JPH08304930A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH08304930A
JPH08304930A JP7137360A JP13736095A JPH08304930A JP H08304930 A JPH08304930 A JP H08304930A JP 7137360 A JP7137360 A JP 7137360A JP 13736095 A JP13736095 A JP 13736095A JP H08304930 A JPH08304930 A JP H08304930A
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JP
Japan
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image
dye
exposure mask
forming method
density
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Application number
JP7137360A
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English (en)
Inventor
Shigeru Mano
茂 間野
Ichiro Maeda
一郎 前田
Tomomi Yoshizawa
友海 吉沢
Keiji Obayashi
啓治 大林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】露光用マスクを作成する方式に昇華熱転写方式
と銀塩熱現像方式を用いることで、高画質を得ることが
でき、かつドライ方式で環境衛生に優れ、しかも装置が
簡易で低価格な画像形成方法を提供する。 【構成】原画像を入力して画像信号を得て、この画像信
号をデジタル変換した後にデータ加工を行ない、このデ
ータ加工によって得られた画像データに基づいて露光用
マスクを作成し、この露光用マスクを用いてハロゲン化
銀カラー写真感光材料を露光焼き付けして、前記ハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料上に画像を形成する画像形成
方法において、露光用マスクを昇華熱転写で出力し、こ
の露光用マスクの画像は少なくとも3つの色相から構成
され、かつ濃度の最大値が1.5以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高画質なカラー画像
を得る画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
(以下、印画紙と称することもある。)に通常の写真画
像(風景、人物等)、カラーイラスト画像(会社のロ
ゴ、マーク等)及び文字画像(挨拶文字等)を混在させ
て焼き込む場合、カラーイラスト画像と文字画像が混在
する露光用マスクを作成し、焼き付けプリンタ内にカラ
ーイラスト画像と文字画像の焼込み部(以下、副露光部
と称する。)の露光用マスクホルダに、この露光用マス
タを配置し、写真画像の焼込み部(以下、主露光部と称
する。)のネガホルダに、通常のネガフィルムの駒をセ
ットし、主露光、副露光の2回に分けてハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料への露光を行なうことで、写真画像、
カラーイラスト画像及び文字画像が混在する写真プリン
トを得ている。
【0003】このカラー画像を焼き付けるための露光用
マスクの作成工程では、一般には露光用マスクの裏から
照明を当てて感光させるハロゲン化銀カラー写真感光材
料が使用されている。この露光用マスクの作成工程で
は、まずデザイン原画をスキャナで3色分解し、それぞ
れの色の画像に対応した3枚の白黒マスクを作成する。
次に、この白黒マスクとB、G、R切り分けた光源を使
用して、同一のハロゲン化銀カラー写真感光材料に3回
露光を行なってカラー画像を形成する。露光したハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料を現像して、カラー画像を焼
き付けるための露光用マスクができあがる。
【0004】また、銀塩ペーパをCRTでR,G,B3
回露光して画像を形成する方法もあるが、1枚を焼付け
るのにCRTの光量の制限から10秒程度かかり、多数
枚焼き付けるには向かない方法である。露光用マスクを
作成して光源を用い焼き付ける方法では、露光時間0.
2秒程度で多数枚焼付けに向くが銀塩露光用マスクの作
成には手間がかかり、デジタル信号からの画像形成は非
常に高価な設備(例えばレーザー露光)が必要だった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、露光用マス
タの作成には複雑な工程を通さなければならず、簡単に
作成することが困難であった。従って、予め写真現像所
が用意しているデザインのみに限られ、顧客からの細か
い要望には殆ど応えられないという問題があった。さら
に、万一、マスク上でのカラーバランスが合わなくなっ
た場合には、露光用マスクの修正作業や写真焼付け装置
の露光時間やフィルタ条件等の設定作業に時間を要する
という問題もあった。
【0006】このため、この出願人は、先に特願平6−
132942号において原画像を入力して画像信号を得
て、画像信号をデジタル変換した後にデータ加工を行な
い、このデータ加工によって得られた画像データに基づ
いてプリンタで露光用マスクを作成し、この露光用マス
クを用いてハロゲン化銀カラー写真感光材料を露光焼き
付けして、ハロゲン化銀カラー写真感光材料上に画像を
形成する写真焼付け装置及び画像形成方法を提案した。
このものでは、入力画像信号をデジタル変換した後にデ
ータ加工を行なうため、露光用マスクを作成する上で、
データ加工を容易に行なうことが可能となるが、さらに
高画質なカラー画像を得ることが要求される。
【0007】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、露光用マスクを作成する方式に昇華熱転写方式と
銀塩熱現像方式を用いることで、高画質を得ることがで
き、かつドライ方式で環境衛生に優れ、しかも装置が簡
易で低価格な画像形成方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、原画像
を入力して画像信号を得て、この画像信号をデジタル変
換した後にデータ加工を行ない、このデータ加工によっ
て得られた画像データに基づいて露光用マスクを作成
し、この露光用マスクを用いてハロゲン化銀カラー写真
感光材料を露光焼き付けして、前記ハロゲン化銀カラー
写真感光材料上に画像を形成する画像形成方法におい
て、前記露光用マスクを昇華熱転写で出力し、この露光
用マスクの画像は少なくとも3つの色相から構成され、
かつ濃度の最大値が1.5以上であることを特徴として
いる。
【0009】請求項2記載の発明は、昇華熱転写プリン
タで、サーマルヘッドヘのエネルギーのかけ方として、
基準パルスを設け、通電時間の中で、基準パルスの数と
印加するタイミングを組合せて階調に対応させた濃度を
出すようにしたことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、昇華熱転写プリン
タで、サーマルヘッドヘのエネルギーのかけ方として、
基準パルスを設け、通電時間の中で、基準パルスの数と
印加するタイミングを組合せて階調に対応させた濃度を
出すとともに、そのタイミングはサーマルヘッドに接触
するインクシートの材料が抵抗体に融着しないようにし
たものであることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、サーマルヘッドの
抵抗体を2分割し、交互に通電することを特徴としてい
る。
【0012】請求項5記載の発明は、原画像を入力して
画像信号を得て、この画像信号をデジタル変換した後に
データ加工を行ない、このデータ加工によって得られた
画像データに基づいて露光用マスクを作成し、この露光
用マスクを用いてハロゲン化銀カラー写真感光材料を露
光焼き付けして、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料
上に画像を形成する画像形成方法において、親水性バイ
ンダー、熱現像によりイエロー、マゼンタおよびシアン
の拡散性染料を放出する色素供与物質、および感光性ハ
ロゲン化銀を含有する少なくとも3つの感光性層を支持
体上に有する熱現像感光材料にデジタル露光を行い、つ
いで透明支持体の一方の側に親水性バインダー、色素媒
染剤、および水に難溶性の金属化合物と水の存在化に錯
形成反応して塩基を発生させる水溶性塩基プリカーサー
を含有する色素受像材料と重ねて加熱した後、熱現像感
光材料と色素受像材料を剥離することで色素受像材料上
にフルカラー画像を形成し、これを露光用マスクとして
使用し、この露光用マスクの画像は少なくとも3つの色
相から構成され、かつ濃度の最大値が1.5以上である
ことを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、前記イエロー、マ
ゼンタ、およびシアンの各拡散性色素を放出する色素供
与体物質は各々異なる感色性の感光性ハロゲン化銀に組
み合わされており、このイエロー、マゼンタおよびシア
ン色素の色素受像材料に転写された状態での分光吸収極
大波長がそれぞれ、430〜480nm、520〜57
0nm、および670〜750nmであり、かつ上記イ
エロー、マゼンタ、シアン色素の色素受像材料上に転写
された状態での分光吸収極大波長における透過濃度が
1.5以上である露光用マスクを作成することを特徴と
している。
【0014】請求項7記載の発明は、前記シアン拡散性
色素画像の色素受像材料に転写された状態での分光極大
吸収波長が680〜720nmであることを特徴として
いる。
【0015】請求項8記載の発明は、前記イエロー色素
供与物質がアゾ結合を有するイエロー色素を放出する色
素供与物質であることを特徴としている。
【0016】請求項9記載の発明は、前記マゼンタ色素
供与物質がアゾ結合を有するマゼンタ色素を放出する色
素供与物質であることを特徴としている。
【0017】請求項10記載の発明は、前記シアン色素
供与物質がp−フェニレンジアミン系発色現像剤または
p−アミノフエノール系発色剤とナフトールまたはキノ
リノール誘導体からカップリング反応により形成された
シアン色素を放出する色素供与物質であることを特徴と
している。
【0018】請求項11記載の発明は、前記イエロー、
マゼンタ、およびシアン色素の色素受像材料上に転写さ
れた状態での分光吸収極大波長における透過濃度が1.
8以上であることを特徴としている。
【0019】請求項12記載の発明は、前記塩基プレカ
ーサーが下記一般式(1)または一般式(2)で表わせ
ることを特徴としている。
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】 式中、zは5〜7員環を形成するのに必要な置換基を有
していても良い非金属原子群を表し、Rは置換基を有し
ていても良いアルキル基を表し、Mはアルカリ金属、ま
たは有機塩基を表す。
【0022】請求項13記載の発明は、前記水に難溶性
の金属化合物が水酸化亜鉛または酸化亜鉛であることを
特徴としている。
【0023】請求項14記載の発明は、前記塩基プレカ
ーサーが支持体1m2あたり、25ミリモル〜40ミリ
モルの範囲であることを特徴としている。
【0024】請求項15記載の発明は、焼付条件が一定
条件で原稿が再現するように画像処理を行なって露光用
マスクを出力することを特徴としている。
【0025】請求項16記載の発明は、前記露光用マス
クを出力するプリンタが記録密度160DPI以上であ
り、かつ前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料に再現さ
れる画像と前記露光マスクの面積比が、ハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料画像面積/露光マスク画像面積=0.
25から4であることを特徴としている。
【0026】請求項17記載の発明は、前記露光用マス
クの画像の少なくとも3つの色相が、前記ハロゲン化銀
カラー写真感光材料の感度ピークに対応していることを
特徴としている。
【0027】請求項18記載の発明は、前記露光用マス
クの受像シートの透過濃度が0.2以下であることを特
徴としている。
【0028】請求項19記載の発明は、前記露光用マス
クの受像シートの厚さが30μm以上400μm以下で
あることを特徴としている。
【0029】請求項20記載の発明は、前記ハロゲン化
銀カラー写真感光材料がネガ型であることを特徴として
いる。
【0030】
【作用】この発明では、露光用マスクを用いてハロゲン
化銀カラー写真感光材料に画像を焼き付けて画像を形成
し、この露光用マスクの出力方式が昇華熱転写方式であ
り、このときの最高濃度1.5を達成させ、高画質を得
ることができ、かつドライ方式で環境に適し、しかも装
置が簡易で低価格である。
【0031】また、この発明は、露光用マスクを用いて
ハロゲン化銀カラー写真感光材料に画像を焼き付けて画
像を形成し、この露光用マスクの出力方式が銀塩熱現像
方式であり、このときの最高濃度1.5を達成させ、高
画質を得ることができ、かつドライ方式で環境に適し、
しかも装置が簡易で低価格である。
【0032】
【実施例】以下、この発明の画像形成方法の一例として
パーソナルコンピュータにスキャナやマスク出力装置、
焼き付けプリンタ等を含んで構成されるカラー画像形成
システムを挙げて説明を行なう。
【0033】図1はこの発明の一実施例を用いたカラー
画像形成システム要部概略構成図である。カラー画像形
成システムは、画像入力部A、画像処理部B、画像出力
部Cを有しており、具体的には画像入力部Aはスキャナ
装置、画像処理部Bはパーソナルコンピュータ、画像出
力部Cは焼き付けプリンタ及び現像装置で構成されてい
る。
【0034】画像入力部Aでは、スキャナから原稿を読
み取って画像データを入力し、これを画像処理部Bがデ
ジタルデータに変換し、スキャナから入力された画像デ
ータは、画像フィルタで例えばぼかし処理、エッジ強調
処理等が行なわれる。画像フィルタは画像の質、スキャ
ナの特性により適切な仕様を決めることができる。
【0035】スキャナの出力特性の補正及び、モニタの
表示及び焼き付けプリンタの露光のための色補正や階調
補正等の補正処理や、フォトレタッチ等の種々の画像編
集を行なって露光用マスクを作成し、画像出力部Cで、
写真プリントに先立つモニタ表示を行なったり、作成さ
れた露光用マスクと写真ネガフィルムに基づいて写真プ
リントの焼き付けを行なう。
【0036】以下、各部について詳述する。
【0037】まず、画像入力部Aにおいて、反射原稿1
(印刷物、銀塩写真プリント等)及び透過原稿2(銀塩
写真ネガフィルム等)は、カラーイラスト画像と文字画
像が混在する露光用マスクを作成するための原稿(以
後、マスク原稿と称する)であって、それぞれスキャナ
3で光学走査されるが、反射型マスク原稿であるか透過
型マスク原稿であるかによってモードを切り替えて読み
取りを行なう。
【0038】即ち、原稿が透過原稿2(透過型マスク原
稿)である場合には原稿を境にして相対するように、図
示しない光源と読取センサがスキャナ3内部で配置され
て、読取センサは透過光を光電変換して3色分解したア
ナログ画像信号として出力するし、一方、反射原稿1
(反射型マスク原稿)である場合には、読取センサが原
稿からの反射光を受光するように光源と読取センサがス
キャナ3内部で配置されて、同様に3色分解したアナロ
グ画像信号を得る。なお、スキャナ3は反射型スキャナ
と透過型スキャナを別々に設けたものでもよい次に、画
像処理部Bの処理について説明する。
【0039】スキャナ3から出力されたマスク原稿のア
ナログ画像信号は画像データ編集部10に入力され、デ
ジタル変換及びフォトレタッチ等の画像編集が行なわれ
る。この詳細ブロック図を図2に示す。
【0040】図2において、A/D変換部11は入力す
るアナログ画像信号を8ビットのデジタル画像データに
変換してスキャナ用画像データ変換部12へ出力する。
【0041】スキャナ用画像データ変換部12は変換テ
ーブルメモリ13を有しており、スキャナ別、あるいは
マスク原稿別に予め用意されたデータ変換テーブルによ
って、読み取られた画像データを変換して一定の画像デ
ータとして処理できるようにしている。
【0042】即ち、異なるメーカのスキャナを使用する
と同じマスク原稿を読み取ってもその出力特性は異な
り、反射原稿、透過原稿どちらも紙質による表面性ない
し、画像を形成しているインクにより色濃度も異なって
くる。
【0043】従って、データ変換テーブルを用いて入力
画像データの濃度・色相を変換することで、これらスキ
ャナ・原稿の種別による種々の画像データの変動要因を
補正している。
【0044】デジタル演算部14は画像データ編集部1
0の中核をなすもので、予め内部に有したハードディス
ク等の読み書き自在のメモリ(図示せず)に書き込まれ
ている編集プログラムに従って、スキャナ用画像データ
変換部12を制御したり、後段に接続されているモー夕
用画像データ変換部16及びプリンタ用画像データ変換
部17に対するデジタル画像データの入出力制御を行な
うほか、キーボード50からの指示に基づいて、複数種
類の原稿画像を合成するようなフォトレタッチ、文宇入
れ等の編集処理を行なう。
【0045】例えば、スキャナ3によるマスク原稿の読
み取りに先立って、使用者がスキャナ種別や原稿種別を
キーボード50から入力すると、その種別情報がデジタ
ル演算部14に入力され、スキャナ画像データ変換部1
2を介して変換テーブルメモリ13内の所定の変換テー
ブルが選択されるように制御される。また、カラーイラ
スト画像と文字画像がそれぞれ異なった原稿に描かれて
いる場合には、これら画像をスキャナ3で読み取って一
旦画像メモリ15に蓄積し、画像処理部Bに設けられた
マウス(図示せず)を用いて各画像のレイアウト、上述
編集処理を行なう。
【0046】原稿種別が異なったり、外部画像出力装置
等からアナログ画像信号若しくはデジタル画像信号が混
在して入力してきても、アナログ画像信号はデジタル化
され上述編集処理が行なわれる。
【0047】なお、編集プログラムはこのカラー画像形
成システム専用のものであっても良いし、市販のグラフ
ィックソフトでも良く、また、通常、編集プログラムは
書き換えできないようにソフト的に保護されている。
【0048】このようにして得られた各色毎のデジタル
画像データはモニタ用画像データ変換部16とプリンタ
用画像データ変換部17へ出力される。
【0049】モニタ19の表示に係わるルックアップテ
ーブルを示した図3において、モニタ用画像データ変換
部16の内部に有したハードディスクあるいはRAM等
の読み書き自在のメモリ(図示せず)に、B・G・Rの
3つのルックアップテーブルが予め書き込まれている。
【0050】モニタ19にはカラー表現領域と価格から
カラーCRTが用いられており、B・G・R系の画像デ
ータでモニタ表示するものであるが、加法混色により色
を再現するため原色間の影響がなく、B・G・R独立し
てルックアップテーブルを作成できる。演算式を用いて
補正を行なうこともできるが、その場合でも演算式の入
力と出力の結果をルックアップテーブルに入れて使用す
る方が、高速処理を行なうことができる。
【0051】なお、モニタ用画像データ変換部16の処
理として、独自に制御部を備えてメモリからのデジタル
画像データの入出力を制御してもよく、画像編集部10
にメモリのみを設けてデジタル演算部14が同様の制御
を行なってもよい。
【0052】一方、プリンタ用画像データ変換部17で
は以下の順でデータ変換が行なわれる。 1.画像データ編集部10から出力された階調レベルを
表したB・G・R系の画像デジタルデータを濃度値に変
換する。 2.Y・M・C系の混色によって生じる不整吸収の補正
変換する。 3.昇華型熱転写プリンタを焼き付けプリンタに用いた
場合の逆転写量の補正変換する。 4.濃度値から階調レベルを表したY・M・C系の画像
デジタルデータに変換する。
【0053】プリンタ用画像データ変換部17における
補正の種類は既述のとおり多く、また、3色について2
56段階の補正を行なう必要があるため、図4に示すよ
うに焼き付けプリンタ30の記録特性に係わる演算式を
用いて変換を行なっている。また、演算式の入力と出力
の結果をルックアップテーブルに入れて使うことにより
高速処理を行なうことができる。
【0054】図4において、まず、濃度値変換式を用い
て、画像データ編集部10から出力された階調レベルを
表したB・G・R系の画像デジタルデータを濃度値
0、M0、C0に変換する。濃度値に変換することで以
後の補正演算に指数関数を使わずに加法・乗除の演算で
処理することが可能で演算速度を早めることができる。
なお、B、G、Rは階調レベルを表した画像デジタルデ
ータでα、β、γは演算係数である。
【0055】次に、不整吸収の補正変換を行なうが、こ
こで露光用マスク27と合わせて不整吸収について図5
を用いて説明する。
【0056】図5は露光用マスク27の光透過スペクト
ルを示すもので、縦軸は光の吸光度(透過濃度)、横軸
は光の波長を表している。印画紙41のレギュラー、オ
ルソ、パンクロの各分光感度の最大値に相当する波長を
A[nm]、B[nm]、C[nm]としており、各層
はイエロー、マゼンタ、シアンを発色する色素を有して
いる。即ち、印画紙41は露光用マスク27を透過フィ
ルタとして白色光源を用いて露光され、Yの露光用マス
クであればこのマスクを通過したG,R光によりM、C
色素が減法混色してBを発色し、Mの露光用マスクであ
ればこのマスクを通過したB、R光によりY、C色素が
減法混色してGを発色し、Cの露光用マスクであればこ
のマスクを通過したB、G光によりY、M色素が減法混
色してRを発色する。
【0057】露光用マスク27の画像はY・M・Cの3
つの色相から構成され、かつ濃度の最大値が1.5以上
であり、図6の印画紙の特性曲線に示すように、印画紙
41の画像形成露光域が1.5以上であるため、印画紙
41の画像形成露光域を充分に使用して高画質なカラー
画像を高速安価に作ることができる。さらに、露光用マ
スク27の画像は、全く発色しない領域と充分な高濃度
がでる領域により、画像を形成するためには、濃度の最
大値が1.7以上がより好ましい。また、確実に露光光
をさえぎって印画紙41を発色させないようにする領域
に対しては、Y・M・Cの他にBKを入れても良い。
【0058】また、各色毎の露光用マスク27を通過し
た光量(換言すれば透過濃度)に対する印画紙41の発
色特性を整合させれば、印画紙41上の再現性を高める
ことができる。この実施例で使用する露光用マスク27
のY・M・Cの各色の透過濃度は、使用する印画紙41
(コニカ社のコニカQAペーパ)の最大感度波長470
(A)[nm]、550(B)[nm]、690(C)
[nm]において1.5(Xライト社の濃度計Xライト
におけるステータスMモードで計測)以上、好ましくは
1.7以上とすることによって印画紙41の階調表現能
力を引き出せることが実験的に確認できた。濃度は、使
用する印画紙の波長感度に対応した測定方法を用いる。
【0059】また、印画紙41にネガ型を用いること
で、階調再現性が良く高画質が得られ、かつコストが安
い。
【0060】さらに、露光用マスク27のY・M・C各
色の最大透過濃度の80%以上、好ましくは90%以上
を示す波長領域に、各々焼付けに使用する印画紙41の
レギュラー、オルソ、パンクロの各分光感度の最大感度
波長A[nm]、B[nm]、C[nm]が入るように
露光マスクの色素を選定することで写真プリントの彩度
を向上させることも実験により明らかになった。
【0061】図5においては、露光用マスク27のYの
最大透過濃度Fの80%以上の透過濃度Hを示す波長範
囲J[nm]〜K[nm]に、使用する印画紙41のレ
ギュラーの分光感度の最大値の波長A[nm]が入って
おり、同様に露光用マスク27のM、Cについても最大
透過濃度の80%以上の透過濃度を示す波長範囲に印画
紙41のオルソ、パンクロの分光感度の最大値の波長B
[nm]、C[nm]が入っている。
【0062】従って、図4における、上述実験結果より
明らかになった特性を参考にして設定されたマトリクス
型の不整吸収の補正変換式を用いることにより、濃度値
変換されたY0、M0、C 0を不整吸収の補正値Y1
1、C1に変換している。なお、a、b、c、d、e、
fは演算係数である。
【0063】このように、従来、不整吸収の補正をマス
ク作成や焼付けプリントの時に経験的に補正を行なって
いたものを、予め設定された式を用いて演算を行なうこ
とで、マスク作成や写真プリント以前に簡単で効率よく
補正することができる。
【0064】また、露光用マスク27の画像はY・M・
Cの3つの色相は、印画紙41のレギュラー、オルソ、
パンクロの各分光感度ピークに対応しており、これによ
り不整吸収補正を少なくすることができるため、再現性
に優れ高画質な画像を形成することができる。
【0065】次に、逆転写量の補正変換を行なうが、こ
こで逆転写について説明する。
【0066】この実施例においては、マスク作成部20
に小型で安価であるにもかかわらず画質が良くパーソナ
ルコンピュータに直接接続可能であるなどの理由によ
り、後述する昇華型熱転写プリンタ(以後、昇華熱転写
プリンタと称する)を使用しており、昇華熱転写プリン
タは上記利点がある一方でその画像形成方式特有の欠点
がある。
【0067】それは、先に受像層に転写したY染料が、
別のM染料を後から同じ位置の受像層に転写するために
加えられる熱によって、一部受像層から抜け出す等の理
由により濃度が低下する現象が見られる。
【0068】この逆転写の量は受像層に転写されている
染料の量に略比例して増大する傾向があり、昇華熱転写
を使って直接ポジ画像を出力する場合には、低・中濃度
領域に比して高濃度領域で大きな濃度変動が生じても、
そもそも人間の視感度特性は高濃度領域の感度が鈍いた
めに、余り大きな問題にはならない。ところが、この実
施例のようにネガ画像を出力する場合には、高濃度領域
での濃度低下が生じれば焼き付けプリンタ30を介して
ポジ画像に反転させた時にそのまま低・中濃度領域の濃
度変動となって目立つようになる。
【0069】従って、昇華熱転写プリンタでネガ画像を
作成する場合には色素の濃度低下分の補正をしないと画
質が極端に劣化してしまうために、図4に示した逆転写
量の補正変換関数を用いて補正演算することにより、不
整吸収の補正変換されたY1、M1、C1から逆転写量の
補正値Y2、M2を求めることができる。なお、Cに関し
て補正を行なわないのば、C染料は昇華熱転写プリンタ
で最後に転写されるために逆転写が生じないからであ
る。
【0070】図中の補正変換関数は、この実施例では以
下のように二次関数の近似式として演算を行なってい
る。
【0071】YからM、そしてCの順に印画するとき、
Mの印画によりYが濃度低下する濃度を△YM、Cの印
画によりYが濃度低下する濃度を△YC、Cの印画によ
りMが濃度低下する濃度を△MCとすると、 △YM=A1 2 1+B11+D11=a1 2 1+a21+a31=b1 2 1+b21+b31=d1 2 1+d21+d3 △YC=A2 2 1+B21+D22=a4 2 1+a51+a62=b4 2 1+b51+b62=d4 2 1+d51+d6 △MC=A3 2 1+B31+D33=a7 2 1+a81+a93=b7 2 1+b81+b93=d7 2 1+d81+d9 となり、濃度低下分を補正した求める濃度値は、 Y2=Y1+△YM+△YC2=M1+△MC で表せられる。
【0072】ここで、a1,2,3,4,5,6,7,8,9、b
1,2,3,4,5,6,7,8,9、d1,2,3,4,5,6,7,8,9は演算係数で
ある。
【0073】このように、濃度低下を予め設定された式
を用いて演算を行なうことで昇華熱転写プリンタを露光
用マスク作成装置の露光用マスク出力プリンタとして前
記利点を生かして使用することができる。
【0074】最後に、デジタル画像データ値変換式を用
いて、逆転写量の補正変換された濃度値Y2、M2と、不
整吸収の補正変換された濃度値C1を階調レベルを表し
たY・M・C系のデジタル画像データに変換して、マス
ク作成部20に出力する。
【0075】印画紙41に画像の焼き付けを行なう焼き
付けプリンタ30は、使用する印画紙41が露光用マス
ク27が入っていないときには、グレーに発色するよう
に、ブルー光、グリーン光、レッド光の光量が調整さ
れ、また露光時間を一定に設定してある。一定の露光条
件は、これ以外でも良く、要は、一定の露光条件に設定
された焼き付けプリンタ30で、原稿の色階調が印画紙
41上で再現されるように露光用マスク出力用のデータ
がデータ処理される。
【0076】以上、プリンタ用画像データ変換部17に
おける補正において、逆転写量の補正を不整吸収の補正
変換の後に行なうことで、逆転写量の補正をより適性な
ものにできるため一層の画質向上を図ることができる。
【0077】また、上述不整吸収と逆転写量の補正は単
にマスク作成部20における補正を行なっているのでは
なく、最終的に写真プリント上に不整吸収と逆転写の影
響がなくなるように補正を行なっている。そして、現像
部43、焼き付けプリンタ30、印画紙41の色特性や
濃度特性等の再現性に係わる諸特性を加味して上述一連
のデータ変換を行なう演算係数を設定しており、画像処
理部Bで設定を行なえばシステム全体の調整を簡単に短
時間で行なうことが可能となる。
【0078】マスク作成部20は、プリンタ用画像デー
タ変換部17から出力されたY・M・C毎のデジタル画
像データを入力して、上述した昇華型熱転写方式により
ネガの露光用マスク27を作成する。印画紙41に画像
の焼き付けを行なう焼き付けプリンタ30で、一定の露
光条件で焼き付けることにより、入力された原画像が印
画紙41上に略再現されるように画像処理された露光用
マスク27であり、露光用マスク27ごとに調整する必
要がないため高速に高画質なカラー画像を作ることがで
きる。
【0079】図7はマスク作成部20、即ち昇華熱転写
プリンタの概略構成図であり、図7を用いて昇華熱転写
プリンタについて以下説明する。
【0080】露光用マスク27を出力するプリンタは、
記録密度160DPI以上であり、かつ印画紙41に再
現される画像と露光マスク27の面積比が、印画紙画像
面積/露光マスク画像面積=0.25から4の組み合わ
せにより、高画質なカラー画像を安価に作ることができ
る。
【0081】露光用マスク27を出力するプリンタは、
解像度が高くなる程画質は向上するが、それ以上にメモ
リ等の増大によりコストが嵩み、また出力に時間がかか
るため、記録密度160DPI以上、好ましくは解像度
を考慮して240DPI以上を用いることができる。
【0082】また、印画紙41に再現される画像と露光
マスク27の面積比については、印画紙画像面積/露光
マスク画像面積=0.25から4が好ましいが、より好
ましくは0.25から2であり、4以上になると露光用
マスク27の画像を印画紙41上で拡大するため画質が
劣化し、0.25以下になると縮小するため、多少大き
な面積の写真プリントを作成するためには、露光用マス
ク27が大きくなり、それを均一に照らす光源が必要で
あるが、均一な大面積光源を作るのは難しく、結局画質
が劣化する。
【0083】露光用マスク27を出力する昇華熱転写プ
リンタに用いられるインクシート21は透明受像シート
22と同寸法の面毎にY・M・Cの熱拡散性染料が順番
に繰り返し塗布されており、各染料が階調レベルを表す
デジタル画像データに応じて順に透明受像シート22へ
転写記録されていく。
【0084】昇華熱転写プリンタの具体例としては記録
密度300DPIの加熱素子をサーマルヘッドとしたも
のを使用している。この昇華型熱転写プリンタはサーマ
ルヘッドに印加するエネルギーを変化させることによ
り、1ドット毎にY、M、Cの各色が256階調の濃度
を表現することができる。昇華型プリンタの副走査方向
の1回毎の相対移動距離は84.7[μm]である。
【0085】また、インクシート21としては裏面に融
着防止層を有する6[μm]のポリエチレンテレフタレ
ート支持体上に、各Y・M・C層を設けたもので、透明
受像シート22としては100[μm]の透明ポリエチ
レンテレフタレート支持体上に、シリコンオイル1部と
塩化ビニル樹脂60部をメチルエチルケトン300部に
溶解したものを、乾燥重量が15g/m2となるように
塗布して受像層としたものである。
【0086】また、記録特性としては256段階の入力
階調レベルに対する出力濃度が略正比例の関係を示す場
合と、2次曲線的な関係を示す場合があるが各場合であ
っても演算係数を設定することで昇華熱転写プリンタの
記録特性に対応することができる。
【0087】転写記録に際し、例えば、透明受像シート
22がA4版であるならばインクシート21のY・M・
Cの各面もA4版であり、インクシート供給ロール23
からインクシート21が引き出されると、最初にY面と
透明受像シート22が重ね合わせられるようにしてプラ
テンローラ24の矢線方向の回転によって順次サーマル
ヘッド25下を移動する。
【0088】この間、サーマルヘッド25にはYの階調
レベルを表したデジタル画像データが入力するため、熱
印加によりインクシート21のインク中のYの熱拡散性
染料が、透明受像シート22への熱パルス量に応じた色
素移行量によって、受像層中に階調を待った色素画像を
形成する。
【0089】Yの転写記録が終了するとインクシート2
1はM面の先頭まで巻取ロール26に巻回されるととも
に、透明受像シート22はサーマルヘッド25の記録位
置にその先端がくるように再度戻されて、今度はインク
シート21のM面と透明受像シート22が重ね合わせら
れるようにしてMの転写記録に備える。このように、以
下同様なM・Cの記録処理を繰り返し合計3回行なうこ
とで透明受像シート22の受像層にはカラー画像が記録
され露光用マスク27として出力される。
【0090】なお、インクシート21にはY・M・Cの
3種類の熱拡散性染料が塗布されているがブラック(B
K)の染料が加えられても良い。
【0091】昇華熱転写のインクシートのシアン染料の
材料について説明すると、一般のネガ感光材料における
パンクロの感度波長は700nm前後にあり、この波長
に吸収ピークをもつシアン色素としては以下のようなも
のを使用することができる。シアン色素供与物質がP−
フェニレンジアミン系発色現像剤またはP−アミノフェ
ノール系発色現像剤とナフトールまたはキノリノール誘
導体からカップリング反応により形成されたシアン色素
等である。
【0092】具体的化合物を列挙すると、
【0093】
【化5】 等を用いることができる。
【0094】また、露光用マスク27の透明受像シート
22の透過濃度が0.2以下であり、好ましくは0.1
以下であり、濃度がついていない方が、露光量が少なく
てすむため高速でプリントでき、しかも高画質になるた
めの露光マスク27の作成条件を計算しやすい。
【0095】また、露光用マスク27の透明受像シート
22の厚さが30μm以上400μm以下であり、30
μm以下では平面性が悪くなり画質劣化が生じ、400
μm以上では支持体中の光拡散が多くなり画質が劣化す
る。従って、双方の兼ね合いから上記範囲を設定してい
る。
【0096】透明支持体は、寸法安定性の面から樹脂を
フィルム若しくはシート状に延伸し、ヒートセットした
ものが使用され、樹脂としては例えば、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステル等のアクリル樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネイ
ト、ポリアリレート等のポリエステル系樹脂、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ弗化ビニリデン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチ
レン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン、芳香族ポリ
アミド等のポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリパラバン酸、フッ素系樹
脂、シリコーン樹脂等があるが、特に、上述取扱性の点
からPET、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリカーボネイト、ポリアリレート等
のポリエステル系樹脂が好適である。
【0097】一方、露光用マスク27の断面を示す図8
において、その受像層の厚さは画質面から0.5μm〜
20μmの範囲に設定してある。即ち、焼き付けプリン
タには図9に示すような露光用マスク27と印画紙41
が離れて露光される投影型のものと、露光用マスク27
の画像面と印画紙の乳剤面を重ねて露光する密着型のも
のがある。
【0098】密着露光タイプの焼き付けプリンタで露光
用マスクを使う場合は、あまり厚過ぎる(具体的には2
5μm以上)と20μm以下の受像層に比べて画像が非
常にボケてしまい、また、逆に薄過ぎる(具体的には
0.4μm以下)と必要な透過濃度1.5がでなくなる
ことが実験で明らかになった。従って、双方の兼ね合い
から上記範囲は特性上好ましい範囲である。
【0099】次に、昇華熱転写プリンタの制御について
説明する。
【0100】昇華熱転写プリンタのサーマルヘッドは、
図10に示すように構成される。サーマルヘッド300
は、抵抗体301を右左1240ドットに2分割し、右
左順番に8msの通電時間中に基準パルスを組み合わせ
て印画データに合わせた信号を送る。片側からみると、
通電時間8ms、非通電時間8msとなる。1ライン当
り16msで印画が終了し、84.7μmサーマルヘッ
ドを動かし、次のラインの印画を行なう。
【0101】この昇華型記録では加熱エネルギーを変え
ることにより連続的に濃度を変化させることができる。
昇華熱転写プリンタのサーマルヘッド300に形成され
た抵抗体301のエネルギーを変化させる方法には、次
の2通りが考えられる。
【0102】1.加熱パルス幅を抵抗体毎に変化させ
る。
【0103】図11は加熱パルス幅を抵抗体毎に変化さ
せる状態を示す図であり、横軸に加熱パルス幅を、縦軸
にサーマルヘッド温度を示し、加熱パルス幅を変化させ
ることによってサーマルヘッド温度が変化する。
【0104】2.加熱パルス数を抵抗体毎に変化させ
る。
【0105】図12は加熱パルス数を抵抗体毎に変化さ
せる状態を示す図であり、横軸に通電時間を、縦軸にサ
ーマルヘッド温度を示し、図12(a)〜(d)で通電
時間での基準パルス数を変化させることによってサーマ
ルヘッド温度が変化する。
【0106】本方式では透過濃度1.5以上という高濃
度を達成するため、通常よりもかなり大きなエネルギー
を抵抗体に加える必要がある。lの方式では加熱パルス
幅が次第に長くなるに従って抵抗体の温度が高くなるた
め、最大濃度1.5以上だすのに必要な加熱パルス幅に
なると、昇華熱転写インクシートの裏面の材料が融けて
抵抗体に融着し印字が不可能になることが分かった。
【0107】それに対して2の方法では、一定の長さを
持つ加熱パルスを必要な数、適当な間隔で抵抗体に加え
ることにより、抵抗体の温度を昇華熱転写インクシート
の裏面の材料が融着しない温度以下に保ちながら、1.
5以上の濃度を出せることが分かった。
【0108】また、サーマルヘッド300の抵抗体30
1を2分割して、交互に印加エネルギを加えることによ
り、通電時間と冷却時間が交互に来るので冷却時間を別
に設ける必要がなく、通電時間が長くなって印画時間が
遅くなることを最大限補償することができる。分割しな
い場合でも冷却時間は必要で、高速化の利点が殆どな
く、しかも大電流を供給することにより発熱むらが生じ
やすく、大電源の搭載により昇華熱転写プリンタのコス
トおよびサイズも大きくなる。このような制御方法がこ
の画像形成方法において、プリンタを実用化するために
必須であることが判明した。
【0109】さらに、昇華型記録では、再現性を高める
ための熱制御及び濃度ムラ補正が行なわれる。
【0110】まず、再現性を高めるための熱制御につい
て説明する。フルカラープリンタを用いる場合に、使用
環境や履歴によらず同一画像データに対して常に同一の
記録画像が安定して再現されることが要求される。安定
な記録画像の再現を阻害する要因には、環境温度の変化
とサーマルヘッドの発熱抵抗体近傍での畜熱の2つがあ
る。特に、写真のような自然画像の印画時には一般文書
に比べ印字率が高いので、蓄熱による記録濃度の高濃度
側へのドリフトを生じやすい。濃度ドリフトは、1枚の
記録画の先端と後端との間や連続印画時の1枚目と複数
枚目との間にも生ずる。これらの現象は、高速印画時あ
るいは高階調レベルの画素が多い時ほど顕著である。そ
のため、蓄熱量を予測して印画条件を制御する必要があ
る。蓄熱の制御では切測法と実測法を併用することが望
ましい。実測法では、サーミスタを使用し、予測法で
は、記録速度や累積印字ドット数で統計的に蓄熱を予測
し制御する。具体的には、階調レベルを複数の闘値でN
個の印加エネルギー範囲の群に分け、おのおのの群の累
積数に一定の係数を掛けて全体の蓄熱量を予測する。
【0111】次に、濃度ムラ補正について説明する。昇
華型のような高画質の中間調記録を行うプリンタでは、
装置の性能からくる濃度ムラを目立たない程度に少なく
する必要がある。濃度ムラの原因には次のようなものが
ある。 (1)サーマルヘッド自体の性能によるもの a.発熱抵抗体の抵抗値や形状のバラツキ b.ヘッドの凹凸やうねり c.配線抵抗のバラツキ d.ドライバICのスイッチング特性 (2)サーマルヘッドの使用法によるもの a.分割印字ブロック間の継目のドット温度変化 b.印字ブロック内の印字率の変化によるブロック間の
濃度変化 (3)メカ的要因によるもの a.紙送りのピッチの不整 b.プラテンローラの変形や左右の押圧ムラ (4)記録材料に起因するもの、 a.インクや用紙の表面層の塗布ムラ b.インクシートや用紙のベース層の塗布ムラ このように濃度ムラの要因は多岐に渡っており、全てを
補正することはー般には難しい。総合的に濃度ムラを補
正するには、図13の濃度ムラ補正システムの構成図に
示すように、サーマルヘッド200で記録し、プリント
サンプル201の画像をスキャナ202で読み取り、最
終印画物の濃度分布を測定し、コントローラ203によ
りプリンタ毎に濃度が一定になるように印加エネルギー
を調整する方法が有効である。コントローラ203に
は、ディスプレイ204、キーボード205及びROM
ライター206が接続されている。このようなシステム
では,±15%程度あった記録画上の最大濃度ムラを±
3%以内に制御することが可能になる。さらに、比較的
濃度バラツキの多いサーマルヘッド200でも使えるよ
うになるため、サーマルヘッド200の不良率が1/5
程度に低下する。 [昇華制御の実施例]露光用マスクの出力プリンタは、
前記した構成の図7に示す昇華熱転写プリンタを用い
た。昇華熱転写プリンタの仕様および条件は、次の通り
である。
【0112】サーマルヘッドとして図10に示すライン
ヘッド300DPIでA4サイズ(抵抗体数2480ド
ット)を用いた。
【0113】通電方法は、抵抗体を2分割して交互に通
電を行なう。
【0114】インクシートはY,M,C3色を用いた。
【0115】基準パルス幅=36μs 階調数=25б(Y,M,Cそれぞれ) 最大濃度=2.0(Y,M,Cそれぞれ) 濃度0から2.0まで階調数に対して比例関係にある。
【0116】通電時間は8msである。
【0117】(ライン印字時間=16ms,1ライン搬
送長さ=84.7μm) 基準パルスを通電時間8msの中で、その数とタイミン
グを実験的に組合せて256階調に対応させてパルス仕
様を決めている。
【0118】印加電圧=18V サーマルヘッド平均抵抗値=4000オーム 印加電力=0.07W [蓄熱制御]以下の蓄熱制御補正を組合せて実際にサー
マルヘッドに印加するエネルギーを決定する。
【0119】1.5℃〜50℃まで2℃刻みにサーミス
タの温度と補正係数の関係を設定したテーブルを作り、
サーマルヘッドの本体温度をサーミスタで常に実測し、
サーマルヘッドの抵抗体ヘの印加エネルギーの補正を行
なう。
【0120】2.前100ライン分の印字率と補正係数
の関係を設定したテーブルを作り、前100ラインの印
字率を計算しサーマルヘッドの抵抗体への印加エネルギ
ーの補正を行なう。 [濃度むら補正]プリンタ固体ごとにベタ印画(シアン
130階調)を行ない、それを濃度計で透過濃度を測定
し、抵抗体ごとの濃度ばらつきを求め、印加エネルギー
の補正係数に換算した2480ドット分の補正データを
作成し、実際の印画に際して補正を行なうので熱影響の
差もなくなり、白スジ発生も防止できる効果もある。
【0121】昇華熱転写プリンタの他の実施例として
は、サーマルヘッドの代わりにレーザーを使用する方法
があり、図14にその記録装置の概略構成図構成を示
す。
【0122】この場合には、ドラム上に露光用マスク2
7を作成するための受像シート29とシート状の染料供
与素子28を巻回し、レーザー光を照射して転写記録す
る。
【0123】まず、レーザーの波長領域に強い吸収を示
す物質を染料供与素子28に含有させる。染料供与素子
28にレーザーを照射したときに、かかる吸収物質が光
エネルギーを熱エネルギーに転換して吸収物質の直下に
あるY・M・Cの染料を気化温度に加熱して受像シート
29の染料受像素子に帳写するものである。この吸収物
質はカーボンを含む厚さ1[μm]程度の光熱変換層で
染料の真下の層に置いてもよいし、または、染料と混合
しておいてもよい。
【0124】画像の形と色に対応した電気信号によって
レーザー光は調節され、かかる調節を行なうことで受像
シート29上に画像を再現し露光用マスク27を得るも
のである。使用されるレーザー光の条件としては、スポ
ット径が30[μm]、露光時間が5[msec]、波
長830[nm]、ドラム29を180[rpm]で回
転させながらレーザー光を0〜44[μw/μm]の
印加エネルギーで走査している。
【0125】ここで、マスク作成部20には上述熱昇華
記録型の他に、透明支持体上に光熱変換して発色する染
料を塗布し、画像データに応じた光を照射することで露
光用マスクを得る熱現像記録型(特開平4−31604
0号公報、特開平6−43618号公報等に記載)のも
のや、電子写真記録方式、感熱転写記録方式、インクジ
ェット記録方式、感光材料をCRTで露光する方式等を
採用してもよい。
【0126】次に、露光用マスクを得る熱現像記録につ
いて説明する。コンピューターで処理されたデジタル画
像データに基づき熱現像カラー感光材料を画像露光し処
理することにより透過型カラー画像を形成し、この透過
型カラー画像に光照射し透過した光によりハロゲン化銀
カラー写真感光材料を露光した後、このハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料を現像処理して得られた画像は高精細
でムラがないという点で好ましい。
【0127】熱現像カラー感光材料としては色素供与化
合物にアゾ色素の誘導体を用いるものが良く知られてい
る。しかしこのような熱現像カラー写真感光材料を上記
システムに用いた場合、ハロゲン化銀カラー写真感光材
料に再生された画像の濃度が低く画像の絞まりが悪い、
またカラーバランスも取りにくいと言う欠点がある。
【0128】このため、本発明者は種々の検討を行った
結果、熱現像カラー感光材料においてイエロー、マゼン
タ、およびシアン色素の受像材料上に転写された状態で
の分光吸収極大波長がそれぞれ、430〜480nm、
520〜570nm、および670〜750nmであ
り、かつ上記イエロー、マゼンタ、およびシアン色素の
受像材料上に転写された状態での分光吸収極大波長にお
ける透過濃度が1.5以上であることにより上記欠点が
改善されることが明らかになった。
【0129】上記の条件を満たす具体的な方法として下
記の方法を好適に用いることができることを本発明者は
発見した。色素供与物質としてPーフェニレンジアミン
系発色現像剤またはPーアミノフェノール系発色現像剤
とカプラーとのカップリング反応により形成された色素
を放出する化合物を使用することにより、ハロゲン化銀
カラー写真感光材料に再生された画像の濃度が向上し画
像の絞まりがよくなり、カラーバランスも取り易くな
る。この要因として考えられることはカラー写真感光材
料の発色層の分光感度とカラー露光用マスクの画像の分
光吸収との重なりが改善されるため、カラー露光用マス
クの有効濃度が向上すると言うことが挙げられる。
【0130】しかし全ての色素プレカーサーに1級芳香
族アミン現像主役の酸化体とカプラーとのカップリング
により生成した色素を採用すると、転写濃度が低下して
しまい、色素プレカーサーおよび受像シート中のアルカ
リプレカーサーを増量する必要があった。しかしアルカ
リプレカーサーを過度に増量すると受像シートがブロッ
キングを起こしてしまい、画像濃度と耐ブロッキング性
の両立が困難であることが本発明者の検討の結果明らか
になった。
【0131】本発明者は色素プレカーサーの色素部分に
おいてイエローおよびマゼンタがアゾ色素からなり、シ
アンが1級芳香族アミン現像主役の酸化体とカプラーと
のカップリングにより生成した色素を用いる熱現像カラ
ー感光材料をカラー露光用マスクの形成に用いることに
より上記問題を解決することができた。
【0132】即ち、この発明は、原画像を入力して画像
信号を得て、この画像信号をデジタル変換した後にデー
タ加工を行ない、このデータ加工によって得られた画像
データに基づいて露光用マスクを作成し、この露光用マ
スクを用いてハロゲン化銀カラー写真感光材料を露光焼
き付けして、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料上に
画像を形成する画像形成方法において、親水性バインダ
ー、熱現像によりイエロー、マゼンタおよびシアンの拡
散性染料を放出する色素供与物質、および感光性ハロゲ
ン化銀を含有する少なくとも3つの感光性層を支持体上
に有する熱現像感光材料にデジタル露光を行い、ついで
透明支持体の一方の側に親水性バインダー、色素媒染
剤、および水に難溶性の金属化合物と水の存在化に錯形
成反応して塩基を発生させる水溶性塩基プリカーサーを
含有する色素受像材料と重ねて加熱した後、熱現像感光
材料と色素受像材料を剥離することで色素受像材料上に
フルカラー画像を形成し、これを露光用マスクとして使
用し、この露光用マスクの画像は少なくとも3つの色相
から構成され、かつ濃度の最大値が1.5以上である。
【0133】前記イエロー、マゼンタ、およびシアンの
各拡散性色素を放出する色素供与体物質は各々異なる感
色性の感光性ハロゲン化銀に組み合わされており、この
イエロー、マゼンタおよびシアン色素の色素受像材料に
転写された状態での分光吸収極大波長がそれぞれ、43
0〜480nm、520〜570nm、および670〜
750nmであり、かつ上記イエロー、マゼンタ、シア
ン色素の色素受像材料上に転写された状態での分光吸収
極大波長における透過濃度が1.5以上である。
【0134】また、前記シアン拡散性色素画像の色素受
像材料に転写された状態での分光極大吸収波長が680
〜720nmである。前記イエロー色素供与物質がアゾ
結合を有するイエロー色素を放出する色素供与物質であ
る。前記マゼンタ色素供与物質がアゾ結合を有するマゼ
ンタ色素を放出する色素供与物質である。前記シアン色
素供与物質がP−フェニレンジアミン系発色現像剤また
はP−アミノフエノール系発色剤とナフトールまたはキ
ノリノール誘導体からカップリング反応により形成され
たシアン色素を放出する色素供与物質である。前記イエ
ロー、マゼンタ、およびシアン色素の色素受像材料上に
転写された状態での分光吸収極大波長における透過濃度
が1.8以上である。
【0135】前記塩基プレカーサーが下記一般式(1)
または一般式(2)で表わせる。
【0136】
【化6】
【0137】
【化7】 式中、zは5〜7員環を形成するのに必要な置換基を有
していても良い非金属原子群を表し、Rは置換基を有し
ていても良いアルキル基を表し、Mはアルカリ金属、ま
たは有機塩基を表す。
【0138】この一般式(1)または一般式(2)で表
わせる塩基プレカーサーの例示化合物として次のものを
用いることができる。
【0139】
【化8】 前記水に難溶性の金属化合物が水酸化亜鉛または酸化亜
鉛である。前記塩基プレカーサーが支持体1m2あた
り、25ミリモル〜40ミリモルの範囲である。
【0140】次に、色素供与物質の具体例を次に示す。
【0141】
【化9】
【0142】
【化10】 さらに、シアン色素供与化合物のその他の例を示す。
【0143】
【化11】 [実施例1]平均粒子サイズ0.5μmの塩臭化銀乳剤
をpAg=6.5、pH=5.9に調節してチオ硫酸ナ
トリウムにより化学増感して60℃で表1に示す増感色
素をメタノール溶液として添加し、次いで4ヒドロキシ
−6メチル−1,3,3a,7−テトラザイデン銀1モ
ル当り0.6g添加し3種類の乳剤を得た。
【0144】
【表1】 厚さ140μmの両面をポリエチレンでラミネートした
紙支持体(ポリエチレン樹脂層中にはポリエチレンに対
して2酸化チタンを10重量%含有)に下記層構成から
なる熱現像感光材料を作成した。
【0145】
【表2】
【0146】
【表3】 但し、各素材の添加量は感光材料1m2当りの量で示し
た。感光性ハロゲン化銀は銀に換算して示した。
【0147】なお、第2層と第6層に使用した硬膜剤1
はそれぞれの塗布液に塗布直前に添加し、7層を同時塗
布した。
【0148】塗布後ロール状の熱現像感光材料は35
℃、相対湿度30〜60%で3日間保存し、目的の硬膜
度まで硬膜させた。次に、この実施例に用いられる増感
色素の具体例を次に示す。
【0149】
【化12】 [受像シートの作成]透明な厚さ125μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムの両面にコロナ放電を施し
た後、下引き層を塗設した。上記支持体の一方の面に第
1バッキング層および第2バッキング層の順で積層し
た。他方の面にはゼラチン層、染着層、保護層の順で積
層した。
【0150】 上記各熱現像感光材料を、670nm、780nm及び
830nmの3つのレーザー露光で、別にはウェッジ露
光を行い、ついで、熱現像感光材料を40℃の水に4秒
間浸漬した後、上記受像材料と重ね合わせて90℃で3
5秒間加熱した。受像層に得られた反射濃度を濃度測定
し、これから特性曲線を求めた。
【0151】なお、露光は前記3つの半導体レーザーの
時間変調でポリゴンミラーを組み合わせて1画素当たり
10-6〜10-8秒の間露光した。
【0152】露光条件は、下記の通りである。
【0153】 感光材料面のレーザービーム強度:1mW (670nm、780nm、830nm) ビーム径 :主走査方向(100±10nm) 副走査方向(70±10nm) 次に、この実施例に用いられる還元剤、硬膜剤、現像抑
制剤、界面活性剤、HBS、色素媒染剤の具体例を次に
示す。
【0154】
【化13】
【0155】
【化14】
【0156】
【化15】 W[画像形成] 上記の方法で形成された透過画像に光照射し透過した光
によりコニカ製QAペーパーTYPE A6カラー印画
紙を露光した。これを自動現像機により現像処理するこ
とにより印画紙上にカラー画像を得た。このカラー印画
紙に露光する工程で光源透過画像の間にイエロー、マゼ
ンタまたはシアンの種々の濃度のフィルターを挿入し最
適条件で焼き付けた。
【0157】その結果、印画紙上でイエローとマゼンタ
は最低濃度が0.1かつ最大濃度が2.0の画像が得ら
れた。但し、シアンは最低濃度を0.1以下にすると最
大濃度が1.5以下になり、最大濃度を2.0以上にす
ると最低濃度が0.2以上となり、まだ印画紙の画像表
現範囲を100%使うことはできなかった。 [実施例2]次に、色素供与物質2と色素供与物質4の
使用量を上記の2倍にしてそれぞれ0.7g/m2
0.48g/m2としたが、それでもカラー印画紙上で
上記の最低濃度と最大濃度は同時に満足されず、カラー
印画紙の画像表現範囲を100%使うことはできなかっ
た。 [実施例3]そこで、イエロー、マゼンタ、シアンの色
素供与物質の色素部分を、第1級芳香族アミン現像主役
の酸化体とカプラーのカップリングにより形成された色
素に置き換えた。イエロー、マゼンタ、およびシアンの
色素供与物質の塗布量は比較例1とモル量で同一にし
た。
【0158】 第1層イエロー:Y‐1 1.0g/m2 第5層マゼンタ:M‐1 0.87g/m2 第3層シアン:C‐1 0.59g/m2 その結果は、印画紙上でイエロー、マゼンタ、シアンの
全てが最低濃度0.1以下にすると最大濃度が2.0未
満となり、イエロー、マゼンタ、シアンの全てが最大濃
度2.0以上にすると最低濃度が0.1より大きくな
り、まだカラー印画紙の画像表現範囲を100%使うこ
とはできなかった。 [実施例4]そこで、比較例3の色素供与物質の塗布量
を2倍に増量し、Y‐1(第1層)を2.0g/m2
M‐1(第5層)を1.74g/m2、C‐1(第3
層)を1.18g/m2とした。さらに、染着層のピコ
リン酸ナトリウムの添加量を変化させて4gと6gの塗
布量を有する受像シートを作成した。その結果、4g/
2では、印画紙上でイエロー、マゼンタ、シアンの全
てが最低濃度0.1以下にすると最大濃度が2.0未満
となり、イエロー、マゼンタ、シアンの全てが最大濃度
2.0以上にすると最低濃度が0.1より大きくなり、
まだカラー印画紙の画像表現範囲を100%使うことは
できなかった。6g/m2では受像シートがブロッキン
グを起こして使用できなくなってしまった。 [実施例5]次に、イエローとマゼンタは、実施例1と
同様にアゾ色素の色素供与化合物1と色素供与化合物3
を用い、シアンはC‐1を1.18g用い、染着層のピ
コリン酸ナトリウムの添加量を4gにして同様に画像形
成を行ったところ全ての色が最低濃度0.1の時最大濃
度が2.0以上となり良好な画像が得られた。また、こ
のときの受像シートは1ヶ月放置しておいてもブロッキ
ングは生じなかった。
【0159】次に、電子写真記録方式、熱転写記録方
式、インクジェット記録方式の一例を図15乃至図17
に示す。
【0160】図15はデジタルの電子写真記録方式を示
す概略構成図である。露光用マスク27の画像データに
基づき半導体レーザー53で感光体54に帯電させ現像
器55でトナー現像し、記録紙56に画像記録して定着
器57で定着させて排出し露光用マスク27を得る。
【0161】図16は熱転写記録方式の溶融型感熱転写
システムの概略図である。PETベース70上に熱溶融
性インク層71を設けたインクシート72を受像紙73
と合わせ、インクシート72を背面から露光用マスク2
7の画像データに基づきサーマルヘッド74で加熱し、
熱溶融性インク層71を溶かして受像紙73へ転写す
る。これを黄色、マゼンタ色、シアン色について行いフ
ルカラー画像の露光用マスク27を得る。
【0162】図17はインクジェット記録方式の概略図
である。このインクジェットシステムでは、インク90
を露光用マスク27の画像データに基づき加圧加熱して
ノズル91より噴出させ、このときノズル91に振動を
与えてインク粒子92を発生させて記録紙93上にのせ
る。インクジェット方式には記録時もにインク粒子を発
生させるドロップ・オン・デマンド型と、ノズルの目詰
りを解消するためにインク粒子を常時発生させこれを選
択時に記録紙にのせるコンティニアス型がある。
【0163】さらに、感光材料をCRTで露光する方式
では、支持体上に、ある波長の光によりそれぞれY・M
・Cに発色する3層の発色層が形成された感光材料をC
RTでよって波長を変えて3回露光し、Y・M・Cを発
色させて露光用マスクを形成する。
【0164】これらの記録技術はすでに公知であり、熱
現像記録にあっては受像層が、また、インクジェット記
録にあっては吐出されたインタが形成する層の厚さが、
それぞれ0.5μm〜20μmの範囲にすると焼付け露
光時の画質がよい。
【0165】また、定期的にマスク作成部27内に透過
濃度計を設けて出力される露光用マスク27の透過濃度
を測定してプリンタ用画像データ変換部17にフィード
バックして、設計値とのずれを検出して補正するように
演算係数を書き換え可能な構成とすれば、マスク作成部
27に経時変化があっても確実に補正でき安定した画像
を印画紙上に再現することができる。
【0166】次に、画像出力部Cについて図1を参照し
ながら説明する。モニタ用画像データ変換部16で変換
されたデジタル画像データはモニタ19に入力され表示
される。
【0167】副露光の露光条件を一定にして、マスク作
成部20から出力された露光用マスク27を副露光にセ
ットして画像を形成する。また、副露光と同時に主露光
に銀塩写真ネガフィルム45をセットして、両方の画像
を写真プリント上で合わせることも可能である。
【0168】焼き付けプリンタ30の概略構成図を示す
図9においてロール状の印画紙41は印画紙供給ロール
31に予めセットされており、焼付け露光の毎に移動し
印画紙巻取ロール32に巻回されていく。露光部33は
主露光部34と副露光部35に分けられ、露光用マスク
27は副露光部の露光用マスクホルダ36に配置され、
写真画像用の銀塩写真ネガフィルム45は主露光部のネ
ガホルダ37に配置される。そして、各々別に設けられ
た光源38、39からの光が露光用マスク27や銀塩写
真ネガフィルム45を透過し、プリズム40やレンズ4
2を介して印画紙41上に所定時聞の間、照射されるこ
とで焼付け露光が行なわれる。
【0169】上述したように、画像処理部Bにおいて、
現像部43、焼き付けプリンタ30、印画紙41の色特
性や濃度特性等の再現性に係わる諸特性を考慮して一連
のデータ変換を行なう演算係数を設定しているため、焼
き付けプリンタ30の露光条件、現像条件を一定に保っ
たままで、マスク原稿の濃度、色相を忠実に写真プリン
ト上に再現したものとなるため、簡便に、かつ素早くカ
ラーコピーを得ることができる。
【0170】次に、画像処理部Bにおける補正値、演算
係数を設定するための調整について説明する。
【0171】本システムの製造段階で行われる前記調整
は、大略、マスク原稿の代わりに使用されるカラーテス
トチャートが、モニタ19の表示出力と写真プリント4
4とが相互に等しい再現性を持つように行なわれる。
【0172】まず、カラーテストチャートが透過型(ネ
ガ)である場合には、標準焼付け条件の基に焼き付けプ
リンタ30で基準印画紙(コニカ株式会社製QAペー
パ)に焼付け、現像部43で現像してポジ画像を得、基
準濃度計(Xライト社製Xライト濃度計)でカラーテス
トチャートの各色毎に12段階反射濃度Anega(最高濃
度1.8、最小濃度0)を測定する。カラーテストチャ
ートが反射型(ポジ)である場合には、直接、基準濃度
計でカラーテストチャートの各色毎に12段階反射濃度
posiを測定する。
【0173】次に、上記カラーテストチャートをスキャ
ナ3で読み取って画像をモニタ19に表示させ、基準濃
度計で12段階濃度Bを測定するとともに、露光用マス
ク27を作成し、焼き付けプリンタ30で設定された一
定露光条件のもとで基準印画紙に焼付け、現像部43で
現像して得たポジ画像を基準濃度計で測定して12段階
反射濃度Cを測定する。
【0174】そして、AnegaとAposiがスキャナ・原稿
の種別が異なっても同じ出力値となるようにスキャナ用
画像データ変換部12のデータ変換テーブル値を設定す
る。この設定により、スキャナ・原稿の種別の違いによ
る変動がなくなる。
【0175】また、AnegaとAposi=Bとなるようにモ
ニタ用画像データ変換部16のルックアップテーブルを
設定することにより、カラーテストチャートとモニタ1
9の表示される画像が等しくなり、さらに、AnegaとA
posi=C、B=Cとなるようにプリンタ用画像データ変
換部17の演算係数を設定することで、カラーテストチ
ャートと写真プリント44のマスタ27に相当する部分
の画像、及びモニタ19の表示される画像が等しくな
る。
【0176】なお、カラーテストチャートの色種別は通
常Y、M、C、BkであるがMY、MC、CYを付加し
てもよく、また、Bkのみとしてもよい。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、露
光用マスクを用いてハロゲン化銀カラー写真感光材料に
画像を焼き付けて画像を形成し、この露光用マスクの出
力方式が昇華熱転写方式であり、このときの最高濃度
1.5を達成させるから、高画質を得ることができ、か
つドライ方式で環境衛生に優れ、しかも装置を簡易で低
価格にすることができる。
【0178】また、この発明は、露光用マスクを用いて
ハロゲン化銀カラー写真感光材料に画像を焼き付けて画
像を形成し、この露光用マスクの出力方式が銀塩熱現像
方式であり、このときの最高濃度1.5を達成させるか
ら、高画質を得ることができ、かつドライ方式で環境衛
生に優れ、しかも装置を簡易で低価格にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成システム要部概略構成図であ
る。
【図2】画像データ編集部の詳細ブロック図である。
【図3】モニタの表示に係わるルックアップテーブルを
示す図である。
【図4】逆転写量の補正変換関数を示す図である。
【図5】露光用マスクの光透過スペクトルを示す図であ
る。
【図6】印画紙の特性を示す図である。
【図7】昇華熱転写プリンタの概略構成図である。
【図8】露光用マスクの断面図である。
【図9】焼き付けプリンタの概略構成図である。
【図10】サーマルヘッド抵抗体を示す図である。
【図11】加熱パルス幅を抵抗体毎に変化させる状態を
示す図である。
【図12】加熱パルス数を抵抗体毎に変化させる状態を
示す図である。
【図13】濃度ムラ補正システムの構成図である。
【図14】レーザー記録装置の概略構成図である。
【図15】露光用マスクを作成するデジタルの電子写真
記録方式を示す概略構成図である。
【図16】露光用マスクを作成する熱転写記録方式の溶
融型感熱転写システムの概略図である。
【図17】露光用マスクを作成するインクジェット記録
方式の概略図である。
【符号の説明】
3 スキャナ 10 画像データ編集部 17 プリンタ用画像データ変換部 20 マスク作成部 27 露光用マスク 30 焼き付けプリンタ 43 現像部 44 写真プリント
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 5/08 7416−2H B41M 5/26 101Z (72)発明者 大林 啓治 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像を入力して画像信号を得て、この画
    像信号をデジタル変換した後にデータ加工を行ない、こ
    のデータ加工によって得られた画像データに基づいて露
    光用マスクを作成し、この露光用マスクを用いてハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料を露光焼き付けして、前記ハ
    ロゲン化銀カラー写真感光材料上に画像を形成する画像
    形成方法において、前記露光用マスクを昇華熱転写で出
    力し、この露光用マスクの画像は少なくとも3つの色相
    から構成され、かつ濃度の最大値が1.5以上であるこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】昇華熱転写プリンタで、サーマルヘッドヘ
    のエネルギーのかけ方として、基準パルスを設け、通電
    時間の中で、基準パルスの数と印加するタイミングを組
    合せて階調に対応させた濃度を出すようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】昇華熱転写プリンタで、サーマルヘッドヘ
    のエネルギーのかけ方として、基準パルスを設け、通電
    時間の中で、基準パルスの数と印加するタイミングを組
    合せて階調に対応させた濃度を出すとともに、そのタイ
    ミングはサーマルヘッドに接触するインクシートの材料
    が抵抗体に融着しないようにしたものであることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】サーマルヘッドの抵抗体を2分割し、交互
    に通電することを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】原画像を入力して画像信号を得て、この画
    像信号をデジタル変換した後にデータ加工を行ない、こ
    のデータ加工によって得られた画像データに基づいて露
    光用マスクを作成し、この露光用マスクを用いてハロゲ
    ン化銀カラー写真感光材料を露光焼き付けして、前記ハ
    ロゲン化銀カラー写真感光材料上に画像を形成する画像
    形成方法において、親水性バインダー、熱現像によりイ
    エロー、マゼンタおよびシアンの拡散性染料を放出する
    色素供与物質、および感光性ハロゲン化銀を含有する少
    なくとも3つの感光性層を支持体上に有する熱現像感光
    材料にデジタル露光を行い、ついで透明支持体の一方の
    側に親水性バインダー、色素媒染剤、および水に難溶性
    の金属化合物と水の存在化に錯形成反応して塩基を発生
    させる水溶性塩基プリカーサーを含有する色素受像材料
    と重ねて加熱した後、熱現像感光材料と色素受像材料を
    剥離することで色素受像材料上にフルカラー画像を形成
    し、これを露光用マスクとして使用し、この露光用マス
    クの画像は少なくとも3つの色相から構成され、かつ濃
    度の最大値が1.5以上であることを特徴とする画像形
    成方法。
  6. 【請求項6】前記イエロー、マゼンタ、およびシアンの
    各拡散性色素を放出する色素供与体物質は各々異なる感
    色性の感光性ハロゲン化銀に組み合わされており、この
    イエロー、マゼンタおよびシアン色素の色素受像材料に
    転写された状態での分光吸収極大波長がそれぞれ、43
    0〜480nm、520〜570nm、および670〜
    750nmであり、かつ上記イエロー、マゼンタ、シア
    ン色素の色素受像材料上に転写された状態での分光吸収
    極大波長における透過濃度が1.5以上である露光用マ
    スクを作成することを特徴とする請求項5記載の画像形
    成方法。
  7. 【請求項7】前記シアン拡散性色素画像の色素受像材料
    に転写された状態での分光極大吸収波長が680〜72
    0nmであることを特徴とする請求項6記載の画像形成
    方法。
  8. 【請求項8】前記イエロー色素供与物質がアゾ結合を有
    するイエロー色素を放出する色素供与物質であることを
    特徴とする請求項7記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】前記マゼンタ色素供与物質がアゾ結合を有
    するマゼンタ色素を放出する色素供与物質であることを
    特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】前記シアン色素供与物質がP−フェニレ
    ンジアミン系発色現像剤またはP−アミノフエノール系
    発色剤とナフトールまたはキノリノール誘導体からカッ
    プリング反応により形成されたシアン色素を放出する色
    素供与物質であることを特徴とする請求項6乃至請求項
    9記載のいずれかに記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】前記イエロー、マゼンタ、およびシアン
    色素の色素受像材料上に転写された状態での分光吸収極
    大波長における透過濃度が1.8以上であることを特徴
    とする請求項10記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】前記塩基プレカーサーが下記一般式
    (1)または一般式(2)で表わせることを特徴とする
    請求項11記載の画像形成方法。 【化1】 【化2】 式中、zは5〜7員環を形成するのに必要な置換基を有
    していても良い非金属原子群を表し、Rは置換基を有し
    ていても良いアルキル基を表し、Mはアルカリ金属、ま
    たは有機塩基を表す。
  13. 【請求項13】前記水に難溶性の金属化合物が水酸化亜
    鉛または酸化亜鉛であることを特徴とする請求項12の
    画像形成方法。
  14. 【請求項14】前記塩基プレカーサーが支持体1m2
    たり、25ミリモル〜40ミリモルの範囲であることを
    特徴とする請求項13の画像形成方法。
  15. 【請求項15】焼付条件が一定条件で原稿が再現するよ
    うに画像処理を行なって露光用マスクを出力することを
    特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の
    画像形成方法。
  16. 【請求項16】前記露光用マスクを出力するプリンタが
    記録密度160DPI以上であり、かつ前記ハロゲン化
    銀カラー写真感光材料に再現される画像と前記露光マス
    クの面積比が、 ハロゲン化銀カラー写真感光材料画像面積/露光マスク
    画像面積=0.25から4であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項15記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】前記露光用マスクの画像の少なくとも3
    つの色相が、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料の感
    度ピークに対応していることを特徴とする請求項1乃至
    請求項16のいずれかに記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】前記露光用マスクの受像シートの透過濃
    度が0.2以下であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項17のいずれかに記載の画像形成方法。
  19. 【請求項19】前記露光用マスクの受像シートの厚さが
    30μm以上400μm以下であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項18のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  20. 【請求項20】前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料が
    ネガ型であることを特徴とする請求項1乃至請求項19
    のいずれかに記載の画像形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159770A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Fujimori Kogyo Co Ltd 周波数選択透過型の電磁波シールド材およびその製造方法

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JP2008159770A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Fujimori Kogyo Co Ltd 周波数選択透過型の電磁波シールド材およびその製造方法

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