JPH06251087A - 原価算定機能付きcadシステム - Google Patents

原価算定機能付きcadシステム

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JPH06251087A
JPH06251087A JP3173093A JP3173093A JPH06251087A JP H06251087 A JPH06251087 A JP H06251087A JP 3173093 A JP3173093 A JP 3173093A JP 3173093 A JP3173093 A JP 3173093A JP H06251087 A JPH06251087 A JP H06251087A
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JP
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cost calculation
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design
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JP3173093A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Takeda
弘利 武田
Akira Ishibashi
耀 石橋
Akihiro Oyama
晃弘 大山
Noboru Kimura
昇 木村
Mitsuo Yanagida
三生 柳田
Koji Shioda
弘二 塩田
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CADで作成中の図面の設計品の原価算定と
表示を可能とし、CADによるコストを考慮した設計作
業の高効率化を図る。 【構成】 設計品の図面作成を、コンピュータ利用によ
り対話的に行うCADシステムにおいて、図面表示した
設計品の図形データから、設計品の原価の算出に用いる
情報、例えば、材料の使用量や、類似する既存設計品の
原価算定に用いた多重回帰式の変数値データを生成し、
これらの情報に基づき設計品の原価を、多重回帰式等を
用いて算定する原価算定部を設ける構成とし、設計品の
原価を図面作成時に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品や部品の設計開発
作業を、コンピュータと対話的に行うCAD(キャド)
(Computer Aided Design、コン
ピュータ支援設計)技術に係り、特に、コストを考慮し
た製品や部品の設計開発を効率良く行なうのに好適な原
価算定機能付きCADシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、製品や部品の設計開発を、CAD
システムにより、CRT(Cathode Rau T
ube、陰極線管)等に図面を描きながら行ない、効率
化が図られている。また、開発中の製品や部品等の原価
を算定する業務として、一つ一つの予定原価算定用の標
準資料の積み上げにより原価を合成して算定するもの
や、例えば、橋本覧一、宮田武著「技術者のための見積
原価計算」(1992年、日本能率協マネジメントセン
ター発行)の第52頁〜第57頁に記載されているよう
に、原価とそれを決定する変動要因との相関関係を、多
重回帰分析による数式で表し、その数式を使って算定す
るものなどがある。
【0003】この多重回帰分析による原価の算定技術に
よれば、少ない算定工数で、原価の概算値を把握するこ
とができると共に、原価の原価変動要因の分析により、
ある程度の精度が見込めるので、例えば、設計者が、設
計途中において、概算値を把握する場合に、前述の算定
技術に比べてより有効である。しかし、多重回帰分析や
標準資料の積み上げによる原価算定技術と、上述のCA
Dによる図面作成技術は、別々に利用されていたため、
設計者は、図面作成後に、直に、その設計品である製品
や部品の原価評価を行うことができない。原価算定のた
めには、設計者は、一旦、図面を離れて作業を行なわな
ければならないので、設計思考作業の妨げになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、CADによる設計品の図面作成
技術と、設計品の原価算定技術とが別の作業に別れてお
り、設計者は、コストを十分に考慮したCADによる製
品設計を効率良く行うことができない点である。本発明
の目的は、これら従来技術の課題を解決し、CADによ
る図面作成中での設計品の原価算定を容易として、原価
算定作業による設計思考の中断をなくし、コストパフォ
ーマンスの優れた設計作業の高効率化を可能とする原価
算定機能付きCADシステムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の原価算定機能付きCADシステムは、
(1)設計品の図面作成を、コンピュータ利用により対
話的に行うCADシステムにおいて、図面表示した設計
品の図形データから、この設計品の原価の算出に用いる
情報を生成し、設計品の原価を算定する原価算定部を設
け、この原価算定部で算出した原価情報を、図面作成時
に表示することを特徴とする。また、(2)上記(1)
に記載の原価算定機能付きCADシステムにおいて、原
価算定部は、図面表示した設計品の図形データから、こ
の設計品に用いる材料の使用量を算出する材料量算出部
と、この材料量算出部で算出した材料の使用量とこの材
料の原価とに基づき、設計品の原価を算出する材料原価
算出部とを具備することを特徴とする。また、(3)上
記(1)に記載の原価算定機能付きCADシステムにお
いて、原価算定部は、図面表示した設計品の図形データ
から、この設計品に類似する既存品の原価算定に用いた
多重回帰式の変数値データを生成する変数値データ生成
部と、この変数値データ生成部で生成した変数値データ
を、多重回帰式に適用して、設計品の原価算定を行う多
重回帰式原価算出部とを具備することを特徴とする。ま
た、(4)上記(3)に記載の原価算定機能付きCAD
システムにおいて、原価算定部は、上記(2)に記載の
材料量算出部と材料原価算出部とを具備し、設計者の指
示に基づき、この材料量算出部と材料原価算出部による
設計品の原価算定、もしくは、変数値データ生成部と多
重回帰式原価算出部による設計品の原価算定のいずれか
一方を選択して行うことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、CADによる設計品の図面
作成に用いた図形データを用いて、この設計品の原価を
算出する。例えば、図形データから設計品の作成に必要
な材料の使用量を算出して、設計品の原価を計算する。
または、図形データから、設計品に類似する既存品の原
価算定に用いた多重回帰式の変数値データを生成し、こ
の変数値データを用いて多重回帰式を算出して、設計品
の原価算定を行う。このことにより、設計品の図面の作
成と原価算定とを同時に行うことが可能となり、設計者
は、図面作成の思考を中断せずに、原価算定作業を行う
ことができる。また、設計者の指示に基づき、材料の使
用量の算出による設計品の原価算定、もしくは、多重回
帰式を用いた設計品の原価算定のいずれか一方を選択し
て行うことにより、設計品毎に適した原価の算出を行う
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の原価算定機能付きCADシ
ステムの本発明に係わる構成の一実施例を示すブロック
図である。本図において、1は、CRT(Cathod
e Ray Tube、陰極線管)等からなり、図面や
文字等の表示を行なう表示装置、2は、マウスやダブレ
ット等からなり、設計者が図面作成のための値を入力す
る入力装置、3は、X−Yプロッタ等からなり、作成し
た図面の出力を行なう出力装置、4は、CPU(Cwn
tral Processing Unit、中央処理
装置)を有し、内部に格納されたプログラムに従ってC
AD処理を行うCAD処理装置、5は、CAD処理装置
で作成した図面の図形データを格納するCAD用データ
ベースである。
【0008】CAD処理装置4は、従来のCADに関す
る処理等、CAD処理装置4の全体動作の制御を行う主
処理部6と、CAD用データベース5に格納されている
図形データを参照して、表示装置1の画面上に図面表示
されている設計品の原価算出に用いる情報を生成し、設
計品の原価を算定する本発明に係わる原価算定部7を具
備しており、この原価算定部7は、CAD用データベー
ス5に格納されている図形データから、図面表示されて
いる設計品に類似する既存品の原価の算定に用いた多重
回帰式の変数値データを生成して、図形ファイル8に登
録する変数値データ生成部9と、この変数値データ生成
部9で生成した図形ファイル8内の変数値データと多重
回帰式係数値ファイル10に登録されている、この設計
品に類似する既存品の原価の算定に用いた多重回帰式係
数値とを用いて、設計品の原価の算定を、多重回帰式に
基づき行う多重回帰式原価算出部11、および、図面表
示されている設計品に用いる材料の使用量を、CAD用
データベース5に格納されている図形データを基に算出
する材料量算出部12と、この材料の使用量に材料の原
価を乗じて、設計品の原価を算出する材料原価算出部1
3とにより構成され、設計者の指示に基づき、材料量算
出部12と材料原価算出部13による設計品の原価算
定、もしくは、変数値データ生成部9と多重回帰式原価
算出部11による設計品の原価算定のいずれか一方を選
択して行う。
【0009】このような構成により、本実施例の原価算
定機能付きCADシステムは、設計品の図面作成に用い
た図形データを用いて、この設計品の原価を算出し、設
計品の図面作成処理と設計品の原価算出を同時に行う。
以下、このような構成の原価算定機能付きCADシステ
ムの本発明に係わる動作説明を行う。
【0010】まず、図2〜図4を用いて、変数値データ
生成部9と多重回帰式原価算出部11とによる処理動作
を説明する。図2は、図1における図形ファイルと多重
回帰式係数値ファイルの本発明に係わる登録内容の一実
施例を示す説明図である。図形ファイル8には、図形の
寸法や材質、および、原価等、本発明に係わる原価算出
に用いる図形データ値対応の原価算出用情報が登録さ
れ、多重回帰式係数値ファイル10には、多重回帰分析
による図形データの修正に対応した原価算出に用いる係
数が登録されている。
【0011】図面ファイル8は、過去に作成した図面デ
ータと既存製品、部品の原価実績および原価と相関関係
のある要因のデータを保存するためのものである。これ
により、CAD上で既存図面の編集設計と予定原価確認
が可能となり、作業効率が向上する。また新規に図面を
作成した場合においても、類似品があれば予定原価算定
が容易である。さらに、図面ファイル8内の図面データ
において、原価データとして取出すべきデータを予め指
定しておき、変数値データ生成部9でそれらを多重回帰
式の変数値データに変換することにより、多重回帰式原
価算出部11による自動原価算定が可能となる。
【0012】図面ファイル8において、図番20は、過
去に作成された設計図面毎に付けられ、既存図面の呼び
出しキーとして用いられる。品目21は、図面が表わす
製品、部品の名称である。類似コード22は、類似性の
ある品目群毎にコードが付けられ、多重回帰式係数値フ
ァイル10における多重回帰式係数値29の呼び出しキ
ーとして用いられる。変数値23は、原価と相関関係の
高い製品・部品の仕様、特性を数値化したものであり、
品目21毎のデータが保存されている。変数値23にお
ける各データx1、x2は、例えば、材質や面積、部品点
数等である。予定原価24は、多重回帰式を用いて算出
された原価推定値であり、品目21毎に求められる。実
績原価25は、品目21毎の原価実績データである。図
面データ26は、図番20毎の設計図面の図面データで
あり、図形情報27と図形以外の表題欄28に分かれて
いる。図名情報27における各データx11、x12、x21
は、変数値23の各データx1、x2を求めるために、図
1におけるCAD用データベース5から取り出すべきデ
ータを表わし、図番20毎に指定されている。例えば、
変数値23におけるデータx1が面積であれば、「x1
11×x12」となる。
【0013】多重回帰式係数値ファイル10において、
多重回帰式係数値29の各係数a、b、cは、多重回帰
式「y=a+bx1+cx2+・・・」の各係数値であ
り、類似コード22a毎のデータが保存されている。図
面ファイル8における品目21毎の変数値23と実績原
価25のデータを、類似コード22毎に多重回帰分析す
ることにより、多重回帰式係数値ファイル10における
多重回帰式係数値29の各係数a、b、cの値が設定さ
れる。尚、図面ファイル8の変数値23におけるデータ
2が材質であれば、次の図3に示すような変数値変換
用テーブル30が必要となる。
【0014】図3は、図1における原価算定部での原価
算定処理に用いる変数値変換用テーブルの構成の一実施
例を示す説明図である。本図において、材質名(x21
31は、図面上に表わされている原価データであり、変
数値(x2)32は、それを定量化して数値に変換した
ものである。例えば、材質が銅の場合には変数値は
「7」で、ニッケルでは「700」となり、原価が高い
材質ほど、変数値(x2)32は大きくなる。次に、図
4のフローチャートに基いて、このような図面ファイル
8と多重回帰式係数値ファイル10、および、変数値変
換用テーブル30を用いた図1における原価算定機能付
きCADシステムの本発明に係わる処理動作を説明す
る。
【0015】図4は、図1における原価算定機能付きC
ADシステムの本発明に係わる処理動作の第1の実施例
を示すフローチャートである。本実施例は、図1におけ
る変数値データ生成部9と多重回帰式原価算出部11を
用いた処理動作であり、まず、設計者が、図1の入力装
置2により、図番を入力して、修正したい図面の読出し
を指示すると(ステップ100)、図1のCAD処理装
置4は、入力された図番を読みとり、図1のCAD用デ
ータベース5から当該データを取出して(ステップ10
1)、図1の表示装置1に、図面を表示する(ステップ
102)。設計者が、図1の入力装置2を用いて、図1
の表示装置1に表示している図面の修正を行なった(ス
テップ103)後に、図1の入力装置2により、修正後
の設計品の原価算定の指示を行なう(ステップ104)
と、図1のCAD処理装置4は、図1の変数値データ生
成部9により、設計者が修正した図面データから、原価
算定に必要なデータ(図2の図面ファイル8における図
形情報27のデータx11、x12、x21)を取り出し(ス
テップ105)、多重回帰式用の変数値(図2の図面フ
ァイル8における変数値23のデータx1、x2)に変換
する(ステップ106)。
【0016】そして、図1のCAD処理装置4は、図1
の多重回帰式原価算出部11により、図2の図形ファイ
ル8における類似コード22をキーにして、図2の多重
回帰式係数値ファイル9より、当該する多重回帰式係数
値を選び、「Y=a+bx1+cx2+・・・」という演
算を行なう(ステップ107)。この演算結果を予定原
価として、例えば、マルチウインドウにより、図1の表
示装置1に表示する(ステップ108)。次に、例え
ば、図1の表示装置1に、表示している図面を再修正す
るか否かのガイダンスを表示し(ステップ109)、設
計者が再修正を望むならば、ステップ103に戻り、再
び図面修正を行なう。また、再修正を望まないまらば、
新図番設定のガイダンス等を表示して、入力された新図
番に基づき、新図面として、図1のCAD用データベー
ス5に登録する(ステップ110)。また、設計者が新
図面の出力を望むか否かにより(ステップ111)、望
むならば出力部5より出力する(ステップ112)。
【0017】ここまでの処理動作によれば、設計者は、
図面修正により新たに設計した製品や部品の予定原価
を、同一画面上で、迅速に確認しながら作業が行なえ
る。このことは、設計品の原価高の事前防止となり、予
定原価未達のための大幅な設計変更による開発日程遅れ
や、原価高による利益機会の損失を減らすことができ
る。また、図面情報から自動的に予定原価が算定できる
ため、原価算定時間が短縮でき、しかも、設計者の作業
は、原価算定を指示するのみで良く、設計に係わる思考
の中断がなくなり、作業能率が向上する。
【0018】次に、全く新規に図面を設計する場合は、
設計者が、原価データであることを指示しながら図面を
作成し(ステッ、プ113)、類似品があるか否かの判
断より(ステップ114)、類似品がある場合は、設計
者が、類似コードを、図1の入力装置2により入力する
ことで、ステップ104における予定原価算定指示から
は同じ処理手順が可能である。また、類似品がない場合
は、設計者からの変数値変換指示に基づき(ステップ1
16)、図1におけるCAD処理装置4は、変数値デー
タ生成部9により、新規作成された図面から原価算出に
必要なデータを取り出して(ステップ117)、変数値
に変換する(ステップ118)。そして、新図面として
の登録処理を行う(ステップ110)。このように新規
に図面を作成した場合、同じ類似コードを持つ品目が、
ある程度の数に達した段階で、図2の図面ファイル8に
おける変数値23と実績原価25の多重回帰分析を行な
い、多重回帰式係数値29の各係数値(a、b、c、・
・・)を求めて、図2における多重回帰式係数値ファイ
ル30に登録すれば、ステップ107における予定原価
の算定処理が可能となる。
【0019】このようにして、図1のCADシステムに
おけるCAD処理装置4は、変数値データ生成部9と多
重回帰式原価算出部11を用いることにより、多重回帰
式に基づき、図面データの訂正に対応して変数値を求
め、設計品の図面作成処理と設計品の原価算出を同時に
行うことができる。次に、図5を用いて、図1の材料量
算出部12と材料原価算出部13による設計品の原価算
定処理動作を説明する。
【0020】図5は、図1における原価算定機能付きC
ADシステムの本発明に係わる処理動作の第2の実施例
を示す説明図である。本図において、50、50aは、
図1における表示装置1の画面であり、図面を作成する
ためのデータの入力や図面の回転等の操作入力に用いる
入力操作ウィンドウ51と、入力操作ウィンドウ51か
らのデータで作成された図面52、52aを表示する図
面表示ウィンドウ53と、本発明に係わり、図面表示ウ
ィンドウ53に表示された図面52、52aの設計品の
原価を表示する原価表示ウィンドウ54とにより構成さ
れている。本実施例では、直方体の設計品のCADによ
る図面を示しており、画面50aにおける図面52a
は、画面50における図面52の辺55〜58のそれぞ
れを長く(L)して修正したものである。
【0021】このように、図面52の辺55〜58のそ
れぞれを長くすると、図1におけるCADシステムは、
図1の材料量算出部12により、「(図中のSの面積)
×(辺55+L)」等の計算により、設計品の容積、す
なわち、直方体を作るのに要する材料の量を算出し、そ
して、図1の材料原価算出部13により、図3における
変数値変換用テーブル30と同様な表を用いて、その材
料費を算出する。その結果、画面50の原価表示ウィン
ドウ54においては、「YEN 180、000」と表
示されていた値が、画面50aの原価表示ウィンドウ5
4aにおいては、「YEN 185、000」に変わっ
て表示されている。このことにより、設計者は、図面5
2を、図面52aに修正することにより、「5、00
0」のコストアップとなることを容易に知ることができ
る。尚、設計者が、入力操作ウィンドウ51で、例え
ば、材質の変更を行えば、図1におけるCADシステム
は、図1の材料量算出部12と材料原価算出部13によ
り、変更後の材質の原価に対応した材料費を算出して、
原価表示ウィンドウ54aの内容を変更する。
【0022】以上、図1〜図5を用いて説明したよう
に、本実施例の原価算定機能付きCADシステムでは、
CADによる設計品の図面作成作業に連動して、その図
面に対応する設計品の原価算定が行われ、その原価算定
結果が表示される。このことにより、設計者は、常時、
原価許容範囲内か否かの確認をしながら、図面作成を行
うことができ、予定原価算定作業による図面作成の思考
の中断や、コスト高のための再修正作業がなくなり、作
業効率が向上し、開発日程遅れや利益機会損失を減らす
ことができる。尚、本発明は、図1〜図5を用いて説明
した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々変更可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、CADによる設計品の
図面作成技術と、設計品の原価算定技術とが統一され、
CADによる図面作成中での設計品の原価算定と表示が
可能となり、設計者は、常時、原価を考慮しながら図面
作成を行うことができ、コストを十分に考慮したCAD
による製品設計により、コストパフォーマンスの優れた
設計が可能となると共に、原価算定のための思考の中断
がなくなり、CADによる設計作業の効率を向上させる
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原価算定機能付きCADシステムの本
発明に係わる構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における図形ファイルと多重回帰式係数値
ファイルの本発明に係わる登録内容の一実施例を示す説
明図である。
【図3】図1における原価算定部での原価算定処理に用
いる変数値変換用テーブルの構成の一実施例を示す説明
図である。
【図4】図1における原価算定機能付きCADシステム
の本発明に係わる処理動作の第1の実施例を示すフロー
チャートである。
【図5】図1における原価算定機能付きCADシステム
の本発明に係わる処理動作の第2の実施例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 入力装置 3 出力装置 4 CAD処理装置 5 CAD用データベース 6 主処理部 7 原価算定部 8 図形ファイル 9 変数値データ生成部 10 多重回帰式係数値ファイル 11 多重回帰式原価算出部 12 材料量算出部 13 材料原価算出部 20 図番 21 品目 22 類似コード 23 変数値 24 予定原価 25 実績原価 26 図面データ 27 図形情報 28 表題欄 29 多重回帰式係数値 30 変数値変換用テーブル 31 材質名(x21) 32 変数値(x2) 50、50a 画面 51 入力操作ウィンドウ 52、52a 図面 53 図面表示ウィンドウ 54 原価表示ウィンドウ 55〜58 辺
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 耀 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 大山 晃弘 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 木村 昇 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム事業部内 (72)発明者 柳田 三生 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 塩田 弘二 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計品の図面作成を、コンピュータ利用
    により対話的に行うCADシステムにおいて、図面表示
    した設計品の図形データから、該設計品の原価の算出に
    用いる情報を生成し、上記設計品の原価を算定する原価
    算定手段を設け、該原価算定手段で算出した原価情報
    を、図面作成時に表示することを特徴とする原価算定機
    能付きCADシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の原価算定機能付きCA
    Dシステムにおいて、上記原価算定手段は、上記図面表
    示した設計品の図形データから、該設計品に用いる材料
    の使用量を算出する材料量算出手段と、該材料量算出手
    段で算出した材料の使用量と該材料の原価とに基づき、
    上記設計品の原価を算出する材料原価算出手段とを具備
    することを特徴とする原価算定機能付きCADシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の原価算定機能付きCA
    Dシステムにおいて、上記原価算定手段は、上記図面表
    示した設計品の図形データから、該設計品に類似する既
    存品の原価算定に用いた多重回帰式の変数値データを生
    成する変数値データ生成手段と、該変数値データ生成手
    段で生成した変数値データを、上記多重回帰式に適用し
    て、上記設計品の原価算定を行う多重回帰式原価算出手
    段とを具備することを特徴とする原価算定機能付きCA
    Dシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の原価算定機能付きCA
    Dシステムにおいて、上記原価算定手段は、請求項2に
    記載の材料量算出手段と材料原価算出手段とを具備し、
    設計者の指示に基づき、該材料量算出手段と材料原価算
    出手段による上記設計品の原価算定、もしくは、上記変
    数値データ生成手段と上記多重回帰式原価算出手段によ
    る上記設計品の原価算定のいずれか一方を選択して行う
    ことを特徴とする原価算定機能付きCADシステム。
JP3173093A 1993-02-22 1993-02-22 原価算定機能付きcadシステム Pending JPH06251087A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305735A (ja) * 1995-05-01 1996-11-22 Nec Corp 部品コスト見積り方法および部品コスト見積り装置
US6356880B1 (en) * 1999-04-27 2002-03-12 Oracle Corporation Methods and systems for dynamic cost allocation through task auto assignment
JP2006177480A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Toyota Motor Corp シール装置とその製造方法
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WO2017109839A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 富士通株式会社 設計データ抽出プログラム、設計データ抽出方法および設計データ抽出装置

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