JPH08304252A - 硬さ測定装置 - Google Patents

硬さ測定装置

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JPH08304252A
JPH08304252A JP10660595A JP10660595A JPH08304252A JP H08304252 A JPH08304252 A JP H08304252A JP 10660595 A JP10660595 A JP 10660595A JP 10660595 A JP10660595 A JP 10660595A JP H08304252 A JPH08304252 A JP H08304252A
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JP
Japan
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hardness
measured
living tissue
measuring
probe
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Withdrawn
Application number
JP10660595A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Shirou Bitou
士郎 備藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は様々な形状、大きさを有する生体組織
等の硬さ測定対象物の硬さを正確に測定することを最も
主要な特徴とする。 【構成】圧電素子12の接触面からの超音波の進行方向
と生体組織7の被測定面とのなす角度をほぼ垂直に保持
する接触面の位置調整手段29を硬さ測定部8に設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に体内の生体組織に接
触させて生体組織の硬さを測定する硬さ測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、生体組織に接触させて生体組織
の硬さを測定する装置として例えば特開平2−2905
29号公報に開示されている硬さセンサがある。ここで
は、硬さセンサのセンサヘッドに物体に接触させる振動
板が設けられている。そして、この振動板上に圧電素子
を設け、圧電素子と共に自動発振回路を構成し、センサ
ヘッドの振動板を物体に接触させた際に検出される発振
周波数の変化情報に基づいて接触物体の硬さを検知する
硬さ検知手段を備えた構成になってる。
【0003】また、上記公報に開示された硬さセンサで
は、硬さ測定対象の物体に接触される振動板がセンサヘ
ッドに固定状態で取付けられている。そのため、このセ
ンサヘッドを平面的な物体に接触させた場合にはセンサ
ヘッドの振動板を硬さ測定対象の物体の被測定平面に対
して平行に対向配置させることができるので、センサヘ
ッドの振動板から被測定平面に伝達される振動の進行方
向と硬さ測定対象の物体の被測定平面との間をほぼ垂直
に保持させることができ、硬さ測定対象の物体の硬さを
有効に測定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものにあっては形状が定まらない物体、とりわ
け体内の生体組織のように柔らかい物体を硬さ測定対象
とする場合にはセンサヘッドの振動板を硬さ測定対象の
物体の被測定面に対して平行に対向配置させることが困
難となるので、センサヘッドの振動板から被測定面に伝
達される振動の進行方向と硬さ測定対象の物体の被測定
面との間をほぼ垂直に保持させることができない問題が
ある。このように、センサヘッドの振動板から被測定面
に伝達される振動の進行方向と硬さ測定対象の物体の被
測定面との間をほぼ垂直に保持させることができない場
合には硬さ測定対象の物体の正確な硬さが測定できない
問題がある。
【0005】また、上記従来構成の硬さセンサではセン
サヘッドの振動板と生体組織との間の接触圧によっても
その測定値が変化するので、様々な形状、大きさを有す
る生体組織の硬さを前記公報に開示された技術で正しく
測定することは難しい問題がある。
【0006】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、様々な形状、大きさを有する生体組織
等の硬さ測定対象物の硬さを正確に測定することができ
る硬さ測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は硬さ測定対象物
に接触させる接触面を備えた硬さ測定部に超音波振動発
生手段が設けられ、前記超音波振動発生手段からの超音
波振動を前記接触面を介して硬さ測定対象物に伝達させ
た際の前記超音波振動発生手段の共振周波数変化より前
記硬さ測定対象物の硬さを測定する硬さ測定装置におい
て、前記接触面からの超音波の進行方向と前記硬さ測定
対象物の被測定面とのなす角度をほぼ垂直に保持する前
記接触面の位置調整手段を前記硬さ測定部に設けたもの
である。
【0008】
【作用】測定対象物の硬さ測定をする場合には硬さ測定
部の位置調整手段によって測定対象物の被測定面に合わ
せて硬さ測定部の接触面の位置を調整し、硬さ測定部の
接触面からの超音波の進行方向と硬さ測定対象物の被測
定面とのなす角度をほぼ垂直に保持するようにしたもの
である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1(A)〜
(C)を参照して説明する。図1(A)は硬さ測定装置
のシステム全体の概略構成を示すもので、参照符号1は
硬さ測定プローブである。この硬さ測定プローブ1には
例えば患者の腹壁2に穿刺したトラカール3を介して体
内に挿入される挿入部4と、この挿入部4の基端部に連
結された手元側の把持部5とが設けられている。
【0010】さらに、挿入部4には硬質の挿入ロッド6
と、この挿入ロッド6の先端部に配設された例えば体内
臓器等の生体組織(測定対象物)7の硬さを測定する硬
さ測定部8が設けられている。この硬さ測定部8は挿入
ロッド6の先端部に回動ピン9を介して回動自在に連結
されている。
【0011】また、硬さ測定部8には図1(B)に示す
ように中央に配置された硬さ測定用のピックアップ部1
0と、このピックアップ部10の両側に配置された2本
の脚部11a,11bとが設けられている。ここで、2
本の脚部11a,11bはピックアップ部10と略平行
に延出されている。そして、両脚部11a,11bの基
端部はピックアップ部10に固定されている。さらに、
両脚部11a,11bの先端部はピックアップ部10の
先端部と略同じ位置まで延出されている。なお、ピック
アップ部10の先端部の長さは2本の脚部11a,11
bと同じか、若干長めに設定されている。
【0012】また、ピックアップ部10の先端部には図
1(C)に示すように硬さ測定対象物に接触させる接触
面となる圧電素子(超音波振動発生手段)12が設けら
れている。さらに、ピックアップ部10の基端部には薄
板状の回動部13が形成されている。この回動部13に
は回動ピン9の挿通穴が形成され、この挿通穴に導電性
を備えた円筒状の接点リング14が装着されている。
【0013】また、挿入ロッド6の先端部には硬さ測定
部8の取付け用の割り溝部15が形成されている。さら
に、挿入ロッド6における割り溝部15の両側のアーム
部分16には回動ピン9の挿通穴17がそれぞれ形成さ
れている。
【0014】そして、挿入ロッド6の割り溝部15にピ
ックアップ部10の回動部13が挿入された状態で、割
り溝部15の両側のアーム部分16の挿通穴17および
ピックアップ部10の接点リング14内に回動ピン9が
挿通されている。ここで、回動ピン9の両端はカシメ加
工されて圧縮変形され、抜け止め部18が形成されてお
り、これにより、挿入ロッド6に対し、硬さ測定部8が
回動ピン9を介して回動自在に連結されている。
【0015】また、ピックアップ部10の圧電素子12
にはピックアップ部10の内部に形成された第1のリー
ド線挿通孔19内に配設された第1信号線20の一端部
が接続されている。この第1信号線20の他端部は接点
リング14に接続されている。さらに、接点リング14
には挿入ロッド6の内部に形成された第2のリード線挿
通孔21内に配設された第2信号線22の一端部が接続
されている。
【0016】また、手元側の把持部5には接続コード2
3の一端部が連結されている。この接続コード23の他
端部はコネクタ24を介して検出回路ユニット25に着
脱可能に連結されている。そして、挿入ロッド6のリー
ド線挿通孔21内の第2信号線22の他端部は把持部5
内および接続コード23内を通り、コネクタ24を介し
て検出回路ユニット25に接続されている。そして、こ
の検出回路ユニット25によって第1信号線20、接点
リング14および第2信号線22を介して圧電素子12
の駆動電力の供給及び共振周波数の検知が行われるよう
になっている。
【0017】さらに、検出回路ユニット25には圧電素
子12から伝送される共振周波数を計測する周波数カウ
ンタ26が接続されている。この周波数カウンタ26に
は信号処理回路27を介してモニタ28が接続されてい
る。そして、信号処理回路27によって周波数カウンタ
26の計測値に応じて硬さを示すアナログ信号又はデジ
タル信号が出力され、この出力信号がモニタ28に入力
されてモニタ28の画面に硬さのデータを示す画像が表
示されて術者に確認可能となる。
【0018】また、硬さ測定時にはピックアップ部10
の圧電素子12を硬さ測定対象物に接触させた際に、硬
さ測定部8を回動ピン9を中心に回動させ、ピックアッ
プ部10の両側の脚部11a,11bを同時に硬さ測定
対象物に接触させることにより、圧電素子12の接触面
からの超音波の進行方向と硬さ測定対象物の被測定面と
のなす角度をほぼ垂直に保持するようになっている。そ
して、硬さ測定部8のピックアップ部10の両側の脚部
11a,11bと回動ピン9とによって圧電素子12の
接触面の位置調整手段29が形成されている。
【0019】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、例えば患者の体内臓器等の生体組織7の硬さを測
定する硬さ測定時には予め患者の腹壁2に穿刺したトラ
カール3を介して硬さ測定プローブ1の挿入部4が体内
に挿入される。
【0020】また、体内に挿入された挿入部4の硬さ測
定部8は硬さ測定対象物である生体組織7の目的部位に
導かれる。そして、この硬さ測定部8のピックアップ部
10が硬さ測定対象物の生体組織7に接触させる。この
とき、硬さ測定部8を挿入ロッド6に対して回動ピン9
を中心に回動させることにより、ピックアップ部10の
両側の脚部11a,11bも同時に生体組織7に接触さ
せる。これにより、生体組織7の被測定面に合わせて硬
さ測定部8の圧電素子12の接触面の位置を調整し、圧
電素子12の生体組織7との接触面からの超音波の進行
方向と硬さ測定対象物である生体組織7の被測定面との
なす角度をほぼ垂直に保持することができる。
【0021】さらに、上述した通り、生体組織7の被測
定面に合わせて硬さ測定部8の圧電素子12の接触面の
位置を調整した状態で、検出回路ユニット25によって
圧電素子12を駆動する。これにより、圧電素子12か
らの超音波振動が生体組織7の被測定面に伝達される。
このとき、圧電素子12から伝送される共振周波数が周
波数カウンタ26によって計測される。
【0022】そして、信号処理回路27によって周波数
カウンタ26の計測値に応じて硬さを示すアナログ信号
又はデジタル信号が出力され、この出力信号がモニタ2
8に入力されてモニタ28の画面に硬さのデータを示す
画像が表示されることで生体組織7の硬さが判明する。
【0023】なお、信号処理回路27は、圧電素子12
が生体組織7に接触していない状態の測定値を演算の基
準値とし、圧電素子12を生体組織7に接触させた際の
基準値からの共振周波数の変化を硬さデータとしてモニ
タ28に出力することもできる。また、例えば、病変部
の硬さを測定する場合には正常組織の測定値を演算の基
準値とし、そこからの共振周波数の変化を硬さデータと
して出力することも可能である。
【0024】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、硬さ測定部8は挿入部4の挿入
ロッド6に対して回動自在に連結されているとともに、
硬さ測定部8のピックアップ部10の両側に脚部11
a,11bを設けたので、生体組織7に硬さ測定部8を
接触させた際に、硬さ測定部8を挿入ロッド6に対して
回動ピン9を中心に回動させることにより、ピックアッ
プ部10及び2本の脚部11a,11bをすべて生体組
織7に接触させることができる。その結果、圧電素子1
2の接触面の位置を調整し、圧電素子12の生体組織7
との接触面の法線方向(超音波の進行方向)と生体組織
7の被測定面との間を常にほぼ垂直の状態で保持させる
ことができるので、生体組織7の被測定面の硬さを極め
て正確に測定することができる。
【0025】この状態は、硬さ測定部8を生体組織7の
表面に沿って動かした時も維持されるので、理想的な状
態で硬さ測定を行うことができる。したがって、様々な
形状、大きさを有する生体組織7等の硬さ測定対象物の
硬さを正確に測定することができる。
【0026】また、硬さ測定部8を挿入部4の挿入ロッ
ド6に対して回動可能に連結させたことにより、トラカ
ール3の穿刺方向と生体組織7の表面の法線方向とのな
す角度が大きい場合であっても格別にトラカール3を無
理に動かして上記角度を小さくする必要がないので、術
者にとって極めて使いやすい操作性の優れた装置である
とともに、患者にとっては、トラカール3の無理な動き
がなくなるので、術後の穿刺部位の痛みを軽減すること
ができる。
【0027】また、図2は本発明の第2の実施例を示す
ものである。本実施例は、第1の実施例の硬さ測定プロ
ーブ1の硬さ測定部8の構成を変更したものである。す
なわち、本実施例の硬さ測定部8では中央に配置された
硬さ測定用のピックアップ部10の両側の2本の脚部1
1a,11bに代えて硬さ測定用のピックアップ部10
の両側に確認用のピックアップ部31a,31bをそれ
ぞれ配設したものでわる。
【0028】ここで、2本の確認用のピックアップ部3
1a,31bの先端部には圧電素子32がそれぞれ設け
られている。これらの2本の確認用のピックアップ部3
1a,31bの圧電素子32および硬さ測定用のピック
アップ部10の圧電素子12は同時、あるいは個別に駆
動可能になっている。
【0029】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、硬さ測定部8による生体組織7の硬さ測定時には
第1の実施例と同様の手順で硬さ測定プローブ1の挿入
部4が体内に挿入され、挿入部4の硬さ測定部8は硬さ
測定対象物である生体組織7の目的部位に導かれる。
【0030】そして、本実施例では2本の確認用のピッ
クアップ部31a,31bの圧電素子32a,32bお
よび硬さ測定用のピックアップ部10の圧電素子12を
硬さ測定対象物の生体組織7に接触させる前に、これら
の圧電素子12、32a,32bが同時に駆動される。
【0031】また、3つの圧電素子12、32a,32
bの駆動後、この硬さ測定部8を生体組織7に接触させ
る作業が行なわれる。このとき、硬さ測定用のピックア
ップ部10および2本の確認用のピックアップ部31
a,31bと生体組織7との接触状態が3つの圧電素子
12、32a,32bによって確認される。
【0032】ここで、3つの圧電素子12、32a,3
2bの共振周波数を測定する際、生体組織7との非接触
状態の測定値を演算の基準値とすることで、3つ圧電素
子12、32a,32bのうちどれか1つでも生体組織
7と非接触の場合には、硬さ測定用のピックアップ部1
0の圧電素子12の法線方向が生体組織7の被測定面と
垂直になっていないことをモニタ28に表示可能であ
る。そのため、術者はモニタ28に表示された3つ圧電
素子12、32a,32bの測定データを確認すること
により、硬さ測定用のピックアップ部10によって生体
組織7の硬さ測定が正しく行われているか否かを簡単に
認識することができる。
【0033】なお、3つ圧電素子12、32a,32b
のどれか1つでも非接触の場合にはモニタ28に表示さ
れるのみならず、警告ブザー(図示せず)にて告知する
ようにしてもよい。
【0034】そこで、上記構成のものにあっても第1の
実施例と同様の効果が得られる他、本実施例では特に硬
さ測定部8を生体組織7に接触させる作業時に3つ圧電
素子12、32a,32bの測定データを確認すること
により、硬さ測定部8の中央の硬さ測定用のピックアッ
プ部10と、このピックアップ部10の両側の2本の確
認用のピックアップ部31a,31bとが同時に生体組
織7に接触されている状態を簡単に認識することができ
る。そのため、硬さ測定用のピックアップ部10による
測定データが誤差を含んでいる場合には術者がその状態
を認識可能となり、より正確な測定ができる。
【0035】なお、第2の実施例において、確認用ピッ
クアップ部31a,31bの圧電素子32a,32bを
絶縁被覆した電極に置き換える構成にしてもよい。この
場合、検出回路ユニット25には2つの確認用ピックア
ップ部31a,31bの静電容量を測定する図示しない
測定回路が組み込まれ、測定した静電容量をモニタ28
に表示するようになっている。
【0036】そして、上記構成の硬さ測定プローブ1に
よる生体組織7の硬さ測定時には硬さ測定部8が生体組
織7に接触していない状態で測定された2つの確認用ピ
ックアップ部31a,31bの電極間の静電容量を基準
値とし、硬さ測定部8が生体組織7に接触された状態で
測定された2つの確認用ピックアップ部31a,31b
の電極間の静電容量の変化に応じて2本の確認用のピッ
クアップ部31a,31bと生体組織7との接触状態を
検出することができる。そのため、硬さ測定時に2つの
確認用ピックアップ部31a,31bの電極間の静電容
量を測定して演算することにより、硬さ測定用のピック
アップ部10の圧電素子12の法線方向が生体組織7の
被測定面と垂直になっているか否かを簡単に確認するこ
とができるので、第2の実施例と同様の効果が得られ
る。
【0037】また、図3(A)〜(C)は本発明の第3
の実施例を示すものである。本実施例は、第1の実施例
の硬さ測定プローブ1の硬さ測定部8の構成を変更した
ものである。すなわち、本実施例では図3(A),
(B)に示すように測定プローブ1の挿入ロッド6の先
端部に一対の支持アーム41が突設され、両支持アーム
41間にローラ型の硬さ測定部42が回転ピン43を介
して回転自在に連結されている。
【0038】ここで、硬さ測定部42には円形のローラ
部材44が設けられている。このローラ部材44の軸心
部には軸心孔が形成され、この軸心孔には導電性を備え
た円筒状の接点リング45が固着されている。
【0039】また、両支持アーム41には回転ピン43
の挿通穴46がそれぞれ形成されている。そして、両支
持アーム41間にローラ部材44が挿入された状態で、
両支持アーム41の挿通穴46およびローラ部材44の
接点リング45内に回転ピン43が挿通されている。こ
こで、回転ピン43の両端はカシメ加工されて圧縮変形
され、抜け止め部47が形成されており、これにより、
挿入ロッド6に対し、硬さ測定部42が回転ピン43を
介して回転自在に連結されている。
【0040】さらに、図3(C)に示すようにローラ部
材44の外周面には複数の圧電素子48が周方向に沿っ
て並設されている。各圧電素子48と接点リング45と
の間は第1信号線49で接続されている。
【0041】また、一方の支持アーム41の内面には接
点リング45が摺動可能に接触される接点板50が取付
けられている。この接点板50には第2信号線51の一
端部が接続されている。この第2信号線51の他端部は
検出回路ユニット25に電気的に接続されている。そし
て、各圧電素子48は第1信号線49、接点リング4
5、接点板50および第2信号線51を順次介して検出
回路ユニット25に電気的に接続されている。
【0042】そして、本実施例の硬さ測定プローブ1に
よる生体組織7の硬さ測定時には硬さ測定部42のすべ
ての圧電素子48が同時に駆動される。このとき、生体
組織7に接している位置の圧電素子48によって測定さ
れる共振周波数のみが変化する。そのため、それを検知
して、生体組織7の硬さとして表示する。この場合、硬
さ測定部42のローラ部材44は挿入ロッド6に対して
回転ピン43を介して回転するので、生体組織7と接す
る位置の圧電素子48の部分ではこの圧電素子48の接
触面からの超音波の進行方向と硬さ測定対象物である生
体組織7の被測定面とのなす角度をほぼ垂直に保持する
ことができ、硬さ測定に理想的な状態が維持される。
【0043】そこで、上記構成の本実施例にあっては硬
さ測定部42のローラ部材44を挿入ロッド6に対して
回転ピン43を介して回転自在に連結し、このローラ部
材44の外周面に複数の圧電素子48を周方向に沿って
並設したので、硬さ測定部42の動作時には生体組織7
と接する位置の圧電素子48の部分ではこの圧電素子4
8の接触面からの超音波の進行方向と硬さ測定対象物で
ある生体組織7の被測定面とのなす角度をほぼ垂直に保
持することができる。そのため、本実施例でも第1の実
施例と同様に様々な形状、大きさを有する生体組織7等
の硬さ測定対象物の硬さを正確に測定することができ
る。
【0044】また、本実施例では特に生体組織7の表面
上に沿って硬さ測定部42のローラ部材44を動かした
際に、硬さ測定部42のローラ部材44が回転ピン43
を中心に回転するので、臓器に過大な摩擦力を与えずに
安全に測定できる。
【0045】なお、上記第3の実施例では挿入ロッド6
の先端の両支持アーム41間にローラ型の硬さ測定部4
2を回転ピン43を介して回転自在に連結した構成のも
のを示したが、ボール型の硬さ測定部を回転ピン43を
介して回転自在に連結した構成にしてもよい。
【0046】また、図4は本発明の第4の実施例を示す
ものである。本実施例では、第1の実施例の硬さ測定プ
ローブ1の挿入部4が管体61によって形成されてい
る。この管体61の管内には全長にわたって吸引通路6
2を形成されている。この吸引通路62は挿入部4の手
元側にて外部の図示しない吸引ポンプに接続されてい
る。
【0047】さらに、管体61の先端側の開口端部には
硬さ測定対象物に接触させる接触面となる複数の圧電素
子(超音波振動発生手段)63が周方向に沿って並設さ
れている。なお、圧電素子63は1つでもよい。
【0048】そして、上記構成の本実施例の硬さ測定プ
ローブ1による生体組織7の硬さ測定時には吸引ポンプ
が駆動される。このとき、管体61の管内の吸引通路6
2を介して吸引される吸引力によって測定対象物が管体
61の先端側の開口端部に吸着されるので、結石等のよ
うに自由に動いてしまう測定対象物を管体61の先端側
の開口端部に吸着させて固定させることができる。
【0049】さらに、結石等のように自由に動いてしま
う測定対象物を管体61の先端側の開口端部に吸着させ
て固定させ、圧電素子63と接触させた状態で、圧電素
子63を駆動することにより、結石等の測定対象物の硬
さが測定される。したがって、本実施例では自由に動い
てしまう結石や、固定されていない薄肉の臓器(結腸
等)の測定対象物の硬さを正確に測定できる。
【0050】また、図5(A),(B)は本発明の第5
の実施例を示すものである。本実施例では、図5(A)
に示すように第1の実施例の硬さ測定プローブ1の挿入
部4が管体71によって形成されている。この管体71
の管内には全長にわたって吸引通路72を形成されてい
る。この吸引通路72は挿入部4の手元側にて外部の図
示しない吸引ポンプに接続されている。さらに、管体7
1の先端部にはこの管体71の外周面から吸引通路72
内へと貫通する吸気穴73が設けられている。
【0051】また、管体71の管内には硬さ測定ロッド
74が配設されている。この硬さ測定ロッド74の先端
部には圧電素子75が固定されている。ここで、硬さ測
定ロッド74の先端部と管体71の先端部との間の位置
関係は、硬さ測定ロッド74の先端部と管体71の先端
部とが同一位置に配置された状態、或いは図5(B)に
示すように硬さ測定ロッド74の先端部が管体71の先
端部から若干出っ張った状態(適宜の距離t突出した位
置に配置された状態)に設定されている。
【0052】そして、本実施例の硬さ測定プローブ1に
よる生体組織7の硬さ測定時には吸引ポンプが駆動さ
れ、管体71の管内の吸引通路72を介して吸引される
吸引力によって測定対象物が管体71の先端側の開口端
部に吸着される。このとき、測定対象物が吸気穴73の
先端側開口部を塞いだ後は吸気穴73より空気が吸引通
路72内に吸引されるので、管体71の先端側の開口端
部に吸着された測定対象物の過剰吸引が防止される。
【0053】そのため、図5(B)に示すように薄肉で
弱い生体組織7を吸引して管体71の先端側の開口端部
に吸着させ、硬さ測定ロッド74の圧電素子75と接触
させた状態で、圧電素子75を駆動することにより、薄
肉で弱い生体組織7等の測定対象物の硬さが測定され
る。したがって、本実施例では薄くて弱い臓器や、生体
組織7であっても安全かつ正確に硬さを測定することが
できる。しかも、管体71の管内の吸引通路72による
吸引圧を一定とすることで、いかなる生体組織7に対し
ても同一条件で測定できる。
【0054】また、硬さ測定ロッド74の先端部と管体
71の先端部との間の位置関係を、硬さ測定ロッド74
の先端部と管体71の先端部とが同一位置に配置された
状態、或いは硬さ測定ロッド74の先端部が管体71の
先端部から若干出っ張った状態(適宜の距離t突出した
位置に配置された状態)に設定したので、薄肉で弱い生
体組織7等の被測定部に与える変形を極力小さくするこ
とができ、患者の痛みを少なくすることができる。
【0055】また、図6は本発明の第6の実施例を示す
ものである。本実施例では、第1の実施例の硬さ測定プ
ローブ1における挿入部4が管体81によって形成され
ている。この管体81の先端開口部は閉塞体82によっ
て閉塞されている。
【0056】さらに、この管体81の先端の閉塞体82
の中央には硬さ測定対象物に接触させる接触面となる圧
電素子(超音波振動発生手段)83が設けられている。
また、この閉塞体82の圧電素子83の周囲には管体8
1の管内に連通する複数の吸引送水穴84が開口されて
いる。なお、吸引送水穴84は1つでもよい。
【0057】また、管体81の管内空間は手元側にて、
2つの通路に分岐されている。そして、その一方の分岐
通路には図示しない吸引ポンプが連結され、他方の分岐
通路には図示しない送水ポンプが連結されている。
【0058】そして、上記構成の本実施例の硬さ測定プ
ローブ1による生体組織7の硬さ測定時には予め送水ポ
ンプが駆動され、管体81の管内通路を介してこの管体
81の先端部側に送水され、引送水穴84から生体組織
7の表面に水が散布される。
【0059】さらに、生体組織7の表面に水が散布され
た後、吸引ポンプが駆動される。このとき、管体81の
管内通路を介して吸引される吸引力によって測定対象物
が管体81の先端側の閉塞体82の引送水穴84に吸着
固定され、同時に圧電素子83と接触されるので、この
状態で、圧電素子83を駆動することにより、測定対象
物の硬さが測定される。
【0060】そこで、本実施例では生体組織7の硬さ測
定時には予め送水ポンプから送水される水を引送水穴8
4から生体組織7の表面に散布させることができるの
で、トラカール3の穿刺、気腹ガスの注入等により、硬
さ測定時に腹壁2内の生体組織7の表面が初期状態より
も乾くことを防止することができる。そのため、腹壁2
内の生体組織7の表面が初期状態よりも乾いたままの状
態で硬さ測定が行われ、硬さ測定値が硬めに測定されて
誤差が大きくなることを未然に防止することができる。
したがって、本実施例では特に、生体組織7の硬さ測定
時には予め生体組織7の表面に水を散布させることによ
って腹壁2内の生体組織7の表面を濡らすことで測定誤
差を極めて小さくできる。
【0061】次に、本発明とは異なる構成の各種の触覚
センサについて説明する。図7は触覚センサの第1の構
成例を示すものである。この触覚センサ91には例えば
患者の腹壁92に穿刺したトラカール93を介して体内
に挿入される測定プローブ94と、患者の体外に配置さ
れる体外装置95とが設けられている。
【0062】ここで、測定プローブ94の先端部には圧
電セラミクスなどからなる超音波振動子96と、この超
音波振動子96と同軸に接続された振動伝達部材97と
が設けられている。
【0063】また、測定プローブ94の基端部には接続
コード98の一端部が連結されている。この接続コード
98の他端部は電気的なコネクタ部99を介して体外装
置95に着脱自在に連結されている。
【0064】さらに、体外装置95には測定プローブ9
4の超音波振動子96を共振周波数で振動させるための
発振回路100が設けられている。そして、超音波振動
子96および振動伝達部材97は自励発振によって一体
となって、共振周波数による振動を行うようになってい
る。
【0065】また、発振回路100にはスイッチ101
を介して周波数検出回路102が接続されている。さら
に、発振回路100における超音波振動子96への出力
端部側には電圧検出回路103の入力端部が接続されて
いる。この電圧検出回路103には2つの出力端部が設
けられている。ここで、一方の出力端部は発振回路10
0の入力端部に接続され、他方の出力端部はスイッチ1
01に接続されている。そして、測定プローブ94の振
動伝達部材97が生体組織104に接触することによっ
て生じる共振周波数の変化、機械的インピーダンスの変
化をモニタする事ができる。なお、発振回路100の動
作スイッチは超音波振動子96が兼ねている。
【0066】そして、触覚センサ91の測定開始前に
は、発振回路100から超音波振動子96に微弱な交流
電流が送られ、超音波振動子96の電気的インピーダン
スがモニタされる。また、超音波振動子96の電気的イ
ンピーダンスがある一定値以上になるとこれが電圧検出
回路103によって検出される。このとき、周波数検出
回路102が作動し、触覚センサ91は測定モードに切
り替わるようになっている。
【0067】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、予め患者の腹壁92に穿刺されたトラカール93
を介して触覚センサ91の測定プローブ94の先端部が
患者の腹壁92内に挿入され、振動伝達部材97が体内
臓器等の生体組織104の表面に誘導される。この時点
では、発振回路100から超音波振動子96に微弱な交
流電流が流れ、電圧検出回路103にて超音波振動子9
6の電気的インピーダンスがモニターされているもの
の、周波数検出回路102は動作しておらず、触覚の測
定は行われていない。
【0068】また、プローブ94の先端の振動伝達部材
97を測定の対象となる体内臓器等の生体組織104に
接触させながらその表面上を移動させることによって、
振動伝達部材97と接続された超音波振動子96の機械
的インピーダンスが増加するために、超音波振動子96
に入力される電気的インピーダンスが増加する。このと
き、電圧検出回路103にて測定している超音波振動子
96の電気的インピーダンスがあらかじめ設定されたあ
る一定の値以上になる時点で、プローブ94の測定の開
始時期と判断される。そして、この測定開始時期の判断
時点で、周波数検出回路102が作動し、触覚センサ9
1は測定モードに移行する。
【0069】また、触覚センサ91が測定モードに移行
すると発振回路100からの信号によって振動伝達部材
97および超音波振動子96は一体的に共振周波数によ
る振動を行う。このとき、振動伝達部材97が体内臓器
等の生体組織104と接触することによって生体組織1
04の硬さに応じて機械的インピーダンスが変化し、振
動伝達部材97の共振周波数は変化するが、発振回路1
00が自励発振を行うために共振周波数の変化に追随し
た発振を行うことができる。そして、このときの共振周
波数の変化は周波数検出回路102によってモニターさ
れ、生体組織104の硬さの変化情報として得ることが
できる。
【0070】また、逆に測定中に電気的インピーダンス
が一定値以下になった状態が電圧検出回路103によっ
て検出されると、プローブ94が生体組織104から離
れた状態と判断される。このとき、周波数検出回路10
2は再び切り離され、測定状態を終える。
【0071】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、触覚センサ91による生体組織
104の硬さ測定時には周波数検出回路102によって
検出される周波数の変化や、電圧検出回路103によっ
て検出される電圧の変化にもとづいて生体組織104の
硬さ特性を測定するため、分解能に優れ、微妙な硬さ変
化特性をも検出できる。
【0072】また、生体組織104の硬さ測定の開始時
にはプローブ94の振動伝達部材97と生体組織104
との接触によって、自動的に測定が開始されるために、
術者が改めて、別の測定開始スイッチを操作するなどの
わずらわしい作業を省略することができ、操作性の向上
を図ることができる。
【0073】さらに、超音波振動子96がそのまま発振
回路100の動作スイッチを兼ねているために、新たに
スイッチ手段などを設ける必要がない。そのため、装置
全体の構成部品数を少なくして構成を簡素化することが
できるので、経済的である。
【0074】また、図8は触覚センサの第2の構成例を
示すものである。この触覚センサ111には例えば患者
の腹壁112に穿刺したトラカール113を介して体内
に挿入される測定プローブ114と、患者の体外に配置
される体外装置115とが設けられている。
【0075】ここで、測定プローブ114には1本のプ
ローブ本体116と、このプローブ本体116から分離
された先端構成部117とが設けられている。さらに、
プローブ本体116と先端構成部117との間はコイル
スプリングなどの弾性部材118によって連結されてい
る。なお、弾性部材118は、ゴム、プラスチック、板
バネなどでも良い。
【0076】また、測定プローブ114の先端構成部1
17には圧電セラミクスなどからなる超音波振動子11
9と、この超音波振動子119と同軸に接続された振動
伝達部材120とが設けられている。
【0077】さらに、測定プローブ114のプローブ本
体116にはこのプローブ本体116と先端構成部11
7とが接近することによって接点が接触し、作動するス
イッチ121が弾性部材118の近傍に配設されてい
る。また、プローブ本体116の基端部には接続コード
122の一端部が連結されている。この接続コード12
2の他端部は電気的なコネクタ部123を介して体外装
置115に着脱自在に連結されている。なお、スイッチ
121は測定プローブ114の先端構成部117に設け
てもよく、また、このスイッチ121の位置はどこでも
よい。
【0078】さらに、体外装置115には測定プローブ
114の超音波振動子119を共振周波数で振動させる
ための発振回路124が設けられている。そして、超音
波振動子119および振動伝達部材120は自励発振に
よって一体となって、共振周波数による振動を行うよう
になっている。
【0079】また、発振回路124には周波数検出回路
125が接続されている。そして、測定プローブ114
の振動伝達部材120が生体組織126に接触すること
によって生じる共振周波数の変化、機械的インピーダン
スの変化をモニタする事ができる。
【0080】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、予め患者の腹壁112に穿刺されたトラカール1
13を介して触覚センサ111の測定プローブ114が
患者の腹壁112内に挿入され、先端構成部117の振
動伝達部材120が体内臓器等の生体組織126の表面
に接触される。さらに、振動伝達部材120を生体組織
126の表面に接触させながらその表面上を移動させ
る。
【0081】ここで、術者が生体組織126に対してプ
ローブ114の振動伝達部材120をある一定以上の力
で押し当てることによって、弾性部材118が圧縮変形
されてスイッチ121が作動し、このスイッチ121の
作動によって発振回路124が動作する。そのため、振
動伝達部材120および超音波振動子119は、発振回
路124からの信号によって一体的に共振周波数による
振動を行う。
【0082】このとき、振動伝達部材120の生体組織
126への接触によって生体組織126の硬さに応じて
機械的インピーダンスが変化し、振動伝達部材120の
共振周波数は変化するが、発振回路124が自励発振を
行うために共振周波数の変化に追随した発振を行うこと
ができる。そして、このときの共振周波数の変化は周波
数検出回路125によってモニターされ、生体組織12
6の硬さの変化情報として得ることができる。そのた
め、例えば、生体組織126の内部に局在する図示しな
い病変部の位置を硬さの変化によって、特定することが
できる。
【0083】また、逆に術者が、プローブ114を生体
組織126に押し当てる力を緩めると弾性部材118が
元の形に戻る。そのため、スイッチ121が切れ、発振
回路124も停止する。
【0084】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、触覚センサ111による生体組
織126の硬さ測定時には周波数検出回路125によっ
て検出される周波数の変化として生体組織126の硬さ
特性を測定するため、分解能に優れ、微妙な硬さ変化特
性をも検出できる。
【0085】また、生体組織126に対してプローブ1
14の振動伝達部材120をある一定以上の力で押し当
てることによって、弾性部材118が圧縮変形されてス
イッチ121が作動し、このスイッチ121の作動によ
って発振回路124が動作することにより、自動的に測
定が開始されるために、術者が改めて、別の測定開始ス
イッチを操作するなどのわずらわしい作業を省略するこ
とができ、操作性の向上を図ることができる。
【0086】また、図9は触覚センサの第3の構成例を
示すものである。これは、図8に示す第2の構成例の触
覚センサ111の弾性部材118およびスイッチ121
を、両者を兼ねた圧電ゴムによるスイッチ131に置き
換えたものである。これ以外の部分の構成は第2の構成
例の触覚センサ111と同様である。
【0087】そこで、上記第3の構成例の触覚センサ1
11でも第2の構成例の触覚センサ111と同様の効果
が得られる他、本構成例では特に第2の構成例の触覚セ
ンサ111の弾性部材118およびスイッチ121を、
両者を兼ねた圧電ゴムによるスイッチ131に置き換え
ることにより、触覚センサ111全体の部品点数を減ら
すことができ、経済性を一層高めることができる。
【0088】また、図10および図11は診断、外科手
術、又は内視鏡下外科手術において、生体組織に接触さ
せ、生体組織の硬さ、温度、電気信号等を測定する触覚
センサの第4の構成例を示すものである。この触覚セン
サ141には患者の体内に挿入される測定プローブ14
2と、患者の体外に配置される体外装置143とが設け
られている。
【0089】ここで、測定プローブ142の先端部には
圧電セラミクスなどからなる超音波振動子144と、こ
の超音波振動子144と同軸に接続された振動伝達部材
145とが設けられている。
【0090】また、プローブ142の内部には軸方向全
長に渡り、注射針装着孔146が形成されている。そし
て、この注射針装着孔146には注射針147が着脱可
能に装着されている。この注射針147の後端部の連結
部147aには、色素の入ったシリンジ148が着脱可
能に接続されるようになっている。
【0091】また、体外装置143には発振回路14
9、周波数検出回路150、電圧検出回路151、演算
回路152、モニタ、プリンタ等の表示部153が設け
られている。なお、発振回路149のスイッチ154は
プローブ142の基端部外周面に取付けられている。
【0092】次に、上記構成の作用について説明する。
ここでは、図11に示すように第4の構成例の触覚セン
サ141を胸腔鏡155下で使用した使用状態について
説明する。
【0093】ここで、患者の胸壁156には予め3本の
トラカール157が刺入されている。そして、中央位置
のトラカール157を介して胸腔鏡155が胸腔内に挿
入され、この中央位置のトラカール157の両側のトラ
カール157の一方を介して上記触覚センサ141の測
定プローブ142、他方のトラカール157を介して鉗
子158がそれぞれ胸腔内に挿入されている。
【0094】また、胸腔鏡155は接続コード159を
介してCCU(コントロールユニット)160に接続さ
れている。このCCU160にはビデオミキサ161が
接続されている。さらに、このビデオミキサ161には
親子画面の表示が可能なモニタ162が接続されている
とともに、上記触覚センサ141の体外装置143が接
続されている。
【0095】そして、胸腔鏡155からの内視鏡画像が
CCU160を介してビデオミキサ161に出力され、
モニタ162の親画面162aに表示されるとともに、
触覚センサ141によって測定される体内臓器等の生体
組織163の硬さのデータがモニタ162の子画面16
2bに表示されるようになっている。
【0096】なお、上記触覚センサ141の体外装置1
43にはプリンタ164が接続されている。そして、触
覚センサ141によって測定される体内臓器等の生体組
織163の硬さのデータをプリンタ164によって記録
用紙にプリントアウトして記録することができるように
なっている。
【0097】また、上記触覚センサ141の使用時には
スイッチ154を押して発振回路149を作動させる。
このように発振回路149を作動させると、自励発振に
よって超音波振動子144、振動伝達部材145は一体
となって、共振周波数による振動を行う。このとき、発
振回路149に接続されている周波数検出回路150、
電圧検出回路151により、振動伝達部材145が生体
組織163に接触することによって生じる共振周波数の
変化、機械的インピーダンスの変化を検出し、その検出
信号が演算回路152により表示部153に対応する信
号へ変換され、表示される。
【0098】また、プローブ142の注射針装着孔14
6内に挿入された注射針147の先端部をプローブ14
2の外部側に突出させる。そして、プローブ142の振
動伝達部材145が接触した生体組織163の近傍部位
にこの注射針147の先端部を刺入する。この状態で、
シリンジ148の色素を注射針147を経て生体組織1
63に注入することにより、生体組織163に計測部位
Pをマーキングして示すことができる。
【0099】そこで、上記構成のものにあっては触覚セ
ンサ141によって生体組織163の硬さを測定した計
測部位Pを注射針147を経て注入される色素によって
マーキングして明確に表示することができる。
【0100】また、本構成例の触覚センサ141の注射
針147によるマーキング用に複数の色素を使用し、計
測部位Pの硬さに応じて異なる色のマーキングを行うこ
とにより、計測部位Pのマーキングの色の違いによって
硬さの違いを簡単に確認することができ、非常に有効と
なる。
【0101】さらに、1本のプローブ142に複数の注
射針装着孔146を形成し、同時に複数の注射針147
を装着できるようにすることで、色素の使い分け簡単に
できる構成にしてもよい。また、注射針147の代わり
に突き刺し針を用い、軽く生体組織163を刺してマー
クを付けるという使い方もできる。
【0102】また、図12(A)は触覚センサの第5の
構成例を示すものである。これは、図10に示す第4の
構成例の触覚センサ141の測定プローブ142を高周
波焼灼電源171に接続するとともに、プローブ142
の基端部外周面に発振回路149のスイッチ154の隣
に高周波焼灼電源171のHFスイッチ172を取付
け、このHFスイッチ172を押すことにより、振動伝
達部材145に高周波焼灼電流を通電することができる
ようにしたものである。なお、高周波焼灼電源171に
はPプレート173が接続されている。その他の構造は
第4の構成例の触覚センサ141と同様である。
【0103】そこで、上記構成のものにあっては高周波
焼灼電源171から振動伝達部材145に高周波焼灼電
流を通電することにより、計測部位Pを局部的に焼灼す
ることにより、マーキングすることができる。また、高
周波電流を用いた処置を行うことも可能である。
【0104】なお、本構成例の触覚センサ141の変形
例として、測定プローブ142の先端に振動伝達部材1
45の他にもう1つ別の電極を並設することにより、バ
イポーラタイプの触覚センサを構成してもよい。
【0105】また、図12(B)は触覚センサの第6の
構成例を示すものである。これは、図10に示す第4の
構成例の触覚センサ141の測定プローブ142の注射
針装着孔146内に注射針147に代えてクリップアプ
リケータ181を摺動可能に挿入させる構成にしたもの
である。このクリップアプリケータ181の先端にはク
リップ182が取付けられており、このクリップアプリ
ケータ181の操作にともないクリップ182を生体組
織163に取付けられるようになっている。
【0106】そこで、上記構成のものにあっては触覚セ
ンサ141によって生体組織163の硬さを測定した計
測部位Pにクリップアプリケータ181の操作にともな
いクリップ182を取付けることにより、その位置を明
確にマーキングすることができる。
【0107】なお、クリップアプリケータ181は複数
のクリップ182を連続的に打ち出すものであってもよ
い。また、超音波振動を用いて生体組織の硬さを測定す
る触覚センサの他の触覚センサ、例えば生体組織の温度
測定が可能なセンサや、生体組織に流れる種々の電気的
信号を計測する為のセンサに用いても同様の効果が得ら
れる。
【0108】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。次に、本出願の他の特徴
的な技術事項を下記の通り付記する。
【0109】記 (付記項1) 超音波振動子を内蔵し、生体に接触させ
て前記超音波振動子の共振周波数変化から生体の硬さを
測定する硬さセンサにおいて、前記超音波振動子から発
生された超音波の進行方向と被測定面とがなす角度を、
略直角となるように保持する保持手段を具備したことを
特徴とする硬さセンサ。
【0110】(付記項2) 付記項1記載の硬さセンサ
であって、前記超音波振動子の数は、1つ又は複数個で
構成される。 (付記項3) 超音波振動子とこの超音波振動子に接続
された振動伝達部材とからなる振動系を含むプローブを
含み、生体に接触させて前記超音波振動子の共振周波数
変化から生体の硬さを測定する硬さセンサにおいて、前
記プローブ内に硬さの検知を開始する硬さ検知開始手段
を具備したことを特徴とする硬さセンサ。
【0111】(付記項4) 付記項3記載のセンサであ
って、硬さ検知開始手段は、前記プローブが生体組織に
接触したときに硬さの検知を行うことを特徴とする硬さ
センサ。
【0112】(付記項5) 生体組織に接触させて生体
組織の状態を検知する触覚センサにおいて、組織マーキ
ング手段を設けたことを特徴とする触覚センサ。 (付記項6) 超音波振動子を内蔵し、生体に接触させ
て前記超音波振動子の共振周波数変化より生体の硬さを
測定する硬さセンサーにおいて、超音波の進行方向と被
測定面のなす角度をほぼ垂直に保持する機構を有するこ
とを特徴とする硬さセンサー。
【0113】(付記項7) 付記項6において、硬さセ
ンサーは生体挿入部と生体挿入部の先端に設けた測定部
からなり、測定部が生体挿入部に対して回動自在である
硬さセンサー。
【0114】(付記項8) 付記項7において、測定部
は圧電素子を有するピックアップとピックアップの両側
にピックアップと同じか若干短い脚部を有する硬さセン
サー。
【0115】(付記項9) 付記項8において、脚部を
生体物理量測定部とした硬さセンサー。 (付記項10) 付記項9において、生体物理量測定部
を、前記ピックアップとした硬さセンサー。
【0116】(付記項11) 付記項9において、生体
物理量測定部を、静電容量測定センサとした硬さセンサ
ー。 (付記項12) 付記項7において、測定部を円形又は
球形とした硬さセンサー。
【0117】(付記項13) 付記項6において、硬さ
センサーは先端に測定部を有し、測定部の近くに少なく
とも1つの管路を設けた硬さセンサー。 (付記項14) 付記項13において、管路を吸引穴と
した硬さセンサー。
【0118】(付記項15) 付記項14において、測
定部を吸引穴のまわりに設けた硬さセンサー。 (付記項16) 付記項14において、測定部を吸引穴
の中に設けた硬さセンサー。
【0119】(付記項17) 付記項16において、測
定部は吸引穴先端開口部と同じか若干出っ張らせた硬さ
センサー。 (付記項18) 付記項13において、管路を吸引送水
穴とした硬さセンサー。
【0120】(付記項19) 付記項18において、測
定部のまわりに吸引送水穴を設けた硬さセンサー。 (付記項20) 超音波振動子と、超音波振動子に接続
された振動伝達部材と、超音波振動子と振動伝達部材か
らなる振動系を含むプローブを共振周波数にて振動させ
るための発振回路と、プローブを生体組織に接触させた
ときの共振周波数の変化量を検出し、生体組織の硬さの
情報とするための検出回路からなる触覚センサにおい
て、触覚の検知を開始するための始動スイッチがプロー
ブに配置されており、プローブの生体組織への接触と始
動スイッチが連動していることを特徴とする触覚セン
サ。
【0121】(付記項20の従来技術) 超音波振動す
るプローブを生体組織に接触させ、プローブの共振周波
数の変化を検知することによって生体組織の硬さを測定
する触覚センサが提案されている。このような触覚セン
サは、皮膚の弾性度を測定したり、内視鏡下に使用する
ことによって、体腔内の粘膜下に局在する腫瘍の位置を
特定するために用いられている。また、このような触覚
センサのプローブには、カテーテル状の軟性のチューブ
の形態をしたものや、硬性のパイプ状の形態をしたもの
などが提案されている。
【0122】(付記項20の技術課題) しかしなが
ら、従来の触覚センサでは、触覚の検知を開始するため
の始動スイッチが発振回路に備え付けられていたり、操
作者の把持部に設けられていた。このような触覚センサ
では操作者が、生体組織にプローブを押し当てた後に改
めて始動スイッチを操作しなければならず、この為、始
動スイッチを操作する際にプローブの位置がずれてしま
う等操作性に問題があった。
【0123】(付記項20の作用) プローブが生体に
接触する事によって触覚センサが始動するため、プロー
ブを生体組織に押し当てながら改めて始動スイッチを操
作する必要がなく操作性の良い触覚センサとする事がで
きる。
【0124】(付記項20の効果) 硬さ特性を周波数
や、電圧の変化として測定するため、分解能に優れ、微
妙な硬さ変化特性をも検出できる。また、プローブの接
触状態によって、自動的に測定が開始されるために、術
者が改めて、別のスイッチを操作するなどのわずらわし
さがなく、操作性の良い触覚センサを提供することがで
きる。
【0125】(付記項21) 始動スイッチが超音波振
動子と兼ねている付記項20に記載の触覚センサ。 (付記項22) 始動スイッチがマイクロスイッチであ
ることを特徴とする付記項20に記載の触覚センサ。
【0126】(付記項23) 始動スイッチが圧力セン
サであることを特徴とする付記項20に記載の触覚セン
サ。 (付記項24) 始動スイッチが圧電素子であることを
特徴とする付記項20に記載の触覚センサ。
【0127】(付記項25) 生体組織に接触させて、
生体組織の状態を検出する触覚センサにおいて、組織マ
ーキング手段を設けたことを特徴とする触覚センサ。 (付記項25の従来技術) 超音波振動するプローブを
生体組織に接触させ、プローブの共振周波数の変化を検
知することによって生体組織の硬さを測定する触覚セン
サがあり、皮膚の弾性度を測定したり、内視鏡下外科手
術において、腫瘍の位置を特定したりするのに用いられ
ている。また、生体組織の温度や、筋収縮時の電流等を
計測し、診断、処置に応用したりしている。これらの触
覚センサは、生体組織に接触させるプローブと、計測結
果を示す表示手段を有しており、プローブを接触させて
いる部分の状態を示すようになっている。
【0128】近年は、内視鏡下外科手術が広く行われる
ようになったが、内視鏡を介した画像と、鉗子等を介し
た感触により手術を進めなくてはならず、開腹術の際の
触診の代用として、上記装置の使用が有効となってきて
いる。例えば、胸腔鏡的に肺腫瘍を切除しようとする場
合、まず腫瘍の位置を特定することが重要である。しか
しながら、肺腫瘍は目視では確認できないことが多い。
開腹術の場合は触診により腫瘍がしこりとして確認でき
るが、胸腔鏡下では触覚センサによる硬さを調べること
で腫瘍の位置を確認することができる。
【0129】(付記項25の技術課題) しかしなが
ら、プローブを接触した部分の状態を表示している為、
プローブを生体組織から放した時に、どの部分を計測し
たのかがわからなくなる場合がある。特に、内視鏡下外
科手術でオリエンテーションがつきにくい場合や、複数
箇所の測定を行った場合などがそうなりやすい。
【0130】(付記項25の目的) 触覚センサにて計
測を行った部分を明確にすることにある。 (付記項25の作用) 触覚センサにて計測を行った部
分にマーキングを行うことにより、その部分を明確にす
ることができる。
【0131】(付記項26) 付記項25において、触
覚センサは生体組織の硬さを検出するものであることを
特徴とする触覚センサ。 (付記項27) 付記項25において、触覚センサは生
体組織の温度を検出するものであることを特徴とする触
覚センサ。
【0132】(付記項28) 付記項25において、触
覚センサは生体組織の電気信号を検出するものであるこ
とを特徴とする触覚センサ。 (付記項29) 付記項25、26、37項において、
マーキング手段は色素供給手段からなることを特徴とす
る触覚センサ。
【0133】(付記項30) 付記項29において、色
素供給手段は複数の色素を供給するものであることを特
徴とする触覚センサ。 (付記項31) 付記項29において、色素供給手段は
注射針を有するものであることを特徴とする触覚セン
サ。
【0134】(付記項32) 付記項25、26、37
項において、色素供給手段は組織凝固手段からなるもの
であることを特徴とする触覚センサ。 (付記項33) 付記項32において、組織凝固手段は
高周波焼灼電極であることを特徴とする触覚センサ。
【0135】(付記項34) 付記項32において、組
織凝固手段はレーザー装置からなることを特徴とする触
覚センサ。 (付記項35) 付記項32において、組織凝固手段は
電気的発熱体からなることを特徴とする触覚センサ。
【0136】(付記項36) 付記項32において、組
織凝固手段はマイクロウェーブ凝固装置からなることを
特徴とする触覚センサ。 (付記項37) 付記項26における触覚センサは、超
音波振動子と、超音波振動子に接続された振動伝達部材
を含むプローブと、プローブを共振周波数にて振動させ
るための発振回路と、プローブを生体組織に接触させた
ときの共振周波数の変化量を検出し、生体組織の硬さの
情報とするための検出回路を有することを特徴とする触
覚センサ。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば測定対象物の硬さ測定を
する場合に硬さ測定部の接触面からの超音波の進行方向
と硬さ測定対象物の被測定面とのなす角度をほぼ垂直に
保持する接触面の位置調整手段を硬さ測定部に設けたの
で、様々な形状、大きさを有する生体組織等の硬さ測定
対象物の硬さを正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すもので、(A)
は硬さ測定装置のシステム全体の概略構成図、(B)は
硬さ測定部の正面図、(C)は(B)のL1−L1 線断
面図。
【図2】 本発明の第2の実施例を示す要部の縦断面
図。
【図3】 本発明の第3の実施例を示すもので、(A)
は硬さ測定プローブの先端部の正面図、(B)は同縦断
面図、(C)は硬さ測定部の概略構成図。
【図4】 本発明の第4の実施例を示す要部の斜視図。
【図5】 本発明の第5の実施例を示すもので、(A)
は硬さ測定プローブの先端部を示す斜視図、(B)は硬
さ測定部の側面図。
【図6】 本発明の第6の実施例を示す硬さ測定プロー
ブの先端部の斜視図。
【図7】 他の触覚センサの第1の構成例を示すシステ
ム全体の概略構成図。
【図8】 他の触覚センサの第2の構成例を示すシステ
ム全体の概略構成図。
【図9】 他の触覚センサの第3の構成例を示すシステ
ム全体の概略構成図。
【図10】 他の触覚センサの第4の構成例を示すシス
テム全体の概略構成図。
【図11】 第4の構成例の触覚センサの使用状態を示
す概略構成図。
【図12】 (A)は他の触覚センサの第5の構成例を
示す要部の概略構成図、(B)は他の触覚センサの第6
の構成例を示す要部の概略構成図。
【符号の説明】
7…生体組織(測定対象物)、8,42…硬さ測定部、
12,48,63,75,83…圧電素子(超音波振動
発生手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬さ測定対象物に接触させる接触面を備
    えた硬さ測定部に超音波振動発生手段が設けられ、前記
    超音波振動発生手段からの超音波振動を前記接触面を介
    して硬さ測定対象物に伝達させた際の前記超音波振動発
    生手段の共振周波数変化より前記硬さ測定対象物の硬さ
    を測定する硬さ測定装置において、前記接触面からの超
    音波の進行方向と前記硬さ測定対象物の被測定面とのな
    す角度をほぼ垂直に保持する前記接触面の位置調整手段
    を前記硬さ測定部に設けたことを特徴とする硬さ測定装
    置。
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