JPH08305735A - 部品コスト見積り方法および部品コスト見積り装置 - Google Patents

部品コスト見積り方法および部品コスト見積り装置

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JPH08305735A
JPH08305735A JP10763995A JP10763995A JPH08305735A JP H08305735 A JPH08305735 A JP H08305735A JP 10763995 A JP10763995 A JP 10763995A JP 10763995 A JP10763995 A JP 10763995A JP H08305735 A JPH08305735 A JP H08305735A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CADシステムを使用し、しかも部品コスト
の見積りを簡便に行うことのできる部品コスト見積り方
法および部品コスト見積り装置を得る。 【構成】 CADシステム21に組み込まれた形の部品
コスト見積り装置22は、加工コストの見積り23、材
料コストの見積り24、メッキコストの見積り25およ
び塗装コストの見積り26をそれぞれ行い、これらの総
和を部品コスト27として算出する。加工コストの見積
り23では、部品の形状を表わすCAD要素数と製品寸
法という2種類のパラメータ28を求め、所定の関係式
によって加工コスト29の算出を行うようにしている。
部品の設計時に得られた諸データを基にして加工コスト
の見積りを行い、部品のコストを見積もることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品のコストを見積もる
ための方法および装置に係わり、詳細には例えばコンピ
ュータ支援設計システムを利用して部品を作成するとき
の部品コスト見積り方法および部品コスト見積り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】装置を設計するときには、その部品の材
料や寸法等の諸条件を考察してコストを推察することが
重要である。部品のコストの見積りのための計算式は一
般に次の(1)式で表わされる。 部品コスト=加工コスト+材料コスト+メッキコスト+塗装コスト …(1)
【0003】このうちで加工コストの見積りの算出が一
般に困難とされている。加工コストの見積りは従来から
次のようにして行われていた。 加工の種類ごとにそれらの回数を数える。 求められた加工回数から、すでに設定されている各加
工の標準時間と加工時間に基づいて、各加工に必要な時
間を算出する。 各加工の総和として全加工に必要な時間を求める。 求められた加工時間に労賃あるいは人件費を掛けてコ
ストを算出する。
【0004】このように加工コストの見積りを行うに
は、加工の種類、回数のように各種のパラメータを得る
必要があった。また、これらのパラメータを、図面を見
ながらすべて人手によって入力する必要があった。
【0005】一方、最近ではCAD(コンピュータ支援
設計)システムを用いて部品の設計を行うことが一般に
なっている。そこで、CADシステムに予め加工内容を
判断するアルゴリズムを組み込んでおいて、部品コスト
の見積りを行う際には自動的にコストの算出に必要なパ
ラメータを抽出することが提案されている。
【0006】例えば特開平4−267484号公報で
は、CADシステムにより作成される板金製品の展開図
形データや基準原価データを外部記憶装置に記憶させて
おき、展開図形データの内形穴データや外形輪郭デー
タ、あるいは曲げデータより実際の加工要素情報を抽出
するようにしている。そして、これら抽出して得られた
加工要素情報と基準原価情報とから製品の原価を算出
し、得られた製品の原価を出力装置に出力するようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では全
くの人手によって部品の見積りを行う場合と、CADシ
ステムを使用して実際の加工要素情報を抽出することで
部品の見積りを行う場合とがあった。このうち、人手に
よって部品の見積りを行う手法では、図面の内容から全
加工内容を判断して必要なデータを入力するようになっ
ていた。このため、入力に要する工数がかかるという
問題と、加工内容を熟知していないと、入力ミスを起
こし、見積りの誤差を発生させてしまうという問題があ
った。
【0008】また、CADシステムで作成された図面情
報を用いて自動的に見積りを行う手法でも、所定のプロ
グラムを組んで図面情報から加工情報を判断する必要が
ある。したがって、加工要素情報を正確に抽出するた
めには、CADの入力に制約事項が生じて図面入力に工
数がかかるといった問題があった。また、ルール通りに
CAD入力を行わないと、見積りに誤差が発生するとい
った問題もあった。更に、プログラム(ソフトウェ
ア)として、CADシステム固有の図面認識のノウハウ
を組み込む必要があり、見積りシステムの開発にあたっ
ては、全加工を図面から認識するアルゴリズムを組む必
要から、開発工数がかかり、また、開発のための期間が
長くなるといった問題が発生した。
【0009】そこで本発明の目的は、CADシステムを
使用し、しかも部品コストの見積りを簡便に行うことの
できる部品コスト見積り方法および部品コスト見積り装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)コンピュータ支援設計によって得られた部品
の形状を示す部品形状情報から所定の部品の図形につい
ての形状を表わすCAD要素の総数と部品の寸法との2
種類のパラメータを求めるパラメータ算出ステップと、
(ロ)算出された2種類のパラメータを用いて演算しそ
の部品の加工コストを算出するコスト算出ステップとを
部品コスト見積り方法に具備させる。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、コンピ
ュータ支援設計によって得られた部品の形状を示す部品
形状情報から所定の部品のCAD要素の総数と部品の寸
法との2種類のパラメータを求め、これらのパラメータ
からその部品の加工コストを算出して、その部品につい
ての他のコストを加味して部品コストの見積りを行うよ
うにしている。すなわち、CADシステムを使用した際
の図形のCAD要素(直線、円等)の数が多いほど部品
の加工コストがかかるので、これを考慮に入れると共
に、CAD要素だけでは例えば非常に長い直線の部分で
も1つと勘定されるだけなので、部品の寸法についても
考慮して加工コストを算出することにして精度の向上を
図っている。
【0012】請求項2記載の発明では、部品の加工コス
トと前記2種類のパラメータ間の相関関係を示す関係式
を、コストのすでに判っている部品について予め算出し
ておき、その関係式に基づいて新たな部品の加工コスト
を算出することを特徴としている。
【0013】また、請求項3記載の発明では、コンピュ
ータ支援設計によって得られた部品の形状を示す部品形
状情報から求める部品の寸法は、部品の縦、横、高さの
寸法の和であることを特徴としている。
【0014】更に請求項4記載の発明では、請求項2記
載の発明における関係式は、多重回帰直線であることを
特徴としている。もちろん、多重回帰直線は例示であ
り、他の関係式を使用してもよい。
【0015】請求項5記載の発明では、(イ)コンピュ
ータ支援設計によって得られた部品の形状を示す部品形
状情報を記憶する部品形状情報記憶手段と、(ロ)この
部品形状情報記憶手段に記憶された部品形状から所定の
部品のCAD要素の総数と部品の縦、横、高さの寸法の
和との2種類のパラメータを求めるパラメータ算出手段
と、(ハ)これら2種類のパラメータを用いて演算しそ
の部品の加工コストを算出する加工コスト算出手段と、
(ニ)その部品の材料コスト等の他のコストを算出する
その他のコスト算出手段と、(ホ)加工コスト算出手段
の算出した加工コストとその他のコスト算出手段の算出
したその他のコストとを加算してその部品のコストの総
額を算出する総額算出手段とを部品コスト見積り装置に
具備させる。
【0016】すなわち請求項5記載の発明では、コンピ
ュータ支援設計によって得られた部品の形状を示す部品
形状情報を部品形状情報記憶手段に記憶しておいて、こ
れからコストを見積もろうとする部品についての所定の
パラメータを求め、これを用いてその部品の加工コスト
を算出するようにしている。そして、これにその部品の
材料コスト等の他のコストを加算してその部品のコスト
の総額を算出することで、装置によるコストの見積りを
可能にしている。
【0017】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例における部品コス
ト見積り装置のシステム構成を表わしたものである。本
実施例の部品コスト見積り装置は、CADシステムも同
時に実現する装置として構成されている。すなわち、こ
の部品コスト見積り装置はCPU(中央処理装置)を中
心とした処理装置11に主記憶装置12および磁気ディ
スク等の記憶装置13を記憶媒体として接続している。
また、処理装置11はキーボードやポインティング・デ
バイスとしてのマウス等に代表される入力装置14と、
CRTあるいは液晶ディスプレイに代表される表示装置
15と、レーザプリンタやインクジェットプリンタに代
表される出力装置16を接続している。CADシステム
ならびに部品コスト見積り装置を実現するプログラム
は、記憶装置13に予め格納されており、必要に応じて
これが主記憶装置12に読み出され、実行されるように
なっている。
【0019】図2は、この部品コスト見積り装置とCA
Dシステムの関係を表わしたものである。CADシステ
ム21の処理手順(ソフトウェア)が基盤として存在
し、この上に部品コスト見積り装置22の処理手順が配
置された構成となっている。部品コスト見積り装置22
では、すでに従来技術として説明したように、部品コス
トの見積りを行う際に、加工コストの見積り23と、材
料コストの見積り24と、メッキコストの見積り25
と、塗装コストの見積り26をそれぞれ行い、これらの
総和を部品コスト27としている。問題となる加工コス
トの見積り23では、部品の形状を表わすCAD要素数
と製品寸法という2種類のパラメータ28を求め、所定
の関係式によって加工コスト29の算出を行うようにし
ている。
【0020】図3は、所定の部品を作成してからその部
品コストの見積りが行われるまでの設計者による作業手
順を表わしたものである。まず、設計者は図2に示した
CADシステム21を使用して部品の図面データを作成
する(ステップS101)。そして、その部品のコスト
の見積りを行うので、表示装置15に表示されるCAD
システムのメニューからコスト見積り機能を選択しコス
トの見積りの開始を指示する(ステップS102)。こ
のような指示は、例えばマウスを操作してカーソルを所
定位置に合わせ、そのボタンをクリックすることで実現
する。
【0021】これにより、処理装置11はCAD上の該
当する部品の部品形状データを読み出して、部品形状の
CAD要素数と、その部品の寸法(X,Y,Z)の2種
類のパラメータを取り出す(ステップS103)。この
ようにして得られた2種類のパラメータは、加工コスト
との相関関係を示す関係式に当てはめられ、これによ
り、部品の加工コストが見積もられる(ステップS10
4)。これについては、後に詳しく説明する。
【0022】次に、材料コストを求めるために必要なパ
ラメータが入力され、材料コストが算出される(ステッ
プS105)。この後、メッキコストを求めるために必
要なパラメータが入力されて、メッキコストが算出され
る(ステップS106)。同様にして、次のステップで
は塗装コストを求めるために必要なパラメータが入力さ
れ、塗装コストが算出される(ステップS107)。最
後に、ステップS104からステップS107で求めた
該当部品についての各コストの総和を求め、部品コスト
を算出し、その結果を設計者の指示に応じて表示装置1
2で表示したり、出力装置16から出力する(ステップ
S108)。
【0023】図4は、図3のステップS104で示した
加工コストの見積りのための関数式を決定するための手
順を示したものである。ここでは、板金部品のコストを
見積もる場合を例にとって説明する。
【0024】まず、既に加工コストが判っている部品と
しての基準部品を基準部品データをとるために複数個選
定する(ステップS201)。次に、これら選定した各
基準部品について2種類のパラメータをCADのデータ
から取り出す(ステップS202)。ここで、2種類の
パラメータとは次のようなものをいう。 部品形状のCAD要素数 部品の縦、横、高さ寸法の和
【0025】このようにして得られた各部品の加工コス
トをYとし、X1 をCAD要素数とする。また、X2
部品の縦、横、高さ寸法の和とするとき、次の(2)式
で示す多重回帰直線に当てはめて、相関関係を表わす関
数値を求める(ステップS203)。この際には、市販
の回帰分析用のソフトウェアを利用するのが効果的であ
る。 Y=m1 1 +m2 2 +b ……(2) ここで各係数m1 、m2 、bはサンプルデータから求め
られる。
【0026】相関関係を表わす関数値が求められたら、
ステップ203で求めた加工コストの見積もりの関係式
を評価する(ステップS204)。このために、関数値
を求める基準となった部品とは異なる所定の部品につい
て、実績加工コストと2つのパラメータとをサンプルデ
ータとして準備しておく。そして、相関関係を表わす関
数式に当てはめて求めた見積もりコストと比較して、そ
の相関関係を求めることになる。
【0027】次のステップ205では、前のステップ2
04で求めた相関関係が期待値に達している(OK)か
どうかを判断する。この結果、期待値に到達していれば
(Y)、ステップ204で求めた関数値を加工コストの
見積もりのための関数式として採用する(ステップS2
06)。
【0028】これに対して、期待値に到達していなけれ
ば(ステップS205;N)、再度、関数式を定める必
要がある。そこで、この際に基準部品の一部または全部
を変更する必要があるかどうかの判別を行う(ステップ
S207)。基準部品の変更が必要な場合には(Y)、
ステップ201に戻って基準部品の全部または一部を選
定しなおす。そして、前記したステップS202および
ステップS203を経てステップS204で関数式の評
価を行い、前記したように期待値に到達したかどうかの
判別を行うことになる(ステップS204)。ここで基
準部品の変更が必要な場合とは、例えば関数値からひど
く外れる部品がある場合に、その部品を取り除くような
場合をいう。取り除く部品は、全部である場合もある
し、一部のみの場合もある。
【0029】ステップS207で基準部品の変更が必要
ないと判別された場合には、ステップS201で選定し
た基準部品の基準部品データを使用して、ステップS2
03で再度、2種類の相関関係を表わす関数値を求め
る。例えば、今まで選択していた関数式にサンプルデー
タ全体がマッチしないような場合には、違う関数式の採
用を検討することになる。この関数式を用いてステップ
S204で加工コストの見積もりの関係式を評価し、こ
れが期待値に到達すれば(Y)、ステップS206に進
み、そうでなければ(N)、前記したようにステップS
201またはステップS203に戻って同様の作業を繰
り返すことになる。
【0030】なお、新たな関数式を設定する際には、一
般的な回帰分析用のソフトウェア等に備えられている式
を使用することができる。例えば次の(3)式のような
指数曲線式を使用することも可能である。 Y=m1 X1×m2 X2×b ……(3) また、これ以外にニューラルネットワークの手法を用い
ることも可能である。
【0031】図5は、板金部品のコストを見積もった結
果の一例を示したものである。この図は、図4で説明し
た手法で決定された関数式を用いて求めた板金部品のコ
ストの見積値と実績値との間の相関を表わしている。直
線が実績値を表わしており、それぞれの点で表わした見
積値がこの直線上に存在するのが理想的である。本実施
例では、見積値と実績値の相関係数は0.8以上を示し
ている。
【0032】以上説明した実施例では、設計者が図4で
示した手法で加工コストの見積りのための関数式を決定
したが、このような作業を例えば図1に示したコンピュ
ータシステムを使用して自動的に行うことも可能であ
る。この際には、基準部品についての幾つかの組み合わ
せを設定させ、それぞれについて加工コストと2種類の
パラメータ間の関数を求め、関数式のうち最も期待値に
近いものを加工コストの見積りのための関数式として自
動的に選定するようにすればよい。
【0033】また、実施例では図3に示したように設計
者が部品コストの見積りを一連の作業として行うことに
したが、部品の体積や表面積等のデータと材料の種類、
メッキあるいは塗装の種類とこれらのコストに関するデ
ータを使用して、コストの見積りの開始が指示されたと
きにはすべて自動的に部品のコストが算出されるように
してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項4
記載の発明によれば、CADシステムで部品の設計を行
ったときに、部品の形状を示す部品形状情報から所定の
部品の図形の形状を表わすCAD要素の総数と部品の寸
法との2種類のパラメータを求め、これらのパラメータ
からその部品の加工コストを算出して、その部品につい
ての他のコストを加味して部品コストの見積りを行うよ
うにした。したがって、CADの入力に特別の制約を行
う必要がなく、したがって、制約通りに行わなかった場
合に生じた見積りの誤差の発生を回避し、従来に比して
精度の高い見積りを行うことができる。
【0035】また、従来では穴の数のように加工要素の
数を基にコストの算出を行っていたので、どれが加工要
素であるかの認識が必要であったが、請求項1〜請求項
4記載の発明の場合にはCAD要素の総数を加工コスト
の基盤としているので、算出が容易であり、また、加工
コストの自動化を容易に実現することができる。更にこ
れら請求項記載の発明の場合には、部品の寸法について
も考慮して加工コストの算出を行うようにしたので、例
えば非常に長い直線の部分を有する部品でも、その状況
に応じたコスト算出の修正を行うことができ、加工コス
トを算出する際の精度の向上を図ることができる。
【0036】また、請求項2記載の発明では部品の加工
コストと前記2種類のパラメータ間の相関関係を示す関
係式を、コストのすでに判っている部品について予め算
出しておき、その関係式に基づいて新たな部品の加工コ
ストを算出することにした。したがって、新たな部品の
加工コストを比較的容易にかつより高精度に求めること
ができる。
【0037】更に請求項3記載の発明では、加工コスト
の算出のために使用される部品の寸法は、部品の縦、
横、高さの寸法の和であるので、コンピュータ支援設計
によって得られた部品の形状を示す部品形状情報からこ
れらを容易に抽出することができ、コストの見積りの算
出が容易になる。
【0038】また、請求項5記載の発明では、コンピュ
ータ支援設計によって得られた部品の形状を示す部品形
状情報を部品形状情報記憶手段に記憶しておいて、これ
からコストを見積もろうとする部品についての所定のパ
ラメータを求め、これを用いてその部品の加工コストを
算出するようにしている。そして、これにその部品の材
料コスト等の他のコストを加算してその部品のコストの
総額を算出することで、装置によるコストの見積りを可
能にして、人件費の節約を図ることができるばかりでな
く、CADシステムで部品の設計を行っていれば、これ
らの部品のコストの見積りが短時間で行えるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の部品コスト見積り装置のシステム構
成を表わした原理図である。
【図2】部品コスト見積り装置とCADシステムの関係
を示した説明図である。
【図3】所定の部品を作成してからその部品コストの見
積りが行われるまでの設計者による作業手順を表わした
流れ図である。
【図4】図3のステップS104で示した加工コストの
見積りのための関数式を決定するための手順を示した流
れ図である。
【図5】板金部品のコストを見積もった結果の一例を示
した特性図である。
【符号の説明】
11 処理装置 12 主記憶装置 13 記憶装置 14 入力装置 15 表示装置 16 出力装置 21 CADシステム 22 部品コスト見積り装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ支援設計によって得られた
    部品の形状を示す部品形状情報から所定の部品について
    の図形の形状を表わすCAD要素の総数と部品の寸法と
    の2種類のパラメータを求めるパラメータ算出ステップ
    と、 算出された2種類のパラメータを用いて演算しその部品
    の加工コストを算出するコスト算出ステップとを具備す
    ることを特徴とする部品コスト見積り方法。
  2. 【請求項2】 部品の加工コストと前記2種類のパラメ
    ータ間の相関関係を示す関係式を、コストのすでに判っ
    ている部品について予め算出し、その関係式に基づいて
    新たな部品の加工コストを算出することを特徴とする請
    求項1記載の部品コスト見積り方法。
  3. 【請求項3】 前記部品の寸法は、部品の縦、横、高さ
    の寸法の和であることを特徴とする請求項1記載の部品
    コスト見積り方法。
  4. 【請求項4】 前記関係式は、多重回帰直線であること
    を特徴とする請求項2記載の部品コスト見積り方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータ支援設計によって得られた
    部品の形状を示す部品形状情報を記憶する部品形状情報
    記憶手段と、 この部品形状情報記憶手段に記憶された部品形状から所
    定の部品のCAD要素の総数と部品の縦、横、高さの寸
    法の和との2種類のパラメータを求めるパラメータ算出
    手段と、 これら2種類のパラメータを用いて演算しその部品の加
    工コストを算出する加工コスト算出手段と、 その部品の材料コスト等の他のコストを算出するその他
    のコスト算出手段と、 前記加工コスト算出手段の算出した加工コストとその他
    のコスト算出手段の算出したその他のコストとを加算し
    てその部品のコストの総額を算出する総額算出手段とを
    具備することを特徴とする部品コスト見積り装置。
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