JPH0830594B2 - 室内空気調和装置 - Google Patents

室内空気調和装置

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Publication number
JPH0830594B2
JPH0830594B2 JP4108168A JP10816892A JPH0830594B2 JP H0830594 B2 JPH0830594 B2 JP H0830594B2 JP 4108168 A JP4108168 A JP 4108168A JP 10816892 A JP10816892 A JP 10816892A JP H0830594 B2 JPH0830594 B2 JP H0830594B2
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JP
Japan
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water
air
wet
heat exchange
heat exchanger
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Application number
JP4108168A
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JPH05302735A (ja
Inventor
喜章 庄子
悟 池鯉鮒
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィルタ、ファン、熱交
換部から成る室内空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタ、ファン、熱交換器から成る一
般の空調設備における熱交換部は、冷却用としては冷媒
または冷水を通した冷却コイル、加熱用としては蒸気ま
たは温水を通過した加熱コイル、或いは電気ヒータ等が
用いられ、全空気式の空調手段の場合、室内からの還気
および新鮮空気として取入れる外気は、フィルタで濾過
された後、冷却用または加熱用熱交換器を経た後、加湿
を必要とするときは加湿されてファンによりダクトを経
て室内に吹出し循環される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空調設備に
おいては、室内で発生し或いは室外から侵入する粉塵や
ミストの他臭気等の汚染質の比較的大きいサイズの粉塵
は濾過し得るが、微小粉塵や臭気等のガス状物質の除去
は困難であった。
【0004】又、一般に冷却用熱交換器の冷却コイルを
使用する夏期には、コイル面に結露を生じて濡れ面とな
り、室内温度の調整時にはコイル面が濡れたり、これが
乾いた状態を繰返えすためコイル表面にかび等の菌類が
発生し、長期間の使用においてコイル表面が腐食して酸
化物を生じ、これが飛散したり悪臭を放つ等室内空気を
汚染する原因となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来手段に
おいて、室内また室外から侵入する排除不能の微小粒
子、臭気等のガス状物質或いは熱交換用コイル表面に発
生するかび、菌類による弊害を排除することを目的とす
るもので、ファンにより室内還気をフィルタと熱交換部
を経て室内に循環させる空調手段において、熱交換部
を、調温装置により適温とした水で濡らした含水材を主
体とする湿式熱交換器としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明による空気調和装置において、室内還気
および新鮮外気はファンによりフィルタを通過させるこ
とにより比較的大径の粉塵は該フィルタで除去された
後、熱交換器に送込まれ、調温装置によって適温となっ
た水で濡れた含水材に接しつつ湿式熱交換器を経てダク
トより室内に循環するが、該熱交換器における含水材の
濡れ面との接触において、空気中の微小汚染物質は該濡
れ面に付着して的確に除去され、清浄空気となって室内
に吹込まれる。
【0007】
【実施例】本発明による空調装置の実施例を図1乃至図
5によって説明する。
【0008】空気調和設備は室aに連設した機筺b内に
設けたフィルタcとファンdと、湿式熱交換器eと、機
筺bと室a内を連通させるダクトfとで形成され、機筺
bには外気取入口gを設けた。
【0009】図1に示す実施例の湿式熱交換器eは、上
部チャンバー2と下部チャンバー3との間に多数枚の板
状含水材1を適当な通風間隙4を存させて垂直に平行立
設し、各含水材1の上縁は図2の(ロ)で示すように、
上部チャンバー2の底板に設けたスリット5に嵌着支持
させると共に該スリット5の両側底板面には小孔bを設
け、各含水材1の下縁は下部チャンバー3において両側
一部を溝7で保持させたものを示し、含水材1としては
多孔質金属、焼結金属、金属繊維、セラミック繊維等の
集結材その他の多孔質材を使用する。
【0010】8はポンプ9を介して上部チャンバー2と
連通し、またフィルタ10を介して下部チャンバー3に
連通させた調温装置を示し、該調温装置8は一般空調で
用いられる冷温水発生装置や、恒温循環装置に類するも
ので、加熱、冷却方式はコンプレッサーを用いたヒート
ポンプ方式で、補助加熱器にヒータを用いることも可能
である。
【0011】図中hは熱交換部eの二次側に設けた電熱
ヒータ等の補助ヒータを示す。
【0012】以上の構成において調温装置8により適温
に調整した水を湿式熱交換部eの上部チャンバー2内に
送れば、水は小孔6から落下して含水材1の両面を濡ら
して下部チャンバー3に溜り、下部チャンバー3内の水
はポンプ9により上部チャンバー2に循環する。従って
空調設備のファンdの駆動により室a内よりの還気はフ
ィルタcを経て湿式熱交換部eの前記含水材1の濡れ面
に沿って通過させることにより調温装置8で調整した水
温に応じて所定温度の調和空気としてダクトfを経て室
a内に吹込まれて室a内の空調が行われ、かつ濡れ面と
の接触によって室内還気および外気取入口gからの外気
中フィルタcで排除し得ない微小粉塵および悪臭ガス分
子は濡れ水によって取除かれ清浄空気として室a内に循
環させ得るもので、また水が含水材1面に沿って流下す
るとき微小な水が飛沫となるが、この飛沫は負に帯電す
るので、体に良いマイナスイオンの発生に寄与し得る。
【0013】尚、熱交換用として使用される水は多量を
必要とすることなく例えば一日一の程度で定期的に水
を入れ替えればよい。上記湿式熱交換部eの形態は上記
実施例に限るものではなく、次に他の実施態様を説明す
る。
【0014】図3は含水材1をハニカム状として、これ
を回転円胴11内に装着し、その略下半部を水槽12内
の水中に浸漬させてモータ13により適当速度で回転さ
せる形式としたもので、該円胴11の上半部に対し矢示
の軸線方向から室内還気を導くようにし、円胴11の回
転によるハニカム体を常に濡らせ、水槽12内に調温装
置8からの調温水を循環させるようにした。
【0015】図4の実施例は多数の円板状含水材1を適
当な通風間隙を存して円胴状14とし、前実施例と同
様に半部を水槽12内に浸漬させてモータ13で回転さ
せるようにした。更に図5の実施例は、多数の板状含水
材1を通気間隙を存して平行に立設し、通気方向の後部
に噴射管15の適数本を設けて、調温装置8からの調温
水をポンプ9を介して噴射管15から噴出させて立設し
た含水材1に濡れ面を形成させ、その前面にはエリミネ
ータ16を設けたもので、その作動は前実施例と変る
ことはない。
【0016】本装置において室内に吹出される空気は相
当の湿気を有するものと考えれるが、熱交換部eに供給
される水は、冷房時には通過する空気の露点温度以下ま
たは露点温度付近にコントロールすることにより、蒸発
して空気を加温することなく、反って除湿するもので、
また暖房時には水温を上げ過ぎた場合は加湿過多となる
可能性があり、従って室内の加湿に必要な量の水分が蒸
発する温度、例えば25℃程度に水温をコントロールす
る。そして暖房負荷に足りない分の熱量は、前記熱交換
部eの2次側に設けた補助ヒータhで加熱するものであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によるときは空調用の熱交換部と
して、湿式熱交換器を使用したので、室内で発生し或い
は外気と共に室外から侵入するフィルタで除去し得ない
微小粉塵や悪臭ガス分子、また熱交換部で生ずるかび、
菌類等を濡れ面で的確に除去し、更にマイナスイオンに
よる寄与も期待でき、快適な空調を得られる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による空調装置の実施例を示す系統線
【図2】(イ) 熱交換器の実施例を示す斜視図 (ロ) 熱交換器の一部詳細斜視図
【図3】(イ) 本発明の他の実施例を示す要部の系統
図 (ロ) 上記(イ)に使用する熱交換器の斜視図
【図4】(イ) 本発明の更に他の実施例を示す要部の
系統図 (ロ) 上記(イ)に使用する熱交換器の斜視図
【図5】(イ) 本発明の更に他の実施例を示す要部の
系統図 (ロ) 上記(イ)に使用する熱交換器の斜視図
【符号の説明】
a 室内 b 機筺 c フィルタ d ファン e 熱交換部 1 含水材 8 調温装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンにより室内還気をフィルタと熱交
    換部を経て室内に循環させる空調手段において、熱交換
    部を調温装置により適温とした水で濡らした含水材を主
    体とする湿式熱交換器としたことを特徴とする室内空気
    調和装置。
JP4108168A 1992-04-27 1992-04-27 室内空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0830594B2 (ja)

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JP9088280A Division JP2923765B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 室内空気調和装置
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JPH05302735A JPH05302735A (ja) 1993-11-16
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DE102012009314B4 (de) * 2012-05-10 2020-01-30 Man Diesel & Turbo, Filial Af Man Diesel & Turbo Se, Tyskland Verbrennungsmotor
JP7402614B2 (ja) * 2019-03-27 2023-12-21 三機工業株式会社 空調システム

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