JPH08304120A - 集中検針装置 - Google Patents

集中検針装置

Info

Publication number
JPH08304120A
JPH08304120A JP16187995A JP16187995A JPH08304120A JP H08304120 A JPH08304120 A JP H08304120A JP 16187995 A JP16187995 A JP 16187995A JP 16187995 A JP16187995 A JP 16187995A JP H08304120 A JPH08304120 A JP H08304120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meter
day
amount
usage amount
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16187995A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Furuta
浩子 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16187995A priority Critical patent/JPH08304120A/ja
Publication of JPH08304120A publication Critical patent/JPH08304120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Measured Values (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常な使用量を示すメータを検知する集中検
針装置を提供する。 【構成】 複数のメータの使用量を算出できる集中検針
装置において、一定期間の各メータ1の使用量を算出す
るためのデータを1日分の使用量を算出可能に保存する
使用量記憶ファイル41,42と、少なくともメータに
おける過去1年分の日付別の使用量を保存する日付別使
用量ファイル44と、1日分の使用量の妥当性を判定す
る基準である許容率を記憶する妥当性許容率テーブル4
7と、使用量記憶ファイルのデータから各メータの1日
分の使用量を算出し、この1日分の使用量が日付別使用
量ファイルより取り出した同月同日の1日分使用量と比
べて許容率内にあるか否かの妥当性判定を行い、許容率
範囲外にある場合、メータの異常と判定する妥当性チェ
ック処理手段33と、メータの異常と判定された場合、
その異常判定結果を出力する出力手段5,6,7とを備
えた集中検針装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル等におけるテナン
トのガス、水道、電気等の使用量を算出する集中検針装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】テナントが入っているビルでは毎月ガ
ス、水道、電気等のメータを検針し、テナントごとの使
用量を算出して、テナントから料金を回収している。し
かし、中規模以上のビルで使用しているガス、水道、電
気等のメータ数にはかなりの数があり、人手によって一
々目視検針を行うと多大な時間を要することになる。そ
こで、従来から、検針業務を自動化して管理業務の簡略
化を行うための集中検針装置が用いられている。
【0003】図12は、従来の集中検針装置を示す構成
図である。この集中検針装置は、集中検針装置本体51
と、パルス発信付メータ52と、パルス積算基板53
と、今月ファイル56と、前月ファイル57と、CRT
60と、プリンタ61とによって構成されている。
【0004】また、集中検針装置本体には、パルスカウ
ント読込処理部54と、ファイリング処理部55と、使
用量算出処理部58と、表示印字処理部59とが設けら
れている。
【0005】このような集中検針装置において、まず、
メータ52から発信されたパルスは、パルス積算基板5
3で変換され、パルス積算基板53内の各メータ52に
対応する0−4095のエンドレスカウンタ上に積算さ
れる。
【0006】パルスカウント読込処理部54は、パルス
積算基板53の各カウンタ上に積算されている各メータ
52の積算値を1時間に1回読み込み、当該データをフ
ァイリング処理部55を介して今月ファイル56の該当
日に書き込む。したがって、1日に24回読み出し書き
込みが行われることになるので、1日中読み出しが不能
にならない限りその日の読み出し書き込みが可能とな
る。
【0007】今月ファイル56および前月ファイル57
は、1日単位で1月分の全メータに対応する0−999
99のエンドレスカウンタで構成されている。図13に
示すようにパルスカウント読込処理部54によって、1
時間ごとにパルス積算基板53から読み込まれている読
み込みカウンタデータ、すなわち今回読み込みカウンタ
データと前回読み込みカウンタデータとの差分が算出さ
れる。そして、当該差分値がファイリング処理部55に
よって0−99999のエンドレスカウンタの増加分と
して今月ファイル56の対応カウンタに加算される。
【0008】また、毎月の締め日最終時刻には、月末処
理によって、今月ファイル56の内容を前月ファイル5
7に移す処理がファイリング処理部55によって行われ
る。なお、実際の締め日には、その月の31日の場合や
10日、20日である場合など様々の日が用いられてい
る。そこで、本明細書内で締め日とは、暦上の実際の日
にかかわらず月末日であることを意味し、月末処理とい
うときは、締め日から締め日の間の1カ月のデータを処
理することをいう。したがって、例えば今月ファイル5
6,前月ファイル57は締め日から締め日までを1カ月
の単位としている。
【0009】また、使用量算出処理部58は、締め日を
基準とし、今月ファイル56および前月ファイル57の
データに基づいて月間の使用量を算出する。この使用量
の算出は、(1)式の通りに行われる。
【0010】 A=(今月締め日データ)−(前月締め日データ) A>=0の場合、 月間使用量=A A< 0の場合、 月間使用量=A+100000 …(1) このようにして算出された1ヵ月間の使用量は、表示印
字処理部9によってCRT60に表示され、また、プリ
ンタ61に出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
集中検針装置を実際に運用してみると、メータ52に異
常がある場合でも、その異常を検出できずに異常なデー
タをそのまま用いて使用量を算出し、テナントに料金を
請求してしまうという問題点が生じている。
【0012】集中検針装置を用いる前は、各メータを人
間が確認していたので、メータが異常であれば、これを
発見することができたが、集中検針装置においてはメー
タそのものの異常を検出するのは困難である。
【0013】また、集中検針装置を使用するに当ってパ
ルス発信付きのメータを用いることとしたので、このよ
うな機能付加に伴う故障率の増加も考えられる。さら
に、上記した従来の集中検針装置における異常として、
集中検針装置でファイルするデータが、カウントアップ
できなかったり、異常値でファイルされていたりするこ
とがある。
【0014】この異常発生原因として、(1)メータそ
のものが異常となっているケース、(2)メータから集
中検針装置までデータを中継する装置が異常のケース、
(3)集中検針装置そのものが異常のケース等が考えら
れる。
【0015】図12で説明した従来の検針管理系におい
ては、この(2)のケースの原因となる中継装置につい
ての図示を省略しているが、実際には、メータ52と集
中検診装置51との間に多数の中継装置が入っているこ
とも多い。
【0016】このような状態で異常が発生すると、その
異常が上記(1)、(2)、(3)の何れのケースに相
当するかを判定することは難しい。特に、中継装置が集
中検診装置とは異なるメーカ製造したものであったと
き、装置間の仕様の違いなどにより、異常発見が益々困
難となる。
【0017】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、その第1の目的は、異常な使用量を示すメ
ータを検知し、その異常検知結果を出力する集中検針装
置を提供することにあり、第2の目的は、メータの示す
使用量が異常であるときに、その異常値が自己の異常に
よるものなのか、接続された他の装置によるものなのか
を容易に判定可能とする集中検針装置を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、複数のメータから出力
される使用量に関するデータを各メータ毎に保存し、こ
の保存データから一定期間の各メータの使用量を算出
し、出力する集中検針装置において、一定期間の各メー
タの使用量を算出するための各データを1日分の使用量
を算出可能に保存する使用量記憶ファイルと、少なくと
も各メータにおける過去1年分の日付別の使用量を保存
する日付別使用量ファイルと、1日分の使用量の妥当性
を判定する基準である許容率を記憶する妥当性許容率メ
モリと、使用量記憶ファイルのデータから各メータの1
日分の使用量を算出し、この1日分の使用量が日付別使
用量ファイルより取り出した同月同日の1日分使用量と
比べて許容率内にあるか否かの妥当性判定を行い、許容
率範囲外である場合、メータの異常と判定する妥当性チ
ェック処理手段と、メータの異常と判定された場合、そ
の異常判定結果を出力する出力手段とを備えた集中検針
装置である。
【0019】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、少なくとも日付別使用量フ
ァイルに保存された1日分使用量の属する各日の属性を
保存する日付別モードテーブルを備え、妥当性チェック
処理手段が、前年同月同日の属性が使用量記憶ファイル
のデータから各メータの1日分の使用量を算出した日の
属性と異なる属性である場合、算出した日と同一属性の
日の1日分使用量を日付別モードテーブルを用いて日付
別使用量ファイルから取り出し、同一属性の日の1日分
使用量を用いて前記妥当性判定を行う集中検針装置であ
る。
【0020】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応する発明において、少なくとも日付別使用量
ファイルに保存された1日分使用量の属する各日の属性
を保存する日付別モードテーブルと、少なくとも日付別
使用量ファイルに保存された1日分使用量の属する各日
の月別の季節に関する属性を保存する季節モードテーブ
ルとを備え、妥当性チェック処理手段が、前年同月同日
の属性が使用量記憶ファイルのデータから各メータの1
日分の使用量を算出した日の属性と異なる属性である場
合、算出した日と日に関して同一属性で、かつ、季節に
関する属性も同一である日の1日分使用量を日付別モー
ドテーブル及び季節モードテーブルを用いて日付別使用
量ファイルから取り出し、同一である日の1日分使用量
を用いて前記妥当性判定を行う集中検針装置である。
【0021】さらにまた、請求項4に対応する発明は、
複数のメータから直接あるいは他の機器を経由して入力
された使用量に関するデータを各メータ毎に積算して保
存し、この使用積算値を用いて一定期間の各メータの使
用量を算出し、出力する集中検針装置において、使用量
に関するデータとこれに対応する使用積算値とを一定時
間毎に保存する一定時間単位ファイルと、一定時間単位
ファイルに保存されたデータに基づき、設定された時間
間隔についての使用量に関するデータの増加量と使用積
算値の増加量とを算出する増加量算出手段と、増加量算
出手段により算出された各増加量を出力する出力手段と
を備えた集中検針装置である。
【0022】一方、請求項5に対応する発明は、請求項
4に対応する発明において、出力手段は、指定された2
つの時刻における各々の使用量に関するデータ及び対応
する使用積算値と、この2つの時刻間の使用量に関する
データの増加量及び対応する使用積算値の増加量とを指
定された複数のメータについて表示させる集中検針装置
である。
【0023】また、請求項6に対応する発明は、請求項
4に対応する発明において、使用量に関するデータの増
加量と対応する使用積算値の増加量とを比較し、両者が
一致していないときを異常とする第1の異常検出手段
と、何れかの増加量の時間変化率が予め設定された変化
率を越えているときを異常とする第2の異常検出手段
と、第1の異常検出手段によって異常検出がされたと
き、自己が異常であると判定し、第2の異常検出手段に
よって異常検出がされたとき、外部から入力される使用
量に関するデータが異常であると判定する異常判定手段
を備え、出力手段は、異常判定手段による異常判定結果
をも出力する集中検針装置である。
【0024】
【作用】したがって、まず、請求項1に対応する発明の
集中検針装置においては、使用量記憶ファイルにメータ
からの出力が保存されている。このときのメータからの
出力とは、例えばパルス発信機能付メータが発信したパ
ルスを使用量に関するカウントに変換し、積算したもの
である。この使用量記憶ファイルは、一定期間の使用
量,例えば締め日における月間使用量を算出するための
ものであるため、ファイルの大きさは2カ月分程度の日
々の使用量を記憶する程度のものである。なお、このフ
ァイルは、パルス受信当日の1日分の使用量を算出でき
るように構成されている。
【0025】次に、日付別使用量ファイルに少なくとも
過去1年分の各メータにおける1日分使用量が記憶され
ている。さらに、妥当性許容率メモリに1日分の使用量
が妥当であるか否かの許容率が保存されており、妥当性
チェック処理手段によって、当日の1日分の使用量が妥
当であるか否か、1年前の同月同日のデータと比較し、
比較結果が許容率範囲内に入っているかによって判定さ
れる。
【0026】許容率範囲外である場合には、メータその
ものが異常であると判定され、警報、メッセージ等が出
力手段により出力される。また、請求項2に対応する発
明の集中検針装置においては、請求項1に対応する発明
と同様に作用する他、日付別モードテーブルが付加さ
れ、少なくとも過去1年の日の属性、すなわち平日であ
るか、休日であるか、等の日モードが保存されている。
【0027】妥当性判定を行う際、当日の日モードと当
日の1年前同月同日の日モードとが比較され、日モード
が異なっている場合、例えば休日と平日であったような
場合、日モードが同じとなる他の日の1日分使用量との
比較、妥当性判定を行う。これは、前年の同日であって
も、日の属性、すなわち日モードが異なれば電気使用量
等が異なってくるからである。
【0028】また、請求項3に対応する発明の集中検針
装置においては、請求項2に対応する発明と同様に作用
する他、季節モードテーブルが付加され、少なくとも過
去1年の季節の属性、すなわち冬であるか、夏である
か、等の季節モードが保存されている。
【0029】妥当性判定を行う際、当日の1日分の使用
量と、当日の季節モードと同じ季節モードで、かつ同じ
日モードの日の1日分使用量とが比較され、妥当性判定
が行われる。これは、日モードが同じでも、季節が異な
れば電気使用量等が異なってくるからである。
【0030】したがって、より一層確実にメータの異常
を検出できる。さらに、請求項4に対応する発明の集中
検針装置においては、複数のメータから直接あるいは他
の機器を経由して入力された使用量に関するデータが各
メータ毎に積算して保存され、この使用積算値を用いて
一定期間の各メータの使用量を算出され、出力されてい
る。
【0031】また、一定時間単位ファイルに、使用量に
関するデータとこれに対応する使用積算値とが一定時間
毎に保存される。さらに、増加量算出手段によって、一
定時間単位ファイルに保存されたデータに基づかれて、
設定された時間間隔についての使用量に関するデータの
増加量と使用積算値の増加量とが算出される。
【0032】そして、出力手段によって、増加量算出手
段の算出した各増加量が出力される。したがって、この
検針系を管理している者は、この各増加量を見て対応す
る増加量が不一致ならば、当該検診装置が異常であると
判定することができる。それ以外に、例えば時系列の増
加量変化が不自然な場合は入力された使用量に関するデ
ータが異常であると判定することができる。
【0033】さらにまた、請求項5に対応する発明の集
中検針装置においては、請求項2に対応する発明と同様
に作用する他、出力手段は、指定された2つの時刻にお
ける各々の使用量に関するデータ及び対応する使用積算
値と、この2つの時刻間の使用量に関するデータの増加
量及び対応する使用積算値の増加量とを指定された複数
のメータについて表示させるようになっている。
【0034】したがって、あるメータについての値に異
常を発見したときは、その時刻について複数のメータに
ついて指定して上記各量を例えば印字させることによ
り、異常にかかわるメータを簡単に絞り込むことができ
る。
【0035】一方、請求項6に対応する発明は、請求項
5に対応する発明の集中検針装置においては、請求項2
に対応する発明と同様に作用する他、第1の異常検出手
段により、使用量に関するデータの増加量と対応する使
用積算値の増加量とが比較され、両者が一致していない
ときが異常とされる。
【0036】また、第2の異常検出手段により、何れか
の増加量の時間変化率が予め設定された変化率を越えて
いるときが異常とされる。そして、異常判定手段によ
り、第1の異常検出手段によって異常検出がされたと
き、自己が異常であると判定され、第2の異常検出手段
によって異常検出がされたとき、外部から入力される使
用量に関するデータが異常であると判定される。
【0037】さらに、出力手段により、異常判定手段に
よる異常判定結果が出力される。したがって、上記請求
項4に対応する発明において、検針系管理者が判定して
いた異常及び異常の特定を自動的に行うことができ、監
視労力の低減を図り、効率的な異常検出を行うことがで
きる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明に係る集中検針装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。この集中検針装置は、ガス、水道、
電気等に関するメータであってこれらのユーティリティ
の使用に応じてパルスを発信するパルス発信付メータ1
と、メータ1からのパルスを受信するパルス積算基板2
と、集中検針装置本体3と、記憶装置4と、CRT5,
プリンタ6,警報出力器7等の出力手段とによって構成
されている。
【0039】パルス積算基板2は、メータ1それぞれに
対応して0−4095のエンドレスカウンタを備えてお
り、パルス発信付メータ1からのパルスを受信すると、
パルスを使用量に対応するカウント数に変換して、対応
するエンドレスカウンタに積算する。
【0040】集中検針装置本体3は、パルスカウント読
込処理部31と、ファイリング処理部32と、妥当性チ
ェック処理部33と、使用量算出処理部34と、警報表
示印字処理部35とによって構成されている。
【0041】一方、記憶装置4内には、今月ファイル4
1と、前月ファイル42と、保存情報ファイル43と、
日付別使用量ファイル44と、日付別モードテーブル4
5と、季節モードテーブル46と、妥当性許容率メモリ
としての妥当性許容率テーブル47とが保存されてい
る。
【0042】パルスカウント読込処理部31は、パルス
積算基板2内の0−4095のエンドレスカウンタから
各メータのカウント数を1時間ごとに読み込み、前回読
み込み時のカウント数との差を求めて、読込間使用量の
算出を行う。
【0043】ファイリング処理部32は、パルスカウン
ト読込処理部31で算出された各メータ1での読込間使
用量を1時間ごとに今月ファイル41内の該当する日及
びメータのカウンタに加算する。また、締め日最終時
(24時)には、今月ファイル41の内容を前月ファイ
ル42に移す作業を行う。今月ファイル56および前月
ファイル57は、1日単位で1月分の全メータ1に対応
する0−99999のエンドレスカウンタで構成されて
いる。
【0044】また、ファイリング処理部32は、保存情
報ファイル43の内容が初期値であったとき、上記ファ
イリング処理が初回であるとみなして保存情報ファイル
43にファイリング開始に関する情報の書き込みを行
う。
【0045】図2に示すように、このとき書き込まれる
情報は、当該ファイリングの開始される年、月、日とな
る。妥当性チェック処理部33は、1日分の使用量を算
出し、この1日分の使用量が妥当であるか否かの確認
を、前年同一日同一日モード値、同一季節モード同一日
モード値もしくは過去同一日モード平均値の何れかの比
較データと妥当性許容率テーブル47に設定された許容
率とに基づいて行う。また、当該確認よりメータ異常で
あると判定された場合には、その判定結果を警報表示印
字処理部35に送出する。
【0046】妥当性チェック処理部33での1日分の使
用量の算出は、今月ファイル41の本日のデータ及び前
日のデータ、もし前日が前月にまたがっているときは、
前月ファイル42をも用いて(2)式の通りに行われ
る。
【0047】 A=(本日データ)−(前日データ) A>=0の場合、 1日分使用量=A A< 0の場合、 1日分使用量=A+100000 …(2) 図3に示すように、この妥当性の確認を行うための比較
データは、全てのパルス発信付メータ1について過去1
2カ月分の日付別使用量を保存する日付別使用量ファイ
ル44から読み出されたデータを用いて算出される。
【0048】また、妥当性チェック処理部33は、比較
データを上記前年同一日同一日モード値、同一季節モー
ド同一日モード値もしくは過去同一日モード平均値の何
れかにするかの判断を保存情報ファイル43と日付別モ
ードテーブル45と季節モードテーブル46の内容に基
づいて行う。
【0049】図4に示すように、日付別モードテーブル
45は、過去12カ月分及び未来12カ月分の各月各日
がどのような日であるかについての日の属性、すなわち
日モード、例えば1が平日モード、2が休日モード、3
がイベント日モードを記憶している。
【0050】図5に示すように、季節モードテーブル4
6は、例えば冬、中間、夏に別けて季節に関する属性と
しての季節モードを設定している。図6に示すように、
さらに、妥当性確認のための許容率が、妥当性許容率テ
ーブル47内に1−99%で各パルス発信付メータ1毎
に設定されている。
【0051】使用量算出処理部34は、毎日最終時刻
(24時)にその日の1日分使用量を算出し、日付別使
用量ファイル44に日付別使用量を加えることにより更
新すると共に、締め日最終時刻(24時)に月間の使用
量算出して、その結果を警報表示印字処理部35に送出
する。
【0052】月間使用量の算出方法は、従来例で説明し
たものと同様であるので、ここではその説明を省略す
る。警報表示印字処理部35は、使用量算出処理部34
に入力された締め日間の月間使用量をCRT5に表示
し、また、プリンタ6に出力する。また、妥当性チェッ
ク処理部33からメータ異常であるとの判定結果を受け
ると、警報出力器7を介して警報及びメッセージを出力
する。
【0053】なお、使用量記憶ファイルは、例えば今月
ファイル41及び前月ファイル42である。次に、以上
のように構成された本実施例の集中検針装置の動作につ
いて、図7の流れ図に沿って説明する。
【0054】まず、パルスカウント読込処理部31によ
って、パルス積算基板2の0−4095エンドレスカウ
ンタ内におさめられたカウンタ値が読み込まれ、各メー
タ1の使用量の差分値が算出される(ST1)。
【0055】算出された差分値は、ファイリング処理部
32によって今月ファイル41内の該当日メータの値に
加算される(ST2)。このとき、保存情報ファイル4
3の内容が確認され(ST3)、その内容が初期値であ
れば、そのときの年月日がファイリングの開始日として
保存情報ファイル43に書き込まれる(ST4)。一
方、保存情報ファイル43の内容が初期値でなければ
(ST3)、ステップST5に進む。
【0056】次に、行われている当該ファイリング処理
が、その日の最終時刻すなわち24時の処理でなければ
(ST5)終了し、1時間後に次の一連の処理をステッ
プST1から再開する。24時の処理であれば(ST
5)、妥当性チェック処理部33にてその日の1日分の
使用量が算出される(ST6)。
【0057】1日分使用量算出後、妥当性チェック処理
部33によって、保存情報ファイル43が確認され、デ
ータのファイリング開始年月日が1年以上前であって、
同日のデータが保存されていれば、ステップST8に進
む。
【0058】一方、前年の同月同日のデータが保存され
ていなければ前年の同時期データが無いわけであるか
ら、ステップST11に進み、日付別モードテーブル4
5を用い、日付別使用量ファイル44から過去最近5日
分の同一の日モードのデータの平均値を比較データとし
て取得する。
【0059】ステップST8においては、日付別モード
テーブル45によって、1年前の同日が同一日モードで
あるかを確認し、同一日モードであれば、前年の同一日
のデータを比較データとして取得する(ST9)。ま
た、同一日モードでなければ、季節モードテーブル46
を使用して、同一季節モードに属する月のデータのう
ち、前年の同一年月日に一番近い同一日モードのデータ
を比較データとして確保する(ST10)。
【0060】比較データが取得された後、妥当性チェッ
ク処理部33にて、本日の1日分使用量が妥当であるか
否かのチェックが行われる。妥当性の確認は(3)式の
比較式を用いて行われる(ST12)。
【0061】 S=(ABS(本日の1日分使用量−比較データ)×10)/比較データ S<=許容量 の場合、 メータ正常 S> 許容量 の場合、 メータ異常 …(3) 1日分の使用量が妥当でなく、メータが異常であると判
定されると(ST12)、警報表示印字処理部35は、
警報出力器7に対して警報を出力させ、CRT10、プ
リンタ11にメッセージを出力させる(ST13)。
【0062】1日分の使用量が妥当であった場合、もし
くは警報出力後、当該日が締め日であるか否か判定され
(ST14)、締め日でなければステップST17に進
み、締め日であれば、使用量算出処理部34にて従来例
で説明したの同様に1カ月分の使用量が算出され(ST
15)、CRT10及びプリンタ11に使用量が出力さ
れる(ST16)。
【0063】さらに、使用量算出処理部34は、その日
の1日分使用量を算出し、日付別使用量ファイル44を
更新する(ST17)。上述したように、本実施例によ
る集中検針装置は、妥当性チェック処理部33と今月,
前月ファイル41,42と日付別使用量ファイル44と
妥当性許容率テーブル47とを設け、1日分の使用量を
算出した当日と1年前の同月同日の1日分使用量を比較
し、許容率範囲内に入っているか否かで、メータ出力の
妥当性を判定するようにしたので、メータ自身に異常を
きたし、また故障しているときこれを検出することがで
きる。
【0064】また、前年の同時期のデータと比較するの
で、信頼性の高い妥当性判定を行うことができる。ま
た、各メータごとに毎日チェックを行うので、メータの
異常をいち早くメータごとに発見することができる。
【0065】さらに、本実施例による集中検針装置は、
日付別モードテーブル45を設け、日についての属性、
すなわち日モードが同じ場合で比較できるようにしたの
で、より信頼性の高い妥当性判定を行うことができる。
【0066】例えば、電気の使用量は、休日、平日のみ
ならず、何等かのイベントがある日により使用量がかな
り異なるが、本実施例の発明により、これらの格差を補
正することができる。
【0067】さらにまた、本実施例による集中検針装置
は、季節モードテーブル46を設け、季節についての属
性、すなわち季節モードが同じ場合で比較できるように
したので、より一層信頼性の高い妥当性判定を行うこと
ができる。
【0068】例えば、電気,水道の使用量は、季節によ
り使用量がかなり異なるが、本実施例の発明により、こ
れらの格差を補正することができる。図8は本発明に係
る集中検針装置の他の実施例の構成を示すブロック図で
あり、図1と同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0069】この集中検針装置は、パルス発信付きメー
タ1と、集中検針装置本体3´と、記憶装置4´と、C
RT5と、プリンタ6と、端末装置8とによって構成さ
れている。また、パルス発信付きメータ1とパルス積算
基板2との間には図示しない中継装置が複数設けられて
おり、本実施例では、パルス積算基板2を中継装置の一
部とみなしている。
【0070】パルス発信付きメータ1と、パルス積算基
板2と、CRT5と、プリンタ6とは、それぞれ先の実
施例と同様に構成されている。集中検針装置本体3´
は、パルスカウント読込処理部31と、ファイリング処
理部32´と、使用量算出処理部34´と、表示印字処
理部35´と、メンテナンス処理部36とによって構成
されている。ここで、パルスカウント読込処理部31は
先の実施例と同様に構成されている。
【0071】記憶装置4´内には、今月ファイル41
と、前月ファイル42、一定時間単位ファイルとしての
1時間単位ファイル48とが保存されており、今月ファ
イル41及び、前月ファイル42は、先の実施例と同様
に日及びメータ毎の0−99999のエンドレスカウン
タで構成されている。
【0072】ファイリング処理部32´は、パルスカウ
ント読込処理部31で算出された各メータ1での使用量
を1時間ごとに、今月ファイル41の該当する日及びメ
ータのカウンタに加算する。また、締め日最終時刻には
今月ファイル41の内容を前月ファイル42に移す作業
を行う。
【0073】また、ファイリング処理部32´は、パル
スカウント読込処理部31で読み込んだパルス積算基板
2からの0−4095のエンドレスカウンタの値と、使
用量を加算している今月データファイル41内の0−9
9999のエンドレスカウンタの値と、ファイリング
月、日、時とを、1時間単位ファイル48へ、1時間毎
に保存する。
【0074】図9に示すように、1時間単位ファイル4
8は、上記月日時の情報、0−4095カウンタのカウ
ント値、0−99999カウンタからのカウント値を1
時間毎に2カ月分記憶する。
【0075】使用量算出処理34´では、締め日をもと
に、今月ファイルと前月ファイルを使用して使用量を算
出する。使用量の算出は上述した(1)式で行う。表示
印字処理部35´は、算出されたこの月間使用量をCR
T5又はプリンタ6に出力する。
【0076】メンテナンス処理部36は、異常検出部3
7を備えており、端末装置8からの作表指示を受ける
と、指示された作表パターンで1時間単位ファイル48
に基づくデータを、端末装置8の図示しない印字装置に
印字する。
【0077】また、異常検出部37は、1時間単位ファ
イル48のパルス積算基板2からの0−4095の読込
カウンタの指定時間間隔ごとのパルスカウント増加量
と、今月ファイル41の0−99999のエンドレスカ
ウンタの指定時間間隔ごとの積算値増加量とを算出す
る。これらの指定間隔ごとのパルスカウント増加量と積
算値増加量とは、基本的に一致しているが、異なる場合
には、異常として検出する。
【0078】また、本実施例においては、上記作表パタ
ーンとして2つのパターンが用意されている。図10
(a),(b)は、それぞれメンテナンス処理部36に
よる作表パターンを示す図である。
【0079】図10(a)に示す作表パターン1では、
あるメータについて、月、日、時ごとに、パルス積算基
板2からの0−4095の読込パルスカウンタの値、及
び、今月ファイル41からの0−99999のエンドレ
スカウンタの値を印字し、さらに、異常検出部37が算
出した各増加量と異常検出結果をも上記カウンタ値と共
に印字する。
【0080】つまり、これは、端末装置8からメータN
O、開始月日時、終了月日時、印字間隔を指定して、当
該端末装置8の印字装置上に印字した指定メータの情報
作表となっている。印字間隔には、×時間、または、×
日を指示することにより、開始月日時から、×時間また
は×日間隔で上記各カウント値及び指定間隔ごとの各増
加量を印字する。また、異常検出時には、異常有無の欄
に○を印字し、異常発生時刻が容易にわかるようにして
いる。
【0081】一方、図10(b)に示す作表パターン2
では、ある1時間単位ファイル48に保存されているあ
る2時刻について、各メータごとに、当該2時刻それぞ
れの0−4095の読込パルスカウンタのパルスカウン
ト値、及び、0−99999のエンドレスカウンタの積
算値を印字し、さらに、異常検出部37が算出した当該
2時刻間のパルスカウント増加量及び積算値増加量をも
上記カウンタ値と共に印字する。
【0082】つまり、これは、端末装置8から、出力す
るメータNOの範囲、月日時2時刻の指定して、当該端
末装置8の印字装置上に印字した指定2時刻分の情報作
表となっている。
【0083】なお、異常検出手段37は、増加量算出手
段の一例を構成しており、異常検出手段37と端末装置
8の印字装置とは、出力手段の一例を構成している。次
に、以上のように構成された本実施例の集中検針装置の
動作について、説明する。
【0084】この集中検針装置では、メータ検査者もし
くは検針系管理者による端末装置8への条件入力がされ
ることにより、1時間単位ファイル48内の情報等が印
字される。
【0085】このとき、定期的な検査時における条件入
力、もしくは予め設定された条件に基づいて、図10
(a),(b)に示す作表パターンの印字が端末装置8
の印字装置からなされている。
【0086】メータ検査者もしくは検針系管理者は、こ
れらの印字を見て、検針管理系に異常があるか否かを判
定する。例えば作表パターン1で、あるメータについて
時系列でパルスカウント値、積算値、パルスカウント増
加量、積算増加量を確認すれば、集中検針装置が正常に
稼動しているか、集中検針装置に取り込むパルスカウン
ト値が異常かを判定することができる。
【0087】つまり、異常については従来技術で述べた
ように、(1)メータそのものが異常となっているケー
ス、(2)メータから集中検針装置までデータを中継す
る装置が異常のケース、(3)集中検針装置そのものが
異常のケース、に大別されるが、以下に説明するように
本実施例の装置によれば異常が(1),(2)のケース
であるか(3)のケースであるかを判別することができ
る。
【0088】次に、図11の作表パターンの表示例を示
す図を用い、異常判定について具体的に説明する。図1
1(a)に示す作表パターン1の表示例1は、あるメー
タについて、1時間毎に2月10日11時から、17時
までを印字した例である。各増加量の通常的な量に対
し、14時、15時の使用量が異常に多いことがわか
る。パルスカウント値が、14時に急に0になった後、
15時に元のカウント値にもどっている。
【0089】これにより、集中検針装置本体3´は正常
に動作しているが、集中検針装置本体3´に取り込まれ
るパルスカウント値が異常であることがわかる。そのた
め、パルス積算基板2、または、パルス積算基板2から
パルス発信付きメータ1にかけての図示しない中継装置
を含む何れかの装置に異常があることがわかる。
【0090】すなわち、この場合は、上記(1)もしく
は(2)のケースである。図11(b)に示す作表パタ
ーン1の表示例2は、あるメータについて、1時間毎に
3月01日15時から、21時までを印字した例であ
る。18時の増加量において、パルスカウント増加量と
積算値増加量が一致していない。これにより、18時に
何らかの原因で集中検針装置本体3´に異常が発生し正
常にファイリング処理が行えなかったものと考えられ
る。
【0091】すなわち、この場合は、上記(3)のケー
スである。ここで、図11(a),(b)の場合では、
作表により異常の月日時が判明するので、その時間帯付
近で他のメータのデータがどのようにファイルされてい
るかを印字させる。つまり、図10(b)で示す作表パ
ターン2により、時刻指定して、全メータの情報を印字
させれば、異常となっているのが、当該1つのメータに
ついてだけなのか、他のメータについても異常なのかを
することが判定できる。
【0092】上述したように、本実施例による集中検針
装置は、ファイリング処理部32´と、メンテナンス処
理部36と、1時間単位ファイル48と、今月、前月フ
ァイル41、42と端末装置8とを設け、メータ別の情
報作表を印字できるようにしたので、時系列でパルスカ
ウント値、積算値、パルスカウント増加量、積算増加量
を確認して、集中検針装置本体3´が正常に稼動し、集
中検針装置本体3´に取り込まれるパルスカウント値が
異常であるのか、集中検針装置本体3´自体が異常であ
るのかを容易に判定することができる。
【0093】したがって、異常な使用量を示すメータに
ついて、その異常検知結果を出力する集中検針装置を提
供することができる。また、指定する2つの月日時のデ
ータを指定メータ数分ほど印字させることができるの
で、予め異常となった時刻を図10(a)の作表パター
ン1で検出した後、他のメータについても異常であるの
か、1つのメータについてだけがおかしいのかを絞り込
むことができる。したがって、異常な増加量となった月
日時及び異常箇所を絞り込むことができる。
【0094】本発明の集中検針装置では、パルス積算基
板2を使用しているが、例えばここに他のコントローラ
を設置しパルスを積算させる処理を行う場合もある。こ
の場合、本発明を当該他のコントローラにも当てはめれ
ば、異常となっている箇所を検出することができる。
【0095】また、本実施例の集中検針装置において
は、端末装置8から各情報を印字させるようにしたが、
出力手段は印字装置に限られることなく、例えばCRT
を用いた表示装置等であってもよい。
【0096】なお、本実施例の集中検針装置において
は、端末装置8からの印字後に検針系管理者が印字結果
から異常を判定するようにしたが、本発明は、これに限
られることなく、異常検出部37に異常判定用のしきい
値を設定して、図11(a)のケースでも自動的な異常
判定を行うようにすることができる。
【0097】このとき、異常判定用のしきい値は、パル
スカウント増加量もしくは積算増加量の時間変化率と
し、これらの何れかの増加量の時間変化率が設定された
しきい値を越えると異常が発生したと判定する。
【0098】また、図11(b)で示す異常の場合、す
なわちパルスカウント増加量と積算増加量との不一致の
場合は、上述したように異常判定部37により異常判定
可能である。
【0099】そこで、集中検針装置のメンテナンス処理
部36に、図示しない定期的検査判定部を設け、これに
より端末装置8からの印字要求を待つことなく定期的に
一時間単位ファイル48を読み出させるようにする。さ
らに、定期的検査判定部は、異常判定部37に異常判定
を行わせて、異常が検出されたときには、上記した何れ
の異常であるかにより、自己の異常か外部からの入力デ
ータの異常かを判定し、その異常結果を出力する。
【0100】このようにすれは、自動的な異常検出及び
異常位置が当該集中検診装置本体3´であるか否かの判
定が可能となる。したがって、上記各効果に加え、検針
系管理者に対する監視負担が大幅に低減され、また、よ
り一層効率的な異常監視を行うことができる。
【0101】なお、この場合において、異常判定部37
は、第1の異常検出手段及び第2の異常検出手段の一例
を構成しており、メンテナンス処理部36内の図示しな
い定期的検査判定部は、異常判定手段の一例を構成して
いる。また、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変形が可能である。
【0102】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、メ
ータの使用量を同一時期の過去の使用量と比較照合して
いるので、異常な使用量を示すメータを検知し、その異
常検知結果を出力する集中検針装置を提供することがで
きる。
【0103】また、1時間単位ファイル内の情報に基づ
くカウンタ増加量と積算増加量を比較することで、メー
タの示す使用量が異常であるときに、その異常値が自己
の異常によるものなのか、接続された他の装置によるも
のなのかを容易に判定可能とする集中検針装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集中検針装置の一実施例の構成を
示すブロック図。
【図2】同実施例における保存情報ファイルを示す図。
【図3】同実施例における日付別使用量ファイルを示す
図。
【図4】同実施例における日付別モードテーブルを示す
図。
【図5】同実施例における季節モードテーブルを示す
図。
【図6】同実施例における妥当性許容率テーブルを示す
図。
【図7】同実施例に係る集中検針装置の動作を示す流れ
図。
【図8】本発明に係る集中検針装置の他の実施例の構成
を示すブロック図。
【図9】同実施例における1時間単位ファイルを示す
図。
【図10】同実施例におけるメンテナンス処理部による
作表パターンを示す図。
【図11】同実施例における作表パターンの表示例を示
す図。
【図12】従来の集中検針装置の構成を示すブロック
図。
【図13】同集中検針装置における使用量算出、今月前
月ファイルの説明図。
【符号の説明】 1…パルス発信付メータ、2…パルス積算基板、3,3
´…集中検針装置本体、31…パルスカウント読込処理
部、32,32´…ファイリング処理部、33…妥当性
チェック処理部、34,34´…使用量算出処理部、3
5…警報表示印字処理部、35´…表示印字処理部、3
6…メンテナンス処理部、37…異常検出部、4,4´
…記憶装置、41…今月ファイル、42…前月ファイ
ル、43…保存情報ファイル、44…日付別使用量ファ
イル、45…日付別モードテーブル、46…季節モード
テーブル、47…妥当性許容率テーブル、48…1時間
単位ファイル、5…CRT、6…プリンタ、7…警報出
力器、8…端末装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメータから出力される使用量に関
    するデータを各メータ毎に保存し、この保存データから
    一定期間の各メータの使用量を算出し、出力する集中検
    針装置において、 前記一定期間の各メータの使用量を算出するための前記
    各データを1日分の使用量を算出可能に保存する使用量
    記憶ファイルと、 少なくとも各メータにおける過去1年分の日付別の使用
    量を保存する日付別使用量ファイルと、 前記1日分の使用量の妥当性を判定する基準である許容
    率を記憶する妥当性許容率メモリと、 前記使用量記憶ファイルのデータから各メータの1日分
    の使用量を算出し、この1日分の使用量が前記日付別使
    用量ファイルより取り出した前年同月同日の1日分使用
    量と比べて前記許容率内にあるか否かの妥当性判定を行
    い、前記許容率範囲外である場合、メータの異常と判定
    する妥当性チェック処理手段と、 メータの異常と判定された場合、その異常判定結果を出
    力する出力手段とを備えたことを特徴とする集中検針装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の集中検針装置において、 少なくとも前記日付別使用量ファイルに保存された1日
    分使用量の属する各日の属性を保存する日付別モードテ
    ーブルを備え、 前記妥当性チェック処理手段は、前記前年同月同日の属
    性が前記使用量記憶ファイルのデータから各メータの1
    日分の使用量を算出した日の属性と異なる属性である場
    合、前記算出した日と同一属性の日の1日分使用量を前
    記日付別モードテーブルを用いて前記日付別使用量ファ
    イルから取り出し、前記同一属性の日の1日分使用量を
    用いて前記妥当性判定を行うことを特徴とする集中検針
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の集中検針装置において、 少なくとも前記日付別使用量ファイルに保存された1日
    分使用量の属する各日の属性を保存する日付別モードテ
    ーブルと、 少なくとも前記日付別使用量ファイルに保存された1日
    分使用量の属する各日の月別の季節に関する属性を保存
    する季節モードテーブルとを備え、 前記妥当性チェック処理手段は、前記前年同月同日の属
    性が前記使用量記憶ファイルのデータから各メータの1
    日分の使用量を算出した日の属性と異なる属性である場
    合、前記算出した日と日に関して同一属性で、かつ、季
    節に関する属性も同一である日の1日分使用量を前記日
    付別モードテーブル及び季節モードテーブルを用いて前
    記日付別使用量ファイルから取り出し、前記同一である
    日の1日分使用量を用いて前記妥当性判定を行うことを
    特徴とする集中検針装置。
  4. 【請求項4】 複数のメータから直接あるいは他の機器
    を経由して入力された使用量に関するデータを各メータ
    毎に積算して保存し、この使用積算値を用いて一定期間
    の各メータの使用量を算出し、出力する集中検針装置に
    おいて、 前記使用量に関するデータとこれに対応する前記使用積
    算値とを一定時間毎に保存する一定時間単位ファイル
    と、 前記一定時間単位ファイルに保存されたデータに基づ
    き、設定された時間間隔についての前記使用量に関する
    データの増加量と前記使用積算値の増加量とを算出する
    増加量算出手段と、 前記増加量算出手段により算出された各増加量を出力す
    る出力手段とを備えたことを特徴とする集中検針装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の集中検針装置において、 前記出力手段は、指定された2つの時刻における各々の
    前記使用量に関するデータ及び対応する前記使用積算値
    と、この2つの時刻間の前記使用量に関するデータの増
    加量及び対応する前記使用積算値の増加量とを指定され
    た複数のメータについて表示させることを特徴とする集
    中検針装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の集中検針装置において、 前記使用量に関するデータの増加量と対応する前記使用
    積算値の増加量とを比較し、両者が一致していないとき
    を異常とする第1の異常検出手段と、 前記何れかの増加量の時間変化率が予め設定された変化
    率を越えているときを異常とする第2の異常検出手段
    と、 前記第1の異常検出手段によって異常検出がされたと
    き、自己が異常であると判定し、前記第2の異常検出手
    段によって異常検出がされたとき、外部から入力される
    前記使用量に関するデータが異常であると判定する異常
    判定手段を備え、前記出力手段は、前記異常判定手段に
    よる異常判定結果をも出力することを特徴とする集中検
    針装置。
JP16187995A 1995-03-09 1995-06-28 集中検針装置 Pending JPH08304120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16187995A JPH08304120A (ja) 1995-03-09 1995-06-28 集中検針装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-49660 1995-03-09
JP4966095 1995-03-09
JP16187995A JPH08304120A (ja) 1995-03-09 1995-06-28 集中検針装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08304120A true JPH08304120A (ja) 1996-11-22

Family

ID=26390073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16187995A Pending JPH08304120A (ja) 1995-03-09 1995-06-28 集中検針装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08304120A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151706A (ja) * 1997-08-07 1999-02-26 Yokogawa Electric Corp データ収集監視システム
US6816811B2 (en) * 2001-06-21 2004-11-09 Johnson Controls Technology Company Method of intelligent data analysis to detect abnormal use of utilities in buildings
JP2011039866A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd メータ値照合装置
JP2016103133A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 計量メータの状態変化検出装置及びプログラム
JP2017049142A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 計量メータの状態変化検出装置及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151706A (ja) * 1997-08-07 1999-02-26 Yokogawa Electric Corp データ収集監視システム
US6816811B2 (en) * 2001-06-21 2004-11-09 Johnson Controls Technology Company Method of intelligent data analysis to detect abnormal use of utilities in buildings
JP2011039866A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd メータ値照合装置
JP2016103133A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 計量メータの状態変化検出装置及びプログラム
JP2017049142A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 計量メータの状態変化検出装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4703325A (en) Remote subsystem
CN111259334B (zh) 一种工业企业大用户用水异常监测预警方法
US8620885B1 (en) Systems, methods and software for adjusting read data from utility meters
MXPA06008679A (es) Sistemas, metodos y aparatos para reportar condiciones transitorias en un medidor desatendido.
JPH08304120A (ja) 集中検針装置
JP2004206611A (ja) バックアップシステム
US20200183376A1 (en) Conducting a maintenance activity on an asset
US20110071951A1 (en) System and method for monitoring occupency of a rental property
JP2003333200A (ja) 前払い式のガス残量管理システム及びガスメータ
CN106709059B (zh) 基于计量自动化系统的终端在线率指标的监控方法及装置
JPH06273200A (ja) ビル管理システム
CN113722557B (zh) 一种燃气供销差的确定方法及装置
JP2000088624A (ja) ガス集中管理システムにおける有効期限管理方法並びに有効期限管理システム及び有効期限管理装置
JP2007199911A (ja) 勤務時間管理支援システム
JP2003288655A (ja) 異常監視システム
CN113761010B (zh) 一种调表车判断方法、装置和电子设备
JPH07306878A (ja) 料金計算チェック方式
JPH0769995B2 (ja) 水の使用状況から居住者の生活異変を判断するシステム
JP2020057205A (ja) データ管理システム
JPH11142212A (ja) 流量計
US20020062221A1 (en) Distribution and notification system and method for filter replacement cartridges
JP2020056682A (ja) データ管理システム
JPH09211030A (ja) 自動検針システム
JP2003122865A (ja) 保守料金算出装置及び保守料金算出方法
JP2780926B2 (ja) テナントビル用ライフライン計量システム