方向への回動の慣性力により、この絶縁ア
ーム23がさらに回動する。このような慣性力により回
動する可動接触部2をストッパ7の可動突起片71が開
放用当接部72に衝突して主軸6の回動と共に停止させ
る。この開放用当接部73への衝突時に生じる反作用の
衝撃力を前記スプリング24が吸収して反跳作用を防止
して開放動作を円滑にできる。また、前記反作用で生じ
る可動接触部2における絶縁アーム23に加わる衝撃荷
重を緩和して機械的強度を小さく製作することができ、
装置自体を小型化することができる。
【0026】(本発明の他の実施例)図4は本発明の他
の実施例に係るガス遮断器における可動接触部の各概略
構成図を示す。同図(A)において可動接触部2は、前
記実施例の可動接触部2と同様に絶縁アーム23と、支
持棒22と、スプリング24と、可動接触子21とを共
通して備え、このスプリング24の配設位置を異にする
構成である。即ち、この可動接触子21はスプリング2
4を介して支持棒22に取付けられる。
【0027】また、図4(B)において可動接触部2
は、絶縁アーム23を二つの屈曲自在な二つの部材23
a、23bで形成し、この二つの部材23a、23bの
間に前記スプリング24を介装する構成である。さら
に、前記図4(A)、(B)においては可動接触部2に
スプリング24を備える構成としたが、前記ストッパ7
における可動突起片71の衝突面又は投入用当接部72
及び開放用当接部73の衝突面等にスプリング、ゴム、
樹脂等の弾性部材を配設する構成とすることもできる。
【0028】図5は本発明の他の実施例に係るガス遮断
器における可動接触部の各概略構成図を示す。同図
(A)において可動接触部2は、可動接触子21の先端
部分に取り付けられる耐アーク接触片を、絶縁アーム2
3の円弧動作(図中の矢印方向)における外周側より内
周側の長さが短く形成する構成である。このように内・
外周の可動接触子21の長さを異ならせて形成している
ので、この可動接触子21の耐アーク接触片の先端面を
固定接触部1の固定接触子11に全周均一に投入・開放
できることとなる。
【0029】また、前記図5(B)においては可動接触
部2の支持棒22を絶縁アーム23の円弧動作(図示矢
印方向)に沿った円弧状に形成しているので、固定接触
部の固定接触子11により円滑に投入・開放の動作が可
能となる。さらに、前記各実施例のガス遮断器において
は、可動接触部2の可動接触子21を支持棒22に取付
ける構成としたが、この可動接触子21を支持棒22に
回動自在に取付ける構成とすることもできる。このよう
に支持棒22に対して可動接触子21が支持棒22の円
周方向と同一方向に対して回動することにより、固定接
触子11に対する可動接触子21の摺動面が特定箇所に
偏ることなく均一に摺動させることができることとな
り、可動接触子21の局部的な摩耗を極力抑制すると共
に、接触の信頼性を向上させることができる。また、可
動接触子21を支持棒22を固着し、さらにこの支持棒
22を軸中心に回動するように絶縁アーム23に取付け
る構成とした場合も、前記実施例と同様に可動接触子2
1の局部的な摩耗を極力抑制すると共に、接触の信頼性
を向上させることができることとなる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明においては、絶縁性
ガスを封入したケース本体内に固定接触子からなるチュ
ーリップ形の固定接触部と可動接触子からなる可動接触
部とを収納し、この可動接触部を主軸を支点として回動
させて固定接触子に対して可動接触子の投入・開放を行
なうことにより、大容量の電線路における投入・開放の
各動作速度を高速化できるという効果を奏する。また、
本発明においては、可動接触子を弾性部材を介して絶縁
アームに支持するように可動接触部を形成したので、可
動接触子が固定接触子に嵌挿される際に生じる衝撃を緩
和できることとなり、投入・開放時の反跳現象を除去す
ると共に接触部分の熔着を防止して投入・開放の各動作
を円滑化できるという効果を有する。また、本発明にお
いては、固定接触子に可動接触子が嵌挿される際に生じ
る投入荷重と略同じ又は若干大きな弾性力で弾性部材を
形成しているので、この嵌挿時の衝撃をより適正に緩和
できることとなり、投入・開放の各動作をより円滑化で
きるという効果を有する。また、本発明においては、固
定接触子に可動接触子が嵌挿される際に生じる投入荷重
と略同じ若しくは若干小さな弾性力で弾性部材を形成す
ると共に、固定接触子の内向きの弾性力より大きな弾性
力で弾性部材を形成したので、投入荷重を弾性部材の弾
性力(投入荷重と同じ又は小さい)が十分に収縮して吸
収し、この収縮した弾性部材の反発力でこの反発力(=
弾性力)より小さな内向きの弾性力で形成される円環状
の固定接触子内へ円滑に挿入できることとなり、投入・
開放の各動作をより確実に実行できると共に、反跳現象
を防止できるという効果を有する。また、本発明におい
ては、投入時及び開放時における可動接触子の回動を各
々所定位置で阻止する投入ストッパ及び開放ストッパを
備えるようにしているので、投入時においては可動接触
子が固定接触子に対して過度の投入を阻止して各々の破
損を防止し、また開放時においては開放動作で生じた慣
性力による可動接触部等の損傷を防止すると共に、装置
の大型化を防止するという効果を有する。また。本発明
においては、可動接触部の可動接触子を取付け位置を中
心として円周方向に回動自在に取付けるようにしている
ので、固定接触子に対する可動接触子の摺動位置が偏る
ことなく均一にできることとなり、接触面の局部的な摩
耗を極力抑制できるという効果を有する。さらに、本発
明においては、固定接触部を収納するように消弧室を設
けるようにしているので、開放の際に生じるアークを急
速に消滅させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るガス遮断器の内部構成
図である。
【図2】図1に記載のガス遮断器の投入時における動作
説明図である。
【図3】図1に記載のガス遮断器の開放時における動作
説明図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るガス遮断器の部分概
略構成図である。
【図5】本発明の他の実施例に係るガス遮断器の部分概
略構成図である。
【図6】従来のガス遮断器の内部概略断面構成図であ
る。
【図7】他の従来のガス遮断器の内部概略断面構成図で
ある。
【図8】他の従来のガス遮断器の内部概略断面構成図で
ある。
【符号の説明】
1 固定接触部 2 可動接触部 3 ケース本体 4 電源側ブッシング 5 負荷側ブッシング 6 主軸 7 ストッパ 11 固定接触子 12 ガータスプリング 13 中心ガイド部 14 固定接触基台 21 可動接触子 22 支持棒 22a、23b 係合突起部 22b 弾性部材 23 絶縁アーム 23a 取付孔 24 スプリング 25 可撓性導体 31 補助板 40 電源線路 41 電源側導体 50 負荷線路 71 可動突起片 72 投入用当接部 72a、73a 基台部 72b、73b 調節螺子 73 開放用当接部 200 ガイド棒 201 集電接触子 202 ガイド枠 202a 貫通孔 210 中空筒体 230 駆動アーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性ガスを密封してなるケース本体
    と、 前記ケース本体内に収納されると共に当該ケース本体の
    内壁に固定され、端部に複数の固定接触子を内向きの弾
    性力が付勢されて円環状に配列して形成されるチューリ
    ップ形の固定接触部と、 前記ケース本体内に収納されて主軸を支点として回動自
    在に支持される絶縁アームの端部に円柱状の可動接触子
    が形成され、前記主軸の回動に伴って絶縁アームが回動
    して前記円環状の固定接触子に対し円柱状の可動接触子
    が投入・開放する可動接触部とを備えたことを、 特徴とするガス遮断器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のガス遮断器におい
    て、 前記可動接触部は回動方向と略同一方向に伸縮する弾性
    部材を介して可動接触子を絶縁アームに支持して形成す
    ることを特徴とするガス遮断器。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のガス遮断器におい
    て、 前記可動接触部の弾性部材は前記円環状の固定接触子に
    可動接触子が嵌挿される際に生じる投入荷重と略同じ弾
    性力又は前記投入荷重より若干大きな弾性力で形成され
    ることを特徴とするガス遮断器。
  4. 【請求項4】 前記請求項2に記載のガス遮断器におい
    て前記可動接触部の弾性部材は前記円環状の固定接触子
    に可動接触子が投入される際に生じる投入荷重と略同じ
    弾性力又は前記投入荷重により若干小さな弾性力で形成
    されると共に、前記円環状の固定接触子の内向き弾性力
    より大きな弾性力で形成されることを特徴とするガス遮
    断器。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    のガス遮断器において、 前記可動接触子を投入した後における投入方向の可動接
    触子の回動を所定位置で阻止する投入ストッパと、 前記固定接触子から可動接触子を開放した後における開
    放方向の可動接触子の回動を所定位置で阻止する開放ス
    トッパとを備えることを特徴とするガス遮断器。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    のガス遮断器において、 前記可動接触部の可動接触子を当該取付位置を中心とし
    て円周方向に回動自在に取付けることを特徴とするガス
    遮断器。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    のガス遮断器において、 一側に開口部を有する容器で形成され、当該容器内に前
    記固定接触部を収納する消弧室を備え、 前記可動接触子が消弧室の開口部から挿通されて固定接
    触子に投入することを特徴とするガス遮断器。
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